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さとなおの行った店リスト 東京
すべダラ:すべてをだら〜っと表示します:現在1002店
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| 鮨 |
銀座鮨処マルイ(銀座)
東京都中央区銀座2-12-10 藤ビル1F/03-3546-1701/11.30〜14/17〜22(土曜は〜20.30)/日祝・第3土休/6000円〜
鮨。丸の中に伊でマルイ。格安に新鮮なタネを握る良心的な店。ただ、ちょっと当たり外れがあるという印象だった(相当格安だから仕方がないけど)。もちろんおいしいのもあったが、全体に脂が乗っているネタを重視している模様。若者にはいいと思うが、少し年輩になると厳しいかもしれない。ただ、鮮度はいいので、鮮度重視の鮨が好きな方にはなかなかいい店だと思う。お客さんはよく入っていて人気は高い。土曜の夜はすべてのネタを一貫150円で食べられるらしい。それを狙って行くのは楽しいと思う。00年3月。
ととや(銀座)
東京都中央区銀座3-11-7/03-3543-3324
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
すきやばし次郎(銀座)
東京都中央区銀座4-2-15 塚本素山ビルB1F/03-3535-3600
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
やまいち(銀座)
東京都中央区銀座4-3-12伊藤ビル1F/03-5159-1122/日休
鮨。2005年12月開店した新しい店。茨城で鮨屋をやっていたご主人が銀座に「人生最後の勝負に来た」そうだ。銀座のド真ん中によくぞ。ただそんなに肩に力が入った感じではなく温厚でやわらかいご主人(50代か)。よくしゃべる。昔ながらの古い仕事を丁寧にやっていると聞いて伺ったが、鮨自体は「銀座では厳しいかも」という印象。様々な仕事がしてあり、煎り酒やら黒酢ヅケやら雪ヅケやらの工夫も多い。素材もなかなか。酢飯小さくタネ細長めの繊細な握りでバランスも悪くないが、いかんせん印象に残らないのが残念。そのひと手間の効果が見えにくい感じ。あ、それと訪問当日は煮切りがしょっぱすぎた。また、予約客の来店に合わせて仕事をし飯を炊くようで、途中酢飯が足りなくなったりもした。その際、客に甘えた。茨城ではそれでも通じるだろうが、銀座だと真剣な接待もあるし厳しい客も多いので気をつけた方がいいと思う。
雰囲気はよい。隠れ家のような外観、清潔な店内、タネ箱、檜のカウンター。でも立地と内装もあってか握りの質に比べてかなり高額。20000円以上は確実にかかる。自腹には向かない店。06年11月。
ほかけ(銀座)
東京都中央区銀座4-7-13/03-3564-2491/12〜14/17〜21/日祝休/15000円〜
鮨。銀座のど真ん中にして昔風木造一軒家。白い暖簾がすらりとかかる佇まいはこのまま長く保存してほしいくらい。激賞する方も多い老舗鮨屋で、雰囲気も気遣いも、江戸古式としての大ぶりな握りもそれぞれなかなかいいのであるが(コハダが特に良かった)、ボクにはちょっとタネと酢飯のバランスが悪い印象。大ぶりなのはいいが、酢飯がタネに対抗できず口の中にタネだけ残ってしまうことが多い。ボクの好みから言うとタネが勝ちすぎかなぁ。お好みでお願いしたが(お決まりだとテーブル席に通されてしまう。カウンターに座るならお好みを)、出てくる速度も目一杯速く、追い立てられるように食べて数十分で退散。これも江戸古式と言えば江戸古式。でもお酒すらまだ飲み切れていない(笑)。入店するのに勇気がいるが店自体はいたって気楽。若者向きの店ではないが、ある程度歳をとったら通ってみたい店でもある。05年6月。
二葉鮨(銀座)
東京都中央区銀座4-10-13/03-3541-5344/日祝休/8000円〜
鮨。明治初期から五代にわたって続く老舗。玄関左手に屋台鮨として使用した出窓を残す(かつて鮨は屋台で立ち食いが普通だった。その歴史が垣間見れる)、木造一軒家。その文化財のような外観にびびってなかなか入店できなかったが、思い切って入ってみるとわりと気楽で下町ちっくな落ち着ける鮨屋だった。店内は歌舞伎の舞台を意識した天井高い造り。おばあちゃんがレジ横に陣取り雰囲気抜群。つけ台も円形で独特。握りはどれも「絶品!」と唸る力強さはないものの、実に誠実で正当な江戸前。五代目ご主人はまだ若いのだが、ずいぶん落ち着いた鮨を握る。コハダ、白身などとても良い。ちょっと大きめだが、シャリとのバランスがいい握りだ。古びた内装を見回しながらゆっくり鮨をつまむと昭和、いや明治や江戸に戻ったかのよう。似たようなインテリアの鮨屋が多い中、貴重な雰囲気を醸し出している。ただし銀座なのでそれなりの値段。外観や雰囲気から考えると外国人のお客さんとかを連れて行く店のトップ候補である。銀座三原橋近く。02年9月。04年12月。その他再訪数回。
加納(銀座)
東京都中央区銀座5-4-15エフローレビル4F/03-3571-6081/20000円〜
鮨。銀座ホテル日航の近くから日動画廊の裏手(ソニービルとエルメスの間を入って20m程行った左側)に移転してきたらしい。銀座の同伴客や接待客に焦点を当てている鮨屋のようで、ボクには少し居心地悪かった。自腹で食べに行くのはあまりオススメできないかもしれない。
当日おまかせでお願いしたが、最初に数品出てくるつまみは実に美味だった。日本酒に合わせると特にチカラを発揮する料理が多く、からすみとこのわたを和えたものや塩辛などおいしい。が、握りに入るとその勢いが止まる。どってりした姿の握りで酢飯とのバランスもあまりよくなく、極私的にはあまり好みの方向性ではなかった。わりとやわらかく酢も弱め。タネはいいのだろうが活かしきれていない。サービスは接待族が喜ぶ感じだが、ボクにはあまり合わなかった。お酒は一種類だけらしいが銘柄を聞くと「なんだっけ?白鶴かな?」と答える。店を出るときお客の荷物を二度間違えたり、お酒やお茶への目配りもいまひとつだったり。ひとり2万以上する店としてはもうちょっと改善してほしいと残念に思った。04年11月。
からく(銀座)
東京都中央区銀座5-6-16 西五番館ビルB1F/03-3571-2250/12〜14/17〜23/無休/15000円〜
鮨。前は「加羅久」と書いていたが、近くの地下に移転してひらがなのみになった模様。「なか田」そして「奈可久」からの分かれのようである。氷柱のまわりにネタを並べるところに「なか田」系の流れを感じさせる。握りも大振りで「なか田」流。だが「なか田」より繊細な握りかもしれない。つまみをいただきながら握りに移行する楽しみ方がここではいいと思う。ただ、酢飯とタネの温度差が違和感を呼ぶ握りもあって惜しかった。ボクは「なか田」より好きだけど、これは好みだろう。96年9月。
新富寿し(銀座)
東京都中央区銀座5-9-17/03-3571-3456/11.30〜21/無休/8000円〜
鮨。安心できる味。老舗っぽい雰囲気も良い、上品な店である。20代に「こういう店を知っておくと箔がつく」と粋がって数度食べに行ったが、その頃は素晴らしいと思ったものの、30代後半や40代になってからの再訪ではまだ満足に至っていない。好きなタイプではあるのだが、値段のわりに普通かも。握りは小振りで固め。安定感は抜群だが打率が高いわけではない。くつろいでゆっくり食べていると意外と高くつくので注意も必要。昼から夜までぶっ続けでやっているのは助かる。というか鮨とはもともとそういうものかもしれない。歌舞伎役者などにもよく会う。90年9月初訪問。95年11月など再訪数回。
鮨好(銀座)
東京都中央区銀座5-12-8本州製紙ビルB1F
鮨。銀座で安く鮨を食おうと思ったらなかなかいいと思う。大衆的だがまともな鮨を出す。ヅケなんかも出してくれるし。ちょっとロケーションが「銀座の場末」って感じだけど。95年6月。※閉店。メールによる情報では、「鮨好」は廃業して「喜楽鮨」と合体したようだ。「喜楽鮨」は「鮨好」値段では食べられない高級鮨。97年10月。
寿司幸本店(銀座)
東京都中央区銀座6-3-8/03-3571-1968/11.30〜22.30/無休/18000円〜
鮨。明治18年開店、創業100年の老舗。 安政ニ年に木挽町に創業した大老舗「美寿志」(現在は銀座「美寿思」)の流れをくむらしい。「美寿思」もすしとワインを合わせることで有名だが、この店もワインブーム時にそのことで有名になり、いまではワイン好きもずいぶんカウンターに陣取っている。職人さんが多いのでどの人の前に座るかでずいぶん出来が違うとは思うが、ボクはたまたま店主の杉山氏の真ん前に座れた(杉山氏は2階で握る)。よく工夫されたつまみは洗練され、有機白ワインによく合った。握りに入るとリズムよく握る杉山氏のペースに巻き込まれ、どんどん行ってしまう。小振りで上品な握りは特に印象強いタイプではないが、とても安定している。失礼を承知で言うなら、会話を邪魔しない謙虚な味かも。でもインパクト強い美味もいいけど、本当の洗練はこういうところにあるのかもと思わせてくれる。
店内は有名な高級店とは思えない庶民的な造り。入り口に座っているおばあさんの感じとか、テレビがついていたりする感じとか、かなーりカジュアル。高級店だと緊張して入った方は拍子抜けだろうが、一方でとてもうれしくもある。サービスは親切。丸ビルに店を出してしまい、今後どう変わるかちょと不安。お土産用のばらちらしは名物。とてもうまい。03年6月。
きよ田(銀座)
東京都中央区銀座6-3-15
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
青木(銀座)
東京都中央区銀座6-7-4 タカハシビル2F/03-3289-1044/12〜14/17〜21/日休/20000円〜
鮨。先代のあとを急についだ現大将がプレッシャーにもうるさ方にも負けず、立派に銀座の真ん中でがんばっている。全体にとてもうまいと思う。最初に少し切ってもらったが、食感が違ったものを順に出してくる演出でどれも満足な味。珍味「アワビの歯」など特に忘れがたい味である。握りはどれもしっかり仕事がしてあるもので、シャリとのバランスが非常によい。まだ若いご主人だが、真面目な性格がよく握りに反映されていて気持ちがよい。まぁでも自腹族にはなかなかつらい値付けなので注意。適当に切ってもらって適当に握ってもらったりするとふたりで5万は軽く越えてしまう。すっと伸びたカウンター。清潔で無駄のない空間。気持ちのいい店であるので、お金に余裕があれば通いたいと思わせる。サービスはとても良い。00年5月。
なか田(銀座)
東京都中央区銀座6-7-19 ミクニ銀座ビル5F/03-3571-0063/12〜14.30/17〜21.30(祝日は夜のみ)/日休/15000円〜
鮨。銀座の名店として名高い。大振りの握りで酢飯は適温。口の中でほろりとほぐれるおいしい鮨だと思うが、個人的には値段のわりに満足度が低かった。相性の問題だろう。ちなみに15時頃ひとりで入ったことがある(まだ昼からぶっ続けでやっている頃)。イヤな時間だったとは思うがサービス陣の対応は見事で気持ちよかった。酒も飲まず高いネタも頼まず光り物中心に10貫ほどで9000円はちょっと高いと思うが、まぁ銀座のこの立地では仕方ない。カウンターの氷柱が「なか田」系のシンボル。夜は独特の雰囲気を醸し出す。96年10月。97年2月。※2000年2月に同じビルの2Fから5Fへ移転。近々再訪する予定。
新太郎(銀座)
東京都中央区銀座7-5-4 並木通り毛利ビルB1F/03-3574-9936/12〜14/17〜22/日祝休/15000円〜
鮨。長く神保町にあり、作家や出版社関係者に愛された店だという。壁に常連だったという開高健の「入ってきて 人生と叫び、出ていって 死と叫ぶ」という色紙が飾られている。この店のことを詠んだらしい。まぁそういう店なのだ。その握りはひと言で言うと真面目な鮨。柔らかく優しい酢飯に上質なタネを丁寧に丁寧に握る。それが口の中でそろりと崩れる様は素晴らしい。酢飯が柔らかいのはそんなに好みではないが、全体に上品で美しい鮨なのでそれなりに満足。ただ、ちょっとわさびが効き過ぎかも。
店内、実に気持ちよい清潔な空間で落ち着けるのだが、ご主人の風情がまたとてもよい。サラリーマン部長みたいな真面目さを醸し出し、客に対しても丁寧に応対。気を遣って話しかけてくれたりもする。息子さんもつけ台に立つが、5年もサラリーマンをしたあと蕎麦屋(母方の実家は神保町にある出雲蕎麦らしい)でも修行したという。サラリーマンを経験したあたりがなんだか信用できるんだよなぁ(笑)。ただドレッシングたっぷりのサラダから食事が始まるのは疑問。口がオイリーになってしまう。間の茶碗蒸しもいらないのではないかな。握りがいいので、普通に鮨だけでおまかせを構成して欲しいと個人的には思う。飲んで食べて15000円程度から。銀座ではまぁまぁ良心的。05年1月。
鮨 水谷(銀座)
東京都中央区銀座8-2-10 銀座誠和シルバービルB1F/03-3573-5258
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
寿司仙(銀座)
東京都中央区銀座8-6-9/03-3571-3288/11.30〜14/17〜21/土日祝休/15000円〜
鮨。並木通りの暗い小道(路地とも言えないような小道。「小笹寿司」もこの通り)にあるが、実に清潔な佇まいで凛としている。白いのれんも人を寄せ付けず、かなり入りにくい雰囲気。というか、銀座ということもあっていかにも高そうだし、常連相手っぽい感じがぷんぷんする。でも勇気を持って扉を開けると実はそんなことは全くなく、中に入ればとってもアットホーム。聞けば開店60余年。兄弟で握っており、ボクは奥のお兄さんの前に座った。こざっぱりシンプルな店内は感じが良く、こういう店の常連になりたいなぁと感じさせる。有名な店だけに期待は高ぶる。酒は「キクマサ」と「北の誉」のみ。魚を少し切ってもらい、すぐ握りに移行する。小振りな酢飯に大きめのタネ。姿はそんなに洗練されていない感じ。あれれ?と思っているうちにどんどん出てきて(攻めるようにどんどん出てくる)、あっという間に満腹。中では青柳がとてもよかったが、他はあんまり印象に残らなかった。お兄さんとの話もかみ合わず、弟さんはギョロリと怖いし、値段も軽く食べて15000円行っちゃったし、なんかくつろぐ間もないような握り攻撃だったし、ボクはそんなに好みではないかもしれない。なお、昼のばらちらしは名物らしい。04年5月。
小笹寿し(銀座)
東京都中央区銀座8-6-18第5秀和ビル1F/03-3289-2227
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
久兵衛(銀座)
東京都中央区銀座8-7-6/03-3571-6523/11.30〜14/17〜22/日祝休/12000円〜
鮨。昭和11年創業の有名店。鮨といえば久兵衛、とすら言われ、北大路魯山人や志賀直哉も通ったし、ウニやイクラを軍艦巻きにしたのもこの店が最初と言われる。歴史に残る名店なのは間違いない。いまでも客層はたいしたもので、各界の名士からバブリーな同伴客まで金持ちがずらっと揃う。だからかさすがに接客は手慣れたもの。どの握り手の前に座っても愛想よくくつろがしてくれて、ちょっとクラブかと思わせるような気持ちよさがある。そういう意味ではいかにも銀座な店なのだ(ただし香水プンプンの女性やタバコがんがんのお客が近くに座ってしまったら不幸である。銀座ゆえそういう危険が常につきまとう店でもある)。
ただ、難を言えば職人が多く、どの職人の前に座るかはその夜の運であることが残念。同じ値段を取るなら親方と弟子ではやはり親方に握って欲しいもの。もちろんこれだけの名店なので客側にもそれだけの格も要求されるが、ポケットマネーを握りしめて行く客は若い職人の前とかだと少し割り切れない思いになるだろう。そういう意味では親方がひとりでやっている店の方が好きだし、自腹客はそちらの方が向いているとは思う。
握りはボクの好みの大きさ。大きすぎず小さすぎず。コハダ、マグロなど、旬のものはすべてはずれなし。酢飯はちょっと酢がきつい気がするし、全体にしめすぎなところがあるのだが、これは好き嫌いの分かれるところだろう。ホテルオークラなどにも支店あり。オークラの方が客層がよく、ゆっくり食べられるかも。94年8月。97年2月ほか再訪数回。
福音(築地)
東京都中央区築地3-4-6/03-3544-5568/日祝休/6000円〜
鮨。新しく出来た店(2000年現在)。鮨屋激戦区のこの界隈で新規に開店するのだからきっと大変だろうなぁと思いつつ食べに行った。大理石仕様でちょっとバブリーな店内。鮨自体は比較的普通かもしれない。タネにもシャリにも偏らず、とても安心できる握り鮨だった。それなりにおいしいのだが驚きや発見があるものでは特にはなかったかな。好きでも嫌いでもない感じ。00年8月。
鮨つかさ(築地)
東京都中央区築地3-12-1 多喜川ビル1F/03-5565-8334/11〜13.30/ 17.30〜22/土曜昼・日祝休/夜10000円〜
鮨。全体的にふんわり握るやさしい鮨という印象。とても丁寧かつ真摯な気持ちが伝わってくる店。鮮度と男気が売りである築地界隈では珍しいタイプかもしれない。握るときに酢飯の真ん中に左手親指で穴を開けて空気を多く含ませ、そのうえにタネを丁寧に置き、握る。酢飯はしっとり柔らかいタイプで、固めの酢飯が好きなボクとしては少し物足りなかったが、全体にふんわりとろけるのでこれはこれでおいしい。捨てシャリの仕方が右手で丁寧に行われるのもなんとなく逆に好感度アップ(美しいとは言えないのかもしれないが)。全体に素朴感が強く地味な店だがすごくちゃんとしているのだ。酢飯は酢があまり効いていないこともありインパクトは薄いが、タネや煮きりとのバランスはとてもいい。うわ!うま!と驚くものはあまり無いが安心してゆっくり楽しめる感じ。まぐろの脳天をスモークした握り(つまみもある)がオリジナルな美味なので是非。玉子もプリン系の特徴ある味。とにかくバランスで食べさせる。酒は白鷹など。寿司種はそんなに多くない。カウンター7席と奥に座敷あり。昼はバラちらし(1000円:かなりお得)とお決まり(1800円)をだすが、夜と同じくおまかせ(10000円〜)もオッケー。04年11月。
すしざんまい(築地)
東京都中央区築地4-11-9/03-3541-1117/24時間営業/無休/3000円〜
鮨。築地場外にあって、年中無休24時間営業の店である(回転鮨ではない)。仕事帰りの午前3時頃(笑)に話のネタに行ってみたが、そんな時間でも満席。わりと広い店なのにたいしたものだ。この店のピークはいったい何度あるのだろう。聞けば朝、昼、夕、夜、深夜と5回はピークが来るという。ひえ〜。
職人が数人立ち、ちゃんと目の前で握ってくれる。テーブルもわりとあり、収容人数は多い。その鮨はシャリが甘めに作ってあり、深夜に食べると(疲れていることもあって)美味く感じる。もし意識して深夜に甘くしているのならかなりのやり手。ネタは場外だけにまぁまぁいいし、活気はあるし、24時間営業の廉価店とはいえそれなりにいい店なのだ。ただ、昼や夕方に食べるとまたどう感じるかわからない…。深夜族にはオススメだ。01年7月。
大和寿司(築地)
東京都中央区築地5-2-1中央卸売市場内6号棟/03-3547-6807/5.30〜14/日祝・第2.4水休/1500円〜
鮨。「だいわすし」と読む。築地市場場内にある有名店。魚関係に従事する人が主な客なのだから鮨ダネにごまかしが利かない。新鮮かつ上等。この、日本でもトップクラスに厳しい客環境において一番の人気を誇る店だけあって(まぁこの頃は観光地化したのでそうでもないが)、タネ重視の鮨屋としてはかなりの上レベル。うまいし安い。シャリも悪くない。ボクはこういう「ネタ勝負」の鮨よりもっとシャリとのバランスを意識した「仕事重視」の鮨の方が好きなのだが、この店の雰囲気やにぎわい、そして鮮度プリプリを楽しむ良さがわりと好きで、昼に築地を歩いていると思わず寄りたくなる(すごい行列なのでめったに寄れないが)。創業40年。場内でも老舗の部類だろう。場内なら一番うまいと個人的には思う。おまかせの3000円のコースがオススメ。00年7月。再訪数回。
寿司大(築地)
東京都中央区築地5-2-1/03-3547-6797/5〜14/日祝休
鮨。築地市場の中の一店。「大和寿司」よりは短いがいつも行列が出来ている。個人的には「大和寿司」の感じの方が好きだが、鮮度重視の市場鮨としては水準的。ちゃんとおいしい。タネを鮮度よく感じさせる技が「大和寿司」の方が少し上手かな、という感じ。どちらが好きかは個人差あるだろう。99年11月。
すしまる(築地)
東京都中央区築地5-2-1中央卸売市場内/03-3541-8414/7〜14/市場休場日/2000円〜
鮨。卸売市場内なのでタネは新鮮。安価でそれなりの鮨が食べられる。ただ、酢飯の上に新鮮なタネを乗せただけ、という印象がするのが残念。酢飯もちょっと固めすぎる気がする。ご主人が多弁毒舌系で、それがある種の魅力にもなっている店のようだ。常連になってご主人と悪口言い合いつつ安く新鮮な魚をつまむと楽しいかもしれない。同じ卸売市場内の「大和寿司」「寿司大」が大行列の時はこちらへ足を伸ばすのもいいと思う。00年12月。
さ々木(築地)
東京都中央区勝どき1-1-1プラザ勝どき1F/03-3531-4741/11.30〜13/17〜21/日祝休/12000円〜
鮨。ずいぶん久しぶりの再訪。2001年頃より代替わりしているようだ。以前のご主人は銀座の「なか田」で修業し、その後「勘八系」の教師として、ネギトロ巻や納豆巻を創り出した人。数年前より手が動かなくなったということで息子さんがいまはつけ台に立っている。息子さんは札幌「すし善」で修業したらしい。北海道と東京では魚がずいぶん違うので苦労したようだが、「海鮮居酒屋ではなく、ちゃんとした江戸前すしにしたい」と語ってくれたように、新鮮タネ系ではなく仕事タネ系の立派な鮨を握ってくれる。酢がしっかり効いた酢飯。もう少し酢飯が多い方がバランスがいいと思うが、全体にいい感じの握り。締めるものは締め、煮る物は煮るという基本を崩さず握ってくれる。カスゴなどに少し皮を感じたり、おぼろが効果を発揮してなかったりと、少々惜しいところもあるのだが、若くて将来性のある握りだった。わりと好きかも。定期的に食べてみたい。店内は広めで清潔感もある。05年3月。
第三春美鮨(新橋)
東京都港区新橋1-17-7/03-3501-4622/ 11〜22/水休/20000円
鮨。「はるみすし」と読む。「本日の魚と産地」という紙が各席にコピーしておかれ、魚の産地と今日のオススメと料理法が書いてある。海苔や米や山葵の生産者まで書いてある。仕入れに自信があるからこそのお品書き。つまみで数点お願いしたが、どれも期待を裏切らない味だった。高水準で安心して楽しめる。話好きのご主人がいろいろな蘊蓄を語ってくれるが、語り口が明るいので嫌味にはならない。そう、この店は全体的に従業員が明るい。気むずかしく握る店が多い中とてもいい。ただ、握りはバランスがいまひとつと感じた。素材の鮮度が勝ちすぎているのか、シャリが負けている印象。おいしいのだけどボクの好きなタイプではないかも。ご主人の握りは「鮨」という本の写真モデルにもなっていてとても綺麗ではあるのだが…。
樽酒をしきりに薦められた。杉樽で寝かせた梅錦を16日目に瓶に移すらしい(杉の香りが丁度いい塩梅になるという)。常温より燗酒で、と。燗にすると香りがよりふくよかになり確かにうまい。全体に熱燗でつまみを中心に食べるなら文句ない店かな。でも、ひとり20000円近くするのもちょっと痛い。ちなみに第二春美鮨は銀座にある(8丁目ギンザナイン1号館地下)。03年12月。
金兵衛(新橋)
東京都港区新橋1-10-2/03-3572-0766/17〜24/土日祝休/15000円〜
鮨。昭和34年創業の老舗。新橋の裏通りに白く清潔な暖簾がひときわ目立つ。入る前からいい店とわかる感じ。店内はカウンターわずか8席で広くはない。が、いい意味で古くさく、昭和中期の匂いを放つ壁や天井、調度品などに囲まれて、どこか素朴な握りをつまむと、なんだか死んだ祖父を思い出すような、そんなタイムスリップ感が味わえる。握り自体は伝統に裏打ちされたしっかりした鮨。ちょっと大振りで、タネの切り方も独特なものがある。タネと酢飯の温度差がある握りが少しあったり、口の中のほどけかたのバランスももうひとつなものもあるのだが、全体的に安心して楽しめる上質な握り。愛想もよく、いたって気楽な店なのだが、8席しかないことや年配客が多いこと、その伝統感などに気圧されて若い人だとちょっと落ち着かないかもしれない。そこそこ年とってから行きたい店かも。不満があるとすれば、従業員の年配のオジサンがポマードぷんぷんなこと。昭和っぽくて微笑ましいのだが、ちょっと香りすぎ。04年12月。
新富寿司(新橋)
東京都港区新橋2-2-6
鮨。北大路魯山人が褒めた数少ない鮨職人と言われる矢沢貢氏が現役で握る店。大きめの握り。素朴な姿をした誠意溢れる丁寧な鮨だった。〆もの・煮物はとてもうまい。個人的には魯山人のようにベタ褒めはできないが、このレベルからすると価格的にとても安いのでお値打ちである。いつも賑わっている。気楽な市井の良店だ。いい雰囲気。95年12月。※閉店。
鮨処しみづ(新橋)
東京都港区新橋2-15-13/03-3591-5763
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
新橋鶴八(新橋)
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビル2F/03-3591-1551/12〜14/17.30〜22.30/日祝休/8000円〜
鮨。神田鶴八で修行した石丸久尊氏が握る店。新橋駅前の大きな古い雑居ビルの2Fにあり「え、こんなところに」と驚かせるシチュエーション。店内は少しごちゃついているが基本的に清潔。鮨は高水準な味。大振りの握りで、酢飯は相当柔らかめ。ちょっとバランスが悪い握りもある。掴むと口に持っていくまでに酢飯が崩れてしまったり。白身の握りなど食べているうちにタネだけ口中に残ってしまったり。しょうゆをつけるのも一苦労。ここまで柔らかく握るのであれば煮きりを塗って出して欲しい。お酒なしで9貫食べて5000円。値段的にはとてもリーズナブルでいいと思う。96年12月。
久しぶりの再訪。今回は非常においしかった。白身はタネが酢飯と一緒に口の中でとろける。前の印象を覆す出来。ただ、前と同じようなものを食べたにもかかわらず値段は倍した。うーむ。ご主人は5年前より柔らかい印象。来やすい雰囲気になった。01年11月。
ここは毎回印象が変わる(笑)。以前より男鮨っぽくなった分、繊細さがあまりなく、普通の大きなお鮨といった印象。目の前に座っているのに、親方が握ったのを弟子がつけ台に並べるのも少し残念。ふたりの手を経由するのはあまり気分のいいものではない。タネと酢飯のバランスもあまり好きなタイプではない。あ、それとおしぼりが匂ったのも残念だ。手に嫌な匂いがうつってしまい、途中からお箸にした。05年4月。
鮨辰(新橋)
東京都港区新橋3-8-6 大新ビル2F
鮨。雑居ビルの2階にあるが、ドアを開けると落ち着いたカウンターが広がっていてなかなかの雰囲気。握りは細長いもの。酢飯とタネのバランスはまぁまぁ。やさしい女鮨系。まだ若いご主人だが堂々としている。新しい店なのに壁が汚れていたりするのが残念。05年9月。※閉店。
魚がし日本一(新橋)
東京都港区新橋3-21-10/03-5472-0641/11.30〜14/17〜22.30/日祝休/300円〜
鮨。立ち食いのチェーン店である。もともと鮨は立ち食い屋台から始まっているから正しい方向性だと思う。この店は徹底して効率化を図っており割箸すらない。段取り的には、入店して空いているところに立ち、聞かれるまで注文しない。どうしましょうと聞かれたら2種類ずつ4貫注文する。小皿にしょうゆをたらし、生姜は付け台に取り、鮨もガリも「手」で食べる。汚れた手はおしぼりで拭く。食べ終わったら伝票をもらい(慣れてくると勝手に取り)レジへ向かう、といった具合。5分もあれば12貫くらい食べられる。鮨という日本を代表するファストフードの面目躍如である。落ち着けないし職人によっては非常に雑に握る鮨屋ではあるが、時間ないときにさっと食べられるし、回転鮨よりずいぶんうまいし、その日のオススメのタネも充実しているし、徹底して輸入物なのもいっそ気持ちいいし、なにより激安(一貫75円が中心価格帯)だから文句はない。回転鮨の惨めな気分もないのがいいね(職人手渡しはやっぱり気持ちがいいものだ)。うまいのかと聞かれると、そりゃもっとうまい店は他にゴマンとあるだろう。どちらかというとマズイと評する人もいるかもしれないくらいだ。でもこの店をボクは好きである。回転鮨はきらいだが、ここには鮨の気軽さと下世話さが残っている気がする。02年1月。
しまだ鮨(新橋)
東京都港区西新橋1-13-6/03-3501-0411/12〜14/17〜22/土日祝休/15000円〜
鮨。創業50年の有名店。古いしもた屋2階建ての外観は道端の柳の木とともにとても絵になって素晴らしい。そこに「しまだ鮨」の字が趣よく躍る。聞けば、洋画家・佐野繁次郎氏の作品らしい。建築自体やマッチなどにも彼が関与しているとのこと。さすがなバランスだと感心。入り口を開け、左側に静かに広がる数寄屋造りの空間もまた心震わすものがある。つけ場の周りは天井高く、広々していて清々しい。…が、しばらく見回してくるとつけ場の周りは雑然と片付いておらず、白木のカウンターもそこここが汚れ、少し清潔感に欠けている。職人の白衣もなんだか薄黒い。あれ?と思いつつ注文をするが、出てくる握りは煮きりを塗ってない鮮度重視系で、酢飯とタネのバランスが悪くボクの好きではないタイプ。コハダなども酢が強すぎ、酢飯が完全に負けている。タネも大きめ。5貫ほど食べたところでいきなり赤だしが出たのもびっくりした。こんな濃い汁をこのタイミングで飲まされたら頼める握りも限られてきてしまう。
二階に座敷があり、政財界の方が利用されているようだ。場所柄&雰囲気柄、接待にはとても向く店なのかもしれない。店主は縄文米というマクロビオティティック理論に基づいたお米(発芽玄米をベースに14種類の豆類・雑穀を配合)を提唱していて、勝手口の方で販売もしている。雰囲気的に捨てがたいいい店なのだが、ボクには残念ながら合わなかったようだ。05年3月。
鮨光(新橋)
東京都港区西新橋4-6-1/03-3431-5744/土日休/3000円〜
鮨。安価に良質な鮨が食べられる。サラリーマンに人気の店で、ざっくばらんな親方のお人柄もあって人気の店となっている。ネタはそれぞれ新鮮で大衆路線としてはなかなかの物。握りはシャリが多め。ハズレもあるが当たりもある感じ。いい店だと思う。ただしボクはある一点についてのみいい印象を持っていない。親方がちょっとヒマになると客の前で煙草吸うのである。吸ったその手で握るのである。それを見て以来、再訪はしていない。嫌いな店ではないのだけれど。96年9月。
すし善(汐留)
東京都港区東新橋1-8-1カレッタ汐留46F/03-3569-0068/11〜22.30/無休/10000円〜
鮨。札幌の有名店が東京に進出した。北海道の魚介類を食べる感動を東京でも味わえるのはなかなかうれしいが、東京で食べると意外とその有り難みが薄れるのも事実。北海道直送の北海道系のタネ(八角とかボタン海老とかホッキとかツブとかキンキとか)はさすがにうまくてうれしいが、他の食材は築地から仕入れていることもあってまぁ標準的。タネと酢飯のバランスで食べさせるタイプの鮨ではなく新鮮なタネを楽しむタイプの鮨なので、ボクはあまり好まない。カウンターは長く、テーブルも多い。照明が明るすぎて高級感はあまりない。大箱だったり、年中無休だったり、職人が多かったり(どの職人が握ってくれるのかは賭け)するのも不安。高額店のクオリティが保てるのだろうか。ちなみに17時以降はサービス料10%乗るので、昼にカウンターでおまかせを食べた方が少し安く済む。ただし昼はオイルたっぷりのサラダが出て、鮨には馴染まなかったりする。05年5月。
宮葉(浜松町)
東京都港区浜松町2-11-8/03-3431-3880/11.30〜13/17〜21/日祝休/20000円〜
鮨。東京一と評する人もいる隠れた有名店(鮨好きの間では)。実は訪問したとき宮葉氏はいなかった。長く勤める一番弟子に握ってもらったので以下はその印象になる。
昼に入店しておまかせで(夜は一見さんお断りなので、まず昼に行ってちゃんとおまかせを食べ、名刺を渡すなりしてから夜に行く必要がある)。つまみは厚め。全体にタネ重視なのか握りもタネは大きめ。穏やかにまとめた酢飯は小さめ。タネには仕事というか工夫を凝らしてあり面白い。ただ姿形はどでんとしていてあまり美しくなく、口中のバランスもあまり良くない印象。リズムよく次々と出てきて皆そこそこおいしいものの、特筆すべき握りもなくだんだん意気消沈。宮葉氏が握ったらまた違うのだろうか。タネと酢飯は変わらないだろうから、なんとなく想像はつくが…。頼んでもいないデザートのゼリーが出て、コーヒーも出てきた。これで20000円くらいする。夜に来て飲んだら25000円は行くだろう。ううむ。ランチとして贅沢な吹き寄せちらし(4000円)もある。05年9月。
おけい寿司(八重洲)
東京都中央区八重洲1-8-11/03-3271-9928
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
すし屋の清助(八丁堀)
東京都中央区入船1-2-5 B1F/03-3297-1745/17.30〜23/日祝休
鮨。入船の路地にある小さなビルの地下1階にあるこぢんまりした鮨店。L字型のカウンター中心で、個性的なご主人とわいわいしゃべりながら飲むお客さんで賑わっている。タネの鮮度を重視した鮨で酢飯とのバランスはあまりよくないが、それなりにおいしい。工夫のある一品もあり。06年11月。
吉野鮨本店(日本橋)
東京都中央区日本橋3-8-11/03-3274-3001/11〜14/16.30〜21.30/日祝休(土曜昼のみ)
鮨。創業明治12年の大老舗。昔ながらの雰囲気で安価に本格的江戸前が食べられる良心店。煮きりを使い、酢飯と鮨ダネのバランスもとても良い。仕事してある光り物や穴子などは特にいい。酢飯とタネがいいバランスで口の中でほどける。お好みで食べて(酒を飲まなければ)4000円〜って感じで気軽に食べられるのがいい。ランチもいい。1575円で食べられる。昼時ともなると高島屋でお買い物の奥様方で混み合うが、彼女らはテーブル席に陣取るので、意外とカウンターが空いている。ただし、ランチコースは若手が握ったりしているので、少々出来にムラがあることもあるのは仕方なし。日本橋の高島屋の裏手にある。03年11月。再訪数回。
京すし(京橋)
東京都中央区京橋2-2-2/03-3281-5575/11〜14/17〜20/土日祝休/6000円〜
鮨。京橋にポツリと残る古い一軒家でとても入店しにくい雰囲気。凛とした空気が外までじわりと漏れていて、かなりハードルが高い。でも入ると意外ときさくでカジュアルだ。古く使い込まれた店内は趣充分。歴史を感じさせつつも、とても清潔でシンプル。つけ場に立っている職人の佇まいもいい。握りは強めの仕事をしたタネにほんわり甘めの酢飯を合わせる。大ぶりな握り。江戸古式的な男鮨。すぐお腹いっぱいになっちゃうがなかなかうまい。
この店はランチも良い。鉄火丼(1200円)やいなだ丼(880円)、アジ丼やサバ丼があるが、実は「鉄火といなだ、ハーフで」というオーダーが出来る。ガリを細かく切って酢飯の上に敷いた上に、鉄火半分、いなだ半分、丼の酢飯の上にキレイにレイアウトされて並ぶ。そしてわさびが美しく乗っている。丼は全体に甘めに調味されており、バランスはとてもいい。この店は、夜に握りより昼に丼の方が気に入っているかも。05年8月。
神田鶴八(神田)
東京都千代田区神田神保町2-4/03-3262-0665/12〜14/18〜22/日祝休/15000円〜
鮨。師岡幸夫氏が握る伝統の一店。とてもおいしいと思った。シャリとネタのバランスが非常に良い握り。名店の誉れ高いのもうなずける。が、師岡氏の説教が独特で、途中から非常に居心地が悪くなった。となりの客を責める責める(笑)。饒舌にしゃべりながら握るのも少し気になる(唾が鮨に…)。映画の話など話題は豊富なのだが、なにしろ自分が褒められるまでしゃべりやめないので客も大変な思いをする。「さすが親父だね」と誰かが褒めると逆に「お前らがだらしないんだ、だいたいな…」と説教しだし、一通り怒り終わるとまた客が褒め、の繰り返し。ちやほやし続ける客がいるからああなってしまうのかな。味はいいんだけど、その態度がどうしても好きになれなかった。師岡氏が書いた「神田鶴八鮨ばなし」という本はとてもいい本。95年2月。
※1998年にその名物ご主人が交代。現在は当時の一番弟子であった田島道弘氏が握っている。交代後まだ行っていない。
笹巻けぬき寿司(神田)
東京都千代田区神田小川町2-12/03-3291-2570
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
さくら亭(佃)
東京都中央区佃1-11-8 ピアウエストスクェア1F/03-5560-3321/11.30〜14.30/17.30〜22/水休/10000円〜
鮨。素材重視の鮨屋で、その真骨頂は握りよりもつまみで発揮されると思う。お酒とともにゆっくりつまみを食べて旬や季節を感じるのがいいかもしれない。珍しいタネや自信たっぷりの旬のタネなどが揃っており、こういう店は通えば通うほどいろいろいい思いが出来るのだろうなと想像される。ボク自身としては鮨屋にはつまみより握りに期待してしまうのだが、握りは意外と普通。つまみで食べた同じタネでも鮨の方がよりうまく昇華されているとうれしいのだが…。つまみ重視の人にはとてもいい店だと思う。佃の高層マンション群の1階。02年8月。
鮨与志(秋葉原)
東京都千代田区外神田1-7-6 ラオックスコンピューター館B1F/03-3251-4444/11.30〜22/日祝休/3000円〜
鮨。ラオックスコンピューター館の地下一階(!)というある意味驚異的立地なのだが、意外や意外、しっかりした技術のなかなかおいしい鮨が楽しめる。酢飯はちょっと甘めだが、タネと酢飯が同時に溶ける感じが心地よい。バランスはまぁまぁ。カジュアルな店内だし親方も気軽にいろいろ言ってくれるので鮨初心者がひとりでカウンターに座っても大丈夫な感じ。ボクにとって秋葉原は実に疲れる街なのだけど、その疲れを静かな空間で癒してくれるという意味で助かる店のひとつである。夜より昼の方がお勧めかな。01年3月。
寿司政(九段)
東京都千代田区九段南1-4-4/03-3261-0621/12〜21/10000円〜
鮨。創業は文久元年(1861年)というからお江戸でももっとも古い部類に入る鮨屋。戸張政次郎という職人がいて有名だった店である。全体にしっかり仕事にこだわった江戸前握りで、とても安定しておいしい店だ。評判の「シンコ」は山口瞳が「寿司政のシンコを食わないと私の夏が終わらない」とエッセイに書いている代物。旬には一度は訪れたい。煮いかに酢飯をつめた印籠詰めも定番。雰囲気もいいし清潔。若い者にはなかなか行きにくくもあるが、決してお高い感じではなく、くつろげるのがいい。好きな店のひとつ。94年10月。※銀座店も出来た(東京都中央区銀座8-5-22/03-3574-6262)
き寿司(人形町)
東京都中央区日本橋人形町2-7-13/03-3666-1682/11.45〜14.30/17〜21(土〜20)/日祝休/12000円〜
鮨。きずしの「き」の字は七が3つの「き」。雰囲気抜群。接客も良い。場所柄もあって「江戸」を感じる良店。ほとんど文化財の趣である。この雰囲気の元、仕事がされた鮨を楽しむと「よくぞ日本に生まれけり」とか思う。左利きの親方のふるまいは見ていて惚れ惚れ。煮系蒸し系が特によい。タネと酢飯のバランスがもう少しいいとベストかなぁ。まだ食べていないが、冬にかけての季節にはハゼの握りがあるらしい。95年10月。
久々の再訪。相変わらず雰囲気は抜群で、この店の外観や調度品はそれだけでご馳走だ。親父さんの息子さんもカウンターの中に立つようになり、家族的な雰囲気がまた強くなった。それも良い。ただ鮨自体は前に感じた感激がなく、意外に普通に感じた。大きめのタネでどっしり握ってくるタイプで、きちんとおいしいのだが、それ以上の驚きはほとんどない。敢えて言えばコハダが良かった。値段も以前はコストパフォーマンスがいいなぁと感じたが、そんなにいっぱい食べた気がしないのにあっさり15000円以上したのにはちょっと驚いた。質・量・値段の釣り合いが悪い。好きな店だったのだけどタイミングが悪かったのだろうか。04年6月。
紀文寿司(浅草)
東京都台東区浅草1-17-10/03-3841-0984/12.30〜14/17.30〜20.30/水休/8000円〜
鮨。この店はとても雰囲気がいい。この雰囲気というか風情を楽しみにまた行きたくなる。なんだかとても落ち着く。わりと広いのだが、適度に雑然としている感じが好きなのかもしれない。鮨はバランス的に悪いものも少しあったが、とても安定していてゆっくり楽しめる。煮物系が特にお勧め。浅草に行ったらここか「弁天山美家古」かいつも迷う。結局「弁天山」にすることが多いのだけど。95年2月。
弁天山美家古(浅草)
東京都台東区浅草2-1-16/03-3844-0034
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鮨 松波(駒形)
東京都台東区駒形1-9-5/03-3841-4317
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鮨兆(赤坂)
東京都港区赤坂3-6-10 第三セイコービル3F/03-3585-7917/11.30〜14/17.30〜27(土11.30〜23.30)/日祝休
鮨。夜は行ったことないのだが(高いらしい)、ここは昼が有名。名物ランチ「おまぜ」。いわゆる「ちらし鮨」なのだが、タネを細かく切って、ご飯に混ぜ込んでいるから「おまぜ」。イクラとエビと赤身と白身とイカと玉子とキュウリとタクワンと青梅と…、と、いろんなものが彩りよく細切れになって入っていて、酢飯は全体に醤油(煮きり)味になっている。それが混ぜられている状態。で、1500円するんだけど、意外とお得感がある。大盛りをお願いするとかなりの大盛りで出てくるんだけど、値段が変わらない。そのうえ、最初に白味噌の味噌汁が出て、食べてる途中に赤だしも出てくる。味噌汁の二度攻め(おかわり自由)。これは初体験。んでもって、食べ終わるとデザート(ボクのときは葛切り)。そんで、会計時に「どらやき」のお土産までつく。これで1500円。安いなぁ。全体にもともと量が多いので、大盛りでなくても普通盛りでわりと充分。まぁちょっと味が濃すぎる部分があるのと、店が(夜は高いらしいのに)かなりごちゃついているのと、行列が激しいのが難だけど、赤坂のランチではなかなかオススメ。07年3月。
喜久好(赤坂)
東京都港区赤坂3-16-2/03-3585-2478/12.30〜13.30/17〜22/日祝休/15000円〜
鮨。無口でストイックな親方がひとりで握る。藤本繁蔵の弟子のひとりでもある。壁にかかった「握」の文字が力強く、食べているこちらも思わず姿勢を正す。そうして握られた鮨は、白身、コハダ、穴子、赤身、すべてに完成度が高い。大ぶりでタネは大きめ。多少酢飯とのバランスが悪い握りもあった。酢飯とタネの温度差があるのもあり。店は清潔だしご主人真面目で気分はよい。ただ、ボクはくつろげなかった。全体にストイックすぎるのが好みの分かれるところかもしれない。ひとりで行くとやっぱりちょっと緊張する。藤本繁蔵の弟子の中では「山路」に比較的近い握りかな。少しクラシックタイプである。95年9月。01年2月。03年11月。
はしぐち(麹町)
東京都千代田区麹町5-7 紀尾井町タワービル2F/03-5275-5877
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
すし昴(青山)
東京都港区南青山2-2-15 ウィン青山103号/03-5411-1420
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
海味(青山)
東京都港区南青山3-2-8/03-3401-3368/18〜24.30〔土〜23)/日祝休/20000円
鮨。「うみ」と読む。威勢のいい大将が元気に仕切る、カウンター9席テーブル2つの小さなお店。なにしろこの大将、楽しそうに美味しそうに握ること日本でもトップクラスと思われる。つまみを少しもらい握りにしたが、つまみ系はどれもこれも非常に素材がよく、旬のものをストレートに出してくる。「今日はお客様に是非食べていただきたいものがいっぱいあるんです!」と一見客にも楽しそうに言い、旬のおいしいつまみを次々に出してくれる。工夫の効いたお皿もあるが、基本的にはストレート技で、どれも印象的だった。
大声で薦めるだけあって産地も素材も吟味してある。聞けば築地だけでなく産地から直送で取り寄せているものも多いようだ。勉強熱心なのだろう。相対的に握りの印象が少し弱いかな…。丁寧な握りなのだが、大将の「美味しいでしょ〜!」という迫ってくるような迫力がつまみに比べて足りない気がする。酢飯とのバランスももうひとつ。ただウニを軍艦ではなく握ったりするあたりは良い。普通の鮨屋では握らないタネも工夫して握ってくれるし。
全体的に、大将が必要以上に大声で話すので静かに食べたい向きは面食らうだろう。個人的には元気過ぎるのが玉に瑕だが、客を元気にしてくれるという意味では希有な店。お酒はひと目惚れと辛口と鯉川だったかな。青山三丁目(ベルコモンズの交差点)を西麻布方面に3分ほど歩いた右側。02年3月。
おけいずし(青山)
東京都渋谷区神宮前2-3-26/03-3405-4611/13〜23/月休/12000円〜
鮨。青山三丁目からキラー通りを下がっていくと右側にある小さな店。「おけい」の文字が暗闇に浮かび上がっていてとても雰囲気がいい。この店はつまみがおいしい。創作系の突き出しや料理はとても凝っている。いろんな食材がいろんな工夫をされて出てきて、それぞれに相当うまい。が、黙っていると料理ものばかり次々出てきてなかなか握りにたどり着かない。握りにたどり着く前にお腹一杯になってしまう。実際つまみだけで帰る客もいるようだ。とはいえ、つまみがおいしいから「そろそろ握りへ」と言いにくかったりするのだが。
深く一礼して鮨を握り始めてくれるのだが、料理と比べると握りはまだまだ伸びる余地がある印象。柔らかすぎる時と固すぎる時があるし、タネとのバランスももうひとつ。ご主人、とてもがんばってはいるし、ファンも多いのだが、少し近寄りがたい雰囲気になっているのが残念。芸能人も多く派手な店になりつつある。日曜にやっているのは貴重。96年3月。
匠(青山)
東京都渋谷区神宮前3-5-1 青山351ビルB1F/03-5411-1033/11.30〜13.30/17〜23/日祝休/8000円〜
鮨。96年の夏に出来た店。開店1周年のころ、試しにとばかりに入ってみたが全体に段取り悪く、ちょっと戸惑った。盛り上がっている話におかまいなしにしつこく注文を聞いてきたり、一貫でお願いしているのに二貫出て来たり、オーダー忘れたり…。店員の変わり目だったのか、なにか事情はあったのだろうが、ちょっとネガティブな印象が残っている。いまは改善されたかもしれない。味はまぁまぁ。あ、それと、照明が明るすぎる印象も。97年9月。
寿司万(青山)
東京都渋谷区神宮前3-35-8 ハニービル青山B1F/03-3408-2285/6000円〜
鮨。カウンターの設えは気持ちいいし、大将もパキパキ仕事をこなしていて感じがいい。場所柄ちょっと高級なネタとか工夫したつまみとかも出てくるのだが、全体に握りがちょっと弱く、ボクの好みには合わなかった。くつろげるいい店だし人気もあって混んでいるのだが…。キラー通りの月星の横の地下一階。99年9月。
小笹(渋谷)
東京都渋谷区神泉町10-12 Kコーポ/03-5458-2828
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
和賀(渋谷)
東京都渋谷区幡ヶ谷2-9-14/03-3370-9907/17.30〜22.30/月休/7000円〜
鮨。京王線幡ヶ谷駅の商店街脇にある小さな店だが、とてもやる気のある店主と明るい奥さんがおいしい魚を食べさせてくれる。つまみと握り半々のコースで7000円。お腹いっぱいになる量なので値段はリーズナブルだ。ボクが行った日は、つまみは生系。握りは煮きりを塗ってくれる系だが、全体に脂の乗った旨味で勝負という感じのタネで、酢飯とのバランスはもう少し。酢飯の酢が弱いのとタネが強すぎるのが惜しいか。特に、タネの温度と酢飯の温度がかけ離れている握りがいくつもあったのが残念。親父さん明るくて美味しいモノを食べさせようと真面目で前向きで、こちらがおいしそうな顔をすると「おいしいでしょう!」ととても喜ぶ。奥さんもとてもいい感じで、味噌汁(エビ頭)と〆のあずきのアイスは奥さんが作る。BGMはジャズ系。店の中は普通っぽい。もう少しスッキリ整理されている方がおいしい雰囲気になるかも。05年3月。
鮨楽こむろ家(西麻布)
東京都港区西麻布2-9-14/03-5774-0689/11.30〜13.30/17.30〜22.30/土日祝休/5000円
鮨。海鮮刺身系。煮きりぬらない系。口の中の酢飯がなくなってもタネが口に残り、鮨としてのバランスは悪いが、タネの新鮮さや瑞々しさはなかなかのもの。ただタネが大きすぎるきらいがあり、ミル貝など酢飯の4倍くらいのタネで、わざわざ握らなくてもいいと個人的には思う。とはいえきっと「鮨は鮮度が命でしょ」と思う方にはおいしいと感じるタイプの鮨。とても安いので居酒屋使いしても満足かも。ヒラメ、赤身、タイラ、ミル、アジ、コハダ、シャケ、イクラ、ウニ(軍艦でなく握り)、鯖(棒ずし風)、うなきゅう巻き、などでひとり5000円(ビール、お湯割り2、のれそれつまみ)。そういう意味ではかなり安いいい店だ。つけ台の向こうで店主と若者が握る。蛍光灯照明が明るすぎるのが難だし、店も少し雑然としているが、安いので気にならない感じ。テーブル6×2、カウンター9席。サービス料なし。2001年7月開店。西麻布から青山三丁目へ抜ける外苑西通りの一本裏手にある。05年3月。
山路(西麻布)
東京都港区西麻布3-2-7 桜田ハイツ1F/03-3403-3581/17〜25/日祝休/10000円〜
鮨。伝説の職人・藤本繁蔵の弟子、館野弘光氏が握る。赤絨毯だったりして雰囲気がやけに高級そうでちょっと入りにくいが大丈夫。入ってしまえば非常に感じがいい店だ。握りは大変バランスが良く酢飯は柔らかめ。タネに比べて酢飯が大きめ。全体に感動する味ではないが高水準でまとまっている印象。白身、貝類等特に良い。穴子や煮ハマはいまいちな時があるのが残念。雰囲気その他含めてボクの好きな店である。夜遅くまで営業しているのもうれしい。96年4月。
久しぶりに再訪したが、なんだか非常に普通になっていた。悪くはないが良くもない印象。でも相変わらず夜遅くまでの営業なので、場所柄重宝する。99年8月。再訪数回。
鮨真(西麻布)
東京都港区西麻布4-3-10-301/03-5485-0031
鮨。どちらかというとつまみ中心の店で、感心した料理もあったが、正直、全体に印象の薄いつまみだったかも。握りは赤酢でかなり柔らかめに握ってありとても優しい味。怖面のご主人なのにいわゆる優しい「女鮨」を握る。バランスはまぁまぁ。もうちょっと印象に残るポイントがほしいと思った。結局ひとり2万円強したので、それだけするならばもっと印象が強い握りがいくつかないと苦しい。ただ、わりと飲んだしわりとつまんだので、普通に食べたらもう少し安いのかも。
平行な部分がほとんどない不思議なインテリアの店内は、そのせいかとても広く見えると同時に思ったより落ち着け、なかなか良い。シンプルできりっとした鮨屋もいいけど、こういう柔らかい空間もなかなかいいなと見直した気分。05年7月。
松栄(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-2-4/03-3711-4364/11.30〜13/17〜22/日祝は17〜21/無休/10000円〜
鮨。恵比寿近辺では有名な鮨屋。バーの「松下」「松虎」、そばの「松玄」などいろいろ多角経営している松下グループの中心店。打ちっ放しの店内はおしゃれで清潔。高い身なりをした客が多く、バブリーな雰囲気になっている。鮨は(つまみは特に)脂とろけ系を中心にした官能タイプ。次から次へこれでもかととろけ系が出て来て口中を刺激する。うまい。握りにたどりつけない人が多いのもわかる。ただ握り自体はタネの味わい勝負で酢飯とのバランスはそんなに考えられてはいない印象。タネのとろけ具合を助長する感じで柔らかく握ってあり、好きなヒトはたまらないだろうが…。ちなみにボクの好きなタイプの握りではないのでボク自身はそんなに盛り上がらないのだが。あと、コストパフォーマンスが悪いのも難。とろけ系が多いので仕方ないが、高すぎる気がする。99年9月。
鮨 後楽(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-13-6/03-3476-1137 /日祝休
鮨。靴を脱いで上がる。基本的にお任せで、新鮮な素材を軽快に食べさせてくれる。全体につまみの方が印象が強い。つまみを肴にお酒(品揃えがいい)をゆっくり飲むタイプの店かも。炙ったり叩いたり蒸したりお椀にしたりと食べていると握りに行くのが面倒になってくる感じ。最後に少し握ってもらったが、タネが勝つタイプ。バランスはもうひとつ。ご主人は研究熱心で良い。大理石のカウンターと座敷。ちょっとバブリーな雰囲気かな。恵比寿神社近く。05年11月。
寿し屋の市勘(代官山)
東京都渋谷区代官山町9-5 サンビューハイツ代官山1F/03-3464-5559/11.30〜14/17〜23/月休/5000円〜
鮨。ちょっと浅草にでもありそうな佇まいだが、代官山である。値段的にも味的にも安心できる鮨屋で、基本的には好きである。どの握りも奇を衒わず丁寧で、真摯な仕事ぶりが伺える。居心地もいいし、店内の感じもいい。客層もわりといい感じ。まぁ要するに好きなタイプの店なんでしょうね。つけ台がふたつに分かれており、どちらに座るかは賭け。昼下がりの空いている店内もなかなか。99年11月。
やまさき(代官山)
東京都渋谷区恵比寿西2-17-8 ITO代官山/03-3770-9880/10000円〜
鮨。代官山近辺ではわりと評価が高い店らしい。が、残念ながらボクとは合わなかったようだ。いろいろ調理して出してくれるつまみはおいしいものもあるし普通のものもある。握りも当たり外れあり。ちゃんといい店だし、それなりなのだが、値段・場所からするとちょっと期待はずれかな。客はよく入っていた。99年2月。
兼定(六本木)
東京都港区六本木4-4-6/03-3403-3648/18〜/日祝休/20000円〜
鮨。つまみを中心に楽しむにはなかなかいい店。ザガット東京でトップクラスの点を取ったり、食通として有名な方々から大絶賛されたりしている店で、ボクも仲間はずれになりたくはないのだが、ボクはこの店が(鮨屋としては)好みではない。鮮度のいい魚を確かな腕でさばいて出してくれる海鮮系の店としてはレベルがとても高いと思う。でも鮨屋としてはどうだろう。確かに魚の素材と鮮度は抜群だが、魚がうまいのと鮨がうまいのは全く別のこと。鮨は酢飯とのバランスだと考えるボクにとってはあまり鮨屋としての魅力はなかった。あの鮮度と大きさのタネを握るなら、鮨にせず、刺身で食べさせた方がずっといいと思う。
お店自体は六本木のわりに相当カジュアルな感じ。それは好ましい。入店してからも実に気さくに話しかけてくれ、何度も来た店のようにくつろげた。で、おまかせを頼むと次から次へとつまみが出てくる。焼き物まで一気に出される。それぞれとてもうまい。その間、親方は超新鮮な魚を目の前で開き、さばいていく。それはワクワクする光景ではあるのだが、その鮮度では食感は楽しめるものの旨味は楽しめないだろうと感じてしまう。案の定、握りにしたとき、タネのプリプリの食感と柔らかい酢飯が口の中で別々になってしまい、握っている意味がほとんどないものになってしまっていた。鯖寿司など瞠目するメニューもあるのだが。ここを絶賛する方々と好みが違うとしかいいようがない。
あ、それとすごく高価なので注意。ふたりで5万円弱だった。05年1月。
纏鮨(六本木)
東京都港区六本木7-8-13/03-3404-6051/18〜25/日祝休/30000円〜
鮨。有名芸能人などが常に絶賛する店として有名だが、一般人が自腹で行くには向いていない。というか自腹で行ってはいけないと思う。ひとり35000円程度かかるし、握りなどもそこまでのうまさがあるかというと疑問。残念ながらボクが好きな方向ではないようだ。炙りトロやアワビ(塩で食べる)、カイワレの昆布〆、産地を自慢する刺身などのつまみ類も、他人の財布で行ったら美味しいかもしれないが、それだけのお金を払うに見合う価値があるかどうか。店内は古い佇まいでなかなかいい雰囲気なのだが、「この前は○○の社長さんが来られて」「□□さんはこれがお好きで」的な客筋自慢をするサービスの女性も少し困るし、社用族用の雰囲気がぷんぷん。握りのカタチもあまり美しくなく、タネをそのままいただいた方がおいしいと思う。基本的につまみとしてお刺身とかを食べる方が向いている店。有名店なので経験のためにと訪れたが、ここは接待用(もしくは芸能人用)の店だろう。04年10月。
鮨なかむら(六本木)
東京都港区六本木7-17-16/03-3746-0856
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鮨たなべ(祐天寺)
東京都目黒区中町2-44-15 /03-3792-5855/11.30〜13/17〜23/日休/15000円
鮨。握りと言うよりつまみ主体の鮨屋。ボクはつまみよりすぐ握りに行きたいタイプなので戸惑うのだが、ここはつまみがそういうボクの好みを越えてうまい。あん肝トビッコ和えとか、穴子の刺身、生のり、しんこしんこ和え、舞茸の土瓶蒸しなど、気張りすぎずバランスの良い料理が並ぶ(つまみを工夫しすぎない程の良さ、というか)。つまみの印象が強い店だ。
酒は8種類、順々に出てくる。つまみの順番に合わせてくれるともっといいが、飲む速度とつまみを出す速度を合わせるのは無理かもしれない。一の蔵、浦霞、立山、初孫、北雪、加賀鳶と続くラインナップ。カウンターと奥に座敷。目黒区役所の真ん前にある。地元民が多いのかと思ったらそうでもない。客層は若い人が多く騒がしいときがある。全体に握りが弱いのが残念。02年2月。再訪3回。
すし匠 廣野(中目黒)
東京都目黒区東山1-6-7/03-3713-3612
鮨。中目黒のガード下にあった店が少し北に移転(2003年4月)。新しくなって心機一転という感じ。古い方も行ったが、新店の方がより親密で落ち着ける造り。全体に料理一品物がおいしい店で、店主の廣野さんが旬の食材を見極めて、美しく優しく作ってくれている。うまい。おまかせでじっくり食べるのが正解。最初は一品もの。そのうちだんだん握りが混ざりだし、最後は握りだけになる、といった流れ。ただ、握りはちょっと優しすぎる印象。酢飯がホロリとしすぎていて酢飯が鮨ダネに負けている気がする。優しいつまみで飲んで、グッとしまった握りで締めたいボクはそこが少し残念。店主の廣野さん、最初はとっつきが悪いが、話してみるととっても優しい人。その性格が料理に出ているなぁと感じる。03年9月。
鮨 さわ田(中野)
東京都中野区中野1-4-2 /"18.30〜と22〜の2回転のみ(日曜12〜14、18〜21)"/月休/20000円〜
鮨。2002年4月に出来た店で、すぐ山本益博氏が褒めちぎり有名になった。カウンター5席のみの小さな店。檜の特注旧式氷冷蔵庫(タネを熟成させる)や茶釜、七厘などが置いてあり、いかにもおいしそう(そして高そう)な雰囲気の中、澤田氏がひとり取り仕切る。味はひとこと、とてもおいしい。おいしいけどとても高い。当日オトコふたりで訪れて50000円だった。もちろん自腹だったので青くなった。中野で銀座以上の値段。うーむ。席数少ないし素材は最高級を選んでいるようなので仕方ないかもだが、やっぱり高い…。
ただし、繰り返すが味はいい。全体に脂系のとろける味でこれでもかこれでもかと攻めてくるので、年配の方より若い方に好まれる店だと思う。たとえばつまみ。とろとろ系の白身から始まって、アワビが拳大で出てきて「手でつかんで食べて下さい」とくる。美味すぎだけどボクにはtoo much。次にウニはなんと一箱がひとり分。too muchすぎ。すべてそんな感じ。藁で燻されたカツオも見事なトロのステーキもおいしかったが、脂系の連続で胃はもたれ、健診の数値が気になり出す。
握りは細長いタイプで酢飯の塩がわりときつめ。鮨ダネは酢飯の裏側まで回る。銀座の「青木」っぽいか。カツオを3枚付けしたりしてこれまた脂とろけ系。全体にとてもおいしいし、丁寧な仕事と上手なプレゼンテーション(炭で表面を上から炙ったり)で飽きさせないが、やっぱりボクにはちょっとtoo muchかなぁ。脂のノリが強すぎる。強い味ばかりで押さず、さっぱりした弱めの味とメリハリをつけたらもっと良くなると思うのだが…。澤田さんがもう少し歳をとって脂系が控えめになり、値段ももう少し落ち着いたらきっと好きな店になると思う。
18時半からと22時からの2回転のみ。つまり客は1日10人。日本酒は磯自慢と麒麟山のふたつ。焼酎もある。ビロードの赤い椅子は居心地よし。03年9月。
※銀座に移転。銀座移転後はうかがっていない。
喜よし(世田谷)
東京都世田谷区新町2-5-14/03-3706-7008/18〜21(日祝17.30〜20)/月休/6000円〜
鮨。カウンター10席ほどの小さな店。サウスポーの親方は下北沢「小笹寿し」の出身。岡田周三の技を引き継ぐ真摯な青年である。コハダ、白身、穴子、何でもうまい。穴子は特におすすめ。場所柄か、かなり庶民的に軌道修正している感じ。ちょっと応援したくなる店である。96年5月。
9年ぶりに再訪。親方すっかり白髪になり、角もとれて明るくナチュラルになった印象。前もニコニコはしていたがもっと寡黙だった。いまはどちらかというとガハハ的。おかげで店が明るくなった。基本的に18時30分・20時30分の二回入れ替え制になり、水曜と金曜は二回目がなく20時30分には店じまいするそうだ。んー、小さい店だから回転重視なのもわかるし、なにかキッカケもあったのだろうが、基本的に入れ替え制はあまり好きではない。アワビの塩蒸しと穴子生地焼きをつまんでから握りにしてもらったが、前回の印象より男っぽい握りになっていた。以前感じた繊細さが少しなくなったかも(ガハハ系になったから?)。タネは分厚めで酢飯とのバランスもイメージより悪い。もう少し薄めに調整したほうがいい気がする(住宅街だと厚めの方が喜ばれるのかもしれないし、それに合わせていくのも店として正解だと思うので、単なるボクの感想&好みである)。コハダ抜群。ヅケもいい。アジもよい。かんぴょう最高。ちょっと酢飯との温度差がある握りが多かった気がする。でかい煮穴子はおいしいのだが、握りとしてはちょっとハテナ。同行者が左利きだったのだが、左利き用に鮨の置き方もきちんと意識してあったりして、細かい気遣いが行き渡っていた。05年4月。
橘寿司(下北沢)
東京都世田谷区北沢3-34-1/03-3466-9295/3000円〜
鮨。小さな店で全体に梁とか壁とか床とかが斜めになっていたりして不思議な平衡感覚におそわれたりするのだが、安くておいしい料理を食べさせる。そう、この店は握りより一品料理の方がオススメだ。素材の仕入れは確かなので、新鮮な天然ものをしっかり食べさせてくれる。本マグロのいろんな部位を炭焼きでいろいろ食べさせてくれたり(絶品)、ズワイガニを焼きでこれでもかと食べさせてくれたり、趣向もなかなかいい。しかも価格的には考えられないくらい安かったりするのだ。海鮮居酒屋的に使うととてもいいかも。電話で予算を相談して小宴会するのにもいい。お通しで出るカマの煮たヤツや穴子の巨大握りは名物。01年11月。
小笹寿し(代沢)
東京都世田谷区代沢3-7-10/03-3413-0488/17〜22.30/水休/8000円〜
鮨。職人岡田周三氏の名店。山口瞳の記述によって有名になった彼だが、1950年開店の銀座「小笹寿し」で握り、その後ここに移ってきた。一見怖く頑固だが、シャイなだけで実はとても優しい。親父さんの顔見に行くだけでも行く価値あり。何を食べてもうまいが、穴子のきじ焼きやハマグリ蒸しは絶品。良くも悪くも「岡田周三の店」なので、彼が引退する前に食べに行かないと意味がない。本物の江戸前とは何かをボクはここで教わった気がする。かなりわかりにくい場所にある。弟子が「喜よし」や銀座「小笹」、神泉「小笹」で人気をとっており、岡田周三を根とした系譜にまで広がりつつある。ボクは山口瞳が大好きなので、この店も岡田周三氏も理屈抜きで好きである。95年10月。
※岡田氏は2004年5月26日に亡くなり、いまは違う人が握っている。店もすぐ近くに移転。上記は移転後の住所。移転前は「代沢5-7-10」だった。
すし屋の中川(二子玉川)
東京都世田谷区玉川3-9-8/03-3700-7188/11〜14.30/17〜23/月休/4000円〜
鮨。名前からして多分「勘八」出身だろう。用賀に本店がある大衆鮨屋だ。大衆というのは値段のこと。味は値段からしたら大変よい。料理ものがわりとよい。焼トロやさざえなど工夫があっておいしい。握りはタネと酢飯とのバランスがちょっと…だが、値段を考えたら文句などいえない。広い店だが大変賑わっている。ビールと共に気軽に鮨をつまみたい、という時に重宝するタイプの店。ボクはわりと好き。98年7月。
鮨 喜八(湯島)
東京都文京区湯島3-36-8/03-3837-7828/17〜23/日祝休
鮨。湯島の路地にある小さな店。ご夫婦でやっている。店内の壁のタネ札にいちいち産地が書いてある鮨屋はどうも相性が悪いのだけど、ここもあまり相性が良くなかった。産地タネ札に並んで「当店のこだわり」という札もかかっており、閖上の赤貝がどうの天然本鮪がどうのと書いてある(その辺のことは店のサイトでも読める)。んー…そんなの読みながら食べたくないなぁ(喜ぶ人もいるとは思うが)。でもまぁ店主が勉強熱心なのはよくわかる。おまかせコースが安めに設定されているのでそれをいただいた。十貫で6000円。小振りで柔らかめの酢飯。タネとのバランスは悪くないし、酢飯のほどけ方もいいのだが、もうひとつ楽しさがないのは何故だろう。スミイカ、マコガレイ、穴子塩は良かったが、トロ、甘鯛、ウニはダメだった。ご主人は寡黙。奥さんは元気でちゃきちゃきしている。感じのいい店ではある。外の看板の「小さくて あったかくて」っていうコピーのファンシーさや丸フォントがちょっとイヤ。全体に好感持てる店のはずなのに好感持てずに終わってしまった感じ。相性かな…。07年8月。
すし 乃池(谷中)
東京都台東区谷中3-2-3/03-3821-3922/11.30〜14/16.30〜22(日祝11.30〜20)/水休
鮨。穴子寿司で有名。近所の人用に持ち帰れるものをと始めた穴子寿司がいつの間にか有名になったらしい。羽田沖の穴子のみを使っているということである。穴子の煮汁で作ったツメで煮込んだ穴子はとろとろとろけ、なかなかの快感。ただこの手の穴子寿司も増えてきたので、名物として取り上げられるほど美味に感じるかは微妙なところ。〆鯖寿司や小肌もなかなか印象的だったが、全体的に握りは普通かな。下町谷中のいい立地にあり周りの雰囲気も外観の雰囲気もとても良いが、店内は蛍光灯がまぶしく、全体に雑然としていて落ち着けないところがある。ご主人の野池さんは日本橋吉野鮨出身。明るく優しい接客でくつろげる。もう少し整理して、蛍光灯も白熱灯にしたりしたら、ぐっといい店になると思うのだが。04年7月。
双葉鮨(品川)
東京都品川区南品川2-8-15/03-3472-1126/11〜14/17〜22(日祝16〜22.30)/水休
鮨。旧東海道沿いにある、この辺では古い鮨屋。新鮮なタネを使った大振りの握りで、握りの質はとてもいい。ただ個人的にはもう少し酢飯が強めに主張するタイプが好き。新鮮なタネを売りにするタイプはあまり好きではない。まぁでもそういう好みについては個人差があるので…。新鮮でちゃんとおいしい鮨を食べるにはこの辺りではとてもいいと思う。02年2月。
鮨処すけろく(大森)
東京都大田区大森北1-34-14 ツインビル5F/03-5471-0108/日休/6000円〜
鮨。大森駅東口の大森銀座入口横のちょっといかがわしげな道を線路沿いに蒲田の方に歩いていくとんどん場末っぽい雰囲気になってくる。その中の雑居ビル5Fにあるこの店はまさに「こんなところに?」な意外店。ご主人なりの工夫がされたつまみや、丁寧な握りに心も和む。素材のすごさなどは特に感じない店なのだが、全体に高い水準でまとまっており、ご主人の一所懸命さもあり好ましい店になっている。握りは柔らかめで丁寧に丁寧に握られ、口の中での酢飯のほどけ具合もちょうどいい。数回訪れているが、毎回コハダがとてもよい。表面の弾力を残した酢締めで、ご主人の自信作のようである。酢飯も秀逸。やわらかく握ってくれ、バランスもよい。たとえば本ミルもあぶってレモンで。バランスをよく考えている。これで日本酒の品揃えがまともだったらもっとずっといい店なのだが…。お酒の品揃えがかなりイマイチなのと、小ボトルで出されてしまうのが不満。カウンターと奥に座敷。ひとりで気楽に鮨をつまめる、大森の東側では貴重な店かも。02年2月。
鮨処大川(大森)
東京都大田区山王2-36-8/03-3777-0044/12〜14/17〜22/水休/お好みで10000円程度。
鮨。ホテル高輪の鮨屋「伊皿子」にいた職人さんがひとりやっている。清潔そうな店構えに惹かれてふらりと入ったが、住宅街にしてはとてもレベルの高い握り鮨を出す店でビックリした。タネはそれぞれ良く、ヅケや〆、煮などもしっかりしている。煮きりもちゃんと塗ってくれ、握りもバランスを考えてある。冷蔵ケース以外にタネ箱もあり、そこにきれいにタネが並んでいる様には喜ばされた。すっごくおいしく印象的な鮨というわけではないが、安定して水準が高い店。大森山王近辺では出色の店かもしれない。もう少しご主人が愛想がいいともっと通いたくなるかもしれない。04年5月初訪問。再訪数回。
あつみ(馬込)
東京都大田区南馬込5-30-19/03-5709-2239/17〜25(日祝〜23)/月休/10000円〜
鮨。西馬込にあるとは思えないような意外性のある鮨屋。本で京都の「菊乃井」の料理長が東京に来たら通う店と読み、行った。値段はそれなりに行ってしまうが、素材はかなりのものを揃えているので納得も行く。それぞれ産地とともにタネが書かれてあり、主人の吟味の具合が伺われる。とても丁寧に仕入れている感じ。つまみよりも握りが良い。山形県温海(あつみ)温泉出身のご主人は斜め前のテイクアウト専門の鮨屋から独立して97年にここを開いたらしい。経歴的には地味であるが腕はなかなか。酒は雑賀や三千盛、東北泉、黒牛を置いている。都営浅草線西馬込駅の近く。第二京浜の南側。02年2月。
鮨処すゞ木(池袋)
東京都板橋区南町34-7/03-3973-0914
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
徳助(尾山台)
東京都世田谷区尾山台3-10-10/03-3701-2383/12〜14/18〜22/日休
鮨。尾山台の商店街にある半地下の店。郊外とは思えない高い水準。全体にやさしいやさしい女鮨で、口の中でおだやかにほどける感じが良い。コハダ、オニカサゴ、シマアジ、小柱、干瓢、うまい。芝海老や白身のすり身をくわえてカステラ状に焼き上げた玉子もとてもいい。器も良い。冷酒は初孫のみ。10年ぶりくらいに伺ったが、ご主人、前よりどっしりして揺るぎない感じになった。タネに比べて酢飯がちょっと弱いかな。でもバランスは悪くない。住宅街の佳店。97年11月。06年4月。
あら輝(世田谷)
東京都世田谷区中町4-27-1/03-3705-2256
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
與兵衛(江東)
東京都江東区大島2-24-5/03-3682-3805
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
喜奈古寿司(八王子)
東京都八王子市元本郷町1-4/0426-25-2008/11.30〜22/月第2日休/12000円〜
鮨。八王子の有名店。バブル時代は東京からわざわざタクシーに乗って行く人も多かったと聞く。もちろんそれだけヒトを引きつける魅力があるのだろうが、全体につまみ重視&脂とろとろ系なので、ボクの好みとは残念ながら合わなかった。大トロのステーキ(好き嫌い分かれるところ。ギトギトしすぎ)などの料理ものがお好きな方には(その立地の意外性も手伝って)堪らない店ではないだろうか。ただ、東京からわざわざ通っている客達はご主人を持ち上げすぎで、ご主人も少し威張り気味のしゃべりをする。その辺は話術の売りでもあるとは思うが、ボクはそこもなんとなく合わなかった。94年8月。
| 天ぷら |
TEN・ICHI deux(銀座)
東京都中央区銀座4-1西銀座デパート1F/03-3566-4188/11〜21.30/無休/名物天丼1600円
天ぷら。「てんいち・デュー」。つまりはあの銀座の老舗「天一」の廉価版なわけですね。天一の味をお気軽に、というコンセプト。眉に唾つけながら入店したのだが、ごま油で揚げた「名物天丼」(1600円)は意外においしくそれなりに満足。セットでついてくる赤だしもおいしい。「deuxセット」というセットもあるが、ここは名物天丼で十分かと。西銀座デパート1F。細長い店内は仕方ないとはいえ、その内装とテーブルなどの設えがちょっとだけ時代遅れかなぁ。01年4月。
近藤(銀座)
東京都中央区銀座5-5-13 坂口ビル9F/03-5568-0923/12〜13.30/17〜20.30/日・祝月休/10000円
天ぷら。もと山の上ホテルにいた近藤文夫氏の店。池波正太郎が愛した近藤さん(当時「山の上ホテル」)の料理。池波正太郎好きにはたまらない店だろう。さつまいものてんぷら(時間がかかるから先に注文しておく)と天茶が名物。他には野菜類がわりと印象的。さつまいもは分厚くほくほくでおいしいが、全体にインパクトが強い味ではなく、極めて真っ当で穏やかなもの。山の上ホテルの店と同じような印象かな。ちなみに揚げ鍋をふたつ使うことでも有名な店である。油の温度が下がらないよう、タネが浮いてきたら鍋を移す気の使いよう。丁寧な店である。95年11月。
改装して久しぶりの訪問。白木のカウンターになり清々しい。ただ奥の部屋に通されてしまい、近藤氏ではなく若手に揚げてもらうことになり、その若手もどこかおどおどしていて正直もうひとつだった。彼は頻繁に目の前からいなくなり、サービス係もめったに来ず、食事の楽しさもほとんどなかった。これで同じ料金は解せないなぁ。こぢんまりと親密な奥の部屋をわざわざ作った意味は? 夜のコース8400円から。06年11月。
あさぎ(銀座)
東京都中央区銀座6-4-13/03-3289-8188
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
天亭(銀座)
東京都中央区銀座8-6-3新橋会館B1F/03-3571-8524
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
天はる(新橋)
東京都港区新橋3-17-8/03-3431-8068
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
橋善(新橋)
東京都港区新橋1-7-11
天ぷら。天保2年(1831年)の創業という老舗。天丼を発明した店としても有名。江戸風味のタレは辛口。純ごま油100%で揚げるので後口もさっぱり。昼の名物かき揚げ丼(2400円)は化け物のようなかき揚げが乗っている。お好み焼きのような形状で異様な大きさ。油が悪いのか胸焼けしてしまった。タレの味しかしないし。まぁ浅草の大黒屋に近い感じの「江戸てんぷら」なので、好きな方にはたまらない味なのかもしれない。夜はコース8000円から。97年10月。
※2002年8月20日で閉店。橋善系の味が現在食べられる店として、鹿児島の「天婦羅新橋」がある。橋善で22年働いた方が開いたお店らしい(メールでの情報)。あの独特の味、また食べてみたいなぁ。
黒川(築地)
東京都中央区築地6-21-8/03-3544-1988
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
てん茂(日本橋)
東京都中央区日本橋本町4-1-3/03-3241-7035
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
みかわ(茅場町)
東京都中央区茅場町3-4-7/03-3664-9843/11.30〜13.30/17〜21.30/水・第2火休/6000円〜
天ぷら。リーズナブルでうまい数少ない店。量もたっぷりのコースで6800円だったりするのだ。この味でこんだけ安いのはうれしい。塩やカレー粉をまぜてつけるタイプ。芯をレアに保っている魚介類は旨みが凝縮。うまい。特に最後のかき揚げはとてもいい。揚げるのは主人の早乙女氏。いまや日本一の職人と言われる人だが、彼の出した「天ぷら道楽」という本はちょっと嫌味だった。わかりにくい場所にあるが行って損はない。まずは昼のコースを。95年12月。99年11月。
山の上(神田)
東京都千代田区神田駿河台1−1 山の上ホテル本館1F/03-3293-2311/7〜10.30/11〜21.30/無休/9000円〜
天ぷら。山の上ホテルの和食処だが、池波正太郎ら文人達が褒めちぎる天ぷらで古くから有名(東京のホテルで一番最初に天ぷらをはじめた店らしい)。いまでも出版社関係の作家接待でにぎわっている店でもある。で、カウンターで文壇気分に浸りながら天麩羅を食べたのだが…。味はわりと普通かな。文句も特にないがうまい!も特にはない。コースは9000円からであるがちょっと高く感じた。店内雑然としていてくつろぎにくい。近藤文夫氏が去ったあと、後継者が個性を出してしっかりしてくるまでの辛抱なのかもしれない。年代物の冷蔵庫はとても素晴らしい。95年12月。
いもや(神保町)
東京都千代田区神田神保町1-22/03-3293-0366
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
つきじ天辰本店(築地)
東京都中央区築地7-11-12/03-3545-3404/11〜14.45/17〜21/無休/2000円〜
天ぷら。昼の「のっけ定食」がわりと好き。これはかき揚げ丼と天麩羅の両方が楽しめる定食であるが、しつこいかというとさにあらず。揚げたての天麩羅はさらり&からりと揚がり、程が良い(とはいえ、昼にこれを食べると午後に相当もたれるが)。夜も比較的安価に食べられ、旬の仕入れも怠りない。全体的にレベルが安定した店。00年7月。
大黒屋本店(浅草)
東京都台東区浅草1-38-10/03-3844-1111/11.30〜20.30 /無休/2000円〜
天ぷら。伝統的な天丼の店である。でかい海老が3尾。独特の濃いタレがかかってべとべと。黒いてんぷらなのだ。衣がべとべとなのでカラッとした歯ごたえはなく胸焼けもするが、これはこれで伝統の揚げ方なのだろう。明治20年の創業当時は蕎麦屋で、このタレはそばつゆだったらしい。なるほどね。とはいえ浅草に行くと何故か食べてしまう、癖になる味ではある。ボクにとっては浅草そのものの味なのだけど。97年3月。
楽亭(赤坂)
東京都港区赤坂6-8-1/03-3585-3743
天ぷら。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
みや川(青山)
東京都港区南青山6-1-6パレス青山1F/03-3400-3722/11.30〜14/17〜22/日祝休/2000円〜
天ぷら。根津美術館すぐ近くにある関西天ぷらの老舗。薄い衣で白く上がった天ぷらは格安かつ安定した美味で、常連さん(一緒に行った)に言わすと「昔から味が全く変わってないところがすごい」となる。内装も「昔から全く変わってない」だろうなぁ。昭和っぽい設えの店で実に雰囲気がよい。客層も「昔から全く変わってない」感じ。初老の紳士を中心に昭和的。みな穏やかに楽しんでいる。ご主人も店員さんも昭和な感じ。表参道でこういう店は貴重である。天ぷらもちゃんとおいしい。多少油が気になる部分はあるが、この値段なら全く文句はない。ひとりでひっそり通いたい店。昼は2000円程度。夜は6〜8000円。騙しみたいな天ぷら店が多い中、とても良心的な佳店である。06年9月。
てんぷら わ田(白金)
東京都港区白金6丁目23-1/03-3441-5772/11.30〜14/17.30〜22/水休/6000円〜
天ぷら。一品がどれもうまいのでなかなかてんぷらまで行き着けない割烹風てんぷら屋。料理は各種揃い、サラダ系とかもとてもうまい。お酒も八海山を始めいいものを置いている。雰囲気はかなりカジュアルだが、味は本物。敢えて言うなら雰囲気のわりにちょっと高めかな。故勝新太郎氏や日野晧正氏なども常連。カウンターと小上がりひとつ。天ぷら定食は1600円。天現寺の交差点から目黒トンネルの方に歩いて、恵比寿三丁目の交差点をすぎてすぐ右。98年8月。再訪数回。
天婦羅からさわ(西麻布)
東京都港区西麻布4-15-18/03-6418-7878/11.30〜14/17.30〜21.30/水祝休
天ぷら。西麻布の「成城いしい」の真裏の細道にあり2005年11月にオープンした。ホテルオークラの「山里」出身のご主人が揚げる。丁寧で上質で、安心してゆっくり話が出来る感じ。いい意味でとてもホテル的。話が主役で天ぷらが脇役。歳とともにこういう店が心地良くなってくる。33年「山里」で揚げ、その後一瞬札幌の店を手伝った後ここで独立したらしい。弟子は札幌からついてきたようだ。パキスタンの岩塩で食べることを勧められる。まろやかでおいしい。おまかせが6300円、8400円、11550円の3つ。量ではなく食材の違い。8400円のコースを食べた後好きなのを追加して10000円くらいが適当かな。野菜系の天ぷらうまし。〆の天茶もうまい。店内わりと広めで清々しい。インパクトはないが丁寧な仕事。昼は天麩羅定食(1300円)天丼定食(1300円)。06年6月。
食通ゆたか(蒲田)
東京都大田区羽田4-22-9/03-3741-2802/11.30〜14/17〜22/火・第2水休/3000円〜
天ぷら。羽田沖で捕れるいわゆる「江戸前」の魚を中心に食べさせてくれる羽田地元の天麩羅&居酒屋。古くは羽田浦と呼ばれたこの辺は多摩川と東京湾の水が混ざりあって良いプランクトンが発生するため魚がおいしいと言われている場所。特に穴子が有名で、高級鮨屋など羽田の穴子しか使わない店もある。そんな地の魚を羽田で楽しむならなかなかオススメのお店である。
「食通」という名前にちょっと引くが、入店するととてもきさくでくつろいだ雰囲気が漂っていて安心する。多摩川河口で捕れるボサ海老のかき揚げ(でかい!)や、7月中旬から10月にかけてのギンポ(銀宝)の天麩羅、9月末から3月までのハゼの天麩羅、そして穴子の白焼きから天麩羅まで、すべて羽田の地の魚。季節の魚に確実にありつくには電話して聞くのが一番。ただし埋め立てが進んでギンポなどはほとんど捕れなくなったと言う。
出始めのハゼ天をいただいた。大きめのハゼで、香りがプーンと脳天まで駆け上る。これだけでも訪れる価値あり。天麩羅自体の揚げ具合もよく(洗練というより実直な揚げ方で好ましい)、ビールが進む。
地元のお客さんでよく賑わっているのも安心。1階はテーブル席と座敷。2階は大宴会もできる大座敷。2005年9月に訪れたときはまだ新装開店直後だったみたいで、新しい建材の匂いがしていた。天麩羅店としてわざわざ行くことはないが、羽田沖のおいしい素材を食べるならどうぞ。05年9月。
| 蕎麦 |
流石(銀座)
東京都中央区銀座1-19-12 理研ビルB1 /03-3567-0012/11.30〜14.30/17.30〜22.30/土休
そば。伊豆の修善寺では有名な蕎麦屋「朴念仁」が銀座に支店を開いた。「朴念仁」のことは高級旅館「あさば」に行った人たちから噂は聞いていた。旅館の近くにあるらしく、泊まった人が翌日食べに行くことが多いという。ボクは「あさば」も「朴念仁」も未訪だが、「あさば」と組みになって評判が高くなったと聞いて、ちょっと心配していた。だって旅の途中だし「あさば」の後だし、印象が加速度ついて高くなるに決まっている。果たして東京で単独で食べたらどうなのだろう…。と思っていたら、たまたま開店して3日目に友達に誘われ、いそいそと出かけた。んー。その心配は(開店当初に限っては)当たってしまった。地下の店だが、閉鎖的空間のわりにくつろげる感じではある。が、修善寺の有名店というにはさりげなさすぎる雰囲気。問題の蕎麦はよく言えば優しいもの。開店三日目なので仕方ないと思うが、オペレーションも悪く、一品ものもどれももう少し。とても「流石!」と驚くレベルではなかった。1年後くらいに再訪してみよう。04年5月。
