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レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ

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東京都港区南青山2-6-15
03-5785-0799
12〜13.30/18.30〜21
日休
夜コース:8000円、15000円、25000円
昼コース:4500円、7000円、12000円


フレンチ。
Les Creations de NARISAWA。

小田原の早川にあった「ラ・ナプール」というレストランで評判をとっていた成澤由浩シェフが、2003年11月、満を持して青山に開いたグランドメゾン。

早川の海の雰囲気が自分が修業をしたフランスのラナプールに近いということでそこを選んだらしい。

ボクはレストラン「ラ・ナプール」には行っていないが、南仏のラナプールには行っている(笑)。
カンヌからすぐのとても小さな湾にある港町。ここでシェフは修行を始めたのか、と感慨深く周辺をドライブした。成澤シェフはその後「ポール・ボキューズ」「ジラルデ」「ロブション」などで修行したらしい(すごい経歴だ…)。

実はまだこの店の夜を知らない。
昼にしか行っていない。それなのにずいぶん気に入った。ランチでも十二分にわかるその実力。


頼んだのは7000円のコース。
メニュー表をもれなくもらえるので、珍しくメニューでも書き写してみよう。



九州・玄海産クエ、豆類・花類・新芽のサラダ仕立て

フォアグラとイチゴのコンビネーション
or 鴨のコンソメと春野菜・フォアグラのロワイヤル

阿寒湖の姫マスのムニエル・タイムの花の香り
or 相模湾のマトダイのオレンジ風味〜ルージュ&ブラン〜

プラチナポークと春野菜
or 仔牛の腎臓&レバー、ソース・ボルドレーズ
or 山形牛のランプ、タリアータ風

よもぎ・いちご

ラズベリー&ハイビスカス"スティル・イルフロッタント"
or モンブラン
or イチゴミルク、タイ風スープ仕立て

エスプレッソ
ミニャルディーズ "レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ"



妻と娘(娘は4500円のコース)が食べきれず、料理が少し回ってきたので、ほとんど全部の料理を食べた。

うはーっと幸せになった料理は「阿寒湖の姫マスのムニエル」「イチゴミルク、タイ風スープ仕立て」そしてラストのプチフール大会(ミニャルディーズ)。
姫マスってこんなにうまかったんだ、とびっくりし、さすが魚料理は得意なのだなと納得。香りの立て方が尋常ではない。マスのいいところだけが抽出されたうまさだった。
イチゴミルクは相当うっとり。抜群のデザート。繊細で新しい味なのだけど、どこか遠いところに懐かしさが漂っている名作。ミニャルディーズも最高。ワゴンのプチフールってこんなに楽しいんだな…と感嘆した。もちろん肉や前菜も水準以上。フロマージュも20種類くらいあり、熟成はまぁまぁだった(もうひと努力欲しい感じ)。

ワインの品揃えもちゃんと価格的逃げ道が用意してあって安心。10000円以下でも充分イイモノを探せるリストになっていた。

サービスは素晴らしい。
送り迎え用にひとりドアの外に立たせている贅沢さもさることながら、ウィットに富んだ会話を仕掛けてきて、レストランのメートルとの会話で久しぶりに抜群の楽しさを感じた。

店内は白と黒でシンプルに構成され、無機質になるギリギリまで潔く単純化してある。テーブルもゆったり取られ、清々しい。

そう、つまりはいいレストランなのである。


実は、地方で大人気で東京出店したレストランって、いままであまりいい思いをしておらず、ナリサワも少し怖かった。地方でいい感じで活躍していた店って、東京に出てきて何か大事なバランスが失われるのだと思う。この店があの評判店?と驚くほど普通になっていたりする。もしくは地方だったから名店だったけど、東京で数々の名店と並んでしまうと実は普通だったとか…。

でも、ナリサワは「楽しい時間のツボ」をきっちり心得ていて、東京でも上の方に入るなと客観的に思った。
もちろん料理もサービスも水準以上なんだけど、それだけではなくて、なんだか食べていて楽しい感じが続いたのである。デザートとミニャルディーズで上手に〆られたこともあるのだろうが、店を出てからも相当長い間楽しい余韻が残った。こういうのって意外とない。

インテリア的にもサービス的にも、ランチよりも夜の方がずっと美しい時間になりそうである。
少々お高いが、今度は夜に訪問してみたい。


2005年6月訪問。


レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ
※クリックすると拡大表示

2006年09月03日(日) 18:24:42・リンク用URL

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