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さとなおの行った店リスト 関西
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--現在603店--
| 鮨 |
北新地まぐろ亭(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-15
鮨。男1500円、女1000円で時間制限無し食べ放題の回転寿司屋。日本一の売り上げ(98年当時)を誇る超有名店ゆえ行ってみた。別にこの手の店の存在価値を否定する気はない。回転寿司自体も全然否定しない。ただ、あんまりな味だった。それだけ。そのうえ食べ放題とはいえタネは圧倒的に種類不足だし、ケーキやらなにやら余計なものが多すぎて、1500円が非常に高く感じられる。これならそこらの鮨屋で並握りをふたつ頼んだ方が満腹になるし値段も倍は違わない。そして100倍くらい美味しいだろう。ここより良心的な回転寿司屋は世の中にいくらでもある。なにがそんなに人気なのかココばかりは理解不能。食べ放題とは言え、本当に種類がない。どうなっているのだ。98年9月。※閉店。
松本(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-8
鮨。小料理的な鮨屋で、握りも出す、という感じ。一品メニューが豊富なのでボクは小料理屋として利用することの方が多い。惣菜系の方がうまいのだ。握りは仕事をしたものではないが素材はいいものを使っている。鮮度重視系。タネで勝負している。職人の感じは良い。以前は昼のランチがお得で良かったのだがやめたようだ。97年12月。再訪数回。
※いまはどこかに移転した模様。
西本(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-9黒井ビル3F/06-6348-1147/18〜21/日祝休/10000円〜
鮨。北新地では一番ではないかと評判を取っている店。小さい店だが活気に溢れている。つまみがかなりおいしい。タネ箱の中は魅力的な素材で溢れ、期待が膨らむ。ただ、握りは新鮮なタネとシャリのバランスが悪いのが残念。やはり新地だけあって「つまみでお酒」中心なのかな。初めて行った時「まず鯖とサヨリを切ってください」と頼んだら、鯖の次に穴子が出てきた。思わず「サヨリ?」と笑って聞いたら「そんなサヨリどこにもありませんよ」と言う。んー。頼みもしないものを(それも初めての客に)出してはいけない。ちゃんと勘定つけてたし。全体的に誠意ある店だっただけにそういう点が残念。接待客と社用族に馴れてしまっているのだろう。なお、お持ち帰りの太巻きは美味。新地本通りの一本北の筋。永楽町通り。98年1月。
写楽(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-3-24 エスパス北新地20ビル/06-6344-2808/17.30〜27/日祝休/3000円〜
鮨。東京、名古屋、大阪、仙台、札幌と広がる大チェーン店。北新地の第一号店と第三号店に続けて入る機会があったが、どちらも同じ様な味(当たり前か)。仕入れが一緒なのだろうし。店員の腕も画一的な印象だ。厳しく言えば回転寿司よりはましな程度かな。ただ、安いので腹一杯食べたい時は重宝するし、職人さんが明るいのが救い。深夜に数軒目でワーッと遊びに来るにはいいかもしれない。タネが全体的に渇き気味なのを何とかしてほしいと思う。北新地内に第一から第四号店まで4つある。98年4月。
奴寿司(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-6-16ホテル阪神B1F/06-6455-0088
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
幸寿司(福島)
大阪府大阪市福島区福島聖天通り商店街
鮨。1985年くらいから95年くらいまで、昼にものすごくお世話になった鮨屋。聖天通り商店街の中ほどにあり、古くて小さなカウンターのみの鮨屋であるが、意外といいタネを用意していておいしい。一半(一人前と半分)でお皿三枚、約15貫。これで1500円ほど。きちんと活け海老を使っていたりする。つるっぱげの素晴らしい佇まいのご主人は途中から店に出なくなり、息子さんのみになったが、それからはあまり行っていない。95年12月。再訪多数。
ゑんどう寿司(福島)
大阪府大阪市福島区野田1-1-86中央卸売市場内/06-6469-7108/5〜14/日祝休/4000円
鮨。つかみ寿司で有名。温かい酢飯を使ってつかむように握ったその鮨はタネがいいこともあっておいしいが、握りというより「おにぎり」に近い感じ。タネと酢飯をゆるくつかんだだけ。小うるさく言えば鮨とは別物なのだが、うまいからOK。というか、もともと忙しい市場で生まれたものなので、これはこういうものなのだ。ボクはわりと好きである。ちなみにここのアジ棒・穴子棒はうまい。上まぜ(握り盛り合わせ)ふたつとアジ棒を食べてお腹一杯というのがいつものパターン。
中央市場店は早朝〜昼で閉店してしまい、一般人が食べにくいこともあり、京橋に支店が出来た。京橋「京阪モール」内(06-6352-5564/11〜22/第1・3木休)。99年2月。
ざこば鮨本店(福島)
大阪府大阪市福島区野田4-3-24 野田商店街/06-6461-1625/10〜21/第3火休/2000円〜
鮨。その昔、京町堀、江戸堀付近は雑喉場(ざこば)といわれて魚介類を扱う場所だった。たぶんそこから店名が取られたのだろう。中央卸売市場の西口横にあるだけあって、鮮度は抜群。魚臭さもない。酢飯もタネも大きめでわりとバランスがとれている。タネが大きすぎる鮨が握りが多い中、ちゃんと口の中での溶け具合を考えている感じ。酢飯は甘めなのだが、タネがそれに上手にバランスしていておいしい。そしてなにより安い。なんとなく先入観をもって避けていたが、全体に思ったよりずっといい店だった。店内は安っぽいし流れる演歌に面食らうが、安くわさわさ鮨を喰らいたいのであればおすすめ。00年4月。
小好鮨(梅田)
大阪府大阪市北区芝田1-3-12/06-6372-5747/18〜23/日祝休/5000円
鮨。「こよしずし」。角地にあり、戸を開けるとすぐ客の背中。こぢんまりと言うよりちょっと狭苦しい店内。清潔ではあるのだが生臭い匂いが強くするのが玉に瑕。なかなかつらい。しょうゆでなく塩で食べる鮨。タネはでかく酢飯とのバランスはあまりよくない。タネの温度と酢飯の温度もバラバラ。人気はあるようだがボクの好みには合わないようだ。たまごはまぁまぁ。ただとても安いのはうれしい。95年4月。
すし半千八(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-21お初天神ビル1F/06-6361-7005/11〜14/17〜23/日休/6000円〜
鮨。一貫100円からある良心的な店。合鴨の握りなど珍しいのもある。それなりにいい握りもあるが全体にまぁ普通かな。安心して食べられていい店だが…。特に印象に残っているのは太刀魚のあぶり握り。お初天神の北側入り口横。99年2月。
門黒本店(十三)
大阪府大阪市淀川区十三本町2-3-10/06-6301-4755/12〜23/日休/3000円〜
鮨。十三にある古い鮨屋。ざっくばらんながらもいい雰囲気の店でおいしい空気が漂っている。20代中盤で入店してもあまり怖じ気づかずに済む貴重な店で、ボクはよく通った。鮨よりも刺身が売りだし、実際、握りよりいいと思う。天然物をばんばん贅沢に切ってくれる上に安いのだ。それに比べると握りはもうひとつ。鮮度が勝ちすぎて酢飯とのバランスが悪い。まぁ全体にとても安いので文句はないのだが。94年10月。再訪数回。
吉野寿司(本町)
大阪府大阪市中央区淡路町3-4-14/06-6231-7181/11.30〜20.30/土日祝休/3000円〜
鮨。本来は「吉野すし」の「すし」は難しい字である。天保12年(1841)に創業した大阪寿司の老舗。店名のショルダーコピーに「二寸六分の懐石」とある。つまり、二寸六分の独特の押し型を使って、鯛すし・穴子すし・こけらずし(玉子と海老)を別々に押し、六等分したものを二切れずつ合わせて「一枚」(一人前:1550円)とするらしい。その中には酢の物・蒸し物・焼き物・煮物がすべて入っている、という意味で「二寸六分の懐石」なのだろう。その押し寿司がやはりいい。まずは見た目が非常に美しい。絵巻物のようである。ただ、味はわりと普通。見た目よりは甘くないが、意外と普通、というのが正直な印象。袱紗や巻き寿司と合わせて大阪土産としてお持たせするにはとても喜ばれるが。98年4月。
乾山(京橋)
大阪府大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ3F/06-6944-1575/11.30〜14.30/17.30〜21.30/無休/8000円〜
鮨。ホテル・ニューオータニ内にある鮨屋。「けんざん」と読み正確には「けん」の字が違うが、コンピューターでは出ない。タネを重視しているようで、大振りのタネに小さめの酢飯。バランスがあまりよくなく、握りとしてはボクの好みではない。握りで食べるのではなく刺身で食べた方がボクにはいいようだ。高いものを頼まず一貫ずつ10ほどお茶で食べて9000円ほど。まぁホテルだから仕方ないけど、高いなぁ。大阪だと高く感じる。同じホテルでも、帝国ホテルの「久兵衛」の方が数段上な印象。98年5月。
久兵衛(天満橋)
大阪府大阪市北区天満橋1-8-50帝国ホテル24F/06-6357-1388/11.30〜14.30/17.30〜21.30/無休/6000円〜
鮨。帝国ホテルにある銀座の名店の支店。さすがに江戸前で関西では置いていないことも多いコハダもある。握りは本店同様小振りであっさり。タネと酢飯のバランスがよく美味しい。一貫ずつ、コハダ、こあじ、鯖、あおりイカ、生とり貝、煮ハマ、赤身、青柳、平貝、梅シソをお茶で食べて税込み4735円。高いのを頼んでいないこともあるが、質を考えれば安いと思う。ただかなり客層が下品めなのが玉に瑕。香水・タバコ・大声…。まぁこれは大阪自体の問題でもあるのだが。98年5月。
元祖○政(江戸堀)
大阪府大阪市西区江戸堀1-23-33/06-6441-4258/11〜20.30/日祝休/5000円
鮨。「まるまさ」と読む。大阪寿司の老舗。丁寧に手をかけた押し寿司で穴子、太巻きなど滋味あふれる系だ。もともと江戸前の握り鮨の方が好きなのでそれほど感動はなかったが、それでもとても真面目にしっかり作っている。以前の店舗はとっても趣があったのだが、引越してからそれがなくなったのが残念。95年7月。再訪数回。
新町冨久鮓(新町)
大阪府大阪市西区新町1-23-12/06-6541-3889/15000円
鮨。握りの前にいろいろ料理が出てきてそれでお腹が一杯になってしまう。全体に高級素材のオンパレード的なつまみ群。そういうのが好きな方にはたまらないだろう。それに比べて握りはもうひとつ印象に残らない。巨大なタネで握るタイプ。名物に一匹使いの穴子の握りがあるが、ネタが巨大すぎかも。全体にご主人主導でどんどん進み、どちらかというとご主人に客が気を遣って進行していくタイプの店。料理系は良いのだが…。冬はふぐちりもするが特には印象に残らなかった。全体的に高額でもある。96年10月。
末廣鮨(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前1-7-1道頓堀東映裏/06-6211-8341/17〜24/月休/6000円〜
鮨。明治時代からの老舗。もともとは大阪寿司の店だったのを戦後に江戸前に転向したらしい。玉子の握りなどにその面影が残っている。全体にタネがいい。だからここでは切ってもらって一杯、が正しいのかもしれない。握りももちろん標準点はクリアしているとは思うが、酢飯とのバランスはもうひとつ。口の中で一緒に溶けてほしい、と贅沢を思う。若い四代目がいろんな工夫をしているので今後が楽しみな店でもある。相合橋筋にあり周辺は下世話でエッチだが店は清潔。気持ちはいい。ちなみに今ではアメリカを中心に一般的になっている逆のり巻き(のりが中に来るタイプ)はここの先代が考案したらしい(この店では「うず潮巻き」と呼ぶ)。98年7月。
真砂屋(甲子園)
兵庫県西宮市若草町1-3-9/0798-47-8518/17〜23/水休/4000円〜
鮨。小さく素朴なお店だがとてもリーズナブルないい鮨を出す。「真砂スペシャル」というコースがあって、要はおまかせなのだが、4000円程度でいいタネを選んで握ってくれる。これが何と言ってもお得。握りはタネが横に長く、そんなに美しいとはいえない姿だが、安くてまぁまぁおいしいのでよし。甲子園方面の鮨としてはココがオススメ。98年3月。
大天寿司(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町5-20/0798-71-2116/11.30〜13.40/16〜19.40/月・第3火休/2000円〜
鮨。苦楽園口界隈では知らない人はいない有名店。苦楽園口駅前の道をからずっと来た左側にある。6年ぶりに訪れたが店内新装していてずいぶん明るくなった。相変わらず美味しそうな雰囲気が漂っている。ここはタネがいい。つまみでいろいろ頼みたくなる。でも握りになると酢飯とのバランスが悪くなるのが残念。例えば赤身など酢飯の3倍あるネタが乗る。賛否は分かれるところだろう。全体的にタネ・酢飯ともに甘めにまとめてあり、ファンが多いのもうなずける味。創作握りもとろけ系で若者受けしそうな感じ。でも、この店が特にいいのは値段の安さだろう。お茶で一貫ずつ12種類ほど食べて2000円ちょいだった。仕事をした江戸前鮨としてはもうひとつかもだが、安心して食べられる住宅街の鮨屋としてはかなりいいと思う。ただ、周辺に住む超おぼっちゃま小学生がカウンターに座って「うに、とろ、うに、とろ」と頼んでいるのに怒らない精神の強さが必要。あと行列に勝つ忍耐力も。98年1月。再訪数回。
鮨如月(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町6-14/0797-21-1234/11〜24/3000円
鮨。99年に出来たばかりの店。小振りで塩加減もよく、口の中でのほぐれ方もまぁまぁだが、まだ完成されていない感じ。ごく普通の印象。お若いご主人なのでまだ試行錯誤の途中なのかもしれない。真面目で誠意あるいい握りだと思ったがもう少し。白身はなかなかだったが、あとがついてこなかった。となりの公園の桜がキレイなので、春はいいロケーション。01年3月。
松葉(元町)
兵庫県神戸市中央区元町3-15-11/078-331-1669/20000円
鮨。ご主人と奥さんが2人でやっているカウンターだけの店で、客もごく少ししか取らない。佇まいがいい店だが中に入るとわりとカジュアル。この店のすごいところは仕入れ。厳選された素材は抜群だ。だからまず刺身が絶品。いろいろ工夫して調理して出してくれるのだがそれぞれにおいしい。ただ刺身や料理に比べると握り自体はもうひとつ。急に普通になってしまう印象。この店は感じのいいご主人と奥さんと話をしながら、刺身でおいしいお酒を飲むのが一番いいのかもしれない。あ、あと、かなり高めなので注意。97年5月。※奥さんが亡くなり、ご主人は店をたたもうとしたらしいが常連さんたちに引き止められ継続しているとのこと。もう80歳を越え、とてもわがまま(いい意味)にやられているらしい(笑)07年12月情報。
大槻(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通り2-6-15/078-331-7831/12〜14/17〜20/水休/6000円〜
鮨。神戸近辺ではトップクラスかなぁと個人的には思う。清潔かつ良い雰囲気で美味しい。品がよくバランスもいい。とてもいい店だ。ちょっとネタが大きめでシャリとのバランスを少し悪く感じるがそんなこと言い出したら神戸で行く店がない。タコの柔らか煮、穴子など仕事のされたものも美味しい。手のかかる新子などもちゃんと置いている。トアロードデリカテッセンの真裏。細い路地にある。予約がきかないらしいので早めに行くといい。97年10月。再訪数回。
鮨処 順(三宮)
兵庫県神戸市中央区小野柄通8-1-8 そごう神戸店新館2F/078-251-5855/11〜21.30/不定休/2000円〜
鮨。そごう新館の2階にある。江戸前の鮨屋で銀座が本店らしい。握りはそれぞれ標準的でうまいが、ここのオススメは「浜川丼」(1500円)と「ヅケ穴子丼」(2200円)。両方とも穴子が二本、丼からはみ出す勢いで乗っている。穴子の温度と酢飯の温度があわないのが惜しいが、「ヅケ穴子丼」は酢飯の中にヅケやタコやトビッコが隠されており楽しい趣向。丼にしては高いがまぁまぁ楽しめる。00年4月。
まるも(神戸)
兵庫県神戸市兵庫区中之島2-1-6/078-671-3555/11〜14.30/17〜20.30/日祝休/6000円〜
鮨。神戸の中央卸売市場の中にある市場鮨店。なので、タネの鮮度と雰囲気を楽しむ店だろう。握り自体はタネに負けていてバランスがもうひとつ。刺身でいただく方がいいと思う。季節によっては珍しい魚も出るので、よく大将に聞いて切ってもらうと良い。雰囲気がディープでなかなか良いのでそういうのを好きな方におすすめ。97年10月。
菊水鮓(明石)
兵庫県明石市桜町11-26/078-911-3513/11.30〜20.30/8000円
鮨。明治30年創業の大老舗。この店はよく通った。明石を代表する老舗鮨店だけあって仕入れルートは最高。明石の魚市場から届いた瀬戸内の捕れたての魚を握ってくれる。そうなると鮮度重視かというとそうでもなく、きちんと仕事をしたタネもある。酢飯とのバランスもなかなか良い。名物は穴子鮨で、新香巻きが特にうまい。店も清潔。雰囲気もよし。外観が料亭風なので、入るのにちょっと勇気がいるが、店員も職人もみんな優しいので大丈夫。この店でおいしい思いをするコツは「大将の前に座って握ってもらうこと」に尽きる。大将以外だと…ちょっと残念なときがある。95年1月。再訪多数。
鮨の増田屋(垂水)
兵庫県神戸市垂水区平磯1-1-23/078-752-1111/11〜20/火休/1000円〜
鮨。1949年創業の「増田屋」の2号線沿い大型店。休日ともなれば2号線がこの店に並ぶクルマで渋滞したものである。タネが酢飯の倍以上あるデカネタで人気。しかも激安。お好みで握ってもらっても一貫が90〜200円程度なので3000円も出せばお腹一杯になれる。タネと酢飯のバランスは悪いし、握りとしては回転寿司レベルではあるし、デカネタ系はボクは好きではないのだが、安いしでかいし腹一杯になるし、中途半端な鮨店に比べて幸せ度のレベルが違うのは確か。家族などで訪れると楽しいだろう。1987年ころ初訪問。再訪数回。
京旭屋(京都)
京都府京都市下京区JR京都駅内 伊勢丹B1F/075-352-1111(代)/10〜20
鯖寿司。朽木鯖街道の名店「朽木旭屋」の売店兼イートインが京都駅の伊勢丹B2Fに入っていて、持ち帰りもできるし、その場で食べることもできるようになっている。一番高い「真幻」(12600円)から3000円程度のものまでいろんな種類があるが、一番安いものでも十分うまい(むしろ脂のノリが良すぎない安いタイプの方が好きな人もいるようだ)。表面だけ炙った「あぶり」という商品もある。イートインでは普通のものと炙ったもののハーフハーフも食べられる。身が厚く、脂も適度でとてもおいしい。お土産には「鯖街道 花折」を買っていたが、京都駅で同じくらいおいしい鯖寿司が手にはいるのはうれしいかも。07年8月。
鯖街道 花折(京都)
京都府京都市左京区下鴨宮崎町121/075-712-5245
鯖寿司。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
いづう(京都)
京都府京都市東山区八坂新地清本町367/075-561-0750/11〜23/火休/2000円〜
鮨。鯖寿司の有名店。立地もよく趣ある店内もなかなかなので一度は訪ねてもいいかもしれない。ただ、ここでは鯖寿司しか食べたことがないが、鯖寿司に関してはいまや他の店で好きな店を見つけたので、そちらを知ってからは足が遠のいている。ちなみに夏の間は冷凍の鯖を使用しているようだ。鯖寿司以外にも、身鯖寿司(皮を除いた身の部分だけを使う)や御台所寿司(ちらし)、鱧寿司(かなり高い)などがある。なお、旅人にはうれしいことに、予約しておけば持ち帰り用の鯖寿司を朝8時から購入可能。お持ち帰り二人前3600円。97年11月。再訪1回。
さか井寿司(京都)
京都市中京区高倉通錦小路下ル/075-231-9240/11.30〜18.30/不定休/1500円〜
鮨。四条烏丸の大丸の裏手、錦市場の入口のところにある小さい小さい鮨屋。6人も座れば満杯だから少し時間を外していったほうがいい。酢飯を使った穴子丼(1400円)が名物。海苔を多量にかけて食べるのだが、穴子のとろけ具合と相まってなかなかのもの。盛り合わせ丼もいい。どちらもすごくおいしいというわけではないが、生活感があるこの空間の中、妙にくつろげて満足感がある。近所のおばさんが世間話をしに来たりしていて、その町に根づいた感じを味わうのがまた楽しい店だ。98年2月。
| 天ぷら |
天富(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-2大川ビル本館2F/06-6341-1959/12〜14/15〜22/日祝休/7000円〜
天ぷら。昼の天丼が「出汁をくぐらせるタイプ」のもので、大阪では珍しくなかなか良い。夜はどうだろう?と期待して出かけたが、比較的フツーであった。5500円と8000円のコースがある。5500円の方はコストパフォーマンスは良かったが、どのネタもあまり印象に残っていない。店員はみな感じが良いしご主人も一生懸命なので、今後に期待。00年3月。
むつごろう(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-10-16永楽ビル2F/06-6341-0377/11.30〜14/17〜23/日祝休/10000円
天ぷら。お昼の定食(日替わりで1000円)は丁寧に作ってありなかなかおいしい。お値打ち。だが、夜は高いわりにそんなに印象に残っていない。無難。お昼のレベルからしてかなり期待したんだけど、少し残念。ただ一品物のお料理はなかなかおいしかった。96年3月。
天丼の店(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前1-8-16/電話なし/10〜19/水・第3木休/500円〜
天丼。消費税込みで天丼500円、の店。メニューはそれだけ。店はカウンター6つのみ。何度か食べているが、とても500円とは思えない量と質。安いもんがうまい大阪の本領発揮な店である。海老が二匹に海苔一枚。衣は厚めで多少べっちゃりしているが、値段を考えると全く文句はない。これに50円の赤だしをとっても550円。安いよなぁ。95年1月。再訪数回。
| 蕎麦 |
そば紀行(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-3-4/06-6348-5558/11.30〜14.30/17〜23/日祝休
そば。箕面にあった店が97年5月19日に引っ越してきた。開店二日目に行ったが蕎麦は香り高くつややかで素晴らしい出来。十割は季節が悪いにもかかわらず見事だった。温かいのも上出来。どちらもつゆが素晴らしくそれだけを飲んじゃいそうな出来。メニューは十割そばと二八そば。それにおろしやにしんやはなまきなどの温かいそば。味噌豆腐やそばがきなど酒のあてもある。巻き寿司もおすすめ。97年5月。
そばがきが最高。温かいのでは岩海苔をのせたはなまきそばがおすすめ。97年6月。
新蕎麦になってから3回行ったがその度にハテナが続いたのは残念。97年12月。
どんどん味が落ちている。この味なら高すぎる。一時は満点つけたそばなのになぁ…。今ではそばよりむしろ巻寿司の方が美味しい。98年6月。
職人が変わってしまったらしい。もうダメかも。99年11月。※店名を変えて安価にして再出発するそうである。前のご主人は箕面で新たに始めたらしい。
十割や(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-4/06-6343-1083/11〜14/17〜29/日祝休
そば。更科の十割がある。つまりつなぎをつかわない蕎麦。でもそれが必ずしもうまくはないことはこの店でわかるだろう。特に更科系はめちゃむずかしい。それなのに朝5時までやっていたりする。うーむ。打ち手がころころ変わるだろうから一概には言えないし、時間帯によってはおいしい時もあるのだろうが、ボクが行ったときはイマイチだった。00年4月。
喜庵(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-3-37/06-6341-1882/11.30〜14/18.30〜25.30/日祝休
そば。ぼそぼそ系のつなぎの少ないそば。うまい。あったかいのはもうひとつだが、。もりはとても良い。冬の季節は「辛味だいこん」がオススメ。ただし胃が痛くなるような辛さなので弱い人は注意が必要。ボクは大好きである。とても美人の女将がいて眼福(昼しか出ないみたい)。趣ある店だ。一品ものも充実している。※新築してビルになってしまった。趣は半減。味はまだ保っている。00年1月。再訪多数。
ちく満(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-4-6/06-6343-1271/11〜19/日祝休
そば。桜橋付近では老舗の部類だろう。にぎわいのある蕎麦屋で、オヤジたちとか溜まっていてなかなかいい感じ。鴨南蛮がわりと好き。ただ、盛りはもうひとつ。卵をいれるつゆがよくないうえに、卵抜きにしてもらってもそばの香りがいまいち立ってこない。汁ものの方が良いかもしれない。96年2月。
竹生庵(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1駅前第3ビルB2/06-6345-0023/11.30〜22
そば。つなぎなしの十割で打ったそば。鹿児島産の玄そばを使っている。雑然とした地下街にあるが清潔で姿勢のしっかりした店の佇まいは悪くない。冷たいそばのみで量も十分。大盛りは倍出てくるから注意。腰は十分、香りはちょっと弱め。水準も志も高いのだが、すべてのそばに胡麻を振ってあるのが疑問。そばの香りが消え、胡麻の香りが前に来る。ちょっと惜しいかも。一品ものもかなり凝っている。水茄子、限定豆腐、しらすなどがおすすめ。97年6月。
瓢亭(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-2-7/06-6311-5041/11.30〜23.30/日休
そば。お初天神近くの風情ある店。近松門左衛門の夕霧太夫にちなんで命名されたという「夕霧そば」が名物。柚子きりの変わりそばで、香りがとてもいい。他に「お初そば(梅和え)」や「カレーそば」「納豆そば」も捨てがたい。いつもどれを頼むか悩む。が、創作や具に頼って麺がもうひとつなのが残念。麺がとてもやわい。麺自体の快感がもっとあればかなりいいと思うのだが。ちなみに「夕霧そば」のつゆには卵が入ってくるのだが、せっかくの柚子の香りが消えてしまうので、入れない方がうまいと思う。「つゆに卵をいれないで」と頼めばそうしてくれる。そばという意味ではなんてことない店なのだが、なんだか好きな店のひとつ。98年11月。再訪多数。
なにわ翁(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-1-18/06-6361-5457
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
出雲そば(島之内)
大阪府大阪市中央区島之内2-10-18/06-6211-7252/12〜22/日祝休/2000円
そば。ちょっと危険なエリアにある店だが、一歩店内に入れば別世界。風情あるインテリア(真っ黒な壁にそばちょこが沢山並んで飾られている)の中、うまい割子そばを食べさせてくれる。出雲のそばの実を甘皮から挽いた黒い蕎麦。香りが高いそれにつゆをかけて紅葉おろしで食べる段取り。出雲産の蕎麦粉を使い、つなぎを使わず丁寧な作り。そば湯にネギを入れてくれたりの心遣いもいい。うまいし落ち着けるいい空間だ。94年2月。再訪数回。
凡愚(大正)
大阪府大阪市大正区泉尾4-4-7/06-6553-7272/11〜16/月火水休
そば。つなぎなしのそば。素材にこだわりきったそのそばは腰十分で香りも良い。極太の田舎そばはボソボソで食感がいまひとつだが、エッジの立ち方や香りは抜群。もともとご主人はカメラマン出身。一緒に働いている奥さんもファッション・デザイナーだったというだけあって、見事に「焦点を絞って絞って切り詰めて出している」感じがする。開店当初はそれがちょっと食べる側の重荷になった部分もありボクは嫌いだったが、再訪するたびに良くなってきている。なお、この店は「凡愚出身のそば職人」を多数輩出しているらしい。教えるのにも長けたご主人なのだろう。98年11月。再訪数回。
大富そば(甲子園)
兵庫県西宮市鳴尾町1-1-12/0798-48-3969/11〜20/月休/1000円〜
そば。更科系っぽい白麺。麺はそれほどでもないが、ここは出汁が美味しい。たまに欲しくなるような家庭的な味でほっとする。だから、ボクにしては珍しく、冷たいそばより温かいそばを頼むことが多い。安心できる味だ。98年7月。再訪数回。
だん忠そば(西宮)
兵庫県西宮市神楽町5-10/0798-34-6057/11.30〜13.45/火休
そば。普通っぽい店なのだが、この辺では人気になっている。味は一般的。特に強い個性もなく、香りも強くない。ご主人の病気が治って再出発したと聞く。2号線の神楽町の交差点を左に曲がってちょっといった右側。97年8月。
夢打庵(門戸厄神)
兵庫県西宮市門戸荘13-15ラポール門戸2階/0798-52-9922/11〜14.30/17〜19.30
そば。長野直送のそば粉を使う手打ちのそば。腰も香りも十分でなかなかおいしい。十割そば(年中)ややまかけにしんそばがいい。鴨ざる(つゆにあぶった鴨とねぎを入れたもの)は独特だが、ボクにはちょっと脂っぽすぎた。甲東園の「家族庵」からの分かれで夙川の「八雲」と同じ経歴らしい。比べることもないが、ボクは「八雲」に軍配をあげるかな。97年12月。
三佳(逆瀬川)
兵庫県宝塚市逆瀬川1-11-27/0797-74-4778
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
植田(宝塚)
兵庫県宝塚市南口2-3-35宝塚コートハイツ1F/0797-77-0377/11〜15/火休/2000円
そば。店に入っただけでその志の高さが感じられるそば屋。玄そばの産地の表示(ボクが行ったときは斜里と滝口のブレンドだった)、酒は「鄙願」と「春鹿超辛口」のみなど、そこここにそれが感じられる。つなぎ外1割(蕎麦10:小麦粉1)でかなり腰があるみずみずしい蕎麦。香りもいいが、喉ごしが特に素晴らしい。エッジが立っている。穴子のてんぷらも名物らしいがパリッと上っているものの味はもうひとつだった。やはりせいろがオススメか。でも全体にちょっと高い。97年2月。
八雲(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町5-12夙川教会前6F/0798-33-9333/11〜14/17〜19/火・第3月休
そば。すごく凝っていてうまい、というわけではないが、バランスを含めて阪神間ではTOPクラスのうまさだと思う。冬の十割そば(11月〜3月)、やまかけにしんそばなど、麺もだしも相当なもの。惜しいのはワサビ。ワサビはとても重要な要素なので何とか質のいいものにして欲しい。なお、店からの眺望がとてもすばらしい。あの景色を見るためにまた訪れたくなるくらいだ。夙川あたりからの山の景色は日本でもトップクラスに良いなぁ。97年12月。
馳走侘助(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町10-19/0798-35-5539/11.30〜14.30/17.30〜23/木休/1500円〜
そば。芦屋のそばの名店「土山人」の支店が夙川駅至近にできた。昼に行ったが、そば単品はなく、御膳系の定食のみ。それぞれ凝った作りだが、味はそんなに印象に残るものではない。肝心のそばはなかなかおいしい。香りも高いし美しい。ただ、やっぱりそば単品で出して欲しい。御膳系料理とともにそばを食べるのは個人的にはあまり好きではない。それなりに高くなってしまうし…。酒は八海山をはじめそれなりに揃っている。夜はどういうメニューになっているか知らないが、もうちょっと客に普通にそばを楽しませてほしいとフラストレーションが溜まるかも。惜しい感じ。02年11月。
丸万(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町8-18苦楽園第2ビル/0798-71-5815
そば。なんでもない近所のそば屋。以前すぐ近くに住んでいたのでよく使わせてもらったお店。一品ものとしては丼物よりもそばをおすすめする。特ににしんそば。ボクはここに行ったらこればかり。なんてことない味だけど安心できるせいかたまに欲しくなる。97年12月。再訪数回。
土山人(芦屋)
兵庫県芦屋市川西町7-3/0797-35-8100
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かぶらや(芦屋)
兵庫県芦屋市打出小槌町6-9/0797-35-0776/11.30〜売切まで/17.30〜売切まで/火休
そば。手打ち・石臼挽きのまだ新しいそば屋。打ちっ放しでちょっとお洒落な店内。そばはかなり細目。もりと田舎だともりの方がなめらかで香りがよく漂った。うまい。種物ではえび天おろしそばや梅しそそばがあるが、結局もりが一番だった気がする。そばつゆがちょっと尖った味で蕎麦との馴染みが悪い。蕎麦湯はとてもうまい。努力しているのが感じられるのは気持ちよい。数年後にはきっともっといい蕎麦を打っていることだろう。00年6月。
東明(岡本)
兵庫県神戸市東灘区岡本3-7-9
そば。いい意味で素人臭いそば。せいろは腰が少し甘いが香りは十分。その腰が温かいそばには逆にいい感じになる。だから温かいのもオススメだ。つなぎは季節によって変えるらしい。夏なら7:3。新そばの季節なら9割とか。卓見。阪急岡本駅より西、山手幹線沿い。97年5月。*98年3月で閉店した模様。残念。
堂賀(三宮)
兵庫県神戸市中央区加納町3-4-10/078-392-1043/11.30〜14.30/17.30〜21/日祭は11.30〜17/月休
そば。震災でなくなったらしい、という噂だったが再訪したところもとの場所で店を新しくしてやっていた。以前はかなり感動したそばだったが、今回はわりと普通に感じた。国産そば粉の香りをあまり感じず、軽快感もちょっと足りない気がした。まぁこれは好きずきなのだが、ただ、全体に高いので、もう少し完成度が高くないと不満もでる。特に種物は高め。山菜そばが1600円。鴨南が1950円。なお「乳幼児の入店はお断り」と入り口に出ている。気持ちは分かるが、その書き方がちょっと…。99年3月。再訪数回。
権兵衛(京都)
京都府京都市東山区祇園町北側254/075-561-3350/12〜22/木休/1000円〜
そば。祇園にある有名店。麺よりもダシが出色。上品。薄味を超えている薄味、というか京味。良質な昆布と鰹が感じられる。井戸水を使用しているらしい。麺はとてもやわらかく、麺の快感を求める人には物足りないが「祇園で遊んだあとはこの薄さ・柔らかさがちょうどいい」という粋人の言葉もあるので、あまり野暮なことは言わず、こういうものだと思って楽しめば良いのかもしれない。観光客が二軒目、三軒目に祇園を感じるにはとてもいい店だろう。少々高いが天ぷらそばがいい。98年12月。再訪数回。
花背屋(京都)
京都府京都市左京区花背別所町69/075-746-0110/10.30〜18/水休
そば。人里遠い花背の里の手打ち蕎麦屋だが、面白いのは蕎麦の実からすべて自家製ということ。蕎麦の実を近くの畑で栽培して、それを自家製粉する。客はそうして作られた蕎麦を、採れた地の空気の中で食べられる。ある意味究極である。1988年開店。当時はまだ素人だったらしい蕎麦職人もいまではなかなか手慣れたもので、ちゃんとおいしい。この辺は芸術家村になっていて、その集団がこの店を運営しているらしい。雰囲気もそんな感じ。こっちの方にドライブで来たときとか、おすすめ。96年6月。
晦庵河道屋(京都)
京都府京都市中京区麸屋町三条上ル/075-221-2525/11〜20/木休/1500円〜
そば。「みそかあん かわみちや」と読む。京の町屋をそのまま使っており、店内はとても趣がある。雰囲気だけでもうおいしい。観光客などたまらないかも。つなぎに山芋を使った蕎麦は冷たいものはその効果が出て粘り腰でなかなかうまかった。が、温かい汁物になると麺ががぜん弱くなる。ダシがとってもおいしいからそれなりに楽しめるが、麺的に言うと冷たいのがオススメ。量は少なくどんぶりも小さめなので、男なら2杯食べてちょうどかな。
芳香炉(ほうこうろ)という鍋(2人前7400円)が名物としてあって、京の薄いダシに、椎茸、飛竜頭、ねぎ、かしわなどを具とする鍋なのだが、ほうれん草が入っていることが珍しいくらいで量も少なくコストパフォーマンスはあまりよくない。最後に入れるそばとうどんも普通だし、この鍋はあまりお勧めしないかも。まぁ真冬に町屋の一室で凍えながら食べるのは一興なので、観光的にはちょっとイイのだが。98年2月。00年1月。
総本家にしんそば 松葉(京都)
京都府京都市四条通大橋東入川端町192/075-561-1451/10.30〜21.30/水休/1500円〜
そば。文久元年創業の老舗。明治になってこの店が「にしんそば」を考案して以来、京都名物として有名になる。つまり「元祖にしんそば」な店。にしんそばを頼むと、にしんはそばの下に潜っているのだが、引っ張り出してみると意外と大きい。柔らかく煮てあっておいしい。京都の薄いダシによく合う味。ただ蕎麦自体は相当やわらかめ。上品ではあるが、麺にコシみたいなものを望む人には物足りないかもしれない。全体のバランスはよい。南座西隣。95年2月。
ろあん松田(篠山)
兵庫県篠山市丸山154/0795-52-7755
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一会庵(篠山)
兵庫県篠山市大熊10-2/0795-52-1484/11.30〜15(売り切れまで)/夜は予約制(一日一組)/木休/1000円〜
そば。丹波篠山の田圃の中にある茅葺き屋根。看板も何もないから迷うこと必至。でも探してまで行く価値はある。ひとつはもちろんその蕎麦。自家栽培で自家挽き。薬味もわさびも出さず「蕎麦屋ですからあたたかいそばは出しません」というような謎かけめいた文言が貼ってあったりして、なんというか「そばきりだけで勝負!」の気迫が伝わってくる。自家栽培の玄そばに寄るのか、香りはおとなしいが、コシと喉越しは抜群のそば。800円。器も良く、量もよい。なかなかの出来だ。もうひとつの魅力はその茅葺き民家。冬に行ってごらん。ドテラを貸してくれる。寒いのだ。外より寒いくらい冷え込んでいる。囲炉裏にフーフーあたりながら冷たいそばを待つその時間がなかなかいい。上記「ろあん松田」とは車で10分ほどの距離。ハシゴして楽しむのもいいかもしれない。00年3月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
玄(奈良)
奈良県奈良市福智院町23-2/0742-27-6868
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| うどん |
かな泉(梅田)
大阪府大阪市北区梅田大丸梅田店14階/06-6344-5556/10.30〜21/火休
さぬきうどん。香川は高松の有名店の大阪支店である。高松でも行ったが、高松の中では普通のさぬきうどん。でも大阪に来るとやはり貴重(96年当時)。大阪うどんの本拠でもあるのでなかなかこのコシの強さが理解されない。運が良ければ打ち立てが出てくる。だしはかなり薄味。腰のある麺に良くあっている。デパートの食堂街にあるが落ち着いた店内。96年4月。
あまの(梅田)
大阪府大阪市北区角田町梅田地下街2-9Whity梅田/06-6312-3470/11.30〜20/第3木休
味噌煮込みうどん。個人的には本場名古屋の「山本屋本店」「山本屋総本家」よりうまいと思われる味噌煮込うどんを出す。あゆちみそ(小売りもしている)がうまいのだ。味噌煮込みうどんの「えのき入り辛口・大御飯」がボクの定番。昼も夜もよく行くので「いつもの」で通るようになってしまった(笑)。他のメニューはめったに食べないが、夏のごまだれ冷しきしめんは冷やしのクセに柔らかすぎた。全体に高いのがここの欠点ではあるが、名古屋の山本屋系もやたら高いので味噌煮込みってこんなもんなのかもしれない。98年8月。再訪多数。※以前堂島の「ドーチカ地下街」にあった「あまの」が好きだったのだが、なくなってしまった模様。一応Whity店を載せておくが、味は未確認。
四国屋(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-5-2/06-6341-4598/11〜19.30/日祝休
さぬきうどん。1980年代と90年代中盤まで、大阪でさぬきうどんと言えばココだった(というか、他には「かな泉」くらいしかなかった)。しっかりしたコシのさぬきうどんでなかなかうまい。「ぶっかけ」「カレー」がお勧め。いつも混んでいて回転がいいのもうまい理由のひとつ。実はここの生じょうゆが意外とおいしいのに近ごろ気がついた。お茶がまずいのが難。98年8月。再訪多数。
はがくれ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3駅前第三ビルB2F/06-6341-1409
さぬきうどん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
たかはた(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3駅前第1ビルB2F/400円
うどん。不思議な食感をもつうどんだ。雑居ビルの地下一階の小さな店だがわりとはやっている。もちもちとしたその食感はさぬきうどんとは対極だが、大阪うどんの麺とはこういう「柔らかモチモチ系」を言うのかもしれない。なんとなく「ほうとう」をイメージした。98年8月。
四国屋(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第2ビルB2F/06-6346-0107/400円〜
さぬきうどん。産経新聞の近くにある四国屋(前出)の姉妹店だと思われる。メニューもすごく似ているし。でもあっちの方が味は上だ。いつも並んでいるので期待したがもうひとつ。麺は細めで丸くキレもコシも少ない。これはさぬきうどんではなく大阪うどんなのかもしれない。98年8月。
讃兵衛(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1 大阪駅前ディアモール大阪内/06-6348-4690/11〜20/600円〜
さぬきうどん。大阪の巨大地下街ディアモールの東端の方にある。三省堂のちょっと南。温かいのはダシはいいが麺がもうひとつ。冷たいのは「生じょうゆうどん」がまぁまぁだが、歯ごたえがあるわりに粘りがなく香りも喜びも少ない。固いこととコシがあることは違う。惜しい感じ。98年11月。
うどんづくし めん次郎(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第ビルB1F/06-6341-1929/400円〜
さぬきうどん。雑居ビル地下のカウンターうどん屋で、となりには同じ名前の丼屋があったりして全然おいしい感じがしないのだけど、改装して大きく「さぬきうどん」という幕を下げたので入ってみた。意外にいける。まだ生じょうゆうどんしか食べてないが、香川で食べるのに風味が近い。コシもイマイチだし口内暴力など全然ないのだが、なんだか可能性を感じた。何回か通ってみたい気がする。99年2月。
どん屋(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-32北新地本通りボネールビル1F/06-6341-7558/11.30〜14/17.30〜27/900円〜
さぬきうどん。新地本通りの真ん中あたり。「本場四国の手打ちうどん」という看板と店名の前についた「釜揚げうどん」というショルダーコピーに惹かれて入ったが思ったより数倍良かった。メニューは釜揚げを中心に多種。うれしいのは「釜揚げざるうどん」などがあって、要は作り置きではないという主張をそこここに感じるのだ。醤油うどんももちろんある。15分待って出てきたそれは細目の麺でコシがあるというより固い。固すぎる、かもしれない。でも柔らかい大阪うどんの中にあってこの固さは貴重だ。これに軽快感が少し加わればかなりのものになると思う。期待したい。昼はうどんを出していない。餃子の点祥と同じ経営のようだ。99年10月。
再訪したがかなりイマイチだった。固いのとコシがあるのは違う。01年11月。
やか田(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-8/06-6341-1588/800円〜
うどん。新地本通りの真ん中より四つ橋筋寄りにある。だしはきれいに取れているが麺はあまり好みではない。ただ、飲みつかれたあとに食べるのならこれはこれでいいかもしれない。柔らかいほんわかした大阪うどん。99年10月。
黒門さかえ(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-4-8/06-6344-0029/11.30〜13.30/18〜24/土日祝休/650円〜
うどん。冷や麦を思わせるような超極細麺のうどんなのだが、不思議なコシと粘りがあってびっくりしてしまう。むにゃむにゃっと噛むとその分こだまのようにむにゃむにゃっと返ってくる。さぬきうどんのようなゴンとくるインパクトはないが、なんともクセになる食感だ。どうやらお客さんを待たせないように、ということで短い茹で時間にしていくうちにこのような超極細麺になったようだ。つまりちゃんと最適化されているということ。太い麺のゴツンとしたさぬきうどんが好きなボクではあるが、ここの超極細麺は大好きである。出来て50年以上の老舗だが、これからもがんばって続けて欲しいと思う。99年6月。再訪数回。
香川(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-2-25/06-6345-0228/11〜29/日休
さぬきうどん。さぬきうどん単体で考えるとそんなにおいしいうどんではないのだが、この店は飲んだ後の三軒目四軒目で利用すると極楽と化す。酔っぱらいはそれを知っていて、AM3時頃でも行列が出来ていることがある。「細ざる」「カレー」「昆布」すべて水準以上の味。おでんもうまい。昆布のうどん抜きでお酒飲んで、〆に細ざるとかを食べるとお腹が〆るのだ。でもね、昼に食べるともうひとつなんだよなぁ。なぜこんなに差ができるのか(単に夜は酔っているから、という噂も)。ちなみに「細ざる」は冷や麦と見まがうほど細い。98年8月。再訪多数。
竹庸(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-1-22
うどん。夜しかやっていないので、酔い冷ましに深夜賑わう店。きつねうどんが1500円とかなり高いが、そこは飲んだあとの気の大きさ、全く気にならない。それにダシがうまいので飲んだ後本当にほっこり落ち着くのだ。わりとよく利用する。※閉店した模様。
和佳葉(北新地)
大阪府大阪市北区堂島浜1-4-27堂島中町ビルB1/06-6345-5743/11〜21/土日祝休/800円〜
うどん。標準的な大阪うどん。麺だけ取り上げると冷たいのも含めてもうひとつな感じ。ぬぼ〜とやわらかい。ただしダシがいいので落ち着く味ではある。オリジナルメニューの「和風チャンポン」はなかなかおいしい。夜はうどんすきだが、とっても普通だった。99年12月。再訪数回。
いなにわ堂島店(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-35/06-6341-8404/11.30〜14.30/17.30〜23/日祝休/1000円〜
稲庭うどん。正式には「数寄屋風手綯饂飩いなにわ」という店名。東京の麻布・日比谷にも店があるらしい。でも稲庭うどんの店というのは微妙なところがある。乾麺をもどすだけなので、秋田からその銘柄を取り寄せれば家でもそう変わりなく食べられる。この店は佐藤養介商店の乾麺を使っているようだ。夜はオリジナルな鍋もあるのだが、店員の「おいしいから絶対来てねー」という売り込みが激しかったわりには普通だったのが残念。夜中に稲庭が食べたい時ってあるからそういう用途にはいいかもしれない(23時までしかやってないけど)。98年12月。
銭形(扇町)
大阪府大阪市北区神山町3-10清覚ビル1F/06-6361-5568/600円〜
さぬきうどん。新しく出来た店。ここの「生醤油うどん」はなかなか。なめらかで伸びがあり香りもある。こういう麺なら具は邪魔。ドシャっとかかった花かつおが特に邪魔である。考え直して欲しい。温かいのも食べたが、この麺、汁物だとちょっとやさしくなりすぎて弱くなってしまう。だしはうまいが冷たいものの方がいいかもしれない。ちなみに釜揚げももうひとつ。この店は生醤油うどんのみでいいかも。扇町ミュージアムスクエアのすぐ近く。99年9月。
4回ほど再訪したが、このごろ生醤油が普通っぽくなっている。初めの勢いはどこへやら…。残念。00年2月。
讃(福島)
大阪府大阪市北区大淀南2-1-14/06-6451-0848/11〜24/日休/1000円〜
さぬきうどん。生じょうゆうどんがわりとうまい。麺もかなりいい。でも、すりゴマやかつお節がいっぱいかかっており食感を邪魔する。これはもうひとつ。450円という価格設定は大阪では良心的。インテリアはちょっと凝っていていい。夜は宴会も出来る。讃岐の地鶏なども置いているので使えるかも。朝日放送の南隣。99年10月。
はがくれラグザ大阪店(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-6-16ホテル阪神B1F/06-6345-3923/11〜15/17〜22/1000円〜
さぬきうどん。大阪駅前第3ビルの「はがくれ」の支店ではないようだ。でも同じ名前、同じような品揃え。何か関係があったあと別れたのかもしれない。「生じょうゆうどん」はなめらかさはあるが、歯ごたえや粘りが少ない。それが残念。麺ダブルでも値段が変わらない。99年9月。
麺友(福島)
大阪市福島区福島6-22-16/06-6451-7050/11.30〜/18〜/日休
さぬきうどん。めんとも、と読む。ウェスティン・ホテル近くの小さな店で、立地は決してよくはないが、なかなか立派なさぬきうどんを出す。コシが強いタイプではなく、粘りで食べさせるグミ系快感路線。茹でたてのそれは口の中でぐぃぃんと伸び、口中を刺激する。ボクが食べたときは粘ったあとの切れが悪くて多少モチっぽくて残念だったが、この方向は「固さ=コシ」と思い込んで固い麺を出す店が多いなかでは希少。がんばってほしい。05年11月。
和楽八(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋1-16-17/06-6352-1438/11.30〜15/17〜21.30/土休/800円〜
うどん。有名な「松葉屋」出身の人がやっている店らしく、おじやうどんやきつねうどんが名物。麺は手打ちの細目だが、全体にインパクトはない。サバ節とカツオ節で丁寧に取ったダシはかなりうまいのだが。典型的な大阪うどんで、このうまさはそれなりにわかるが、麺を重視するボクとは相性が悪いかも。00年5月。
美々卯本店(本町)
大阪府大阪市中央区平野町4-6-18/06-6231-5770/11.30〜20.30/日休/6000円
うどん。そば。うどんすきで有名になった。というか、「うどんすき」というのはこの店の商標登録だ。いくつか店があるが、本店はエントランスの雰囲気が良い。だしは薄味。独特の鉄鍋で食べるうどんすきはさっぱり飽きのこない味。昆布がきいたダシがうまい。いっしょに炊く具も素材がよく、上品に炊きあがりうまい。でもまぁ名物というほどうまいかどうかは正直わからない部分がある。関係者からメールをいただいたことがあり「うどんすき鍋は鉄鍋を使っています。アルミ、真鍮などなどいろんな素材の鍋で実験したところ、やはり鉄が一番でした」と書いてあった。また、そばのオススメは「うずらそば」(ざるの熱盛り)らしい。その後食べに行き、確かになかなかうまかった。宴会でも重宝する。95年9月。再訪数回。
松葉家(南船場)
大阪府大阪市中央区南船場3-8-1/06-6251-3339
うどん、明治26年創業の大老舗である。大阪うどんの元祖でもある。きつねうどんとおじやうどんで有名な店でもある。店主は蘊蓄好きでよくTVに出ている。大阪うどんのご意見番としてそういう役割になってしまうのは仕方がないだろう。だしは関西にしては辛め。さすがにだしの味の深さはなかなかのもの。だしで食べさせるうどんだ。麺はもうひとつな印象。全体的にそんなに強い印象を残す店ではないので、どうしてこんなに絶賛され続けるのか少しわかりにくい部分はある。95年8月。
今井(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-22/06-6211-0319/11.30〜21.30
うどん。大阪伝統の店。トップクラスの「大阪うどん」が味わえる。ミナミの本店は、その趣き深い外観とエントランスに比べて多少店内が普通っぽいが、味はとても良い。麺のコシはないが、ダシは実によく出来ている。昆布の香りがプンと香り、二日酔いの昼など特効薬になる。これぞ大阪うどん!という感じ。オススメはきざみうどん。穴子うどんやきつねうどんもGOOD!。セットに出来る豆ご飯も「いかにも大阪」な味でよい。東京の人に「大阪のうどんが食べたい」と言われるといつもここを紹介する。キタだとリーガロイヤルホテルでも食べられる。96年2月。再訪多数。
川福(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-14-17/06-6241-9125/11〜27/無休
さぬきうどん。香川は高松に本店がある有名店。メニューが多い。100は越えている。でも味的にはそんなに驚きはない。まぁ高松本店の方もそんなに好きではないからなぁ。細めの麺だが、も少し歯ごたえが欲しい感じ。96年6月。
釜たけうどん(なんば)
大阪府大阪市中央区難波千日前4-20/06-6645-1330/11〜16/月休
さぬきうどん。「大阪讃岐うどん情報」というサイトを2000年からやっている「たけちゃん」(木田武史さん)が好きが高じて開いたさぬきうどん店。サイトを見るといまでも精力的に食べ歩いて勉強されてるようで頭が下がる。この店は開店後一気に有名になり、すでに行列店である。生醤油うどんをいただいた。ぐっと踏み込む歯をしっかり麺が包み込むムニムニうどん。豪快に粘って歯を喜ばせてくれる。うまい。研究熱心だろうから味は刻々と変化するだろう。また来てみたい。06年12月。
千とせ(なんば)
大阪府大阪市中央区難波千日前8-1/06-6633-6861/10〜19/火休
うどん。往年の名喜劇役者である花紀京が二日酔いの時に「肉うどんのうどん抜き」を頼み、それが「肉吸い」として名物になった。初めてならその「肉吸い」と「小玉」をオーダーするのが良い。小玉とは小ご飯の生玉子がけである。吉本興業の聖地であるなんばグランド花月の裏手にあることもあって、芸人さんの常連も多く、よくネタに出てくる。彼らも「肉吸い+小玉」から始めた。なのでまずはそこから。慣れてから肉うどんを頼むと良い。わりと不定休するので注意が必要。96年11月。
ふぅふ〜亭(上本町)
大阪府大阪市天王寺区上本町3-1-2/06-6762-2862/11〜18/600円〜
さぬきうどん。手打ち釜揚うどんを売りにしている。おばちゃんが3人でやっておりしっかり手間暇かけてうどんを打ち茹でしている。誠意と愛情のこもったうどん、って感じ。メニューは釜揚、ぶっかけ、ざるの3つのみ。大中小とあり、中でもかなり多い。麺はコシが強く表面も滑らかでなかなか。大阪で食べられるレベルとしてはかなりのものだ。非常にわかりにくいところにあるが探して行く価値あり。おばちゃんら休む暇なくバタバタしているので、電話はしないように。98年7月。
梅八(西宮)
兵庫県西宮市六湛寺町13-18/0798-34-6654/600円〜
さぬきうどん。西宮県立病院(市役所横)の南裏にある店で、本当になんということのない街場のうどん屋。でもでも。こんな「しょうゆうどん」がこんなところで食べられるとは知らなかった!と地団駄を踏んで悔しがるレベルのさぬきうどんが食べられた。わりと近場(といっても夙川だけど)に住んでいたのにずっと知らなかった。歯ごたえ・粘りともに少しずつ弱いが、その意外性がそれを補って余りある。湯だめうどんなどもあり、いかにも本場っぽいのに、単なるうどん定食屋としか見えないのだもの。00年4月。
すじかま(西宮)
兵庫県西宮市山口町船坂字北山コイツカ2178-23/078-904-2661/11〜21/月休/1000円〜
うどん。西宮といっても山を越えた三田の方。甲山の方から西宮北有料道路を越えて磐瀧トンネルを出て直進すること300メートルくらいのガソリンスタンドの横。香川にて本当のうどんを知ってしまった今、その麺だけを取ったらちょっともうひとつかもしれない。が、関西うどんと割り切って、その雰囲気のよさ、器の良さ、出汁のうまさ、そして不利な立地をものともせずがんばっている志などを考えると応援したくなる店。目の前で手打ちしている麺が思ったより腰がないのが残念。店名の「すじかま」は名物のすじ丼と釜揚げから来る。冷たいごまだれより釜揚げの方がうまかった。すじの煮込みもなかなか。店内広いせいか、休日は家族連れでにぎわう。98年6月。07年8月。
一竹(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町5-18/0798-72-8006/600円〜
うどん。街場の普通のうどん屋さん。看板に「讃岐手打うどん」と書いてあるので期待いっぱい入ったが、さぬきうどんとしては申し訳ないけどもうひとつ。さぬきうどんを名乗らなければまぁまぁの味。というか、これは大阪うどんだ。コシがなくやわらかいそれは、病気の時なんかには助かるかもしれない。すじを使ったうどんも良い。99年1月。
つるしこ(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町12-18-103/0798-73-9776/11〜14.30/火休/750円〜
うどん。苦楽園口にできた新しいうどん屋さん。手打ちの関西うどんで、ダシはなかなかいいし、麺もがんばっている感じ。冷や麺の七菜ざるうどん(つるしこ)がやっぱりオススメかな。好み的にはもうちょっと太くて力強い麺の方が好きだが、全体的に上品でまぁまぁだと思う。ただ、「つる」に比べて「しこ」がもうひとつ完成されていないかも。固さと粘りのバランスがもう少しな感じ。がんばってほしい。一品物もいろいろある(蛸いなりはなかなかおいしかった)。内装・器はなかなか良いと思う。02年8月。
