トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【関西】〜和食系(鮨、蕎麦、小料理、とり、鍋……)
さとなおの行った店リスト 関西
和食系(鮨、蕎麦、小料理、とり、鍋……)
このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものです。
個人サイトの個人的食べ歩き記録です。ガイドでも評価でもありません。
ですので、読者の読みやすさなどを考えず、ざっと一覧してあります。コメントも短く散漫なものです。ご了承ください。
関西には1985年から2000年春まで住んでいました。その後は東京に住んでいます。
ですので、関西編に関しては2000年以前の古い訪問年月日のものがほとんどになっています。その後、当然、店は変化しています。定休日や営業時間などについても変わっている可能性があります(閉店した店もあります)。電話や店のサイトでお確かめください。
この個人的食べ歩き記録を利用して、あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較することができます。そうして趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べ、趣味嗜好が近かった方は「さとなおの好きな店リスト」をご利用ください。店の選択がより便利になっています(「このコーナーの使い方」参照)。
なお、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表しています。ボク個人の「お気に入り度」の目安として参考にしてください(味の評価でも店の優劣でもありません)。
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| 鮨 |
北新地まぐろ亭(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-15
鮨。男1500円、女1000円で時間制限無し食べ放題の回転寿司屋。日本一の売り上げ(98年当時)を誇る超有名店ゆえ行ってみた。別にこの手の店の存在価値を否定する気はない。回転寿司自体も全然否定しない。ただ、あんまりな味だった。それだけ。そのうえ食べ放題とはいえタネは圧倒的に種類不足だし、ケーキやらなにやら余計なものが多すぎて、1500円が非常に高く感じられる。これならそこらの鮨屋で並握りをふたつ頼んだ方が満腹になるし値段も倍は違わない。そして100倍くらい美味しいだろう。ここより良心的な回転寿司屋は世の中にいくらでもある。なにがそんなに人気なのかココばかりは理解不能。食べ放題とは言え、本当に種類がない。どうなっているのだ。98年9月。※閉店。
松本(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-8
鮨。小料理的な鮨屋で、握りも出す、という感じ。一品メニューが豊富なのでボクは小料理屋として利用することの方が多い。惣菜系の方がうまいのだ。握りは仕事をしたものではないが素材はいいものを使っている。鮮度重視系。タネで勝負している。職人の感じは良い。以前は昼のランチがお得で良かったのだがやめたようだ。97年12月。再訪数回。
※いまはどこかに移転した模様。
西本(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-9-9黒井ビル3F/06-6348-1147/18〜21/日祝休/10000円〜
鮨。北新地では一番ではないかと評判を取っている店。小さい店だが活気に溢れている。つまみがかなりおいしい。タネ箱の中は魅力的な素材で溢れ、期待が膨らむ。ただ、握りは新鮮なタネとシャリのバランスが悪いのが残念。やはり新地だけあって「つまみでお酒」中心なのかな。初めて行った時「まず鯖とサヨリを切ってください」と頼んだら、鯖の次に穴子が出てきた。思わず「サヨリ?」と笑って聞いたら「そんなサヨリどこにもありませんよ」と言う。んー。頼みもしないものを(それも初めての客に)出してはいけない。ちゃんと勘定つけてたし。全体的に誠意ある店だっただけにそういう点が残念。接待客と社用族に馴れてしまっているのだろう。なお、お持ち帰りの太巻きは美味。新地本通りの一本北の筋。永楽町通り。98年1月。
写楽(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-3-24 エスパス北新地20ビル/06-6344-2808/17.30〜27/日祝休/3000円〜
鮨。東京、名古屋、大阪、仙台、札幌と広がる大チェーン店。北新地の第一号店と第三号店に続けて入る機会があったが、どちらも同じ様な味(当たり前か)。仕入れが一緒なのだろうし。店員の腕も画一的な印象だ。厳しく言えば回転寿司よりはましな程度かな。ただ、安いので腹一杯食べたい時は重宝するし、職人さんが明るいのが救い。深夜に数軒目でワーッと遊びに来るにはいいかもしれない。タネが全体的に渇き気味なのを何とかしてほしいと思う。北新地内に第一から第四号店まで4つある。98年4月。
奴寿司(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-6-16ホテル阪神B1F/06-6455-0088
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
幸寿司(福島)
大阪府大阪市福島区福島聖天通り商店街
鮨。1985年くらいから95年くらいまで、昼にものすごくお世話になった鮨屋。聖天通り商店街の中ほどにあり、古くて小さなカウンターのみの鮨屋であるが、意外といいタネを用意していておいしい。一半(一人前と半分)でお皿三枚、約15貫。これで1500円ほど。きちんと活け海老を使っていたりする。つるっぱげの素晴らしい佇まいのご主人は途中から店に出なくなり、息子さんのみになったが、それからはあまり行っていない。95年12月。再訪多数。
延重(福島)
大阪府大阪市福島区福島7-17-15/06-6451-7026/18〜22/日祝休
鮨。えんじゅう、と読む。福島のちょっと寂しげな地域にポツリとあり、ちょっと隠れ家風に使える店。清潔で感じのよい設え。カウンターとテーブルひとつ。ご主人がひとりでやっている。鮨の前にいろいろ出る料理物がいい。刺身盛り合わせ。焼き魚。煮魚。どれもおいしい。話に花が咲く謙虚でおいしい料理群。ちょっと残念なのは、それに比べると握りがもうひとつなこと。酢飯とタネのバランスがよくない。だから鮨よりも魚の一品でお酒を飲むのがいいかもしれない。
