◆「サウンドイン・サム」
バー:大阪・北新地
大阪市北区曽根崎新地1-3-21日宝スタービル4F/06-6345-8607/18〜/土日祝休
北新地の新地本通りに四つ橋筋から入って(西から入って)2〜3軒目のビルの4階。
なんだかうすら寂しいこの季節。急にもとまろの「サルビアの花」やNSPの「夕暮れ時はさみしそう」を聴きたくなるボク。あ、ビリー・バンバンの「さよならをするために」も聴きたい。バンバンといえば「いちご白書をもう一度」もたまにはいいな。「もう一度」と言えば小坂明子にそんな曲なかったっけ?
小坂と言えば、小坂恭子の「想い出まくら」も聴きたいぞ!んー、聴きたい!聴いて泣きたい!泣いて飲みたい!飲んで歌いたい! カラオケなんかでなく、オリジナルの歌声に合わせて大声で歌いたい!ああ! …って、なんかひとりで興奮してしまったが、ま、懐かしい曲たちと一緒に酒飲みたい時ってあるよね。その時代の空気、暮らしていた部屋のにおいまで瞬間によみがえってくる懐かしい曲たち。最高の酒のさかなではないか。
今回ご紹介する「サウンドイン・サム」はそんなアナタの思いに確実にこたえてくれるタイムスリップ・バー。マスター自身が手作業で録音したカセットテープが、なんと歌謡曲なら約30万曲、外国ポップスなら約20万曲。60〜70年代を中心に、ひたすらアナタのリクエストを待っている。「えーと、柴田まゆみの『白いページの中に』なんてないよねー」「もちろんあります」「じゃ、金井夕子の『パステルラブ』は…?」「当然あります」。うーん、ない曲はまずないのだ!
元スクールメイツ出身のマスターは芸能界の裏の裏まで知り尽くしていて曲にまつわるいろんな話もおもしろおかしく披露してくれる。狭い店内は壁と言わず天井と言わずブロマイドやジャケットだらけ。そう、ここでウイスキーを飲むとアナタは確実に過去へ行ける。知る人ぞ知る「大阪名物」とはこの店のことである。