あんかけや(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町3-6/0797-22-9515/11〜16/17〜21.30/火休/1000円〜
うどん。看板に「細打ち 釜揚げ」と書いてある。でも店名通り「あんかけうどん」が売りみたい。とりあえず細打ちの冷たいうどんを頼む。これはうまい。思いがけない歯ごたえと粘りにあって歯がびびる。とてもよい。ゆばあんかけはだしが非常にうまい。釜揚げはまぁふつう。ニューヨークにありそうなうどん屋風インテリアで、お洒落。99年冬に出来たばかりの店。99年11月。
凡蔵(神戸)
兵庫県神戸市須磨区妙法寺上の界1182−1/078-741-9124/11〜14.30/17〜21/月休/1000円〜
さぬきうどん。神戸の奥地(山麓バイパスのひよどり台で降りて長田の方に言った右側)にある、丸亀の「凡蔵」で修行した人がやっている店。99年10月に出来たばかり。生醤油うどんがうまい。かなりのもの。麺は太め。印象としては「小縣家を彦江方向に素朴にした感じ」もしくは「鶴丸を女性的にした感じ」でしょうか(←香川に行った人しかわかりません)。なめらかなのにコシがあって口の中でちゃんと踊る。これで歯から逃げまわるくらいな軽快さがあれば文句はない。うまい! ただ、生醤油は最初から醤油がかかって出てくる。これがちょっと醤油多めなので、最後の方は醤油の味しかしない。これは再考してほしい。できれば客にかけさせてほしいものだ。温かいのは、麺がもうひとつ。まわりの客はほとんどみんな温かいのを食べていて「うまいー」と言っていたが、やはり冷たいのの方がいいと思う。出汁はかつお出汁。可もなく不可もなく。ただしカレーうどんはとってもうまい。牛すじを使ったルーが少なめの出汁に馴染んでちゃんとカレーを主張している。麺との馴染みも良かった。うん。これは掘り出し物。ちなみに大盛りにも出来る。99年現在、京阪神では一番香川の味に近い店かも。99年10月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
吾妻(池田)
大阪府池田市西本町6-17/0727-51-3644/10.30〜18.30/火休
うどん。創業1864年。大阪で一番古いうどん屋といわれている。建て直す前によく行った店。その頃の店構えは重文級であった。ものすごく古くて暗くて、明治初期って感じの店だった。いまでは建て直して(残念!)あの趣はなくなってしまった。客を待たさないように、ということで早くゆがける細麺を考案したという「ささめうどん」が名物。今風の洗練はないが、古くて懐かしい味がする。「吾妻うどん」もよい。夕方には閉まるので注意。94年10月。
おめん(京都)
京都府京都市左京区浄土寺石橋町74番地/075-771-8994/11〜22/木休
うどん。20代の頃とてもよく行った店。旬の野菜を薬味にした独特のつけ麺はクセになる美味でなかなかのもの。山のような盛りつけもちょっと豪華で楽しい。一品物もうまい。升酒もうまい。ちなみにニューヨークに支店あり。NY店も行ったが、うどん自体は京都店のほうが断然うまい(ま、そりゃしょうがないか)。でもニューヨーカーにはとても受けていた。97年8月。再訪数回。
久々の再訪。薬味とつゆのバランスは相変わらず良くとてもうまい。ただ今回、麺に疑問を感じた。さぬきうどんブームで客の麺リテラシーが上がっている中、もう少し努力がいるかもしれない。でも、若い頃の思い出も含めて、相変わらず好きな店である。05年10月。
萬樹(京都)
京都府京都市東山区切り通し末吉町上ル清本町373/075-533-3438/12〜20/月・第3火休/1500円〜
うどん。「まんき」と読む。祇園にある小さな店で、暖簾には「手打ちゆがきたておうどん萬樹」と書いてある。ミニマルで静謐な空間。ご主人の想いが感じられる。だしがいい。上質な昆布と鰹節が絶妙なバランスで並び立っている。上品なのに主張があるだし。麺は、強い麺が好きなボクには物足りないが、全体のバランスで食べさせるうどんのようなので文句はない。特にきざみうどんがいい。一方、かやくごはんは薄味過ぎる気がする。もう少しパンチがほしい。この店は祇園で遊ぶ前にささっと食べるのには最適。口の中にのこらないあっさり味だ。1990年に脱サラでこの店を始めたらしく、まだまだ発展途上っぽいが、すでに完成度はなかなかのもの。麺の主張がもっと強くなると、ボク的にはもっとうれしいのだが。97年11月。※閉店
おかる(京都)
京都府京都市東山区八坂新地富永町132/075-541-1001/11〜15/17〜26.30/無休
うどん。祇園で飲んだあと限定の美味。昼間食べるとなんてことないのだが、夜中に食べると妙にうまい。コシとかと無縁の麺も妙にほっこりする。あんかけうどんやきつねカレーうどんが名物。上品で奥深いだしで葛をといたあんかけに細めの麺。このだしが、酒を飲んだあとなどに非常においしくクセになる。カレーうどんはダシとルーの合わせ方が絶妙で(深夜だと)なかなか。建物は元お茶屋だというが普通っぽい。店の壁には芸妓の団扇が貼られている。99年1月。再訪数回。
| うなぎ |
ひし好(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-28/06-6346-5529/日祝休
うなぎ。焼きは背開きして蒸してから焼く関東風で、たれは甘めの関西風である。関西風地焼きほどではないにしても、関東風にしては皮に歯ごたえが残り、そこがちょっと残念。目の前でさばいて炭火で焼くので時間がかかるが、さすがにそれだけのことはあり鰻自体の味はよい。ただ、関東風にしては全体にふわふわ感が足りない。ご飯との量のバランスはまぁまぁだが、柔らかさのバランスがもうひとつかも。97年7月。
ての字(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-1-5梅田新道ビルB2/06-6345-1556/11〜13/17〜20/土日祝
うなぎ。江戸焼を名乗っていてかなりの歴史を持つチェーンらしい。味的にはボクにはもうひとつ。皮の食感が悪く、ふんわり感に欠けていて、うなぎの快感が少ない。鰻丼は格安でうれしい。新地の御堂筋寄り。97年8月。
竹葉亭(中之島)
大阪府大阪市北区中之島3-5-3/06-6441-1883/11〜20/日祝休
うなぎ。東京銀座の竹葉亭の支店。江戸風に蒸し上げた柔らかいうなぎだ。川沿いの一軒家で、お屋敷を改造して使っている感じ。とにかく風情があり、ゆっくり食事を楽しめる。銀座の本店といい勝負な感じである。鰻丼2000円から。奥の母屋では懐石を出すらしい。94年9月。
菱東(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-7-9/06-6451-5094/11〜14/17〜21/日祝休
うなぎ。東西線・阪神福島駅そばの小じんまりした町屋。蒸して焼く関東風だが、身はプリっとしていて弾力がある。ちょっと不思議だ。素材のせいか? 関東風の柔らかさを期待すると(よい意味で)裏切られる。この弾力は食べる喜びを倍加してくれるが、いかんせんタレがもうひとつ。くやまれる。もう少し辛口にしたほうがあの弾力が生きると思う。97年7月。
遠州(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-12-19/06-6364-6981/11.30〜14/17〜21/日祝休/2500円
うなぎ。関西風の地焼きが楽しめる。腹開きで蒸す工程を経ない。夜はオーダーしてから切り裂き始めるので時間がかかる。地焼なので固めだが歯ごたえがおいしいし、香りも強く立つ。妙な柔らかさもないので、ボクは意外と関東風より好きなのである。たれは甘め。うなぎ以外にフナなどもある。食べたことないけど。96年7月。
川波(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-10-16/06-6364-8247/11.30〜14/17〜20.30/日祝休
うなぎ。備長炭で焼く。柔らかい関東風だがたれは甘めの関西風。印象としてはそれ以上でもそれ以下でもない。蒲焼きは大きさによって「横綱」「大関」「関脇」などに分けられている。味よりもその方が記憶に残った。店の雰囲気はなかなか。97年1月。
志津可(西天満)
大阪府大阪市北区西天満1-13-7/06-6364-9129/10.30〜20/日祝休
うなぎ。裁判所の近く。「三代目江戸流鰻料理」を掲げる明治初年創業の老舗。蒸したものを備長炭で焼き、タレは甘め。全体のバランスに優れ、特にタレがおいしい。こういうタレの場合、山椒は鰻ではなくご飯にかけた方がおいしいかもしれない。97年7月。
亀の池 浪速(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋2-5-10/06-6352-3232/11.30〜14/17〜21/日祝休/1600円〜
うなぎ。1946年創業の老舗。夜はフグ(夏はハモ)の店だが、昼にうなぎを出しているうちにうなぎの方が有名になってしまったという。確かにうなぎはかなりのもの。関東風の背開きだが、焼きは蒸さない関西風の地焼き。で、地焼きなのにプリプリでほろほろの食感。聞けば素焼きした後に熱湯をかけて脂を落とし皮を柔らかくする工夫をしているとか。うーん。そういう意味ではほとんど「オリジナル蒲焼き」と言ってもいいかもしれない。夜のフグもいただいたが、フグの腸にネギを突っ込んだ具材が特徴的。てっさもてっちりも結構。天満宮の北側にある小さくも清潔な店。98年9月。00年4月。再訪数回。この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
2006年12月初めにご主人が亡くなられたそうである。半年ほど休んだ後、店はまた開いたようだが、いまは鰻のみ再開ということである。
だい富(肥後橋)
大阪府大阪市西区江戸堀1-10-34/06-6441-5445/11.30〜14/17〜21/土日祝休/3000円〜
うなぎ。江戸焼きである。標準的な味。風情のある店内とその安心出来る味で、わりと昔からよく昼を食べに来る。その中でも「うなたま丼」がなかなかいい。うなぎを2個の卵でとじたものだが、1個は生のままなため、卵丼にうなぎがまざっている感じになり、口の中がなんとも気持ちがいい。これでもうちょっとうなぎの量が多かったらもっといいバランスになるだろうに、といつも食べながら思う。00年2月。
現長(道修町 )
大阪府大阪市中央区道修町3-3-2/06-6231-0344/11〜14/17〜20/土日祝休
うなぎ。佇まいの良い大阪の老舗。たれは関西風の甘め。焼きは蒸して柔らかく焼き上げる関東風。丁寧な仕事だが焼きこげがつきすぎているものがあり、ご飯とのバランスが悪く感じるときがある。香ばしくていいとも言えるが。店全体に老舗の良さが漂っていて、ボクは嫌いではない。96年1月。
黒門川ひろ(日本橋)
大阪府大阪市中央区日本橋1-22-9/06-643-5278/11.30〜22/日祝休
うなぎ。「まむし」(関西風鰻ご飯)が食べられる店。もちろん関西風の蒸さない地焼の鰻である。白焼きしてタレに馴染ます。「まむし丼」はご飯の間はもちろん、上にも蒲焼きがのっている。お得感があってうれしい限り。江戸風と違って関西の蒲焼きは蒸さないからちょっと皮が硬めに焼きあがる。だからご飯の上のかば焼きは硬めで歯ごたえよく香ばしくなる。一方、ご飯の間で蒸されたかば焼きはいい具合にしっとりしていて、鰻の風味がぷ〜んと立ちあがってくる。それがダブルで味わえて3000円。それだけの価値は十分にある一品。そのうえ、サービスでつくキュウリの漬物がまた素晴らしい。キュウリを丸ごと一本使っていて、その上にキュウリが隠れるくらいかつお節がかけられている(ちょっと化学調味料がきついけど)。99年4月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
穴門亭(甲陽園)
兵庫県西宮市神園町15-22/0798-72-4401/11〜21/無休/2000円〜
うなぎ。夙川から逆瀬川にぬける山道沿い、夙川学園の上の方にある。蒸してから焼く関東スタイル。柔らかい焼きあがりで丁寧な仕事振りがうかがえるが、そんなにびっくりする味ではない。ちょっとタレがきつく、うなぎの風味が味わいにくいのが残念。珍しいうなぎの唐揚げもある。97年10月。
かわまさ(芦屋)
兵庫県芦屋市大原町11-24ラポルテ北館1F/0797-22-4232/12〜14/18〜21/1850円〜
うなぎ。JR芦屋駅前のラポルテ北館にある。典型的な関西風地焼。注文してから裂くのだが、ガスで焼くため思ったより待たない。が、やっぱりガスの匂いが身につく。地焼なので皮がパリパリするのはうれしいが、タレが甘すぎ。うな重1850円〜。98年4月。
| 鳥料理・焼き鳥 |
かこい山(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-1-21 GOTS北新地ビル3号館2F/06-6341-1168/18〜24/日休/5000円
焼き鳥。夙川駅近くにある小さな店。焼き鳥ではあるが、割烹のような一品をいろいろ出してくれる。夜のおまかせがうまい。「肝バター」「もも焼き」「刺し」といろいろ出てきて、どれも非常においしい。ご主人が一人でがんばっているので出てくるのが遅いのが玉に瑕だが、それぞれおいしいから許せる。なんかこのがんばりも味のうちのようなおいしさ。冬の鳥鍋や昼の弁当(予約制)も美味。96年10月。再訪数回。
※99年に大阪北新地に移転した。上記感想は夙川駅近くの「西宮市大井手町5-9」にあったころのもの。いまでは鳥鍋を中心とした人気店になっていると聞く。懐かしいので再訪してみたい。
とみおか(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-35 B1F/06-6346-1003/18〜22/日祝休/6000円
焼き鳥。ビルの地下にある小さい店だが、一品物がとてもおいしい。仕入れがしっかりしてる感じ。ただし肝心の焼き鳥はそんなでもない。焼き鳥もまぁまぁおいしいけど焼き鳥以外のメニューの方がもっとおいしい変な焼鳥屋さんなのだ。魚とかもおいしい。つまり居酒屋的に使うととてもいい店である。会社帰りのサラリーマンが似合う店で、ご主人との会話も楽しい。いつも混んでいるので電話した方がよい。97年8月。再訪数回。
はづき(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-7-5 B1F/06-6314-0595/11.30〜13.30/18〜23/土日祝休/3000円
焼き鳥。小さな店だが、店の前に「日本一の親子丼」と幟を出して気を吐いている。志の高さを評価したいし応援もしたいが、ヨード卵を使っているだけではなかなか日本一にはならないだろう。東京などの名店にはかなわないと正直感じた。店の中に鳥の生っぽい匂いが漂っている時もあって、それも残念。94年3月。
みのる(天満)
大阪府大阪市北区池田町6-11/06-6353-9113/17〜25.45/月休/3000円〜
焼き鳥。純名古屋コーチンを売り物にしていて、生後150日の雌を朝挽きしたものだけを使用する。それを備長炭で焼き上げ、塩は赤穂の自然塩…と素材も調理もとてもいいが、味的に驚きがなかったのが残念。名古屋コーチンの造り盛り合わせや手羽など、もちろんそれなりではあるのだが、それなり以上のものがなかった。焼き加減の問題だろうか。なお、〆には鶏五目ご飯が非常にうまい。これはオススメ。数量限定だから入店したらすぐキープすると良い。00年5月。
ちりとり(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋2-1-19/06-6357-7846/17〜22/日祝休/3000円〜
焼き鳥。居酒屋ではあるが、名物「手羽からくん」がうまい。名古屋の有名店「世界のやまちゃん」と同じようなコンセプトで、こちらは味噌を使っていない感じ。夏はビールとこれで盛り上がれる。「梅だいこん」「カッパの軟骨」などもうまい。最近人気が出てきて、支店もできた。なんというか、学生時代だったらきっと通っただろうな、という味の店である。94年7月。
萬作(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋5-6-22/06-6353-7678/18.30〜26/火・第3月休/3000円〜
焼き鳥。天五にある有名な店だが、久しぶりに行ったらなんだかもうひとつになっていた。以前は大阪一だと思っていたこともあったのになぁ。こっちの舌が変わってしまったのか、その日たまたまなのか。普段なら、スパイスたっぷりのつくねや心臓がおすすめ。18時半からだが、18時半前に行って並んだ方がいい。99年10月。
一力(今里)
大阪府大阪市生野区中川東1-1-13/06-6758-8255/17〜24/日休/3000円〜
焼き鳥。今里新地からちょっとはずれたところ、近鉄奈良線なら今里駅前の新地本通りを南に行って突き当たって右に行くとある。播州赤鳥を焼く。「背ギモ」を始め、どれもうまい。一品もなかなかで、「地鶏のタタキ」「大根コロッケ」「地鶏ミリン揚げ」などおいしかった。特筆すべきは森伊蔵やら伊佐美やら幻といわれる焼酎をたくさん置いているところ。地酒のラインナップも珍しく、ついつい飲み過ぎてしまう。店主と話が合えば幻中の幻焼酎なども飲ませてくれる。場所柄つぶしが利かないので予約した方がいい。2階に座敷もあるが、蛍光灯ギンギンでちょっと落ち着かない。ボクはそこでいったん待って、カウンターにかえてもらった。やっぱカウンターがいいな。98年11月。
あお山(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町10-41夙川KSビル1F/0798-33-1182/3000円〜
焼き鳥。夙川駅前にあり、評判は高くいつも込んでいるが味的にはわりと普通と感じた。でもここらへんでは安いし標準以上の味だから文句はない。つくね、手羽がうまい。また、野菜はすべてなかなかの出来。コースがお得。95年12月。
楽(苦楽園)
兵庫県西宮市木津山町11-11クォーターバレル2F
焼き鳥。元お洒落なバー(行ったことある)を居抜きで焼鳥屋にしている。だから広いカウンターのみ。雰囲気良し。播州地鶏(比内鶏)をうたっているだけあって、素材はとてもいい。刺身系はおすすめ。串ものもそれぞれうまい。炭火とガスで二度焼きしている。背ギモやソリがあったら是非。いい焼酎が揃っているのも魅力。ちょっとした一品もそれぞれまぁまぁ。また、鍋もいい。ひね鍋と呼ぶ。胸肉のしゃぶしゃぶ。最後は台湾の老麺で締める。苦楽園口から岩園トンネルに向かっていった角のビルの2階。99年9月。
移転したので移転先に行った。かなりカジュアルな感じになっていたが、相変わらずおいしかった。が、2001年11月いっぱいで閉店らしい。残念。01年11月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
あしや豊国(芦屋)
兵庫県芦屋市東山町1-10/0797-22-8835/11〜14/16〜21/水休/3000円
焼き鳥。わりと老舗の芦屋店。まだ出来て間もない。蛍光灯に照らされた店内はマンションのオフィスみたいでおいしそうな雰囲気が残念ながらしない。焼き鳥はコースが12本で1900円だが出てくるものは全体的に普通っぽい。名物の釜飯もわりと普通。この店の良いところは子供連れでも行ける点。家族で格安に楽しむならいいかも。97年2月。
まさや(芦屋)
兵庫県芦屋市松ノ内町1-10 ラリーブ芦屋1F/0797-23-7222/17.30〜/2000円〜
焼き鳥。JR芦屋駅北側を線路沿いに西に200m行くと芦屋西店、東に200m行くと芦屋東店がある。どちらも常にいっぱいだ。安く、そしてまぁまぁの焼き鳥が食べられる。個室もあるので子供連れでも臆することなく楽しめる。混んでいるせいか焼きが甘いのがちょっと混じるのが残念だが、まぁそれが許せる安さではある。学生の店、という感じ。98年10月。
せっちゅう(芦屋)
兵庫県芦屋市東山町6-12 第三吉田ビル2F/0797-35-3048/4000円〜
焼き鳥。摂津本山に本店がある店の芦屋店。わりと期待して行ったが(行った日は)イマイチだった。炭火による焼きはぐすぐすと中途半端だし、素材にも臭みが残っていた。鶏スープは臭くて残してしまった(ボクにしては珍しい)。どの料理にも特に驚きはなく、それにしては安くもなく…。背肝とかゴチャとか凝ったものを用意する前に普通の焼き鳥をもっとしっかり焼けるようになってほしい。化学調味料も使いすぎかも。イカリスーパーの向かいにある三菱銀行の並びのセブンイレブンの2階。00年3月。
味十味(吹田)
大阪府吹田市朝日町5-24/06-6381-6895/16.30〜23/日休/3000円〜
焼き鳥。あじとみ、と読む。生ものがうまい。つまり素材がかなりいいのだ。特にきも刺しは絶品。口の中で鋭角的に存在を主張した後トロリと溶ける。これだけのために行ってもいい。でも残念なことに他の焼き物はそんなに印象的ではなかった。備長炭を使っていて素材もいいのだが…。もちろん普通以上ではあるのだけど、きも刺しがすごいからもっと期待してしまう。店内、雑誌に紹介された記事が所狭しと貼られ、それに対するご主人の能書きもあって、ちょっとうるさく感じる向きもあるかもしれない。地鶏ハムや脳みそなども名物。00年4月。
さんかく(京都)
京都府京都市下京区木屋町四条下ル/075-351-0606/17〜21/木日休/3000円
焼き鳥。「グリルチキンさんかく」が正式店名。小さな三角形の敷地に建つ三角形の店で、尾っぽの付け根の肉「さんかく」を名物にする、まさに三角な店である。ただ名物であったご主人が亡くなってしまい、それから行っていないが、どうなっただろう。「さんかく」の他、グリルという店名通り、少し洋風な鶏料理が多くある。「ささみマスタード」「若鶏ミックス」「チキンコロッケ」「ドライカレー」など、ちょっとジャンクな味で癖になる。安心価格だし、たまにちょっと覗きたい店。カウンター10席のみなのでいつも混んでいる。94年4月。再訪数回。
とり安(京都)
京都府京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町534/075-241-0456/11.30〜14/17〜20/800円〜
とり料理。1890年創業の鶏肉専門店。カウンターとテーブル2つ(奥にもう5つくらい)の小さな店だが、鶏の質では京都でも有名な店らしい。飼い方まで指定して育てた鶏を使った丼で人気。その丼は親子丼や玉子丼もあるが、やはり名物の「からあげ丼」がオススメ。ふんわり玉子でとじられた中の唐揚げが二度揚げでパリッとしていてよい。上品なようでいて実はジャンクな味つけ。いい意味で下品でとてもよい。昼は行列ができ、バタバタしているが、接客はとても気持ちがよい。07年8月。
鳥岩楼(京都)
京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル/075-441-4004
とり料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 鍋もの(フグ・はも・くじら他) |
栄卯(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-11/06-6341-2233/12〜22.30/15000円〜
ふぐ鍋・はも鍋。「さかう」。突き出し系はそれほどでもないのだが、はも鍋はなかなかに絶品。だし入りの鍋とだしなしでぽん酢で食べる鍋と2種類ある。だし入りの鍋の方が好き。はもの質もボクが食べた中ではトップクラス。京都とかでもっと有名な店もあるがお金的に手が出ないので、手が出る価格帯としてはトップクラスという意味。とはいえそこそこの値段はするので接待用かな。昼はうなぎをやっている。お酒もいいのを取り揃えている。98年6月。再訪数回。
"志可”"(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-17 堂島グランドビルB1F/06-6345-1815/11〜14/17〜22/日祝・4〜9月の土昼休
ちゃんこ鍋。「しが」と読む。この店の昼ちゃんこはいったい何度食べたかわからないくらい。冬はもちろん夏でも汗かきながら食べたくなるクセになる味。ぺらぺらの薄い鉄鍋に、ふたが閉まらないくらいに大量の具。ぐつぐつ煮込んで食べるそれは、なんということもないのだが、妙に美味。スープがとてもよく出来ているのだ。具を食べ終わったらラーメンを入れて食べ、それも食べ終わったらご飯を投入して雑炊に。それがいつものフルコースであった。畳の大広間に低いちゃぶだいを詰め込んでいるので客席間が狭く、座ってると腰が痛いのが難だが、どうしてもたまに食べたくなる味。上記堂島店ほか数店ある。94年12月。再訪多数。
太政(日本橋)
大阪府大阪市中央区日本橋1-21-23/06-641-4129/11〜22/無休/15000円
ふぐ。値段も安めでまぁまぁのふぐが食べられる。というか、値段なり、という感じ。下関から毎朝空輸するというふぐの質はいいと思うが、それ以上でもそれ以下でもない。安心してまぁまぁのふぐが食べたいときに利用する感じ。ミナミにある支店もこじんまりして落ち着ける。程良いふぐ屋さん。95年11月。
小川下(九条)
大阪府大阪市西区九条1-16-13千日通商店街内/06-6582-2750/17〜22/第3月〜木の4連休/3000円〜
ちゃんこ鍋。「こかげ」と読む。ちゃんこ鍋というよりは(お客が付けた通称の)「草鍋」で有名。ニラ、もやし、白菜などの野菜を中心としたちょっと個性的なちゃんこ鍋なのである。豚バラも入っているが、とにかく野菜がどっさりなので野菜を食べたいときに重宝する。芥子醤油につけて食べたり、一品物をお盆から選んだり、といったシステムもユニーク。醤油でシンプルに味付けするだけなのだが、まぁ値段も安いし(鍋は1200円)最後の雑炊もうまいし、そんなに値段以上の期待をしなければ満足できるであろう。00年1月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
田むら(九条)
大阪府大阪市此花区西九条1-22-10/06-6461-3781/10000円〜
ふぐ。ふぐのコースが安心して楽しめる良い店。最上級店のちょっと下あたりに位置するこのような店は、他の店に比べてどこがどううまいということはなく、あーうまいふぐだった、というだけになってしまう。ふぐ鍋の比較は難しい。強いインパクトはないが、素材の鮮度も良く、標準的にうまい店だと思う。行った日にはちょうど九重親方(元千代の富士)も来ていた。JR西九条駅前駐車場前にある。00年4月。
ふぐ徳(此花)
大阪府大阪市此花区春日出中2-8-26
ふぐ・はも。6580円でふぐのフルコースが食べられる良心的な店。しかもフグはとても新鮮だ。焼ふぐが特におすすめ。香りが高くとてもおいしい。全体的にいい店なのだが、ちょっとぽん酢の味が濃すぎるのが難点。繊細な香りが味わえない。
※97年3月いっぱいで閉店。残念。
※「天徳」と名前を変えて移転。天ぷらを中心にふぐやはもも出す店になった模様。「天徳」(中央区東心斎橋2-8-12ゴールドセンタービル1F/06-6211-1717/18.30〜27)
新明石(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-2-13/06-6211-2523/17〜23/日休/15000円〜
ふぐ。三ツ寺筋沿いにあるふぐの高級店。大阪は安いふぐの店が多いので高級店に入る必要をあまり感じないことも多いが、この店のふぐはさすがに高級なりのことはあり、特にてっさが良い。こういう風に香りが高くうまみも強いてっさは格安店ではなかなかお目にかかれない。ひれ酒やてっちりも高いレベルでまとまっている。高めの宴会や接待、勝負の夜などにいいかもしれない。96年11月。
俵屋(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-17-7/06-6271-5240/18〜/日祝休/12000円
ふぐ鍋・はも鍋・鴨鍋。ミナミの繁華街にある、風情あふれる一軒家の鍋料亭。もう出来て50年ほどになる店らしく、90歳に近い元芸者の女将ともうひとりの女性とふたりでお座敷を仕切ってくれる。シンプルに具を少なくした鴨鍋が名物。水菜と豆腐と鴨で、鴨が意外なほどうまい。頃合いを見計らって女将が三味線もって現れる。電気を消してエッチな都々逸。振り付き。客にも振りをさせたりして和やかな宴席となる。大人の遊びだなぁ。まぁちょっとサービス過剰でしつこい部分もあるのだが、心を開いて楽しんでしまうのがこの店の客の作法だろう。ふぐもおいしい。はももなかなか。雰囲気がすごく良いのでそれに引きずられてしまうが、味もたいしたもんだと思う。ちなみに一見さんお断り。96年8月。再訪数回。
徳や(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前1-7-11/06-6211-4448/16〜22/無休/6000円
くじら。鯨料理では有名な店。大阪ではりはり鍋を食べるとなると、必ず名前が上がってくる店ではある。ここのはりはり鍋はクジラ肉に片栗粉をまぶして湯通ししてあるのが特徴。うまみを逃がさない、と説明されるが、ボクは少し甘めの味になってしまうのが残念。だしも出にくいのでクジラ鍋独特の香りがもうひとつ出ない気がする。鯨はセミ鯨を使用している模様。カジュアルで身近な鯨料理として価値はあるが、もうちょっとがんばってほしい。女将はとっても活動家。捕鯨関係で活躍中。応援したい。 97年10月。
西玉水(ミナミ)
大阪府大阪市中央区島之内2-17-24/06-6211-6847/17〜23/日休/15000円〜
くじら料理。鯨としては大阪一古い店である。ここのコースが素晴らしい。大阪の鯨料理の神髄が味わえる。「徳や」より高級な分だけかなり高いがやっぱりうまい。コースだと順に「突き出し」「ナガスクジラの尾の身の刺身」「ベーコン」「さえずり」「狩場焼き」「野菜」「はりはり鍋」「ごはん」「メロン」「シャーベット」と続いて、2人で35000円(まぁまぁ飲んで)。独特の狩場焼きも素晴らしいが、その後のはりはり鍋はまさに絶品。大豆と煮るさえずり(舌)も超やわらかくてGOOD。すべてナガスクジラを使う唯一の店らしい。東京のお客さんも喜ぶ。全体に活気がない店ではあるが、丁寧で確かな仕事をしていると思う。98年11月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
磯ふく(ミナミ)
大阪府大阪市中央区宗右ェ門町3-11/06-6211-0990/18〜30/10000円〜
ふぐ。何店か支店を持つ大きな店だが、レベルの高いふぐをそれなりの値段で食べさせてくれる。通常のてっさ、てっちり、唐揚げなどの他に、珍しいふぐの「腹筋」というのをここで食べた。うまい。朝6時まで営業している。需要があるのだろう(笑)。さすが宗右衛門町である。千日前店、周防町店、札幌店がある。99年10月。
花かご(今里)
大阪府大阪市生野区新今里3-16-4/06-6757-2021/水休/5000円〜
ふぐ・はも。冬はてっちり。夏は「はもしゃぶ」がとっても安価で楽しめる。はもは唐揚げ、はも鍋ともにうまかった。なによりも安いのがいい。食べるだけなら5000円から。飲んでも10000円はいかない。冬のふぐもなかなか。薄作りの他にぶつ切りもある。お好みでどうぞ。ボクは薄作りの方が好きだが、ぶつ切りも贅沢感は味わえるだろう。あとは唐揚げがうまいかな。安価だけに雰囲気とかは居酒屋っぽいけど、逆に気軽にはもやふぐが食べたい時にはうれしい感じ。サービスも丁寧だし、迫力ある女将との会話も楽しい。場所は近鉄今里駅前の道を南に下がり、天理教を過ぎたら右折。左側。98年7月。99年2月。
大市(京都)
京都府京都市上京区下長者町通千本西入ル六番町/075-461-1775
すっぽん鍋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
わらじや(京都)
京都府京都市東山区七条通本町東入西之門町555/075-561-1290/12〜14/16〜19/火休/10000円
うなぎの鍋。「うぞうすい」が名物。というか、それしかメニューがないので、入店してもオーダーの必要がない。座ってもオーダーを聞きに来ない。自動的に出てくるわけ。その「うぞうすい」は玉子とじで、白焼きの鰻と餅や野菜が入っている。ほのかに甘く香り、鰻も脂が取れてあっさり味になり、なかなかおいしい。創業400年以上だそうで、秀吉がここにワラジを脱いだところから店名がついたというからスゴイ。店内も外観も情緒溢れているので、旅行者にもうれしい感じ。「うぞうすい」がコースで6000円。高いけど(店名の由来なども含めて)わりと満足感あり。94年3月。
| おでん |
常夜燈(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-30/06-6361-7277/17〜22.30/日休/5000円
おでん。関西煮(だき)の店として有名。基本的におまかせで出てきて、好みによって追加するシステム。なので少しのおでんで軽く一杯、というより、ちゃんとした食事として行く感じ。ダシは相当薄味。薄味すぎるくらいだが、関東煮との違いを強調しているのかもしれない。サエズリ、コロなど関東煮では味わえないタネもある。まぁおいしいのだが、味はわりと普通っぽい。以前はお初天神前にあり、とても情緒があったので良かったのだが、今は雑居ビルの2階にあり、その分、味も含めて普通っぽい感じ。前の雰囲気が懐かしい。94年11月。
ふくのや(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-9エスパス北新地1F /06-6341-2908/15000円〜
おでん。高級系。料亭「かが万」の系列店だからしょうがないけどおでんにしてはとても高いので接待向きかも。自腹はきつい。薄味のおでんはそれぞれ凝っていて美味しい。ワカメなど忘れられない味だった。旬の高いものは何でもおでん種になっていて、財布の心配さえしなければ楽しいだろう。お酒も珍しい良いものをおいている。98年2月。
花くじら(福島)
大阪府大阪市福島区福島6-20-6/06-6453-3758/17〜24/土日祝休/3000円
おでん。屋台風で気軽な雰囲気。店名の「花くじら」とは、クジラの腹の脂肪と皮の部分をスライスして湯引きしたもの。いわゆる「おばけ」ですね。他にもいろいろ珍しいおでんがあって楽しい。ハリハリ巻きや春菊に山芋をかけたものとか、意外とうまい。2Fが変形の座敷になっていて8人くらいだったら宴会ができる。穴場。めちゃ安いし。96年1月。※その後とても人気店になり支店もいくつか出している。再訪数回。
てんまみち阿田(西天満)
大阪府大阪市北区西天満3-1-11/06-6364-5195/17〜23/日祝休/8000円〜
おでん。阿田で「おでん」と読む。超薄味おでんで割烹風に出すタイプとしては走りなのかも。一品一品凝っていて、ユニークな食べさせ方をするが、当たり外れも多く感じるし、凝りすぎな感じもする。全体に高いし。なのに人気があり支店も多い。なんでかな。よくわからない。純米酒はとても揃っているの。95年12月。
たこ梅(道頓堀)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8/06-6211-0321/17〜22/日休/8000円〜
おでん。いわゆる関東煮の老舗(創業160年以上)にして有名店である。コの字型のカウンターのみで、いい感じに古びており雰囲気は最高。ただし接客はちょっとタカビー気味なので、好き嫌いが分かれるかもしれない。ボクはどちらかというと嫌いな部類。味は良い。かつおだしがおいしい。さえずりは高いが確かにうまい。ひろうすやたこの甘露煮もおいしい。ちなみに相当お高いので注意は必要。おでんに8000円とか1万円とか払うのはちょっとつらい。まぁ店にちゃんと相手にされるご年配がお金を気にせず軽く一杯という利用法がベストの店なのかもしれない。00年1月。
あしやみち阿田(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町5-12 2F/0798-23-8258/17〜22.30/水休
おでん。「てんまみち阿田」の支店。味はほとんど同じ印象だが、日本酒はこちらの方が揃っているかもしれない。「真精大吟醸」というオリジナルのお酒を置いている。でもこの店も天満店と同じく高い。ふと気がつくと…え、コレしか食べてなくてこの値段?って感じに(ボクが行ったときは4人で…いや、恐ろしくて値段を書けない)。オススメのままにお酒を飲んでしまうと特にやばい。おでん屋さんだと思って油断しない方がいいと思う。94年11月。
そばの実(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町7-26 アルペジオ夙川104号/0798-35-8531/3000円〜
おでん。こじんまりとした感じの良い店。おでんは特にびっくりする味でもないが、安心して食べられる標準的なもの。ちゃんと手をかけて作ってあり気持ちはいい。そばの実の雑炊やクジラなどもおいしい。男がひとりでカウンターに居ても落ち着くし、カップルが普段使いするのにもちょうどいい、そんな感じの店。00年5月。
おでん芦屋楽ぜん(芦屋)
兵庫県芦屋市西山町2-4/0797-38-1171
おでん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
のぢぎく(三宮)
兵庫県神戸市中央区加納町3-14-16/078-221-2696/17〜23/土日祝休/5000円〜
おでん。普通っぽい店であるが、おでんの味はなかなか良い。しょうゆを使わない薄味だが、決して無難な薄味ではなくきっちり味の主張がある。一品物も家庭の味ながらちゃんとツボを押さえていて上手。うまい。女将さんと娘さんたちの接客も気持ちよい。再訪したくなる接客だ。欠点は思ったより高いこと、かな。もうちょっと安ければなぁと思う。00年2月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
| 割烹・小料理・郷土料理・料亭 |
皆美(梅田)
大阪府大阪市北区角田町8-47阪急グランドビル28F/06-6315-7770/11〜21.30/第1.2火休/5000円
割烹。あの松江の老舗旅館「皆美」の支店。松江の旅館には泊まったことがあるが、あの名物の鯛めしが大阪で気軽に食べられるのはうれしい。なんてことない汁かけ御飯なのだがボクは好き。まぁでも本店の雰囲気がない分、ちょっと厳しいかなぁ。鯛めし単品は昼のみ。夜は鯛めし御膳(5000円くらい)とかになる。94年5月。
可久弥(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第一ビルB2F/06-6341-3325
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一陽(梅田)
大阪府大阪市北区堂山町6-15/06-6315-1714/18〜22/第3土・日祝休/8000円
小料理。というか創作系うまいもの屋と呼んだ方がいいのかもしれない。「おまかせ」を頼むと、とにかく客がストップするまでその日あるうまいものを出し続けてくれる。これがなかなか極楽。ご主人がわりと蘊蓄を垂れるのが多少耳につくが、いい食材を使っている時など説明したくなる気持ちも分かる。慣れてしまえばこれも味のうち。まずは牛刺し馬刺しあたりの生を。焼き物もよい。スナックを居抜きで借りたようなインテリアはイマイチなのだが、奥さんの明るさもあっていい雰囲気になっている。流行しだしてから会員制にしたと聞く。電話で予約した方がいい。94年12月。再訪数回。
入道(梅田)
大阪府大阪市北区堂山町17-14/06-6361-5890/17〜23/日祝休/8000円
割烹。新鮮な魚を中心とした創作料理系。工夫した料理をおいしい酒とともに楽しむ店。割烹というより、ご主人の味を気軽に楽しむうまいもの屋さんという感じ。わりとシンプルな料理の方がアタリの確率は高い気がする。店内ほどよく広く、二階には座敷もある。客が多くなると全体に居酒屋っぽくなり、その賑わいもなかなか楽しい。価格的には、割烹としたら安いが居酒屋的イメージとすれば高めな感じ。96年2月。
貝作(梅田)
大阪府大阪市北区神山町9-13/06-6311-5514/17.30〜23/日祝休
貝料理専門店。貝のコース4000円がおすすめ。とにかく貝ばっかり(野菜は出る)。ただし生は出ず、すべて焼く。それもコンロで客が焼く。貝は高知から毎日空輸されているので鮮度は大丈夫。おいしいし、潮の香りもうれしいし、素朴でいい店である。ただし、やはりちょっと飽きる部分はある(笑)。ストレートすぎる感じ。デートなどには向かないが、オヤジ同士でわいわいビールを飲むならありかもしれない。94年4月。
いく瀬(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-7 パーマリィ・イン堂島6F/06-6345-1900/7000円〜
割烹。北新地のシェラトンの近く。元ホテルだったパーマリィ・インの6Fにある店。お座敷での宴会が主だがテーブル席もある。奥にはスペイン風個室もある。テーブル席に限ると6000円コースのみのようだ。ちんまりしたインパクトの薄い料理が続き、「テーブル割烹+慇懃だがマニュアルチックなサービス」という典型な感じ。良い旅館とかカウンター小料理屋で同じ料理が出たらそれなりに楽しめるかもしれないが。料理はまぁまぁだし高くはないので割烹初心者にいいかもしれない。99年10月。
石狩(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-16新中村ビルB1F/06-6345-1016/11〜14/17〜22.30/日祝休/10000円
北海道料理。昼の石狩弁当がよい。ボクはいつもダブル(1000円)を頼むのだが、腹一杯になる。うまい。で、いいなぁと思い夜に行ってみたらものすごく高い店に変身していてびっくりした。これなら現地に飛んで食べた方がより美味しい思いができる気がする。ご注意を。96年12月。
神田川本店(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-25/06-6341-7862/25000円〜
割烹。関西のドンと名高い(?)神田川俊郎氏が切り盛りする「神田川」の総本店。カウンターは23000円のコースのみ(テーブルだと25000円)。高いけど「一度は」と思って出かけたが…、結果は残念に終わった。店は厨房の中も外も雑然としていて荷物などもそこらへんに置いたまま。蛍光灯の照明も安っぽく、高級店とは思えない。数多くいる料理人。カウンターの中でわさわさ動いており落ち着かないこと夥しい。料理も前のを食べ終わらないうちにどんどん出てくる。なぜゆっくり落ち着いて食べさせてくれないのだろう。2万円以上の店とは到底思えない。
料理自体は創意工夫・ケレン味を前面に押し出していて、皿を目の前にして説明を聞くと「おお?」と期待が高まる。だが、それも口に入れるまで。口中では不思議なほど普通の味に変化する。あれ?とはぐらかされた感じだ。化学調味料も堂々と使っている。お酒も金箔入りだったり器もド派手なのを使ったりしているがそれもこうなってくると逆効果。当日は神田川氏本人はいなかったが、いてもそんなに劇的に変化する料理とは思えない。自腹で行ってはいけない店だろう。お酒入れて27000円強。痛い。97年11月。
ほり磯(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-4-6/06-6345-5553/17.30〜26.30/日祝休/12000円
割烹。創作料理系。便利のいい場所で遅くまでやっているしメニューも100種類以上で楽しい。だけど、そこそこの値段するわりには無難な味の料理が続き残念。安定した味とも言えるが。もう少し印象に残るインパクトがあるといい店になるのになぁと思った。惜しい。店内改装してから特に普通っぽくなった印象。ちなみに〆のお茶漬はとてもうまい。これだけ食べに来たら怒られるだろうか。97年1月。
絹生(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-1/06-6345-3339/11.30〜13.30/16.30〜21.30/日祝休/7000円〜
割烹。「きぬお」と読む。店内の感じもメニューも料理人の雰囲気もおいしそうなのだが、料理自体はわりと普通っぽい。上品で小技も効いているのだが、もう少し強さが欲しい。そのわりにいい値段してしまう。昼のランチはそれなりにいいが、夜はちょっと割高に感じるかも。98年12月。
さか本(北新地)
大阪府大阪市曽根崎新地1-1-12/06-6348-1588
割烹。季節の素材にひと手間ふた手間かけて出してくれ、どの料理もハズレなく楽しめる。驚く美味はないが安定してレベル高くおいしい感じ。接待とかに特にいいのではないかな。お造りももちろんいいが、和え物やフライが上品でおいしい。照明が明るすぎるのと、値段に比べて全体にざわざわと落ち着かない店内が惜しい感じ。堂島上通り(新地本通りの一本南)。06年12月。
井出(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-1/06-6344-1078/17〜26/日祝休/15000円〜
小料理。アイデア料理と看板にある。和洋折衷の少し和寄りという感じか。素材は割としっかりしているがそんなに安くはないので当たり前。厨房に立つシェフに創作料理を出してもらうわけだが、美味しそうなメニュー名を口にするわりに値段を言わない。だから最後に勘定書きを見てビックリ!ということになる。しつこく「いくら?」と聞かないこちらも悪いけど、メニューごとに「いくら?」とは聞けないもんなぁ。あー高かった。ボクは「創作料理においしいものなし」と思っているのでもともと相性悪いのだが、値段的にも印象が悪くなってしまった。97年1月。
歌留多(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-21日宝スタービル1F/06-6344-1078/17〜26/日祝休/4000円〜
沖縄料理。オリオンビールや泡盛を飲みながら、ゴーヤーチャンプルー、テビチ、中味、ミミガー……などなど、基本的な沖縄料理を清潔な店内で食べられる。沖縄料理ってどこもそんなに変わらないのだが、ここも普通。標準的。あ、いかすみのチャンプルーは良かった。でも油断しているとすぐひとり5000円を越えちゃうから注意。沖縄料理としてはわりと高め。97年1月。
甚五郎(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-5/06-6341-2901
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
しまおか(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-17 IMサウザントビル201/06-6344-8988/11.30〜14/17.30〜21/日休(祝日は夜のみ)/7000円〜
割烹。カウンター和洋割烹か。フォアグラを使ったり、イタリアン風の味つけをしたり、和風がベースながらもシェフの創意工夫がいろいろなところに活かされていて、夜のコース(5000円、7000円、9000円)はなかなか楽しめる。量も多く、大食の男性でも満足できるだろう。また、日本酒、焼酎に珍しいものを置いており、それだけを目当てに行ってもいい(夜は基本的にコースのみだから軽く一杯という利用は無理)。昼の1300円コースは特筆すべきコストパフォーマンスで大お勧め(混むので要予約)。新地の駅前第一ビルの国道向い。ラーメン屋の2階。98年9月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
石和川(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-22新八千代会館2F/06-6345-5588/11.30〜14/17〜23/日祝休/8000円
割烹。「いわがわ」と読む。まだ若いご主人が作る格安めの割烹。「神田川」で修行したあとボストンの日本領事館で2年勤めたというご主人が作る料理はエスニックや洋食の手法を取り入れた創作系。練り物はおいしかったが、その他はそんなに印象に残らなかったのが残念。インパクト狙いはわかるのだが、それがきちんと皿に定着していない印象。若い板前が作る創作系料理が陥りやすい部分でもあるのかもしれない。コースもあるがわりとバランスがもうひとつなので1品を頼んだ方がいい。昼はわりとお得。あと十年くらい経ったら大化けするタイプの店かもしれない。97年2月。再訪数回。
たけのこ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-6 新日本新地ビル東館1F/06-6345-7601/18〜21/日祝休/4000円〜
小料理。「昔なつかしい洋食焼と京のおばんざい」とうたっている。雑誌にも良く取り上げられている店。いい年配のご兄弟が2人で切り盛りするカウンターのみの小さな店内。なかなか感じがいい。ただそのご兄弟がとにかく仕切る仕切る。指図がいろいろ飛んでなんだか寛げないのだ。味はそれなりにおいしい創作料理系。たこ焼きやコロッケや蓮根餃子など、ツボをついたいい味だ。全体に「こだわり」が前面に出すぎているので多少居心地悪い感じではある。そういうのが不得意でない人にはいい店なのかもしれない。席は詰め込みすぎているし「何時何分までに食べてください」と時間を区切られるのもなんだかな。要はボクと相性が悪かったのだろう。98年1月。※最近、すぐ横のビルの1階に移転した。表記は新住所の方。
とわ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-21
小料理。お茶漬を看板にするらしいが、お惣菜系の一品ものもどれも安心できる味でうまい。上品な味だ。7席ほどの小さな店に女将がひとり。センスよくまとめられていて寛げる。夜遅めにちょっと一杯でさっと切り上げよう、って時など便利。銘酒「鄙願」が置いてあるのが貴重(当時)。95年12月。再訪数回。……96年12月で急に閉店した模様。身内のご不幸とか。その後、豊中で予約制家庭中国料理の店を開いているそうである。店名は「西本」(06-6336-0534)。
三原(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-8-7梅紫津ビル2F/06-6341-7974/11.30〜13.30/17.30〜23/日祝休/4000円〜
小料理。せいろ蒸し料理。夜はせいろ蒸し会席が3500円と5500円の2コースある。内容を考えるとかなりお得感がある。野菜の蒸したのとかなかなかうまい。昼は鮭・あさり・鶏そぼろの三色せいろがオススメ。狭い店内だが、ご主人と若者が丁寧に仕事をしており気持ちいい。本店はアメリカ領事館の裏の方にあるようだが行ったことはない。99年10月。
サロンいづみ(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-2-33
小料理。いづみさんともう一人(妹さんかな)が着物姿でカウンターの向こうに立つ店。店名がちょっとクラブっぽいが、リーズナブルな小料理屋さんである。料理はそれぞれちゃんと丁寧に作ってありおいしい。カウンターが埋まるとさすがにふたりではパニックになるようで料理が出てくるのが遅くなるのが難だが、店主のお人柄かそれもあまり苦にならない。インテリアはちょっと一銭洋食風(わかるか!)。キッチュな和風で面白い。酒の種類がもう少しあったらもっといい。00年11月。※いまは閉店してしまったようである。
紬(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-3-36/06-6345-4800/11.30〜14/17〜22.30/土昼・日祝休
割烹。昼ご飯にとてもよく利用する店。夜は一度しか行ったことがないが、6000円のコースが大変お得。しっかり手をかけた料理が続き、盛りつけも美しい。ちょっと狭めの店だが、二階は落ち着ける。昼のセットがわりと良い。95年6月。再訪多数。
う越貞(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-17-20 日乃出ビル1F/06-6458-1153
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
加津屋(福島)
大阪府大阪市福島区福島8-20-3/06-6451-7739/5000円〜
割烹。福島駅から聖天通商店街を抜け、あみだが池筋を右折、すぐ左折してしばらく行ったところにポツンとある割烹。その賑わい気持ちよく、いかにもうまいものが食べられそうな店である。カウンターと座敷があるが、カウンターで女将さんといろいろ話し合いながらオーダーするのが楽しい。オリジナルメニューもそれぞれハズレなくうまいしなかなか。5月末に食べたタケノコの寿司や行者ニンニク味噌合えなどは今も舌が覚えている。加津屋風蒲焼き(レンコンの蒲焼き)や鯛の白子焼きも印象的。お酒の種類が少ないのがとっても残念。サービスは親密で元気があって軽やかでとても良い。カウンター席とテーブルと座敷。値段もそんなに高くない。00年5月。
割烹かつみ(福島)
大阪府大阪市北区大淀中1-1-90-100 梅田スカイビルタワーイーストB1F/06-6440-5951/11〜14/17〜22.30/無休/6000円〜
割烹。スカイビルの滝見小路にある割烹。特徴的なのは「五島列島から毎日空輸された素材を使った店」ということ。その日の漁次第である魚も変わる。まぁそのくらい鮮度にこだわっているということだ。つまりは刺身がうまい。きびなごや水イカなど五島のうまいものはやっぱりなかなか。ただ「うま〜!」という驚きはどの刺身からも感じられなかった。行った日の漁がもうひとつだったのかなぁ。〆にはぜひ「五島うどん」を。椿油でつなぎ、アゴ(飛び魚)でダシをとったという五島列島名物。冷や麦のように手延べする。冷たいうどんがうまい。とっても。00年3月。
市の(西天満)
大阪府大阪市北区西天満5-16-13/06-6366-5611/11.30〜15/17〜22/日祝・第2.4土休/5000円〜
小料理。「高級博多屋台料理」を標榜する。店内に貼られたメニューを見ると確かに博多の屋台の匂いがプンプン。一夜干しを中心に、くじら・馬刺、鶏鍋など、魅力的なメニューが並ぶ。味はまぁまぁかな。〆の博多ラーメンがうまい。とんこつが生臭くなく煮込まれていて、麺も良い。大阪に蔓延るエセとんこつラーメンの数倍いい。ラーメンはランチでも食べられる。西天満交差点の名古屋銀行裏。00年4月。
EN(京町堀)
大阪府大阪市西区京町堀2-3-4 なにわ筋靭公園/06-6441-2923/5000円〜
小料理。京町堀にあり、交通の便は悪いが、清潔で使い勝手の良さそうな小料理屋。小上がりもあり、落ち着ける。刺身系、焼き系ともにまぁまぁで、〆のさぬきうどん鍋までどれも水準的な味。10名くらいの宴会も可なので、ちょっと穴場っぽい宴会場に使うのにいいかもしれない。94年10月。
作(南船場)
大阪府大阪市中央区南船場4-10-51大阪屋エーコービル/06-6244-0306/5000円〜
小料理。いろいろ工夫して出してくれる創作和食屋。それなりにおいしいが、ご主人がわりと創意や素材の講釈をするので寛ぎにくい。押し頂く、という感じになってしまう。気楽に食べさせて欲しい。いや講釈するのはいいのだ。聞きたいときもある。でもちょっと「うまいやろ!」の押しつけっぽくなってしまうのが難かも。少なくともボクとは相性が悪い感じ。96年2月。
梅市(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-6-3ハイツ千年町2F/06-6243-9126
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
桃酔(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋2-7-18暫ビル/06-6211-1572/8000円
小料理。まだ堀江にあった頃、何度か行った。こぢんまりと落ち着けてとてもおいしくいい店だった。東心斎橋に移転した後も応援したい店なのだけど、移転して店を大きくしてから昔ほどは良くなくなった。そうか、こぢんまりしていたからこそ良さが発揮されたのだなぁと思ってしまう。とてもうまかったのに。残念。95年6月。
大黒(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀2-2-7/06-6211-1101/11.30〜14/17〜20/1500円
小料理。かやく御飯で有名な老舗。油揚げ、こんにゃく、ごぼうなどをあっさり薄味に炊きあげたもので、単品ではちょっと物足りないが、壁に貼り出されているお惣菜の数々と合わせるとがぜん輝き出す。焼魚などとの相性も抜群。小さい店なので早めの時間に行く方がよい。96年5月。
ごんべ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前2-3-16/06-632-2394/18〜/5000円〜
割烹。カウンター割烹。吉本興業が近いせいかお笑いタレントがよく来るらしい。安くておいしい割烹。料理は特に凝ったものはないが季節のいいものを仕入れていてどれもちゃんとうまい。日本酒も「十四代」他、良いものをおいている。座敷もある。ご主人もなかなか味があっていい。ミナミのプランタンの角を南に入って二つ目を左。しばらく行くと左手にある。98年10月。
23.1(ミナミ)
大阪府大阪市南区鰻谷中ノ町23-1/06-6253-0791/17〜24/日祝休/6000円〜
小料理。ボクがまだ若くてちゃらついているころにとてもよく行った店。おしゃれな和食BAR、という狙いが見え見えの店だがバランスよく作ってありいい感じ。料理は創作系で当たりはずれはあるが、味はそれなり。若者が気楽に居酒屋使いするにはいいのではないだろうか。ある程度年齢が行くと照れくさくて行けなくなってしまうタイプの店ではあるが。94年8月。
山女庵(西成)
大阪府大阪市西成区岸里1-3-10/06-6657-2292/18〜/8000円〜
鳥獣料理。「やまめあん」と読む。西成区役所のすぐ横にこんな深山のような店があるとは思わなかった。亭主みずから鉄砲を持って打ってくるイノシシや鹿、山鳥を炭火で楽しめる。他にも天然ウナギの鍋やスッポンなどの鍋料理、ヤマメやアユの時期にはそれも楽しめる。10月ならキノコづくしの鍋(マツタケ、ホンシメジなど10〜13種のキノコに地鶏)が、お酒飲み放題で9000円で味わえる。完全予約制だからオヤジさんに電話で相談して料理を選ぼう。打った鳥獣がなければ店が開かないらしいので、前日までに電話して予約した方がいい。00年1月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
播半(西宮)
兵庫県西宮市甲陽園東山町9-39/11〜14.30/16〜22/無休/20000円〜
料亭。甲陽園の一万坪の敷地に数寄屋建築。なだらかな丘陵を利用していて景色も抜群。ロケーションはまさに超一級である。こういう料亭で味が普通というのはよくある話だが、ここは味もかなりよい。値段はそこそこ行ってしまうが、満足はするはずだ。庭に咲き乱れる桜、そして風情ある紅葉の季節が特にお勧め。お昼を5000円で始めたらしいので食後の庭散策のためだけでも訪れる価値あり。夜よりも、まずはその昼弁当からどうぞ。94年11月。※閉店。残念!