また、この店はおまかせコースが3500円からあり、これがお得だとか。刺身盛り合わせ、焼き魚、煮魚、握りがついて3500円。この雰囲気と料理でこの値段はうれしいところ。10年2月。
ゑんどう寿司(福島)
大阪府大阪市福島区野田1-1-86中央卸売市場内/06-6469-7108/5〜14/日祝休/4000円
鮨。つかみ寿司で有名。温かい酢飯を使ってつかむように握ったその鮨はタネがいいこともあっておいしいが、握りというより「おにぎり」に近い感じ。タネと酢飯をゆるくつかんだだけ。小うるさく言えば鮨とは別物なのだが、うまいからOK。というか、もともと忙しい市場で生まれたものなので、これはこういうものなのだ。ボクはわりと好きである。ちなみにここのアジ棒・穴子棒はうまい。上まぜ(握り盛り合わせ)ふたつとアジ棒を食べてお腹一杯というのがいつものパターン。
中央市場店は早朝〜昼で閉店してしまい、一般人が食べにくいこともあり、京橋に支店が出来た。京橋「京阪モール」内(06-6352-5564/11〜22/第1・3木休)。99年2月。
ざこば鮨本店(福島)
大阪府大阪市福島区野田4-3-24 野田商店街/06-6461-1625/10〜21/第3火休/2000円〜
鮨。その昔、京町堀、江戸堀付近は雑喉場(ざこば)といわれて魚介類を扱う場所だった。たぶんそこから店名が取られたのだろう。中央卸売市場の西口横にあるだけあって、鮮度は抜群。魚臭さもない。酢飯もタネも大きめでわりとバランスがとれている。タネが大きすぎる鮨が握りが多い中、ちゃんと口の中での溶け具合を考えている感じ。酢飯は甘めなのだが、タネがそれに上手にバランスしていておいしい。そしてなにより安い。なんとなく先入観をもって避けていたが、全体に思ったよりずっといい店だった。店内は安っぽいし流れる演歌に面食らうが、安くわさわさ鮨を喰らいたいのであればおすすめ。00年4月。
小好鮨(梅田)
大阪府大阪市北区芝田1-3-12/06-6372-5747/18〜23/日祝休/5000円
鮨。「こよしずし」。角地にあり、戸を開けるとすぐ客の背中。こぢんまりと言うよりちょっと狭苦しい店内。清潔ではあるのだが生臭い匂いが強くするのが玉に瑕。なかなかつらい。しょうゆでなく塩で食べる鮨。タネはでかく酢飯とのバランスはあまりよくない。タネの温度と酢飯の温度もバラバラ。人気はあるようだがボクの好みには合わないようだ。たまごはまぁまぁ。ただとても安いのはうれしい。95年4月。
すし半千八(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-21お初天神ビル1F/06-6361-7005/11〜14/17〜23/日休/6000円〜
鮨。一貫100円からある良心的な店。合鴨の握りなど珍しいのもある。それなりにいい握りもあるが全体にまぁ普通かな。安心して食べられていい店だが…。特に印象に残っているのは太刀魚のあぶり握り。お初天神の北側入り口横。99年2月。
門黒本店(十三)
大阪府大阪市淀川区十三本町2-3-10/06-6301-4755/12〜23/日休/3000円〜
鮨。十三にある古い鮨屋。ざっくばらんながらもいい雰囲気の店でおいしい空気が漂っている。20代中盤で入店してもあまり怖じ気づかずに済む貴重な店で、ボクはよく通った。鮨よりも刺身が売りだし、実際、握りよりいいと思う。天然物をばんばん贅沢に切ってくれる上に安いのだ。それに比べると握りはもうひとつ。鮮度が勝ちすぎて酢飯とのバランスが悪い。まぁ全体にとても安いので文句はないのだが。94年10月。再訪数回。
吉野寿司(本町)
大阪府大阪市中央区淡路町3-4-14/06-6231-7181/11.30〜20.30/土日祝休/3000円〜
鮨。本来は「吉野すし」の「すし」は難しい字である。天保12年(1841)に創業した大阪寿司の老舗。店名のショルダーコピーに「二寸六分の懐石」とある。つまり、二寸六分の独特の押し型を使って、鯛すし・穴子すし・こけらずし(玉子と海老)を別々に押し、六等分したものを二切れずつ合わせて「一枚」(一人前:1550円)とするらしい。その中には酢の物・蒸し物・焼き物・煮物がすべて入っている、という意味で「二寸六分の懐石」なのだろう。その押し寿司がやはりいい。まずは見た目が非常に美しい。絵巻物のようである。ただ、味はわりと普通。見た目よりは甘くないが、意外と普通、というのが正直な印象。袱紗や巻き寿司と合わせて大阪土産としてお持たせするにはとても喜ばれるが。98年4月。
乾山(京橋)
大阪府大阪市中央区城見1-4-1ホテルニューオータニ3F/06-6944-1575/11.30〜14.30/17.30〜21.30/無休/8000円〜
鮨。ホテル・ニューオータニ内にある鮨屋。「けんざん」と読み正確には「けん」の字が違うが、コンピューターでは出ない。タネを重視しているようで、大振りのタネに小さめの酢飯。バランスがあまりよくなく、握りとしてはボクの好みではない。握りで食べるのではなく刺身で食べた方がボクにはいいようだ。高いものを頼まず一貫ずつ10ほどお茶で食べて9000円ほど。まぁホテルだから仕方ないけど、高いなぁ。大阪だと高く感じる。同じホテルでも、帝国ホテルの「久兵衛」の方が数段上な印象。98年5月。
久兵衛(天満橋)
大阪府大阪市北区天満橋1-8-50帝国ホテル24F/06-6357-1388/11.30〜14.30/17.30〜21.30/無休/6000円〜
鮨。帝国ホテルにある銀座の名店の支店。さすがに江戸前で関西では置いていないことも多いコハダもある。握りは本店同様小振りであっさり。タネと酢飯のバランスがよく美味しい。一貫ずつ、コハダ、こあじ、鯖、あおりイカ、生とり貝、煮ハマ、赤身、青柳、平貝、梅シソをお茶で食べて税込み4735円。高いのを頼んでいないこともあるが、質を考えれば安いと思う。ただかなり客層が下品めなのが玉に瑕。香水・タバコ・大声…。まぁこれは大阪自体の問題でもあるのだが。98年5月。
元祖○政(江戸堀)
大阪府大阪市西区江戸堀1-23-33/06-6441-4258/11〜20.30/日祝休/5000円
鮨。「まるまさ」と読む。大阪寿司の老舗。丁寧に手をかけた押し寿司で穴子、太巻きなど滋味あふれる系だ。もともと江戸前の握り鮨の方が好きなのでそれほど感動はなかったが、それでもとても真面目にしっかり作っている。以前の店舗はとっても趣があったのだが、引越してからそれがなくなったのが残念。95年7月。再訪数回。
新町冨久鮓(新町)
大阪府大阪市西区新町1-23-12/06-6541-3889/15000円
