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甚五郎

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大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-5
06-6341-2901
17〜22
日祝休


割烹。
昭和4年から北新地で営業しているわりには穴場っぽい店。

四つ橋筋から新地本通りを入ってすぐの左側に、素晴らしい木彫看板の古い一軒家割烹がそれ。

まずは雰囲気がとてもいい。
古いけど清潔な店内。趣がある設え。白いカバーつきのイス。よく手入れがされた厨房。佇まいがとてもいい。そして接客はおばあちゃんたち。料理人はおじいちゃんひとり。サービスはあまり気がつかないし、料理の出も決して早くないけど、なんだかゆったりほんわかしていて、とてもくつろげる店だ。

カウンターとテーブル。
カウンターでひとり飲んでると時の流れを忘れる。

ちなみにこの店、「キュウリ巻き」発祥の店らしい。
もともとのもともとは屋台の鮨屋だったらしく、そこで初代が編み出したのがキュウリ巻き。
だから登録商標を持っている。「他の鮨屋もマネして作りはったんやけど、キュウリ巻きという言葉を使えんで、困って苦肉の策で『カッパ巻き』という言葉をひねりだしはったんやねぇ」とご主人が語ってくれた。
いまでは「カッパ巻き」という言葉の方が普及しているけど、この言葉もこの店あってのものだったわけである。

ちなみに話の流れで店名についても聞いてみたら、店名は伝説の職人「左甚五郎」から取ったらしい。例の日光東照宮の。あの名人甚五郎のように器用に料理が作れるように、という初代の願いが入っていると言っていた。余談になるが、カッパ(河童)って左甚五郎が創造した人造人間だという伝説が残っているらしい。カッパ周りに縁がある店かも(笑)

料理は野菜の炊き合わせや煮魚みたいなのがとても上品でうまい。
つまり「炊いたん」と「煮たん」がうまい。
もともと鮨割烹だったと聞いたので鮨も頼んでみたが、タネも酢飯も大振りで武骨な鮨だった。屋台っぽい昔味とも言えるが、現代ではバランスはもうひとつ。だからここは「炊いたん」と「煮たん」がオススメ。あ、刺身や寄せ鍋も良い。

発祥であるキュウリ巻きは、海苔を一周半使うので多少食感が悪いんだけど、素朴でよい。特にその歴史とともに食べるとうれしい感じ。

きちんとした歴史ある割烹で、雰囲気も抜群なのに、本当に気軽で楽ちんな店。大阪っぽくてとてもいい。値段もそんなに高くなく、5000円〜8000円くらいで収まると思う(もちろんいっぱい食べたらわからんけど)。


06年4月初訪問。06年12月再訪。


甚五郎
※クリックすると拡大表示

2007年06月06日(水) 19:43:24・リンク用URL

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