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
くらくえん(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町2-25/0798-71-5850/18〜23/月休/6000円
小料理。カウンターのみの小さな店だが、突き出しの柚の味噌汁から始まって惣菜、おでん、牛刺し、魚、にゅうめんに至るまで何でも気持ちよくおいしい。なんかホッとする味でしみじみする。女将も手伝いの人もきびきびシャキシャキしていて気持ちがいい。なかなかの連係プレイ。その連係とやりとりを見ているだけでこれまたしみじみする感じ。それでいて決して高くはない。常連さんが多いので面食らうかもしれないが、勇気を出して通うとどんどん真価が高まる、そんなタイプの店である。独身時代どれだけお世話になったことか。97年3月。再訪多数。
香風(苦楽園)
兵庫県西宮市菊谷町12-33/0798-73-4511/11〜15/17〜22/月休/8000円〜
割烹。懐石料理が気軽に食べられるちょっとモダンな店。玄関のアプローチの感じはなかなか良い。決して安くはないが座敷があるので夙川近辺では貴重な店である。昼は弁当が5000円くらいで食べられる。味に驚きはないが安定はしている。おばさまたちに占領されてはいるが…。夜はお酒飲むと15000円くらい行ってしまう。94年8月。
くすはら(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町11-13 苦楽園壱番館1F/0798-73-9959/18〜25/水休
割烹。木を多用して本格的な割烹の雰囲気を保ちつつ、若くてカジュアルな空気も醸し出している店。年配から若手まで客層は広く、いい感じに賑わっている。カウンター中心で個室がひとつ。地元の家族連れなども多い。料理は魚中心で真っ当な味。ちょっと怖面のご主人は話してみると柔らかい感じで雰囲気良い。味的にはまだ発展途上的な部分もあるが、これからどんどんおいしくなりそうな予感はする。住宅街で長くやってほしい隠れ家割烹である。06年8月。
子孫(甲陽園)
兵庫県西宮市甲陽園本庄町5-21/0798-71-1116
料亭。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
わらびの里(芦屋)
兵庫県芦屋市打出小槌町30/0797-23-5666/5000円〜
割烹。京料理の老舗。京都山科に本店がある。震災での被害を免れた小座敷で規模を縮小して営業している。前は置いていた仲居も今はいないそうだ。料理は京会席でとても上品。酢の物、焼き物、和え物、雑炊とそれなりの味だが、ちょっと若い人には物足りないだろう。芦屋のお金持ちの熟年以上向き。昼は6品で5000円から。95年2月。
一駛(芦屋)
兵庫県芦屋市大原町8-2 B1F/0797-38-0591/17〜23/木休/12000円
小料理。ひとし、と読む。まだ若いご主人が真摯に料理と向き合っている店で、芦屋には珍しい良い小料理屋である。地酒、魚、文句なし。どれも味に不満を思ったことがない。場所柄かちょっと高めだが、財布に余裕があるときはいいかも(わりと1万円くらいはすぐ行ってしまう)。震災後、ラポルテ北館に移転したらしいが移転後まだ行っていない。うまかったけど、どうなったかなぁ。94年8月。
八巻(六甲)
兵庫県灘区八幡町4-9-27 阪急六甲南口/078-861-0642/17.30〜22/日祝休/5000円
小料理。創作料理系。いろいろ凝って作っている店でどれもそれなりにうまいが、ご主人がいろいろと注意してきて最初から最後までシュンとしながら食べた。例えばビールのグラスに素焼きを使っているのだが「素焼きだから乾杯しないで。価値もわからず乾杯して割る奴がいる」などとまだビールをついでもいないのに怒るように注意をする。行儀良く静かに食べているのにずっとそんな調子なのだ。偉ぶりすぎ。料理もいちいち講釈付き。食べてる時間を長く感じた。94年2月。
阿奈ご家(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通1-2-9伸光ビル2F/078-393-0898/17〜26/月休/4000円〜
小料理。アナゴが売り。明石産の活けアナゴをいろんな料理法で楽しめる。刺身に湯引き、焼きに蒸し、柳川鍋、そしてアナゴご飯…。こう書くとかなり高そうだが、実はとても安価である。それがうれしい。印象的なのはアナゴの刺身と柳川鍋。どちらもかなりうまかった。焼き鳥などもあるが、やっぱりここはアナゴでしょう。カウンターと小上がりだけの小さな店だがアナゴを知るには最適の一軒。00年5月。
杉本(明石)
兵庫県明石市桜町12-12/078-912-1254/16〜22/木休/10000円
小料理。明石の天然物のみ使用の店。有名なところでは、たこ、穴子、タイあたりであろうか。いわゆる「前もの」で、捕れたてを生け簀に一昼夜はなしてから出すという。熟成とは違うが、こうすると一番うまい、と言っていた。刺身はさすがにうまし。料理自体に凝った物はないが、明石に来た、という気分になるし、旅行者には特に良いかも。94年11月。
雪月花(宝塚)
兵庫県宝塚市伊子志3-16-57シャルマン逆瀬川B-101/0797-73-4458/12〜14/18〜/日祝休/7000円
小料理。以前は甲東園のわかりにくいところにあって何度か利用した。にぎやかな女将が一人でやっている店で、一度行くと常連ぽくなってしまうタイプの接客をする。素材に凝っていて、無農薬野菜はもちろん、調味料なども体にいいものを選んで使っている。味は家庭料理の延長だがそこそこおいしい。純米酒も良いのをおいてあるが、酒が飲めなくても大歓迎だとか。97年2月に宝塚に移転してからはまだ行っていないがそんなに変わらないだろう。中津浜線のデニーズ前のローソンを入る。97年2月。
ぬなわや(三田)
兵庫県三田市加茂1093-4/0795-67-1104/12〜15/18〜21/水休/7000円〜
割烹。「ぬなわ」とは沼の縄、「じゅんさい」の異名だ。そう、ここは日本でも珍しい天然じゅんさいをフルコース(6000円より)で食べさせてくれる店。ビル内とは思えない料亭風の作りで庭に広がる竹を眺めながらゆっくり季節のじゅんさいを味わえる。コースはじゅんさい尽くしというわけではないが、わさびしょうゆでいただく「じゅんさいの刺身」が特に絶品。生のいいものはなかなか食べられないそうだ。食後は和室で世界初のじゅんさいまんじゅうとお抹茶をいただける。まぁ一回でいいかなぁという感じであるが、一度はどうぞ。要予約。すごくわかりにくいところにあるので注意。98年6月。
赤いうちわ(三田)
兵庫県美嚢郡吉川町畑枝120/0794-72-1191/12〜22/10000円〜
焼き物一般。三田牛のステーキや明石の魚、炭焼き一品物などが食べられる。肉も魚もかなり素材のイイモノを用意している。肉質は最高だが、サシが入りまくっている肉なので、サシが不得意なボクとしてはちょっとつらい部分もあった。魚も、マグロ(大きなサク)や鯖、穴子(うまい)など、脂が乗りまくったものが多く、肉も含めて脂系が続くのがつらい人もいるかもしれない。逆にサシ好きにはとてもいいだろう。古い民家風の店内は趣もあってなかなか。基本的におまかせコース(10000円〜)のみ。吉川(よかわ)インターから程近いところにあり、ゴルフ銀座ということもあってゴルフ帰りなどにもいいかもしれない。99年12月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
山ふく(京都)
京都府京都市東山区祇園花見小路四条下ル/075-551-0876/12〜14/17〜21.30/火休
おばんざい。祇園の一力の角を入ったところにあるおばんざいの店。家族でやっており、以前いた名物お母さん(というか、おばあちゃん)は亡くなってしまった。彼女が階段前にポツンと座っていた頃の佇まいと料理はとても良かった。いまでは娘さん(お嫁さんかな)がしっかり後をついでいる。いかにも京都の家庭料理という感じで、インパクトはないがしみじみ楽しめる感じ。風情たっぷりである。まぜ御飯、なっぱ、おから、肉じゃが、ひじき、鯛の子、土瓶蒸し、柳川、たにし、そして焼き物、煮物…どれもこれも食べたくてつい頼みすぎてしまう。個人的にこういう雰囲気の店、かなり好きかもしれない。こういう店が近くにある人がうらやましい。ただ「おばんざい」というのは普通の家庭料理でもあるから、こういう料理を普通に感じる人も多いかも。以前はそんなに観光客もおらず落ち着いて食べられたが、90年くらいからえらく人気が出て、いまではとても混んでいる。おばんざい6品と季節のご飯や汁物がついた「おきまり」は1800円とお得。99年11月。再訪数回。
百足屋(京都)
京都府京都市中京区新町通り百足屋町381/075-256-9393/11〜15/17〜22/水休/3000円〜
おばんざい。京の町屋を復元した店内で食べられる。その雰囲気が売り。昼はお弁当、夜はおばんざい懐石コースなど。町屋を体験してみたい観光客が楽しむにはいいかもしれない。喜ばれるとは思う。が、料理はごくごく普通のおばんざい。家庭料理の延長なので特に驚きはないが、まぁもともとそういうものだ。町屋の雰囲気を気軽に楽しみたい人向け。98年11月。
豆水楼(京都)
京都府京都市中京区木屋町三条上ル上大阪町517-3/075-251-1600/3000円〜
豆腐料理。鴨川沿いの風情のある町屋で豆腐会席などを食べさせてくれる。一見料亭風だが、味的には居酒屋チック。観光客相手の店なのかもしれない。「おぼろ豆腐」「豆腐の朴葉味噌焼き」「竹寄せ豆腐」など名物があるがどれもそんなに印象に残っていない。会席も量がちんまりしていて楽しくない。ただ、格安に鴨川沿いの町屋を楽しむのなら悪くはないと思う。97年10月。
梅むら(京都)
京都府京都市中央区木屋町三条上ル/075-231-3383/11.30〜14/17〜22/無休/12000円〜
割烹。伊藤博文が常宿にしていた民宿を改造して京料理の店にしたらしい。長いエントランスが京都風情抜群で東京の人には絶対受ける。店内から鴨川が見えるのもポイント高い。だから観光客や年配のご婦人とかを連れて行くにはとてもいいと思う。でも味はその雰囲気や逸話ほどではない。可もなく不可もなく。観光客ずれしてしまったのか、女将や仲居さんのサービスも(値段の割には)フランク過ぎるかもしれない。ただ、京都のサービス独特の慇懃無礼さに食傷している向きにはいいかも。夏は川床もある。昼の5000円会席がお得。夜は1万円から。雰囲気に比すれば格安め。97年8月。
めなみ(京都)
京都府京都市中京区木屋町三条上ル中島町96/075-231-1095/17〜23/日休
小料理。おばんざい。約10年ぶりに訪ねたが、相変わらずなかなかおいしい。調子に乗っていろいろ取っているとあっという間にひとり1万円を越えてしまうのも変わっていない。おいしいし立地もいいんだけど、やはり少し高いかも。料理は一般的なおばんざい。家庭料理の延長といった感じ。カウンターの大皿がとてもおいしそう。煮たり炊いたりのものが特にうまい。炙り焼きなども良い。地酒とともにゆっくり味わいたいところだが人気店で異様に混んでいるので早々に退散。少し落ち着かないかも。00年3月。
蜂巣(京都)
京都市中京区油小路通御池上ル/075-213-1170/17〜23/水休
おばんざい。紹介がなくても大丈夫な気軽なおばんざいの店。京都っぽい「古い暗さ」がないのが旅行者には物足りないが、一見さんでも気楽に入れてそれほど高くなく食べられる店を一軒京都で持っておくと安心。カウンターでおばんざい数品に日本酒、という感じなら3〜4000円で上げられるかも。おまかせコースでも5000円。安心でしょ。
枝豆山椒、さんま有馬煮、賀茂なす煮、京揚げと小松菜、きんぴら、南蛮漬け、手作りごぼ天、と、魅力的なおばんざいが並ぶ。すべてのおばんざいにひと工夫ある上に、その工夫が創作料理的になっていない。きちんと基本を守った味でおいしい。魚や肉もいろんなメニューがある。冷酒に店名の「蜂巣」を頼んだら竹の器に入ってきて、とても涼しげ(店名の由来は聞きそびれた)。ご主人も奥さんも気さくで気持ちよく、お客さんも肩の力を抜いて楽しんでいる。照明をもうちょっとだけ暗くしたらもっと雰囲気出るのになぁと思ったが、明るいのも逆にこの店のよいところかもしれない。そんな感じの店。京都国際ホテル、もしくは京都全日空ホテルの裏手にぽつりとある。07年8月。
瓢亭(京都)
京都府京都市左京区南禅寺草川町35/075-771-4116/8〜10(朝粥:7〜8月)/11〜14.30(うづら粥:12〜3月)/11〜19.30(懐石)/第2・4火休
料亭。1837年創業。南禅寺の畔にある有名な料亭である。夜の懐石はもちろんであるが、夏の朝粥、冬のうづら粥でも有名。夜に比べて安価に料亭料理の一端を楽しめるので、旅行者は朝粥・うづら粥から体験するのが良いかもしれない。
朝粥をいただいた(5000円)。朝8時9時10時と三回転するようで少々せわしないが、通される部屋は五つすべて独立した離れの茶室になっており、なにしろ雰囲気がよい。数寄屋造りの草葺き屋根。建物を木々と池が分ける。その間を縫って歩き、茶室に靴を脱いで上がるアプローチだけで外国人だったら舞い上がるだろう。
座敷に胡座をかいてお膳で料理をいただく。和え物や蒸し物が入った瓢箪型の三ツ重ね鉢、瓢亭玉子(一子相伝と言われる名物の半熟卵)、鮎の塩焼き、葛あんで食べる白粥などが順番に出てくる。朝だけに優しい味が続く。インパクトはないが心からホッとする構成。意外と量はたっぷり。リズムよく出てくることもあって約1時間で食べ終わるが、庭を眺めながらゆっくりお茶を飲みたい腹心地ゆえ、せめて1時間半の2回転にならないかなぁ。それだけが不満かも。
ちなみに瓢亭には別館もあり、そちらの広間でも楽しめるが、できれば本館を予約したい。離れの茶室は雰囲気だけで大ご馳走。日本人のセンスの凄みに圧倒される。07年8月。
十一屋(京都)
京都府京都市左京区山端川端町27/12〜21/不定休/8000円〜
なまず料理専門店。料亭。「じゅういちや」。寛永年間創業で380年経つという大老舗。現在の建物は明治初期のもの。趣き深く素晴らしい建物。大きな池を持つ立派な庭を眺めながら座敷で洗練されたなまず料理が食べられる。なまずはそのままだと泥臭いのだが、井戸の水で数晩生かして泥抜きをするという。なまずは共食いするらしく、一匹一匹入れないといけないということで場所も手間も大変らしい。岡山産だというなまずはとても繊細な美味で印象的。他にさまざまな川魚の造りも出る。コースは7000円からで高くない。ボクは1988年のクリスマス・イブをここで過ごした。当時イブに和食料亭を選ぶのはとても進んでいたと思う(笑)。そういう意味で思い出の店。修学院駅近く。88年12月。再訪2回。
※2006年5月に閉店廃業し、あの趣深い建物も庭もつぶし、跡地にマンションが建つようだ。涙。
馳走 高月(京都)
京都府京都市東山区高台寺門前下河原町469/075-531-6178/11.30〜13.30/17〜21.30/月休/15000円〜
料亭。高台寺(八坂神社近く)の門前の一軒家で、お座敷でゆっくり食べられる。雰囲気抜群。これぞ京都。夜のコースを食べたが、量的にはちょっと物足りないものの、それぞれ趣向を凝らしており美味。その上品な薄味はあくまで繊細でなんともおいしい。悪く言えばインパクトがなさすぎるかもしれない(特に若い人には)。
始めに口濯ぎと称して「出汁」がおちょこで出るが、それがこの店の姿勢を物語っているかもしれない。滋味深い出汁。舌の奥で繊細に味わう料理なのだ。一軒家のお座敷ではあるが、子連れなども受け入れてくれるし、若者でも気後れしないで楽しめる店だと思う。ただもう少し仲居さんのサービスが良ければ、と残念だった。店を出た後の見送りなど見事で気持ちよかったのだが…。夏のハモ料理が特に有名。ハモ味噌をお持ち帰りとして買える。98年12月。
※2007年4月に火事で焼失。復活はいつかわからない。
いもぼう平野家本店(京都)
京都府京都市東山区円山公園内知恩院南門前/075-561-1603/10.30〜20.30/無休
料亭。江戸は享保年間に創業された「いもぼう」で有名な大老舗。「いもぼう」は、乾物の棒鱈をもどすときに海老芋(海老のカタチに似た芋)といっしょに炊き上げてみたら独特の味になり、数々の食通に礼讃されたのがもともと。以来名物として300年以上、味を守ってきている店。観光客が回る名所のひとつみたいになっているが、なかなか美味しいので一回は経験してもいいと思う。ご飯や小鉢がついた「いもぼう御膳」が2500円程度。知恩院南門前にあり、雰囲気はなかなか。97年4月。
草喰なかひがし(京都)
京都府左京区浄土寺石橋町32-3/075-752-3500
この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
美山荘(京都)
京都府京都市左京区花背/075-746-0231/無休/25000円〜
料亭旅館。京都の山奥、花背の里にある摘み草料理の小旅館。食事だけでもOKだが是非泊まってその情緒を味わって欲しい。小さく素朴な部屋だが、落ち着けるし、風呂もサービスもとっても気持ちがいい。食事は花背の里でとれた川魚、山菜、京野菜を中心にした摘み草料理。ボクが行ったときは銀杏の味噌焼(絶品)、鯉の刺身(鯉に対する見方が変わった)、イクチダケの煮物、アマゴの甘露煮など、とにかく素朴だが発見のある味ばかりで感心した。付け合わせの大根おろしなんかが絶品だったりするあたりが、美山荘の真骨頂。ちなみに朝御飯も素晴らしい。部屋ではなく母屋に通されての朝ご飯になるが、カラダがきれいになるような料理群。〆の白ご飯まで隙のない構成。日本トップクラスの朝ご飯だと思われる。97年2月。
湯葉に(京都)
京都府京都市南区九条大路新千本下ル/075-691-9370/11.30〜18.30
ゆば(湯葉)専門店。京都の市街を離れ、高速入口方面にずいぶん下がったところにポツンとある店。創業明治38年。京都では若い部類かな。ゆばの小売店の横に普通の家があり、そこで料理を出している。座敷はなんだか普通の家っぽく、畳はすりきれ、照明は蛍光灯ひとつ。雰囲気はよくない。しかもものすごく早いペースで料理が運ばれてきてしまい、落ち着かないこと甚だしい。運んでくれる方に聞けば「女将さんがせっかちなもので」ということだが、これでは料理が次々冷めてしまうなぁ。
隣に工房があって自家製ゆばを作っているだけあって、ゆば尽くしのコース(4200円から)に使われるゆばはやっぱりなかなかうまい。でもゆばはゆば。ずぅっと続くと飽きてしまう。豆乳から始まって、ゆば刺し、ゆばの和え物、ゆばの天ぷら、ゆばの吸い物、ゆばの鮨風、などなど、手をかえ品をかえいろいろ工夫をして出してくれるが、印象にあまり残らないのが残念。それと大食漢には量的に物足りないと思われる。ゆばがお好きな方なら、ここで前菜的に食べ、二軒目に行くのが正解かも。でも前菜的に食べるには高いかな…。05年10月。
| 居酒屋 |
初心(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-9-6
居酒屋。とてもわかりにくい路地を入っていくとある古い昭和の建物の一軒家が「初心」。佇まい実に良し。その雰囲気だけでもご馳走なのだが、料理もちゃんとおいしい。手堅く真面目なお料理群。2階の座敷に上がって窓をあけてボンヤリ飲んでいると時間を忘れる。94年2月。※震災後に閉店した模様。現在は同じ場所で「TODO O MUNDO」という無国籍料理店になっている。2階の座敷はそのままらしい。
呉春(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-13-5
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レストランOKINAWA(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第3ビルB1F/06-6344-4567/11.30〜14/17.30〜21/3000円
沖縄料理。各種沖縄料理が居酒屋値段で楽しめる。ゴーヤチャンプルーやソーキそば、ソーミンやテビチなどすごくおいしいというわけではないが安価なのが魅力。ウコン茶もおいしいしオリオンビールや泡盛古酒もある。山羊料理がないのが残念だったけど、安く沖縄料理が楽しみたいときはいいかもしれない。昼は沖縄料理のバイキング。98年4月。
ロソリオ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-5第3シンコービル2F/06-6442-3180/平日・土17〜24/金17〜28/日祝15〜22/第3日・月休/6000円〜
居酒屋。和洋折衷創作系。ワインや焼酎、日本酒の品揃えがよく、それに合わせながら創作系の肴を頼む。創作料理なので当たり外れがあるが、おいしいものはかなりうまい。まぁ何人かで行ってワイン一本頼んで料理を2〜3品、が正解かも。ご主人がわりと講釈好きでいろいろ蘊蓄をたれるのが難。どうして創作系の店って講釈したがるのかな。カウンターのみなのであまり人数は入れない。99年10月。
らでぃっしゅ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-44藤本ビルB1F/06-6348-0044/6000円
居酒屋。「家庭料理」を名乗る。酒は日本酒、ワインそれぞれいいものを選んでありしかも安め。料理は一工夫したものばかりでどれもなかなかおいしい。まぁ洋風居酒屋として使うには水準的で安心できる。店は小さいせいもあって非常に混んでいる。予約必。新地本通りの御堂筋から数軒めの南側。97年7月。
じろう亭(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-41/06-6343-2660/17.30〜料理がなくなるまで/日祝休/6000円
居酒屋。決して冒険しないし驚きもないが安心して食べられる味。春鹿やら天狗舞やらを飲みつつちょっとつまむっていう感じに使うのがいい。わりと安めだし。面白いところでは「いわしサンドイッチ」がある。これはとてもうまい。サービスはきびきびしていていい。座敷もある。97年2月。
かりゆし(大正)
大阪府大阪市大正区三軒家東1-14-18/06-6554-5576/17〜24/木休/4000円〜
沖縄料理。毎夜島唄ショーがある。15畳くらいの座敷のみ。客はちゃぶ台に沿って交わって座り、ライブが始まると一体化する。ヤマトンチュ(本土の人)にはちょっと溶け込めない雰囲気もあるが、それだけ本場の雰囲気が味わえるということ。料理も本場の沖縄家庭料理。すごくうまい、ということはないが安い。グルクン、パパイアなども取りそろえ、沖縄ファンには堪らない。JR大正駅から西側に大通を30mほど行くと斜め左に入る道があるからそれをずっと行くと左側にある。98年11月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
御酒蔵(九条)
大阪府大阪市大阪市西区境川1-4-38ハイハットアベニュー9F・10F/06-6586-3117/17〜24(9F)17〜27(10F)/月一回休/5000円〜
居酒屋。「さかぐら」と読む。地酒の飲み比べが出来る店。ビルの9階と10階にあり、9階は比較的リーズナブルな地酒、10階はわりと珍しくて高めの地酒を置いている。特に9階は面白い。約300種類の日本酒が冷蔵されているウォークイン・セラーに自ら入って好きな銘柄を選んで一律一杯500円で飲めるのだ。4〜5人で行って異なった地酒を選んで飲み比べたら楽しいぞ。10階は店員が注いでくれる方式だが、なかなか手に入らない銘酒が季節ごとに約100種類用意してある。これまた複数で行って回し飲みして楽しもう。きっとお気に入りの銘柄が見つかるはずだ。JR大正駅からドームを右手に見て歩くとみなと通りに出る。その境川の交差点角のビル。99年10月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
島田商店(立売堀)
大阪府大阪市西区立売堀3-5-1/06-6531-8119/9〜18.30/日祝第2土休/1000円〜
居酒屋。というか酒屋である。が、酒屋の地下に降りていくとそこは地下室セラー。ここで焼き味噌と梅干しだけを当てにいろんな地酒の飲み比べが出来るのだ。亭主が言うには「お酒の話題以外話さないでください」とのことで、つまりは居酒屋扱いせずに真面目に利き酒しろ、ということ。これをうるさいと思う向きには合わない店だろう。おちょこを選ばせてもらって珍しい銘柄をいろいろ飲む。ここまで徹していると気持ちいい。なお、ちょっと南へ行くと息子さんが「名門居酒屋」という店をやっている。島田商店は18時までなので、飲み足りない向きはこちらへ流れよう。98年10月。
市岡ビール工房 地底旅行(弁天町)
大阪府大阪市港区南市岡3-6-26/06-6581-3898/17〜22/水休/3000円〜
居酒屋。ビアレストラン。もともと鉄工所で、その中にビアレストランを持っているというユニークな店。折からの不況でたち行かなくなり、当たるも八卦で温泉を掘ってみた…ら、出た。しかし近くにある銭湯とのかねあいで浴場にはできない。で、その鉱泉で地ビールを製造することを思いつき、ビアレストランを経営しているというストーリー。ものすごく背の高い屋根の下、鉄パイプやら旋盤やらがライティングに浮かび上がる。ビールはメルツェンがうまい。つまみの味は…工員さんが作っているからねー、曰く言い難い味。99年7月。
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やまなか(大国町)
大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-19/06-6631-3959/17.30〜22.30/日祝/2000円〜
居酒屋。酒屋である「山中」が店の上に開いた居酒屋で、酒の種類はもちろん抜群。もともと日本酒の品揃えを売りにしていた店のようで、銘酒の揃い方が尋常ではない。雰囲気もいいし飲んべえにはたまらない。また、つまみが意外とよいのもうれしい。ちょっと「日本酒にうるさい系の客」がいっぱいいすぎて蘊蓄などうるさい場合もあるが、日本酒好きには最高の店。2階では試飲が出来る。3階には温度の違う冷蔵庫があり、そこで酒を保存しているようだ。00年1月。
牧水(ミナミ)
大阪府大阪市中央区難波1-6-6/06-6211-3443/16.30〜23/日休/8000円〜
居酒屋。「民芸酒房 牧水」が正式店名。開店1966年。店内の雰囲気は「民芸酒房」を名乗るだけあって、古びた民芸調でなかなかいい。法善寺の近くという立地もあってなんだか雰囲気抜群である。メニューには美味しそうな料理や食材がズラリと並んでいるが、値段が書いておらず、初めて行く人はいろいろ頼む勇気が出ないだろう。味はどれもちゃんとしている。常連さんっぽい人が多いので、そういう人が頼んでいるものを観察して頼むと良いかも。でもわりと高いので注意。使い慣れるまでは安めのをちょっとだけ頼んで様子を見よう。94年10月。再訪数回。
鯛よし 百番(飛田新地)
大阪府大阪市西成区山王3-5-25/06-6632-0050
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ながほり(島之内)
大阪府大阪市中央区島之内2-6-5/06-6212-5856
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
明治屋(あべの)
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2-5-4/06-6641-5280
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
とん平(甲子園)
兵庫県西宮市甲子園六番町16-10/0798-49-0879
居酒屋。甲子園球場から甲子園駅を北に越えたところにある。甲子園の阪神私設応援団のメンバーは試合後必ずこの店に来て、奥の座敷で一杯飲むという。そういう意味では「甲子園観戦後に近くで飲みたいとき」に一番ふさわしい店と言ってもいいかもしれない。甲子園一塁側(つまり阪神サイド)の雰囲気そのままの店だ。ただし混む。予約しないと座れないかもしれない。ここの名物は店名にもなっているとん平焼き。豚肉を小麦粉でとじて鉄板で焼いた物。山下久美子さんという一見気むずかしいけど話すと楽しいおばちゃんが不機嫌そうに焼いてくれる(実は機嫌はいい)。あとはどての煮込みもおすすめ。カウンターで横の阪神ファンたちと友達になって和気藹々飲む店。そういう雰囲気が苦手な人はちょっと辛いかも。03年10月(※日本シリーズ:阪神-ダイエー第4戦。延長10回裏、金本のサヨナラHRのあとに寄った)。
河童(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町7-26アルペジオ夙川101/0798-32-3327/17〜24/5000円
居酒屋。阪急夙川駅近辺では貴重な居酒屋だ。まだ開店したばかりだが清潔な作りで好感が持てる。料理は創作系。いろいろな工夫が感じられ、なかなか楽しいが、創作系ならではの弱さもある。これからの成長を期待。94年12月。
とよもと(夙川)
兵庫県西宮市西田町25/0798-33-6672/3000円〜
沖縄料理。焼き肉屋半分沖縄料理半分、という感じの店。店の前の立て看板が怪しい。「水虫じゃないおいしい豚足あります」だって。うーん。なんというか、そういうセンスの店ではある。沖縄料理としてはそれぞれもうひとつなレベルなのだけど、こういうディープさが各皿からも立ち上がっていて予想外に楽しめる店だ。泡盛は八重泉。阪急夙川の東側の高架下にある。99年7月。
魚菜屋ごんざ(東灘)
兵庫県神戸市東灘区本山北町3-4-11/078-453-6916/17〜23.30/無休/4000円〜
居酒屋。JR摂津本山駅の北側駅前にある居酒屋で、魚菜屋というだけあって、魚はなかなか。まず最初に桶でその日ある魚を持ってきて見せてくれるプレゼンテーションもとても良い。日本酒も個性的なのを7〜8種取り揃え、メニュー以外にもいろいろありそう。一品物の料理もそれぞれまぁまぁで、大人が安心して利用できる創作料理系中堅居酒屋という趣だ。ジャズが静かに流れる店内の雰囲気も悪くない。00年5月。
柊屋(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通2-12-12/078-332-1183/17〜23/無休/4000円〜
居酒屋。ひいらぎや。ウッディな温もりの中、カジュアルに楽しめる。料理は創作系なので、ちょっと当たり外れがあるかも。一品の量が少なめで味もそんなにインパクト強いタイプではないので、料理目当てで行くにはつらいだろう。ただ全体のバランス感はよいし、わりと雰囲気もいいので若い人のデートには向く。日本酒はまぁまぁいいのを置いている。00年5月。
| 定食・食堂 |
やっこ(梅田)
大阪府大阪市北区角田町9-26新梅田食道街/06-6312-6703/7.30〜13.30/16〜23/日休/600円
定食。阪急梅田駅横の食道街にある一膳飯屋。実はここを夜に利用したことはない。いつも朝。そう、独身時代の朝御飯でしょっちゅうお世話になった店だ。かやくごはんが名物で、その飾り気のない味はなんともいえない。焼き魚、たらこ、じゃこ、出し巻きなどをおばちゃんたちがわぁわぁいいながら作っている。決してきれいな店ではないがなんだかほっとするのだ。結婚してからもたまにのぞきたくなる。96年2月。再訪多数。
千恵(江戸堀)
江戸堀 土佐堀通りの一本南側の筋。YMCAの向かいくらい/06-6444-4308/1500円〜
定食。この頃では基本的に昼しかやっていないようだ。焼き魚や鉄板焼をおかずにたらこやじゃこおろし、お浸しなどで食べさせる。店に入ったら自分の欲しい物をテーブルにある伝票に書いておじさんに渡す仕組み。古き良き定食屋ここにあり。でもなんだかんだ多く取ってしまうとわりと高くなってしまうから注意。97年11月。
| フレンチ |
マルメゾン(梅田)
大阪府大阪市北区茶屋町19-19ホテル阪急インターナショナル25F/06-6377-2100/11.30〜14.30/17.30〜22/無休/15000円〜
フレンチ。ホテル阪急インターナショナルの「スペシャリティ・レストラン」。まぁ、メインダイニング、である。店に入ると確かに「スペシャル」と呼ぶだけのことはあると気付く。天井は非常に高くインテリアも重厚かつモダン。窓外の夜景も素晴らしく、飾ってあるアンティークも見事。テーブル間も非常に広く取ってあり、店に入った瞬間レストランの格を見せつけられる思いがした。サービスも洗練されている。堅苦しいこともなく雰囲気はとても柔らかい。若い人でも気おくれなくここで食事を楽しめることと思う。
ただ、全体にちょっと受け身的すぎる印象。積極的に客を楽しませようという態度があまり見られなかった。料理もそう。ホテルのメインダイニングはどのような客層の要望にも応えないといけないためどうしても無難な料理になることが多いが、まさにそんな感じ。どの料理も高いレベルなので文句のつけようはないのだが、印象的かと言われると微妙であった。安心して楽しめはするのだが。
総じて「記念日などのハレの日には間違えのないレストラン」という感じ。誰もがそこそこ満足するであろう。なお、この内装・雰囲気をして10000円のコースはとてもお得である。アミューズ・前菜・スープ・メイン・ワゴンデセール・コーヒーで10000円。この雰囲気でこれは安いと思う。98年8月。
キュイジーヌ・HASEGAWA(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-9-23 2F/06-6312-0677/17〜27/日祝休/6000円〜
ビストロ。詰めても9人でいっぱいのカウンタービストロ。「仏蘭西風小料理屋」とショルダーコピーがあるが、まさにその通り。「いそむら」出身の長谷川シェフがひとりで切り盛りしている。基本的におまかせしかなく、コースの値段は5000円から。創作系の料理も多いが味はそれぞれ悪くない。でも特徴があるかといわれるとそうでもないので、気楽に「うまいもの屋」気分で利用するのがいいと思う。シェフまでの距離が50センチくらいしかない小さい店なので、シェフにいろいろ聞いたり希望を言ったりしながら食べるととても楽しい。99年10月。
ラ・ベ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-5-25ザ・リッツ・カールトン大阪5F/06-6343-7000/11.30〜14.30/17.30〜21.30/無休/25000円〜
フレンチ。日本では(当時)ここにしかない超高級ホテルの世界チェーン「リッツカールトン」のメインダイニング。そのグレードのわりにエントランスがあっけなく、客席もちょっと間隔が狭いのが難点だが、それ以外は文句の付けようがない内装をもつ。クラシックでシックな大人の空間だ。照明も適度に暗く、ハレの日を演出してあまりある。この内装だけでも記念日を後々まで記憶に残るものにしてくれることだろう。
さて料理だが、内装が重厚なこともあって「基本に忠実でクラシックな料理。豪華な見栄え。悪く言えば無難」なものだろうと想像した。なんだかんだ言ってもホテルだし(ホテルのメインダイニングというのは多様な嗜好に合わせる必要があるので無難になりがちなところが多い)。ところが! 無難からは程遠い、実にチャレンジ精神溢れるものだったのである。クラシックなインテリアと合わないとすらいえる野心的料理群。これは良い意味で期待を裏切った。メニューも選択肢がたくさんあり、ちゃんとクラシックな料理も用意してある。難点は、デザートを最初のオーダー時に頼まないといけないこと。まぁ事情はわかるのだが、これはメインが終わった後、舌と腹の具合を見ながらゆっくり考えたいところではある。
サービスは馴れ馴れしいギャルソンが若干いたが、逆に好ましいカジュアルさでもあったし、ソムリエも偉ぶらずとても好印象。また、店に着いて名乗る前に「○○様ですね」と名前を呼んで近づいてきてくれたり、エシレ(高価なバター)がタダだったり、頼んだワインに合わせてシェフがメインの料理のマイナーチェンジを申し出てくれたり、と、とても印象的なことが多数あった。サービス人数が全体に少なすぎることを除けば、何も言うことはない。
最後に。ランチではより安価に夜とそうは変わらない料理が食べられる。まずランチを利用してみることをお勧めする。98年10月。再訪1回。
ル・ランデブー(福島)
大阪府大阪市北区大淀南2-2-49ホテルプラザ
フレンチ。「ホテルプラザ」のメインダイニング。その格式と伝統を反映した環境をもち、以前より社用族には「接待の最終兵器」、若者には「勝負の日のとっておき」として使われてきた有名店である。しかしその面影は今はなく、なんとなく寂れた感があるのは残念である。その最大の原因は、名シェフ、ステファン・ランボーがフランスに帰っちゃったということであろう。いまコートダジュールの「ロワジス」で二つ星を獲得している彼の料理あっての「ル・ランデブー」であったのだから。サービスは洗練されてふくよか。ゆったりした時間をどうぞ、という姿勢がとても気持ちの良いものになっているのだが、いかんせん、料理が普通すぎて残念。もう少し印象に残らせて欲しい。ワインリストの充実とチーズの質のアップものぞみたい。95年8月。
※ホテルプラザ自体がなくなったので、伝統ある「ル・ランデブー」も閉店。
C.D.TAKOH(西天満)
大阪市北区西天満2-2-18/06-6366-6766/12000円〜
フレンチ。店名は「Creative Dishes 田幸」の意。フレンチをベースにした田幸和純シェフの創作洋食である。席数10席ほどのカウンター中心。一見さんお断り、メニューなし、強気の値段設定、と、ちょっと独特な店ではあるが、シェフがひとりで切り盛りしているので仕方ないのかもしれない。田幸シェフは温厚で優しくメニューの相談に乗ってくれる。味はインパクトを強めにしたもの。フレンチのベーシックなお皿からヒレカツサンド(うまい)までいろいろ。ワインに上手に合わせてくれる感じ。シェフは「磯村」で7年、「キュイジーヌ」で3年修行したらしい。06年4月。※移転。上記は移転後の住所。移転前は大阪市北区神山町9-28にあった。
ガヴロッシュ(天神橋)
大阪府大阪市北区浪花町11-6中崎商店街/06-6373-4535/12〜14/18〜22.30/日休/3000円〜
ビストロ。店内にちょっと寂れた雰囲気が漂っていて、楽しさがあまり感じられないビストロなのだが、料理はなかなか素晴らしい。3800円が一番高いコース。その量と質は驚嘆すべきものがある。前菜盛り合わせはイタリアン風で、量もたっぷり。他のお皿もちょっと女の子にはつらいかもしれない量で攻めてくる。食事=満腹が大事、ということをよくわかっているシェフなのだと思う。もうちょっと店内を清潔にして整理し、飾り付けもセンスアップすればとってもいい店になる気がする。厨房からもれてくる蛍光灯もちょっと貧乏くさい。あと、サービス。カジュアルとはいえ、もうちょっとだけお洒落をしてほしい。かくの如く、料理はなかなかなのにいろいろもったいない店なのである。00年2月。
ラ・トォルトゥーガ(北浜)
大阪府大阪市中央区高麗橋1-5-22/06-4706-7524/11.30〜14/17.30〜23/日休/4000円〜
フレンチ。この手の「がっつりビストロ」の走り。狭い店内に客が詰め込まれているが、それがまた「良い感じ」に感じられるような親密なビストロだ。料理がいい。当日アニョーを食べたがこれが(たまたま大当たりだったのかもしれないが)絶品だった。量もとっても多いから女性は注意したほ方がいい。アバもおいしかった。全体にしっかりした味付けでボクは好みだなぁ。サービスはマイペースというかなんというか、手が足りなさそうで気の毒になってしまう反面、もうちょっとの気遣いと覇気が欲しいと思うことしばしば。でもまぁそれもまた持ち味なのかと納得させる勢いをこの店は持っている。料理さえ落ちなければかなりオススメ。うつぼ公園の北側の筋。ハイツオオクラを探して、その通路の奥(表には違うビストロがある。間違えないように)。00年4月。再訪数回。
※上記感想は「大阪市西区京町堀1-13-17ハイツオオクラ靫公園」にあったころのもの。その場所は「ヴァントーズ」という店になっている。
高麗橋サロン(北浜)
大阪府大阪市中央区高麗橋2-1-2高麗橋野村ビル1F
フレンチ。北浜のオフィス街にあるワインバー的フレンチレストラン。三越の斜め前。堺筋に面した広いガラス窓からもれる明かりがちょっとヨーロッパみたいで雰囲気はいい。大正時代に建てられたというそのビルも店内も古き良き時代の雰囲気を狙っており、ソファ席なども効いていてヨーロッパのサロン的である。
コースはふたつ。4000円と6000円。4000円の方は3品とデザート、6000円の方は4品とデザートがつく。量的にもそれなりでなかなかコストパフォーマンスが高いコースと言えると思う。「G・ボキューズ風」などというボキューズの父親の時代の古典的な味つけが出てきたかと思うとちょっとモダンな冒険的な味つけもあったりして、食べる方はちょっと戸惑うところもあるのだが、かなり面白い。問題はサービスだ。アルバイトレベルで、特に男性の方はまったくプロ意識がなかった。本当につまらさそうに仕事をしてる。
ワインに力を入れているだけあってワインリストはなかなか。新世界ものからフランスの高いのまで分けてリストアップされていてオーダーが決めやすい。価格帯も5000円前後から12000円くらいが充実している。「世界各地のロートシルト特集」など面白い切り口もあった。が、安くて魅力的なワインの大半に鉛筆で×印がしてあり「在庫切れ」であるという。これでは意味がない。また、ワインに力を入れて、ワインバー的な利用も狙っている店であるのにチーズを全く置いていないのも残念。
このレストランの有効な利用法としては、会社帰りに2〜3人で、アラカルトから一品ずつ+ワイン一本を軽く楽しむ、というところであろうか。全体にいろいろと惜しいレストラン。98年6月。
※閉店。今は店名を変えてイタリアンになっているようだ。
ル・ポンドシェル(北浜)
大阪府大阪市中央区北浜東4-33 大阪大林ビル30F/06-6947-0888/11.30〜14.30/17.30〜22/10000円〜
フレンチ。夜景、サービス、そして料理。三拍子がバランスよく揃ったフレンチレストラン。料理は、フランスの二つ星レストラン「ル・グラン・ヴェフール」の有名シェフ、ギィ・マルタンと技術提携し、同じくフランスの一つ星シェフ、ピエール・ゲイが腕を振るう。「ル・グラン・ヴェフール」そのままの味が楽しめるコース(18000円)もあるが、このピエール・ゲイシェフのコースも十分楽しい。きれいでそつなく、適度にクラシカル。口の中では実にしっかり主張するのに、胃には重たくない、そんな料理。「すごく印象的か」と聞かれるとそこまではいかないと答えざるを得ないが、会話の盛り上がりを邪魔せず安心して料理の流れに身を任せていられるという得難いくつろぎを与えてくれる料理群であった。アラカルトから二皿選べるドゥ・プラ(8000円。デザートつき)、三皿選べるトロワ・プラ(10000円。デザートつき)は、別に安くはない。が、食べ終わるとお得感がある。
そのお得感・満足感は、心地の良いサービスのおかげでもある。大人っぽく目の行き届いたサービス。大阪でこの大人っぽさをキープしている店がいくつあるだろう。ただ、流れるようなサービスの中にあって、年輩のソムリエだけがちょっと淀んだ動きだった。メートル相手のメニュー選びの楽しさに比べて、ワイン選びはいまひとつ楽しめなかった。もうちょっと積極的に客に接してきて欲しい。
店内はテーブル間もゆったり取ってあるし、インテリアも嫌味がなく工夫がある。なにより夜景というインテリアを最大限に活かしてあるのが素晴らしい。店名は、空に架ける橋、の意。つまりは虹。派手な虹では決してないが、思い出すと心が温かくなるようなほのかな虹、そんな印象を受けた。00年1月。再訪数回。
シティクラブ(本町)
大阪府大阪市中央区瓦町3-6-10
フレンチ。会員制なのだが、一応表に看板は出ているし雑誌に載ったこともあるから一般人が行っても断られることはないと思う。ボクは人の紹介で入った。料理のレベルは非常に高い。クラシックで安定感があり、冒険心もちゃんとある。聞けば中村シェフはロワゾーの「コートドール」で魚を担当していたとか。企業の接待系会員制レストランにはもったいない腕だ。サービスもつかず離れず気持ちのいいもので、フロアがなんとなくホテルの宴会部屋みたいな雰囲気なのと宴会風の団体客がいることに目をつぶればたいへん良い時間を過ごせると思う。特筆すべきはワインの品揃えと値段。有名銘柄を一通り揃えている上に、非常識なほど安い。具体的に値段を書いたらワインフリークがどっと押し寄せてしまうくらいだ。とりあえずボクはある1961のワインを9800円で飲んだ。まぁこれは特殊な例だけど。99年3月。※2000年春閉店。
カランドリエ(本町)
大阪府大阪市中央区本町3-2-15/06-6252-5010/11.30〜14/18〜21.30/月休/10000円〜
フレンチ。ゆったりした時間が流れる高級レストラン。高級グランメゾン系ではあるが、全体に肩のこらない雰囲気が漂っているのも好感が持てる。本町という場所柄かもしれないが、妙にしょったところがないのがうれしい。料理もサービスもインテリアも、すべて「丁寧」で「上質」であり、客は安心してレストランに身を任せられるだろう。こういった店の料理は一つ間違えると「無難」になってしまいがちだが、シェフは上手に無難を排除し、盛りつけ味付けともにきちんと工夫をしている。きれいな盛りつけ、野心的な素材の選び方など、なかなかに楽しいものである。が、インパクトがあるかと言われるとそれはない。いい意味でそつがない感じ。食べ終わり店を出ると料理の存在感は淡い雲のように飛び去ってしまう。努力しないと食べたものを思い出せない感じ。そこらへんがちょっと弱いが「レストランは会話が主役、料理は脇役」的に考えるとこれほどバランス良く会話を邪魔しない料理も珍しいかもしれない。料理が運ばれてきたら「わー、きれい」、食べたら「うん、おいしい」、そうしているうちに会話が進み、いつの間にか店を送り出されている。うーん、この「淡さ」は逆に得難いかもしれない。
サービスは目が行き届き気持ちがいい。例えば頼んだメニューのカードを全員に配ってくれるなど、ありがちだけどあまりやっている店がないようなことも自然にやってくれ、印象に残る。料理やワインを選ぶときも誠実に対応してくれ、なんというかとってもくつろげた。店内ちょっとくすんではいるが、不潔感はない。敢えて言うならエントランス(入り口)が素っ気ないのが残念だ。非日常の良い時間が流れる予感を感じさせない。これはなんとかしてほしいかな。
全体に、安心感のあるレストランだ。ちょっとした記念日などに選んでもハズレはないだろう。逆に言うと意外性とかインパクトはないのだが、それをこのレストランに求めるのは酷かもしれない。00年5月。再訪1回。
ラ・ベカス(四ツ橋)
大阪府大阪市西区北堀江1-1-10/06-6543-4165/12〜14/18〜21.30/日休/15000円〜
フレンチ。大阪で1位2位を争うと言われる渋谷シェフが腕をふるうレストラン。今大阪で一番旬なフレンチと言われている。その料理は塩・胡椒・スパイスがよく効いた「攻めの料理」で、いい意味で下品。強いアピールと個性が前面に出てくる臆面のなさがある。アミューズ→前菜→メインと主張がだんだん強くなっていく構成も近頃では得難い。新しい素材に挑戦する態度も評価に値すると思う。が、デザートまでスパイスを使ったものが出てきたのはちょっと参った。初めから終わりまでスパイシー一辺倒ではさすがに疲れてしまう。
サービス面はまだまだ荒削りで質が揃っていない。ファミレスのアルバイトレベルのギャルソンがいるのが残念。客層もちょっと悪めなのも残念。最低限のマナーを注意できないメートルも考えものだ。
いい意味でも悪い意味でも非日常感はないレストランだ。厨房のガチャガチャが客席に大きく聞こえる店の構造とサービス面を改めればかなりいいレストランになると思う。96年8月。再訪数回。
ブレ・ド・ブレ(ミナミ)
大阪府大阪市西区新町1-24-8マッセノース四ツ橋ビル1F/06-6535-7807/11.30〜14/17.30〜22/月休/7000円〜
フレンチ。カウンターを中心とした活気のあるビストロ。ワインビストロを標榜するだけあって、ワインに合いそうなおいしそうな料理が並ぶ。全体に力強さを感じる味付けで、フランスの田舎料理を思わせる。単純なポワレでもきちんと味に主張があるところがうれしい。特に名物のアバ(内臓料理)は魅力的である。入り口付近にテーブル席もあるが、この店はカウンターに座った方が楽しい。カウンターの向こうではシェフたちが必死に料理を作っており、それを眺めながらの方が食事が盛り上がるのだ。ただ、シェフたちは客席に客がいないかのごとく自分の世界にこもって調理をしているので、コミュニケーションはない。せっかく客を目の前にしているのに、なんというかとっても閉鎖的なのである。そこに「客に楽しんでもらいたい」というサービス精神がないのがちょっと残念。
サービス陣もその「店風」にわざわざ添っているかのようだ。ワインを重視した店なのにワインのオススメもおざなりで「早く注文を取ってしまいたい」という態度が見え見えだったし、サービスが全体に非常に雑で目も届いていない。それは入店から帰るまで一貫して感じた空気であった。ひと言で言えば「冷たい」のだ。惜しいなぁ。こういうタイプのビストロは料理だけが良ければいいのではなくて、楽しさ、温かさがそこに付加されて初めて名店として完成されると思う。料理は魅力的。カウンター中心の狭い店内も逆手に取ればちょっと楽しげ。なのに…。残念だ。ひとり気持ちのいいサービス人が加わるだけで見違えるような良い店に変身する可能性を秘めた店。00年4月。
※移転。上記感想は「心斎橋筋12-10」にあったころのもの。
オー・プティ・コントワー(ミナミ)
大阪府大阪市西区阿波座1-11-6
フレンチ。店名のコントワーとは「カウンター」の意。そう、ここはカウンター(正確に言うとテーブル席がひとつある)フレンチの店である。もともとこの店舗は焼鳥屋だったらしく、ハレ感もないし狭い。が、純粋に料理を楽しみたいヒトには割とお勧めできると思う。コースは一応決まっているのだが、シェフ曰く「いくらでもご予算に応じますよ」とのこと。シェフからお勧め料理を聞いてオリジナルなコースを構成してしまうのもシェフと気軽に話が出来るカウンターフレンチならではであろう。
料理は線が太く、インパクトの強いわかりやすい味。繊細で回りくどい料理が多い中、気持良いくらい直球で「どう?おいしいでしょ?」と主張してくる。そういう味のわりに盛りつけはきれいで繊細。意外性がいい。それと知り合いが北海道に多いとかで、北海道の新鮮な素材がいっぱい入ってきている。これも非常においしくドナルドソン・トラウトなど珍しいものも食べられた。
何よりもこのレストランの楽しいところはシェフがインパクト強く料理しているところをカウンター越しに全部見られること。頼んだ料理が出来上がっていく過程、そして盛りつけで工夫している様子などすべて見える。で、シェフから手渡しでお皿を貰い熱々をむさぼり食べる……なんだか食の原点に戻ったような気持良さである。そういう意味ではこの店の特等席はカウンターの一番奥であろう。ここならシェフの動きが本当にすべて見えてしまう。陽気なシェフと話ながら楽しく食べられるし、ぜひ予約の際「カウンターの一番奥」を指定してみてください。98年6月。※99年末に現住所に移転した。上記感想は「大阪市中央区東心斎橋2-5-29アラキビル2F」にあったころのもの。
2007年7月14日に閉店したらしい。残念!
