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小笹

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東京都渋谷区神泉町10-12 Kコーポ
03-5458-2828
18〜22/日祝休
12000円〜(おまかせ全部とお酒をまぁまぁ飲むと20000円くらいする場合も)


鮨。
いわゆる「神泉 小笹」。いま東京でもトップと推す人も多い鮨屋である。

敬愛する故・岡田周三氏がお元気なころの代沢「小笹寿し」「喜よし」で2年間修行して独立し、「小笹」と名乗ってはいるが、同じ岡田周三氏の弟子にしても、銀座「小笹寿し」や桜新町「喜よし」に比べて明らかに「岡田周三っぽさ」が少ないので(まぁ2年しか修行してないし)、わざわざ「小笹」を名乗らなくてもいいのになぁ、と外野としては少し思う。
たぶん「小笹寿し」に感謝と愛着があるのだろうが、やはり「小笹」系ではないと思う。

男鮨・女鮨で分けるなら、「銀座小笹」>「喜よし」>「神泉小笹」な感じでクッキリ分かれる。
岡田周三氏が握った鮨に一番近いのはやっぱり「銀座小笹」。「神泉小笹」は小笹系列の匂いがほとんどしない。

全体にちょっと女性的な繊細さがあり、やさしく穏やか。軽めの仕事でタネの鮮度の良さを活かしている。つまみの工夫もあまりしすぎず程が良い。穏やかでバランスがいい性格なのだろうなと伺わせる流れだった。

ただ握りは印象が弱くなる。
細長い小さめな握りで、もちろんおいしいが、バランス的にタネが勝ってしまう。
タネは実によいものを使っている。最上級だ。少し食べればすぐわかるほどの違い。その分、もう少し酢飯にチカラが欲しい感じ。まろやかな赤酢の酢飯ではタネに負けてしまう。タネとの一体感が薄くなってしまう。素材の良さを活かす軽めの仕事をしているが、江戸前の仕事をもっと投入して、グッと強く心に残る瞬間を与えて欲しいと思った(ぜいたくかな)。

しかし、これだけの仕入れをしてこのお勘定はとても安い(内容に比して、である。絶対的にはちゃんと高い)。

路地にある民家の駐車場を突っ切ってアパートの一階に入っていくアプローチは独特で、妙に印象的。まだ知られていない頃は「隠れ家鮨屋」として知る人ぞ知るロケーションだった。そういうこともあって、今でも客層がわりと業界業界していて、馴れ馴れしいタメ口客が多いし、喫煙率も高い。その辺少し残念である。

店主はまだ若い。
どんな客にも腰が低く、向上心いっぱいに鮨を握っている。たぶんこれからどんどん進化する鮨屋なのだろう。今の段階では「東京トップ」とは思わないが、ちょっと目が離せない鮨屋であることは間違いない。

99年9月初訪問。05年3月再訪。


小笹
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2006年08月06日(日) 21:39:05・リンク用URL

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