宮城野(銀座)
東京都中央区銀座4-13-13/03-3543-9637/11〜16/17.30〜22/日休/900円〜
そば。歌舞伎座のすぐ近くにあり、昼は午後4時までやっているので、昼の観劇後に軽くという使い方で重宝している人も多いだろう。そばは普通っぽいといえば普通っぽいが、香りもちゃんとしていて標準的。鴨せいろが好き。歌舞伎座近くで迷ったときはわりと行くが、どの時間帯に行っても安定しておいしいので好きである。02年4月。
泰明庵(銀座)
東京都中央区銀座6-3-14/03-3571-0840
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
よし田(銀座)
東京都中央区銀座7-7-8/03-3571-0526
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
手打ち蕎麦 成冨(銀座)
東京都中央区銀座8-18-6/03-5565-0055
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
竹泉(新橋)
東京都港区西新橋1-5-10 B1F/03-3508-8166/11〜21/日祝休 /2000円〜
そば。もとの「本陣房」。「本陣房」自体はより新橋駅よりに移り(新橋2-11-4)、ここはそこの姉妹店として内装・打ち手などはそのままに名前だけが変わったらしい。東京でもトップクラスだと思っていたその蕎麦はちょっとハテナに変わってしまった気がする。相変わらず歯ごたえ喉ごしは抜群だが風味に欠けるきらいがある。更科系とはいえ、以前はもう少し輪郭がはっきりしていたように思えるのだが。田舎よりせいろを薦める。鴨せいろもいい。サービスは良くなった。97年3月。
新橋 本陣房(新橋)
東京都港区新橋2-11-4 B1F/03-3593-3033/11.30〜14/17〜21.30/日祝休/2000円
そば。以前「本陣房」があった場所は「竹泉」と名を変えて内装も経営も打ち手も変らず営業中。で「本陣房」自体はより新橋駅の近くに移ってきた。ちなみにこの店の上にある「天祥庵」も同じ経営。名前を変えてチェーン展開しているのですね。メニューも各店全く一緒。味の違いは打ち手の違いだけ。でもそんなに顕著には違わない。更科系・甘めのつゆは変らないし。せいろか三色もり(変わりそば、せいろ、田舎)がお勧め。鴨南蛮はもうひとつだった。97年3月。
※ここは「新橋 本陣房」と名前を変え、駅の汐留側の新橋駅前ビル1号館に「本陣房 本店」が出来た。なにやらややこしくなってきた。
本陣房 本店(新橋)
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1F/03-3574-6667/11.30〜22/土日祝休
そば。新橋周辺にあって様々な展開を見せる「本陣房」グループ。もともとあった場所は「竹泉」と名を変え同じ人が打ち、その後移った場所でしばらく「本陣房」としてやっていたが今は「新橋 本陣房」。同じビルの2Fに「天祥庵」があり、その斜向かいに「味喜庵」があり、そしてここ新橋駅前ビル1号館に「本陣房 本店」という店が出来た。ややこしい。以前はメニューもどの店もほとんど一緒だったが今はどうなのだろう。
各店食べ比べてないのでわからないが、本店の蕎麦はうまい。せいろや田舎は薫り高く、変わりそばもきっちり混ぜる意味が感じられるもの。汁物もなかなか。日替わりで出る料理が勝った蕎麦も良い。酒の品揃えもいいし、鴨鍋やコース料理も充実している。最近では一番よく利用する店となってしまった。接客も心地よい。06年12月。
能登治(新橋)
東京都港区新橋3-7-5/03-3591-3584/日休/700円〜
そば。赤レンガ通りにあり街場の蕎麦屋のうまそうな雰囲気が漂っている店。汁物はまぁまぁだが、もりはいまひとつかなぁ。なによりつゆが深みの足りない味で、口に化学調味料のような後味が残った。そば自体もとっても普通。数回行ったが、ムラがある店というのが正直な感想。ちなみに、ここのご主人のお母さんは「室町砂場」先代の姉、奥さんは「巴町砂場」主人の妹らしい。基本的に砂場系かな。96年12月。
辻そば(新橋)
東京都港区新橋5-33-3/03-5401-1851
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
京橋恵み屋(京橋)
東京都中央区京橋3-4-3/03-3272-8616
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
並木薮蕎麦(浅草)
東京都台東区雷門2-11-9/03-3841-1340/11.30〜19.30/木休/800円〜
そば。伝統の有名店だ。「鴨ヌキ」で一杯、とかが似合いそうな店。酒は菊正宗の樽酒。雰囲気もいいし好きな店ではあるが、ここのそばが特にうまいかと言われるとそれはハテナ。雰囲気はそばの味の大きな要素なのでこの店はこれからもボクにとってはおいしい店であり続けるだろう。ただ、追加注文を認めないということに象徴される「回転率重視的考え方」は、この店をダメな店に変えていってしまうかもしれない。混雑時は作り置きしているみたいだし。つゆは東京一濃いといわれるが、少しつけて食べる分にはおいしい。前より辛くなった気がする。96年10月。
上野薮そば(上野)
東京都台東区上野6-9-16/03-3831-4728/11.30〜20.30/水休/700円〜
そば。コシのあるそばで香りも強い。つゆは濃いめの甘口。ほんの少しつけただけで香り立ついいバランス。600円と安い「せいろう」だが総合的にかなりのレベル。非常に普通っぽい店なのだが、味は期待以上。わりと好き。96年9月。
出雲蕎麦本家(神保町)
東京都千代田区神田神保町1-51/03-3291-3005/11〜20.30/日祝休/1000円〜
そば。東京ではあまり見かけない出雲蕎麦。割子に盛られた蕎麦に、つゆを上からかけ、それから、ネギやノリなどの薬味を好みで合わせる。「割り子蕎麦」と呼ばれる所以。五段重ねの割子で一人前だが、見た目ほど量はないので大丈夫。真っ黒なそれは強い香りと程良い苦みがあってなかなかいい。歯にゴツゴツ当たってくる感じが心地よい。99年4月。※再開発により近くに移転。以前のいい雰囲気はなくなった。
九段一茶庵(神保町)
東京都千代田区神田神保町3-6-6/03-3239-0889
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一番町吉田(麹町)
東京都千代田区一番町15-15/03-3234-9948/11.30〜14/17.30〜20.30/日祝・第1.3.5土休/1000円〜
そば。趣ある店内。つまみにお酒で昼間っから粘りたい、そんな蕎麦屋だ。蕎麦自体もおいしいが、鴨の味つけが最高。「鴨せいろ」を是非。全体的に蕎麦より料理な店なのかもしれない。もっと何度も行ってみたいがあまり行動範囲ではないので。96年7月。
納札亭六輔(馬喰町)
東京都中央区日本橋馬喰町2-2-7/03-3663-4958/12時頃から/日祝休/4000円
そば。店に入ると、まず親父に睨まれる。勝負を挑まれるような感じ。不快。その後も不機嫌な雰囲気を一定にキープしながらものすごい思い入れでそばを打ち始めるのだが、客はそれを有り難く見物する、というカウンターの作りになっていて、う〜ん、なんだかなぁ…。たかがそば。客に嫌な思いをさせてまでそんなに求道してどうする。極細のそばは確かにうまかったが亭主の「姿勢」がボクには合わない。この頃噂を聞かないがどうしたのかな。94年12月。※閉店。
かんだやぶそば(神田)
東京都千代田区神田淡路町2-10/03-3251-0287/11.30〜19.30/無休/650円〜
そば。久しぶりの再訪。「いらっしゃい〜」の「い〜」の部分を伸ばしてハモる、あの独特の接客は変わらず。懐かしい。緑色の蕎麦は香りはまぁまぁだが、喉越しがイマイチ。また、つゆもちょっとぼけた味のような気がする。辛口になりきれてなく、どちらかというと甘めのベタベタ感があって、そばとの馴染みがいまいちな気がする。エントランスの感じ、店内の雰囲気、接客、ともにいいが、味的にはもう少しかなぁ。量も少ない。00年6月。
神田まつや(神田)
東京都千代田区神田須田町1-13/03-3251-1556
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
手打古式蕎麦(湯島)
東京都文京区湯島3-20-5/03-3836-5229/11.30〜14.30/18〜20.30/日・第2土休/1200円〜
そば。真っ黒な蕎麦である。甘皮も一緒に挽くからで、香りはそれだけ強いのだがモソモソ感は残る。つながりにくいらしくいろいろ蘊蓄が壁に張ってあるが、まぁ期待した半分位の味だった。つゆは大根おろし汁と生醤油のブレンドだが特にそれが効果を上げているとも思えない。蕎麦としては季節が悪い時季に行ったから申し訳ないけど、食べていて楽しくない蕎麦だった印象。97年7月。
室町砂場(日本橋)
東京都中央区日本橋室町4-1-13/03-3241-4038/11〜19.30/日祝第3土曜休 /600円〜
そば。創業明治2年の老舗。全体に素っ気ない店であるが、味はやっぱりいい。まずは玉子焼きを。これはいつ行ってもハズレない名作。ざる(一番粉)よりもり(二番粉)がオススメ。どちらも量が少ないので(不満)、両方もらってもいいかもしれない。なお、ざるとは書いてあるが海苔はついてない。一品物もどれもうまいので頼むと楽しい。99年12月。
藪平(日本橋)
東京都中央区日本橋茅場町2-4-9/03-3666-2890/11〜14/17〜20/土日祝休
そば。ここは「藪平特製冷やしカレー」(720円)がよい。冷やしカレーと言っても、カレーが冷たいわけではない。熱々のカレー(もちろん蕎麦屋独特のカレー!)が丼になみなみとつがれて出てきて、その横に冷たいせいろ蕎麦が出てくるのである。そう、冷たいせいろ蕎麦をカレーにつけて食べる方式なのだ。カレー蕎麦はその熱で麺が伸びていて蕎麦の香りもせず惜しいと思っていたボクには福音のようなカレー蕎麦である。なにしろ冷たいせいろ蕎麦だから伸びてないでしょ? それを箸でひとつまみしてカレーにつけてサッと喰うと、きちんとコシがある蕎麦でカレー蕎麦が食べられる。んでもってカレーは熱くて蕎麦は冷たいという不思議な温度感が口の中で楽しめる。しかも蕎麦をカレーにつけすぎず、箸でつまんだところ10センチくらいは浸さずにズズズとたぐると蕎麦の香りがちゃんとプ〜ンと香る。口中で蕎麦の香りとカレーの香りが混ざるのである。こういうカレー蕎麦が意外とないのだ。古い店内だが清潔で、接客も気持ちよい。他のメニューもうまそうだがコレしか食べたことがない(笑)05年6月。
利庵(白金台)
東京都港区白金台5-17-2/03-3444-1741
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
くろ麦(青山)
東京都港区南青山1-1-1青山ツイン東館B1F/03-3475-1850/11.30〜20.30/日休/600円〜
そば。平均して高水準にあるおいしい店。ここでは熱燗で「そばがき」を食べるのをお勧めしたい。そのあと「もりそば」。ここのもりはとてもおいしい。香り高く歯ごたえも上々。「柚きりそば」も病みつきになる味。つゆは甘め。寒いときは「親子南ばん」が絶品。97年1月。
麻布永坂更科本店(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-2-7/03-3584-9410/11〜21.30/月休/800円〜
そば。新一の橋の角にある。ここは一品ものが充実している。焼海苔、アジ二杯酢、つみれ、あんきもなどをつまみつつ熱燗するのが正解な店かもしれない。そばは酔ったあとにズズズッとかき込み、サッと帰る。そんな利用法が一番かも。そば自体は更科の典型でさっぱりしているが、ワサビがいただけない。96年1月。
永坂更科布屋太兵衛(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-8-7/03-3585-1676/11〜20.30/正月三が日休/800円〜
そば。麻布十番商店街中程の4階建ビル。200年以上も続く老舗。更科系の御前蕎麦は真っ白で喉越しがいい。香り的にはちょっとだが、安心して楽しめる味。つゆは甘汁と辛汁とふたつ来る。混ぜてもいいが辛汁の方が好みかな。全体に大きな食堂風で趣に欠けるが、なんとなく安心は出来る店。97年12月。
松玄(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-11-12 仙台坂オークヒルズ1F/03-3457-5690/11.30〜14.30/17〜23/11.30〜23(土)/11.30〜21(日)/月休/1200円〜
そば。躍進する恵比寿「松下」グループのそば屋である。松下グループの戦略はある種ワンパターンなのだが、くやしいかな、ちゃんと時代に受けているし、それなりに美味い。で、この松玄のそばも、くやしいかな、ちゃんと美味かった。冷たいそばつゆが甘く酒味が勝っているのを除けば、全体に上出来。輪郭のしっかりしたいいそばである。かけそばもちゃんとうまかった。店内センス良し。トイレへの入り方が変わっていて面白い。01年7月。
麻布 川上庵(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-5-7 B1F/03-5439-5757/11.30〜14/18〜28/無休/夜は5000円〜
そば。軽井沢の旧軽ロータリーにある蕎麦店の東京出店。吹き抜けの階段を地下におり(下りたところにある屋外テーブルもなかなか気持ちよさそうだ)、モダンな店内に入る。こういうインテリアの蕎麦屋は得てして味がいまいちなのだが、ここはなかなか良かった。特に一品が充実しているので、オシャレな居酒屋的に使って最後の〆に蕎麦、というのが正解かもしれない。信州系の日本酒もそれぞれなかなかうまかった。一品ものもそれぞれ予想を大きく越えて良かったが、特に印象的なのは豆腐の味噌漬け。日本酒に合う。パンに乗せればワインにも合う。〆の蕎麦(自家製粉)は香り高くちゃんとしている。胡桃だれ蕎麦はせっかくの蕎麦の香りを消してしまうのだが料理としてはとてもおいしい。不安があるとすると、無休で昼も夜も営業する点。夜など朝4時までやっている。クオリティが保てるわけがないと思うが…。青山にも支店あり。05年1月。
千利庵(西麻布)
東京都港区西麻布2-25-19/03-3400-1782/11.30〜14.30/17〜21/1200円
そば。香りがしっかりしていて瑞々し蕎麦。なんてことないんだけどチカラが感じられる。どうだ!うまいだろう!って感じがない分、ココロを開いて食せるのだ。せいろと田舎、ふたつ注文してちょうど。97年6月。一品物を肴に酒を飲み、最後に蕎麦をたぐる。一品物はそれぞれそれなりの値段がするわりには特に「うまい!」はなく残念。蕎麦自体はやっぱりうまい。一品を食べず蕎麦のみを食べるのが正解な店かも。01年1月。
箱根暁庵(広尾)
東京都港区南麻布5-15-25広尾六幸ビル2F/03-3441-9006/11.30〜15/19〜21(日祝11.30〜20)/月休/2000円〜
そば。箱根が本店の蕎麦屋。山梨長坂の「翁」(閉店)が全面支援しているらしい。緑をテーマカラーとした店内は箱根の深山にいるような気分にさせ気持ちいい。原材料にこだわりぬいたという蕎麦も薄緑色。香りは高い。が、ちょっとなめらかさに欠ける。つゆはイマイチ。器はいい。一品の「昔造り暁豆腐」は大豆の香りが強くおいしいが、このごろおいしい豆腐を出す店が増えてきたのでまぁ普通かな。全体にレベルが高いんだか低いんだかよくわからない店。評判は高いが満足感は薄い。00年10月。
室町砂場 赤坂店(赤坂)
東京都港区赤坂6-3-5/03-3583-7670/11〜20(土〜19.30)/日祝・第三土休
そば。いわゆる「赤坂砂場」。昼下がり、オジサンやオバサンがひとりで酒を飲んで蕎麦をたぐってはサッと帰って行く。それがとても似合う小体な店。黒塗りの車を待たせて食べてる偉いさん。どっかで見た有名人など、客はやんごとない感じだが、この店の接客はどの人にも平等で飄々としており感じがいい。機械打ちの二八蕎麦だがちゃんと香りもほどよくなかなかうまい。玉子焼き。焼き鳥などの一品もうまい。夏の氷うどん、冷やししるこもよい。ひとりでちょっとだけ、という時に妙に行きたくなる店だ。建物の感じもとてもいい。02年2月。再訪数回。
本むら庵(六本木)
東京都港区六本木7-14-18/03-3401-0844/11〜21/火・第3月休/800円〜
そば。六本木の喧噪に疲れたらちょいと寄りたいそばの老舗。きちんとしたそば。素材も手順もこだわりが感じられる。ちゃんと自分のところで玄蕎麦から粉にする。腰と香りがほどよくありつゆもワサビもしっかりしている。安心して食べられるいい店である。なんというか美味すぎない感じがいい。ニューヨーク支店のほうにも行ったことがあるが、思ったより真摯に蕎麦を作っていてうまかった。本店は荻窪にあるがまだ行っていない。97年1月。
そば懐石 翁(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-3-10ファイブアネックスB1F/03-3477-2648
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
そば処吉遊(新宿)
東京都新宿区新宿3-30-11高野第2ビルB1F 三越隣
そば。新宿では一番の蕎麦屋じゃないだろうか。いや東京でも屈指のうまさかも。店はビルの地下ながらとても落ち着いた雰囲気で、思わずお酒(久保田)がほしくなる。香り高く腰の強い蕎麦はもちろん十割。量は少ないから2、3枚はいける。ただたまに歯にごつりと挽ききれていない甘皮が当たるのが気になる。一日30枚限定の田舎蕎麦は12時には売り切れちゃうから注意。96年10月。
※98年6月12日をもって閉店。残念! なお、白金に移って00年9月より「三合菴」という名前で営業中。評判高し。港区白金5-10-10/03-3444-3570。「吉遊」のあとは「彩蕎庵 吉遊」という名の店になっている。未訪。
傘亭(高田馬場)
東京都新宿区高田馬場3-33-5/03-3364-5758/12〜17頃(売り切れまで)/金休/3000円
そば。うまい。実質カウンターのみといってもいい小さな趣ない店だが、非常に志の高いそばが食べられる。その志はいろんなところで表れている。そばより香りが強いからという理由で薬味にワサビを使わなかったり(辛味大根で食べさせる。蕎麦につけるのではなく箸休めにつまむのが正解)、つゆもその日の蕎麦の状態に合わせて割合を変えたり、蕎麦から一品からすべて素材の出所を明らかにしていたり…。なんだか肩が凝る気もするがうまいから許そう。香りが非常に高く蕎麦を食べる至福が味わえるはずだ。一品は崩し豆腐、径山寺味噌などそれぞれ絶品。お酒も神亀がある。高田馬場駅から早稲田大学とは反対の方に早稲田通りをバス停一個分くらい歩いた右側。割と遠いので諦めずに歩くこと。98年1月。
夢呆(学芸大学)
東京都目黒区鷹番3-17-6/03-3710-1180/11.30〜20.30/土日祝は15〜17休み)/木休/1000円〜
そば。住宅街にあるのに非常に評判がいい店でかなり賑わっている。わりと普通な蕎麦。なめらかだが香りがいまひとつでコシももう少しほしい感じ。この店はうどんも評判がいいようだが、確かにうどんはうまかった。ざるうどんは細目で力がある。揚げた野菜類を入れたつゆにつけて食べる「山家うどん」が売りのようだが、これはボクには合わなかった。ざるうどんの方が好き。有名な蕎麦屋なので期待しすぎた部分はあるが、おいしいとはいえ意外と普通っぽい印象。99年11月。
鞍馬(西荻窪)
東京都杉並区西荻窪南3-10-1/03-3333-6351
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
匠(中目黒)
東京都目黒区中目黒3-5-5/03-3794-8877/11.30〜13.30/17.30〜25.30/日祝休/1200円〜
そば。新潟は小千谷地方の「へぎそば」を食べさせる店。へぎとはそばを乗せる箱を指す方言らしいが、そば自体の特徴としては「ふのり」をつなぎに使うこと。ふのりを煮込んで糊状にしてつなぐらしい。食感としては普通の蕎麦より粘りを感じる。言われてみれば磯の香りもする。冷酒によく合う。そんな感じ。箱(へぎ)に乗ってくるのを楽しむなら2人以上で行った方が良い。一品料理がいろいろあるので、居酒屋として利用している客も多い。地酒も新潟のものを中心に揃っている。夜遅くまでやっているので便利。〆にラーメンよりそば、という人に特にお勧めだ(恵比寿からタクシーで10分くらいだし)。山手通り沿い。00年3月。
鷹匠(根津)
東京都文京区根津2-32-8/03-5834-1239
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
遊庵(五反田)
東京都品川区西五反田7-13-11/03-5487-2136/11〜15/17〜22(土は11〜15)/日祝休/650円〜
そば。五反田近辺では貴重な蕎麦屋。蕎麦以外にも一品が非常に充実している。七厘焼きで季節の乾物、特製豆腐、鍋などいろいろ。メニューが豊富なので居酒屋的に使っている客も多い。肝心の蕎麦は香り高くうまい。が、すごく印象的かと言われるとそうでもないかも。汁物は特にいまいち。汁はかなりり濃いめ。そば湯もよくない。薄くてカルキ臭かった。この店は(酒も充実しているから)居酒屋的に使用して、〆に居酒屋ではとても味わえないレベルの蕎麦が出る、みたいな使い方がベストなのかもしれない。五反田TRCの裏手。99年12月。
しながわ翁(品川)
東京都品川区北品川1-8-14/03-3471-0967
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
吉田家(品川)
東京都品川区東大井2-15-13/03-3763-5903/11〜20.30/火休/800円〜
そば。旧東海道に幕末期からあった伝統のそば屋。この辺にしては大きな店で、しかもよく流行っている。和服を着たサービスの女性が数人店内を走り回っており、へーこんなところにこんな活気が、と驚いてしまう。肝心のそばは穏やかで主張が激しくないもの。のど越しはいいが香りは薄め。生粉打ちのようである。数年前から北海道産の蕎麦粉を使っていると聞いた。庭園に面した離れもあり大人数での宴会にも対応している。01年9月。
布恒更科(大森)
東京都品川区南大井3-18-8/03-3761-7373
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
手打蕎麦しのはら(大森)
東京都大田区大森北4-13-19/03-3764-3851
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
いさ美庵(大森)
東京都品川区南大井6-20-18/03-3761-1719/11〜15/17〜21/日祝休
そば。大森の団地前にあって決して立地はよくないがとてもおいしい蕎麦を出す街場の良店。夜の外観もなかなか風情あり。北海道産石臼挽きそば粉を使用し丁寧に打った蕎麦はわりと香り高い。初夏の芽ねぎおろし蕎麦がとても良かった。冬は小柴のシャコ天。大森海苔が入った品川蕎麦も良い。一品物もなかなか良い。サービスも親切丁寧。「布恒更科」が近いのでどうしてもそちらに行ってしまうが実はこの店も捨てがたいのである。その「布恒更科」で修業したと聞くが定かではない。04年7月。
織田(自由が丘)
東京都世田谷区奥沢3-31-3/03-3729-2949/12〜15.30/17〜21/火休/1000円〜
そば。2001年現在、おいしいと評判の店で、かなり期待して行ったがボクが行った時はもうひとつだった。せいろは香りがなく、くたっとしていて、濃い目かつ香りが強めなそばつゆに負けている。鴨南蛮はつくねとネギという組み合わせの具だったが、つくねが細かく割れ、せっかくの出汁(うまい)を濁らせてしまう。田舎そばは甘皮がコツコツ当たるのはいいが、香りがなく喉越しも楽しくない。かき揚げも衣が厚く中がちょっと生めであった。玉子焼きもわりと普通。でも、うどんはストイックななかなかいいうどんだった。それぞれにもちろん標準的でいい蕎麦屋だと思うのだが、こちらが期待しすぎた分、ちょっと印象は辛目。ただ一品物とお酒が充実しているので、そば居酒屋と考えるとかなりいいかも。奥沢駅からすぐ。店の雰囲気やサービスはなかなかいい。01年12月。
竹やぶ(千葉・柏)
千葉県柏市柏1144-2/0471-63-9838/11.45〜20/木休/1500円〜
そば。わざわざ食べに行ったがさすがにうまかった。そばがきが絶品。そば切りもエッジが立って鮮烈なもの。独特の民芸調のインテリアは蕎麦屋としてはちょっと異様で好みではないが、全体にとてもレベルが高い蕎麦屋。95年10月。※ずいぶん前の感想なので保留中。
| うどん |
さか田(銀座)
東京都中央区銀座1-5-13仰秀ビル2F/03-3563-7400/11.30〜15/17〜22/日祝休/700円〜
さぬきうどん。もうそろそろ「本場のおいしさに近いさぬきうどん店の東京での草分け」と呼んでもいいかもしれない。さぬきうどんブーム前から地道にがんばっている店で、初期にはちょっとムラがあったが、職人も年ごとに腕を上げてきている印象。歯ごたえ、粘り、喉越し、それぞれに良い。縦横無尽の「逃げ」がこれに加われば言うことなしのおいしさ。たまに固いだけの時もありガッカリするが、打率は高いほう。銀座近辺で本場に近いさぬきうどんが食べたい時には重宝している。メニューに「香川県出身の方へ。ひやあつ、そのまま、あります」と書いてあったりしてなかなかマニアック。99年9月。再訪多数。
寛文五年堂(銀座)
東京都中央区銀座7-6-5/03-3571-6076
うどん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
七蔵(新橋)
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館 2F/03-3571-5012/ 11〜 14.30/17〜 22/土祝休/1000円〜
稲庭うどん。以前は同じビルのB1Fにあり、昼は稲庭うどん、夜は天麩羅をやっていた。カウンターのみの小さな店で昼はいつも大行列で有名であった。それが2005年4月に2Fに移り広くなった。昼は従来通り稲庭うどん。夜は和洋入り交じった創作料理系を出す。
昼の稲庭うどんはつけめん方式で食べるのだが、つけるスープが実にうまい。旬の食材をつかって季節ごとに変えていくのだが、春のふきのとうの瑞々しさが忘れられない。スープはつゆを足してもらって最後に飲んだりもする。特製ミニ丼(まぐろ丼 orいくら丼)をつけてもらって1000円前後で腹一杯。かなり満足すること請け合いである。後文という老舗メーカーの秋田稲庭うどんを使っている模様。4人がけテーブルが10ほどあり、真ん中にドンッと大テーブルまである。従業員も10人ほどに増えた。ただ、従業員は多いのになぜかお盆を手にベルトコンベアー形式で料理をもらわないといけないのはちょっと残念。なんだか社員食堂で食べているようで少々味気ないのが難。01年6月。05年4月。再訪多数。
新橋さぬきや(新橋)
東京都港区新橋3-21-10/03-3432-7373/600円〜
さぬきうどん。看板に「古式手打ちうどん」とある。なにをもって古式とするかは置いておいて、とりあえず昔ながらの手打ちということだろうと入ってみる。入り口横に打ち台があって実際に若いのが打っている(ご主人が打つこともある)。数回行ったが、思いのほかうまい。特に茹でたてに当たるとなかなかの歯ごたえとコシ、粘りを楽しめる。ぶっかけやら冷やし黄金うどんやら、冷たいのは良かったが、釜揚げは単なる「湯だめ」であった。つまり茹でたてではなく、一度冷水にさらしたものを温め釜揚げの湯にさらしたものだった。うーん、残念。01年6月。
ちなみに「味噌けんちんうどん」は二日酔いの時の特効薬。05年12月。
かおりひめ(新橋)
東京都港区新橋2-19-10 蔵前工業会館2F/03-5537-2684/11〜23/無休
うどん。正式には「香川・愛媛 せとうち旬彩館 かおりひめ」という店名。香川の香と愛媛の媛で香媛(かおりひめ)ね。徳島や高知を無視して何故この2県がひっついているのかは不明。四国の中の瀬戸内側、という接点かな。たいていはさぬきうどんを食べに行くのでうどんのジャンルに入れてあるが、基本的には香川と愛媛の郷土料理がいろいろ食べられる。一階が名産ショップにもなっているので仕入れは万全。魚なども県から直送されている。だから夜に来たら郷土料理系居酒屋として活用できるだろう。
ここのさぬきうどんはなかなかいい。釜揚げはもうひとつだが、生しょうゆはわりとまとも。新橋界隈では貴重かもしれない。さぬきの夢2000という国産小麦を使用していて香りがいい。でもつるつるの食感にちょっと欠ける。場所は天ぷらの「橋善」があった跡地。04年9月。
古奈屋(汐留)
東京都港区東新橋1-8-2カレッタ汐留B2F(本店は豊島区巣鴨3-37-1/03-3940-6180)/03-5537-1881/11〜22/無休/750円〜
うどん。カレーうどんで有名な店。96年4月に巣鴨本店に行って以来久しぶりの再訪をカレッタ汐留店で果たしたが、相変わらずユニークなカレーうどんは健在。カレーはかなりクリーミー。甘ったるい部分もありボクはあまり好きではない。麺は細く、カレーとの馴染み易さを考えてあるがちょっと力に欠ける印象。バランスの良さを謳っているが、そこまでいいとは思わない。そして全体にやっぱり高い。一杯1000円はないと思う。また、汐留店は店内店外に料理哲学とか味についてとかのウンチクが書かれた額などがいっぱい下がっておりちょっと興ざめ。カレーうどんに自信を持つのはいいが、店主の料理哲学を筆文字で書いた額とかで味の援護射撃するやり方はボクは嫌い。うどん食べに来て客が哲学を語られる必要はない。どーもこの店とは相性が悪いのか、いつもいまいちな印象を持って帰ってしまう。まわりのお客さんは「おいしー!」と満足していた。02年12月。
金毘羅(浜松町)
東京都港区浜松町2-1-1/03-3432-1047/11〜28/無休
さぬきうどん。浜松町駅と大門駅が近くよく賑わっているが、うどん自体はまぁ普通かなぁ。香川などで本物のさぬきうどんを食べる前ならそれなりにおいしいと思ったと思うけど、衝撃的なうどんたちに出会ったあとだととっても普通(もしくは普通以下)に感じてしまう。だしももう一工夫欲しいし。02年3月。
さぬき富士(虎ノ門)
東京都港区虎ノ門1-26-5/03-3591-3982/11〜18/土日祝休
さぬきうどん。三角形のいびつな店内だが、もう30年近く営業している老舗らしい。「さぬき手打麺保存会」の看板があったりして本格派っぽいのだが、麺はとっても普通なモノ。昼とかに食べる日常うどんとしてはいいかもしれないがわざわざ食べに行くほどではないだろう。02年2月。
丸香(神田)
東京都千代田区神田小川町3-16-1/11.30〜19.30(〜17)/日祝休
さぬきうどん。香川の激うま店「山越」で修行した職人が打つ。そう聞いただけで涎をたらすさぬきうどん好きばかりだろう。ボクも期待して行った。並んで食べた。うん、うまい。でも(これは仕方ないことなのだが)やっぱりさぬきうどんの良さはあの香川の空気と共にあるのだなぁというのが感想。神保町のせわしない場所でせわしない人々と食べると、味がいくら現地に近くてもどうしても「何かが足りない。心からおいしいと言えない」と思ってしまう。個人的な思い出も含めた感想なので、こればかりは仕方なし。06年1月。再訪数回。
しばてん(青山)
東京都港区北青山2-12-27/03-3405-6444/1000円〜
うどん。讃岐風手打ちうどん。外苑前店の方に行ったが、思ったよりうまかった。かなりのコシを持っていて東京では出色。こういう麺が東京にも出始めたんだなぁ。だが、コシというよりは「固い」のが残念。さぬき=固い、ではない。また、締めに使う水が悪いせいか風味が悪いのが残念。水を改善してほしい。それと粘りも少し足りない。麺は高樹町店のほうで一括して打つようだ。外苑店はベルコモンズの無印良品側並び。98年5月。
さぬきうどんNRE&めりけんや(恵比寿)
"恵比寿、上野、新橋、武蔵小杉、秋葉原各駅構内"/7〜22/無休
さぬきうどん。いわゆる駅うどんのチェーンで、さぬきうどんブームの初期に出来た。セルフ形態で客をさばくが肝心の麺がいまひとつ。しかも高い。場所代を考えると仕方ないかも知れないが、これだけ取るならもう少し企業努力を求めたい。ま、便利だからよく利用するけど。01年頃から再訪多数。
長徳(渋谷)
東京都渋谷区渋谷1-10-5
さぬきうどん。洗練された料亭風うどんと呼ぼうか。さぬきうどんとしての麺のうまさ、というよりうどん割烹的うまさなのだ。ざるうどんなども非常に高く暴利か、と一瞬思うが、出来はいい。なめらかなコシと力ある歯ごたえ。種ものはダシがうまい。最高級の素材を使用しているとのことだが確かにうまい。総じて高いだけのことはある味。ただ麺を食べて「これがさぬきうどんの典型か」と聞かれるとうーん…かな。店内のオーディオがマッキントッシュなのがうれしい。99年10月。 ※2000年に閉店。
山本屋総本家(秋葉原)
東京都千代田区神田和泉町1-10-8/03-3861-5030
この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
すみた(東十条)
東京都北区中十条2-5-11/03-3905-0099/11〜14/17〜23/600円〜
さぬきうどん。看板に「讃岐手打うどん酒場」と書いてある。香川の「はりや」の弟弟子がやっているということで、出来てまだ3ヶ月とは言いながらかなり香川の味を彷彿とさせるうどん。歯ごたえ、粘り、喉越し、それぞれに秀逸。固いだけの東京のさぬきうどん事情を塗り替える衝撃。突然現れていきなり東京屈指のさぬきうどんとなった。JR京浜東北線東十条駅南口を出て右へまっすぐ5分ほど歩いた左側にある。十条中央商店街の中。99年9月。再訪数回。
| うなぎ |
ひょうたん屋(銀座)
東京都中央区銀座1-5-13/03-3561-5615/11〜14/17〜19.30/日祝第2.4土休/1200円〜
うなぎ。実は「さかた」でさぬきうどんを食べようと思ったのだがあまりの行列に諦め、となりにあるココにたまたま入った。結果は当たり。古ぼけた鰻屋であるが、実にツボを心得た蒲焼きを出すのである。上品すぎず下品すぎない。ボクが蒲焼きに求めている力強さ、下世話さ、ファイト一発感がここにはある。しかも安い。並が1200円。特上でも2200円。上1800円を食べたが非常にうまかった。しかもユニークなのはどうも関西風地焼き(蒸さない)のようであること。地焼き好きなボクとしてはそれも満足。店の設えも、道に漂ってくる煙と香りも、オヤジがパタパタするボロい団扇も、すべてボクのイメージする「典型的鰻屋」に近い。銀座にこんな店があるとは思わなかった。難を言えばちょっとタレが辛すぎることかな。00年6月。※銀座6丁目店もある。松坂屋の二本裏。ここも安くて良い。炭焼き。(中央区銀座6-12-15/03-3572-2511)
割烹鰻ひら井(銀座)
東京都中央区銀座3-4-18/03-3567-7001/11.30〜13.45/17.30〜20.45/日祝休/1600円
うなぎ。煉瓦亭の斜向かいの小道を入っていくと「うなぎ」ののぼりが見える。「うなとろ丼」(1370円)を名物にしている小さな店。うなとろ丼はうな丼の上にとろろと青のりとうずらの卵が乗ったもの。冷たいとろろが最初違和感があるが、食べてゆくに従ってご飯やうなぎと渾然一体となり、意外な美味に変身する。ただし夏に食べた方がいい。もちろん鰻ととろろという二大スタミナ食が合わさっているから夏バテに効くという意味もあるが、味的に冬だとちょっとしっくりこないのだ。鰻は炭火焼き。天然鰻が入ったときはそのように店前に表示がしてある。ボクが行ったときは浜名湖産が入っていて、4200円の蒲焼きがあった。天然ならこの値段も仕方ないだろう。
鰻以外にもいろんなメニューあり。くじらやフジツボ、馬刺しなどの珍味系も多い。焼酎もとても希少なものを揃えていたり、イグアナ酒や三蛇酒などの中国酒があったり、一品ものも珍しいものがあったりで、ご主人の凝り様が伺える。98年4月。再訪数回。
竹葉亭本店(銀座)
東京都中央区銀座8-14-7/03-3542-0787/11.30〜14/16.30〜20/日祝休/3000円
うなぎ。テーブル席の入り口と座敷の入り口があるが、迷わず座敷を利用するとよい。テーブル席の方に迷い込んだら決然と「座敷の方へ」と強く言おう。2階の中庭を望む座敷は銀座にありながら静かで豊かで雰囲気最高。ふかふかの座布団に座ってゆっくりくつろいだ時間を過ごせるだろう。味はもちろん江戸を代表する味なのだが、まぁ期待以上ではない。普通においしい。満足度は高い。95年6月。
丸静(築地)
東京都中央区築地6-12-10/03-3541-0072/11.30〜15/17.30〜19.30/日祝休
うなぎ。築地の小さな裏路地にあり、昔から近所の人に大人気の店。昼は行列が出来る。メニューは独特。うな重は6種類あり、うなぎの大きさや量で決まっている。連(むらじ)と言う名の2200円のものくらいが昼にはちょうどいいかも。味もいい。タレは薄めでうなぎの味を引き立てる脇役に回っている。ボクは江戸風ならもう少しホクホク柔らかい方が好みではあるが、力強さがあってなかなかいい蒲焼き。00年8月。
宮川本纏(築地)
東京都中央区築地1-4-6/03-3541-1292/11.30〜14/17〜20.30/土休/3000円
うなぎ。明治26年創業の老舗。注文を請けてからうなぎを割くという基本を守っている。だから30分以上は待つことになる。そのうなぎはとても香ばしく、ふわふわの食感でうまい。すごくうまいわけでもないが、安心してうなぎの醍醐味を味わえるだろう。95年5月。
うなぎ青葉(新富町)
東京都中央区新富町1-5-5 トーア新富マンション105/03-5541-3633/11.30〜20.30/日休
うなぎ。神戸で有名なうなぎ屋の東京支店。神戸本店とは違い、焼津産のうなぎを使用。備長炭で丁寧に焼いている。肝焼き串がつく。ふっくら関東風で、とても柔らかくなかなかおいしいうなぎだが特に強い印象には残っていない。吸い物ではなく味噌汁だったがこれはまぁまぁおいしかった。05年8月。
中川(神田)
東京都千代田区神田須田町1-19-4
うなぎ。「鰻のねどこ 中川」とあるように、まさに鰻の寝床のような細長い店内。炭火で焼き上げるうなぎはひと言でいうと「端正な蒲焼き」。静かな味である。おおお!という驚きもないが、残念に思う部分もない。うな丼1900円と比較的安価だし、店の雰囲気もいいし、ついてくるお新香はおいしいし、なかなかだが、蒲焼き自体にはもうちょっと「強い主張」を欲しくなってしまう。そんな感じ。秋葉原の買い物のあと、万世橋を渡ってちょっと食べるには重宝している。00年6月。※2004年閉店。残念。
野田岩本店(飯倉)
東京都港区東麻布1-5/03-3583-7852/11〜13.30/17〜20/日休/3000円〜
うなぎ。うまく天然物に当たれば、タレの味しかしない蒲焼きとは別物の鰻が味わえるであろう。鰻から川の香りが漂ってくる。あめ色に焼き上がったそれはとろける柔らかさで上質のご飯との相性も抜群。ただ野性味溢れる鰻に比してタレの主張が弱い。春秋以外は天然物を出すと言われているが当たりはずれはあるようである。入店から食べ終わるまで(並ぶ時間もいれて)1時間半くらい見ておいた方がいい。白ワインと合うだの赤ワインと合うだのいろいろ騒いでいるワインオタクがいたりするのが玉に瑕な店ではあるのだが。コースは6500円から。97年7月。
最近混みすぎてほとんど行かなくなったが、たまたま行った日の出来は「あれ?どうしたの?」であった。とても普通な感じ。そこそこの値段するだけに残念なことである。06年2月。
阿づ満や(市ヶ谷)
東京都千代田区九段南4-5-12/03-3261-4178/11.30〜14/17〜20.30/日祝・第2.4土休/2000円
うなぎ。座敷でゆっくり味わえるうなぎ。甘だれのBASICなうなぎである。特に印象には残らないが、ハズレもなく、街場のうなぎ屋としてはいい部類だと思う。98年8月。
うなぎ村上(大井町)
東京都品川区東大井5-7-15/03-3450-4585/16.30〜20/日祝休
うなぎ。立ち呑みだが、うなぎ串焼き専門店である。メニューには「うなぎ」「肝」「ひれ」各1串150円。「あたま」1串100円。それにビールと日本酒のみ。コの字型のカウンターにバットが並んでいて、その前に立つのだが、注文しなくても自動的にどんどん串が置かれる。それを食べていって、食べた串はカウンター上に直接置いて、最後に本数で精算というシステム。バットは微妙に傾けられていて、うなぎのタレが片側に溜まっている。溜まっていない方に串を並べ、それを取ってタレにつける。お好みでカウンター上の唐辛子をつけてもいい、という感じ。食べてる途中で追加づけしようとすると注意される(笑)。備長炭で炭焼きされたうなぎは蒸すという工程を経てない地焼きだから歯ごたえもあり、酒がすすむ。ガリボリとあたまを食べて、絶品のヒレを味わい、香り強いうなぎを楽しみ、とやっていると何回転もしてしまう。オヤジさんとかの佇まいもいいし、客も大らかに楽しんでいるし、なんだかくつろげる店。この店を起点に東小路あたりを回るのがボクのパターンのひとつ。05年8月。
野田岩大森店(大森)
東京都大田区大森北1-30-8/03-3761-4110/11.30〜14/17〜19.30/水・最終日休/4000円
うなぎ。麻布の本店の分かれで大森銀座商店街の中にある。昭和初期の風情を残した店内は懐かしさが漂う。この雰囲気が素晴らしい。とろける柔らかさのうなぎは香ばしくなかなか良い。甘めのたれが適度にしつこくて好き。うな重の上の中あたりが手ごろ。サービスもいい。座敷が空いていたら座敷で。97年1月。
21世紀に入ってから改築し、あの得難い雰囲気は全くなくなってしまった。と同時にとても普通の店に様変わり。味も同じく。とても残念である。05年4月。再訪数回。
はせ川(大森)
東京都大田区大森西2-4-4 /03-3761-5282 /11.30〜14/17〜20.30 /水休/うな重(松)2300円
うなぎ。創業が1920年ころ(くわしくは失念)という老舗うなぎ屋。甘めのタレとやわらかく焼き上げたうなぎはちゃんとおいしい。街場の店としてはいい店なのではないでしょうか。環七沿い。京急平和島駅から歩いて5分弱。00年9月。※2002年7月に改装したみたい。以前の店の雰囲気がなくなんなければいいが…。
八つ目や にしむら(巣鴨)
東京都豊島区巣鴨3-34-2/03-3910-1071/10.30〜19/不定休
うなぎ。鰻屋だが「八つ目うなぎ」を売りにしている。八つ目うなぎって見た目は鰻だが実は鰻の仲間ではなく、魚類ですらなく、円口類のヤツメウナギ科に分類される。3億4千年前からほとんど進化してない生きた化石らしく、こういう進化してなくて長く生き抜いてきた種というのはたいてい「健康にいい」ということになっているのだが、実際にビタミンAが豊富で「目にいい」と有名な上に(名前からもそんなイメージ)、DHAやEPAもトップクラスの含有量。体内で作れない脂肪酸も数多く含んでいるとのことで、本当に健康にいいらしい。鰻と比べても、ビタミンAで5倍、ビタミンB2で13倍もあるんだとか。ちなみに目の後ろに7対の丸いエラがあって目が8つあるように見えるから「八つ目」と言われるようになったという。
その八つ目うなぎの蒲焼きを出す店。東京でも珍しい。鰻で言ったら関西風地焼き。蒸さずに備長炭で焼き上げる(見た目は雀焼きに似ている)。食感がおもしろい。砂肝のやわらかいのみたいなプリプリ感。見た目は小さい蒲焼きなのに、口に入れるとパリパリと音がする感じ。タレも濃すぎず良い感じ。ボク的には八つ目定食の中2400円のご飯大盛り、がちょうど良いかな。小さいのが8切れ入っていて、肝吸いも漬け物もちゃんとしている。珍味系ではあるが疲れた時にはいいかも。おばあちゃんの原宿と言われる巣鴨の地蔵通り商店街にある。目黒に支店あり(目黒区下目黒3-13-10/03-3713-6548)06年1月。
| 鳥料理・焼き鳥 |
焼鳥宮川(銀座)
東京都中央区銀座1-9-5/03-3564-3978
焼き鳥。銀座1丁目にして普通の居酒屋的な造りなので、ここらへんにしてはわりと気楽にビールと焼き鳥が楽しめる。味は標準的。値段も高くない。なんというかサラリーマンの溜まりそうな店である。とはいえ、駅前焼き鳥とは一線を画す。本格的や味付けもあるし、珍味的な部位もちゃんとある。1丁目あたりで「お洒落な店はイヤだなぁ」と思ったらこういう店もいいのではないだろうか。02年7月。
鳥長(銀座)
東京都中央区銀座8-6-22/03-3571-4650
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
与志万(銀座)
東京都中央区銀座3-3-6 モリタビル1F/03-3567-1767
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
と々や(築地)
東京都中央区築地6-21-1/03-3541-8294/9〜14/17〜22/日祝休/1500円〜
焼き鳥。昼の焼き鳥丼が名物。炭でゆっくり焼き上げたそれはプリプリしていてうまいのだが、丼にする意味を感じないのが難。丼にするなら、タレとか焼き鳥とゴハンの溶けあい具合とかいろいろあると思うのだが、ここのはうまい焼き鳥をただゴハンに乗せただけという感じ。惜しいなぁ。朝9時からやっている。00年06月。
鶏由宇(築地)
東京都中央区築地3-7-2/03-3541-6004/18〜22/5000円〜
焼き鳥。「とりゆう」と読む。外観はなかなか趣深くうまそう。店の奥の方には古い民家風座敷なども広がっていて、感じは良い店なのだが料理の印象は薄め。鳥料理のコースも焼き鳥の下世話さと割烹的上品さの中間くらいになってしまい、鳥を目的に食べに来ると少し中途半端感あり。雰囲気はなかなかなので、ちょっと惜しい。1年3月。
新橋 鳥之介本店(新橋)
東京都港区新橋3-16-9-102/03-3433-5634 /16.30〜23/日祝休
焼き鳥。サラリーマンで溢れた、いかにも新橋っぽい焼き鳥屋。この界隈では老舗でもあり味の評判も高い。いい素材をいい焼き加減で食べさせてくれるので当たり外れなくちゃんとおいしい。リーズナブルなのは「かるめのコース」。6串ついて1700円。お腹は一杯にならないが焼き鳥を手始めにここで食べてその後飲み歩くにはちょうどいい。すぐ近くに地下に降りていく支店がある。本店はカウンターのみ。支店はテーブルもあって広い。新橋っぽいのは、狭くて肩ふれあう感じがいい本店の方かな。07年12月。
三政(新橋)
東京都港区新橋3-19-6/03-3434-7007/17〜23/日祝休/2000円〜
焼き鳥。サラリーマンで溢れかえる新橋で、サラリーマンで溢れかえっている焼鳥屋さんに行きたい場合、まずはここをオススメする。袖振れ合うも多生の縁。混み合った店内で生ビールと焼き鳥をガシガシ食べていると高級店では味わえないシアワセ感に包まれる。混み合っているわりに店内ちゃんと清潔で焼き鳥もかなりちゃんとしている。サービスも元気あるし、店の大きさも適度でよい。いかにも新橋らしい焼き鳥を食べたいならオススメ。JR新橋駅から歩いて5分弱。03年1月。
伊勢(新橋)
東京都港区新橋3-16-8/03-3431-8832/11〜売り切れ/17〜売り切れ/日祝休/1000円〜
焼き鳥。放し飼いの地鶏を使用していて、その風味をいかすために炭火は使用していないと言い切る。たしかにプリプリしていてうまいが「お一人様お酒は5杯まで」とかなんとか指示がうるさい。そこまで素材などにこだわるのは誰のためか。客のためであるならそういう文言は決して出てこないはずだ。昼の親子丼はふかふかのふわふわでとろけるようであるが(つまりはかなりうまいのであるが)、ここでも指示がうるさい。七味をふって一回ふたを閉めて蒸せ、まではいいとしてその後「卵をくずさぬように二口三口食べたらお新香を一口食べてください」とまで指示がくる。客は赤ん坊ではない。一事が万事この調子。店主の自己陶酔が店を支配している印象。個人的に合わないなぁ。なお本店は千代田区鍛冶町、姉妹店の「伊勢ろく」が内神田や松坂屋内にある。00年7月。
那古野(新橋)
東京都港区新橋2-8-8 からす亭ビルB2F/03-3508-9794/17〜25(土日〜24)/無休
焼き鳥。名古屋コーチンを使用した焼き鳥で、長く名古屋コーチンの普及をしてきた雰囲気。とても古い店でお世辞にもキレイとは言えない。食器やコップも相当汚れている上に、店主は客が食べている最中にカウンター前で殺虫剤を使う(笑)。でもそれらもなんかご愛嬌になってしまう雰囲気がこの店にはある(タバコを吸うのはやめて欲しいが)。愛情コース3000円。それより安いコースがいくつかある。煮込み豆腐おいしい。テレビつけっぱなし。肝心の焼き鳥はわりと肉が匂う。おいしい焼き鳥も多いが、どうかな…。コアなファンを持っている店ではあるが、あまり好みではないかも…。05年11月。
銀座 比内や(汐留)
東京都港区東新橋1-3-5久田ビル1F/03-5537-2902/11.30〜14/17〜28(土日祝〜23)/無休/5000円
焼き鳥。店名からわかる通り比内地鶏を食べさせる店。銀座に本店があり、行ったのは汐留店である。全体に地鶏の香りと食感をきちんと活かしている印象で味は悪くない。4000円前後のコースもあり、価格帯を考えるとわりと良心的かもしれない。特に強いインパクトはないが、標準的な焼き鳥だなぁと感じた。刺身やたたきもまぁまぁ。〆に「究極の親子丼」なるメニューもあり、夜はハーフにもできる。これは最近流行りのトロトロ系。ランチでも食べられるようだ。きりたんぽ鍋や魚もあり、とり料理というよりは秋田県比内町を中心とした郷土料理と考えた方がいいのかも。店はよく流行っている。小上がりがちょっと狭くごちゃついているのが落ち着かないが、若者の宴会などにはいいかもしれない。06年3月。
Mu-Hung(虎ノ門)
東京都港区西新橋2-15-12/03-3591-6558
鶏飯。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鳥つね自然洞(神田)
東京都千代田区外神田5-5-2/03-5818-3566
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かぐら坂 串焼 てっ平(神楽坂)
東京都新宿区津久戸町3-5/03-3235-1468
串焼き。神楽坂の路地にある小さな店。カウンターに小上がりひとつの小さな店で、ご夫婦(?)でやっていてなかなかいい雰囲気。全体にくすんだ感じでうまいものが出てきそうな匂いがある。炭火で焼き上げる串焼きでコース(2625円)もあるがアラカルトの方が楽しそう。料理で特に良かったのは「せせりとにんにくのはさみ焼き」「背肝」「つくね」。このみっつが印象的。特にせせりににんにくのスライスをはさんだ串焼きはグッと来た。ご主人は利酒師らしく日本酒はかなり凝っている(わりと高いけど)。近くに息子さんがやる「神楽坂 ちょい干し てっ平」という店もあり、六本木の芋洗い坂下に「がんちゃん」という支店もあるようで、意外と手広くやっているのだが、そうは見えない小さな店だった。06年1月。
鳥半(神楽坂)
東京都新宿区津久戸町4-1/03-3266-0291/17〜22.30/土日祝休/やきとりコース4500円
焼き鳥。神楽坂の奥の方にあり、雰囲気はいかにも神楽坂な感じ。ちょっと高級割烹風で、流しで入るにはびびるかも。奥のテーブル席でいただいたが、実際はカウンター席の方が楽しいだろうと思う。焼き鳥は普通。ロケーションや店の雰囲気から考えて期待し過ぎちゃうとがっくりくるかも。でも逆に言うと、このロケーションな上にまぁまぁの焼き鳥が食べられるのだからうれしい、とも言える。微妙な感じ。ボクのこの店の印象は、その味よりも細い横丁(店のななめ前から始まる細道)のアプローチ。ぜひ酔ったあとその細道を散歩して帰って下さい。抜群の雰囲気だ。03年5月。
門扇(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-13-8
焼き鳥。「ちぎも」をはじめ絶品の焼き鳥が食べられる店と評判が高い。だが店主がちょっと偉ぶっていて個人的には印象が悪い。なんでそんなに偉そうにしているのか。たかが焼き鳥じゃないか、と反発したくなるくらい。反面、常連や有名人にはニコニコになったり…。味はとても良いのだが、そんなに再訪したくならない。95年9月。※閉店。
イザヨイ(麻布十番)
東京都港区南麻布1-4-5グランパレス南麻布仙台坂2F/03-5442-0965/18〜24(金土〜26)/月休/7000円〜
焼き鳥。比内と大和から特別に取り寄せた地鶏を丁寧に焼いてくれる鶏料理店。もともと和食出身の料理人が作っている鶏料理は種類はそんなに多くないがバラエティに富んでいる。創作系も多く、メニュー名が魅力的なだけに期待が大きくなるが、わりと印象に残らない味が多いのは残念。焼き鳥も素材は良いようだが、そんなに「うまい!」と驚くものではなかった。卵や鶏ももチャーシューやそぼろ飯はうまかった。ダークな色合いのモダンな店内は、広さのわりに客席数も抑えてありとても居心地がいい。焼き鳥がもっともっとうまくなったら、雰囲気はとてもいいのでまた利用させてもらうと思う。02年12月。
軍鶏丸(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南2-3-11/03-3760-3903
軍鶏鍋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
えびす今井屋茶寮(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-8-3/03-5456-0011/17〜25(金祝前日〜27)/無休/4000円〜
焼き鳥。今井屋の居酒屋版とでもいうもので、海の幸も数多く出している。店が名物としているのは「比内地鶏の一枚塩焼き」「比内地鶏の塩こしょう焼」「究極の昔懐かしトマトサラダ」そして「全国行脚で探し求めた奇跡の七つのおかず」。究極とか奇跡とかちょっと大仰。でも期待しすぎなければちゃんとおいしい。系列であるNY店の「Megu」に2004年オープンしてすぐに行ったが、ここもケレンの圧巻だった。たぶんグループの社長がそういう指向なのだと思う。インパクト狙いは嫌いではないが少し直接的すぎるかなぁ。インテリアはオシャレではあるが、逆にありがちでもある感じ。04年7月。
地鶏もも炭火焼 鳥亭(白金)
東京都港区白金3-1-2/03-3440-2321/17.30〜26/4000円〜
焼き鳥。熊本の人気店の東京支店。なるほど熊本の焼酎やさくら肉などがある。全体にカフェっぽいお洒落な外観・内装で、焼鳥屋とは想像しにくいだろう。厨房前のでかいテーブルに相席というパターンが多いがわりと気にならない。焼き鳥は網焼きタイプ。名刺に「grilled chicken over an open fire」とあるように、網上で豪快に炎を上げて焼く。焦げがつくのが好みが分かれるかも。もも焼きとつくねが良かったな。四の橋商店街の入口向かい角。03年11月。
やき鶏や なかいち(赤坂)
東京都港区赤坂3-18-6/03-3505-1571/17.30〜23/月休
焼き鳥。表看板には「やき鶏や」としか書いてないから正式店名はそれなのかもしれないが、名刺をもらうと「やき鶏や なかいち」とある。もともと大阪は心斎橋にあった店で赤坂に移ってきたらしい。串焼きにする焼き鳥ではなく、ガスロースターで焼肉みたいに各個人が焼くユニークな焼き鳥。鶏の各部位とキンカン(卵になる前の黄身の部分)を焼いていくのだが、焼肉より焼き方がずっと難しい。慣れないと焦がしたりレアすぎたりと失敗も多いだろう。でも肉質はとてもいいので、ちゃんと焼けるようになったら相当楽しくおいしいと思われる。基本の焼きセットで3500円。安い。とり刺(なかなか良い)とご飯もの(親子丼かカレー)までついたコースでも4800円と格安。ビールも生が550円と安いので全体に安くつく。うまく焼けさえすれば相当いい店。BGMはなぜか昭和50年代の歌謡曲である。06年12月。
鶏味座(青山)
東京都渋谷区神宮前3-34-6スマイルビル/03-5413-5278/17〜26(月〜土)/17〜23(日祝)
とり料理。「とりみくら」と読む。1階はくすんだテーブル席。2階はカウンターとテーブルと座敷。全体に黒っぽい色合いのウッディな内装で統一してあり、雰囲気はなかなかいい。2階の座敷など竹床でおもしろかった。
地鶏を使った料理は前菜、鉄皿焼、素揚げ、串焼きなど、様々充実しており、それぞれなかなかおいしい。意外とジビエ類も置いてあったりして仕入れは相当気を入れているようだ。塩やタレも凝っている。鶏以外にもいろんなメニューがあり、黒板に書いてあるものをいろいろ頼めば楽しいだろう。締めには鶏ラーメンや特製チキンライス、なめろう茶漬けなどもある。コースは3800円からあり、充実しているのでこれがお得かもしれない。焼酎も珍しいのを含めてたくさん揃えている。鶏の焼き加減の精度がもっと上がるととてもいいなぁと思った。05年6月。05年11月。
鳥政(青山)
東京都港区南青山3-13-2/03-3405-4515/11.30〜13.30/17.30〜22 /6000円〜
焼き鳥。青山通りの路地にあり、うまそうな雰囲気が漂っている。当日につぶした鶏をまるごと仕入れるので刺し身や内臓系が非常においしい。特に血肝。90年代後半にこういう血肝を出す店は他になかったと思う。サビ焼き、もも、レバーと塩で食べていくのだが、全体にやわらかく香りも高い。つくねも印象的。表面を強めに焼いて、中は肉汁溢れて実にうまい。ラーメンとミニ焼き鳥丼のセットもいい。ご主人はちょっと常連さんや有名人を贔屓しすぎるきらいがあるけど、嫌みでもない。いつも混んでるけどお勧め。96年3月。
森本(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-7-4/03-3464-5233/16.30〜22.30/日祝休/2000円〜
焼き鳥。いつ行っても異様に混んでいる人気店。備長炭とうちわでしっかり焼き上げる姿と回りのサラリーマンの姿が実にほどよく、いかにも「ビールに焼き鳥でプハーッ」って感じで楽しい。岩手の南部鶏を使用しており、冬にはうずらや山鴨、雀なども出る。焼き具合とか味は特に印象に残るものではないが、下世話で元気な雰囲気を味わいに行く店かな。99年3月。
鳥由(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町36-16/03-3476-1891/18〜/日祝休
焼き鳥。とりよし。渋谷の喧騒を離れた宇田川町にポツリとある渋い店。開店して30年以上の老舗で、佇まいのいいご主人と奥さんのふたりでやっている。箸はなく、焼き鳥用の串を箸として使用。焼き鳥以外の料理がまぁまぁ良い。焼き加減がよくいい焼き鳥が食べられる。漬物もうまい。若者に蹂躙されるこの界隈では貴重なオヤジ系飲み屋かも。06年2月。
きばいやんせ(原宿)
東京都渋谷区神宮前2-21-12/03-3796-8788/17〜26(土日祝〜24)/無休/4000円〜
焼き鳥。霧島地鶏の店でいつも混雑している。食材、水、調味料などもすべて南九州から取り寄せているとか。カジュアルでちょっと雑然としたよくある焼鳥屋なのにわりと有名人御用達のようで、ボクが行った日にはGRAYとかがいた。地鶏の刺身盛り合わせや、もも焼き、都城ごぼうのてんぷら、手羽餃子などがおすすめ。刺身は特に良い。ただ、この店の売りは焼き鳥の味よりも焼酎かな。140種類といわれる焼酎の品揃えが圧巻。カウンターと、テーブルが中にふたつと外にひとつ。とにかく混んでいるので予約は必要。03年7月。
海老忠(新宿)
東京都新宿区新宿3-8-6/03-3341-9459/17〜22.30/木休/4000円
焼き鳥。昭和28年創業。新宿で焼き鳥食うならココがわりとおすすめ。回りに同名の店が多いので注意。外の「居酒屋ではありません」との注意書きは回りの居酒屋風「海老忠」との違いを言っているのだと思う。たれもうまいが、塩の方が肉質がわかる。鳥肉だんごも美味。割烹のような清潔な店内。新宿は生活圏ではないのでなかなか行けないが、近ければもっと通いたい店だ。96年4月。
TORINTO(新宿)
東京都新宿区新宿1-17-1/03-3351-4415
焼き鳥。鶏遊人と書いて「とりんと」と読ませるようだ。焼き鳥はそれぞれまぁまぁ。それよりもレバ刺しが良かった。地鶏の白レバー刺しとかは特に。おでんもなかなか。サービスもいい意味で素人っぽく好感がもてる(アルバイトだろうけど)。鶏のいろんな料理も楽しんだ。安いわりに全品そこそこおいしい。この店があるビルにむかし椎名誠が事務所を持っていたとか。04年9月。
やきとり忠弥(祐天寺)
東京都目黒区五本木1-32-28/03-3713-7205
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鳥の介本店(荻窪)
東京都杉並区天沼3-9-3/03-3220-0636/3000円〜
焼き鳥。実に普通な居酒屋風焼き鳥だが、それなりに美味しい。備長炭&塩にいいのを使っているようだ。気楽にわしわし食べる焼き鳥としてはまぁまぁだと思う(厳しく言えば、焼き加減にムラがある)。締めに鳥スープも吉。安心して食べられる近所のいい店といった感じ。荻窪駅西口を出て、青梅街道を左に歩いた右側。荻窪駅南口(03-3220-3306)、千歳烏山(03-3305-0888)に支店がある。01年7月。※千歳烏山店は荻窪店よりずいぶんうまいという情報提供あり。
しちりんや(二子玉川)
東京都世田谷区玉川3-9-10/03-3707-3075/17〜24/日休/4000円〜
焼き鳥。「鳥取直送・大山地鶏の専門店」という触れ書きの居酒屋。名前からわかるように炭火焼である。一品ものが豊富なので大人数でワイワイ飲むにはとてもいい。値段も学生レベル。ただ、自慢というか売りの鳥料理はそんなに印象に残っていない。普通の焼き鳥。名物と書いてあった手羽唐揚げなどもボクには油が強すぎた。学生さんにはちょうどかもしれないけど。全体に料理がぼやけているが雰囲気は楽しい店。安いし、いいんではないでしょうか。98年7月。
炭火焼鳥たかはし(五反田)
東京都品川区西五反田1-7-1 リビオ五反田プラグマ.Gタワー2F/03-5436-9677/11.30〜13.30/17〜22.30/日休
焼き鳥。駒沢公園近くにあったフレンチ「ラ・プリムール」の高橋シェフが五反田で始めた焼鳥屋。「ラ・プリムール」は、鱸のポワレ・ラベンダーソースが異様に印象に残っている店で、わりと好きな店だった(サービス以外は)。あのシェフが目の前で焼き鳥焼いている。変な気分。
人気店らしく入れ替え制になっている。ボクは20時15分の部。充実したワインとともにあっさりした焼き鳥を。長野県の林儀太郎さんという方が育てているギタロウ軍鶏を使用していてなかなかジューシー。ソリ、そして親子丼(半熟トロトロ系)がとても美味。それと完璧な焼き具合のプレーン・オムレツも良かった。さすがは元フレンチのシェフである。そういえば鶏レバーのテリーヌというオードブルもあった。「ラ・プリムール」名物の焼きプリンもあった。ワインバーっぽいモダンな内装に揃いの白いハンチング。ちょっと不思議な店ではある。06年3月。
庭つ鶏(五反田)
東京都品川区西五反田2-18-3/03-3492-2818/17〜23/日祝休
とり料理。蒲田「鳥樹」で修行した方が2004年11月にオープンした店。新鮮で安全な鶏を一羽丸ごと仕入れ、それを目の前で解体してさばき、料理していくという新しい形態の店。冷蔵庫に保管した鳥串を焼くのと違い、注文するたびに解体していくその手際のよさとスピードは一種のショーである。解体過程で出てくる珍しい部位を食べられるのもこの店のいいところ。名前は忘れた(パート2というのだけ覚えている)がいろんな部位を出してくれた(すぐ品切れする)。胸肉もささみも皮焼きもたたきもパート2も塩煮も全部おいしかった。サービスもいいし気遣いは素晴らしいし、いい店である。あとは相性。ボク個人としては、なんというか、ボクが鳥料理に求めているものと違う感じだった。ちょっと線が細すぎ、ベジタリアンっぽいあっさり感が「やっぱ鶏ってうめぇ!」という感動につながりきらなかった感想。あっさりすっきり気持ちよく鳥を食べたい女性とかにはとってもいい店だと思うけど(目の前での解体が平気なら)。06年1月。
鳥仁(大森)
東京都大田区大森北1-23-11 中山ビル1F/03-3766-9229/11.30〜13.15/17.30〜21/日祝休
焼き鳥。大森の地で長くご夫婦でやっている小さな店。親密で家庭的。テレビがつけっぱなしになっているような店だがそれも気にならない雰囲気。毎朝新鮮な鶏肉をさばいて、備長炭で焼き上げる。焼き加減も良くおいしい。ささ身、つくねなどおいしい。〆は鳥ガラスープを使ったチキンカレーを。昼の雉丼も自慢らしい。06年6月。
ばーど(大森)
東京都大田区山王3-1-10/03-5742-0883/17.30〜24/日休/4000円
焼き鳥。「炭火YAKITORI DINING ばーど」というのが正式店名。2006年冬に出来た店。カウンターを中心に大森周辺では珍しい感じのモダンな焼鳥屋になっている。ダイニングと書いてあるのでちょっと不安だったが(ダイニング嫌い:笑)、新橋「鳥之介」出身のご主人が焼く焼き鳥は本格的でなかなかおいしい。炭火の扱いがうまく、火入れがよい。素材も甲州地鶏を使っていて悪くない。しかも安い。6本コースが900円。これにビールで安価に楽しめる。野菜串や唐揚げ、メンチ、刺身、ばーどん(焼き鳥丼)、鶏飯などの一品もなかなかで、全体に安く楽しく食事をするには文句のないレベルの店である。若いご夫婦ががんばっていてちょっと応援したくもなる感じ。ちなみに初めて訪れた日はなんと希少でマニアックな日本酒「村祐」を置いていた。ご主人はお酒が飲めないようで「信頼している人のチョイスに任せっきり」とのことだが、その人にこういう酒を選ばせるところが素晴らしい。ご主人の志を受け取ったのだろうなとちょっと思った。06年12月。
葡萄屋(大森)
東京都大田区山王3-29-3/03-3775-3331/11.30〜22.30/火休/8000円
焼き鳥。大森と有楽町(銀座インズ2)にある焼鳥屋。大森店は入り口のラクダ像が目印。ボクが小学生の時にはもうあったから、少なくとも30年近くはやっていると思う。1Fは石造りを基調にしたモダンな雰囲気。鳥は質が高くおいしい。ただし唐揚げは好き嫌いあるかもしれない。昔風のちょっと竜田揚げ的唐揚げなのだ。懐かしい感じではあるが…。一階のテーブル席は座りにくい切り株とかなので長居したい人はカウンターか二階の座敷へ。二階は30人以上入れる座敷になっている。夜はコース4000円から。おでんで締める独特のコース。大森店は沢木耕太郎とかよく来ていたらしい。昼のジャン丼もおすすめ。98年1月。03年7月。
鳥よし(中目黒)
東京都目黒区上目黒2-8-6/03-3716-7644
焼き鳥。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鷹匠寿(浅草)
東京都台東区雷門2-14-6
野鳥料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鳥榮(湯島)
東京都台東区池之端1-2-1/03-3831-5009
軍鶏鍋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
バードコート(北千住)
東京都足立区千住3-68/03-3881-8818/17.30〜23/月・第2日休/5000円〜
地鶏焼。阿佐ヶ谷の有名店「バードランド」(現在は銀座に移転)で修行した職人さんがやっている焼き鳥の店。都内でも随一の焼き鳥という評判である。奥久慈軍鶏の串焼きを中心に一品物も充実。確かにうまい。焼き鶏自体は(期待しすぎて)びっくりするほどではなかったが、一品物のうまさはかなりのレベル。全体に東京一という噂ほどではないと思うが、十分にうまい。焼き物では、レバー、つくね、焼きトマトははずせない。特に焼きトマト。野菜系の串焼きはどれもうまい。一品では砂肝煮こごりやレバーパテ、そして〆には親子丼を是非。地鶏卵プリンは評判ほどではないかな。ワインもよく考えられたラインナップ。安価でとても良いものを置いている(一番安いブルゴーニュルージュがメオ・カミュゼ、とかね)。日本酒は神亀と小笹屋竹鶴の二種だけというのも渋い。基本的に2時間制。5時半からと7時半からのふたつに分けられていて、5時半からのに行かないと味わえない(売り切れる)珍しい部位の焼き鳥もある。時間を決められて食べるのは落ち着かなくて嫌いだが、人気の店なので仕方ないかな。予約必。一階はカウンターと2人用テーブルふたつ。地下に座敷(8人)がひとつある。北千住駅西口を出て、サンロード商店街を右に入りしばらく行った右側。02年4月。
久しぶりに再訪。二回転制から三回転制になっていた。5時半、7時半、9時半。人気の店だし少しでも多くの人が楽しめばいいと思うが、三回転制というのはちょっとブロイラーちっくで楽しめない。いい店だと思うが、個人的にはこういう経営は嫌い。
| 鍋もの(フグ・はも・くじら他) |
佐賀昇(銀座)
東京都中央区銀座7-18-15/03-3545-1233/17〜23/日祝休/8000円
ちゃんこ鍋。みっつの味がたのしめる。塩味と醤油味とチゲ風である。が、この店はだんぜん塩がおすすめ。塩ちゃんこを柚胡椒で食べるに限る。あっさりしていてコクがあり、これなら熱い夏でもいけるかも。ダシはとても良い。が、煮ていくに従ってかなり塩っ辛くなっていくので注意。一品物は自家製からすみがめちゃうまい。あとは…普通かな。銀座の新橋演舞場近く。あの「金田中」の隣という立地のせいか、ちゃんこにしてはそれなりに高いのだが、一部では日本一のちゃんことして評判らしいがボクはそこまでは思わなかった。01年10月。
つきじやまもと(築地)
東京都中央区築地2-15-4/3-3541-7730/日祝休/35000円〜
ふぐ。開業以来半世紀の老舗で、東京ではこの店と「ふく源」が有名かつ最高級だろう。どちらも最高級天然とらふぐの白を厳選して使用しているのが売り。この店の由来書にはこう書いてある。「ふくは周防灘豊後水道、伊予灘、玄界灘が漁場で其の種類は、約七十種類位で食用に出来るのは其の内約十種類で当店の使用して居るふくはその中で最高と称せられるとらふくの活白です」。であるからか、それが手に入らない4月〜9月は休業(これも「ふく源」といっしょ)。
一階入り口横に小さなカウンターもあるが、基本はお座敷ふぐ。ご年配のお客さんも多いようで、二階への階段にはイス式のエスカレーターみたいなのがついている。それもあってか、ふぐ尽くしのコースは非常に上品で、若い人や壮年の人にはものたりない部分もあると思う。献立は35000円のコースが基本で、順に「にこごり(ふく皮)、でんぷ(ふく白身)、西京風白味噌わん(ふくだし)、ふくかやく、刺身(菊造り)、中おち(ウィスキーづけ)、ひとしな(この日は松茸と焼きふく)、白子(こんぶたき)、白子揚 、唐揚げ(かま)、ちり、ぞうすい、でざあと」が出てくる。どれも上品でありながらインパクトの強い味でおいしかったが、特筆すべきは「てっさの菊造り」と「中落ちのウィスキーづけ」。てっさは近頃流行の厚い物ではなく伝統の極薄。でも極薄でここまで歯ごたえと香りがあるのは初体験。中落ちのウィスキーづけも忘れられない。ふぐの香りとウィスキーがこんなに合うとは! デザートのブランデーを効かせたコンポートも美味だった。
ただ仲居さんが鍋からお椀に取り分けた上で出てくる「てっちり」と「ぞうすい」がちょっと残念。料理の完成度は高いと思うが、最後にグンと温まりググンと腹一杯になって満足する快感に欠けてしまう。まぁご年配がターゲット客層だろうから仕方ないか。ひれ酒を飲んだら40000円くらいしてしまうので自腹ではオススメできない。04年11月。
ほていさん(月島)
東京都中央区月島3-9-7/03-3531-5200/11〜14/18〜22(10月〜3月は17.30〜22.30)/日祝休(冬期無休)/6000円〜
あんこう鍋。あんこうのドブ鍋で人気の店。ドブ鍋って一般的な呼び方かどうかわからないが、とにかく土鍋に超大量の「あん肝」が入った鍋なのだ。入っているというより、あんこう鍋の上にあん肝で蓋をしたという表現の方があっているかも。具だくさんの鍋の上にあん肝が山になっているのである。若い人とか大喜び。でもボクなんかは見ただけで健康診断の数値が心配になってくる感じ。
このあん肝は鍋で煮込む前にそのまま箸でつまんで飲んでもなかなか良いのだが、ボク的にはそれでもう十分。火を入れた後は店のオネエサンがあん肝をほぐし溶かしていく。あんこうの身もたくさん入っているが、淡泊な身の味はあん肝の強烈な個性に消されてどこかに行ってしまっている。雑炊も濃厚。全体にうまいのだがボクにはとにかくTOO MUCHの味であった。
コースは5000円強で、このドブ鍋以外に超でっかい刺身盛りと自家製ごま豆腐ともずく酢がつく。刺身盛りは新鮮で質がよく切り方も分厚いのだが、これまたちょっとTOO MUCH。脂とろけ系をこれでもかと食べさせるこの店は、好きな人にはたまらないだろう。人気店なのもよくわかる。若い人向け、もしくは宴会向けかな。店全体にサービス精神旺盛でとても良い感じ。テーブル席も座敷もざっくばらん。特に3階は普通の家のリビングが座敷になっていて面白い。月島西仲通り商店街3番街、「花井金物店」の横の細い路地を入る。04年11月。
ちゃんこ川崎(両国)
東京都墨田区両国2-13-1/03-3631-2529/17〜21/日祝休/ちゃんこ2700円
ちゃんこ鍋。昭和12年創業のちゃんこ鍋屋の草分け。古〜い家屋で雰囲気抜群。カウンターも奥の座敷もとってもいい感じ。ちゃんこ鍋と焼き鳥しかメニューになく、鍋だけなら2700円だが、焼き鳥も含めた4500円コースの方がお腹いっぱいになるだろう(ちゃんこだけだと腹が減る)。力士であった父親が開いた店を継いだというご主人のちゃんこは鶏ガラを使ったあっさりめの「そっぷ炊き」。スープは飲まずに我慢して取っておいて、最後に雑炊を食べる。この店、仲居さんがとってもせっかちで、どんどん食べないといけないのが難だが、それさえも「江戸っ子は全くもう…」と楽しんでしまえばいい感じ。このごろはみそ味だの独特のつみれなど、いろいろ工夫している店も多いが、まぁちゃんこと言うのはそんなに味が変わるものでもないので、両国でちゃんこ食べるならまずはこの両国一歴史ある店を攻略してからがいいと思う。秋冬は予約必だが予約は4人以上らしい。03年6月。
ちゃんこ巴潟(両国)
東京都墨田区両国2-17-6/03-3632-5600/11.30〜14/17〜22(土日祝11.30〜22)/無休/3500円〜/http://www.tomoegata.com/
ちゃんこ鍋。ともえがたと読む。昭和15年に引退した小結友綱が昭和51年に両国友綱部屋跡地に開店したちゃんこ屋。平成6年には真向かいに新店も出し、現在新店の方がメインにオペレーションをしているようである。イス席、座敷、個室とすべての用途に対応し、席数も多い店。ちゃんこは2940円よりあり、鍋会席の一番高いので8400円。ランチは日替わりちゃんこ定食が1155円から。まぁちゃんこはちゃんこなので周りの他店と味はそうは違わない。まずく作りようがないし、特にこの店ならではの美味も作りようがないので比べにくい。建物の趣を考えると「ちゃんこ川崎」などの方が気分かな。でも老舗なので標準的なおいしいちゃんこは食べられるだろう。敢えて言えばちょっと野菜少なめかも。04年5月。
伊せ喜(森下)
東京都江東区高橋2-5/03-3631-0005/11.30〜14/16.30〜20.20/月休/4000円〜
どじょう鍋。明治二十年創業で、趣溢れる店内。「どぜうまるなべ」が名物。名物にうまいものなしとは言うが、これはなんかホッとする旨さが漂う。ネギをいっぱい載せてごぼうをオプションで多めにもらって載せて煮るとなおうまい。夏は(冷房がない!)大汗かきながらスバスバ行こう。冬の「なまずなべ」もなかなかうまい。柳川なべもあるが、まるなべの方がオススメ。最後は鯉こく(鯉の味噌汁)をぜひ。味的には「駒形どぜう」より一枚上手と思われる。01年2月。
ふく庵なかざわ(四谷)
東京都新宿区荒木町三番地 島ビル/03-3352-7262/17.30〜23
ふぐ。「焼きふぐ」の提灯に惹かれて「あの〜、一品で一杯とかって出来ますか?」と聞いてみたら「どうぞどうぞ」となったので飛び込み。カウンターで一品&ひれ酒。「ぶっきり」がこの店の名物らしく、それと「焼きふぐ」と「ふぐ味噌汁」。ぶっきり(つまりぶつ切りですね)は浅葱をたくさんまぶしてとてもうまい。焼きふぐもなかなか。予想以上にうまくて満足。ふぐは「てっちり」とかにするよりもこういう食べ方の方が好きかも。気楽だし。ご主人朴訥としていて感じが良い。また再訪してみるけどとりあえず。06年11月。
喰切り 江ぐち(青山)
東京都渋谷区神宮前3-42-5 Spinach Hill B1F/03-3796-4445/18〜22/日祝休
割烹。すっぽん。ふぐ。おまかせで8000円〜12000円のコースがあり、どのコースにもメインですっぽんの丸鍋(冬はふぐも頼める)が組み込まれている。だから全体にすごくお得感が強い。自家製千枚漬けが美味だった。ご主人の江口氏は大阪で修業後、NYのメリディアンホテルの料理長を経てココに店を開いたという。丁寧な和食コースで普通においしいが、強い印象には残っていない。05年3月。
黄金屋 隠れ艶(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-13-9 グランベル恵比寿ビル2F/03-5784-5600/18〜24(日祝17〜24)/無休
もつ鍋。もつ鍋チェーンである黄金屋の全室個室店。かくれえん、と読ませるみたい。店内は2名用から6名用までの個室、そして30名用の座敷がある。個室はギリギリまで小さくしてあり、親密といえば親密だけど狭いと言えば狭い。格子戸で区切られているだけなので隣室の声が普通に聞こえてきて喧しいこともある。安価な一品と安価なもつ鍋(しょうゆ味・味噌味)を食べさせる。味は普通。ちょっとした宴会にはいいかもだけど。06年9月。
味満ん(六本木)
東京都港区六本木3-8-8 WOOビル1F/03-3408-1512
この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
小やなぎ(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5-3/03-3404-8080
この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鳥茶屋(神楽坂)
東京都新宿区神楽坂4-2/03-3260-6661/11.30〜14/17〜21.30/無休/8000円
うどんすき。料亭風だが意外と安い。鳥の「うどんすき」がメインだが、うどんがぶっとくて驚かされる。鉢巻みたいな太さ。煮崩れぬようにの配慮らしいが、だしが染み込んでそれはそれで良し。ただこの店、印象に残るのはこの鉢巻きのようなうどんのみ。突き出しから一品から土瓶蒸しからいろいろ頼んだが、どれもちょっとハテナな印象。99年10月。
五右衛門(白山)
東京都文京区駒込1-1-26/03-3811-2015/12〜14/17〜22/土祝日12〜20/日休/6000円
湯豆腐。その古い佇まいが売りの店。離れの座敷や東屋、母屋も非常に古く、冬の寒い日、座敷に座ってすきま風に凍えながらハフハフ湯豆腐を味わうと、まるで明治時代にいるようである(分厚いドテラでも着たい気分)。コースでいただくのだが、突き出しやらなにやらははっきり言って普通。最後の湯豆腐自体はうまい。かなり固めの豆腐は湯に通しても香りが消えず印象は強い。そして湯豆腐が出るまでは「全然足りないー!」と思っていたお腹にもそれなりの存在感でおさまる豆腐だ。密度が濃い感じ。ちょっと雰囲気を味わいたかったり、こじんまりとした宴会の場所を探している向きにはいいかもしれない。空いているなら離れの座敷を予約しよう。00年11月。
| おでん |
お多幸(銀座)
東京都中央区銀座5-4-16/03-3571-0057/16.30〜22.30/日祝休/4000円
おでん。有名店。濃く色づいたタネに関東おでんの本流を見る。冬はちょっとせわしないくらい込むがなかなか雰囲気がある。熱燗におでんをハフハフ食べて額に汗をかき、サッと寒風吹きすさぶ銀座の街に出る。その気持ちよさのために今日もまた行きたくなってしまう。豆腐、大根、うまい。〆は茶めしをぜひ。ずっと食べなかったのだがこの前初めて食べて感動した。うまい。99年12月。
やす幸(銀座)
東京都中央区銀座5-4-6/03-3571-0621/16〜23/無休/8000円〜
おでん。銀座に数店店舗を構える高級おでん屋&正統派居酒屋である。白木のカウンターでおでんを中心に渋い肴を頼み、熱燗をちびちび楽しみたい感じ。肴はどれもそれなりにうまい。実に正統派なメニューと味で、気持ちがよい。おでんはあっさり味。もうちょっと濃く主張の強い味の方が好きだが、特に不満もない味。全体にいい店なのだが、欠点は(場所柄仕方ないが)高いこと。ちょいとつまんで1時間いただけで6〜8000円は軽く行ってしまう感じ。銀座の一等地だから仕方ないのだけれども。01年11月。
江戸源(銀座)
東京都中央区銀座7-2-10/03-3571-1467/17.30〜22/日祝休 /2000円〜
おでん。昭和30年から営業している老舗。木造の古い民家をそのまま使用しているので煌びやかな銀座を歩いているととても目立つ(角地だし)。店内はかなり古びていていい味だしているが、店員もかなりいい味だしている。おばあさんとおばさんとおじいさん。というか、ちょっと怖い。特におばあさんはもう怖いものなしな感じで接客してくる。おしぼりは「あちち!」と目の前に投げられたし、注文も「で、他には!」みたいな感じ。おばあさんとおばさんも口喧嘩するし、いやーそういう意味では居心地はかなり悪い。こういう雰囲気を逆に楽しめる人なら逆に楽しいかもしれない。家にいるようではあるし。とにかく笑っちゃう感じ。面白かった。おでんはおでんでぬるかったしさ(笑)。味はまぁおでんなのでまずくはないが…。カウンター6人くらいとテーブル10人くらい。2階に座敷もある。03年10月。
桔梗(芝)
東京都港区芝大門2-1-16-206/03-3437-2564/17.30〜23/土日祝
おでん。芝大門の近くの雑居ビルの二階にある小さな店。カウンターとテーブルひとつ。蛍光灯が煌々と光り、テレビもついていたりして、どこか場末感が漂う店ではあるが、この店はお母さんと娘さんの感じが素晴らしくよく、それだけでほっこり「おでん的温かさ」に包まれてしまう。そんな店。特に着物のお母さん。とてもいい笑顔で気を使ってくれ、客は心底くつろげる。おでんは定番を始め、タマネギやまるごとトマトやとろろ昆布などもある。東京あげもよい。酒は徳川家康。なんというか、気を使わずガハハとダラダラを繰り返すような飲みをしたいときに最適な感じ。05年11月。
六根(西麻布)
東京都港区西麻布3-17-25/03-3405-6905/17〜27/無休/5000円〜
おでん。どこぞの空間プロデューサーが造ったような店内。狙いはわかるが、おでんを腰すえて味わう感じではない。味は関西風薄味。出てくるのが遅く、おでんも凝りすぎ。手をかけすぎていてなんだか別の料理になってしまっている。そういうコンセプトの店なのだろうが、快感的にはイマイチ。関西によくありがちな「おでん懐石」である。95年2月。
こんぶや(西麻布)
東京都港区西麻布4-10-5ネクスト西麻布B1F/03-5464-3740/18〜26/17〜23(日祝)/無休/7000円〜