現在「ル・ビュー・ロジ」という名前に変え、同じ場所で同じシェフがやっているらしい(08年頭の情報による)。
シェ・ワダ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-10-14グリーンハイツビルB1F/06-6212-1780/12〜14/18〜22/水休/12000円〜
フレンチ。大阪では名が通った店である。シェフの名前を店の名に冠し、シェフの料理を売り物にしてもう長いこと営業している。久しぶりの訪問だったのでわりとワクワク出かけた。店内は適度に古びていい雰囲気になりつつある。出迎えも丁寧で期待は高まったのだが、メニュー選びの段階でそれはもろくも崩れた。
コースに魚・肉料理が組み込まれているのだが、なにやら複雑怪奇なのだ。料理を決めてオーダーしたら「お肉はお二人様から」とくる。最初に言って欲しいなぁと思いつつ魚を選ぼうとすると「お魚もお二人様から」ときた。それはおかしいと文句を言ったら厨房に走りとりあえず出来ますと言う。何度もそういうことを繰り返し、すっかりメニュー選びの楽しさは台なしに。どうしても4人(4人で行った)同じ料理を頼んでほしいようである。仕入れを制限している安価な店ならそれもわかる。しかしコースの最低価格は10000円。そのうえ大阪を代表するフレンチでその対応はないであろう。サービス係も不勉強すぎ。ほとんどの質問で厨房に走り、なんだかすごく文句をつけている客のようになってしまった。居心地が悪い。
まぁ、と気を取り直して料理を食べたが、なんというか楽しくない料理であった。例えば仔羊のローストなど筋は多く焼き具合もイマイチ。これが和田シェフの実力なのか不思議になるほど。シェフの姿はちらっと見かけたから厨房にいたとは思うのだが…。ちなみにデザートももうひとつな出来であった。
サービスはソムリエの対応を含めて全く心のこもらないもの。ワインリストは絶対的には高いがその量と質を考えたら大阪一と言ってもいいほどのものであるのだが、ソムリエは高いものばかり薦めるし、再三「いらない」といっているのにグラスの白ワインをしつこく薦めるし。
総じて楽しい時間が過ごしにくい店であった。その晩、ここに書くのがちょっと憚られるような出来事もあった(食材から…)。ボクたちが訪れた日だけのことなのかもしれないが、少なくともボクはもう再訪する気になれない。98年7月。
ビストロ・ダ・アンジュ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-6-18/06-6213-8312/11.30〜23/第1.3火休/8000円
ビストロ。とってもカジュアル。ビストロとはもともととてもカジュアルな存在ではあるのだが、それにもうひとつ輪をかけてカジュアルにした感じ。そういう意味では居酒屋的にわいわい楽しむにはとてもいい店かもしれないが、そのわりに料理がもうひとつである。ワインをがぶがぶ飲みながらつまみに前菜系をとって楽しむ、といった使い方がよいのかもしれない。94年6月。
ラ・メール(上本町)
大阪府大阪市天王寺区上本町6-1-55都ホテル大阪2F/06-6773-6221/11.30〜13.30/17〜20.30/無休/25000円
フレンチ。志摩観光ホテルのメインダイニング「ラ・メール」の大阪店。本店は有名な高橋シェフが仕切っているがこっちはその弟子がシェフをしているらしい。もともと本店の方の独特の濃厚さもボクにはもうひとつ合わないところがあるのでこれはもう相性かもしれないが、よくこれでお客さんが入るな、よくこれで一番安いコースが2万円なんて値段設定できるな、と感心してしまう料理群であった。こんなに料理自体をイマイチと感じたのも久しぶり。伊勢えびのクリームスープにはそれなりに納得できるが、もうひとつの名物である鮑のステーキの出来のひどさといったら…悪食の僕ですら残してしまった。その日だけのミスかもしれないが、2万円とってこれでは相当ダメージが大きい。デザートもそれまでの味の濃さを考えていないもので、しかもパテシエがいるとは思えない出来。その上、メニューは季節のコースを除けば常に一定。アラカルトがものすごく少ないので必然的にコースを取ることになるが、これが一定というのでは再訪意志も萎えてしまう。サービスはとても良かった。今の状態のこの店にはもったいないギャルソン達だった。他に移った方がいいよ、と思わず言いそうになって困った。97年2月。
レストラン・ミチノ ル・トゥールビヨン(豊中)
大阪府豊中市岡上の町4-1-7パヴィヨン豊中B1F/06-6848-2314/11.30〜14/17.30〜21/月休/10000円〜
フレンチ。「ル・トゥールビヨン」とはつむじ風という意味のフランス語。いったい何を指してつむじ風と言っているのかな、と不思議だったが訪問してみて合点がいった。料理がなかなか「はしゃいでいる(大阪弁だと、いちびっている、というところか)」のだ。この店から風を起こそう、という気概と面白がりが感じられる料理。その実験的なところ、そのちょっとユーモラスなところ、なるほどいかにも「つむじ風」という感じである。
道野シェフの料理はかなり独創的。珍しい素材を使って面白い仕立ての料理。決められた枠から意識して出ようとしている。その志の高さと陽気なはしゃぎ具合が上手にブレンドされて、なかなか楽しく食べられた。そして、シェフ独創の(わりと好き嫌いが分かれそうな)料理を来た客すべてに強制的に味わわせようとはしていないところもいい。メニューの半分は伝統的古典料理を堂々と置いているのだ。とても良い。一方、サービスは完全にわき役である。まるで料理の邪魔をしたくない、とでもいうようにかなり消極的なるサービスである。丁寧で笑顔もあるのだが楽しさがほとんど感じられない。せっかく料理に対する興味でこちらはウキウキしているのになんでもうちょっとくすぐってくれないのだろう。あとほんの少しのくすぐりでお客は大笑い極楽状態になるのに(そしてそれを待っているのに)惜しいと思う。
店内の雰囲気は清潔で明るくモダン。エントランスの感じもなかなか良く、全体に良いセンスが感じられる。ただ、その広さ・明るさがちょっと親密感を妨害しているのが残念だ。せめて照明をもう少し落としたらずいぶんいいと思うのだが。
だいたい季節ごとにメニューは変わるようだ。季節ごとにここのメニューを覗きに訪問したくなるようなレストランである。サービスがもっと楽しくなればつむじ風どころか「台風」にまでなりそうなレストランである。これからが楽しみだ。98年2月。
※2006年1月31日にて閉店。残念! シェフは同じ場所で「レザール・サンテ」という名前の店を作るらしい。
船坂(西宮)
兵庫県西宮市山口町船坂字北谷216/078-903-1158/11〜21/月休/3000円〜
フレンチ。逆瀬川・苦楽園方面から三田に抜ける船坂峠にある西洋料理店で、美しい田園の中にポツンとあるモダンな店。ロケーション的によく6年も続いているなぁと敬意を表したくなるし、店内のセンスもまぁまぁだし、なんだか好ましいんだけど、再訪したいかと言われるとそうでもない。フレンチベースの料理はちょっと濃いめの味付けで、きれいではあるがあまり印象に残らない味。コースは3000円からだが量的にも味的にもコストパフォーマンスは悪く感じる。肉はステーキしかないし。いや、場所が場所だけに仕方ないのかもしれないが…。アラカルトがないのは食材の無駄を省くためかもしれないがドライブ途中の身としては軽食もちょっと欲しくなる。サービス料を10%とるのもハテナ。特にサービスらしいものはなかった。窓外の景色、店内の気持ちよさ、郊外的非日常感などは素晴らしいのだが…。99年7月。
ビストロ・プチ・コアン(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町3-28/0798-36-8448/11.30〜14/17〜21.30/火休/8000円
フレンチ。阪急夙川駅の近くのわかりにくい場所にある小さいレストランだが、アットホームで明るく元気な雰囲気が漂っている。肩ひじ張らず、カジュアルな格好で楽しめる街場の食堂といった感じ。何度か伺ったが、魚料理が良かった。焼き具合がちょうどいい。夜もいいが、ディナーとするとちょっとサービスが弱すぎる。まずは昼のコースでお試しを。94年9月。再訪2回。
シェ・ヤマダ(夙川)
兵庫県西宮市大井手町2-7羽衣夙川サンライズビル1F/0798-73-5515/12.00〜14.00/17.30〜21.30/水休/15000円
フレンチ。夙川駅からは近いが決していいとは言えない環境。以前はとてもいい店であった。おいしかったし、いいメートルもいてグラスワインコースを作ったりハーフワインコースを作ったりミネラルのリストがあったり、全体にいろんな工夫もあって楽しかった。それが彼がいなくなったせいかレベルが下がってしまった。
レストランの楽しみの大きな部分を占めるのは「メニュー選び」の時間であるとボクは思っている。このレストランにはそれがなくなってしまった。電話予約の時点で当日頼むコースを言わなければいけない。電話で話している短い時間にメニューを決断し、同伴者のものまで相談無しに決めなければならない。メニューを電話予約で決めることで材料のロスをなくし、その分コストパフォーマンスを上げようとしているのかもしれないが、食べ終わっても特にそれは感じなかった。この程度のコストパフォーマンスなら他のレストランでも実現しているところはある。
ワイン好きにはメニュー選びと同じくらい魅力的なものである「ワイン選び」。この楽しみもなくなった。リストには50種程ワインが書いてある。が、その大半が横線で消されており高いのが5本くらいしか残っていなかった。ボルドーに至ってはペトリュスのハーフ(46000円)しか残っていない(!)。全く選びようがない。料理自体は盛りつけも美しくなかなか美味しいのだが…。テレビ出演などに忙しそうな山田シェフであるが、アラカルトを作って是非スペシャリテを作り出してほしい。とりあえず以前の楽しかった店の状態が懐かしい。94年くらいから再訪数回。98年6月最新訪問。
瀬田亭(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町15-7ラクーナビル1F
フレンチ。苦楽園にある老舗格のフレンチレストラン。スペインとベルギーの日本大使館公邸料理人を勤めたあと1983年にオープンした。地元では有名な店だがすっかりさびれてしまった印象。料理もちょっと工夫を施した洋食屋さんという感じになってしまったかも。ただ、ディナーのコースが4つあり、一番安いのは3500円である(一番高いのは10000円)。その安さから考えると地元密着型普段使いの店に方向転換したのかもしれない。「魚専門料理」を看板に掲げて久しいが、そういう看板なのに、なんと肉料理もメニューに載っていた。うーむ、魚料理に徹底して売り物にした方がいいのに残念。サービスは、行った日だけかもしれないが、給仕人がいなかった。コック服を着た若者が給仕をしてくれたが、ワインは知らないし無表情だしフォークを目の前で落としても一言もないし、なんかだんだんディナーのウキウキ気分がそがれていってしまった。料理・サービスともに覇気がなく、こっちまで元気がなくなって店を出た。そんな感じ。96年3月。※2005年に神戸市須磨区に移転した模様。
プレ・キャトラン(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町16-25/0798-73-7336/11.30〜23.30/火休/10000円〜
フレンチ。1980年創業。クラシカルで濃厚なフレンチ。ソースが上手でなかなかおいしい。量もたっぷり。インテリアもちょっと古臭く落ち着ける。昼から夜までぶっ続けでやっているのがうれしい。そんな古めのレストランに明るいサービスのお嬢さんがいて、彼女の魅力で店が蘇っている感じ。サービスで店の印象って変わるんだなぁと感心した。苦楽園口の奥の方でひっそりと長くやっていて、地元民に愛されているレストラン。こういう地味だけどしっかりした店があるのが苦楽園の真骨頂だ。ディナーコースは6000円と9000円。94年8月。
ビストロ・ド・ペリゴール(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町5-3 夙川ガーデンズ2F/0798-71-5182/11.30〜14/17〜21/第3木休/8000円
フレンチ。苦楽園界隈では人気店であるが、最近より昔の方がずっと良かった印象。多少ダレが感じられる。どの皿をとっても緊張感が感じられない。ワインリストも削除だらけで興ざめだし店内もなんだかくすんで感じられる。どうしたのだろう。94年10月。
すぐ横のビルの2Fに移転新装した。入り口はカフェになっており、奥にレストラン。レストランの内装は家具や小物を効果的に使ってあり親密でモダン。お洒落するデートにも家族でゆっくりという用途にも使える感じでとてもよくなった。前の店の狭ったるい暗さがなくなり明るい空間になった。料理もそれを受けてよりキレイになり、いかにも女の子が喜びそうなお皿にそれぞれが仕上がっている。盛りつけの工夫が活きる。が、味的には比較的無難。都会のお洒落なカフェで出そうな料理になってしまっているかも。前菜のキレイさをそのままに、メイン料理をもうちょっと主張の強いものにしてくれたらもっと良くなると思う。もう一息という感じである。でも前よりずっとずっと良くなった。01年10月。
ビストロ・ボンボン(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町6-20/0798-72-5014
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
オオツカ亭(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町3-9エテルナ2F/0798-73-2236/3000円〜
フレンチ。フレンチ密集地帯の苦楽園に1996年10月に出来た新しいビストロ。なにより安くそれなりのフレンチが楽しめるのがいい。コースは3つ。2500円、3500円、5000円。例えば3500円のコースはオードブルに魚料理、肉料理、そしてデザート、コーヒー。それぞれ量もあってこれで3500円は安い。2500円は魚料理がスープに変わるだけ。安いよね〜。ワインも安いのを揃えているし。開店仕立てだからということもあったかもしれないが、ずっとこのレベルが続くならお勧めだ。96年11月。
砂時計(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町2-25
フレンチ。夙川・苦楽園界隈では老舗の部類に入る。店内の内装も古くさく、馴染んでくつろげると言えばくつろげるが、楽しい感じはいまひとつしない。料理も古いタイプ。クラシカルなフレンチを家庭料理的に出す。なんだかふるーい教室で年寄りの先生の素っ気ない授業を聞いている感じ。長くやってきた歴史に敬意を表したいが、もう少し楽しげな演出をしてほしいと思った。94年2月。※閉店。
しゃん亭(甲陽園)
兵庫県西宮市甲陽園西出町2-1/0798-71-0017/11.30〜14/17.30〜21.30/第2月休/10000円
フレンチ。ここは住宅街レストランとして完成されている。料理は特にインパクトのあるものではない。味に驚きを求めるなら失望するかもしれない。でもとても安心感のある味。ちょっとした工夫もメリハリも効いていてなんだか微笑んでしまう誠意が感じられるお皿が続く。サービスだって非常に普通っぽく素人くさいのだが、誠意にあふれ安心感がある。そしてシェフが常に客席に気を配って気軽にサービスに出てくる。気軽に客に話しかけている。それらが相まって仲のいい友達の家に招かれているような気の置けない空気が漂っているのである。
そういう誠意はメニューやワインリストにまでちゃんと反映されている。特にワインリストは親切丁寧。数は決して多くはないが安価なものを解説つきで美しくレイアウトして載せている。店内はちょっとファンシーな作りだが、冷たい感じがどこにもない。全体にいい意味でも悪い意味でも「期待を裏切らないレストラン」なのである。もしこの店が都会にあるのならちょっと物足りなさも感じられるだろうが、住宅街のレストランとしてはこれはこれでお手本的ではなかろうか。
なお、当日幼児連れで行った。嫌な顔一つせずいろいろ気を使ってくれた。住宅街ならではなのであろうが、子連れでここまで居心地が良かったことも珍しい。98年2月。再訪2回。
シェ・モリ(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町2-15/0797-23-6464/11.30〜14/17.30〜21/水休/8000円
フレンチ。住宅街に馴染んだ可愛いフレンチレストラン。女性誌が大喜びしそうなロケーションと雰囲気ではある。入口横から厨房が見えるのだがパティシエをはじめ5人くらいが忙しそうに働いている。この店の規模にして5人の料理人(!?)。これは良さそうだ、と、期待して入ったのだがちょっと残念な結果だった。サービスはファミレスと同じようなものだったし、メニューに載っている料理を頼もうとすると「いやそれは2人前から」とか「今日は出来ません」とかで結局5000円のコースを取らざるを得なかった。ワインの品数も少ない。BGMはカーペンターズのエンドレス。料理も無難で印象に残らないもの。唯一デザートが平均点…。はやっているのが不思議になってくる。地元では評判だったのだが、もう少しなんとかならないだろうか。97年2月。
オ・リモ(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町6-14/0797-21-1234/11.30〜22/月休/4000円〜
ビストロ。いや、ビストロケか(レストランとビストロの間をこう呼ぶらしい)。シェフがフランス人で、オーナーかつメートルもフランス人。お客さんもフランス人が多い店。こういう雰囲気の店は関西では珍しい。鼻にかかった低音のフランス語がそこここに飛び交い、異国情緒に浸れるのがうれしい。肝心の料理は、なんというか粗削り(←ほめ言葉)。チマチマと繊細なフレンチが多い中、こういうズバッとしたお皿はそれだけで本場を感じさせてくれる。ディナーはプリフィクスで3800円。郷土料理的でまぁまぁうまい。ワインの品揃えを改善してインテリアをしっかり洗練させたらかなり良い感じになる。天井が高いのはうれしい。ちなみにシェフは「アラン・シャペル」や「ラ・トゥール・ダルジャン」で修行したという本格派。99年12月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
レスカエコ・ビゴ(芦屋)
兵庫県芦屋市大桝町1-21コンコルディア芦屋2F/0797-35-7103/9〜21(ランチ&ディナータイム以外はカフェタイム)ランチ:11.30〜なくなり次第/17.30〜21/無休/2500円〜
フレンチ。芦屋イカリスーパーの脇道を入ったところにある有名なパン屋「ビゴ」二階にある、ビゴ直営カフェ・レストラン。昔からフレンチレストランとしてやっていたが(2.3度行った)、一時期閉めていた。最近復活したらしい。パン屋直営だけあってパンは食べ放題なのだが、そのパン自体がなんとなくおいしく感じられないのがいつも不思議に思われる店。料理はトラディショナルなもので、コース2500円にしては実にがんばっているのだが、味の印象が弱いのが残念。ただ、芦屋でこの値段でフレンチが食べられる店として知っておいても損はないと思う。あ、あとワインの品揃えをもう少しがんばってほしい。02年8月。
ルイ・ブラン(東灘)
兵庫県神戸市東灘区本山中町4-13-15 ネバハイツ1F/078-453-7873/11〜14/18〜21/水休/5000円〜
フレンチ。摂津本山駅の南側の住宅地にポツンとあるレストランで、場所柄なんだか不安になるロケーション、かつ、看板などの感じがいまひとつ洗練されていないので、実はあまり期待をしなかった。が、その思いはいい方に裏切られた。
店内はこじんまりと清潔で、上品かつ親密感もありなかなかいい。この値段帯の店は変に若者に媚びたような作りが多いのだが、その中でとても好感が持てる店内だ。サービスの女性は手慣れてはいないが一生懸命で気持ちがいい。ワインも品揃えは少ないが非常に安く設定されており良心的。そう、全体的に良心的な雰囲気に溢れているのだ。それがこの店の基調である。
中でも特筆すべきは料理だろう。ひと言で言うとやっぱり「良心的」という言葉だろうか。5000円のコースを頼んだが、アミューズ、温菜、冷菜、オードブル、メイン、デザート、と、それぞれ十分な質と量で出てくる。これは立派である。しかもオードブルとメインとデザートは、決まったものではなく、アラカルトから選べるのである。
味的にはインパクトよりも洗練を狙ったもの。かと言って、住宅街の主婦に受けそうな綺麗なだけのお皿、という感じではなく、そこここに創意が感じられるものだった。ただデザートがちょっと弱い。併設でケーキ店を経営しているわりにはちょっと…。ここは改善してほしい。こういう店を近所に持つ人がうらやましい。00年2月。
ボン・マルシェ(三宮)
兵庫県神戸市中央区熊内町2-1-37/078-222-6430/11.30〜14.30/17.30〜21.30/月休/4000円〜
フレンチ。洋食系ビストロ。3800円と4800円のコースがあり、前者は前菜・主菜・デザート、後者は前菜と主菜から3皿・デザートをメニューから選べる。魚屋さんが経営しているとかで魚料理がやっぱりオススメ。量もたっぷりあるので、女性なら3800円のコースで十分だろう。「5種類の前菜盛り合わせ」「ブイヤベース」がおいしかった。住宅街にポツンとあるこじんまりとカジュアルな店で、若い女性が喜びそうである。料理的にはもう少しだが、全体的にいい感じ。日常使いにとても良いと思う。JR春日野道駅の山の手。洋食の「いなだや」のすぐ近く。00年5月。
肝胆亭(三宮)
兵庫県神戸市中央区琴緒町5-4-5/078-242-8763/17.30〜27/月休/5000円〜
ビストロ。というかフレンチ風居酒屋といった方が近いかもしれない。カジュアルにフレンチ風のうまいものを楽しめる店、みたいな感じ。料理的には創作系に寄ってしまっているので印象に残るものは特にはなかった。たまたま訪問した日に落語の寄席を(カウンターの上で)やっていた。そういうイベントとかを楽しむために常連さんが集まる店なのだろう。近所にあったら気軽に通えるいい店なのかも。94年1月。
ジャン・ムーラン(三宮)
兵庫県神戸市中央区北野町2-16-8
フレンチ。関西を代表するフレンチとして有名。箱根より東に料理はない、と豪語する美木シェフが作る地元の食材(主に瀬戸内の魚)を活かした個性的なる料理群は確かに主張が強くて面白いが、狙いが大はずれしている時もあり、わりとムラがある印象。一品一品の狙いは意欲的で楽しいのだが、食材の組み合わせ方で個性的にしている感じで(無理矢理"美木風フレンチ"にしている感じで)、味的にも香り的にも納得がいかないお皿が毎回あるのが残念。それと、全体にちょっと味が濃すぎるようだ。本場っぽい調味というよりは、くどい感じ。量の多さも相まってコースが少々しつこめに感じられたのが残念。コースの流れ自体もすべてメイン料理という感じでは疲れてしまう。もう少し緩急をつけてほしい。ちなみにデザートは大変よかった。若いパテシエががんばっているとのこと。なお、環境は抜群なのでデートには向く。96年9月。再訪数回。※2000年末で閉店。ある種神戸の象徴のような店だっただけに残念。
シェ・ローズ(三宮)
兵庫県神戸市中央区本通3-7-25メゾントーア1F/078-242-1014/12〜14/17.30〜21/月休/10000円〜
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ル・パッサージュ(三宮)
兵庫県神戸市中央区山本通1-7-11 Demainビル5F/078-241-7118/12〜13.30/18〜21/火休/15000円
フレンチ。はっきり言ってとてもいい。カウンターだけの8席なのだが客席と厨房は沢山の花でパーテーションされ、それはそれで非日常を演出している。料理はおまかせコース1種類(1万円)のみだが期待していいと思う。濃厚さと淡白さを合わせ持ったバランスのいいフレンチだ。東京の「アルピーノ」にいたシェフらしく鴨のゴボウソースがあった。美味しかった。ワインも数は少ないがいいものを揃え、シェフと話ながら選ぶのが楽しい。カウンターならではの楽しみだが、こういう風にシェフと話ながら食べるのは新鮮。店内はセンスよくまとめられ清潔。ボサノバのBGMも意外に心地よい。サービスも半分はシェフ本人がしていたが、いいメートルが育てばもっと快適な空間になると思う。難を言えば厨房と客席のパーテーションがわりの花は香りの少ないのを選ぶべきだし、BGMも「GETS」のエンドレスは止めて欲しい。が、総合的にはとても寛げる素晴らしいレストラン。常連になりたいと思わせる。97年3月。再訪数回。
※2006年に移転。上記感想は「神戸市中央区中山手通1丁目24-14ペンシルビル2F」にあったころのもの。
ドゥ・プラ(三宮)
兵庫県神戸市中央区山本通2-1-1コーナーハウス2F/078-222-5745/12〜14/17〜22/不定休/4000円〜
フレンチ。以前は芦屋(芦屋市打出小槌町14-9)にあった小さな小さな店。以下はそのころの感想。
小さな小さなレストラン。昔からこの地域に根付いているレストランのようで、なんか他人の家の食堂に乱入してしまったような遠慮を一見さんは覚えるかもしれない。カウンター入れて10席程度。ドゥ・プラ(二皿)という店名通り、前菜とメインの二皿勝負。長い年月の間に定着したスペシャリテが書き出してあり、また、それを一品だけ食べに来る常連さんもいたりして、なんとも良い感じ。こういう店っていいな。フレンチというより「うまいもの屋」といった方が適切な感じなのだが、地域に根付いたおいしい「洋食」として非常に完成度が高いのだ。お洒落なだけのフレンチ、変に凝っていておいしくない疑似フレンチとまるで違うフレンチの世界がこの店にはある。00年2月。
※2002年5月15日に芦屋から神戸三宮に移転した。移転してからは未訪。
セント・ジョージ・ジャパン(三宮)
兵庫県神戸市中央区北野町1-2-17/078-242-1234/11.30〜14/17〜21/月休/6000円〜
フレンチ。100年以上たつ異人館を改造してレストランにしている。もともとは会員制のクラブでバーみたいな使い方が出来たらしいが、最近料理部門に力を入れてフレンチレストランにしたようだ。雰囲気はさすがにいいが、サービスがもうひとつ。ひとり気持ちのいいソムリエがいる他はちょっと残念なレベルだった。ただ、料理は期待したよりずいぶん良かった。クラシックな料理だがピントが来ていて満足感がある。またコース設定が安いのもうれしい。特に3800円のコースなどは内容を聞いた限りでは(当日は5000円のコースにした)とても充実した物だった。新神戸駅が近いのでここでさっと3800円のコースを食べて新幹線に飛び乗るなんて使い方もいいのではないだろうか。99年3月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
アラン・シャペル(三宮)
兵庫県神戸市中央区港島中町6-10-1神戸ポートピアホテル31F/078-303-5201/11.30〜14.00/17.00〜21.30/無休/15000円〜
フレンチ。神戸のポートピアホテル最上階ワンフロア全部を占める贅沢なレストラン。一時期、ここでウェディングをあげたり記念日を過ごしたりが関西人のステイタスであったこともある名店だ。景色がすばらしく、内装もよいのだが、サービスもまたいい。にこやかで適度にカジュアル。少々「ホテル臭さ」みたいなものも感じられるのだが、マニュアル的な部分がない素晴らしいもの。出てくるギャルソンがすべてソムリエバッチ(葡萄のバッチ)をつけていることでこのホテルの教育水準がわかる。ただ料理には疑問がある。悪い意味でホテル的だ。前菜などは「結婚式で出てくる感じ」だったし、メインも無難でとてもおとなしい料理。覇気がない印象。もう少し料理をなんとかしないとただの「景色がいいレストラン」になってしまう。伝統ある名店だけに改善を求めたい。96年8月。再訪2回。
レストラン北野クラブ(三宮)
兵庫県神戸市中央区北野町1-5-7/078-222-5123/11.30〜21.30(11:.0〜17.50はティータイム)/無休/10000円
フレンチ。異人館が建ち並ぶ神戸・北野に位置し、窓からは神戸の夜景が見下ろせるレストラン。コースは6000円を薦める(他はステーキを中心にしたコースだし)。料理はとても基本的なものばかりで、なんだかときめきなくオーダーしたのだが、出来上がってきたものは意外に(失礼!)完成度の高いものだった。適切な焼き具合、バランスの良いソース…意外性も手伝って堪能した。ワインもサービスもそれぞれしっかりした内容のものを提供しているわりにそれらがぜんぶ「意外」に感じられてしまうのはすべて内装の古臭さに起因するのかもしれない。昭和初期のインテリアといってもいいような古臭さ。カーテンは色がくすんでいるしや窓辺の造花も安っぽい。白いピアノが置いてあったりビニール張りの座りにくい椅子を使用していたり、なんか場末のリゾートホテルみたいなうらぶれた感じがそこここに感じられて楽しくないのである。内装を見直すだけでかなり楽しいレストランになるのは請け合い。なおちゃんとしたサービスなのにサービス料を取らないのは特筆に値する。97年6月。
エスカーレ(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通2-11-13ホテルモントレ神戸・アマリー1F/078-334-1711/11〜14/17〜20.30/無休/7000円
フレンチ。六甲アイランドに「コート・ドール」というフランスの三ツ星レストランの唯一の支店があった。ボクはそこで食べたことがあるが料理は大変印象強いものだった。残念ながら震災で被害を受け閉店したが、そこのシェフだったのが山口シェフ。かのベルナール・ロワゾーは「彼がシェフをするなら支店を出してもいい」と言ったとか言わなかったとか。震災後どうしたか心配していたがこの「エスカーレ」でシェフをしているという情報が入りウキウキして出かけた。あのレベルの料理がまた食べられるのか!…でも、期待が失望に変わるのに入店後1時間かからなかった。
「コート・ドール」とは客層も値段設定も狙いも違うのはメニューの安価さから見て理解できる。満足な素材も使えないであろうこともわかる。ホテルのメインダイニングだから様々な客層に対応しなければいけないだろうこともわかる。だが、それにしても、あまりに料理の印象がうすい。どこかに昔の片鱗が見えるはず、と、かなり好意的に食べたのだが、結局見つからずじまい。焦点のぼけた味で食事の楽しさが感じられなかったのが残念だ。まぁでも料理はコースが3900円からという設定ゆえ仕方ないのかな。それよりもこのレストランの最大の問題はサービスである。行った日は喫茶店レベルだった。覇気にあまりに欠けている人が我々のテーブルに付いたせいもあって印象が悪かった。
このサービスの方、知識があまりに少ない。ワインのヴィンテージ(収穫年)がリストに載っていなかったので「ヴィンテージを教えてくれます?」と聞いたら「うちはヴィンテージものは置いておりません」ときっぱり言われた。いまどきこういう基本的な知識がない人も珍しい。しょうがないので適当に頼んだらリストと違うワインを持ってきた。「あれ?それ違うワインでは?」「いまリストにあるものは切らしておりまして」と、もうコルクを半分以上抜いている。注意をする気も失せてしまった。たまたま運が悪かったのかもしれないが、すっかりレストランする楽しさは消えてしまい、しょぼしょぼ食べて帰った。98年6月。
コムシノワ(元町)
兵庫県神戸市中央区栄町通4-3-5毎日新聞神戸ビル1F/078-361-7675/11.30〜14/17.30〜20.30/水休/13000円
フレンチ。神戸では老舗の部類に入るレストラン。以前は中華街にあったがもっと海側に引っ越した。震災を見事に乗り越えて健在であった。まず印象深いのはその料理。味もそうだが、なにより演出(プレゼンテーション)を重視していて楽しめる。魚料理もソース掛けをテーブル上でやる(簡易ゲリドンサービスとでも呼ぼうか)など凝っている。味付けはしっかりしておりベーシック。安心して楽しめる。同じ神戸の「ジャン・ムーラン」みたいなケレンはないのだが、とても丁寧で好感がもてる。ただサービス陣が全く頼りないのでせっかくの安心感も半減。若手はアルバイトレベルだし、マダムは常連にばかりついていて一見客の相手はほとんどしない。
店全体にファンシーで甘ったるいインテリアも好き嫌いが分かれるだろう。もう少しシャープさが漂った方が味的にもサービス的にもいいのではないか。コースは6500円8500円10000円12000円の4つ。皿数の違いが値段の違い。メニューの中から好きな料理を選べる方式のコース。ただ前述したようにサービス陣が頼りないので適切な相談ができないのが難。全体に、とてもおいしいのにいろいろ残念なところが残るレストラン。なお、ワインについては格安で素晴らしいものを揃えていた。97年1月。再訪1回。
オーベルジュ・ド・コム・シノワ ROKKO(六甲山)
兵庫県神戸市灘区六甲町北六甲45-2-249/078-891-0492/12〜14/18〜21/5000円〜
フレンチ。神戸でフランス料理店やパン屋などを営んでいる「コム・シノワ」が作った六甲山のオーベルジュ(泊まれるレストラン)。食事だけも可なので食事棟でランチを食べた(5000円のみ。要予約)。ジャンルはフレンチだが、ちょっと無国籍風。それぞれ工夫を凝らしてあり、味に驚きがあって美味しかった。盛りつけがちょっとファンシーなのがボクの好みと合わなかったが若い女性には受けるかもしれない。インテリアも山荘風でエントランスは芝生、入口にはゴールデン・レトリバー…絵に書いたようなシチュエーションではある。実際連れの女性連はとても喜んだ。なお宿泊はログハウス1棟何人泊まっても4万円。お得かも。場所はわかりにくいが、六甲山T字が辻付近。98年5月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
ラ・コート・ドール(六甲)
兵庫県神戸市東灘区向洋町中2-13ベイサイドシェラトン
フレンチ。かのベルナール・ロワゾー率いるフランス三ツ星店の世界唯一の支店だけあって、味、雰囲気、サービス、どれを取っても満足いくものだった。一番弟子である山口シェフがやるなら支店にしてやってもいい、とロワゾー自身が言ったという意味もわかる感じ。窓からの景色、上質なサービス、モダンとクラシックを上手に合わせ持った内装。それだけでもウットリくるが、味がこれだけいいのだもの、何も言うことはない。
特に印象的だったのは「仔羊のロティ」。食べてからかなり経った後でも舌の上で再現できる味。香りを強く活かしながら余計な技を使わないであっさり仕上げたそれは、食材のもつ豊かな味を上品に表現していた。というか仕入れが相当いいみたい。本当にうまい仔羊だった。前菜なども「水の料理」と言われるロワゾーのスペシャリテを揃え、日本にいながらブルゴーニュの味が楽しめる。チーズリストも充実。当日は素晴らしいシェーブルに出会えて幸せだった。ワインもそれ用にサービスしてくれうれしかった。ま、とにかく、良い店なのです。94年6月。
※震災後壊滅的打撃を受け閉店。残念。ものすごくいい揃えだったワインもほとんど割れたとか(泣)。山口シェフはその後「エスカーレ」に移ったが、そちらでは腕を発揮しきれていない印象。
ル・フジタ(京都)
京都府京都市左京区吉田泉殿町8関西日仏会館内/075-761-0325/11.30〜14/17〜20.30/無休/4000円〜
フレンチ。京都の日仏会館内にあり、店名通り藤田嗣治の大きな絵が飾られている。カジュアルながらもとてもリーズナブルで、あまりフレンチを食べなれない人でも楽しく食べられると思う。特に凝っていたり特にインパクトがあったりする料理ではないものの、焦点はきちっときている。持ち帰りもできるケーキ類が素朴でとても美味しいのでお勧め。もう少し全体に活気が感じられればもっといいビストロになるだろう。特にサービスが元気なし。98年11月。
レ・シャンドール(京都)
京都府京都市中京区柳馬場蛸薬師上ル419/075-255-2277/12〜14/17.30〜21/水休/15000円〜
フレンチ。京都の烏丸四条から北東に15分ほど歩いたところにある一軒屋レストラン。大変いい客層を持った大人の空間である。この店の料理はひとことで言うと「無難なおいしさ」。会話を邪魔しない上品な味つけだ。コースの構成もメリハリをつけて楽しませようというよりは自然な流れを重視しているんだと思う。けれんみが全くないので物足りない人もいると思う。コースは8000円、1万円、1万5000円の3種類。普通こういう無難さ・上品さを狙ったレストランはサービスがとても上質な場合が多いのだが、ここではそれが弱かったのも難。まず圧倒的にサービス人数が少ない。入店しても気が付かないし、メニューの説明もワインの説明もおざなり。持ってきた料理の説明もしてくれないことが多く、尋ねても「ウズラのソテーです」と素っ気なく言い捨てて去っていく。ただ、ワインや料理を出すタイミングは絶妙だった。プロっぽい。つまり単に人数が足りないのだろう。ちなみに店の雰囲気に比べてワインリストの貧弱さが気になる。97年3月。
| イタリアン |
オステリア・ガウダンテ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-11-4 駅前第4ビルB1F/06-6344-8685/11.30〜22.30/月休/5000円〜
イタリアン。駅前第4ビルのゲームセンターとかの横にポツッとある。トスカーナの港町出身のイタリア人ふたりが厨房とサービスを受け持つ店。そういう意味では本場の味と言ってもいいが、まぁじゃぁNYの日本人板前の鮨屋がすべて本場の味かと言ったらそうではないのだから、一概には言えないか。味はわりと普通め。安心は出来るが感心は出来ない。ただ営業時間が長いことは素晴らしい。たまに4時くらいからワイン飲みたいときない? そういうときに使える店。ワインが安いのは特筆もの。店で直輸入しているらしい。神戸元町の高架下に支店あり。全体にいい店になりそうな予感はある店ではある。99年3月。
ブルディガラ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-5-25 ハービスOSAKA B2F/06-6343-7108/11〜14.30/14.30〜17(カフェ)/17〜21.30/無休/4000円〜
イタリアン。広い店内。高い天井。客たちのざわめきも心地よい親密かつお洒落な空間である。サービスはわりとスノッブだが気持ちよく、ちょっとニューヨークの気の効いたブラッセリーみたいな感覚。各所に置かれたワインのマグナムボトル(か、それ以上)も効果的で、なんというかとっても楽しい店なのだ。惜しむらくは、料理があと一歩印象が弱いこと。これまたニューヨークのイタリアンをちょっと思いだした。楽しげなお皿だが大味っぽく今ひとつ焦点がきていない感じ。あ、グラスワインがとっても充実しているのは特筆しておきたい。00年5月。
モード・ディ・ポンテベッキオ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田3-3-20安田生命ビル30F/06-4795-8888/11.30〜14/18〜21.30(BAR〜24)/無休/夜コース5000円〜
イタリアン。天満の「ポンテベッキオ」の格安店。お洒落で硬質なインテリアのもと、ちょっとスノッブな遊び感覚が味わえる店である。こういう二号店はいまのはやりであるが、中途半端にするとなかなか成功は難しい。でもこの店はかなり高レベルで成功している例であろう。山根シェフの上質かつインパクトの強い味をきちんと受け継ぎ、ちゃんとおいしいし、値段は本店の半分以下という印象。天井が高く眺望もいい店内はお洒落な客で混みあい、そのざわめきもまたご馳走だ。難を言えばサービスにムラがある。アルバイトレベルの慣れてない店員もいるし、慣れている店員も広い店内に目が行き届かない。まだ開店してそんなに経っていないからかな。あと、努力のあとは見えるが、ワインリストをもうひと声安くしてくれるともっと良くなると思う。00年11月。
リストランテ・アンジェロ(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-2-37
イタリアン。イタリアの「アンジェロ・パラクッキ」で修業したシェフの店。「リストランテ・パラクッキ」とは事実上兄弟店になる。やはり魚介類のおいしさはさすがなもので、火加減もとてもよい。パスタもきちんとアルデンテ。上質なレストランである。97年5月。普通のレストランになりつつあるようだ。メインが特に弱い。パスタはまぁまぁだが特筆するほどのものではない。サービスもいまいちで残念だ。98年5月。※その後閉店した模様。
バリック(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-1-24/06-6346-2277/11.30〜14/17.30〜23/日休/5000円〜
イタリアン。「ヴィノ・バール」と書いてある。つまりワイン・バー。そうは言ってもなかなか侮れない料理を出す。ただ、何回か行っているがパスタの出来にムラがあるのが残念。いいときと悪いときの差が激しい。オードブルはまぁまぁといったところ。ワインはコースみたいなのがあって、4000円でオードブルとワイン3種とか組んでくれる。一見、得のようだがワインの質を考えるとボトル飲みの方をおすすめする。98年9月。
人家SEIJI(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-3好陽ビルディングB1F/06-6344-1225/11.30〜14.30/17.30〜23.30/日休/7000円〜
イタリアン。「じんや」と読む。イタリアアレンジ料理を標榜する雰囲気のいいレストラン。ただ料理はちょっと雰囲気負けしていてわりと普通。創作系のバラエティにとんだものが出るが、ちょっと焦点がぼけている。まぁ創作料理なので仕方ないのだけど。カウンターで安いキャンティと一品で軽く、みたいな使い方がいいのかも。97年12月。
マンドリーノ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-28/06-6345-3007/11.30〜14/17〜21/日休
イタリアン。イタリアの食堂みたいな雰囲気の店。雑誌に載ったのか、わたり蟹のパスタが有名で、みんなそれを頼んでいる。ソースはわりとおいしい。この手のパスタでは「ピアノ・ピアーノ」とか東京九段下の「さとう」とかいろいろ有名なところがあるが、比較的ベーシックな印象。麺がちょっと茹ですぎの時があるのが残念かな。一品物はそんなの印象に残っていない。94年5月。
giggi & Del Sole(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-6/06-6344-6802/17.30〜26/日祝休
イタリアン。以前はシェラトンホテルの近くにあったが最近国道2号寄りに移った。午前2時までやっているのがうれしいが予約を受け付けないせいかいつも行列が出来ている。雰囲気はなかなかいいが、行列が出来る程かどうかは疑問。前菜もパスタもそれなりだが、全体にちょっと焦点がゆるい。盛りつけなどは洗練されていて高級店ぽいのだが、そのわりには味がカジュアルだし、なんとなく中途半端だ。惜しい感じ。98年3月。
ホリホック(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-14-12/06-6453-4530/11.30〜15/17.30〜22/火・第3水休/12000円
イタリアン。わりとがさつっぽい場所にあるイタリアンの老舗。味はしっかりしている。古くて内装はくすんでいるし、サービスも洗練されたものではないが、イタリアワインと一品でわいわい楽しむと割り切れば、逆に使い勝手も良く、愉しい時を過ごせるだろう。問題はそれにしてはちょっと高めなこと。94年8月。
パポッキオ(福島)
大阪府大阪市北区大淀南2-1-13/06-6442-7582/11.30〜14/17.30〜21/日休/4000円〜
イタリアン。「ピアノ・ピアーノ」のセカンドが独立して開いたリストランテ。わりと評判な店らしいが、ボクが訪問した日は残念な結果に終わった。シンフォニーホールの横にありロケーションはいいし雰囲気もいいのだが、全体に味が普通すぎた。シェフは本当にいるのだろうかと何度も厨房の方を見てしまった。前菜はまだしもパスタがよくない。お洒落をして楽しみに出かけてだけに残念度は大きい。99年9月。
シレーナ(扇町)
大阪府大阪市北区野崎町6-17/06-6314-0813/11.30〜22/日祝休
イタリアン。パスタの有名店。1985年からずっとランチで通っている。ここのちょっと辛口のメランザーネが好物で、いったい何皿食べたことか。とっても小さな、喫茶店みたいな店だったが、1988年頃にここ移転するまでは大阪一のパスタだと思っていた。ここに移転してからはなんだか少し焦点がぼけたような印象。客席が増えて女将さんだけでは手が回らなったのが原因かな…。麺は相変わらずちょっと茹ですぎだが、懐かしい味。ランチにズバズバ食べるのにはいい店である。安いし。98年10月。再訪多数。
ピアノ・ピアーノ(うつぼ)
大阪府大阪市西区京町堀1-4-22/06-6448-5774/11.30〜14/17.30〜21/日休/夜3800円〜
イタリアン。平野町にあった時代にしか行った事がないが、今では肥後橋やらミナミやらに店を構える人気店らしい。91頃オープンの大阪イタリアンの草分け的存在だが、ボクが訪問したときはおいしいというより楽しいという印象。カウンターのみ13席の店が客と料理人の活気でわんわんいっていた。味的にはわりと普通な印象であったが、その後のこの店の発展を見るとわりとよくなっているのかも。※掲載の住所・電話は肥後橋に移ってからのもの。93年3月。
ラ・ムレーナ(うつぼ)
大阪府大阪市西区京町堀1-16-8/06-6448-7088/11.30〜14/17.30〜21
イタリアン。「リストランテ・パラクッキ」にいたシェフ小塚さんが独立した店。こんなところに、というような立地だが高レベルの料理で満足度が高い。コースは5000円と6500円。アラカルトから選べる方式でどれもとてもおいしい。パスタもいいしメインもデザートも良く出来ている。パンも自家製。弱点はサービス。ムラがあるし多少偉そうな印象を受ける。インテリアにも物足りなさを感じるが、かなり野心あるリストランテ。大阪のイタリアはのレベルアップの旗手である。97年5月。
98年6月に再訪したらもっとよくなっていた。イタリアンでメインがここまでおいしいのは大阪では希有である。前菜もパスタも良く出来ていてとても印象に残るものであった。パンとデザートが普通なのが惜しい。もう少し安いワインも用意してほしい。ただ、相変わらずサービスは客を上から見ている感じでもうひとつ。それだけが残念。98年6月。再訪数回。
ピアンタ(北浜)
大阪府大阪市中央区北浜4-2-13/06-6227-0200/11.30〜14/17〜21/日休/4000円〜
イタリアン。淀屋橋のミズノの裏手の方にある。「イタリア小料理」を標榜していて、どれもそれぞれおいしい料理だ。黒板に書いてあるおすすめ料理を中心に頼めばハズレはないと思う。味つけはインパクトよりも安定感を狙っているように感じた。そういう意味でちょっとメリハリのなさとかが気になるのだが、料理に気を取られずに楽しい会話が弾む、そんな感じでこれはこれでとても好ましい。会話の途中で「そういえばこれ、おいしいね」ってそんな感じ。わかるよね。雰囲気はカジュアルかつシック。落ち着ける。98年9月。
ポンテ・ベッキオ(天満)
大阪府大阪市中央区北浜1-8-16 大阪証券取引所ビル1F/06-6229-7770/11〜14/18〜21/第1・3日休
イタリアン。国際ホテル向かいの橋のたもとにあり、店名をなるほどと思わせる立地。店の雰囲気もサービスの気品もたいしたもので、まだ新しいリストランテなのにすでに大阪トップの雰囲気を漂わせている。そして実際、味的にはトップだと思われる。前菜や白トリュフを使ったスパゲッティ、ジビエ類など大変うまい。ちょっと驚愕した。焼き加減が名人級。全体に出てくるのが遅いのが難だが、ゆっくり気長に楽しめばよい。数度行っているが、味もサービスもたまに当たり外れがあるのが残念。95年12月。
96年4月11日より「天満1-5-2」に引っ越して新店舗。改装後しばらく行かなかったがようやく行けた。いやうまい。やっぱり大阪ではトップクラスのおいしさだと思う。サービスも若返り丁寧になった。人気店の活気が感じられ、最初の頃から知っているボクとしてもなんだかうれしい。味もサービスもたいへん結構だが、この店の欠点は「高い」という点、かな。それを最初から覚悟していけば大丈夫。ただし以前はなかった(と思う)コベルトがあるのが頷けない。コースと別にひとり800円のコベルト。メニューにも書いていないので会計時にわかる。たいした金額ではないが、そういうことで客の気分は簡単に左右されるものである。それとグラスワインも高すぎる。味はいいのになんだかなぁ。ちなみに移転前の方が雰囲気は好き。あの橋のたもとの初心を忘れずがんばってほしい。99年9月。再訪数回。
※その後また移転。移転後はまだ行っていない。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
アドリア(西天満)
大阪府大阪市北区西天満1-6-4 ライオン橋北詰
イタリアン。カウンターのみの小さな店で、いい意味でも悪い意味でも坂口シェフのワンマン経営。料理は基本的にお任せ。ワインもだいたいお任せ(選ぶことはできるが、次はこれ、とか指定して出されることも多い)。まぁなんというか、気の良いご主人のイタリアン・カウンター居酒屋みたいな感じだろうか。その楽しさと情熱と努力は認めるが、味のわりに高すぎるが難。作り方も相当雑。それを味と感じられるくらい通えば楽しいのだが、普通にイタリアンを楽しもうと思って来た一見客は鼻白むかもしれない。店内に坂口シェフの絵がいっぱい飾られていてアトホームな感じではあるが、ちょっと雑然としすぎかも。94年9月。※2006年12月閉店。
ルーバ・クオーレ(西天満)
大阪府大阪市北区西天満2-3-1/06-6365-8424/11.30〜14/17.30〜22/日祝休/1300円〜
