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しながわ翁

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東京都品川区北品川1-8-14
03-3471-0967
11.30〜15/17.30〜20.30(日曜通し営業)
月休
品川駅港南口から歩いて10分ちょい。


蕎麦。

2001年春、たまたま自転車通勤中にいつもと違う道を通ったら、この店の前を通りかかった。
通り過ぎようとしてふと看板を見ると「しながわ翁」とある。
「あれ? 翁って、まさか……でも翁なんて屋号、いくらでもあるし、こんな立地でまさかねぇ」と思いつつ、その字体に妙に好奇心が刺激され(会社に行くのも忘れて)、しばらく時間をつぶし、開店を待って入ったのである。

聞いたら本当に山梨長坂の「翁」の暖簾分けであった。東京で唯一の暖簾分けらしい。

しかも前年(2000年)の暮れに開店したばかりという。うわ〜と驚き、発見に喜び、なんだか自分の中で「自分が見つけた店」みたいな妄想まで膨らみ、それ以来、ボクはこの店のファンである(笑)。


「翁」の高橋邦弘氏にはいろんな弟子がいる。
「鞍馬」(西荻窪)、「手打蕎麦しのはら」(大森)、「ほそ川」(両国)、孫弟子として「手打ち蕎麦 成冨」(築地)なども弟子筋ということになるが、「翁」の名を暖簾分けすることはめったにしないと聞く。ボクが知っているだけで、安曇野と山形と大阪西天満とここの4軒だけかも(注:最近ではもう少し増えたらしい)。

まだ若い店主・高野氏はやる気十分。空いていたのでいろいろ聞くと、丸抜きで仕入れて2階の石臼で自家製粉しているという。店内には「上求菩提 下化衆生」の額が掲げられているが、これは高橋邦弘氏の座右の銘だということだ。

なんとも気持ちいい青年だが、蕎麦も実に鮮烈だった。
基本は「ざる」と「田舎」。どちらも二八。
細身の「ざる」は白く、コシも粘りも十分。香りは謙虚めながら、喉の奥でしっかり主張する。黒めでなめらかな表面と力強い弾力が特徴的な「田舎」は香りが非常に強く輪郭のハッキリした味。飽きが来ない。通ってみたい。

そばつゆは穏やかな甘口。そばを邪魔しないが主張が少し少なく感じた。

別の日に食べた「おろしそば」(辛味大根)、そして「鴨南蛮」も美味であったが、特に2月ころ食べた「ざる」の鮮烈さは印象深い。

最近ではすっかり有名になって、蕎麦マニアたちからは高橋氏の味に一番近い店、と言われているらしい。ボク自身長坂「翁」に行っていないし、広島「達磨」(高橋氏がいまいる店)にも行っていないので比べられないが、いずれにしても、うまい蕎麦を打つことだけは確か。

場所がきわめて不便だが、地元客や品川駅港南口のOLたちで賑わっている。
たぶんここがそんな出自の店だと意識してないとは思うが、高野氏はそういう一般客に愛されたいからこういう立地を選んだのだとボクは思う。

これからも季節季節に訪れたい店である。

01年5月初訪問。再訪多数。


しながわ翁
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2006年08月10日(木) 12:46:07・リンク用URL

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