おでん。店名の通り、こんぶダシのよくきいたおでん。地下にあるのだが意外と大きなスペースで驚かされる。長いL字型のカウンターとテーブル席。お洒落だがお洒落すぎず、おでんを気楽に食べられる店である。おでんは30数種類あり、各300円〜500円と決して安くはないが、なかなかうまい。創作おでんは当たりはずれがあるものだが、ここのはわりと高打率。関西風の高価なおでん屋というよりは居酒屋的に気楽に使える店。酒の品揃えもよいし、客層もオヤジから若者までバランス良く来ている。「ほの字」系列の店らしい。02年9月。
うとら(芝)
東京都港区芝5-23-7/03-3452-1775/18〜24/3000円〜
おでん。居酒屋。行きたくなる店が少ない田町駅近辺ではわりあい使える店。慶応仲通りの細い路地を入ったところにあり、わかりにくい。店内清潔で女性がひとりでも楽しめる感じもあり、田町では貴重な一店かも。おでんは京風の薄味で特にインパクトはないが落ち着いてお酒を楽しめる感じ。鳥料理や創作ものも揃っており、どれも標準的美味。カウンター15席ほどの小さな店で物静かなご主人がほぼひとりで動いているので、混雑してくると出るのが遅くなる。気長に楽しもう。04年10月。
志のぶ(早稲田)
東京都新宿区西早稲田1-19-17/03-3203-1648/17〜22/土日祝休
おでん。ボクが大学生だったときに実によく通った店。全部で25席ほどの店で教授や学生などの常連さんであっという間に埋まってしまう人気店。昭和29年開店で、開店の日からずっと前日のダシを1/3残してダシを作ってきたという。典型的な関東おでんで3品400円と決まっているので会計も安心。さすが学生街の名店だ。おでんはこういうさりげない店でゆっくりお燗とともに味わいたい。小説の舞台になりそうないい雰囲気のお店である。97年12月。
| 割烹・小料理・郷土料理・料亭 |
金兵衛(銀座)
東京都中央区銀座1-6-16/03-3561-2034/12〜21/土日祝休/25000円
割烹。銀座には珍しい純和風一軒家で関西料理を食べさせる。ここで出た自家製酒盗と豚の背脂が入った沢煮が忘れられない。非常においしかった。他の料理も全体に上品で一工夫あり良質。おいしい。でも…高すぎる。立地からしてしょうがない部分もあろうが最低一人25000円くらいする。それだけの価値が個人的にあるかと言われると迷うところ。沢煮はもう一度食べたいのだけどなぁ。もっと歳をとって財布が気にならなくなったら再訪したい。97年10月。
蕪屋(銀座)
東京都中央区銀座3-2-11/03-3561-3003/17〜23(日祝17〜22)/無休/5000円〜
串焼き。かぶらや、と読む。今風の暗くてお洒落な店内。調度も凝っていて炭焼きだし雰囲気はいい。が、はっきり言ってボクは再訪しないだろう。料理はどれもハテナ。ポイントがなく焦点も来ていない。サービスもいまひとつ。ベルトコンベアーのように客に食べさせ送り出す。入店すると入り口で食べるコースを決めろといい、やっと席につけたと思えば、他の客が来たらテーブルを移動させられ、会話の途中を顧みずどんどん横から料理の説明をし、食べかけでも次々お皿を下げ……すべてが店側の論理・都合だけで成り立っている。客をどう楽しませようとかいう精神はそこにはない。客に給食よろしく順番に食べさせてなるべく早く送り出せ! それしかない。気分悪いしマズイので入り口で頼んだ一番安いコースのみで帰ろうとしたら、会計時に「突き出しが500円」とわかった。3800円のコースだったはずなのに、それじゃぁ4300円と最初から書いてほしい。あのひとかけらの突き出しが500円! 酒ちょっと飲んでふたりで13000円。ひどすぎる。青山にも支店あり。00年7月。
はち巻岡田(銀座)
東京都中央区銀座3-7-21/03-3561-0357/17〜21/日祝休/10000円〜
小料理。雰囲気、味、ともに好き。ロケーションも良く(松屋裏)、なんかやけに「銀座」を感じる店である。山口瞳をはじめ、川口松太郎、戸板康二、川端康成、歌舞伎の名優達、と、そうそうたるメンバーに愛された店だ。大人の常連さんたちを邪魔せずひっそり行きたい店。ここに行くには「品」みたいなものが必要だ。もっと歳をとり、成長しないと通ってはいけない店のような気さえする。
基本的に江戸料理で、岡田茶碗やえびあげしんじょなど、一品一品すごくびっくりすると言うわけではないが、雰囲気とともに味わうととてもうまい。安くもないしすごく印象的でもないが、明治・大正・昭和をその文化と共に味わえる店はもうここしか残っていないのかもしれない。冬の鮟鱇鍋は絶品らしいが未だ食べていない。50の声を聞いたらぜひ食べに行きたい。50でも若造かな。そんな店。二階の座敷には山口瞳の生原稿が飾ってあった。95年10月。01年11月。
樹庵(銀座)
東京都中央区銀座4-13-15
小料理。じゅあん、と読む。カウンター5.6席の小さな小さな店。昼はお茶と和菓子、夜はコース料理とお酒を楽しめる。女将さんがひとりでやっており、夜はおまかせ(1万円)しかないが、料理はどれもホッと出来る味でおいしい。コストパフォーマンスが悪い気もするが立地や規模を考えると仕方ないだろう。気持ちの良い空間だ。歌舞伎座の海側横の筋、茜屋珈琲店脇にある。00年7月。※閉店。
六雁(銀座)
東京都中央区銀座5-5-19 銀座ポニービル6F7F/03-5568-6266
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
むとう(銀座)
東京都中央区銀座6-4-16/03-3571-0723/日祝休
割烹。銀座の古い一軒家民家で、静かに落ち着いて食べられる。1階のカウンターとテーブルでは6000円からのコースが楽しめる。2階の座敷は12000円からのコース。どちらも趣よい空間で丁寧な料理が楽しめるだろう。銀座なのに高級すぎず、かといってカジュアルすぎず、古い趣もあるし、なかなか貴重な店なのである。入り口でおばあちゃんがレジを守り、女性陣も数人感じよく働いていて気持ちよい。夜のコースは〆の鯛茶が名物。どの料理も派手さはないが滋味溢れ食後感が気持ちよい。昼は日替わりだが、刺身定食(1400円)をよく利用する。ご飯と味噌汁の味がよいし、心静かに落ち着けるので、仕事にイラついた昼ご飯などに最適。こういう渋い店を一軒銀座で知っておくと便利。04年11月。
馳走そったく(銀座)
東京都中央区銀座6-7-7 2F/03-3289-8010/11.30〜13.30/17.30〜21.30/日祝休(土曜夜のみ)/10000円〜
割烹。実際には「そったく」は漢字で、口へんに卒に啄。ひと言で言うと「銀座で本格関西割烹でコース8000円でちゃんとおいしい」というお店。最初は「銀座で割烹が8000円? 近頃はやりの安い偽割烹?」と疑ったが、ちゃんとした割烹で、味も本格。どの料理もとてもおいしく、同行者と思わず「へぇ〜」と顔を見合わせた。もちろん8000円は安くない。でも銀座の真ん中でこの質でこの値段はなかなかなのだ。量的にも9品出てくるのでそこそこ。どれも基本的な技と創意工夫に満ちていておいしい。店内は狭く全部で16席ほど。だから食材を大量に仕入れて安くしているタイプではなく、少量だからこそ出来る小回りのきく工夫をしているということだろう。和服姿の女将のサービスもつかず離れず気持ちがいい。銀座も捨てたもんではないなぁと思わせる質の店。8000円以外に10000円、12000円のコースもある。女性同士でも臆せず入れる雰囲気なので、わりとオススメかも。昼は点心2000円。昼懐石5000円・7000円もある。02年12月。
嵯峨野(銀座)
東京都中央区銀座7-3-8 若竹ビル2F/03-3572-1766/17〜24/土日祝休
小料理。銀座7丁目の細い細い路地を入った右側2階にある小さな割烹。いや居酒屋に近い雰囲気の気取らない店。親父さん、お母さんを含めて、とても温かい空気が漂ういい店である。料理がどれもほっと安心できるもので、びっくりするような美味は多くないが、それぞれにふぅと疲れが抜けていくような味わい。いただいた中では「牛すじの煮込み」「鶏だんごと白菜のスープ煮」や「ポテトサラダ」、「鯨の生姜焼き」や和え物、ぬたなどがとてもうまかった。あ、はたはたのぶりっこもネバネバで実に珍味だったなぁ。全体に「嵯峨野」というだけあって京のおばんざい系。でも上品すぎず、優しく楽しい料理群になっている。煮物やおひたしがちゃんとしていて、焼き物と揚げ物のバラエティもある。きちんと仕事がしてあるけど、それを正面きって主張してない程の良さ。全体にすごく印象的という店ではないが、安心してちょっこっと飲める銀座の店の候補として持っておきたい店。カウンター8席、座敷ひとつ。05年12月。
銀座とよだ(銀座)
東京都中央区銀座7-5-4 ラヴィアーレ銀座ビル2F/03-5568-5822
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
杓庵(銀座)
東京都中央区銀座7-5-10
京都おばんざい。鼻歌まじりの元気なおばあさんともうひとりの女性ふたりでやっている小さな店だが、京都の家庭そのものの味はとても上品でおいしい。料理によってはちょっと塩がきついものもあるが、全体に薄味。炊き合わせやワカメの揚げたの、小鯛の笹漬けなど。焼き魚もいいものを揃えている。酒も八海山などなかなか。いい店なのだが資生堂の隣という場所柄かちょっと高い。銀座だし仕方ないけど。99年12月。※閉店
唐井筒(銀座)
東京都中央区銀座7-6-19 ソワレド銀座弥生ビルB1F/03-3571-0755/11.30〜13.30/17.30〜22/ 土日祝休(10〜3月は土のみ17〜 21営業)
割烹。すっぽん料理。「からいづつ」。資生堂「ロオジエ」のななめ向かいという立地にしては比較的安価に鍋が楽しめる。すっぽんコースこそ21000円するが、他の鍋は5000〜7000円くらい。上品な味付けの一品ものと組み合わせてもそんなに高くなく終えられる。丁寧できちっと焦点の来た味付けだが、多少印象が弱いか。店内はわりとカジュアルでごちゃついた印象。もう少し高級感を演出してもいいかなぁ…。
ちなみにランチがとてもいい。銀座トップクラスのコストパフォーマンス。「かれいの揚げおろし定食」が特に。でっかい切り身のかれいが揚げたてでジュージューいっているところに大根おろしとダシがかかっている。そこに小鉢がふたつ。そして漬け物とお味噌汁と大盛のご飯。んでもってぜんざいのデザートまでついて1000円。善い哉。05年5月。
きく(銀座)
東京都中央区銀座8-4-4 山田ビル2F/03-3574-7237
小料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
くいもんや すだち(銀座)
東京都中央区銀座8-5-15 SVAX銀座ビル3F/03-5568-3321
京料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
食坊たくみ(銀座)
東京都中央区銀座8-7-8 きゅうぺるビル3F/03-3571-0874
割烹。こぢんまりした親密な店で、料理はどれもなかなかうまい。特にじゃがいもの千切りバター炒めとまぐろのかまが名物のようで、みんな頼んでる(笑)。じゃがいもの千切りバター炒めは確かに印象的。銀座のこの手の割烹では格安め。おかみさんが愛想がいいのか悪いのか微妙な感じ。常連のオジサンたちが気持ちよく溜まってるタイプの店。05年4月。
吉宗(銀座)
東京都中央区銀座8-9-16 長崎センタービルB1F/03-3572-7686/11.30〜21/無休
長崎料理。「よっそう」と読む。長崎の有名店の銀座支店で1970年からここで営業している。長崎本店は1866年に長崎を訪れた伊予松山藩士吉田宗吉が創業したという(「よしだそうきち」だから「よっそう」なわけね)。長崎本店に行ったことがあるが、それはそれは重厚で趣のある建物でほとんど観光地。二階の大座敷の隅に座っただけでワクワクするが、銀座支店は食堂みたいであの雰囲気を一滴たりとも伝えていない。それが何より惜しい。料理は名物「茶碗蒸し」と「蒸ずし」、そして長崎ちゃんぽんと皿うどん、そして長崎でよく食べられている鯨料理などがある。初めてなら茶碗蒸しも蒸ずしのセットがいいだろう。長崎本店と同じ味だ。江戸末期から名物だった意味はわかるが、なんでもある平成の世だと普通っぽい感じは否めない。長崎出身者は本当に喜んで食べる。郷土の味なのだろう。06年10月。
銀座あさみ(銀座)
東京都中央区銀座8-16-6/03-5565-1606
割烹。2000年開店。「京味」出身のご主人が包丁をとる。檜のカウンターが気持ちがいい。強く印象に残す料理はなかったが、まぁ安定しておいしかった。八寸やお椀がもう少し立ってくるといいのだが。〆は鯛茶漬け。ランチの名物でもある。多少塩がきつい。鯛茶漬け一品ならこれでいいが、コースのラストとしては塩きつすぎ。鯛茶は、最初ゴマだれで鯛だけたべてもいいし、ご飯に載せて丼にしてもいい。そして熱いお茶をかけると鯛が表面上固くなってまた違う味が楽しめる。鯛は6〜8切れ。サービスはなかなかいい。ご主人もよい感じ。いい店なので成長を待ちたい。カウンター10席ちょい。お座敷いくつか。04年4月。
なかね(銀座)
東京都中央区銀座8-18-3/03-3541-3380/11.30〜13.30/17.30-22
小料理。1975年創業。居酒屋のような店内だが料理はなかなか美味しい。カジュアルで気取らない家庭料理の延長味。でもちゃんとツボを心得ていて美味しいのである。コースは5000円程度で10品くらい。築地が近いからって魚の仕入れがいいとは限らないが、刺し身はちゃんとうまい。最後の焼きおにぎりまでそこそこ楽しんだ。
この店のランチがいい。「まぐろ茶漬け」一品のみ。丼にたっぷり入ったご飯(麦入り)に味噌汁、お新香、番茶が入った急須、そしてまぐろ。まぐろは細かめな短冊状に切ってあり、ゴマダレに海苔とわさびをかけられて、わりと量多く出される。これが1セットである。まずはゴマダレとまぐろをよくかき混ぜてからまぐろをご飯に乗せて丼みたいにして食べ(茶漬けに合わせて調味してあるので多少塩辛い)、その後ご飯が2分の1ほどに減ってきたら残ったまぐろを全部乗せ、番茶をかけてまぐろ茶漬け。そう、鯛茶と同じ要領。これが人気で昼は相当行列になっている。05年8月。
※以前は「中央区銀座8-17-9」にあったが、2007年11月30日に現住所に移転。08年4月1日に移転オープン。
炉端本店(有楽町)
東京都千代田区有楽町1-3-8/03-3591-1905/18〜23/日祝休/5000円〜
炉端。民芸調の店内は大正時代に造られたままとか。一階はカウンターの大皿をいただく形式だが、二階もある。料理は和洋割烹風で「炉端」という感じはしない。もう少し素朴な焼き物を期待していたのだが…。炉端なのに焼き物は少なく、なぜか中華風の料理が多い。二階はちょっとした宴会に使える。でも一階のカウンターで食べる方が落ち着くかな。農家の雰囲気な和洋居酒屋、と認識するのが一番正しいかも。JR有楽町駅、地下鉄日比谷駅ともに徒歩1分なのがうれしい。99年5月。00年6月。
宇和島(新橋)
東京都港区新橋3-9-2/03-3435-7889
郷土料理。割烹。産地直送の宇和島の魚を中心に郷土料理を食べさせる。それぞれうまいのだが、わりとありがちな味でビックリはしない。流通が整備された現代、こういう郷土料理店もなかなか厳しいなぁ。まぁ郷土料理とカテゴライズせず、安心してゆっくり飲む、というタイプの店として持っておくといいかも。締めに鯛飯が食べたかったが3人前から、ということで2人で行ったボクたちは涙をのんだ。もう少し融通を利かせてほしい感じである。また白いご飯や漬け物やお汁がいまひとつ。サービスも丁寧なようで抜けが多く、なんだか全体にちぐはぐな印象が残った。座敷ばかりの別館が隣にある。04年9月。
旬風URARA(新橋)
東京都港区港区新橋5-8-5/03-3435-0747/18〜/土日祝休/8000円〜
割烹。創作和食。店によると「フレンチ仕立ての品を織り交ぜた京風会席コース」だそうだ。店名からしてちょっと若向きでありがちな創作料理かと思ったが、実際には基本をおさえたしっかりした味。細かい工夫もセンスよく、なかなか楽しめる。コースは5500円と7000円の二種。いきなり洋風のミニスープでオッと驚かせた後、前菜の小器盛りはいきなり純和風。炊き合わせ、お造り、鍋は和風だが、サラダとステーキは純洋風。そして〆にじゃこ山椒のお茶漬け、というような流れ。量もまぁまぁありリーズナブルだ。それぞれ一皿の味はちゃんとしていて好感が持てるのだが、コースにしたとき、洋風のミニスープのあとの和風前菜は味が散漫に感じられてしまうし、お造りと鍋の流れで日本酒を楽しんでいる後にサラダとステーキが来ると多少鼻白む。直球と変化球で多彩かつ楽しい感じを出そうとしているのはわかるが、そうするにしてももう少し統一感は欲しいと個人的には思った。
話が面白いご主人のキャラが立っている店でもあり、若い女性には(コース構成も含めて)楽しいと思う。日本酒や焼酎もなかなかいいものを置いている。カウンターに、掘りごたつの小上がりがふたつ、テーブルひとつ。女性同士の小宴会に向くかも。07年4月。
笹田(新橋)
東京都港区西新橋1-18-8/03-3507-5501/18〜22/日祝休
割烹。2005年に出来たばかりの新しい店。「京味」で修行した若いご主人と奥さんのふたりでやっているカウンターのみの小さな割烹である。とても真摯で誠実。全体を通してやさしくて静かな料理だ。コースの味の流れはよく考えられていてとても自然。厳しめに言うとちょっと大人しい印象。ハモマツからタチウオの流れも良かったし、イチジク田楽も印象に残っているが、コースに山がないというか少しさらっとしすぎているかも。そういう割烹、嫌いではないけど、まだ若い料理人なのでもうちょっと勢いがあるとなぁ、とか思って食べた。ただ最後の土鍋ご飯(白米)は絶品で、これには舌を巻いた。ここまで上手に炊けた白米は久しぶりに食べた。お椀か焼き物でもう少し強い印象を残せれば全体の印象も相当変わるだろう。ご主人はとても気持ちがいい。まだまだ若いのでどんどんおいしくなりそうな予感。また来てみたい。コースは8000円、10000円。06年9月。
花山椒(汐留)
東京都港区東新橋1-7-1¥xA0汐留メディアタワー25F(パークホテル内)/03-6252-1177/7〜10.30/11.30〜15/17〜22.30/無休
割烹。京懐石。ホテルのダイニングにしてすべてに高水準で落ち着ける店なのだが、意外と空いているので使い勝手は良い。ただミシュランで一つ星を取ってしまい、だんだん混んでくるかもしれない。パークホテルの25階ゆえ景色はとてもよい。目の前に新橋近辺の景色が広がる(夜の方がキレイだが)。窓際のテーブルがやはりオススメだが、個室風に使えるテーブルもある。カウンターも10席。
東京初のデザイン・ホテルだけあって内装はお洒落。どちらかというと無機質方向で黒が効果的に使われている。母親の記念日に昼の懐石を頼んだが、料理はどれもなかなかおいしい。ゆず釜蒸しから始まって、鯛のお造りや海老芋のとろろ椀、さわら西京焼、温かいお稲荷さんなど、すごく印象に残るわけではないが「おいしいね」と語り合える料理が続く。立地・景色・味・内装・一つ星、と、ちょっとした記念日に「わかりやすい良さ」がある店だ。お年寄りなどに喜ばれるだろう。あとはサービスがもっと洗練されればよりいい店になると思う。
ランチは、松花堂弁当(3675円)、大徳寺弁当(5250円)、懐石コース2種(4725円、7350円)。夜は懐石コース3種(7350円、10500円、18900円)。記念日使用も多いと思われるので、シャンパンやワインの品揃えをもう少し増やしてほしい。シャンパンはモエシャン、ワインはガイザー・ピークしかない。朝食もやっていて(まぁホテルなので)意外といいという評判だ。08年2月。
喜よし(虎ノ門)
東京都港区虎ノ門1-5-13/03-3501-5853/11.30〜14/17.30〜21.30/土日祝休
小料理。昭和35年創業。夜も一度来たことがあるが、ここは昼の方がオススメ。昼は鮭とたらこを中心としたシンプルな定食を出している(鰆もある)。ふっくら分厚くて焼き加減もいい鮭。新鮮で味の良いたらこ(焼きと生を選べる)。香り高くうまい白飯。ダシがきいた味噌汁。なんというか「田舎のお母さんが丁寧に丁寧に作った定食」という感じ。でもちょっと高い。鮭定食1200円。小鉢などがついてなくてご飯と味噌汁とお新香と焼き鮭だけなので、追加でたらこ単品を頼んでしまうのだが、これが500円。つまり1700円になってしまう。まぁ地方の港町の良心的な定食屋さんに入ったらこのレベルのものは食べられるけど、ここは虎ノ門なので価値はある。たまにどうしても欲しくなる類の定食。夜は酒の肴で静かに飲む店になる。風情よし。〆に定食も頼める。そしてわりとリーズナブル。昼の接客は多少殺気立っているときがあるのが難。06年10月。
青柳(虎ノ門)
東京都港区虎ノ門1-22-1/03-3580-3456/11.30〜13.30/17.30〜21.30/日祝休/25000円
割烹。というか料亭か。徳島の有名高級料亭「青柳」(小山裕久料理長)の東京店。主な食材と水は徳島から運んでいるとかで、基本的に「徳島の『青柳』の味を東京で」というコンセプトのようだ。ただ、江戸の食材もきちんと昇華して出してくれているので、徳島郷土料理、というわけではない。徳島の「婆娑羅」(「青柳」の格安割烹版。とはいえひとり2万くらいするが)には行ったことがあって、そのときにメートルと食材の話になり、「いい鯛が捕れた場合、一番いいのを徳島の青柳、二番目を東京の青柳、三番目を徳島の婆娑羅、四番目を東京の婆娑羅に卸します」と言っていた。つまり徳島の「婆娑羅」より東京の「青柳」の方がいい鯛が来ていることになるが、うーん、徳島で味わったあの感動が東京店にはなかったなぁ。店内は和風のインテリアにテーブル席とカウンター。若い料理人と若いサービス人がきびきびと誇らしげに働いている様は気持ちいい。全体に士気が高い店で料理も元気。でも上記のように徳島「婆娑羅」の感動はなかったし、なんとなくインパクトは弱かった。かなり高額店なのでもうちょっと印象強い夜にしてほしい。00年7月。
京料理 と村(虎ノ門)
東京都港区虎ノ門1-11-14/03-3591-3303
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
菊の井(赤坂)
東京都港区赤坂6-13-8/03-3568-6055/17〜21/日休/"懐石コース 15750円、18900円、21000円"
割烹。京都は高台寺にある有名店の赤坂支店。門を入り暗くて細いアプローチを歩いているうちに気分は京都になっていく。この導入部分は見事。ただ、店内は照明が明るくその気分も長持ちしない。
カウンターでいただいた。料理は京都本店の村田氏の弟さんが作る。ゆず酒から始まり、盛りつけが美しい先付、焦点がきちんときている椀物、滋味溢れる八寸や炊き合わせなど、安心して食べられる懐石コースだった。印象は強くないものの、上品で美しい。ただ、格安なので望みすぎなのかもしれないが、東京で食べているだけにもう少し「京」をわかりやすく感じたい部分はあるかもしれない。
大きく不満が残ったのはサービス。会話がどう盛り上がっていようが、無理矢理料理説明に割り込んでくる。これで何度会話が途切れてしまったか…。また、カウンター内の料理人が着ている白服(割烹着?)が薄汚れているのも残念。真っ白でパリッとしているだけでずいぶん雰囲気が違うと思うのだが。05年11月。
赤坂潭亭(赤坂)
東京都港区赤坂6-16-11 浜ビルB1F/03-3584-6646/12〜15/18〜23/日祝予約必要/15000円〜
沖縄懐石。「たんてい」と読む。いわゆる一般的な(そして安価な)沖縄郷土料理ではなく、沖縄の食材をふんだんに使った沖縄懐石料理。琉球料理の伝統を研究した上品で洗練された料理群である。夜の懐石コースは10500円、13650円、15750円。そう、ここは高級懐石なのだ。量もこぢんまりしているし、味もあっさりめ。普通の沖縄料理をイメージして訪れると相当印象が違うだろう。
「沖縄の光と土と水を食す」というのがコンセプト。 味だけでなくインテリアもそんな雰囲気になっていて、土壁と木の階段を下りていくアプローチからしてそれが感じられる。インテリアは落ち着いていてとてもいい。器もすべて沖縄の作家物。泡盛や料理とよく合う。料理は月変わりのコース料理。沖縄直送の島野菜(アダン、オオタニワタリ、ニガナなど)をふんだんに使った上品かつヘルシーなもの。素材の味を出来るだけ失わないようにしつつ、そこに洗練を加えている。沖縄料理独特の強い個性が活かされているというより、伝統の沖縄料理をより洗練させたという感じ。
沖縄の首里にも「潭亭」という八重山料理店がある(一回行ったことがある)。赤坂潭亭はそこに通って料理を教えてもらった女将が開いた店らしい。支店関係にないが名前をいただいた、と説明された。確かに味の方向性はずいぶん違うかも。当日、真ん中のコースをとって泡盛を入れてひとり19000円。味はとてもいいが、覚悟しないと少々高い。昼のミニ懐石が5250円、昼のコースが8400円。昼でも立派な高級懐石だ。04年6月。
弥生(神楽坂)
東京都新宿区神楽坂3-6/03-3267-0031/17.30〜21.30/日祝休/8000円〜
割烹。以前は裏道の趣深い店でやっていたが移転して新しくなった。カウンターにテーブル、個室とあり、使い勝手もよいが、料理自体もとても使い勝手が良い。というのも、もちろん和食を中心とするのだが、洋食みたいなメニューも取り揃えてあり、いろいろ味わって楽しめる。行った日は絶品の丸鍋(スッポン鍋)、いわしフライ、牡蛎フライ、聖護院かぶら、テールシチューなどをいただいたが、丸鍋とフライものとテールシチューなどが違和感なく続く上にどれもきちんと美味しくて楽しかった。和も洋もご主人の中の焦点をはずしてないからきっとこういう違和感のなさが味わえるのであろう。懐の深いいい店である。07年1月。
渡津海(神楽坂)
東京都新宿区神楽坂5-30/03-3267-6415/17.30〜22.30/土日祝休/8000円〜
小料理。わたつみ、と読む。神楽坂の裏路地にある静かな小料理屋さん。夫婦でやっており雰囲気も居心地もいい。カウンターも気安い感じで、ひとり客もゆっくり楽しんでいる。座敷もよい。ただ、料理的にはわりと普通かも。刺身も煮物も焼き物も安定はしているがそんなに驚きはない。まぁ雰囲気よく静かな座敷でなにかの会食、という使い方の店なのでしょう。場所柄、出版社接待によく使われているようだ。00年7月。
神楽坂二丁目で26年営業した後、2005年に神楽坂五丁目に移転した模様。上記住所は新しい店の方です。
赤城亭(神楽坂)
東京都新宿区赤城元町2-15/03-3266-1080/11.30〜14/17〜22(14〜17喫茶)/月休
小料理。神楽坂の赤城神社境内にある店。鳥居からすぐの左側。立て看板にメニューが貼ってなかったら確実に通り過ぎちゃうさりげなさ。建ってから60年以上という昭和古民家の入り口に昼でも明かりが灯っている。引き戸をあけて中に入るときちんとデザインされた古い空間になっており、花器やついたても凝った物。靴を脱いで上がるとそこはまさに昭和初期の座敷。1階に三つほど、2階にもいくつかお座敷があり、そのときどこに通されるかは賭けではあるが、それぞれの座敷の照明も凝っていて、通される部屋で相当印象が変わることだろう。
この店は赤城神社境内にあるだけあって、基本的に日本古式の神饌料理(しんせん=お供え物)を出している。神饌料理、つまり神様にお供えする米と水と塩を使った精進料理系のシンプルな料理が売りなのだ。お供え物の米は新潟産・植酸農法で作ったコシヒカリ米。塩は日本海の海水100%から作った塩。水は富士山から流れ出た水を使っているそうである。なるほどなんだかカラダが清まりそうな食事だ。たまにはこういうのもいい。境内の静けさの中で神様にお供えする食物を静かにいただく、というのは忙しく流されていく日常を見直すのにも良い機会である。
昼の赤城おむすび膳(980円)がよい。お膳の上に塩むすびと梅むすび。そして小鉢二つ。漬け物にお椀。握り方はふんわりしていて、食べると全体がほろっとほぐれる。中の方の米にも空気が届き、全体に均一な食べ心地。全体に素朴で滋味溢れカラダの奥底からホッとする味。ちょっと暗めのお座敷で、ひとりゆっくりゆっくりいただくと、心がしんと落ち着いてくる。食べ終わったら、是非赤城神社にお参りしよう。この店はここまで料理のうちという感じ。胃の中に入ったお供え物が細胞ひとつひとつに気を送っているような感覚に襲われる。05年9月。
京料理 八平(四谷)
東京都新宿区荒木町3-6 第3ハルシオン2F/03-3341-3990
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
おく谷(四谷)
東京都新宿区荒木町8番地/03-3351-6451/18〜/7000円〜
割烹。スパイスを使うのが上手な創作和食。何を取ってもそれなりにうまい。主人はもともとカレー屋をやっていたということ。なるほど。スパイスはお手の物なわけだ。砂ギモの香味唐揚げやカレー大根がうまかった。小さな店だが感じが良く、行きつけにしたくなる感じ。柳新道通りを外苑東通りの方からななめに入ってすぐ右。カルミネ・エドキャノの前の小さな店。01年3月。
釧路(青山)
東京都渋谷区神宮前3-40-3/03-3401-5955/18〜/5000円〜
北海道料理。素材の仕入れが良い。だから刺身はどれもなかなかの美味。おばちゃんにお勧めをよく聞いてオーダーしよう。焼き物も煮物もすべてそれなりに美味しくハズレはない。お酒が「北の誉」だけしかないのが残念かな。おばちゃんが吉幾三の大ファンらしく店内は彼のポスターや書だらけ。ベルコモンズから月星の方に外苑西通りを入って、ワタリウムの手前を右折してちょい。98年11月。
うまいもの まつおか(青山)
東京都港区北青山2-2-5/03-03-3479-5145/6000円〜
小料理。246沿い、銀杏並木のすぐ横、一階はお煎餅屋さんである。刺身、一品物、吸物などどれをとっても高水準にまとまっていておいしい。上品すぎる部分もあるが、安心して食べられるいい店である。場所柄客層もよく、みんななんというか謙虚に静かに料理を味わっている感じが好ましい。店主のお人柄だろうか。00年7月。
みな瀬(青山)
東京都港区南青山5-9-8 青山五番館3F/03-5485-2786/11.30〜15/18〜24/無休/7000円〜
割烹。「京料理と焼酎 みな瀬」というのが正式な店名のようだ。青山のビルにあり、入り口(ちょっとわかりにくい)がかなりシャビーなわりに、店内に入るといきなり別世界が広がる。そしてシチュエーション別に、雰囲気ある暗いカウンター、奥まった暗い半個室。ビルなのに広い庭が見える明るいお座敷、と、いろんな席が選べるのもなかなか良い。そう、ビルなのにそこそこの庭園があったり、和食なのに暗くムーディーなカウンターがあったりといった意外性がこの店の大きな売りである。若い女の子だったらとても喜んでくれるだろう。さて、その料理の特徴は、まずは安価。コースは6000円でそれなりの量と質が出る。青山という立地と店内の凝り方からするとかなり安いといえよう。ただ、味的には無難の域を出ない。毎月2回メニューが変わる京懐石が主で、焼酎も100種から揃っているが、驚かせるお皿は特にはない。まぁ値段を考えると当たり前。むしろがんばっている。けどまぁもう少し味がなんとかなればなぁ…。雰囲気や意外性はあるので、ちょっとしたデートや宴席に使える店ではある。04年7月。
やさい料理GOKAKU(青山)
東京都港区南青山3-14-4 B1F/03-5413-0831/12〜14/17.30〜22/水休
和食。野菜を中心とした5000円のプリフィクス。店名は「正」だから五画。「正」と小さく書いた看板が目印だ。当初三宿で開店したこの店はすぐさま超人気店になり。青山に移転してきた。前菜は3品。一の皿は2品。二の皿は1品など、メニューから選べる構成が和食としては珍しいか。なすの煮浸しとかズッキーニのフリッターとか焼き野菜とか生野菜丸かじりサラダとか。野菜はなるべく弄らないことを信条としているらしいのでシンプルな料理が続く。生産者から直仕入れているらしいが、野菜の旨さとしての喜びを(ボクが行った日は)いまひとつ感じられなかったのが残念。野菜以外に軍鶏や刺身も別注できる。男性にはちょっと量が足りないが、不健康な生活をしている人には「野菜+少量」というのは実にヘルシーに感じるだろう。左の階下にテーブル席が7.8席ある。カウンターのみ禁煙だが、繊細な野菜料理なので全店禁煙にした方がうれしいな。05年5月。
樋口(青山)
東京都渋谷区神宮前2-19-12/03-3402-7038/18〜21/日休/12000円〜
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
海喜山有 あおうみ(青山)
東京都渋谷区神宮前3-41-2/03-3401-1447/11.30〜13.30/18〜24/日祝休
小料理。「かいきさんゆうあおうみ」という店名。外苑前の隠れ家的「看板のない店」。黒く小さなドアから地下に降りていくと小さな空間を工夫していろんな席が作ってある。全体に優しい薄味系。料理は基本的におまかせコース(4000円)がよい。冬はふぐ。迫力ある焼サバ寿司も名物(秋はサンマ姿焼寿司になるらしい)。
この店は昼の「おまかせ丼ぶり定食」1000円が信じられないクオリティなのでオススメ。具を自分で載せる式の丼で、おかずとごはんという食べ方をしても良いし、具を載せてどんぶりにしてもいい。その具がすごいクオリティ。もちろん夜の残りを豪華に載せていると言うことなのだろうが、それにしても大盤振る舞いである。おまかせなのでその日によって全然違うだろうが、ちょっと驚く量と質。その定食は月水金のみ。火木は別の定食。05年12月。
倉凛 悠(南青山)
東京都港区南青山2-14-15五十嵐ビル2F/03-5770-6562/18〜27(土〜23)/日祝休/5000円〜
小料理。山陽鶴酒造という酒蔵が経営している料理屋。美酒(びしょ)鍋という鍋が名物である。お酒を入れた鍋は品が良くなかなかうまい。ただ27時までやっている店なのにこの鍋は23時でお終いだそうだ。それが惜しい。深夜にさっぱりと鍋を食べたい人種はわりといると思うのだが。一品物だと「ごぼうの唐揚げ」が秀逸。うまい。あとはいまいちだった。山陽鶴酒造の5つのお酒の飲み比べセットなどが安く飲める。99年11月。
藍(六本木)
東京都港区六本木4-4-3六本木協和ビル西館1F/03-3403-3041/17.30〜27/日休/10000円〜
割烹。96年12月に出来た和食屋さん。出来てすぐ行ったのだが、まだバタバタしていてバランスがとれていなかった。午前3時までやっているので上手に使えば重宝な店になると思う。現在はコースのみ。将来はお惣菜中心になるらしい。味は…あと2.3ヵ月して落ち着いてから行ったほうがいいみたい。96年12月。
菱沼(六本木)
東京都港区六本木5-17-1アクシスビルB1/03-3568-6588/11.30〜14/17.30〜23
割烹。※以前は三田にあったが(港区三田2-17-29)、上記住所に移転。移転後は行ってないので以下は三田にあったときの感想。
日本料理とワインのマリアージュを日本で最初に言い出したのはこの菱沼さんかもしれない。ずいぶん前からその主張は聞いていて行きたいと思っていたがやっと行けた。コースでちゃんと演出してくれると聞いていたのでワインも任せてコースを食べる。フレンチのエッセンスも取り入れているという料理は、聞いた感じは和食だが食べた感じは"トーキョージャパニーズ"といった印象。モダン。旬の素材を贅沢に使っており、そこそこ値段はしてしまうがやっぱり美味しい。ただ、ワインとの相性は実はハテナだったし、メインに至るまでの前菜系の演出が当日はいまひとつだった。カウンター内の菱沼さんは客あしらいがうまく(特に女性)、店全体がほがらかな雰囲気になる。いい男だし結局この人が売りの店のようである。04年6月。
海里(六本木)
東京都港区六本木7-13-9/03-3405-2763/7000円〜
小料理。みさと、と読む。カウンター割烹系の料理が出る。きちんと丁寧に作られた料理はどれも水準以上でおいしい。ちょっと上品すぎてインパクトが薄いお皿が多いのが残念だが、安定感は抜群だ。六本木の裏通りにあり、場所柄こういうカウンター割烹店を知っておきたい人にもおすすめ。もうちょっとメニューを増やして欲しい気がするが…。00年3月。
山の井(六本木)
東京都港区六本木7-13-10/03-5410-5115
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
小田島(六本木)
東京都港区六本木7-18-24/03-3401-3345/18〜23/日祝・第3土休/12000円〜
割烹。円山町で評判だった店を六本木に移した。朱色をテーマ色にした店内は決してお洒落ではないが、油絵やシャンソンが不思議にマッチし、ちょっと個性的な割烹料理店となっている。おまかせコースは7000円で、先付けからデザートまで約10品。カウンターの上に貼ってある。日本酒よりワインを合わせるのがこの店の方針のようで、料理もちょっとフレンチのテイストが混じっていたりする。パリの日本料理店にいた店主のテイストだろう。ただ、もちろんおいしいのだがびっくりするようなものは特にはない。もう少し記憶に残る印象的な料理をポイントポイントで出して欲しいと勝手を思う。ワインは高めのものを多く揃えるが、料理に合わせてグラスワインを構成してくださいとお願いすると、グラスワイン一杯1500〜2000円くらいで選んで次々飲ませてくれる。結局かなり高くつくのだが満足感は高い。余談になるが、入り口に西麻布の「ブルギニヨン」のカードが置いてあったので「なにか関係が?」と聞いたら、従業員の女性がブルギニオンのシェフの菊地さんと結婚したらしい。おめでとうございます。02年9月。
麻布 幸村(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5-5 高柳ビル3F/03-5772-1610
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
諒(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-1-11/03-3452-1353/11.30〜14/18〜23(土祝17〜22)/日休(12月は無休)
カニ料理。40代になってカニにそんなに熱意を感じなくなった。割烹とかでカニがあってもほとんど頼まない。というか東京で食べるカニは高い。香箱(こうばこ)とか間人(たいざ)とかなると特に高い。この店は意外と高くはないし、カニのコースがリーズナブルに食べられる店だなぁとは思ったが(おまかせコース5000円。蟹鍋コース8000円)、ボクは好きでも嫌いでもない感じ。仕入れはよく、新鮮なズワイガニ、タラバガニを、刺身、しゃぶしゃぶ、焼き、蒸しといろんな方法で味わえるいい店なのだが…。店内の感じはとてもいい。カニって素材が命な部分が大きいので、やはり山陰とか道東とかで旅行中に食べたい感じ。もしくは関西の方が同じ質のものを安く食べられる印象。06年01月。
とらくまもぐら(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-12-7/03-5441-2511/18〜27.30(土日祝18〜23)/無休/7000円〜
小料理。(※「たらふくまんま」という店名だったが、「とらくまもぐら」という名前に変えたようだ) 活気のある店。小料理屋というよりは値段高めの居酒屋という感じ。カウンターの向こう側の働きを見ているだけで元気になる。九州系創作料理が中心でメニューを眺めている分にはかなりうまそう。だが、食べてみると意外と普通っぽかった印象。ごま鯖などの定番と言われるものもインパクトが特に強いわけではなく、もう少し強い印象が欲しかった。西麻布の、「和根洋菜」に店名を変えた「たらふくまんま」の方が好きかも。平日深夜3時半までやっているから焼き魚とメシみたいな使い方にはとてもいいかもしれない。素材は良い感じ。99年11月。
むら田(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-16-10村田ビル/03-3451-1448/17.30〜22/日休/5000円〜
小料理。1階が同経営の米屋で、2〜4階はご飯が売りの和食屋さんというユニークな店。つまり米が売りなのだ。米の産地を季節ごとにかえて炊く約10種の釜飯が名物。小釜でひとり分ずつ炊くのでかなり時間がかかる。混んでいると1時間前くらいに言わないといけないが、刺身や鍋もあり、釜飯を楽しみにしながら酒を飲んでいるとすぐである。冬に食べた牡蛎釜飯がとても良かった。ダシ汁で炊いてあって香りが高く、ご飯の上に大振りの牡蛎がどどんと並ぶ。うわっとびっくりする美味ではないが、滋味溢れ、満足度が高い。飯の固さやお焦げ具合も聞かれたりしてなかなか楽しい。秋は栗釜飯や松茸釜飯もいいと聞く(未食)。シンプルな白米小釜炊きもあると帰り際に気づいて歯がみして悔しがった。米のおいしさを知り尽くした米屋さんが炊くご飯。絶対うまいはず。今度試してみよう。03年11月。
あん梅(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-3-7/03-5443-1034/11.30〜14/17〜24/無休/7000円〜
小料理。あんばい、と読む。干物を中心とした店だ。よく選ばれた素材を干物にし備長炭で焼き上げる。懐かしくもおいしい干物の味をしっかり味わえるのがうれしい。やっぱり干物はうまいなぁとホッコリする時間である。ただ、それ以上でもそれ以下でもない店なので、期待しすぎは禁物だ。干物の他には鍋とかサラダとかオススメをいろいろ食べたがどれもそんなに印象に残らなかった。やっぱり季節の魚の干物が一番の売り。コンセプトも魅力もわかるがちょっと全体に物足りない店。ちなみにこの店の屋上で天日干しするらしい。排気ガスとか粉塵とかがつかないのか、干した魚をそのままガリっと囓りながら、ちょっと心配になったりして。01年1月。
かどわき(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-4-5 コーポミユキ1F/03-3452-1335/18〜25/日祝休
割烹。門脇氏が作る極上素材の饗宴。おいしい。東京一という人がいるのもわかる。逆らいようがない美味。ある意味極楽。でも、例えて言えば、他チームの主力打者を抜いてきて一番から九番までずらりと並べた巨人みたいな料理群。最高級の素材を連発しすぎる。松茸。ふぐ。ハモ。松茸。牛肉。子持ち鮎。松茸。トリュフ。トリュフ。トリュフ。最初から最後までホームラン狙いの四番打者がズラリと続く。でも野球はつまらない。あれ? 野球ってこんなに詰まらなかったっけ? みたいな感じ。こういうのを食べると、一番には一番の仕事があり、二番には二番の仕事があるんだなぁ、とか実感する。出てくる料理が長距離砲ばかりだと食べててこんなに疲れるんだなぁ…。
もちろんそういう巨人打線が好きな人もいるわけで、そんな人にとってはたまらない魅力がある。実際、他のお客さんは唸ったり叫んだりして喜んでいた。小さな店なのでそういうニーズにしっかり応えているだけで満席になる。つまり「かどわきのお客さん」の期待には十二分に応えている。そういう意味ではとてもいい店だろう。
ボクが伺った日はなんにでも松茸を入れた。ふぐの刺身に松茸が良かったかな。松茸牛肉の鍋よりも。子持ち鮎うまし。トリュフの丸揚げ、びっくり。そばも良かった。でも途中から「家で玄米と味噌汁とお新香を食べたいなぁ」と心から思った。たぶんボクにはもうひとつ合わなかった、ということだと思う。ボクは「かどわきのお客さん」ではなかった、と。
別に何の皮肉でもなく、お金を使えば使うほど税理士さんに褒められるような生活をしている人とかに向いている店だ。お金を使う贅沢をわかりやすく味わえる、わかりやすい美味。ボクには少し贅沢すぎるというか、TOO MUCH感があった。カウンター5席。個室あり。器も良い。要予約。06年9月。
万歴龍呼堂(麻布十番)
東京都港区東麻布2-33-5/03-3505-5686/18〜25/日休/8000円〜
スタイリッシュ割烹(?)。ばんれきりゅうこどう、と読む。小さな石庭を抜けて大きな引き戸を開けるアプローチがいい。短いアプローチなのだが、非日常へのステップとして程がいい。京風日本庭園を歩かされるとToo muchに感じるのだが、このくらいだと趣も距離もちょうどいいのだ。店に入ると大きな一枚板のカウンター。奥には座敷。地下にも座敷と列車のコンパートメントみたいなテーブル席。どこに座って楽しもうか迷っていると全部を見学させてくれた。こういうのもいい。暗い店内だが木を多用しているせいか冷たさはない。22時までは6000円のコースがある。価格破壊懐石料理があまり好きではないボクとしては実はあんまり期待してなかったのだがこれがなかなかどうして侮れない味と質。ワインを合わせて約1万円くらいはかかるが満足度は高かった。特に前半の構成はなかなかだった。22時以降は単品メニューもあり、ゆっくりバーとして利用できる。特に地下の列車タイプのテーブル席は秘密めいていてデートなどにもいいだろう(このテーブル席、天井が低いのはいいが、直接照明なのが玉に瑕)。この手のお洒落割烹は演出側の狙いが読めてしまって「その手に乗るかよ」と落ち着かないことが多いのだが、ここはなかなか上手に作ってあると思う。02年6月。
礼三(西麻布)
東京都港区西麻布1-4-23/03-5411-3929/18.30〜28(土〜25)/日休
小料理。れいさん、と読む。西麻布で夜遅めにおいしいものを食べるのに「使える」店。とてもいい感じのご夫婦がやっている店で(ご主人は厨房からあまり出てこないが)、バーみたいなカウンター形式とは思えぬレベルの料理とホスピタリティに出会える。料理は量があるわりにそんなに高くなくリーズナブル。野菜も「軽くちょっとだけ」みたいなメニューがあり、それを盛り合わせたものが夜中にはうれしい(28時ラストオーダー)。他にもガッツリしたメニューもありいろんな用途に使える。BGMは70年代ポップスが多く、ボクが行った日はオリビア・ニュートンジョンがしつこくかかっていた。店の雰囲気的にはJAZZなのだが、この辺のハズシは嫌いではない。奥さんは中国の方ということで中華系の味付けもよい。前面に焼酎が並んでいるがどちらかというとワインが合う食事かな。入り口にラウンジっぽいテーブル(椅子が気持ちいい)。奥にパーテーションで区切られた個室がある。06年8月。
一即夛(西麻布)
東京都港区西麻布1-10-16 西麻布ロイヤルビル2F/03-3746-2877
割烹。「いっしょくた」と読む。割烹というより家庭料理系小料理かな。なんというか「割烹でも小料理でも家庭料理でもそんな分類はどうでもいい。うまいもんを"いっしょくた"に出しまっせ」みたいな感じか。ま、とってもうまい家庭料理だと思ってくれればそんなに遠くない。雑居ビルの2階にある小さな店で、店内はゆるやかにL字を描くカウンターのみ(カウンターの奥が折れ曲がっていて4人席のテーブル使いできる)。店のど真ん中に店の主人がどんと立ち、店を仕切っている。値段はリーズナブル。魚を中心に構成しているならお酒を飲んで6〜8000円くらいで済むだろう(メインにステーキを頼み、かつ、〆にウニご飯とかいくらご飯とかにすると値段が跳ね上がるかもだが)。スープと肉刺で始まり、刺身数皿、焼魚か煮魚かなど選んで、〆は混ぜご飯系か白ご飯、そしてお新香と味噌汁。全部ちゃんとおいしい。女将さんのサービスも清々しい。客層がなんとも独特で一見さんは落ち着かないだろう。06年8月。
霞町一(西麻布)
東京都港区西麻布1-12-4西麻布紀伊国屋ビル8F/03-3408-1312
小料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
和根洋菜(西麻布)
東京都港区西麻布1-14-3/03-3479-0539/18〜27.30(休日は17〜23)/無休/10000円〜
小料理。99年9月からこの店名に。以前は「たらふくまんま」。店名は以前の方がよかった気もするが、麻布十番の支店に見られちゃって困るのかな。基本的に九州料理の店。創作系も充実しておりどれもうまい。鮮度のいいアラの刺身や馬刺などが食べられるのはわりと貴重。一品を楽しむのもいいが、おまかせコース(8000円くらいから)でイイトコドリする方がいいかも。西麻布の北海園の向かいの道を入った当たり。遅くまでやっているのがいい。99年9月。
眞由膳(西麻布)
東京都港区西麻布1-14-8B1F/03-3408-5048
小料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
分とく山(西麻布)
東京都港区西麻布4-2-13/03-3400-2968
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
霞町すゑとみ(西麻布)
東京都港区西麻布4-2-13八幡ビル3F/03-5466-1270
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
和楽惣(西麻布)
東京都港区南麻布5-1-1/03-3445-0550
小料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
無名狼(広尾)
東京都港区六本木7-13-9/03-3405-2763/18〜26(日祝17.30〜23.30)/無休/7000円〜
小料理。むめいろう、と読む。築45年の一軒家を上手に使って食べ物屋にしている。聞けば「外国人のフィルターを通して見た日本」を表現しているらしい。薄暗く演出したそのインテリア・雰囲気はなかなかのもの。調度品もなかなか。雰囲気を楽しみに一回行く分にはいいかもしれない。が、雰囲気のみ。サービスはわりと親密だったが料理がよくない。創作系だがどれも変に凝っていてちょっと自己満足気味。がんばっている感じはするが、コンセプトが先走ってしまった印象。00年6月。
堀兼(白金)
東京都港区白金台5-10-13/03-3280-4629/18〜23/日祝休
割烹。「ほりかね」。白金トンネルのすぐ近くにある小さな割烹。カウンターと個室があり、落ち着いて食事が出来る。料理は創作和食というべきか。工夫を凝らしたお皿が続き、どれもそこそこおいしい。特にオススメはこの店の名物らしい「まぐろの納豆醤油」(?)。氷の上に豪快に盛られた大トロを納豆入りの醤油で食べるもの。濃い同士が意外な相性でとてもおいしい。個人的には醤油が濃すぎたが…。その他の料理もまぁまぁだった。もともと創作和食をあまり好まないボクなので「そこそこ」とか「まぁまぁ」とか言ってしまうのだが、お好きな方にはとてもいいと思う。ただ、メインで鮎の塩焼きが出てきたのは疑問。訪問したのは3月末。稚鮎ならまだしも大きな鮎をこの時期にメインで出すのは高級割烹としていかがなものか。また、サービスが若い女性たちなのだが、女性のいる夜の店風な雰囲気を醸し出しているのもどうかなぁ。喜ぶオジサンたちもいると思うし、そこらへんがターゲットなのかもしれないけど、ちょっと店の全体的造りとの違和感を感じた。たぶん常連的なオジサマに連れて行ってもらうのが吉な店。若い人同士だったりしたら浮くかもしれない。04年3月。
寅(天現寺)
東京都渋谷区恵比寿3-49-1/03-3440-0317/11.30〜14/18〜24/日休/7000円〜
炉端焼。高架下、ラーメン屋の並び。看板を出しておらず隠れ家的雰囲気があるからだろう、96年頃は芸能人が集まる店として知る人ぞ知るだった。料理は新鮮なネタを炭火で焼く炉端。それなりにおいしいが、従業員が一時の芸能人ラッシュで何か勘違いをしてしまったようだ。かなり「その気」になっており何度かカチンときた。隣のサラリーマン達が少し大声で笑いあったら「うちはそういう店じゃないのよね」と注意しに来る。きっと普通のリーマンとかには来て欲しくないのだろうな…。普通に楽しんでいたお客さんだったのに。一方、有名人が来るといきなり相好を崩しておべっかの嵐になる辺り、なんだかなぁなのであった。 98年5月。
吉住(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-20-6中島グリーンハイツ1F/03-3496-8144/18〜24/日休/12000円〜
割烹。関西「つる家」で修行した松本氏の店。カウンター6席程度と奧に座敷のみの小さな店だが、料理はかなりのものである。メニューはどれをとってもまずハズレはなく、うーんとうなるものが多い。自家製西京漬け、かぼちゃスープなどの定番もいいが、意外とポテトサラダが美味だったりするところもいい。〆はでっかいおむすび田子作でおなか一杯に。割烹系が意外とない恵比寿の中では知っておきたい店のひとつ。欠点を上げるなら、松本氏が料理の合間にカウンター横でタバコを吸うこと。狭い店だけに煙が客の鼻先まで漂うし、かつ吸ったばかりの手で料理するのも嫌である。あと、サービス(というか気遣い)も小さい店の良さが活かされていない。うまいことはかなりうまいのだが…。基本的には予約制。松本氏はたまにテレビの料理番組で見かける。01年3月。
ゆめの庵(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-15-2/03-3770-4727
小料理。創作料理。家庭料理の延長上でいろいろ工夫された丁寧な料理を食べられる。近所の人が普段着で訪れるタイプの小料理屋なので「恵比寿で小料理を食べるんだもんね!」というハレ気分になっている人はちょっと肩透かしを食うであろう。外観より中はもっとカジュアルで家庭的。住宅街の路地にあったら重宝するかも的お店である。毎月メニューが変わっていく店なのでおまかせが良い。6〜8000円くらいでまぁまぁ満足できる。サービスはとても家庭的。夫婦ふたりでやっている。盛りつけが上手。03年10月。
草なぎ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-26-14/03-3449-9059/17.30〜23.30日祝休/6000円〜
割烹。カウンターとテーブルいくつかの清潔な店で、高級っぽい雰囲気が漂いつつ、そんなにめちゃくちゃ高くない和食。こういう割烹(もしくは高級居酒屋)はその客層が独特で入り込みにくい店が多いが、ボクが行ったときのこの店は客層がとてもよく、それに対する板前さんたちの応対も上品で、一発で気に入ってしまった。料理はもちろんかなりちゃんとしている。ただ特に特徴があるというものでもなく、安心して酒が進む感じのおいしさ。1000円前後のメニューが多いのでだいたいの値段も計算でき安心だ。コースも3000円からある。もう少し歳をとったらこういう店でひとりゆっくりカウンター酒を楽しむようになりたいものだな、と思いつつ店を出た。01年8月。
魚豆根菜やまもと(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿2-12-16/03-3280-6630
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
垣うち(恵比寿)
東京都目黒区三田1-11-19/03-3719-8670/6000円〜
割烹。ひと口で説明しがたい場所にある隠れ家的割烹。その清潔で静かな佇まいと隠れ家的雰囲気が「常連客のみを相手にしている感じ」を醸しだし、一瞬入店するのをびびるが、入ってみると親密な笑顔が迎えてくれる。明るくしっかりしたオーナー女将と物静かな若い板前がふたりでやっており、コースも4000円、6000円と安価。カウンターとテーブルひとつというこぢんまりした店だが、手入れが行き届いていてとても気持ちいい空間。板前がまだかなり若いせいもあるのか、料理的に特に印象に残っているものはないが、どれもちゃんとおいしく、日本酒を飲みながらゆっくり長時間会話を楽しめた。20代30代のヒトには小さな割烹店ってかなり敷居が高いだろうが、この店はカウンターの向こうに立つ板前がとても若いこと&安価ということを考えると、気楽に入れるちょうどいい店かもしれない。割烹入門として若い人に薦めたい店である。02年11月。
佳月(下北沢)
東京都世田谷区北沢2-9-17/03-3466-3648/18〜25.30/火休/8000円〜
小料理。刺身が売りだけあって、とてもうまい。種類もたくさんあり、刺身と日本酒で長時間楽しむような使い方が一番。このごろでは他の店でもメニューに並ぶようになった外房の船頭料理「なめろう」も古くから出している。つまりはそういう店。ちゃんと魚のおいしさを知っているいい店である。94年12月。
味問屋 明日香(下北沢)
東京都世田谷区北沢2-20-2/03-3410-3443/11.30〜14/17〜22/無休
小料理。下北沢の賑わいの中にいきなり現れる和風で落ち着いた入り口。中も落ち着いた作りで、座敷もカウンターもゆっくりくつろげる感じ。下北沢では貴重な大人の店のひとつ。魚がおいしい。産地を厳選したもので刺身、焼きともに良かった。店内に生けすがある店はそんなに好きではないが、ここは比較的良かった。一品は全体に上品な味付け。まぁまぁ。お任せコース7000円、9000円、12000円。05年10月。
千真野(下北沢)
東京都世田谷区北沢2-34-8 KMビル2F/03-3467-8875
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
竹慈庵なかだ(渋谷)
東京都渋谷区松濤2-13-12
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
淡水研究室(代々木)
東京都渋谷区代々木1-13-2/03-3299-3763/5000円〜
小料理。トリッキーな名前と内装を持つ「旬の肴と地酒のお店」。水に凝ったのでついた名前とか。料理はまっとう。値段は安め。魚は新鮮でいいものが多く、創作料理もみなとてもおいしい。刺身と「スペアリブのビール煮」「穴子のてんぷら」がおいしかったな。地酒は「西の関」「梅錦」など。小上りがひとつある。97年3月。
おひつ膳 田んぼ(新宿)
東京都新宿区西新宿6-24-1 西新宿三井ビル2F/03-5325-6816/11.30〜22(土〜21)/ 日祝休
小料理(白米料理)。酒が主役ではなくてご飯(白米)が主役の店。米は季節や状態によって変えるようで、壁に「今週のお米」が表示されている。それを毎朝精米し「精米したて&炊きたて」で出してくれる。しかもお櫃で(お櫃は一回お替わりできる)。それはそれは懐かしいくらい美味しいご飯である。スタッフは米作りにも携わっているらしく、田んぼでのスタッフの写真がレジ横に貼ってあったりする。
おかずはご飯に合うことが前提で厳選されている。焼き海苔やら漬け物やら梅干しやら納豆やら明太子やらの脇役も充実。だからご飯が進む進む。個人的〆は地鶏生卵を頼んで卵かけご飯。実にシアワセ。昼はセットで「昼おひつ膳」が1000円。これもお得。西新宿店以外にも、代々木店、表参道店と三つある。05年7月。
なべ家(大塚)
東京都豊島区南大塚1-51-14/03-3941-2868
料亭。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
魚亭(門前仲町)
東京都江東区富岡1-5-12/03-3643-6373/17〜23/日祝休/8000円〜
割烹。清潔で清々しい店。客の年齢層は高く、みんな静かに飲んでいる。ここの「キンキの煮付け」が忘れられない。ボクの煮付け人生(なんだそれ)でトップの味。なるほど完成度高い煮付けとはこうなるのか、と納得しちゃう味。あぁうまかった。何度も舌の上で再現して楽しんでいる。久しぶりに「これでどうだ!」という気迫を感じる料理をいただいた。刺身をはじめ魚系はどれも美味。年齢がそこそこ行ったらこういう店で煮付けに酒を少し、みたいに使いたいと思わせる。値段はそれなり。一階は檜のカウンター。二階は座敷。05年6月。
蔬菜坊(目黒)
東京都目黒区目黒本町4-1-9/03-3710-4336
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
酒ぎゃらり 花心(目黒)
東京都目黒区目黒4-21-19/03-3710-9822/17.30〜23/火水休/5000円〜
小料理。書を書くご主人の作品が店内いたるところに飾ってある。つまりギャラリーなのだ。そこでうまい酒を味わいつつおいしい料理も出しますよ、という趣向。打ち放しの小さな店だがなかなかに親密である。日本酒・焼酎の品揃えは季節ごとに変わるが、とても立派である。好みの方向とかを話して任せるのがいいようだ。料理は奥さん制作のおばんざい系。姉さん女房の奥さんの話は面白い。カウンターでいろいろ話しながら飲むといいだろう。鮨などもあるが、これはどうも他店からの出前を使っているようだ。最初ご主人の気取りが気になる人もいるかもしれないが、ゆっくり居座って話しているとそれは単なる構えのようで、いったん打ち解けちゃえば大丈夫だろう。料理がもうちょっとよくなるととてもいい店になりそうな気がする。油面地蔵通り商店街。00年12月。
たこ石(浜田山)
東京都杉並区浜田山3-30-6
小料理。ラーメン屋の大将が一念発起して始めた居酒屋割烹。創作系ではあるがツボを心得ているようで、なにをとっても大変うまい。刺身やおでんはもとより、テールの煮込みなどもうまい。酒も純米のいいのを置いている。サービスも素人臭くて逆に味になっているし、なかなかです。わざわざ行く価値あり。97年6月。※閉店。
廣田(大井町)
東京都品川区東大井5-23-22-2/03-3450-6600
小料理。看板もない隠れ家的な店で、カウンター6席ほどしかない。シェフはもともとフレンチのシェフで、バブル時代赤坂の高級薬膳料理で料理長を担い、ある日実家の農家の野菜を食べて、高くて身体にいい物を追求するより安くて旨いモノを…ということで居酒屋的カウンターレストランに転身した、と(その店を紹介してくれた方は)言う。料理は創作系。ツボを押さえた味付けはワインに合い、とても楽しい。創作系でいろんな名物をもつ店のようだが、牡蛎を16個も使った巨大まんまる牡蛎フライも名物。全体的に驚きのある料理群だ。個人的にはお皿がステンレスなのが不得意なんだけど…(ナイフフォークと擦れる音が不得意なのです)。場所はわかりにくい。JR大井町駅を東側に出て、品川郵便局にたどり着いてください。その前を大森方面に100mほど歩いて頂くと斜めに入る路地がある。目印は「スナック アコ」。その路地を200mくらい入っていくと左手に3軒飲み屋が並んだ長屋が出てくる。その2軒目。看板なし。波模様のネオン管がある店。05年1月。
まき村(大森)
東京都品川区南大井6-19-10/03-3768-6388
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 居酒屋 |
三州屋銀座店(銀座)
東京都中央区銀座2-3-4/03-3564-2758
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
秩父錦(銀座)
東京都中央区銀座2-13-14/03-3541-4777/17〜22(土〜21)/日祝休/4000円〜
居酒屋。昭和初期に建てられたという建物を利用した店。造り酒屋風で天井が高く、お座敷は床の間や柱時計がある。カウンターは分厚い一枚板だが、年季が入ってななめにしなっている。そういう空気の中で飲めるだけでうれしくなる、いい感じの居酒屋さんだ。料理はいろいろあるが、ここならではの名物は紙カツレツとさつま揚げだろう。紙カツは薄く大きく伸ばしてある。さつま揚げは丸くボール状。ちょっと接客がぶっきらぼうだが、酒の香りが似合う雰囲気の居酒屋としては貴重かな。お酒は当然の如く「秩父錦」のみ。02年3月。
さんさく(銀座)
東京都中央区銀座2-12-5/03-3546-2548/7000円
居酒屋。旬の小料理を出す。築地の地にあってわりと普通っぽい感じではあるが地元民でそこそこ流行っている感じ。とくに驚きはないのだがまぁ標準的ないい店だ。お酒は「銀盤」。これはおいしい。刺身よりも焼物煮物の方がお勧めかも。96年6月。
ささもと(銀座)
東京都中央区銀座4-3-7/03-3564-5881/18〜26/2000円〜
串焼き。牛と豚のモツ焼き中心店である。内臓をはじめいろんな部位が揃っているのでいろいろ取って複数人で分けたいところだが、お箸が出ない(串を活用してお箸代わりにする)から分けにくいのが難。部位的に希少なものは裏メニューとしていろいろ揃ってはいるらしい。お店の人に聞いてみよう。煮込みもうまい。キャベツ煮込みが特におすすめ。ブレカラ(ブレイン唐揚げ、つまり脳の唐揚げ)、ブレサシもいい。飲み物は名物の葡萄割り(焼酎に赤ワインを少し入れた物)もあるが別にすげーうまいものというわけではない。エビスの生の方がいいかも。01年5月。
福みみ(銀座)
東京都中央区銀座5-10-9銀座YKビルB1F/03-3289-2933/4000円
串焼き。串焼きビストロを標榜する。店内煙がモーモー。おいしそうな雰囲気は漂っている。串焼きはどれもまぁまぁの味で、ガシガシ食べるにはちょうどいい感じ。そう、ここは居酒屋的にワイワイ楽しむ店だ。周りはそういう若者で溢れていて非常に活気がある。店員がやけに元気なのもよろしい。気軽に利用できる銀座では数少ない店なのかもしれない。00年11月。
佃喜知(銀座)
東京都中央区銀座6-3-7/03-3574-1589/17〜22/土日祝休/6000円〜
居酒屋。「つくきち」と読む(「喜」は七がみっつの「き」)。創業30年以上の老舗有名店。有名だがいたってカジュアルな居酒屋でとてもくつろげる雰囲気。一見さんでも全く問題ない。おばさんと娘さんたちの4人ほどで家族的な対応をしてくれる。築地のマグロ卸「佃吉」の家の出で、関西割烹「出井」で修業したというご主人はとても丁寧かつ着実な仕事でおいしい酒の肴をいろいろ作ってくれる。仕入れが抜群の魚系は間違いなくおいしい。その日一番の仕入れ物はすぐ売り切れてしまうから、魚目当てなら開店後なるべく早く入店しないといけない。そうでないと相当くやしい思いをする。
メニューは数が多く、どれを頼むか迷う。そういう場合は店主に率直に尋ねてしまうのが一番。ちょっと怖面な方だが優しいから大丈夫。でも店主に一度聞きだすと「次は○○にしましょうかね」と笑顔でどんどん出してくれたりするので、多少財布と相談しつつ頼もう(でも銀座値段では全然ない)。刺身系はもちろん、煮物系もいい。関西割烹出身なので味は薄味だ。カウンター約10席と小上がり数テーブル。04年11月。再訪数回。
竹富島(銀座)
東京都中央区銀座6-12-13 大東銀座ビルB1F/03-5537-1293/17〜27(土日祝〜24)
沖縄料理。銀座8丁目の「リトル沖縄」や銀座3丁目の「ちゃんぷるぅ家」の系列店。赤瓦や土壁を上手に利用した店内はわりと広く使い勝手がよい。オリオン生と泡盛(品揃えはさすが)で食べる沖縄料理は標準的な感じ。特に印象的な料理はないが、どれもちゃんとはしているし、わりと珍しい素材も入れている。ごく標準的な沖縄居酒屋だと思う。04年10月。再訪1回。
七厘や(銀座)
東京都中央区銀座8-3-10/03-3572-4800/17.30〜28(月〜金)/17.30〜23(土)/日祝休/5000円〜
居酒屋。銀座の外堀通り周辺に4軒も店を展開している。ボクが行ったのはリクルートビル前。テーブルでもカウンターでも七厘が出てきて、豊富な種類が揃う魚の一夜干しや地鶏、肉、野菜などを炙って食べる。鍋も七厘で炊く。だから「七厘や」なのね。炙っては飲み、飲んでは炙る。楽しいしおいしい。それぞれの食材が珍味系も含みなかなか吟味されているのも良い。居酒屋系の一品物も充実しているので満足度は高いだろう。ちなみに種類別に書くと、漁師料理・百珍滋養料理・野鴨料理・精進料理・薬膳料理・江戸料理・せいろ蒸し料理・その他、となっている。お酒もバラエティ富むセレクト。ちょっと工夫のある充実した居酒屋として利用価値は高いかも。ただし、珍味系を炙って食べ続けていると結局かなり高めになってしまうので注意。03年4月。
リトル沖縄(銀座)
東京都中央区銀座8-7-10/03-3572-2930/17〜27(土日祝16〜24)/無休/4000円〜
沖縄料理。銀座で安くて27時までやっている沖縄料理店として知っていると便利な店。オリオンの生ビールも標準装備。泡盛も各種揃い、料理も基本的でおいしい。サーターアンダギーが自家製だったりするのもなかなかうれしい。店内は沖縄色が特に強くもなく、沖縄文化に慣れていない人でも抵抗ないだろう。ただしここ、常に満員。沖縄ブームも手伝って、非常に人気がある。飛び込みで行くなら、深夜の時間帯でないと無理かもしれない。03年5月。
藤半(銀座)
東京都中央区銀座8-5-18ソシアルビル2F/03-3574-0491/17〜27(土〜23)/日祝休
居酒屋。大井町に本店がある北海道料理店で、かなり気楽な雰囲気の居酒屋。ホッケやサケをはじめとした代表的な北海道の食材や、数々の珍味も豊富に取りそろえられている。もともと北海道料理というのは調理したものと言うより素材勝負なので、そういう意味ではよく努力されている。料理自体は焼き物がおすすめ。熱燗を頼むとオリジナルブランド酒が出てきて、これはわりと悪酔い系だ。冷酒の方がいいかもしれない。全体的に普通の居酒屋であるがよくはやっている。銀座で気楽にガハハと飲みたいならこういう店もありかな。02年1月。
魚がし耕ちゃん(銀座)
東京都中央区銀座8-11-9中銀ビルB1/03-3569-0357/11.30〜14/17〜24/日祝休
居酒屋。新鮮な魚を中心にした家庭的な店。カウンターとテーブルがいくつか。奥に座敷もあるようだ。銀座では意外とないタイプのカジュアルな居酒屋で固定客もついているようである。魚は新鮮。量も多い。値段は銀座価格よりずいぶん安い印象。全体に悪くないのだが、この店の場合、威勢のいい店主(若旦那?)との相性が良くも悪くも印象を左右するかも。ボクが行った日は、カウンター内でタバコを吸い、カーッと痰を鳴らし、大声で店員を叱った。さすがにげんなり。彼目当てで来店するファンも多数いるようなので、相性が悪いだけかもしれないが。なお、昼の丼ものは量も多くて人気。06年9月。
魚竹(築地)
東京都中央区築地1-9-1/03-3541-0168
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
裕(築地)
東京都中央区築地2-8-5/03-3541-3044/日祝休/4000円〜
居酒屋。魚河岸料理を名乗る趣ある居酒屋。築地の小路地にポツリと灯がともっており、疲れている時にこの店の灯を見るとふぅっと安心する。そんな感じ。店内は気楽な居酒屋で、料理も必要以上にうますぎないのがホッとする感じ(わかる?)。お惣菜各種どれもそれなりにおいしく、ビール・酒が気持ち良く進む。油揚げ、穴子、中落ちがオススメ。97年12月〜01年4月。
やまだや(築地)
東京都中央区築地7-16-3 クラウン築地1F/03-3544-4789
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
あっ!めし家 たんと(新橋)
東京都港区新橋1-9-2 新橋二光ビルB1F/03-3574-9156/18〜28/土日祝休
居酒屋。たぶん行きつけになったらいい店になると思う。「客を選ぶ」と公言するご主人の強いクセに馴染めれば、きっとこの店はどんどんよくなっていくだろう。料理は居酒屋的ではなく、いろんな工夫がしてある創作料理系。あ!と叫ぶ驚きもいろいろある。イタリアンと和食と居酒屋メニューっぽいのの組み合わせ。味はなかなかいい。でも基本的にお任せだと思ったほうがよい。値段は…安くはないが、料理の素材を考えると高くもないかな。ボクはなんとなくくつろげない。相性だろう。05年10月。
さても(新橋)
東京都港区新橋1-14-6 鳥辰ビルB1F/03-3592-0601/17〜23/土日祝休
居酒屋。「本格焼酎と厳選素材料理」というショルダーコピーが店名の前に入る。広告マンから脱サラした店主が奥さんとともに静かにやっている小さな居酒屋。100種類以上の本格焼酎がヘルシー系の料理とともに楽しめる。レバーフライやくじらベーコンが名物。カウンター6席。テーブル9席。04年11月。
和楽(新橋)
東京都港区新橋2-9/03-3595-2187/11〜14/16〜23(土16〜23)/日祝休
居酒屋。新橋の烏森神社の粋な飲食横丁の奥にある、いかにも中堅サラリーマンに愛されそうな感じの店で、いつも活気が溢れている。かと言って安い赤提灯でもなく、なんというか、とても程が良い居酒屋。賑やかかつおいしい。魚の種類が豊富でメニューも充実。壁にずらっと貼ってある感じもいい。中には凝った料理もありなかなか満足度が高い。名物のウニは箱で出てくる。鮮魚を頼むとアラでみそ汁も作ってくれる。フライもうまい。新橋でちょっと一杯だけ気楽に飲みたいとき選択肢として持っておくといいだろう。ただ、照明が明るすぎるのと、店の至る所に「私たちは嫌煙者です」と書いた手書き札が貼ってあるのがちょっとなぁ…。いや、ボクも嫌煙系なんだけど、こういう札をいっぱい貼られるとなんだか居心地悪い。とても気難しい店のような気がして。ちなみにランチがよい。刺身セットで1000円前後。ここのアジフライはさくさくで素晴らしいです。04年1月。再訪数回。
ダイニングみやわき(新橋)
東京都港区新橋2-9-12/03-3500-1056/17〜23/土日祝休
小料理。烏森神社の並びにある小さいがなかなかいい雰囲気の店。料理的にはは小料理屋だが、客の雰囲気は居酒屋ちっく。みんなとてもくつろいでいる。これは女将さんの接客と明るさが大きいと思う。料理は丁寧に作られた家庭的なもの。強く印象には残らないがホッとして帰途につける感じ。ちょっとした飲みに重宝するタイプの店である。カウンター10席程度と座敷。いつも混んでいる。05年1月。
みたて(新橋)
東京都港区新橋3-18-8/03-3431-8058/3000円〜
居酒屋。小さな店で、店構えがまだ新しかったので聞いてみたら歴史は古く、もうここで30年はやっているそうだ。リフォームしたのかな。オヤジさんと奥さんのふたりでやっており、とても家庭的。料理は割烹系で凝っているし素材もいい。なかなかおいしいのだが、いまはこの手の店も増え、良心的にやっているこういう店も普通っぽく感じられるようになってしまった。リフォームせずに古さを売りに家庭的にやっていた方が似合っていたかもしれない。全体的に印象の薄いお店だった。03年4月。
源さん(新橋)
東京都港区新橋3-21-7/03-3433-3741/11.30〜14/17〜23.30/日祝休
沖縄料理。「沖縄倶楽部 源さん」。カウンターとテーブルの小さな店で、いたってカジュアルな雰囲気。料理はどれもそこそこだが(というかちゃんぷるーとかはまずく作りようがないのだが)、らふてーなどの手がかかる料理にもう少し期待したい。泡盛の品揃えはまぁまぁよい。三線が鳴る夜もある。暑い夜に外のテーブル席(1席)に座るのも一興。05年9月。
志ん橋 ひでや(新橋)
東京都港区新橋4-12-1/03-3432-5008
居酒屋。飲み屋が密集する地域の路地の角にあり、店の前で揺れる柳とともになかなか風情ある外観である。この辺ではちょっとだけ高級系。いわゆる居酒屋メニューが充実しており、料理はどれも一工夫が楽しい。旬のものもしっかり仕入れていて好ましい。新橋で飲むときの候補に覚えておくと良い店のひとつ。ランチは竹豆腐定食が名物。二日酔いの翌日などに重宝する名定食。04年5月。
居酒屋 恭恭(新橋)
東京都港区新橋4-21-15 河合ビル1F/03-3434-5655/17〜28.30/日祝休
居酒屋。恭恭で「きょんきょん」と読む。産地直送の天然食材がたくさん出る居酒屋で、それはメニューからもよくわかる。もう凝った食材の嵐。メインはご主人の地元である瀬戸内の魚。土佐ジローという地鶏。前沢牛。イベリコ豚。それ以外にも例えば「岡山・生シャコ刺し」「香川・べえすけ(大アナゴ)の薄造り」「下関・うちわ海老」「岡山・大アサリの磯辺焼き」とかがメニューにずらりと並ぶのだ。そういうのをあれこれわいわい楽しめる人と一緒に食べに行くと楽しいだろう。06年4月。
ビア ライゼ '98(新橋)
東京都港区新橋5-12-7/03-5408-8639
ビアハウス。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
海で魚を食べる鳥(新橋)
東京都港区新橋5-13-8/03-3434-8081/18〜28/日祝休/2000円〜
居酒屋。居酒屋というか「海の家」をイメージしているのだろう、とにかく店内、海の砂が分厚く敷いてあるのがユニーク。入り口で靴脱いで裸足でテーブル席に座るのが正解。そうしないと靴内も靴下も砂だらけになる。いやーいったい何トンの砂を運んだのだろう。ユニークだなぁ。ただ、砂を定期的に替えているかどうかは不明。オジサンたちの水虫足も直に触っているかと思うとちょっと躊躇する部分もある(神経質に言えば、だけどね)。メニューは宮崎産地鶏やら刺身やら鯵のなめろうやら冷やしトマトやら、いい意味で節操なく楽しげ。気楽にちょっと変わった雰囲気で楽しみたい人には(話題性を含めて)いいのではないでしょうか。夏には特に。03年5月。
向嶋(新橋)
東京都港区新橋5-16-5
居酒屋。故向田邦子の妹が赤坂でやっていた「ままや」の料理人が、その向田邦子レシピを守ったまま新橋に開いた小さな居酒屋。名物「さつまいものレモン煮」も健在。肉じゃがやぬたなどの基本的総菜もそれぞれおいしいし、妙に凝った感じがない普通の居酒屋なのも嬉しい限り。こういう、普通なんだけどちゃんとおいしい居酒屋ってわりと貴重かも。空間デザイナーが入ったようなコンセプチャルな店は個人的には飽き飽きなのだ。JR新橋駅から歩いて5分ほど。第一京浜の一本西側の通りを浜松町方面に歩いていったところ。向田邦子レシピを実際に食べてみたい向きにはうってつけ。03年11月。※08年3月で閉店。
東京バルバリ(京橋)
東京都中央区京橋3-7-9/03-5524-1338
この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
うみかぜ(京橋)
東京都中央区八丁堀2-30-13/03-3553-6100/11.30〜14/17〜23/日休
沖縄料理。凝った素材をちゃんと仕入れていてなかなかおいしい。沖縄の紅芋で育った紅豚のしゃぶしゃぶとか沖縄薬草天ぷらとか久米島の地鶏とか石垣牛とかブルーシールアイスとか。鮮魚系は沖縄に限らずいろんなものを仕入れている。全体に沖縄の味が楽しめる居酒屋としては使い勝手はよいし、工夫したメニューを置いているのでそこそこ楽しい。味はまぁ普通っぽいかな。泡盛は春雨がいろいろ揃っているのと、泡波をいれているのが印象的。焼酎も多い。05年5月。
嘉門(神保町)
東京都千代田区神田神保町3-1-19/03-3288-3960
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
新八(神田)
東京都千代田区鍛冶町2-9-1/03-3254-9729/16〜23/日祝休
居酒屋。日本酒「神亀」がすべて揃っている店として知られる。神亀はわりとレアなので、次々飲んでいるとそれだけでシアワセな気分になる。ここまで揃っている店は他に知らない。料理メニューも多くとても迷う。壁にオススメが貼ってあるのでそれを見つつ店員さんと相談するのがいいかも。ボクの時はのど黒のいいのが入っていて、これが絶品だった。焼き加減がとても上手。とにかく主役は神亀なので、それを楽しみましょう。ちなみに酒は他にもたくさん揃っている。インテリアは(改装したのかな)普通の居酒屋風。特に趣深いわけではない。最寄りは神田駅。目印は玄関の「純米酒神亀ひこ孫」の看板。06年6月。
宝家(門前仲町)
東京都江東区門前仲町1-12-5/03-3643-4538/2000円〜
居酒屋。基本的に餃子屋だが、居酒屋と呼んでもおかしくないから居酒屋ジャンルに入れる。つまりそれほどいろんな種類の料理が食べられる餃子屋なのだ。おまかせ(4000円程度)を頼むと、刺身から揚げ物から凝った料理から鍋まで、これでもかというボリュームの料理が並ぶ。味もどれも悪くない。というか、このシチュエーションと値段(4000円くらい)でこんだけのレベルを出されることに驚いてしまう。外観中身共にふつうのラーメン屋って感じ。料理は味よし量たっぷりの居酒屋。連日大はやりなのも頷ける。予約がきかないので、早めに行くべし。 門前仲町の清澄通り沿道のパチンコ「ユタカ」の裏。00年11月。
味泉(月島)
東京都中央区月島1-18-10/03-3534-8483
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
嘉多蔵(市ヶ谷)
東京都新宿区市ヶ谷田町1-3/03-3260-4504
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
うずら(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-16-7/03-3451-0385/18〜22/水休/6000円〜
居酒屋。超庶民的な作りだが、新鮮でおいしい魚が食べられる。「フグの唐揚げ」「フグサラダ」など、季節にもよるがオススメ。デザートに果物を出してくれたりもする。まぁ雰囲気のわりに割高ではあるが、わりと楽しめるいい店である。97年12月。
はじめ(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5-4 藤田ビルB1F/03-3404-8736/18〜26/土日祝休/8000円〜
居酒屋。夜中にやっているのが重宝する一品料理屋さん。一軒目をどこかで食べ、二軒目をバーで飲み、三軒目、ちょっとお腹がすいたかも、って感じの時、ボクはこの店を選択肢にいれる。創作系一品料理もそれぞれおいしいが、ここは〆の店として、名物の焼きうどんか丼ものがわりといいかも(ただし、うにとろ丼とかを頼むと一気に値段が跳ね上がるので注意が必要)。常連客は三色丼を頼んでいるが、はじめてならマグロ丼あたりから初めてもいいかもしれない。小さい店でいつも混んでいるし、雰囲気はカジュアルだが、このカジュアル具合がわりと人気らしく深夜は相当派手であやしい客層になる。99年11月。再訪多数。
こま(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5/03-3405-4849/3000円〜
居酒屋。とっても生活感のある居酒屋で、実に気楽に飲める店。お洒落さはまるでないし、どちらかというと汚い内装だが、ボクは妙に落ち着ける。エビスの生ビールで始めて、大皿などから一品ずつ、ぐはははと飲んで食べる下世話なタイプの店である。そういう良さがわかる人はどうぞ。麻布十番商店街を一の橋方面から入り、十番温泉を右には行ってすぐ。02年8月。
ひむか(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-10-9/03-5443-5198/18〜24/日祝休
宮崎料理。宮崎郷土料理を中心に、新鮮な食材とちょっとした創作とでおいしくいろいろ食べられる店。鯖ごま味噌刺身とか宮崎牛焼きしゃぶ(網焼きでしゃぶっと焼く)、新そら豆焼き、春きゃべつの昆布〆白身のサラダ、そして冷や汁などが印象に残っている。どれもこれもそこそこ美味しく、満足。焼き物はテーブルの上に小七輪を持ってきて炭火で焼く形式。酒も宮崎焼酎を中心に揃っている。店員さんがとても静かで少し元気がなさすぎるほどなのが残念と言えば残念だが、素朴でいいと言えば素朴でいい。そんな感じ。テーブルが7つくらいとカウンター6席。04年4月。
たちばな(麻布十番)
東京都港区南麻布1-6-2
居酒屋。二の橋から仙台坂に向って信号ひとつ左側。平凡な店構えながら大変落ち着けてしかもいつも空いている。肴はどれも丁寧に作ってあってたいへんうまい上にほとんどが1000円前後。古びているが清潔な店内は狭さを感じさせず店員(家族)も素朴だ。腰が据わる店とはこういう店をいうのだろう。酒が白鷹しかないのが残念。安いしうまいし落ち着いている。僕好み。97年5月。※残念ながら閉店。
あら喜(麻布十番)
東京都港区南麻布2-6-17/03-3798-1995/17.30〜22/日祝休
居酒屋。「あら喜」の「喜」は七をみっつ。南麻布(三の橋)の住宅街にある店。料理するご主人を奥さんとおじいさんおばあさんでもりたて、親密なサービスをしてくれる。ご飯時になると小さな娘さんが厨房奥で食事したり宿題したりしている。常連さんが娘さんの相手をすることもある。そんな雰囲気のもと、料理が相当ちゃんとしている。うまい。んでもって〆のご飯もうまい。日本酒の品揃えもわりと凝っている。カウンターもテーブルも座敷もある。こういう店ってありそうで意外とない、でしょ?