イタリアン。大阪では老舗の部類。ひっさしぶりの再訪。ミッドセンチュリー的な昭和40年代みたいな内装はそのまま。ここまで来るとこれはこれで「味」なのでぜひこのまま維持してほしい。料理は飾らないトラットリア系。ピザなどをとってワインと気軽に楽しむ店だ。ただ、味的にはわりと印象が薄い。ちょっと普通っぽい印象。ランチだとよいが。裁判所の横。98年11月。
KAKINOKI(西天満)
大阪府大阪市北区西天満2-10-2/06-6363-1830/6000円〜
イタリアン。大阪では老舗のイタリアン。10年ぶりに訪ねた。店内はレンガ造りでいい感じに古びておりなかなか雰囲気もグッド。メニュー数は相変わらず少ないが、今日のオススメなどが別メニューになっておりそれなりに選べる。味は安定しているけど、悪く言えば無難。ただ当たり外れはないので安心して会話ができる。ワインも安いのから揃っており好感が持てる。味にもう少しメリハリがあるといいレストランになると思うのだが。98年8月。
ヴェッキオ・ピーノ(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-5-8/06-6313-1750/11.30〜14/17.30〜21.30/日休/5000円
イタリアン。「イタリア食堂」と銘打つだけあってかなりカジュアルなレストラン。ワインも安くコースも安い。ワインはアメリカものがなぜかかなり充実。イタリアンと合わせていろいろ楽しめる。料理は前菜類が充実しているしメインもなかなか。パスタも味つけはいいのだが麺自体のおいしさに欠けていた。ちょっと「具」を強くしすぎているのかなぁ。出色なのはデザート。お腹がいっぱいでも是非試すべし。以前行ったときより格段に良くなった。いま乗っているのかもしれない。98年3月。
リストランテ・カンパネッロ(西天満)
大阪府大阪市北区西天満5-16-3西天満ファイブビルB1F/06-6365-8101/11.30〜14/17.30〜21/日休/7000円〜
イタリアン。「コロッセオ」「アマート」をおいしい店と評判にした鈴木勤シェフが満を持して開いたイタリアン。お洒落でこざっぱりした空間。サービスも程がよくて寛げる。味はそれぞれ焦点がきっちり来ていてうまい。かなりレベルが高い店だ。難を言えばワインの安いのをもう少し置いてほしいということかな。料理に比べてワインの値段がアンバランスな印象。98年3月。
久しぶりに再訪。サービス陣が女性のみだったのが男性のみに変わりとても安定した。以前は少し素人臭く、この店の弱点でもあった。味は相変わらず。強いインパクトを残すものではないが、上品で洗練されたもの。パスタ類の出来が特にいい。インテリアもよい。99年9月。
リストランテ・カラバジオ(肥後橋)
大阪府大阪市西区江戸堀1-6-10/06-6445-5535/11.30〜14/17.30〜22/日祝休/8000円〜
イタリアン。志の高いリストランテ。「イタリアでイタリア料理を食べた方には、とくに気に入っていただけると思います」とパンフにシェフの自信の言葉。なるほど料理は隅々まで丁寧に作られており上品かつ洗練。イタリアの伝統料理コース(6500円)も品よく構成されており楽しめる。伝統料理と言いながら独自の工夫もそこここでされており好感が持てる。ただ、すごく印象的かと言われるとそうでもない。特に前菜系がもうひとつ。メインは良い。メインで盛り下がってしまうイタリアンが多い中、これは出色。これでデザートで盛り下がらなければもっといいのだが。サービスはこなれておらずちょっとちぐはぐな場面もあった。もっともっといい店になる予感がする店。99年9月。※訪問直後、シェフが変わってしまったらしい。ちょっと不安。
ピッツェリア・ラポルタ(江戸堀)
大阪府大阪市西区江戸堀1-9-1肥後橋センタービルB1F/06-6444-5916/11.30〜22/日祝休/1000円〜
イタリアン。石釜と薪で焼き上げるピザらしいが、その効果をあまり感じなかった。普通の味。ナポリ風とローマ風の間くらいな印象。ちょっと中途半端かも。個人的には生地はもっともっと薄いのが好き。普通のパスタや一品もある。98年11月。
アマート(江戸堀)
大阪府大阪市西区江戸堀1-11-1大同生命東館B1F/06-6445-8775
イタリアン。「コロッセオ」出身の鈴木シェフが作る。パスタ、リゾット、メインそれぞれバランスがよくおいしい。鈴木シェフの料理は一見泥臭そうだがわりと洗練されていてボクは好み。大阪でも特に好きなシェフである。内装もなかなか良い。デートに良いと思う。96年2月。※鈴木シェフが変わり味も変わったというメールあり。注意。シェフが変わってからはまだ行っていないのでわからない。なお鈴木シェフは西天満の「カンパネッロ」(06-6365-8101)に移った。行ったらとてもおいしかった。97年12月。
パッサガッロ(本町)
大阪府大阪市中央区本町1-1-3/06-6263-3588/11〜14/17.30〜21/日休/10000円
イタリアン。もと「ポンテベッキオ」があった場所に居抜きで入ったイタリアン。期待せず入ったら大当たり。アミューズから前菜、パスタ、メインの魚までは完璧。かなり美味。でもメインの肉がもうひとつで残念だった。パンも上質だったしワインの数も充分。敢えて言えばワインの値段は5000円くらいをもっと充実させて欲しい。サービスもまだこなれていないがこれからを期待できる店。コースは5500円、7500円、10000円の3コース。97年2月。※業態を変え、イタリア小皿料理店に改装したとの情報アリ。そうなっちゃうとダメかも。98年5月。
イ・パードリ(新町)
大阪府大阪市西区新町1-33-8/06-6543-8880/11.30〜14/17.30〜21/日休/5000円〜
イタリアン。公園の横にあって雰囲気はいい。ただ店内ちょっとくすんだ感じで清潔感に乏しいのが残念。料理はこのごろ大阪で名前を上げているシェフ竹林氏のものでかなり期待したが、そんなに印象に残るものでなかったのが残念。シェフ自ら満面の笑みと共にサーブしてくれたのだが、全体にもう少し焦点のきたインパクトある味を期待した。サービスはまだ教育が出来ていないような感じの人が入れ替わりテーブルに来て、ポイントポイントでシェフが来る、という感じ。全体に発展途上という感じで、数年後に来てみたい印象。99年10月。
コズィ・コズィ(阿波座)
大阪府大阪市西区立売堀6-7-43阿波座セントラルハイツ1F
イタリアン。地下鉄阿波座駅6号出口から西へ50メートルくらい行った左側。こんなところにこんないい雰囲気の店が?!って驚くシチュエーションだからきっと女の子は喜ぶ。もともとフレンチだった店に居抜きで入ったらしいから店内はちょっとフレンチ風。清潔でオシャレだ。味は安定感があり、すっごくうまいというわけではないがどれも標準以上のレベル。サービスも丁寧でくつろげる。要は程良いイタリアンなのだ。ディナーも3000円から5500円までだから安い。わりと好き。グラスワインも8種類くらいある。99年3月。※2000年頭に閉店。残念。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
アル・チェントロ(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋3-10-8/06-6881-2377/11.30〜14.30/17.30〜22/不定休/3000円〜
イタリアン。「旬・イタリア食堂」と店名の前につくトラットリア。旬の食材を大切にしたカジュアルな店であることがそこからもわかる。店はモダンで賑わいも気持ちよく、料理はキレイでなかなかうまい。基本的なイタリアンメニュー以外に、イタリアンという枠にとらわれず大胆に創作したメニューが続き、そして下手すると洋食になってしまいがちなメニューも果敢に置いている。全体に安いし、雰囲気いいし、ちゃんとおいしいし、こういう店が増えるとイタリアンの裾野が広がる。いい方に成長していってほしい店である。01年10月。
リストランテ・パラクッキ(南船場)
大阪府大阪市中央区南船場4-4-10 B1F/06-6282-0231/11.30〜14/17.30〜21/日祝休/10000円
イタリアン。イタリア人シェフが作るわりとあっさりしたイタリアン。パスタがおいしい。盛りつけも美しい。コースを頼んだが、肉よりも魚をメインに頼んだ方がいいかもしれない。このシェフは濃厚な味付けよりもあっさりめの繊細な味付けの方が得意のような気がする。95年4月。
コロッセオ(南船場)
大阪府大阪市中央区南船場3-2-6農林会館B1F/06-6252-2024/12〜14/18〜21.30/日祝休/15000円
イタリアン。大阪の老舗。とてもClassicalなイタリアンという印象の料理が続く。特にビックリはしない味だが安心は出来る。雰囲気も高級っぽく(昭和時代の高級って感じではあるが)、大阪のイタリアンとしてはかなりグレードが高い部類だろう。でもわりと高い。ここの料理を支えていた鈴木シェフがアマートに移ってからは特にちょっと厳しい。95年8月。
アフェット(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-16-7 サザンウエストビルB1F
イタリアン。親密な空気の小さなリストランテ。料理はフレンチ風だが工夫が凝らしてありおいしい。パスタは特にいい。麺自体固いものを使用している上にきちんとアルデンテだから「大阪で一番固いスパゲッティ」と言われるとか。アリオリオもキッターラもいい。ただメインとかはちょっと印象が弱いかな、繊細さが勝っている感じ。でもこれはシェフの個性だろう(シェフはフレンチ出身だという)。サービスはシェフの奥さんが孤軍奮闘という感じでがんばっており、大変すがすがしい。ただ、満席になるとどうしてもバタバタしてきて見ていて慌ただしいのが難。まだまだ成長し続けそうなお店。99年3月。
※その後閉店。谷町9丁目に移り「モンテラート」というイタリアンレストランになったそうだ。大阪市天王寺区生玉前町1-16チェリービル2F/06-6776-5889
イル・ジェメッロ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-4-8大キビル2F/06-6211-9542/11.30〜14.30/17.30〜23/水休/7000円
イタリアン。ローマのリストランテ「モンテアルチ」の支店というか姉妹店だという。雰囲気がとてもよく、イタリアっぽい。こういう雰囲気が好きなヒトにはいいかもしれない。ピッツァが売り物の店。薄い生地のピッツァはパリッとしていてうまい。ナポリ風のもちもちとは違うが、なかなかおいしい。が、他のアラカルトが(行った日は)もうひとつだった。ピッツァかローマ周辺の郷土料理を食べたいときにはいいかも。94年8月。
ペペ(門戸厄神)
兵庫県西宮市門戸荘17-23/0798-53-2811/17〜25/水休/6000円
イタリアン。1988年オープン。住宅街にある隠れが的リストランテだが、周辺住民にはかなりの人気店。黒板のオススメメニューから選ぶのがオススメ。前菜やパスタうまい。住宅街のレストランとしてはA級。ただしメインはちょっと弱め。雰囲気は適度にカジュアルで良い感じ。もう少し味にインパクトがあればいいな。94年1月。
イタリア料理ヒロ(甲東園)
兵庫県西宮市松籟荘11-9/0798-51-8333/11.30〜14/17.30〜21/月・第3火休/4000円〜
イタリアン。甲東園駅から3分ほど。実に普通っぽいレストランだが、コストパフォーマンスが非常にいい。ランチの1800円特別コースやディナーの3500円月替りコースが特にお得。味は標準的で、オードブルがもうひとつなのが残念だが、メインなどは丁寧に作ってある。ワインも安い。安く済ませたいときなどに利用したい。98年9月。
ブラッセリー・ピエロ(苦楽園)
兵庫県西宮市石刎町19-13¥xA0ラ・ミューロB1F/0798-71-1088/11.30〜14.30/17.30〜22/無休/6000円〜
イタリアン。苦楽園口から線路沿いに真北に上がったところにあるちょっとお洒落な店。ブラッセリーと名乗っているが、環境的にはリストランテな感じ。ビルの地下への階段を下りていくと見えてくるエントランスの感じがなかなかよい。店内もアンティークの家具を効果的に配してあり、ひとつ間違えばバブリーにもなり得るギリギリの線かも。料理は安定しておいしい感じ。インパクトの強いものではないが、ちゃんとおいしい。プリフィクスで4000円台、6000円台、8000円台。黒板からメニューを選ぶ。説明も親切丁寧でよい。雰囲気的にリッチなおばさま仕様という感じではあるが、わりと好みの店。05年8月。
オステリア・エノテカ・ダル・ジュンジーノ(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町6-7
イタリアン。苦楽園口のイカリスーパー近くにあるうまい店。料理がとてもいい。地元の素材を丁寧に使い、インパクトある味付けで出してくれる。ちゃんと焦点が来ている感じが素晴らしい。また、盛りつけも美しい。パスタにしても美的に優れている。テーブル近くの台で手打ちしてくれるパスタが特に良い。シズル感もあり、雰囲気も盛り上がる。シェフはソムリエでもあるらしく、イタリアワインもいいのをたくさん取り揃えていて、500本以上の中から選んでくれる。オススメにしたがっていればきっと至福のワインに出会えるだろう。
サービスは奥様が丁寧実直に進行してくれるし、インテリアも年を経て落ち着いてきた(昔はちょっとファンシーめだった)。とてもいいレストランになったと思う。当初は「ジュンジーノ(シェフの名前から来る)」という店名を使っていなかったと記憶するが、それを使い出してより主張が強くなった印象。難点は全体に高いことかな。少し逃げ道(安いコース)などを作ってくれると助かるのだが。97年2月初訪問。再訪数回。※神戸に移転した模様。
メリ・メロ(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町5-30/0798-71-2701/3000円〜
イタリアン。「ビストロ・ド・ペリゴール」の後に居抜きで入っている(経営が一緒らしいから居抜きとは言わないか?)。内装は黄色を多用し小物も凝ってちゃんとイタリアンに変身している。が、イタリアンにしては暗く、かといってデートに向くような親密感もなく、なんだか楽しくない中途半端な店に仕上がってしまった気がする。料理はパスタ類はなかなかうまい。前菜もとてもリーズナブル。が、ボクが行ったときはメインが残念だった。デザートもいまひとつ。食後のコーヒーももうひとつ。わりといい線行けそうな店であるのだが、シェフもサービス人もまだ準備が整っていないような印象を受けた。これからに期待。01年11月。
フォンテガーラ(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町5-20/0798-71-7750/11.30〜14.30/17.30〜22/1000円〜
イタリアン。「ナポリ風ピッツァ&パスタ食堂」とある。そうここは食堂。喫茶店みたいな気軽な雰囲気でピッツァとパスタ、それにチーズがワインと共に楽しめる。オープンまもなくに行ったが、まだ味が安定していないのか味自体は全体に普通っぽかった。パスタが特に。ピッツァはまぁまあおいしかったが。苦楽園口駅前の通りを真っ直ぐ。越木岩公民館を越えて大天寿司の並びにある。98年7月。
江坂(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町7-21/0798-35-5464/11.30〜13.45/17.30〜21/水第3火休/4000円
イタリアン。まだ夙川や苦楽園に格安でいいイタリアンがなかったころからやっていて、幾度も重宝させてもらった店。カジュアルで普通っぽいが普段使いに最適なおいしさと価格帯である。パスタ類がまぁまぁ。ちょっと味つけが甘いのが惜しいところ。いかすみのピザはおいしかった。普段使いには充分だけど、デートとかだとちょっと弱いかな。ちなみにワインは安くリーズナブルのをおいている。96年10月。再訪数回。
フィオーレ(夙川)
兵庫県西宮市老松町2-2パラッシオ北夙川1F/0798-70-8123/11.45〜17.30/18〜26/水休/5000円
イタリアン。はやりのテラス風お洒落なイタリアン。夜も遅いのでBARとして使うのもいいかもしれない。カウンターもあるし。あまり期待せず入ったが料理はなかなか。パスタがもうひとつだったが1品1品しっかり作っていた。ただもう少し安くて美味しいワインを揃えて欲しい。ハウスワインはイマイチだったし他に食指の動くワインは高いのばかりだった(といっても5000円くらいだけど、料理と比較すると高い)。97年1月。
カルディナーレ(夙川)
兵庫県西宮市神楽町9-5ヘルスクラブ・シーガル1F
イタリアン。銀座サバティーニ系列のイタリアン。2号線沿いで駐車場も完備しているせいか大変流行っている。工夫があるメニューが楽しい。全部おいしそうに感じる。期待感を持たせ、素晴らしい。が、出てくる料理はメニューほどの楽しさはないかもしれない。パスタ類は割といけるが前菜もピザもメインももうちょっとといった感じ。97年7月。※閉店。
フェリーチェ(芦屋)
兵庫県芦屋市打出3-30/0797-35-6660/12〜26/木休/4000円〜
ピッツェリア。正式には「ピッツェリア・コン・クチーナ・フェリーチェ」。天井が高い店内の隅に窯(イタリア直送らしい)があり、薪で焼いた本場の窯焼きピザが楽しめる。もちろんパスタや前菜、炭火焼き中心のメイン料理もちゃんとある。前菜がバイキング形式で大皿1500円なのだがこれがなかなかうまい。いっぱい取れてお得感あり。また、ピザも薄生地でうまいが、すぐベチャっとしてしまうのが難点。惜しい。パスタは普通、かな。ワインは3000〜6000円くらいで揃えてある。特筆すべき点はないけど、全体にまぁまぁで好ましいレストラン。気軽でちょっとオシャレな雰囲気だし。ちなみにビルの二階はカラオケ屋。この店は26時まで営業しているからカラオケ後とかに軽くワインにピザとかもなかなかいいかも。阪神打出駅のちょっと東。線路沿い踏切横。99年2月。
リベルテ(芦屋)
兵庫県芦屋市岩園町2-3/0797-23-3121/12〜14/17〜22/月休/1000円〜
ピッツァ。芦屋川沿いで人気だった店が岩園の仲ノ池前に引っ越してきた。人通りがあまりない通りだけど大丈夫だろうか(車はわりと通るけど)。トッピングを選べるピッツァは丁寧に作られているが、ちょっと厚めでべちゃべちゃしているのが残念。ピッツァ特有の快感に乏しい感じ。注文してから30分くらい待たされるのでゆっくり余裕を見て行こう。他にスパゲティやスープなどの一品もある。とても家族的な手作り感溢れる店。99年10月。
ベリーニ(芦屋)
兵庫県芦屋市月若町2-17/0797-32-1777/11.30〜14/17.30〜21/木休/6000円〜
イタリアン。煉瓦づくりの一軒家レストランで、わりと敷居が高いイメージがあったが入店してみるとそうでもない。入店時も「**さま、お待ちしておりました」と挨拶してくれ、いい夜のはじまりを予感させるものであった。サービスもメートルのものは高級店のそれ。きっちり行き届いていてぬかりがない。笑顔もいい。ただ口頭でのメニュー説明と出てきた実際の料理が2皿も違ったのは残念。それ以降のフォローもなかった。でも「きっとたまたまなんだろう」と好意的に思ってしまうような感じの良さがあったのが救いだ。それ以外のサービススタッフは、若手の女性でがんばっている人もいたにはいたが、サービスの基本すら押さえていないスタッフもいて残念だった。
さて肝心の料理だが、4000円、6000円、8000円の3つから選べる(12000円のコースもあるが予約制)。アラカルトはない。4000円のコースは環境やサービスから言ったらかなりお得感がある。ただ、味的にはどれも焦点がもうひとつ来ていない印象。変わった食材を使用してみたりしてなかなかに工夫は感じられるのだが、いまひとつインパクトに欠ける。特にボクのとった8000円のコースは突き出し、前菜ともに生臭く、とても残念なものであった。総じて雰囲気とサービスに料理がついていっていない印象。くつろいで楽しめたが、もう一度行きたいかとなると微妙である。ランチ(2500円)で雰囲気を楽しまれたら如何だろうか。なお、ワインは安価で良質。カトラリー類は高級フレンチ・レベルのものを使用している。99年10月。
円花(芦屋)
兵庫県芦屋市打出小槌町14-11/0797-32-4479/18〜23/月休/5000円
イタリアン。芦屋にイタリアンなんかなかったころからずぅっとやっていて、芦屋に古くからいる人にはお馴染みの店。飲み屋で一杯って感じでカジュアルにイタリアンが楽しめる。料理自体カジュアルでドカンとしており、気楽に楽しめる。お箸も出る。そんな感じの店。シェフの江坂さんが夙川駅前に独立してから味が落ちたという噂も。95年8月。※芦屋市船戸町5-2の2Fでやっていたが、打出に移転した。移転してからは行っていない。上記の感想は船戸町にあったころのもの。
ラ・ポスト(東灘)
兵庫県神戸市東灘区本山北町3-3-14/078-452-8766/11.30〜23/月休/4000円〜
イタリアン。手作り感溢れるカジュアルな店で、若い人にはいいと思う。ただセンスはもうひとつなので居酒屋的にわいわい使った方がいい。デートには向かないかも。料理も全体的にもうひとつ。若向け居酒屋なのだと割り切れば楽しいが、期待するとちょっと物足りない。93年2月。
ドンナロイヤ(三宮)
兵庫県神戸市中央区加納町2−5−1 神戸滋慶ビルB1/078-261-9291/11.30〜14.30/17〜21/火休/10000円
イタリアン。1952年オープンの老舗で、当時から本格的イタリアンを食べさせる店として有名だった。ある種の草分け店であろう。地下に降りていくとだんだんざわめきが聞こえてきて、天井の高い店内に入る。このアプローチがわりと好き。店内気持ちよく古びており、ちょっと歴史を感じてうれしくなる。が、料理自体もちょっと古く感じる。田舎っぽい味はいいとしても、量的にも味付け的にも古さを感じてしまう。そこが難。好みもあろうが、ボクにはちと重たい。なお震災後、明石町から加納町に移転したらしい。前の趣あった店は地震でつぶれてしまったとか。雰囲気が好きでデートとかによく利用したのに残念。94年3月。再訪数回。
トラットリア・イルコルノ(三宮)
兵庫県神戸市中央区山本通1-7-5/078-242-6672/11.30〜14/17〜21.30/水休/10000円
イタリアン。北野にあった「麻布キャンティ」で料理長だったシェフが独立して1987年にオープンした店。ミラノの司厨士協会から日本人で初めて功労賞をもらったりと、なかなかの大御所シェフである。トラットリアなのだが、それにしては値段が高い。味はベーシックな感じで安定はしているが驚きは少ない。わりと人気の店なのだが、いまひとつここの魅力がわからないボクである。ワインはいいのが揃っているのだが…。
余談だが、ボクたち夫婦はここでディナーを取った翌朝、あの阪神大震災にあった。震災後(なんとなく)いの一番に訪れた。無事に営業していて「あーあのときの…」と喜んでくれた。そういう意味では思い出の店でもあるのだが、再訪時もやはりあまり満足せず…、これはもう相性なのかもしれない。95年1月。再訪1回。
ベルゲン(三宮)
兵庫県神戸市中央区山本通2-3-2/078-241-6952/11.30〜14.30/17〜21.30/火休/10000円
イタリアン。老舗の有名店。昔から神戸の典型的デートコースでもある。店の前にたどり着くと、なんというかディズニーのホーンテッドマンションを思い出してしまうようなまがまがしい造り。それはそれで楽しくなってくる。店内もアンティークで面白いのだが、席に着くとちょっとイヤな予感がしてくる。クロスはビニールだし、テーブルに置かれた位置皿のうえにはこれまた透明な(しかも薄汚れた)ビニールが敷かれている。イスも座り心地が悪くテーブルはギシギシいう。うーん。サービスも入店時ぼんやり立ったままだったし(見えているのにドアも開けてくれない)、テーブルについてからもまるで要領を得ない。
さて料理だが、全体に北イタリア系。メニュー数は非常に多く選ぶのに的が絞りにくい。また書いてあるのに出来ない料理が多々ある。うーん。イヤな予感がどんどん高まる…が、予想に反して(失礼!)、料理はどれもおいしかった。非常にクラシカルな味付けで濃厚なのだが、インパクト強くそれぞれにおいしいのだ。
この店の問題点はサービスとテーブル回り。まずしっかりしたメートルをひとり置いてサービス陣を立て直してほしい。またテーブルクロスと位置皿のビニールをやめて、ワイングラスもちゃんとしたものにしてほしい。それだけでかなりいいレストランに生まれ変わると思う。あ、照明ももう少し暗めに。最後になったが、ワインリストは立派ですぐれている。値段的にもリーズナブル。料理とワインがいいのに惜しい。99年11月。
ゴーニ(元町)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-6-6/078-332-6718/17〜21/月休/6000円
イタリアン。神戸の老舗イタリアン。ふるーい雰囲気となによりその味が好きで若い頃はよく通った。とてもおいしかった。バジリコスパゲッティなんかとってもよかった。チキンカチャトラもなかなか良かった。でもここ数年どうも味が落ちた。惜しい。あの、狭くて古くて鄙びたインテリアと意外性あるうまい料理の組み合わせをわりと愛していたのになぁ。94年2月。再訪多数。
| その他の欧州料理 |
ローレライ(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-2-2 近鉄堂島ビルB1F/06-6341-0043/17.30〜22/日祝休
ドイツ料理。ドイツ料理屋というよりドイツビール・バーに近い感じ。ドイツビールをゆっくり飲める小さなバーなのだ。いろんな種類のビールを楽しみながら、これまたうまいドイツ料理も楽しめる。細かく切ったジャガイモ、トマトなどをフライしたドイツ風フライドポテトやソーセージの盛り合わせ、キッシュなど、さすがにドイツ人のマスターが作ってくれるだけあって本格的でうまい。99年8月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
ステラマリス(福島)
大阪府大阪市北区大淀中1-1-20ウェスティンホテル内/06-6440-1111(代)/11.30〜14.30/17.30〜21.30/8000円〜
地中海料理。地中海沿岸の料理をブレンドして出してくる。幅を広く持とうとしているせいか逆にポイントがなくなってしまい、味の印象が薄い。ホテル内の無難な食事という感じ。ただし昼の3500円のランチはわりとお得。メインの取り方にも寄るがしっかりしたウズラが楽しめた。デザートもまぁまぁ。ここは昼に利用するのがいいようだ。夜は高め。97年12月。
アウデカース(西天満)
大阪府大阪市北区西天満2-5-2西天満ビルB1F/06-6361-3292/11.30〜14/17.30〜22(土日祝は夜のみ)/水休/2000円〜
オランダ料理。日本では珍しいオランダ家庭料理レストラン。クレープ状になった「オランダ風パンケーキ」やあちらでは大変ポピュラーな「スタンポット」というマッシュポテトとザワークラフトと骨付きソーセージの料理。「生ニシン」「ムール貝のワイン蒸し」「スペアリブ」……なかなかうまい。ドイツ料理をより女性的にした感じと言えばわかるだろうか、とにかく素朴で暖かくて豊かな料理である。オランダビールもいっぱいある。わりとオススメの店。店内の雰囲気もいいし、近くにあったらわりと通ってしまうタイプの店。99年6月。※大阪に移転。移転してからはまだ行っていない。上記感想は「京都市右京区西院西淳和院町2-2」にあったころのもの。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
エル・ポニエンテ(北浜)
大阪府大阪市中央区北浜2-1-21 つねなりビル1F/06-6220-6868/11.30〜14/17.30〜23/日休/5000円〜
スペイン料理。ここの小西シェフはフィデウア(パスタのパエジャ)を日本に最初に紹介した人らしい。苦楽園にあった幻の名店「ドス・シバリス」がおいしかった頃のシェフをしていた人でもある。まぁそんな経歴など知らなくても十分うまい。そのフィデウアは米の代わりに極細麺を使い、カリカリになったパスタが口の中でほどける様が実に気持ちいい。なるほど、バルセロナで流行るのもうなずける。他には「レンズ豆のパエジャ」もうまかったなぁ。タパスもスープもメインもそれぞれきちんとツボに来ている味。火の通しが完璧だ。また、サングリアがちゃんとしているのもうれしい。簡易サングリアでお茶をにごす店が多い中、なかなか立派なのである。スペインワインの品揃えも見事。大きな窓から川を挟んで中之島公会堂が見えるロケーションもグッド。土佐堀通りの北浜2丁目の交差点のすぐ近く。99年5月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
ダブリナーズ・アイリッシュパブ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区宗右衛門町1-13/06-6212-7036/17〜23/無休/3000円〜
アイルランド・パブ。現地アイルランドそのままの雰囲気を持つパブ。客も外人が多く(外人客ってなんでみんな立ち飲みするんだろう?)、まるでダブリンにいる雰囲気。ダブリンのパブには旅行で行ったことがあるが確かにこういう雰囲気なのだ。樽生のギネスをゆっくりやりつつ(ウィスキーみたいに嘗めながら飲むのがギネスの飲み方)、フィッシュ&チップスやアイルランドシチューなどのつまみを食べ、週末のアイリッシュライブを聴く……日常の雑事から解放される瞬間だ。キャッシュオンデリバリー(オーダーした分をその場で払う)なのもそれっぽい。99年7月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
ドス・シバリス(苦楽園)
兵庫県西宮市樋ノ池町15/8000円〜
スペイン料理。まだ関西にスペイン料理店があまりないころ、カネテツの資本で開店した名店。味も雰囲気もトップレベルな一軒家レストランであった。パエジャをはじめとした一品はどれも繊細できれいな味。ある時食べた野菜のムースなど絶品だったのを覚えている。レストラン横にバル(バー)が併設されていて、そこがまた良かった(90年代中盤だったので、時代的に10年は先行っていたと思う)。夏はオープンテラスでサングリアが飲める。サングリアにおいては確実に関西一レベル。ちゃんと手をかけたサングリアが楽しめる。つまみもなかなか良いし、このバルは抜群だった。ちなみにレストランはわりと高めだったが、こういう店を抱えている苦楽園周辺の奥深さに驚愕したものである。たぶん90年ごろ初訪問。再訪多数。
※1999年1月で閉店。残念すぎ。シェフは中之島の「エル・ポニエンテ」に移った。
エルナ・アドリアーン(東灘)
兵庫県神戸市東灘区森南町1丁目/078-452-2922/11〜14/17〜21/火・第三月休/1000円〜
ドイツ料理。2号線を芦屋から行ってサティを越えてすぐの右側にある。17年前からやっている老舗だというのに地味でよく知らなかった。料理はかなり安定していてうまい。ソーセージなどは独自に輸入しており店頭でも買える。伝統のドイツ料理がちょっと洋食風にアレンジされて並び、どれもそんなにはずれはない。ドイツ風コロッケはお持ち帰りもあるようだが、おすすめだ。それと、ケストリッツアー(黒ビール)の樽生がまったくうまい。実にうまい。これを軽く飲みに(スモールサイズあり)昼から行きたくなってしまう。昼のランチはお得。98年12月。
バラライカ(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通1-10-3/078-331-7919/12〜21/火休
ロシア料理。創業1951年の老舗。神戸でロシア料理といったら「バラライカ」とすぐ思い出せる程有名である。2500円のコースがお得で、ピロシキ、ボルシチ、壺入りのビーフシチューなどがつく。ロシアの代表的な料理をカジュアルに食べられるので、これがオススメ。本場そのものの味というよりは日本風のアレンジが勝った味であると思うが、懐かしい美味。94年6月。
オリーバ(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通1-1-12ローヤルビル2F/078-333-6716/17.30〜24/月休/6000円〜
スペイン料理。タパス(酒の肴系おつまみ)中心の品揃えをしたカジュアルな店。いわしのアヒージャ(にんにく土鍋)、カジョス(牛胃の煮込み)などがうまかった。チョリソー(サラミ)などもまぁまぁ。タパスの盛り合わせをもらって安価なワインでがしがし食べる、というのが正解な店。居酒屋風に気楽に使おう。東急ハンズ横の東門街にある。99年9月。
エル・ソル(神戸)
兵庫県神戸市中央区生田町1-1/078-232-3636/18〜21/第1日・月休/15000円
スペイン料理。田舎っぽい素朴な料理にカジュアルな店内。それなりにおいしいし、雰囲気も悪くないのだが、とても値段が高いのがアンバランス。これだけの値段を取る理由がいまひとつわからない感じ。それと料理が出てくるのが遅い。その辺も不満を感じた。料理のインパクトも特に強くはない。あと、サングリアをもう少しなんとかしてほしい。95年8月。
| 洋食 |
キッチンスタジアム茶屋町(梅田)
大阪府大阪市北区芝田1-15-21/06-6374-4137/11.30〜15/16〜25(金土は〜29)/無休/4000円〜
洋食。インテリアはお洒落でどこかニューヨークっぽい。その名の通りオープンキッチンで、キッチンという舞台を囲むように客席が作られている。雰囲気は良い。でも…、料理自体はいただけない。ファミレスの神戸屋と良い勝負、というのが実感。パスタはのびているし、料理は焦点が来ていない。まぁ良くも悪くもアメリカンダイナー的なのだ。週末は朝5時までやっているのは使える。サービスはまぁまぁ。00年4月。
ネスパ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-4-41/06-6345-7089/11〜15/17.30〜21/日祝休
洋食。1949年創業の老舗。以前は古い古い建物でやっていて、別館などもあり、なかなか趣き深かったのだが、移転してからちょっと普通の雰囲気になった。名物料理は「コロペット」といい、登録商標料理である。牛肉コロペット、海老コロペット、豚肉コロペット、鶏肉コロペットと具を選べるのだが、初めてだったら「盛り合わせコロペット」がオススメ。この中からふたつを選んで1100円である。コロペットとはクリームコロッケとカツの中間のような一品。エバミルクで作った白ソースを牛肉などの具で包み、パン粉で揚げた料理である。白ソースを、薄切りした二枚の肉で挟んで揚げてあるのだ(海老コロペットのみ挟まない)。エバミルクを使っているせいか味が濃厚。だからソース類は何もつけずそのまま食べる。揚げは上品な薄味で白ソースの味を邪魔しない。カツの香ばしさとクリームコロッケの濃厚さがいい感じにミックスされていると想像してくださればだいたいはずれないだろう。このようにコロペットはなかなか美味しいのだが、ライスや水がまずいのが難。テーブルも詰め込みすぎ。狭苦しくて落ち着かない。駅前第3ビルの地下にも支店が出来たらしいが…。99年4月。再訪多数。※2000年には東京人形町にも支店が出来た。
鶴のす(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-6-2堂島アバンザB1F/06-6344-4485/11.10〜14.30/17.30〜20/日祝休/800円〜
洋食。ごくごくカジュアルなロシア料理中心の店。ロシア料理というより、ほとんど洋食。メンチカツ、オムライス、焼きめしなどもあり、普段着の味でおいしい。凝ってはいないが癖になるボルシチと一緒に頼むのが定番。どこか懐かしい味でたまに無性に食べたくなる洋食群だ。以前は古いビルの地下にあり、食堂みたいな店でなんとも趣きがあったのだが、3度目の移転でアバンザに入り、逆に普通になってしまった。いったい何度この店に行ったことだろう。ある意味思い出の店のひとつ。99年12月。再訪多数。
山守屋(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-32/06-6341-2446/11.30〜14/16.30〜20/日祝休/3000円
洋食。ミンチもハンバーグもふんわり柔らか。なかなかおいしいが食感と味がちょっとアンバランス。味にもう少しインパクトが欲しい。聞くところによるとケンネ油(すき焼きのとき使うアレ)を使用しているのがコツらしいのだが、それでもあまり印象に残っていないのは残念。昭和8年創業。店構えはモダンめ。97年10月。
インペリアル(堂島)
大阪府大阪市北区堂島3-3-1/06-6458-1359
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
青楓グリル(土佐堀)
大阪府大阪市西区土佐堀1-1-4/06-6441-3671/11〜21/8000円
洋食。1948年創業の雰囲気抜群の洋食屋。マジで雰囲気抜群だ(デートに向く、という意味ではなく古いという意味で)。ただし、この店は雰囲気のみかもしれない。ステーキはまぁまぁだが、カレーライスやハヤシライスという基本的なところがおいしくない。味付けが古いのかな。古いのが「味」になる店もあるけど、この店は発展を止めてしまった感じ。そしてちょっと高い。96年8月。
ピエロ(土佐堀)
大阪府大阪市西区江戸堀1-16-26/06-6445-8117/11〜14/18〜21/日祝休
洋食。ハンバーグの人気店。名物のハンバーグはチーズがとろけていて独特の風味。なかなか好ましい味ではあるが、ボクはもう少しガッツリしたハンバーグが好きなので相性が合わなかった。昼は非常に込むがこういう系統のハンバーグが好きな方にはかなりお値打ちだと思う。94年9月。
ゴメンネJIRO(天満)
大阪府大阪市北区池田町8-9/06-6354-0480
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
グリル・モリタ(西天満)
大阪府大阪市北区西天満2-9-3 B1F/06-6364-8886
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ちーず亭(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-1-21 B1F/06-6364-7684/11.30〜22/日祝休/5000円〜
洋食。その名の通りチーズ料理の店。(当時)大阪ではなかなかないチーズフォンデュが食べられるが、チーズ料理を看板にするわりには、癖のないチーズによる無難なメニューしかないのが残念。もっともっとナチュラルチーズの種類・質に凝って欲しいところ。一品ものも多くパーティなどにはいいかも。95年7月。
グリル樹林亭(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋2-4-1/06-6352-8661/11.30〜15/17〜21/日休/1500円〜
洋食。「きりんてい」。大阪天満宮の北門のところにある洋食屋。天神橋筋商店街の2丁目あたりからちょっと入ったところ。しっかりした味付けでどれを食べてもかなりうまい。真ん中に卵が仕込んであるハンバーグ、香りが高いビフカツ、生姜焼きなど、典型的洋食屋ながら実にポイントを押さえたいい味に仕上がっている。喫茶店風な店構えだが実力高し。安定感は抜群だ。99年3月。再訪数回。
グリル・ナショナル(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋2-2-21/06-6356-0116/11.30〜14.30/日祝休/800円〜
洋食。天神橋筋商店街2丁目の昼しかやっていない小さな店。エントランスは古びているが、中はほどよくコージーで清潔。ビフカツが名物だが、ユニークなのはトマトソースがどっぷりかかっていること。これがなかなかあっさりした出来で、意外なほど衣との相性がいい。なんだかたまに欲しくなる系の味に仕上がっているのだ。ただ逆に言うとトマトソースの味しかしないカツで、カツを食べているという興奮はなかったりする。ご主人の風情、奥さんの笑顔、これはとってもいい。ホッとする店。99年2月。
カントリーライフ(北浜)
大阪府大阪市中央区北浜東2-13B1F
洋食。大阪では数少ない「ベジタリアン・レストラン」。バイキング形式で肉魚乳製品そして卵を全く使わない料理が食べられる。昼は1000円で食べ放題。ベジタリアンをしていた頃に毎日のように通った懐かしい店である。味も工夫があって、毎日メニューも変えてくれていた。96年8月。
※97年春くらいに閉店。
北極星(北堀江)
大阪府大阪市西区北堀江3-5-5/06-6531-0453/11.30〜22/火休
洋食。オムライス発祥の店としてつとに知られる。1952年に商品登録したらしい。とすると、もう50年近くなる。発明してくれてありがとう。そのオムライスは甘めでわりと小振り。期待度が大きい分、わりと落胆するかもしれないが、まぁまぁおいしいとは思う。ただ、今はふわふわのオムライスも含めて、いいオムライスを出す店が多くなっているので、なかなか競争的に厳しいかもと思う。96年12月。
一心亭(九条)
大阪府大阪市西区九条1-25-2/06-6581-8637/11.30〜15/17〜20/水休/1400円〜
洋食。大正12年創業の老舗洋食店。名物ビフカツがユニーク。コーンフレークとパン粉の衣なのだ。見た目はアンギラスの甲羅状。なかなか面白いのだが、味はあまり好みではなかった。油が悪いのか、かなりもたれる味に仕上がっている。コーンフレークも期待ほどカラッと揚がってなく、国産使用とメニューに書いてある牛肉も衣に邪魔されて香ってこない。店は混んでいて活気があり雰囲気もいい。メニューの感じも古びていて、古き良き洋食屋って感じではある。こんなにお客さんいるんだから(サービスランチ1400円は決して安くはないのにね)多分固定ファンがついているのだろう。99年2月。
ビオラ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-23/06-6271-6206/11〜20/日休/5000円
洋食。三角公園の北にある小さな名店。どれを取ってもわりとうまい洋食で安定感抜群。クリームコロッケが名物。牛肉を包み揚げにしたビオペットもいいが、エビペットが特におすすめ。タンシチュー、ハンバーグ、カレーもよい。95年7月。再訪数回。※店名が変わって「グリル橋本」となったようだ。
グリルばらの木(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-16-14/06-6271-7417/11〜22/第3月休/4000円〜
洋食。長いカウンターを持つ重厚な良店。ご馳走を食べに行く、という感じがぴったりな店。コクのある手のかかった洋食を出す。シチューとハッシュドビーフライスがお勧め。つまりデミグラスソースがおいしいのだ。どちらかがオススメ。ミナミの古い店ならではの雰囲気の良い店で落ち着ける。巨大なビフカツは普通っぽい。95年5月。99年3月。
明治軒(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-32/06-6271-6761/7〜10/11〜22/水休/2000円
洋食。老舗の有名店。カジュアルだが趣ある店内。オムライスに銀串が定番。オムライスも串カツもよくよく考えればコストパフォーマンスが悪く、味も普通なのだが(銀串はどちらかというとイマイチに近い)、この雰囲気に流されて毎度来てしまう。昼下がり、おやつがわりに銀串を食べるのは雰囲気があっていい。なお接客はあんまりな時が多い。94年4月。
しき浪(ミナミ)
大阪府大阪市中央区日本橋2-5-9/06-6631-7530/11.30〜20/水休
洋食。創業40年以上の老舗。オススメは特製ランチ。2000円前後と高いが、でかい海老フライにハンバーグ、ポークチャップが一皿に盛られたそれはなかなかの迫力。油物を量もたっぷり食べたいときなどにうれしいランチである。ベーシックな味のハンバーグ単品もよい。99年12月。
グリル マルヨシ(あべの)
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-6-72/06-6649-3566/12〜14.40/16〜22/火休/1500円〜
洋食。昭和21年創業の老舗。帽子のジェントルマンがカウンターに座っていたりしてとても雰囲気が良く、おいしそうな雰囲気がプンプンするのだが、ちょっとだけ肩すかし。いや、おいしいんだけど、もうちょっと期待したかも。仔牛脳奨フライは名物だがもう一押しのうまみに欠ける。ライスは別だから2000円近くしてしまうのだが、それだけの価値は感じないかも…。特製コロッケなどもボクにはあまり合わなかった。次はシチュー系にトライしてみたい。99年3月。
グレイス(玉造)
大阪府大阪市中央区玉造2-26-47 大阪クリスチャンセンター内
洋食。フレンチともイタリアンとも洋食ともとれるオーガニックレストラン。野菜から肉まで有機ものにこだわった店だが、ありがちな宗教っぽさもなく(クリスチャンセンター内にあるのにね)、たいへん気持ちがいいレストランだ。特に昼がいい。1500円でスープ、サラダ、魚料理、肉料理、ご飯お代わり自由、そしてデザートとコーヒーまでつく。これを晴れた日に緑溢れる気持ちのいい中庭で食べる快感といったら! 全体に味もいいのだが、その環境を加味すると数倍になる感じ。わりと満足度の高いレストラン。00年5月。※残念ながら閉店。現在は岡山で同じ名前でやっている。岡山県赤磐市桜が丘東1-1-959/08699-5-2990
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
グリル・トミー(桃谷)
大阪府大阪市天王寺区勝山3-2-15
洋食。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
とん助(大正)
大阪府大阪市大正区南恩加島1-6-1/06-66554-4210/1000円〜
洋食。大正区の南恩加島のバス亭から東へ5〜6分。ただの住宅街に不安を覚える頃にポツンと現れる小さな古い店で、メールでの推薦がなかったら入らないかもしれない。店内わりと清潔で仕事は丁寧。安価で量もたっぷりで良心的である。オムライスのライスはちょっとべちゃっとしたしハンバーグの肉質ももうひとつなのだが、立地的意外性もあってか、わりとおいしく感じる。揚げ物もそれぞれ丁寧でたっぷりしている。きっちり基礎をやったシェフが商売っ気ぬきでやっている感じの住宅街の店。シェフは無愛想だけど。00年4月。
島村(武庫之荘)
兵庫県尼崎市南武庫之荘1-3-23シャンゼリゼ武庫之荘ビルB1F/06-6433-4656/11.30〜14/17〜20.30/"火、第2.3水休"/3000円〜
洋食。ビーフシチューはとってもうまい。柔らかく、旨みが凝縮していてなかなかのもの。関西でもトップクラスのビーフシチューだ。でも他の料理はわりと普通なのが残念。揚げ物系がもうひとつ。惜しい。店はカウンターのみで静か。ご主人が一生懸命作っている姿を見ながら食べることになりなんとなくおしゃべりしにくい雰囲気。なんでだろう。彼の雰囲気が私語を慎ませるのかな。居心地は悪くないんだけどくつろげないのが難点。99年2月。
夙川キッチン(夙川)
兵庫県西宮市屋敷町22-24
洋食。カツカレーが売りらしいが、ルーはいいとしても、カツがちょっとうなづけない。濃い油で揚げてあり衣もぎっとりのしつこい味。ルーの味を壊しかねないカツ。カツ自体は薄く、衣は厚い。カレーに乗せるカツは単純なようでいてバランスが難しいと思う。そこらへんを意識してほしい。串揚げはカツと同じ油で揚げている。これは単体なのでまぁまぁ。でもボクは苦手なタイプ。格安なワインを置き、ちょっとニューヨークっぽいつくりの洋食屋で雰囲気はいい。わりとこういう雰囲気の店を探していた。でもいろいろ残念だった。2号線沿い。00年3月。
再訪。外観とかからNYっぽさが消え普通の食堂っぽくなってしまったが、味は驚くほど変わっていた。もち豚ヒレカツカレーはフルーティでさわやかなルーにやわらかく仕立てられたカツが絶妙にマッチ。食べた後も脂のしつこさ、衣の脂臭さを感じさせない出来。ルーとよくバランスが取れている。研究のあとが伺われとてもおいしくなっていた。メニューも圧倒的に増えており、全体に安価。定食類も充実。小さいサイズのおつまみメニュー(おつまみコロッケも旨かった)があるのもうれしい。お洒落な感じはなくなったが、なかなかオススメである。02年8月。※閉店。残念。
洋食グルメハウスBimi(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町6-1オード夙川B1F/06798-23-5511/11.30〜14.30/17.30〜22/850円〜
洋食。夙川のダイエーの裏にある小さな洋食店。味はまぁ普通だけど、ここがいいのは安いこと。1000円の日替わりランチは非常にお得。夜のセットも例えばハンバーグセットだとポタージュ、ハンバーグ、ライス、サラダ、シャーベットで1500円、とディナーとは思えない値段。財布は寂しいけどちょっと洋食したいみたいな時に重宝する。ビーフカレーがベイシックな味付けでわりと好き。00年5月。
AVA KAVA(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町12-4
洋風居酒屋。アヴァカヴァと読む。こじんまりした店。創作系を中心にいろんな種類のメニューがあって、どれも意外とおいしい。東南アジア系が得意みたい。ダイニング系や創作料理系はあまり好きではないが、思ったよりいい。96年12月。※閉店。
レストラン・モリシタ(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町15-7
洋食。苦楽園口の住宅街にある洋食店。夙川・苦楽園口のレストランの中では老舗で、住民の生活にとけ込んでいる。メニューはわりと高めなのだが、これもこの辺の住民には普通なのかもしれない。クラシックながらなかなか味が良くてよく利用した。インテリアも渋く、お洒落な紳士がひとりで座っていたりして雰囲気がいい。定番のピラフやシャリアピンステーキをよく頼んだ。昼の定食がおすすめ。94年8月。再訪多数。※2006年前後に閉店。残念!
