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キュイジーヌ・フランセーズ・タテル・ヨシノ

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東京都港区芝公園1-5-10 芝パークホテル別館1F
03-5405-7800
11.30〜14/18〜21/日夜休
夜コース:9000円、15000円
昼コース:3500円、5000円、6500円、9000円、15000円


フレンチ。
cuisine francaise tateru yoshino。

2006年にパリのレストラン「ステラ・マリス」でミシュランひとつ星を獲得した吉野建シェフのレストラン。

吉野シェフは「アルケストラート」「トロアグロ」「ジャマン」などで修行後、帰国して「光亭」「ロアラブッシュ」のシェフを経て、小田原に「ステラ・マリス」を89年に開店。当時相当話題になった。で、97年4月にパリで「ステラ・マリス」を開店したのである。その辺の経緯や努力は彼の著書「星をつかむ料理人」に詳しい。

実はパリの「ステラ・マリス」に行った人が近くにいて、その人の感想がいまひとつだったので、行くに当たってそんなには期待しなかった。でもその期待はいい方に裏切られたのである。


昼に行ったのだが、アラカルトで組み立てて夜と同じメニューをいただいた。
当日たまたまなのか、吉野建シェフがいた。
いつも日本にいるのかどうかは寡聞にして知らないけど、とりあえず彼がいる日にアラカルトをガッツリ食べられたのはうれしい。


楽しいアミューズ2品から始まり、まずは「仔ヤギのカルパッチョ」。
仔ヤギは喜界島産(シェフの出身地)。紆余曲折のすえヤギ好きになったボクとしてはもう少し臭みがあってもいいくらい。でもちゃんとまとまっている。うまし。

次に、松木一浩さんが作った「季節野菜のエチュベ・グリーンソース」。
松木一浩さんというのは「タイユバン・ロブション」で総給仕長を務めた人。40歳を機に農民になり、レストランを深く知る立場から有機野菜の提供をしているらしい。その人が作る野菜をエチュベしたものを、アラカルト・メニューにはないソースでさわやかに和えてもらったものなのだが、これが実にうまかった。本日の白眉。「コート・ドール」のエチュベの印象をボクの中では越えたかも。

メインは「鳩のトゥールト」をいただいた。
フォアグラとトリュフを鳩の胸肉で挟み、その周りを手羽などのミンチで包んだものをパイ包み焼きしてあり、モダンなバランスを持っていた。あと少し深入りするとクラシカルでしつこいぞというギリギリの線。うまい。

実はメニューに「テット・ド・ボー ソース・トルテュ」があった。
これはパリの「ステラマリス」で彼が復刻したメニューで、パリ中で話題になったもの。メインにこれを食べたいとも思ったのだが、なんとなくその日は「鳩が食べたい!」という気分だったのでパス。次回にぜひ挑戦してみたい。

デザートは「シュプリーズ」。
英語で言えばサプライズ。「きっと驚いていただけます」とのことでオーダーしたが、確かに驚いた。
とても印象的なデザート(内容は秘す)。

ワインは82年のペルナン・ベルジュレス。
この地域、穴場的にわりと好き。でも20年以上の古酒としてはどうかなと思いつつ若林ソムリエの言葉を信じてオーダーしたらアタリ(でもドメーヌは忘れた)。レンガ色に熟成しており、酸味の引っ込み具合がいい感じ。時間が経っても緩まない。


2004年にメートル・ド・セルヴィス杯で優勝した田中氏のサービスも、サービスを感じさせないほど自然で秀逸だったし、若林ソムリエ(総支配人)のサービスも付かず離れず気持ちいいもの。そのうえ料理が抜群ときちゃ好きにならざるを得ない。

ただ、ロケーション的にホテルの別館一階のロビーちっくな空間からの続きになっており、開放感はあるものの、多少落ち着かない部分はある。特に入り口付近に座った場合。ボクたちは一番奥の半個室っぽいところに座れたので、逆に広々感じられて良かったが(テーブル間が非常にゆったり取ってあるのだ)。


吉野シェフがパリに行っていたらどうなのか、と、不安もないわけではないが、個人的には(思い出も含めて)大好きな店となった。

2006年6月訪問。


タテル・ヨシノ
※クリックすると拡大表示

2006年08月31日(木) 9:18:50・リンク用URL

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