くつろいでいろいろ食べたが、仕入れのいい刺身、アジ塩、穴子、赤鶏手羽など、どれも丁寧に丁寧に作られておりとても美味。出てくるのが少し遅いがカウンターで見てると飽きないので気にならない。奥さんのサービスもいいし。で、〆はタコ飯。甘くて滋味溢れていて良い。値段も意外と高くない。こういう店が地元にあったら通うだろうなぁ…。そんな日常使いしたくなるさりげない店。06年7月。
アダン(三田)
東京都港区三田5-9-15/03-5444-4507
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
EN-ICHI(西麻布)
東京都港区西麻布4-10-3/03-3499-0233/11.30〜14.30/18〜29.30/日休/5000円〜
焼酎居酒屋。「えんいち」。焼酎の品揃えがすごい。350種類あると言う。で、その月ごとにオススメがあり、すべてグラスで400円くらいで試せるのだ。米、麦、栗、芋、黒糖といろいろ試して楽しめる。料理は季節の刺身を中心に、どれもちゃんとした味付け。焼酎に合わせて郷土料理っぽくしてるわけではなく、全体に洗練系の料理に、気の利いた珍味。ちゃんと豆腐ようとか油味噌とかを用意してくれていたり。店内は黒く煤けた木造。いま流行のタイプであるがそれなりに落ち着ける。西麻布の通称グルメ通り。香港ガーデンの裏よりちょっと六本木通り寄りかな。02年8月。
真(西麻布)
東京都港区西麻布1-8-21/03-3470-7730/18〜27(日18〜23)/無休/6000円〜
居酒屋。「しん」と読む。地下にあるのだが、降りていくと空間がわりと広がっていて面白い造り。バーのように暗く、全体に黒を基調にした居心地のよい雰囲気だが、いかにも空間デザイナー系でボクはちょっと飽き気味かなぁ。料理はどれも水準以上だったので、途中からオススメを聞いて頼んだ。カニクリームコロッケを強く薦められた。うん、うまい。ツボを心得た味。ただ全体的に値段に比べてちょっと量が少ないかも。日本酒や焼酎もしっかり揃っている。ちなみに、オリジナルらしい「北海道のシソ焼酎のグレープフルーツ割り」を飲んでみたが、これが驚きの美味。何度もおかわりしてへべれけになってしまった。ちょっとお洒落に居酒屋したい向きには安心して薦められる。安価なコースもあるみたい。02年10月。
まんざら(西麻布)
東京都港区西麻布1-4-33
居酒屋。星条旗通りの西麻布寄り入り口の角にある。一階は小さなカウンターのみだが、二階・屋上・地下と中は比較的広い。ただ、わりと合コン場になっているようで二階に座ったがうるさくてかなわなかったなぁ…。店員に聞いたらオススメは貸し切りになる屋上なのだそうだ。料理は基本的に京都おばんざい料理。おばんざいというには高級めのも入っているが、魅力的な居酒屋メニューもちりばめられ、なかなか楽しめる。メニューの名付けがなかなかいい。だから注文には迷ってしまう。お酒は竹筒で出てくるのも気分。最後に京釜飯を食べれば腹一杯になるだろう。ちょっと高めな印象だが、京都料理にすればまぁまぁな値段かな。03年7月。※2004年10月閉店。
一芯(広尾)
東京都渋谷区広尾5-19-15 B1F/03-3442-0224/18〜26/4000円〜
居酒屋。ご飯屋さん的居酒屋さん。普通の居酒屋より少々気の利いた創作系のおかず群。もちろんそれらをつまみにお酒を飲むのだが、最後はお櫃をもらってご飯を食べる。基本的には「ご飯を食べよう」的コンセプトのお店だ。深夜までやっているので小腹が空いたときに貴重。明治通り沿い。天現寺から渋谷に向かって歩いて5分くらいの右側。99年9月。
わさび屋(広尾)
東京都渋谷区広尾5-22-3広尾西川ビルB1F/03-3443-2500/18〜25(土〜24)/日祝休/5000円〜
居酒屋。メニューも豊富な「ちょっと凝りました」系居酒屋。このごろこういう店は多いよね。でもその中でもセンスもいいし料理もうまい方だと思う。創作系の居酒屋メニューは元来そんなに好きではないが、当たりがわりと多かった店。どの料理もそれなりのうまさ。明治通り沿い、地下。奥の方の落ち着くテーブル席がお勧め。代官山が本店らしい。01年4月。
茶茶・白金台(白金)
東京都港区白金台5-14-1-B1F/03-5792-5792/17〜24/無休/5000円〜
居酒屋。広島に本店があるダイニング。東京に進出してきてココで話題になり、いまは南青山にも支店があるとか。なるほど人気になるのはよくわかる。インテリアの凝り具合がちょうどよく、掘り炬燵も座りやすく(イス席もある)、壁の間接照明も気持ちいい。んでもって料理は京都おばんざい系なのだが、そこそこきちんとしている上に値段が(おばんざい系にしては)とても安い(500円〜800円中心)。量も多い。創作料理と基本料理、そして珍味の品揃えのバランスもよく、出てくる器にもひと工夫あり、店員の感じもよく、ゆっくり落ち着いて長居できそうな雰囲気だ。オシャレな若いカップルが「居酒屋で飲みたいけどオシャレでおいしくないとイヤ。ついでに安く」と望んだ場合、かならず選択肢に入る感じ。ボクはこの手の店には否定的なことが多いが、狙いが整理されていてオペレーションもしっかりしているのでここはアリだと思う。実際、気軽&雰囲気のいい居酒屋に行きたいときに利用しているし。敢えて言うなら焼酎の品揃えが5種しかないが、もう少し選択肢が増えるとうれしいかな。04年3月。
縄のれん(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-8-4/03-3496-2919
立ち飲み。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
さいき(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-7-12/03-3461-3367
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
立呑屋(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-1-6/03-3791-4194/17〜24/無休
立ち呑み。恵比寿銀座に「松栄」グループが出した立ち呑み居酒屋。焼酎と煮込み。うまし。唐辛子を金魚に見立てた「金魚」というカクテルはなかなかおもしろい。食べ物の注文は注文票に書き込む。煮込み、モツ焼き以外には、おっぱいとかぶれんず(豚の脳)とかマルチョウとか珍しい部分も多い。ある意味よく考えられて作られた立ち呑み屋で、松栄グループの狙いがすごくわかる作り。狙いすぎでもあるけど楽しい。店名はどこにも書いてないが提灯に「立呑」と書いてあるので立呑屋と呼ばれるようになった(これも演出だろう)。05年8月。
福笑(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-9-4 長谷川ビル501号/03-3713-5461/18〜24/日祝休/6000円〜
居酒屋。恵比寿のオートロック付きマンションの一室にあり、マンションの下のインターフォンで誰何されてから入る。だから一見はまず来ない。なのに常に一杯の客で賑わっている店である。隠れ家的とはいえ怪しい雰囲気はまるでない普通の居酒屋なので安心。料理はそれぞれまぁまぁうまい。創作系がいろいろあるので飽きないだろう。最後は冷汁がよい。ただここまで人気なのがいまひとつ理解できないのは確か。サービスはいまいち。詰め込み過ぎでもある。福笑いのお面のような店主が賑やかで、大きな木なども効果的に配置され、全体に気持ちの良い店ではあるの。01年4月。
つか田(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-6-8/03-5449-4935/17〜23/日祝休/4000円〜
居酒屋。客はいっぱい入っているのになぜかガランとした雰囲気が漂う店なのは、広い厨房も一体となったその造りゆえか。古びた趣の大衆居酒屋で、ビールをぐびり、大皿の南蛮漬けやらポテサラやらを刺身や焼き魚とともに食べ、お茶漬けを食べてゲップをゲフッ、なんて夜に最適な店である。ちょっと男っぽい感じの女性板前さんと、姉妹と思われるサービス係の女性のふたりで仕切っている。少々怖い面もあるが実はやさしく、きっと常連になったらすごく居心地よくなるのだろうなと想像できる感じ。厨房に年老いたネコがいるのだが、わりと高いところ(しかも調理する場所の近く)に陣取ったりしていて、ネコの毛の行方が少々心配。でも店の人も客も気にしない。そんな店だ。ただ、雰囲気のわりにはそんなに安くはない、かな。03年2月。
武生(恵比寿)
東京都渋谷区広尾1-12-15/03-3447-1984/11.30〜14.30/18〜24/日祝休
居酒屋。福井県武生市出身のオーナーがやる和食店。産地直送の新鮮な食材と創作料理、炭火焼き、そして〆は武生ですからもちろん蕎麦ですね。日本酒の種類も多く、店もキレイでいいのだが、この手の店がとても増えたこともあってなんとなく似たような印象を持ってしまうのが損かな。ちゃんとおいしいけど印象が薄い感じ。カウンターがでかいのはいい。恵比寿と広尾の中間あたり。恵比寿橋のたもと。06年5月。
棗(代官山)
東京都渋谷区恵比寿西2-17-16 代官山TKビル2F/03-5428-0210/12〜14/18〜22.30/日祝休/6000円〜
居酒屋。なつめ、と読む。隠れ家もいいところで、ビルの2階にあるのだが看板も表札も出ていない。口コミでしか来れない店だ。「超隠れ家に来た」という優越感がウキウキ感を醸成し料理までおいしく感じられてくるという頭脳的な演出。まぁそれに乗ってウキウキするのも楽しいのだが…。店内は隠れ家的暗さ・隠微さはなく、ちょっとお洒落で親密な居酒屋という感じ。すっきりした懐かしめのインテリアで落ち着ける。メニューもそれなりに吟味されている。基本的に創作和食系なのだが、中華やフォーなどもありオーダーするのが楽しくなる。分野にこだわらずいろいろ食べたい向きには特に楽しいだろう。が、味は比較的普通かな。とても印象に残るって感じではなかった。焼酎の品揃えは立派。代官山のカルピス本社の門を左に見ながら通り過ぎ、次の角を右折して数軒目のビルの2階。02年12月。
十干(青山)
東京都港区南青山4-1-1/03-3796-8224/11.30〜14/17.30〜22.30/日祝休/8000円
居酒屋。凝った創作料理がおいしいが力強さに欠ける気も。きれいにまとめた上品な味。よってどれも強い印象はない。わりと高い。昼はお得。でも、どんどんチェーン化している。ここに一店しかなかったころはとても好きな店だったのだが。97年3月。
青山たけした(青山)
東京都港区南青山2-27-28 B1F/03-3479-3455/17〜26/日祝休/5000円
居酒屋。以前は「魚政」という刺身が売り物の小さな居酒屋だった。朝7時までやっているのが特徴の店。朝方まで仕事してここで白米と味噌汁と焼き魚を食べたりして重宝していたが、いつの間にか「たけした」という店に変わっていた。
居抜きで変わったようで内装に変化はないが、料理は京風になり、営業時間も26時までになった。魅力的な週替わりメニューを持ち、ちゃんと楽しませてくれる。器もまぁまぁ。値段も安い。客層は若いサラリーマン中心。意外と使い勝手がいい店かも。05年11月。
大かまど飯寅福(青山)
東京都港区北青山3-12-9青山花茂ビルB1F/03-5766-2800/11.30〜23.30/無休
居酒屋。メニューはとても魅力的。思わず頼んでみたくなるショルダーコピーがついている(まぁそういうやり方は流行りでもあるのだが)。味も悪くない。だが、この店の主役はご飯。玄関入った正面に三升の大きな羽釜が3つ並んでおり、これで炊きあげるご飯がうまい。使っているのは新潟県長岡のコシヒカリ。契約店より精米仕立てのコシヒカリが毎日届くという。サイトを読むとこう書いてある。「どうしても旨いご飯にこだわりたい。そうするとやはり石かまどで炊くに限ります。百五十キロの大かまどで三升炊きの火力で二升の米をゆっくり炊く。これがお米をつぶさずふっくら炊くコツです。また羽釜の鉄分がお米の旨み成分と相まり、なんとも懐かしいご飯の味を引き出してくれます」 なるほど。こうして炊きあがったお米はちょっと固めで実に香ばしい。夜のコースは3150円〜4200円。刺身と焼き物、煮物のあと、〆の一品があり、コロッケ系かステーキか両方を選べる。その後大かまど飯、味噌汁、お新香、小鉢がセットでつく。ランチも1000円前後でご飯おかわり自由のセットがある。テーブルの上には、ご飯の友として、きんぴら、ほうれん草のお浸し、キュウリの浅漬けなどの小鉢が置いてあって、これを自由に食べられるのもうれしい。05年9月。
おじゃったもんせ(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂1-17-12/03-3780-6737/18〜30(日祝〜24)/無休/4000円〜
居酒屋。店名は「いらっしゃいませ」の鹿児島弁。南九州料理が揃う。宮崎地鶏の刺身、熊本馬刺、もも焼き、焼き魚、野菜系、煮物など、オーダーした料理がどれもこれもおいしく、なかなか満足。みょうがの酢漬けみたいななにげない一品がおいしかったりする。で、見事な品揃えの芋焼酎の数々がそれらによく合う。なかなかいい店かもしれない。ただし、実に混雑しており、みんな酔っているせいか店内の喧噪はかなりのもの。静かに飲むのは諦めた方がいいかも。全体にとても小さい店で、隣との間隔が狭いカウンターや合コン場?と思われるようなテーブル席のみ。道玄坂近くという場所柄、仕方ない部分はあるが、料理も焼酎もとてもいい感じなのでとても惜しいと思う。03年9月。
佐賀(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-19-6/03-3464-8416/18〜28/日祝休/7000円〜
居酒屋。手ごろな値段ながら、すべて天然物の魚の店。渋谷で刺身を食べたいのならおすすめ。わりと店主おすすめの珍味系がうまいので、どんどん聞いてうまいものにありつこう。どの魚も美味でハズレがない、気楽な飲み屋である。95年2月。
てっぺん(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町41-23/03-5428-3698/17〜24/不定休/3000円〜
居酒屋。若いスタッフが「いらっしゃいませ〜っ!」「ありがとうございましたっ!」「もう、さいっこうのをお作りします!」「めっちゃくちゃうまいです!」「山盛りでお出ししますっ!」とか競うように叫びまくるサービスの店。店中、店員が書いた色紙だらけで、店員の想いとか「サービスNO.1!」とかいろいろ書いて署名してある。ポジティブに言うなら店員の元気につられてこっちも元気になる店。シニカルに言うなら店員の自己啓発セミナーに客がつきあっている趣の店。ネガティブに言うなら叫ぶ言葉ほどの内容が伴っていない店。だって料理も飲み物もその叫びほどではないのだもの。その辺の乖離が、若い客にはオッケーでも、オジサンにはつらい。有言不実行は困ります。ちなみにこの店の朝礼は「日本一の朝礼」として公開しているらしい。いいと思うよ。元気で前向きで。でも基本をもう少ししっかりやってほしいのです(オジサン・ターゲットではなく若者ターゲットなのだ、と言われればそれまでですが) 。渋谷店ほか数店支店がある。06年2月。
さだ吉(六本木)
東京都港区六本木6-2-7
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
五穀(六本木)
東京都港区六本木7-4-5梅垣ビルB1F/03-3796-3356/18〜26/日祝休/6000円〜
居酒屋。狭い入り口から入るが、店内は広い。基本的に居酒屋で、メニューは多彩。素材の味を重視したおばんざい系が多い。すごくうまいと言うわけではないが、どの料理もそれなりに楽しめる。そんな店。日本酒も多い。ウエイトレスが腰まで切れ上がったチャイナドレスなのが眼福(←オヤジ!)。でも、この切れ込みはかなりのものです。なんだかんだ調子に乗って取っているとわりと高くつくので注意。99年4月。
眞平(六本木)
東京都港区六本木7-8-16/03-3478-0490/18〜25.30/土日祝休
居酒屋。沖縄料理と豚料理中心。田崎真也氏がオーナーの店。彼自身が夜遅くに飲食に来たい店をイメージして作ったらしい。カウンターのみ。豚各種。石垣のもろみ豚。福島のエゴマ豚なども揃えてある。そのうえ焼きは店員がカウンターの客の後ろに立って焼いてくれる。豚モツは独特のクセがあるので好き嫌い分かれるかも。でも珍しい部位を含めていろいろある。豆まめサラダうまし。赤ワインで煮込んだ豚とか彼ならではの味もある。泡盛は石垣島中心。焼酎各種。カウンターに塩コショウとともにうこん粒も置いてあり、自由に飲めるのがうれしい。以前「万平」という店があったところを2001年に居抜きで引き継いだ模様。05年4月。
まるせん(赤坂)
東京都港区赤坂1-8-6/03-5575-3060/11.30〜14/17.30〜22.30/土日祝休/5000円〜
居酒屋。ちょっとお洒落に整えた居酒屋。もともとは若夫婦が親密な空間を作り上げていたらしいが、いまやちょっとチェーン店っぽいにおいのする居酒屋になりつつあるかも。置いてある素材はまぁまぁだし、牛タンの香り煮やホヤの塩辛である「ばくらい」などは美味しかったが、創作料理系は可もなく不可もない。全体に悪くはないのだが、あまりくつろげなかったのはなぜだろう。00年8月。
赤坂 麦屋(赤坂)
東京都港区赤坂6-3-13/03-3586-9754/11.30〜14/17.30〜24/土日祝休
居酒屋。赤坂の路地にある納屋っぽい店。まぁまぁいい雰囲気。蕎麦居酒屋というスタイルらしく最後は蕎麦で〆る。料理は刺身、焼き魚、天ぷらなどの他、居酒屋系一品がズラリと並ぶ。古い民家のような雰囲気の中、わりと楽しく過ごせるかも。コースは3700円からと赤坂ではリーズナブル。入り口横に座敷がある。06年1月。
つず久(牛込)
東京都新宿区市谷柳町8/03-3268-6467/17〜24/日休/5000円
居酒屋。看板にどでかく「元祖わさびめし」と書いてあるが、飯屋ではなく居酒屋である。小さな細長い店でカウンターでも小上がりでも相当縮こまっていないといけないが、料理はなかなかおいしい。壁にズラリと品書きが書いてあるが、座る場所に寄っては見えないメニューも多い。どれも頼んでみたくなる魅力的な品書き(わりとダジャレ・メニュー多し)。行った日は、松輪のサバと青柳(素材良し。刺身は量が多いのでオーダー時注意が必要)、ゆでぴー、茗荷の炭火焼、卵焼き(いくら入り。日替わりでいろんな魚介を混ぜ込むらしい)、納豆焼きなど、どれもひと工夫のある味で食べていて楽しかった。〆は名物「元祖わさびめし」を必ず。これは北海道に自生する蝦夷わさび(つまりホースラディッシュ)をすりおろして、熱々のご飯に海苔と一緒にまぶして醤油かけて食べるもの。熱々のご飯とかき混ぜて口に入れると鼻にブワッと来る。涙もブワッ。「だから口に入れたら息しちゃダメって言ったでしょ!」と店の奥さん(平野レミ似)に怒られつつハフハフかきこむ。あーうまかった。クセになる味。さすが名物だ。
サービスはとてもいい。気さくな奥さんが軽快に客を仕切りまくるのだが、それがある種「芸」の域に入っており、見ていて気持ちがよい。例えば隣の席のカップルが卵焼きを頼みたいけど大きすぎて迷っていたらしく、奥さんこっちの席に来て「隣と半分こしない?」と。こういう感じ。実によく働く奥さんなので客も「明日もがんばろう」という気になる。胃も気持ちも元気になる居酒屋だ。06年9月。
根津の甚八(根津)
東京都文京区根津2-26-4/03-5685-1387/18〜22.30/日休/5000円〜
居酒屋。俳優の根津甚八が無名時代に通い詰め、この店の名をもらってから売れたというエピソードがある有名店。その後10年間ほど店を閉めていたこともあり、幻とか伝説とか言われたが、数年前、現在のご主人が店名を引き継いで再開店したという。もともとのご主人が築100年近い家屋に惚れ込んで始めた居酒屋だけに、立地から内装から雰囲気まで完璧。狭い路地の真ん中にある赤提灯だけが目印。狭い戸をくぐると右側にカウンター。奥に座敷と個室。どこに座ってもその趣は楽しめるだろう。下町のいい雰囲気を楽しみたい方にオススメの店だ。
肴はおまかせの3000円コースがオススメ。小鉢が7.8品出てくる。「根津の甚八」というオリジナルブランドの焼酎(宮崎)があるので、それを頼むと喜ばれるし、実際食事によく合っておいしい。3000円のコースはおいしいがお腹にたまらないので、追加をいろいろするか、ハシゴするかだろうか。ボク的には早い時間にここで軽くつまんで、どこか二軒目に流れるのがオススメかな。05年10月。
駅馬車(根津)
東京都文京区根津1-5-13/03-3823-3006/17〜?/無休
居酒屋。居酒屋というより焼酎バーと言った方が雰囲気近いかもしれない。九州焼酎(珍しいものも多数ある)と泡盛(春雨を中心に数種)、それに沖縄料理を中心とした酒の肴が出るカウンター・バー。2Fでは宴会もでき、カラオケもあるらしいからやっぱり居酒屋かなぁ。そういう意味ではいろんな使い方が出来る店ではある。1Fはカウンターのみで、カウンターの上にずらりと焼酎が並び、黒っぽい木のインテリアと相まって雰囲気はとてもよい。様々な年齢層のひとり客が数杯飲んでスッと帰る感じもいい。根津の地元に密着した雰囲気。どっちかと言ったら「焼酎バー」として人に紹介したい店である。04年7月。
シンスケ(湯島)
東京都文京区湯島3-31-5/03-3832-0469/17〜22/日祝休/4000円〜
居酒屋。湯島の老舗有名店。名刺に「楽しく酔うなら正一合の店シンスケで」とある。ビールはラガーとエビス、酒は両関のみ。本醸造から大吟醸まで揃っている。ボクは本醸造の熱燗と純米のぬる燗が料理にあってなかなかいいと思った(行ったの冬だったし)。冬は樽酒もあるという。数年前に建て替えてしまったらしく以前の趣はないようだが、オジサンたちが気持ちよさげに溜まっており、なかなか良い雰囲気。一階の長いカウンターが一番の上席かもしれない。肴としてはぬたが印象的。いわしの岩石揚げやえびしんじょうも良い。ただ、刺身系は他の一品に比べて高めな値付けであった。〆鯖1800円はこの手の居酒屋にしては高いかな。うまいけど。一階はカウンターとテーブル席、二階はテーブル席のみ。厨房の人数が少ないのか料理の出は比較的遅いが、おねえさんのサービスは気持ちよい。ただ、東京では数本の指に入る有名居酒屋店としては正直物足りないと思った。新しい店でも肴や酒のレベルが非常に高いところが増えているので老舗もうかうかしていられないだろう。歴史的名店として一度は行っておきたい店ではあるし、雰囲気もいいのだが。04年11月。
大はし(北千住)
東京都足立区千住3-46/03-3881-6050
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
藤八(中目黒)
東京都目黒区上目黒1-3-16/03-3710-8729
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
いけだ屋(中目黒)
東京都目黒区中目黒2-10-15/03-3792-6160/日休・土不定休
居酒屋。中目黒の山手通り沿いにある隠れ家ちっくな店。黒い扉に小さな表示。知らなければ開けてはいるのに勇気が入るだろう。でも中は意外とカジュアルで普通の居酒屋。くつろげる。料理人・店員ともに無口でシャイだが、それも逆に隠れ家っぽくていいかも。基本的な肴メニューがちゃんとおいしい。にらのおひたし(ユニーク!)と穴子のサラダが印象的。マグロ煮や里芋揚げもよかった。量も多いし、知っておくと便利かつ自慢できるタイプの店かもしれない。カウンターと奥にテーブル席。06年2月。
きよ香(高円寺)
東京都杉並区高円寺北3-22-2/03-3339-5722/17〜26/無休
沖縄料理。昭和36年(1961年)からやっている大老舗。琉球料理が全く知られていないころからずっと努力してこられたその歴史と努力には頭が下がる。常に学生や若い人で満杯で騒がしいがボクの年代でも意外と落ち着けるのもその歴史のなす技か。典型的な沖縄料理は(やぎ汁に至るまで)だいたいすべてあり、どれも変に創作を加えておらずおいしい。久米仙のきよ香オリジナルボトルもある。近くの沖縄料理店「抱瓶」(だちびん)より古いが「抱瓶」の支店という複雑な関係。高円寺駅北口の仲通り商店街を入ってすぐのマクドナルドの向かい路地を入った左側。04年7月。
日南(五反田)
東京都品川区東五反田1-13-6/03-3449-4425/18〜22/土日祝休/4000円〜
居酒屋。牛焼き系と焼き鳥系を中心に、髄系の料理やもろみ豆腐やらわさびきゅうりやらいろいろ取りそろえている店。日南というだけあって、宮崎系なのだろう。ただ、いいネタは「限定5食」とか書いてあるので早めに行かないとありつけない。古く狭く煤けた店内は独特の雰囲気。一階より二階の方が変な雰囲気があって好きではある。窓辺の花が効いていて、カスバみたいな雰囲気で面白いのだ。料理は自慢の一品たちをいろいろ食べたが、どれもそんなには印象に残っていない。髄が特に有名であるが、狂牛病の昨今、食べるのには勇気がいるだろう(というか、01年冬現在置かなくなったようだ。いつ戻るかわからない)01年10月。
梅乃や(大井町)
東京都品川区大井1-55-12/03-3776-7015/3000円〜
居酒屋。「惣彩遊味」というショルダーコピーが付く。JR大井町駅の西口、阪急ホテルの前の道を南に歩いていったところにある、この辺では珍しいちょっとお洒落っぽい居酒屋。この辺はスナック的なところしかないので、さすがに若者もここに集まってくる。で、なかなか賑わっている。食事系がわりとおいしい。いわしの竜田揚や豆の大辛煮など、いろいろ楽しめた。全体になかなかのレベルで、わりと掘り出し物かも。00年11月。
ゆづ(大森)
東京都品川区南大井6-2/03-3765-9103/11〜13.30/17〜23/日祝休
居酒屋。大森駅の北東、南大井の地で老夫婦が40年やっている小さな地元密着型居酒屋。昼は食堂で、近所の町工場の面々の食欲を満たす大盛定食が人気のようだ。夜はご飯類や豆腐、箸休め類がまるでなく、魚や肉のおかずのみ。ビールとともにそれらをつまむのだが、そのおかずがどれもよく出来ているのである。刺身、天ぷら、豚の味噌焼、ひと手を加えた焼き魚など、お品書き(カウンターの上に貼ってある)を端から端まで全部食べてみたくなるのだ。料理はどれも産地を明記してあり、数種食べてみた感じでは仕入れもしっかりしている。ざっくばらんな親父さんは料理を丁寧に作り、お客と競馬みながらワイワイ騒ぎ、なんだか肩の力がふぅと抜ける下町の良心店。こういう店は繁華街にはなかなかない。04年7月。
| 定食・食堂 |
きっど(銀座)
東京都中央区銀座5-2-1 東芝ビルB1F/03-3574-6168/11.30〜21/ 土日祝休
定食屋。ボクはここの「豚ナスピー定食」が好きである。豚肉とナスとピーマンを炒めた料理である。いい塩梅のソース味でピリ辛風味。ぷりぷりのおいしい豚と気持ちよく油を吸ったナス、そこにパリパリのピーマンが効いている。これを大盛りのご飯でかき込むと「これぞ定食!」的快感に打ち震えるのである。この定食に漂うブルーカラー的快感が好き。他に小鉢定食、和風オムレツ、焼き魚など。数寄屋橋の東芝ビルにあり、いつも「SHIZU」に行くか「きっど」にするか迷う店。05年7月。
和食処 SHIZU(銀座)
東京都中央区銀座5-2-1 東芝ビルB1F/03-3571-8393/11.30〜20.15(土日〜15)/日祝休
定食屋。数寄屋橋の東芝ビルのB1Fにあり、斜め向かいの「きっど」かこの「SHIZU」のどちらに入るかいっつも迷う店。ここの豚生姜焼き定食(880円)が素晴らしい。とっても丁寧に作られた生姜焼きで懐かしい味。あぁこういう味が欲しかったんだと思い出すような味である。小鉢定食(930円)も良い。カウンターの中には女性たちが気持ちよく働いていて和む。夕方もやっているので食いっぱぐれた時にも便利。
高はし(築地)
東京都築地中央卸売市場内8号館/03-3541-1189/5〜13/日祝・市場が休みの日/1000円〜
居酒屋。定食屋。昼のみ。築地市場の中でも魚の質にかけてはトップクラス。料亭相手の店から魚を仕入れているのがその理由とか。実際食べてみて、この店で魚の質について不満を思ったことがない。いまの季節のオススメを聞いて食べれば間違いはないだろう。思わずビールも飲んでしまい、長い昼ご飯になってしまうことが多いなぁ。ごはんもうまい。満足度高し。ただ、焼き具合がいまひとつの時があるのはご愛敬。また、味噌汁(アラの吸い物も)もダシが薄いのが残念。注文してから魚をさばくようで、出てくるまで時間はかかる。築地市場に行って、鮨屋とかも行列がすごくて「どうしよう?」なんてときは迷わず「高はし」へ。なぜか行列もなく空いているのだ(時間帯に寄るけど)。オススメ。03年3月。
茶々(大森)
東京都大田区大森北1-13-14/03-3764-2871
定食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| フレンチ |
パストラル(銀座)
東京都中央区銀座1-11-2ホテル西洋銀座2F
フレンチ。銀座の超高級ホテル「ホテル西洋」のメインダイニングというより、ソムリエ世界一の田崎真也氏が勤めるレストランといったほうが通りがいいかもしれない。田崎氏は超多忙ゆえやっぱりいなかったが、彼が管理しているワインリストは意外に貧相な装丁でがっかり。そろっているワインは良いものばかりだが、ほとんどが2万円以上。安くておいしいワインを紹介するのが私たちの仕事とまで言い切っている田崎氏らしくないワインリストである。若いソムリエは一所懸命ではあったがものすごく高いワインばかり勧める。4万とか7万とかのものを平気で勧める。どういう感覚なのだろう。サービスは全体になんかちぐはぐでスムーズさに欠けて感じられる。料理もちぐはぐ。工夫が随所に見られるわりにそれがインパクトにつながっていない。思い出に残る強さがないのが残念。
おしなべてこのレストランは印象が弱く中途半端だ。上品だが上級というわけでもないし、丁寧だが洗練されているというわけでもない。料理もサービスも環境もどこか腰が引けている。高い値段を取る高級店なのだからきちんとインパクトを出してほしい。なお、メニューの構成はおもしろかった。「カルト・ポーション」と「メニュー・ポーション」があり(ポーション=量)、少食の女性などはメニューポーションで構成できる。これは他店もまねしてほしいサービスだ。96年11月。※閉店
ベル・フランス(銀座)
東京都中央区銀座3-5-3銀座カネボウシグナスビル8F
フレンチ。この店のコンセプトは「繊細さ」だと思う。上品で美しい盛り付け。線が細すぎると感じることもある味付け。壊れものを扱うようにサービスする給仕人達。かゆいところに手が届きすぎるメニューとその説明…。すべて「繊細さ」を追及しているように感じる。ただそれがややもすると「弱さ」につながることがある。全体の印象、特に味の印象が「弱い」と感じた。新鮮な野菜を効果的に使った料理は歯触りもちゃんと計算してあり美味しいが、味の収束点が分散してしまっている。サービスは少々かしこまりすぎとはいえ気持ち良く優雅。もう少し砕けてくるとかなりいい。特筆すべきはデザート。「終わりよければすべてよし」、久しぶりに感動。チーズも20種類以上置いているしワインリストもなかなかのもの。繊細で美しい時間を過ごしたい大人のカップルにうってつけのレストランとしてお勧めしたい。もっとカップルが増えたらもっともっといいレストランになることだろう。96年8月。
※98年閉店。現在、シェフ、メートル共に「ラ・ロシェル南青山店」に移って元気に料理を作っている。
レカン(銀座)
東京都中央区銀座4-5-5ミキモトビルB1F/03-3561-9706/11.30〜14.30/17.30〜22/日休/20000円〜
フレンチ。8年ほど前に行った時より格段によくなった。特筆すべきはサービスで優雅だが適度にカジュアルで客を寛がせてくれる。気軽に声をかけてくれるし、こちらから声をかけやすい雰囲気なのだ。マニュアル的でないサービスも随所にみられ印象深かった。料理は力強く濃厚。かなりの美味。ただ「あ〜、うまかった!」と店は出たのだが帰りの電車で「ところで今日どんな料理食べたんだっけ」と思い出せないところがある。もうちょっと料理の印象が強いと完璧。古びて見えた内装も改善されたし、今が旬のフレンチレストランだと思う。96年7月。
ロテスリー・レカン(銀座)
東京都中央区銀座5-11-4中央区銀座5-11-4 銀座クレストビル1F/03-5565-0770/11〜23/日休/5000円〜
フレンチ。ロテスリーとは「ロースト料理専門店」のこと。高級フレンチ「銀座レカン」の姉妹店として1999年にオープンしたレストランだが、ロースト料理に的を絞り、昼から夜までぶっ通しで営業し、昼も夜も同じコース・同じ価格にし(正確に言うと昼はデザートがつくが)、と、かなり野心的かつ冒険的「志」で好ましい。高級店の二号店的に、単に値段を落とし看板で売る、みたいな店が多い中、このきちんとしたコンセプトワークは評価できるのではないだろうか(追記:このような形態を真似する店も増えた)。
料理もかなりしっかりしている。メニューは組み合わせ自由のプリフィックス・スタイルで、1皿2300円、2皿3800円、3皿5300円といった明朗な構成。2皿コースでも量は十分かもしれない。メインで選んだ「3種類の肉のロティ盛り合わせ」など、その火の通り方の完璧さにうなったほどである。高級店でもなかなかこうはいかない。2皿3800円のコースにしたが、かなり安く感じた。
サービスは「レカン」の教育の延長のような心地よさを感じた。手は足りてないようだが、捕まえさえすれば洗練された受け答えが待っている。高級すぎずカジュアルすぎず、ちょうどいい振る舞い。店内、かなり広く、開放感溢れている。全体に詰め込みすぎな感はあるが、この値段なら仕方ないだろう。ワインをコースの値段と同じくらいなものをもう少し置いてくれれば申し分ない。このような店が11時から夜11時までいつでも楽しめるようになったことに、フレンチの全体の潮流の変化を感じる。00年8月。
ビストロ・ヴォージュ(銀座)
東京都中央区銀座6-4-16花椿ビル2F/03-3574-2075/12〜14/17〜23/日祝・第2土休/5000円〜/http://vosges.cside.com/
フレンチ。2002年春に出来たばかりの小さなレストラン。カウンターとテーブルひとつしかなく12人で満席。とてもとても小さくて親密なので、わりと常連さんが陣取って居酒屋代わりに使っていたりする。料理はなかなかおいしいし、ご主人も暖かく接客してくれるので、確かに行きつけになったらとてもいい店かもしれない。スペシャリテの子羊のローストが1000円と値段も破格的に安い。ビストロだけどパスタもあったりする。わりと入り口がわかりにくいのも隠れ家風。花椿ビルの外堀通り側からは入れない。裏の数寄屋通りから入ろう。02年3月。
オストラル(銀座)
東京都中央区銀座6-8-7 交詢ビル5F
フレンチ。上質なサービスと高レベル安定型の料理、落ち着いたインテリアで、銀座で人に安心して勧められる高級レストランである。メートルの佐藤氏がいた頃の抜きんでたサービスはいまはないし、料理は悪く言えば無難に近いものだし、インテリアも豪華と言うほどではないし、すべてにおいて一時の「オストラル神話」は影を潜めているのだが、それでもやっぱり平均的に高得点なレストランであることは間違いはない。フレンチ初心者でも安心して楽しい時間を過ごせるだろう。ランチは3500円から。夜はアラカルトのみだが、ハーフポーション(値段は1/3)をオーダーできるのがうれしい。並木通り沿い。01年6月。
※バーニーズニューヨークが入っているビルの6Fに移転した。移転してからは未訪。ランチは4200円からとなった模様。
銀座ストック(銀座)
東京都中央区銀座7-2-14/03-5537-1145/11〜16/17.30〜23/日祝休
ビストロ。「野菜の晩餐」というショルダーコピーがついている小さなビストロ。2003年11月19日に閉店した伝説の名バー「クール」(最後の日、ボクも飲みに行った)の跡地に出来た店で、クールの内装とカウンタートップを残してある。「クール」の跡地はラーメン屋なども手を挙げたという中、「クール」の価値をわかっているオーナーが店を出したということで、まずは拍手。ストックという店名にも「銀座の文化を少しでもストックしたいという気持ちが込められている」とあり、この場所の意味は継承されているようだ。実際、内装の一部とカウンターは「クール」のまま残っているが、店内はまるで違う設え。もう少し雰囲気を残した方が逆に良かったとは思うが、それは勝手な願いなのだろう。料理は少し線が細く、この店ならではの特徴があまり出ていない段階。野菜の丸ごとグリルとかあって野菜にこだわっているのはよくわかるが…。「クール」の跡としてプレッシャーはあるだろうが、なんとかこの店からまた文化を発信してほしい(それにはいまのままでは弱いと思うが)。昼はカレーも出す。04年9月。
ロオジエ(銀座)
東京都中央区銀座7-5-5/03-3571-6050/12〜14.30/17〜21:30/日祝休/25000円
フレンチ。1982年のMOF(フランス国家最優秀料理人賞)を受賞しているジャック・ボリーシェフの料理が食べられる銀座の名店。でもなぜか勢いがまったく感じられず全体に古いホテルみたいな眠たい感じが漂っている。
料理は素晴らしい。穏やかで静かに主張していて上品だ。年季のなせる技か。若手のシェフには出し得ない上品さ。落ち着き。それをおとなしいと呼ぶ人もいるだろうが、ボクは好きな料理群。特に魚のメインでいただいた「甘鯛のエテュヴェ ポテトのブーランジェール風」は忘れられない味となった。舌の上で決して暴れない、だけどこんなにも力強い…名品でした。サービスはそれに比べて無難で眠たい。ホテルでよく見受けられるサービスだ。丁寧だけどビジネスライクで心が弾まない。ひとつひとつのサービスは洗練されているように思えるしお皿を出すタイミングなど文句のつけようがない。が、楽しさがなかった。そのうえ寂しかったのは出店時。いままでテーブルにあまり来なかったギャルソンがひとり仏頂面でエレベーター前に来ただけ。せめてテーブル付きの人がくるべきだ。全体に「もてなし」が感じられずがっかりした。96年10月。
※以上は資生堂パーラーのビルにあった頃の評価。99年秋に資生堂本社ビル2Fに引っ越し営業再開。かなり評判いいので再訪したい。
ラ・マリー・ジェンヌ(銀座)
東京都中央区銀座7-12-5 貝新ビルB1F/03-3545-2060/11.45〜13.30(月〜金)/18〜22.30/22.30〜24(バータイム)/日休/5000円〜/http://www.lamariejeanne.com/
ビストロ。2003年9月末に開店したビストロ。銀座屋酒店にいた人やオザミ・デ・ヴァンにいた人などが開いたワイン重視の格安店だ。前菜1300円。メイン2000円程度、かつワインは3900円のものが中心という野心あふれるレストランだが、単なる安い店と思って油断してると痛い目にあう。料理もサービスもなかなかのレベル。銀座で格安でおいしいディナーを食べたかったらここはおすすめ。料理は安いなりに工夫とバリエーションがあり、ちゃんと楽しめる。ただし、量は値段なりともいえるが少し少なめ。ワインが安いし、品揃えもちゃんと考えてあるし、料理もきちんとしているので、普段使いっぽく使うのが正解。グラスワインも10種ほど揃えているので、ワインバーみたいにカジュアルに一杯という手もいい。04年10月。
マルディ・グラ(銀座)
東京都中央区銀座8-6-19B1F/03-5568-0222/18〜24/6000円〜
フレンチ。銀座のワインバー「グレープ・ガンボ」で腕をふるっていた和知シェフが開いた店。「グレープ・ガンボ」でカウンターに座って彼の調理を見るのが好きだったボクとしては見逃せない店だ。
シェフのガツン系の力強い料理は健在で、前の店からあるメニュー(例えば香菜爆弾)に、タジンやクスクス、ピンチョスなど、フレンチの枠を越えたメニューが加わり、食べ好き達には応えられない「うまいもの屋」に仕上がっている。量も多い。前菜にフォカッチャとピンチョスとフライドポテトを取ったら、小食のヒトならそれでお腹いっぱいになるかもしれない。魅力的なメニューがずらりと並んでいるのでいろいろ食べたい向きはサービス人とよーく相談して決めよう。サービスは個人的にはちょっとニューヨークを感じて心地よい。ユニフォームのせいかな。狭い店なのだが食べる快感に溢れており、食べるのを楽しむ人とわいわい乱雑に食べたい感じ。ちなみにワインの品揃えは「グレープ・ガンボ」に比べると見劣りがする。選択肢がもう少しあるといいなぁと贅沢を思う。なお、マルディ・グラとは英語で言うと「Fat Tuesday」。謝肉祭の最終日のことらしい。「さぁ腹一杯食べろ!」と言わんばかりのネーミングで良いね。02年9月。
4ヶ月ぶりに訪れたら各皿の量が少しずつ減っていた。気のせいかな。ドドンと豪快に盛られているイメージがあるだけにちょっと残念。03年1月。
味的に以前の迫力が感じられない。少し残念。06年4月。
パプリカ(銀座)
東京都中央区銀座8-10-4 和孝銀座ビルB1F/03-5568-5667/18〜26/月祝休/コースは2100円から。おまかせコース6300円。
ビストロ。La Carbonade et Bar A Vin PAPRICA。誠実な炭火焼きビストロ&ワインバーで、全体に赤めのブラウンのインテリアがクラブ的なイメージを醸し出しているが、わりと落ち着く。元クラブを居抜きで借りたのかも。料理は、比内地鶏、豚肉、仔羊、魚介、有機野菜などの炭火焼きの他、クスクス、コパなども揃う。アミューズの白エビ、前菜で食べた白レバー、ブラウン・マッシュルームや塩トマト焼き、タスマニアの仔羊や比内鶏、どれもとても丁寧な調理でおいしい。炭火焼きは特に注意深く焼いているのがカウンターから見え、食欲をそそるし、料理人に対する信頼感も出る。ワインは料理に合うものがセレクトされていて、相談しながら頼むと良い感じだが、もう少し値付けが安くてもいいかもしれない(銀座という立地上仕方ないという説もある)。コの字型カウンターで全30席弱。ディナーコースはデザートつきで5000円を切り、おまかせも6000円ちょっととリーズナブル。深夜までやっているので、二軒目使いにも良い。05年1月。
マノアール・ダスティン(銀座)
東京都中央区銀座8-12-15/03-3248-6776
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ポトフ(築地)
東京都中央区築地7-15-11(97年4月16日より)/11:30〜14:00/18:00〜21:30/日昼・月休/10000円
フレンチ。以前、新宿のフジテレビ下通りにあり、フジテレビ関係者を相手にしてきたレストランのようだ。フジテレビ移転に伴い築地7丁目に移転。メートルがほとんど一人でサービスに当たる。そのぶっきらぼうで率直すぎる語り口は常連さんには気持ちがいいかもしれないが、一見の身としてはかなりとまどうものがある。コースも「7500円のにしてくれ」という態度が見え見えで5000円のにしたら露骨に嫌な顔をした。コースのメインは選べるのに聞いてこず、勝手に子羊に決められていた(鴨が食べたかったのに)。ワインリストは華やかで立派な品揃えなのに実は店に置いているワインは数少なく「前日に言っていただければご用意できます」とのたまう。で、ワインリストに値段が書いていない。…全体に「この店に慣れていない客の方が悪い」って感じ。かなり印象が悪い。料理は、焼き加減はなかなか上手のようだがソースなど特に工夫しているわけでもなく新鮮味は薄い。ま、良くも悪くもメートルの彼を気に入るか入らないかで店の印象は大きく分かれることだろう。97年3月。
築地に移転して初めて行ったが、メートルを気に入るかいらないかで印象が大きく分かれる店であるのは相変わらず変わらない。ただ、ランチの質と量は値段に比して抜群。味も焦点がちゃんと来ていた。メートルも少しアクが抜けたかな。全体にいい方に変化している印象を受ける。01年10月。
備長kan(新富町)
東京都中央区新富1-5-6/03-3551-5727/12〜14/17.30〜24/日祝休/7000円〜
フランス料理&焼き鳥。新富町の路地にひっそりとある古い一軒家を利用した店。フランス国旗が目印で、フランス料理を標榜しているのだが、焼き鳥屋でもある不思議な店だ。一階はカウンターと小さな座敷、二階にも座敷がある。座敷があることでわかるようにほとんど和食な感じ。フォークも出ずお箸で食べる。焼き鳥は山形産「蔵王紅花」を備長炭で焼き上げた焼き鳥をホイップしたワサビと一緒に食べるのだが、なかなかうまい。夜のコースをおまかせで組んでもらったが、鴨・豚・馬の薫製で始まるそれは、スフレやらリゾットやらが出たあと、焼き鳥が始まり、最後は鯛を丸ごとグリルしたものが出たりして、意外性はあるがちょっとバランスが悪い構成だった。ただし「これで4000円のコース!?」と驚くくらいは量も質も高い。飲み物にワインを薦めるわりに品揃えは少なく高いのが難。料理は安いのにワインを飲むと結局高くなってしまうのだ。志が高く冒険心のあるご夫妻が楽しんで経営しているようだが、焦点をぼかしケレンが勝ちすぎるといい客がつかない気がする。新しく変わったことが好きな客は集まるだろうが。有楽町線新富町駅2番出口から徒歩3分。02年4月。
シェ・イノ(京橋)
東京都中央区京橋2-4-16 明治製菓ビル1F/03-3274-2020
フレンチ。以前は長く「京橋3-2-11第百生命ビル1F」にあった有名店で、弟子を多数輩出している井上旭シェフの旗艦店でもある。1996年ころ、まだ第百生命ビルにあったころに訪れたことがあったが、その時の印象が悪すぎてずっと再訪していなかった。典型的社用族用のレストランでどうにも気分が悪かったのだ。でも、京橋2丁目の明治製菓ビルに移ってとてもよくなったと聞き、2005年8月に再訪。そして驚いた。とても良い店になっていたのである。
インテリアはサロンからグランドメゾン系になり、クラシックな料理は味に磨きがかかり、いまひとつだったサービスは改善され(まだちょっと余所余所しいけど)、社用族ばかりだった客層も変わった。「トリュフ入りラビオリ マロンの香り」や「フォアグラのパイ包み」、「仔羊のパイ包み焼き マリアカラス」などの名作も相変わらずめちゃくちゃうまい。というか、世の中が全体に淡い味付けになった今、逆にここまでどっしりクラシカルな方がエッジが立って感じられる。
天井の高いホールは(席にも寄るけど)とても気持ちがいい。華美すぎず無機質すぎず、ちょうどいい感じ。サービスも秀逸。グランドメゾン系の慇懃無礼もなく、親しみが持てるものだった。96年7月。05年8月。
京橋ドンピエール(京橋)
東京都中央区京橋2-3-4/03-3242-0141/11:30〜14:00/17:30〜21:00/日休/6000円〜
フレンチ。フレンチと洋食屋の中間って感じの店。コースを食べると完全にフレンチ。でもオムライスなども給するところが洋食屋っぽい。日本人独自の欧米食の楽しみ方を丁寧に考えた結果と思われる。そこらへんの視線がとても温かいレストランだ。料理も古典的なものをしっかり丁寧に作っている。安心して身を任せられる味。ワインも良心的な品揃え。サービスも手堅く丁寧。全体に「丁寧」なのだ。気取り勝ちなフレンチレストランが多い中、見栄を張らず実を取る姿勢がここちよいフレンチ洋食屋である。97年11月。
雑誌「danchu」の欧風カレー部門で一位に選ばれたカレーライスであるが、率直に言ってよく出来たホテルのカレー、という感じ。欠点はまるでないが印象にも残らない。丁寧に作ってありおいしいのだが「ふーん…」程度の感想であった。付け合わせのサラダはさすがにドンピエール、おいしい。昼は1500円で食べられる。夜は高い。00年11月。
オザミ・トーキョー(丸の内)
東京都千代田区丸の内2-4-1 丸の内ビルディング35F/03-5220-4011/11〜15.30/17.30〜24/無休
フレンチ。銀座の「オザミ・デ・ヴァン」の支店で、あちらよりずっとレストランっぽいが、ワインバーとしても使える。東京駅前の丸ビルで24時まで営業しているので何かと重宝するだろう。新幹線に乗って帰る人にも便利な店。35Fからの夜景と15000本あるというワインでゆっくり夜を楽しめる。店内は二段になっていて、店の奥からでも夜景がちゃんと見える仕組み。ワインリストはここで見られるので行く前にチェックするといいかもしれない。価格は立地からすると安価だと思う。料理もどれもなかなかいい。サービスもそれなりだし、全体にレベルは高いと思う。だからよく流行っている。個室もある。06年10月。
アピシウス(有楽町)
東京都千代田区有楽町1-9-4 蚕糸会館B1F/03-3214-1361/11.30〜14/17.30〜22/日休/20000円〜
フレンチ。一時期日本のナンバーワン・レストランとの評判を欲しいままにした名グランメゾンである。ボクは40歳になってから行く店と決めて(だってそれなりの年齢が似合う店と思ったから)、ずっと我慢して我慢して、今回初めて行ったのだが、結果としては「もっと早く行っておけば良かったぁ(涙)」であった。それは残念ながら「良かったから」ではない。高橋シェフ中本ソムリエなど、錚々たるスタッフが抜ける前に行っておけばよかったな、という意味である。後悔である。もちろん初めて行ったのだから以前と比較はできないが、「名声を欲しいままにしたあのアピシウスがこの程度のはずがない」と思うのである。
といっても、料理もサービスも内装も全然悪くはない。料理は仕入れた素材の良さを最大限に活かしたもので、特にメインでいただいた鳩のローストなどいままで食べた鳩料理の中で最高の出来であった。デザートも素晴らしい。ただ、突き出しも前菜も実に普通だったし、全体に無難な印象は拭えなかった。美味しいのだが楽しくない。そんな感じ。サービスは洗練されていて丁寧だしよく気がつく。でも心からの笑顔というようなものが一回も見られず、慇懃無礼なホテル的サービスを十二分に受けた後に感じる居心地悪さみたいなものがあとに残る。そつなくお客をもてなしてくれるが、親密さや温かみが微塵もないのだ。ビジネスライクすぎる、とでも言おうか。
内装は豊かで暖かく、そして清潔。高価な絵画がそこらじゅうに掛かり目を楽しませてくれる。良い感じで古くさくなってきておりこれからが楽しみ。照明をもう少し暗くすると雰囲気が格段によくなると思うが、お年寄りのお客さんもいらっしゃるしこのくらいが無難なのか…。そう、全体に無難なホテルレストラン的なのだ。うまいし気持ちよいが楽しくない。そして高い。これなら一流ホテルのメインダイニングに行くのとあまり変わらない。
ちなみに、コースメニューを要求するまでアラカルトメニューしか渡されない。基本的にアラカルトを頼んでね、という店のようだ。また、ワインリストは壮観。絶対的にはかなり高いリストだが、保存や品揃えを考えれば相対的には安いリスト。ワイン好きのお金持ちが「ワインバー」として利用するには最高の空間かもしれない。
アピシウスはひょっとすると「守りに入ってしまった」のかもしれない。この店がプライド高く攻めに出たら別の次元に生まれ変わるのではないだろうか。そんなポテンシャルは十分感じたが…。01年8月。
S(新橋)
東京都港区西新橋3-15-12/03-5733-3212
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
タテル・ヨシノ(芝)
東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル別館1F/03-5405-7800
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
minobi(芝)
東京都港区芝3-42-9/03-5484-7788/11.30〜14/18〜22.30/日休
フレンチ。みのび。意味は「味の日」らしい。フレンチの「オー・グー・ドゥ・ジュール」の支店で、開店からしばらくは本店の岡部氏が支配人をやっている。といってもフレンチではなく、ジャンルにこだわらずおいしいものを出すコンセプトのようだ。実際に食べた印象は「最後をご飯で締めるフレンチ懐石」といった感じだった。もしくは和の料理を取り入れたフレンチかな。純粋なフレンチと、純粋な和食と、和の素材を使ったフレンチをバランスよくお箸でいただく店。
たとえばボクが行った夜は、キッシュから始まって、カルパッチョ、タルタルのゼリー寄せ、テリーヌ、ポタージュと続いた後に、鯛とキノコのホイル焼きが出て、牛頬肉の煮込みになって、香の物とご飯と味噌汁が出て、豆乳のブラマンジェと珈琲で締める、という感じのコース構成だった。どの料理も一品一品は工夫もあり優しいいい味だが、コースにすると印象がぼけてしまう部分があり残念。ただ、この店は「フレンチっぽい料理を一品食べたいけどご飯系も欲しい」みたいな極めて日本人的なワガママに応えてくれるという意味ではとっても重宝するので、コースではなく一品で楽しんだ方がいいのかもしれない。店内は入口すぐに9名のカウンター。奥に8名のテーブル席。カウンターが楽しいと思う。06年10月。
オー・グー・ドゥ・ジュール・メルヴェイユ(日本橋)
東京都中央区日本橋3−8−13/03-6202-1991/11〜13.30〜17.30〜21/夜コース6500円〜
フレンチ。麹町のフレンチ「オー・グー・ドゥ・ジュール」の姉妹店として、日本橋高島屋の近くにオープンした。白と黒と間接照明で構成されている店内は清潔で落ち着ける。小さな店だが狭い印象がないのはそのインテリアのせいかも。料理はインパクトに欠けるものの上品で繊細。ブーダンノワールのパルトロー包みやイトヨリのポワレが印象に残っている。ただもう少し強さは欲しい。麹町店はサービス人がオーナーでその細やかなサービスが売りでもあるが、こちら「メルヴェイユ」はまだこなれていない。笑顔、気遣いなど過不足ないが、もう一歩進んでこちらを楽しませるサービスまでにはまだ遠い道のりが必要な感じであった。全体に安定したいいレストランという感じ。比較的わかりにくい場所なので注意。04年11月。
北島亭(四谷)
東京都新宿区三栄町7/03-3355-6667
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
オテル・ドゥ・ミクニ(四谷)
東京都新宿区若葉1-18/03-3351-3810/12:00〜14:30/18:00〜21:30/月休/25000円
フレンチ。有名な三国シェフが腕を振るう四谷の一軒家レストラン。なんかここら辺はミクニ村みたいになってしまった。カフェにブティック、そして本体のレストラン。村の中を通ってレストランに向かう客の感想はただ一つ「儲かってんだなぁ…」。メニューの値段の高さを考えると胸中穏やかではない(単なるひがみ)。ただ抜群の環境を客のためにそろえているという意味ではたいへん評価できる。客は非日常を豊かに体験できる。ウエイティングバーも独立していて雰囲気良く、そこからダイニングに向かう廊下は厨房に面していて、三国シェフが忙しそうに働く姿を見ながら通るのは期待感を盛り上げる意味でたいへん有効。
サービス陣はカジュアル。かゆいところを気付いてくれないサービスで、経験豊富なメートルが一人いれば改善されるのにと思う。料理はコースは15000円のみ。後はアラカルトになる。で、アラカルトは、とメニューを見るとこれがべらぼうに高く設定されており自腹族にはなかなか手が出ない値段帯だ。これはまさしく「コースを頼め」と言っているに他ならない。で、コースを頼んだ。全体に軽い作り。なんか核がないままに「あれ、もう終わり?」という印象。コースを食べただけで有名シェフの腕をどうの言うつもりはないが、もう少し料理に驚きがほしい。三国シェフの味を楽しみに来る客ばかりなのだから環境よりまず味に力を入れてほしい。96年11月。
その後ミクニはご存知の通り他店舗展開し、いろんなところに店を出した。旗艦店であるこの店がどう変わったか、興味はあるのだが怖くて行っていない。
スクレ・サレ(四谷)
東京都新宿区荒木町9-7ナオビル1F/03-3351-8741/12〜14/18〜24.30/日曜昼休/6000円〜
フレンチ。コストパフォーマンスに優れたレストラン。安く楽しくお腹いっぱい料理を楽しみたい向きにはとってもオススメする。営業時間も遅くワインも安いので、遅い時間にワインと一皿、みたいな使い方も出来る。全体に若い人を意識したつくりで、それはインテリア、サービス、営業時間、そして量もたっぷりな料理にあらわれている。内装は明るくポップだがちょっと書き割りのようで安っぽさは否めないし、サービスもメートルがひとりで実に良くこなしてはいるが決してかゆいところに手が届くサービスとは言えない。値段から考えると仕方がないかもしれないが、もうひとりサービス陣が増えるだけでずいぶん違うと思う。料理はとてもいい。塩がよく利いたメリハリある味付けでなかなかインパクトがあり量もたっぷり。若い人にはうれしいだろう。いや、ある程度の年齢の方にも、無難でつまらない料理が多い中、とっても主張を感じて面白いだろう。ちょっと遅めの時間に強い料理を気軽に食べたい…なんてとき、このレストランは最適の選択である。が、ちょっといい食事をしたい、記念日である、勝負の日である、といったときにはちょっとカジュアルすぎるかもしれない。00年1月。
オー・グー・ド・ジュール(市ヶ谷)
東京都千代田区四番町4-8/03-5213-3005/11.30〜14/18〜21.30/月休/7000円〜
フレンチ。2002年10月に出来た新店。「京橋ドン・ピエール」「ブルギニヨン」などで支配人をしていた岡部氏がオーナーで、シェフはオストラルで料理を作っていた中村シェフ。サービス人がオーナーという形態は日本ではまだ珍しいが、サービス人の視点で練られたこの店は実に居心地がよく、食事にとって大事なのは「いい時間を過ごせること」という基本を思い出させてくれる。旧日本テレビ本館近くにあり、日テレが汐留に移ったあとは少し閑散としているが、このレストランだけはいつも満席。予約がとれない店として有名になりつつあるようだ。
店内は決して大きくなく、岡部氏がひとりで見渡せて手が回る限度を守った感じ。料理は派手なものはなく基本に忠実でしっかりしたもの。ちょっと無難かなぁというギリギリな感じで、これはこれで逆にくつろげる感じ。コース値段もランチ2500円〜、ディナー5000円〜と、かなり安めに押さえてあるので納得感がある。サービスはさすがなもの。岡部氏の笑顔が食卓を常に明るくしてくれる。女性に人気なのも頷ける。ただ、岡部氏がなんでも取り仕切ろうとしてしまうので、彼がフロアにいない時はちょっと困る(若手もいるのだがなんかおどおどしてる)。ボクの入店時、彼がちょうど厨房に行っていたようで、ずっと入り口でボンヤリ待つ羽目になった。また、店の大きさもあるのか、ずいぶんと声が反響する。だんだんビストロのような賑やかさになっていってしまい(女性団体客が多いことも理由のひとつ)、静かに記念日を楽しみたいという方にはちょっとつらいかもしれない。03年10月。
リヨン(市ヶ谷)
東京都千代田区九段北4-3-27
フレンチ。安くおいしいフレンチが食べたいなら候補に入れるべき店である。料理は優しく丁寧。シェフの人柄がしのばれるような誠意あるお皿が続く。ちょっと焦点が来ていない気もするがコストパフォーマンスを考えればかなりのもの。サービスもしっかりしていてこのクラスでは水準以上だ。店内は現地のビストロ風で雰囲気がよい。オテル・ド・ミクニの系列店。系列としていろいろ制約はあるだろうががんばってほしいレストランだ。98年1月。※がんばっていた堂下シェフが辞め、店としての魅力は半減以下。※※2001年4月に閉店。
飯田橋カフェレストラン・ベルナール(市ヶ谷)
東京都新宿区市ヶ谷船河原町15東京日仏学院内/03-3260-9639/10〜21.30/5000円〜
フレンチ。六本木のブラスリー・ベルナールの姉妹店。日仏学院の中にあり庭に面しているので雰囲気も気分もいい。日仏学院だけあってフランス人が店員にもお客にも多くちょっと東京離れしている。味は普通。ただ安いハウスワインと雰囲気で味わうなら充分か。もう少し味にメリハリがついたらうれしいんだけどなぁ。98年1月。
オー・バトー・イーヴル(一番町)
東京都千代田区一番町23-2/03-3261-0400/12〜14/18〜21.30/日祝休/10000円
フレンチ。外観、内装共にパリのビストロの趣。広い店ではないが雰囲気はなかなかいい。料理も丁寧で工夫があり、フランス人の常連が多いのもうなずける。その日食べた料理の中では、クスクスを上手に付け合わせた仔羊がおいしかった。こんなさりげない店がどんどん増えると東京という街も魅力的になるなぁ。95年6月。
ラ・ターシュ(飯田橋)
東京都千代田区飯田橋1-12-7 ニッシンMSビル1F
フレンチ。東京でも屈指の「ワイン・ビストロ」。安くそれなりの料理で、とても充実かつリーズナブルなワインを楽しめる。ワインが好きな方にはたまらない空間ではなかろうか。とにかくコストパフォーマンスがいい。コースは3500円と4300円。アラカルトから選択する方式で、選んだ料理によっては「+1200円」とか足し算していく。とても納得のいく方式だ。食前酒も水もエシレ(高級バター)も値段が明記されていて大変好感が持てる。そのうえこれだけワインの品揃えがよく、安いのだ(4000円台からいっぱいある。銘醸ワインも相対的にかなり安い)。実に充実としか言い様がない。しかし、もしあなたがワインを飲めないのであれば、当然このレストランの価値は半減する。独立して料理・サービスだけを論ずればどうしても見劣りしてしまうからだ。料理は全体にポイントが絞れていない味で残念。値段を考えたとしてももう少しメリハリが欲しい。サービスも寂しいもの。丁寧で誠実ではある。でも各テーブルに目は届いていないし、ワインが売りの店なのに若いサービス人はあまりにワインのことを知らないし。97年10月。※閉店。
フォー・グレイン(飯田橋)
東京都千代田区飯田橋3-10-8ホテルエドモント/03-3237-1111/11.30〜14.30/17.00〜21.30/無休/15000円
フレンチ。飯田橋のエドモントホテルの1階にあるレストランで奥のほうの席は半個室。変わった作りだ。全体に丁寧だが真心がない応対で「もてなす」という単語を知らないのではと思わざるを得ないサービスが残念。お皿の「運び屋」としては良く出来ていたけど。フランスで一つ星を獲得して凱旋した中村シェフの料理は古典的で力強い。著書「ポアルの微笑み」を読んで期待していったのだが、しっかりしたソース、きれいな盛り付け、安定感ある味付け、どれもさすがにレベルが高い。普通の料理なのにどれも美味しいのだからたいしたものだ。だが目新らしさはなく、なんか慣れちゃっている感じ。「とっても美味しい無難な料理」とでもいおうか。インパクトはなかった。96年8月。
ル・マエストロ・ポール・ボキューズ・トーキョー(赤坂)
東京都港区赤坂1-12-32
フレンチ。サントリーホールのまん前にある、フランスの超有名店「ポール・ボキューズ」の支店。当日、ある会への参加だったので特別おまかせ料理を食べたから一般化はできないのかもしれないが、料理自体はそんなに印象に残るものではなかった。スペシャリテの雲丹卵も期待したほどではなかったし、メインの仔牛頬肉のクレピネットは臭味が悪い方に転んでいてイマイチだった。市川シェフはこれからを担う若手の有望株。もう少し印象強くメリハリのある料理を期待したい。サービスは洗練されていて感じが良い。なお、チーズの充実には目を見張るものがあった。楽しい。97年3月。
※その後、閉店。市川シェフは西麻布三丁目に「レストランW」を開いた。
レチュード(赤坂)
東京都港区赤坂2-21-10/03-3583-2121/11.30〜15/18〜21.30/無休/http://letude.com/
フレンチ。飯田橋のワイン・ビストロ「ラ・ターシュ」が赤坂に移転して「レチュード」となった。ワインが安く飲めて料理もそこそこだった「ラ・ターシュ」のコンセプトとはずいぶん違い、本格的レストランを狙っている感じ。店内は以前のカジュアルさは影を潜め、やわらかく上品な雰囲気で満たされている。なかなか美味しそうな空間だ。コースは5000円、7500円、10000円。アラカルトからセレクトできる方式。メニューはとても魅力的でどれも食べたく思い、皿数が多い7500円のにしたのだが印象に残る料理が少なかったのが残念。料理名・素材が魅力的なだけに落差が激しく感じられてしまった。みどりショップからの野菜が自慢ならもっと徹底的にそれを食べてみたいし、ジビエ類ももっと特徴を活かした強さが欲しい。新装オープンしてすぐ出かけたのでまだいろいろ落ち着いてないとは思うが、この店ならではのポイントがなく全体に印象が薄い。「ラ・ターシュ」時代は売りだったワインも、なんか普通の店っぽく平均化されてしまった印象。応援したいのだが応援するポイントが見つからず歯がゆい感じ。03年2月。
ラ・トゥール・ダルジャン(赤坂)
東京都千代田区紀尾井町4-1ホテル・ニューオータニ内/03-3239-3111/17.30〜21/月休/30000円
フレンチ。フランスの超有名店の支店。鴨料理であまりに有名だが、全体に特に強いインパクトを感じない料理だった。鴨はナンバー付きで出てくるのだが、印象に残らない味で残念。雰囲気はさすがに超豪華。エントランスの長い廊下は両側に世界の有名人のサインが貼ってあり、気分は高まるがちょっと嫌みでもある。店内は天井が高く、調度品も豪華のひと言。接客はめちゃめちゃ丁寧。志と気位が高いサービスで素晴らしい。料金的にはかなり高いので再訪意欲はなかなか湧かないが、一生に一度の記念日とかならうってつけかもしれない店。安定感あり。1994年3月。
ラ・ベル・エポック(赤坂)
東京都港区虎ノ門2-10-4 ホテルオークラ別館12階/03-3505-6073/11.30〜14/17.30〜21(土日祝は夜のみ)/月休/20000円
フレンチ。ホテルオークラのメインダイニング。びっくりするのはサービスである。丁寧親切、細かいところに実に良く気を遣ってくれ、距離感も抜群。笑顔にも溢れているし適度にカジュアルだ。久しぶりに本物のサービスに触れた気がする。よく訓練されていて、かつ「私たちは日本一のホテルのフレンチのギャルソンなのだ」という良い意味での高いプライドが感じられる。高級フレンチということでちょっと入っていた肩の力がすぅっと抜けていく。くつろがせる、とはこういうことを言うのだな。
そしてそのサービスを包み込む空間も(ここまで徹底すると)素晴らしい。アールヌーボー調で統一されたそれは、古さも味になり、悪趣味寸前とも言えるものがすべていい方に転んでいる。というか、こういう古さを維持したレストランが日本には少なすぎるのだ。バブル期に建て替えすぎたせいである。そういう意味で貴重なインテリア。広々とってあるテーブルまわりもなかなか良い。ステンドグラス状に仕切られた半個室は(ホテルの用途としてよくある)ちょっとした会合などにもちょうどいいだろう。
このように、プライドと歴史を感じさせるいい店なのだが、弱点は料理である。街場のフレンチのレベルが格段に底上げされたいま、ここより刺激的で美味しい料理はちまたに溢れてしまっている。もちろん美味しくないわけではない。美味しいのだが、奔放に工夫し流行を取り入れ個性を打ち出した他のフレンチと闘うにはちょっと弱すぎる。というか、やっぱりホテルフレンチは誰にでも美味しく思われる無難さが求められるだろうから仕方がないのだ。それがちょっと気の毒に思えてくる。
でも、この店の存在意義は「このままで高レベルで安定し続けること」なのだろう。街場のフレンチは不安定だ。なくなるのも早いし味は流行によって左右されていく。でもここに来るときっと20年後でもこの味がこのまま味わえる、そんな安定感。それはそれで移り変わりが早い日本においては至極貴重。また年を取ったらゆっくりここにフレンチしに来たい。そんな想いで店を出た。01年8月。
オステルリー・スズキ(赤坂)
東京都港区赤坂5-4-17/03-3585-6080/11.30〜14/18〜22/日祝休/6000円〜
フレンチ。親密でおいしいオステルリー。Hostellerie(オステルリー)とはフランス語で田舎風高級料理店のこと。この店は別に高級店ではないが、ブルゴーニュ地方の郷土料理を中心に実直に作って出してくれるレストランである。鈴木シェフはベルナール・ロワゾーがいたころの「ラ・コート・ドール」でシェフ・ド・ポワソン(魚料理担当料理長)を務めた方で、水の料理と称された数々のスペシャリテもメニューに載っている(それだけで組み立てた8400円のコースもある)。やさしそうでいてガッツリもしていてちょうどいい感じの料理群。少し印象が弱いお皿もあるが心が温かくなるような料理である。あえて言えば店内にどこか生活感があり、ディナーのわくわくが足りないのが難点かなぁ。インテリアの問題か整理の問題か。あともう少し料理の印象が強いともっといいレストランになると思った。サービスの録澤さんの感じがとても良い。応援したくなるタイプの店。06年6月。
カナユニ(赤坂)
東京都港区元赤坂1-1/03-3404-4776
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アンフォール(青山)
東京都渋谷区神宮前3-5-4/03-3402-6486/11.30〜14/18〜21.30/水休/10000円〜
フレンチ。五十嵐シェフが独立してから味が落ちたと言う人もいる。が、ボクは十分うまいと思う。その味はわりとBASICな印象。あえて言えばこってり系。内臓系出色。サービスは普通。店はこぢんまりat home。ちなみに五十嵐シェフは96年に銀座に「マノアール・ダスティン」を出した。まだ行っていないのでわからない。
……その後「アンフォール」にランチとディナーに出かけた。後を任された菊地美升シェフは誠に立派で、とてもいい店になっていた。訴求ポイントが絞られたインパクトの強い料理で実に満足感溢れる物。美味しい。ランチは3000円と5000円。特に5000円はオススメ。夜はサービスがちょっとちぐはぐだが味はさすがにうまい。「アンフォール」は前よりどんどん良くなっている。99年9月。
※99年11月をもって菊池シェフは独立。西麻布に「ブルギニオン」を開店。後釜にはマノアール・ダスティンのセカンドが入るらしい。アンフォール、どうなっていくのだろう。
ル・カフェ・ベルトレ(青山)
東京都港区北青山3-5-15/03-5412-8851/11.30〜24/7000円〜
フレンチ。ビストロとカフェの中間くらいな印象。「ランス・ヤナギダテ」の柳舘シェフが開いた店で、彼の修行したパリの通りの名前がベルトレらしい。そういうさりげない通りにあるモダンで気軽な、市民の毎日の生活に根付いたカフェがコンセプトのようである。料理はビストロ系のちゃんとしたお皿が大半で、安価に本格的なフレンチが楽しめる感じ。チーズバーガーやクラブサンドとかもあり、かなりカフェっぽい。行く人の利用の仕方でいろんな楽しみ方ができるだろう。ポーションは大きめ。女性ならシェアして食べるのがちょうどいいかも。ワインの品揃えは少し物足りない。それと、カフェに不可欠の「フットワークの軽いハンサムなギャルソン」がいない。そう、それが一番足りないところかも(笑)。全体にバランスよい店だが、総花的にしすぎてちょっと中途半端。そんな印象。03年3月。
久しぶりに再訪。なんだかインテリアがくすんできている上にちょっと雑然としていて変な生活感が感じられるのが残念。06年2月。
ランス・YANAGIDATE(青山)
東京都港区北青山3-10-13/03-3407-3538
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ(青山)
東京都港区南青山2-6-15/03-5785-0799
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ル・ジャルダン・デ・サブール(青山)
東京都港区南青山4-2-6南青山426ビル2F
フレンチ。実力的に都内屈指と言われる中澤シェフで、何度か通っているのだが、相性が悪いのかどうも印象的な料理に出会えない。いや、おいしいのだがインパクトに欠ける。青山霊園に面し環境はとてもいいし店内はこじんまりと親密だしキッチン前のカウンターは食いしん坊には最高の席だと思うし、いろいろと好ましい店なのだが…。ちなみにコースの作り方が良心的でとてもよい。2皿コース、3皿コース、4皿コースなどと別れていて5500円から2000円刻み。ワインもそれなりに揃っている。また、中澤シェフの叱り声は、これはもう演出のうちなのかと思うくらい頻繁に厨房から聞こえてくる。その点に関しては客の居心地がいいわけがない。99年5月。※現在は移転。
KIHACHI(青山)
東京都港区南青山4-18-10/03-3403-7477/12〜14.30/18〜22/無休/12000円
フレンチ。無国籍風フレンチと言うべきか。おしゃれで洗練されていながら、くつろげる雰囲気。味はハテナな部分も多いが、ツボにはまると非常にうまい。サラダやキハチ風カレーみたいな単品もうまかったりする。ロケーションと雰囲気は素晴らしく、大変都会的なレストランだ。その点は非常に評価しているし、東京のレストラン界に与えた影響も大きい。97年1月。※ご存知のようにその後大々的に展開し、チェーン店化している。評判のいい店もあれば悪い店もある。
レ・クリスタリーヌ(青山)
東京都港区南青山5-4-30カサセレナ1F/03-5467-3322/11:30〜14:00/18:00〜21:30/月休/10000円〜
フレンチ。演出にこだわったレストラン。プレゼンテーションを重視していてちょっとした驚きと期待感がなかなか楽しいが、料理がちょっと残念かも。例えば、クリスタルのお皿に盛られた料理をテーブルに仕込んだライトで下から照らす演出。これはたいへん美しく楽しいものだ。料理もそれを意識して光が透ける素材(薄く切った切り身とかジュレとか)を多用しており女の子なら「キャーきれい!」と騒いでくれるだろう。が、食べてみるとハテナ。こういうことなら別に無理して輝かせなくてもいい(光の演出が入ったコース(8500円)を「輝くクリスタリーヌ・コース」と名付けている)。
また、揃えてあるワインがすべて無農薬・有機農法のもの(20種類くらい)だったりフレンチでは珍しい「穴子のソテ」をメインに出したり「パスタ」がメニューにあったり「熊笹のグラニテ」なる口直しが出たり……と、インパクト強く客を楽しませようという意図は充分感じられるのだが、その演出もそんなにボクの心には届かなかった。ちょっと中途半端で空回りして感じられる。
そういう思いはサービスについても感じた。きちんとツボを押さえてくれない。シェフは南仏のレストランで修行をしたらしくパンフレットでも大きく強調してあった。でも、少なくともボクが食べた料理からは南仏感は感じられなかったな。97年10月。
ジョエル(青山)
東京都港区南青山5-6-24 2F/03-3400-7149/12〜14.30/18〜22/無休/15000円
フレンチ。ポール・ボキューズの愛弟子ジョエル・ブリュアンのレストラン。日本でもっともフランスらしい店、と評価する人も多い(1990年代の話だけど)。スズキのパイ包み焼き(お〜何とベーシック)がうまいらしいが残念ながらまだ食べていない。つまり、そういうクラシカルな料理をゆっくりたっぷり楽しみたいときに行くべき店なのかも。96年3月。
リー・スコーピオン(青山)
東京都港区南青山 5-12-24シャトー東洋南青山B1F/03-3406-0112/11.30〜14.30/18〜22/無休/8000円〜
フレンチ。入り口からなかなか強い印象を残す。二階まで吹き抜けたバー・スペースがあり、雰囲気がいい。そこからレストランスペースまで歩くのだが、打って変わって狭い通路を行く。あれっと思っていると、またまた意外なほど広い空間が現れる。モダンでシックなバースペースに比べて、ちょっとクラシックなレストラン空間は意外なほど薄暗く、雰囲気はいい。こういった演出がなかなか楽しく全体に非日常感を醸し出している。
料理は懐石風で、少量多種類を次々出してくるタイプ。皿も盛りつけも美しく、次は何かなと期待する楽しさがある。ただ、味の印象としては「キレイだが印象の弱い」「凝っているがポイントがわからない」という感じ。志も工夫も感じられるが、焦点がなく拡散してしまっている。でも、紅虎餃子グループが経営しているだけあって中華素材のものもあり、それは面白かった。
ワインリストは見事。ただソムリエがなにやら興奮しやすいたちなようで、こっちまで緊張させるほど緊張して大声で説明する。もうちょっと自然にやってほしい。食後はデザートを待たず、先ほどのバースペースで食後酒、珈琲などを楽しめる。夜も遅いと業界風の人々がバーだけの利用に集まってきていて、気分がガラッと変わってこれはこれでとてもいい。骨董通りから歩いてこれる立地だから、客はみなお洒落。隠れ家的に知っておいて損はないレストランだろう。01年12月。
ラ・ブランシュ(青山)
東京都渋谷区渋谷2-3-1 青山ポニーハイム2F/03-3499-0824
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
オコション・ローズ(代官山)
東京都渋谷区恵比寿西2-17-5
フレンチ。2001年に6年ぶりに訪問したが、あらゆる面で成長し進化をとげていた。規模は小さく、夫婦でこじんまりやっている店ではあるが、いまもっとも輝いている一軒と言ってもいいかもしれない。
6年前は店名の「バラ色の豚」の置物がそこかしこにあった、ちょっとファンシーな店だったが、現在はとってもシャープでクレバーな雰囲気に変わっており、モダンさが前面に立っている。まずメニューが美しい。そしてそれは料理のセンスの良さ、食器のセンス良さなどにもつながっていく。料理はどれも「おお!」と声を出して驚いてしまうような美しさと創意工夫を持つ。そしてしっかりうまい。美しくても弱々しい料理ではなくちゃんと強い。
サービスはマダムがひとりで切り盛りしているので、さすがに手が回らないときが多い。でも巷に言われるような「素人くさいけど気持ちよいサービス」ではなく、プロ意識をちゃんと持った一流のサービスだった。あとひとりサービス人を増やすと随分違うとは思うが、でもこの店の雰囲気も変わっちゃうかな…。
6500円のコースは、しっかりしたアミューズに、オードブル2皿、メイン、アバンデセール、デセール、ティーと充実している。量的にちょっと不満が残るが(女性なら充分かも)、どの料理にも驚きが隠されていることもあり、素晴らしいコースと言えるだろう。塩加減や焼き加減が完璧で、素材の味が極限まで絞り出されている。食後にはぜひハーブティを。瓶ごといろいろ持ってきてくれ、それぞれを嗅ぎながらブレンドを楽しめる。01年9月。
※2005年2月19日にて閉店。シェフは別のパートナーを得て「l'Essence」というビストロを開いた。
ラ・ヴィーナス(代官山)
東京都渋谷区鉢山13-12/03-5489-2438/12〜14/18〜22/火休/15000円
フレンチ。女性を意識したフェミナンな雰囲気のレストラン。ファンシーと高級感の間を上手に狙っている感じ。コースは4コース。7500円〜1万2000円。それぞれ前菜3品は共通で、コースの違いはメイン料理の違い。有名な大渕康文シェフの全盛期の料理を僕は知らない。でも当日食べた料理が彼の実力ならちょっと残念である。丁寧できれいな洗練された料理ではあるのだがインパクトが全くない。サービスもいまひとつ。もてなそうという気持ちにかけている印象。フェミナンな雰囲気と相反する。優しいが中性的でちょっとひ弱。そんなレストランかも。なお、サービス料は14%。水を取ると200円取られる。97年1月。
ル・プティ・ブドン(代官山)
東京都渋谷区鉢山町13-13/03-5457-0086/無休/7000円〜
フレンチ。渋谷の「エブリーヌ」にいたフィリップ・バットンシェフが独立して開いたフレンチ。エブリーヌ時代はその味を求めてフランス人が毎日大挙して訪れていたが、こちらに移ってからもその腕は衰えないようだ。素材を活かしてドンと強い料理をだす。うまい。店の雰囲気はモダンでシック。ちょっとカフェっぽいところがなくはないが、中間色の色使いがとてもうまく、料理の雰囲気にもマッチしている。まだサービスが安定していないのが難点。98年12月。
マダム・トキ(代官山)
東京都渋谷区鉢山町14-7/03-3461-2263/12〜14.30/18〜22/月休/15000円
フレンチ。代官山にあり、東京でも最高クラスのロケーションを持つ一軒家レストラン。見事な洋館で、「王様のレストラン」のロケ地にもなった。が、料理自体はボクには合わなかった。バランス悪く魅力に乏しい。サービスも気位が高いだけで客を楽しませようという雰囲気に欠けている印象。もうちょっと全体に楽しさを追って欲しいと思う。94年12月。
コンコンブル(渋谷)
東京都渋谷区渋谷1-12-24/03-5467-3320/11.30〜14/17〜22.30/無休/4500円〜
ビストロ。コンコンブルとはきゅうりの意。「レ・クリスタリーヌ」系列店。「レ・クリスタリーヌ」は実はあまり好きではないので、どうかなぁと思いながら出かけたが予想はいい方に裏切られた。渋谷宮益坂入り口近くにあり、場所柄ざわついているが、かなりよいビストロになっている。料理はそれぞれガツンと迫力があるいい味なのにそれぞれきっちり安いといううれしさ。コースは3800円からあるがアラカルトも十分安い。ワインも安くデザートも安い。このコストパフォーマンスがすべてであろう。インテリアは赤系で統一されているが、ちょっと場末っぽいセンスかな。席も詰め込んでありちょっと落ち着かない。サービスもほとんどない。そういう意味ではデートなどには向かないかもしれないが、うまいものをガハガハ食べるという「うまいもの屋」的に使うなら最高の一軒だろう。男同士で安ワイン片手に馬鹿話するのに打ってつけの店かもしれない。03年8月。
ラ・ロシェル(渋谷)
東京都渋谷区渋谷2-15-1 東邦生命ビル32F/03-5485-4889/12〜15/18〜23/月休/15000円
フレンチ。鉄人として名高い坂井シェフの店。この店はどうやらコンセプトをフレンチ入門者に絞っているようだ。もしくはそういう客が多いので自然にそうなったのだろうか。とにかく入門者にはとてもわかりやすく良く出来た構成になっている。つまり、アミューズから前菜、スープ、メインの魚・肉、グラニテ、デザート、コーヒーと、別料金のチーズを除けばフレンチの一般的フルコース(スープが入るのは異論もあろうが)が8500円というそれなりの安価で楽しめるのだ。きちんとリスト化してある食前酒。コースに値段を合わせた安価なワインリスト。料理メニューもわかりやすく、メニュー説明も小難しい仏語を使わずやさしい。雰囲気も夜景を含めてなかなかだし、なにしろ「鉄人」がいるのだから、初心者がフレンチを好きになる良いきっかけになるのであればこの店の価値は十分にある。
でもだ。「入門者用定食屋」であることに坂井シェフは満足しているのだろうか。問題の料理はインパクトのない無難なもので盛りつけも普通。思い出に残るようなものではない(特にメインが弱い)。また、サービスもマニュアル的。最悪なのは入店・出店時の対応。迎えない、送らない。連れを待つためにウエイティングバーに入ったら連れが来るまでまるで無視。なにも聞きにこない。しかもそこは従業員の通路。いたたまれない。入門者に安く高級店の雰囲気を味わってもらうという考え方にしても、これではちょっと…。96年10月。
マノワール・ディノ(渋谷)
東京都渋谷区渋谷4-1-13/03-3406-0200
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
VIRON(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町33-8/03-5458-1776/9〜24/無休
ビストロ。シンプルな工程で作られる昔ながらのバゲット「レトロドール・バゲット」を作っている製粉メーカー「ヴィロン」の直営店。一階がパン屋で二階がビストロ(正確に言うと、ブーランジェリー/パティスリー/ブラッスリー)。
本場パリでも本物のバゲットは長く失われていた。1960年代から機械こねとそれに耐えるアメリカ産やカナダ産の強力粉が席巻し、昔ながらの味が失われていたのである。近年それが見直され「昔ながらのバゲットの味を取り戻せ」といろんな運動が起こり、いまや完全に復活した。そこで使われたのがフランス産小麦粉「レトロドール」である。そしてそれを作っている製粉メーカーの名前が「ヴィロン」だ。
「レトロドール・バゲット」は、いままで知っていたバゲットと全然違うのがひと目でわかる。まず細い。そして中(フランス語で「ミ」と呼ぶ)が黄金色をしている。んでもって大きな気泡がいっぱいあいている。さらに皮が香ばしくムチッとしている。んでもってひと口食べるとこれまたビックリ。香りがグガーッと濃厚に立ち上る。全体にものすごくムチムチで骨太。バゲットって本当はこんな味だったのかーと驚くこと確実。実にんまい。
聞けば、日本でこの味を再現するのには相当苦労したらしい。小麦粉レトロドールと日本の軟水が合わないという。だから贅沢にも硬度が高い(値段も高い)コントレックスを混ぜた水で練ってるらしい。それでやっとこの味になっているのだな。なるほど。
二階でももちろんこのバゲットは食べられる。典型的ビストロ料理を出してくれ、そのレベルは意外と高いのでバゲットとともに相当楽しめるであろう。東急文化村の前で朝から深夜までぶっ続けでやっているので観劇前後にも使える。んでもって、食後は1階でレトロドール・バゲットを買ってお土産にする。なかなかシアワセ。05年3月。
エブリーヌ(渋谷)
東京都渋谷区神泉町10-9
フレンチ。敢えて位置づければ、レストランとビストロの間、という感じだろうか。レストランのくつろぎとビストロのざわめきが同居している。ゆったり静かに食事を楽しむには開放的かつ賑やかすぎるし、ビストロ的に気軽に楽しむにはちょっと高級である。そこらへんを両立しているととるか中途半端ととるかは意見が分かれるところ。2階の席からはテラス越しに通りが見え、大きな窓が開放的でインテリアもよく吟味されている。シェフがフランス人のせいであろう、外国人客が多いのだが、日本語とフランス語が適度に交じり合い、そのさんざめきが耳に心地よい。サービスは丁寧だが受け身でちょっと冷たい。フランスの明るいギャルソンのような楽しさがあればこの店はものすごく良い店になると思う。
料理は濃いめの味つけ。日本人の味覚に合わせず作っている感じでなかなかおいしい。特筆すべきはメニューの楽しさだ。7000円のコースは冷製オードブル、温製オードブル、スープ、魚料理、肉料理、デザートがすべてアラカルトから選べる。内容説明もメニューにしっかり日本語で書いてあるし、量も多すぎず少なすぎず適当でとにかくリーズナブルだ。この店では断然コースをおすすめする。98年3月。
※98年11月にシェフであるフィリップ・バットンは代官山「ル・プティ・ブドン」に移った。「エブリーヌ」は2003年11月閉店。
メゾン・ド・ピエール(渋谷)
東京都目黒区大橋2-4-24
フレンチ。池尻大橋から歩いて5分。住宅街の中にある一軒家レストラン。グランドメゾン系なのかと思ったら、店内わりとカジュアル。かといって砕けすぎているわけでもない。敢えて言えばアメリカの田舎のヨーロッパ調レストランという趣かな。家族で気楽に使いたい感じ。
料理はちゃんとおいしい。コースは、5皿プラスデザートという構成で、質、量ともに充実している。食べた中では「フォワグラのフラン、トリュフソース」が忘れられない味であった。デザートがイマイチなのは残念だったが、全体に印象深く、これで8000円はまぁまぁだと思う。一方、サービスはいまひとつ。楽しくない。一所懸命ではあるが目が笑ってないメートルで、あの目でテーブルや所作をチェックされるとなんだか縮こまってしまう。とてもおいしいのだが積極的に訪れるには敷居が高い、そんな感じの店である。ちなみにシェ・イノ系。00年12月。
※2001年に閉店。
ワイン亭(渋谷)
東京都渋谷区円山町6-3-102サンハイツ道玄坂1F/03-3463-6061/8000円〜
ビストロ。とてもいいソムリエールがいて、ワインの種類は量質ともにかなり揃っている。渋谷のラブホテル街の一角にあるのでなんだか怪しげなのだが、ワイン亭とストレートに名乗るにふさわしい質量。料理もそれぞれ野心的で決してワインの脇役ではないぞと主張しているようだ。店内は適度に古びていてくつろげるし、ソムリエールは気持ちいいし、わりと掘り出し物の店かもしれない。ただ…決して安くないのが玉に瑕。料理やコース構成は安い。が、売り物のワインが結構いい値段なのだ。惜しい。神泉駅から近いが、渋谷からだと道玄坂をずっと上がってセントラルインの斜め前を右折。一つ目を右折した右側。00年2月。
ミラヴィル(渋谷)
東京都目黒区駒場1-16-9/03-5738-0418/11.30〜14/18〜21.30/水休/6000円〜
フレンチ。淡島通り沿いにある小さなレストラン。モダンで楽しげな外観は中に入っても裏切られず、あー今日はいい食事になりそうだと期待させる。入り口横と奥に部屋があるが、入り口横のテーブルに座ると厨房で料理している姿がすべて見え、非常に楽しい。
メニューも楽しい。詳しく説明が書かれていてじっくり選べる。サービスと話す知識や自信がない客には特にうれしいセッティングだ。ワインリストも解説が書いてありこれまたうれしい。コースは4800円と6200円のふたつ。安価だが量も質もたいしたものである。ただ、全体にインパクトよりバランスで食べさせるタイプの料理のように感じた。それぞれのお皿の印象が弱い。もうちょっとコース構成にメリハリがあると良いなと思う。丁寧なのだが、客の脳裏に印象を強く残す料理がひとつあるかないかは大きい。
実は訪れた当日、急にサービス陣が辞めてしまったらしくバタバタしていた。電話予約の段階から「早く店に行きたい」とワクワクさせるような応対の女性サービスの人が前日に辞めてしまったらしいのだ。素晴らしいサービスを期待させる女性だったのだが…。それもあって厨房・フロアともにばたついていた。好ましい店だし応援したくなるが、もうちょっと全体に強さが欲しいという印象。01年10月。
オーバカナル原宿店(原宿)
東京都渋谷区神宮前1-6-1 パレフランス1F
フレンチ。「パリの街角ビストロ」的雰囲気を味わうなら都内でも屈指の店。ビストロというよりブラッスリーかな。とにかく座っている客が日本人でなければほとんどパリと見分けがつかない店内である。たとえば地下のトイレに行く通り道の感じとか、まるでフランスである。立地も含めてそういう雰囲気を楽しむ店だろう。
店に入りメニューを眺めていると、次々と「今日のおすすめです」と言って食材を持って見せにくる。食欲をそそりウキウキしてくる。とてもいい演出だ。そして黒板のおすすめメニューもどれも魅力的。食を楽しむ意欲が店中に溢れていて気持ちがいい。料理は「仔羊もも肉」や「ブレス産若鶏」など、すべてそれなりにおいしいし、豪快で雑な感じも店の方向性に合っている。カジュアルにジーンズで楽しめるフレンチとしてはかなり高いレベルだと思う。ハレの日などには向かないが、気軽なデートや仕事帰りにウハハハハが似合う店である。残念なのはワインの品揃え。もうちょっと楽しい品揃えになるともっとうれしい。01年9月。
※原宿店は閉店。現在、赤坂店、紀尾井町店、大崎店、銀座店、博多店、京都店がある。いくつか行っているがどの店もパリっぽい雰囲気を出している。
アローロ(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-7-5フェスタ麻布6F
フレンチ。コースが3800円のみという格安フレンチ。それも内容が決まっているのではなく15種類くらいずつの中から前菜・メイン・デザートと選べる方式。そしてそれぞれが本格的な味と量なのである。そう、この店は驚異的にコスト・パフォーマンスのいい、都内でも屈指のフレンチレストランである。もともと高級イタリアンだったお店を居抜きでフレンチの店にしたので、安い店とはいえなかなか豪華な雰囲気。大きくとった窓からは東京タワーが見える(夏はそのテラスで食事も出来る)。「仔羊の鞍下肉のロースト」などこの一皿だけで3800円とる店がほとんどだと思う。気軽な仲間と、どうぞ。97年1月。※閉店した模様。
グランデール(乃木坂)
東京都港区南青山1-19-7 クラインシュロス1F/03-3796-8083/11.45〜14/18〜22(祝日〜21)/日休/6000円〜
フレンチ。コストパフォーマンスに優れたバランスのいいレストラン。住宅街にポツンとあるという立地条件もあるのだろう、あらゆる層に受けることをよく考えたレストランのような気がする。お洒落な店なのだがお洒落すぎないし、親密な雰囲気なのだが親密すぎない。例えば、内装は白を基調にしているが、決して冷たい感じはしない。かと言って住宅街にありがちな親密すぎる空間でもない。くつろげるし、ゆっくり楽しめる。そして応用がきく。つまり、デートにも使えるし、夫婦の記念日にも使えるし、男同士や女性同士、もしくは(個室もあるから)子供連れにも使える。こういう店を一軒知っておくと便利である。
そういう幅の広いバランスの良さは、料理にもあらわれている。夜はメニューからいろいろ選べる形式の4500円のコースが基本。オードブルからスープ、メイン料理、デザートまで、4500円とは思えない質と量を楽しめるのだが、全体にとってもバランスがいい。お皿の上は実にキレイに演出されているが、味はいい意味で家庭的で安心できる。調理の仕方も素材も含めてヘルシー志向の料理だし、量も料理の流れも実によく考えてあると思う。サービスも、つかず離れず。これもバランスがいい。ワインの品揃えも全体にバランスが取れている。総じて、4500円で得られる時間としてはかなり満足が行くと思う。01年12月。
LA CHASSE(六本木)
東京都港区六本木3-5-7/03-3505-6144/18〜26
フレンチ。「ラ・シャッセ」と読む。六本木の裏道にひっそりある隠れ家。暖炉があるフレンチで、シェフ自ら撃ってくるジビエが売り。暖炉もジビエも真冬が楽しいので冬に行くのがオススメ。昔、綱島にあったレストランで、シェフはその後さる実力者に見込まれて品川の「DEAN & DELUCA」を手伝い、その後いまの立地でレストランをするに至る。店に入るとカウンター。カウンターの左端に暖炉。右奥に水槽(新鮮な魚介類が泳いでいる)とテーブル席。そして厨房奥には秘密のカウンター席(綱島時代の常連さん用)もあって、なんだか不思議な造り。全体にとても暗く雰囲気は抜群。なんだかとても落ち着ける。前菜もメインもしっかり強い味付けでなかなかいい。この立地と雰囲気の驚きを含めて思わずヒトに紹介したくなる。たとえば二軒目くらいで誰かを黙って連れていくと、きっと驚いて喜んでくれるだろう。瑣末なことだがメニューを書いている女性の字が実にうまい。黒板の字もいい。上手な字フェチにはたまらない店でもある(笑)。06年2月。
ポワン・ドゥ・デパー(六本木)
東京都港区六本木4-4-2 六本木協和ビル東館B1F/03-5775-1488
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
まっくろう(六本木)
東京都港区六本木5-16-8 エジックハイツB1
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
オー・シザーブル(六本木)
東京都港区六本木7-13-10/03-3479-2888/12〜14/18〜22/日休/15000円
フレンチ。1978年開店。店名は仏語で「六本木」の意。ボクがフレンチを本格的に食べ始めた頃よく通った店である。シックなインテリアでこぢんまり気持ち良い。六本木の裏通りということで、場所のわりに静かに食事を楽しめる。オーナーの関根氏の元からキラ星の如く優秀な弟子たちが育ったことでも有名。勝又登氏、五十嵐安雄氏、川崎誠也氏、谷昇氏など錚々たるメンバー。現在も関根マダムがホールを仕切り、極上のサービスは健在。味的に唸ったことはあまりないががっかりしたことも一度もない。総合力で優れたレストラン。全体的にくつろげる、成長を怠らない古き良きフレンチという感じ。95年10月。
ブーケ・ド・フランス(六本木)
東京都港区六本木7-8-19/03-3497-1488/11.30〜13.30/18〜21.30/火休/8000円〜
フレンチ。ロワゾーブルーやターブルドコンマにいたマダム原田が旦那であるシェフと開いた小さなフレンチレストラン。マダム原田のつかず離れずの絶妙なサービスは健在で、店も親密な雰囲気。店の小ささがいい方に向いている。だが、難点は料理。印象に残るものがなかった。それなりにおいしいのだがインパクトがあまりない大人しいもの。名物の豚コースを頼んだが、どの料理もちょっと中途半端な印象で残念。もう少し期待したのだが。そのうち再訪してみたい。99年7月。
ル・レカミエ(六本木)
東京都港区元麻布3-2-3/03-3408-5044/11.30〜14/17.30〜22/月休/12000円
フレンチ。一軒家の洋館を改造してレストランにしている。全体にくすんだイメージの店内はちょっと暗くて楽しさがあまりないのが残念。味も特に印象に残らない。コストパフォーマンスも悪い。ボクには合わないレストランだった。94年8月。
ル・セップ(飯倉)
東京都港区麻布台3-4-12麻布台ロイヤルプラザB1F/03-3588-0558/18〜23(ワインバー22〜26)/日休/5000円〜/http://www.le-cep.net/
ビストロ。というか、ワインバーとして利用することの方が圧倒的に多い店。有名ソムリエ渋谷康弘氏のオーナー店で、彼が追い求めているビオ・ワイン(ビオディナミ・ワインやヴァン・ナチュールとも呼ぶ。簡単に言えば有機栽培のぶどうで作ったワイン)とスローフードな郷土料理とをテーマにしたビストロ&ワインバー。舌にもカラダにも優しいビオ・ワインを楽しみつつ、フランスの地方家庭料理(イタリアなどの郷土料理もある)を食べる店なのである。料理のコースは3900円。優しい味でボリュームもまぁまぁ。インパクトが強いわけではないがしっかりおいしい。というか、全体にこの店は翌朝が気持ちいいんだよね。胃にもたれず、二日酔いもしないので、深夜メシに最適かもしれない。内装は落ち着いたアンティーク調。サービスは明るく気持ちいい。六本木から東京タワーに向かっていき、飯倉片町の交差点を越えて「キャンティ」を越えてすぐのあたり。02年10月。
ザ・ジョージアン・クラブ(西麻布)
東京都港区西麻布1-6-4/03-5412-7177
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
OHARA ET CIE(西麻布)
東京都港区西麻布1-11-15 西麻布Y-FLAT B1F/03-5785-3485/11.30〜15:.30/18〜23/日休/6000円〜
フレンチ。西麻布の交差点から六本木を向いて左側、六本木通りの一本裏の静かな通りの西麻布にほど近いところに2000年に出来た洒落たレストラン。お洒落っぽいビルの地下にあり、白を基調としたインテリアで清潔感と透明感にあふれている。天井からのスポットライトと間接光で演出されたテーブル上にきれいに料理が並び、お客は安心していい時間を楽しめることだろう。料理はいい意味でそつがない。印象に強く残る味もないけど、どれも平均しておいしい。当日、メインにシェフのスペシャリテである「うずらの備長炭ロースト」をいただいたが、焦げ具合もちょうど良くおいしいものだった。でも、これがスペシャリテと言われるとやっぱり少し弱い。同行者がオーダーしたウサギも、柔らかくフワフワ仕上げてあってうまいのだが、やっぱり少し印象が弱い。
ただ、やたら印象に強い料理なんか食べたくない時、お洒落な空間でモダンにあっさり食事を進めたい時、夏の暑い日にコースをすっきり胃に収めたい時、この店はわりと「いい感じ」である。「軽くフレンチでも」なんていうときにちょうどいいのではないだろうか。そういう意味では、置いてあるワインがボルドー的強めなワイン中心であるのがちょっとバランス悪く感じた。もっとあっさりさっぱり、さわやかなワインを多くした方がニーズに合っているように思える。
サービスは女性が孤軍奮闘がんばっている。シェフも客席に頻繁に顔を出し親しみが持てる。敢えて言えば、場所的に仕方ないとはいえ、もう少しだけ安いとお客としては利用しやすくなる、かな。今でも十分リーズナブルなのだが(最低コースが5000円)、3800円〜4200円くらいのコースがあると、この店のいいところがより強調されてくると思うのである。
あ、あと、店名がわかりにくい。「OHARA et CIE」では読めない。オハラ&チエ、って感じかと思ったら(笑)、「大原カンパニー」的意味だとか(CIE=CO.LTD.みたいな意味なのだそうな)。だからシーアイイーと読むらしい。店名がわかりにくいのは、レストランとしてはちょいと不利かも。01年7月。
ルテシア(西麻布)
東京都港区西麻布2-25-12/03-5464-2380/6000円〜
フレンチ。西麻布の交差点にほど近い場所にあるこぢんまりと落ち着けるレストラン。パリの小さなレストラン、といった風情でなかなか雰囲気はいい。4500円のコースをいただいたが、アミューズから始まってグラニテも出てくるほどの充実。前菜もメインも6種類ほどの中から選べ、メインで当日食べた仔羊のロティはとても良かった。サービスは(ボクが行った日は)ひとりでフルに回転していて、満席だったらどうするのだろうと心配になる感じ。料理に特に不満はなく、ちゃんとおいしかったが、印象に残るお皿は少なかった。惜しい感じ。02年1月。
Cot(西麻布)
東京都港区西麻布3-17-22 B1F/03-5775-7457/18〜26/日祝休
フレンチ。レストラン・コット。フレンチをベースにした創作料理。六本木にあった名店「まっくろう」の若いシェフと名物メートルがここに移って2005年8月に開いた。「まっくろう」のエッセンスはいまこの店に継承されている。その季節季節のおいしいものをそれに一番あった調理法で提供してくれる店で、フレンチ・ベースではあるものの、イタリアンにも洋食にもこだわらない感じ。メニューは一応あるが、名物メートルと相談して組み立てていったほうが楽しい。お箸でつまむ軽い前菜やしっかり食べ応えのある重厚な味のメイン料理まで、いろいろ説明してくれつつきちんと構成してくれるだろう。メニューにない料理もどんどん提供してくれる。極端な話、〆にうどんが食べたいと言えば、うどん風にアレンジしたパスタをさっと作ってくれる。そんな店である。「まっくろう」よりはずいぶんお安い印象(おまかせコースで8000円。もちろんわがままいろいろ言ったらこの限りではないが)。なんだか漠然と「おいしいものが食べたい…」と思う夜などにこの店は最適だ。ボク的には、どうしても「まっくろう」と比べてしまい、やはり料理のインパクトや完成度がもうひとつと感じてしまう。もうちょっとだけ年月が必要なのかもしれない。奥に個室あり。芸能人比率は相変わらず高い。05年9月。
クイーン・アリス(西麻布)
"東京都港区西麻布3-17-34 "
フレンチ。残念ながら相性が悪かったようだ。鉄人シェフ石鍋裕氏の店で、すべてはこの店から始まったという意味で旗艦店でもあるのだが、ちょっと定食屋と化してしまっている感あり。いかに効率よく儲けるかに重心が移ってしまった印象を受ける。客を面倒なく早く送りだしてしまいたいというあからさまなサービスを受けたこともある。そして17%もサービス料がついていたりする。白を基調としたインテリア、美しい庭など、ロケーションは最高なのだが残念だ。再訪していないが、その後どうなっただろうか。「クィーンアリス迎賓館」など、いろんな展開をしているようだが…。96年4月。
すでに閉店。その後の「クィーンアリス・グループ」の展開についてはコチラ参照。
ビストロ・ド・ラ・シテ(西麻布)
東京都港区西麻布4-2-10/03-3406-5475
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アルモニ(西麻布)
東京都港区西麻布4-2-15/03-5466-6655
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
クリニャンクール(西麻布)
東京都港区西麻布4-3-10/03-5469-0888/11.30〜14/18〜21.30/日休/12000円
フレンチ。コストパフォーマンスについてよく考えられたレストラン。アラカルトのメニューから選択できるコースが4つ設定されていて、それぞれ5500円(前菜1メイン1デザート)、7500円(前菜2メイン1デザート)、8500円(前菜1メイン2デザート)、1万円(シェフのお任せ)の4つ。メインは魚と肉から選ぶようになっている。秀逸なメニューだ。だが、料理、サービスともにちょっと「ぼけた」ところがある。まず料理。工夫がそこここに感じられきれいに仕上がっているのだが、インパクトに欠ける。若手シェフ集団「クラブミストラル」を率いる宮本シェフの志の高さは感じられるがそれが安定してお皿に定着していないような印象が残念だ。サービスも丁寧ではあるがちょっと受動的でフロアへの目配りも十分ではない。食べている人を楽しくさせようという感じに欠ける。インテリアもくすんだ感じ。もう少し楽しさがほしい。97年6月。※閉店。
レカイエ(白金)
東京都港区白金台5-3-8/03-6408-0879/12〜14.30/18〜22/無休/6000円
フレンチ。2001年5月に白金のプラチナ通りにオープンしたフレンチ。ワインショップの「エノテカ」系列らしく、ワインの品揃えはなかなか充実している。広くて直方体の店内は一見フランスのブラッセリーか、海岸沿いのリゾートレストランみたいでいかにもおいしそうな雰囲気だが、タイルの壁とステンレスのガラスケース(魚介類が豊富に入っているのが見える)、暗い照明、幅広く取られたテーブル間などの印象からかちょっと寒々しくも見える。夏は気持ちいいが(行ったのは初夏)、冬は少しぬくもりが足りないかも。それとなぜか声が通りにくく、同行者と話すのにふたりとも声が枯れてしまった。魚介類に強いレストランという噂なので魚介類中心に注文したが、もちろん肉のメニューもある。名物らしい「スープ・ド・ポワソン」はそんなに印象に残らなかった。全体的に料理はちょっと残念な結果に終わった。ちなみに店名は「牡蠣の殻を開ける人」という意味。03年6月。
モレスク(白金)
東京都港区白金台5-3-3/03-3445-2880/19〜26
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ラシェット・ブランシュ(白金)
東京都港区白金3-2-2 パール白金1F/03-5420-6720/12〜14/18〜21/水休/6000円〜
フレンチ。数年前はなんにもなかった四の橋周辺も、この店や「ラビラント」の登場で一気に美食地区に変身しそうな勢いである。相変わらず交通手段に困る地域ではあるが、一見喫茶店みたいなこの店は、わざわざ行っても後悔しないであろう料理で我々を出迎えてくれる。
名店「コートドール」出身のシェフが作る料理は食べた人に強い印象を残すタイプ。まだ「コートドールの廉価版?」という料理もあるようだがそれはそれでお得だし、シェフのオリジナルと思えるお皿も丁寧かつ誠意いっぱいに作ってあり、実に美味しい。強く出るところは強く、弱く引くところは弱く、メリハリの利いた料理群であった。
サービスは女性ひとりで対応していたが、距離感の適切な気持ちの良いものであり、さわやかであった。というか、料理もサービスも内装もすべて「さわやか」であった。清潔で、押しつけがましさは微塵もなく、謙虚。お客が気楽に楽しむために料理もサービスも内装も謙虚に存在する…そんな想いが伝わってくるような空間である。人によっては素っ気なさ過ぎるとか感じるかもしれないが、ボクにはちょうどいい感じであった。
夜と昼は同じメニュー。昼の方が同じ料理でポーション(量)・値段ともに2/3くらいになっている。どちらもコースはないが、アラカルトを選んでいっても決して高価にはならないだろう。デザートも美味だし、ワインもとても安い。これでパンをもうちょっと美味しくしてくれてチーズを増やしてくれたら、もっと良い店になるだろう。なお、サービス料は取らない。01年8月。