鮨。握りの前にいろいろ料理が出てきてそれでお腹が一杯になってしまう。全体に高級素材のオンパレード的なつまみ群。そういうのが好きな方にはたまらないだろう。それに比べて握りはもうひとつ印象に残らない。巨大なタネで握るタイプ。名物に一匹使いの穴子の握りがあるが、ネタが巨大すぎかも。全体にご主人主導でどんどん進み、どちらかというとご主人に客が気を遣って進行していくタイプの店。料理系は良いのだが…。冬はふぐちりもするが特には印象に残らなかった。全体的に高額でもある。96年10月。
末廣鮨(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前1-7-1道頓堀東映裏/06-6211-8341/17〜24/月休/6000円〜
鮨。明治時代からの老舗。もともとは大阪寿司の店だったのを戦後に江戸前に転向したらしい。玉子の握りなどにその面影が残っている。全体にタネがいい。だからここでは切ってもらって一杯、が正しいのかもしれない。握りももちろん標準点はクリアしているとは思うが、酢飯とのバランスはもうひとつ。口の中で一緒に溶けてほしい、と贅沢を思う。若い四代目がいろんな工夫をしているので今後が楽しみな店でもある。相合橋筋にあり周辺は下世話でエッチだが店は清潔。気持ちはいい。ちなみに今ではアメリカを中心に一般的になっている逆のり巻き(のりが中に来るタイプ)はここの先代が考案したらしい(この店では「うず潮巻き」と呼ぶ)。98年7月。
真砂屋(甲子園)
兵庫県西宮市若草町1-3-9/0798-47-8518/17〜23/水休/4000円〜
鮨。小さく素朴なお店だがとてもリーズナブルないい鮨を出す。「真砂スペシャル」というコースがあって、要はおまかせなのだが、4000円程度でいいタネを選んで握ってくれる。これが何と言ってもお得。握りはタネが横に長く、そんなに美しいとはいえない姿だが、安くてまぁまぁおいしいのでよし。甲子園方面の鮨としてはココがオススメ。98年3月。
大天寿司(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町5-20/0798-71-2116/11.30〜13.40/16〜19.40/月・第3火休/2000円〜
鮨。苦楽園口界隈では知らない人はいない有名店。苦楽園口駅前の道をからずっと来た左側にある。6年ぶりに訪れたが店内新装していてずいぶん明るくなった。相変わらず美味しそうな雰囲気が漂っている。ここはタネがいい。つまみでいろいろ頼みたくなる。でも握りになると酢飯とのバランスが悪くなるのが残念。例えば赤身など酢飯の3倍あるネタが乗る。賛否は分かれるところだろう。全体的にタネ・酢飯ともに甘めにまとめてあり、ファンが多いのもうなずける味。創作握りもとろけ系で若者受けしそうな感じ。でも、この店が特にいいのは値段の安さだろう。お茶で一貫ずつ12種類ほど食べて2000円ちょいだった。仕事をした江戸前鮨としてはもうひとつかもだが、安心して食べられる住宅街の鮨屋としてはかなりいいと思う。ただ、周辺に住む超おぼっちゃま小学生がカウンターに座って「うに、とろ、うに、とろ」と頼んでいるのに怒らない精神の強さが必要。あと行列に勝つ忍耐力も。98年1月。再訪数回。
鮨如月(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町6-14/0797-21-1234/11〜24/3000円
鮨。99年に出来たばかりの店。小振りで塩加減もよく、口の中でのほぐれ方もまぁまぁだが、まだ完成されていない感じ。ごく普通の印象。お若いご主人なのでまだ試行錯誤の途中なのかもしれない。真面目で誠意あるいい握りだと思ったがもう少し。白身はなかなかだったが、あとがついてこなかった。となりの公園の桜がキレイなので、春はいいロケーション。01年3月。
松葉(元町)
兵庫県神戸市中央区元町3-15-11/078-331-1669/20000円
鮨。ご主人と奥さんが2人でやっているカウンターだけの店で、客もごく少ししか取らない。佇まいがいい店だが中に入るとわりとカジュアル。この店のすごいところは仕入れ。厳選された素材は抜群だ。だからまず刺身が絶品。いろいろ工夫して調理して出してくれるのだがそれぞれにおいしい。ただ刺身や料理に比べると握り自体はもうひとつ。急に普通になってしまう印象。この店は感じのいいご主人と奥さんと話をしながら、刺身でおいしいお酒を飲むのが一番いいのかもしれない。あ、あと、かなり高めなので注意。97年5月。※奥さんが亡くなり、ご主人は店をたたもうとしたらしいが常連さんたちに引き止められ継続しているとのこと。もう80歳を越え、とてもわがまま(いい意味)にやられているらしい(笑)07年12月情報。
大槻(三宮)
兵庫県神戸市中央区北長狭通り2-6-15/078-331-7831/12〜14/17〜20/水休/6000円〜
鮨。神戸近辺ではトップクラスかなぁと個人的には思う。清潔かつ良い雰囲気で美味しい。品がよくバランスもいい。とてもいい店だ。ちょっとネタが大きめでシャリとのバランスを少し悪く感じるがそんなこと言い出したら神戸で行く店がない。タコの柔らか煮、穴子など仕事のされたものも美味しい。手のかかる新子などもちゃんと置いている。トアロードデリカテッセンの真裏。細い路地にある。予約がきかないらしいので早めに行くといい。97年10月。再訪数回。
鮨処 順(三宮)
兵庫県神戸市中央区小野柄通8-1-8 そごう神戸店新館2F/078-251-5855/11〜21.30/不定休/2000円〜
鮨。そごう新館の2階にある。江戸前の鮨屋で銀座が本店らしい。握りはそれぞれ標準的でうまいが、ここのオススメは「浜川丼」(1500円)と「ヅケ穴子丼」(2200円)。両方とも穴子が二本、丼からはみ出す勢いで乗っている。穴子の温度と酢飯の温度があわないのが惜しいが、「ヅケ穴子丼」は酢飯の中にヅケやタコやトビッコが隠されており楽しい趣向。丼にしては高いがまぁまぁ楽しめる。00年4月。
まるも(神戸)
兵庫県神戸市兵庫区中之島2-1-6/078-671-3555/11〜14.30/17〜20.30/日祝休/6000円〜
鮨。神戸の中央卸売市場の中にある市場鮨店。なので、タネの鮮度と雰囲気を楽しむ店だろう。握り自体はタネに負けていてバランスがもうひとつ。刺身でいただく方がいいと思う。季節によっては珍しい魚も出るので、よく大将に聞いて切ってもらうと良い。雰囲気がディープでなかなか良いのでそういうのを好きな方におすすめ。97年10月。
菊水鮓(明石)
兵庫県明石市桜町11-26/078-911-3513/11.30〜20.30/8000円
鮨。明治30年創業の大老舗。この店はよく通った。明石を代表する老舗鮨店だけあって仕入れルートは最高。明石の魚市場から届いた瀬戸内の捕れたての魚を握ってくれる。そうなると鮮度重視かというとそうでもなく、きちんと仕事をしたタネもある。酢飯とのバランスもなかなか良い。名物は穴子鮨で、新香巻きが特にうまい。店も清潔。雰囲気もよし。外観が料亭風なので、入るのにちょっと勇気がいるが、店員も職人もみんな優しいので大丈夫。この店でおいしい思いをするコツは「大将の前に座って握ってもらうこと」に尽きる。大将以外だと…ちょっと残念なときがある。95年1月。再訪多数。
