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鳥栄

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東京都台東区池之端1-2-1
03-3831-5009
17〜21/日祝休


軍鶏(しゃも)鍋。
とりえい。鳥榮という表記もされる。

1909年創業の老舗。
軍鶏鍋で有名、というか歴史的名店。獅子文六もたしかこの店について書いていた。そんな世界。
こういう歴史的名店は、気軽に行ったりせずに、自分の中の敷居を高くしておかないといけないんだろうなとか思っているのだが、どっちにしろ予約が全く取れないので同じことか。

冬は特に取れない。数カ月前(下手すると半年前)に電話しておかないとダメだろう。
夏はわりと取りやすい。なぜなら「冷房がないから」。はっきり言って死にます。おばちゃんが真っ赤に熱した炭を持ってきてテーブルの真ん中の火床にくべるのだが、くべた瞬間に大汗が出てシャツなんか絞れるくらいになってしまう。冬でも汗かくくらい熱いのだから、夏は地獄だ。でも、それでも「夏でもいいから行こうかな」と思ってしまう店ではある。


ここの軍鶏は一口「なんだろう、これ」と遠い目になってしまうような軍鶏なのだ。
うまい。実にうまい。メインはつみれだが、つみれに至るまでのいろんな軍鶏がまたうまい。

と言っても、焼き鳥などは出てこず、基本的に鍋のみ。
軍鶏肉に豆腐とネギだけの超シンプルな鍋を計3回たいらげることになる。

まず、炭火でうすい鉄鍋のスープを温め、そこに軍鶏のいろんな部位を入れて食べていくのだが、おばさんが持ってきてくれた軍鶏肉の美しさが尋常ではない。赤、ピンク、オレンジ、深紅、といろんな色の饗宴。胸が期待で高まる。
軍鶏の質がいいので、しゃぶしゃぶみたいな熱し方の方がおいしく感じる部位もある。もも肉を長めに煮ている間に、胸肉やささ身、レバーなどを各自好みで煮ていくのだ。

だいたい2回転ほど鍋をたいらげて、鉄鍋のスープに少し塩で調味して「うまいねぇ」とか言いながら飲んでいると、真打ちの「つみれ」が大皿に盛られてやってくる。
スプーンで自分で作っていくタイプだが、この香りには本当にまいる。うまうま。

で、最後に鉄鍋のスープでご飯を食べるのだ。

この超薄味で絶妙なスープで食べるご飯がまた異様にうまい。
最初は物足りないかなぁと思うのだが、食べ進めるに従って「あぁこの薄さでやっぱりちょうど良かったんだ」とそのバランスに感嘆する感じ。

ご飯にかけて茶漬け状にするのだけど、滋味溢れてホントうまい。あ、それと漬物もとてもうまい。


ちなみに、わりと若い人にはわかりにくい味かもしれない。
ある程度の年齢になると、この滋味溢れる味が大好きになるのだが、ボクが若かったら少々物足りないと感じたかもしれないとちょっと思う。


周辺はラブホテル街。不忍の池が近いが、そんなに趣がある立地ではない。
その中にいきなり現れる古い日本家屋。看板もなく、初めてだと戸惑うだろう。
1階が厨房で2階がお座敷。4テーブルくらいだったかな。
とても趣深い古い一軒家だが、次の大震災は越えられないかもしれない。
いつ大地震が来るか心配だ。「大地震が来ること=鳥栄がなくなってしまうかも」という図式。やっぱり予約が取りにくくてもがんばって取って行こう!


03年11月初訪問。毎年一回くらい再訪。(上記は05年11月の感想)


鳥栄
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2006年08月24日(木) 0:43:49・リンク用URL

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