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カフェテラス ポンヌフ
東京都港区新橋2-20-15 新橋駅前ビル1号館1階
03-3572-5346
9.30〜19.30
日休
カフェ。洋食。
「喫茶店のナポリタン・スパゲティ」を伝承する店。
若い人にはこの郷愁は分からないかもしれない。
でも、30代後半以上の方々なら、きっと「あぁ久しぶりにあのケチャップ味の“ママー”スパゲティ系、太麺茹ですぎナポリタンを、口の周り赤くしながら食べたいなぁ」と感じてくださると思うのだ。
そう、ここはあの「昭和独特の味」である「喫茶店のナポリタン・スパゲティ」が食べられる店。
昔なら「普通の喫茶店」であろうが、現代ではとても貴重な存在になってしまった。
店の構造は全然カフェテラスではないのだが、喫茶店にそういう名前をつけているあたりが、まずもって“昭和ちっく”でうれしくなる。
内装にまずノスタルジーをかき立てられる。
いすにテーブルに壁紙に、ノスタルジックな昭和が溢れている。
で、単なる喫茶店だと思って入ると、コの字型したカウンター内の厨房が意外と広いことに気づく(あくまで、客席に比べて)。そして中にいるシェフのただものでない佇まいに惹かれてしまう。
お、この喫茶店、意外と料理がうまいかも! とわくわくしてしまう独特の雰囲気をこのシェフが持っているのである。
さて、ここでナポリタン(この店では「ハンバーグ・スパゲティ」と言う。ナポリタンの上にハンバーグがゴロリと乗っている)をオーダーしそうなものだが、グッとこらえて、是非ここの「ポンヌフ・バーグ定食」を食べてみて欲しい。
大丈夫。
ナポリタンもたっぷり出てくる。言ってみれば、“大人のお子様ランチ”的な名品なのである。
直径30cmくらいの白い皿に、ハンバーグとナポリタンとパンとサラダのすべてが盛られている。
その姿がまずいい。デパートの大食堂のお子様ランチで感じたトキメキを思い出させる。
熱々でぬめぬめのスパゲティ・ナポリタンが、つけあわせというより、充分ひとり分の量、まずお皿に広がっている。その上にハンバーグがドンと載っており、ソースはケチャップベースの懐かし味。その横にレタスとキュウリのサラダ(&マヨネーズ)、表面を焼いて香ばしくしたロールパンがおいてあるのだ。
まさに大人のお子様ランチ。
ハンバーグに日の丸立ててくれー! と叫びたくなるでしょ?
ロールパンに切れ目が入れてあるので、そこにサラダを挟んでサラダサンドにしてもいいし、ハンバーグを挟んでハンバーガーにしてもいい。ナポリタンを挟んで焼きそばサンド風にすることもできる。まずはそれを楽しむのが掟。
次にハンバーグ。これも本格的でありながら、懐かしい味付けで郷愁をそそる味。これをおかずにナポリタンを食べる。このナポリタンがね、うまいわけ。
子供のころボクたちが身をよじって憧れた「喫茶店のナポリタン・スパゲティ」がまさにそこにある。
熱々でちゅるちゅるでケチャップ色に輝いている。ピーマンが入っていないことで評価が二分されるかもしれないが、ボクは「正調喫茶店ナポリタンにピーマンはいらないのではないか」派なので気にならない。うまさとチープさと懐かしさ、この三つのミックス度合いがまさに絶妙。
そのひと皿を食べた後、自家製プリンが出てきて、最後にドリンク。これで締めて1020円。
食後のドリンクにゆっくり時間をかけて、オジサン達が溜まっている。こういうホッとできる昭和な空間、もうあまりないものね。
テレビがついていて音もうるさめだけど、なぜか耳に入ってこないというか、あの空間に馴染みすぎていてあまり気にならない。
まだアルデンテなんて言葉がなかったころのナポリタンが味わえるこの店は、店名の通り、新橋駅前ビル1号館(汐留側)にある(“ポンヌフ”とはフランス語で“新橋”という意味)。
ふと心をゆるめたいとき。ふと昭和恋々な気分におちいったとき。ふと給食味を求めたくなったとき。ふと喫茶店のナポリタンを味わいたくなったとき……。
そんなときに使うと非常に満足度の高い店なのだ。
2000年3月初訪問。再訪多数。(上記は2005年10月の感想)。
2006年09月02日(土) 18:26:13・リンク用URL
@satonao310