鮨の増田屋(垂水)
兵庫県神戸市垂水区平磯1-1-23/078-752-1111/11〜20/火休/1000円〜
鮨。1949年創業の「増田屋」の2号線沿い大型店。休日ともなれば2号線がこの店に並ぶクルマで渋滞したものである。タネが酢飯の倍以上あるデカネタで人気。しかも激安。お好みで握ってもらっても一貫が90〜200円程度なので3000円も出せばお腹一杯になれる。タネと酢飯のバランスは悪いし、握りとしては回転寿司レベルではあるし、デカネタ系はボクは好きではないのだが、安いしでかいし腹一杯になるし、中途半端な鮨店に比べて幸せ度のレベルが違うのは確か。家族などで訪れると楽しいだろう。1987年ころ初訪問。再訪数回。
寿司 四季(京都)
京都府京都市下京区JR京都駅中央口ホテルグランヴィア京都3F/075-352-6607/11.30〜15/17.30〜22/無休
鮨。京都駅構内と言ってもいい場所にあるホテルグランヴィア。その3階はちょっとした高級食堂街になっている。その中の一店。食が充実した京都にあってわざわざこの食堂街を利用するのは時間がない人、もしくは乗り継ぎで時間が余った人だろうか。まぁこの店はその需要はちゃんと満たしており、普通にはおいしい。でもどこまで行っても普通だ。印象に残る握りはなく、すべてにそこそこおいしい感じ。まぁ5000円くらいのコースなので素材とかは悪くないし、丁寧に握ってあるし。でも、5000円出すなら他の店をオススメする。10年2月。
乙羽(京都)
京都市中京区新京極通四条上ル中之町565/075-221-2412/11〜21/月休
鮨。冬季限定の「蒸しずし」で有名。冬の風物詩にもなっている蒸しずしの蒸気が店頭で吹き上がっており、遠くからでもすぐわかる。蒸しずしをあまり知らない人は、ちらしずしを器ごと蒸したものと思えばわかりやすいかもしれない。丼ごと蒸すせいか丼が熱くて持てず、食べるのに苦労する。あちち。刻んだ焼きハモやかんぴょうなどを混ぜ込んだ酢飯に錦糸卵、しいたけ、あなごなどが載っていて美しい。全体に甘口。なんとなくおやつとご飯の間くらいな心持ちで食べると楽しい感じ。07年10月。
京旭屋(京都)
京都府京都市下京区JR京都駅内 伊勢丹B1F/075-352-1111(代)/10〜20
鯖寿司。朽木鯖街道の名店「朽木旭屋」の売店兼イートインが京都駅の伊勢丹B2Fに入っていて、持ち帰りもできるし、その場で食べることもできるようになっている。一番高い「真幻」(12600円)から3000円程度のものまでいろんな種類があるが、一番安いものでも十分うまい(むしろ脂のノリが良すぎない安いタイプの方が好きな人もいるようだ)。表面だけ炙った「あぶり」という商品もある。イートインでは普通のものと炙ったもののハーフハーフも食べられる。身が厚く、脂も適度でとてもおいしい。お土産には「鯖街道 花折」を買っていたが、京都駅で同じくらいおいしい鯖寿司が手にはいるのはうれしいかも。07年8月。
鯖街道 花折(京都)
京都府京都市左京区下鴨宮崎町121/075-712-5245
鯖寿司。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
いづう(京都)
京都府京都市東山区八坂新地清本町367/075-561-0750/11〜23/火休/2000円〜
鮨。鯖寿司の有名店。立地もよく趣ある店内もなかなかなので一度は訪ねてもいいかもしれない。ただ、ここでは鯖寿司しか食べたことがないが、鯖寿司に関してはいまや他の店で好きな店を見つけたので、そちらを知ってからは足が遠のいている。ちなみに夏の間は冷凍の鯖を使用しているようだ。鯖寿司以外にも、身鯖寿司(皮を除いた身の部分だけを使う)や御台所寿司(ちらし)、鱧寿司(かなり高い)などがある。なお、旅人にはうれしいことに、予約しておけば持ち帰り用の鯖寿司を朝8時から購入可能。お持ち帰り二人前3600円。97年11月。再訪1回。
さか井寿司(京都)
京都市中京区高倉通錦小路下ル/075-231-9240/11.30〜18.30/不定休/1500円〜
鮨。四条烏丸の大丸の裏手、錦市場の入口のところにある小さい小さい鮨屋。6人も座れば満杯だから少し時間を外していったほうがいい。酢飯を使った穴子丼(1400円)が名物。海苔を多量にかけて食べるのだが、穴子のとろけ具合と相まってなかなかのもの。盛り合わせ丼もいい。どちらもすごくおいしいというわけではないが、生活感があるこの空間の中、妙にくつろげて満足感がある。近所のおばさんが世間話をしに来たりしていて、その町に根づいた感じを味わうのがまた楽しい店だ。98年2月。
| 天ぷら |
天富(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-2大川ビル本館2F/06-6341-1959/12〜14/15〜22/日祝休/7000円〜
天ぷら。昼の天丼が「出汁をくぐらせるタイプ」のもので、大阪では珍しくなかなか良い。夜はどうだろう?と期待して出かけたが、比較的フツーであった。5500円と8000円のコースがある。5500円の方はコストパフォーマンスは良かったが、どのネタもあまり印象に残っていない。店員はみな感じが良いしご主人も一生懸命なので、今後に期待。00年3月。
むつごろう(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-10-16永楽ビル2F/06-6341-0377/11.30〜14/17〜23/日祝休/10000円
天ぷら。お昼の定食(日替わりで1000円)は丁寧に作ってありなかなかおいしい。お値打ち。だが、夜は高いわりにそんなに印象に残っていない。無難。お昼のレベルからしてかなり期待したんだけど、少し残念。ただ一品物のお料理はなかなかおいしかった。96年3月。
天丼の店(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前1-8-16/電話なし/10〜19/水・第3木休/500円〜
天丼。消費税込みで天丼500円、の店。メニューはそれだけ。店はカウンター6つのみ。何度か食べているが、とても500円とは思えない量と質。安いもんがうまい大阪の本領発揮な店である。海老が二匹に海苔一枚。衣は厚めで多少べっちゃりしているが、値段を考えると全く文句はない。これに50円の赤だしをとっても550円。安いよなぁ。95年1月。再訪数回。
| 蕎麦 |