きく(芦屋)
兵庫県芦屋市大原町10-1 Hotel Takezono内/0797-31-2341(内線377)/2500円〜
洋食。ホテル竹園内にあるレストラン。ここのビフカツが雑誌「danchu」に取り上げられていたので出かけた。芦屋近辺はおいしいカツが少ないし…。ビフカツ定食で2500円。肉は柔らかい。賛否分かれるかもしれないがあまりボクの好みではない。必要以上に柔らかい。柔らかくて食べやすければうまいという風潮があるが、ボクはザクザク噛めるような肉の快感が好きなのでちょっと物足りなかった。まぁこれは好みだろう。かけてあるドミグラスソースは甘みが強すぎ。これもボクには合わなかった。97年12月。
芦屋竹園別館(芦屋)
兵庫県芦屋市船戸町5-24/0797-31-9910/11〜14.30/17〜21/1000円〜
洋食。昔の名店「サムズ・プレイス」に当たる。場所は違うけど。この「サムズ・プレイス」は芦屋の名物レストランで、以前何度も行ったが、震災前後になくなってしまった(というか一応ここに移転したのかな)。まず雰囲気が素晴らしく、味もとてもよいレストランだった。この店にあの料理的面影はほぼない(もちろんあの素晴らしい雰囲気も、ない)。ただ、肉で名をなしホテルまで発展した竹園が経営するだけあって肉質(神戸牛)はやっぱりいい。しゃぶしゃぶコースが5000円。これはまぁまぁである。それにしても「サムズ・プレイス」の頃のあの雰囲気や味が懐かしいなぁ。タルタルステーキとかおいしかったもんなぁ。00年4月。
洋食工房一喜(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町1-4/0797-22-7174/11.30〜14.30/17〜21/月休/1000円〜
洋食。2号線沿いのカジュアルな洋食屋。一品物が充実していて楽しいがそんなに安くはない。いろいろ食べたが、そんなに印象的なものはなかった。一番おいしく、なおかつオススメなのはカレー。口の中でとろけるようなサイコロヘレ肉入りで、ルーもなかなかおいしい。うん。カレーはなかなかです。00年4月。
胡椒亭(芦屋)
兵庫県芦屋市川西町15-20/0797-34-0026/12〜14/17.30〜21/第1.3月休/1000円〜
洋食。芦屋ではわりかし有名な洋食屋。でもなんだかちぐはぐな印象。カウンターのみの小さな店だが清潔感・丁寧感に欠け、味も普通。ハンバーグやビフカツが売りのようだが、残念ながらそんなに感心しなかった。ドミグラスソースに頼った味付けだが、塩気も強い。というか、全体にやる気のないシェフの態度が店を支配しているのが問題。入店時いきなり「いっぱいです」とシェフに言われた。席は空いている。「あいてるじゃないですか」と言うとイヤな顔。ボクのすぐあとに来た客には「閉店です」という。まだ閉店時間前だ。奥さんがとりなして入店していたが親父はブスッと黙り込む。品切れでもなさそうだしラストオーダー前でもある。うーん。仕事したくないのかなぁ。00年5月。
いなだや(三宮)
兵庫県神戸市中央区熊内町2-3-20/078-242-1644/12〜13.30/18〜20.15/火・代月休/2000円〜
洋食。ここのビフカツはコートレットスタイルなのだが、火の通し具合が絶妙だ。ちゃんとレアで衣の薄さもちょうどいい。昼に行くなら、ランチ用のではなく、単品のビフカツを頼むべし。肉質が違う。また夜のビフカツコースは魚やらなにやらついて3800円。非常にお得だし、うまい。店内はストイックで真面目な雰囲気が漂っており、なかなか好感の持てる店。阪急春日野道駅北口から三宮方面に300メートル歩いてガソリンスタンドを右折。山手幹線も越えてずぅっと坂を上っていくと左側にポツリとある。99年4月。
グリル末松(三宮)
兵庫県神戸市中央区加納町2-1-9/078-4241-1028/11.30〜14.30/18〜22/火休/1200円〜
洋食。まだ新しい店。オムライスはぷっくり張りがあって、卵を透かしてご飯が見える。その感じが素晴らしい。個人的にはかかっているソースがちょっと濃すぎるくらいなドミグラスなのが好みではないのだが、味はよい。ビフカツはきちんとレアに仕上がっていて、香りも高い。が、オムライスにあるような迫力がなくちんまりしている。そしてこれもソースが濃すぎてバランスが悪い。黒っぽいデミグラスソースが売りなのかもしれないが、素材の味を邪魔する場合もあると思う。カウンターと二階に座敷。全体に清潔で気持ちはよい。北野のフラワーロードと不動坂に挟まれたあたりにある。99年4月。
もん(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通2-13-12/078-331-0372/11〜21/"第1,2,3火休"
洋食。創業1936年という大老舗。神戸のハイカラ洋食の代表格であった。とんかつがうまい。トマト風味のタレが独特。シチューもハヤシもうまい。意外といいのがすきやき。ある宴会で食べたが、ハイカラかつ懐かしいすきやきだった。震災で全壊してしまったが6階建てのビルとしてよみがえった。震災後も味は変わらず昔ながらの懐かしさを出している。店の内装は前の方が断然良かったが(レトロでものすごく雰囲気があった)、これは仕方ない。96年11月。
トアロード・デリカテッセン(三宮)
兵庫県神戸市中央区北野町4-1-12/078-222-2910/10〜18.30/月休/1200円〜
洋食。神戸の大老舗&大有名洋風総菜店のカフェ版。テイクアウト中心のトアロード本店とは別に、その場で食べられる異人館通り店である。サンドイッチ、ローストビーフ、ハム、ソーセージ、ホットドッグなどベーシックなメニューが並ぶが、ちょっと高めなものの味はやはり良い。ドイツワインのグラスも置いてあるので、ここで昼下がりに一杯飲みながら楽しむのは実に神戸っぽいかもしれない。94年6月。再訪多数。
ファン・ド・ジェリ(三宮)
兵庫県神戸市中央区北野町4-9-2 異人館倶楽部PART2
洋食。チーズ料理。チーズの自社輸入小売店を同じ場所で経営しているだけあって、使っているチーズの質は最高。そしてここのチーズフォンデュがまたいいのだ。チーズって国や地方ごとにいろいろ種類があるんだけど、ここではその国や地方ごとに溶かすチーズを変えてくれる。例えばサヴォアと名付けられたフォンデュはフランスのサヴォア地方特産のチーズで作ってくれる。甘みと酸味と苦みが程良くブレンドされて非常に印象的。また、最後におじやをしてくれるのが珍しい。少なくなったチーズに溶き卵とパンを入れて混ぜる。これがトロトロのホコホコのフハフハで想像以上にうまいのだ。ぜひお試しあれ。00年1月。※以前六甲アイランドにあり、その後、神戸北野に移ってあと閉店。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
レストラン・ハイウエイ(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通2-13-7/078-331-7622/12〜15/17〜21/月・第3火休/10000円
洋食。1932年創業。谷崎潤一郎が愛したことで有名なレストラン。戦前から残るアンティークな内装が良い。まだ若かったボクにはとても高価な店であったが、この雰囲気が好き&大人になった感じがしてよく通った。シチュー、ハンバーグ、ステーキ、どれも丁寧な作り。基本的なコンソメとかがおいしい。名物はいろいろあるが「ボイルビーフ・ニューイングランド風」とか「ウィナースニッツェル日本郵船風」とか「テンダーロインステーキ」とかなかなか渋い。おばあちゃんのサービスも親切丁寧でよい。雰囲気や歴史も味のうち、と考えられる方にはオススメ。94年1月。※震災で一度閉まったようだが、現在同じ場所で営業中。
明治屋神戸中央亭(神戸)
兵庫県神戸市中央区東川崎町1-6-1神戸駅前モザイク1F/078-360-6728/11〜19.30/第2月休
洋食。大正15年創業という大老舗。輸入食品の「明治屋」の直営店である。名物はビーフシチュー。シチューコースにした方がグラスワインやポタージュなどもついてお得(2300円)。ハイシライスもいかにもレトロでよい。古いビルにある天井の高い優雅な店で、インテリアもサービスもいい意味で古くさく、とても神戸っぽい。シチュエーションがもろ神戸!という感じでうれしい。震災後モザイクの方に移ったらしいが、海岸通りにあった頃のあの趣がなくなったのは痛い。97年2月。
レストラン菊水(京都)
京都府京都市東山区四条大橋東詰/075-561-1001/10〜22/無休/3000円〜
洋食。1926年創業。京都における西欧料理の草分け的な店で、鉄筋コンクリートのその建物は有形文化財に指定されている。塔がなかなか美しい。四条大橋詰というロケーションもよい。三階建てでそれぞれ用途により使える。1階はカフェ・軽食。2階は洋食。3階は宴会場。ハンバーグやシチューがうまい2階がオススメ。古き良きモダンを楽しめる。味は普通っぽいが、雰囲気や歴史もご馳走ではある。98年8月。
金平(京都)
京都府京都市上京区丸太町通河原町東二筋目南入ル/075-231-3626/11.30〜21/水休/2000円〜
洋食。1957年開店。看板に「お手軽洋食」と書いてある。洋食をナイフフォークを使わずに箸でお手軽に食べる走りの店だったらしい。カジュアルだが、味付けは本格派。タンシチューがとてもうまかった。ドミグラスソースが美味しい上にタン自体もとてもいい。他に何品か食べたが、タンシチューがトップ。全体に懐かしい味。家族でやっている暖かさもよい。古い店構えの、古いカウンターに座って食べると情緒たっぷり。98年12月。※閉店した模様。
| とんかつ・揚げ物 |
八巻(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-3-1駅前第1ビルB1F/06-6341-5705/11〜15/17〜20/日祝休・土曜不定休/1000円〜
とんかつ。よく雑誌に取り上げられている店であるが、ボクにはあまり合わないようだ。衣もはがれやすいし、肉汁もそんなになくパサパサで脂っこい。個人的には「とんかつを食べた!」という充実感をあまり感じられない店。99年2月。
知留久(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-11-5梅田OSホテルB1F/06-6312-2703/17〜21.30/日・第3月休/8000円〜
串揚げ。「しるひさ」と読む。大阪の串揚げの店の中でも老舗格。というか元祖かも。昭和21年開店というから歴史がある。30種類ほどあるタネはそれぞれ工夫がしてある。タレも4種類のタレを使い分けるのだが、これもこの店が初めてやったのではないかなぁ。この手の店の走りなのだな、と納得。きれいなプレゼンテーションでそれぞれおいしいが、いかんせんちょっと高い。串揚げの店は安めの店も多いので、それらと比較するとコストパフォーマンスが悪いと感じてしまう。99年9月。
こばやし(梅田)
大阪府大阪市北区堂山町6-11/06-6345-2345/11.30〜21.30/月休/1600円〜
とんかつ。大阪では有名店。包丁の背でトントンと肉を叩く音が店内に響く。そう、肉を叩いて繊維を切りとても柔らかいとんかつに仕上げている(余分な油もだしてしまう効果があるそうだ)。その柔らかさは箸でなんの抵抗もなく切れるくらい。食べた印象は、あまりに柔らかくメンチカツを食べている感じだった。サクっとする快感に欠け、全体にじっとりしてしまうのが難かも。98年10月。
串の坊(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-26/06-6346-0568/4000円
串揚げ。支店がいっぱいある人気チェーン。好きなときにやめていい大阪方式の串揚げ。一串150円程度から。最近ではおいしい串揚げの店が増えたので珍しくなくなったが、やはりこの手の串揚げの草分け的存在だけあって、安定した味。出色なのは昼のランチメニューで、9本で1000円(97年9月現在)。夜と味がそう変わるわけではないので、かなりお得だ。97年10月。※キリンシティの横に移転。
ジミー(福島)
大阪府大阪市北区福島2-8-6/06-6458-8567/日休/1000円〜
とんかつ。とっても古い店らしい。山小屋風の店内の壁に古ーい新聞の切り抜きが貼ってある。昭和40年代とかの「おいしい店紹介」記事。昔はわりと有名ではやっている店だったみたい。が、いまはちょっと面影がない。名物は「焼とんかつ」。燃えるとんかつ、とショルダーコピーがついていて、チーズとパセリを加えて揚げずに焼いていて、テーブルに来るとき、ホテルのステーキみたいにフランベ状で持ってくる。つまりテーブル上で青い炎を出しながら燃えているのだ。味は…工夫はわかるがボクにはもうひとつだった。油がもたれてしまい厳しい。昭和時代中期には実にモダンだった味だと思われるが。99年5月。
喜多呂(天神橋)
大阪府大阪市北区本庄東2-15-4/06-6375-8596/11〜21/不定休/1300円〜
とんかつ。家族でやっている親密な感じの店で、近所のヒトに長く愛されている感じが漂う。みそトンカツは名古屋風ではなく関西風。白みそを使ったユニークなものだが、ちょっと甘さがくどくなる。味付トンカツは福井のソースカツ丼風味。それが乗っかった上カツ丼は大食いのボクをしてもちょっと「暴力的」と感じさせるほどの量であった。というか、量の問題よりも、ウスターソースガドボドボかかったカツなのでちょっと飽きてしまうのだ。とにかく満腹になりたい学生さん向きなのかも。こういう方向性のとんかつは否定しないが、中年世代のボクにはかなり厳しい。01年3月。
ぼんち(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-10-7
とんかつ。ミナミの歴史的洋食屋、というよりとんかつ屋。衣が白っぽく特徴ある(金色、という人もいて、金のとんかつとも呼ばれた)。時間をかけて揚げる滋味あふれる味。大阪ではトップクラスに好きなとんかつだった。店も雰囲気がよくなんとなく懐かしいイメージ。94年3月。※閉店。
※天満橋OAPタワーにある「勝太郎ぼんち」という店にこのとんかつの味は引き継がれたそうである。道頓堀にある料亭の「勝太郎」のご主人がファンで、あの味がなくなるのを惜しみ、「ぼんち」で働いていた料理長を店長に迎えて開いた店だそうだ。大阪市北区天満橋1-8-30 OAPタワー(帝国ホテル南側)/06-6352-7878
うえしま(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋1-6-5/06-6241-9433/17〜23/不定休/8000円〜
串揚げ。スナックをそのまま使っているような店内はそんなにおいしい感じはしないのだが、出てくる物はかなりおいしいので、そのギャップが面白い。素材の選び方も揚げ具合もとてもよい。ソースやトッピングもユニーク。が、なんだか「おお!」という驚きを特に感じなかったのが残念。変化球を多用しすぎて直球が効かなくなっている感じ。あと、それなりに高いので注意。ご主人がちょっとタメ口系で少し威張るところがあるのも気になる。田中康夫氏とかがベタ誉めしているが……どうかなぁ。99年3月。
喝鈍(ミナミ)
大阪府大阪市中央区難波1-1-18/06-6213-7585/11〜19/火・第3金休/600円〜
カツ丼専門店。ちゃんとおいしいうえに格安な良心店。法善寺横丁で古くからずっとやっている店である。ここのカツ丼はカツとご飯が別々に来るタイプ。ご飯につゆが染みていかないので、逆にカツがべちゃっとなりがちなのだが、意外とそれがなく、さくさくでなかなかうまい。ただ、この店はソースカツ丼をお勧めしたい。あっさりさくさくのカツの味はこっちの方が活きている。キャベツも載っていて食感が良い。ちなみにカレーカツ丼もあるが未食。95年9月。
六覺燈(日本橋)
大阪府大阪市中央区日本橋1-21-16たこそうビル2F/06-633-1302/17〜21.30/月第二日休/8000円〜
串揚げ。ワインと串揚げ、ということで絶賛あまたなる有名な店。黒門市場の一角の古い雑居ビルにあり、店内に入るまではまさかこんな空間があるとは思えないような立地。店内はとてもモダンである。串カツはコース。5000円くらいからある。ワインは店主が自ら選ぶ。ワインリストはなく客は店主のセンスを信じるしかない。だったら串カツによく合うと店主が考えたワインが精選されて出てくる、と客は思う。串ごとに合わせるまではいかなくとも、それなりにマリアージュを考えてワインを出してくれると思ったのだが…。残念なことに、ワインはワインの流れ、串カツは串カツの流れ、つまりはバラバラであった。普通の串揚げ屋にいいワインがたくさん置いてある、ということか。リーデルのいいグラスを使用しているし、串揚げはそれなりに美味。豆をすったものを揚げた串など絶品だった。が、リストがない分ワインの値段は心配だし、なぜそのワインなのかが分からずモヤモヤするし、おいしい串ともうひとつな串がはっきり分かれているし、店主以外の従業員はワインについてそんなに知らないし…なんだか全体に残念な店。1990年代後半当時としては新機軸だった「ワインと串揚げ」という狙いのみの店なのかもしれないと個人的には思った。99年1月。
八重勝(天王寺)
大阪府大阪市浪速区恵美須東3-4-13/06-6643-6332
串揚げ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
だるま(天王寺)
大阪府大阪市浪速区恵美須東2-3-9/06-6645-7056/12〜21/金休
串カツ。「ソース二度漬け禁止」で有名な新世界名物の串カツ屋である。新世界は串カツ屋だらけなのだが、もともとは昭和4年にこの店が始めた串カツが元祖らしい。ここから広まり、いまではほとんど郷土食である。で、店主がもう店をやめようとしている時にタレントの赤井英和氏が励まして、彼の友人に継がせたという逸話も有名。そういうこともあってか、大行列が絶えない圧倒的人気店だ。独特の人情が漂っていて、その空気がすでにご馳走な店でもある。カウンター内との会話も楽しい。衣が多少分厚いのが難だが、元祖串かつをはじめ、種類の多い串物はどれもなかなか。どて焼きを最初に頼むのも忘れずに。ちなみに一発で入店しようと思ったら開店の30分前に行って並ぶことをオススメする。「新世界本店」は金曜休で12時から。すぐ近くの「ジャンジャン横丁店」は年中無休で11時から。通天閣下の「通天閣店」は年中無休で11時から。と、近くの3店の営業時間が違うので、計算して早めに並ぶこと。そうしないと数時間待ちはザラとなる。他に「道頓堀店」「法善寺店」「浜松店」「姫路店」などがある。95年頃初訪問。06年12月再訪。
かつくら(伊丹)
大阪府豊中市蛍池西町3-555 伊丹空港2F/06-6840-6490/10〜20/無休/1000円〜
とんかつ。伊丹空港構内のレストランはほとんどクリアしているボクであるが、ここが出来てからはほぼここ一辺倒になった。京都に本店があるとんかつ専門チェーン店だが、さくっと歯切れ良いとんかつは繊細さと力強さを併せ持っていて、チェーン店のなかでもかなりのレベルだと思う(チェーン店は味の維持が難しいので注意が必要だけど)。キャベツや麦ご飯、漬物がおかわり自由なのも、関西では珍しい。99年11月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
あんしゃん亭(苦楽園)
兵庫県西宮市名次町4-12むくの木ビル1F/0798-71-8686/11.30〜13.30/17〜21/月休/7000円
串揚げ。ストップがかかるまで揚げ続けてくれるパターン。夜は5000〜7000円くらいあればお腹いっぱい食べられると思う。とても丁寧に揚げてくれ、どのタネもおいしい。肉もいいが魚介がなかなかおいしい。店も清潔で油の匂いもせず、いかにも住宅街の店という親密な感じがよい。なお、ここは「お子様セット」なるコースがあり夜は1500円。家族連れには助かる店。カウンターのみ。94年2月。※ほんの数軒移転した。すっかり大人気店になったようだ。
あ〜ぼん(芦屋)
兵庫県芦屋市楠町6-8/0797-22-2030
串揚げ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
むさし(芦屋)
兵庫県芦屋市JR芦屋駅ビル・モンテメール5F/0797-23-0634/水休/1700円〜
とんかつ。あの神戸の「とんかつむさし」が震災後芦屋に出した支店。そんなこと全然知らなくてたまたま食いっぱぐれてレストラン街を歩いていて見つけた。神戸のむさしはとんかつのうまい店として有名だがご無沙汰(10年以上)しているうちにいろいろ支店を出したようである。胡椒などを衣に混ぜているのかちょっとスパイシーな味。ただでさえ少ない肉の香りが一段と消されてしまう。肉は火の通しすぎ。全体にそれほど感心はしなかった。なお、きゃべつはちぎって出てくるが刻みに変更することもできる。刻みの方が定食としてのバランスがいいと感じる。ロース定食ヒレ定食それぞれ1700円。98年7月。
串揚・WINE 遊楽(門戸厄神)
兵庫県西宮市下大市西町1-21/0798-54-3203/18〜23/木休
串揚げ。バンダナを頭に巻いた個性的な店主・村山隆之氏が仕切るカウンター串揚げ。いい意味で村山氏の個性がこの店のすべてである。ワインや食べ物など、彼の琴線に触れる話題になるとまばたきも忘れてのマシンガントーク。それを楽しく思うかどうか、彼の懐に飛び込めるかどうか、で、この店との相性が決まることだろう。相性があえば実に楽しい店だ。旬の素材を手早く揚げてくれる串はなかなかのもの。アドリブで様々なものを揚げてくれるのも楽しい。2000円で串揚げ8本ついたコースなどもあるが、村山氏にその日の気分を伝えていろいろやりとりしながら食べていく方が楽しいと思う。特筆すべきは2000本と言われるワインと焼酎の品揃え。ワインを相当研究している店主ゆえ、気分を言っておまかせしちゃうのが一番だ(値段は聞いた方がいいけど)。実は当日知らずに訪れたのだが、ボクと村山氏は10年ほど前にどっかのワイン会で知り合って以来の再会であった。そういえば串揚げとワインの店を開くと言っていたっけ。ワイン好きが高じての出店。任せて安心。門戸厄神界隈では出色の店。ちなみに〆の白ご飯と味噌汁もおいしかった。07年8月。
| カレー |
オリムピック(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地
カレー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ステーキハウス榊原(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-8-3遅ビル2F/06-6344-0524/11.30〜14/18〜22 /日祝休
カレー。ステーキ店なのだが、カレーとして取り上げたい。「オリムピック」から独立した榊原シェフが作るセイロン風カレー。いったいこの店には何度行っただろう。シャバシャバでコクがあり、オリムピックよりちょっと上か、と個人的には思う。こういうシャバシャバさ加減は大好きなのだ(90年代中盤ではこの手のシャバシャバカレーはまだ少なかったのである)。なお、数年前より人気が出すぎて昼は水曜のみの営業になった。以前は知る人ぞ知る店だったが、いまでは大行列店。5席ほどのカウンターとテーブル3つほどのみの小さな店なので仕方がない。夜のステーキも一回食べたが、とっても良かった。でもやっぱり〆はカレーにしたけど。96年1月。再訪多数。
コートロッジ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-7/06-6342-5253
カレー。カレー専門店という表記とスリランカ料理という表記がある。どちらも嘘ではない。スリランカ人(だと思う)が2人でやっている。スリランカ風カレーはちょっと日本人の舌に合わせたような風味が残念だがそれなりにおいしい。昼のランチはBコース900円がいい。8席カウンターのみ。カツレツという名のコロッケはイマイチだった。98年3月。
アクア・コンチェルト・クラブ(北新地)
大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4アクア堂島東館19F/06-6345-2345/11.30〜14/土日祝休/1300円〜
カレー。夜は会員制クラブだが昼は一般客も利用できる。落ち着いたバーの雰囲気。カレーの他にもランチメニューはあるが、カレーがわりとうまい。欧風の甘みと辛みのバランスがいいカレーだ。コクがあり丁寧に作っている印象。ホテルのカレーを旨くした感じ。普通のオフィスビルに唐突にあるので、不安になるとは思うが19階まで上がろう。98年10月。
インディアン・カレー(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1堂島地下街4/06-6344-3941/10〜21/日休
カレー。日本ではじめてのカウンター式クイックサービスを導入したチェーン店。辛さの方向性がなんだかジャンク。スパイスの複雑さというより唐辛子系か。クセになる味ではあるが薄っぺらいと感じる。人気店ではあるが、ボクはそんなに好きではない。たまに食べたくなるけど。というか、高すぎると感じるのだけどどうなのだろう。ピクルスはうまい。ちなみにハヤシは玉葱が多く入った酢豚系不思議味で意外と好き。96年9月。再訪数回。
ミクロ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第一ビルB2F/11〜17/日休
カレー。おばさん1人でがんばっているその名の通り小さい店。良心的。ハヤシとカレーのコンビがまぁまぁ。なすカレーは油がききすぎていてイマイチ。場所は「可久弥」の横。98年2月。
ごえん(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第一ビルB2F/06-6341-2616/11.30〜14/土休/700円〜
カレー。イワシカレーが名物の店。だが、ここのカレーソースとイワシフライはちょっと合わないようだ。イワシのフライはボク自身かなりの好物だが、カレーに合わせるならもっと淡い味に揚げた方がいいだろう。イワシのエグミがカレーのコクと合わさり、全体にくどい味になってしまっている。ソースはコクがありなかなかなので、惜しい。00年1月。
ピッコロ(梅田)
大阪府大阪市北区角田町梅田地下街5-1ホワイティ梅田B1F/06-6313-2208/11〜21/1200円。
カレー。そこそこ有名な小さなカレー屋。カウンターのみ6席。厨房込みで4畳半くらいしかない。よーく煮込まれた黒いビーフカレーとチキンカレー。コクがあると表現するか、くどいと表現するか。最後のほうは飽きてしまう。うまいと評判なので何度か再訪して確かめたが、やっぱりボクはそんなに好きではない、かな。97年6月。
カレーヤ本店(福島)
大阪府大阪市福島区福島4-5-49国道2号線沿/06-6441-6265/11〜15/17〜20/日祝休
カレー。真っ黄色な独特カレー。食べると何だか懐かしい味がする。メリケン粉の多い給食カレーの趣。好き嫌い分かれるな。でも郷愁は感じられる。カレーライスというよりライスカレーって感じで、カレーの大衆性を思い出させてくれる。94年10月。
クラクラ(福島)
大阪府大阪市福島区野田1-1-86 中央卸売市場業務管理棟16F/06-6469-7175/8〜17/日祝・第3水休/750円〜
カレー。福島の中央卸売市場の西口から入って16階建てのビルの最上階にある。味噌カレーが名物。味噌カレーと言っても見た目はキーマカレーのようであり、味噌は隠し味風になっている。味噌が強烈に前面にでてくるわけではない。味噌の甘さとコクがカレーに非常にマッチしているが、ちゃんと辛い。卵の切り身が余計な気がするが、全体にわりと好き。00年4月。
肥後橋南蛮亭(肥後橋)
大阪府大阪市西区江戸堀1-10-26/06-6444-2382/11.30〜13.30/17.30〜22/日祝休/1000円〜
カレー。地鶏料理店の昼のメニューであるカレーがわりと評判らしいので食べに行った。繊維状になるまでくたくたに煮込んだ地鶏のカレーはかなり濃い味でコクがあり、悪い言い方をすればしつこい辛さ。煮詰めすぎたエグミみたいなものが出ているのだ。まぁ若い人向き、かな。ココナツミルクをカレールーの横に流してあるが、個人的には感心しない。00年2月。
グリルKENT(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-5-1
カレー。洋食屋だが、カレーで有名。味的には北新地の名店「オリムピック」系列の店で、ここも薬味で食べるセイロン風カレー。コクがあっておいしい。薬味はイカの塩辛がよく合っている。「オリムピック」出身とはいえ、コックでなくウェイターだった人が働いているうちにカレーを覚えて店を出した、と、あるところで聞いた。「オリムピック」や「榊原」よりちょっと濃い感じの味。96年6月。再訪数回。※閉店
玄気(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-3-13/06-6365-8436/11〜22/日祝休
カレー。基本的に自然食系の店。玄気カレーがうまい。辛さは4種類。大辛(上から二番目)を食べたがちょうど良い辛さ。唐辛子を足しただけみたいな辛さではなく、ちゃんと味を作っている。野菜たっぷりでコクがあるルーが胚芽米によく馴染んでいる。他に玄米定食もおすすめ。店内癒し系の音楽がかかり全体にウッディなインテリアで、まぁわりとありがちな自然食の店なのだが、カレーに関しては好みの味。00年5月。
マサラ(西天満)
大阪府大阪市北区西天満5-1-9伊勢町東洋ビルB1F/06-6365-6778/11〜14.30/17〜21/日祝休/800円〜
カレー。チキンカレーが売りの店。インド風のスタイルで出してくれる。チキンマトンカレーを食べたが、マトンは良く煮込んでありおいしい。でもカレーとおいしく馴染んでいるかというとちょっと疑問。ルー自体もわりと普通。ボクにはもう少し。99年2月。
船場カレー(船場)
大阪府大阪市中央区南本町3-3-10杉山ビル2F(船場センタービル8号館北向かい)/06-6253-1760/11〜15/18〜21/1000円〜
カレー。コクがあってしかもちゃんと辛いカレー。欧風カレーやインド風カレーが多い中、しっかり個性をもったカレーを作り上げている。トッピングがいろいろ選べるが、それぞれ手を抜かない出来でおいしい。オススメは「ビーフ葱カレー」の辛口。かなり辛いが、葱が舌を爽やかにしてくれ、おいしい。ビーフも香りが豊か。かなり好みのカレー。ソースの隠し味はイカスミらしい。そういえばルーが黒い。00年2月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
ターメリック(弁天町)
大阪府大阪市港区弁天1-2オーク200 1F
カレー。スタンドカレーに近いカレー専門店で、ファストフードの趣だが出しているカレーはまぁまぁおいしい。舌の奥がじんわり辛く、味が表面的でないのが良い。辛口を頼んだら「中辛の方がよい」と指示された。辛口を食べたかったのだけど(笑)。でも中辛でも充分辛い。98年3月。
自由軒(ミナミ)
大阪府大阪市中央区難波3-1-34/06-631-5564/11.20〜21.30/月休
カレー。織田作之助が愛したと言われるカレーで有名。ルウとご飯が混ぜられてドライカレー状になった真ん中に生卵がひとつのっている独特なカレー。ぐじゃぐじゃの、湿ったドライカレーみたいな趣き。下品といえば下品な見た目だけど、逆においしそうに見えたりもする。よっしゃと思って卵も混ぜてぐじゃぐじゃにして食すのだが…実はその段取りに比べると味は普通っぽい。ちょっと懐かしいインドカレーの香りがして楽しいが、まぁ想像できる味かも。94年5月。
ん(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町5-19 羽衣コ−ポ1F夙川カトリック教会前/0798-23-4923/10〜22/月休/1500円〜
カレー。喫茶店だが土日だけカレーを出す。愛に溢れるカレー。小麦粉やバターを使わず木曜からクツクツ煮込むそうで、野菜・果物ベースの旨味が出ているおいしさ。健康を気遣ってくれているようなカレーだ。なんともおいしい。マイルドだがコクがある。とてもおいしいピクルスと食後にアイスクリームがついて1500円。震災前は別の場所にあり、とってもいい喫茶店で、たまに一人で飲みに行っていたのだが、震災後移転し小さくなってしまった。でも雰囲気はなんとか保っている。コーヒーもかなりのもの。98年8月。※また移転した。夙川教会の横の道沿い。相変わらずカレーはうまいが雰囲気はかなりダメになってしまった。99年11月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
たけうち(夙川)
兵庫県西宮市寿町5-17原野ビル2F/0798-23-2826/12〜14/17.30〜21/1400円〜
カレー。ステーキハウスだが、まだ夜のステーキは食べていない。昼のセイロンカレーを10年ぶりくらいに食べに行った。大阪の北新地の「オリムピック」出身のシェフらしい。聞けば「榊原」は兄弟子、「グリルKent」のシェフは同僚だがコックではなかった、とのこと。つまりは「オリムピック」の分かれなのだが、あのカレーが阪神間で食べられるのは嬉しい。味は「オリムピック」「榊原」「Kent」「たけうち」それぞれ少しずつ違うが、基本的に具だくさん&薬味たくさんなシャバシャバカレー。ここのは(その中では)一番マイルドか。バランスはいい。大盛りを頼んだら飯だけではなくカレー自体も別容器に多めに出てきたのが大食いのボクには嬉しかった。他の店では飯だけ多いのだ(細かいことだが)。ただ、他の店では食後にシャーベットが出るがここはない。場所は夙川駅から東へ2分ほど。川沿いの道沿い。ハラノ不動産の二階。99年2月。
くらしき(東灘)
兵庫県神戸市東灘区御影石町2-19-2/078-811-6948/11.30〜14/17.30〜20/月火休/700円〜
カレー。住宅街にポツンとある小さな小さなカレー専門店。気の良いおばさんがひとりでやっており感じは良い。和風カレーというのかな、日本酒(白鹿)と鰹だしとしょうゆでの味付けが珍しい。辛さは2倍から500倍超まで選べる。聞けば1倍につき小スプーン一杯の唐辛子を入れるとか。ボクは3倍を食べたがルーはほのかにオレンジがかり十分辛かった。壁に貼ってある番付を見ると1位は505倍を食べた人がいる。なんと505杯分の唐辛子!(お尻が死にそう!) 一番マイルドなカレーも食べたが、日本酒の風味がほんのり香りわりとうまい。このコクを味わうなら1倍カレーが一番いいかもしれない。なお、甘口の白雪姫カレーもあるが食べていない。カレーの種類はいっぱいあって、牛スジ煮込みの「みいちゃんカレー」が名物。00年5月。
| ステーキ・肉料理 |
たんや舌(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-2-2駅前第2ビルB2F /06-6343-0836/11.45〜13.30 /17〜21/土日祝休
牛タン専門店。「べろ」と読む。和牛の牛タンのみ扱う。うまい。刺身、たたき、シチュー、なんでもうまい。もちろん焼きも。ただし狭い店なので昼は長〜い行列覚悟で(なんと昼は10回転するという)。夜も予約必である。97年11月。親父さんは梅田スカイビルの滝見小路に出来た支店(06-6440-5966)に移ったようだ。第2ビルの本店は相変わらずうまいが改装してちょっと趣がなくなった気もする。昼はスペシャル(タンの大盛り)かコンビ(タン焼きとシチューのセット)がオススメ。ご飯はおかわりし放題。99年9月。再訪多数。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
たんや和助(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-2-2大阪駅前第2ビルB2F/06-6345-7745/4000円〜
牛タン専門店。すぐ近くの「べろ」はしょっちゅう行っていたが、ここははじめて。ここもなかなかうまい。柔らかく鮮烈なタンを出す。「べろ」がパワーならこちらは洗練。値段もそこそこだしちょっと飲んで食べるならわりとおすすめ。ただ、ちょっと化学調味料の味が舌に残りすぎるかも。昼のむぎとろ定食もなかなか。97年11月。
ロイン(梅田)
大阪府大阪市北区芝田1-1-35/06-6374-4455/11.30〜22.30/無休/8000円〜
ステーキ。有名店。目の前の鉄板でさっさっと焼いてくれるベイシックなシステム。味もベイシック。安心して食べられるが特に驚きもない。わりと接待も多い店のようなのでこういう安心感は貴重なのかもしれない。安いコースにすると肉質もわりと落ちるので、どうせここで食べるなら高いコースの方がいいかもしれない。ニンニクはお好みで、ということなので「入れてください」と言ったらコレデモカと入れられてしまい往生した。96年8月。
五花亭(堂島)
大阪府大阪市北区堂島 堂島ホテル内/3000円〜
ステーキ。ホテル内の鉄板料理なので無難でも仕方ないのかもしれないが、やはりもう少しインパクトは欲しい。無難すぎてちょっと残念。普通なのだ。シェフの感じはよく、一生懸命焼いてくれるのだけど…。たぶん材料費を抑えているのだと思う。肉自体にうまみがない。98年11月。
千成(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-15
肉料理。北新地にある名店で、コの字型の大きなカウンターで食す肉料理は絶品。牛肉のいろんな部位をいろんな料理法で食べさせてくれる。まず最初は刺し身から。レバーにはじまってタン、心臓、ヘレ、ミノの順番で食べるのだ。志も高く香りも高い肉刺し。ちなみにこの順番は決して変えさせてくれないので要注意。つまりミノを食べた後、おいしかったからってヘレには戻れないという掟があるのだ。理由は食べればわかる。
それらをクリアすると焼き物に入るが、カルビだのはない。牛の珍しい部位をおいしく食べさせてくれる。腰から尻にかけての「いちぼ」や赤身で柔らかい腰肉の「らむしん」など。どれもとてもおいしく印象的。口の中で香りを強く主張しつつほろろと崩れる。うまー。〆には煮込みをごはんにぶっかけて食べるやり方がオススメ。うますぎる。ちなみにちょっと高めなので注意。98年10月。再訪数回。※店主が亡くなったとかで閉店。残念。
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幾久(ミナミ)
大阪府大阪市中央区宗右衛門町6-27/06-6213-1632/8000円〜
肉料理。いくひさ。「和風肉料理」を標榜する。どのメニューもそれなりにおいしく安心して食べられるが、わりと無難でもある。中では薄切りの「上ミノ刺し」がダントツに印象に残っている。かなりうまい。名物のテールスープはまぁおいしいけど、そんなに感動はしない。全体に上品な味。もうちょっと「驚き」みたいなものがあれば通うと思う。00年3月。
A-1本店(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通2-11-26/078-331-8932/16〜24/水休/8000円
ステーキ。創業1964年。神戸牛のステーキ専門店では老舗な有名店だが、フィレステーキのコースが6千円くらいで食べられる良心的な店。神戸牛は食べたいけどどうしても財布が気になる向きには最適。軽い気持ちでリーズナブルに食べられる。ソースに特徴があるし、炎を盛大に立てる演出もよいのだが、肉自体はもう少しな印象。値段なり、といった感じ。97年1月。
みやす(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通3-2-19/078-391-3088/12〜14/17〜21/日休/10000円
ステーキ。1960年創業の老舗。熟成をかけた神戸牛を備長炭でじっくり焼きあげてくれる。味付けは塩こしょうのみ。何度か行っているが、やっぱり神戸トップのステーキだと思う。炭火でじっくり焼いたその肉は見た目とまるで違う軟らかさで前歯を出迎える。ぐっと歯を入れると予想以上に軟らかい至福の世界が開けるのだ。歯を肉が軟らかく包み込むあの快感。これぞビフテキ!である。香りも良い。バランス良い正統派ステーキ。昼のみのハンバーグもおすすめ。1500円だから予算がないときにうれしい。店内は程良くすすけ、バーの趣もシックでレトロ。トアロードを上がって生田新道を左折すぐ。タクシー会社の二階というシャビーな立地ではあるが、ドアを開ければ別世界が待っている。99年8月。再訪数回。
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みその(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通1-7-6/078-331-2890/11.30〜22/無休/10000円〜
ステーキ。1945年創業の老舗。鉄板焼きステーキの元祖の店である。それまではステーキといえばヒレ肉だったらしいが、この店が神戸牛のロースを使い始め、それも広まった。また、ニンニクをサイドディッシュとして焼いたのもこの店が初めてらしい。歴史を感じさせる店内で目の前の鉄板で焼いてもらうステーキは、なんか昭和時代の出世の象徴みたいなイメージもあり、なかなか趣深い。全体にちょっと高めではあるが。97年8月
伊藤グリル(元町)
兵庫県神戸市中央区元町通1-6-6/078-331-2818/11.30〜14.30/17〜22/水休/"8000円 "
ステーキ。大正12年創業の大老舗。備長炭でじっくり焼いた神戸牛は柔らかく素晴らしい。炭焼きステーキディナーが一番お得かな。目の前のグリルで焼いてくれてシズル感もよい。インテリアもシックでレトロ。神戸牛を神戸っぽい雰囲気で食べたいなら候補にいれてもいい店である。ただしサービスはよくない。パンやつけあわせはいまひとつ。水もまずい、と、肉以外があまりにも悪いので注意。98年7月。
はふう(京都)
京都府京都市中京区麩屋町夷川上ル笹屋町471-1/075-257-1581/11.30〜13.30/17.30〜21.30/水休
肉料理。オーナーの実家が精肉卸をやっているとのことで、安価で質のいい肉がたっぷり味わえる店。特に格安感があるランチがオススメ。店に入ると長いカウンターがあり、そこに座れば目の前で調理した焼きたてを味わえる。特選ビフカツやハンバーグなどもあり人気だが、ボク的には極上和牛ステーキが特にオススメ。同行者と取り分けて数点食べてみたが、セットで3990円(ランチ)と破格なこのステーキは火加減が完璧で、香りも味も(価格を考えれば)絶品。もっと高くてもっとうまい肉はあるが、この価格を考えるとかなりである。塩とポン酢が出されるが、塩で食べた方がうまかった。ビフカツはこれに比べるとちょっと普通っぽい味。横の人がとっていたハヤシライスが美味しそうだったので今度はとってみよう。奥にテーブル席もある。ちなみに昼は大行列なので開店直後を狙いたい。カウンター内をもう少しかたづけてくれるとよりいいなぁ。07年8月。
安参(京都)
京都府京都市東山区四条花見小路上ル/075-541-9666/18〜23/日祝休/10000円〜
肉割烹。やっさん、と読む。その朝つぶした雌牛を仕入れて食べさせるとのことで、生肉から焼き物、煮物などバラエティに富んだ美味が食べられる。特に生は素晴らしい。レバーはもちろん、ヘレ、ヘルツ(心臓)、ツンゲ(舌)など、状態のいいところだけを使ったこの店ならではの味。ただしレバーは開店すぐで品切れになるので、どうしても食べたければ開店直後を狙うべし。あとはマーゲン(ミノ)の湯引きを食べて、お腹に余裕があったらコールテール食べて、焼きへ。ロースやミノなんかを焼いて、最後に煮込みかテールシチュー。量も多いので出来れば複数人で行っていろんな種類を食べる方がよい。ちなみにご飯はない。残念。
店は大変賑わっていて落ち着かないほど。ご主人もわりと客を叱ったりするので、落ち着いてゆっくり自由に食べたい人には向かない店だ。でも全体にちゃんとおいしいので一度はどうぞ。値段的には(質を考えると)まぁ適価かな。ちょっと高いと感じる人もいるかもしれない。98年11月。再訪1回。
メスキート(京都)
京都府京都市西京区大枝中山町1-253/075-332-7772/11.30〜13.30/17.30〜21.30/月休/15000円
ステーキ。京都郊外にある店で、アクセスは不便だが、とてもおいしいステーキが食べられる。店内にある窯で桜の薪で焼く。陶器を焼く窯らしく、700度の温度になるとか。そうすると分厚い肉でも2分ほどで焼き上がるという。表面はしっかり焼けていて、中はレア。すばらしい。わざわざ行って良かった。94年4月。
| 中華料理 |
西苑(梅田)
大阪府大阪市北区梅田3-1-1 JR大阪駅構内グルメコート/06-6346-1425/11〜22/無休
広東料理。香港ヒルトン料理長が作る広東料理。駅構内にあり、こんなところにおいしい店があるわけない、と思わせつつ、逆方向に期待を裏切る。福建炒飯や汁ソバ、海老入り蒸しギョウザなど、どれもなかなかおいしい。クラシックな安心できる味で、特に福建炒飯が好み。ちなみにこの店、宴会にも重宝する。電車にすぐ乗れるのでメンバーが喜ぶのだ。おいしいし。97年6月。
その後何度か利用しているが、最初ほどのインパクトはなくなってしまった。料理長が替わったのだろうか。99年2月。再訪数回。
香島(梅田)
昔の梅七本通商店街(阪神百貨店と駅前第4ビルの間)/11〜14.45/水休/500円〜
中国料理。C級グルメ垂涎の一膳中華屋。ご主人がひとり、腱鞘炎になりそうなくらい鍋をぶん回してつくるその料理は、チャーハン系、ラーメン系、野菜炒め系の3分野しかないが、昔味の「オムライス」(変に凝った洋食屋系よりよっぽどうまい)や懐かしのインドカリーの味がする「カレー炒飯」「野菜炒め」それぞれ癖になる味。かなりおいしい。看板もなくわかりにくいが昼時はすごい行列だからすぐわかる。12時前に行かないと2.30分待ちは覚悟。なお、昼しか営業していないので注意。※駅前再開発により98年4月いっぱいで閉店。哀しい。あのサービス精神旺盛なご主人は何をしているだろうか…。
豪華(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-2-2駅前第二ビルB1/06-6345-2888/500円〜
中国料理。「フーバー」と読む。大阪駅前第2ビルの地下1階にある小さな店だが、料理が意外とうまく穴場っぽい。なんというか、ベイシックで懐かしい中華・本格風味、という感じ。雑ではあるけど妙に懐かしくてある程度より上の年代にはいいと思う。定食類が多いので昼飯などにもいいかも。98年11月。
海皇(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-8-16ヒルトンプラザ7F/06-6347-0080/11〜14/17〜21/無休/10000円〜
中国海鮮料理。「ハイファン」と読む。海鮮料理を大阪に根付かせた有名店と言ってもいいかもしれない。前菜の中華風鯛のお造りと生きた海老を老酒でつける酔海老が名物。メインよりもこれら前菜がいい。宴会や接待向けに作られてはいるのだが、安いコースも取り揃え、いろいろ使い勝手の良い店である。部会とか接待とかでよく使った。すべてそれなりの味。なかなかおいしい。個室もある。96年10月。再訪数回。
龍潭(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-2-25新阪神ビルB1F/06-6345-3817/11〜22/日休/5000円
台湾料理。いまでは程(てい)さんの店として有名だが、まだ有名になりきっていない頃のこの店は本当によかった。カジュアルな店内だがその味はかなりの物。ガツンとインパクト強い味も繊細な前菜類もどれをとってもハズレ率が低い。以前はいつも程さんがいて、夜遅く行くと彼の歌など聴かされてしまったりしてそれはそれは独特の店だったのだが、有名な人なのに気取ってなくうれしい部分もあった。ちなみに昼の定食は油が勝っていていただけない。というか、結局、程さんが厨房に入っているときじゃないとダメなのかも。97年7月。再訪数回。
松楽(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-5-13 桜橋第1ビル1F
上海家庭料理。C級グルメ系の名店だ。小さくて素朴すぎる店内は中国の田舎にある食堂のよう。サービスのおじいさんが醸し出す味もよく、なんとも言い難い雰囲気になっている。ボクがいつも食べるのは上海風焼きそばと上海風焼き飯。どちらもベイシックかつどこか懐かしい味でくせになる。特に焼きそばがおすすめ。ここの焼きそばは今まで食べた中でもトップクラスに好きかも。素朴だが、オイスターソースが実にくせになる味。焼き飯は昭和の味がしながらもパラパラに出来上がっている。豆乳スープや油條もとてもうまい。98年1月。※残念ながら閉店。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
香桃(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-5-25 ザ・リッツ・カールトン内/06-6343-7000(代)/10000円〜
中国料理。「シャンタオ」と読む。リッツカールトン内の高級店。なので内装は凝っているかと思ったら意外と簡素。そのうえ荷物を受付で預かってくれないので調度品の上かなんかに店員が置く。雰囲気が出ないなぁ。高級店を期待して来るだけにちょっと残念。料理は広東「風」。薄味でものすごく上品。インパクトを求める向きには不満なものであろう。広東料理としても薄味過ぎる気がする。ご年配の宴会には向くかもしれないが若者には物足りない。そんな感じ。もし夜にコース料理を頼むなら10000円ので十分。が、まずはランチで味見をして自分に合うかどうか確かめてみるのをお勧めする。97年12月。
火鍋(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-2-9/06-6348-0188/18〜22.30/日祝休/3000円
中国料理。いわゆる火鍋専門店。鴛鴦鍋とも呼ぶ。四川風。仕切りのある独特の鍋は味噌系と鳥ガラ系スープに分かれ好みで使い分ける。どちらかというと山の物を前者、海の物を後者に。これにラーメンが付いて一人前1980円だから懐のさみしいときなど重宝する。宴会などにはまぁまぁいいかも。97年5月。
敦煌(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-16桜橋東洋ビルB2F/06-6344-2520/2000円
中国料理。らーめんすき鍋をメインの売り物にしている。ちょっとラーメンブームにに便乗したのかな。味はまぁ想像できる感じだった。数人でわいわい楽しむには安価だしいいかも。ここは夏の冷麺がわりとおいしい。チャーハンもツボを心得たベイシックな街場の中華味でたまに食べたくなる味だ。97年9月。
花梨(北新地)
大阪府大阪市北区堂島浜 全日空シェラトン/06-6347-1112/11.30〜14.30/17.30〜22/無休/7000円
中国料理。全日空シェラトン内の店で、安定しておいしい。全体にあっさりめ。点心系が普通なのが残念だけど水準的な味だ。「料理の鉄人」に料理長が出たらしいが、特にそのチカラを感じたことは(ボクが行った中では)あまりない。蟹チャーハンはちゃんとパラパラしていて良い。96年10月。
圓石本店(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-15浜村サンプラザビル4F/06-6346-0341/17〜21/日祝休/10000円〜
中国料理。ここは石鍋がおすすめ。くっきりと焦点が来ている味でなかなかうまい。ボクは好き。医食同源をコンセプトにしているせいかわりと消化も良く楽しめる。バラエティに富んだメニューで、宴会しながら体調を整えるのにはわりといい。すごくビックリするわけでもないけど、比較的利用する店。店内もわりと落ち着いている。97年2月。再訪数回。
観世音(北新地)
大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4 アクア堂島
