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霞町すゑとみ

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東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル3F
03-5466-1270
12〜14/18〜23/月休
12000円〜


割烹。
かすみちょう すえとみ。

もう若い人は知らない人も多いか…。
西麻布は昔「霞町」といった。古いタクシーだと今でも「霞町の交差点ね」で通じる。

「分とく山」から独立したまだ30代前半の末冨氏が店名にこういう古い町名をつけ、自らの名前に「ゑ」という旧字体まで使ったことに、ボクはまずその姿勢と想いを感じた。

古くさくても、伝統にそって、ゆっくり、長く、真摯に作り続けていきたい、みたいな気概を。


カウンター10席と個室のみの小さな割烹。
もともと「分とく山」がやっていた店を居抜きで使用している。
「分とく山」の野崎洋光氏の下で働いていた末冨氏が「分とく山」移転に伴い、独立して同じ場所に店を持ったということのようである。

末冨氏はまだ若い職人さんで、料理には野崎洋光氏の影響をやはり大きく感じる。
引き算の料理というか、余計なことをしないで丁寧に丁寧に作っていくタイプ。
なんというか「田舎娘には華美な着物を着せないで、もっとその素朴さを前面に押し出して魅力的にする」みたいな。もちろんひと工夫ふた工夫されているのだが、必要以上に手をかけないその距離感が素晴らしい。

ただ、野崎氏の、いい意味で田舎料理っぽい線の太さはなく、より線は細くなっている。繊細な仕上がり。
安心して楽しめる。煮物、焼き物、どれも滋味溢れ心を満たす。特に焼きはギリギリのバランスで完成していた。上手。

〆は土鍋ご飯。これも「分とく山」と同じ。
1組ごとに炊き上げ、お替わりをしてるうちにおこげにたどり着く。なかなか。

「分とく山」の「鮑の磯焼き」みたいな名物は特にまだないようであるが、最後に出た蓮根餅を「しつこく出し続けて、もし気に入られれば名物に」と言っていた。なるほどまだまだ固まりたくないだろうし、固まる必要もない年齢ではある。

とても素朴な店主だが、まじめで気持ちよく、なんか応援したくなる感じ。
昼のコース(5250円)が比較的リーズナブルかつ夜とほとんど変わらない構成らしいので、まずはそちらから試すのがいいかもしれない。

基本的にお任せコースのみ。
夜は10500円。昼は3150円と5250円とふたつのコース。
内容と比して実に安いと感じる。


2006年6月初訪問。


霞町すゑとみ
※クリックすると拡大表示

2006年08月29日(火) 18:20:51・リンク用URL

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