ラビラント(白金)
東京都港区白金3-2-7/03-5420-3584
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
プティ・ポワン(広尾)
東京都港区南麻布4-2-48/03-3440-3667
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ひらまつ(広尾)
東京都港区南麻布5-15-13/03-3444-3967
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アラジン(広尾)
東京都渋谷区恵比寿2-22-10/03-5420-0038/12〜14/18〜21.30/無休/10000円
フレンチ。人気店ではあるがボクには合わないようで、何度行ってもなんかいまひとつな印象になってしまう。サービスは好意的でとてもいいが、味・雰囲気ともになんか合わない感じ。メートレス(マダムか?)をはじめサービス陣は好意に満ちているのだが、客の詰め込み方がまず厳しい。詰め込みすぎるから客の後ろに回れず、サービス陣はやむなく客にお皿を回させたりする。味も「美味しさ打率」みたいのがいまひとつ高くない印象。巷でかなり評判が高いだけにたまたまだと信じたいが…。96年8月。再訪数回。
ラ・ピッチョリー・ドゥ・ルル(広尾)
東京都渋谷恵比寿2-23-3/03-3440-5858/18〜27/月休
ビストロ。レストラン「シェ・トモ」の市川シェフがオーナーの店。大きなL字型カウンターを中心とした店内は木が多用してあり、落ち着きと美味しさを感じさせる。田舎のバルって感じでとてもいい雰囲気に仕立てられている(ちょっとファンシーなくらいな雰囲気作り)。料理はバスク地方を中心とするフランス郷土料理を出す。フランスで日常的に食べられている料理がメニューに並ぶ。コースはなくアラカルトオンリー。やさしい味付けと豪快な量が印象的。もう少し強さがあるともっといいかも。たぶん日常使い的に「ワインとカスレ」とかを食べに行くのが似合う店だし、そういう使い方を望まれているのだと思う。深夜3時までやっているのもうれしい。ちなみに「ピッチョリー」とはバスク地方の方言で酒場とかブラッスリーのこと。店名は「ルルの酒場」みたいな意味かな。05年6月。
IKEDA(広尾)
東京都港区南麻布5-1-27
フレンチ。ひらまつ系のレストランだが、池田シェフとマダムが丁寧に店を作っている感じがとても親密で、そういう意味でチェーン的な感じを受けないレストランだ。内装はかなりお洒落で、ハイソなイメージを醸し出しているのに、マダムの笑顔から来るちょっと家庭的なもてなしが単なる流行の店とは一線を画すイメージを作りだしている。夜のコースは5000円からととてもリーズナブル。線は細めだが、きれいで丁寧な料理群である。パスタもメニューにあるあたり、フレンチとイタリアンを区別していないようで面白い。でも、シェフ、マダムともにそのホスピタリティは、本当は郊外の小さな店をひらまつ系の資本を離れてふたりで運営した方が似合う気がした。00年7月。※閉店。
シャトー・レストラン タイユバン・ロブション(恵比寿)
東京都目黒区三田1-13-1恵比寿ガーデンプレイス内/03-5424-1338
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レスプリ・ミタニ(恵比寿)
東京都目黒区三田1-12-26/03-3712-0369
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ラ・ヴェイエ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿2-13-10/03-3440-4117/18.30〜24/日休
フレンチ。La Veillee。風見シェフがひとりで料理もサービスもこなすカウンター・フレンチ。店の前を通りかかるとあまりに感じがいい店なので引き寄せられるように入ってしまう。黒板に書かれた一品はどれもおいしそう。フレンチなのにパスタを置いてあるのもいい。シェフの人柄の良さが出ているメニューと味。素材を活かした軽快な料理。きちんとセレクトされているワインとともにくつろいだ時間を過ごせるだろう。カウンター9席のみなので調理する過程も楽しめる。ひとりでも退屈しない。きちんとした食事も取れるし、ワインバー的に一杯楽しむのもいい。近所にこういう店を持っている人はシアワセである。広尾と恵比寿の中間くらいにあり場所的には不便(その分騒がしい客があまり入って来なくて良いが)。04年10月。
イレール(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿3-29-16 ABC ANNEXビル3F/03-5475-6127/11.30〜14/18〜22/火休/8000円〜
フレンチ。店名は「非現実的なもの」という意味のフランス語。黄色と白のコントラストを強調した店内はたしかに「非現実」を演出している。テーブルクロスとカーテンと床と天井が白で、あとは全部黄色なのだ。「落ち着かなそー」と思うでしょ? でもこれが不思議。意外と落ち着けるモダンな空間に仕上がっている。インテリアの強い印象に比べて、料理もサービスも印象的にはあまり強くないのが残念。コースは4800円からで、値段的にはお得だが、キレイさが勝っていて味の印象がちょっと弱い。サラリと心を通り過ぎるという意味では現代風なのかもしれないが、もうちょっとメリハリが欲しい。サービスは丁寧で親切。恵比寿ガーデンプレイスからすぐという立地も、一風変わったデザインの外観も、黄色と白の店内も、それぞれお洒落の演出としては申し分ない。01年3月。
レスパス(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿3-9-25/03-5420-0719/11.30〜13.30/18〜21.30/無休/4500円〜
フレンチ。恵比寿のガーデンプレイスの裏の方に日仏会館がある。そこの1階にある気軽なフレンチレストラン。建物自体のセンスもいいが、レストランもそれを受けてビビッドな色使いと打ち放しの壁、高い天井がそれぞれセンスよく絡み合い、実に気持ちいい空間になっている。日本人のフランス・コンプレックスを上手に刺激するモダンな空間、という感じ。料理は日仏会館の人が日常的に利用できるようなリーズナブルで気取らない印象のもの。レベルはそれなり。やはりフランス人たちが客なのでそんなにレベルの低いフランス料理は出せないのだろう。どちらかといったらシンプルな料理の方がおいしかった。サービスもそれなりに雰囲気があるしお洒落。とにかく、なんとなく自分のセンスがアップした錯覚に陥らせてくれるような店なのである。コースは3300円と4000円。昼は900円からある。安いワインといい雰囲気、それなりにおいしい料理……記念日使用とかにもそれなりに耐えるレストランかも。01年7月。
モナリザ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-14-4/03-5458-1887/12〜14/17〜22/日休
フレンチ。有名店であるがずっと行けずにいた。その分期待が大きくなりすぎてしまった部分は否めないが、ちょっと全体にがっかりめ。まずインテリアがすべてにくすんで古びており、それがいい方ではなく悪い方に出ている印象を受けた。窓の汚れや家具の傷みが全体の雰囲気に影響していてなんだかくすんでいる。照明もなんだか中途半端に薄暗く、豪華さがない。こういったくすんだ感じはサービスや料理にも共通して感じられ残念。サービス陣は笑顔はとてもいいのだが、その日はメートルがなぜか常に怒っており、近寄りがたかった。途中どういうわけか何度も停電(この店のみ)があったが、それについても説明ない上に、フロアで怒鳴り声さえ上げていた。怖い。
河野シェフの料理はさすがに美しい。が、なんだか迫力がない。ちんまりとしていて意外性もなく、なんだかあっという間にコースが終わってしまった印象。6500円のコースはその内容に比べて安価だが、内容の印象が乏しい。料理長として「ひらまつ」「タイユバン・ロブション」を遍歴してきた有名シェフのこの一品!というチカラ溢れた料理がせめて食べたかったなぁ。すごく流行っていて、リピーターも多い。同行したボクの友達もリピーター。そして、その晩も満席だった。個人的にはその理由がよくわからない。なんかいい意味でも悪い意味でも一時代前のフレンチレストランという印象。02年6月。
マッシュルーム(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-16-3/03-5489-1346/12〜15.30/18〜23.30/月休/7000円〜
フレンチ。店名通り、キノコで有名な店である。恵比寿からほど近い立地でキノコ中心でがんばっており、それだけでも応援したくなる。もっとウッディできのこが生えてるような店内かと思ったら(失礼!)、白い壁で清潔な店。窓際を大きなワインカーブが占領している。そこここにキノコの飾り物があり、モダンで清潔な店内になっている。
料理はやっぱりキノコが絡んだ物が圧倒的に多い。ただ、そのキノコをちゃんと説明できないサービスがいたりしてちょっと残念。また、料理自体もキノコのうまみをシンプルに活かしたものというわけでもないのが残念。変に複雑にしている気がする。素材のいい珍しいキノコを食べられるという意味ではとても貴重なレストランなのだが、いまでは珍しいキノコを出す店も増えてきた。それでも秋などにはやっぱり候補に入れたくなる店である。もうちょっとなんとかしてほしい。ちなみにワインの品揃えはなかなか面白かった。01年10月。
ポブイユ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南2-7-4/03-3791-8845/11.30〜13.30/18〜23/日祝休/6000円〜
ビストロ。Pot-Bouille。2004年6月に恵比寿の住宅街に出来たビストロというかブラッスリー。こんなところに?という立地だが、明るく開放的な店内はおいしい雰囲気いっぱいで、カジュアルに食事を楽しむにはなかなかいい。もう少し雑然さが加われば本当にパリっぽいと思うが、周りが閑静なだけにちょっと雰囲気が合わない部分はある。黒板に書かれたメニューはどれも頼みたくなるラインナップで迷ってしまうが、かなり大きめの鴨のコンフィはオススメ。魚のスープも人気らしい。ガツンとくる迫力には欠けるが、どれもそこそこおいしく楽しめる。サービスもにこやかだが、まだこなれていない部分は多いかな…。カフェっぽい開放感に甘えてボクはここで約5時間ディナーしつづた。そういう気楽さは確かにある。たとえば女性数名で気軽なディナーを周りを気にせずワイワイ楽しみたいなら、この店はいいかもしれない。04年8月。
ヴォロンティエ(新宿)
東京都新宿区新宿4-1-9新宿ユースビルPAX7F/03-5363-5201/17〜24/無休
炭火ビストロ、と名乗っている。だから一応フレンチにいれるが、まぁいわゆるダイニングって感じである。店名の「ヴォロンティエ」とは、仏語で「快く」「喜んで」という意味らしい。つまり「庄屋」的「よろこんで〜」なわけですね。南仏の別荘をイメージしたという内装はなかなかセンスよく落ち着ける。ちゃんと快適さを追求し、かといって懲りすぎず、なかなか程がよい感じ。イスも座りやすくて落ち着ける。広い店内はターゲットである若者で溢れている。結婚式の二次会に使われるタイプの店なので、個人客には騒々しすぎるかもしれない。料理はよくまとまっている。値段が安価なことを考えると努力しているなぁという感じ。ダイニング系はあまり好きではないのだが、大学生などにはとってもいいレストランなのではないだろうか。03年8月。
コート・ドール(三田)
東京都港区三田5-2-18 三田ハウス1F/03-3455-5145/12〜14/18〜21/月休/20000円〜
フレンチ。店を出た瞬間「どうしたんだ!? ヘヘイ・ベイベー!!」とRCサクセションの歌を大声で歌いたい気分になった。
かの名老舗レストラン「コートドール」が普通の店になっているという情報を受け、まさかと思って再訪してみたのだが、事態は予想以上に深刻なように思えた。訪問時の気分は「この店に限ってそんなことはあるまい」って感じで超ポジティブだったのだが、まずメニューを開いた時点で「?」が始まる。アラカルトが少ない。斉須シェフの名著「十皿の料理」に出てくる名物料理はほとんどない。というか、選択の幅が狭すぎてメニューを選ぶのが苦痛だった。前菜は穴子とエスカルゴとフォアグラとエチュベしかなく、メインも、魚が4種と、牛肉系か豚かホロホロ鳥しかない。同行者と顔を見合わせ、あれ、こんなに少なかったっけ、そんなわけないよね、とうなずき合うが、何度見てもそれしかなく、選択肢の狭い中、どうにか選んで食べ始めた。
店がどう変わろうと斉須シェフの味だけは変わり様がないだろうと思っていたが、前菜は凡庸な味だったし、メインはもビックリさせてくれるものがない印象の薄い料理だった。シェフ、病気なのか、と心配になる。
サービスも料理に正比例するように元気がなく、レストランの楽しみが感じられない。動きは優雅で気持ちよいが、こちらを楽しませようとはしてこない。心からの笑顔がひとつもない。
繰り返すが、アラを探しに行ったわけではない。楽しい食事を期待して、楽しく食事できる同行者を選んで出かけた。2001年9月現在のこの店は、そこそこおいしい普通の店、という感じ。本場フランスの味を、気持ちいいサービスとともに、一番真っ当に日本で実現していたと思われるこの店がこの状態なのは、以前感激したことがあるだけに、心底さみしかった。01年9月(97年頃初訪問)。
ヌキテパ(五反田)
東京都品川区東五反田3-15-19/03-3442-2382/12〜14/18〜21.30/月休/15000円〜
フレンチ。海の幸フレンチと呼んでもいいかも。魚介系しかメニューにないのだ。夜は10000円と15000円のコースのみ。「海のもの」はそんなに豪華に見えないせいもあるのだろうか、コストパフォーマンスがかなり悪く感じる。「トマトのムース」「磯魚の裏ごしスープ」「石鯛のポワレ」にサラダ、デザート、コーヒーで10000円はかなり高いイメージだ。ムースは爽やかさが足りなかったし、裏ごしスープは名物だが濃厚の裏の洗練が感じられず、ポワレも焼き加減は抜群だがメインとしての迫力に欠けた。ワインも選びようがないリストだ(高いのが多く安いのは魅力的なのが少ない)。
瀟洒な一軒屋レストランだがテーブルや椅子がビストロ。窮屈だしちょっと座りにくい。カジュアルにするなら値段も下げてほしいと感じた。また従業員も多すぎる。足音が響かないようにスニーカーを履くのはいいが価格帯と釣り合わないイメージ。総じて価格とのバランスが悪いレストランという印象。質を落すことなく6000円のコースを作ってほしい。97年4月。
おはらス・レストラン(大崎)
東京都品川区大崎5-4-18/03-5436-3255/11.30〜14/18〜22/15000円〜
フレンチ。東京まで盛名が聞こえてきていた札幌の名店「メゾン・ド・サヴォア」のシェフ小原氏が2001年8月に開いたレストラン。札幌店には行けなかったがいつかは行きたいと思っていた店だけにうれしい。大崎の住宅街という隠れ家的立地にシェフの自信を感じ、先んじて行った友達たちの大好評を聞くたびに気がはやっていたがやっと行けた。
大崎駅から歩いて10分ほど。まさに「こんなところに」な立地に驚き、店に入るとその感じの良さにまた驚く。いい時間への期待に胸が膨らんだのだが、不幸にもボクは小原シェフの魔術にかかることができなかった。当日はすいていたのだがドイツ人のマダムは最初と最後に顔を見せただけ。若い女性のサービスを受けたが12000円(だったかな)のコースをしつこく薦められ(材料の具合なのかと勘ぐるくらい)、それを頼まざるを得ない状況に。フレンチ慣れしているボクですらそうだから慣れてない人はまず断れないだろう。絶品です!と薦められた一品一品は、その強い推薦があだになり「絶品とまではいかないなぁ」といった印象になってしまった。もちろんそれなりに美味しいのだが期待を上回ってくれない。素材の強さも料理の個性ももうひとつ感じないままに終わってしまった。ワインの品揃えはさすがに見事だったが、料理とサービスは最後までいまひとつ。食後もなんだか素っ気ないわりにお金も2人で5万円くらいかかってしまい、なんだか釈然としないまま店を出た。たまたま悪循環に時間が過ぎてしまっただけとは思うが、期待が大きかっただけに…。02年7月。
コム・ダビチュード(中目黒)
東京都目黒区上目黒3-16-1
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ラ・プリムール(駒沢)
東京都世田谷区駒沢5-9-1
フレンチ。有名なシェフ(高橋シェフ)を有する駒沢通りの小さな店。96年6月現在、厨房に2人しかいないのでコース1種類のみ。味はいい。フォアグラのポワレや鱸のポワレ・ラベンダーソースなんて絶品だった。が、サービスが良くない。予約の電話からメニューの説明、給仕にわたっていやな思いを何度かした。早くアラカルトを復活させサービス陣も再教育して出直して欲しい。96年6月。
フレンチレストランの方は閉じて(不動産屋になった)、併設だった喫茶を充実させたようだ。フレンチカフェ的趣のカジュアル・レストランになった。実力があるシェフはそのままなので一品ものはおいしい。昼は2コース。夜はアラカルトのみ(電話すればコースもある)。ただサービスの冷たい距離感は変わらない。昼はコースよりカレーライスがオススメ。インド風でスパイスを多用した赤いルー。長野県の林儀太郎さんという方が育てているギタロウ軍鶏を使用していて、ブイヨンとスパイスがビシッと焦点が来ている。スパイス多用してぼやけているカレー専門店の数倍うまい。00年7月。
※2001年10月8日に閉店。高橋シェフはフレンチから転身し、五反田に「炭火焼鳥たかはし」を開店した。ギタロウ軍鶏健在。
ラ・ターブル・ド・コンマ(駒沢)
東京都世田谷区駒沢1-16-7中村ビル1F/03-3418-1011/12.00〜14.00/18.00〜21.00/月休/15000円
フレンチ。どこが傑出している、というのでなく、料理・サービス・環境の3つがバランス良く噛み合ってトップレベルの心地よさを演出している。とても気持ちがいい。是非再訪したいレストランだ。野菜料理が得意という評判を聞いて、線が細い頼りなげな印象を勝手に持っていたが、とんでもない。しっかりしたソース、適切な火の通し具合、素材を生かした味付け、それぞれ完璧に近く印象の強いものとなっている。5000円の「野菜のコース」と銘打たれたものは、量は女性的だがとても5000円とは思えない作りでおすすめ。サービスはいい意味で素人臭いから、客も肩から力が抜けて皆いい顔になっている。リーズナブルさを考えると日本でもトップクラスといっても過言ではない。96年8月。
ラ・ディネット(高田馬場)
東京都新宿区高田馬場2-6-10/03-3242-0141/11:30〜14:00/18:00〜22:00/日休/3000円〜
ビストロ。何が良いってとにかく安い。コースが2500円で前菜・メインともにいくつかの料理から選べるようになっている。で、それぞれその値段とは思えないような味なのだ。わりと濃厚な味つけのソースが得意みたいなのでオーダーはそれを意識してした方が有利。高田馬場駅から早稲田大学の方に向かって早稲田通りの一本北の裏道にある。裏道とは思えないほど流行っているので予約が必要かも。残念なことにいまのシェフはこの春で移ってしまうらしいのであしからず。98年1月。
※シェフは四ッ谷三丁目の「スクレ・サレ」に移った模様。詳しくはそちらを。
ラ・シェーブル(浅草)
東京都台東区西浅草1-1-12/03-3845-1336/11.30〜14/18〜22/水休/5000円〜
フレンチ。安価でおいしいフレンチを楽しみたいなら候補に入れたい店だ。浅草の下町の「こんなところに」的シチュエーションだが、料理はかなりしっかりしている。3800円からコースが設定されているが、コストパフォーマンスはかなり高いし、よく工夫もされているので楽しいのだ。シェフと直接相談して料理を決められるのもうれしい。たくさん質問すればするほど喜んでくれる。どんどん聞いてみよう。サービスはシェフ以外の人もとても親切で、この店の姿勢が伺われる。インテリアはかなり簡素なので記念日とかには向かないかもしれないが、近くに一店こういう店があったら日常がとても豊かになる、そんな店。ワインもこの規模の店としては揃っている。ちなみに店名の「シェーブル」は山羊の意味だが、特に山羊チーズを重点的に置いているとかそういうことはないようである。98年5月。
ビストロ・モンペリエ(浅草)
東京都台東区蔵前3-16-7/03-3864-1611/11.30〜14/18〜21/日祝休
ビストロ。蔵前の路地にある小さな店。「アピシウス」出身ということで基本がしっかりした料理を出す。ポーションも大きく満足度高し。ボクは二軒目としてサッと寄り、「リエット」と「牛すじのテリーヌ」と「鴨のコンフィ・シュークルートたっぷり添え」(←シュークルートはたっぷりめでとお願いした)の三品を二人で取り、ワインをがぶがぶ飲んで三軒目に流れる、という使い方をしたのだが、「そういう使い方をされたかった。ビストロとはそういうもんです」とシェフに妙に喜ばれた。鴨のコンフィが印象的。全体にクラシカルかつどっしりした味付けで、こういう味を下町の路地で出されたら惚れちゃうよなぁという感じ。コストパフォーマンスもいい。またゆっくり来てみたい。06年1月。
シェ松尾 天王洲クラブ(天王洲)
東京都品川区東品川 2-2-8スフィアタワー天王洲27F/03-5783-2411/11.30〜15/18〜23/日休
フレンチ。直通エレベーターで27Fに上がり、そこで名前を告げると先導してくれてらせん階段を下がってダイニングに出るというアプローチ。夜なら窓外に東京湾の夜景が広がる(東京湾花火の時はさぞかしいいであろう)。かしこまったサービス。きちんとした料理。デザートは28Fのサロンでもらえる。など、勝負のデートや記念日などにはとてもいいシチュエーションであろう。ただ天井(というか吹き抜け)が高すぎて多少索漠感があるのが難か。客が少ない夜は少々寒々しい。サービスもわりと素っ気ないし。
行った晩は見島牛をいただいた。孤島に純血のままで残された天然記念物の牛で、和牛のルーツ。月に約1頭だけ去勢牛が食肉として市場に出る貴重なもの。この店はそのヒレ肉をほぼ独占的に仕入れているのである。見島牛は農耕などに使役している牛なので、筋間線維に脂肪が霜降り状に入り込むらしい。厳しい環境と粗末な食事ゆえに細かく脂肪を溜め込むのだとか。作った霜降りではなく自然の霜降りなわけ。これを食べるために訪れても後悔はしないだろう。厚切りのステーキだったが、上品で穏やかな中にきっちりと強い香りが隠れていてうまい。このメインはとても印象的だった。が、他の料理は多少無難な印象。ただ食感の面白さを考えたメニューが多く、それは楽しかった。
天王洲自体、少々寂しい立地である。その寂しさがじわじわとこの店の中にも押し寄せている印象があった。料理は手堅く雰囲気もとてもよいのに、全体になんとなく寂しい。それがこの店の惜しいところ。06年11月。
| イタリアン |
イゾラ・ブル(銀座)
東京都中央区銀座1-13-8/03-5524-2520/11.30〜15/17.30〜23.30(木金〜26)(日11.30〜21.30)/無休/7000円〜
イタリアン。白金の人気店「ピッツェリア・イゾラ」の支店。つまりはピザが中心。白金の本店とメニューはほとんど一緒であり、ナポリの釜職人が来日して作ったという青い石釜も、本店と同じように店内(1階)にある。ナポリ系のふわふわむちむちしたピザであり、本店同様ピザはまぁまぁ。フリットなどの前菜も全体にわかりやすい味で好ましい。ただ、本店と同じく値段が割高なのがつらい。全体に2割ほど安ければ味とのバランスがよくなると思う。雰囲気はいい。隣のテーブルとの距離が近すぎ親密にはなりにくいが、こういう賑わいも銀座っぽくなくていいのではないだろうか。ワインはかなり揃っていてレアなものもちゃんとある。ワインの値付けはそれほど高くない。01年11月。
ドナステラ・クチーナ・オオサコ(銀座)
東京都中央区銀座3-4-17 銀座チェリービル2F/03-3538-6614
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
チョップ・アンド・スティックス(銀座)
東京都中央区銀座3-4-17 チェリービルディング2F
イタリアン。イタリアンというより洋風居酒屋的、いや、お箸を使ったワインバーか…。店名ショルダーには「Japanese Wine Bar」と記してある。広尾の「マリーエ」で評判をとり、銀座の「ラディーチェ」を開いた小林シェフプロデュースだけあって、イタリアンベースのちょっとトリッキーかつ個性的な料理が並ぶ(調理はマリーエのセカンドとか)。オーダーしてみたらそれぞれちゃんと美味しいし、工夫もちゃんと効いていて楽しい。オニオンのピザなどとても良かった。これで「ワインバー」の名に恥じない品揃えのワインがあったらもっといいのだが…。ワインの品揃えが弱い。カウンター中心の店だがテーブル席は6名で奥まっているので、ちょっとした複数の飲み会にいい感じ。01年8月。※閉店
ヴォーノ・ヴォーノ(銀座)
東京都中央区銀座4-2-15西銀座デパート2F/03-3566-4031/11.30〜23/無休/6000円〜
イタリアン。マリオン横の西銀座デパートにあり、立地的に便利なのでたまに利用する。入り口はいまひとつだが、中は思ったより広く数寄屋橋方面に窓が大きく開いているので景色もまぁまぁいい。安めの設定なので利用しやすいレストランだ。魚系を得意とするようで、三崎港から毎日届く魚の料理がいろんな調理法で楽しめる。魚のプレゼンテーションもいい。パスタは自家製らしいが、出来の良いのと悪いのが極端な気がする。立地がよく値段的にも満足感があるので、もうちょっと料理が印象的になったらもっと利用したくなるかな。00年8月。
スッラ・ターボラ(銀座)
東京都中央区銀座4-3-7銀座猿谷ビル2F/03-3564-0878/11.30〜14/18〜始発(土日祝は〜22)/無休/4000円〜
イタリアン。アドリア海沿岸地方の家庭料理、を標榜している。銀座・数寄屋橋近辺としては格安な店なので安心して飲み食いできる。ワインが主役で料理が脇役みたいな店なので、ワイン飲み屋としても利用できる。というか、そう使うのが正解だと思う。ワインはイタリアものを安いのから高いのまでそこそこ用意してあり、オススメが壁に貼ってある。料理はそれなり。ごく標準的なものだが、値段を考えるとちゃんとしている。パスタなどもしっかりした味付けで焦点は来ている。かなりカジュアルな店で客も詰め込みがちであり決してキレイだったりお洒落だったりはしないが、気楽にワインをつまみと共に一杯、というのなら銀座では知っておきたい店。なお、チーズは有名な岡山の吉田牧場の限定品を取り寄せて使っているようだ。チーズフォンデュもなかなか。00年7月。
サバティーニ・ディ・フィレンツェ(銀座)
東京都中央区銀座5-3-1 ソニービル7F/03-3573-0013/12〜14.30/17.30〜22/無休/15000円〜
イタリアン。フィレンツェの有名店(ローマのサバティーニとは関係ない)の支店で、シェフもメートルもそこから来店している。それプラス銀座ソニービル内という立地でだろう、とても高い。味や雰囲気に比べて高すぎるという印象。料理は、昭和時代だと銀座でダントツだったようだが、これだけ洗練されたイタリアンが増えた昨今、クラシカルでわりと普通っぽい感じ。フィレンツェ店とほぼ同じメニューらしいが驚きはない。どれを食べても「ふーん」程度の印象しか残らなかった。あえて言えばメインがよい。お洒落して出かけられる店だが、値段を考えると二の足を踏む。95年3月。
アクアフレスカ(銀座)
東京都中央区銀座5-4-15西五ビル7F/03-3289-0338/11.30 〜 13.30 / 17.30 〜 21.30/6000円〜/http://www.acqua-fresca.com/
イタリアン。「伊豆大島の魚とイタリア料理」と銘打っていて、新鮮でおいしい魚介類が売りのイタリアン。イタリアンというか、ちょっと創作洋食系のニュアンスが入った魚中心料理という感じ。魚のおいしさを考えて、あまり枠をはめていない印象であるが、もちろん肉や野菜料理も揃っている。全体的にインパクトが強い料理ではないが、一品一品ちゃんとおいしい。量的に少し不満が残るが、銀座にしてはコースも安く(4800円、7000円、10000円)それなりに満足できるだろう。雰囲気は屋根裏的なコージーさがあり、狭いが居心地はいい。もう少し整理されるともっといいかな。サービスは親密なもの。なにやら怪しげなビルの最上階にあるが、銀座で安めにゆったりイタリアンしたいなら、候補のひとつに持っておいてもいい店だ。03年4月。
チッチョリーナ・ピザトリア(銀座)
東京都中央区銀座7-2-22 同和ビル2F/03-3289-3555/11.30〜14.30/18〜23.30/不定休
イタリアン。チッチョリーナと言ってもイタリアのポルノ女優とは関係ないようだ。ピザトリアとはつまりピッツェリアとトラットリアの造語。銀座のコリドー街という便利な立地でいろんな客層がいろんな用途に使えることを意識した店作り。バーカウンターや個室もある。ピッツァはナポリ風で石窯で焼き上げる。ピザはなかなか。一品は普通。印象に残る店ではないが、ちょっとした小宴会だったら悪くないかも。05年2月。
クロ・ド・ミャン(銀座)
東京都中央区銀座7-3-13ニューギンザビル2F/03-5568-4777
イタリアン。ワインバー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ETNA(銀座)
東京都中央区銀座7-13-3/03-3541-7095/11〜21(土11〜14.30)/日祝休
パスタハウス「エトナ」。昭和のスパゲティが食べられる。ナポリタンとかガーリックエッグとか。茹でたパスタを炒めるタイプだが、炒め和えるというよりは相当しっかり炒め切る感じ。ソースとパスタの絡みはとてもいいが、ちょっと熱が通り過ぎているかも。そこまで炒めなくてもいいかなぁという感想。昼時はオジサンたちの行列ができる。なんで昭和のスパゲティ屋さんって女性は少ないのだろう。日替わり特選パスタは普通830円、中880円、大930円。他のパスタもだいたいこういう価格帯。04年8月。
vinovino(銀座)
東京都中央区銀座8-3-7/03-3571-6791/11.30〜15/17〜28/日祝休
イタリアン。リーズナブルな料理とワインが楽しめるダイナー系のレストラン。店内は広くいつも賑わっている。料理的には特に特筆すべきものはないが、居酒屋みたいにイタリアンを利用するには銀座では貴重っぽい店かもしれない。06年3月。
リストランテ・フレスコ(日比谷)
東京都千代田区有楽町1-2-2 日比谷シャンテB2F/03-3581-7421/11〜14.30/17.30〜22/無休/8000円
イタリアン。日比谷シャンテ内にあり、壁一面に描かれた大きなフレスコ画が特徴の店。ヴェネチアの雰囲気を狙っているとのことで、シェフもヴェネチア出身。料理は魚介類中心のヴェネチア料理。そういえば天井からはヴェネチアングラスのシャンデリアが下がっていた。味はそんなに印象に残っていないが、場所柄便利だし大箱なので使い勝手は良い。ちょっとデパートの食堂風の雰囲気も漂ってしまうが。「サバティーニ・ディ・フィレンツェ」の系列店。96年9月。
リトル小岩井(大手町)
東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビルヂング地下2階/03-3201-2024
パスタ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
グットドール・クラッティーニ(丸の内)
東京都千代田区丸の内2-2-3 丸の内仲通りビル1F/03-6212-6882/12〜14/18〜22.30/日休
イタリアン。横浜君嶋屋が営むワインバー「グットドール」と、倉谷シェフの人気南イタリア料理店「クラッティーニ」。この上質なふたつの店のコラボとして人気だった「グットドール・クラッティーニ」が西麻布から丸の内に移転してきた。隣には「横浜君嶋屋 丸の内店」があり、ワインを売っている。厨房には倉谷シェフ。ソムリエには(一部で超有名な)マッキー。立地も含めて最強布陣に近い。
期待たっぷり訪問したが、内装は意外と普通のカフェっぽく、料理もそんなにドキドキしないものだった。もっといい意味でエロい店に仕上がっているイメージだったのだが、わりと素っ気なく楽しさが足りない。「冷たい桃のスパゲティーニ」「とっておき、生うにのスパゲッティ」「キャベツ畑のスパゲッティ」「仔羊Tボーンのロースト」とおいしい料理はあったが、最後までノリ切れないで終わってしまった。再訪時も同じ。相性かな。ワインはさすがに安価で質がいい。チーズもなかなかの品揃え。サービスは明るい。CPもよい。でも最近こういう店多いからなぁ。もっと本格派を狙ってもらいたかったかも。07年2月。07年7月。
ミオ・ポスト(神田)
東京都千代田区神田小川町2-1-3/03-3295-4500/11.30〜14.30/17〜21/日休/7000円
イタリアン。ある時期とても話題になったリストランテでパスタを売りにしていた。きっちりアルデンテだったそれは当時では珍しい質だったが、いまでは少々普通っぽいかも。前菜からデザートまで安く楽しく寛いで食べられるのは相変わらず。久しぶりに昼に出かけたらピザ釜を導入しており、ピッツェリアも兼ねるようになっていた。時代の流れかな…。ワインの種類は充実。赤坂の同名のスパゲッティリアを気に入っていたのだが、いつのまにかなくなってしまった。95年5月。06年1月。
さとう(九段)
東京都千代田区九段南3-7-2/03-3222-5155/12〜13.30/18〜22/10000円
イタリアン。以前、市ヶ谷の一口坂あたりにあってよく通った店。カフェみたいなカジュアルかつ親密な小さなリストランテだったが九段に移転してインテリアの狙いがよくわからなくなり、味も驚きが少なくなった印象。佐藤シェフの料理は相変わらず安定感があってうまい。花ズッキーニのフリットだとかウニソースのパスタなど、非常に印象深かったりする。だが、以前は前菜からパスタ、メインに至るまですべてビックリさせてくれたのに、そういう驚きが今は少ない。また、マダムがどんどん傲慢になっていっているのも気になる。常連や有名人にはものすごくやさしいのだが一見客に厳しく、非常にきまぐれ。しかも酔うとからむのが残念。なんだかマダムを称えにお金を払いに行っている気にさえなってくる。マダムと相性がいい人には最高の店だと思うが。93年ころ(?)初訪問。再訪多数。
岩井食堂(四谷)
東京都新宿区荒木町8-1/03-5919-1061/19.30〜26/不定休/4000円〜
イタリアン。というか岩井劇場。シェフであり自分大好きな岩井氏がカウンター内で作り出す枠にはまらない料理、そして枠をはみ出たサービス(常連客優遇を公言して憚らない。一見には出してくれない料理も多々。女性や有名人に優しい)。客いじりもするし文句も言い放題。まぁなんというか「不良が店やってる」って感じで、不良好きもしくはそういうのを楽しめちゃう人にとっては楽しい店だ。でも真面目な人、ネガティブな人にはまるで向かない。近寄らない方がよい。
不良といっても料理には熱心で機嫌良く手際よく料理を作っていく。まぁ来る客がみなシェフに気を遣うので機嫌が悪くなりようがないのだが、たまにその辺の距離感を間違える客がいるととたんに不機嫌になる。客観的にその辺も楽しんでしまう度量が客に求められる。料理は全体的によろしいが、パスタが特にうまい。ありあわせ?と思う材料でもサッと完成度の高いのを作ってくる。タマネギの丸焼きも名物。サラダもいい。その日の仕入れによって作ってくれる肉や魚もいい。あとは岩井氏に恐る恐る相談しながら(そこそこ勇気がいる)。
ボクはこういう店も別に嫌いではない。普通に食べている分には放っておいてくれるし。でも気を遣って常連になるのも面倒くさい。常連になったら実に幸せな店になるのはわかっているが面倒くさいのだ。たま〜の深夜にちょっと立ち寄る、くらいがボクには合っているかも。とはいえ混んでいるので要予約。06年8月。
カルミネ・エドキァノ(四谷)
東京都新宿区荒木町9-13/03-3225-6767/12〜14/18〜22/日休/8000円〜
イタリアン。神楽坂の「リストランテ・カルミネ」のシェフが開いた店。小さな路地にひっそりある一軒家で、花街時代に待合茶屋として使われていた家を改装して使っているだけあって中の雰囲気はなかなかいい。エドキャノはイタリア語で江戸っ子という意味。つまりかなり日本情緒にあふれている。座敷をフローリングにしたスペースにテーブルを並べた木造空間は思ったより心地よいのだ。このように空間的には独特なのだが、料理はわりと普通。6000円のコースのみで、メニュー数品から選べる構成になっている。パスタやリゾットはまともだったが、前菜やメインはあまりに印象が薄かった。サービスは若手中心だが生ぬるく、キリッとしていないのがいまいち。全体に「雰囲気と違和感を楽しむ店」だろう。00年7月。
グラナータ(赤坂)
東京都港区赤坂5-3-3 TBS会館B1F/03-3582-3241/11〜21.30/無休/7000円〜
イタリアン。水準的。一時期非常に通った店だ。というか、イタリアン=グラナータな青春でもあった(遠い目)。味は素朴でおいしい。ガラガラとワゴンを押してきて食材を見せてくれたりするのも当時は新しいやり方でうれしかった。イタリア人が多く来店している。楽しくくつろいでワイワイ食事できる。このレストランは味より雰囲気を食べる感じだ。魚など一匹単位でどんと頼んだ方がこの店っぽくていいと思う。96年8月。
※ボクが好きだった頃の「グラナータ」を率いた落合シェフは16年ここに勤めたあと、銀座に移り、大人気店「ラ・ベットラ・ダ・オチアイ」を開いた。
※TBS会館は2004年から建て直し。「グラナータ」自体は隣のビルに移っている。
グラナータ・モデルナ(赤坂)
東京都港区赤坂5-3-3 TBS会館B1F/03-3582-5891/8000円〜
イタリアン。「グラナータ」の洗練版である。ちょっとバブリーなインテリアにして若者を意識かな。こういうのが好きな女性たちで非常に流行っている。味は水準的。幾分焦点がぼけたグラナータって感じ。どっちかというと楽しい分、旧店「グラナータ」の方がすき。96年8月。
※TBS会館は2004年から建て直し。「グラナータ・モデルナ」はそれに伴い閉店か。
ルスティカネラ(赤坂)
東京都港区赤坂4-12-5/03-5549-1572/11.30〜14.30/17.30〜23(土〜22)/日休/8000円〜
イタリアン。Rusticanella。旬ごとにいろいろ工夫して仕入れをしているようなので黒板のその日のオススメを見て選んでいくか、6000円のシェフのお任せコースを頼むかするのがいいと思う。アラカルトでは、自家製パスタが充実していてよい。産直の野菜や魚もとてもいい。炙ってホロホロ鶏の白レバーと合わせた江戸前穴子や、粉ミルクで育てた鶏をレアで焼いてマスタードソースをかけたミルク鶏など、印象的なメインも揃っている。赤坂のはずれにひっそりあるロケーションもよく、なかなかいい店である。05年3月。
サバティーニ・アオヤマ(青山)
東京都港区北青山2-13-5/03-3402-3812/11.30〜14.30/17.30〜23/無休/20000円
イタリアン。ローマの下町トラステベレにある「サバティーニ」の支店。広い店内、高い天井。調度品・食器などもローマから運んできた物で、なかなか素晴らしい。高級感と気安さがうまくミックスされていて気持ち良い空間だ。ウェイティング・バーもいいし、カンツォーネの生演奏も楽しい。味は水準的。量がちゃんと多いのがうれしいし、クラシカルな料理を安定して出してくれる。だけどいろいろ食べていると結局非常に高くつくのが難。この店は「イタリアの雰囲気そのままを楽しむ」使い方がいいと思う。97年5月。
バスタ・パスタ(青山)
東京都渋谷区神宮前2-32-5/03-3478-3022/12〜14/17.30〜23/無休/10000円〜
イタリアン。オープンキッチンが楽しくどこかニューヨークっぽい。そういえばニューヨークにも同じ名の店があった。が、味は普通(その後NYに訪ねたときに行ってみた。NY支店だそうだ。メニューは全く違う。でもこの本店より格段においしい)。うーん。お洒落度は高いが、もう少し料理に気を使ってほしいなぁ。それともたまたま悪かったのか。山田シェフや北見シェフなどを輩出している店。95年8月。
トラットリア・ラ・パタータ(青山)
東京都渋谷区神宮前2-9-11/03-3403-9664/12〜14/18〜22.30/月休/12000円〜
イタリアン。そんなはずはない、と思って何度か出かけたが、やっぱりそうだ。ボクには合わない店なのか、いつも裏切られる。印象に残る味に出会えない。評判は非常に高い店なのだが、値段のわりにあまりに…。前菜はまぁまぁなのだが、メインに行くに従って盛り下がる。第一ちょっと高すぎる。トラットリアに撤して欲しい。観葉植物を配した店内はとても雰囲気がよく、デートとかに使える設えなのだが。97年12月。
ラ・グロッタ(青山)
東京都渋谷区神宮前3-39-9ヒルズ青山B1F
イタリアン。評判高い店だが、個人的にはわりと印象が薄い。前菜、パスタ、メイン、それぞれおいしいのだが、安定しているけど印象に残らない感じ。ビルの地下の閉鎖空間で全体にちょっと暗い印象があるのも不利かな。逆手に取った親密なインテリアにしたらもっと居心地が良くなる気がする。99年6月。
久しぶりに再訪。生ポルチーニが食べられる絶好の時期に上司のご馳走で訪れたが、生ポルチーニは素材も料理も絶品。他のお皿も全体に非常にうまかった。パスタ、リゾットが特に絶品。うわさのTボーンステーキもさすがな美味。以前に何度か訪れていた時の印象をすべて払拭する夜であった。うーむ、今度自腹で再訪してみよう。サービス陣も、新しいメートルが入ってとても良くなった。客も増えている。旬になりつつあるのかも。01年10月。※閉店
タヴェルナ・アズーラ(青山)
東京都渋谷区神宮前3-38-12 パズル青山B1F/03-3497-1586
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
リストランテ・カ・アンジェリ(青山)
東京都港区南青山3-10-32青山森田ビル1F/03-3423-1224/11.30〜14/18〜22/日休/8000円〜
イタリアン。青山通りから細い道を入ると入り口に大きなエンジェルの像が目立つ「ここはギャラリーか?」と思わせるような店がある。それがここ。バブル時代の名残な感じにちょっと戸惑いつつ入店すると、とても明るい空間が広がっている。
オブジェ系はエンジェル尽くし(店名の由来なのだろう。一見クラシカル。よく見るとモダン)。大きくあしらった写真額はピカソやキング牧師やサッチモ(なぜ?)。イスやテーブルはモダンかつカジュアルなもの。小物もクラシカルとモダンと実用的なものが混在しており、とにかく全体にインテリアはバラバラな印象だ。客としてこの空間をどう利用していいかがわかりにくい。特に照明はちぐはぐだ。全体照明は明るすぎるし、間接光と直接光もバラバラに使っていて落ち着かない。直接光はテーブルの上に届かず、壁際に座った女性たちの顔も(逆光で)暗く見せる…。全体照明をもっともっと暗くして、テーブル上にろうそくを乗せる、みたいな工夫だけでいきなり親密な空間に変わると思うのだが。
料理は自然野菜のアンティパストをはじめ、野菜系に鮮烈な印象が残っている。全体に安定しておいしく、そば粉のパスタや丸麦を使ったリゾット風なものとか、チャレンジもそれなりにおもしろい。強い押し出しはないが、繊細な魅力がある料理群。アラカルトや本日のオススメ料理から選べる仕組みのコースはとてもグッド。あ、それとパンが非常にうまかったのがうれしかった。サービスはつかず離れず丁寧な感じでくつろげる。ただ、空間コンセプトがもし「モダン」であるのなら、そういう演出をサービス(やサービスの服装)にも一貫させて欲しい。
全体に料理もサービスも安定している良いリストランテなのだが、なんとなく全体にちぐはぐな感じが最後まで抜けなかった。それはインテリアの印象が大きいと思う。料理はかなり水準が高いのだから、例えば照明を見直すだけでもっといいリストランテに変身すると思うのだが。01年4月。
リストランテ濱崎(青山)
東京都港区南青山4-11-13/03-5772-8520
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
BARCHETTA(青山)
東京都港区南青山4-1-5/03-5474-2995
イタリアン。「バルケッタ」。カウンターのみの小さな店で、ベルコモンズから西麻布方面に下りていった右側という、わりと繁華な場所にあるわりには隠れ家っぽい雰囲気。店内、適度に古び適度に散らかっていて逆に落ち着ける感じ。なんか昭和っぽいリストランテで、好みは別れるかもしれないがとても親密でくつろげる空間ではある。行きつけになったらもっと楽しめるだろうな、という感じ。シェフが料理からサービスからひとりですべてをこなすので、なにをするにもわりと時間はかかる。しかもわりと愛想のない方なので、彼が忙しくしているときは放っておかれるし客も手持ちぶさたなことも多い。というか、満席の時は彼が大車輪で働いてやっとという感じなので仕方ないかも。料理はそれぞれびっくりするものはないが、ちゃんとおいしい。黒板にオススメが書いてあるのでそれを見つつ、シェフと話してオーダーを決めるといいだろう(カウンターレストランの楽しいところ♪)。わりとオーダーに自由がきくようである。量はこぢんまりしているし、ワインの品揃えも乏しい。でもちょっとコージーにゆっくりしたいときなど、知っていて損はない店。03年3月。
アカーチェ(青山)
東京都港区南青山4-1-15アルテカ・ベルテプラザB1F/03-3478-0771
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
リストランテ・ポルトゥーナ(青山)
東京都南青山5-1-22 青山ライズスクエア2F
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。※閉店
セラン(青山)
東京都港区北青山2-1-19/03-3478-2200/11.30〜21.30(14.30〜18はティータイム)/土日祝のみブランチ(10〜11.30)/無休/2000円〜
イタリアン。イタリアンというよりカフェレストランという感じ。外苑のイチョウ並木の中にあり、雰囲気はとてもいいし、なにより便利だから昔からよく利用するが、料理はほとんど印象に残らない。リニューアルしてシェフが変わったらしいがあまり変わらない。オープンエアで食べる気持ちよさは格別なのだが、KIHACHI系列としてどうなのかと思うような料理に出会うことがある。ランチは比較的マシであるのだけど。まぁここは立地と雰囲気がいいので、カフェのみの利用が一番。99年11月。
ブラッスリーD(青山)
東京都港区北青山3-5-14 青山鈴木硝子ビル2F/03-3470-0203/11.30〜14/18〜22/年末年始休/3000円〜
イタリアン。Franco-Italianとあるから、フレンチベースのイタリアンなのだろう。ただしどこがフレンチなのかは判然としない。料理は可もなく不可もなく、みんなで楽しめるレベルには仕上がっているがそれ以上でもそれ以下でもない。量も少な目で全体にあっさり系の味付け。パスタも普通。メインはまぁまぁだった。デザート類もまぁまぁかな。246沿いで、表参道からベルコモンズを向いて3分程歩いた左側。こういう洋風居酒屋に毛が生えた感じの店、このごろ多いですね。00年06月。
CUCINA TOKIONESE Cozima(青山)
東京都港区南青山6-6-20/03-3406-9586/11.30〜14/18〜22/火休/7000円〜/http://www.tokionese.com/
イタリアン、と分類したらお店から怒られるだろうか。「クッチーナ・トキオネーゼ・コジマ」という店名なので、東京キュイジーヌみたいなものを目指していると思われる。イタリアンの芯を守りつつ、いろいろ創作したモダンな料理が楽しめる。店にはいるとまずレセプションのテーブルがあったり、インテリアも落ち着いていたり、と、決して今風の若者を狙った作りではないのだが、料理は若々しく活気とやる気が感じられる。コースは5000円からあるが、6500円のものが量も質も良さそうだ。メニューから選ぶタイプのコース。メニューはかなりおいしそうなメニューが並ぶので迷う。盛りつけもきれい。メインに向かって盛り下がっていくイタリアンが多いが、ボクが食べたメインはちゃんと骨太な味でしっかりしており満足。敢えて言えば、デザートがもっともっと強いとより印象深い店になるだろう。格安でお洒落で気楽な店なので使用用途は広いと思う。骨董通りの、六本木通りとの交差点近くの路地にある。「青山アクアパッツア」のシェフ(小嶋氏)が開いたリニューアル店。02年7月。再訪1回。
リストランテ・ダ・ニーノ(乃木坂)
東京都港区南青山1-15-19/03-3401-9466/11.30〜14/18〜23/日休/10000円〜
イタリアン。シチリア料理。巷では「現地と同じ味のリストランテ」と評判なのだが、果たしてそうなのかな…。ボクはシチリアに行ったことがないので、本場の味がわからないのだが、イメージの中では、青々しいまでに薫るトマトをはじめとした野菜類、粉っぽいまでにアルデンテなパスタ、あくまでうまい魚と肉、ガツッと土臭い直球料理、ちょっと濃いめの素朴&ストレートな味付け、でも意外と洗練…、みたいな感じを想像していた。もちろん手に入る食材の問題もあるだろうからそこまでは行かないかもしれないが、なんとなくそんな方向性を期待した。が、ボクが行った日に限っては、そんな感じはなく、繊細でおだやかな料理群。インパクトに欠け、どちらかというと無難な印象だった。まぁ期待しすぎたのかもしれないけど。前菜とパスタは良かったものの、メイン、デザートと盛り下がって行ってしまったのも残念。
で、わりと高い。コースは8000円と10000円。アラカルトは一品3〜5000円はする。8000円とるなら「ちゃんと盛り上がるメイン」は設定してほしかったし、店の内装ももう少し高級感出して欲しいかも。イタリア人黒服メートルも雰囲気だったし、カラフルなお皿も楽しかったし、店の狭さも嫌いではないけど、内装と味と雰囲気と値段がそれぞれバラバラでチグハグな印象。不完全燃焼で店を出た。あ、ワインももう少し安くしてほしいと思ったかな。07年3月。
リストランテ山崎(乃木坂)
東京都港区南青山1-22-8/03-3479-4657/12〜14/18〜22/日休/10000円〜
イタリアン。上質で上品な老舗リストランテ。古くからあるが決して古びてなく、カジュアルさや陽気さをわざとらしく気取る他の多くのイタリアンに比べて孤高を行くような上品さをキープしている。エントランスからしてちょっとひと味違う。必要以上の虚飾をせず大人の落ち着いたカップルが似合う雰囲気が漂っている。店内に入っても雰囲気は非常に良い。照明、インテリア、バーの佇まい…それぞれいい夜を過ごせる期待に満ちているのだ。
だがそれは席に座ってしばらく経つとちょっと疑問に変わってくる。全体になんか「素っ気ない」のだ。もっと言えば「冷たい」感じ。店内の設えだけでなく、サービスや料理までがどこか素っ気ない。客と距離がありすぎる。その印象は店を出るまで変わらなかった。もちろんこの店にカジュアルさや陽気さは求めていない。でもせっかくの夜、なんだか楽しく感じないのは問題であろう。サービスは笑顔が少なく、とても冷たく感じる。メニューの説明などにしても必要にして十分なのだが、期待が高まったり楽しくてわくわくしたり、ということはない。つまり給仕以上の仕事をしようとしないのだ。料理もどこか客観的な距離感が感じられるもの。美しいお皿が続くが、印象に残りにくいもの。
ワインリストは全体に高め。1万円以下のワインをもう少し充実させて、客に選択の逃げ道を作って欲しいと願う。ただチーズプラトーをきちんと揃えているのはうれしい。熟成の進んだチーズをサービスの人と話しながら選ぶその瞬間だけ、この店の素っ気なさを忘れられた。
ひと言で言うと「スクエア」なリストランテ。料理、インテリア、サービス、すべて四角四面的だった。こういう方向性であるのならボクはフレンチレストランを選ぶだろう。親密なサービス人がひとり加わるだけでずいぶん雰囲気は変わると思うが。99年11月。
ヂーノ(六本木)
東京都港区六本木3-10-9/03-3402-2227/12〜14/17.30〜22/日休/12000円
イタリアン。カーサ・デル・ペスカトーレと看板に書いてある。つまり魚介料理系イタリアンなのだ。おいしい。パスタもうまい。インテリアはセンスの良いアールヌーボー調。狭い店だが暗くて親密。ロウソクの灯がムードを盛り上げる。古びてはいるがデートの変化球としてわりとオススメ。まだ食べていないが「オッソブーコ」が絶品だとか。94年11月。
ラ・ゴーラ(六本木)
東京都港区六本木7-4-5/03-5410-5550/18〜23/日休/10000円
イタリアン。今(97年現在)乗っている店だろう。澤口シェフによる塩を効かせた迫力ある料理群は魅力的。焦点がぼけてないので納得しちゃう味だ。というか、ワインが飲みたく味を目指していると聞いたから、そういう意味では成功していると言える。ワインが進むのだ。当然ワインの品揃えはよい。サービス陣は相当しょっていて、ある意味イヤミなくらいなので好き嫌い分かれるだろう。ボクはあまり好きでないので、この店に来ると放っておいてくれるカウンターに座る。メニューに載っていながら出せないものも多くストレスたまるので、カウンターでワインに一品、っていう楽しみ方がいいのかもしれない。常連と有名人多し。店内差別も多い。一見にはつらい店かもしれない。97年3月。再訪数回。
※閉店し、澤口シェフは店の裏手に「リストランテ・アモーレ」を開いた。
リストランテ・アモーレ(六本木)
東京都港区六本木7-3-21/03-5413-7201/18〜26/日休/8000円〜
イタリアン。六本木「ラ・ゴーラ」で名を成した澤口知之シェフによる完全お任せのイタリアン。澤口シェフがその日仕入れた食材を見て決めた料理が出てくる。客は出てくるまで何が出てくるかわからないが、一応最初に「どういったものが食べたいか」のリクエストは聞かれるし、今日入っているいい食材などを聞くことも出来る。基本構成は前菜・パスタ・メイン。「ラ・ゴーラ」時代から変わらない澤口シェフの主張たっぷりの料理が好きなら完全お任せの楽しさが味わえるし、もし未体験なら何が出てくるか不安になるだろう。塩をガツンと効かせたメリハリ強い澤口流。イタリアンというよりは澤口シェフの味を楽しみにいく店。ボク的にはむしろ昔のガツンの方が好きで、いまはずいぶんおとなしくなっちゃったなという印象。厨房の中の彼もちょっと元気がなかったし…。ワインもお任せ(価格帯くらいは指定できる)。料理もワインもよくわからない or 決めるの面倒という人にはうってつけの店か。オープンキッチンは広く、店内に浮かび上がる演出で、舞台みたいでとっても魅力的。06年6月。
イタリアンバール・ビゴーレ(六本木)
東京都港区赤坂9-6-24 乃木坂ロッポニカビル/03-3401-2392/11〜23
イタリアン・バール。半端でなくワインが安い。料理も安い。なので軽くつまみたいときとか時間が余ったときとかもう一杯飲み足りないときとかに重宝する。六本木〜乃木坂の立地でここまで安くてよく運営できるなぁと思う。入り口にはスタンディングバー。奥はテーブル席。昼から夜までぶっつづけでやっていて使い勝手のいい店。06年5月。
キャンティ(飯倉)
東京都港区麻布台3-1-7/03-3583-7546/12〜25.30/無休/8000円〜
イタリアン。60年代の輝かしきキャンティ文化を築いたイタリアンの老舗。当時の賑わいはうらやましくも伝説の域である。もう古ぼけた店なのか、と思って行ったが、意外や意外、味はどれも高水準。バジリコのスパゲッティは特に絶品だった。まぁインテリアなど古びているといえば言えるが、これはこれで味である。川添浩史・梶子(詳しく知りたい方は「キャンティ物語」幻冬舎を読んでください)が生きているうちに行きたかった。1階でなく、B1Fで食べるべし。雰囲気が数倍違う。他に西麻布店(03-3404-6500)、六本木店(03-3402-4411)、自由が丘店(03-3717-6200)などがある。96年10月。
エノテカ・キオラ(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-4-3/03-3560-6797/18.30〜26.30/日休/8000円〜
イタリアン。開店してわりとすぐに行ったせいか、まだ料理はこなれていなかった印象だが、期待は高まる。ユニークな食材に挑戦的な味付け。特に前菜はなかなか楽しい。それに比べてメインはわりと普通だった。でもたぶんこれからもっと挑戦的になってくれるのだろう。シンプルでスキッとしたインテリアにマッチして、お皿の上も(色彩は鮮やかだが)スキッとしている。コースは5000円から8500円まで各種ある。イタリアワインも数が揃い、選ぶのに苦労する。サービス陣がまだまだこなれていなかったが、おいおい落ち着いていくだろう。特筆すべきは閉店時間。こういう本格的リストランテが26時30分ラストオーダーなのはうれしい。02年。
ピアット・スズキ(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-7-7はせべやビル4F/03-5414-2116
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ヴィノ・ヒラタ(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-13-10 エンドウBLD2F/03-3456-4744
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
クッチーナ・ヒラタ(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-13-10 エンドウBLD3F/03-3457-0094/18〜22/日祝休/15000円〜
イタリアン。平田シェフによる華麗なイタリアン。小さな店内だが雰囲気はよく親密。麻布十番がまだ全然オシャレじゃなかった頃に圧倒的なオシャレさでオープンした。当時は芸能人遭遇率も東京一だったのではないだろうか。まぁそういう「特別感」と料理の良さ、雰囲気の良さに引きずられてちょっと感覚がマヒしてしまうが、このリストランテはやはりお値段が高いと思う。他にこういうタイプの店がないのが幸いしていた時代ならいいが、ちょっと他と比較しても高くなっちゃっているかもしれない。サービスはマダムのご機嫌に多少左右されるが心地よいもの。メニューがないので客はすべて彼女頼み。その「どうにでもして」感も慣れるとたまらない。でもボクは1階下の「ヴィノ・ヒラタ」に行って、同じような料理とずっと安価な値付けで楽しみたいと思ってしまうかも。97年11月。
カメレオン(麻布十番)
東京都港区東麻布1-17-9 アネックス東麻布B1F/03-5545-3680/18〜24(土〜23)/日祝休/10000円〜
イタリアン。東麻布の住宅街にポツンとあり、外見からはレストランとはわかりにくい隠れ家イタリアン。店名は「イタリア料理にとらわれず、カメレオンのように変化し続けたい」という志から。確かにいただいた料理からはイタリアンという枠組みを越えようという意欲と工夫が感じられた。きれいでモダンなお皿に少量ずつ盛りつけられた料理はそれぞれ凝っていて、一口ずつ多種類出てくる懐石方式。こういう出し方の常としてどうしてもそれぞれの印象が弱くなってしまいがちだが、中には印象の強い料理や組み合わせがあり、振り返ってみるとなかなか楽しいディナーになった。ボクが訪れた夜はデザートまで12種類の料理が出た。いろいろ食べてみたい欲張りな女性などには特に受けるだろう。シェフは「エル・トゥーラ」出身。組み合わせの面白さが成功しているお皿はとっても印象的。ただ、珍しい組み合わせならいいってものでもないな、と思わせる料理もいくつかあったのは残念だ。これからの成長を楽しみに待ってみたい。
おまかせコース(8000円)しかなく、値段が書いていないので初めての人はビビるだろう。サービス陣はわりと押し出しの強い人が多く、気の弱い客なら怖がるかもしれない。繊細で工夫された料理の印象とサービスの印象がチグハグなのが残念。
ワインの品揃えは普通だが、グラッパはわりと揃っていた。夜おそめの時間になると、おまかせ料理を頼まずに一品にワインやグラッパという頼み方もOKになるらしい。普通の時間では予約取りにくい店らしいので、遅めの時間を狙うのもありかもしれない。
カウンターと仕切のあるテーブル席などがあるが、この店ではカウンターがオススメだ。料理する姿を見ながら少量多種類の料理をゆっくり楽しみたい。お洒落でモダンな内装だし、料理もモダンなので、記念日とかにも楽しめると思う。団体よりもカップルとかで訪れたい。01年11月。
カーザ・ヴィニタリア(麻布十番)
東京都港区南麻布1-7-31 M Tower1F2F/03-5439-4110
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アル・ドジェ(西麻布)
東京都港区西麻布1-5-16/03-5474-0668/12〜14/18〜24/日祝休/12000円
イタリアン。ヴェネチア料理のレストラン。メートル(給仕長)のイタリア人がオーナーで、87年に初来日して以来なぜか日本を気に入り、故国を捨てて独立開店にこぎつけたそうである。そういう意味では力に入った店なのだ。ヴェネチア料理なのでおすすめは魚介類。プレゼンテーションが上手で、素材を必ず見せてくれ「今日のオススメはこれこれです」と丁寧に説明してくれる。これはパスタに至るまで徹底されていて非常に楽しい。ただ、オーナー以外の若者が説明するときもあり、この場合プレゼン的魅力は半減する。マニュアル通りに棒読みする感じで選ぶ楽しさはまるでないのだ。やはりオーナーが全メニュー全お客に説明してほしいところ。
料理は一見クラシカルだが、よくよく味わうとモダンなエッセンスもいろいろ加えられているのがわかる。明快で力強い。ただ、魚料理が売りだけにどうしてもこぢんまりしてしまい、印象的に弱い。ふたりで素材を見て魚一匹オーダーするシステムだが、そのとき客側のイメージとしては「魚丸ごと出てくる」イメージがどうしてもある。でも料理されたものはそうとは限らず、どうしても切り身になって小さく変身して出てくることが多い。そこで少しだけ(わかってはいるものの)ガッカリしてしまうのだ。うーん、客心理の微妙なところ。なので、どうしても印象が弱くなっていく。前菜やパスタはわりと強い料理で満足なのだが…。ちなみにシェフは日本人。
サービスは力の入ったオーナーがやっているわりに、意外と素っ気ない。入店時退店時が特に。ワクワクするものがない。オーナーは馴れ馴れしいと言えるくらい親密なのだが、店に親密な印象がないのが残念。そこらへんがこなれてくれば、料理はわりといいので人気も出るのではないだろうか。インテリアはクラッシック。いびつな空間を上手に使っているがもう少しお洒落な方が受けがいいかもしれない。トイレが店の外にあるのがちょっと不安。02年2月。
ダ・ヴィンチ(西麻布)
東京都港区西麻布1-9-7/03-5411-8131/11.30〜14/18〜22/月休/5000円〜
イタリアン。イタリア家庭料理を標榜するオステリア。料理はどれも確かに家庭的・田舎的で見た目の派手さはないが安心できるもの。洗練はないがツボはしっかり押さえておりまぁまぁうまい。とはいえちょっと「家でも作れるかも」的な部分はある。内装的にも悪く言えば「ださい」のだが、これも長居するうちに馴染んでくる。サービスも普通だしエントランスや外観はハテナなのだが、なんとなく落ち着ける。そんな料理と空間だ。なお1Fの販売店はなかなか良い。珍しいチーズ「ビット」を置いていたりする。99年7月。
プリモ・バーチョ(西麻布)
東京都港区西麻布1-10-6/03-5413-3133/11.30〜14/18〜24(L.O.)/日休/10000円〜/http://www.primobacio.jp/
イタリアン。ラ・クチーナ・イタリアーナ プリモ・バーチョ。2002年8月開店。六本木の「ラ・ゴーラ」出身のシェフとサービスが独立して開いた。ドアを入ると左にソファのラウンジ、右にダイニングホールがあり、ホールは広いものの、全体に照明は暗くテーブルは小さめでわりと親密な設計。椅子がアンティークっぽく固くて長時間座っているとしんどいのを除けば全体によくまとまっている。デート向きの作りである。サービス・スタッフは若く、とても丁寧ではあるが元気でもニコヤカでも親切でもなかったのが残念。もうちょっとテーブルの雰囲気作りに貢献してくれるとうれしいのだが。
さて肝心の料理だが、洗練の中にちゃんと力が感じられる強いタイプ。小皿&キレイ系&力のないイタリアンが跳梁跋扈する中、ちょっとうれしい。サマートリュフのリゾットを食べたが、トリュフを丸ごと持ってきてどんどんすってくれる。ほとんどのメニューがそういったサービス精神で作られている印象。強く思い出に残る料理はなかったものの、全体に良い感じ。コースは7000円と12000円。後者を食べたが量は尋常でなく多いので、普通の胃袋の人は7000円ので十分だろう。つか、ここまで多くする必要はない(きっぱり)。デザートは「スペクタクルデザート」とか「ファンタスティックデザート」と名付けられているがちょいと名前で期待させすぎの感あり。ワインはよく揃っているがちょっと高め。ソムリエのオススメも要領を得なかった。全体に雰囲気はいいし料理も力があるので、あとはサービスが改善されること&安めのコースを作ってくれるととってもうれしい感じ。高級デートには使えるだろう。ちなみに店名はファーストキッスという意味だとか。いいリストランテだとは思うけど。03年7月。※2006年9月に久しぶりに行ったら店の奥はソファラウンジになっていた。ラウンジでワインと一品。これはこれで楽しい感じ。
カピトリーノ(西麻布)
東京都港区西麻布1-11-13/03-3479-5696/18〜22.30/日祝休/8000円
イタリアン。とてもベイシックなイタリアンだ。地味かつ滋味系のレストラン。ただ雰囲気は喫茶店ぽく、サービスも不親切(特に男の方)。費用対効果が高いのがこの店の魅力であるが、味的な印象がいまひとつなのでそれも薄れてしまう。料理本とかいろいろ出しているシェフなのに少し残念。ちなみにメインは肉の方がおいしい。95年9月。
イル・ラーモ(西麻布)
東京都港区西麻布2-15-12 カルテットB1F/03-5466-0389/18〜22.30/月休/10000円〜
イタリアン。「アルポルト」出身でその後ミラノで1年修行したシェフが1998年に開店した小さな店。カウンター中心で、テーブルは小さいのがふたつほど。サービス係りは奥さんしかいないので、これがやっとの大きさなのだろう。
この店の独特にアット・ホームな雰囲気は好き嫌い分かれるかもしれない。くつろげるのだが、カジュアルすぎる。もう少しモダンにくつろぎたい客の方が場所柄多いとは思う。要因は店内の古びかたかな。感じはわるくないのだが、妙に生活感があり、レストランというより食堂的な雰囲気になってしまっている。一昔前ならお洒落な店だったのかも、という感じ。
料理はパンチはないのだが、それぞれ楽しいお皿が並ぶ。基本的にお任せコース(7000円)しかないが、少しワガママも言えるようだ。鯖のマリネが絶品なので、コースになかったら聞いてみよう。あ、デザートにいちごのムースがあったらこれも是非。サービスは奥さんが孤軍奮闘。置いているワイン(わりと面白い品揃え)の内容も完璧に把握しているし、丁寧でプロっぽいサービスにはなっているのだが、なんというかスナックでママと話しているような雰囲気が出てしまう。それが味にもなっているのでそういう感じがお好きな方はかなりくつろげるだろう。02年2月。
クローチェ・エ・デリツィア(西麻布)
東京都港区西麻布3-2-5 ノゾエビル2F
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アルポルト(西麻布)
東京都港区西麻布3-24-9/03-3403-2916/11.30〜13.30/17.30〜21.30/月休/12000円〜
イタリアン。有名シェフの店で、いろんなメディアに露出して名店の誉れ高いわりにはとても普通なイタリアン。ビックリしない。有名人にしかうまいもの出さないんじゃないかと勘ぐりたくなるほど普通な味。うーむ。こんなはずはないと思って再訪もしたが、どうにもこうにも印象に残らない料理が続いた。たまたまの相性かな。全体に量が少ないイタリアン懐石で、特にお洒落でもないし、どうしてこんなに褒めそやされるのだろうと自分に自信がなくなる感じ。高いし…。白トリュフのパスタが有名。95年8月。
ラ・コロンバ(西麻布)
東京都港区西麻布4-6-5/03-3797-5086
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ダノイ(西麻布)
東京都港区西麻布4-6-7麻布司研堂ビルB1F/03-3797-4444/18〜22/月休/5000円〜
イタリアン。評判の高い店である。名物であるマダムの対応は一時期よりバブリーな感じが抜けてとても良くなったが、いっつも混んでいることもあってなんとなく慌ただしく落ち着かない。あっちに飛びこっちと話し、と気の毒になってしまう。料理は煮込み系は良いが、毎回特に印象に残らないのは何故だろう。焦点がもうひとつ来ていない感じ。メインはしっかりしているが前菜やパスタが特に。店内気持ちよくざわめいているがさすがに詰め込みすぎな印象は拭えない。テーブルを3割減らしてもう少しゆっくりした雰囲気で食べたいものだ。6500円のコースのみで夜のみの営業。夜のみなら24時ラストオーダーとかにして欲しいな、と贅沢を思う。おいしいし好きな雰囲気なのになんとなくいつも気持ちが乗り切れない。相性だろうか。99年8月。
BINGO(西麻布)
東京都港区西麻布4-19-9ウォール西麻布B1F/03-5774-5721/18〜24/不定休
イタリアン。「リストランテ・ヒロ」で修業し、代官山などで店を持っていた小林シェフが開いたリストランテ。2004年10月にオープンしたばかり。開店1ヶ月で行ったが、新しい店なのに妙に生活感があるのはなぜ? 聞いたらもともとあったバーを居抜きで改装したという。ちょっと生活感がありすぎて残念だった。メニューは「今日のコース」(6500円)が中心。料理7品ほどにチーズやコーヒーがつく。最初にメニューを見せられ「料理はこれですが、順番はこの通りではありません」とくる。どうやら「シェフがいま作っている料理」から順番に出てくる「山手線方式」のようである。つまりシェフはぐるぐる循環して作り続けているわけ。手間ははぶけるし厨房の人数も抑えられるのだろう。そのかわり人件費などを安くして値段を抑えるという仕組み。なるほどー。料理に合わせてワイン飲む場合はどうすんだという欠点はあるが、これはこれでよく考えられたシステムだ。ただ、ド頭からメイン料理で始まった人はかわいそうだなとか想像する(笑)。ちなみにメインの「グリルミスト」はいろんな種類の状態のいい肉を盛り合わせてあり、完璧な火加減でかなりおいしかった。この値段でこれだけの質は素晴らしい。それぞれの料理に胡椒、塩などをメリハリ強く効かせているが、ちょっと使いすぎかと思った。まぁでも開店して間もなく行ったのでこれからだんだん味は落ち着いていくと思われる。サービスも「ヒロ」の人でベテランのようであるが、開店したばかりのせいか少しバタバタしていて落ち着かなかった。日赤通りを六本木通りから日赤医療センターに向かって歩いた左側地下。04年11月。
ル・ポワブル(西麻布)
東京都港区西麻布4-22-8麻布ポイントB1F/12〜15/18〜24/月休
イタリアン。中地下にある店でちょっと入りにくいが(店内が見えないので)、いたってカジュアルで居心地の良いリストランテである。長いカウンターでシェフを目の前にいろいろ話し合いながら注文していく方式。コースもあるが、いろいろ話しながらの方が楽しいだろう。料理はどこか古い洋食の良さを残したもので、最近の繊細なイタリアンとは別物だが、ある年齢から上の方にはこの方が楽しいと思う。ソムリエがかなり個性的な人で、ちょっと上から目線。そこだけ気になった。07年6月。※閉店
リストランテ・マリーエ(西麻布)
東京都港区南麻布5-2-39 ニュー東和ビル1F
イタリアン。料理が印象的なレストラン。外観・内装ともに古びていて決してモダンではないのだが、料理だけは非常にモダンな創意を感じさせる。以前はアラカルトが充実していたらしいが、いまはコースのみ(6000円と7500円)。小林シェフの個性の元に構成されたコースはメリハリが効いていて楽しい。週変わりでメニューが変わっていくから「来週来て違うメニューも食べてみたいな」と思わせる。ただ、アラカルトで過去の「傑作」も食べてみたいのはボクだけではないだろう。シェフのスペシャリテがないのがちょっと残念だ。
ワインリストがユニーク。料理に合いそうなワインだけをスプマンテ2種類、白3種類、赤5種類書き出してあるだけ。10種類しかないのだ。これはこれで見識。パンの出し方もユニーク。一皿ごとにその料理に合いそうなパンをスライスして持ってきてくれる。おお、そうかそうか、と喜んで食べるのだが、んー…実はどこがこの料理に合うのかがよくわからないセレクトのものもあった。
このように料理を中心にわりときめ細やかな対応なのだが、その感じがサービスなどに反映されていないのは残念。マダムはいるのだが特に目立った動きはしない。で、実際にサービスする黒服系がいない。厨房の人間がコック帽かぶったままサービスしている。丁寧だし料理の質問にも細かく答えてくれるが、いかんせん目も手も届かない。メートルをひとり置くだけで全然違ってくるだろう。雰囲気は意外とレトロ。全体的に料理で勝負!なのかもしれないが、客は料理だけをレストランに求めているのではない。そこらへんがちょっと惜しく感じられるレストランだ。99年10月。
※惜しまれつつ閉店。小林シェフは銀座に「ラディーチェ」を開いたらしいが身体を壊したとも聞く。大丈夫だろうか。
その後、小林シェフは目黒に「フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ」という店を開いた。行ったのでそちらも参照して下さい。
イ・ピゼリ(西麻布)
東京都港区南麻布5-2-40
イタリアン。コースはリーズナブル。冷・温前菜にパスタ、メイン、デザートで6000円は満足できる。ただ、味は可もなく不可もなく。店内の暗さは程良くてお洒落っぽいが、暗い店ほど壁のくすみなどは目立つもの。なんとなく清潔感に欠け逆効果な印象。なんというのだろう、ポイントというか売りがないリストランテだった。場所柄デートに向くと思うが、それならデザートをもっと充実させるべきだし、サービス人ももっと笑顔を振りまくべきだ。別ドアから入れる併設のバーはよく利用するが、バーだけを利用する方がずっといい。00年3月。※閉店。
DAL-MATTO(西麻布)
東京都港区西麻布1-10-8 第二大晃ビルB1F/03-3470-9899
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アクアパッツア(広尾)
東京都渋谷区広尾5-17-10 EastWest B1F/03-5447-5501/11.30〜13.30/18〜21/日休/10000円/http://www.acquapazza.co.jp/pazza/index.html
イタリアン。一時はボクの中でダントツにトップな店であった。でも何度か通ううちにどうも出来が悪い日といい日とが極端な印象を受けた。いい日は、前菜、パスタ、メイン、どれも秀逸。おいしい。悪い日は前菜しかおいしくなかったり…。名物「アクアパッツア」は安定しておいしい。おすすめ。青山に支店が出来てから味が落ちたとの噂があるが…どうなんでしょう。まあシェフが二股じゃあな。それから行ってないが、興味はある。95年8月。
西麻布にあった頃のおいしさが忘れられず、広尾に移ってから期待いっぱい訪問した。6500円と8000円と1万円のコースがあり、8000円のものを頼んだが、とても洗練されているものの、昔感じたような迫力・力強さ・泥臭さみたいなものが影をひそめ、なんだか洗練だけの普通の店になってしまった印象。前菜の完成度はさすがなものだったし、リゾットもベストな具合良さ。盛りつけもきれい。でも食べ終わって印象に残らない料理が多い。値段を考えると全体に満足度が低い感じ。サービスはとってもちぐはぐ。店は新しくなりお洒落にはなったが、逆に没個性にもなった。日高シェフは系列の「マンジャペッシェ」にいるのかな。02年8月。
ヴィノッキオ(広尾)
東京都港区西麻布4-3-10/03-3448-0601/12〜14/18〜22 /無休/10000円
イタリアン。とても活気がありよく流行っている。その賑わいもご馳走な感じ。今が旬のイタリアンだろう。あっさりした味とガツンとした味のメリハリがよく、うまい。強いて言えばパスタがイマイチだった。前菜、メインともに秀逸なだけに残念。サービスはバタバタしていて目が届かないことが多く、ちょっと途中で停滞したのが残念。95年12月。
アロマフレスカ(広尾)
東京都渋谷区恵比寿2-22-10広尾リバーサイドB1F
イタリアン。とても気持ちのいい店である。レストランの気持ちよさの大半を料理とサービスがしめるとするならば、ここは東京でもトップクラスの気持ちよさを提供してくれる名店だ。
まず料理。どのお皿もしっかりピントが来ていて実においしい。バランス、インパクト、量、盛りつけ、どれをとっても程度がよく惚れ惚れするものであった。コースは6500円のみ(夜)だが、前菜、パスタからハーフポーションずつ取り分けられるお得版。でも魅力的なアラカルトが多いからアラカルトから選んだ方が楽しいだろう。前菜1600円、パスタ1800円、メイン2400円とそれぞれ一定して安価だから安心して楽しめる。そしてサービス。まだ若いサービス陣だが笑顔が実に良く、気もとてもよくつく。慇懃無礼さがまるでなくとても親密感のあるサービスで心からくつろげた。たとえば勘定書(これがまたすごくわかりやすい記述でいいのだが)の下に「どうもありがとうございました」の肉筆が書いてある。どうということもないようなことだが、一事が万事こういう姿勢のサービスだった。この姿勢をこれからも維持してくれることを願う。
内装がカジュアルすぎる気もするが、モダン、と言えばモダン。ただ、ちょっと全体に薄汚れている気がするのだけが残念だ。いや、不潔という意味ではなくて。特筆すべきは営業時間。夜の1時がラストオーダー。夜早く閉まるレストランが多い日本だが、ここなら観劇の後などでもその余韻を壊すことなく楽しめるだろう。また遅い残業のあと、オンとオフの切り替えにも最適な店だ。99年9月。
食後、とてもいいグラッパをいただけた。めったに置いてないとのこと。あのグラッパを飲むためにまた行きたくなるようなグラッパ。嗚呼。2001年5月。
※一時閉店後、南麻布に移転。移転後まだ行っていない。同じ場所は「アロマフレスカ」グループの「リストランティーノ・バルカ」になっている。
アッピア(広尾)
東京都港区南麻布4-11-35インペリアル広尾B1F/03-3444-5801
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ピッツェリア・パルテノペ(広尾)
東京都港区南麻布5-15-25広尾六幸館/03-5798-3355/11.30〜14.30(土日祝12〜15)/18〜23/無休/3000円〜
イタリアン。ナポリ料理系ピッツェリア。手作り薪窯で焼き上げるピザはナポリ風のモチモチ系。店のパンフによるとナポリピザとは「材料は小麦粉、酵母、塩、水のみ」「生地は手だけを使って延ばす」「窯の床面で直焼き」「燃料は薪もしくは木屑」なのだとか。ここでは本物しか作らないと宣言している。で、本物かどうかはボクにはわからんが、ここのピザがかなりうまいことは確か。マリナータやマルガリータは特にバランスが良く、完成度が高い。パスタ類、前菜類もピザに劣らずなかなか。ワインも格安なものから幅広く用意している。しかも値段はリーズナブル。雰囲気も気軽でお洒落。なかなか気に入ったかも。1年4月。
イル・ブッテロ(広尾)
東京都渋谷区広尾5-13-3/03-3752-1343/17〜24/月休/2000円〜
イタリアン。春から初夏、初秋から秋、と、オープンエアの庭風のロケーションでゆったり食事が出来る貴重なリストランテ。夏場や冬場はさすがに囲ってしまうが、それでもちょっと庭先風でいい感じである。細かく見ていくと、全体に古ぼけていたりテーブルクロスがビニールだったり清潔感もいまいちだったりするのだが、そういうことがなんだかあまり気にならない店。ヨーロッパの田舎でワイワイ食べるイメージで楽しむ店である。イタリア人が給仕してくれるしね。料理ははっきり言うともうひとつ。パスタ類はまぁまぁだったが、フリットやメイン料理などが(ボクが行った時は)かなりハズレであった。ロケーションを楽しむ店だとしても、もうちょっとなんとかしてほしい感じである。広尾駅から広尾商店街に入って、パチンコ屋を左折してしばらく行った右側。01年4月。
カシーナ・カナミッラ(白金)
東京都港区白金台5-5-6/03-5475-2646/11.30〜14/18〜21.30/月休
イタリアン。料理人やソムリエのためにイタリア研修をコーディネートする「ict食文化企画」代表の長本和子さんがオーナーの店。そんな彼女が料理を任せた佐藤シェフが作る料理は、素朴で素材の旨みを活かした料理を繊細に盛りつけたもの。こういう味ならいっそのことガッツリ盛りつけた方がいいのでは?と思ったお皿もあり、多少中途半端感はあった。当日の印象としては、突き出しと前菜が「完璧」。見事。うまい。唸る。これでその夜の素晴らしさは保証されたと思ったのだが、その後は少々盛り下がり気味だったのが残念。手打ちパスタはまぁまぁ。メイン前の魚料理(黒ムツのピカタ)はもうひとつ。メインの肉(子羊のロースト ドライポルチーニソース)はいい感じ。デザートはGOOD。薦められたワインもよし。でも、全体にもう一押しがなくて「いい店だ〜、好き〜」って感じになれなかった。素朴でチカラ強い料理をシンプルに作っても良かったのかなぁ、とか。インテリアはシンプルだけど、壁のお皿が妙に郷土っぽく、そのわりに全体にモダンで、これも微妙に中途半端感があった。涼しい時季にテラス席は気持ちいいかもしれない。前菜とワイン一杯とかいう使い方はありかも。06年8月。
ボスケッタ(白金)
東京都港区白金台5-13-9/03-5798-2442/11.30〜14.30/18〜21.30/無休
イタリアン。「リストランテ・キオラ」の鵜野シェフの店&白金の一軒家を改装して使っている店、ということで相当期待して行ったが、ちょっと期待が大きすぎた感あり。ギリシャのガラス食器メーカーが運営しているとのことで、1階はそのショップとなっている。で、リストランテもそのちょっと前衛的かつモダンな食器を使うことがデフォルトになっており、そのせいか鵜野シェフの料理が窮屈そうだ。力が発揮されていない気がする。食器と料理の相性があまりよくないと感じた。
料理と食器の方向性が一致していないだけでなく、料理とサービス、料理と内装もそれぞれ少しずつちぐはぐ。一軒家の洋館の雰囲気はさすがによく、サービスもそれに見合った気持ちのいいものなのだが、料理はもっと土臭いチカラをうちに秘めており、どこかに違和感がある。だんだんそれが客の居心地にまで影響してくる感じ。あと、こういう雰囲気であればデザートはもっと凝ってほしいと思う。07年12月。
ロマンティコ(白金)
東京都港区白金台5-14-8 タイニービル2F/03-3446-2484/12〜14/18〜21.30/水休/7000円〜
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
イゾラ(白金)
東京都港区白金6-17-2/03-5447-2733/"18.30〜23.30(土12〜14.30/18〜23.30、日祝〜22.30)"/水休/5000円〜
ピザ。ナポリピザ系モチモチ・ピザ。手作りの石窯で丁寧に焼き上げるピザはそのモチモチ感がとっても良い。白魚のピザや4種類のチーズピザなど、種類も豊富で楽しい。ピザに限らずフリットもうまいのでおすすめ。敢えて苦言すれば、全体にちょっと高すぎる。土地柄もあるだろうが、2人でピザにワイン飲んで1万円越えるのは痛い。そういう食べ物でもないと思うのだが。白金の杉の木屋の前の道を入って200メートルくらい行った左側。数多くの店舗展開を繰り広げるグラナダグループの第一号店。01年2月。04年8月再訪。
トラットリア・ビゾーニョ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿3-42-12/03-5792-5841/11.30〜14/18〜24/無休/4500円〜
イタリアン。広尾商店街から明治通りを突っ切って入った細道(角にアラジンとかある通り)に2002年春にできたばかりのリストランテ。真っ白な外観がインパクトあり、店内も迷路みたいな空間で面白く、初めて行く同行者(特に女性であれば)がキャーと喜ぶこと請け合い。一階は個室。二階にカウンターとテーブル席があり、適度に暗く、スクエアな印象を与えるいい空間である。ちょっとカフェっぽいかな。料理はとてもリーズナブル。前菜とパスタが1000円〜。メインが1500円〜。ほとんどプリフィクス感覚で安心して食べられるだろう。パスタはプレゼンテーションも面白い。生パスタが数種類入った透明ケースをテーブルまで持ってきて説明してくれ、麺の量も選べ、そのうえ自由に組み合わせ可能。なかなかいいなぁ。いろんな意味でデートに向くのではないだろうか。ただ、料理自体はもうひとつ。まだ開店まもないので評価はできないとはいえ、カフェレベルだった。それと全体的に細かいいい工夫がなされているのだが、それが人があまり通らないこの場所でずっとキープしていけるのかも疑問。わざわざ動線をはずれて客を来させるためには工夫が少し細かすぎると感じたのだが。02年5月。
ダ・ディーノ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-13-11ヴェール2F/03-3794-8585
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アンティヴィーノ(渋谷)
東京都渋谷区東1-14-13/03-5466-1030/18〜27/日祝休/8000円〜
イタリアン。深夜2時までオーダーできるのが秀逸。インテリアもなかなかシックでお洒落。客との距離感も心得ている感じで、夜を棲み家とする人々にはなかなか重宝する店ではないだろうか。ただ、その点を除けば、特に特徴がないリストランテだ。サービスは丁寧だがわくわくする夜を演出してはくれない。あと二言三言の饒舌がその夜をより親密な夜に変えてくれるだろうに。料理もインパクトが弱くあまり印象に残らないもの。メニューには普通のイタリアンが並び、料理を選ぶ楽しさに欠けるし、その料理もいい意味でも悪い意味でも期待を裏切らなかった。客層はわりとエッチなのだが(わけありそうなカップルが多い、という意味)、この店に来て親密さが加速するということが想像しにくい感じ。あと少し親密なサービスと、あと少し印象的な料理があれば、立地はいいのでとてもいい店になると思うのだが。99年11月。
タントタント(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-24-1東急本店8階/03-3477-3881/11〜21.45/第1.3火休/8000円
イタリアン。百貨店の食堂に何も望まないし期待もしないが、この店はとてもちゃんとしている。雰囲気もまぁまぁで味も安定している。買い物のときとか便利だし、意外と落ち着いているので若者が多い渋谷の喧騒を避けたければ選択肢としてはいい気がする。ピザが名物らしいが、これは特にどうということはなかった。95年1月。
ピノサリーチェ(渋谷)
東京都渋谷区鶯谷町15-10ロイヤルパレス102/03-3496-3555/11.30〜15/18〜24/日休
イタリアン。シチリア料理。渋谷のセルリアンタワー東急ホテルの裏手の静かな場所にある。マンションの半地下みたいなところにあり入口は小さいが店は奥に深く、長いカウンターと相まって雰囲気は良い。女性ふたりで2004年に始めた店のようだが、今では男性スタッフも入れている。ただ伺った日は全体にサービスが低調だったのが残念。その親密なサービスが売りの店と聞いていたので。
料理は、前菜の5皿1500円がまず良い。黒板から5品選べる。これとワイン(南イのものを揃えている)でスタートするのは楽しい。シチリア料理なのでパスタは魚介の方がオススメかも。塩で食べるリングイネまぁまぁ。豚のトマトソースも良かった。メインは白身魚とじゃがいものカリカリ焼き自家製アンチョビソースを取ったがこれもまぁまぁ。火加減は良かった。全体に料理は特に印象に残る物はないもののちゃんとおいしく楽しかった。それを後押ししてくれるサービスがあれば、と残念であった。なお、ワインを数本テイスティングさせてから決めさせてくれるサービスはとても良かった。06年9月。
カノビアーノ(代官山)
東京都渋谷区恵比寿西2-21-4 代官山パークスビルB1F/03-5456-5681
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
アルモニア(初台)
東京都渋谷区本町2-40-1/03-3373-0555/17〜22(22〜ワインバー)/日休/6000円〜
イタリアン。お洒落で落ち着いた店内。お洒落だけどお洒落すぎない良いバランスで落ち着いている。料理もそういった印象。すごく印象に残る料理があるわけではないが、安心して身をゆだねていられる。適度にお洒落で適度に家庭的。ワインもリーズナブルで持ち込みも頼める。個室もある。いろんな意味で普段のちょっとした食事に最適な店かもしれない。山手通りの初台交差点の北西の不動通商店街を入った右側。00年8月。
バッチョーネ(中目黒)
東京都目黒区下目黒2-21-28/03-5496-2205
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
イル・パドリーノ(五反田)
東京都品川区西五反田1-18-1/03-5437-0008/11.30〜14/17.30〜22/無休(日曜夜のみ)/5000円〜
イタリアン。五反田の繁華街ビルの8階にあり、チェーン店のような看板に少したじろぐが、店内はカフェみたいに広いもののなかなか落ち着いている。南イタリア料理を中心に気軽で肩の凝らない味。当初予想していたよりずっと充実している。イタリアワインの品揃えもとてもよく、オススメを聞いて選んだがおいしいものだった。ピッツァも、このごろ流行のナポリピッツァ専門店には負けるがなかなかおいしい。五反田という場所柄を考えると全体にとても充実していていいかも。イル・パドリーノとは「ゴッドファーザー」の意。そういえばポスターとか貼ってあった気がする。03年8月。
カッフェ・クラシカ(品川)
東京都港区高輪3-26-27 JR品川駅構内ecute/03-3449-6788/11〜23(日祝〜21)/無休
イタリアン。「アロマフレスカ」グループが出店したエキナカ店。テーブル席中心だが、奥に7席ほどのカウンターがあり便利。メニューは2皿で2500円均一。前菜+パスタでも、パスタ2皿でも、肉+魚2皿でもかまわない。エキナカとして使い勝手は良い。サービスも親密。
ランチだと1800円のワンプレートランチ(クイック・メニュー)がある。本日のパスタ、前菜、メイン、サラダ、ひと口スープという構成。まぁまぁの量。パンはサービスされるのでお腹はそこそこ一杯になる。ただ、ランチで1800円というのは高いか妥当か意見が分かれるところだろう。駅から出ずに利用できることを考慮するとまぁ妥当かと思いつつ、急ぐなら立ち食い蕎麦でもいいし、難しいところかも。06年1月。
アロマクラシコ(品川)
東京都港区港南2-16-3 品川三菱ビル1F/03-6718-2822/11.30〜14/17〜21.30/日休/夜コース6500円〜
イタリアン。2003年3月、大好きだった広尾の「アロマフレスカ」を閉めて、原田慎次シェフが品川のグランドコモンズにオープンしたリストランテ。店名をフレスカからクラシコに変えたのは、イタリアンの原点にこだわった店だからのようだ。その原点とは「炭火」。ここのメイン料理はすべて炭火料理なのである。グリルで大きな固まりごと焼いた方がうまくなるので、出来れば数人で同じ料理を頼んだ方がいい。表面はカリカリで中は肉汁に溢れた焼き加減はさすが。こういうシンプルな料理ほど難しい。ただ、彼のアロマフレスカ時代の変幻自在な料理を知っている身としては、ちょっと物足りないのも確か。サービスもアロマフレスカの人が長として来ており、広いフロアをきちんと仕切っている。全体にこぢんまりした親密さがなくなり、ありがちな大箱になったのが残念だが、これもひとつのステップなのだろうと思う。ワインの品揃えも相変わらずよく、前菜なども楽しい。特に不満はないが、アロマフレスカのころのような印象の強さがなくなってしまったのが残念。04年10月。※その後南麻布に「カーザ・ヴィニタリア」、「アロマフレスカ」を出した。
ピッツェリア・バッコ(大森)
東京都大田区山王1-4-6/03-3776-8116/11〜14/18〜25/11.30〜25(土日祝)/無休/1500円〜
イタリアン。ピザの店。隣の「イル・バルベロ」の姉妹店みたいだが、なかなかおいしいピザを出す。ちゃんと薄焼きのクリスピータイプで、マルゲリータなどシンプルなものがおいしい。前菜が量り売り(100g450円)なのが面白いし、フォカッチャ(イタリアパン)もおいしい。カジュアルな店なので普段使いにもいい。ワインも安いものを比較的多めに揃えている。大森にしては夜も遅いしワイン飲み放題もあったりする。味的にずば抜けているわけではないが、全体に重宝する店である。00年6月。
チャオ(大森)
東京都大田区山王1-25-12/03-3774-0278
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
Piatte(大森)
東京都大田区山王1-31-15/03-3776-2775/11.30〜14.30/17.30〜23(14.30〜17は喫茶)/水休
イタリアン。正式店名は南欧創作家庭料理「ピアット」なので、イタリアンにフレンチテイストを入れて洋食風に仕上げている感じ。量はたっぷり良心的でサービスも活発。シェフも活発。安価で済むし、なんだか気持ちいい店である。味は「住宅街のレストランに求められる程の良さ」をよく心得たもの。洗練されているわけではないが、気軽に普段着で来て疲れないタイプの味だ。火加減が上手なのでメイン料理が特にうまい。ワインの品揃えがもう少しよくなるともっと使える。こういう住宅街の店はハウスワインの質がわりと大きく物を言うと思うので。05年12月。06年10月。
クッチーナ・パードレ(大森)
東京都品川区南大井3-21-11/03-3764-4242/11.30〜13.30/17.30〜21.30/月休/3000円〜
イタリアン。大森駅の南の商業地に、場違い的に小洒落たイタリアンがある。それがここ。家庭的な雰囲気で運営していて心地よい。昼も夜もコースのみで、夜はアラカルトから選んで構成できる。値段に比して量も多めで、それぞれ丁寧な調理。立地を考えるとかなり穴場的なイタリアンである。インテリアも女性受けしそうな可愛らしさでまとめてあり(ファンシーという意味ではない)、マダムが育てているのであろう花たちもいいアクセント。まだ新しい店だが(99年12月から)、これからが楽しみではある。00年6月。
ピッツェリア・ジョイヤ(大森)
東京都品川区南大井6-24-1/03-5753-5253/11.30〜14.30/17.30〜23/日休
イタリアン。2003年オープン。「ナポリピッツァとシチリア料理の店」と名刺に書いてある。大森駅の近くとはいえ決して立地はよくないが、本格的な現地料理をがんばって出している店。雰囲気も現地っぽくてとてもいい。店に入った右側にナポリ直輸入の薪窯があり、そこで焼くもちもちのナポリピッツァは美味。シチリアで修行したご夫婦が作っており(ご主人がシチリア料理で奥さんがピッツァの模様)、相当本場っぽいと想像する(ナポリには20数年前に行ったきりなので本場の味がわからないが)。サイズはでかいし、全体にとてもリーズナブルなのもうれしい。本来ピッツァとはこの程度の値段で食べられるべきであろう。食後のエスプレッソがもうちょっとマシになると数段よくなるのだが。04年9月。
ポポラーレ(下北沢)
東京都世田谷区北沢2-15-15/03-3411-5535/11.30〜14.30/17.30〜22.30/第2月休/6000円
イタリアン。大変リーズナブル。で、味は水準をいく。メインもいいが、パスタがお値打ち。妙に落ち着けるレストランだ。長居してベロベロに酔っぱらうということを二度もした。そういう長居感(?)のある店なのだろう。96年7月。
the apartment(代沢)
東京都世田谷区代沢2-44-15-105/03-3413-1195/19〜27/火・第二水休/3000円〜
イタリアン。ワインバー的に利用する人も多いようだ。店名の通り、普通のアパートの1階の一室を改造して店にしている。入り口の感じは超安アパート感溢れ少しビビるが、入るとくつろげる空間が広がっている。ぼろい机、小さなイス、レトロなインテリア、出席簿のようなメニューなど、小物もわりと狙っていて面白い。ワインの品揃えがよく、メニュー以外にもオススメがあって、わかりやすく説明してくれる(女性店員がやけに感じがいい)。グラスワインも2種ずつあって安価。料理はインパクトが強いタイプではないが優しく丁寧な感じ。雰囲気やワインに比べて印象が薄いのが惜しいところ。池ノ上駅から近い。郵便局の斜め前。外観上お店にはまるで見えないので注意して探そう。05年2月。
サヴォイ(中目黒)
東京都目黒区上目黒2-7-10/03-3714-5160
ピッツェリア。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
サルヴァトーレ(中目黒)
東京都目黒区上目黒1-22-4/03-3719-3680/11.30〜14/18〜22/月休/5000円〜
トラットリア・ピッツェリア。まぁ売りはナポリピザですね。南青山のイタリアアン「リヴァ・デリ・エトルスキ」の姉妹店であり、表参道のナポリピザの人気店「ナプレ」の姉妹店でもある。厨房にはナポリ湾の砂やヴェスビオ火山の火山岩を取り寄せて作られた日本初ニ連式の新窯が設置されているらしい。もちもちのナポリピザはちゃんとおいしいが、個人的には同じ中目黒の「サヴォイ」やココ出身のシェフが焼く「イル・ルポーネ」の方がうまいと思う。全体にもう少し一品がおいしいといいのだけど。ただこちらの方がイタリア人のサービスがあったりするので、雰囲気重視な人には受けるかもしれない。02年10月。
フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ(中目黒)
東京都目黒区中目黒4-8-12ディモーラ中目黒1F/03-3719-7755
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
イル・ルポーネ(中目黒)
東京都目黒区中目黒2-10-19/03-5722-6789
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ラ・ルーナ・ロッサ(中目黒)
東京都目黒区中目黒2-5-23/03-3793-4310/11.30〜14/18〜22/火休
イタリアン。中目黒の南、目黒川沿いに隠れ家風にポツンとあり、入り口もわかりにくい。店内は白壁に囲まれたコージーな空間であり、地下のサロン風スペースや入り口横の個室など、なかなかくつろげる。コースは5250円。美しく繊細な中にガッツリとした料理も混じるのだが、意外と印象に残っている皿が少ない。量はちょうどいい。デザートはなかなか良い。マンゴソースのフリットなど、狙いがおもしろいものもあったが、もう少しインパクトがあれば…。イタリアで5年修行したというシェフはまだとても若いようだが、もっと大胆な試みをしてもいいのではないだろうか。キッチンが大きく開け、テーブルから眺められるようになっているのは楽しいが、客席から見える部分にいろんな汚れがあるのがとても気になる。窓枠は黒ずみ、カビのようなものも見える。これならキッチンを見せない方がよいかも。05年5月。
アフォガット(祐天寺)
東京都目黒区祐天寺1-16-4/03-5722-6007/17.30〜26/無休/3000円
イタリアン。駒沢通り沿いにあるタベルナ。非常にカジュアルだが温かく楽しい店。料理は当たり外れがあるが、どれも水準的でリストランテ的なものを望まなければ満足できるだろう。居酒屋みたいに使えるイタリアンとしては秀逸な部類に入ると思う。ワインも安い。いろんな意味でちょっと愛している店。99年7月。
アランシア(祐天寺)
東京都目黒区五本木2-16-5/03-3719-5468/11.30〜17/18〜24/日月休/4000円〜
イタリアン。小さなトラットリア。駒沢通り沿いだが、住宅街に上手に溶け込んだ感じのいい店だ。厨房には女性たちが楽しげに仕事をしており、サービスはオーナーらしき男性が丁寧に仕切っている。全体的に可もなく不可もなくだが、なんとなくホッと出来る店だ。料理もワインも安いので普段使いにはとてもいいかもしれない。ただデートには盛り上がりに欠けるし旨い物喰いには物足りない。家族で普段に飾らず楽しむ店なのだろう。なお、ケーキは素朴でおいしい。00年7月。
MUNIRO(世田谷)
東京都世田谷区大原1-15-12/03-3466-2242/12〜14/17.30〜23/月休
イタリアン。シシリア料理。ムニロ。無二路とは禅で言う「古今無二路 (ここんにろなし)」という言葉からとった店名で、やり方は違っても賢者の行く道は、今も昔もひとつであるという意味(サイトより)。コースが安くて良い。2900円、3900円、6000円のみっつで、3900円のものは「シシリア風前菜9種類の盛り合わせ」から始まり、パスタ、メイン、それにドルチェとコーヒー。量もたっぷりある。いくつか追加しつつ楽しんだ。東京にはいまや現地っぽい店も工夫した店もリーズナブルな店もたくさんあるので、そういう店に比べると印象は弱くなるが、それなりにちゃんとうまいので、例えば近所にあったら利用したくなる店だと思う。遠いところをわざわざという感じではないかも。井の頭通り、北沢中前交差点すぐ。05年7月。
R(尾山台)
東京都世田谷区尾山台3-9-10/03-5707-4141/11.30〜14.30/18〜22/月休
イタリアン。尾山台の商店街にあるリストランテだが、郊外店のぬるさがなく、料理・雰囲気ともにシビアに理想を追求したもの。お洒落で落ち着いていて大人っぽくて、そしてちゃんとうまい。なかなかだ。商店街にあるのに完全予約制でアラカルトもない。その日に入る食材で2〜3人前のみを作るらしいのでメニューは口頭での説明のみになる。パスタまでのコースが3000円。セコンドまでのコースで4000円。そう、とても安い。全部で8〜10程度のテーブルしかないのにこれで採算取れるのだろうか。少量ずつ出てくるイタリアンで、料理としてはホロホロ鳥のカチャトラが印象に残っている。ワインのセレクトもとてもよく、安価でおいしいものを取り揃えている。青山「エルトゥーラ」で5年、東麻布「カメレオン」で2年パスタシェフとしてやっていたシェフが料理をしている。05年9月。
イルピアット・カチャトラ(世田谷)
東京都世田谷区下馬2-34-12/03-3418-8980/11.30〜22/月休
イタリアン。il Piatto CACCIATORA。三軒茶屋から歩いて10分ほどの住宅街にポツンとある小さなカフェ風の店。郊外にありがちなオシャレなだけの店かと思ったらさにあらず、わりと本格的で良心的な佳店である。パスタはすべて手打ちでなかなかうまい。スタッフも調理・サービスともに気持ちが入っている。前菜3品+パスタ1品+ドルチェ1品で2800円という秀逸なディナーコースがある。量もちゃんとあるので女性はわりとこれで充分かも。ワインの揃えも可愛らしい。なんというか応援したいタイプの店。がんばってほしい。04年9月。
レストランYumYum(芝浦)
東京都港区芝浦2-10-5/03-3769-1155/11.30〜22.30/無休/4000円〜
イタリアン。フレンチとイタリアンの間って感じかな。パスタがしっかり出てくるので一応イタリアンと分類。レベル的には洋風居酒屋の域を出ない。料理それぞれ特においしくもなくまずくもなく、そう、ホテルの格安ダイニングって感じである。天井は高くスペースも贅沢にとってあるが、料理・サービス・インテリアそれぞれポイントがなく中途半端。ワインの持ち込みが一本1500円で可なので、持ち込んで宴会するスペースとしては利用できるかも。00年9月。
ヴォーロ・コズィ(白山)
東京都文京区白山4-37-22/03-5319-3351/12〜13.30/18〜21.30/月・第3日・火昼休
イタリアン。代々木上原で「ブォナ・ヴィータ」という店をやっていた西口シェフの店。イタリアに修行に出て、向こうで店を任されて、その後帰ってきてオープンした店、ってことらしい(受け売り)。行ってみてビックリ。そうか「ベルドジュール」のあとにできたのかー。しかも居抜きなので、あのアールヌーボー系の雰囲気が色濃く残っていて懐かしい。思ったよりずっとクラシックで背筋が伸びる。もう少しクラシックな格好していけば良かったなと後悔する感じ。とてもいい雰囲気。
で、料理はというと、んー、西口シェフの評判があまりに高いので、期待が高くなりすぎたかも。個人的には、強く印象に残るというよりは、安心して楽しく食事ができる、という感じだった。盛りつけもキレイで味もいいけど、長く印象に残る料理には残念ながら出会えなかった。いや、ちゃんとおいしいんだけど、もうちょい衝撃的な美味かも、と期待が大きくなりすぎたのが原因。食べた中で味を覚えているのは「自家製のグリッシーニ」「ポレンタとタレッジョのラヴィオリ」「自家製コテッキーノ」。6500円の「プリフィックス・コース」はコストパフォーマンスもよく、楽しい。スペシャリテである「ラヴィオリ」とかの印象がもう少し強ければもっと良かった。あと、なんとなく、内装と料理とサービスの感じが合っていない印象も受けた。もう少しモダンな内装とサービスの方が似合う料理かもしれない。07年2月。
| その他の欧州料理 |
ケテル(銀座)
東京都中央区銀座5-5-14 秀吉ビルB1F/03-3571-4642/17〜22.15/月休/8000円〜
ドイツ料理。昭和5年創業という古ーい店。1階はビアホール。地下がレストランである。レストランに入った。コースは6000円と8000円。アラカルトの方が魅力的に見えたからアラカルトを取ったら一皿の量がかなりのものであった。ある意味「本場の量」。それなりの値段もしたが許せる量ではある(余ったら持ち帰りも可能)。ソーセージ、ハンバーグ、アイシュバイン、ウィナーシュニッツェル、タルタルステーキ、どれもきっちり実直に作ってある。面白みがないくらい実直である。それぞれおいしい。希望としては付け合わせの野菜・ポテトを多くしてほしいこと(食事が単調になりすぎる)。パンにもう少し工夫が欲しいこと。ビール、ドイツワインともにもうちょっと種類が欲しいこと。かな。70年の長きに渡って銀座でこういう真面目なドイツ料理を提供しつづけていることに敬意を表したい。00年12月。※閉店。残念!
