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エルミタージュ・ドゥ・タムラ

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長野県北佐久郡軽井沢町長倉820-98
0267-44-1611
12〜13/18〜20
月火休(1月中旬〜3月中旬休業)
昼コース:8400円〜
夜コース:12600円〜


フレンチ。

軽井沢にて圧倒的人気を誇るレストランである。
その人気の高さゆえか、好評・不評入り乱れているようであるが、少なくともボクが伺った時は実に楽しく豊かな時間を過ごさせていただいた。

シェフは田村良雄氏。
店名は「田村シェフの隠れ家(エルミタージュ)」という意だが、もともとは東京で人気のレストランをやっていた方である。

オフィシャル・サイトによると、1986年に東京・千鳥が淵「フェヤーモントホテル」の総料理長、1990年に西麻布「ラフェドール」を開店してオーナーシェフ、とある。そんな彼が軽井沢に魅せられて移住し、2000年4月に開いたのがこの店。もともとはもっと隠れ家ちっくにして悠々自適に料理を楽しみたかったのかもしれないが、今ではシーズンになると予約が取れない人気店になってしまった。

店はいまやグルメ・ストリートとして有名な塩沢通りにあり(というか、そうなった元々の発端はこの店の存在だろう)、故・水上勉氏の別荘を改装してレストランとしている。奥まった場所にあるわけではなく、景色などは少し中途半端ではあるが、窓から見える緑はさすがに美しい。

料理は地元の食材を中心に、日本中から取り寄せられた新鮮なものを使用。
地産地消系のレストランではないが、地元客も都会からの客も両方楽しめるバランスのよい食材調達だと思う。当日使う食材はその産地と共にテーブル上にメモとして置かれており、ちょっとワクワクする仕掛けになっている。

一番安価なディナーコースをいただいた。8000円。
ランチもこれと同じ値段である。要するに昼も夜も一緒ということ。ただし夜はこれよりも高いコースがいろいろある。ただ量は変わらず素材の変化で値段が変わるらしい。いずれにしても最低価格コースでも充分満足できるだろう。

当日食べたもののメモを帰りにいただいたので参考までに記しておくと、

・レモングラスのサブレ & ロックフォールと空豆のフィナンシェ
・鰺のマリネ 狼桃(トマト)のサラダ トマトのエスプーマ
・春の野菜と春の貝のブレゼ ターメリックの泡
・カナダ産オマール海老のミルフィーユ仕立て
・フォアグラのフラン なめこのスープ
・キノア衣のイサキのポワレ 白舞茸と大徳寺納豆のタプナード 2種のソース
・大和豚のピカタ クレソンとローズマリーの香り
 フォアグラと木の芽ソース アスパラ・キャベツのガレット
・インカの目覚め(ジャガイモ)のニョッキ 清見オレンジ風味
・コーヒーの焼きクリーム 三つ葉のプチシュー レモンとカシスのメレンゲ
・ヴァンショーのジュレ バニラアイスとフルーツ フランボワーズのテュイール添え

皿数が多く、量も多いが、どれも美しく鮮烈だった。
手を沢山加えているような見た目なのに、素材の味がシンプルにくっきり立ち上がっている。コースの流れ的にもバランスがよくメリハリがきいている。特に前菜の数品の流れには舌を巻いた。食べた中では、野菜系はどれも素晴らしい。イサキのキノア衣も面白かったな。それからフォアグラの茶碗蒸しとも呼べる一品。これが最高だった。
全体的にあっさりめで上品。ガツンとくるインパクトはないが、軽井沢の別荘地ならではの爽やかな料理群は充分記憶に残るものであった。
そして、リゾート地としては重要な〆のデザートも手抜きはなく流石なもの。

最後の方で田村シェフが挨拶に来られたが、一時期「軽井沢メルシャン美術館の支店」に常駐していたものの、今ではこの本店に毎日いらっしゃるとのこと。
近くの同経営「無彩庵」も含めて3店経営されているようだが、そういう多角経営をするために軽井沢に移られたのかどうか。出来ればこれからもこの「隠れ家」に常駐して、隠れ家の非日常料理を楽しみにしている客においしい料理を提供し続けてほしいと思う。

サービスはマダム以外はちょっとプロっぽくない動きだった。マダムも送り迎えは見事だったが、その後は若手に任せて引っ込んでしまっていたのが残念。また、店内のテーブルの配置は(別荘を改装しているから仕方ないとはいえ)多少落ち着きにくい印象を持った。ちなみにワインは比較的安価なものも提供してくれている。

東京からわざわざ訪れる人も多いと聞くが(ボクもそのひとりではあったが)、その価値はあると思う。きっと印象に残る時間が過ごせるはずだ。

なお、窓外の緑を楽しみながら食事するなら、昼間の方がキレイかも。


2007年5月訪問。



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2007年09月09日(日) 12:15:49・リンク用URL

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