◆「播半」
料亭:兵庫・西宮
兵庫県西宮市甲陽園東山町9-39/0798-73-1800/11.30〜21/無休
日本人は不思議だ。フランスの高級三つ星レストランにはワイワイ出かけるのに、自分の国の高級料亭とかにはめったに行かない。ほとんどの人が一生に一回も行かずに死んでいくだろう。なのにそういう人でもパリの三つ星には行ったことがあったりするのだ。不思議だ。なんとも不自然だ。
会社の同僚女性とかに聞いても、パリの三つ星には「3軒行きました〜」「私まだ1軒しか行ったことなくて」とか答えるのに、日本の高級料亭はみな未体験ゾーン。むやみに怖がっている。まぁ一見(いちげん)を入れてくれない料亭もあるけど、名だたる高級料亭を知ってからパリの三つ星を知ったって遅くはないと思うぞ。航空運賃と食事代合わせたら、高級料亭3回くらい軽く行けるんだから。
…まぁかくいうボクも高級料亭にはほとんど行ったことないのだけどね(なんじゃそりゃ)。やっぱり高いし、作法とかも面倒くさそうだし、足もしびれそうだしね。でも、やっぱり日本人としてもっともっと料亭に触れるべきだとボクは思う。とりあえず昼食に訪れて、料亭文化を肌で感じるところから始めたらどうだろう。
西宮にある「播半(はりはん)」は創業明治12年の老舗(しにせ)料亭(料理旅館)。庭、建物、そして料理、と三拍子そろった名料亭だ。山あり谷ありの庭は約1万坪。母屋も数寄屋造りで大変美しい。料理もツボを押さえた作りでとてもうまいのである。
この高級料亭で、昼だとお弁当が5000円で楽しめる(平日。季節によって少々変わる)。うれしいでしょ? いかにも料亭なこの空間で、昼からゆっくり和に浸る……。ちょっと和服でも着てみたくなる、そんな非日常がそこにあるのである。わふーー!