ヴィラ・モウラ(銀座)
東京都中央区銀座6-2-3 ダヴィンチ銀座アネックスB1F/03-5537-3513
ポルトガル料理。ヴィラ・モウラとはポルトガル南部のリゾートの名前。ポルトガル南部の料理を中心に出す、という意味のようである。銀座の泰明小学校前という立地のわりにとても安いのが魅力。おいしい洋風居酒屋的に気軽に利用するのが吉。ただ、テーブルをぎっしり設置してあるので少々狭苦しいし、味のムラはあるようだ。まぁ安いので…。オススメは「バカリャウ(タラ)とじゃがいものコロッケ」「チーズパン」「いわしのガーリックオイル焼き」「魚介のカタプラーナ(&そのリゾット)」。それと食べ物ではないが、ヴィーニョ・ヴェルデ(微発泡の白ワイン:通称 緑ワイン)は、安価だしやっぱりうまい。というかポルトガル的。初夏などカプカプこればっかり飲んでしまう。いくつかカタプラーナのコースも設定してあり、3000円〜4800円。3000円のコース(本日の前菜・グリルベーコンとフライドエッグのサラダ・タラとジャガイモのコロッケ・魚介or肉のカタプラーナ(残ったスープをリゾットに)・焼きたてチーズパン・コーヒー)をとって、いわしのガーリックオイル焼きとかタコとかを追加するのがいいと思う。2006年6月初訪問。再訪数回。
バル・デ・エスパーニャ・ペロ(銀座)
東京都中央区銀座6-3-12/03-5537-6091/17.30〜27 (金〜28) (土日祝12〜22)/無休
スペイン・バル。1Fがバルで2Fがダイニング、3Fがテラスになっているが、メニューはどのフロアも一緒。軽く飲むときはバル。ちゃんと食べたい時はダイニングかテラス、という感じ。バルの雰囲気がいい。カウンターに素材がいろいろ並んでいて食欲をそそる。なんでもスペインの「ヌウ・マノリン」というバルをそのまま再現したということらしい。スタッフもその店で修行しているという徹底ぶり。なるほどメニューが魅力的なわけだ。ワインの品揃えもよく、料理・ワインともにわりと安価。料理は、期待外れのものもたまにあるものの、すべてちゃんとしている。いい感じ。深夜までやっているので銀座では貴重でもある。数々の店舗展開をするグラナダグループの一店。05年9月。
ピンチョス・ベポ(日比谷)
東京都千代田区内幸町2-2-2富国生命ビルB2F/03-3597-0312/17〜21.30/日祝休/2000円〜
スペイン料理。スペイン風ファストフードの「ピンチョス」に絞った専門店。ピンチョスとはスペインのバスク地方のおつまみで、本来は非常にさりげないもののようだが、この店のオーナーであるベポさんがそれを拡大解釈し、数多くの創作小皿を考え出し、店にしたらしい。50種類くらいピンチョスがメニューに並ぶ。どれも200円前後ゆえ、ふたりでわいわい取っていっても値段はしれている。そしてどれも意外と凝っていておいしい。持ち帰りも可。ピンチョス以外にもパエジャとかサラダとかスペイン料理の代表的なものは揃っているのでコースでも楽しめる。ただ、店は雑居ビルにあり、ジューススタンドみたいな造りなので雰囲気はない。これで場所とインテリアが良ければかなり流行るのになぁと残念な気分。いまの雰囲気ではデートなどには向かないかも。まぁ小さなピンチョスをパッと楽しんで、さぁ二軒目に行こうという使い方がいいのかもしれない。都営三田線内幸町駅が最寄り。03年7月。
カマロン(虎ノ門)
東京都港区虎ノ門3-11-8/03-3432-7772/18〜23.30/日祝休
スペイン・バル。小さい店でいつもいっぱい。カウンターの上の黒板を見ていろいろタパスを注文しつつシェリーとかワインとかポルトとか飲んでいるとあっという間に時が経つ。ボクはここでは長居せずにすぐ他に流れることが多いのでお腹にたまる系の一品は食べたことないのだが、パエジャも相当美味らしい。とてもスペインっぽい店なのでスペイン好きにはたまらないだろう。04年10月。
バル・カマロン(虎ノ門)
東京都港区虎ノ門5-8-11/03-3432-8804/16〜23/日祝休
スペイン・バル。オープンしてすぐ行ったこともあるが、ボクがイメージするバルよりもキレイすぎるかも(ボクのイメージの中では床はゴミだらけで壁とかもいい感じで汚れてないと落ち着かない)。でも全体にとても良いバル。シェリーも数は少ないもののとてもいいものを取り揃えているし、スペイン・チーズもマンチェゴとバルデオンの二種類があって特にマンチェゴはシェリーとよく合う。トリッパの煮込みやモッツァレラのフリット、生ハム、魚のセビチェなど、料理も良かった。途中で老人がひとりで立ち飲みに来て10分ほどでサッと帰ったりと、利用のされ方も理想的な感じ。敢えて言えば、ちょっと高価かな。バル的にあれもこれもとオーダーしていくといつの間にかひとり5000円近くかかる。夕方4時からやっているので出足早く遊びたいときに良い。05年6月。
ヘルムズデール(西麻布)
東京都港区南青山7-13-12南青山森ビル2F/03-3486-4220
パブ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ティオ・ダンジョウ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-12-5 萩原ビル2F/03-5420-0747
スペイン料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
恵比寿18番(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南2-3-18/03-3794-1894/18〜29/無休
立ち呑みバル。カウンターと小さなテーブル少し。スツールもあるので全部が全部立ち呑みではないが基本的に立ち呑みバルである。生ビールはもちろん、ギネスやシェリー、ワインなどで立ち呑んでいると実に楽しい。黒板にオススメがあり、生ハムミックスやマッシュルームの陶板焼き、アンチョビ、フリット等、いろいろ頼めるが、カウンターのケースに並んだ冷製タパスもそれぞれなかなかの味。いいなココ。これで床がゴミでいっぱいだったらもっとバルっぽい。もちろんつまみ系しかないので、早めにここでひっかけてメインを食べに別の店に行くのが正解。05年8月。
ヴィラ・マダレナ(西麻布)
東京都港区西麻布2-24-17/03-3499-1777
ポルトガル料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
サバド・サバデテ(白金)
東京都港区白金5-3-2 2F/03-3445-9353/18〜23/日月休
スペイン料理。カタロニア地方出身のスペイン人が作るスペイン家庭料理で、家族経営のためとても親密でくつろげる。名物はパエジャ。出来上がったばかりのでっかいパエジャを持ってシェフがホールに躍り出て、ビールを飲みながら唄を歌ってくれたりする。スペインの甘めのビールを客みんなで回し飲みするのも名物。このノリの中に入り込めちゃえば最高に楽しい。マダム(?)のサービスもとてもいい。プラチナ通りの杉の木屋横。97年6月。
田舎料理 La田村(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-8-8エル麻布矢島ビル3階/03-3457-5228/18〜24(日祝18〜22)/6000円〜
南仏・地中海料理。田舎料理と名乗っているだけあって、素朴で野太いしっかりした料理が続く。フランスの農具や民芸を並べた店内は適度に薄暗く居心地がいい。木のテーブルの大きさがまちまちなのも逆に味になっている。なんだかくつろげる雰囲気なのだ。突き出しが山と盛ったアサリだったりするのもうれしい。牛肉コトコト煮や黒豚のパテ、炎のエスカルゴなど、南仏料理をもう少し濃い味にしたような方向性。あえて言えば「森の南仏料理」かな。海の明るさは感じられないが森の滋味が感じられる。ワインの品揃えがもう少し欲しいのと、ロゼワインも用意してくれるともっと南仏っぽくなるかも。ご夫婦(?)ふたりでやってられるので混雑するとオペレーションが悪くなるが、アットホームな雰囲気も手伝って意外と気にならない。麻布十番のピーコックの向かい。04年8月。
バル・レストランテ・ミヤカワ(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5-4/03-3403-2626/18〜24/日祝・第1土休
スペイン料理。バルと店名についているが、店の雰囲気も値段もバルではない。木を多用した雰囲気いいレストランテで、スペインの各地伝統の郷土料理を食べられる。バルっぽいとしたらタパス系の料理が多いこと。それぞれちゃんとおいしく食は進むが、量や味に比べてやはりちょっと値段が高いと思ってしまう。味も印象に残るものは特になかった(まぁおいしいのだけど)。もう少し安ければ、カウンターをバル使いしてサッと食べたいが、どちらにしても人気店で混んでいるので無理かな。サービスはとても親切でよい(特にマダム。シェフが伊豆の式根島出身ということで、実家から直送される魚介類もお勧めされる。ベルセベス(亀の手)があることもある。04年12月。
ロスプラトス(赤坂)
東京都港区赤坂6-13-11/03-3505-5225/12〜22/"日祝休 "/8000円〜
スペイン料理。東京では老舗。店名は「たくさんの皿」という意味。雰囲気の良い店でいかにもスペインスペインしている。ただし値段は高めなので、若者同士というよりは接待系か。スペイン大使館推奨店らしいし。特筆すべき味に出会ったわけではないが、全体に楽しく食事が出来る。パエジャが飛び抜けてうまいなぁと思ったら、ここのシェフはスペインのパエジャ大会で最優秀賞を受賞したらしい。なるほど。95年2月。05年7月。
カー・ウント・カー(赤坂)
東京都港区赤坂1-4-6/03-3582-6622/11.30〜14(水木金のみ)/17.30〜21.30/日祝休/12000円〜
オーストリア料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
マヌエル(渋谷)
東京都渋谷区松涛1-25-6/03-5738-0125
ポルトガル料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ロス・レイエス・マーゴス(代々木)
東京都渋谷区代々木5-55-7/03-3469-8231/17.30〜22.30/日祝休/4000円〜
スペイン料理。街場のスパニッシュ。カウンター6席ほどと小テーブル5つ、そして個室ひとつ(16名)の小さなレストラン。店内適度に雑然としておりアットホームでくつろげる雰囲気。デートより普段使いな感じ。サングリアやワインは小さなコップで飲むのでちょっとバルっぽいが(バルはコップで飲むのが正式)、ワインはせっかく「マーゴス・セレクト・ワイン」というリストもあるくらいスペインワインに力入れているのだからワイングラスがあってもいいなぁと思う。一品物はそれぞれ焦点がきっちり来ている味でなかなかおいしい。ピクルスやアンチョビの前菜とかがちゃんとおいしくメイン料理もきちんとしている。パエジャも小さい鍋で一人分から作ってくれる。フィデウア(パスタのパエジャ)もある。デザートもいろいろ変わったのを用意してくれている。店名は「東洋の三賢者」から来ているらしく、ラクダに乗って来た三賢者にちなんでラクダが店のシンボルになっている模様。きさくで明るいご主人との話も楽しい。参宮橋商店街にあり東京の真ん中からは遠いが、近くに住んでいるヒトなら行って損はない気楽でおいしい店だ。03年10月。
スンガリー(新宿)
東京都新宿区西新宿1-7-2/03-3343-5047/11.30〜22/日休/7000円
ロシア料理。東京のロシア料理の老舗で、もう半世紀以上やっている。ソ連からロシアになり、流通がよくなるに従ってどんどん本場の材料を使いだしていて、味は進化している。ロシアの家庭料理を中心に様々なタイプのロシア料理を出す。ちゃんと赤いボルシチ(ビーツを使っている)。ロシア風餃子、ビーフストロガノフ、ピロシキなど、日本人でも知っている料理以外でも、サービスの人と相談するといろんな料理が楽しめる。ちなみに加藤登紀子さんの母親がやっている。表参道にも店がある。こちらは何というかギリシャ風かつライブハウス風でちょっと独特な雰囲気。96年3月。2002年7月。
| 洋食 |
つばめグリル(銀座)
東京都中央区銀座1-8-20/03-3561-3788/11.30〜22.15/無休/1500円〜
洋食。品川、新宿、渋谷、池袋などに支店があるチェーンの銀座本店である。創業昭和5年で、当時はとてもモダンだっただろうなぁと想像される店内。ここの名物はハンブルグ・ステーキ。つまりハンバーグである。鉄板の上でアルミホイルに包まれたハンブルグステーキは幼い頃に憧れたハンバーグの味そのもの。聞けば、牛70:豚30でブレンドした合挽きを使い、挽きたてを鉄板で焼くという。香り高くおいしい。他にもいろいろメニューがあるが、ここに来るとどうしてもハンバーグを頼んでしまうなぁ。97年8月。
Repas(銀座)
東京都中央区銀座1-20-11 伊藤ビルB1F/03-3561-0366/17〜24/日祝休/3000円〜/http://homepage1.nifty.com/repas/
洋風居酒屋。「こんなかんじ de dining Repas」という店名らしい。Repas=ホパと読ませるらしい。フランス語で食事を意味するらしい……。メニューには創作料理系がたくさん並んでおり、それなりに楽しい。おすすめを店に聞いて注文するといいだろう。ただ味的にはちょいと残念な感じ。突き出しで出てくるジャンクフード系が結局ほっこりできたりして…。チーズフォンデュがあるが、それが一番まともな感じであった。全体にとても安いので別に文句はないのだが、でも料理目的で行くとがっかりさせられるかもしれない。01年10月。
あんとれ(銀座)
東京都中央区銀座2-8-15 共同ビルB1F/03-3561-3939/3000円
洋風居酒屋。洋風居酒屋としての条件をちゃんと満たしている。つまり、オヤジくさくない・料理がそこそこ・広い・明るい。女性が仕事帰りに気軽に一杯、とか。ただ上のような条件って、つまりは「普通」ってことだから期待はしてはいけない。料理がそこそこだったのと、オープンキッチンが気持ちよかったのがまぁまぁ。00年7月。
木村家(銀座)
東京都中央区銀座2-8-19/03-3561-0406/11〜19/無休
洋食。創業60年。銀座の穴場洋食で以前は高齢のおばあちゃんが店の看板としていらしたのだが、もしかしたら亡くなったのか再訪時には写真があっただけだった(間違っていたらごめんなさい)。娘さん(と言ってもそれなりに熟年)がひとりで回している。「心あたたまるハンバーグステーキ(1000円)」。卵の半熟具合が最高のハンバーグ。さりげないハンバーグながら丁寧に丁寧に作られている。ポタージュやポテサラもよい。時間がゆっくり流れるので急いでいる時には向かない。おばさんはおまけもくれたりして優しい。食後はミルクコーヒーを。もうカウンターも使っていない感じ。テーブル2つ。5席のみ。なんだか人のぬくもりを感じたい時に行きたくなる店。02年6月。06年1月。
煉瓦亭(銀座)
東京都中央区銀座3-5-16/03-3561-7258/11〜15/16.30〜21/日休/3000円
洋食。久しぶりの再訪。日本の正しい洋食屋というイメージは変わらないし、サービスは改善された気がする。明治35年に始めたという元祖オムライスがおいしかった。ケチャップライスではなく、溶き卵の中にご飯を混ぜてオムレツ形に焼いてある。西洋料理が珍しかった時代に米を野菜の一種として位置づけ、オムレツの具にしてみたのが初めだとか。ハンバーグやカツは以前の印象よりかなり「普通」になっている。他の店が工夫して追いつきだしたのだろう。冬の牡蛎フライも印象に残っている。85年ころ初訪問。再訪数回。00年7月。
みかわや(銀座)
東京都中央区銀座4-7-16/03-3561-2006/11.30〜21.30/無休
洋食。1948年創業。銀座の一等地でずっと続いている一軒家レストラン。サラダが「サラド」という表記だったりするのも走りの店っぽくて雰囲気。ものすごくアンティークな店内だが非常に清潔で気持ちよい。ふらっと入るとビックリするくらい高いメニューで、たとえば海老フライは4500円、チキンカレーで2100円、ビールカツで4500円とかする。ここは洋食屋というよりはハレの日の高級レストランという位置づけで考えたほうがよいだろう。カキフライは煉瓦亭と双へき。ビーフシチューは甘く独特なうまみ。95年3月。
銀の塔(銀座)
東京都中央区銀座4-13-6/03-3541-6395/11.30〜20.30/無休/2500円〜
洋食。シチューで有名な店。昭和28年創業で、外観店内ともにとても古く趣がある。特に夜の雰囲気が良い。もともと久保田万太郎が歌舞伎役者に肉を喰わせて元気にさせるために始まった和風シチューらしい(店名はパリの「トゥール・ダルジャン」にちなんで彼がつけたらしい。暖簾の鴨の絵はそのせい)。お箸で食べられるように非常にやわらかく煮込んであるビーフシチューやタンシチューは、さすがにうまい。ちょっと濃厚すぎるとも感じるが、ご飯と一緒に食べる(ご飯にかけるのもなかなかいい)とバランスはいい。こういう雰囲気のもとでご飯でシチューを食べていると、日本の洋食文化そのものを味わっているような気にすらなってくる。シチューが土鍋で出てくるのもなんだかいい感じ。歌舞伎座近く。シチューは4種類あって、それぞれ3品の小鉢がつく。01年5月。
YOU(銀座)
東京都中央区銀座4-13-11/03-3541-5204/8:00 ? 22:30/無休
洋食。というか、オムライスで有名な喫茶店。チキンライスを卵で包まず、ケチャップライス(バターライスにトマトソース?)の上にオムレツが載るタイプのオムライス。このオムレツの完成度がすごい。スプーンでちょっとつつくとオッパイみたいにぷるんぷるん揺れるのだ。このぷるんぷるん具合が実に心地よく、何度も何度もぷるんぷるんしてしまった。あんまりやってると変態と思われるので適当にやめてオムレツをまずちょっと食べる。中は半熟でクリーミー。香ばしく素晴らしい。チキンライスも食べてみる。薄味で上品なチキンライスだ。で、いよいよオムレツを崩してチキンライスと一緒に口に入れる。ん? あら、ちょっと弱い。チキンライスがオムレツに負けて、快感が減少してしまっている印象。惜しいなぁ。オムレツとチキンライスの完成度は高いのに、オムライスになるとちょっと弱くなる。この店のオムライスを大好きな人がいっぱいいるのもよくわかる味なのだが、ボク的にはもう少しチキンライスが強いほうが好きかも。ちなみに+200円で大盛りになるが、大盛りでもオトコには少し足りないかも。歌舞伎座の東にある。06年4月。
銀座キャンドル(銀座)
東京都中央区銀座7-3-6 有賀写真館ビルB1F/03-3573-5091
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レストラン・ヤマガタ(銀座)
東京都中央区銀座8-5-1プラザG8 2F/03-3575-1553/11.30〜14.30/17.30〜21/土日祝休
洋食。1924年創業。洋食激戦地の銀座で3代続いている老舗。ちょっとサロンのような雰囲気で高級感あるが、料理はそんなに高いものではない。古い洋食の味をきちんと守っている感じで好ましいが、味的には特に印象に残らなかった。もっと特徴を押しだしてもいいかも。05年12月。
資生堂パーラー(銀座)
東京都中央区銀座8-8-3/03-3572-2121/11.30〜20.30/無休/3000円
洋食。全体にとても落ち着いている大人の店である。「チキンライス」「オムライス」などベーシックなものがうまい。雰囲気もご馳走のうち、な、うまさ。定食は値段のわりに当たり外れがあるので注意。96年2月。※ビル自体がなくなったので、閉店。
蜂の子(築地)
東京都中央区築地1-5-11/03-3542-1804/11.30〜14/18〜21/土日祝休/3000円〜
洋食。フランス料理と看板には書いてあるが、オムライスやハヤシライス、ポークカツとかのメニューを見ると紛れもなく洋食屋である。夜のオムライス込み2900円コースはお得で安いが、味的には普通。わりと人気のオムライスは中身べちゃべちゃでもうひとつだし、揚げ物もあまり印象に残らない。あえて言えばハヤシライスは昔っぽくてわりといい。古い店で雰囲気はとてもいいのだが、味もサービスももうちょっと…。00年7月。
豊ちゃん(築地)
東京都中央区築地5-2-1中央卸売市場内/03-3541-9026/5.30〜13/日祝・市場休場日/1000円/http://www.tsukijinet.com/tsukiji/kanren/toyochan/
洋食。築地場内にある創業大正8年という老舗洋食屋。場内の常連さんでいつも賑わっている。雰囲気も店員さんの感じも料理自体も、古き良き洋食屋という感じ。オムカレー(ライスの上にオムレツとカレーがどっさり)とあたま定食(カツ丼のカツとじとご飯が別々になっている)が名物。両方とも客のわがままを聞いているうちにできたメニューだということだ。ボクはオムハヤシがわりと好きである。二膳分ほどのご飯の上に卵3個分のオムレツとハヤシソース、千切りキャベツがどっさり乗っている。ハヤシの味がくっきりしていて、ご飯とオムレツをそれぞれに引き立てる。全体に量が多いので女性は気をつけよう。02年3月。
牛かつ おか田(新橋)
東京都港区新橋2-16-1 ニュー新橋ビルB1F/03-3575-0440/11.30〜14/¥xA018〜20.30/土日祝休
洋食。ビフカツ中心。いわゆる行列の店で昼時はいつもすごいが「30秒で揚がるのでお待たせしません」と書かれているように回転はいい。高温で短時間、レアで揚がった牛かつは(関西勤務が長かった)ボクにはごく普通のもの。おいしいが衣が脂っこくビーフの香りを邪魔している。ワサビはよく合うが…。牛かつ丼はマヨネーズを格子状にかける。味的にはTOO MUCH。スナックみたいな店内は親密だしサービスも上々。人気の高い店なので確認のために数回行ったが、やっぱりボクには合わないようだ。05年7月。再訪数回。
カフェテラス ポンヌフ(新橋)
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1階/03-3572-5346
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
せんば自由軒(新橋)
東京都港区新橋3-8-8/03-5425-2371/11〜22/無休
洋食。大阪千日前の有名老舗「自由軒」は大阪勤務時代によく行った。そこが東京進出ということでさっそく食べに行ったが、自由軒は自由軒でも「せんば自由軒」。千日前の自由軒の分家らしい。ただ、織田作之助が愛したという名物カレー(インデアンカレー)の味は変わらない印象(前回食べてから10年くらい経っているので自信はないが)。生卵がのせてあるカレーにウスターソースをかけてグジャグジャにまぜて食べる。その昔は生卵もソースも貴重品だったらしく、これこそハイカラな味、ということだったらしい。個人的にはわりと好きな味&食べ方だし、昔この味が衝撃的にうまかったのは想像できる。店はレトロを前面に押し出したテーマパーク的造り。若い子には面白いかもしれないが、ボク的には狙いが見えすぎてちょっと恥ずかしい感じ。やりすぎかなぁ。赤坂店と立川店もある。03年7月。
さぼうる2(神保町)
東京都千代田区神田神保町1-11/03-3291-8405/8.30〜22/日休
洋食。神保町を代表する老舗喫茶店「さぼうる」の隣にある二号店。ナポリタンとミートソースとカレーのどれにしようかいつも迷うが、やはりお皿に山盛にされたケチャップばりばりのナポリタンが一番の好物。ピーマンが入っていないタイプ。お皿が比較的小さいので山盛に見えるが実はそれほどの量でもない。まぁ懐かしい味なので「昭和の喫茶店のナポリタン」に郷愁を持っていない人にはなんてことない味かもしれないが。ちなみにここはミートソースもいい。たっぷりかかったソースの量。これまた懐かしい味付けだ。04年5月。
レストラン七條(神保町)
東京都千代田区一ツ橋2-3-1 小学館ビルB1F/03-3230-4875/11.30〜14.30/18〜21(土曜昼のみ)/日祝休
洋食。小学館ビルの地下にあり、いつも混んでいる洋食店。食堂的な趣だがディナーはフレンチ的。意外な実力店である。昼のエビフライ(1200円)が特に人気のようだが、ボク自身はミックスフライ(1300円)が好き。エビフライは衣が厚めだが、ミックスフライのホタテは衣も薄く実にいい揚げ具合。ちなみにセットでついてくるコンソメはいまひとつかな。サービスは元気でいいし、レジ横にいるおじいさんが明るくて良い。冬はカキフライもいい。ベタ褒めする方も多いが、ボクはまぁまぁ好きレベルかな。04年3月。
フリッツ(赤坂)
東京都千代田区永田町2-13-10プレデンシャルタワー1F/03-3500-3755/11.15〜15/17〜22/無休/3000円〜
洋食。フレンチの「旬香亭」系列店。正式には「洋食とんかつ フリッツ」であるが、とんかつというより揚げ物・焼き物一般の洋食屋と考えた方がいいと思う。店名は「揚げる」という意味。つまり、カツ、コロッケ、フライなどの様々なフリットを中心とした店なのだ。シェフはフレンチ出身らしいが、コース料理にとらわれず、酒と揚げ物、ステーキなどを食べた後、オムライスなどのご飯物に至るざっくばらんなメニューを楽しんで作っているように感じた。夜の「おまかせコース」は5200円と7800円で、〆に和風オムライスかカレーが選べる。これがオススメ。白を基調としたシンプルなインテリアはなかなかオシャレだが、この手の洋食の中心ファンであるオジサンたちには落ち着かないインテリアかもしれない。まぁ女性は逆に入りやすいだろう。2004年2月に赤坂(というか永田町)のプレデンシャルタワーでオープンしたばかり。04年5月。
チーズハウス・キコ(青山)
東京都港区南青山1-21-7 八千代ビル3F/03-3405-4813
洋食。1970年開店の老舗。2004年12月31日をもってビル解体につき閉店。閉店直前に「ぜひこの名店を知っておいてくれ」と常連さんに連れて行かれた。行って良かった。チーズハウスと銘打っているが、チーズ料理を出すわけではなく、たぶん1970年当時はチーズを使ったグラタンやピザすらも珍しかったこともあるのだろう、そういうメニューが中心だ。ピザ、ナッテン(スウェーデンの夜食でソーセージをトマト煮込みしたようなグラタン状の食べ物。美味)、巨大なカナディアン・ベーコン、コキールなど、昭和のころハイカラだった食べ物がいろいろ楽しめる。ご主人は元レーサーだったということで海外にくわしく、この店を開いたという。乃木坂の当時不便な土地(喫茶ウェストの横)に開いた理由は「景色がキレイだったから」。窓から見えるグリーンや街の佇まいは確かに美しい。店の中はウッディな造りで、長年の笑い声が染みこんだような艶が出ている。初めて行ったのに長く通ってたような錯覚におちいるようないい雰囲気が染みついているのだ。高校時代から通っている客も多いらしく、彼らの出世をご主人が目を細めながら自慢するのが胸にぐんと来た。こうして思い出の場所や建物がどんどんなくなる都市東京。そういえばボクの幼少の頃や中学時代高校時代、いや大学時代の店や建物すらも、もうほとんど残っていない。そんな街にヒトは愛情が持てるのだろうか。街を愛せないのに国や地球を愛することが出来るのだろうか。と、ちょっと思った。閉店前に行けて良かった。04年11月。閉店。
レストラン・チャモロ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-2-8 雨宮ビル B1F/03-3710-7631/ 11.30 〜 15/17.30〜22.30
洋食。昭和50年ころから長くやっている地下の小さな店。ここはオムライスを。ヨード卵光のLLサイズを4個使用し、ふわっふわのトロットロに仕上げた卵生地をご飯の上にかぶせるタイプ。薄く固い生地で包む系のオムライスでは感じられないとろける快感。卵の香りがちゃんとするオムライスって意外と少ないのだ。かかっているデミグラスソースがしつこくないのも良い。「粗挽きソーセージ・オムライス」と「カニクリームコロッケ・オムライス」の二種があり、どちらもサラダ・味噌汁付きで980円。ピクルスもとてもおいしくおすすめ。他にハヤシライスやボルシチや豚ヒレカツカレーやハンバーグなどもある。05年4月。
グリル満点星(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-3-1 アポリアビルB1F/03-3582-4324/11.30〜15/17.30〜21.30/月休
洋食。オムライスで有名。ケチャップ味のチキンライスの上に半熟トロトロの卵をかけてある上乗せパターン。そこにしっかり作ったドミグラスソースがドロッとかかっていて濃厚。感想としては「ま、おいしい」である。絶賛する方も多いがどうもボクには合わないようだ。というか高い。名物オムレツライス1800円。値段を考えるとちょと不満。ちなみにロールキャベツグラタンは好き。クリームコロッケも良い。でも夜にこれらを取ってワイン飲んでるとすぐ1万円弱まで行ってしまうので注意。昼はワンプレートミックスがいいが2000円弱する。新宿店(新宿区新宿3-15-17伊勢丹会館4F/03-3355-3621)、丸ビル店(丸の内ビル5F/03-5288-7070)、田町店(港区芝浦3-4-1グランパーク/03-5441-2112)もある。02年1月訪問。再訪数回。
ネスパ(人形町)
東京都中央区日本橋人形町1-1-22/03-5640-1011/11〜15/17〜22/日休
洋食。大阪で1949年創業の老舗洋食店。2000年ごろ東京に支店を出した。ボクは大阪勤務時代によくこの店に行った。北新地にあった古い店舗の時は中でふたつに分かれていて、素っ気なくも趣ある店内はいかにも古い洋食屋っぽくて良かった。その後大阪の堂島に引っ越してからはわりと普通の店っぽくなったが、相変わらずよく通った。通わせる理由はこの店のコロペット。コロペットとはこの店の登録商標料理で、クリームコロッケとカツの中間のような一品。エバミルクで作った白ソースを牛肉などの具で包み、パン粉で揚げた料理で、ソース類は何もつけずそのまま食べる。初めてだったら「盛り合わせコロペット」がオススメ。牛肉コロペット、海老コロペット、豚肉コロペット、鶏肉コロペットの中からふたつを選んで1100円である。ボクは海老と豚肉を選んで盛り合わせることが多い。ハヤシライスやチキンライスもいい。鶏のミリン焼きもいい。東京店は大阪店の雰囲気を上手に踏襲し、雰囲気はいい。全体に少し高めな価格設定だが、ボクは大阪時代の思い出もあってわりと行く。日替わりランチもボリューム満点でなかなか。05年4月。
小春軒(人形町)
東京都中央区日本橋人形町1-7-9/03-3661-8830
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
来福亭(人形町)
東京都中央区人形町1-17-10/03-3666-3895/11:.30〜14/17〜21/土日祝休
洋食。明治37年創業。人形町を代表する店のひとつ。古くて趣ある佇まい。引き戸をあけると一階は細長いテーブルふたつのみ。この雰囲気がなんか得難い(二階にお座敷もある)。久しぶりに行ったが相変わらずおばちゃんのサービスはいい感じ。客というより親戚という扱いに近い。下町っぽくていい。メニューはビフカツとかオムライスとかメンチエッグとかカニヤキメシとかいろいろあるが、やっぱりメンチがおすすめ。懐かしい味。ちなみにカレーは黄色くて小麦粉で溶いた系のカレーで、いわば「ライスカレー」系なのだが、これはいまひとつ。まぁでも人形町なら「小春軒」か「キラク」を選ぶかも。02年8月。06年5月。
津々井(人形町)
東京都中央区新川1-7-11/03-3551-4759/11〜14/17〜21/日祝休/1000円〜
洋食。創業60年近い老舗。「にっぽんの洋食」とショルダーコピーが入っている。伝統を守ろうという意志だとは思うが、ただ単に守りに入っているわけではない。それはこの店の人気メニュー「ハンバーグ丼」でもわかる。ハンバーグがどどんと入ってデミグラスソースがかかったそれは洋食の枠をひとつ越え、なんとも不思議な趣。蕎麦屋で出るカレー丼みたいな、一種独特な世界を構築している。デミグラスソースとご飯の相性がとてもよく、そこに乗った半熟卵を溶かすと相当うまい。ただ、ハンバーグしか乗ってないので少しシャキッとした野菜の感触が欲しくなる。そういう意味ではもうひとつのメニュー「和風ハンバーグ丼」の方が変化がついていいかもしれない。また「トロトロオムライス」もわりと良い。二色のソースがついており、すっぱい方の味がわりと良いのである。二人か三人で訪れて、「ハンバーグ丼」と「和風ハンバーグ丼」を取り合い「トロトロオムライス」をシェアする、というのが楽しい食べ方。なお、これらのメニューは平日ランチ限定。夜はビーフシチューを中心にした「洋食コース」が4200円。他に要予約でフルコースがある。05年5月。
大宮(浅草)
東京都台東区浅草2-1-3/03-3844-0038/11.30〜14/17〜20.30/月・第3火休/8000円
洋食。洋食というよりはジャパニーズ・フレンチかな。昭和中期の古いフレンチを食べているような印象。バターがたっぷりでおいしいが、ちょっとこってり過ぎるかも。逆に今風フレンチでは味わえないクラシカルな料理が楽しめたりする。コースは5000円くらいから10000円くらいまで。一品はたとえばカレーが1000円程度なのでそういう意味では良心的。ある時フォアグラ丼をいただいたがこれはとても美味であった。96年9月。04年9月。
リスボン(浅草)
東京都台東区浅草1-25-18/03-3841-3663/12〜16/17〜21/火休/2500円
洋食。1942年オープンの老舗。趣のある店内でボリュームたっぷりの洋食が食べられる。しかも安い。いろんな意味ですごく下町っぽい洋食屋。凝った完成度はあまりないかもしれないが、店内の雰囲気も含めて「昭和のご馳走」って感じである。看板もかわいい。95年3月。
香味屋(上野)
東京都台東区根岸3-18-18/03-3873-2116/11.30〜21.30/無休/5000円
洋食。「かみや」と読む。1925年創業の老舗。広々とした空間で、気持ちよいサービスとともに、古き好き洋食が食べられる。特に2階は天井が高く、気持ちがいい。ここのメンチカツのジューシーさはすさまじい。ナイフを入れた途端ジュッと肉汁が飛び出してくる。こんなメンチカツは他にはない。シチューもいい。濃厚なドミグラスソースがさすがの味。実に柔らかく煮込んだ肉とともにバランスも最高。肉を食べ終わったらドミグラスソースにライスを混ぜて食べるという行儀悪いやり方もわりとオススメ。チキンレバーソテーやステーク、コクテル類、スパゲティ、ピラフなど、どれも懐かしく正統な味の数々。とてもおいしいし満足するのだが、いかんせんこの店は全体に高額。上記メンチも単品で2000円。ビーフカツで4800円、ハンバーグで2000円、スパゲティ・ナポリタンで1730円……と、まぁ高めのフレンチレストランくらいの値段はしてしまうのが難。ある程度歳をとり、お金に余裕が出来た人がゆっくり楽しむ店だろう。98年2月。再訪2回。
三好弥(秋葉原)
東京都台東区台東1-30-3/03-3831-7301
洋食。小さくて相当カジュアルな洋食店だが、メニューがバラエティに富んでいる上に味もわりあいツボを心得ていて良い。三好定食がすごい。ロース生姜焼き、ヒレカツ、エビフライ、ハンバーグ、スパ、キャベツ、ごはん、味噌汁、つけもので1000円だ。他にも、サービス定食、鉄板焼き定食、ハヤシライスセット、とか、エビデクセル(クリームコロッケとえびフライの合体)とか。ボリュームと味がなかなか。揚物はきちんとからりと揚がっている。半ライスだと50円引きとか、カレーかけたら100円アップとか細かく良心的に対応してくれる。脂でてかてかの床もご愛敬。ご主人もなかなか味があり、いい。メニューが多すぎて迷う。うれしい懊悩。05年8月。
お座敷洋食 入舟(大森)
東京都品川区南大井3-18-5/03-3761-5891
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
キッチン・ブルドック(大井町)
東京都品川区東大井5-4-13/03-3471-6709/11.20〜21.05/水・第3木休
洋食。大井町駅前の東小路というカスバみたいな地域にある店で昭和初期の匂いがぷんぷんする懐かしい店。外観も店内も味もすべてに時が止まっている。看板に「大井一うまい やすい」と書かれているのも怪しい雰囲気。一見さんだと中に入るのもためらわれる外観だ。
ボクはここのメンチを食べるなら健診直後と決めている。だってね、このメンチカツ、まず異様にでかいのだ。普通のメンチカツの倍以上。卓球のシェイクハンド・ラケットほどある。初めて見る方は誰でも「なに〜!?」と驚く量なのだ。そして油がギトギト。んでもって香りがくどい。一口囓ると肉汁もあふれ出し、うわー、この肉って相当ジャンクー! と確信させてくれるような香りが口中一杯に広がるのである。でもね、このジャンク感こそ実はメンチカツの生命線だとボクは思っている。お上品なメンチカツなどいらない。オレはまさにこういうジャンクな味が喰いたかったのだぁ! と叫んでしまうようなメンチ魂(?)がここには込められている気がする。そのうえこのメンチカツにはトマトケチャップ系デミグラス・ソースがたっぷりかかっているのだが、そのせいでとっても懐かしい味がする。
店内は相当雑然としていて清潔感はあまりない。でも長年いろんなお客に愛されてきた歴史が壁や床やテーブルに染みついていてなんとも落ち着ける。日替わり定食を始めメニューが豊富で、全メニュー制覇をしてみたくなるほど魅力的。この前同じテーブルの客が頼んだカレーライスを見たが、これがまた懐かしい「真っ黄色なカレー」だった。あぁボンカレーの色、昭和の色だ。次はあれを頼んでみよう。04年10月訪問。再訪2回。
スワチカ(五反田)
東京都品川区西五反田1-27-6/03-3490-2914/700円〜
洋食。カウンターのみの店だが、清潔で真っ当な洋食。メンチカツはジューシーで香りもよくカリカリサクサクしていてなかなか。カレーもまぁまぁ。全体にとってもいいB級洋食。定食屋(学生とかサラリーマンのご飯屋)として完成されていると思う。01年3月。
タケハーナ(代沢)
東京都世田谷区代沢3-12-20/03-3410-1739/18〜22/日祝休/8000円〜
洋風居酒屋。居酒屋と呼ぶのはちょっと可哀想かな。イタリアンベースの創作料理で「東京料理」を標榜しているこぎれいな店。メニューは「おくらのピクルス」「さばみりん干しのサラダ」「東京チャーハン」「蒸し豚と山ぶきの梅納豆あえ」などレギュラーと週替わりにわかれどれも魅力的でおいしい。よくできた家庭料理という感じ。イタリアワインも2000円から置いている。カウンターとテーブル1つ、それに8人くらいの個室。カウンターに座るのが一番楽しい。竹花さんという女性がシェフだ。淡島派出所の近く。97年10月。
7年ぶりに再訪。雰囲気も料理も大きくは変わっておらず、地元のお客さんに愛されて続いている空気が漂っていてくつろげる。このまま長く変わらず続いて欲しいと願う。「おくらのピクルス」がやっぱり好き。04年10月。
レストラン・サエラ(佃)
東京都中央区佃2-8-5/8000円
洋食。こんなところに!のロケーションだが、その意外性も手伝ってなおさらうまい洋食に感じることだろう。親父さんと息子ふたりで運営していてのどかな雰囲気。上質で志の高い洋食が食べられる。昼は定食。普通のトスドサラダがおいしかったりするからうれしい。夜はフレンチちっくなメニューになるが、〆にお鮨も食べられるのがユニーク(お鮨を〆に取らないとお鮨担当の弟さんががっかりする)。ただ、一品ずつ頼んでいくとわりと高くなってしまうので(コースだと6500円)、まずは昼の定食から試してみたらどうだろう。こういう隠れ家みたいなおいしい店好きな人にはとっておきの店になるのではないだろうか。地下鉄月島駅6番出口を出て大通りではない脇道に入って行く。あとは住所を見て調べてください。00年12月。※2005年閉店。どうも投資で失敗してしまったようだ。残念な店である。
Bowery Kitchen(駒沢公園)
東京都世田谷区駒沢5-18-7/03-3704-9880/2000円〜
洋食。いや、洋食というかスノッブな食堂という感じ。「バワリーキッチン」と読むのかな。ニューヨークのバワリー地区(安酒場とかが多い)を意識しているのかもしれない。エスニック系の料理やオムライス的な洋食やパスタ類など、なんでも出てくる若者のたまり場的空間。ちょっとオシャレで適度に下世話でなんとなくおいしげで、個性的なファッションをした若いのがいっぱい来ている。ひとことで言うなら「東京食堂」って感じかな。ちなみにここの壁に飾られているイラストが好き。絵はがきで売ってもいる。ペット入店可。犬連れ多し。01年1月。
| とんかつ・揚げ物 |
かつ銀(銀座)
東京都中央区銀座2-14-5 B1F/03-3543-2485/11〜14.30/17〜20.30/日祝休
とんかつ。移転する前の店の方がいかにもうまそうな雰囲気があって味も良かった。今の雰囲気は(昔に比べれば)普通っぽい。ご飯が別盛りになった「かつとじ」は全体にベチャベチャになって衣の脂っぽさが強調されてしまうのでボクはあまり好きではない。ただ、別盛りにしない丼は逆にご飯に汁が染み込んでなかなか魅力的。どうしてもこのどちらかを頼んでしまうが、牡蛎フライもうまいと聞く。96年1月。
矢場とん(銀座)
東京都中央区銀座4-10-14/03-3546-8810
味噌かつ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
とん喜(銀座)
東京都中央区銀座6-5-15 銀座能楽堂飯島ビルB1F/03-3572-0702/11.30〜15.30/17〜22(土日祝ランチのみ)/無休
とんかつ。とん喜の「喜」は七がみっつ。地下にある店だが昼時は地下への階段からも溢れだし一階の外まで行列ができる。店内に入って一口食べればその理由はすぐわかる。うまいし安いし早い。サービスのてきぱきさもいいし、厨房内の活気もいい。あぁいい店だなぁとつぶやいてしまう雰囲気がある。ボクはいつもここでかつ丼(ロース)を食べる。卵の半熟具合もよく、衣もべちゃべちゃにならず、全体のバランスが素晴らしい。定食のご飯の出来もいいのでいろいろ試したくなる。ちょっと脂を多く感じる部分があるが、店全体に漂うスピード感とワッセワッセした感じで打ち消される印象。銀座のメシ屋の名店のひとつ。03年8月。再訪多数。
梅林(銀座)
東京都中央区銀座7-8-1/03-3571-0350/11.30〜20.45
とんかつ。1927年創業の老舗。ヒレカツを世に広めた店と言われている。「珍豚美人(ちんとんしゃん)」というニックネームが有名。以前はあまりなんとも思わなかった店だが、2004年に改装した後、味がよくなった印象あり。サクサクの食感が気持ちよいヒレカツか、カツ丼がオススメ。なんか子供の頃デパートの食堂で食べたような、いい意味で庶民っぽいカツ丼が特に好きかも。92年ころ初訪問。05年8月。
我楽路(有楽町)
東京都千代田区有楽町2-3-3/03-3574-0334/18〜22/4000円〜
串揚げ。わらじと読む。いわゆる関西風の「ストップ言うまで無限に出てくる串揚げ屋」。お腹いっぱいになったら「これでストップしてください」と言うシステム。ひと串200円程度を15〜20本食べる感じ。創作系を主にしていて、アスパラベーコンやチーズ揚げ、しいたけ肉詰め、キスなど、肉をいっぱい食べたいという向きには不満かもだがなかなかヘルシーな串が続く。多少脂が匂う印象だが、味はまぁまぁな上に安いのでいつもオヤジたちで混雑している。ビールには合う串だしね。有楽町駅界隈で困ったら選択肢のひとつとしてあると思う。スペインの「エルブジ」の天才シェフ、フェラン・アドリアが来日時にこの店に来ていたが(テレビで見た)、彼が来るほどオリジナリティや美味さがある店ではないのでかなり驚いて見た。関西で長く食べ歩いたボクから見ると、大変普通な(つまり水準的な)串揚げ屋さんであります。01年10月。
かつ平(築地)
東京都中央区築地7-11-7/03-3542-1537/1000円〜
とんかつ。1000円のヒレ定食やロース定食を頼んでみよう。そのとんかつの巨大さに驚く。丁寧に揚げてあり味もそれなり。というかその「お客様におなかいっぱいになってもらおう」という態度がとても心地よい。店主は店を継いだらしくまだ若いが気持ちの良い接客で気分がいい。とても小さくとても素朴な設えの店だがなんとなく下町の人情が感じられるようなとんかつなのである。せちがらい毎日のホッとする句読点のような店である。00年7月。
美濃屋(築地)
東京都中央区築地2-8-2/03-3545-2878/11.30〜14/17〜20(土〜14)/日祝休/1200円〜
とんかつ。清潔感に欠け、床などベタベタする店だが、とんかつ自体はまぁまぁおいしい。高熱で一気に揚げるようでちょっとパサパサ感があるが、衣とのバランスはいい。ヒレよりロースの方がうまい。きゃべつとご飯、味噌汁の質をもうちょっと上げて欲しい。00年06月。
とんかつ やまいち(神田)
東京都千代田区神田須田町1-8-4 玉井ビル/03-3253-3335
とんかつ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
末吉(新橋)
東京都港区新橋3-14-4/03-5472-5558/11〜14/17〜20.45/日祝休
とんかつ。印象として残るのは「とっても柔らかいとんかつ」ということ。これは好き嫌い分かれるかもしれない。ボクはスマンが嫌いなのだ。とんかつには歯の快感もかなり求めているので残念ながら…。ただもちろんお年寄りを始めとして歯が悪い人には福音のような店かもしれない。同じく柔らかいので有名な「まい泉」よりは微妙に堅め。味的には衣が厚すぎる気がする。01年9月。
河(新橋)
東京都港区新橋3-16-21/03-3578-0778/11〜22.20/月休/1900円〜
とんかつ。「かわ」と読む。10分ほどで揚がってくる。衣は茶色くしっかり中まで火を通しているが(通しすぎくらい)、堅くはない。肉は叩いて柔らかめに仕上げてあり、噛み応えはあまりない。さくさく感がない。ジューシーさも少し足りない。全体に嫌いではないのだけどもう一歩といった印象。銀座(銀座3-4-1)という立地から考えて仕方がないとは思うが、この味なら1500円以下で食べたい。付け合わせの漬け物はすばらしい。種類が豊富でわさび漬けまである。わさび漬けがこれほどとんかつに合うとは気がつかなかった。01年12月。※2004年に新橋に移転した。
燕楽(新橋)
東京都港区新橋6-22-7/03-3431-2122
とんかつ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
とんかつ まるや(新橋)
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館B1F/非公開らしい
とんかつ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
蓬楽亭(人形町)
東京都中央区日本橋人形町2-7-6/03-3665-6139/11〜15/17〜20/11〜20(土日)/無休/2000円〜
とんかつ。上品なとんかつであるが上品になりすぎておらず、いい意味での下品さを残している。二度揚げされたそれは香りこそちょっと弱いものの、肉のうまみは十分活かしているし、とんかつを食べる喜びもある。全体に力強さは足りないが、上品系としてはなかなか良いと思う。オリジナルなウスターソースをかけるのだが、個人的にはこれが衣に染み込みすぎるのが好きではない。衣に乗っかってくる濃いとんかつソースの方が好き。あと、ご飯の炊き具合も(訪問当日は)イマイチであった。これは残念。衣は焦げ茶で剥がれない。これは好み。京樽が経営している。00年06月。
とんかつ丸五(秋葉原)
東京都千代田区外神田1-8-14/03-3255-6595/11.30〜15/17〜20.30/月・第3火休/2000円〜
とんかつ。秋葉原電気街の中にある古い家屋の店。雰囲気はとてもいい。扉の前まで行くとゴマ油の香りがプンとする。そう、ここはゴマ油を混ぜたサラダ油で揚げる。そのわりにあっさりしているが、口の中はゴマ油の香りがかなりくる。肉の香りとちょっとバッティングする気がするがどうだろう。食べ終わってから、ゴマ油が勝ってきてしまい、肉の風味の余韻はほとんどなくなるのが残念だ。好ましいのは、衣がはがれないところ。低温でじっくり揚げるせいなのか。98年11月。
まい泉(青山)
東京都渋谷区神宮前4-8-5/03-3470-1171/11〜22/無休/1500円〜
とんかつ。まい泉チェーンの本店である。ここの地下でチェーン全店の下ごしらえをすべてするらしいので、やっぱり本店で食べるのが一番美味しいのだろう。「箸で切れる柔らかいとんかつ」というコピー通り実に柔らかいが、香りはなく、衣も不必要に厚く、全体にバランス悪く感じた。特製衣らしいが油をよく吸っていてとんかつのコクを消している。もともと柔らかいとんかつが好きでないこともあって、いまひとつココのとんかつが好きになれないなぁ。97年9月。
串揚YAHICHI(青山)
東京都渋谷区神宮前3-41-1/03-5474-5847/18〜24/日休/6000円〜
串揚げ。ストップを言うまで揚げ続けてくれるスタイル。広く長いカウンターのみの店でBGMはJAZZ。照明も暗くちょっとお洒落である。串揚はそれぞれ丁寧な仕事だが、印象はわりと普通。ソースなどのタレとの相性や味のメリハリをもう少し考えたら格段に良くなると思う。素材はいろいろなのだが全体にちょっと一本調子な感じがする。キラー通りのワタリウムの横の信号を増田屋と反対の方に入った左側。98年7月。
知仙別院(六本木)
東京都港区六本木7-16-5/03-3478-6241/17.30〜23/日・第二土休/6000円〜
串揚げ。いわゆる関西風串カツで、コースもあるが基本的にはストップを言うまで出続けてくるパターン。串の他にも一品が出てくるが、これはもうひとつな印象。また串揚げ自体も本場の関西に比べるとちょっと味が単調で残念。ネタの工夫も、東京ならかなりのものかもしれないが、関西だと普通かも。六本木の元防衛庁のはす向かいの道(ヴェルファーレのある道)を入った右側。知仙本院が元防衛庁のちょっと南にある(六本木4-12-5。本院の休日は月・第三火休)。99年12月。
三河屋(西麻布)
東京都港区西麻布1-13-15/03-3408-1304
揚げ物。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かつ好(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿4-20-3恵比寿ガーデンプレイスタワーB2F/03-5421-0080/11.30〜21/無休/2500円
とんかつ。麦豚(麦で育てた豚ですね)のとんかつ。恵比寿ガーデンヒルズという立地に似合わず素朴な味で好ましいと思ったら静岡の出店らしい。麦豚は香ばしいが麦豚ならでは、といった味は特に感じなかった。もう少し歯ごたえと味が欲しい。でも普通のとんかつに比べたらかなりおいしい。衣が剥がれないのはいいがもう少し低温でじっくり揚げた方が好きだ。96年8月。
店名が「とんかつ武蔵」に替わった模様。静岡の店から独立したのかな。
とんかつ びっくり(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1−1−4 恵比寿スカイビル1F/11〜22/土休/700円〜
とんかつ。恵比寿の西口の駅前ロータリーの正面の商店街を入っていったところにある古い店。メニューが豊富で、近くに住んでいたら定食屋としてきっと多く利用しただろうという感じ。味は標準的。高温と低温の二度揚げしているが、芯まで火が通りすぎていてパサパサ気味。さくさく感やジューシーさに欠ける。衣も厚めで胃にもたれる。ただ全体の印象としてなぜか好ましいのは、厨房のおじさんの一所懸命さが伝わってくるからだろうか。とんかつもいいけど、魚のフライとかカツカレーとかエビフライとかそんなものを漫画でも読みながらダラダラ昼下がりに喰いたい、そんな感じの店。店名的には「量が多くてびっくり!」らしいが、そんなすごい量でもない。01年11月。※閉店したというメールあり。
神戸又四郎(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南2-3-1 2F/03-5724-7094/18〜24/無休/4000円〜
串揚げ。神戸は灘の「大黒正宗」という蔵元直営の串揚げ料理店。おまかせ串揚膳 がいい。一の膳6本で1600円。二の膳6本1300円。三の膳4本800円となっており、それぞれを食べ終わるたびに次を続けるか聞いてくる。いつでもストップを言って良い分タイミングが難しい普通の関西式串揚げ店よりわかりやすいシステムで、慣れてない人にはいいかもしれない。薄目の衣でカリッと揚げてあるが、タネへの工夫は驚きよりもさりげなさ。串揚げの中では、栗梅やリンゴのシャーベット、ほたてのカリカリがうまかった。
蔵元直営ということで日本酒が中心だが(もちろん生ビールはある)、「ガラスの仮面」の劇中劇「紅天女」由来のお酒もあり、その辺のエピソードを店長に聞きながら飲むとファンは楽しめるだろう。なんと、紅天女が描けなくて20年近く悩みに悩んでいた作者美内すずえをこの蔵元夫婦が訪ねた際「ふたりの天使を迎えて紅天女は完成するという天啓がありました。あなた方なのですね」といきなり言われ、持っていた庭の梅の木の写真を見せたら「これだ!」となり、一気に筆が進み完成した、とのこと(←その写真を見たが確かに天女に見えなくもない梅の木だった)。って、説明しにくいので、興味ある方は行ってみよう。純米「紅天女」はとりあえずうまかった。02年5月。
すゞき(白金)
東京都港区白金6-22-18/"03-3442-9432 "/11.30〜14/17〜21/日祝休 /3000円
とんかつ。油っぽくないのにコクがあるうまいとんかつ。衣が剥がれやすいのが難だがその衣がまたうまい。全体に目黒の「とんき」に似ている感じだが、「とんき」よりはずっとうまいと思う。キャベツ、ご飯はおかわり自由。接客もよい。95年9月。※大好きな店だったけど、長く再訪してないので自信がない。もう一度再訪してから書きます。
とんき(目黒)
東京都目黒区下目黒1-1-2/03-3491-9928/16〜23/火・第3月休/ロース定食1550円
とんかつ。いつも行列が絶えない人気店。オーダーを覚える神業的サービスは健在。それだけを体験しに行きたくなる。サービスはとても良いしなにより清潔。いい店だと思う。でも味的にはそんなに好きではない。衣は固く、すぐ剥がれる。油もあまり替えていない。食べ終わってからもずいぶんもたれるし、全体にちょっと残念。サービスも清潔度合もいいだけに…。95年10月。97年3月。02年8月。
双葉(上野)
東京都台東区上野2-8-11/03-3831-6483/11.30〜14.30/17〜19.30/月木休/2800円
とんかつ。白くあげたサクサクのロースかつ。ロースなのに脂っぽくなく香りもとても強い。歯ごたえと共に絶品だ。定食屋風店内は寛げる雰囲気でご飯も味噌汁もとてもうまい。ご飯のお代わりが200円というのがガックリだがそれだけギリギリでやっているのだろうと好意的に解釈。上野御三家と言われるとんかつ屋の中では一番好きだしおいしいと思う。96年5月。
本家ぽん多(上野)
東京都台東区上野3-23-3/03-3831-2351/11〜14/16.30〜20/月休/3000円
とんかつ・洋食の名店として名高い店だが言われているほどの凄みを感じたことがない。妙に高級になってしまったからだろうか、洋食屋の心地よいさんざめきもないし。とんかつは脂を除いて低温でゆっくり揚げてあり白い。香りはほんのり程度。ジューシーではあるがアタックがない。定食で出てきたなめこの味噌汁ととんかつは合わないと思うし、きゃべつもソースもイマイチ。逆にメンチなど他の一品の方が好きかも。サービスは気持ちよい。レジが奥にあるので客の動線が混乱するのは改めて欲しいな。96年5月。
蓬莱屋(上野)
東京都台東区上野3-28-5/03-3831-5783/11.30〜13.30/17〜19.30(日祝16〜19)/水休/3000円
とんかつ。ヒレカツ。円筒形のヒレカツが茶色く薄い衣で揚がる。揚げた後、余熱で中まで熱を通す。ジューシーではないが柔らかくしっとりした肉厚のヒレカツ。脂っぽさがまるでないし、とにかく上品なまでに柔らかいのでご年配の方にはとてもいいと思う。逆にインパクトや下品な強さはないので若者は物足りないかもしれない。実際、ボクも30代のころは物足りなかった。40代中盤になってこの店の良さが見えてきた。ご飯とキャベツはおかわり自由。以前はご飯やキャベツのクオリティが低かったがいまはなかなか良い。かつの味も以前より今(2008年)の方がいいかな。店の外まで油の臭いが漂っているのはちょっと残念。1階はカウンター、2階に座敷あり。ヒレカツ定食2900円。96年3月。98年1月。03年4月。08年10月最新訪問。
とん八亭(上野)
東京都台東区上野4-3-4/03-3831-4209/11.30〜15/17〜20.30/不定休(月1〜2回)/1700円〜
とんかつ。白い衣の香り高きとんかつ。低温で10分ほどラードで揚げるそれは肉汁のうまみに満ちていて実に香ばしい。衣もはがれず、肉汁の旨みとのバランスがとても良い。肉質もいいのだろう、全体に満足度が高い店。ちなみにケチャップをはしっこにつけてくれるが、これはこのとんかつとは合わないようだ。非常に古くからやっている店のようだが、適度に下世話で適度に清潔で好ましい雰囲気。ご飯や味噌汁もうまいが、味噌汁か漬物のどちらかに化学調味料を振っているのかな、ちょっと舌に残って、それが残念。01年2月。
双葉支店(上野)
東京都台東区上野4-4-12/03-3835-2672/11.30〜15/17〜20/不定休/2600円
とんかつ。上に書いた双葉本店はロースしか出さないが、そこから分かれたこの店はヒレしかない。店に入っても油の嫌な臭いがせず「これは」と期待させたが、すぐ肉から剥がれる衣はグズグズで歯切れが悪く肉もパサパサしていて滋味にかけた。その日だけかもしれないが、再訪する気にならないほど。きゃべつの質がたいへん良かったことを除けば誉める点を探すのが難しい。ご飯もおみおつけもいまいちだったなぁ。97年7月。
平兵衛(上野)
東京都台東区上野6-7-13/03-3831-3873/11.30〜13.30/17.30〜20/2300円
とんかつ。「この店のとんかつは他店の物とは別物です」と入口に札がかけてある。確かに超低温で音も出さずにゆっくり30分以上揚げるとんかつは真っ白で作り方も見た目も違う。廃油も出ないらしいし素材もすごいらしい。でも味はハテナだ。閉じ込めてあるはずの肉汁・香りもイマイチ立ってこないし歯触りもイマイチ。ここを激賞した某評論家や漫画家たちが食べたときは良かったのかもしれないが、かなりイマイチ。店内もものすごく散らかっていて食欲を失う。店主も客前で従業員(母親?)を大声で叱りとばすし。なんだか店自体がおいしくない。再訪意欲出ず。96年4月。
すぎ田(浅草)
東京都台東区寿3-8-3/03-3844-5529/11:30〜14:00/17:30〜21:00/木休/2300円〜
とんかつ。この頃評価の高いとんかつ屋。穏やかなとんかつだ。丁寧で上品。低温の油と高温の油を使い分けているようで、その揚げ上がりは衣が剥がれやすいのを除けばかなり完成度が高い。香りも高く歯ごたえもちょうどいい。が、僕としてはとんかつにもう少し「荒ぶる魂」を望んでしまう。上品穏やかになりすぎないで欲しいと思うのは贅沢だろうか。地下鉄銀座線田原町駅下車、国際通りの寿3丁目の交差点近く。98年1月。
三朝庵(早稲田)
東京都新宿区馬場下町62穴八幡前/03-3203-6218/11〜17/木休
かつ丼。蕎麦屋なのだが、かつ丼としてエントリー。というか、この店ではかつ丼しか食べたことがない。早稲田の学生街にあり江戸時代創業の老舗として付近では有名。早稲田の学生は一度は食べたことがある店だろう。特筆すべきは、この店がはじめてかつ丼とカレー南蛮をメニューに載せたという歴史的店であること。久々に訪問したが、蕎麦屋のかつ丼の典型の味で、すごいうまいというわけでは決してない。聞けばカツは近くの肉屋で揚げたものだという話だし、味つけは甘すぎるし、なんだかなぁな部分もあるのだが、伝統を楽しむという意味も含めて捨てがたい店だとボクは思っている。95年10月。
椿(成城学園)
東京都世田谷区成城5-15-3/03-3483-0450/11.30〜14/17〜20/月休 /2500円
とんかつ。久しぶりの再訪。7年ぶり。相変わらず住宅街の中の名店だ。さくさくさっぱり上品なとんかつ。ロースは肉自体がサクサクで、衣はカリカリ。うまい。ヒレは肉自体が柔らかめになるので衣のカリカリ感がより強調される。肉と衣のバランスは素晴らしいのである。個人的にはちょっとソースが強めかもしれない。肉のうまみを少し消してしまう気がする。なお、味噌汁はもうちょっとうまいものを出して欲しいのと、つけものに化学調味料をかけないでほしい。全体に昔の印象よりやさしくなった感じがする。おいしい。でも印象が強いわけではない。あ、それと、コストパフォーマンスは悪いと思う。00年8月。
丸一(大森)
東京都大田区大森北1-7-2/03-3762-2601/11.30〜14/17〜20/水休/1300円
とんかつ。ここは量がすごい。東京一かも。「盛り合わせ」を頼んだらかなりの大食漢でも満腹もしくは残すだろう。汚い店内だが丁寧な仕事で好ましい。満腹感はおいしさの必須条件と考える向き(ボクも含む)には嬉しい店だ。味もまぁまぁ。火通しも良い。ただ衣が剥がれがちなのが残念。ちなみに残しても持ち帰れる。少々並ぶのを覚悟で。97年1月。
改装して2倍の広さになった(それでも16席)。以前あった「盛り合わせ」はなくなったが、例えば「とんかつ定食」だと1300円と1700円のがある。1700円の方は大の男でも苦戦する量だ。衣がはがれがちなのが相変わらず残念だが、全体にバランス良くおいしい。豚汁もよくなった。それに量や質に比べてとても安い。上品なとんかつではないが、下世話にワシワシ食べるとんかつ本来の良さがよく出ている。02年1月。
こういう「強いとんかつ」が少なくなってきた。衣濃いめ系としてはかなり好みの味。洗練よりこういう強さがすき。やっぱりロースカツがおすすめ。ごはんやつけものが改善されたらうれしいなぁ。キャベツ用にしょうゆを置いてくれるともっといい。04年3月。
とんとん亭(大森)
東京都品川区南大井6-16-9/03-3761-2750/1500円〜
とんかつ。まず店内が汚い。ごちゃごちゃしていて掃除も行き届いていない。こういう感じに汚い店でおいしいことはあまりない。いい料理を出すことと店内を清潔に保つことは気持ちとしてはイコールなはずである。とんかつはそれなり。ギトギト感がちゃんと「力」になっているボクの好きなタイプの味ではあるが、ごはんがべちゃべちゃだったり豚汁が臭かったりどうもアンバランス。力仕事をした後などにドカドカ食べる心地よさもとんかつの魅力ではあるのだが、でもその域をもう一歩出て欲しい。まず店や白衣を清潔に保つところから始めて欲しいと思った。99年3月。
鈴文(蒲田)
東京都大田区西蒲田5-23-13/03-5703-3501/11.30〜14/17.30〜20.30/水木休/特ロースかつ定食2100円
とんかつ。すずぶん、と読む。こんなところに?というような場所にある隠れた名店。大森駅前の「丸一」から分かれた人がやっている店だが「丸一」より清潔だしおいしい。非常に丁寧で真摯な仕事ぶり。穏やかなご主人だが、穏やかなとんかつではなく、力強い味。ボリュームあるそれは低温のラードでゆっくり揚げ、ジューシーで非常にうまい。上品すぎないうえに、衣も剥がれない。蒲田の日本工学院正門そば。2003年にリニューアルした。97年12月。
はん亭(根津)
東京都文京区根津2-12-15/03-3828-1440/12〜14/17〜22(日祝16〜21.30)/月休
串揚げ。根津にある雰囲気抜群の木造三階家。立地と外観がすでにご馳走で、谷根千歩きでの食事処としてはとてもいい。ただ、中は大部屋(特に二階)で、外観ほどの雰囲気はない。味もとくに印象には残らない。創作系のちんまりした串揚げ。システムとしては2700円のコース(小さな前菜2品と串揚げ6種)を頼むのだが、それではとても足りないので次々追加していく(6種ごとに1300円)。ビールとともに結局お会計は高くなる。この店では一軒目として2700円分だけ食べて早々に二軒目に行くのがオススメかも。05年11月。
| カレー |
ニューキャッスル(銀座)
東京都中央区銀座2-3-1/03-3561-2929
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
GINZA CURRY HOUSE 1/3(銀座)
東京都中央区銀座3-13-7/03-3549-0013/11.30〜15/17.30〜22.30/土日祝休/850円〜
カレー。マガジンハウス本社の裏手にある店。明るくお洒落な店で、店員の女性たちも元気。この程度の気楽&お洒落な店って意外とないのでうれしい。もうちょっと辛い方が好きだが、おいしい。野菜カレーはちょっと揚げてあったり、ドライカレーはカレー粉で炊いたご飯にカレーがかけてあったり、工夫がきいている。ドライカレー、ちょっとくどいが好き。01年9月。
グリルスイス(銀座)
東京都中央区銀座3-5-16/03-3563-3206/11〜15/17〜21/月休/元祖カツカレー1300円
カレー。昭和22年開店で、その翌年、カツカレーを発明した店として有名。昭和23年、巨人軍の千葉茂が「カレーライスにトンカツをのせてくれ」と頼んで作ったのがソレ。理由は「わけて食べるのが面倒だった」ということらしい。個人的にはカツとカレーは特に相性がいいとは思えない。カツに合わせるなら、そば屋風ダシカレーの方が合うような気がするな。ただ、この店は食パンを水に浸して裏ごししてルーに加え、カツに合うように工夫しているという。その工夫のあとがよくわかる味だが、それでもやっぱりボクはカツカレーはそんなに好まないということがよくわかったです。ちなみにこの店、ハヤシライスも元祖だという。あ、それとこの店、ビーフコロッケが意外とうまいのでトライしてみてほしい。ねっとりとコクがあるコロッケで懐かしめの味だ。それらを含めて、一度は味わっておきたい老舗である。99年6月。
ラ・ソース古賀(銀座)
東京都中央区銀座6-13-7
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。※2008年1月に閉店。
ルー・ド・メール(神田)
東京都千代田区内神田2-14-3/03-5298-4390
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
トプカ(神田)
東京都千代田区神田須田町1-11/03-3255-0707
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ボンディ(神保町)
東京都千代田区神田神保町2-3古書センタービル2F/03-3264-8320/11〜21.30/第1.3日休/1500円〜
カレー。欧風カレーとして評判が高い店。具だくさんでとろとろしたルーはライスとの馴染みがイマイチなので、ボクはあまり好きではないが、こういうのを好きな人がいるのもよくわかる味。特にチーズカレーはカレーを甘ったるくし、焦点もぼける感じ。この中ではミックスカレーあたりがオススメかもしれない。カレー好きは辛口の方がいいだろう。全体に甘いので。この店はカレーを頼むとふかしじゃがいもが丸ごと出てくるのでも有名。カレーより先に出てくるが、カレーと混ぜてもいいし、バターでふかしじゃがいもを食べつつカレーを味わってもいい。99年4月。
共栄堂(神保町)
東京都千代田区神田神保町1-6サンビルB1F/03-3291-1475/11〜20/日祝休/800円〜
カレー。その名もスマトラカレーが売りである。スマトラ島に行った人物から先々代が習った作り方だそうだ。大正13年に洋食屋として開店し、昭和50年にカレー専門店にかわったという。ルーはポークカレーをベースに作っている。野菜とともに長時間煮込んだ真っ黒でとろとろなソース。そのとろとろ具合はあんかけのようである。味的にははっきり言ってボクの好みではない。辛さと甘さのバランスはとてもいいのだが…。あのとろとろ具合も苦手。ただ、食べ慣れるとクセになる味なような予感はする。ちなみに大盛はやめた方がいい。かなりの量である。意外とおもしろいのがデザートの焼リンゴ。冬場のみだが、実に懐かしい味である。99年11月。
カーマ(神保町)
東京都千代田区猿楽町1-2-3/03-3233-8787/11.30〜15/17〜20/日祝休
カレー。じゃがいも、鶏肉がゴロゴロとのっかった印象的なインドカレー。しゃばしゃばソースのインドカレーだが、具のゴロゴロ具合がどこか家庭カレーも思わせ、個人的にとっても魅力的外見を構成している。オススメはチキンカレー。普通と大辛の2種類があるが、大辛でもそんなに辛くないので大辛を是非。全体にインパクトはそれほどでもないが優しくホッとする味。塩が少し強いのが玉に瑕。和食・中華の料理人を経験した店主と奥さんのふたりで運営している、カウンター6席、テーブル8席の小さな店。05年12月。
古瀬戸(神保町)
東京都千代田区神田神保町1-7/03-3294-7941/10.30〜23/無休
カレー。基本的に喫茶店で、出版社の人たちが作家とかと待ち合わせたり打ち合わせたりするのに利用している賑わった店なのだが、ここはカレーがなかなかうまいのである。サフランライスに黒めのルー。とろとろ欧風系だが、全体によくまとまったカレーライスだと思う。99年8月。
エチオピア(お茶の水)
東京都千代田区神田小川町3-10-61/03-3295-4310
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
中栄(築地)
東京都中央区築地5-2-1中央卸売市場内/400円〜
カレー。「なかえい」と読む。築地市場場内にある。久しぶりの再訪。実はここの印度カレーのファンである。築地場内に行くと同行者はすぐ「鮨!鮨!」と言い出すが、ボクは内心いつも「中栄のカレー食いたい」と思っていたりする。印度カレーは400円。とっても安い。印度カレーというより家庭カレー的であるのだが、辛さは少ないものの味のまとまりは秀逸。うまい。キャベツが上からかかっているのだが、邪魔なようでいてそれも味をきちんと助けている。昔風の福神漬けもいい。なんか好きなんです、ここ。00年7月。
カレー屋nagafuchi(築地)
東京都港区西新橋3-5-1/03-5401-1271
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
キッチン カミヤマ(築地)
東京都中央区築地2-6-5/03-3543-8843/11.30〜16/18〜22(土〜16)/日祝休/800円〜
カレー。古い店。コの字型のカウンターのみ。壁にはレトロ調のイラストがたっくさん貼られ、いろんなコピーも書かれている。まさに老夫婦で楽しんでお店をやっている感じ。ちょっと笑ってしまうくらい、いい意味で時代錯誤な店だ。カツカレー、ロシアンカレー、野菜カレー、四川カレーなど種類いろいろ。カレーとご飯は別皿で来るのもユニーク。食べ始めは昔懐かしい系の甘味なのだが、途中からちゃんと辛くなってくる。うまい。せちがらい毎日、たまにはこういう店でホッとひと息入れたくなる。わりと好き。01年9月。
キッチン・スイス(築地)
東京都中央区築地2-8-1/03-3545-3226/11〜20/日休/700円〜
カレー。銀座の「グリルスイス」のカジュアル版。「カツカレー発祥の店」を継承して、スタンドカレー風に客を回そうとしている感じ。元祖カツカレーは850円で、「グリルスイス」よりずいぶん安い。従業員もちゃんと多いのだが、なぜ食券式なのかよくわからない店。まぁ安いからいいか。00年8月。
タイティ(築地)
東京都中央区築地2-1-16/03-3543-0081/11.30〜18.30/日祝休
カレー。「TAHITI」と書いてタイティと読む。まぁタヒチだね一般的には。で、店内も南国風なのだが、カレーもサービスもなぜか非常にドメスティック。つまり家庭のお母さんカレーなのである。お母さんカレーをちょっと南国風にしゃばしゃばさせた感じ。中途半端とも言えるが、しゃばしゃばなカレーが好きなボクとしてはしゃばしゃば&ちょっと郷愁というこの味はちょっとうれしかったりする。具も大きい。おもしろい店である。店員さんも(ちょっとサービス過剰なところはあるが)気持ちいい。01年7月。
玄氣カレー(新橋)
東京都港区新橋2-20-15/03-3572-2004/11〜20
カレー。比較的凝ったメニュー(具)のカレー店。種類もいろいろあるが、売りは「健康」のようで、ライスは五穀米を使っている。色とりどりの野菜カレーや大根と南昌豚の和風カレーなど、メニューはなかなか魅力的。どのカレーもルーは一種類のようだ。辛さが足りない人には辛みペーストもテーブル上にある。まぁ特に印象深い味ではないがたまに利用します。ついてくるキャベツの浅漬けがうまい。新橋駅前の雑居ビルにある。05年12月。※閉店。
ガネー舎(新橋)
東京都港区新橋5-12-2鴻盟社ビルB1F/03-3433-0309/日祝休
スープカレー。2002年に出来た23区内初の札幌スープカレー専門店。店主が修行した国立の「TONZI」(閉店)は札幌のスープカレーの元祖「アジャンタ」の弟子なので、そういう意味ではスープカレーの源流に近い味ではある。「アジャンタ」も「TONZI」も薬膳カレーを名乗っているので、ここも味は薬膳系かな。食べ終わってしばらくすると漢方系っぽい香りが口の中に広がる。具もたくさん食べられるし、スパイスの香りも心地いい。店の案内に「当店のカリィはすべて30種類のスパイスと15種類の漢方とでじっくり煮込んで仕上げたすぐれた薬効のあるスープカリィです」とあるように、相当複雑な味に仕上がっている。食べ方としてはご飯をスプーンに載せ、スープにつけて食べる。野菜とりカリィは具だくさん。柔らかく煮込まれた鶏もうまい。曜日限定のラムカレーもしっかりしたラムが多く入っていてよい。ただ、ご飯(ターメリック・ライス)と合わせると多少スープが負けるかも。味が拡散してマイルドになり、印象が弱まる。ちなみに辛さはテーブル上のマサラで客が調節するのだが、味のバランスが崩れるので本当なら調理時点で調節してほしいかも。あと学食のようなお盆にのってくるのを何とかしてほしい。03年12月。06年9月。
The KARI(新橋)
東京都港区新橋5-31-7/03-3437-2526
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
印度風カリーライス(日本橋)
東京都中央区日本橋室町3-4-1/電話不明
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
トップス&サクソン(赤坂)
東京都港区赤坂5-3-3 TBS会館B1F/03-3582-6701/11〜21.30/無休/3000円
カレー。自由が丘のケーキ屋「トップス」が赤坂の「サクソン」というカレー屋と合併して出来た店。インド風でもなければイギリス風でもない独特のカレー。バターライスお替わり可で、薬味もいろいろついてくる。個人的にはもう少しシャバシャバのが好きだが、なぜか飽きない。95年2月。※TBS会館がなくなったと同時に閉店か(新宿ルミネ店はまだあるようだ)
椰子の木三郎(西麻布)
東京都港区西麻布1-1-3/03-3470-8661/1000円〜
カレー。麻布十番で有名になったカレー専門店。麻布十番の店には行ったことない。西麻布店の前を通りかかったので入店。牛コツと牛スジを煮込んだスープでルーを溶いたという黒い色のカレーだ。コクがあって濃い味。辛さは選べるが基本的にはよく煮込んだマイルドさが特徴だと思う。深みもありおいしい。ただボクにはちょっとしつこめに感じられた。ドロドロしている感じからサラッとした感じへ移ればもっと好き。テレ朝通りと六本木通りの交差点のトンネル寄り。98年3月。※閉店
中村屋(新宿)
東京都新宿区新宿3-26-13/03-3352-6161
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
夢民(早稲田)
東京都新宿区大久保3-13-1/03-3203-3306/11.30〜14.30/18.30〜20.30(水昼のみ。土〜20)/日月祝休
カレー。むーみん、と読む。彩りがキレイな野菜カレーを中心に、いろんな具材を想像性豊かに組み合わせたカレー。お皿に丸くご飯を盛り込み、その真ん中に具とカレー少々(ルーが少なすぎ)が乗ってくる。そこに別容器で盛られたカレーを混ぜて食べる方式。カレーはしゃばしゃばなインド風。ソースは一種類で、味の違いは具の違い。なので、卵を入れたりすると少々甘めになってしまう。ボク個人は卵を入れない野菜(種類は行った時の気分で決める)カレーで辛さを5〜7あたりに指定するのが好き。人気ナンバー1はベーコンエッグ野菜カレーらしいがやっぱり卵の甘みが勝ってしまう。接客よし。テーブル上などの整理もよい。春に出る春キャベツのカレーは好きでわざわざ食べに行く。汐留などに支店あり。05年5月初訪問。再訪数回。
欧風カレー食房GIYANA(原宿)
東京都渋谷区神宮前1-14-24原宿第5寿和ビルB1F/03-5414-6131/11.30〜22.30/無休/750円〜
カレー。欧風でありながらギヤナというネーミングがよくわからない。店内も欧風では決してなくどちらかといったらエスニック。そしてカレー自体もドロッとした具だくさん系という一般的な欧風カレーイメージは薄い。ブイヨンから仕上げたことをもって欧風と呼んでいるのだろうが、逆効果かも。味はわりと家庭的で親しみが持て、うまい。好きなタイプ。00年11月。
ムルギー(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-19-2/03-3461-8809/12〜20/木金休/1000円
カレー。1951年オープンの古い古い店。独特の雰囲気が(昭和生まれには)泣ける。名物のムルギーカレーは独特の色合いと脂感と盛りつけで、一目見たら忘れられない。ご飯がエベレスト状に高く尖って盛られ、その麓に雲のようにスープが溜まっているのである。スパイスが利いていて香ばしく、適度に辛い。高校時代によく食べた懐かしい味。すぐ売り切れるサッテ(チキンのタレ焼き)もうまい。95年1月。
デリー(上野)
東京都文京区湯島3-42-2/03-3831-7311
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
じねんじょ(白山)
東京都文京区白山5-36-2/03-3818-5689/11.30〜14.30/17.30〜21/月休/1500円
カレー。薬膳カレーを標榜し、いろいろ健康について蘊蓄があるカレーを出す。でも実際に出来上がったルーはそんな薬膳くささがまるでないまろやかなもの。自然薯や薬草類、柿の葉、桑の葉などが入ったそのルーは不思議においしい。ただ、特製薬膳カレーになってくると具が盛りだくさんすぎてバランスが崩れるのと、ご飯に上のクレソンなども邪魔になってくる。薬膳とはいえ、やりすぎないギリギリがあると思う。00年7月。
茜屋珈琲店(駒沢)
東京都世田谷区深沢4-6-12/03-3704-4554/10.30〜22/無休
カレー。らいすかれー、とメニューには書いてある。軽井沢に行ったヒトは誰でも一度は入る有名店の支店。駒沢通りの駒沢公園ほど近くにずいぶん前からある。珈琲とグレープジュースと高級食器とその雰囲気が売りな店である。食べ物系はカレーのみ(ケーキもあるが)。カレーはサラサラ系なのに欧風という面白いもの。スパイスがあまり感じられず、ある意味コクで勝負しているのだが、サラサラ系のためかコクがあまりない、という複雑なものだ。ただあっさりしているので食後の珈琲と微妙に合う。それが狙いなのかもしれない。付け合わせのピクルスがとてもうまい。炭火焙煎の珈琲(700円)はボクは好き。飲み物を含めて全体に高いのが難。99年8月。
マジック・スパイス(下北沢)
東京都世田谷区北沢1-40-15/03-5454-8801
スープカレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
インディアン池上店(池上)
東京都大田区池上5/03-5700-5237/11.30〜21/月休/950円
カレー。蒲田に本店がある店の池上店。ラーメンの店としての方が有名かも。でもボクはカレーの店として紹介したい。メニューは「最高級カレー」と支那そばと焼豚支那そばのみっつのみ。メニューのカレーのところには「この店よりおいしいカレーがありましたらお教えください。勉強に参ります」と強気なことが書いてある。あっさり味のラーメンもうまいが、ここはカレーの方がおすすめ。黒い色でいろんなものが溶け込んでおりなかなか味わい深い。ただ、いろんなものが溶け込んでいる分、ちょっと焦点がぼけている気もする。カレーと支那そばセットで1150円。超あっさり味の支那そばはそれだけだと弱いが、それをチェイサーにしてカレーを食べるとなかなか合う。池上線池上駅徒歩1分。02年3月。
| ステーキ・肉料理 |
ヴァンピックル(銀座)
東京都中央区銀座4-3-4/03-3567-4122/18〜24/土祝16〜23/日休/6000円〜
フレンチ・バーベキューを標榜する。豊富なワインリストから選ぶワインを焼き鳥的バーベキューで楽しむ店。いや焼き鳥的というのは正しくないか。鳥ももちろんあるが、売りは豚のバーベキューなのである。どちらも香りがちゃんとあっておいしいが、まだ2000年12月に出来たばっかりというのもあるのだろう、高いレベルには行き着いていない。料理はまだまだこれから。豚の丸焼きなど面白いものもあり期待は出来る。ワインは、銀座で有名なワインレストラン「オザミデヴァン」の姉妹店だけあって、揃っている。銀座屋酒店の二階。01年1月。
久しぶりの再訪。店内ちょっと「生活感」みたいのが出ていて、ちょっと残念。もう少し清潔感を出して整理したほうがいいと思う。味は印象に特には残っていない。全体的にフレンチ・バーベキューというよりは「焼き鳥居酒屋」的になった感じ。サービスはまぁまぁいい。06年5月。
佐賀牛 季楽(銀座)
東京都中央区銀座5-4-6 ROYAL CRYSTAL GINZA 5F/03-5568-7080
肉料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かわむら(銀座)
東京都中央区銀座7-3-16東五ビルIF/03-3289-8222
肉料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
味太助(汐留)
東京都港区東新橋1-5-2/03-5537-2671/11〜15/17〜22.30/無休/3000円〜
牛タン料理。仙台の牛たん焼き発祥の店「元祖仙台牛たん焼き・味太助」の汐留分店で仙台では有名店らしいが、少なくとも汐留のシティセンタービルに入ったこの店はイマイチである。たん焼き、テールスープ、麦飯と食べたが、肝心の牛たんに感動も驚きもなかったのが残念。安い焼き肉屋の方がもっといいタンが出ることがある。大阪の「たんや舌」とかの方がずっとうまいと感じたが。03年11月。
たんや又兵衛(六本木)
東京都港区六本木4-4-4協和ビルB1F/03-3405-7890/17〜26/無休/12000円〜
たん焼き専門店。カウンターに座ると目の前にガラス張りの冷蔵庫がありそこに「たん」が規則正しく並んでいる。熟成が進んだものほど黒っぽい。おまかせで食べるのが間違いはない。残念ながら炭火ではなくガス。たん焼きはさすがにうまいが、でも期待ほどではなかった。ロースはサシが入りすぎていてボクは嫌い。絶品はすじ。これはうまい。なくなりがちだから早めに注文すること。蒸し煮もうまいがちょっとくどい。全体にまぁまぁなのだが、評判の高さと値段の高さほどではない印象。ちょっと高すぎるかも。99年10月。
肉匠なか田(西麻布)
東京都港区西麻布2-2-2/03-5468-2911/18〜24/日休
肉料理。黒毛和牛を都道府県別40種類の塩でマリアージュさせて食べる、というちょっと変わったコンセプトの店。サシが十二分に入った黒毛和牛はまぁおいしいし、いろんな部位が少しずつ出てきてうれしいのだが、全体に洗練を狙いすぎてとても弱々しい印象になっているのが残念。肉の力強さというものを感じにくい。柔らかいとか癖がないとか匂いがしないとか、テレビのグルメ番組で芸能人がうれしそうにコメントしそうな肉のオンパレード。それはそれで好む方もおられるとは思うが、ザクザク音がするようなレッドミートが好きなボク個人としてはもうひとつ好きになれない店。ちなみにインテリアはモダンで格好よい。コースは4500円と6000円。あ、それとわりと高いので注意。大阪が本店らしい。04年7月。
ビストロひつじや(代々木)
東京都渋谷区代々木1-59-1/03-3320-3651/http://www.hitujiya.co.jp
羊料理。無国籍というか「世界のひつじ肉料理」がうたい文句である。ひつじ専門店。うーん、うまそう。シェフやウエイトレスにアフリカンを揃え、そのうえで北アフリカ料理やら南アフリカ料理やらケイジャンやらいろいろひつじを素材にした料理が出てくる。クスクス焼き飯や北アフリカの餃子、シシカバブ、ジャンバヤラなどがうまかった。ひつじがなんとなく不得意な人でも逃げ道はいろいろあるからぜひトライしてみよう。店内活気に溢れ(夏は暑いが)居心地はいい。JR代々木駅の西側、JR総合病院の南。小田急線線路の脇。00年7月。
| 中国料理 |
上海湯包(銀座)
東京都中央区銀座3-7-16 銀座NSビル1.2F/03-5524-2608/11.30〜24(土日祝〜23)/無休/2000円〜
中華料理。小龍湯包をメインの売りとした店。東海地方でチェーン展開していたらしいが銀座に店が出来た。上海・台湾の雰囲気をそのままに店舗展開しているとうたってるだけあって本場なイメージ。上海人と一緒に行ったが「味も雰囲気も現地と一緒」と言っていた。ただチェーン展開しているのでコックによって味に差があるのが玉に瑕とも言っていた。小龍湯包はさすがにうまい。中国人に作法を聞くと「歯で小さな穴を開けて中のスープをすするね。すすり終わったら黒酢につけて皮と餡を楽しむね」と教えてくれた。なるほどいままで一気に口に入れて火傷していたがこうして食べれば火傷しない。チャーハンや湯麺もまぁまぁうまく、わぁわぁ会話しながらわしわし食べると楽しい。ショッピングの後などに気軽に利用するには良い店だと思うが、行列が出来ているのでそうもいかないか。03年2月。
東京飯店(銀座)
東京都中央区銀座5-1-10/03-3572-1686/11.30〜15/16〜22/日休/7000円
上海料理。泰明小学校横にある老舗。カジュアルな雰囲気ながら味はわりといい。牛舌の煮込み、アスパラ唐揚げ、水餃子などの一品がいい。いしもちそばをはじめとした麺類もうまい。サービスはざっくばらん。街場の中華の上級版といった感じだが、なぜか好ましく、通ってしまう。95年10月。
天厨菜館(銀座)
東京都中央区銀座5-7-19銀座フォリー6F7F/03-3574-8471/11.30〜15/17〜22/無休
宮廷北京料理。「てんつうさいかん」と読む。台北の同名店の支店(今は経営が違うという情報もある)。味も内装も上品でさっぱり。量の少ないヌーベルシノワ系だがコストパフォーマンスは悪くない。名物はほうれん草炒飯。まずは昼にこれをどうぞ。ただ、最近行ったら味がちょっと…。支店が渋谷、新宿、天王洲、船橋にある。というか渋谷店が元々かも。「雪園」や「湘坊」「華湘」「木蘭」もここの経営。97年3月。05年2月。
英記茶荘(銀座)
東京都中央区銀座5-7-2三愛ビル6F/03-3289-2312/11〜22.30/無休
点心。中国茶と点心の店。神泉にある中国茶専門店の銀座店。香港の老舗らしいが、料理自体には特に驚きはない。点心もいいが、五目坦々麺がよいかも。銀座の真ん中で場所がいいので一休みにはちょうどいい。お茶はうまい。97年10月。※閉店
ニュー北京(銀座)
東京都中央区銀座5-8-13/03-3574-7117/11.30〜15/17〜22/日祝休
上海料理。創業30年弱。店名は北京なのだけど実は上海料理である。銀座のド真ん中にして街場の中華の雰囲気を醸し出している貴重な店。カジュアルな真っ赤な内装にカジュアルな接客。そのうえわかりやすくおいしい味。名物は、冬は「冬たけのこの唐揚げ」、夏は「そらまめの唐揚げ」。それと餃子。たしかに空豆のから揚げはうまかったし、ナスのピリ辛やえびもつチャーハンなどどれも美味。コースは4200円。なかなか充実した内容で安い。美人オーナーは豪快に語りかけてくる。男の扱いわかってる系。松坂屋の横の小さなビルの6階。昼は「セット」がよい。あんかけチャーハンと水餃子、スープ、杏仁豆腐がついて950円。量もたっぷり。「とり煮込みそば」(1000円)もよい。喫煙率が高いのが難。04年6月。
維新號(銀座)
東京都中央区銀座8-7-22/03-3571-4021/11.30〜21/無休
中華料理。創業1948年だからそろそろ老舗の部類。なんといっても大きな中華饅頭で有名な店である。評判が先に立ち、期待しすぎるとそんなにビックリしない饅頭だが、大きく肉がたくさん入ったそれはやはり名物なだけのことはある。わりと面白いのがやきめし。牛肉やきめしやかにやきめしもいいが、ダークホースは「青のりえびやきめし」。どれにも具だくさんのスープがついてきてお得感もある。99年1月。
孔家飯店(銀座)
東京都中央区銀座8-7-16銀座幸ビル2F/03-3574-1066/17.30〜28/日休
四川料理。こうかはんてん。「孔子の五徳」とか貼ってあるので孔家の孔は孔子の孔かも(追記:店長も孔さんらしい)。正宗四川家庭料理とあり、家庭料理で正宗って、つまりは伝統的家庭料理ということか。よくわからないままに期待したが、味はあまり印象に残らなかった。普通に辛く普通にうまい。四川鴛鴦火鍋が名物のようなので冬とか辛いものが食べたいときにはいいかも。05年1月。
香風(築地)
東京都中央区勝どき1-7-1サンスクエア2F/03-3532-5115/11.30〜15/17.30〜23/日休/4000円〜
広東家庭料理。シャンホン。上海料理と台湾料理と広東料理がいろいろという感じ。日本人の味覚に合わせているとのことで確かにどこか懐かしい味わい。築地が近いせいか鮮魚系よし。あっさりヘルシー。ある意味弱いけどまぁまぁうまい料理群。大根の醤油漬け、海老団子、四川牛肉、牛すじの土鍋煮込み、玉子焼き、おこげ、タン、ジャコ入り炒飯などを食べた。印象的な中国料理というわけではないが、カジュアルで楽しい感じ。00年7月。
小花(丸の内)
東京都千代田区丸の内3-3-1 新東京ビルB1F/03-3211-8570/11〜14/17〜22/日祝休
中国料理。こはな。シェフはホテルニューオータニ出身で非常に丁寧で真面目な料理を出す。ここの冬の一品で「カキそば」というのがある。これが実にうまい。基本的にしょうゆ味。縮れた中太麺の味もよいが、特にうまいのはやはり牡蛎だ。生食用のぷりぷりの牡蛎に下味をつけ、片栗粉をまぶして軽く熱を通したものが5〜6個入っているのだが、これがとてもおいしい。そして中国野菜のターサイとエリンギと長葱がバランスよく入っていて、実に満足感溢れるそば(ラーメン)になっている。栄養もたっぷりだしね。しかもここの「カキそば」は食べ終わってからの後味がいい。口の中がとても気持ちがいいのだ。あぁこの味クセになる。他に「坦々麺」もいい。金胡麻を丁寧に丁寧に練って作った、それはそれはクリーミーでマイルドな担々麺。ピーナッツバターを隠し味に、挽肉が合わさり、上品かつ深い味になっている。後からほんのり辛さが来るタイプなので辛さ好きには物足りないかもしれないが、このクリーミーさは捨てがたい。全体にとてもカジュアル。06年12月。
慶楽(日比谷)
東京都千代田区有楽町1-2-8/03-3580-1948
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
重慶府(新橋)
東京都港区新橋2-2-4/03-5532-0899/11.30〜14/17〜23(土曜昼のみ)/日祝休/4000円
四川料理と飲茶。カジュアルな雰囲気の店でいつも会社帰りの人で賑わっている。安いわりにちゃんとおいしい。辛さも本格的で辛いのが不得意な人にはお勧めできないほど。火鍋も相当辛い。赤スープと白スープの赤い方など、中国トウガラシの入り方が尋常ではなく、痛いに近い辛さが楽しめる。ランチも秀逸。水餃子・温野菜・ザーサイが食べ放題で、8種類あるランチがすべて840円。おかずも鶏肉と筍の唐辛子炒めを始めなかなかおいしいし、なかなかよい。05年10月。
新橋亭(新橋)
東京都港区新橋2-6-3/03-3580-7811/11〜23/無休
北京料理。しんきょうてい。1946年創業の老舗。昭和のころからずっと同じ味なのではないかと思われるような中国料理。いま食べるとちょっと古く感じる部分もあるものの、安定しているし安心感のある料理群。宴会で使うことが多い店だが一階で普通のサービスを受けながら食べるのがいいかも。わりと良い雰囲気で安くおいしい思いができる。00年7月。
四季ぼう坊(新橋)
東京都港区新橋2-9-16/03-3503-4560
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ビーフン東(新橋)
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館2F/03-3571-6078
台湾料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
翠園酒家(新橋)
東京都港区新橋4-1-8/03-3431-6701/11.30〜14.30/17〜22/無休/10000円
広東料理。JADE GARDEN。香港のマキシムグループの直営店で、古くから東京の広東料理の代表店のひとつとして有名だが、ここは「本場飮茶の店」と思ったほうが良いと思う。土日のワゴンスタイルの飲茶がとてもいいのである。一品650円〜で決して安くはないが満足度は高い。味の焦点がハッキリしていてとてもわかりやすいのだ。とりすぎて食い過ぎて動けなくなること請け合い。きのこシュウマイ、野菜のコロッケ、鶏足、大根餅、豆腐花が印象に残っている。鶏の蓮の葉包みを蒸したもの「富貴鶏」も有名。一見高級レストラン風だが家族づれなどでにぎわっているから安心。97年12月。再訪数回。
※2006年5月、道路拡張により閉店。移転せず基本的に解散らしい。残念!