そば紀行(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-3-4/06-6348-5558/11.30〜14.30/17〜23/日祝休
そば。箕面にあった店が97年5月19日に引っ越してきた。開店二日目に行ったが蕎麦は香り高くつややかで素晴らしい出来。十割は季節が悪いにもかかわらず見事だった。温かいのも上出来。どちらもつゆが素晴らしくそれだけを飲んじゃいそうな出来。メニューは十割そばと二八そば。それにおろしやにしんやはなまきなどの温かいそば。味噌豆腐やそばがきなど酒のあてもある。巻き寿司もおすすめ。97年5月。
そばがきが最高。温かいのでは岩海苔をのせたはなまきそばがおすすめ。97年6月。
新蕎麦になってから3回行ったがその度にハテナが続いたのは残念。97年12月。
どんどん味が落ちている。この味なら高すぎる。一時は満点つけたそばなのになぁ…。今ではそばよりむしろ巻寿司の方が美味しい。98年6月。
職人が変わってしまったらしい。もうダメかも。99年11月。※店名を変えて安価にして再出発するそうである。前のご主人は箕面で新たに始めたらしい。
十割や(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-4/06-6343-1083/11〜14/17〜29/日祝休
そば。更科の十割がある。つまりつなぎをつかわない蕎麦。でもそれが必ずしもうまくはないことはこの店でわかるだろう。特に更科系はめちゃむずかしい。それなのに朝5時までやっていたりする。うーむ。打ち手がころころ変わるだろうから一概には言えないし、時間帯によってはおいしい時もあるのだろうが、ボクが行ったときはイマイチだった。00年4月。
喜庵(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-3-37/06-6341-1882/11.30〜14/18.30〜25.30/日祝休
そば。ぼそぼそ系のつなぎの少ないそば。うまい。あったかいのはもうひとつだが、。もりはとても良い。冬の季節は「辛味だいこん」がオススメ。ただし胃が痛くなるような辛さなので弱い人は注意が必要。ボクは大好きである。とても美人の女将がいて眼福(昼しか出ないみたい)。趣ある店だ。一品ものも充実している。※新築してビルになってしまった。趣は半減。味はまだ保っている。00年1月。再訪多数。
ちく満(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-4-6/06-6343-1271/11〜19/日祝休
そば。桜橋付近では老舗の部類だろう。にぎわいのある蕎麦屋で、オヤジたちとか溜まっていてなかなかいい感じ。鴨南蛮がわりと好き。ただ、盛りはもうひとつ。卵をいれるつゆがよくないうえに、卵抜きにしてもらってもそばの香りがいまいち立ってこない。汁ものの方が良いかもしれない。96年2月。
竹生庵(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1駅前第3ビルB2/06-6345-0023/11.30〜22
そば。つなぎなしの十割で打ったそば。鹿児島産の玄そばを使っている。雑然とした地下街にあるが清潔で姿勢のしっかりした店の佇まいは悪くない。冷たいそばのみで量も十分。大盛りは倍出てくるから注意。腰は十分、香りはちょっと弱め。水準も志も高いのだが、すべてのそばに胡麻を振ってあるのが疑問。そばの香りが消え、胡麻の香りが前に来る。ちょっと惜しいかも。一品ものもかなり凝っている。水茄子、限定豆腐、しらすなどがおすすめ。97年6月。
瓢亭(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-2-7/06-6311-5041/11.30〜23.30/日休
そば。お初天神近くの風情ある店。近松門左衛門の夕霧太夫にちなんで命名されたという「夕霧そば」が名物。柚子きりの変わりそばで、香りがとてもいい。他に「お初そば(梅和え)」や「カレーそば」「納豆そば」も捨てがたい。いつもどれを頼むか悩む。が、創作や具に頼って麺がもうひとつなのが残念。麺がとてもやわい。麺自体の快感がもっとあればかなりいいと思うのだが。ちなみに「夕霧そば」のつゆには卵が入ってくるのだが、せっかくの柚子の香りが消えてしまうので、入れない方がうまいと思う。「つゆに卵をいれないで」と頼めばそうしてくれる。そばという意味ではなんてことない店なのだが、なんだか好きな店のひとつ。98年11月。再訪多数。
なにわ翁(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-1-18/06-6361-5457
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
出雲そば(島之内)
大阪府大阪市中央区島之内2-10-18/06-6211-7252/12〜22/日祝休/2000円
そば。ちょっと危険なエリアにある店だが、一歩店内に入れば別世界。風情あるインテリア(真っ黒な壁にそばちょこが沢山並んで飾られている)の中、うまい割子そばを食べさせてくれる。出雲のそばの実を甘皮から挽いた黒い蕎麦。香りが高いそれにつゆをかけて紅葉おろしで食べる段取り。出雲産の蕎麦粉を使い、つなぎを使わず丁寧な作り。そば湯にネギを入れてくれたりの心遣いもいい。うまいし落ち着けるいい空間だ。94年2月。再訪数回。
凡愚(大正)
大阪府大阪市大正区泉尾4-4-7/06-6553-7272/11〜16/月火水休
そば。つなぎなしのそば。素材にこだわりきったそのそばは腰十分で香りも良い。極太の田舎そばはボソボソで食感がいまひとつだが、エッジの立ち方や香りは抜群。もともとご主人はカメラマン出身。一緒に働いている奥さんもファッション・デザイナーだったというだけあって、見事に「焦点を絞って絞って切り詰めて出している」感じがする。開店当初はそれがちょっと食べる側の重荷になった部分もありボクは嫌いだったが、再訪するたびに良くなってきている。なお、この店は「凡愚出身のそば職人」を多数輩出しているらしい。教えるのにも長けたご主人なのだろう。98年11月。再訪数回。
大富そば(甲子園)
兵庫県西宮市鳴尾町1-1-12/0798-48-3969/11〜20/月休/1000円〜
そば。更科系っぽい白麺。麺はそれほどでもないが、ここは出汁が美味しい。たまに欲しくなるような家庭的な味でほっとする。だから、ボクにしては珍しく、冷たいそばより温かいそばを頼むことが多い。安心できる味だ。98年7月。再訪数回。
だん忠そば(西宮)
兵庫県西宮市神楽町5-10/0798-34-6057/11.30〜13.45/火休
