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エリタージュ

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長崎県佐世保市ハウステンボス町7-7 ハウステンボス ユトレヒト地区迎賓館内

11.30〜14/17〜21
無休
昼コース:6300円、10500円、13650円
夜コース:13650円、18900円、21000円、26250円

 ※サイトにその季節のメニューが載っているので要チェック。
 ※中学生以下は入店を断られる(ただし個室があるので、そこを予約すれば子供も可)。
 ※ドレスコードあり。男性はジャケット必(ランチタイムはジャケットなしでも可)。
  ジーンズ、スニーカー等不可。
  というか、環境が超弩級ゆえ軽装は浮くので注意。お洒落をしていった方が楽しい。
  ただし客全員がすごくお洒落にしているかと言われるとそうでもないので、普通でオッケー。

 ※休業中!(2010年頭情報)


フレンチ。

日本トップクラスのグランド・メゾン。
壮麗な建物、美しい内装、完璧なサービス、繊細で優しい料理群、ゆっくり流れる時間、すべてに日本トップクラスである。実に贅沢なシチュエーションと最上級のホスピタリティ。その中で、フランス各所で修行し、神戸「アラン・シャペル」から移ってきた上柿本総料理長の穏やかかつ優しい料理が楽しめる。料理はもちろん、チーズ・プラトーやワゴン・デセールも充実していて、最高の夜は過ごせるだろう。

ハウステンボス内の迎賓館にあり、泊まっているホテル(ハウステンボス内)まで車か船で出迎えてくれる。
このお迎えからすでに食事は始まっている感じ。そういう「時間」を大切にしているレストランは日本に他にない。最後までその「時間」の豊かさ・優雅さは変わらなかった。

迎賓館は贅沢に造られた宿泊兼レストランな建物。
2階の玄関から入店し、まずはウェイティング・スペースでシャンパンでも飲みながらメニューをオーダーする段取り。これは無駄なようでいて、実はなかなか大事な段取りだ。なぜかというと、いきなりホールに案内されたら誰でも少しびびってしまうだろうからである。このスペースでメニューを見ながらゆっくり心の準備をすると、堂々とホールに入っていける(ボクは)。

ゆっくりシャンパンを飲んで環境にカラダを慣らしたあと、先導してくれるギャルソンと話をしながら階段を下り、1階ホールに降りていってテーブルに座る。シンプルかつゴージャスな内装、大きく飾られた花、窓外のイルミネーション、そしてあくまでも感じのいいサービス。すべてが気分を盛り上げてくれる。

上柿本シェフの料理は「アラン・シャペル」時代に1回、このレストランで2回と、計3回いただいているが、全体に実に華やかで優しく繊細な味付け。ちょっと線が細すぎてもう少しインパクトが欲しいと毎回思ってしまうくらいだが、このレストランにはこの優しさがよく合っているとも言える。

夜のコースは13650円、18900円、21000円、26250円の4種。
それ以外に、例えば「秋の味覚フェア」(16800円)みたいのもやっている。
これにワイン、そして税サが入るとふたりで最低5万円は覚悟したほうがいいかもしれない。

メートルやギャルソンのレベルが非常に高いので、メニューはとにかく相談することだ。
ちなみに上柿本シェフのスペシャリテのひとつに「大根のコンフィとフレッシュフォアグラのソテー」(うまっ!)があるが、メニューの前菜とそれを入れ替えてもらったりなどのワガママはいくらでもきく。とにかく遠慮せずにいろんな希望を言ってみよう。

料理には長崎の地の食材をふんだんに使われていて、大村湾の魚や長崎牛などが並んでいる。
どちらかというとシェフは魚の方が得意な印象。肉料理は毎回想像の範疇を出ないが、魚料理はその盛りつけも味も独創的である。

