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フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルトゥーナ

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東京都東京都目黒区中目黒4-8-12ディモーラ中目黒1F
03-3719-7755
12〜13.30/18〜21/火・水昼休
夜コース:15000円(グラスワインセット:5000円)
昼コース:5000円、15000円(グラスワインセット:2000円、5000円)
カード可


イタリアン。
長い長い店名は「幸せをつかさどる小さな葉」の意味。
Fogliolina Della Porta Fortuna.

広尾「マリーエ」や銀座「ラディーチェ」で鬼才シェフとして有名になった小林幸司シェフがひとりで作ってひとりで給仕するひとりの城である(ボクが行ったときは奥様も出てこなかった)。
聞けば奥様がその夜のテーマを決め、それをもとに小林シェフがコース+料理+ワイン+パンを構築していくという。「ひとりで仕切れるのは8人が限度」ということで全部で8席しかない(予約のみ)。基本的に1組貸し切りのリストランテ。

重い扉を開いて暗くて狭い閉鎖空間に入店すると最初は少し戸惑うが、慣れてくるととてもくつろげる空間だ。無機質ではあるが他人のリビングにいるみたいな温かい空気感でなかなかいい。絵すら飾られていないが、これは「食事と会話に集中してほしい」というシェフの狙いらしい。ちょっと怖い気もするが、まぁ落ち着けるのでOK。

料理はイタリアン懐石とでもいうのか、ごく少量ずつ10皿ほど出てくるおまかせコース(15000円)のみ。
それぞれの料理にワインと自家製パン(これがまた異様な完成度)がマリアージュされて添えられる。たぶんBGMも料理に合わせて考えられていると思われる。
例えば鮨はたった一貫で完成された小さな世界を持つが、それに似た印象を持つお皿が続く。しかもある意味実験的で野心的なのに完成度が高い。スプーンの上に全部乗ってしまうほど少量だが、味として完成されているから口の中は美味でいっぱいになる。いや〜幸せだ。というか、エルブジなど崇めてないで日本のこの店にもっと光を当てたらどうなのだ!? →マスコミ

噂によると二度と同じ料理は作らないらしい。まさに一期一会の味である。
ただ、少量である分、たとえばメインのホロホロ鳥のローストなどはチカラ強い肉の旨味が感じにくかったし、お腹も「もっと食べさせて!」と不満を表明する。オカワリはないのか!と叫びたい気分。美味を感じるために必要な量というのがあると思う。せめて三口くらい食べられるとまたメインの印象も変わっただろう。

ワインは料理に合わせて一本ずつ開けてくれるが、6〜8人くらいで行くとグラスに少量しか行き渡らないから思わず追加してしまう。そうするとひと皿ごとに流れとマリアージュを考えてワインを出すシェフの思惑を裏切ることになり心苦しい。
また、料理の間もわりとあく上に、少量だからすぐ食べ終わってしまい、お腹が空きまくって困る。会話の盛り上がりを遮るように料理の説明が始まることもある。そのような少しずつの居心地悪さがあったりして、どうも客本位のリストランテではない、ということに気づいてくる。

そう、ここは小林シェフの芸術を一方的に味わう場所なのだ。そのオリジナルなプレゼンテーションを心開いて受けに行く場所なのだ。だからサービス料も取らないのだ。と、割り切ってワクワクと店を訪問するのが一番いい使い方なのだと思う。

小林シェフはひと皿出すごとに異様に詳しい料理の説明をすごい早口で一息にする。これはある種の「芸」になっていてとても楽しい。これも小林ワールド。客はそれらを楽しむためにこの店までわざわざ出向く。そんな店があってもいい。

04年5月訪問。


フォリオリーナ・デッラ・ポルタ・フォルト
※クリックすると拡大表示

2006年01月24日(火) 22:50:19・リンク用URL

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