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ラ・コロンバ
東京都港区西麻布4-6-5
03-3797-5086
17〜23/月休
8000円〜
イタリアン。
その昔、九段のフェアモントホテルの北側に「ラ・コロンバ」という伝説の一軒家レストランがあった。
石造りで、入り口に今日仕入れた素材を並べたそこは重厚かつスノッブで、まだ若かったボクをびびらしたものだ。味もとても良かった。
何回か行ったのはもう20年近く前になる(1983年くらい)。
でもまだ覚えている料理があるくらい印象的だった。行くたびに感動を新たにした。当時としてはダントツのイタリアン・レストランだったと思う。
でもその店はいつかなくなってしまった。
思い出も消えてしまった。
その「ラ・コロンバ」が、1999年、当時のメンバーで西麻布の地に再開したというので、思い出をいっぱい持って早速出かけた。
焼き直しとはいえ「新しい店」である。
あの一軒家の雰囲気はないとはいえ出来立てホヤホヤなのである。
でも何故だろう。すべてに古びて見える。
当時の店から持ってきた調度品もあるようだが(例えばドアとか)、それらの問題ではない。
敢えてクラシックに運営しようとしているのかもしれないが、そのせいでもない。
空気。
空気が淀んでいる。
活気や覇気、そういったものがここにはあまり見られない。伝統を意識しすぎているのかもしれない。
料理もクラシカルなもの。
軽快な料理が流行る中これはこれで見識であるが、でも「楽しさ」がない。さすが!とうなる皿がない。
コースは6500円と8500円の二種。
アラカルトが充実しているからアラカルトから頼んだ方が楽しいかもしれない。
古くさいレイアウトのメニューから選ぶ時間はなんだかタイムスリップしたような感覚を覚えるが、それを助けてくれるサービスがいないのが残念だ。
そう、例えば歳をとったメートルが丁重なサービスをしてくれていたら、それだけでもこの店はある意味生き返るかもしれない。
クラシック、という特徴が全面に出てきて、それはそれで印象的なリストランテになるはずだ。でもサービスは若く要領を得ない。インテリアは新しいのに古びている。
ボクは「ラ・コロンバ」という名前を愛している。
今回はその愛に応えてくれなかった。ボクが変わったのか、時代が変わったのか、店が変わったのか…。
またいつか再訪してみるつもりではあるが。
1983年ころ初訪問。再開してから1999年11月に再訪。
※2005年春に初代オーナー林勝彦氏が長い長い現役から引退し、2代目に受け継がれたようである。
この雰囲気と伝統を受け継ぎつつ、新しい再生に期待したい。
2006年01月02日(月) 11:07:17・リンク用URL
@satonao310