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小春軒
東京都中央区日本橋人形町1-7-9
03-3661-8830
11〜14/17〜20(土曜昼のみ〜13.30)
日祝休
洋食。
こはるけん。明治45年開店の老舗洋食店。
ランチ時に人形町に行くと、たいてい「玉ひで」の親子丼に並ぶ長〜〜い行列にぶち当たる。その「玉ひで」のならびにこの店はある。行列を気の毒に思いながらいつもニコニコ入店する。だってみんながあっちに行ってくれるおかげで「小春軒」はいつも適度に空いているんだもん(行列があっても少し)。
なんでも初代の小島さんが「はる」さんと結婚したので「小春軒」というらしい。
もうそれだけで、ほんわかのどかな気持ちになりません? 「下町に小さな店を持つ」というふたりの愛と希望の結晶が、平成のこの世に至るまでずっと続いていて、そこで昼メシを自分が食べている不思議、みたいな感じ。ボクはいつもそれだけでシアワセな気分になったりする。
いま料理を作っているのは4代目。メニューはたくさんあって、いっつも迷うのだが、ボクはメンチカツライス(750円)かカツ丼(1200円)のどちらかを頼むことが多い(冬は牡蛎フライも多いけど)。
メンチカツは味も形も上品至極。たいていはメンチカツを食べると少し胃にもたれたりするのだが、ここではそうなったことがない。とても丁寧に作ってあり香りも高い。この店の真面目な姿勢が滲み出たメンチカツなのだ。
ただ全体に量が少なめなので、ちょっと物足りない方もいるかもしれない。そんな場合は、コロッケの単品追加(1個130円)も可能。これも美味いのでオススメする。
そして、カツ丼は実に特徴的。見た目でこれがカツ丼だと思う人はまずいない。
フタをあけるとまず野菜が現れる。デミグラスソースで炒め煮にされたピーマンやニンジンやジャガイモだ。うーむ、これは何丼だ? 野菜の下に、なにやら白い物体が見える。それはなんと目玉焼き。卵でとじずに半熟目玉焼きが載せられているのだ。そしてその下にやっとカツが見えてくるのである。
これがですね、独特の美味でクセになる。
野菜の旨味がカツと合わさって、カジュアルな美味に仕上がっているのである。山県有朋のお抱え料理人から独立した小島さんの本格的カツ丼に、きっと「はる」さんが下町家庭っぽいアレンジを提案したんじゃないかなぁ、とか想像しながら食べると、より美味く感じる。
店のモットーが壁に貼ってある。
「気取らず、おいしく」。
気取らずおいしい、小島さんと「はる」さんの洋食。ぜひご賞味あれ。
04年7月初訪問。再訪多数。
2006年08月04日(金) 19:59:54・リンク用URL
@satonao310