中国料理。肉魚を使わないベジタリアン中華。素菜料理という精進料理らしく普通の中華の1/3のカロリーとか。野菜を使って魚の形を作ったりして変化を出しているが、なかなかおいしいので特に肉魚についての未練は感じない。中国のベジタリアン料理はおいしいなぁ。6000円くらいのコースがあり、内容的にもお得。96年7月。※閉店。
故宮(福島)
大阪府大阪市北区大淀中1-1-20ウエスティンホテル/06-6440-1065/11.30〜14.30/17.30〜21.30/無休
広東料理。ウエスティンホテル内にある中国料理レストラン。ウェスティンだけあってどの料理もハズレなくおいしいが、やはりどうしても高くなってしまう。コースだと15000円くらいからあるのだが、いかにも中華って感じで皆で取ってわけあって食べたいからとアラカルトで追加したりしているとすぐ20000円は行ってしまう。自腹ではちょっと厳しいか。接待なんかにはいいかも。雰囲気良いし。ちなみに昼の飲茶は3000円くらいで食べ放題。これはなかなか。97年12月。
楽園(阿波座)
大阪府大阪市西区靱本町3-3-4/06-6445-8098/600円〜
北京料理。あみだ池筋と本町通の交差点北西にあるカウンターのみの小さな店。決してきれいではないが、元気でいつもにぎわっている。たまにこういう街場の荒々しい中華を食べたくなる。化学調味料が入っていようが、チャーハンがべちゃべちゃだろうが、なんだかワシワシとこういうものが食べたくなる瞬間がある。そういう気分の時にうってつけの店だ。とってもイメージが近い。ご主人も奥さんも気持ちよく、客はみなくつろいでドカドカ胃に押し込んでいる。こういう店は人に勧めるのが難しいが、個人的にはまた行きたい。中華丼がおすすめ。00年4月。
宝来(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋4-2-5/06-6353-0955/1000円〜
中国料理。天神橋筋4丁目の東側。ラブホテルの向かいにあるカウンターのみの汚い中華店。店内煤だらけで真っ黒。だけどお客さんはいっぱいだ。まさにC級グルメ系の穴場店。料理はそれぞれ焦点がしっかり来ている味で好きな人ならクセになりそうなもの。酢豚など懐かしい味でそこらのエセ高級中華の数倍おいしかった。化学調味料はバリバリだし全体に不潔っぽいしなんとも居心地は悪いが、わりと気に入ってしまった。お近くなら、どうぞ。JR天満駅からも近い。夜もやっているかどうかは未確認。97年12月。
福龍園(天神橋)
大阪府大阪市北区天満4-16-8/06-6353-7224/11.30〜14.30/17〜22/日祝休/1000円〜
四川料理。東京の「四川飯店」で修行したご主人が開く小さな店。陳建民の孫弟子にあたるというから日本の正統四川料理だ。麻婆豆腐や坦々麺など、非常に辛くてクセになる味。酸菜麺もうまい。もっと辛くしてもらうのも可能だから辛いの好きにはオススメだ。夜の一品もそれぞれよい。もうちょっとだけ店が広ければ宴会などに利用するのだけどなぁ。00年4月。
東照閣(西宮)
兵庫県西宮市大畑町10-2/0798-65-8912/12〜14/18〜22/月休/700円〜
広東料理。171沿いの小さな店だが、B級グルメ系が好きな方には垂涎の名店だろう。昼は麺類と飯類しかないが、チャーハンも中華そばもチャンポンも芙蓉蟹も、どれもツボを心得た調理でうまい。チャーハンはちゃんとパラパラしていて味付けもバランスがいい。中華そばもなんか懐かしい味でいいのだ。オススメはチャンポンかな。オヤジがぶんぶん鍋を振り回す姿がいい。昭和33年からやっているらしい。昼は行列が出来る。夜はコースもあるが一品も出来る。5000円程度。1階はカウンター6席のみ。2階は10席ほど。00年4月。
翠香(夙川)
兵庫県西宮市相生町11-9/0798-70-9788/11.30〜14.30/17〜21/木休/3000円〜
広東料理。小さな店だが、住宅街の店としてはかなり本格的。炒飯、焼そばといったベイシックのものがちゃんとうまい。コースもリーズナブルで程がよい。普段使いにいい店だ。ちょっとおいしいものを肩肘はらずに食べたい時など重宝する。春巻きもおすすめ。97年1月。
ラヴェニール・チャイナ(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町10-21 夙川K.Sビル||| 1F/0798-26-3656/11〜14.30/17.30〜22/月休/4000円〜
中国料理。四川料理店に長くいたシェフが作るヌーベル・シノワ。「本場四川麻婆豆腐」は四川の調味料を使用していてきちんと辛く、非常にうまい(追記:当時このような現地っぽい麻婆を出している店は皆無だった)。野菜料理も特筆すべきもの。前菜などの一品物で野菜物があったらぜひ取ってみたい。素材がちゃんとしていて、火加減もいいからはずれがない。〆には光麺もいい。瓶出し紹興酒、中国茶も充実。デザートには独特の食感の杏仁豆腐も絶品。インテリアはベージュ&焦げ茶を基本に緑をかませてあってとてもシック。接客も丁寧で(ちょっと手が足りないと感じるときもあるが)気持ちがよい。夙川駅の夙川教会裏に新しく現れた名店。おすすめ。00年6月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
樹樹(夙川)
兵庫県西宮市名次町4-12 むくの木ビル2F/0798-75-1818/11.30〜14/17〜20.30/月休/7000円〜
中国料理。「じゅじゅ」と読む。三宮の中山手にあった店が夙川に移ってきた。特注らしいバーナーがゴーと鳴る厨房。産地にこだわった海鮮料理が迫力たっぷりに作られていく。名物「五島列島直送あわびの中華味噌焼き」は自信たっぷりに薦めてくれただけあってかなりうまい。和食と中華の合体という感じで面白かった。メニューには高級食材系がギッチリ並び、財布が心配になるが、よく見るとめちゃめちゃ高いわけでもない(安くもない)。上海風でも広東風でもない樹樹風中華。素材の選び方がバブリーではあるがいろんなメニューにトライしたくなる。個室がふたつ。あとはカウンターのみ。ご主人は朗らかだが、カウンター越しに見える他の料理人が無愛想なのがちょっと雰囲気を壊している。愛想はいらないが不機嫌に料理されると客も気分が乗らない。値段的には高級店なので今後サービス的なものも求められてくることだろう。01年11月。
李園(苦楽園)
兵庫県西宮市樋ノ池町16/5000円〜
中国料理。点心系がとてもおいしいちょっとバブルな街場の中華。全体にあっさりした味付けでとても上品。お勧めを聞いて頼めば外れはなくおいしいと思う。支店が出来たと聞くがシェフがそっち行ってしまうとすればピンチだ。基本的に季節のメニューから頼むといい。〆はチャーハン系よりラーメン系の方がいいと思う。96年8月。再訪多数。※オーナーが変わったらしい。お茶を頼むと「1キロ6万円ので良いか」などと聞いてきたりする。聞き流すとそのお茶が出てくるので注意。まぁもとから金持ち系の客が多い店だからそれでいいのかもしれないけど…注意。99年1月。※閉店。何度も通った店なので残念。
※現在「Lee's Garden」と名前を変えて、三宮の「ミント神戸」の8Fで営業しているそうです。
光宏(芦屋)
兵庫県芦屋市西山町4-10/0797-22-5108/11〜14/17〜20/水休/2000円
中国料理。「こうえん」と読む。住宅街の「中華」としては出色。上品すぎず下品すぎないおいしい料理が食べられる。「春巻き」「酢豚」など独特でうまい。焼そばや炒飯はもうひとつかな。油っこくてねとっとしたものが食べたくなったらここを候補に入れる感じ。96年5月。
珠江楼(芦屋)
兵庫県芦屋市岩園町9-1
中国料理。バブル真っ盛りの頃に芦屋のいかりスーパーの北側に出来た中華。なんかいかにもの雰囲気なのでずっと足を運ばずにいたが、いまでは地元にわりと根づいているようだ。味は普通っぽい。悪く言えば無難。ただ量がわりとあるので大食漢にはいいかもしれない。客席はゆったり作ってあるので寛ぐことは出来る。98年5月。※閉店した模様。
天壇菜館(芦屋)
兵庫県神戸市東灘区深江北町1-7-28/078-453-8823/11.30〜13.50/17〜22/火休/1500円〜
中国料理。きわめて普通な中華料理店。これといって印象に残るところがない。まずくもないし特においしくもない。店は新しげだが(97年に出来たと聞く)、ちらっと覗いた厨房はわりと古めだった。居抜きだったのかな? 阪神芦屋駅から芦屋川を渡って西に行くとある。99年4月。
海鮮料理 道(芦屋)
兵庫県芦屋市東山町6-6
中国料理。96年にTV番組「料理の鉄人」で陳建一に勝って一躍脚光を浴びたシェフ、道筆博が作る海鮮中華料理。ベースは中華だが、和食っぽい皿も多く、全体にきちんとおいしい。洗練された繊細さがあって好ましい。ただ、力強さがないのが残念だ。乗りに乗っている若いシェフ、という勢いを感じさせる料理や冒険や挑戦が感じられる料理が意外とない。もっともっとやんちゃにしてくれた方がいいな。完成された老人の料理のようであった。夜はコースなどそれぞれわりと高めだから昼に行くのがお得。量は変わるが質そのものは昼でも変わらないし。夜はラストオーダーが20時というのがちょっとせわしくて落ち着かないのである。あと、ワインももっと多くしてほしいな。芦屋のイカリスーパーの斜め向かいの三菱銀行の西並び。99年5月。※99年夏で閉店。なんだかトラブルに巻き込まれたという噂。残念。
Kirin(東灘)
兵庫県神戸市東灘区本庄町3-6-12/078-412-1812/12〜14/17.30〜21/水休/3000円〜
中国料理。阪神深江駅から北に歩いてしばらく行ったところ。車なら2号線森南1を南に折れて2本目を西へ行くとある。住宅街の中としては出色の中華。家庭料理系ではあるが美味しくて量も多くなにより安い。一品はどれもおいしくほっとできる味。本格的ではないかもしれないが何度も来たくなる味だ。麺・ご飯系はどれもおすすめ。ニラもやし丼、ホンコン焼そばなどもお勧め。夜は凝った一品もある。おばさんがちょっと怖いがテキパキと気持ちよくもある。常に忙しそうなので電話で場所を聞いたりせず探して行ってみてください。98年10月。再訪数回。
唐仁坂(六甲道)
兵庫県神戸市灘区森後町1-5-14/078-821-7055/12〜14.30/17〜21/月休/12000円〜
中国料理。中国系創作料理を食べさせる居酒屋という感じだが、かなり高いので注意。お任せにして放っておくと食べ終わった後でべらぼうな値段を言われ、冷や汗をかいた。ちょっとお洒落な内装と味付けの普通の中国料理と思って「まぁ五千円くらいかな」などと油断していてはいけない。味自体はまぁまぁだが、創作料理にありがちな完成度の低い料理も見受けられる。94年9月。
上海外灘(六甲道)
兵庫県神戸市灘区稗原町1-4-16/078-811-2457/11.30〜14/18〜21/月休/4000円〜
上海料理。「シャンハイバンド」と読む。1998年オープンのちょっとお洒落な店。オーナーシェフは南京町の「民生」出身。あそこは広東料理だが、上海出身の奥さんをもらい上海料理一本で行くことにしたようだ。全体に上品な味付け。インパクトには欠けるが優しく穏やかな味で安心できる。手書きのオススメメニューの他、焼き豚入りチャーハンと酢豚が印象的。緑茶で煮込んだ卵もおいしい。00年5月。
第一楼(三宮)
兵庫県神戸市中央区江戸町94番地94番/078-331-0031/11.30〜21/無休/12000円〜
中国料理。神戸に住む人が何かの祝い事の時に家族で個室を利用するようなタイプの中国料理店。宴会中心だ。1946年からというからかなりの老舗。6階建すべてが宴会場で結婚式用のチャペルまである。料理は北京料理。味はまぁまぁとしかいいようがない。料理は宴会の引き立て役、という感じである。安定しているが無難。個室宴会を考えるとき「あそこならはずれがなくて安心だ」って選んでしまうタイプの店なのだ。全体に衣が甘すぎる気がする。98年8月。
順徳(元町)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-4-7/078-331-5320/11.30〜14.30/17〜20.30/月休/5000円〜
広東料理。全体に上品な味で安定してうまい店。海鮮系、そして乾物が得意のようだ。前菜盛り合わせからメイン、ソバに至るまで繊細な分インパクトは強くないが「なるほどおいしい」と思える味付けでなかなか良い。海鮮や乾物以外では、ネギソバと春巻きが特に印象に残っている。3階に15人ほど座れる円卓があり、ちょっとした宴会に便利。コースは5000円と7000円。5000円でも十分楽しめる。00年5月。
中国酒家(元町)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-8-1/078-332-5595/11.45〜14.30/16.30〜20.30/水休/7000円
広東料理。元町ではトップクラスにうまいかなと思う。どれもレベルが高い味で安心できる。ポイントをしっかりついてくる味なのだ。おまかせコースがお得で良い。土鍋ものがよく、「牛バラの煮込み」が美味で特に好き。「カニと春雨の煮込み」もよい。「炒三鮮」も人気の一品。この3つを頼んで、麺とか炒飯とかで〆るのが手軽でいい感じ。メニューに値段がないのを改善してほしい。95年10月。再訪数回。
黄老(元町)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-12-14/078-392-8889/11.30〜15/17〜21.30(土日祝11.30〜21.30)/無休/4000円〜
広東料理。広東名菜を標榜する。メニューは多く広東料理だけあって魚ものも多い。夜のコースは6000円からだが、昼の特別コース4000円の方がお得かもしれない。味的には比較的普通な印象。おいしい皿もあるが、普通すぎる皿も散見させられて惜しい。インテリアも普通。トアロード沿いにある。さんちかにも支店があるらしい。99年10月。
新愛園(元町)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-2-10/078-331-0924/11.40〜14.30/16.30〜20.30/水休/6000円
上海料理。有名店。広い店なのにいつも行列している。名物は「カニと春雨の煮込み」。これは名物だけあってさすがにインパクトあるが、このくらいの味を作る店が他にもどんどん出来てきたのがちょっと弱いところ。カニやカエルなどのピリ辛料理もよい。「かえるの唐揚げ」も名物のひとつ。だが行列してまでとは個人的には思わない。94年2月。
丸玉食堂(元町)
兵庫県神戸市中央区北長狭通3-31-75/078-331-2950/11.30〜14/17〜21/木金休/4000円
台湾料理。元町の高架下にある大衆的な店だが、神戸っ子で知らないひとはいない有名店。メニューはほとんどがこってり系でしつこめだが、くせになる味。麺はすべて自家製でモチモチの気持ちいいもの。腸詰、豚足、ちまき、炒飯、高菜スープ、ローメンなど、行ったら必ず食べたい品ばかり。なんというか、ここの料理を食べるとイキオイみたいなものがつく。元気になる下世話さみたいなものをここの料理は持っている。注文取りのおばさんがかなり失礼なのが玉に瑕。行列覚悟でどうぞ。木曜と金曜が休なので注意。97年11月。
小小(元町)
兵庫県神戸市中央区中山手通3-4-15昌徳ビル1F/078-392-5252/11.30〜14/17〜22/火休/4000円〜
福建料理。「シャオシャオ」と読む。全国でも珍しい福建省料理を楽しめる。広東料理と似ているが、広東よりかなり薄味であっさりめ。漢方薬も多く使われている。珍味として有名な「冬虫夏草のスープ」は滋味溢れる味。うまい。福建風お好み焼きもうまいし、鮫のくちびるだの珍しいキノコだの、量も多いし味もそれぞれなかなか良い。3000円から1000円刻みで15000円までコースがあるが、冬虫夏草は7000円のコースから入る。どうせここに行くなら、是非7000円以上のコースを。店は入り口がちょっとダサいが、奥に個室があるので、そこがおすすめ。01年10月。
群愛飯店(元町)
兵庫県神戸市中央区中山手通3-4-6/078-332-5203/木休
広東料理。老舗の有名店。1980年代にはよく食べに行った店である。鯉川筋の本店に久しぶりに行った。あっさり上品、繊細な中華に様変わりしていた。あの大行列の頃の面影なく、ちょっと迫力不足。インパクトの薄い味になっていた。いや、普通にはおいしい。でもなんかチカラがない感じ。97年6月。
紅宝石(元町)
兵庫県神戸市中央区下山手通3-5-9/078-331-6162/11.30〜20.30/月休
中国料理。有名な店だが、料理はわりと印象に残っておらず、普通な印象。とても一般的で普通な料理群。一時期この店の炒飯が雑誌などに取り上げられたが、それもそんなに驚く味ではないと思う。ボクとは相性が悪いのか、いつも少し不満を持って帰る店。94年10月。再訪2回。
別館牡丹園(元町)
兵庫県神戸市中央区元町通1-11-3/078-331-5790/11〜14.30 /17〜20/水休/5000円
中国料理。神戸では老舗の有名店。雰囲気は(中華街では)とても普通な大型店という感じだが、数軒ある中華街の有名店の中ではボクはこの店を選ぶことが多い。日本風な中国料理だが、どれも懐かしくも安定した味で安心して楽しめるのだ。つまり、はずれが少ない。敢えて言えば「三鮮炒麺」「ネギ、ショウガ、焼き豚の和えそば」がお勧め。南京町から少し外れたとこにある。97年8月。再訪数回。
老祥記(元町)
兵庫県神戸市中央区元町通2-1-14/078-331-7714/11〜18.30/月休/一個80円
豚まん専門店。豚バラが旨いのか味つけが旨いのか。とにかく癖になる味。醤油系の香りが強く香る。肉汁も豊かだが、味が染みた皮の部分がまたうまい…。いつも行列が絶えず、昼時だと1時間くらい並ぶこともある。※メールにて以下の情報あり。「元町通のずっと西に、兄弟がやっている同じ「老祥記」があるんだけど、こちらの方がいい」とのこと。97年6月。再訪数回。
昌園(元町)
兵庫県神戸市中央区元町通1-3-7/078-392-3389/11〜21/4000円
広東料理。ちゃんとそこそこおいしくて、高級すぎず、かつ並ばない店として南京町では貴重。他店がすごい行列の時でも座れるが、決して悪い味ではない。肉の糸切り焼きそばや若鶏の中国納豆炒めなどお勧め。そういう感じでわりとよく使う店。95年9月。再訪数回。
楽園(元町)
兵庫県神戸市中央区栄町通2-8-15/078-332-0169/11〜14.30/16.30〜21/木休/4000円
中国料理。ここには一品目当てで行くことが多い。ズバリ「冬瓜スープ」。夏場だけでなく一年中これが楽しめる。で、うまい。他の料理の中では焼きそばもおいしかったが、特に印象が強いわけではなく、やはりここは「冬瓜スープ」一品を中心にあと少しで済ませて他の店に流れたい感じ。店は震災でつぶれたが、96年2月には新築予定らしい。味がどうなるか楽しみ。あああの冬瓜スープ、また食べたいな。94年5月。
| 韓国料理 |
アリラン亭(北新地)
大阪府大阪市北区堂島浜1-4-4/06-6345-2939/12.30〜14.30/17〜23.30/日休/4000円〜
韓国料理。広い店内は居酒屋ちっくなのだが、料理はどれもわりとうまい。テーブル席以外板の間もあり、宴会などにも使える。ここでは焼肉より韓国風お好み焼やら水餃子やら野菜炒めやらがお勧め。そして最後にチゲ鍋を。ユッケジャンやテッチャン鍋が特にうまい。サービスは民族衣装だし、音楽もそれっぽいし、雰囲気はなかなか良い。豊中に支店あり。99年1月。
玉一(天満)
大阪府大阪市北区天神橋5-1-10/06-6356-0781/12〜23/日休/4000円〜
韓国料理。すっごく久しぶりに行ったが、人気なようで知らぬ間に数店舗に広がっていた。そのどれもが満席。うわ〜はやってる〜。このくらいはやると良くなる店と悪くなる店があるのだが…。ここはどうだろうと多少こわごわ店に入ったが、賽はいい方に転がった。いや、うまい。安くてうまい。ブルゴギもサンゲタンもうまい。石焼きビビンバもうまい。チヂミもうまい。イカフェもうまい。やっぱりなかなかさすがな店である。大阪北部の住人はわざわざ鶴橋に行かなくてもココで十分。満足。00年5月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
八道江山(島之内)
大阪府大阪市中央区島之内1-22-12ロイヤルハイツ壽B1F
韓国料理。「ばるどがんさん」と読む。非常に親切なお母さんがいる現地料理の店。プルコギがうまい。プルコギ鍋に野菜と肉をたっぷり焼いて、サムジャンをつけて、チシャと胡麻の葉で包んで食べる。キムチやカクテキなども程良い辛さで品がある。サンゲタンもおいしい。あ、そうだ、チヂミがオススメだ。ここのチヂミはいままで食べた中でもトップクラスにうまかった。日本に駐在している韓国人向けに始めたという本格派。お母さんの笑顔に会いに、また行きたくなる。00年2月。※00年5月現在閉店している模様。
白雲台(鶴橋)
大阪府大阪市生野区鶴橋2-2-21/06-6717-5257/11〜22/火・第3月休/8000円
韓国料理。カジュアルな店だが、韓国宮廷料理が人気である。見た目豪華な「神仙炉」や繊細な美味「九節板」なんかは宴会なんかでもよいかも。洗練された味で韓国料理を見直すこと請け合い。プルコギもいいが冷麺もお勧め。全体にレベルの高い韓国料理店である。96年10月。
ソウル家(生野)
大阪府大阪市大阪市生野区勝山北2-16-19/06-6741-1605/11〜23/火休/3000円〜
韓国料理。うまい。なにがうまいって「サンゲタン」が最高にうまい。他に「カキチョン」や「プルコギ」など、全メニュー安くてうまいが、「サンゲタン」にとどめを刺す。いろんなところで食べたがここのは特に好き。出汁のバランスが良く地味あふれる。中に煮込まれたにんにくに当たったヒトは幸いだ。サービスも温かく親切だし、マッコリもとってもうまい。勝山通りの大池橋交差点から杭全方向(南)に2ブロック。雑誌掲載紙などが壁にところ狭しと貼られているのもご愛敬。00年3月。
※一時女将が病気のため休業していたが勝山南から勝山北に店を移して再開。
味喜園(芦屋)
兵庫県芦屋市業平町3-5/0797-31-0090/3000円〜
韓国家庭料理。韓国出身のおねぇさんたちが素朴で滋味溢れる料理を作ってくれる。メニューの一番上にサンゲタンがあるように、これが一番のオススメ。かなりあっさり系の味付けだが満足感は高い(味付け的にはちょっとだけ物足りない)。プルコギやチヂミもいい。豚足もまぁまぁ。石焼きビビンバはわりと普通。全体に地味で素朴な家庭料理という感じだが、焼き肉中心の韓国料理店が多い中、身も心も静かに温まるタイプの店。そしてそこがいいのである。00年5月。
| 焼肉 |
にし(梅田)
大阪府大阪市北区同心2-13-6/06-6357-7600/無休/10000円〜
焼肉。源八橋西詰近辺とは思えないレベルの高い店(失礼!)。「炭焼き&ワイン」と書いてある。つまりは備長炭を使用してワインと合わせる焼き肉なのだ。生の内臓をいろいろな種類食べさせるところからもわかるように、なにしろ素材の鮮度はとても良い。中でもタンは名物で、タン刺しなどもうまいのだが、オススメは「たんの角切り」。つまりサイコロ状になったタンだ。それをじっくり焼いて食す。うまい。ロースやカルビもとても上級の肉を使っている(サシが入りすぎているのがボク的には難)。その分わりと高いので注意。慎重に安いものを選んでいってもすぐ10000円は行ってしまう。ま、素材がいいから仕方ないんだけど。なお、ワインは静岡の「やまさき」からの取り寄せでプピーユとかをわりと安価に置いている。打ちっ放しのお洒落な店内。黒田征太郎氏も来るらしく、壁に絵が描いてある。99年9月。再訪1回。
万両(南森町)
大阪府大阪市北区南森町1-2-14/06-6361-1371/17〜25/3000円〜
焼肉。安くてうまい。上バラ(カルビ)、上ロースは両方とも1350円と安価だが、とってもうまい。塩焼きが充実しているのもいい。塩タンに限らず、ロースもバラもハラミも、ほとんどの部位の塩焼きがある。アゴ先肉、アカセン、ウルテやミノなどもおいしい。炭ではなく、ガスによる有煙ロースターだが、この方が焼きの失敗が出にくく、素人客には焼きやすかったりするので、これはこれで見識だと思う。おすすめ。あ、ニンニク焼きもおいしかった。これは南森町店だが、東天満店もある。谷町筋沿い。00年2月。再訪多数。
請来軒(十三)
大阪府大阪市淀川区十三本町1-2-6/06-6390-1739
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かなざわ(日本橋)
大阪府大阪市中央区日本橋1-21-16 B1F/06-6634-8147/17〜22/日休/6000円〜
焼肉。「ワイン&ビーフのお店」を標榜し、焼肉とフレンチとの境目をなくした料理とのことだが、まぁ大きく括れば、いま流行の「ワインと焼肉」の店だ。ワインは安めのものから非常に高いものまで数は揃っているが、やはり魅力的なワインはどれも高くて手が出ない。適度に安いものでオードブルや焼肉をつまんだが、料理は特に魅力的なものはなく普通な印象。照明も明るすぎるし、インテリアも普通。串揚げ&ワインで有名な「六覚燈」の並びにある。00年4月。
鶴一本店(鶴橋)
大阪府大阪市天王寺区下味原町5-19/06-6771-0806/15〜21/日休/5000円
焼肉。大阪ではあまりにも有名な店。鶴橋と言えば鶴一って感じ。少々汚い店だが安くてうまくてカジュアルで、と、大阪人の好みを満たしている。上着とかはビニールに入れないと煙だらけになる。そういう段取りも味のうち。若手大勢で行くと盛り上がる。でも焼肉自体はもうひとつ。人気なのが不思議なくらいである。味で人気というよりは雰囲気で人気なのかも。94年4月。
吉田(鶴橋)
大阪府大阪市天王寺区下味原町4-11/06-6774-0158/17〜24/無休/5000円
焼肉。一時期「うまい店」としてブーム的に有名だったがちょっと味が変わったかなぁ。今ではそうでもない。わりと無難で普通な印象。よく流行っていて活気があっていい焼肉屋だが、もう少し味にインパクトが出るともっといいかも。2Fもあるが、どうせなら1Fの賑やかな方で食べた方がおいしい。95年5月。※99年1月に火事で焼けた。復活するかどうかはわからない。
喜楽亭(上六)
大阪府大阪市天王寺九上汐4-1-31/06-6779-7154/3000円〜
焼肉。近鉄劇場に行った帰りなどにとてもよく行った焼肉店。小さな、なんてことない店だが、穴場的にとてもおいしいのである。普通のメニューがまずうまい。仕入れがいいのだと思う。特にツラがおいしい。ハラミもよい。骨付カルビは期待したほどではないが水準的。ロース系はすばらしい。仕上げはミニ冷麺で。上六の交差点から上町筋を南に下がり最初の大きな通りを右に曲がって100mくらい歩いた左側。この辺は意外と選択肢が少ないのでとても重宝する。97年9月。再訪数回。
海南亭本店(生野)
大阪府大阪市生野区中川2-16-20/06-6751-1087/木休
焼肉。大阪トップクラスの黒毛和牛を食べさせる老舗。精肉店との長いつきあいによる極上の仕入れ。その質にすれば比較的安価。生レバーはもちろん、絶品の極上ヒレ「シャトーブリアン」を始め、クラシタ・ステーキ、特選三種ちょっと盛、上ハラミなどがオススメ。あとウゴジスープという牛すじと白菜の味噌スープがあって、これも良い。他の店に比べてタレが薄味なのも良い。肉の味を大切にしている姿勢が伺える。ビルな外観はあまりおいしそうではないが、間違いないおいしさを味わえる。00年4月。
高橋(生野)
大阪府大阪市生野区勝山北2-4-21 疎開道路沿/06-6718-3130/18〜/6000円
焼肉。一時期大阪一と思っていた店。うまくて安い。「生セン」「小袋」「ウルテ(喉仏)」「骨付カルビ」など特に良い。肉に味があり生でも食べられる。「ウルテ」は生で出てくるが、軽くあぶってもおいしい。敢えて言えばタレの味が濃すぎるのが難。1階はテーブル、2階はちょっと宴会が開けるくらいの座敷になっている。わかりにくい場所にあるので注意。桃谷の駅の方から疎開通りをまっすぐ来て左側に看板が出ている。95年8月。
久しぶりに再訪。肉の旨みは相変わらず。ただ、やっぱりタレがいけない。店の人に言ってタレをつけずに持ってきてもらう。あとでちょっとつけるのならいいのだが。化学調味料も少々強い。99年3月。再訪数回。
遊山(生野)
大阪府大阪市生野区巽東2-2-12/06-6754-1919/第三木休/5000円〜
焼肉。ゆざん、と読む。モダンな内装の店で焼肉以外のメニュー(イタリアン系)も多い。焼肉は脂とろけ系で官能を刺激するタイプ。なかなかおいしいし東京方面まで評判が聞こえた店なのだが、特にびっくりするような味でもない印象。誰もが薦めるTボーンステーキもまぁまぁレベル。牛肉のカルパッチョ韓国風も想像を超えなかった。あ、たん塩は抜群にうまかったけど。ワインでも有名な店で、確かに品揃えは豊富であるが、このサシがいっぱい入った焼肉にワインを合わせるのは難しい。たまたま行った夜がもうひとつだっただけかもしれないが、全体に残念な店…。ミナミにも支店が出来たから興味ある方はそちらへ行ったみてもいいかも。南船場1-10-2(06-6265-1199)。00年5月。
味楽園(尼崎)
兵庫県尼崎市南竹谷町2-4/06-6411-9329/17〜26/月休/3000円〜
焼肉。ここはなんと言っても「特大骨付きカルビ」をオススメする。時価だが、だいたい3500円くらい。新聞紙半ページ分くらいはゆうにある大きさ。それを店の人がハサミで切って焼いてくれる。うまい。骨にひっついたところが特にうまい。焼き肉を喰った、という充実感がある。タンやロースもうまいが、この店はまぁコレに尽きるかも。冷麺は手打ちで自慢の品らしいがボクはそんなに感心しなかった。カード不可のため注意。99年8月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
楽園(芦屋)
兵庫県芦屋市楠町4-12/0797-34-0356/17〜21.30/水木休
焼肉。国道2号沿いにある、なんていうことのない店構えの店だが、なかなか質が高い肉を出す。ご主人が勧めるのはまずタン塩。これは相当自慢するだけあって確かにうまい。が、他のものはわりと普通っぽい。でもご主人の肉についての自慢は止まらないのでちょっと居心地が悪くなるところがある。確かにこの立地で古くからこういう質を保ってきたのはたいしたものだけど、最近では他の焼肉店の質もどんどん上がってきたからなぁ…。94年5月。
嘉祥(東灘)
兵庫県神戸市東灘区森南町1-5-1 甲南山手サティ1F/078-451-3376/17〜22.30/火休/5000円〜
焼肉。神戸牛を炭火で焼く。鮮度重視の店らしく生ものが充実。最高級肩ロースの「生みすじ」が特にオススメらしいが、ボクはレバーをはじめとする内臓系の刺身にしびれた。うまい(生みすじは割高すぎるわりに普通)。サーロインの焼きは口の中で溶け、ホルモン盛り合わせ(焼き)も美味かつ安い。カルビなどもなかなかである。全体にそんなに高くなく、おいしい肉が味わえる店。赤ワインの品揃えは少ないもののよく吟味されており格安だ。炭火の近くに置くとすぐ熱くなるから、とかなり冷えたものを持ってくるし、出す前にデキャンタもしてくれている。焼き肉によく合うものを選んでいるのが飲めばわかる。〆はクッパをもらったが、スープが入念に作られており美味。接客も気持ちよく、店内も清潔。2号線沿いのサティの1階。夜のみ。00年4月。
かじわら(東灘)
兵庫県神戸市灘区将軍通3-3-30/078-801-6805/11.30〜13.30/17〜22.30/火休/4000円〜
焼肉。会社の同僚間でかなり評判がよかったし、雑誌「danchu」でもベタ誉めの店なのだが、ちょっとボクには合わなかったかも。わりと普通の焼肉。こんなもんじゃないだろうといろいろいろいろ頼んだが(少なくとも訪問当日は)どれも驚きがなかった。特選ロース、テールの塩焼き、そして生ものなども、それぞれ吟味してあるとは思うが、そんなに印象に残らなかった。とっても流行っているし接客も悪くないのだが。00年5月。
飛苑(神戸)
兵庫県神戸市兵庫区松原通1-1-69/078-681-6529/12〜15/17〜23/無休/7000円
焼肉。いつも混んでいてとても人気がある店。琴のBGMで食べるとろとろ脂系の焼肉。肉質がいいらしく特上系はさすがにうまい。ただ、サシ(霜降り)が入りすぎているのが(好き嫌いはあるだろうが)ボクはあまり好きではない。若い人にはいいと思う。センマイやタケノコなどの内臓系はなかなか良い。ウルテ(喉)があったりするのもうれしい。2時間で出ろ、と言われるから長めの宴会には不向きかも。噂だが地下にすごいワインセラーがあるらしい。99年8月。
ぷるこぎ(宝塚)
兵庫県宝塚市売布2-14-15/0797-87-9598/11.30〜14/17〜23/火休/4000円〜
焼肉。「和牛仕置き人の店」と書いてあって素材の神戸牛には自信がある模様。確かになかなか良い。ただ、サシ(霜降り)がいっぱい入っているのを良しとする人にはいいかもしれないが、ボクはとろとろ脂系焼肉がそんなに好きではないので、そんなに楽しめなかった。若い人にはいいと思う。ちなみに冷麺はもう少し。売布という住宅街立地としてはとてもいい店だと思う。99年8月。
おおた(京都)
京都府京都市左京区浄土寺真如町164-9/075-751-7888/17〜22.30/月休/7000円
焼肉。長い暖簾をくぐって入店すると気持ちのいい空間が広がっている。常連が多い店でもあるが、一見でも丁寧に応対してくれ非常にくつろげるだろう。肉は素材が良い。生で食べてもいける肉。ミスジやタンやヘレなど、店の人と相談しつつその日のオススメを選ぶと良い。全体にとてもおいしい。しかも謙虚な空気が流れており、好ましい。日本酒も揃っている。くつろげるいい焼き肉店。94年10月。
江畑(京都)
京都府京都市上京区六軒町通下長者町東/075-463-8739
焼肉。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 東南アジア料理 |
まみ(梅田)
大阪府大阪市北区兎我野町10-4ホテル関西1F/06-6314-2887/18〜27/5000円
タイ料理。タイ人の母娘が作る本場のタイ料理。大阪では「メーサイ」と二分するうまさだろう(96年現在)。トムヤンクンはめちゃめちゃ辛い。ただ、コクがあって酸っぱすぎない独特のもので、辛さと酸っぱさのバランスがよい。タイ風薩摩揚げやカレーもとてもいい。あと、魚のあんかけもうまい。大阪ではトップクラスのタイ料理。96年8月。再訪数回。
チャイハナ(西天満)
大阪府大阪市北区西天満5-9-14/06-6365-6680/11〜15/17〜23/日祝休/5000円
バリ島料理。1981年創業で、大阪でのインドネシア料理の草分けに近い存在。ミゴレン(バリ島風やきそば)、ナシゴレン(バリ島風やきめし)やサテやマナムなどの串焼きをBINTANGで胃に流し込む。夏には特にお勧め。内装は素人臭い手作りで、逆に趣がある。食事時以外でもチャイを飲む喫茶として利用できる。穴蔵に入るような感覚の店なので、お茶でも落ち着いてしまい、思わず長く粘ってしまう。94年8月。再訪数回。
メーサイ(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋1-12-20/06-6357-1678/15〜27/無休/6000円
タイ料理。関西圏で一番うまいと一時期思っていたタイ料理屋。とはいえ当時まだタイ料理屋自体が少なかったので今の経験値で比較するとどうだかわからない。タイの中央部メーサイ出身の料理人が作っていて、あまり日本風にしていないのがよい。そしてこれがまた安い。3500円のコースで十分。トム・ヤム・クンも絶品。96年8月。
カンティプール(天神橋)
大阪府大阪市北区黒崎町7-13中崎商店街/06-6359-3884/11.30〜15/17〜22/月・第3日休/3000円〜
ネパール料理。独特の雰囲気を醸し出す大好きな商店街、天五中崎商店街の脇にある、これまた独特の雰囲気を持った店。ネパール人スタッフが揃い、本格的なネパール料理を出してくれる。カレーもタンドール料理もそれぞれ美味。気持ちのいい辛さが口の中で広がる。わりと好きな味。だが、この店でなにがうまいってナンがうまい。関西で食べたナンの中でもトップクラスのもの。だからカレーもうまくなる。肉まん(モモ)や変わった麺類もそれぞれうまい。ランチは安くてオススメ。00年2月。
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光華(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋3-9-12/06-6354-5315/11.30〜14/17〜22/日休/3000円〜
ベトナム料理。こんわ、と読む。本来、香港・広東料理の店だが、ベトナム料理の方が有名になった。それもシェフの経歴が「元ベトナム難民で香港でコック修行した」というものなので頷ける。本格的ではないが、家庭料理的でどれもなんだか懐かしい味。あげ春巻きはビーフンが中に入り独特でうまい。が、一品物もそれぞれまぁまぁうまいのだが、それだけではこんなに好きにはならない。なによりココでのオススメはベトナム風焼きめし。うまい。豆板醤とニョクマムがよく効いており、後を引く味。この焼きめしだけを目的に再訪したくなる。焼きめしは他にもいろいろ種類があって、コーヒー味(!)とかもある。未体験。そのうち食べてみよっと。00年5月。
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クンテープ道頓堀店(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-6-14 平松扇屋ビルB1F/06-4708-0088/11.30〜15/17〜23/11.30〜23(土日祝)/無休/4000円〜
タイ料理。かに道楽の横のビルの地下一階。場所は便利だしシェフもタイ人らしいが、味はもうひとつ。炒め物系は唐辛子の辛みばかり強調され、味に深みがないし、トムヤムクンも使っている材料が手抜きっぽい。パッタイはちょっとまずめ。全体に「改善の余地あり」である。店内広いので大人数の宴会をタイスキで、というような用途にはいいかもしれない。00年4月。
楽天食堂(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-10-27/06-6213-3181/11.30〜18/月休/1500円
東南アジア風料理。中華と東南アジア料理の中間くらいなイメージ。餃子と麺類、丼もんしかない。特に強いインパクトを残す料理ではないが、屋台で食べているような美味しさ。それぞれ独特の味付けで癖になる。おすすめは胆々麺に紅油水餃子。何度でも食べに行きたくなる味だ。アメリカ村に来て店に困った時はいつも寄ってしまう店。96年4月。再訪数回。
ロンボク(芦屋)
兵庫県芦屋市川西町7-3/0797-38-0213/11〜14.30/17〜22/水休/1500円〜
インドネシア料理。このごろ評判の蕎麦屋「土山人」の2軒南にある。店内の凝り具合もいいし、料理の日本人向け具合も逆に気持ちがいい。本場の辛さなどにこだわらず自分で食べて美味しい辛さを目指しているようで、それがちょうどいい感じ。いい空間といい料理。わりと気に入った。カレーもナシゴレンもなかなか。うますぎないけど、それなりにうまい。程がいいのだ。気軽に外食を楽しみたい、というときに重宝しそうな店。98年12月。
イサラ(甲東園)
兵庫県西宮市上大市1-8-16レジデンシア甲東園1F/0798-51-8885/11.30〜14.30/17〜22/月休/3000円〜
タイ料理。住宅街の店だが、かなりうまい。タイ料理の店はただ辛いだけの雑な店が多いが、この店は違う。丁寧な料理、そして辛さと酸味のバランスもいい。タイ人シェフが作っているその料理は日本人向けにはしていないがわりとマイルド。辛さが苦手な人にもいけると思う。かといって物足りないわけでもない。ボクはもっともっと辛い方が好きだが、酸味とのバランスはこの辛さできちんと取れている(頼めば辛くもしてくれる)。トムヤムクン、タイ式生春巻、さつまあげ、パッタイ、グリーンカレー、どれもオススメ。デザートならかぼちゃのココナツミルク煮がオススメだ。クロスタービールやチャンビールも置いてあり本格的だが、非常に洗練されている。00年1月。
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ワルン・バリ(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通2-4-5/078-321-6080/12〜14.30/17〜23/無休/3000円〜
バリ料理。インドネシアのバリ島の料理で、現地人が3人笑顔たっぷりで働く感じの良い店。インドネシア料理というとミーゴレン(焼きそば)やナシゴレン(焼きめし)などしか思い浮かばなかったりするが、その他の料理もそれぞれなかなか行ける味。串焼きは特にうまい。店の雰囲気がなかなかいいのと、サービスが温かいのが特に印象的だが、インドネシア料理(バリ料理)を体験してみたい人にはお勧めだ。料理も丁寧でいい。00年1月。
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鴻華園(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通2-21-12/078-231-7079/11.30〜14/17〜22/火休/3000円〜
ベトナム料理。ベトナム料理の店が他に少ないころからずっとがんばっている良心的な店。ベトナム料理と広東料理がメニューに並ぶ。「ベトナム風蒸し春巻」「フォー(ビーフン)」などのベトナム料理の定番がやはり人気なようだが、どれも安定してうまいので大人数でいろいろ取って食べるのが正解かも。やっぱりベトナム料理ってうまいな、と実感できる店。NHKの東側。94年6月。
ウァンタイ(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通2-14-22/11.30〜14.30/17.30〜21.30/水休/7000円
タイ料理。神戸ではタイ料理の走りの店である。この店でタイ料理を知った関西人は実に多いと思う。トム・ヤム・クン美味。トートマンブラ(薩摩揚げ)も美味。BASIC なタイ料理を楽しみたい目的なら適している。なんでも安心して食べられるし。ただ最近他にもいろいろタイ料理店が出来てきたので、そうなるとちょっと厳しい部分はある。94年4月。---震災後、閉店。
ラムハノイ(元町)
兵庫県神戸市中央区元町北通1-10-12/078-391-3981/11〜15/17〜22/700円〜
ベトナム料理。すごい驚きはないが、きちんとおいしい店。定食がAからCまであって、特にA定食がいい。典型的ベトナム料理が少しずつお皿に載っていてうれしいのだ。で、これにフォー(ベトナム風うどん)をとったり、生春巻きをとったりするとだいたいこの店の全貌は見えてくる(量はかなり多くなるけど)。全体に香辛料の使い方が上手な店だ。生春巻きより揚げ春巻きの方がおいしかった。長田店もある。00年5月。
ニュー・サイゴン(長田)
兵庫県神戸市長田区腕塚町7-6-8/078-643-0927/10.30〜23/第2.4火休/1000円〜
ベトナム料理。在日ベトナム女性ふたりが作る本場家庭の味。生春巻きやカレー、ベトナム風焼きめし、手羽先の肉詰め…一品の種類はそんなに多くないがどれも丁寧な作りでとてもうまい。ベトナムビール「333」で気軽に楽しむカジュアルな味。で、特筆すべきはフォー(ベトナム麺)。牛骨から取ったと思われる出汁が絶品。これだけでも食べに行く価値あり。店構えはちょっとニューヨークやロスにある感じでなんだか素っ気なくていい。本場の雰囲気と味に浸れる穴場。2号線のローソンとなり。日本語はあまり通じないがメニューは日本語なので安心。00年1月。
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ランゼン(京都)
京都市上京区土手町通丸田町下ル駒ノ町554-3/075-256-0859/11.30〜22.30/火休/7000円〜
チベット料理。日本ではここしか知らない。ニューヨークで北米一と言われるチベット料理店に入ったことがあるが、残念ながらそこで味わったインパクトはこの店からは得られなかった。が、蒸しギョウザや焼そばはそれぞれおいしく、決してダメなわけではない。雰囲気も独特で面白いし(もちろんダライラマの写真が上から微笑みかけている)チベットへの支援なども受け付けていてたまにチベットに触れたい方にはとてもいいと思う。ちなみにチベット料理は日本人の舌にはとても合うのでご安心を。98年6月。
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| インド料理 |
アショカ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-9-20大阪マルビルB2/06-6346-0333/11.30〜14.30/17〜21/第3水休/5000円
インド料理。安心して食べられる分驚きも少ないが、ベイシックといえばこんなにベイシックなインディアンもないと思うほどベイシックなインディアン。北インド料理で、タンドリーもカリーも水準的な味。店内は赤で統一され、雰囲気はある。夜よりも昼のランチがおすすめ。96年12月。
ジャイプール(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋4-7-11グリフォンビル3F/06-6352-1704/11〜15/17〜21/日休/3000円〜
インド料理。オーガニックにこだわった店で、全体にマイルドだが実に滋味溢れる味である。この店がいかにオーガニックにこだわっているかは料理用のミルクもすべて木次乳業(!)のものを使っていることでわかる。そういう贅沢をしているわりに値段も安くお得感溢れるインド料理だ。インド料理はどこもそうは変わらないと思っていたボクだが、違うものなのだねぇ。なかなかおすすめ。関西テレビの斜め向かい、青いビルの3階。00年5月。
タージ(本町)
大阪府大阪市中央区南本町2-4-16/06-6262-0157/11.30〜15/17〜21/日祝休/5000円
パキスタン料理。大阪万博後すぐの開店というから古い。草分け店である。そういう意味ではちょっと古さを感じてしまう味ではある(他に新しく現代風のインド・パキスタン料理店が出来始めているから)。現地の食材を豊富に取りそろえている。回教徒用にお祓いをした特別のマトンだとかがあったりする。単にスパイシーなだけでなく全体に甘味もあって、どの料理もまぁまぁうまい。95年9月。
ゲイロード(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通1-26-1バッカスビル7階/078-251-4359/11.30〜14.30/17〜21.30/無休/7000円
インド料理。インドにある高級レストランの神戸支店。なるほど本場の伝統的北インド料理が食べられる。カリー料理は30種以上。インド料理に慣れない人は選ぶのに一苦労するだろうが、基本がしっかりした本格的インド料理を知りたいならまずはこの店からはじめるといいかも。内装もいかにも。ゲイロード・スペシャル(3〜5000円)というコースがお勧め。震災後、磯上通から中山手通に移転した。97年6月。
ラジャ(元町)
兵庫県神戸市中央区栄町通2-7-4/078-332-5253/11.30〜14.30/17〜21/水休/5000円
インド料理。北インド料理でわりと高級志向。ただ、店はカジュアル系。現地の味に忠実だとのことで、ここのカレーはちゃんとコクと酸味があり、なかなかおいしい。ラジャ・ミックスコースがお得かも。昼はスペシャルランチがよい。95年7月。
デリー(元町)
兵庫県神戸市中央区中山手通3-16-2/078-222-3333/11.30〜15/17〜21/月休/4000円
インド料理。1963年創業の、関西で一番古いといわれるインド料理店。ここは費用対効果がすごく高い。つまりとても安い。2000円弱でコースが食べられ、しかもなかなかベーシックでおいしい味。神戸に限らず、どんどんインド料理店ができたので相対的に普通っぽい店になってしまったが、安心して食べられる店だと思う。94年10月。
| ラーメン |
揚子江(梅田)
大阪府大阪市北区角田町7-17/06-6312-6700/10.30〜22.30/第2・4木休
ラーメン。古いビルの古い店(1964年開業とか)。素っ気ない店内で食べる超素っ気ないラーメン(いい意味で)。とてもクセになるあっさり味で特に20代は飲んだ後の〆に常用していた。豚骨と鶏骨の透明でとろっとした塩味ラーメン。細麺はやわらかい。春菊がよく合う。テーブル上の揚げネギを入れると急に台湾チックになるが入れすぎに注意。87年ころ初訪問。再訪多数。
仙台姫ラーメン(梅田)
大阪府大阪市北区大阪駅前第1ビルB2F/06-6343-4884/11〜22.30/800円〜
ラーメン。仙台では一番人気があるチェーン店の大阪進出第一号店。ピリ辛の仙台味噌を溶かしながら食べるミソラーメンは飲んだ後などにとてもいい。麺は縮れ麺と太麺が選べるが、縮れ麺の方がうまいと思うな。麺固めとオーダーする方がいい。99年10月。
四川辣麺(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋3-11-7/06-6354-2422/12〜15/17〜22
ラーメン。四川坦々麺専門店。どうかなぁと思いつつ入ったが、期待を裏切ってうまかった。唐辛子ブレンドと胡麻ペーストのバランスがよく、麺もそれなり。調味料もレイシー酢やラー油などいろいろ選べて味付けするのに楽しいし、具もそれぞれいい味だしている。店員教育も厳しくやっているようで気持ちがいい。味自体もなかなかクセになる感じ。まだ人気が出たてでこれから味が落ちるかもしれないが、いまはうまいと思う。00年5月。
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ほんまもん屋(ミナミ)
大阪府大阪市中央区瓦屋町1-9-14/06-6763-0874/19〜28(月〜木)/19〜29(金土)/日祝休/800円
ラーメン。ラーメン自体は薄味あっさり系でインパクトに欠ける。味もそれほどでもない。ただ、ここは「キムチチャーハン」がうまい。ちゃんとぱらぱらしていて、ちゃんとコクがある。ただし、ちょっと高い。きむち焼きめし800円。これはちょっと高すぎるかも。まぁまぁうまいんだけど。99年4月。
武里音(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-2/06-6241-5977/11〜24/3000円〜
ラーメン。「ぶりおん」と読む。チェーン店展開をしている店らしい。あっさり味の醤油ラーメンは背脂がいっぱい浮いているわりにくどくなく、酒を飲んだ後などにはいいかもしれない。ただ、特に主張がある味ではない。物足りない向きもあるだろうし、印象に残らない部分もある。好き嫌いは分かれるだろう。00年2月。
神座(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-6-32/06-6213-1238/10〜31/無休/550円〜
ラーメン。かむくら、と読む。行列店として有名。1980年代後半からたまに行っているが、白菜をいかした洋風のあっさり味はなんだかクセになる。白菜の甘みがほどよく広がり、ボクは好き。若い人には物足りないかもしれないが、一般受けするいい味だと思う。95年4月。再訪数回。
希望軒(夙川)
兵庫県西宮市御茶家所町4-14/0798-32-6631/11〜27/700円〜
ラーメン。希望軒と書いて「ホープ軒」と読む。夙川〜芦屋の2号線沿いは急激にラーメン激戦区になりつつあるが、そのうちの一軒。まだ出来て半年くらいだろうか。ピリカラとかを売りにしているようだが、ここはベイシックに「希望軒ラーメン」を食べる。わりとうまい。新とんこつ味を標榜しているが、濃厚でないとんこつにちょっと台湾系のスープ(?)みたいのが程良く溶け、わりと好み。餃子はかなりもうひとつ。00年4月。
