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小笹寿し
東京都中央区銀座8-6-18第5秀和ビル1F
03-3289-2227
12〜14/17〜22/日祝休
20000円
カード可
鮨。
1950年に銀座8丁目で開店した「小笹寿し」だが、一度80年代に閉店している。
その銀座店で握っていた岡田周三氏(2004年5月26日死去)は下北沢に移り「小笹寿し」を開店。作家・山口瞳の本などにより伝説の職人となり、山口瞳ファンのボクも下北沢の店に何度か通った。彼の頑固かつ人情味溢れる物言いと穴子のきじ焼きは忘れがたい。
その最初の銀座店の頃からずっと岡田周三氏の下で働いていた寺嶋和平氏が銀座に戻って店名を継いだのがこの店。
長く岡田氏の下にいたこともあって、岡田氏の技を色濃く伝承した味。
特に下北沢店の名物だった「穴子のきじ焼き(煮ずに生地から焼くからきじ焼き)」がメニューにあったのはうれしかった。それ以上に、それを握ってくれたのに感激。実は岡田氏はよっぽど機嫌がいいときでないと穴子のきじ焼きを握りにしてくれなかったのだ。幻の握り。ボクも念願叶って初めて食べられた。
ほとんどのタネに調理がしてある江戸前握りの本道。味が濃いめなのも江戸っぽい。ヒラメ昆布締め、炙りタイ、コハダ2種(コハダのおぼろ乗せがある)、あじ、きす、かわはぎ肝ダレ紅葉おろし、蛇腹、ヅケ、煮アワビ、煮ハマ、きじ焼き……酢飯が優しいのでタネの味しかしない握りもあったが、全体に塩使いのちょうどよい、人を優しい気持ちにさせる握り鮨である。
寺嶋和平氏は相当な強面だが、岡田周三氏の話をすると相好を崩して顔中で笑う。清潔で整理された店内と客層、立派な一枚板のカウンター、そして職人の風情にびびる方も多いとは思うが、慣れればゆっくり楽しめることだろう。
お酒は鄙願大吟醸と取り寄せの吟醸のみ。
桜新町「喜よし」や神泉「小笹」とは兄弟弟子関係。西麻布の「小笹」は暖簾分け。
05年3月訪問。再訪1回。
2006年01月03日(火) 0:31:42・リンク用URL
@satonao310