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フレンチ(フランス料理、フレンチレストラン、ビストロ)について


フレンチに没頭したのは、1996年夏から2001年冬までです。

その5年強、ボクは「ジバラン」というフレンチレストラン・ガイドを主宰していました。この「www.さとなお.com」以外に「ジバラン」サイトを運営していたのです。そこそこ話題になり、日経BP社と光文社文庫から2冊、本としても出版もされました。

その期間、当然ながらボクはフレンチを相当食べました。
逆に、その反動もあってか、2002年くらいからあまり食べなくなりました。他の食ジャンルにお金を使うようになりだしたこともあります。

つまり、その5年強のフレンチレストランには相当くわしいし、それなりに経験値も貯まっていると思いますが、最近のフレンチ事情についてはあまりわからない、というのが本音です。

とはいえ、ここは主観的にボクの好きな店をあげるコーナーなので、あまり気にせずボクの好きな店をリストアップしてみたいと思います。古い情報が多々ありますので、それをご承知おきのうえお読みください。


さて。
まず、ボクがフレンチレストランに望むものはみっつあります。

「非日常感」と「サービスの気持ちよさ」、そして「思い出に残るうまさ」です。

特にオシャレをして出かける高級店は、記念日や特別なデートなどのハレの日に利用することが多いので、生活感があったり、素っ気なかったり、無難な料理だったりするとガッカリしますね。

とりわけ「サービス」はフレンチの大切な要素のひとつだと思っています。
このところ人件費の節約のためか、熟練のメートル・ド・テルが姿を消しつつあります。とても残念に思っています。


比較的最近行った中では、「タテル・ヨシノ」(芝)、「レ・クレアシヨン・ド・ナリサワ」(青山)が特に印象に残っています。

手堅く好きなのは「ラ・ブランシュ」(青山)、「ランス・YANAGIDATE」(青山)、「ル・マノワール・ダスティン」(銀座)。
以前はどちらかと言うと嫌いだったけど最近行ってみて見直したのは、新しくなった「シェ・イノ」(京橋)。系列ですが「マノワール・ディノ」(渋谷)もわりといいですね。

地方では、軽井沢の「エルミタージュ・ドゥ・タムラ」、そしてハウステンボスの「エリタージュ」(長崎)が一頭地を抜いていると思います(エリタージュは残念ながら休業中)。札幌の「ビストロ・ヴァンテール」も最近のヒット。

フレンチ洋食といった趣の「カナユニ」(赤坂)もわりと好きです。同じような感じに「まっくろう」(六本木)がありましたが閉店してしまいました。
あと、非日常感はないしサービスもカジュアルですが、「北島亭」(四谷)も気に入っています。おいしい、というだけで判断したら一番好きな部類の店ですね。


ビストロ、もしくは格安店については、「うまいもの屋」に徹してくれている方がうれしいです。
非日常感も特にはいりません。とにかくインパクトの強いガツンとしたうまさを提供してくれると小躍りして喜びます。

気に入っているのは「ラビラント」(四の橋)。
「レスプリ・ミタニ」(恵比寿)、「コム・ダビチュード」(三宿)、「ビストロ・ド・ラ・シテ」(西麻布)、「アルモニ」(西麻布)も好きです。ビストロというジャンルにはおさまりにくいけど「モレスク」(白金)も深夜枠で好き。

他に、比較的最近行った中では、「S」(虎ノ門)、「ビストロ・ボンボン」(夙川)も好みです。というか、安いのに立派。次点は「マルディ・グラ」(銀座)。好きな店なんだけど、ここ数回ちょっと停滞気味かも。





ええと、ここから先は情報的にぐっと古くなります。

シェフもサービス陣もよく変わるフレンチレストラン業界ですので、1996年夏から2001年冬の情報は古すぎますね。でも思い出も含めていくつか好きなレストランを上げてみます。特に思い出深い店だけリンク先も作っておきます。

高級店の中では、1997年ころの「ザ・ジョージアン・クラブ」(六本木)や「プティ・ポワン」(広尾)、2001年ころの「ひらまつ」(広尾)、そして「シャトー・レストラン タイユバン・ロブション」(恵比寿)あたりが好きだったかな。

関西や地方では、「ル・ポンドシェル」(大阪)、「カランドリエ」(大阪)。そして、閉まってしまったけど、「ジャン・ムーラン」(神戸)「ラ・コート・ドール」(神戸)、その志と雰囲気を含めてオーベルジュの「ヘイゼルグラウス・マナー」(北海道)などが深く思い出に残っています。


