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印度風カリーライス

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東京都中央区日本橋室町3-4-1
電話非公開
10.30〜15/土日祝休
銀座線三越前駅で降りてA10の階段を上がってすぐ。千疋屋のはす向かい辺り。
たまに不定期長期休業するので注意。


※2007年6月8日に閉店。残念!※


カレー。
この店には名前がない。誰もこの店の正式名称も電話番号も知らないのだ。でも日本橋周辺では超有名店。玄関横に「印度風カリーライス」と書いてあるのでみんながそう呼んでいる。
ただし看板には「珈琲」と書いてあるから、もしかすると店名は「珈琲」なのかもしれない(笑)。そのへんも謎。というか、何度も通っているけどこの店で珈琲を飲んでいる人を見たことがない。珈琲が本当に出されるのかも謎。

蔦の絡まる古い喫茶店、といった外観の、店名不明の店。しかし昼時は行列になっている。そしてカレーの香りがプンプン漂っている。そう、ここは開店以来50余年、「インド風カリーライス」一品のみ(店内メニューでは“印度”ではなく“インド”と書いてある。店外では"印度")で勝負している人気店なのである。

外も古いが中も古い。戦後からほとんど変わっていない感じ。なぜか教育勅語が飾ってあったり、店主手書きのカレー解説が書いてあったり、いろいろ楽しめる。
テーブル席に座って周りの“趣”を楽しみつつ「注文聞きにくるのかな」と待っていると、たいてい30秒もたたないうちにいきなりカリーライスが1人前出てくる。だから珈琲を頼む暇もない。辛さやら大盛りやらも選べない。

メニューはただ一つ、1200円の「インド風カリーライス」のみ。
無骨に大きく切られたにんじんやジャガイモ、そして豚肉がこぼれそうにゴロゴロと入っている。カレーソースもお皿から溢れそうに盛ってある。見た目が雑で、決してうまそうではない。例えてみれば、ぱっと見、純日本風家庭カレー。でもカレーソースは小麦粉を使用しないさらさら系で、お皿から立ち上るスパイスの香りはインド風。内装の古さと相まって、なんだか不思議な感覚だ。

食べる前からスパイスの香りがお皿から強く立ち上る。一口食べると、最初は唐辛子の香りがかなり強く感じられ、そのあといろんなスパイスの香りが複雑かつ鮮烈にひろがってくる。奥の方に野菜の甘みもちゃんと感じられる。スパイスの調和感もちょうどいい。にんにくも強く香る。おもしろいなぁ。うまいなぁ。食べているうちにどんどん好きになっていくタイプの味である。

これはクセになるなぁと思っていると、じわじわと後から辛さが襲ってくる。
辛さに強い人でもヒーハー言ってしまうくらい辛い。
もちろん世の中にはもっと辛いカレーもある。しかし、古い喫茶店という見た目の印象から、もっとマイルドなカレーが想像されるのだ。覚悟しなかった人には辛すぎるだろう。そんな人への用意だろうか、テーブル上になぜか粉チーズが置かれているので、これをかける。少しだけ舌の炎が軽減する。

まぁ好みがハッキリわかれるタイプのカレーかもしれない。1200円という値段も、ちょっと高く感じる向きもあるかもしれない。
ただ、ここのインド風カリーライスを食べた後の爽快感は他とは比べがたいのである。なんともいえずリフレッシュして店を出られる。こういうカレーはそんなにない。
ただ、欠点としてはご飯がベチャベチャなこと。ご飯が改善されたらもっとうまくなるんだけどなぁ…。

実はこの店の真の使い方は「真夏の食欲不振時に大汗をかきながら食べて復活する」なのであるが、真夏にそれを実行すると汗だくになりすぎて午後の仕事に差し支える(同僚やクライアントから汗くさいと嫌われる)。だからちょっと涼しくなってから行くことをオススメする。ぜひこの爽快さを味わってください。

00年06月初訪問。再訪数回。


印度風カリーライス
※クリックすると拡大表示

2006年08月02日(水) 19:47:41・リンク用URL

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