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マジック・スパイス

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【札幌本店】
 北海道札幌市白石区本郷通8丁目南6-2
 011-864-8800
 10〜15/17.30〜22(土日祝10〜22)
 水木休

【東京下北沢店】
 東京都世田谷区北沢1-40-15
 03-5454-8801
 11.30〜15/17.30〜23(土日祝11.30〜23)
 火水休


スープカレー。

1993年開店の「元祖スープカレー」の店。
スープカレー自体の元祖は諸説あるが、とりあえずこの食べ物を「スープカレー」と名付けて世に爆発的に広めたのはこの店である。人気が出て瞬く間に大行列店になった。札幌では略称「マジスパ」で誰でも通じるほど。カリスマ的人気がある店長の下村泰山氏のインパクトも含め、後のスープカレー店に多大な影響を与えた草分けの店である。

独特のあっさり味で、黒いバジルと白い揚げ春雨が特徴。さらさらのスープは初めて食べた札幌市民を驚かせたのがよくわかる。辛いが後味がさっぱりしていていくらでも食べられる味。実に常習性がある味だ。一度この味に慣れると、たまにどうしても食べたくなってしまう。

初めて食べたとき、他のスープカレー店でいくつか食べてはいたものの、まったく別物と感じた。
一瞬「トムヤンクンに勝てるのではないか?」とすら思った。世界三大スープに勝てる美味。というかご飯がいらない。スープで完成している。ご飯が出てくるのでスープに漬けて食べるんだけど「ご飯、いらないかもなぁ」という思いから離れられなかった。だってスープだけで充分うまいんだもん。
普通のカレーが「ご飯を最大限おいしく食べるライス料理」だとすると、スープカレーは「具を最大限おいしく食べるスープ料理」。主役が違う感じ。

バリ島のソトアヤムという料理(スパイスを多く使った鶏肉のスープ。ソトはスープでアヤムが鶏肉の意)を日本に広めたい、という下村氏の思いがこのスープカレーになったのだが、そういうこともあってか、メニューの中心はチキン。ビーフやベジタブル、ポークやハンバーグなど多彩なトッピングメニューがあるが、初心者ならシンプルにチキンから始めるとよいと思う。柔らかく煮込まれていてなかなかうまい。
あ、あと、あやしげなマッシュルームもトッピングできる。まだ試してないが、いつかは試してみたい(ちょっと怖い)。

辛さの名付けがとてもユニーク。
一番マイルドなものから7段階。

覚醒、瞑想、悶絶、涅槃、極楽、天空、虚空。

感じとしては、悶絶が涅槃から大辛、激辛、超辛、と来て、虚空はわりと別世界かな。
虚空を頼むと店員に体調や覚悟などをしつこく聞かれ、それでも初志貫徹すると、食べる前に「行ってらっしゃい」と言われる(笑)。まぁそのくらいは辛い。ちなみに辛さがアップすると具の量もアップするので食べ応えはある。
ボクは涅槃、極楽、虚空と食べたことがあるが、涅槃あたりが一番おいしさがわかる印象を持った。

店主の下村泰山氏は本も出している。
「Magic Spice 〜魂の旅、アジア、医食同源そしてNYへ」
札幌で人気店だったレストランを閉め、タイ旅行が当たり、バンコクで誘拐され、人生観がかわり、ソトアヤムを日本に紹介しようと決意し、スープカレーの店を作り、と、彼の強烈な半生が綴られている。

東京店は2003年8月オープン。
短期間に食べ比べてみたが、味はほぼ一緒。
独特のインテリアも雰囲気も引き継がれている。


2006年9月初訪問。再訪数回。


札幌店:

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下北沢店:

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2007年09月08日(土) 23:13:26・リンク用URL

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