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ヘイゼルグラウス・マナー

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北海道川上郡標茶町虹別65-116-1
01548-8-3888
ホテル内レストランは11〜14/18〜22
無休
宿泊17000円〜/レストラン4000円〜


オーベルジュ(レストランホテル)。

イギリスのマナーハウス(荘園主の邸宅)をイメージしたオーベルジュ。

北海道の道東、中標津の奥、摩周湖の近くに2000年4月にオープンした。
約1万坪の敷地は森と小川、そして草原が広がり非常に美しい。厩舎もあり、乗馬もできる。また、アウトドアガイドも充実しており、フィッシングや狩猟、カヌーなどもサポートしてくれる。

客室は8室しかないが、それぞれインテリアも家具もジョージアンスタイルで凝っており、執事までついていたりする。

全体の印象としては「とてもよくがんばっている」という感じ。
「アタシはイギリスのマナーに泊まったことあるざんすが、これじゃ本物とは全然違うざます!」みたいな批判をする人もいるかもしれないが、ここは日本である、これだけのものをこういう場所にちゃんと凝って作ったことについてはしっかり評価したいとボクは思う(ちなみにボクも本場のマナーに泊まったことは数回ある)。

宿泊しなくてもレストランは利用できる。
シェフ自ら撃ってきた野鴨、エゾ雷鳥、エゾ鹿を中心としたジビエ料理が売り。ボクは年末の雪深い時期に訪れたが、エゾ鹿のステーキは予想以上のものだった。獲りたてということもあるのだろう、噛むとサクサクと見事な音が口に響きわたる。
ジビエ以外の海産物は漁師直送。また、山採りのキノコ、山菜、そして自家栽培のハーブ類や野菜などを使っているらしい。

あえて苦言を呈せば、全体にこじんまりまとまりすぎな料理。田舎ならではの豪快さとか野趣がもっと感じられたらいいなぁと思う。これなら(流通が発達した今)都会でも食べられる料理ではある。

ワインは小さいながらもセラーがあり、なにげにアンリ・ジャイエが置いてあったりしてびっくり。もうちょっと種類が集まるとうれしいが、これからなのかもしれない。

サービスについてはあまりに「アルバイト・レベル」なのが残念。執事的なオジサンもいるのだが、彼は総支配人的。若手がそれについてきていない印象。ちゃんとイギリス風に気取ってくれるくらいな徹底がほしい。

外は美しく雪が降り、隣の部屋では暖炉がパチパチ。摩周湖近くの英国風一軒家でワインとうまいジビエ料理……ここに「いいサービス」があったらもう御機嫌なのである。惜しい。

全体に、決して手放しでは褒めないが、こんな場所でこれだけの志の高さを見せている分を含めて、ボクは素晴らしいと思う。これからもがんばってほしいオーベルジュだ。

※ちなみにココ、ボクが20世紀で最後に行ったレストランでもある。
 そういう意味で思い出の店。

※※東京の広尾に2006年5月に「マノワ」というブラッセリーを開いた。
  ジビエはヘイゼルグラウス・マナーからの直送。
  ジビエの季節には心強い味方である。


2000年12月訪問。



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2007年12月31日(月) 16:49:39・リンク用URL

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