そば。普通っぽい店なのだが、この辺では人気になっている。味は一般的。特に強い個性もなく、香りも強くない。ご主人の病気が治って再出発したと聞く。2号線の神楽町の交差点を左に曲がってちょっといった右側。97年8月。
夢打庵(門戸厄神)
兵庫県西宮市門戸荘13-15ラポール門戸2階/0798-52-9922/11〜14.30/17〜19.30
そば。長野直送のそば粉を使う手打ちのそば。腰も香りも十分でなかなかおいしい。十割そば(年中)ややまかけにしんそばがいい。鴨ざる(つゆにあぶった鴨とねぎを入れたもの)は独特だが、ボクにはちょっと脂っぽすぎた。甲東園の「家族庵」からの分かれで夙川の「八雲」と同じ経歴らしい。比べることもないが、ボクは「八雲」に軍配をあげるかな。97年12月。
三佳(逆瀬川)
兵庫県宝塚市逆瀬川1-11-27/0797-74-4778
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
植田(宝塚)
兵庫県宝塚市南口2-3-35宝塚コートハイツ1F/0797-77-0377/11〜15/火休/2000円
そば。店に入っただけでその志の高さが感じられるそば屋。玄そばの産地の表示(ボクが行ったときは斜里と滝口のブレンドだった)、酒は「鄙願」と「春鹿超辛口」のみなど、そこここにそれが感じられる。つなぎ外1割(蕎麦10:小麦粉1)でかなり腰があるみずみずしい蕎麦。香りもいいが、喉ごしが特に素晴らしい。エッジが立っている。穴子のてんぷらも名物らしいがパリッと上っているものの味はもうひとつだった。やはりせいろがオススメか。でも全体にちょっと高い。97年2月。
八雲(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町5-12夙川教会前6F/0798-33-9333/11〜14/17〜19/火・第3月休
そば。すごく凝っていてうまい、というわけではないが、バランスを含めて阪神間ではTOPクラスのうまさだと思う。冬の十割そば(11月〜3月)、やまかけにしんそばなど、麺もだしも相当なもの。惜しいのはワサビ。ワサビはとても重要な要素なので何とか質のいいものにして欲しい。なお、店からの眺望がとてもすばらしい。あの景色を見るためにまた訪れたくなるくらいだ。夙川あたりからの山の景色は日本でもトップクラスに良いなぁ。97年12月。
馳走侘助(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町10-19/0798-35-5539/11.30〜14.30/17.30〜23/木休/1500円〜
そば。芦屋のそばの名店「土山人」の支店が夙川駅至近にできた。昼に行ったが、そば単品はなく、御膳系の定食のみ。それぞれ凝った作りだが、味はそんなに印象に残るものではない。肝心のそばはなかなかおいしい。香りも高いし美しい。ただ、やっぱりそば単品で出して欲しい。御膳系料理とともにそばを食べるのは個人的にはあまり好きではない。それなりに高くなってしまうし…。酒は八海山をはじめそれなりに揃っている。夜はどういうメニューになっているか知らないが、もうちょっと客に普通にそばを楽しませてほしいとフラストレーションが溜まるかも。惜しい感じ。02年11月。
丸万(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町8-18苦楽園第2ビル/0798-71-5815
そば。なんでもない近所のそば屋。以前すぐ近くに住んでいたのでよく使わせてもらったお店。一品ものとしては丼物よりもそばをおすすめする。特ににしんそば。ボクはここに行ったらこればかり。なんてことない味だけど安心できるせいかたまに欲しくなる。97年12月。再訪数回。
土山人(芦屋)
兵庫県芦屋市川西町7-3/0797-35-8100
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
かぶらや(芦屋)
兵庫県芦屋市打出小槌町6-9/0797-35-0776/11.30〜売切まで/17.30〜売切まで/火休
そば。手打ち・石臼挽きのまだ新しいそば屋。打ちっ放しでちょっとお洒落な店内。そばはかなり細目。もりと田舎だともりの方がなめらかで香りがよく漂った。うまい。種物ではえび天おろしそばや梅しそそばがあるが、結局もりが一番だった気がする。そばつゆがちょっと尖った味で蕎麦との馴染みが悪い。蕎麦湯はとてもうまい。努力しているのが感じられるのは気持ちよい。数年後にはきっともっといい蕎麦を打っていることだろう。00年6月。
東明(岡本)
兵庫県神戸市東灘区岡本3-7-9
そば。いい意味で素人臭いそば。せいろは腰が少し甘いが香りは十分。その腰が温かいそばには逆にいい感じになる。だから温かいのもオススメだ。つなぎは季節によって変えるらしい。夏なら7:3。新そばの季節なら9割とか。卓見。阪急岡本駅より西、山手幹線沿い。97年5月。*98年3月で閉店した模様。残念。
堂賀(三宮)
兵庫県神戸市中央区加納町3-4-10/078-392-1043/11.30〜14.30/17.30〜21/日祭は11.30〜17/月休
そば。震災でなくなったらしい、という噂だったが再訪したところもとの場所で店を新しくしてやっていた。以前はかなり感動したそばだったが、今回はわりと普通に感じた。国産そば粉の香りをあまり感じず、軽快感もちょっと足りない気がした。まぁこれは好きずきなのだが、ただ、全体に高いので、もう少し完成度が高くないと不満もでる。特に種物は高め。山菜そばが1600円。鴨南が1950円。なお「乳幼児の入店はお断り」と入り口に出ている。気持ちは分かるが、その書き方がちょっと…。99年3月。再訪数回。
権兵衛(京都)
京都府京都市東山区祇園町北側254/075-561-3350/12〜22/木休/1000円〜
そば。祇園にある有名店。麺よりもダシが出色。上品。薄味を超えている薄味、というか京味。良質な昆布と鰹が感じられる。井戸水を使用しているらしい。麺はとてもやわらかく、麺の快感を求める人には物足りないが「祇園で遊んだあとはこの薄さ・柔らかさがちょうどいい」という粋人の言葉もあるので、あまり野暮なことは言わず、こういうものだと思って楽しめば良いのかもしれない。観光客が二軒目、三軒目に祇園を感じるにはとてもいい店だろう。少々高いが天ぷらそばがいい。98年12月。再訪数回。
晦庵河道屋(京都)
京都府京都市中京区麸屋町三条上ル/075-221-2525/11〜20/木休/1500円〜
