トップ > おいしい店リスト > さとなおの好きな店リスト > はがくれ
はがくれ
大阪府大阪市北区梅田1-1-3 駅前第三ビルB2F
06-6341-1409
11〜20
土日祝休
さぬきうどん。
ここを初めて知った時の衝撃からボクはさぬきうどんにはまり、さぬきうどんを食べるためだけに香川へ行き(まだブーム前)、あげくの果て「うまひゃひゃさぬきうどん」という本まで書いた。
1993〜96年くらいのこの店は、マジで大阪一、いや全国的にもトップクラスのうどんを出していたと思う。
その辺の「熱い想い」はココの後半あたりに書いてある。リンク先を少しだけ引用してみる(大文字などの演出は抜きます)。
まぁささいなことだけど、ボクにとっては印象的な出来事であったわけです。コシ以外にどんな魅力があるのだろう…。
そう潜在意識で疑問を持ちつつ、東京に転勤して行ってしまったKさんのことも忘れかけたある日(4年前)、あるうどん屋に出会ったのであった。
そこは大阪駅前第3ビルの地下にある「はがくれ」というさぬきうどんの店であった。決しておいしそうな感じのしない店構えの店である。
いまでこそ雑誌やマスヒロが取り上げてしまって「行列の店」として有名になったが、ボクが何の気なしに入った頃は全然客が入っていなくて寂しげな店だった。
「生(き)じょうゆうどん」という、名前だけは知っていたけど食べたことがなかったメニューをオーダーした。出来たての麺にしょうゆをタラッと垂らすだけのシンプルな食べ方である。うどん本来の味がよくわかる食べ方だ。ズズズ。
あまり噛まずに喉で食べた………そして、食べた瞬間、いままでのうどん観がいかに浅はかなものであったかを思い知らされたのである。
「う、う、うまいい〜!
こ、これが本当のうどんか!
こ、これなのかぁ!
Kさん、やっとわかったぜ!ビバ!」答えはこの寂れた店にあったのである。
おかわりをした。盛大に音を立てて喉で食べた。……う、うまい。
なんちゅうコシじゃ! この麺、噛んだらもっとうまい〜!勢いよく、盛大に音を立てて食べた。その食いっぷりを見て「お客さん、麺好きだねぇ」と店主がニコニコ寄ってきた。
「うちは麺だけは自信があるからね。ハハハ」
うまかった。
この生じょうゆうどんを越えるうどんが日本にあるとは思えないうまさだった。それからはその店に通った。
だんだん周辺の人に口コミでうまさが伝わったのだろう。どんどん混んできた。
山本益博氏や田中康夫氏、家庭画報などがベタ褒めして一気にブレイクした。しまいにはフランスの三ツ星レストランのシェフ、ベルナール・ロワゾーまで来店するような事態となった。いまや11時半に行っても20人は並んでいる。13時半に行っても20人は並んでいる。試しに14時半に行ってみたらさすがに行列は減っていたがそれでも10人は並んでいた。
でも、いまでも店主はボクが行くと大事にしてくれるのである。糟糠の客は強し!
「まいど! 相変わらず麺好きだね!」
ま、とにかくこんな感じで、当時はどれだけ通ったか。
「生じょうゆ」ダブルに「野菜てんぷら」の組み合わせで食べていた。ちなみに麺をダブルでもらっても値段は一緒である。
その後、香川で強烈なさぬきうどん体験をして、相対的に自分の中で地位が下がってはしまったが、相変わらず本州で食べられるうどんとしてはトップだと思う。
ただし、97年98年と多少味の衰えが感じられ、2000年に行ったときは「どうしたんだろう」と不安になる出来だった(若い弟子をたくさん抱えていて、打ち手ごとの個人差もあるとは思うが、店主は相変わらずちゃんと出て打ってくれていた)。
最近では2004年に訪問。
そのときは「お、昔の味!」と喜んだ。
今は味が戻っているのかもしれない。戻っていないのかもしれない。もしくはその時によって変わるという不安定な状態なのかもしれない。
でも、この店が1990年代中盤に出来て大阪のうどん地図が変わったのは確か。大阪に大きな足あとを残す名店である。
1993年ころ初訪問。再訪多数。2004年11月最新訪問。
※大阪には他に数店「はがくれ」という店名のさぬきうどん店がある。でも、基本的にこの店と関係ない、とのこと(店主の奥さん談)。
2007年03月10日(土) 17:39:56・リンク用URL
@satonao310