六味斎(新橋)
東京都港区西新橋1-21-8/03-3504-8598
中国料理。「中国本場料理 六味斎」というのが正式店名。中国各地の、名物を気軽な値段で食べさせる店。客に中国人が多く雰囲気もチープでなかなか良い。刀削麺がいい。他にも各地の名物があるが、食事は刀削麺を中心に組み立てるのが正解かも。コースは2500円、3500円、5000円とある。気軽に食べられる街場の中華食堂。03年4月。※同じ場所で「長安刀削麺」という店名に変わった模様。「六味斎」も刀削麺が売りだったので、同じ作り手で名前を(流行にのって)変えたのかもしれない。
潮夢来(汐留)
東京都港区東新橋1-6-1 日本テレビタワー1F/03-5568-1818
中国料理。ChaoMengLai。チョウムライと読むのかチョウムンライと読むのかシャオメンライと読むのか…。中国飯店の系列店。系列の中ではカジュアル。中国飯店ファンとして何度か行っているが毎回ハテナの連続で少し残念。もちろんおいしい料理もいいサービスもあるが、ええ!っていうハズレがあったりしてムラを感じる。脂だらけの炒め物とか、焦点が来ない焼きそばとか。全体にシックでいい雰囲気だが、ちょっと惜しい感じ。04年8月。再訪数回。
鼎泰豐 カレッタ汐留店(汐留)
東京都港区東新橋1-8-1カレッタ汐留B2F/03-5537-2081/11〜22/不定休
点心。ディンタイフォン。鼎泰豊とも書く。NYTimes紙が世界十大レストランのひとつに選んだという小籠包の有名店。世界中に25支店あり(2007年1月現在)、その汐留店。日本には全部で11店舗ある。なんだか有り難みも減ってきた(笑)。台北の本店にも行ったことがあるが、小籠包初体験だったらまだしも、これだけいろんな店でおいしいのを食べられるようになると、まぁそこそこおいしいという印象になってしまう(というか他店が鼎泰豐をマネして追いついたのだろうと思うが)。汐留店も同じ印象。ただ、汐留店は店内の感じがどうも落ち着かないのと、厨房でひっきりなしに電子レンジがチンッと鳴るのがあまり好きではない。チンッはやめてくれチンッは。チャーハンとかはもうひとつ。05年1月。
燕慶園(人形町)
東京都中央区日本橋浜町2-24-2/03-3666-3873/11.30〜21(日祝〜20)/土・第3日休/5000円〜
中華料理。えんけいえん。小さな店だが人気が高く、夜は予約しないと入れないことも多い。気楽な店構えで昼はラーメンのみとかも可能だが、夜はそれなりの中華料理店に変身する。B級グルメ的な店と思って入ると意外とちゃんとしているのでビックリするだろう。上海料理中心で四川・香港・広東料理などもメニューにある。おすすめを聞きながら食べるのが正解だが、上海風里芋煮は特におすすめ。おこげや水晶海老もいい。〆は焼きそばよりは炒飯の方がオススメかな。味は全体にレベル高くとてもうまい。いろんなメニューを試してみたくなる。コースは4000円から。10品で5000円のコースもお得。明治座通りにある。01年12月。
新亞飯店(芝)
東京都港区芝大門2-3-2 /03-3434-0005
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
味芳斉(芝)
東京都港区芝大門1-10-1/03-3433-1095/11〜15/17〜21/日休/1000円〜
中国料理。日本で初めて中国薬膳料理を出した店として知られている。この店はたいてい何を頼んでも期待を裏切らないが、初めてなら何はともあれ「重慶牛肉飯」を食べるべし。辛いの大好きというアナタでも(辛すぎて)泣くこと必至の名物料理。最初はたいしたことないと思うが、食べ終わる頃にはなかなか泣ける。柔らかく煮込まれた牛の頬肉がモヤシやシャンツァイと共にご飯に乗った丼状のものだが、辛さが半端ではない。冬は暑くなるし夏は気合いが入る定番料理である。ちなみに同じ味付けで麺もある。芝パークホテル近辺に2店ある。01年11月。
何度か再訪しているが、最近は以前の「涙が出るほどの辛さ」は少し薄まったかも。このまえ久しぶりに行ったらちょっとマイルドになっていた。激辛が中辛になったイメージ。06年5月。
御田町 桃の木(三田)
東京都港区三田2-17-29/03-5443-1309
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
メゾン・ド・ユーロン(赤坂)
東京都港区赤坂4-13-18/03-3589-3955/11.30〜15/17.30〜23/日休
中国料理。ヌーベルシノワの先駆店のひとつ。ワインの品揃えが素晴らしい中華として芸能人系を中心によく知られている店。フレンチ・レストランのような店内。懐石風のこじんまりした上品な料理。それはそれでバランスが良く、居心地は良い。料理自体はあっさりしているがちゃんとフォーカスが来ているもので、おいしい。上海系の料理が多かった気がするが、全体に地方をあまり意識していない構成。前菜のピータンから翡翠スープ、フカヒレの姿煮、〆の担々麺に至るまで隙がない味の連続。特にフカヒレの姿煮は実に印象的。もうちょっと力強さと量的満足が欲しいと思ったが、女性とかには十分かもしれない。ワインはなにが?と聞くとリストではなくボトルを3本持ってきてどれにしましょう?と聞く。どれも(ボクの感覚では)高いワインばかり。そういうあたりが「金持ち相手の店なんだな」と実感させるところ。コースも下手なフレンチよりずっと高い設定だし。自腹で行くなら少々注意が必要。日本コロムビアの横の細道を入った右側。01年2月。再訪数回。
何度目かの再訪。味は時代の変遷に乗ってヌーベルシノワから逆に本格派に戻ってきた印象。流行に乗るのがうまい店だ。阿部シェフが独立して「A-Jun」を開いて(2005年10月閉店)、必然的に変わらざるを得なかったのかもしれない。サービスは相変わらずバブリーな雰囲気だが、値段は全体に抑え気味になった印象。いま現在はヌーベルシノワと本格中国料理の間くらいなので、少々インパクトは落ちた感じ。06年1月。
赤坂四川飯店(赤坂)
東京都千代田区平河町2-5-5全国旅館会館/03-3263-9371
四川料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
星ヶ岡(赤坂)
東京都千代田区永田町2-14-3赤坂東急プラザ2F/03-3581-8517/11.30〜15/17.30〜22/無休
中国料理。2006年11月で閉業してしまった伝説のホテル「キャピトル東急」にあったレストランで、12月から赤坂東急プラザに移転した。移転前のラストウィークに行ってきた。土日祝日限定の「スペシャル・トリート」。これは食べ放題のメニューオーダー式バイキング(つまりテーブルに座ったままのバイキング)。通常メニューにある約100種類の料理のどれを何品オーダーしても8500円ポッキリ(65歳以上8000円、4歳〜小学生5000円)。燕の巣とかフカヒレの姿煮とかアワビとか取ったらもう元が取れてしまう。燕の巣のスープだけでも3000円だし。味はとってもベーシック。安定しておいしい。この安定感で食べ放題8500円はお得だし、ちょっとした親戚の集まりとか宴会などに使うと豪華で楽しいしなかなかいいだろう。移転してからはまだ行っていないが、このスペシャル・トリートは引き続いてやっている。06年11月。
済南賓館(四谷)
東京都新宿区四谷1-13/03-3226-0224/18〜21/月土日祝休
山東料理。「ちーなんひんかん」と読む。ボクが行ったのはまだ赤坂(赤坂3-15-1)に店があったころで、店はとても小さく、入店しても最初はぶっきらぼうで「この空間でずっとこの雰囲気?」とちょっと息が詰まる感じだった。だが、だんだん親密になってきて、店を出る頃には満足していた。なにはともあれ、料理がうまい。山東省家庭料理で、珍しい料理が多いのだが、どれを取っても健康的でシンプル。量がちょっと少ないが滋養たっぷりの料理をいただいた満足感が強かった。どちらかというと中国料理上級者(経験豊富な客)の方がずっと楽しめるだろう。ボクは(訪れた97年の頃は特に)中国料理をよくわかっていない若造だったので、この店を楽しみ切ったとは思えない。その時は水餃子と湯葉の包み揚げ、豚の胃袋松の実詰め、混ぜご飯などに感動した。でも追加注文を聞いてくれないのでいくつかお目当てを食べ損じた記憶がある。
四ッ谷に移ってからはまだ再訪できていないが、なるべく早く行きたい店のひとつ。なお、この店の料理人である佐藤夫妻は1988年に中国政府から魯菜特級厨師と正宗魯菜伝人に認定されたという。魯菜(ろさい)とは、「文化大革命で伝統料理を受け継ぐ名門料理店が破壊されてほぼ絶滅したと思われる、砂糖、ラード、化学調味料を一切使わない、素材の持ち味と漢方の薬効を生かした料理」だという。医食同源を地で行く店なのだ。再訪したらまた書きます。97年3月。
香妃園(六本木)
東京都港区六本木6-1-23/03-3404-7601/12〜26/無休/10000円
北京料理。名物「とり煮込みソバ」。六本木で飲んで夜遅くなったら、しょーもないラーメン屋行くよりここがいい。クセになるとりそば。土鍋で出てくるそれはあっさりしていて飲み過ぎにも二日酔いにもよく効く。また、カレーもうまい。ポークカレー。中華風即席カレーみたいなものなのだが、どこか懐かしい味。煮込まない分さっぱりしていて非常にうまい。98年10月。00年1月。
※長くあった六本木通り沿いから、瀬里奈の近くに移ったらしい。新しくなってまずくならなければいいなぁと願う店のひとつ。
中国飯店(六本木)
東京都港区西麻布1-1-5/03-3478-3828
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
中国名菜 龍坊(六本木)
東京都港区六本木7-8-2 アルカサアール八木ビルB1F/03-5785-3089
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
新北海園(六本木)
東京都港区六本木5-18-2 大昌第2ビル/03-3505-7881/11.30〜14/17〜21.30/無休/8000円
北京料理。「北海園」で修行した人がずいぶん前に独立して立ち上げた店。いまではこっちの方が有名かもしれない。六本木三丁目に店があったが2004年にここに移ってきた。油を多用する割にはさっぱりあっさりしており、何を食べてもそんなにはずれはない。基本的なメニューがどれもちゃんとしていておいしい。北京料理ではあるが、香港風の飲茶を出していて、これが相当うまい。効けば料理人は香港出身とか。なるほど。内臓料理もお勧め。メニューにない珍しい料理も多いらしい。昼の坦々麺も定評がある。個室は5室。98年12月。
中国飯店 富麗華(麻布十番)
東京都港区東麻布3-7-5/03-5561-7788
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
登龍(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-4-5/03-3451-0514/11.30〜21/火休/3000円〜
四川料理。高級四川料理を標榜しているだけあって高い店なのだが、わりと中華一品食堂みたいに使うことが多い。何を食べるかというと「坦々麺」もしくは「韮汁そば」に「焼き餃子」。ただしビールとこれら2つを取って5000円くらいするので注意。なにしろ焼き餃子一皿2000円(!)の世界なのだ。他のメニューもそんな感じ。春巻きやヤキソバが2000円以上の値段がついてる店って他にあんまり記憶にないなぁ。でもまぁうまいからたまに来るのだけど。麻布十番の商店街にある。麹町店もある。麹町店は内装も高級系。98年4月。再訪数回。
春(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5-10/03-5474-4380/18〜(土 17〜)/日祝休
中国料理。「中国食文化館 春(しゅん)」というのが正式店名。半地下でカウンターとテーブルひとつのみの店だが、カウンターが断然楽しい。台湾か香港の屋台をイメージしたらしく、天井から吊る下がる食材、カウンターの上に所狭しと並ぶ食材に圧倒される。メニューはなく、ご主人か女将さんと相談して決めていくパターン。黙っているとお任せで出てくるが、食材を指さして「これ食べたい!」とか言って、料理法を相談してもいい。とにかく自由な店だ。味的にはもうひと押し欲しいと個人的には思った。05年4月。
筑紫楼(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-10-2/03-3760-0016/11.30〜14.30/17〜22.30/無休/4000円〜
中国料理。「つくしろう」と読む(ちくしろうと読んでいたよ)。筑紫楼と言ったらフカヒレで有名な。もちろん他の海鮮料理もいっぱいあるが、みんなここにフカヒレを食べに来る。夜は「大フカヒレの姿煮込み」「フカヒレの刺身」が名物。「フカヒレと蟹卵煮込み」もうまい。でもそれぞれ相当高いので注意。そういう意味ではこの店は昼に一品でフカヒレ土鍋ソバ(だっけ?)を食べるのが一番正しい使い方かもしれない。濃厚なスープのそれはフカヒレの旨みが凝縮していてやっぱりうまい。濃厚すぎると感じるときもあるが、たまに食べたくなる味ではある。ただしフカヒレの量はとっても少ないのでがっかりするけど。フカヒレ姿煮風味スープと言ったところ。フカヒレの煮込みかけご飯は終盤しつこくなるけど嫌いではない。丸の内店(丸ビル5F/03-6213-2946)、広尾店(渋谷区広尾1-1-39恵比寿プライムスクエア内/03-6419-2946)も出来た。00年7月初訪問。再訪数回。
聚寳園(白金台)
東京都港区白金台3-14-2/03-3441-1447/12〜14/18〜21/水休/4000円〜
揚州料理。なんかとても中国を感じる店である。久しぶりの再訪。汚い外見はまるで変わらないが、中はそれなりに雰囲気がある。単品は小でも2000円強するから安くはない。が、どれもきちんとうまい店である。蟹あんかけ炒飯はかなりうまいが、汁ソバ系はわりと普通。でもスープは残さず飲んでしまう。一品ものならスペアリブの煮込みがわりと気に入っている。サービスが非常に家族的で心地よい。宴会コースは4000円からあるので、小宴会にいいかもしれない。白金のプラチナ通りと目黒通りのT字路近く。目黒通り沿い。00年8月。
ピート(青山)
東京都港区南青山3-2-3 3F/03-3401-9577/17.30〜23/土日祝休/6000円
中国家庭料理。外苑西通り沿いにあり、とてもチープで入りにくい雰囲気なのだが、思い切って入ればなかなか幸せな時間を過ごせるだろう。無名だがとってもうまい。家庭料理なので高級な食材はおいていないが、たとえば中華風焼きうどんや春巻きなど、妙に後を引く味でうまいのである。店主にお勧めを聞いて食べるとよい。コースは4000円から。隠れた名店と呼びたい。96年10月。
希須林青山(表参道)
東京都港区南青山5-1-25メゾンドラミア2FL./03-3499-4120/11.30〜14/18〜22.30/月・第三日休/2000円〜
中国料理。「きすりん」と読む。阿佐ヶ谷の「小澤」系の店。中国家庭料理系で軽い味付けだが、ツボを心得たおいしい中華。おしゃれな中国居酒屋的に利用するのが一番いいと思う。野菜はすべてに多めなのもうれしい。日替わりでいろいろ創作を感じさせる料理も並ぶのもうれしい。わりと好きな系統の味。ただし、食べ終わってからの印象が弱い。無難でお洒落な料理群、という感じ。阿佐ヶ谷にも同名店舗あり。99年11月。
DAINI'S table(青山)
東京都港区南青山6-3-14 サントロペ南青山ビルB1F/03-3407-0363/17.30〜23/無休/8000円〜
中国料理。青山の骨董通りのすぐ脇にあり、昔から芸能人などで賑わっているお洒落な店である。サービスはサロン風。店内もサロン風。店員が美人なのもサロン風。料理も高級かつ洗練で勝負してあり、すべて狙いが絞られている感じ。これはこれで気持ちよい。中途半端じゃないあたりが、ね。料理はヌーベル・シノワ。かなり美味しい。フカヒレの姿煮、出始めの上海蟹など、その日によって差はあるかもしれないが、堪能した。少し洗練が勝ってしまって「弱い」と感じることもあったが、弱さもまたこの店の味なのかもしれない。00年10月。
富徳(青山)
東京都港区北青山2-3-1 青山CIプラザ/03-3497-3111
広東料理。周富徳が腕をふるう店。入り口を入ると芸能人来店の写真がどばどばと飾られていていきなりイヤな予感。全体的にセンスがまるで感じられない内装と雰囲気。タカビーな店員の態度……。イヤな予感しまくりで食したが、味はその予感を上回るものだった。悪い意味でね。周富徳シェフが厨房にいたならまた違うのかもしれないが(いなかったと信じたい)、基本的な炒飯や酢豚がまずいのだからそういうレベルの問題ではないだろう。99年5月。
山之内(青山)
東京都渋谷区神宮前3-38-12 B1F/03-3405-4325/11.30〜14.30/18〜21.15/日祝休/2000円
中国家庭料理。ラーメン屋的な店構えの小さな店で、普段使いの街場の大衆中華食堂な趣(いい意味で)。一品でビールを飲んだ後、麺やご飯で〆るタイプの店。定番は「ねぎそば」と「納豆チャーハン」。麺類の方がよりオススメかな。冷たいねぎそばがなんともねっとりさっぱりしていて癖になりそうな味である。熱いそばもまぁまぁ。夏は辛涼麺がいい。おろしそばもいい。青山では貴重な、おいしいカジュアル中華である。97年9月。再訪多数。※渋谷の宮益坂に、たぶんスタッフが独立して開いた店「yamaのuchi」がある。
春秋(南青山)
東京都港区南青山7-14-5/03-3407-4683
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
龍井茶楼(外苑)
東京都渋谷区神宮前2-8-2 B1F/03-3401-8703/18〜24/http://longjing.tripod.co.jp/index1.htm
中国料理。上海の五つ星ホテル錦江飯店と提携しているのだが、コース料理はなんと2500円(飲茶)から用意してあり、かなりお得感のある店だ。フカヒレ姿煮がついたコース(ちゃんと7〜8皿ある)でも3800円。うーむ、安い。高級料理を安く、がモットーのようだが、その味は決して安っぽくなく、これだけの素材と味でどうやってここまで安く出来るのかと不思議に思うレベル。ただ、ボクには量がちょっと少なく感じた。量を食べるタイプの人は追加料理が必要だが、女性グループなら充分だろう。店内は広くパーティ利用などにも最適。ワインも置いているが、3000円以下で美味しいのをちゃんと選んでいる。安くする姿勢が一貫していて気持ちよい。キラー通りの月星とビクタースタジオの間。ローバージャパンがあるビルの地下。02年7月。
文琳(渋谷)
東京都渋谷区神泉13-13ヒルズ渋谷B1F/03-3780-6268/12〜14/18〜21.30/日祝休/9000円
中国料理。ぶんりん。今一番うまい旬の店と言われ、ほとんど予約が取れない状態だが、ボクが行った時はたまたまなのか、そこまでベタ褒めされるような強い印象は残らなかった。オシャレでシンプルな料理が続く。見た目も味もいいが、ちょっと力強さに欠ける。そして幾分単調。デザートは良かった。店内の雰囲気もいい。96年2月。
海苑(代官山)
東京都渋谷区代官山20-20 モンシェリー代官山B2F/03-3780-0781
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
花椒亭(広尾)
東京都港区南麻布5-15-25広尾六幸館ビル2F/03-3441-3661/11.30〜14.30/17〜22/月休
中国料理。花椒とは中国の胡椒でより香りが強いもの。麻婆などに使われる。その名前をとった店名なのであのヒリヒリ感を中心にしたメニューなのかなと期待した。夜は火鍋がメイン。四川風の辛いスープと広東風のあっさりスープのふたつの味が楽しめる。とはいえ四川風のはあまり辛くない。聞けばこれには花椒は使っていないと言う。その方が素材の味を楽しめるという狙いらしい。つけだれはいろんな組み合わせで試せるようになっていてそれも楽しい。仕上げの麺もなかなかおいしかったので、昼の麺を食べに来たいとちょっと思った。火鍋コースは4200円から。火鍋以外の一品もそれぞれ凝っていておいしいが、ちょっと量的に不満も残ったかな。02年11月。
アンテ・シノワーズ(広尾)
東京都渋谷区広尾3-12-40/03-5469-9700/11.30〜15/17.30〜26/10000円〜
中華。懐石風中華で味的にもさっぱり系。それぞれのお皿に洗練はあるが主張はなく味の印象がとても弱い。ワインリストが充実しておりいろいろ楽しめるが、決して安くはない。マキシムから来たソムリエがいるが、高いワインを値段を言わずに薦められて痛い目にあってしまった。たまたまかもしれないが印象がとても悪い(値段を確かめずに頼む方も悪いのだが)。まぁその悪印象をゼロにしたとしても値段のわりに味的に弱いという感想は変わらない。JR恵比寿駅から駒沢通りを六本木通りに向かって上がっていった右側。99年5月。
虎萬元(西麻布)
東京都港区南青山7-8-4/03-3409-2291/5000円〜
山東料理。シェフが変わる前はかなり評判だった店。素材を大切にあっさりした味付けで楽しませてくれる。ただ、メリハリは特になく印象が弱いのも確か。問題はサービス。それなりの値段を取るのに大変失礼なサービスが続いた(その日だけかもしれないが)。内装はちょっと見オシャレだが、わりとアンバランス。うーん…。ランチは量も多く味もパンチが効いていてまぁまぁ。99年5月。
北海園(西麻布)
東京都港区西麻布2-12-1/03-3407-8507/11.30〜14.30/17.30〜23.30/無休
北京料理。宮廷北京料理で内装はわりと豪華系。でも全体に薄汚れていて清潔感は薄い。サービスも悪い。でもそこが不思議と本場っぽい雰囲気を醸し出している。この店の名物は意外や意外、餃子(8個1000円)。確かにここの餃子は柔らかい皮とパリパリの焦げ目のコントラストが絶妙で美味。炒飯も意外といい。西麻布の交差点から青山三丁目方面へ向かった左側。97年12月。
A-Jun(西麻布)
東京都港区西麻布3-21-14覚張ビルB1F/03-5771-5256/11.30〜15/17.30〜22.30/日休
中国料理。えーじゅん。オーナーシェフの名前が阿部淳一さんなので頭文字のAと淳のJunなのだろう。ヌーベル・シノワで一世を風靡した「メゾン・ド・ユーロン」の料理長であった阿部シェフが独立して開いた店。あの頃の「メゾン・ド・ユーロン」を知っている人にはそれを聞くだけで安心できる。あの時期のあの店は本当に美味しかったもん。ヌーベル・シノワを出す、という意味では変わっておらず、とても繊細な料理が小皿ずつ続いていく。相変わらず火加減が絶妙。コースのメリハリも良く、〆の麺も結構。夜のコースは6500円から。コースは数種類あるが要望を細かく聞いてくれるのでうれしい。店はもと「アクアパッツァ」があった場所。そう、あの半地下である。木をふんだんに使用した落ち着きある店内は昔の雰囲気はないがとてもオシャレ。桧のカウンター席(ちょっと和風)で軽いコースを食べることもできる。04年6月。
※2005年10月閉店。残念。
SHAO-LEE(西麻布)
東京都港区西麻布1-8-16ライラック西麻布B1F/03-3408-1718/18〜26(日18〜23)/土祝休
四川・台湾料理。小李。いかにもなデザイナー系で、そういう店に食傷気味なボクにはちょっとつらい。というかそんなにスタイリッシュなデザインとも思わない。敢えて言えば一時代前のチープシックな感じ。んでもって味の方はインテリアとは似合わない家庭料理系。狙いがよくわからないんだよなぁ。水餃子や揚げパン、それから四川系定番など、それぞれきちんとおいしいのだが、特に印象に強くは残らない感じ。夜遅くまでやっているので、ちょっと小腹がすいた深夜にダイニング、みたいな感じでは使えるだろう。ジョージアンやダビンチがある通りの地下にある。04年4月。
漢粋(市ヶ谷)
東京都千代田区六番町2ツムラ六番町ビルB1F/03-5210-3377/13〜15.30/17.30〜22/日祝休/10000円
香港海鮮・広東料理。ツムラが経営する。薄味のヘルスコンシャス中国料理。接待(つまり老人相手)を意識しているのかなぁ。相当薄味で、若い人には頼りなく感じられるだろう。8000円から15000円まで4種類のコースのみ。化学調味料を使っていないので後味さっぱり。ツムラだけに健康志向なんですね。独特タッチの店内は非日常的で楽しい。特にトイレは必見。宇宙船風個室が異様。96年12月。
古月 新宿店(新宿)
東京都新宿区新宿1-5-5/03-3341-5204
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
随園別館(新宿)
東京都新宿区新宿2-7-4/03-3351-3511/11〜22/無休/6000円
北京料理。前の、ボロくも趣があった店から移転。同じ通沿いの新宿駅寄りにある。当時の店はとてもうまい北京料理が食べられた。水餃子が絶品。他に合菜代帽もお勧め。店員も客も中国人ばかりで、とても日本とは思えない雰囲気だった。で、久しぶりに再訪したらキレイになっていてしかも支店がいくつか出来ていて…味が落ちたのかボクが変わったのか。いずれにせよとても普通の店になった印象。80年代後半ちょくちょく訪問。97年2月。01年3月。
山珍居(新宿)
東京都新宿区西新宿4-4-16/03-3376-0541/17〜22/水休/3000円
台湾料理。雰囲気はいまいちだが、とにかくおいしいし安い。ビーフン、腸詰め、豚足、などすべて本場の味。うまい肴でビールをがぶがぶ飲みたいときはここ。96年2月。※あまりに最近ご無沙汰なので、行き直してみて感想を書きます。
Jeeten(代々木上原)
東京都渋谷区西原3-2-3/03-3469-9333
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
永利(池袋)
東京都豊島区池袋1-2-6ベルメゾン池袋B1F/03-5951-0557
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
大吉(世田谷)
東京都世田谷区世田谷4-7-3/03-5450-4557/11.30〜25/水休
上海料理。支那そばと上海家庭料理が売りの店。地元のお客さんでとても混んでおり、店の雰囲気はいかにもうまいものを出してくれそうな感じでうれしい。餃子や雲呑、ちまきを始めそれぞれおいしかったが、全体に味は薄め。さっぱりあっさり夜中に食べるといい感じ。がつんと強い中華が食べたい向きには物足りないかもしれない。近所使いには良い店だなぁ。03年1月。
古月(根津)
東京都台東区池之端4-23-1山中旅館内/03-3821-4751/12〜15/17〜20/不定休/http://www.kogetu.co.jp/mall/
会席中国料理。千代田線根津駅からほど近いところにある山中旅館の中にある中華料理店。こう書くと旅館の中にいくつかレストランがあってそのうちのひとつという誤解されるかもしれないが、「古月」の場合はほとんど山中旅館と同体。別個にあるというより山中旅館そのもののような感じ。実際食べる場所は山中旅館の客室だし(笑)。
戦後まもなくに営業し始めた山中旅館はエントランスの雰囲気が抜群で、多くの文人の常宿として愛され続けてきた理由がよくわかる(ただし玄関を入るとありがちな和洋折衷になってしまい、近代化の失敗例を見る思いがする)。ただ、その客室でいただくと言っても、広い部屋もあるとは思うが、部屋によってはとっても狭苦しく、旅館で食べているという豪華な雰囲気は味わえない場合も多いだろう(ボクたちは閉塞感のある畳敷プレハブワンルームみたいな部屋に通された)。その点ではあまり期待しすぎない方がいい。料理は旬の食材を大切にした中華ベースの創作料理。冬瓜のスープが名物らしい。5800円からコースがあり、コストパフォーマンスはなかなかいい。ちなみに訪問したときのコースは「クジラのたたき四川風」「ロブスターの蒸し焼き」「墨イカと銀杏、栗の炒め物」「サメ軟骨のスープ上海蟹風味」「擬製豆腐とキノコの揚げ物」「鮭チャーハン又は広東産クサヤのチャーハン」「清湯スープ」「デザート」であった。薬膳コースやスッポンのフルコースもある。
サービスは当然目が届かない(旅館の一室なのでちょっと覗くということが出来にくい)。調理場の都合で進められるのが見え見えで何度かちぐはぐな場面があった。でもそういうのを差し引かないとしてもボクはあまり楽しくなかった。味も雰囲気もサービスも。有名店なのでもう少し期待したのだが。03年10月。※新宿に支店が出来た。こちらは創作ではなく伝統料理のコースを出す。とてもいい。オススメ。
西安飯荘(五反田)
東京都品川区西五反田2-10-8/03-3492-9068/11.30〜14/17.30〜23/日祝休
中国料理。せいあんはんそう。刀削麺が売りの店。一品ものを含めて、全体に「うひ〜うまい!」と驚くほどではないけど、あれもこれも頼みたくなるわかりやすい美味。西安だから山西料理だと思うのだが、四川的辛さが多い。名物の鉄鍋餃子は豚とニラのシンプルな味。小籠包も麻婆豆腐(辛い!)もうまい。麻辣湯(まーらーたん:西安式二色しゃぶしゃぶ鍋)も名物。ここの刀削麺はさすがな美味。いろんなところで刀削麺食べるが、麺はトップクラスかも。スープも上々。また、チャーハンも上々。全体にちょっとオイリーかな。
帰り際にメニューを隅々まで観ていたら鴛鴦(おしどり)火鍋コースというのがあり、鉄鍋餃子やデザートもついて3700円だった。店員に「この鴛鴦火鍋と麻辣湯はどう違うのか」と聞いたら「同じだ」と答えたので、次回からこれにしてみよう。ある本によると、あの二種類スープの火鍋を世に広めたのは清朝の乾隆帝らしい。インドシナ半島まで大遠征をしたときに知った南方風しゃぶしゃぶ鍋を「これぞ薬食同源の理想的料理である」として中国全土に普及させたのが始まりとか。06年6月。
チャイニーズレストラン直城(品川)
東京都港区高輪3-3-8/03-5798-3225/12〜14/18〜22/月休
四川料理。町田の有名店「随息居」出身の山下直城シェフの店。シェフは四川省で1年間修業したという。ボクは本場四川にも行ったことないし「随息居」にも行ったことないのでそれらと比べられないが、相当シェフ本人のオリジナリティが入っている料理だと感じた。それが店名にも表れているのであろう。夜は5000円のコース。少量ずつたくさんのお皿が出てくる。ちょっと少量すぎて、旨さに行き着いてもうちょっと食べたいと思ったときにはなくなっているのが不満と言えば不満だが、女性には楽しい構成だろう。内装はマンションの一室みたいな感じで、家族経営的親密感が漂う。これからどんどん成長していく予感がする料理が多かった。もう少し時を置いて再訪してみたい。05年3月。
楽水軒(品川)
東京都港区港南2-11/03-3471-1601/11〜21/日祝休/800円〜
中国料理。街場のB級中華の名店。本格的中華料理ではまったくないが、「日本人は日常にどういう中華が食べたいか」という答えとして「こういう味なんだよねー」と想起するような味といえばわかるだろうか。くどすぎず、油っこすぎず、あっさりすぎず、バランスがいい。ま、超家庭的日本風中華料理という感じ。メニューには中華系に混じってハムエッグとかがあったりして、そういう意味では完全に家庭料理だね。ボクは好き。たまに寄ります。店内ジャイアンツ系のポスターで埋まっている。ファンらしい。原辰徳が壁から笑いかけている店で食べるのは落ち着かないが、近くに住んでいたら日常使いするかも。品川駅と天王洲アイルを結んだ天王洲アイル寄り、楽水橋たもと。01年12月。
大ふね(品川)
東京都品川区東大井1-17-14/03-3474-4511/700円〜
中華料理。旧東海道鮫洲商店街にある街場の中華。ざっくばらんな雰囲気のわりに清潔な店内。一品物は量も多く、下世話にドハドハ食べたいときなどいいかもしれない(小もあるので小を取ろう。普通のは量が多すぎていろいろ楽しめない)。ただ、一品よりもオススメは湯麺。野菜そば。それ以外のメニューは量的満足以上のことは求めない方がいいかも。野菜そばはあっさりしていて、化学調味料もあまり感じずわりといい。01年8月。
萬来園(大井町)
東京都品川区東大井5-6-8/03-3450-5667/17.30〜22/水休/10000円〜
上海料理(+各地中国料理)。家族三人でやっている小さな店だが、ある意味とっても有名な店。カウンターのみの店でメニューがない。料理は料理人(ご主人と息子さん)と相談して決める。「ええと今日はカニと車海老とスズキとアサリと牛肉と○○と○○と…」と、食材をズラリと言われ、「カニは春雨と煮るかカラッと揚げるか卵と和えるか、それか○○してもいいし…」と、料理法をズラリと並べられる。客は悩みに悩んで「うーん、うーん、じゃ、まずカニをぉ、ええと揚げてもらいますか、いや春雨もうまいよねー、うーん、いややっぱり揚げてぇ、それとその牛肉とマコモダケのっておいしそう、ソレね、それからー…」とひとつひとつ決めていく。決めると「ハイ、ワタリ蟹。すごいでしょ」と食材を見せてくれ、目の前でジャジャジャと料理してくれる。この悩む時間が特に楽しい。メニューで悩むのって実は食事自体と同じくらい楽しいのだなと再確認させてくれる店である。海鮮と野菜がほとんど。味のバリエはこちらの思うまま。客のリテラシー次第でいくらでもおいしくなって行くようなところがある。出来上がってきた料理は火加減が絶妙でとっても美味。そうやってニコニコ食べてると「これも食べる?」「あれはどうする?」と追加を聞いてくる。これになんとなく乗せられて高い食材を取って行くと信じられないようなお勘定になる(笑)ので注意は必要。注文にも寄るが、一人頭10000円〜35000円くらいと差が出来るようだ。とってもうまい店だし、話し合いながら進行するのは楽しいが、微妙に気疲れする店でもある。06年5月。
大連(大森)
東京都大田区山王1-25-14/03-3776-7944/11.30〜14/17〜23/火休/3000円
中国料理。中国の大連で生まれ育ったご主人の作る餃子で有名な住宅街の中の小さな飾らない店。何か中国にいるみたいな素朴な内装(素朴すぎるとも言える)。餃子は確かにうまい。焼餃子よりも蒸し餃子の方がオススメ。ちょっと小龍包ちっく。スープ餃子もなかなかいい。冬の大根餃子もおいしい。麺類もまぁまぁいける。ただテーブルがべたべたしているし、店内ちょっときれいさが足りない。食べていて楽しくない感じ。というか…普通の中国家庭料理屋さんですね。なんでこんなに有名なのか不思議。JR大森駅北口を池上通り側に出て右。すぐの信号を左折して歩道橋があるところを右折。山王小学校を越えてしばらく歩いた右側。大森駅から15分くらい。95年1月。再訪数回。
京華飯店(大森)
東京都大田区山王1-43-1/03-3772-6541/11〜14/17〜22.30/木休/3000円〜
上海料理。隠れた名店として一部では有名な店らしい。1965年開店の老舗でずっと山王の住宅街相手に経営している。料理はどれもそれなりにおいしいが、上海風酢豚が特におすすめかな。チャーハンもいい。ちなみに上海焼きそばより普通の焼きそばの方がいいかもしれない。そんな感想。一番のオススメはフカヒレの姿煮らしいが(仕入れがいいらしい)未食。全体にちょっと塩辛いのが難。それと住宅街値段ではなくそこそこ高い。JR大森駅の北口を池上通り側に出て池上通りを右。すぐの信号を左折して10分ほど諦めずに歩くと右側にある。2006年春に改装。03年9月。
美味菜(大森)
東京都大田区大森北4-7-14入新井第一小前/03-3764-8188/12〜23/2000円
台湾料理。みいみいさい、と読む。JR大森駅の東側、入新井第一小学校の東側にあるカウンター中心の小さな店。そんなにきれいな店ではないが、美味しそうな雰囲気で溢れている。テレビや雑誌でも取り上げられているらしいが偶然入った。夫婦ふたりでやっていて親密な感じがここちよい。チャーハンはベチャベチャしていてもうひとつ。でもインゲン餃子は美味しかった。冬は蓮餃子らしい。麺類はビーフンがおいしい。名物は中華肉チマキ(450円)。秋は上海蟹が直輸入で入る(予約)。奥に座敷あり。97年9月。
| 韓国料理 |
妻家房(四谷)
東京都新宿区四谷3-10-25/03-3354-0100/11.30〜22.30/無休/3000円
韓国料理。1階がキムチ売り場兼キムチ博物館になっていて、2階がレストラン。東京一と言う人もいる韓国料理店だが、どの料理を頼んでもビックリさせられることはなく、実に普通っぽかった。どうしてここが東京一なのだろう…。プルコギはまぁまぁ。チゲ系もわりと良かったが。期待した家庭料理系が(ボクが行った日は)かなりイマイチであった。キムチ類もイマイチ。韓国料理の快感を最後まで味わえなかった。新宿通り沿い。01年9月。
シモン(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-5-5/03-3470-5889/17〜30/無休/5000円〜
韓国料理。韓国スープ専門店。ひっそりと朝(30時)までやっている店である。焼き肉屋で深夜を過ごすよりこの店の方が健康にいいかもしれない。健康的な韓国鍋・スープ系が17種類も揃っている。ソルロンタンはわりと普通だったが、その他のスープ系はとっても良かった。チゲも辛さが程良く(辛さは調節してくれる)うまい。一品物はどうかなぁ…わりと普通か。小さな店で少々詰め込みすぎるのが難。店内いろいろキリスト教系の言葉が貼ってあるのはご愛敬。00年8月。
グレイス(麻布十番)
東京都港区麻布十番1-7-2/03-3475-6972/11.30〜14/17〜23.30/第3日休
韓国料理。サンゲタンが売りの店。まだサンゲタンがそんなに知られていない頃からずっとサンゲタン中心にがんばってきた。サンゲタンとは、若鶏の中に朝鮮人参やなつめなどを詰めてスープで時間をかけて煮込んだ鍋系の食べ物であるが、実は韓国では夏に食べるもの。夏の滋養食なのである。あまりまずいサンゲタンを食べたことがないが(普通に手間をかければまずくはならない系の料理)、ここのも普通に上々。サンゲタンを含んだコースが3150円と4200円。この4200円のコースが、サンゲタンとピビンパと一品料理4品でちょうどいい感じ。赤坂店(03-3224-0775)もある。05年5月。
鳳仙花(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-21-12/03-3452-0320/17〜25(日祝〜23)/月休/5000円〜
韓国料理。有名店でいつも行列している。そして行列するだけのことはあると思う。この手の店で焼肉がないのもユニークだがその分チゲがうまい。料理はどれを取ってもあまりハズレないだろう。牛すじ煮込み、銀だら辛み漬け、ハチノス刺身、ケジャン、チヂミ、どれも非常に美味。チゲ(特にホルモン鍋)をもらって、〆に雑炊にしてもらうとさらによい。でも冷麺も相当おいしいので迷うけど。酒は生ビールはないが、ドブと呼ぶドブロクが名物。これを飲みながら楽しもう。97年2月。01年8月。※最近改装されてキレイになった。以前の方がいい意味で雑然としていて良かった。味も変わった印象。というか、おいしい韓国料理店がいっぱい出来て相対的にこの店の味が下がってしまった感じ。あれ?そういえばドブがなかった気が…。05年11月。
千栄(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-2-11/03-3452-1714/11.30〜25/無休/7000円
韓国宮廷料理。せんえい。まだ韓国料理がそんなに市民権を得てないころはこの店の出すものが相当おいしく感じたが、これだけ韓国料理が流行り、みんながくわしくなった現在、ちょっと古くさい店になってしまったかもという印象。プルコギやケジャンはなかなかうまい。でも宮廷料理はもともとそんなに好きではないのであまりいい印象がない。値上げをしたのか、全体に割高に感じられるのもつらい。97年2月。00年8月。
喜福世(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-16-11 ABC.WACOビル3F/03-5704-8768/17〜26(土日祝〜24)/無休
韓国料理。「キッポヨ」と読む。全体にマイルドな韓国料理で、辛ければ辛いほどいいという向きには物足りないかも。名物の壺焼き(一日10食限定)は「辛いですよ〜」という前振りだったがやっぱりびっくりするほどは辛くなく、味も期待したほどのインパクトはなくちょっと残念。ハラミやタンなど、店からの大おすすめと書いてあるものもそれぞれそんなに印象に残る味はなかった。ただ、全体にレベルは高く、サービスも充実している。とても親密なサービスなので居心地はいいと思う。店内清潔だし、全体に満足度は高い。04年10月。
HONGCHOぶるだっく(渋谷)
東京都渋谷区道玄板1-3-11 一番ビル2F/03-5489-0655
韓国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
鳳雛チムタク(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町13-16 コクサイビル3F/03-5784-6981
韓国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
絵のある街(渋谷)
東京都渋谷区神南1-22-10 皆川ビル5F/11〜24
韓国料理。ユニークな店名でうまそうなイメージが全くないが、意外とちゃんとしている。団体で店に困って仕方なく入った時わりとマトモだったので、その後個人客で行ってみたがやっぱりまぁまぁ。というか安い。2000円もあればお腹いっぱいになる。それで味はまぁまぁとなると知っておいて損はない。特に学生さんとかに最高の店かもしれない。基本は焼き肉。海鮮系よりチヂミなどを。06年6月。※閉店
ハレルヤ(新宿)
東京都新宿区百人町1-5-6職安通北入る/03-3200-0112/24時間/無休/5000円〜
韓国家庭料理。気取らない雰囲気で本場っぽい韓国家庭料理が食べられる。なんでもおいしいが、「キムチ餃子」「ケーチゲ」「ズンドブー」などおいしかった。マッコリ(濁り酒)もおいしいので、それを飲みながらうまい韓国料理を気楽に食べているとかなり酔うので注意。夜中でも早朝でも開いているのが何よりうれしい。焼き肉より辛系がおすすめ。98年3月。
※外苑前に小洒落た支店が出来た。品揃えはそんなに変わらないが、雰囲気が全然違うと味もずいぶん違って感じられる。渋谷区神宮前3-42-18/03-3478-7848/17〜24/無休。外苑前の熊野神社近く。
古家庵(赤坂)
東京都港区赤坂3-20-8 臨水ビルB1F/03-5570-2228
韓国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
武橋洞(赤坂)
東京都港区赤坂2-17-74 2F/03-3586-6478/17〜23.30/日祝休/8000円
韓国料理。「ムギョドン」と読む。90年代頭頃によく通った老舗。当時は焼き肉で東京トップかなと個人的に思っていた。今では焼き肉や韓国料理の名店も増えたので普通っぽい店になってきたかも。全体にさりげない韓国家庭料理がよい。骨付カルビよい。チゲ鍋や韓国風お好み焼き、牛の脳味噌煮などもオススメ。それとモツ鍋もよい。接客は家庭的で意外と親密。95年1月。
王豚足家(五反田)
東京都品川区西五反田1-4-2/03-3495-0014/17〜27/日休
韓国料理。おうとんそくや。「韓国家庭料理」というショルダーがつく。ソウルにある店の支店。かなりディープな雰囲気。店員はほとんど韓国人で韓国語が飛び交うが一応日本語も通じる。とにかくごちゃついていて清潔感もあまりない。ボクたちは密閉された地下個室に通されたが、火事か地震があったら確実に死ぬという部屋であった。こわっ。江原道地区の伝統的な料理「王豚足」は店名にもなっているだけあって美味。豚の前足を何種類もの漢方薬と水飴で煮込んだもの。あとはチゲ系がうまいかな。まだ日本にはあまり入っていないカムジャタン、プデチゲ、アグチム、サムギョッサル、スンデなどが当然の如くあるのもうれしかった。相当本場っぽい感じ。五反田では秀逸。02年6月。※雑居ビルの5Fに移り多少キレイになったようだ。
アンニョン(大森)
東京都大田区大森北1-11-11/03-3764-5050/11〜14/18〜27/日休/5000円〜
韓国家庭料理。ランチは普通だが夜に行ってびっくりした。かなりうまい。野菜系薬膳系が中心であるが、キムチがまずうまい。なかなかちゃんとキムチがうまい店が少ないのでうれしい。ケジャンもよい。チヂミやチゲなど、どこにでもあるメニューもそれぞれ安定しておいしい。ここのサンゲタンのお粥は抜群。サンゲタンを食べた後お粥にしてくれるのだが、絶品だ。全体に辛さに偏らないタイプで、辛すぎるのが不得意な人には特におすすめ。マッコリ(濁り酒)もある。もうちょっと安いともっといいが。大森駅東口を出て大森銀座方面に行き、安田病院を探す。その裏にある。02年3月。02年8月。
ドランドラン(上野)
東京都台東区上野2-5-1小倉ビル1F/03-3836-3690/17〜29/17〜24(日祝)/無休
韓国料理。とてもディープな雰囲気の店で韓国語がメインな感じ(日本語も通じる)。エスニックで信頼する佐藤和佳子さんの推薦を読んでカムジャタンを食べに行った。ソウルでも食べてとても気に入っている鍋である。うまい。肉たっぷりの豚骨とほくほくのじゃがいも。マッコリ飲みながら手でつかんでむしゃぶりつく。こんなに肉たっぷりの豚骨が入ってるカムジャタンも珍しい。オモニがたまに「これはこうしろ」と指示してくるので素直に従う。連れと無言で食べまくる。〆は雑炊。これがまたうまい。他の料理もそれぞれうまい。スンデとボッサムが印象に残っている。いい意味で現地っぽい。もう少し清潔感があればいいのだが。04年6月。
| 焼肉 |
まんぷく苑(築地)
東京都中央区勝どき1-7-1 サンスクエア2F/03-3531-2989/11.30〜13.30/17〜23(日祝16.30〜22.30)/無休
焼肉。タン塩発祥の店と言われている。まだタンがあまり食べられなかった頃に「食べやすいように」と考案したという。そのタンン塩は、大量の刻みネギとコショウであえてある。焼くと柔らかく甘みが出てくるコレのファンは多い。カルビ塩もユニーク。この2つ以外はわりと普通の味かもしれない。〆はネギめし。95年2月。※小さな店だったが移転して大きくキレイになった。移転してからは行っていない。
焼肉ランドマルタケ(神田)
東京都千代田区神田駿河台3-7-5/03-5280-0507
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
くにもと(浜松町)
東京都港区浜松町2-12-2/03-3578-1129/17〜23/日休/5000円〜
焼肉。焼肉サイトとして有名な「YAKINIQUEST」のメンバーと知り合いになったので「サシが入った肉があまり好きではない。赤身がうまい店はない?」と聞いたところ真っ先にこの店を教えられた。淡路牛を使っている素朴な設えの店。まずは赤身刺し(500円)から始める。マグロ系の美味。そして次に以前は常連しか頼めなかった「おまかせ」を。最近人気が出たのか「上出来(3600円)」「上等(5000円)」「別格(10000円)」と三種類のおまかせコースが出来たのである。どれも300g以上。基本的に塩一品、タレ3〜4品で出てくるらしい。牛一頭買いしている店ならではのレアな部位、ミスジ、三角、ハネシタ、カイノミなどを盛り合わせてくれる。以前の常連おまかせの感覚から言うと5000円の上等で充分な気がする。店主の国本氏のチョイスは抜群なので身を任せていい。2007年夏より松阪牛の一頭買いを始めたようなので、サシの入った部位が今後増えていくのかもしれない。ちなみに煙モーモーなので服装には注意したい。あ、クレジットカードもきかないので注意。店内は1階に小上がりひとつ。2階が板敷きでテーブル4〜5つの素朴な造り。なお、歩いてすぐのところに新館もできた。新館:港区浜松町2-8-9/03-3435-7605。06年9月。
正泰苑(浜松町)
東京都港区芝大門1-7-4パークサイド芝大門/03-5733-5025
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
名門(四谷)
東京都新宿区舟町11/03-3357-7748
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
草の家(麻布十番)
東京都港区麻布十番4-6-8 A&Kビル8F/03-3455-8356/11.30〜14/17〜27(土〜23・日〜22)/無休/5000円〜
焼肉。昔深夜残業のあと何度か訪れた店だが久しぶりに行ってみた。日本の焼き肉の全体レベルがかなり底上げされたせいか、昔はダントツにうまい名店だったココも非常に普通な店となってしまったという印象である。出るものも味も普通。もちろんまずくはないが、印象的ということもない。辛みがきいたクッパや大きな骨付きカルビ(昔はこのサイズは驚きだった)など、昔の好物も健在であったが、やっぱり相対的に普通になったなー(相対的に安くもなったけど)。店は6・7・8Fにあるのに、レジは8Fのみという不親切な設定もそのまま。接客は全体に丁寧なのだから各階で精算できるようにすべきである。個室は程良くて宴会などには便利。赤坂新橋にも支店あり。01年4月。
十々(西麻布)
東京都港区西麻布3-24-20/03-3405-9911/17〜29/無休/5000円〜
焼肉。西麻布の交差点(霞町)の角にある有名店。高級をうたっているわりには高くなく味はまぁまぁなので利用しやすい感じ。おすすめは塩カルビかな。すごくうまいとも思わないが、まぁ標準的焼き肉ではないでしょうか。そこそこ楽しめる。02年10月。
金竜山(白金)
東京都港区白金3-14-1 第一マンション1F/03-3446-8156/17〜21(日祝18〜22)/月休/10000円〜
焼肉。10年以上ぶりの再訪。昔から人気だったが、いまでは東京を代表する一軒と言われていて本当に予約がとれない。そしてそれだけのことはある美味なる店である。
方向性で言うと「薄切りの大判で、舌の上で柔らかくとろける快感を追求している店」かな。その方向性では完成されているので、サシが強めに入った肉が好きな方なら絶対のオススメ。20代の人なんかにはたまらないと思う。上タン塩や特上ロースのとろけ具合はマジうまい。ただ個人的に言うと、もともとボクはサシが多めに入った肉を好まず、力強いレッドミートが好きなので、この店はいまひとつ合わない。これはもう好みの問題である。特上ロースや中カルビ、上タン塩などが口の中でとろける絶妙さは抜群なのだけど(特に中カルビは完璧)、これにもうひとつ「肉特有の荒ぶる魂」みたいのが加わればなぁ…とか思ってしまう。
ちなみに高いという人も多いらしいが、この肉質なら適価だと思う。また、サービスがぶっきらぼうだとか言う人もいるが、ボクはそう感じたことはない。ビールを冷蔵庫から自分で出さないといけなかったりもするが、それはそれで別によい。テーブルふたつと小上がりのみ。二回転はしているようだ。06年11月。
ぱっぷHOUSE(渋谷)
東京都渋谷区桜丘町27-1-101/03-3461-1865/16〜22.30/不定休/10000円〜
焼肉。看板に大きく「処女牛」と書かれている。未出産の牝を食べさせてくれる凝った店なのだなと思うが、店内は超カジュアル。場所柄もあって若者で溢れている。食べ放題の安価なコースもあるが、ここは裏メニューが素晴らしいとヒトに聞いていたのでそれを頼もうと思ったら、メニューに「裏メニュー」が書いてある(笑)。人気が出て「表」に出てきたらしい。「裏」とは珍しい&状態のいい肉で、イチボ、カイノミ、肩シン、ミスジなど、まぁ最近こそ普通に出回るようになってきたが、まだまだ希少な部位。それをほとんど「おまかせ」でお願いするのである。ご主人か、言葉もたどたどしい韓国人のおねえさんに好みを言って、次々持ってきてもらう。ただし時価でド高いので注意。うまいうまいと食べているとすぐひとり2万とか行ってしまう。ちなみにボクはサシが多いのが嫌いなので裏メニューは途中で少々飽きた。サシが入ったトロットロの肉が好きな方にはこんな極楽メニューはないと思うが。07年8月。
第一神宮(青山)
東京都渋谷区神宮前3-41-8/03-3401-9146/17〜25/無休/10000円
焼肉。とても上質の肉を入れている。カルビ、ロース、どれも生でいけそうな程。ただ、水準的な味で美味しいとは思うが、ビックリはしない。安心して食べれる店とでも言おうか。冷麺もお勧め。98年12月。
焼肉フランス人(六本木)
東京都港区六本木3-10-9 ABIC六本木ビル3F/03-3475-6655/17〜29/無休/5000円〜
焼肉。この絶妙かつ脱力かつインパクトの強いネーミングに惹かれて行った。店名の由来を聞いたら「グルメと言えばフランス人だから」というすっとぼけた答え。うはは。実によい。店内黒田征太郎氏のイラストで埋め尽くされており、焼き肉屋っぽくない。メニューも韓国系食材や沖縄系料理など工夫してあり楽しい。甘エビジャン(ケジャンの甘エビバージョン)、クラゲの刺身、テグタン、テビチなど一品物が美味なうえに、七輪で焼く肉がそれぞれなかなか良い。特上と上と並を盛り合わせて1000円というカルビスペシャルや上ハラミなどオススメ。ちゃんと美味いのがうれしい。でもって、六本木のこの立地にして圧倒的に安いのがまた魅力。いやー安い。うん、なかなか使える店なのだ。板橋や錦糸町、池袋などニッチな場所に支店あり。いいなぁ。01年8月。
※六本木店は閉店。ある意味とてもいい店だったのに残念。
ビッグマム(中目黒)
東京都目黒区東山1-6-13/03-3710-8687/ 17.30〜25/日休/4000円〜
焼肉。焼肉と居酒屋と焼酎バーを足して3で割ったような店。でも雰囲気は洋風バーっぽいのがまた面白い。ナンシー関が生前行きつけだった店として有名。看板のママの絵もナンシー関の消しゴム判子である(似顔絵の横に「食べとるかね」とセリフがあの字で入っている)。ここのママ、たしかにカラダもビッグだが態度もビッグ(そのでかさに馴れてくるとだんだん心地よくなってくるタイプのでかさ)。客に命令するような口調で話してくる。メニューもお願いしてやっと作ってくれる場合もある。まぁそういうキャラということでこういう店名なのだろう。どうやら大阪そして渋谷でずっと屋台をひっぱっていたあと、常連がカンパしてママに店を持たせたという。そういう意味で肝が据わっているというか…最初はその接客にとまどうと思う。慣れることができるかどうかが分かれ目な感じ。
料理は全体的にとてもおいしい。総菜系もよい。肉刺もとても感動的。だが、究極は焼肉。外で火をおこす七輪で焼く肉はかなりの肉質。特に塩ハラミ焼とレバーは必。
ナンシー関を意識したというひとり飲み用セットがあるのも感じがいい。行きつけにするともっと良い感じなのだろうなぁ…。最後の方、ママとゆっくり話せたが、こうして話すととても優しいママである。酒は焼酎が多く揃っている。生ビールは自分でサーバーからつぐ。中目黒駅から山手通りを北上。スターバックスを越えてブックオフを越えてすぐ左斜めに入る。そこから50mくらいの左側。04年7月。
鶯谷園(鶯谷)
東京都台東区根岸1-5-15/03-3874-8717
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
スタミナ苑(足立)
東京都足立区鹿浜3-13-4/03-3897-0416
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 東南アジア料理 |
アロイナ・タベタ(有楽町)
東京都千代田区丸の内3-7-11/03-5219-6099/11〜22/無休
タイ料理。ワンコイン・タイ料理で「全品500円」の店。定食が500円。夜でも500円なので貴重といえば貴重。本場の雑然としたチープな雰囲気がよく再現されていてある意味好ましい。味は普通っぽいが500円だから…。タイ人が普段食べている安い定食を再現しているみたい。結構メニューの品数が多いので意外と楽しめる。03年6月。※その後値上がりして全品630円になった。500円だから良かったのに…。
アジアンリビング蕃(京橋)
東京都中央区京橋3-4-1 2F/03-3231-7510
東南アジア料理。「Asian Living Baen」。創作エスニックの店でタイ料理を中心にした創作料理を楽しめる。居間のような独特の店内はちょっと狭いがなかなかに親密で暖かい雰囲気。酒はビールから酎ハイ、マッコリやテキーラ、メコンウィスキーからワイン、カクテルまでいろいろ揃っている。味はちょっと当たり外れがある。魚のレッドカレー煮込みや揚げ魚のスパイシーソースとか魚系エスニックが意外といい。カレーラーメンもよい。05年6月。
エラワン(六本木)
東京都港区六本木5-5-1ロアビル13F/03-3404-5741/17〜23.30/無休/5000円
タイ料理。六本木ロアビルの13階にあり窓からの景色をさえぎるビルはないが、夜景は期待したほどではない。広い店内はタイ風にしつらえてありエキゾチックだが、もうひとつ洗練されていないのが残念。味は焦点がぼけているのが多くもう一歩。タイ風薩摩揚げはおいしかったがトムヤムやパッタイはイマイチ。ちなみに水曜日はレディースデイで20%オフ。97年9月。
ライス・テラス(西麻布)
東京都港区西麻布2-7-9/03-3498-6271/日祝休/7000円〜
タイ料理。いや、正確には「和風タイ料理」かな。本場のものと比べるとあまりに日本ナイズされていて別物の感さえする。辛味と酸味がギリギリで拮抗する本場に比して、あまりにマイルド。焦点も甘い。「和風タイ料理」とわりきればまぁまぁ。雰囲気はいいし。でも値段もわりとする。西麻布から青山3丁目に抜ける外苑西通の一本裏手にある。99年5月。
Te Te S(西麻布)
東京都港区西麻布2-13-12/03-5468-5505/11〜28(月〜土)11〜23(日)/無休/7000円〜
タイ・ベトナム料理。「テテス」と読む。上記「ライステラス」と同じ経営のカフェバー風エスニック。西麻布交差点にあり営業時間も長いので重宝する。が、味は「ライステラス」同様もうひとつ。立地はいいのでもっとしっかり焦点が来ていれば流行るだろうに。名刺を見るとカフェバーと書いてあるからあまり味を重視してないのかもしれないが。でもヌードルや生春巻きなどはやっぱりいただけない。もうちょっとクオリティが高いとうれしい。99年5月。
キッチン(西麻布)
東京都港区西麻布4-4-12ニュー西麻布ビル2F/03-3409-5039
ベトナム料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ア・テッパラ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-14-15 ラ・レンス恵比寿B1F/03-3715-4588/17〜24(金土〜19)
タイ料理。A TEPPARA。以前は「シャンプライ」という店名だった。タイ屋台料理を標榜し、地下なのに屋外にいるような独特の雰囲気。パラソルの開いた丸テーブルが並び、まさに屋台な感じ。でっかいお釈迦様が寝転がっていたりタイの古い電話があったり、と、演出も独特。賑わいも現地っぽい。品数も多い。意外というと失礼だが、味はちゃんとしている。ソムタムが特にうまくおかわりをしてしまった。サービスを担当するおばあさんがいい味出している。週末は朝までやっているので便利。いっぱい食べてもひとり2〜4000円程度。04年4月。再訪2回。
HOT HOT ラポー(赤坂)
東京都港区赤坂2-18-19-B102/11〜13(水休)/17.30〜21.30(水・12月は〜21)/土日祝・第三水休/3000円〜
タイ料理。完全予約制で1年前には予約で席がいっぱいになるという小さな店。まだ初夏なのに入り口ドアには「12月末まで満卓」とか掲示してあったりする。んでもって「翌年分の予約希望を6月から8月に所定用紙(1部100円。限定枚数配布次第終了)で申し込んでいただきます。予約希望日が重複した場合は抽選(最低1ディナーは確保・設定いたします)になります」という徹底ぶり。す、すごい。
完全予約制のうえに完全セルフサービスなので、後片づけもある程度は客がやる。とても物静かな女性(石黒慧子さん)が一人でやっている店なので手が回らないのである(席は12席程度)。いろいろ条件があってややこしいが、1983年から長年毎年予約で埋まるというのだから立派である。
こういう店はえてして高いのが通例であるが、予想に反して腰抜かすほど安かった。コースが3000円なのだ。普段遣い値段じゃん! 普段遣いの店なのに年間予約制。妙にシュール。店内は古く手作り感に溢れており料理もとてもカジュアル。石黒さんも気難しいわけではなく親切丁寧(ちょっと客見知り)。素朴でなかなかおいしいが、味というよりも客はみな「一年に一回は石黒さんに会いたい」と思ってくるのではないかな。イベントと考えればとても楽しい。ちなみに一見さんがこの店に行くためには、やっぱりこの店の申込用紙を手に入れられる人を知ってないと無理かも。06年6月。
アオザイ(赤坂)
東京都港区赤坂5-4-14/03-3583-0234/11.30〜15/17.30〜23(土16〜22.30のみ)/日祝休
ベトナム料理。日本のベトナム料理の草分けとも言われる店だが、とっても素直な味で良い。今風の洗練はあまりないが、安心してベトナム料理を楽しめる。オシャレ度は低いので、若い女性たちというよりは男の方が似合う店かもしれない。この店はマダム(?)にいろいろ任せると吉。張り切って推薦してくれる。名物の生春巻きはもちろん良かったし、ナマズも良かった。ナマズはいくつか料理の種類があるが、どれもこれもマダムが大オススメしてくれ、それぞれにうまかった。〆のフォーは鶏肉に。「鶏肉のフォーが結局一番おいしい」とマダムが言うので。確かにこのスープには牛肉などより鶏が合う。ただ「昔は珍しい料理だったのだろうな」というメニューも、今では普通になってしまっているから、そういう意味でのインパクトには全体に欠けるかも。06年6月。
バンタイ(新宿)
東京都新宿区歌舞伎町1-23-14/03-3207-0068/17〜28/無休/5000円
タイ料理。BANはタイ語で「家」。つまり店名はタイの家」。日本人用にアレンジしていないタイ料理でなかなかうまい。雰囲気もいい意味でチープでそれもまた良い。サービスコースは1600円からあり安価。まだタイ料理がそんなに流行っていない頃からずっとやっており、タイ料理の普及においてこの店の存在は大きい。96年8月。
ムアン・タイ・なべ(神保町)
東京都千代田区神田神保町2-1岩波神保町ビルB1F/03-3239-6939/11.30〜14.30/17.30〜22/日祝休/3000円〜
タイ料理。いわゆる「タイすき」専門店。まぁなべなんでそれなりにおいしい。具をいろいろ選んでなべにして、最後は雑炊かラーメンで締める。ビールはシンハーもあるがわりと置いていない店が多い象のマークの「チャン」を置いてあるのがうれしい。タイではシンハーよりチャンの方を好む人が意外と多いしボクも好き。店は広く便もいい。99年8月。
デュシエット・ティエンドン(本郷)
東京都文京区本郷2-2-9 センチュリータワームーンパレスB1F/03-5800-0099/11.30〜14/18〜21/土日祝休/6000円〜
ベトナム料理。ビルの地下にあるが、目立たないエントランスから階段を下りてフロアに出ると思わず声が出てしまうような広く天井の高い空間。しかも天井からは空が透けて見える。地下なのに中庭状になっているのだ。おお!という驚きとともに席に案内されるがマクロ的に見たらお洒落なこの空間もミクロ的に見るとわりとくすんでいる。汚れが目立ったり照明にポイントがなく薄暗かったり、なんだか楽しくない空間になっている。籐の椅子や高価なカトラリー、面白い演出のトイレなど、なかなかがんばっているのだが、このくすんだ感じを消すことはできないが残念。料理もいまひとつ盛り上がらない。盛りつけはキレイだが味にインパクトがなくわりと普通な印象。香草がどさっと盛られてくるのは(ボクには)うれしいが。値段的にもちょいと高め。01年4月。
ゲウチャイ(目黒)
東京都品川区上大崎2-14-9 目黒コーワビルB1F/03-5420-7727
タイ料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
タニ・キッチン(大森)
東京都品川区南大井6-11-10/03-5762-3636
タイ料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
メーサイ(大森)
東京都品川区南大井6-25-10/03-5493-1318/11.30〜14.30/17〜22/日休/2000円〜/http://www1.cts.ne.jp/~measai
タイ料理。あまり辛さや酸っぱさを立てることなく、穏やかな味に仕上げている。パクチーも別皿だったりして、タイ料理に馴染みのない日本人を相手にしている印象。食べやすいからタイ料理入門者向けっぽい。その分、ある程度タイ料理を食べ慣れた人には物足りない部分も多い。とても安く抑えてくれているのはうれしい。大森駅東口の団地近く。04年8月。
ジャンズ(二子玉川)
東京都世田谷区玉川3-5-7黒川ビル3F/03-3700-2475/17〜22/月休
ベトナム料理。ベトナム人のジャン夫婦でやっている小さな店。ベトナムからの移民で、本場の味に忠実とのこと。基本的には南ベトナムの家庭料理で、素朴な味わい。インパクトがあるタイプではなく滋味溢れるタイプ。その一品を食べ終わる頃にやっと「あぁおかわりして食べたいかも」と思わせるような、奥ゆかしい味である。薄味の深い味、と言った方がいいかな。オススメはフォー。南ベトナム・タイプと北ベトナム・タイプの両方がメニューに載っている。「何が違うんですか?」と聞いたら「具だけです」とのこと。北は牛肉のフォーで、南は魚介&チキンのフォー。南のをもらったけど、なんというか、素朴な薄味の、いつまでも食べていたいようなフォーだった。うまうま。これ一品だけサッと食べに来てもいいかもしれない。
料理を作っているのは奥さん。ホールは旦那さんの担当。日本語が不自由ながら一生懸命で感じがいい。奥さんは料理番組などにも出ているらしい。味ってその人がそのまま出るんだなぁ、と思わせるような優しい佇まいの方。全体においしいが、敢えて言えば、どのお皿も味の方向性が多少似ているのでオーダーに工夫する必要があるかもしれない(ソースが一緒だったりするし)。人気店なので予約必。07年6月。
| インド料理 |
ナイルレストラン(銀座)
東京都中央区銀座4-10-7/03-3541-8246/11.30〜21/火休/1500円
インド料理。現オーナーのナイルさんの父親でインド独立運動の活動家だったA・M・ナイル氏が1949年に開いた老舗インド家庭料理店。名物はムルギーランチ(1400円)。ターメリックライスにキャベツやジャガイモ、鶏などが添えられ、かけてくれるルーと全部混ぜて食べる。久しぶりに訪れたが味に変わりはなくおいしかった。現オーナーが言うには「目標は現状維持」とのこと。初代の味を守るのがこの店の使命だと言う。変わらない味というのはいいもの。女性客を贔屓気味なのも微笑ましい。97年5月。
アショカ(銀座)
東京都中央区銀座7-9-18 パールビル2F/03-3572-2377/11.30〜21.30/無休
インド料理。日本に出来た初めてのインド料理店だという。タンドリーチキンなどのタンドール料理を日本に紹介した店。料理はインドのムガール王朝の宮廷料理が中心だと言う。ただ、宮廷料理だけでなく、インド全土のものをバランスよく食べさせてくれる。カレーもタンドリーも安心して楽しめる味だが強く印象が残るものではないかも。店内は重厚な雰囲気。96年3月。
ダルマサーガラ(銀座)
東京都中央区銀座4-14-6 ギンザエイトビル2F/03-3545-5588
南インド料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
マンダラ2nd(新橋)
東京都港区新橋6-7-2 ヤマトヨビル1F/03-5401-3465/11.30 〜 14.30/17.30 〜 22(土曜ランチのみ)/日祝休
神保町の「マンダラ」の2号店。こぢんまりとした空間だが、おいしそうな雰囲気で溢れていて、サービスもよく、楽しい。この店は特にナンがうまい。窯で焼いたナンが熱々の状態で出てくるのだが、シンプルで奥深いいい味が出ている。カレーは種類がいろいろあり目移りするが、評判なのはバターマサラ系みたい。辛口にしても甘いくらいマイルドだが、濃厚で複雑な味作りになっている。昼はAランチ(950円)でカレー1種類とナンとサフランライスとフルーツヨーグルトがついてくる。常に行列ができているが、ナンがうまいので満足感は得られる。06年1月。
ザ・タージ(赤坂)
東京都港区赤坂3-2-7/03-3586-6606/11〜14.30/17〜22.30/無休
インド料理。ムガール帝国に伝わる宮廷料理が中心で、北インド料理がメイン。インド料理も北南東でずいぶん違うようで、日本で一般的に「インド料理」と思われている料理は北インド料理だと言う。インドの中でも辛さが少なく、日本人に向くらしい。辛いのが好きなボクは南インドの方がいいのかな。ま、見慣れたメニューが多いせいか普通っぽく感じた。サービスはとても親密でよい。96年6月。
モティ(赤坂)
東京都港区赤坂3-8-8/03-3582-3620/11.30〜22/無休/4000円
インド料理。1978年オープン。日本人にわかりやすい北インド料理を出す。「モティスペシャル・タリー」というコースがお得。安いのがうれしい。他のコースや一品も安く、全体に味が安定しているせいか、いつも混んでいる。量も多め。支店が都内に5つある。支店によって食べさせるインドの地方が違うらしい。95年2月。
AJANTA(麹町)
東京都千代田区二番町3番地11/03-3264-6955/24時間/無休
インド料理。1957年創業。南インド料理を食べさせる。レッドペッパーをたっぷり使うので相当辛い。スパイシーな料理が多く、辛いもの好きには(インド料理の中でも)ここがいいかもしれない。カレーなどの他には、ドーセイというクレープのような料理がおいしかった。96年5月。
ショナル・バングラ(大森)
東京都大田区山王3-30-11 金子海苔店2F/03-5709-0855/11〜15/17〜22/月休/2000円〜
インド料理。バングラディッシュ・スタイルのインド料理をうたう。そんなにおいしい感じのしないエントランスと店内だが、料理はまぁまぁ。ショナルセット(1700円)がカレー2種、タンドリーチキン、ナンなどが組み合わされていてお得。サモサもまずまず。タンドリーがちょっと生っぽかったのを除けば、カレー類はそれぞれおいしかったし、ナンもちゃんとしていた。ちょっとインド料理店系のカレーが食べたいなというときなどいいかもしれない。00年6月。※閉店。八重洲店は引き続き営業。
ターラ(池上)
東京都大田区池上3-41-8 サシダソシアルビル2F/03-3752-1343/17〜24/月休/2000円〜
インド料理。池上の駅前、こんなところに?なインド料理屋であるが、レベルは非常に高い。家庭料理的なインド料理で肩も凝らず安いし、店内清潔で広い。前菜もそれぞれどれを取ってもうまかったし、カレーもかなりのもの。子供用カレーセットみたいのがあって、子供連れにもうれしい。それと、ナンがうまい。バターナンもいいがチーズナンとかもうまい。これで白ワインとかが充実していれば言うことなし(ワインの品揃えはかなりイマイチ)。休日の夜ちょっと気楽に家族で食事を、というには最適かも。01年4月。
BUSY BEE(秋葉原)
東京都千代田区神田和泉町1-3-9/03-3866-0336/11.30〜15/17〜22.30/無休
インド料理。入口でサリーを売り、店内にはインド音楽とインドのカラオケビデオが流れていて、かつ店員もインド人(料理人も)。なかなかディープな雰囲気。名物はなんといっても巨大な焼きたてナン。キッチンの窯で丁寧に焼かれたそれはモチモチのムチムチでとてもおいしい。これだけでもラクロスのネットくらいな大きさがあるが、+100円でビッグナンにも変えるといきなりテニスラケット大のナンが来る(!)。でもおいしいので全部食べちゃうけどね(食べきれない人用のお持ち帰りバッグも用意されている:笑)。
夜の食事もバラエティに富んでいるが、この店はランチが特にオススメかな。出来ればスペシャルAセットかBセットでタンドリーチキンも味わって欲しい。カレーは少々当たりはずれがある。その点がちょっと…。でもマトンやチキン、ひよこ豆などのカレーは良かった。05年11月。
ケララの風(大森)
東京都大田区山王3-1-10/03-3771-1600
南インド料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| ラーメン |
萬福(銀座)
東京都中央区銀座2-13-13/03-3541-7210/11〜22(土〜20)/日祝休/650円〜
ラーメン。昭和4年から営業している老舗。もとは屋台だったらしい。いまは三代目とか。澄んだスープはあっさりした和風で昔の東京支那そばといった感じ。なるとと三角の薄焼き玉子がいい感じ。チャーシュー、メンマ、ほうれん草と並んだ姿は様式美すら感じられる。麺は細めのストレート。全体にうますぎない感じが逆にいい趣になっている印象。外観も内部もかなりレトロ。レトロな店でレトロなラーメン。ちょっと楽しい。02年1月。
屋台ラーメン山ちゃん(銀座)
東京都中央区銀座3-11-10/03-5565-1838
ラーメン。博多の長浜屋台街の一番奥に「山ちゃん」という屋台があり、博多に行ったときは通っていた。その「山ちゃん」が銀座店を開いたと聞き行ってきた。実に真っ当なとんこつラーメン。飾りも工夫もないが、わりと本当の長浜の味に近いと思う。博多に住んでいたヤツと誘い合わせていったのだが、そいつも「うん、現地の味に近い」と言っていた。がんばっちゃっているとんこつラーメンより、ボクはこういう味の方がホッとする。なお、店内の雰囲気は屋台っぽいわけではない。03年1月。
一風堂(銀座)
東京都中央区銀座3-11-14 第一中山ビルB1/03−3547−1010/11〜26/無休/http://www.ippudo.com/
ラーメン。銀座にも出来た有名ラーメンチェーン店。東京には恵比寿店、六本木店、高田馬場店、明大前店、駒沢公園店、五反田店、吉祥寺店とあるが(2001年夏現在)、恵比寿店と銀座店にしか行ったことはない。銀座店はレンゲなどをオブジェとして使ったユニークな店内。味は恵比寿店とほぼ一緒。赤味なども出来たが、やっぱり白丸が好み。一風堂のラーメンは食べ始めの勢いが最後に落ちてくるスタートダッシュ系と思う。でもスタートダッシュ的勢いは随一。なかなかうまい。01年8月。
あんじゅ(銀座)
東京都中央区銀座5-4-14
ラーメン。非常にカジュアルな街場の中国料理店でラーメンが人気。味はしっかりしていて、小さな店だが昼時は行列になっている。定食などもあるが、麺類が人気。アサリそば、黒豚そば、牡蠣そば、トマトそばなど。あっさりした味付けがなかなか深くおいしい。ジャンクなところがまるでなく真面目で真っ当な味である。08年1月。※08年2月で閉店。近所にある同経営の串カツ店「アンジュ」に集中するらしい。「アンジュ」でラーメン系をするのかどうかは未確認。
勇(銀座)
東京都中央区銀座8-15-6/非公開/11.30〜14.30/17.30〜21/土日祝休/800円〜
ラーメン。透明なだしの塩ラーメンが代表的メニュー。「がんこ系」出身らしく、がんこ特有のしょっぱい味。丸鶏にするめなどを使ったスープは食べた途端「これは確実に身体に悪い」と確信するくらい塩辛い。ただ、癖になりそうな味ではあり、こういうスープを好む人がたくさんいるのはうなずける。揚げネギやとろけるチャーシュー、味の染みこんだ煮タマゴもうまい。麺は黄色い縮れ麺。なかなかだ。ただ、店主に非常に癖&気分ムラがあり嫌う人は嫌うだろう。決してくつろいで味わえるという雰囲気ではなく、機嫌が悪い時だと客は全員緊張して食べることになる。基本的に「私はこだわってます」というのを前面に押し出した店が嫌いなボクとしては嫌いな部類。自分のためにこだわるのか、客のためにこだわるのか(こだわり、という言葉も嫌いだが)。客のためにこだわるなら店内の整理から始めてもらいたいものだ。油めんや味噌ラーメンも日によってある。昭和通りと首都高が交差する所からほど近い。01年11月。
思案橋(銀座)
東京都中央区銀座8-15-2/03-3541-3785/11〜15/17〜21.30/日祝休/"長崎チャンポン800円、長崎皿うどん800円"
長崎ちゃんぽんの店(分類上ラーメンに入れている)。皿うどんや長崎丼もおいしい。小さい餃子もジューシーでグッド。料理人は「チューボーですよ」「どっちの料理ショー」などに登場したらしい。銀座8丁目というより汐留の横、というわかりにくい場所(ラーメン「勇」の裏)にある小さな店だが、東京で食べられるちゃんぽん(&皿うどん)としてはトップクラスという評判の店である。個人的にはこれが東京トップかと言われるとハテナ。もう少しコクが欲しいところ。本場長崎で感動した味よりコクはなくあっさりめすぎる気がする(もちろん店の個性もあるが)。もう少し甘めなコクがあった方が個人的には好き。
ちゃんぽんはどっしりした丸太麺。具だくさんで濃厚、かつ大量なわりに全く胃にもたれない優れもの。塩味の奥に豚骨とあさりが効いている上品かつ薄味な白濁スープで、テーブル上の長崎から取り寄せたソースをかけて食すと吉。皿うどんは長崎から直送した揚げ麺を使っていて食感はとてもよい。芥子とお酢で様々に調味して食べると飽きが来ない。ランチ時は長蛇の列になるので時間をずらして行った方がよいかも。04年11月。
長浜ラーメン 呑龍(新橋)
東京都港区東新橋1-2-13/03-3575-1052/11〜28:30(土日祝〜20:30)/無休
ラーメン。どんりゅうと読む。昔、博多は春吉橋のたもとの「呑龍」という屋台に博多に行くたびに通っていた時期がある。大好きなラーメン屋台で、ラーメン以外もなに食べてもうまかった。だから最初にここを見つけたときは「おお!」と喜んだ。あの呑龍かと思ったのだ。で、入ってすぐ店員に聞いたら「関係ない」という。ちょっとがっかりしながら食べた。ラーメン以外もたくさん屋台メニューがある居酒屋的ラーメン屋。ラーメン(600円)は豚骨臭がきつく、匂いを消して上品にする方向にあるこの頃のひよわな豚骨ラーメンと一線を画していて、飲んだ後などにはわりとおいしく感じると思うが、後味が悪いのが難。極細麺とはよく馴染んでいた。03年2月。
博多ラーメン しばらく(日本橋)
東京都中央区日本橋蛎殻町2-14-4/03-3665-0088/11〜麺終了まで
ラーメン。20年前、博多西新の修猷館高校前の「しばらく」というラーメン屋に行ったことがある。博多ラーメンブーム前のことでボクにとって博多ラーメン初体験店。トンコツ、替え玉、紅ショウガなど、いまは普通になった博多ラーメンのもろもろとともに、注文すると店のおばちゃんが「しばらくっ」と渋く言うのがとても印象に残っている。その店の味がボクの博多ラーメンのスタンダードで、いまでも舌の上で再現できる感じなのだが、その支店が東京についにできたと聞いて行ってみた。濃厚なトンコツの香りが漂う店内。そこらの下手に洗練されちゃったそれとは違うこってりスープのラーメンは健在で「おお、そうだったそうだった、こういう味だった!」と膝を打つ味。大変うまい。麺もストレートな力強さで舌に喉に気持ちよい。あーうまいうまいとほくほくしながら店を出た。03年11月。
こうや(四谷)
東京都新宿区三栄町8/03-3351-1756/11.30〜22/日祝休/3000円〜
ラーメン。屋台で20年近く。その後15年以上ここでやっている中華・台湾系料理屋。支那そばをメインの売りにするが、一品物がそれぞれかなりうまい。タンの煮込みなどうまし。一品をビールと共に楽しみ、〆をさっぱり味のラーメンにするのが正解かもしれない。全体に香辛料を効かせ過ぎな気もするが、大声でしゃべりながらワシワシ勢いよく楽しむにはうってつけの店かもしれない。入り口は狭いが中に広い店。00年11月。
香月(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-10-8/03-3496-6885/24時間/第3月休/800円〜
ラーメン。「かづき」と読む。いまや全国チェーンになったラーメン屋。金沢とかにもあったもんな。ずいぶん前からなにかにつけ食べていたが、3年前くらいから化学調味料を大量に使うようになった気がする。食べ終わってから舌がビリビリする。背脂がどどっと浮いている見た目ほどこってりはしていないが、どんどん味が落ちている気がする。豚骨ベース。麺はやわらかめ。99年4月。
恵比寿ラーメン(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿西1-32-16/03-3464-4923/12〜23/日祝休/700円〜
ラーメン。東京ラーメンとしてはダントツに有名な店。透明感のあるスープはあっさりしていてまぁまぁだが、麺がいまいち。なんで人気があるのか食べ直すたびに不思議に思う店。全盛期はもう少し前だったのかな…。99年4月。
ちょろり(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿4-22-11/03-3444-7387/11.30〜29/日休/600円〜
ラーメン。台湾風ラーメンと東京風ラーメンの融合した感じ。上品かつあっさり。濃厚な味なのだが実にあっさりしているのだ。揚げネギの香りがかなり効いていてうまい。化学調味料も強くは感じられず好み。これなら深夜に食べてももたれない。恵比寿駅から恵比寿三丁目(白金)に向かう道を行き2コ目の信号を右。しばらく行ったら右側に見える。99年9月。ひさしぶりに再訪したがなんだかいまひとつになっていた。残念。05年1月。
はなぶさ英(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-4-1/03-3444-8723/11.30〜15/17〜22(土11.30〜20)/日祝休
ラーメン。いろんな雑誌に取り上げられている有名店だが、個人的にはかなりハテナ。かつおの香りが高いラーメンは化学調味料も入っておらずあっさりおいしいが、普通といえばとっても普通。インパクトも滋味も特に感じない。縮れた麺も快感がない。なんでこんなに評判がいいのだろう。普通においしいいい店だが、東京のトップクラスかと言われるとちょっと…。手作り餃子はまぁまぁ。イスは動かない作りつけタイプだが、前に設定されているのか、背の高いボクにはちょっとつらい作りだった。02年4月。
カオタンラーメン(西麻布)
東京都港区南青山2-34-30/03-3475-6337/11.30〜28.30/無休
ラーメン。高湯(カオタン)という名前は、中国料理の湯(タン)、上湯(シャンタン)、高湯(カオタン)から来てるのだろう。福建省の高級スープをつかったラーメン。鶏ガラ醤油あっさり系。衛生的に大丈夫かなと思うようなプレハブ屋台系だがちゃんとおいしい。店員は全員中国人。油ネギが香ばしい。「ちょろり」はここ出身なのかな。とても似ていたような。99年8月。
一蘭(六本木)
東京都港区六本木4-11-11六本木411ビル2F/03-3796-7281/24時間/無休/750円〜/http://www.ichiran.co.jp/
ラーメン。昭和35年に福岡で初代が開店して以来、「秘伝のたれ」「会員制ラーメン店」「客ひとりひとりを半個室に入れラーメンに集中させる」など様々な話題で有名な店。六本木に出来たと聞いてさっそく行ったが、噂に聞くその独特のシステムには(まぁ誰でも言うと思うが)やっぱり違和感を持つ。なぜラーメンごときに半個室で集中せなならん。ブロイラーになったみたいで惨めだ。味に集中してほしいなら、どんなに大人数で来ようが黙って集中したくなる味にすればよい。強制的に仕切り付きのカウンターに座らされ、目の前のノレンで店員の目も見れずラーメンを「与えられる」のは最低な気分である。また、集中して欲しいならなぜその半個室にいろんな紙が貼ってあり味についての蘊蓄が読めるようになっているのか。気が散るではないか。味だけに集中できないではないか。矛盾しているではないか。牢獄のように何もない空間であるなら一貫性もあろうというもの。味についての蘊蓄情報をいっぱい読ませないとおいしく感じられない味なのか?
