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竹慈庵なかだ

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東京都渋谷区松濤2-13-12
紹介制なので電話は不掲載。
18〜
水休


割烹。ちくじあん なかだ。
完全紹介制なので、ここで紹介しても行けない方が多いと思うが、記録のために。


渋谷の松濤にある一軒家割烹。
「千一夜だけの営業」で話題の店でもある。2008年5月一杯で営業終了する(追記:多少延びたみたいで7月までやるようだ)。2007年2月17日に行ったら、壁に四七○日と書いて貼ってあった。あと470夜で店を閉める、ということらしい。

富山のフレンチ・レストラン出身のご主人が作る創作和食はなかなかよく計算されていて、とってもおいしい。創作料理をあまり好まないボクではあるが、ここのは瞠目した。完成度が非常に高い。

料理はフレンチの技を随所に取り入れている。
ボクが行った夜は、冒頭から走りのホワイトアスパラを千切りしたサラダ(なます)で驚かせ、レモンのリゾット、新筍の姫皮スープでジャブを打ち、生フォアグラの酒粕漬けで右ストレート、生き血に潜らせた豚の薫製と田中泯さんの「みんじゃが」でアッパーカット、と、メリハリあるとても印象的な料理が続いた。うまいなぁ。唸るなぁ。

特に、レモンのリゾットと生フォアグラの酒粕漬けは、いまでも舌の上で味が再現できるほど。
生フォアグラの酒粕漬けは、銘酒「満寿泉」の酒粕にフォアグラを漬け込んである。日本酒とマリアージュする絶妙なるフォアグラ。

で、〆の「新玉葱ごはん」がまた絶品。
ご主人と話が盛り上がる同行者を横目に、女将相手に「おかわりください」「あ、おかわりを」「もう一杯お願いします」「すいません、もう一杯」「えっと、もう一杯いいですか?」「おかわり…」「すいません…」「ごめんなさい…」「まだありますか?」「…あと一杯だけいいですか?」と、食べ続け、最終的に十杯おかわりしてしまった(アホ)。まぁ小盛りではあるのだが、それにしても、ねぇ。でも遠慮しなければ15杯はいけたと思う(当日の客がボクたちだけだったので出来たことではあるが)。

これで15000円のコース。
もちろん絶対的には高いが、相対的にはかなりリーズナブルだと言わざるを得ない。料理だけでなく、食環境がまた素晴らしいからだ。

※2008年夏よりコースは20000円のみとなった。
 15000円のころよりトリュフを多用したりするようになったが、やはりわりと高い印象。
 20000円になってから一度行ったが、百合根トリュフまんじゅうが異様においしかった。

渋谷の松濤の一軒家で、入口に女将が待ち受けにこやかに迎えてくれる。奥に進むと白木のカウンターの静謐な空間。6名ほど座れるL字型の小さなカウンターのみ。その奥の庭沿いにテーブルが数卓しつらえてあるが、使っているのかどうか…。そして器がまた素晴らしい。骨董物を惜しげなく使っており、眼も楽しめた。

このシチュエーションで、紹介客だけ相手にして、これだけ質が高い料理で15000円なら安い。

ただし、お酒は値付けが高額なので注意。
リストを見ると、普通に5〜20万くらいのワインが並んでいて逃げ道はない。
当日はお願いしてワインを持ち込んだ。持ち込みも別料金を払えば可能。逆にその方が安くつくかもしれない。

食後は二階へ。
二階に上がるとまた別世界が広がっているのである。ソファに座り、キャンドルを灯して食後酒をチビチビ。極楽である。

結局6時間くらい貸し切りでくつろいだ。そう、その夜はボクたち男ふたりしか客がいなかったのだった。そういう夜もあるが、いつもは予約がなかなか取れないほどの人気だという。なにせ1001日しか営業しないのであるし。

ちなみに、毎日のように献立は変わるようだ(生フォアグラの酒粕漬けは名物なのでいつでもある模様)。
創作料理なので、出来は献立ごとに相当左右されると思う。本当なら何十年も店を続けて、定番&スペシャリテを増やして「なかだ料理」を確立してほしいところであるが、3年弱ではそれも難しいだろう。

でもきっと閉店後もどこかで店をやってくれると思う。「満寿泉」の経営者(若旦那?)がいい意味の「お遊び」で資本を出した店だと聞いたが、その期間が終わってもまたぜひどこかで店をやって欲しい料理人である(できれば富山でなくて東京で:笑)。


2007年2月初訪問。2008年2月再訪。



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2007年09月01日(土) 10:32:09・リンク用URL

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