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居酒屋Jolly
東京都中央区銀座7-3-15
03-3573-0424
4000円〜
バー。
居酒屋と名乗っているが、バーである。
店を始めるにあたってご主人が「銀座とはいえポケットマネーで飲めなくちゃおかしい」と考えたらしいから、「居酒屋」という名乗りはその精神に基づいているのだろう。
もしくは「銀座でバーを名乗るのもおこがましい」という謙虚な姿勢の産物か。
ある意味とっても銀座っぽい「大人のバー」なのだが、精神はあくまでも「カジュアルな居酒屋」なのである。その「落としどころ」が理解できる客には実に落ち着けるいい空間になるだろう。
1981年に柴辻吉明さん(おでんの「やす幸」のご長男)が脱サラして奥さんの叙子さんと娘さんの3人で始められた店らしいが、当のご主人自身が1992年に亡くなり、いまでは叙子さんひとりで切り盛りされている(数年前までは娘さんもよく手伝いに来ていた)。
叙子さんはとてもお洒落で上品。もうそれなりにご高齢だが、その品のいいお話しを聴いているだけで疲れが取れる。
有名なところでは故・山本夏彦が常連だった。
そう、彼が常連になるようなバーなのである(わかる人にはわかると思う)。2002年10月、彼が亡くなった翌週の夕刊に、柴辻叙子さんのインタビューが大きく載った。そのくらいは行きつけだったようである。毎週木曜の夜にふらっと来られてウイスキーをチビリチビリと飲んで、ご機嫌で市川までお帰りになったとか。
お酒はいろいろあるが、基本的にウイスキー、それもNIKKAの「FROM THE BARREL」と「PURE MALT」がメインというのも珍しい。
食事を頼むとビーフンを作ってくれる。娘さんがいるときはもっといろいろバリエーションがあるみたい。ちなみに娘さんがボトルに描く絵はプロ級。
ちなみのちなみに店名の「Jolly」はラグビーでよく歌う歌「Jolly Good Fellows!」から。ラグビー部だったダンナさんにちなんだ店名だと聞いた。
L字型のカウンターとテーブル席。全体に黒っぽいくすんだ内装。外観は山小屋風。ちょっとノスタルジックなとてもいい店である。上手に年齢を重ねて、こういう店の常連になりたい、と思わせる感じ。
銀座で二軒目にさらりと上品に飲みたいとき、ボクはここを候補に入れる。
落ち着けるし、ある意味とっても「銀座」を感じる店だ。
電通通りのヤナセを入って右に曲がってすぐ右側。
99年8月初訪問。再訪数回。
2006年01月02日(月) 22:40:35・リンク用URL
@satonao310