たとえば18900円のコースだと、アミューズやグラニテを含めてメインの肉料理まで7皿の料理が続く。一皿一皿の量はそれほどでもないが、やはりわりとお腹はいっぱいになってくる。
でも!
実はその後に壮大な〆が待っているので、パンのおかわりなどは最低限にしておいた方がいい。

まずはチーズ。
ずらりと並んだ美しくも豊かなチーズ・プラトー。
状態もとてもよく、ワインをこのために残しておく価値がある。好きな物を好きなだけチョイスして楽しめる。もちろん全種類少しずつも可。でも、この後も続くので、よっぽどのチーズ好きでない限り、最低限のチョイスにしておいた方がいいかも。

次に来るのはアイスクリーム・ワゴン。
銀の保冷器に入った4種のアイスとソルベは、当然作り立ての溶け始め。一番いい状態でサーブされる。これも好きなだけ取っていいので、当然4種少しずつ盛ってもらう。うまうまだ。

そしてデザート・ワゴン。
ワゴン一杯のデセール群は十数種類はあったかな。女性なら狂喜乱舞であろう。もちろん好きなだけチョイスしていいので、全種類頼む猛者もいよう。メイン料理のあとデセールで盛り下がるレストランはゴマンとあるが、ここはメインの後が異様に盛り上がってくるのが実に楽しいし、よくわかっている。

んでもってラスト、プチフールとコーヒー。
可愛い小菓子が十種類ほど。どれもおいしいが、さすがにお腹一杯だろうから、お持ち帰りにさせてもらって部屋に帰ってから食べた方がいいかもしれない(もしくは翌朝とか)。

ま、とにかく「時間」を重視した豊かな構成で、最後まで隙なく楽しめる。
それもこれもサービスの上級さによる。ここまで洗練されて丁寧で客をくつろがせるサービスはめったにない。ほぼ日本トップと言っていいと思う。彼らの受け答えを楽しみたいがためにいろいろワガママを言いたくなるくらい。

そのうえハウステンボス自体もサービスしてくれる。
20時45分から目の前の港で花火が始まり、それがちょうど窓から見えるのである。その時間を計算して花火を見ながらデザートを食べるように持っていくと実に完璧。19時ちょいすぎに入店して、メートルかギャルソンにそう指示しておくといい(花火の時間は前もって確認したほうがよいが)。

なお、有り難いことにワインは比較的安めの値付け。
1993年からのが多いのはハウステンボスが1992年開場だからだろうか。相対的に安い値付けでうれしい。状態は完璧だしサーブも完璧なので、ちょっと奮発してもいいかもしれない。

ちなみに、このレストランは多少「フレンチ馴れ」している方が楽しい。
もちろんメートル以下のサービスが最上級なので、どんな初心者でも気持ちよくしてくれるのだが、ある程度のフレンチ体験があって「料理とともに豊かな時間を楽しむ」という余裕がある方が最大限その魅力が味わえると思われる。


長崎市内から電車で1時間半。
そんな不便なテーマパーク内に、これだけのレベルのレストランが存在し、料理レベルもサービス・レベルもとても高く維持されつづけていることに、とにかく敬意を表したい。そんなレストランである。


96年4月初訪問。06年10月再訪。


※余談1
飲み足りない人はホテル・デンハーグの1階に「ヴィノテーク」というワインバーがあるのでそちらを。24時までやっている。わりといいワインをグラスで飲めるのがいい。もちろん「エリタージュ」で予約できるし、車で送ってもくれる。

※余談2
ハウステンボス内のホテル・ヨーロッパの1階に泊まると、テラスでシャンパン・ブレックファストが楽しめる。「エリタージュ」で食べるなら、いっそのこと贅沢することに決めちゃって、夜は「エリタージュ」で満腹。朝はシャンパンから始める、みたいなのも楽しいと思う。持ち帰ったプチフールをシャンパンとともに飲むとそれはそれは幸せな気分になれる。



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2007年09月22日(土) 16:09:42・リンク用URL

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