肝心の味だが、それなりにうまいことは認める。たれはさすがにうまく、辛みが奥にあるのでとんこつとの相性も良い。自家製麺が粉っぽいと思ったがこれも好きずきだろう。ただ「秘伝」とか「極上」とか「幻」とか自賛するほどではない(つか、本当に腕がある人はここまで自賛しないだろう)。このシステムと自賛具合が個人的には大嫌いなので、味はそれなりでも「行きたくない店」である。少しくらいまずくても、もっと謙虚で店員の目を見て食べられる店にボクは行きたい。02年6月。
山頭火(渋谷)
東京都渋谷区渋谷3-13-7/03-3797-3500/http://www.santouka.co.jp/
ラーメン。さんとうか。種田山頭火から名前を取っているらしい。有名なチェーン店(旭川が本店)だが、なんというか普通にうまい店である。どうしてそこまで褒められるのかわからないけど、まぁおいしい。そんな感じ。麺とスープのバランスも良く、チャーシューはとろけすぎず固すぎずちょうどいい感じ。並びすぎ。マスコミが勝手に崇めたのだろうか。期待していくと肩すかしを食う。ラーメンとしてはちゃんとしているが、並ぶほどではないと個人的には思う。東京には渋谷店の他に、池袋・恵比寿・神田・五反田・新宿・中野にある(2002年現在)。02年4月。
丸金ラーメン(広尾)
東京都目黒区下目黒3-4-3/03-3714-0477/11〜29/日休/550円〜
博多ラーメン。目黒にも恵比寿にもいろんなところにあるチェーン店。わりと好み。博多の屋台の味に近い気がする。麺は極細でストレート。注文の時に「麺固め」と言った方がいいだろう。チャーシューは柔らかすぎる。たかなをトッピングすると味が崩れる。餃子は普通。99年9月。
丸富(広尾)
東京都渋谷区広尾5-22-1/03-3447-6802/18〜28/第3火休/700円〜
ラーメン。香月系。香月で8年修行した人がやっているそうだが、香月より化学調味料が少なくて好感が持てる。背脂はきついけど。全体にマイルドなうまみがおいしくいいところまで来ていると思うが…。もうちょっと。99年9月。
高はし(飯田橋)
東京都千代田区飯田橋3-11-30/03-3239-5274/11.30〜14/17〜21/日祝休/1000円〜
ラーメン。東京一という評価高きラーメン屋。基本的にバランスで食べさせるラーメンで、化学調味料も感じられず好ましい。そのあっさり感は評価できるが、東京一かどうかはわからない。豚骨と鶏ガラのだしはうまいのだが、リピートさせるような力に欠ける。全体に完成度が高いが焦点がぼけている感じだ。99年4月。
イレブンフーズ(天王洲)
東京都品川区東品川1-34-23/8〜18(土〜13.30)/日祝休/700円〜
ラーメン。こんなところにこんな行列店が!な店である。場所の意外性にまずうなり、味の個性にまたうなる。ま、個性と言っても「ラーメンとして珍しいスープ」という感じだが。店構えも個性的。びびるヒトもいるだろう。豚骨スープを丁寧にとって醤油をからめた感じの独特の風味。ワカメとキクラゲと刻みタマネギ、三枚肉がトッピングされている。刻みタマネギが特に効いている。口の中でタマネギがわりと主張するので、バランスが悪いと感じるヒトもいるかもしれない。麺は太め。もうちょっと固ゆでにして欲しい感じだが、作っているおばちゃん・おじちゃんがなんとも雰囲気が良く許せてしまう。店名の由来は、もとの店が「みよし」だからだそうだ(つまり3+4+4ですね)。天王洲アイルから山手通り(環六)を上がり、海岸通りを越えて一つ目だか二つ目の路地を左にはいるとある。チャーシューメンはすぐ売り切れるので午前中に。02年2月。
永楽(大井町)
東京都品川区東大井5-3-2/03-3471-8252/11.30〜21.30/月・第3火休/500円〜
ラーメン。2005年で創業50年らしい。戦後のどさくさを感じさせるような路地にあり、歩いていくだけですでに口の中が美味しくなっちゃうのである意味反則な店でもあるのだけど、やっぱり好きなラーメン店のひとつ。化学調味料がしっかり利いていたりするのだけど、誰もこの店に無化調など望まないと思う。化学調味料味も逆に趣にかえてしまうチカラがこの店とその周辺には漂っている。ここのラーメンの魅力は焦がしネギがおいしい醤油味。常連客から「ゴミラーメン」と呼ばれている。こういうラーメンは他にも渋谷の「喜楽」や恵比寿の「ちょろり」とかあるが、焦がしネギ独特の甘さがこの店は少なく焦がしの香りだけが立ってきている印象。麺は平麺でスープとバランス良く合っている。もやしもアクセントとしてバランス良く、ある意味中華そばの完成形と言えると思う。中華丼風あんかけをかけたもやしラーメンも人気だけど、ボクはシンプルな普通のラーメンが好み。なおチャーハンは(味の方向性は好きなのだが)ベチャベチャすぎるのが難。餃子は大振りでシャクシャクと気持ちがいい。ちなみに、向かって右側のドアを入ると「そこは出口」と怒られる。だって入りやすいんだもの。向かって左側の階段前のドアを入ろう。00年11月。
のりや(大井町)
東京都品川区東大井5-19-9/03-3474-8953/11.30〜14.30/17.30〜24/不定休/600円〜
ラーメン。「のりや」だからって海苔ラーメンが出るわけではなく、和歌山ラーメン。とんこつ中心の濃厚なスープは魚系のダシともよく馴染んでおりとてもまろやか。甘いとさえいれる後味だがキレはいい。ちょっと雑味が口に残るのが残念。麺は細くストレート。全体においしいのだが、どうせならもう一押し濃厚の方が印象は強くなるかも。なお、餃子はパリッとしてて美味。ブタメシもいい。サービスは丁寧。00年11月。
さんのう家(大森)
東京都大田区山王2-17-3/03-5709-5154/11〜16/17〜22(土日祝11〜21)/火休/600円〜
ラーメン。いわゆる家系。ただ、ここで「家系ってこうなんだ〜」としちゃうのはせつない感じ。とんこつと醤油の馴染みが悪い印象だが、たまたまだろうか。接客は丁寧だが、店主はやる気がなさそうな感じ。ちょっとラーメン作りに疲れているのだろうか。そんな疲れが移ってきそうなラーメンであった(とりあえずその日は)。01年12月。
一本槍(大森)
東京都品川区南大井6-11-12/03-3766-1890/11.30〜15/17〜22/無休/600円〜
ラーメン。正油、味噌、塩、白正油が選べる。トッピングの煮玉子もそれぞれの味用に別に煮込んである。具が多くちょっとお得感があるが、味はすごくあっさりしている。インパクトがなくちょっと物足りない部分もあるが、ヘルシーで飽きが来ない味ということはできるかな。ちょっと懐かしの「あかさたな」に似た味。関西風的あっさりさと感じた。塩はフランスのゲラン産を使っているらしい。02年2月。
多賀野(中延)
東京都品川区中延2-15-10/03-3787-2100/11.30〜14.30/17.30〜20.30/火・第2水休/600円〜
ラーメン。「たかの」と読む。店主が高野多賀子さんといい、そこから名付けたらしい。いつも行列が出来ている人気店だが、食べるとそれも納得できる。非常に上品で優しい味。丁寧に作ってあり食べていて気持ちがいい。スープは豚骨に地鶏・煮干し・鰹節などを使っている感じだが、海系の香りがやや強めに出ている。BGMはジャズ。東急池上線荏原中延駅を出てすぐ。スープが切れると閉店するので早めに。
醤屋(馬込)
東京都大田区南馬込1-10-5/03-5742-8388/600円〜
ラーメン。じゃんや、と読む。白と黒と紫というメニューがあり、それは醤油スープの濃さを表すようだ。生醤油を使ったさっぱり味の紫と薄味の白を頼んだが、両方とも味が薄味すぎてポイントがない。焦点がないのだ。真っ黒スープの黒を食べてから書きたかったが、この焦点のなさはさほど変わらない気がする。ラーメンってそれでいいのだろうか? 洗練をこっちの方向で狙ってはいけないと思う。なお化学調味料は感じなかった。豚メシはおいしかった。志は高そうなのでがんばってほしい。環七沿い。00年10月。
海新山(学芸大学)
東京都目黒区五本木2-53-8/03-3719-7678/12.30〜15/18.30〜22/水休/1000円〜
ラーメン。基本的に薬膳系中華料理店だが、一品料理は予約制で、飛び込みではラーメンと餃子とチャーハンくらいしか選べない。よってラーメン屋とする。おじさんとおばさんがふたりで忙しそうにやっている。コラーゲン入りのラーメンがおすすめ。麺はたいしたことないがスープはさすがにうまい。コラーゲン特有のベタベタした感じがおいしい。薬膳餃子はゴマ、熊笹、海草、コラーゲンなどが入っている。大きめで仰々しいが味はまぁ普通。水がNASAの純水とこだわっていたり、スープは全部飲めと壁に貼ってあったりするのだが、普通はうざったいそういう貼り紙もこの店はそんなにイヤミではない。質素にこじんまりとやっているからだろう。駒沢通りの五本木交差点近く。99年9月。
| 餃子・シュウマイ |
スヰートポーヅ(神保町)
東京都千代田区神田神保町1-13/03-3295-4084/11.30〜15/16.30〜20/日月休/700円〜
餃子。昭和11年開店の餃子の老舗。おいしい包子、という意味の店名。先代は満州で開店していた。焼き餃子は皮が厚めで、個人的にはもうちょっと薄目の方が好きだがなかなかおいしい。餃子の原点という感じ。具のショウガがさっぱりしていて脂っこくもなくうまい。ニンニクを使わないのがアチラ流だとか。大皿定食・ご飯大盛りがちょうどいい。ボクには。99年4月。
餃子荘ムロ(高田馬場)
東京都新宿区高田馬場1-33-2/03-3209-1856/17〜23/日祝休
餃子。1954年開業。餃子は全6種類。ふつう、にんにく、チーズ、カレー、紅(唐辛子)、ラーチャン(中国腸詰め)。外見ではどれがどれだかわかりにくい。にんにく、という種類があるように、ふつうの餃子にはにんにくが入っていない。会議やデートの時には便利。ちょっとまろやかすぎるかもだが、意外とチーズ餃子がおもしろい。あと、にんにく。具の中にゴロンと一個入っている。うまい。サービスはよくいえば家庭的。相当失礼に感じる人もいるかもしれない。95年3月。再訪数回。
自由が丘餃子センター(自由が丘)
東京都目黒区自由が丘1-28-8 自由が丘デパート3F/03-3718-7081/11.30〜22/水休
餃子。40種類以上の餃子メニューがあり楽しい。大葉餃子、アサリ餃子、チーズ餃子がわりと良かったかな。でもそんなに印象ない。創作系は飽きるし、全体に特においしいとは思えなかった。店内をもう少しちゃんとしてほしい。値段は少し高目。96年9月。
なかよし(杉並区)
東京都杉並区阿佐谷南1-7-3/03-3318-2316/18.30〜25/木祝休
餃子。博多鉄鍋餃子で有名な店である。丸いすきやき鍋にきれいに並べられた餃子はひとりやふたりより大勢で頼んだ方が見た目的においしいだろう。皮は厚めだが鉄鍋上でジュージュー熱せられ、なかなか香ばしい。もちろんラー油で食べてもいいが、酢醤油に柚子胡椒で食べるのが博多流ということだ。餃子をどんどん食べつつ(一人前500円)、九州系のオキュウトやらさつまあげやら塩辛やらを楽しむ店。99年8月。
満州里(大森)
東京都大田区大森北1-38-1/03-3761-5335/11.30〜21.30/火休
餃子。タマネギが主体の珍しい餃子。みじん切りにしたタマネギを生のまま豚挽肉と混ぜ合わせる。キャベツより甘く独特のうまみがある。特に新タマネギの季節はおいしい。皮がもう少しパリッとして欲しいかな。餃子以外のメニューもあるが、そんなに印象に残っていない。97年12月。00年1月。
歓迎(蒲田)
東京都大田区蒲田5-13-26-101/03-3730-7811/11.30〜14/17〜22/無休/焼餃子7個350円
餃子。「ホアンヨン」と読む。「中国大衆料理 餃子&喫茶」と看板にあるように、餃子が売りの大衆食堂。焼餃子は約15種の漢方薬を煮出した薬膳スープで下味を付けて熟成させた餡をつかっているとか。焼きと水の両方があるが、個人的には水餃子の方がオススメ。他の料理もいい意味でプアで力強くそこそこおいしい。北京ダックなどもあるが、非常に安い。安くてそこそこうまいという意味ではオススメ。店内の感じは中国やチャイナタウンを彷彿とさせるような素っ気なさと雑然さがあり、非常に雰囲気がある。客で常に混んでおり、行列覚悟。ある土曜の18時に行ってみたら50人ほど並んでいて諦めたことがある。大衆的な美味と割り切れば非常に楽しめる店だろう。あやめ橋店(蒲田5-7-3/03-3737-2180)、糀谷店(大田区萩中2-9-2/03-5705-3335)もある。03年9月。
| 中近東・南米・アフリカ料理 |
荒井商店(新橋)
東京都港区新橋5-32-4 江成ビル1F/03-3432-0368
ペルー料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
カフェ・ハイチ(新橋)
東京都港区東新橋1-5-2/03-5568-6653
ハイチ料理。新宿に本店があり、汐留、アルタ、四谷、大崎、川崎、横浜など、いろんなところにチェーン展開している。ハイチというとキューバやジャマイカの近く。アフリカとフランスの影響を受けた料理ということだが、なぜかドライカレーが名物(ハイチオリジナルなのか?)。カレー炒飯的ドライカレーではなく、ルー上のソースをご飯に載せるタイプ。ひき肉をたっぷり使ったドライカレーはちょっと物珍しいがまぁ普通かな。運営はコーヒーの卸を本業としているらしく、ハイチコーヒーのデモンストレーションとして始めた店と聞く。マホガニーのいすと民芸品が飾られた店内はそこそこ趣があるがとにかく詰め込むので窮屈。新宿店も汐留店も詰め込むので、これは伝統なのかも。03年1月。
サバス東京(外苑)
東京都渋谷区神宮前2-8-2 B1F/03-5411-3335/12〜15/18〜24/無休/5000円〜
ブラジル料理。ボサノバのライブを聞きながらシュラスコ。シュラスコとはブラジル料理で肉を大きな串に刺し岩塩まぶして炭火で焼き上げたもの。テーブルで切り分けてくれて食べ放題で2000円。その他一品もすべてブラジル系。豪快でなかなかおいしい。現地に行ったことないが本場の味かどうかと言われるときっと違う気がする。でもまだ普及してないものなので仕方ないだろう。ライブは19時から1時間おき。店内広いので空いているとなんだか寂しい。98年2月。※その後シュラスコはブームになった。この店の存在も大きいと思う。
Acaraje(六本木)
東京都港区西麻布1-1-1 Edge Bldg. B1F/03-3479-4690/18〜26(火水木)/18〜27(金土)/19〜26(日)/月休/2500円〜/http://www.tropicana.co.jp/
ブラジル料理。「アカラジェ」と読む。地下にある変形スペースの店。昔はクラブだったのかな。シュハスコはちゃんとバリエがあり、ちょっと塩がきついのもあるがそれぞれ楽しめる。充分うまい。シュラスコ食べ放題で2500円のコースや、それにドリンク飲み放題がついたコース5000円がオススメだ(ただし1時間半)。水曜木曜はボサノバライブもあり、チャージを含めて3000円。うん、そういうコース利用がいいなぁ。一品はいろいろあるが、ちょい高め。ダンスタイムもある。パーティ利用もできる。個室はないけど。02年7月。
キッチン5(西麻布)
東京都港区西麻布4-2-15/03-3409-8835
中近東料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
TUCANO'S(渋谷)
東京都渋谷区道玄坂2-23-12渋谷FhontisB1F/03-5784-2661/11.30〜15/17.30〜24/無休
シュラスコ・レストラン。トゥッカーノと読む。4000円でシュラスコ食べ放題。野菜もサラダバーでいっぱい取れ、2200円で飲み放題も出来る。100席ちょいの大箱なので、ちょっとした宴会やパーティにもいいかもしれない。シュラスコの起源「ガウショ(カウボーイ)スタイル」ということで、店に入ってすぐのところに大きなファイア・スペース(フォーゴ・ジ・ション)があり、炭火で肉の塊を豪快に焼いて行くスタイル。それをテーブルに持ってきて切り分けてくれる。シュラスコは牛豚鶏といろいろ食べられる。ブラジル料理もあるし酒も珍しいのを用意している。渋谷の東急本店近くにあり、学生さんとかにいいだろうなぁと思った。05年7月。
ハンニバル・ドゥ(原宿)
東京都渋谷区千駄ヶ谷3-53-3 原宿三輪ビルB1F/03-3479-3710
チュニジア料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ハンニバル(新大久保)
東京都新宿区百人町1-11-1アーバンビルB1F/17〜24.30/第1.2.3火休/5000円〜/http://www.hannibal.cc/
チュニジア料理。ハンニバル将軍からつけた店名らしい。1999年にオープンした日本で初めてのチュニジア人オーナーのチュニジア料理店。新大久保のわりと猥雑な地区にあり「大丈夫かなぁ」と思いつつたどり着いたが、とてもいい店だった。チュニジア人がオーナー&シェフ&ウェイターな本格的チュニジア料理の店で、オススメをよく聞いて選んだそれは実においしく夢中になれるものだった。チュニジア料理とは「地中海の海の幸と多種の野菜や山の幸・牛や羊に鶏やウサギなど、この豊かな食材をふんだんに使い、トマト、オリーブオイルとガーリックの地中海の味にアラブがアジアからもたらしたスパイスや食材をブレンドさせた料理(サイトより)」だそうで、日本人にはとても馴染みやすいもの。まぁ南仏イタリア系の地中海料理に近いと思えば遠くない。ワインも南仏と一緒でロゼがオススメ。店主(チュニジア人)に言わせると辛口のロゼがあるのはプロバンスとチュニジアのみなのだそうだ。注文は人気の「基本コース」(3500円)で、中の料理を「出来るだけクラシックなチュニジア料理に変えて構成してください」というのが正解かも。そうやって構成してもらうとブリックやショルバ、クスクスなど満遍なく食べられる。地下の店だがブルーを基調としたインテリアは明るくカジュアル。店主とのやりとりも楽しい。なぜか女性客が多い。03年8月。
※閉店。支店として開いた、原宿の「ハンニバル・ドゥ」に絞るようだ。
イリッサ(目黒)
東京都品川区小山3-19-5/03-3786-5332/17〜24(土日11.30〜15/17〜24)/月休
チュニジア料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 太平洋料理・アメリカ料理 |
ROTI(六本木)
東京都港区六本木6-6-9/03-5785-3671/11.30〜14.30/18〜22/無休
アメリカ料理。イギリス人シェフが作るモダン・アメリカンで、スタッフがみんな英語に堪能なせいもあって外国人比率が異様に高いレストラン。ロティサリーマシーンがあって、それでチキンを焼くのが名物。クォーターサイズのロースとチキンはなかなかの旨さ。ハンバーガーも名物で昼はそのオーダーが多いが、夜はサラダを中心とした軽いメニューでワインを飲んでいる人が多い。ワインはカリフォルニア中心。ヨーロッパ系は置いていない。パティオがあって外でも食べられる。涼しい夜などにパティオで飲んでいると、外国人比率の高さもあって日本とは思えない雰囲気。06年5月。再訪1回。
ロイズ・レストラン・ヒロオ(恵比寿)
東京都渋谷区広尾1-1-40 恵比寿プライムスクエア1F/03-3406-2277/1500円〜
太平洋料理。いわゆるパシフィック・リムというやつですね。ハワイ発のチェーン店として、その海外的雰囲気をとてもよく保っている。店員教育もしっかり出来ているし(海外的雰囲気という意味で)、エントリー方法も海外的で雰囲気は抜群だ。料理は普通。ただ、はまると「へ〜」というほどうまい皿も現れる。オーダーによってムラがあるみたい。もう少しパシフィック・リムにくわしければオーダーが上手になるかな。ただ、パンとデザートはいまひとつ。南青山や中町にも支店がある。こういう雰囲気に弱い人にはとてもいいと思う。00年5月。※閉店
フミーズ・グリル(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿2-1-5/03-3473-9629/11.30〜26/無休/4000円〜
カリフォルニア料理。うまい。一見普通の店だが、料理のレベルは意外なほど高い。無農薬系の野菜に天然系の肉魚を使用しているらしいが、そんなことに関係なく、味が良いのだ。おいしいカリフォルニア・キュイジーヌは日本ではお目にかかれないと思っていたが、ここのはかなりおいしいと思う。その日のおすすめをよく聞いてゆっくりメニューを考えよう。量もしっかりあるし、ちゃんとデザートもおいしい。サービスも(手が足りなさそうではあるが)丁寧だ。そう、全体に良心的なのだ。ワインもそこそこ(格安で)揃っている。もちろんカリフォルニア産ばかり。11時30分から深夜2時までぶっつづけでやっているのもうれしい。おすすめ。00年8月。
何度目かの再訪。メニューの感じがあまり変わらず少し新鮮さがなくなってきたこともあるが、ちょっと料理が普通っぽくなっていたのが残念。好きな店なのでもう少しがんばってほしい…。04年8月。
アオテア・ランギ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-21-18/03-3447-1496
ニュージーランド料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
LocoBlue Ebisu(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-26-13/03-5449-3063/11.30〜14/17〜28/無休
ハワイ料理&ポリネシアン料理。ロコブルー。ハワイ好きな日本だが、ほとんど現地料理店はない。ここはそんな日本では珍しく、ハワイ料理と土着ポリネシアン料理をいろいろ楽しめる店。ちゃんと現地風にしており好感が持てる。シンプルな料理なのにどこか懐かしく郷愁を誘うハワイ料理群。多少「どうかなぁ」と疑いつつ行ったが予想を超えてうまかった。ラウラウ、ロミロミ、ロコモコ、アヒ、ポキなど、一部チャンプルーみたいな沖縄料理が混じりつつ、どれも美味しい。ロコロールとロコモコをもう一度食べたい。一皿の量が多ければもっといい。ポキとかロミロミとかってきっとある程度の量が必要な料理だと思う。サラダの中にちょこんでは少し快感が足りない。店内ハワイの開放感を上手に演出していて気持ちよい。個室状の部屋もあり、使い勝手もいい。もっといろいろハワイ料理店が増えるといいのになぁと思いつつ。05年4月。
MAIMON(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-1-10/03-3715-0303/17.30〜28.30(日祝17〜11.30)/無休/3000円〜
オイスターバー。マイモンと読む。「米門」と書いてマイモンらしくアメリカへのドアーという意味らしい。奥に広い店だがオイスターバー的に牡蛎をちょっと食べていくと考えるとカウンター席が一番いいだろう。牡蛎の品揃えはちょっと驚きもので、日本産でも厚岸から広島から唐桑から鳴門から、かなりしっかり揃っている。海外ものも充実で、ここまで常備するだけでもたいしたものだと感じる(アメリカにはよくあるタイプだが、日本でこれは初めて)。ちなみにボクは厚岸の丸牡蛎とシングルシード、そして鳴門のものが気に入った。ただ、牡蛎の殻いっぱいに溜まっているはずの「海のスープ」がほとんどないのが残念。聞いたら「ひとつひとつ身を取り出して洗っている」とのこと。うーん、食品衛生上怖いのはわかるが、それじゃぁ生牡蛎の魅力半減だなぁ。牡蛎をじゅるると食べた後に残った汁をすするのがうまいのにー。
内装は流行りを捉えたものでお洒落だが、そろそろこの手の「いかにも有名空間プロデューサーに頼みました」的内装には飽き気味。グランドセントラルのオイスターバーみたいな、もともとオイスターバーにあった気軽さ(ちょっと寄ってちょっと食べてすぐどこか行く)みたいなものがないので、個人的には楽しくなかった。残念。牡蛎ひとつ400円程度。日本酒も豊富に揃っているので合わせてみると楽しいかもしれない。03年1月。
フジママズ(原宿)
東京都渋谷区神宮前6-3-2/03-5485-2262/11〜23/無休/6000円〜
アジア系アメリカ料理、かなぁ。分類が難しいが、西海岸で食べられるエイジアン・フュージョンといった感じ。シェフはアメリカ人らしい。原宿の繁華街の一軒家を改造して使っており、雰囲気はいい。外国人も多い。土地柄もあり、かなりインターナショナルな雰囲気だ。メニュー構成やワイン構成も一貫して考えられている。料理は東南アジア系を中心にあっさり現代風にアレンジされており、スパイスが勝っているわけでもソースが勝っているわけでもない感じ。要はアジア系とカリフォルニア系のイイトコドリをした印象だ。中途半端だと悪口を言えなくもないが、わりとうまいから文句はない。グループで気軽にわいわい居酒屋使いするのが正解だろう(カップルにはちょっと騒々しい店である)。02年4月。
グランドセントラル・オイスター・バー&レストラン(品川)
東京都港区港南2-18-1 アトレ品川4F/03-6717-0932/11〜24/無休
オイスターバー。ニューヨークのグランド・セントラル駅構内に1913年に創業した店の世界初めての支店。ニューヨーク本店は17年前くらいに行ったが、まだ改装前で古い趣が残っていて、雰囲気だけで酔える感じだった。品川のこの店も本店と同じく、タイルの多用、赤白チェック柄のテーブルクロス、ドーム型天井とステンドグラスとインテリアは踏襲しているが、雰囲気も味もいまひとつ。大味。ニュアンスがない。NY本店同様、マンハッタン・クラムチャウダーという名物もあるが、具は少ないし味も薄いし…。Po-boy(ポーボーイ:フライド・オイスターをパンにはさんでサンドにしてあるメニュー。Poor boyの略。残り物をいろいろ漁ってパンにはさんで食べていた少年のエピソードが起源のメニュー)もフライド・オイスターがギトギトの揚げすぎ。中も火がとおりすぎ。ちょっとなぁ。05年8月。
7025 フランクリン・アベニュー(五反田)
東京都品川区五反田3-15-18/03-3441-5028/11〜21(日〜19.30)/無休/1500円〜
ハンバーガー。一軒家レストランで本格的アメリカンタイプのハンバーガーやサンドイッチが食べられる。季節が良ければ庭のテラスの気持ちよさはかなりのもの。店内のオープンキッチンも気持ちいい。ひとの家のリビングで食べているようで、相当いい感じ。ナイフを使って食べるタイプの本格的ハンバーガーだが、ハンバーガー1個65円で食べられる昨今(2001年8月現在)、その15倍出して食べる価値あるかと言われると「うーん」ではある(マクドナルドと比べるのもあんまりだが)。おすすめはゴールデンブラウニーハンバーガー。クラムチャウダーなどのスープ類やコールスローもなかなかうまい。店名は店主がロサンゼルスに住んでいたときの住所らしい。01年7月。
| その他無国籍料理・フュージョンなど |
G ROUGE(築地)
東京都中央区築地1-10-7築地西山ビルB1F/03-5565-8681
無国籍料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ぺぺ(新橋)
東京都港区新橋3-8-5/03-3431-4886/17〜27/土日祝休/6000円
スパイス料理を名乗る。どれもビールがすすむスパイス料理ばかりで、仲間内では密かに「ビール屋」と呼ばれている。ビールをぐびぐび飲むのに最高な料理がいろいろそろっているのである。カレーも香り高い。マサラカレーがお勧め。95年9月。
B.space(新橋)
東京都港区西麻布3-16-9/03-5772-6577
パーティ・スペース。西麻布の一軒家で隠れ家的な会合によい。クツ脱いで地下に降りていく感じが密会っぽい。部屋が暗く怪しい。和室も洋室もあって、寝っ転がりながらだらだらと長居することも可能。なにしろ基本的に「一日一組」の店なのだ。サイトによると「30人で19時から23時まで利用。料理代、場所代込み。お酒持ち込みあり」でひとり6000円。予算によって2人から30人までいろんな人数で貸し切れる。料理はイタリアン系創作料理。昭和っぽい感じでわりと家庭的。家具の部屋、ランプの部屋、和室と3つある。西麻布から広尾に向かって左側を歩き、GSを越え、タバコ屋の角を左。すぐのルーマニア大使館手前路地を右。すぐ左。ずぅっと歩いて行くと左側にほのかな灯が見える。05年7月。
玉ゐ(日本橋)
東京都中央区日本橋2-9-0/03-3272-3227/11.30〜14/17〜21.30(土日11.30〜20.30)
穴子飯。一見老舗っぽいが新しい店。昭和28年建築の酒屋を改造して利用している。だから新しい店なのになぜか歴史を感じさせる。内装も上手に作ってあり、完成度は高い。企画とデザインの勝利。この店の売りは天然穴子。すべて天然物を使っていると言い切っている。名物は「穴子の箱めし」。これは、重箱を使用したいわゆる“穴子重”なのだが、面白いのは仕上げが選べること。「煮上げ」と「焼上げ」。客が選んだ方法で仕上げた穴子がごはんに乗って出てくるのだ(ごはんの大盛無料)。ボクは焼き穴子の香ばしさを楽しみたかったので「焼上げ」を頼んだ。炭火ではないらしく香ばしさはもうちょっとだったものの、ちゃんとおいしくて満足した。あえて言えばタレが甘すぎるかな。でも全体になかなかのもの。ちなみに、食べ方は鰻の櫃まぶしにとても似ている。まず、ワサビで穴子そのものの味を味わう。その後、擦りゆずとネギとごまをかけて変化を楽しむ。そして最後に、別注文の出汁(穴子の骨汁。200円)をかけてお茶漬けのようにして食べる、と、三つのやり方で楽しむ。出汁をかけて食べる方法が特にうまい。穴子の香りが出汁にとても合う。全体に高め。日本橋高島屋の裏筋。05年10月。
THE TOKYO RESTAURANT(麻布十番)
東京都港区南麻布2-4-1/03-5418-7555/18〜23.30(ラウンジは18〜28.30)/日休/6000円〜
東京キュイジーヌを標榜する。和食系・カリフォルニア系・洋食系・エスニック系が入り交じった、東京の街のような趣のメニュー。当たり外れはあるが、当たりはなかなかだった。ウィナーシュニッツエル風の東京カツレツやオムレツ類はまぁまぁ。カリフォルニアロール東京スタイルもまぁまぁ。逆に生春巻きを始めとしたエスニック系はもうちょっとだった。全体にメリハリに欠けるのが難。インテリアはちょっと見ニューヨークっぽい。大きな店である。まぁお洒落居酒屋(ちょっと高め)として利用するのがいいかも。00年10月。※閉店
ヌードルズ(麻布十番)
東京都港区麻布十番2-21-7/03-3452-3112/18〜28(土曜11.30〜28/日祝11.30〜23)/無休/4000円〜
無国籍料理。エスニック系を中心にすえたキュイジーヌでニューヨークとかによくあるタイプの店。店名から想像されるように麺系は充実している。生春巻きなどのベトナム系、パッタイなどのタイ系はそれぞれ標準的でおいしい。盛りつけも工夫していて楽しい。インテリアを含め、女性受けする店ではないだろうか。テラスもある。ただそれ以上のインパクトはない。洋風居酒屋的に気楽にお洒落に利用するのがいいだろう。遅くまでやっているし。なお店員ははっきり言ってもっさりしている。きびきびお洒落に動いてほしい。00年8月。※閉店。
CAFE246(南青山)
東京都港区南青山1-2-6 Lattice 青山/03-5771-6886/"10〜26(土11.30〜26、日祝11.30〜23.30)"/無休
カフェ。隣にBOOK246という「旅」をテーマにした書店があり、その横にこのカフェがある。こちらはカウンター席、ソファ席、インターネットが利用できるPC席、テラス席と様々な用途に利用できる。料理も意外と悪くなく、オーガニックな素材のグリル料理が出る。もちろんカフェ系のメニューも充実。都会のカフェを深く考えてある感じで長時間ゆっくりできそうだ。06年3月。
ソーセージレストラン 南青山SMOKY(南青山)
東京都港区南青山5-16-1/03-3400-3242/11.30〜22/無休/4000円
ソーセージ。ソーセージを中心とした品揃え。イタリアン系の前菜と共にメインはソーセージとビール(もしくはワイン)というユニークなレストランだ。店内わりとコージーで楽しげだが、まぁソーセージという食材はそうは印象的にはならない。特にびっくりするほど美味なソーセージと出会えるわけでもないので、全体に印象が薄くなってしまうのは残念。この店ならではの工夫がもっと欲しい気がする。00年11月。
adding:blue(南青山)
東京都港区南青山6-3-16ライカビル/03-5485-2266/17.30〜23/日休
無国籍料理。アディング・ブルー。フレンチをベースにして様々な国の料理をイイトコドリしたような感じ。おいしいものを食べたい夜にも、深夜ワインにも、デートにも、自分の家の食堂みたいにも、いろいろ使えるフレキシブルさがいい。オープンな感じの1階とコージーな2階に分かれ、それぞれ使い勝手も良い(個室もある)。群馬産もち豚を使った豚料理持ち合わせや十五穀米釜飯があるかと思えば、タジンやアンドゥーイエットがあったりと、料理はバラエティに富んでいる。ブルーを基調としたとてもオシャレな内装で雰囲気がいいし立地もいいのでデートなどに使うのが一番か。ワインは適価。06年4月。
一億(六本木)
東京都港区六本木4-4-5/03-3405-9891/11.20〜14/17〜25.30/不定休
無国籍料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
泥武士(広尾)
東京都渋谷区広尾5-7-35¥xA0広尾コンプレックス2F/03-5792-4143/11〜16/17.30〜23(土日祝11〜22)/無休/4000円〜
無国籍料理。店は創作和食をうたっているが、オーガニックを売りにした無国籍料理の方が近いと思う。野菜、肉、魚、粉物、ご飯ものなど、メニューは揃っているし安価なコースもある。あっさりとヘルシーな夜ご飯を食べたいときにはいいかもしれない。野菜スープ、シンプルに野菜グリルしたもの、いろんな料理の野菜プレート(うまかった)など、野菜系が充実しているのでそういう気分のときにも向くかな。ハテナな味の料理もずいぶんあったので、できればシンプルな料理を頼んだ方がよさそう。熊本の店のチェーン展開らしい。店内はモダンでお洒落だが、細かい部分のメンテがいまいち。サービスも人数が足りず散漫。07年8月。
可らし(白金)
東京都港区白金台3-19-5/03-5423-5424/17.30〜23.30/月休/4000円〜
鉄板焼き。お好み焼きも売りにしている店。芥子色が印象的な店内はとてもよく賑わっていて客達のざわめきも活気があって心地よい。コストパフォーマンスが非常によい店で、お好み焼きコースが2600円。ステーキコースが4700円。ボクたちは単品でいただいたが、基本はシンプルに鉄板で焼く季節の野菜や魚介類・肉類。創作系の工夫があるメニューもあり、どれも水準的。和牛ステーキの焼き加減は良かった。お好み焼きはもう少し改良の余地がありそうである。この店はカウンターに座るのとテーブルに座るのとでは印象がガラリと違うと思う。ボクはテーブル席だったが、カウンターでご主人や店員と話しながら愉快に楽しんでいる客多し。騒がしいくらい盛り上がっている。常連になってカウンターに座ればきっとまた違う地平が開けている店なのだろう。ちなみに同じビルの4Fに同経営のバーもある。「Bar Karashi」03-3473-2388。カラオケなども用意されたバーで、食後に寄ったが、こちらは特になんということはない。07年7月。
カーザ・デ・ケージョ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿2-8-7/03-3473-5525/12〜23(木金〜25)/日月休
チーズバー。店名はポルトガル語で「チーズの家」という意味。「日本で唯一の本格的チーズバー」を謳った店である。全体に黒っぽいモダンなインテリア。カウンターとテーブルふたつ。カウンター上には鮨屋の冷蔵タネケースみたいなのがあり、チーズが多数保存されている。バックバーは壁が黒板状になっていて、絵やオススメのチーズなどが書いてある。全体にお洒落ながらもカジュアルな雰囲気。
オーナー&シュバリエの斎藤氏がカウンター内に立っていて、チーズをいろいろ教えてくれつつ優しく接客してくれる。聞けば、雪印に長くいてチーズに関わってきたらしいのだが、ポルトガルのファドが好きで定年前の有休を使ってポルトガルに語学留学をしたとか。で、定年後チェスコのチーズショップに再就職。店頭でチーズの販売をしているうちに接客が天職だと気づいたらしい。んでもってその店をたたんだとき、偶然に今の店のスペースで何かやらないかという話が舞い込み、この店を始めたという経歴。
なので、店名はポルトガル語。でも、ポルトガルのチーズを中心にしているわけではなく、フランス・チーズが中心。ボクが行ったときはポルトガル・チーズも少々置いてあったが、仕入れが大変だそうで、そのうち置かなくなるかも。チーズは一品500円。チーズ3種盛り合わせで1300円。5種で2000円。可愛い専用陶器で出てくるカマンベール・フォンデュ(1000円)やジャガイモ&ラクレット(1000円)なんかもある。また、チーズ以外も少しあって、ピザ(1000円)、生ハムセット(小800円)、生ウィンナーセット(800円)、野菜スティック(500円)など。ワインはポルトガルやフランスのものがグラスで800円程度だったかな。あと、イベントがわりとあるようで、毎月11日はチーズ食べ放題だったり、テーマ別のチーズフェスタをやったり、ミモレットの熟成度合い食べ比べがあったりする。
ま、なんつうか、ポルトガルの話ができて、チーズの話も出来る……ポルトガル好き&妻がチーズのプロであるうちとしてはとても居心地がよかった(笑) チーズのことを全く知らなくても、斎藤シュバリエが優しく教えてくれるので問題なし。木金は深夜までやっているので、二軒目三軒目になかなかよいかも。07年9月。
| お好み焼き・たこ焼き・もんじゃ焼き |
広島焼HIDE坊(新橋)
東京都港区新橋4-10-7/03-3437-6608/11.30〜14/17.30〜23(土〜22)/日祝休
広島風お好み焼。一般的な広島風お好み焼きとはどういうものかを知るのにちょうどいい感じの店だ。ダシで溶いた粉と具をぐじゃぐじゃに混ぜ、ふっくらサクサクに焼きあげる「関西風」に対して、「広島風」は生地と具を混ぜないで焼く。鉄板上で生地を薄く伸ばし、刻みキャベツやモヤシをどっさりかけ、豚肉を載せ、炒めたそばを載せてからひっくり返し、蒸し焼きにするのである(生地の上に麺を載せ、その上にキャベツを載せる店も広島ではあるという)。広島風のおいしいポイントは、1)炒めたそばにクリスピー感があること。2)キャベツがしっとり蒸らされていること。3)ソースがちゃんと甘いことの3つ。東京ではソースを辛めにしてしまうらしい。この店は広島の「オタフクお好みソース」を使用していて甘口だし、広島の生麺を使っているところもポイント高いらしい。東京では珍しいそうだ。
出来ればカウンターに座って楽しみたい。箸を使わずコテから直接食べるのが広島流。ソースをかけその上に好みでマヨネーズを格子状にかけて食べる。ちょっともともとのソースが多い気がするが、なかなかうまいと思う。広島焼き+トッピング1コで850円。他にねぎ焼き定食や牛すじチャーハンなどもある。ちなみに広島人は広島風お好み焼を「広島焼」と言われるのを普通嫌う。でも店名が…。06年1月。
もんじゃ焼き 食べた(月島)
東京都中央区月島1-22-4/03-3533-9294/16〜23(土日祝11.30〜23)/無休/3000円〜
もんじゃ焼き。変な店名。ここの売りは自然の素材。すべての食材を無添加系、有機栽培系、自然飼育系、天然物系で揃えている。ワインやビール、ジュース類まですべてオーガニック。そういう素材で作るのがぐじゃぐじゃかつジャンク風の「もんじゃ」という違和感が面白い。もんじゃ懐石のみで、全コース2900円。それぞれパンチがなく大人しいもんじゃなのだが、味はまぁまぁか。ただこういう洗練さがもんじゃと言えるのかは疑問。民家を改造してあり店内はちょっと落ち着けるスペース。00年9月。
能登(月島)
東京都中央区月島3-13-12/03-3533-3059
もんじゃ焼き。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
福竹(蒲田)
東京都大田区東矢口1-17-11/03-3739-4064/17.30〜23/月休・月1回連休(月火)あり
お好み焼き。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| カフェ・甘味・スウィーツ |
大坊珈琲店(南青山)
東京都港区南青山3-13-20 2F/03-3403-7155/9〜22(日祝 12〜20)/無休
喫茶店。焦げ茶色の店内に窓から斜めに光が差し込み、とてもいい雰囲気を出している。手回し焙煎の珈琲で相当スモーキー。焦げ臭いくらい。だが、温度管理的にすぐ飲めるぬるさで作っているせいかあまり気にならない。ボクはここではミルクコーヒーを良く飲む。抹茶を飲むような丸い陶器に入れられて極限までぬるく出てくるそれは香りもちょうどよく、とてもくつろぐ。ボクにとって昼下がりの青山になくてはならない珈琲店である。99年8月。
| バー・ワインバーなど |
オザミ・デ・ヴァン(銀座)
東京都中央区銀座2-5-6/03-3567-4120/17.30〜24(土祝は12〜24)/日休/8000円〜
ワインバー。3階建で1Fはレストラン、2Fはブラッスリー、3Fはワインバーと一応なっているが料理・ワインともに共通らしい(コース料理は1Fのみ)。ワインの品揃えはさすがなもの。値段も抑えてあり気軽にいいワインが飲める。またオススメもコメントとともに充実しているから初心者でも楽しめるだろう。料理もよくまとまっていて、なかなかおいしい。ただ雰囲気そしてサービスがもうひとつなのが残念。全体に椅子を詰め込みすぎているかも。1Fは特にスペースが小さいので、料理がアラカルトでいいのなら3Fを希望し、カウンターでゆっくり飲んだほうが楽しいと思う。99年9月。
カーブ・ド・ヴィーニュ(銀座)
東京都中央区銀座4-13-15成和銀座ビルB1F/03-3549-6181/18〜26/日休/6000円〜
ワイン・バー。フレンチの「マノアール・ダスティン」や「アンフォール」を経営する五十嵐シェフのワインバー。歌舞伎座の海側横の筋にありこじんまりして親密だ。良いワインが多くそろい、料理もなかなか本格的。ブーダンノワールや田舎風テリーヌなどの定番もおいしいし、オリジナルっぽい洋食的フレンチもそれぞれかなりなもの。まぁ場所柄か量に比べて値段は割高めだがそこは銀座ということで割り切るしかないだろう。味も楽しめるワインバーとしてはとてもいいのではないだろうか。ボクは好き。ワインリストに4〜6000円台の「逃げ道」が用意してあるともっとうれしい。会社帰りの遅い時間に数人で軽く一本、って感じの利用が可能になるとうれしいから。00年5月。
J.B.A.BAR SUZUKI(銀座)
東京都中央区銀座5-4-15 西五ビル4F/03-3572-0546/18〜24(金・祝前〜25.30)/無休/2000円〜
バー。JBAとは旧日本バーテンダー協会の頭文字(いまはNBAらしい)。創業昭和42年の古いバー。バーテンダー協会を代表する存在であった鈴木バーテンダーも今は亡く、いまでは3代目のバーテンダーが仕切っているようだ。昔は行列が出来るバーとして有名だったらしいが、いまでは普通に混んだ店。長いカウンターはサラリーマンが気楽につながって飲んでおり、気取ったバーよりよっぽど落ち着ける部分はある。酒の数もかなりいい。銀座にしては安いし。たまに利用する。01年6月。
バー・ルパン(銀座)
東京都中央区銀座5-5-11 塚本不動産ビルB1/03-3571-0750/17〜23.30/日月祝休
バー。昭和3年(1928年)創業。銀座のバーの草分け的存在で、錚々たる文壇の名士たちが通った店としてよく知られている。太宰治がここのカウンターで酔っている写真とかとても有名だ。当時と同じ雰囲気をキープしていて、調度品もレトロなものを使っているので歴史好きなら一度は訪れたい。もちろん大宰が座った椅子もそのまま。01年9月。再訪数回。
グレープ・ガンボ(銀座)
東京都中央区銀座5-9-6/03-3569-7388/18〜24/日祝休/6000円〜
ワインバー。銀座の三原橋近く、三原小路(だったっけ?)にある店。それなりに広く落ち着きある店内。ワインはとっても安いのから高いのまで揃っていて、安くてもちゃんと説明して理由を言ってオススメしてくれるから安心して頼める。この店のいいところは料理がちゃんとしているところ。どの料理も意外なほどレベルが高く値段も安い。和知シェフが「マルディグラ」に移ってしまったあとも料理の質はあまり落ちてない気がする。ルセットがしっかりしているのだろう。和知シェフがいたころの初期の香草バクダンとか良かったなぁ。ワインに料理一皿みたいな使い方がとても似合う店かもしれない。ボクは厨房前のカウンターで飲むのが気に入りました。01年1月。
しぇりーくらぶ(銀座)
東京都中央区銀座6-3-17 悠玄ビル2.3F/03-3572-2527/"17.30〜24(金〜28.30、日15〜22)"/月祝休/4000円〜
東京でも珍しいシェリー専門店。シェリー・バーでもあるが、料理が意外に充実しているのでレストランとしても十分楽しめる。カウンターに立つ中瀬航也氏のシェリー知識はとんでもなく(「シェリー酒」という本の著者でもある)、彼に好みと希望を伝えて選んでもらうのが一番だろう。メニューに書いてあるシェリーはすべて900円。メニューの表示がとてもわかりやすくいろいろ飲んでみたくなる。メニューにないシェリーももちろん置いている。相談して飲もう。料理はタパス中心にいろいろ。わりといい。スペイン各地の酒も100種類くらいあるらしい。とにかくシェリー初心者には最適。中級者も上級者も楽しめるいい店だ。※上記中瀬氏は05年に店を新たに銀座に開き、移った模様。04年11月。
テンダー(銀座)
東京都中央区銀座6-5-15 能楽堂ビル5F/03-3571-8343
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
つるつる(銀座)
東京都中央区銀座6-7-6 ラペビル9F/03-5537-6007/19〜29/日祝休/10000円〜
バー。大阪はミナミにあるバーの銀座支店。ボクの大阪勤務時代に愛用していたバーが2000年10月から銀座に支店を持ったのだ。現在、名物マスター(Jung Keun Lee)はこっちに常駐している。大阪時代は妙に暗く、鞭やらなにやらも怪しく飾ってある独特な店であったが、銀座店は全体的に明るく広々しており、大阪の雰囲気を知っている身としてはなんだか落ち着かない。マスターのマジック(そのしゃべりと共に絶品)は健在らしいがこちらではまだ見ていない。朝まで確実にやっている店なので使い勝手はいいが、場所柄わりと高い(ミナミの頃の値段に比べて)のは仕方ないか…。もう少し安いと頻繁に利用させてもらうのだけど。01年9月。
TACT(銀座)
東京都中央区銀座6-9-15タクトワンビル6F/03-3571-3939/http://www.ginzatact.co.jp/tact/
ライブ・ハウス。1958年開業の老舗有名ライブハウスで、銀座ではほとんど唯一生き残っているシーラカンス的存在。貴重であり見事である。ポップスからジャズ、歌謡曲系までジャンルは幅広く、特にベンチャーズナイトは内外のベンチャーズファンの飛び込み演奏もあり、なかなか楽しめる。チャージも3500円程度と安く、3〜5000円でパーティも出来る。こういう世界はなかなかなじみにくいとは思うが、一度なじんでしまうとかなり楽しいかも。若い人から熟年まで一度は経験してみてほしい。みゆき通りとすずらん通りの角の近く。6階。02年8月。
クール(銀座)
東京都中央区銀座7-2-14
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ロックフィッシュ(銀座)
東京都中央区銀座7-2-14第26ポールスタービル2F/03-5537-6900/3000円〜
バー。銀座コリドー街の「クール」(2003年11月閉店)があるビルの2階のバー。カウンター8席くらいとテーブル2席。とても流行っている。ハイボールが名物らしい(「クール」と同じだね)。雑然としているがなんだか落ち着けるバー。つまみがノザキの缶詰だったりするのが(狙いではあるのだが)妙にうれしい。大阪北浜にも店がある(06-6231-6969)。この辺は「サンボア」も出来、近くに「クロ・ド・ミヤン」もあり、銀座大阪村と言われ始めてるらしい(笑)。03年8月。
サンボア(銀座)
東京都中央区銀座7-3-8 銀座DSビルB1/03-5568-6155/15〜24/日休/3000円〜/http://www.samboa.co.jp/
バー。2003年7月にオープンした大阪の有名店の銀座店。同じ「サンボア」でもいくつか系列が分かれているようで、大阪でもお初天神の方ではなく、北新地店の銀座進出(ややこしい)。だから京都サンボアとも関係はないようだ。関西圏以外で初出店となるらしい。大阪と同じくスタンドバーで、カウンターでの立ち飲みが基本。大阪出身者・経験者には実に懐かしいサンボア・スタイルで酒が楽しめる。だからだろう、店内は関西弁で溢れている。関西人客が多いのだ。つまみやあても充実していておいしい。敢えて言えばマスターがちょっとおもろすぎる(しゃべりすぎる)のが好みの分かれるところ。大阪関係の方にはおすすめ。外堀通り沿い。ヤナセの北数10m。03年10月。
居酒屋Jolly(銀座)
東京都中央区銀座7-3-15/03-3573-0424
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
Y&M Bar KISLING(銀座)
東京都中央区銀座7-5-4 ラヴィアーレ銀座ビル7F/03-3573-2071/18〜27(土18〜23)/日祝休
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
タリスカー(銀座)
東京都中央区銀座7-5-12藤平ビルB1F/03-3571-1753/18〜26(土〜23.30)/日祝休
バー。ボクはスコットランドのスカイ島に行ったことがあって、そこのシングルモルト「タリスカー」は(その思い出もあって)大好きである。ちょっと薬臭い香りがたまらない。で、そのモルトを店名につけたここでは当然の如くタリスカーを頼むのだが、若いオーナーバーテンダーの内田氏は「タリスカー、嫌いなんですよねー」と笑ってなかなか出してくれなかったりする。「じゃあ何かオススメを」と言うとよりによって「フランシス・アルバート」を18番と言って出してくる。つぶす気かよ(笑) ま、そんな店ですね。1998年頃できたばかりのバーだが、古材を使っているせいかいい感じに古びている。長く伸びたカウンターとテーブル。06年11月。
HOKKAIDOミルク村(銀座)
東京都中央区銀座7-5-19 山中ビルB1F/03-3572-9995/12〜23.30/月休
アイスクリーム&バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
エピローグ(銀座)
東京都中央区銀座7-8-8倉橋ビル2F/03-5537-3675/16〜
バー。恵比寿にあるバー「エピローグ」の銀座店。ビルの2階に意外なほど広い店内を贅沢にレイアウト。ゆったりとったカウンターでくつろいで飲む時間はなかなか至福。照明もちょうどよく椅子の具合も素晴らしい。ちょっとよそよそしい感じで馴染めなかったが、馴染みになれば相当いい感じだろう。16時からやっているので、早い時間から飲み始めるときに便利かもしれない。04年6月。
サロン・ド・シャンパーニュ・ヴィオニス(銀座)
東京都中央区銀座8-8-18 銀座8818ビル3F/03-5537-0700/18〜26(土〜23)
シャンパン・バー。有名なソムリエの阿部誠氏がオーナーで、他にソムリエールがふたりいる。「シャンパーニュ」で「サロン」で「銀座」なのだから、こちらもいろいろ想像し期待する。でも、雰囲気がどうにもスナックっぽいのが大変残念。ソムリエールたちの接客も馴れ馴れしく、非日常感はほとんどなかった。つまみとシャンパーニュのセットがあるが、これはつまみがもうひとつ。かといって「何かおいしいシャンパーニュを」と勧めてもらうと値段が跳ね上がる。だから値段がわかっているセットを結局頼んでしまう。この辺、もう少し明朗な仕組みはないだろうか。シャンパーニュの品揃えはいい。でもそれは当たり前。「銀座でシャンパーニュを飲む」という、ちょっとした晴れがましさにもう少し応えてくれるとうれしい感じ。07年2月。
一葉(新橋)
東京都港区新橋1-9-1北川ビルB1F/03-3289-1400/18〜24.30/土日祝休
バー。「Scotch Club ICHIYO」。1963年開店。柳倉さんがご家族(親父さんと娘さんたち)でやっているスコッチバー。親娘でやっているとはいえ、オーセンティックで実に優れたバーである。まず店の雰囲気がいい。店内大きな一枚板カウンターとテーブル席からなるが、その清潔さと言ったら特筆もの。グラスやボトルを含めてピカピカに磨き上げられている。カウンターの高さも(ボクには)ちょうど良く、グラスやボトルの優しい乱反射がとても心地よい。スコッチクラブと名乗っているだけ会ってスコッチの種類はすごいものがある。オススメをよく聞いて飲めば新たな世界が広がるはずだ。親父さんの佇まいもとてもよい。敢えて言うなら値段が高め。チャージだけで2000円なので、二杯ほどまぁまぁのスコッチ飲んだら6000円とか7000円とか行ってしまう。もうちょっと安いといいのだが…。JR新橋駅から外堀通りを汐留の方に行き、野村證券と吉野家の間を入った右側地下。ちなみに店名はO・ヘンリーの「最後の一葉」からだとか。03年5月。
バー・アトリウム(新橋)
東京都港区新橋2-15-11 橘ビル3F/03-3504-8824/18〜26/日祝休
バー。湯島の名店「EST!」の渡辺昭男バーテンダーの息子の宗憲氏がやっているバー。ちなみに宗憲氏の3歳上の憲賢氏は近くのビルのB1Fで「Atrium宴」というダイニング・バーをやっている。父親も息子兄弟も全員バーテンダーというのは珍しい。しかも息子兄弟は父の店ではない店で修行をしている。この店をやっている宗憲氏は札幌の名店「山崎」で修行したという。古くウッディな店内はわりとくつろげそうではあるが、まだ若干発展途上感が漂う。特に接客がもう少し。また何度か来てみよう。06年12月。
クロンダイク・ハイボール(新橋)
東京都港区新橋3-16-22 池野6号ビル2F/03-3438-3825/"17〜27(金〜29、土日祝15〜23)"/無休
バー。Klondike Highballというカクテルの名前を店名に。なぜこのカクテルの名前を選んだのかは聞いていない。銀座の「しぇりーくらぶ」からひとり、日比谷のモルト専門店(店名忘れた)からひとり独立し、タッグを組んで運営していて好ましい。つまりシェリーとモルトに強い店だ。もともとオカマバーだったところを居抜きで借りたとか。そのわりに雰囲気が良く、早い時間に一杯とかで使いたい店。料理はスペイン・バル系。アヒージャ、フィデウワ、トルティーリャ、コカなど旨し。仔羊とひよこ豆の煮込み、自家製コールスローなども良い。わりと飲んでそこそこ食べてもお勘定が安いのがまたうれしい。3000円もあればわりと満足できるだろう。05年12月。
グラビティ(新橋)
東京都港区新橋5-29-4/03-5733-5233
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
オザミ・トーキョー(丸の内)
東京都千代田区丸の内2-4-1¥xA0丸の内ビルディング35F/03-5220-4011/11〜15.30/17.30〜24/無休
ワイン・バー。丸ビルの35Fにあり、夜景が素晴らしい店である。窓際のテーブルは外向きの二人用席になっており、夜はカップルで埋まる。他のテーブルも窓から離れるに従って段が高くなり、どの席からも夜景は楽しめるように作ってある。ワインを夜景と共に楽しむ、というコンセプトがきっちり伝わる店作りだ。ワインは15000本揃えているそうで、ワイン・リストはなかなか壮観。それなりの高いが、逃げ道もあり、ちょっと飲みにも使える。料理はフレンチでコースは6000円からあるが、チーズや一品とワインを合わせるのもあり。意外と、と言っては失礼だが、味はしっかりしている。なかなか高水準。サービスも若手中心によく気がつく。テーブル席は少し詰め込みすぎのところがあって落ち着かない部分もあるが、そういう方のために個室もある。ここの個室はちょっとしたビジネス・ディナーにも向くだろう。06年12月。08年1月。
オーパ(門前仲町)
東京都江東区富岡1-25-4ニックハイム八幡204/03-5245-3539
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
コルク(神楽坂)
東京都新宿区神楽坂3-2神楽坂田辺ビル2F/03-3269-5692
ワインバー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
羅無櫓(四谷)
東京都新宿区荒木町7番地/03-3358-9515/18〜26/土日祝休/3000円〜
焼酎バー。らむろ、と読む。ラムロとはネパール語で美しいとかうまいとかいう意味らしい。もともとは山仲間のための店、ということでヒマラヤ系の店名にしたらしい。山の写真もかざってあったりするが、別にそういう「マニア集まる系」の店ではなく、山に行かない人もゆったりできる焼酎バーである。焼酎はさすがに揃っていて、オリジナルの「官兵衛」なる焼酎もある。料理は珍味系が多く焼酎によく合う。いわしを糠味噌で炊いたのがおいしかった。カウンター中心。荒木町の柳新道通りにある。親父さんとのおしゃべりが好きな人は特に気に入るかもしれない。01年2月。
SWING MATES CLUB K(九段)
東京都千代田区九段南2-4-10 B1F/03-3264-6224
ライブ・ハウス。店主の市川克美さんがギターと歌をやる小さなライブハウス。演目はオールディーズ中心に70年代80年代まで。たまに日本語の歌もやる。リクエストにも応えてくれる。レパートリーは幅広く膨大。歌もギターもプロ真っ青の絶品級。ボクはオールディーズから70年代くらいまでのポップスに妙に詳しいので、ここでやるほとんどの曲を歌える。楽しすぎて泣ける。ちなみに毎週金曜夜だけ娘さんである市川美絵さん(美人)とふたりで演奏する。美絵さんもお父さんに負けず劣らずうまいし、父娘のインタープレイの妙もあり、とても楽しい。しかも美絵さんはキーボードとアコースティック・ギターとベースをとっかえひっかえ弾きこなす。さすがなもんだ。見惚れてしまう。靖国神社南門斜向かいの地下1階。06年9月。再訪1回。
西洋酒房 命乃水(麻布十番)
東京都港区麻布十番3-4-10小倉ビル1F/03-3456-2488/18.30〜27.30/月休/3000円〜
バー。正統派的なカウンターバー。麻布十番のはずれにあり、どやどや人が来ることもなくゆっくり落ち着いて飲める。カウンターからドアが開くのが直接見えないようになっていて、これも落ち着ける要因。比較的客層もよい。シガーにも力を入れていて70種類以上の葉巻を揃えている。2階に姉妹店「j」がある。もうちょっとだけ暗いとより好み、かな。02年8月。
GONZO(三田)
東京都港区三田5-21-7/03-3449-5500/17.30〜27/日祝休
バー。小さなダイニング・バーだが、ここの梅酒の品揃えは特筆すべき。へぇ梅酒ってこんなに種類があるんだぁと驚くだろう。おいしいし。ジャズやボサノバが流れる店内はくつろげはするがすごいオシャレというわけではなく、かと言ってひたすらカジュアルというわけでもなく、ボク的には使い方に困る印象。食事は意外に充実していて良いので、もう少しカフェっぽい方向に雰囲気がなると使い勝手がよくなるかも。05年9月。
無垢(西麻布)
東京都港区西麻布2-10-2五十嵐ビル1F/03-3797-6969/6000円〜
バー。静かで暗いバーである。というか暗すぎ。カウンター上にスポットとかを当てないと酒の色すらわからない。店主ももの静かなのはいいがなんというかちょっと「しょっている」感じ。西麻布にこういった店があるのはとてもいいと思うが、ボクの好みではそんなにない。店の狙いがオーセンティックなのかスノッブなのかいまいちつかめない。何回か来ているが、ここの難点は客層の悪さ。残念でもある。00年12月。
タフィア(西麻布)
東京都港区西麻布2-15-14/03-3407-2219
ラム・バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
テーゼ(西麻布)
東京都港区西麻布2-13-19 2F/03-5466-7331
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ウォンシュ(西麻布)
東京都港区西麻布3-17-13 ジュネス西麻布1F/03-5772-0936
バー。「元洙」と書いてウォンシュ。韓国料理をつまみに出すバー。店内は幅の広いカウンター席とテーブルが4つほど、そして小上がりの個室といった構成。ほの暗くいい雰囲気の隠れ家風。そのせいか芸能人やスポーツ選手も多く、わりと遭遇する。まだ若めのバーテンダーがスマートに作ってくれるカクテル類。韓国料理はチヂミがとても良い。フワフワ系で韓国料理専門店を凌ぐ味。うまい。これだけを食べに行ってもいいかもしれない。少々業界&若めバブルな雰囲気なので好き嫌いはあるかもしれないが、もう少し飲みたいけど小腹も空いた、みたいな3軒目にちょうどいい感じ。06年10月。
ヴェランダ(西麻布)
東京都港区西麻布3-24-20/03-5414-7095/18〜29(月〜土・祝前日)/18〜24(日祝)/無休/3000円〜/http://www.veranda.jp/
バー。というかダイニングか。西麻布交差点の角にあり、階段上がって入り口を入ると広大なスペースに圧倒される。この広大さとインテリアの感じなどにどこか大阪のミナミみたいなセンスが漂っていて、大阪人(もしくは大阪経験者)には懐かしいかもしれない(根拠レス)。BGMはラウンジ系。料理は若向き。まぁ全体的に若手パーティ系かな。40代のボクには合わないだけ。場所がとてもいいので使い勝手はいろいろとあるだろう。03年6月。
ツバキ(西麻布)
東京都港区西麻布4-11-9/03-5485-1410/19〜27/無休/15000円〜
ワインバー。有名どころのワインをずらっと取り揃えていてグラスでもいただける。ぼったくりと呼ぶ人がいるくらい高いが、金持ち相手と割り切って経営している部分もあるので仕方ないと思う。そういう方向の店なのだ。雰囲気と従業員(特にイクちゃん)がかなり独特なのだが馴染めばこんなに居心地のいいところも珍しいだろう。芸能人などもよくまったりしに来ている。料理もなかなかおいしい。ただ、いいフォアグラがあったりすると、「お目々をつぶって〜」と言われ、フォアグラとイケムを口に入れられたりする。そういう甘いというかぬるい感じが合わない人(ボクは合わない)は、つらいかも。この店で安くあげるコツは最初に「今日は1万5000円で仕切って」とか言うこと。そうしないと高級ワインばかり出てきて(またこれがいいのを飲みたくなる雰囲気なのだ)勘定時にびっくらこく。あっという間に5万とかそれ以上。注意。97年4月。
イクちゃんが一度やめ、そして戻ってきた。彼女あってのツバキだと思っているのでうれしい。あの「真夏の青い草原を疾走する機関車のようなワインなの〜」みたいなことをカラダをクルクルさせながら言うパフォーマンスがないとツバキに来た気がしない。というか、高額なのでどっちにしろなかなか来れないのだが。00年5月。
SO BAR(西麻布)
東京都港区西麻布4-11-9西麻布ファイブ2F/03-5466-3747/19〜28/無休/2000円〜
バー。一応バーなのだが、深夜に蕎麦が食べられる貴重な店。蕎麦自体に驚きはないもののあるレベルはちゃんと行っている。他には目玉焼丼が名物。とろとろの半熟目玉焼きがご飯に馴染んで深夜に食べるとめちゃうまく感じる。カウンターもソファ席もそれなりにくつろげて良い。三軒目四軒目の〆によく利用する。99年9月。
FUZZ(西麻布)
東京都港区西麻布4-11-28 エンパイアマンション202/03-3409-3509/20〜/月休
バー。イケメン系のバーテンダー金子氏がやっている。サービスよい。薄暗さも気持ちよく、女性にも男性にもくつろげる雰囲気。まぁまぁ。個人的に気に入ったのはCORALの4ウェイスピーカーを使っていること。学生時代に愛したスピーカーがまだこうして現役で鳴っているのを聞きながら飲むカクテルはとてもおいしい。ま、とても個人的なことだが、でもバーってそういうのが大事だよね。06年6月。
エレバージュ(西麻布)
東京都港区西麻布4-2-13八幡ビル2F/03-6419-3889
ワインバー。「レアワイン&スピリッツ エレバージュ」というのが正式店名。なにせ店名で「レアワイン」と謳っているし、エレバージュと言う言葉が「ワイン醸造時の熟成管理」というような意味であることを知るといかにこの店がリキ入っているかわかるだろう。ワインとモルトの品揃えはさすがなもの。値段は基本的に安く押さえてある。というか、グラスワインのハーフサイズというのがあり、500円からなのがうれしい。ハーフとはいえそこそこの量あるので、たとえば4種類飲んでも2000円。それを知って以来、西麻布での待ち合わせとか、500円ハーフを飲んで待ったりする。ボトルは例えばルロワのエシェゾーの1969が36000円。まぁこれも高くはないかな(飲んだのは2004年4月)。このごろワインの相場を掴んでないのでよくわからないけど。チーズもいい感じに揃えているし、料理もちゃんとしている。店内いい感じに雑然としていて落ち着ける。なかなかいい店だ。西麻布から広尾へ向かう一本西の細道の角。以前「分とく山」とかがあったビル。04年4月。
ル・キャビステ(西麻布)
東京都港区西麻布4-4-12 ニュー西麻布ビル3F/03-5485-2377/3000円〜
ワインバー。久しぶりに訪問したら改装してずいぶん雰囲気が変わっていた。より大人の店に変化。とても落ち着ける店になった。メニューも全体に見直したようで、よりリーズナブルなグラスワインなどが増えている。料理も充実し、ちゃんと美味しい。カウンターも広くなり、待ち合わせとかに重宝しそうである。BGVが流れているのは改装前と一緒。アクション映画が多いので、思わず見てしまう。ひとりならいいが数人だとちょっと気が散るかも。00年7月。04年7月。06年4月。
ル・バー(広尾)
東京都港区南麻布4-13-9/03-3446-8838/19〜29/6000円〜
バー。あやしげな暗い店内。カウンター、テーブル、ソファー、それぞれ人がいるのはわかるが暗くて見えないくらい暗い。そういう意味ではかなりエッチな店。このバーの売りは目の前の川沿いに広がる対岸風景であろう。昼間に見たら汚いだけなのだが、夜、ブラックライトみたいなのに照らされるとちょっと異様な雰囲気に生まれ変わる。特筆すべきは桜の季節。ちょうどその時期に行ったのだが、闇夜に桜が浮かび上がり、酔いもあって幻想的な気分であった。朝5時までやっているのが深夜族にはうれしいところ。1年3月。
巴東(西麻布)
東京都港区南麻布5-1-1/03-5447-1810/18〜26/2000円〜
バー。「パデュン」と読むみたい。カウンターが広くてなかなか気持ちのいいバー。東南アジアを意識したインテリアで妙に落ち着ける店だ。奥のテーブルで籐の椅子に座っちゃうと、なんだか長居してしまいそうである。うん、気持ちいい。料理はタイ料理が出る。これはもうひとつなんだが、好感の持てるものではあった。それと、場所に比してわりと安い。日赤病院下の信号のすぐ近く。01年4月。
イ・ピゼリ・バー(西麻布)
東京都港区南麻布5-2-40/18〜25/日休/3000円〜
バー。イタリアン・レストランの「イ・ピゼリ」に併設されたバー。入り口は別だし、特にイタリアワインが多いということもない。つまりはレストランとは別と思っていい(中で繋がっているからレストラン後に流れてもいい)。暗い店内は雰囲気も良くお酒もカクテルからモルトまで過不足なく揃っている。いいのは、となりのレストランから料理が取れること。ひと皿とってそれを肴にじっくり飲むのも可能。わりと重宝している。チーズの品揃えも立派。15種類くらいあって状態も良い。99年11月。
※03年に閉店。よく利用していただけに残念!
BAR CALMA(白金)
東京都港区白金台5-14-8 TINY3F/03-3449-2706/18〜27/日祝休
バー。カルマ。2006年1月にオープンした新しい店。黒を基調としたインテリア。ガラス張りのカウンター。浮いているような演出の床。変わった空間ではあるが決してちゃらけた印象はない。静かな大人の空間。なかなか落ち着ける。バーテンダーの浅川康明氏はその昔大森の「リジョイ」という店で現「テンダリー」の名バーテンダー宮崎優子氏と一緒に(というか弟子として)シェイカー振っていたという。ならばと、宮崎さんのドクターYを所望したら「私オリジナルのドクターもできます」と、名付けてドクターYASをいただくことに(彼の名前がヤスなので)。むむ。うまし。他のカクテルもフルーツを使ったり色を華やかに演出したりなかなか素晴らしい。というか、カクテルコンペティションで二度もグランプリを獲得したというから師匠を凌ぐ腕前かもしれない。イタリアンの「ロマンティコ」の上にある。06年12月
きえんきえら(白金)
東京都港区白金5-14-8/03-3446-0609/18〜26/無休/3000円〜
バー。「和風Bar&Dinning」と店名にある。料理もあるが、ボクはバーとしてしか利用したことがない。「Quienquiera」と書いてきえんきえら。「誰でも」という意味のラテン語(?)のようだ。大正時代の一軒家を利用したバーで、雰囲気はとてもいいが、どこかテーマパーク的な違和感も漂う。ちょっとやりすぎているのかもしれない。数軒横に「きえら」というスタンディングバーもある。代官山の暖炉バー「Regalo」と同じ経営の3店のようである。そう言われると、なるほどーな感じ。コンセプト重視なのだろう。03年7月。
ガランス(白金)
東京都港区白金5-8-13/03-3445-8808/4000円〜
バー。原宿のフレンチ「オーバカナル」にいた星野氏が「モレスク」に移った後、独立してひとりで開いたバー。北里病院のすぐ近く、花屋の2階にあるが、看板も表示もなく、ドアに「813」という住所表示があるのみ。そういうこともあって知っている人しか来ず、いい客層プラスわりと怪しめの客も集まっている。いや、怪しい客の方が多いか。夜によってはあまりの客層の悪さに辟易することすらある。壁に映像を映し、趣味のいい音楽が流れる狭い空間。まだ料理も少ないが、これから少しずつ増やすと聞いた。ガランスとは血のような赤色の意。隠れ家的なバーが好きな方にはたまらないだろう。04年10月。
Whoopee(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿1-8-14 えびすストア内/03−3444−5351/17.30〜24/日休
ワインバー。立ち呑み。「ウーピー」。立地がいい。入り組んだ怪しいえびすストア内。この面白さに惹かれてかいつも混んでいる。ワインもフードもすべてワンコイン(500円)で、そのシンプルさもウケているようだ。名物はコンビーフ。生ベーコンもいい。経営は燻製工房の「寿や」だとか。そういえば燻製メニューもいろいろあった。
モーブ(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南1-14-14/03-3710-0387
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
松下(恵比寿)
東京都渋谷区恵比寿南2-3-15/03-3711-6900/19〜28/日祝休/6000円
バー。恵比寿に君臨する「松栄」系のバーの元祖。モダンな「和」を強調した店内は、コの字にキッチンを囲んでいるカウンターのみで、暗くて落ち着ける。でも必要以上に暗いのと、必要以上にエッチな雰囲気なので、男がひとりカウンターで、というのは合わないかもしれない。やっぱりここはカップルで来たい店。一時仲間内で流行りすぎて新鮮味がなくなってしまったが、やっぱりそれなりの雰囲気はある店だ。ちなみにドア前の階段が異様に急なので酔客は注意が必要。00年11月。
松虎(恵比寿)
東京都渋谷区広尾1-16-2 K&S恵比寿ビル2F/03-3444-9333/18〜27/無休/4000円〜
バー。恵比寿に君臨する「松栄」系のバーのひとつ。店内非常に暗く、BGMもなく、怪しげかつスノッブな雰囲気。真ん中に炭火焼きの囲炉裏を置き、そこを中心にカウンターの島が3つ。ちょっとエッチな雰囲気となかなかにオーセンティックな雰囲気とが共存している。料理は炭火焼きを売りとするが、料理自体は値段に比してもうひとつ。何度か通い一通り食べてみたが、そんなに感心するものはなかった。思い出深いバーのひとつだが…。99年9月。
レガロ(代官山)
東京都渋谷区鉢山町14-2/03-3477-0720/17〜26/日祝休/5000円
バー。暖炉があるバーとして一時流行った。一軒家で、アプローチの雰囲気もよく、ちょっと隠れ家風。冬は暖炉前に陣取ってゆっくり楽しみたいところだ。ただ、有名になってしまってからは「ここってキャバクラ?」って思うくらいベッタベタのカップルばかりになってしまい残念。もっと大人っぽい店だったのだが…。ちなみに葉巻も楽しめる。西郷山公園の向かい当たりの階段を下がって、右に見える緩やかなスロープを上がっていくと奥の方にある。01年1月。
グランドファーザーズ(渋谷)
東京都渋谷区渋谷1-24-7 渋谷フラットビルB1F/03-3407-9505/17〜27/日休
バー。1971年からやっている老舗。オールディーズを中心にした音楽をかけてくれるバーで大学時代によく行った。ウッディで暖かい雰囲気の店内は懐かしさとモダンさが上手に入り交じり快適。途中からだんだん70年代ロックの店に変わっていき、現在では70年代ロックを中心にLPレコードを流している。しかも1曲分ずつかける。この儀式のような手間がうれしい。リクエストもきくし、たいていの曲はあるので、アナログレコードで聴く懐かしいロックを肴にバーボンでも飲みたい、という用途にぴったし。料理はあたりめとおでんが昔から名物。80年頃初訪問。最近でもたまに再訪。
シノワ・シブヤ(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町28-4/03-5457-2412/18〜26/日祝18〜24/土日祝シャンパンブランチ12〜16.30/無休/6000円〜
ワインバーの先駆け的存在である銀座シノワの渋谷店。なにかと騒がしい渋谷において貴重な大人の空間である。ワインリストはリーズナブルかつ品揃えもいい。フランスに偏らずナパや新世界ワインも充実しているし、グラスもまぁまぁだ。料理は基本的にフレンチだが、シノワ(中国)というだけあって点心など中華風の料理もある。また小川軒出身のシェフがいるとかで、ハヤシライスやオムライス、和風フォアグラ丼などもある。オムライスはイマイチだったが、ハヤシライスはとてもいい(って、そういう料理を食べる店ではないんだけど)。14人までの個室もあり、ちょっとした会合にも使える。99年10月。
y Bar(渋谷)
東京都渋谷区松濤1-28-11/03-5456-8361/19〜26/日休/3000円〜
バー。銀座の「テンダー」出身のバーテンダーがひとりでやっているバー。シングルモルトが多く、カクテルもうまい。堅苦しくないのがいい。一時期頻繁に通ったが、物静かで落ち着けて、渋谷では貴重な空間だ。99年10月。※閉店。神泉に移って「Le Zinc」というバーをやっていると聞く(東京都渋谷区円山町22-15/03-3461-5623)
AW(渋谷)
東京都渋谷区宇田川町28-7/03-54558-9066/19〜27/日祝休/3000円〜
バー。「アウ」と読む。全国バーテンダー技能競技会で1位を取った女性バーテンダーがいる店。でもそれを目当てに行ってもなかなかシェイカーを振ってもらえない。まぁ座る位置にも寄るので、行ったとき空いているかどうかの賭になる。ボクは何度か行って、毎回もう一人の男性バーテンダーのカクテルを飲んだ。残念。どちらにせよ、この店のインテリアなどの趣味はボクとは合わないかも。99年10月。
黒い月(青山)
東京都港区南青山5-8-11 BC南青山B2F/03-3498-2089
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
バー・ルブロン(原宿)
東京都渋谷区神宮前5-17-11神宮前紫波ビルB1F/03-3400-4328/18〜25/日祝休/2000円〜
バー。表参道のシャネルの横を入っていき、住宅街をずっと行くと右側にひっそりある隠れ家のようなバー。ガキがあまり来ないので静かに利用できる。暗い店内は無駄なものがなく、おちついて飲める。月・水・金とサービスDayを始めたようだ。2杯目より50%オフらしいので行く価値あるかも。水曜は女性のみサービス。02年4月。
Radio(原宿)
東京都渋谷区神宮前2-31-7/03-3405-5490/19〜26/日祝休/5000円〜
バー。いわゆる「ファースト・ラジオ」。尾崎バーテンダーの最初の店にしてもっとも有名な店である。奥の方に座るより、入り口近くの方が逆に落ち着く。気持ちよく飲んでいるとかなり金額行ってしまうのだが、授業料とも言えるくらいおいしいカクテルなので我慢、かな。単純なレシピだが、ここオリジナルのフランシス・アルバートをよく飲む。99年8月。
ある程度の年齢を行ってからこの店が心地よくなるかと思ったが逆であった(笑)。ちょっと肩が凝る。もう少し楽なバーをこのごろでは好む。※ここは閉めて、尾崎さんは「2nd Radio」に移ったようだ。
TSURU(青山)
東京都港区南青山1-22-8 セキネビル1F/03-3475-5852/19〜26/日祝休
バー。2004年10月より現在地に移転したが、以前は「西麻布3-17-17芙蓉館B1F」にあった(電話番号同じ)。西麻布時代にちょくちょく寄らせてもらった。乃木坂の店はカウンターはもちろん、ソファ席、テラス席とバリエーションに富んでいる。エントランスも印象的。2007年7月までの期間限定らしい。03年5月。05年6月。
2nd Radio(青山)
東京都港区南青山2-29-8 B1F/03-3405-5233/19〜26/日祝休/5000円〜
バー。ラジオ二号店だが、一号店よりもちょっと気楽で、雰囲気は好き。暗さも心地よく、大人の空間を楽しめる。たいていの酒は揃っており、特にモルト類には自信を持っているようだ。ここもファースト・ラジオ同様高い。2〜3杯、オススメに従って気持ちよく飲んでいるとすぐ1万円だ。ただお金を気にしながら飲む感じの店ではないので余裕のあるときにゆっくり来たい。99年1月。
オヒョイズ(青山)
東京都港区南青山4-1-15/03-5410-0412/8000円〜
ワインバー。おひょいさんこと藤村俊二氏が経営しているせいもあって芸能人が非常に多い。石橋と保奈美もここで知り合ったらしいし。で、そういう客層であることもあってか、肝心のワインリストは一般人には手が出ないレベルの値段がずらーっと揃っている。10万以上のワインがとっても多い。最高がロマネコンティ72の100万円。それが高いか安いか別にして「そういう店」なのだ。お勘定があまり気にならない人が気楽に集う店。若い人やサラリーマンは来るな、ということ(嫌な意味ではなく、そういうスタンスな店があったって良い)。料理はワインに比して非常に安いが、レベル的にはそんなでもない。ワインもグラスで安く済ませることはもちろん出来るが、無理して行かなくてもいい店だと思う。雰囲気はとてもいい。サービスは人にもよるがちょっとタカビー的。99年9月。
Amoh's Bar(青山)
東京都港区南青山5-5-20/03-3400-5531
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ル・ドンジョン(青山)
東京都港区南青山5-8-10 COMODO南青山10F/8F/03-5466-0015/日祝休
バー。青山の骨董通り沿いのビルの最上階にあり、景色がいい。全面ガラスを効果的に使った店内からの眺めは夜景的にもなかなかのもので、カップルには絶好であろう。大きな花が飾られたカウンターと窓際に丸く広がるソファ席、どちらも気持ちいいが、まぁソファに並びで座るのが一番エッチかな。ここのピクルスは大量なので、深夜にピクルスと軽いカクテル、なんていうのもなかなか良い。03年10月。
バー・リャンシャンボウ(青山)
東京都港区南青山5-10-8アンアーブルB1F/03-5485-0909/19〜27.20/日祝休/2000円〜
バー。「LIANG SHAN BO」というスペル。つまり水滸伝の梁山泊の中国読みですね。ただ、別に中国風でも男臭いバーでもあるわけではない。オーセンティックで落ち着いたモダンなバーである。地下にあるが天井が高く、一部ガラスもつかわれているので妙に開放感のある空間。骨董通りから入ってすぐのところにあり、便利なのでよく使う。01年5月。
Suu(青山)
東京都港区南青山7-1-7 B1F/03-3406-0337 /20〜28/日休
バー。バーというよりラウンジに近い。以前は「gigi」という名前のバーだった。コンセプトは「男と女の〆サロン」らしい。二軒目三軒目の〆として使ってくれということだろう。高額なワインを数多く揃えるワインセラー、〆のごはんを炊き上げる薪釜室などいろいろ凝っている。カウンターとテーブル席、ソファ席などに分かれ、使い勝手もいろいろ。朝4時までやっているのもあって、わりと大人数で夜中に困った時などに便利だろう。サービスは丁寧でよく気がつく。06年6月。
howl(青山)
メンバー制につき住所・電話非公開
バー。一見オープンなバーのようで大きな通りに面していたりするのだが、メンバー制なので住所などは秘す。マスターのデニーさんは伝説のバーテンダーで、バイクでアメリカ縦断などをしながら気ままに生きており、またいつ消えてしまうかわからない。ギンズバーグの写真や詩が貼ってあることでこの店の雰囲気はわかるかもしれない。ここをわざわざ紹介するのは「ホーホケキョ」という梅酒カクテルが絶妙にうまいから。梅リキュールの「星子」から作られており、これが限定発売でほとんど手に入らない(ボクはある方からたまたま手に入れたが)。これだけ飲みに再訪したい店。04年11月。
S・A・M(大塚)
東京都豊島区南大塚1-51-15/03-3947-1358/19〜26
バー。大塚の老舗「なべ家」の娘さんのダンナさん(たぶん)がやっているバー。だから「なべ家」で食べた後に寄るには最適だ。歩いて30秒だし(もしかしたら敷地内なのかも)。店内ちょっと凝った造りで、レトロモダンとでも言いましょうか、暗くて古くて新しくて若くて落ち着いてて、とても面白い。こういう凝り方がボクはちょっとだけ苦手かもしれないんだけど、確実に「こういう店大好きっ」とおっしゃる方はいらっしゃるだろう。03年6月。
ジビエ・バー(中目黒)
東京都目黒区青葉台1-22-4 マ・モール1F/03-5725-3130/18.30〜28/日祝休/3000円〜
バー。その名の通り「ジビエ」(野鳥獣)を中心にした料理が売り物のバー。靴を脱いで上がる暗い空間はお洒落でそれなりにくつろげるが、レストランとバーの中間な感じがちょっとどっちつかず。料理は品揃え豊富でメニュー的にも魅力的だが印象に乏しく特筆すべきものはあまりない。そしてバーなのに酒揃えが少ない。これも中途半端。ジビエが売りならもっとワインを充実させるとか考えた方がいいと思う。中目黒から山手通りを北に上がって三和銀行の前を右折した左側。99年11月。
The Lobby in CLASKA (目黒)
東京都目黒区中央町1-3-18 HOTEL CLASKA 1F/03-5773-8620/10〜28
バー。目黒通りに面している「ホテル・ニュー・メグロ」をリノベーションしたホテル「CLASKA」の一階にあるバー&レストラン。白いソファや、クッションをたくさん並べた木の長椅子などが並び、とてもくつろげる。深夜遅くとかに利用するとなんだかNYっぽくて気分がいい。料理も食べられて、モダンアジアン料理。朝4時までやっているのもよい。06年4月。
ワイン道楽・えん(奥沢)
東京都世田谷区奥沢2-14-2/03-5701-8868/18〜27/10000円
ワインバー。ワインをリーズナブルな値段で楽しみつつ料理をいただく店。ワインの質、値段が素晴らしいので気楽に楽しめる。料理は可もなく不可もなくという感じだが、この店の場合料理はわき役なので、そういう意味では主張しすぎず逆にいいのかもしれない。マスターである倉林さんにしっかり相談して飲むといい。いわゆるワインバーの走り的存在。97年4月。
グランド・マスター(世田谷)
東京都世田谷区岡本1-16-21SOLANA21B1F/03-3700-5501/5000円〜
バー。マンションの地下にひっそりとあり、知らなければ誰もたどり着けない隠れ家。入り口に指紋認証みたいなものもあり(洒落だけど)、かなり隠れ家ムードを加速させている。店内は気分のいいシックなバー。酒の種類も多く、マスターも個性的で楽しい。隠れ家にしては非常に人気が高いようで、週末などかなり混んでいるようだ。03年6月。
ORANGE-ROOM(浅草)
東京都台東区浅草1-41-8 清水ビル1F/03-3842-5188/18〜27/無休
バー。以前オレンジ通りでやっていたから「オレンジルーム」かと思ったら、キューブリックの「時計じかけのオレンジ」から店名を取ったらしい。いまはロックフラワー通りでやって20年近いという。コンクリート打ちっ放しの無機質な店内だが、ゆるく楕円を描くカウンター(10席)と丸いテーブル4つで丸みを出していて面白い。照明はカウンター上のみ。暗い。浅草っぽさがないのが逆に地元客に受けているようだ。「Bar Radio」出身のマスターが作るカクテルはスクエアな印象。ライブな部屋なのでBGMが強めに響く。04年11月。
琥珀(湯島)
東京都文京区湯島3-44-1/03-3831-3913
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
EST!(湯島)
東京都文京区湯島3-45-3/03-3831-0403
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
AB..E(湯島)
東京都文京区湯島3-43-11/03-3831-5755/19〜26(土祝〜24)/日休/2500円〜
バー。「アベ」と読ませるのだろう。湯島の雑然とした歓楽街の地下にある、阿部勝康さんというバーテンダーがやっている小さなバー。小さいせいもあって、バーテンダーと客の距離が妙に近く、これが時間を経るに従ってとても気持ちよい距離感に変わっていく。阿部さんの静かな笑顔も心地よく、疲れが癒されるようなバーである。バーテンダーと対決するようなバーが増えている中、こういう古いバーはとてもうれしい。カクテルもやさしい味。いいバーだ。マッキントッシュとJBLから古いJAZZが流れる。カウンター6席と小さなテーブル席のみ。お通し3品(1500円)。カクテルは1000円から。04年11月。
LUZ(上野)
東京都台東区池之端4-16-29/03-5814-3814/19〜24/日祝休/1500円〜
バー。「ルーシュ」と読むらしい。上野高校正門前にありかなり隠れ家的。歩いている客がふらりと入ってくる立地ではない。経営がなりたつのか他人事ながら心配になるバー。レトロで暗くくすんでいる雰囲気の店で、板張りの床がちょっと教室チックでもあり、なかなかくつろげる。デートにも向くだろう。ボクが行った日は女性バーテンダーがひとりでやっていた。料理もおいしそう。カクテル二杯飲んでもチャージ入れて2000円くらいという感じで、とっても良心的。週末はジャズなどの演奏もあるようである。根津や上野方面にいて、ちょっとこういう店を知っていたら驚かれるかも。タクシーで「上野高校正門前」と言えば着くし。03年10月。
フラミンゴ(浅草)
東京都台東区西浅草2-1-11/03-3843-8853/18〜25/http://www.tctv.ne.jp/flamingo
バー。1962年開店。ほとんどボクと同い年なバーである。1階がカフェになっているが迷わず2階へ。実に上品な空間が迎えてくれる。ワインセラーのような造りになっているレコードセラー(?)に膨大な量のジャズLPが保存されており、マッキントッシュのアンプがアナログな深い音を提供してくれる。これだけでもわかる人にはわかる上質さだろう。天井の照明がちょっとミスマッチなのもわりといい。これで暗くてウッディだけな雰囲気にしてしまうとそれはそれでありきたりだもの。つまみも丁寧。マスターも客層も上品。浅草で落ち着きたいならココ。02年10月。
Glen(大森)
東京都大田区大森北1-11-11 2F/03-5493-2671 /18〜28(日〜24)/無休
バー。同じ大森の「SWANK」で長くチーフ・バーテンダーを務めた古谷氏が独立して作った店。2006年6月オープン。立地としては決してよくはないが、落ち着いた雰囲気で、うまく年を重ねれば味が出てくると思われる店内。店名から想起されるように、モルトが主体である。シングルモルトを始め、珍しいのも取りそろえており、本格バーとして楽しめる。そのわりにそんなに高くないのも良い。06年8月。
アンバー(大森)
東京都大田区大森北1-29-9MsDビル1F奥/03-5493-8002/19〜28/第1.3.5日休/1500円〜
バー。スコットランドのある蒸留所で飼われているネコの名前を店名にしている。まだ若く感じのいい店主がひとり黙々と経営しており、静かでくつろげる。落ち着いた店内は清潔で気持ちがいい。モルトを中心にウィスキーはわりと揃っている。表通りに面してないのもいい。看板を頼りにビルの奥に入っていくとある。02年1月。
テンダリー(大森)
東京都大田区大森北1-33-11大森北パークビル2F/03-3298-2155
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
@satonao310