そば。「みそかあん かわみちや」と読む。京の町屋をそのまま使っており、店内はとても趣がある。雰囲気だけでもうおいしい。観光客などたまらないかも。つなぎに山芋を使った蕎麦は冷たいものはその効果が出て粘り腰でなかなかうまかった。が、温かい汁物になると麺ががぜん弱くなる。ダシがとってもおいしいからそれなりに楽しめるが、麺的に言うと冷たいのがオススメ。量は少なくどんぶりも小さめなので、男なら2杯食べてちょうどかな。
芳香炉(ほうこうろ)という鍋(2人前7400円)が名物としてあって、京の薄いダシに、椎茸、飛竜頭、ねぎ、かしわなどを具とする鍋なのだが、ほうれん草が入っていることが珍しいくらいで量も少なくコストパフォーマンスはあまりよくない。最後に入れるそばとうどんも普通だし、この鍋はあまりお勧めしないかも。まぁ真冬に町屋の一室で凍えながら食べるのは一興なので、観光的にはちょっとイイのだが。98年2月。00年1月。
総本家にしんそば 松葉(京都)
京都府京都市四条通大橋東入川端町192/075-561-1451/10.30〜21.30/水休/1500円〜
そば。文久元年創業の老舗。明治になってこの店が「にしんそば」を考案して以来、京都名物として有名になる。つまり「元祖にしんそば」な店。にしんそばを頼むと、にしんはそばの下に潜っているのだが、引っ張り出してみると意外と大きい。柔らかく煮てあっておいしい。京都の薄いダシによく合う味。ただ蕎麦自体は相当やわらかめ。上品ではあるが、麺にコシみたいなものを望む人には物足りないかもしれない。全体のバランスはよい。南座西隣。95年2月。
虚無蕎望なかじん(京都)
京都府京都市東山区古川町546/12〜/14〜15.30/18〜/火水休
蕎麦割烹。一般的には蕎麦屋として有名だが、「素料理」と名乗っているのでわかるように、蕎麦というよりは割烹的に利用したい店。良くも悪しくもご主人の個性が際だつ店なので相性はあるかもしれない。
入店するとご主人がじぃっと客を凝視する。ちょっと怖い感じで居心地悪かったが、別に他意はないようで、蕎麦ができたらいきなり笑顔で接してくれた。出来上がった蕎麦を目の前に出し「手で渡させてください。香りをかいでください。枝豆みたいな香りなどがするでしょう」と説明してくれるときの笑顔。実際本当に枝豆の香りがするので驚いた顔をするとご主人も満面の笑み。その後は目を合わせるたびに笑み。つまりシャイな人なのだな、と後でわかる感じ(笑)
粗びきは枝豆のさわやかな香り。挽きぐるみにしているので黒いが、口に多少皮があたる。せいろは炊き立てのご飯の香り。極細蕎麦でのど越しもいい。塩で食べると甘味も広がりうまい。わさびもマイルドなものを使っていて蕎麦と合わせても香りが勝たない。ただ、そのくらい香りを大事にしているのに、地鶏焼きなどの注文が入るとカウンター前で盛大に炭火焼きが始まる。その煙と匂いで蕎麦の香りは飛んでしまう。それは不満だった。
一品ではハモ天が美味。生うにを混ぜ込んだごくごく細かいタイプの自家製の塩で食べる。うまい。かき揚げは油が勝ちすぎていた。ワインやシャンパンの品揃えも良く、夜にゆっくり来た方が楽しめるだろう。昼は二回転制。基本的にコースのみだが、一品も受け付けてくれる。でも蕎麦一品だけという注文は受けていないようだ。昼4000円より。夜5800円より。07年8月。
※2008年1月で閉店。ご主人は奥さんがオーナーの「小豆家うさぎ亭」(中京区高倉六角上ル西側/075-257-2288)を手伝っている模様。「和カフェ」と称して安価でヘルシーなコース料理を提供している。
花背屋(京都)
京都府京都市左京区花背別所町69/075-746-0110/10.30〜18/水休
そば。人里遠い花背の里の手打ち蕎麦屋だが、面白いのは蕎麦の実からすべて自家製ということ。蕎麦の実を近くの畑で栽培して、それを自家製粉する。客はそうして作られた蕎麦を、採れた地の空気の中で食べられる。ある意味究極である。1988年開店。当時はまだ素人だったらしい蕎麦職人もいまではなかなか手慣れたもので、ちゃんとおいしい。この辺は芸術家村になっていて、その集団がこの店を運営しているらしい。雰囲気もそんな感じ。こっちの方にドライブで来たときとか、おすすめ。96年6月。
ろあん松田(篠山)
兵庫県篠山市丸山154/0795-52-7755
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一会庵(篠山)
兵庫県篠山市大熊10-2/0795-52-1484/11.30〜15(売り切れまで)/夜は予約制(一日一組)/木休/1000円〜
そば。丹波篠山の田圃の中にある茅葺き屋根。看板も何もないから迷うこと必至。でも探してまで行く価値はある。ひとつはもちろんその蕎麦。自家栽培で自家挽き。薬味もわさびも出さず「蕎麦屋ですからあたたかいそばは出しません」というような謎かけめいた文言が貼ってあったりして、なんというか「そばきりだけで勝負!」の気迫が伝わってくる。自家栽培の玄そばに寄るのか、香りはおとなしいが、コシと喉越しは抜群のそば。800円。器も良く、量もよい。なかなかの出来だ。もうひとつの魅力はその茅葺き民家。冬に行ってごらん。ドテラを貸してくれる。寒いのだ。外より寒いくらい冷え込んでいる。囲炉裏にフーフーあたりながら冷たいそばを待つその時間がなかなかいい。上記「ろあん松田」とは車で10分ほどの距離。ハシゴして楽しむのもいいかもしれない。00年3月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
玄(奈良)
奈良県奈良市福智院町23-2/0742-27-6868
そば。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| うどん |
かな泉(梅田)
大阪府大阪市北区梅田大丸梅田店14階/06-6344-5556/10.30〜21/火休
さぬきうどん。香川は高松の有名店の大阪支店である。高松でも行ったが、高松の中では普通のさぬきうどん。でも大阪に来るとやはり貴重(96年当時)。大阪うどんの本拠でもあるのでなかなかこのコシの強さが理解されない。運が良ければ打ち立てが出てくる。だしはかなり薄味。腰のある麺に良くあっている。デパートの食堂街にあるが落ち着いた店内。96年4月。
あまの(梅田)
大阪府大阪市北区角田町梅田地下街2-9Whity梅田/06-6312-3470/11.30〜20/第3木休
味噌煮込みうどん。個人的には本場名古屋の「山本屋本店」「山本屋総本家」よりうまいと思われる味噌煮込うどんを出す。あゆちみそ(小売りもしている)がうまいのだ。味噌煮込みうどんの「えのき入り辛口・大御飯」がボクの定番。昼も夜もよく行くので「いつもの」で通るようになってしまった(笑)。他のメニューはめったに食べないが、夏のごまだれ冷しきしめんは冷やしのクセに柔らかすぎた。全体に高いのがここの欠点ではあるが、名古屋の山本屋系もやたら高いので味噌煮込みってこんなもんなのかもしれない。98年8月。再訪多数。※以前堂島の「ドーチカ地下街」にあった「あまの」が好きだったのだが、なくなってしまった模様。一応Whity店を載せておくが、味は未確認。