| 餃子・シュウマイ |
福助(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-36/06-6311-8597/17.30〜23/日祝休
餃子。餃子を中心に一品物もいくつかある。餃子はこぶりだが丁寧な作り。お好み焼きはわりと普通っぽい。ふきよせ(野菜炒め)は名物でなかなかうまい。食べ物を注文する前に「とりあえずビールを」というと「うちは食べ物屋ですから食べ物を先にオーダーしてください」と丁寧に怒られる。でも感じはよく、意外と居心地がいい店だ。すべてに丁寧。餃子の方向性は好き。99年7月。再訪数回。
阿み彦(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-20/06-6311-8194/11〜21.30/無休/2000円
しゅうまい。明治9年創業の大老舗だが、名物のしゅうまいは昭和21年から出しているという。もともと鰻割烹の有名店だが、そこから暖簾分けしてしゅうまい専門店に。故・池波正太郎も愛したという、蒸してから焼くユニークな焼しゅうまい。蒸したものを出す前にさっと焼く。焼き餃子風外観だ。皮は厚め。名物ではあるが、そんなに好みではないかもしれない。94年5月。
味奉行(梅田)
大阪府大阪市北区西天満6-6-9/06-6365-8420/17〜26/無休/1500円〜
餃子。わりとこのごろ評判の店だが、焼き餃子自体はそんなに感心しなかった。うまかったのは「豆腐餃子」。豆腐を皮に見立ててある。なかなかうまい創作餃子だ。店内は広いのでちょっとした飲み会などには便利かも。99年4月。
点天(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-17/06-6344-5620/17.30〜26/日祝休/3000円
餃子。小振りの餃子で「大阪餃子」の典型として知られる。ずいぶん以前から通っているが、クセになる独特な風味は未だ損なわれていない。いつも100個近くいってしまう。ビルの上階にある小さな小さな店であったが、最近どんどん有名になり、新大阪駅ビル(地下街)でも出来合いを買えるようになった。東京土産に大阪の小振りな餃子、とても喜ばれる。99年2月。再訪多数。※最近では東京などでも買える。
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天平(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-8-12/06-6341-1972/18〜26.30/日祝休/10個500円
ぎょうざ。メニューは餃子のみ。小振りおいしい。注文は個数で具体的にするのだが、お腹すいている夜とかは100個とかも可能な小ささである。唐辛子が効かせてあるのか、ちょっと辛目。北新地には複数の餃子店があるが、やっぱりココの餃子が一番好きかなぁ。難点は女将さんがちょいと気難しい点か。客がいるのに従業員をどなりつけたりしてなんだか居心地が悪い時がある。98年7月。
点祥(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-2-30 新三輪ビル4F/06-341-7775
ぎょうざ。にんにくを使わない餃子で、思いのほかあっさりしている。にんにくを使わないから後のことを考えなくていいのだが、味はにんにく不在のせいか、ちょっとインパクトに欠ける。ビールぐびぐび餃子ワシワシという感じの勢いがちょっと出ない感じ。大阪餃子にしてはちょっとだけ大きめかな。01年11月。
兄ちゃん(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-2福寿ビル4階/06-6341-0619/18〜27/3000円
ぎょうざ。小振りの餃子。行く度に固さ(焼き具合)が違うのがちょっと困るが、基本的にはおいしいと思う。ちなみにここの焼きすぎた固いギョウザで歯が欠けたのはボクです(笑)。その辺も愛嬌に感じるくらいざっくばらんな店なのであまり責める気にもなれない感じ。付け合わせのキュウリが化学調味料だらけで嫌。94年9月。
一芳亭(ミナミ)
大阪府大阪市浪速区難波中2-6-22/06-641-8381/11.30〜20/日祝休
しゅうまい。有名店。ここのしゅうまいは変わっていて、皮が薄焼き卵なのだ。薄焼き卵の皮で豚肉、海老、タマネギなどを包んだもの。お菓子みたいな見た目で不思議なのだが、クセになる味。ちょっと甘め。日本橋方面に行った時は(他に店が少ないこともあって)かなりの確率で立ち寄る店であった。97年6月。再訪数回。
純陀(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋1-5-2/06-6282-0877/18〜28/月一不定休/1000円〜
ぎょうざ。「じゅんだ」と読む。わりと評判な餃子屋だが、ひと言で言えばパンチがない。品のいい餃子もアリだとは思うが、個人的には餃子にはもっとインパクトを求めたい。ニンニクとニラを入れていないのだけが理由とは思えない。全体にあわーい印象で、ビールにすら負けてしまうのはどうだろう。女性狙いということもあるかもしれないが。00年2月。
| 中近東・南米・アフリカ料理 |
マラケシ(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通1-20-15/078-241-3440/17〜23/月休/7000円
モロッコ料理。1985年オープンで、モロッコ料理を関西に広めてきた。モロッコ料理はスパイスとハーブをふんだんに使うわりにマイルドで案外さっぱりしている。ほとんど初体験だったがとてもおいしく感動した。クスクス、ラム、鳩、シーフードなど食材は広く、どれも上品な味わい。タジンを使った煮込み料理の奥深さもたいしたもの。それでいて意外と値段も安く、3000円くらいからコースがある。初めていくならコースがオススメかも。手作り感溢れる店の雰囲気も良い。94年11月。
森繁(京都)
京都市下京区西木屋町通四条下ル/075-351-1702/12〜14/17〜21/月休/3000円〜
インカ料理。 そう、南米で約500年前に栄えた広大なインカ帝国で食べられていた料理である。実は日本で唯一インカ帝国の料理が食べられる店がここなのだ。なんと40年以上も前からインカ料理を出している老舗。電話でコース料理の内容を聞いたら「8000円から10万円まであります。ええ、40年前から同じ値段でやっております」だって。うーん、10万円のコースっていったい…。8000円のコースを食べたが、一品料理が次々にでてくる形式なので、一品料理を何人かでシェアした方がいいと思う。祭りの時や一部の家庭に伝承されているインカ料理を日本人風にアレンジしているというだけあって思ったよりなじみやすい。カパックという料理は(インカシチュー付きで2800円)バナナやリンゴやジャガイモの揚げ物で、昔の王様が食べていた料理だそうな。インカシチューはピリッと辛くて深い味。コンドルは鳥の唐揚げ。コンチータは貝料理。チチャロンは黒豚。セビッチェは魚のマリネとサラダ。そうそう、飲み物もインカしている。天然のコーラの実から抽出したインカコーラやインカピスコというブドウの絞りかすから作ったお酒も珍しい。聞けばペルーを初めとする南米にもインカ料理専門店はほとんどないそうだ。遠き極東の地で食べるインカ料理…。遙か未来に日本もインカ帝国のように滅亡し、遠き異国で細々と「日本料理」が伝承されるような時が来るのかもしれないな、なんてちょっとセンチな想いに浸りながらピリカラのインカシチューを食べるボクなのでした。99年7月。
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| その他無国籍料理・フュージョンなど |
柑子屋(福島)
大阪府大阪市福島区福島7-6-6/06-6451-0090/17〜26/無休/4000円〜
無国籍料理。こうじや、と読む。イタリアン系創作居酒屋かなぁ。創作系の料理はどれも若向きながらも個性的で、楽しく食べられる。料理に芯がないからどうしても印象がぼやけてしまうのが難だが、若い女性などにはとてもいい店なのではないだろうか。ただ個人的にはこういう家庭料理と創作料理とレストラン料理がまざったような店はいまひとつ楽しめないのだが。一階はカウンター中心だが、二階の板の間テーブル席も宴会などに使える。インテリアは良い。00年5月。
Kansuian(京町堀)
大阪府大阪市西区京町堀1-17-3/06-6444-2026/11.30〜14.30/18〜23/日祝第2.4土休/3000円
無国籍料理。アジア系やイタリアン系、創作系の料理がいろいろ並ぶオープンカフェ。安い雰囲気だから気軽に楽しめるが、まぁかなり若めを狙った作りでちょっとボクは落ち着かない。江戸堀東公園に面していて、初夏の夜などかなり気分はよい。まぁレベル的には家庭料理の延長だと思う。00年4月。
アグリオ(芦屋)
兵庫県芦屋市東芦屋町1-20セラヴィ芦屋2F/0797-35-0644/11〜14.30/17〜22/月休(ランチのみ)/3000円〜
にんにく料理。イタリアン系の料理だが、どれもにんにくを使っていてそれぞれまぁまぁおいしい。にんにくはオリーブに漬け込んでいるらしく匂いはあまりない。メニューはいろいろあるが、結局「にんにくの丸焼き」が一番うまい、というのが残念。全体的にちょっと油を使いすぎかな。ワインよりビールが合いそうだ。店内はお洒落で落ち着ける。98年9月。
ル・マーサ(東灘)
兵庫県神戸市灘区友田町3-6-15/078-841-5347/11〜14.30/17〜21.30/月休
健康食レストラン。阿波たくあんで知られる「樽正」直営のレストラン。便利な場所にあり、あっさりこぢんまりした料理が多いので、どっかに遠出の帰りによく寄った店。漬物はもちろん、ご飯に味噌汁、うどんやピロシキ、カレーなどいろんなメニューがある。ただ、量が少ないわりに高めなのでいろいろ取る時は注意が必要。94年8月。再訪数回。
ぶはら(東灘)
兵庫県神戸市東灘区岡本1-4-5/078-452-5577/11.30〜14/17〜21/水・第3火休
スパイス・レストラン。インドから中近東まであまり区別なく、いろんなスパイスをふんだんに使った料理が楽しめる。香辛料の輸入業から転じたらしく、スパイスの使い方はお手の物。デザートまでスパイスが使ってあるのはさすが。狭い店内のそこここにスパイスが置いてあり、雰囲気もいい。カレー、シシカバブが旨い。わりと好きな店。「ぶはら」という名前を聞くだけでスパイスの香りが鼻に蘇る。94年9月。再訪数回。※以前は「神戸市中央区三宮町2-2-2」にあったのだが、摂津本山に移転した模様。
| お好み焼き・たこ焼き・もんじゃ焼き |
きじ(梅田)
大阪府大阪市北区角田町9-20/06-6361-5804/12〜21.30/日休/2000円
お好み焼き。大阪を代表する有名店。いろいろな具を入れてふんわり柔らかく焼きあげる創作系。ベイシックにおいしいが、特に驚く味ではない。とても基本的なおいしさだ。カリカリの中にとんろりふわふわを感じられる餅入りがオススメ。本店は狭い上にいっつも大行列になっているので、梅田スカイビルの滝見小路店の方が座れる確率高いかも。ちなみに名物だったご主人は滝見小路にいる。本店は息子さんがやっている。94年10月。06年12月。
蛸之徹(梅田)
大阪府大阪市北区梅田大阪マルビルB2F/06-6345-5666/11〜22.30/第2火休/2000円
たこ焼き。屋台のたこ焼きが全盛の時代に「客が自分で焼くたこ焼き」をコンセプトに出店し大流行になった店。テーブルの前に座り、たこ焼きを焼くのはそれはそれでなかなか楽しいのも事実。ただ、当たり前の話だが、焼く技術によってそこそこ味の違いは出てきてしまうし、「自分で焼く」というインパクトが薄れた今、味的にどうなのかは疑問。みんなでテーブルを囲んで焼き合う楽しさメインで行くのが正解だろう。そういう意味では初心者系若者向きかもしれない。もしくは店員よりうまく焼けるぞと自信のあるベテランか。95年6月。
ぶぶ亭(梅田)
大阪府大阪市北区芝田阪急三番街南館B2F/06-6373-3563/10〜22/第3水休
明石焼き。ダシにつけて食べるたこ焼き。くせのないベーシックな味。普通においしい。だしもわりと薄めであっさりしている。インテリアはカフェ風。ちょっとしたデートにも耐えうる感じ。96年9月。
豆屋(福島)
大阪府大阪市福島区福島1-4-6/06-6451-4876/11.30〜13.30/17.30〜20.30/土日祝休/5000円
お好み焼き。お好み焼きを中心とした鉄板焼の店。コースにすると断然お得。突き出しから始まって、野菜中心のさまざまな鉄板焼、それに小さなステーキが出て、焼そばとお好み焼で〆である。それで4000円なのだからすばらしい。満足できる。〆のお好み焼もふんわりおいしいし、なかなかいい店だ。他のコースも満腹系で若い人には特にいいだろう。店の雰囲気も古びていてとても良い。94年10月。
やまもと(十三)
大阪府大阪市淀川区十三本町1-8-4/06-6308-4625/13〜22/日祝休/3000円
お好み焼き。超人気店でいつも行列している。ねぎ焼き発祥の店らしいが、ねぎ焼きだけ取れば昔芦屋にあった「8・1/2」という店の方が好きかも。オススメは「すじねぎ焼き」だが、薄い生地の上に山盛りの刻みねぎを載せたその味はちょっと醤油味がきつい。並んで食べるほどかどうかは疑問。94年9月。
天満菊水(天満)
大阪府大阪市北区天神橋4-4-10/06-6351-6743
お好み焼き。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
うまい屋(天神橋)
大阪府大阪市北区浪花町4-21/06-6373-2929/11〜19/火休
たこ焼き。昭和27年創業。天五中崎通の古い商店街にあり、その古い設えや看板も雰囲気たっぷり。そして何よりたこ焼きがうまい。99年当時「大阪一」と思っていた。コクがあって味が凝縮しており、ソースをつけなくてもいい完成度に唸る。二度焼きしているようで、外側のカリカリ感が特によい。基本的には持ち帰りだが、テーブルも少しある。ものすごく回転がいい店なので多少の行列も大丈夫。たこ焼き280円。99年1月。
※2005年頃、隣家の火事により類焼。2007年春には新築で再開するそうではあるが、あの古い雰囲気が失われたのは痛いかも。残念すぎる。でもあの味が復活するのであればうれしい。
甲賀流たこ焼(ミナミ)
大阪府大阪市中央区西心斎橋2-18-4/06-6211-0519/11〜20/無休
たこ焼き。天かす多め。辛子マヨネーズが効いている。全体に若者向き。強火で一気に焼き上げるタイプなので表面が香ばしくなかなか良い。一時期とても流行ったが普通においしいと思う。網状に出るマヨネーズを発明したのはこの店らしい。96年8月。
お好み三平(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-9/06-6213-8195/17〜23/木休/2000円
お好み焼き。ミナミの人気店。若い客(学生)が多く活気にあふれる(ちょっとうるさい)。人気の秘密は(たぶん)トッピングの自由度。いろいろ載せてわいわい楽しめる雰囲気に満ちているのだ。ちょっとしたコンパなどに使い勝手がよい。「キムチ豚」がお勧め。全体的に普通においしいが。94年1月。
大たこ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀角座前/06-6211-5223/12〜21/月休/1000円
たこ焼き。道頓堀にあるこの行列の絶えない屋台は、すでに大阪名物だろう。大きなタコが入ったたこ焼きの焼き立てを、舟に入れてミナミをそぞろ歩きながらつつくのは正直楽しい。味は…その楽しさほどのものではない。でもまぁ名物なので一度はどうぞ。96年8月。
会津屋(なんば)
大阪府大阪市中央区難波5なんなんタウン内/06-6649-7708/10〜21/第3木休
たこ焼き。たこ焼きの元祖はココらしい。店の説明書きによると「大阪のたこ焼は、昭和8年会津屋の初代遠藤留吉が肉・コンニャク等を入れて焼いたラヂオ焼が始まりです。その後もっとおいしい大人の味をと考え、昭和10年、「明石のたこ」と「ころも」に味をつけて焼いた大阪のたこ焼が生まれました」とある。で、戦後ソースの普及とともにころもに味がなくなったが「たこ焼とはソースをつけない、手もよごさず、さめてもおいしいのが本物です」と続く。だからココのたこ焼きはソースなしでそのまま食べるタイプ。食べながら歩いても手が汚れない。ソースの味しかしない他のたこ焼きに比べてちゃんと深い味が感じられて良いが、微妙にあっさりしていてたこ焼きの楽しさに欠ける部分もある。支店がいくつかある。本店は玉出。96年8月。
ワナカ大入本店(なんば)
大阪府大阪市中央区難波千日前11-19/06-6631-0127/10〜21(日祝9〜21)/無休
たこ焼き。提灯には「わなか」と書いてあるが店表示は「ワナカ」らしい。「なんば花月」の隣にあり、いつも行列していて活気がある。ここのたこ焼きは外側のカリッと中のトロ〜ッが同居していてとてもうまい。ダシの香りも強く、舌も鼻もおいしい感じ。天満の「うまい屋」とこの「ワナカ」がボクの中では甲乙付けがたい感じ(ゴマンとたこ焼き屋があるのであくまでも食べた中では、だが)。100円で買える「たこせん」(たこ焼きを薄いせんべいで挟んだもの)もちょっとしたおやつに良い。06年12月。
大阪で一番おいしいたこやきくん(なんば)
大阪府大阪市中央区難波千日前10-13/06-6632-8899/10〜24.30/無休
たこ焼き。店名に惹かれて並んで買ってしまったが、焦げ目が香ばしいものの特に強い主張はなく、わりと普通っぽかったかも。店名と「NHKも取材に来た」という看板に惹かれる人が多いだろうなぁ。もともと鮨屋で修行した人が700軒以上のたこ焼き屋を食べ歩いて研究し作っているということだが、その奥深さは感じられなかった。まぁこういう店名にするセンスがすでにちょっと…。06年12月。
豚玉(高津)
大阪府大阪市中央区高津1-6-1金星ビル1F/06-6768-2876/17.30〜22/火休/2000円〜
お好み焼き。イタリアン系の前菜、パスタなどを食べた後、〆に店名である豚玉を食べるというちょっと変わったお好み焼屋(いやイタリアンなのかな)。ニューヨークのヴィレッジにありそうな素っ気なくもオシャレな店内でジャズを聴きながら食べられる。特にインパクトが強い味ではないが、それぞれ素材に凝っており料理も標準以上。楽しく一晩過ごせる店だ。料理が出てくるのがとにかく遅いので(シェフが一人で作っているから)、最初にある程度注文した方がいい。ただし料理を残すととても残念がるので、残さないようによく考えて注文すること。テーブルふたつとカウンター。カウンター席がとても楽しい。場所は松屋町筋と谷町筋の間、千日前通りの北側。98年10月。05年10月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
一松一(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町15-12/0798-71-5781/11〜21.30/月休/3000円
お好み焼き。「いちまついち」と読む。道の外までプンプン香りだ漂うエネルギーに満ちあふれた店。どちらかというと学生向きの迫力で売っている感じで、繊細さはないが豪快な味。オムソバとチャンポンがお勧め。こってりしていて独特な味。量は大量。たまに欲しくなるジャンク味で比較的好きである。まぁ20代に食べた思い出に引きずられている部分はあるけれども。96年2月。再訪多数。
浅井(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町8-13/0798-71-5808/11.30〜14/18〜21/水休/3000円
お好み焼き。苦楽園界隈では老舗のお好み焼き屋。小型鉄板で焼いてくれたものを木枠にはめてカウンターに出してくれる独特の方式。ご主人or奥さんが焼いてくれる小振りぶ厚めのお好み焼きは、キャベツ多めであっさり風味。若い人にはもう少し濃い味の方がいいかもしれないが、客層が高いのでちょうどいい。鉄板焼き系のメニューも多く、ビールにあう。ビールのアテにスタミナ焼きも良い。94年5月。07年8月。
さゆや(芦屋)
兵庫県芦屋市大原町15-14/17.30〜22/月休/3000円〜
お好み焼き。芦屋の宮川沿いにある。お好み焼きなのだが、卵を混ぜ入れない。小麦粉を延ばして焼く「薄焼き」という神戸独特のお好み焼きだ。残念ながらボクはこの薄焼き、そんなに好みではない。お好み焼きのあのしつこさ、強烈な個性みたいなものがなくインパクトが薄くなってしまっている。ただ、ネギ焼にするとまぁまぁだ。そばめしその他、創作料理多数。打ちっぱなしの店内にジャズがかかる。98年9月。※閉店した模様。
えん(芦屋)
兵庫県芦屋市国道2号線沿い/16.30〜26/月休/4000円
お好み焼き。いつも並んでいるのでちょっと入りにくいが、なかなかおいしいお好み焼きが食べられる。スペシャル焼がお勧め。ネギ焼きも良い。芦屋市大原町28-1に支店が出来た。94年9月。
貴味蛸(岡本)
兵庫県神戸市東灘区本山北町3-6-17/078-452-9861/17〜22/火休/4000円
たこ焼き。たこ焼き(明石焼)で有名な店だが、中国点心も出し、どちらもうまい。明石焼発祥の「蛸の壺」で修行した人が独立し、粉物いろいろ扱うようになったらしい。「大餅」「焼き餃子」「刈包」「蛸めし」など、一品物がそれぞれ良い。あっという間に人気になり、いまでは行列している人気店。カウンターだけの小さな店なのでなかなか入店が難しい上に、料理が出てくるのに時間がかかるので、余裕のある時に訪れたい。96年11月。再訪数回。
蛸の壺(三宮)
兵庫県神戸市中央区三宮町3-5-9/078-391-1033/11.45〜22/水休/500円
たこ焼き。創業1954年の老舗。だしにつけて食べる明石焼(ここでは玉子焼きと呼ぶのだが)の発祥店でもある。わりと普通の味で、期待しすぎるとがっかりするかもしれないが、逆に飽きが来ない部分もあり、なんとなくちょくちょく通ってしまう感じ。ダシは昆布とカツオでとってある。94年9月。
壱銭洋食(京都)
京都府京都市東山区祇園四条縄手上ル/075-551-2365/12〜27/無休/2000円
お好み焼き。お好み焼というよりクレープに近い趣き。戦前の子供のおやつだったお好み焼きの原型を長く守り続けているらしい。メニューはその「お古乃美焼」のみ(630円)。半熟たまご、牛肉、ちくわ、コンニャク、天かす、九条ネギなど10種類の具をだしのきいた生地でくるんであり、それを焼いてソースをつけて食べる。おいしいのだが、まぁある程度想像できる味ではあるので、観光客が貴重な一食をここで食べてしまうのは惜しいかも。おやつがわりに立ち食い程度なら楽しい。独特のモンドカルチャー的店内は、エッチというかちょっと悪趣味っぽくてちょっと落ち着かない。カップルや子連れには居心地悪いかもしれない。97年2月。
| カフェ・甘味・スウィーツ |
Kitchen(中崎)
大阪府大阪市北区中崎3-2-10/06-6373-0557/12〜20/月休・火不定休
カフェ。「GOHAN-YA CAFE Kitchen」が正式名称。古い町並みが若者に気に入られ、近年オシャレな小さな店が出来まくっている中崎にある一軒家カフェ。古い家を手作りで改装して使っており、店内全体や小物のセンスがいい。落ち着ける。以前は夜もやっていたが、近所の関係で夜の営業をやめ、カフェ中心にしたようである。それでも以前からの名物である「身体にやさしい料理」は健在。ランチや季節の野菜カレー、ぷりぷり白ねぎ焼きそば、雑穀豆乳お粥などが食べられる。なお2Fは小さなギャラリーとしても使えるようだ。06年12月。
イノダコーヒ(京都)
京都府京都市中京区堺町通三条下ル西側/075-221-0507/7〜20/無休
喫茶店。京都を代表する喫茶店。酸味をきかせた珈琲が特徴で、最初から砂糖とミルクが入っている(最近では注文時に聞かれるらしいが)。この店は味よりも雰囲気。感じのいい紳士が帽子片手に入ってきておもむろに新聞を広げる、みたいな光景を見ていると飽きない。そしてここのモーニングも有名。ハムがうまい。また、意外とビーフカツサンド(1680円)もうまい。ちょっと高いがちゃんとレアなビフカツで、カリカリに焼かれたベーコンがトーストの上に乗っている。ハンバーグサンドもよい。京都に6店。他に大阪・広島・北海道などにもある。95年頃初訪問。再訪多数。
ぎをん小森(京都)
京都府京都市東山区祇園新橋元吉町61/075-561-0504/11〜21/水休
甘味処。祇園新橋の白川沿いにある甘味処。元お茶屋の建物を使用しており、観光客的には(便がいいこともあって)とてもうれしい造り。あずきババロアパフェ(1400円)やかき氷など、ベーシックな甘味が食べられるが、ここで夏に食べたわらびもちが忘れられない。わらびもちがある季節なら是非なるオススメ。ただ、場所柄もあるが全体に相当高めなのが難。07年8月。
祇園きなな(京都)
京都府京都市東山区祇園町南側570-119/075-525-8300/11〜19/不定休
甘味処。きなこを使ったアイスクリーム「きなな」で人気がでた店。祇園の路地にあるがいつも行列している。名物である「できたてきなな」は1階のカウンターで立食もできるが、できれば2階に上がり「ハポン」という和風パフェを食べたい。きなこアイスとわらびもちと白玉と粒あんなどが混ざったもの。まぁ全体的にに大行列するほどの味かどうか悩むところではあるのだが、ちゃんとおいしいので満足。07年8月。
| バー・ワインバーなど |
梅田サンボア(梅田)
大阪府大阪市北区角田町9-26 新梅田食道街2F/06-6312-8987
バー。JR高架下、庶民的な飲み屋が立ち並ぶ新梅田食堂街の2階にあるサンボア。お初天神の「北サンボア」からの暖簾分けらしい。場所柄意外性があるのだが、駅も激近いので最後の一杯には最適な店である。スタンディング・カウンターと奥にテーブルひとつ。狭くて天井も低く、なんとなく落ち着ける。飲むのはやはり角のハイボール・ダブルかな。98年11月。
ウォームガン(梅田)
大阪府大阪市北区小松原町1-4/06-6312-7610/19〜26/日休
バー。若い頃わりと通ったミュージックバー。マスターがブースに座っていろいろなアメリカンポップスをかけてくれ、リクエストにも応えてくれる。ダンススペースもあって、気分が乗った人は踊ってもいる。まぁ70〜80年代のポップスならない曲はないんじゃないか、という充実ぶり。その辺の分野、かなり詳しいボクであるが、いままでリクエストして「ない」と言われたことがない気がする。00年6月。再訪多数。
北サンボア(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-2-14/06-6311-3654
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
C.C.ハウス なかしま(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-11/06-6312-2621
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
パイル・ドライバー(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第二ビルB2F/06-6341-6110/18〜23/5000円
バー。大阪駅前第2ビルという雑居ビルの地下2階にあって、孤高の魅力を放つミュージック・バー。ロックからポップス、ジャズ、たまには落語まで、趣味のいい選曲によるBGMを楽しみながら、カウンター内に立つ高橋夫妻との会話を楽しむ店である。
カウンターは常連さんで埋まるので、なかなか最初は馴染みにくいかもしれないが、馴染みになると実に居心地のいい店に変身する。その会話は(高橋夫妻の知識量に比例して)高度に文化的なので、そういう方向に興味がある人の方が馴染みやすいと思われる。…とか書くと高尚なバーみたいであるがさにあらず。とてもカジュアルで感じのいい店であるのでご安心を。食事もいろいろある。ボクはコンビーフ・スライスをよく食べる。大阪にいるとき、どこかで一杯となるとここを選ぶことが多い。行きつけの店のひとつ。95年6月。再訪多数。
※07年8月に改装。少しウッディ&和風になった。個人的には改装前の方が好きだったかも。
AGAVE & DRAGO(北新地)
大阪府大阪市堂島1-3-4 谷安ビルB1F/06-6345-1663/日祝休
バー。2004年まで芦屋にあって当時よく通った「ピンクカフェ」のオーナー松本和彦さんが開いたバー。カウンターとテーブル席少しの小さな店だが、松本さんのアトホームなお人柄が隅々まで行き渡っていて寛げる。「ピンクカフェ」時代に名物だった辛口トマトスパゲティやちくわマヨネーズ、豚キムチなどの食べ物メニューも顕在で、ボクにとっては非常に懐かしかった。北新地でちょっと寄れるバーが出来てうれしい限り。07年1月。
堂島サンボア(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1−5−40/06-6341-5368/17〜23.30(土16〜22)/日祝・第2.4土休
バー。大阪で一番古いバーらしい。サンボアは大阪・京都・東京などに10軒前後あるが、チェーン店ではなく暖簾分けである。元祖である神戸のサンボアは1918年創業。ここはそこについで出来たものと思われる。古いといっても改装して新しくしているのだが、なかなか重厚な内装で雰囲気はいい。サンボアではやはり角のハイボール・ダブルを頼みたい。で、長居せずサッと帰るのが不文律。96年3月。
十年(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-2-29日宝ノースビル2F/06-6344-2407/18〜24/日祝休/8000円〜
バー。「とうねん」と読む。バーボン専門店。バーボンの普及に尽力したということでマスターはケンタッキー州の名誉州民も持っている。日本のバーボン草分けの人である。出来たのは1969年で、そのころはまだバーボンなどまるで市民権を得ていなかった。その頃からの専門店であるから筋金入り。置いているバーボン300種類以上。バーボンで手を洗わせて「ほら、ベタつかないでしょう?」と言ったりするのを始め、いろんなウンチクが長々続いたりする。こういうのを楽しめる人にはとてもいいバー。ここでしか飲めないバーボンもたくさんある。が、珍しいのをストレートでくいくい飲んでいると、財布がカラになるからご注意。かなり高め。バーボンに凝っていた頃、毎週のように通った店である。95年4月。再訪多数。
サム(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-21日宝スタービル4F/06-6345-8607/18〜/7000円
バー。タイムスリップ・バーとでも言おうか。60〜80年代の歌謡曲・ポップスでないものはないのではないか、というくらいコレクションがすごく、リクエストすると次々かけてくれる。マスター自身が手作業で録音したカセットテープが、なんと歌謡曲なら約30万曲、外国ポップスなら約20万曲。ひたすらアナタのリクエストを待っている。
元スクールメイツ出身のマスターは芸能界の裏の裏まで知り尽くしていて、曲にまつわるいろんな話もおもしろおかしく披露してくれる。狭い店内は壁と言わず天井と言わずブロマイドやジャケットだらけ。そう、ここでウイスキーを飲むとアナタは確実に過去へスリップできる。知る人ぞ知る「大阪名物」とはこの店のことである。88年2月。再訪多数。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
パパ・ヘミングウェイ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-10 大川ビル2号館5F/06-6345-0375/18〜25/土日祝休/5000円〜
バー。Papa Hemingway。1982年創業。略してパパヘミ。もう出来て20年以上経つが、くすまず中だるみせず居心地いい空間を提供してくれている。小さな部屋のようになっている店で、ソファに座るととってもくつろぐ。誰かの家に招かれたようだ。本棚などの小物も効果的。銅板のテーブルもおしゃれ。料理もそれぞれなかなか美味しく、低音がセクシーなオーナーの中野良子さんも感じがいい。たまに行きたくなるいい空間。98年10月。00年5月。再訪多数。※以前は北新地スタービル5Fにあって、もっと書斎っぽかった。いまはリビングっぽくなっている。いずれにしてもいい感じ。
サンテ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1丁目6-23杉の家ビル2F/06-6341-9197/18〜/5000円
ワインバー。北新地にあって意外と雑誌などに紹介されていない穴場的ワインバー。雑居ビルの2階にあるカウンターのみの小さな店だが、ママの森みどりさんがほがらかにひとりでやっており(水曜はもうひとり)、とてもよい雰囲気。客層もとても良い。チャージは3000円と少し高めで、いろいろ飲むとわりと高くついてしまうのが難だが、気持ちのいい夜には軽く寄りたくなる店。お金がないときはそう申告すれば、あるワインを割安で開けてくれグラスで飲ませてくれる。行きつけになれば持ち込みも可能。99年10月。再訪多数。
北新地サンボア(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-25/06-6344-5945/15〜24/無休
バー。サンボアは大阪・京都・東京などに10軒前後あるが、チェーン店ではなく暖簾分けである。ここは北新地にある比較的新しいサンボア。ここの支店が「銀座サンボア」として東京にも出店している。サンボア特有の落ち着いたインテリア。基本的にスタンディングだったり角のハイボール・ダブルが名物だったりは他のサンボアといっしょ。新地なので他のサンボアよりとは少し客層が違うかも。99年11月。再訪数回。
ラ・トラヴィアータ(天満)
大阪府大阪市北区池田町7-7好きやねん天満ビルB1F/06-6353-1336/19.30〜25/日祝休/2000円〜
バー。天満卸売市場の近くでは数少ないカウンターバー。レトロな雰囲気。アンティーク系のおもちゃもいろいろ置かれ、雰囲気はいい。が、ちょっとトイレの匂いみたいのが充満していてせっかくのお酒を楽しめないのが難(排水が悪いビルなのかもしれない)。「ちょっと場末のいい雰囲気」を楽しめる方には良い店。天満近くで食事した時はわりと使える。00年5月。
十三トリスバー(十三)
大阪府大阪市淀川区十三本町1-2-7/06-6301-4826/17.15〜24/日祝休/2000円〜
バー。1956年創業。十三の老舗バー。漂う雰囲気は1960年代でなんとも渋い。ここではまずはトリスから。ウイスキーの水割りは「1:2.5」で作ると決めているという。そんなガンコさもこの店っぽい。トリスから始めて、レッド、ホワイトと少しずつ高い酒にしていくのが意外と楽しい(常連はみんなコレをやる)。意外とつまみもおいしいのだが(豚キムチみたいな創作料理も出る)、缶詰系のつまみで渋くやるのが似合っている店でもある。1990年代はじめの頃よく通った店。阪急十三駅西口からすぐ。99年11月。再訪多数。
川名(ミナミ)
大阪府大阪市中央区難波1-1-8/06-6213-5245/4000円
バー。法善寺の水かけ地蔵の前の「ジャックス・イン」のマスター川名さんが横丁の2階(入口は横丁だが実質的には「ジャックス・イン」の2階)でやっている静かなカウンターバー。白木をふんだんに使用した内装はなかなか素敵。LPレコードのジャズが静かに流れ、大人な人々が集まっている。豪快なオーナーの川名さんとのおしゃべりも楽しい。ミナミで飲むときはほぼ必ず寄る店のひとつ。初めてだと緊張するかもしれない雰囲気だが、実は気楽ないい店。00年3月。再訪多数。※法善寺の火災に巻き込まれたが、見事に復活。
吉田バー(ミナミ)
大阪府大阪市中央区難波2-4-6/06-6213-1385
バー。1931年、千日前にて創業した老舗バー。1967年に現在地に移転して以来、大阪の大人の止まり木として愛されてきた。20代にこの店に来るのは勇気がいった。ここのカウンターが似合うのは40代以降だろう。ミニボトルと時計のものすごいコレクションを眺めながらワン・ショット。先輩に連れられていくのが実に楽しみだった店。そのうち後輩を連れてこなければ。97年10月。
勘十里(ミナミ)
大阪市中央区宗右衛門町5-34/06-6211-3324/18〜25/日休
バー。1952年創業の老舗。「カントリー」と読むのだろう。古い佇まいのレトロなバーで、落ち着けるのでよく二軒目として利用する(もしくはミナミで食事をするときの待ち合わせに)。表の看板がとても味があって好き。入りにくいのは初回のみで、あとはとてもくつろげる時間が待っている。いろんな種類のカクテルを楽しめる。洋酒も揃っていて希少な銘柄もあるからマスターに聞いてみると良い。97年8月。再訪多数。
EVE(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-10-5/06-6211-9803/19〜29/無休/3000円〜
バー。道頓堀の巨大グリコ看板の裏。こんなところに落ち着いたバーがあるのか、と不安に思いながら細い階段を上がると酒飲みのための空間が現れる。天井や壁には客の名刺が張られ、独特の雰囲気を持っているカウンターバー。1971年からやっているから、レトロ感もかなりなもの。この雰囲気は捨てがたい。なんというか、とてもミナミっぽいバーである。大阪初心者とか連れて行くとわりと喜ぶ。99年9月。
石の花(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-10-5/06-6211-9802/17〜27/無休/3000円〜
バー。道頓堀の巨大グリコ看板の裏。上記「EVE」の下である。両方とも黒田征太郎氏の行きつけであり、彼が来阪するときによく一緒にハシゴする。1970年開店のカウンターバー。こんな立地なのに非常に落ち着ける空間である。「EVE」とどっちに行こうか迷うことが多い。ひとりで静かに飲むなら「石の花」のほうがいいかも。99年9月。
バー村岡(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀2-4-14 シモウラビル2F/06-6213-0298/17〜23/日祝休/2000円〜
バー。とても落ち着けるいいバーである。「吉田バー」で修行したバーテンダーがうまい酒を飲ませてくれる。特筆すべきはチャージがタダなこと。これが意外と安く済む。チャージって大きかったんだなぁ。道頓堀を四ツ橋筋の方に歩いた右側。地下1階に「BAR WHISKEY」があるビルの2階。「BAR WHISKEY」とハシゴすることもよくあるパターン。99年9月。
BAR WHISKY(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀2-4-14 シモウラビルB1F/06-6211-9625/17〜23/日祝休
バー。1969年創業の老舗。長いカウンターを持つ落ち着いたバー。レトロな内装。壮観なバック・バー。BGMもなく、会話も静か。ただただ美味しいウィスキーを飲むためだけに存在する空間。なかなか良い。上記「バー村岡」と同じビルにあり、よくハシゴする。雰囲気は似ているが全く違う客層で面白い。なお、この店もノーチャージ。数杯でサッと出れば安く済む。98年12月。
つるつる(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-3-7ロイヤル北川ビル4F/06-6211-1248/5000円〜
バー。スキンヘッドの名物マスター(Jung Keun Lee)がいる店。マスターが興に乗るとやってくれるカードマジックが実に素晴らしい。ただし深夜にしか出勤してこない。ウェスタンや乗馬やマジックに凝る店主のグッズが店内にいろいろ飾られ、いい雰囲気。黒田征太郎イラストも飾られている。一時期ホントによく行った店。99年9月。再訪多数。※2000年10月から銀座に支店を持った。マスターは銀座に常駐してるみたい。マスターがいないと魅力半減の店ではある。
BAR HIRAMATSU(ミナミ)
大阪市中央区東心斎橋1-8-14 オーブ・ナテビル4F/06-6120-0930/18〜28(祝〜24)/日休
バー。ミナミにある落ち着いたオーセンティックなバー。基本的な「いいバー」の要素はすべて揃ったいい店。そんなに高くなく、いろんな酒が楽しめると思う。敢えて言えば、空間の使い方や調度品の置き方が少しガランとして感じられるのがちょっと残念。ちょっと気分が客観的になってしまう。個人的にはもう少しだけ空間を狭めた方が親密さが出ていいと思った。06年4月。
BeBeDOR(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-19-2 BigOne3F/06-6241-6282/18.30〜28/3000円〜
バー。若い活気とスタンダードな魅力が両立しているバー。マスターのお人柄にも寄るのだろうが、全体に親密な空気が漂っているし客層もわりといい。ちょっとした時にとっておきたくなるバーである。最後の見送りもなかなか良い。00年11月。
マルコ・ポーロ(西宮北口)
兵庫県西宮市甲風園1-4-12不二屋ビルB1F/17.30〜24/日休/8000円〜
ワインバー。阪急西宮北口駅前のビルの地下一階。木をふんだんに使った店内は雰囲気がよくてくつろげる。料理はフレンチ系のものがいろいろ。それなりに安定した味。ワイン自体はヴィンテージの古いものはほとんどない。でも相対的にとても安く出してくれている。無難なドメーヌのものが多いのが詳しい人には不満かもしれないが、まぁはずれがないというのはいいことだ。どんどんマニアック化するそこらのワインバーと比べると素人くさいかもしれないが、くつろいでワインを楽しむ、という本来の意味のワインバーとしては秀逸。ジャン・ムーランのサービスにいた女性がソムリエールとして勧めてくれる。98年12月。※2002年1月に閉店した模様。残念。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
遊山(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町10-43/0798-36-5112/18〜25/不定休
バー。阪急夙川駅の駅前、マクドナルドの裏の方にあるバーで、マスターがひとりでやっている。木材を印象的に使った店内は温かい雰囲気に溢れ、おいしい酒がゆっくり飲める。珍しいジンやバーボンの品揃えもいいし、日本酒も揃っている。料理もまぁまぁおいしいし、夙川近辺では珍しい「大人のバー」である。とても重宝して使用させてもらっている。00年3月。再訪多数。
THE BARNS(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩8-13/0798-72-4110
バー。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
MOON JELLY(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町8-14/0798-75-2900/19〜26/無休
バー。青く光る丸い建物の外観に驚きつつ、地下へのらせん階段を降りていくと、もっと不思議な空間が広がっている。店内にある巨大な水槽の中には生きたクラゲたちの姿がライトに照らされゆっくり漂う。その周りに配されたカウンター席。壁は岩っぽくなっている。…まぁこんな感じで、大人がゆっくりというよりは若者が喜ぶ感じになっている。デートなんかには(意外性もあって)いいのでは? 02年8月。
the rugby club KOBE(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町9-12 ファルコビルB1F/0798-70-2005
バー。元神戸製鋼の大八木淳史氏の実兄がマスターをやっているラグビーファンのための店。以前はもう少し川寄りの方でやっていたと記憶をしているが、今現在はここで。各国のラガーシャツやサインなどが飾られ、ラグビーファンにはたまらない。ボクも中学高校とラグビーをやっていたので、この店に入ると妙に気が高ぶる。センスも良く、酒も良く、一品もよく、全体に良い店である。02年8月。
BAR曼陀羅(苦楽園)
兵庫県西宮市松ケ丘町10-18 エルパセオ苦楽園2/0798-71-8788/19〜26/日休
バー。苦楽園から芦屋に向かう坂の途中にある不思議な空間。和の建具や古美術、中国の家具、そして洋風な小物、と様々な要素が混じり合って不思議な一体感を醸し出している。掘りごたつの座敷があり、小物などに囲まれて飲んでいると意外と落ち着く。数人でまったりしに来ると楽しいかもしれないバー。97年12月。
ピンクカフェ(芦屋)
兵庫県芦屋市東芦屋町2-14 エクセレント芦屋A/水休
バー。昔は芦屋駅前のコンテナハウスの2Fにあったバーで、当時は毎週のように通った店。ピンクを基調にした店内は若者っぽく、当時若かったボクにはとても寛げたいい店だった。山手幹線のための道路拡張にともない2000年にここに移転。店の感じは変わったが、オーナーの松本和彦さんは昔通り元気で感じが良い。辛口トマトスパゲッティやちくわマヨネーズ、きまぐれサラダ、豚キムチなど、昔からの名物メニューも健在だ。カウンター10席ほどとテーブル2つ。00年5月。再訪多数。
※2004年春に閉店し、北新地に移った。店名も「AGAVE&DRAGO」と変えた。
レフトアローン(芦屋)
兵庫県芦屋市東山町4-13/0797-22-0171/17〜24.30/日休
バー。ジャズライブ。住宅街である芦屋の、いかりスーパーに近い立地で、ライブハウスとしては決して恵まれたロケーションではないが、その老舗の歴史が客を呼ぶ。週末にはジャズのライブがあり、ときたま世界の大物も訪れる。店長の志が感じられるライブハウスだ。広い店内は木の装飾が縦横にめぐらされ独特の雰囲気。なかなかいい。食事は広東料理。酒を飲むことを意識した味付けはツボを心得ておりおいしい。ライブがなくても客が集まるのがわかる味。ネギソバなどうまい。00年1月。再訪数回。
うけ月(芦屋)
兵庫県芦屋市東芦屋町2-14/0797-32-9841/5000円〜
バー。ちょっと小洒落たカウンターバー(テーブルもひとつ)。和風でまとめた店内はなかなか落ち着ける。その日によって変わる食事メニューはバリエはないがわりかしおいしく、よく酒が進む。ワインが2種類しかないのが惜しいが、まぁワインバーではないのだし。00年6月。
THE BAR(芦屋)
兵庫県芦屋市公光町9-3 イザビル1F/0797-32-1942/17〜25/無休
バー。オーセンティックな落ち着いたバー。その店名が示す通りの志で、多少肩が凝る感じもするが、通い慣れると意外と落ち着ける。1985年オープン当時はこういうバーは芦屋にあまりなく、大人な遊び人が集まっていた場所でもあった。グラスシャンパンをきちんと用意していたり、当時としては圧倒的にオシャレだったなぁ。今では時代が追いついてわりと普通っぽいか。95年3月。再訪数回。
芦屋日記(芦屋)
兵庫県芦屋市公光町9-3 イザビル4F/0797-23-5252/18〜26/無休
バー。ガラス張り&ソファ&照明が暗い店内は一度腰を落ち着けると他の店に流れたくなくなってしまう。ゆっくり座ってゆっくり飲んで数時間、という感じ。BGMはジャズで、これまた落ち着ける。店名が少しお水っぽいが、意外と落ち着けるいいバーである。フルーツ系のカクテルが売りのようでいろいろ用意している。95年7月。再訪数回。
フー・ド・ヴァン(芦屋)
兵庫県芦屋市大桝町7-13セレーノ芦屋/0797-25-5351/18〜24/水休/2000円〜
ワインバー。1Fがワインショップで2Fがワインバー。同じ経営だからワインショップで買うような気軽な値段でワインが楽しめる。その日のグラスワインは3種揃っていて、店主の伊藤さん(この方のチョイスをボクは信頼している)が自信を持って薦めてくれるワインが飲める。値段も安い。酒蔵の古材を利用したバーはとても居心地良く、また、伊藤さんが調理する料理もとてもおいしい(メニューのセンスもいい)。ワイン以外のお酒もきっちり揃っており、気軽で大人なワインバーとして秀逸だ。こういう店が街にひとつあったら、その街は幸せな街になるだろう。阪神芦屋駅前のアンリ・シャルパンティエがある通りを東にしばらく行って右に入ってすぐ。01年11月。再訪数回。
アペラシオン(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通1-10-9生田新道ビル1F/078-391-0558/18〜26/火休/3000円〜
ワインバー。ワインの種類は多くリニエやらアンポーやら通ウケするようなものを多く取りそろえている。値段的にはお得なのもあり、高いのもあり、バランスは悪くない。全体的に2〜3万円のものが充実している。が、びびる必要なし。ちゃんと逃げ道は用意してある。それとグラスワインが安めの設定。狭いが雰囲気はいいし、なにより東急ハンズ斜め前という立地が便利。料理も少しある。99年9月。
YANAGASE(三宮)
兵庫県神戸市中央区山本通1-1-2/078-291-0715/17.30〜24/無休
バー。北野の不動坂の途中にある、蔦の絡まる一軒家バー。そこにかかる小さな看板。風情溢れる名店である。カウンターとソファーがあり、落ち着いた雰囲気。店名は先代の出身地からとったと言う。神戸は意外と「ここぞ!」というバーが少ないが(いくつか震災で壊れてしまったし)、この「YANAGASE」はそんな中、貴重な一軒。00年4月。
ソネ(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通1-24-10/078-221-2055/17〜24.30/無休/3000円〜
ジャズ・クラブ。三宮の老舗ジャズライブスポット。すっごく久しぶりに行ったが十年一日のごとく変わらなかった。変わらないのがココの魅力だろう。関西の実力派ベテランプレーヤーのステージを楽しみ、ゆっくり気長に酒を飲む。神戸らしい大人のジャズバーなのである。チャージが700円と安いのも魅力。テーブル席ではフレンチも楽しめるが未体験。00年5月。
クロ・ド・ブージェ(京都)
京都府京都市中京区河原町三条下ル二筋目東入ルワールド会館2F/075-212-3487/5000円〜
ワインバー。狭く小さな店。無口なマスターがひとり、含羞&自然体でワインを出してくれる。入店してカウンターに座ると、しっかりワインと対峙しなければならないような緊張感に襲われるが、時間が経ちマスターとしっかり打ち解けてくるともう大丈夫。長年通い慣れたように気楽に飲める店となる。不思議な店である。入り口に置かれた木箱やダンボールがちょっと気になるが、逆にこれが親密な空間の演出になっているのかもしれない。ブルゴーニュを中心に充実の品揃え。シャンパンとかもグラスで開けてくれる。01年3月。再訪数回。
祇園サンボア(京都)
京都府京都市東山区祇園南側有楽町570/075-541-7509/18〜24/月休
バー。祇園の路地にひっそりあるバー。小料理屋のような暖簾がかかる珍しいバーだが、この暖簾は行きつけであった山口瞳氏の筆によるものである。彼のこの店への想いは著書「行きつけの店」に書いてある。勝負のマティーニ。ボクもそれに憧れてこの店に何度か訪れた(残念ながらお目当てのお母さんは亡くなられてしまったが)。サンボアは大阪・京都・東京などに10軒前後あるが、チェーン店ではなく暖簾分けである。その中でもボクはこの「祇園サンボア」とお初天神の「北サンボア」が特に好き。謙虚で上品で大人なカウンター。他のサンボアと違ってスタンディングではないのだが、サッと飲んでサッと帰るのが暗黙のルールなのはここも同じ。95年頃初訪問。再訪数回。
@satonao310