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京橋恵み屋

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東京都中央区京橋3-4-3
03-3272-8616
11〜14/17.30〜23(土11.30〜15/18〜22)
480円〜
日祝休


蕎麦。
「立ち食い 立ち飲み 十割蕎麦」が売り。昼は安い立ち食いそば屋で、夜は安い立ち飲み屋である。
岡山の丸本酒造(株)が出店している。


この店は何度か行き直した。
うまい、と思う気持ちと、そんなはずない、という気持ちの狭間で揺れたのだ(笑)


ボクは「さとなおの好きな店リスト」「蕎麦について」のコーナーで、

ボクにとって蕎麦とは“香り”。
蕎麦の香りを重視すると、「蕎麦の仕入れとその保管」そして「自家製粉」に行き着く気がする。
蕎麦打ちの腕の違いよりも大きくものを言うのが蕎麦の実(もしくは蕎麦粉)の仕入れ。そしてギリギリまでそれを保存した上での自家製粉。
適切な時季に適切な地方の適切な生産者から仕入れて、保管をちゃんとし、店に出すその日に自家製粉している蕎麦屋は、腕がまぁまぁレベルでも、香りについては相当満足行くのでは(香り重視のボクにとっては)、と考えている。

みたいなことを書いた。
腕よりも、仕入れと保管である、と。


この店は、ある意味、それを証明するような店なのである。だって機械が打つんだもん。

そう、ここは蕎麦を手打ちではなく、機械で打つ。
しかも包丁でカットするタイプの製麺機ではなく、圧縮空気で押し出す式の製麺機。

厨房の奥を覗くとそのヌードルマシンがある。
蕎麦玉をそのままマシンに放り込むと、それがところてんのように押し出されてくるのだ。そして沸騰したお湯にボチャボチャと落ちていく。茹では数秒。すぐ上げて水で〆れば出来上がり…(これって韓国の冷麺と同じマシンか、もしくはその応用かも)。

切るという工程がないという意味ではこれはもう「蕎麦切り」ではない。
あえて言えば「蕎麦パスタ」かな。


で、出来上がった蕎麦がちゃんとうまいから恐れ入る。
マシンでここまで出来てしまうんだ…、と深く考えさせられる味。
これはこれ。こういう蕎麦として、ちゃんと完成されているのである。
香りは強く出てくるし、コシもちゃんとある。マシンの押し出しが均等ではないのか、適度な太さのブレがあって、これもいい雰囲気になっている。
しかも480円で量もたっぷり。2000円近く取って超少量な某店を小一時間くらい問い詰めたくなる。


聞けば自家製粉ではないらしい。
前日に挽いた国産蕎麦粉を仕入れているとのこと。
前日に挽いた粉とはいえ、練り・こねの工程を一気にやり、一気に押しだし、一気に茹でるという速攻技で蕎麦粉のパフォーマンスを最大限に引きだしているということだ。なるほど…。

まぁ、つゆはちょっと平たい味でもう少しだし、蕎麦は断面の関係かひっつきまくっるのだが、480円でこれだけの味と量が楽しめるのはさすがなもの。コストパフォーマンスは最高だ(あえて言えば、立食い&機械打ちなので300円くらいにしてくれればもっといい)。

ちなみに「恵みもり」の他に「ダッタンもり」もある。
中国の韃靼地方で栽培した蕎麦を普通「韃靼そば」というが、これは国内産らしい。ルチンが普通の蕎麦の100倍というのが売り文句。夜の居酒屋メニューもわりと充実している。


哲学者の如く蕎麦を打つ脱サラ系職人は、一度ここの蕎麦を食べて肩のチカラを抜くといいな、とちょっと思った。

04年10月初訪問。再訪数回。


京橋恵み屋
※クリックすると拡大表示

2006年08月22日(火) 9:08:49・リンク用URL

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