もう少し安価なレストランを思い出してみると…。

菊池シェフがやっていたころの「アンフォール」(青山)、もう店名が変わってしまった「オコション・ローズ」(代官山)、それに「ラ・ターブル・ド・コンマ」(駒沢)、「ポワン・ドゥ・デパー」(六本木)あたりが好きでした。

関西や地方では「オー・プティ・コントワー」(大阪)、「ラ・トォルトゥーガ」(大阪)、「シェ・ローズ」(神戸)、「ジャンティ」(静岡)などが思い出深いです。
閉まってしまったけど、「レストラン・ミチノ ル・トゥールビヨン」(大阪)も印象に残っているレストランです。

海外では「レ・クレイエール」(仏・ランス)と「シェーブル・ドール」(仏・ニース近郊)が圧倒的に印象に残っていますね。


ちなみに、本場フランスの星つきレストランは10店弱しか行ったことがありません。
ある程度年齢が行ってから総仕上げ的にゆっくり体験したい、というのが本音です。20代30代の日本人が三つ星レストランのホールを占領している光景はちょっと違うのではないかと思っています。



余談1)
1996年夏から2001年冬まで主宰していた「ジバラン」は、ボクのサイトに集まった食べ好きの仲間たち(最初は5家族)とともに作ったサイトで、自腹覆面を掟に、30点満点で日本のフレンチレストランを採点していました。

コンセプトは「一般客が自腹で行って損しないためのレストランガイド」。
発足当時、一般客が採点するサイトは他になかったこともあってそこそこ話題にはなりました。バブルの夢から抜け出せず、社用族とグルメ評論家の顔色ばかり見て一般客を見ていなかったレストラン業界に一石は投じられたかなとは思っています。

メンバーは最盛期で20家族くらい。一般客の視点で書くため、みんな素人自腹客でした。メンバーは必ず同じ店を訪れて「評価あわせ」をし、評価がぶれないように設定し、細かい評価表をつけてストイックにやっていました。いま考えれば相当真面目にやってましたね。

その後たくさん一般客採点型のレストランガイドが現れ、ブログも出来、一般客がレストランに意見を言うのも普通になりました。それに伴って一般客の意見がどんどんレストラン側に届きだし、レストランもずいぶん良い方に変化しました。と同時に、ジバランの目的もほとんど達せられました。
で、2005年春、正式に「ジバラン」サイトを閉じることにしたのでした。


余談2)
1996年あたりから数年間、日本でワインブームがありました。
その間、一部の人しか知らなかったいろんなワイン知識が一気にぐっと底上げされました。

その数年間、レストランに来る客がみなブルゴーニュの畑を語り、シャンパーニュにノンビンとビンテージがあることを知り、隠れた名ワインをオーダーするようになりました。
で、それはソムリエの地位を適切以上に上げてしまい、ワインの高騰化も進んでしまったけど、日本のレストランの意識やレベルも相当上げてくれたとも思っています。あの時代があり、客のレベルが上がったからこそ、ワインと料理のバランスが取れてきたのだと思います。

いま、ワインに関しては、1996年以前のレストラン事情を考えると天国みたいな状況だと思っています。
料理に合う格安なワインがちゃんとセレクトされて店に置いてある。珍しいワインも用意され、価格的な逃げ道が用意されている店も多い。ワインリストの楽しさなんて1995年にジバランを始めたころとは比べものになりません。
それだけボクたちは幸福になっています。だってあのころは「一番うまいワインはボージョレーヌーボー」と信じてた客が半分くらいいたんじゃないかな。マジメな話。

いま、パンやバター、チーズ、デザート、食後のティーや水に至るまで、レストランで出す「料理以外の要素」がそういう客の目に晒されはじめています。10年前とは比べものにならないくらい客の目も舌も肥えてきているのです。レストラン側もそれを意識して改善に乗り出しています。

客側の成熟に合わせて、レストランはこれからもっともっと良くなるでしょう。
「客が店を育てる」って本当だな、と、ワインブームを振り返って思います。


2008年11月更新。

このページは随時更新します。
このジャンルに対するボクの考え方は更新時点のもので、変化しつづけていくと思います。
上記リンクしてない店はなるべく早く更新します。



  

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