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ビストロ・ヴァンテール

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北海道札幌市中央区南三条西2-7-2 KT3条ビル
011-232-2022
12〜14/18〜21.30
日休


フレンチ。
札幌のすすきののフレンチ路面店として気を吐く一店。

ビストロと名前はついているが、完璧にレストランである。
ただ、正面きってフレンチ・レストランという看板を掲げると札幌ではまだまだ集客が厳しいのだと思う。環境はレストランのそれ。料理も(クオリティ的に)レストランのそれ。サービスもレストランのそれ(いや、高級レストランのそれ)。だけど料金がビストロなのである。そうしないと客が集まらないのだろう。素晴らしいサービスをしながらサービス料をとらないし、料理もレベル高い。札幌の方々は恵まれている。

この店からは「ちゃんとしたフレンチを札幌の繁華街で成功させる!」という強い意志が伝わってくる。
10年前より格段に美味しい街になった札幌だが、まだまだ鮮魚系居酒屋が多く、料理より素材勝負という店が多い。でもこういうレストランが、すすきのの路面店として勇気を持って引っ張ってくれると、札幌はもっともっと美味しい街になるんじゃないか、と、そんな予感すらさせるレストランだった。

食べた中では、「ズワイ蟹とアボカドのラ・トゥール」「タラバ蟹と北の鮮魚のクネル」が特に印象に残っている。
「ズワイ蟹とアボカドのラ・トゥール」は、要するに「蟹の塔」。普通は高い塔らしいが、少なめにとお願いしたら「では低い塔を」とアレンジしてくれた。フレンチで使われる蟹ってそんなに魅力に思わないのだが、味のまとめ方が上手でとてもおいしかったな。
「タラバ蟹と北の鮮魚のクネル」。これまた蟹だが、蟹は脇役にまわる。なんといってもクネルの食感が素晴らしい。ふわふわでキュヌキュヌ。ソースも抜群。クネルって大好きなんだけど、ここのは一頭地抜けてるかも。会話が盛り上がっていたのだけど、一瞬全員黙ってクネルにくねくね身を任せた感じ。

前菜もメインも隙なくおいしく満足。
メニューには他に、いわゆるビストロ料理も多く並ぶ。アンドゥーイエットやブーダンノワールなど、今回は食べなかったけど試してみたい料理が多かった。アンドゥーイエットは日本で「これは!」と思う店に出会ってないのだけど、もしかしたらこの店なら…。次は試してみよう。

サービスは繊細で謙虚で丁寧なもの。出過ぎず引っ込みすぎず楽しい時間を過ごせた。
これでサービス料なしだったら他の店どうするんだろう、と心配になる。プロデュースとして関わったという中村ソムリエのサービスもさすがなものだったし。 彼らが次々と繰り出す「いい時間を過ごしてもらおう」オーラに客はそのまま乗っていればよい。このオーラはビストロというよりほとんどグランドメゾンだ。

入り口横にあるワインセラーのディスプレイも美しく、とてもおいしそう。ワインの品揃えも納得だ。
店はシンプルな内装ながら、清潔感がすばらしい。
敢えて言えば料理もサービスもレストラン的すぎて、ビストロな感じを予想してきた客は戸惑うかもしれない。でもまぁ贅沢な戸惑いである。

こういう店をその地に根付かせられるか。札幌の方々が試されている。そんなことを感じた。


2008年10月訪問。



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2008年11月29日(土) 22:41:04・リンク用URL

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