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イリッサ

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東京都品川区小山3-19-5
03-3786-5332
17〜24(土日11.30〜15/17〜24)
月休


チュニジア料理。

武蔵小山駅前ながらも場末っぽい飲屋街にポツンとある、手作り感漂う小さな小さなレストラン。
シャビーなカウンター。チープなテーブル席。狭いトイレ。二階は見ていないがたぶん非常に素朴な造りだと思う。でも、料理は現地っぽいし、なんだか「がんばれ」と声をかけたくなる店だ。

チュニジアから来日したメリティーさんという若い女性がひとりで切り盛りしている。
味もたいへん良かったが、なによりもこのメリティーさんがいい。彼女のお人柄と夢と愛情が店の中に溢れている。食べながらなんだか胸が熱くなった。

2004年の浜名湖花博にはチュニジア・ブースがあり、そこで料理を作るシェフを決めるためにチュニジアで料理コンテストがあったらしい。結果それはとても倍率が高いコンテストになり、100人以上の候補者が集まったという。メリティーさんはその高倍率を見事勝ち抜いて来日し、そこで料理を作り続けた後、原宿の「ハンニバル・デュー」でシェフを務め、昨年末に独立してこの店を開いたのである。腕も確かだが、なんというか、遠き異国でたったひとり、チャレンジを繰り返して着実に一歩ずつ夢を実現していっている姿に感動する。

アフリカ大陸のチュニジアから見たら、日本はファーファーイーストのちっちゃな異文化離島である。そこに女性ひとりでやって来て、小さな店を構えるに至ることがどれほどハードルが高いことか。

日本語はまだまだたどたどしく、意志の疎通は難しい。場末っぽい飲屋街のせいもあって行った日も「酒飲ませろ」系の酔客が入店してきて大変だった。場所柄、チュニジア料理がどういうものかなんて興味もない客たちも多いだろう。でも彼女は母親に教わった家庭的チュニジア料理を毎晩ニコニコ寡黙に作り続ける。

舌だけでなく、心がおいしい店だった。

いや、料理ももちろん良かったよ。
おばあさんやお母さんから受け継がれたチュニジアの家庭料理を再現している。やさしく温かい味。スパイスの使い方が穏やかでパンチはないが、滋味触れる感じ。
サラダ二種。チュニジアの国民食ブリック。トマトソースとサフランソースのクスクス。チュニジア産の黒い種を練り込んだ自家製のパン。ヒルグマ(羊の蹄の煮込みサフランソース)。特にヒルグマはうまかった! ただ、ヒルグマに関しては前日までの予約が必要なので注意。
チュニジア料理なんかわからない、という方が大半だと思うが、メニューに説明がついていてわかりやすいので安心できると思う。

ボクはこういう店に弱い。胸が熱くなる。
応援も含めて、オススメしたい。


2007年5月訪問。



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2007年09月02日(日) 8:50:09・リンク用URL

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