四国屋(梅田)
大阪府大阪市北区梅田2-5-2/06-6341-4598/11〜19.30/日祝休
さぬきうどん。1980年代と90年代中盤まで、大阪でさぬきうどんと言えばココだった(というか、他には「かな泉」くらいしかなかった)。しっかりしたコシのさぬきうどんでなかなかうまい。「ぶっかけ」「カレー」がお勧め。いつも混んでいて回転がいいのもうまい理由のひとつ。実はここの生じょうゆが意外とおいしいのに近ごろ気がついた。お茶がまずいのが難。98年8月。再訪多数。
はがくれ(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3駅前第三ビルB2F/06-6341-1409
さぬきうどん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
たかはた(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3駅前第1ビルB2F/400円
うどん。不思議な食感をもつうどんだ。雑居ビルの地下一階の小さな店だがわりとはやっている。もちもちとしたその食感はさぬきうどんとは対極だが、大阪うどんの麺とはこういう「柔らかモチモチ系」を言うのかもしれない。なんとなく「ほうとう」をイメージした。98年8月。
四国屋(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第2ビルB2F/06-6346-0107/400円〜
さぬきうどん。産経新聞の近くにある四国屋(前出)の姉妹店だと思われる。メニューもすごく似ているし。でもあっちの方が味は上だ。いつも並んでいるので期待したがもうひとつ。麺は細めで丸くキレもコシも少ない。これはさぬきうどんではなく大阪うどんなのかもしれない。98年8月。
讃兵衛(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1 大阪駅前ディアモール大阪内/06-6348-4690/11〜20/600円〜
さぬきうどん。大阪の巨大地下街ディアモールの東端の方にある。三省堂のちょっと南。温かいのはダシはいいが麺がもうひとつ。冷たいのは「生じょうゆうどん」がまぁまぁだが、歯ごたえがあるわりに粘りがなく香りも喜びも少ない。固いこととコシがあることは違う。惜しい感じ。98年11月。
うどんづくし めん次郎(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第ビルB1F/06-6341-1929/400円〜
さぬきうどん。雑居ビル地下のカウンターうどん屋で、となりには同じ名前の丼屋があったりして全然おいしい感じがしないのだけど、改装して大きく「さぬきうどん」という幕を下げたので入ってみた。意外にいける。まだ生じょうゆうどんしか食べてないが、香川で食べるのに風味が近い。コシもイマイチだし口内暴力など全然ないのだが、なんだか可能性を感じた。何回か通ってみたい気がする。99年2月。
どん屋(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-32北新地本通りボネールビル1F/06-6341-7558/11.30〜14/17.30〜27/900円〜
さぬきうどん。新地本通りの真ん中あたり。「本場四国の手打ちうどん」という看板と店名の前についた「釜揚げうどん」というショルダーコピーに惹かれて入ったが思ったより数倍良かった。メニューは釜揚げを中心に多種。うれしいのは「釜揚げざるうどん」などがあって、要は作り置きではないという主張をそこここに感じるのだ。醤油うどんももちろんある。15分待って出てきたそれは細目の麺でコシがあるというより固い。固すぎる、かもしれない。でも柔らかい大阪うどんの中にあってこの固さは貴重だ。これに軽快感が少し加わればかなりのものになると思う。期待したい。昼はうどんを出していない。餃子の点祥と同じ経営のようだ。99年10月。
再訪したがかなりイマイチだった。固いのとコシがあるのは違う。01年11月。
やか田(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-8/06-6341-1588/800円〜
うどん。新地本通りの真ん中より四つ橋筋寄りにある。だしはきれいに取れているが麺はあまり好みではない。ただ、飲みつかれたあとに食べるのならこれはこれでいいかもしれない。柔らかいほんわかした大阪うどん。99年10月。
黒門さかえ(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-4-8/06-6344-0029/11.30〜13.30/18〜24/土日祝休/650円〜
うどん。冷や麦を思わせるような超極細麺のうどんなのだが、不思議なコシと粘りがあってびっくりしてしまう。むにゃむにゃっと噛むとその分こだまのようにむにゃむにゃっと返ってくる。さぬきうどんのようなゴンとくるインパクトはないが、なんともクセになる食感だ。どうやらお客さんを待たせないように、ということで短い茹で時間にしていくうちにこのような超極細麺になったようだ。つまりちゃんと最適化されているということ。太い麺のゴツンとしたさぬきうどんが好きなボクではあるが、ここの超極細麺は大好きである。出来て50年以上の老舗だが、これからもがんばって続けて欲しいと思う。99年6月。再訪数回。
香川(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-2-25/06-6345-0228/11〜29/日休
さぬきうどん。さぬきうどん単体で考えるとそんなにおいしいうどんではないのだが、この店は飲んだ後の三軒目四軒目で利用すると極楽と化す。酔っぱらいはそれを知っていて、AM3時頃でも行列が出来ていることがある。「細ざる」「カレー」「昆布」すべて水準以上の味。おでんもうまい。昆布のうどん抜きでお酒飲んで、〆に細ざるとかを食べるとお腹が〆るのだ。でもね、昼に食べるともうひとつなんだよなぁ。なぜこんなに差ができるのか(単に夜は酔っているから、という噂も)。ちなみに「細ざる」は冷や麦と見まがうほど細い。98年8月。再訪多数。
大和屋(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-27/06-6341-2850/17〜27/土日祝休
うどん。カレーうどん(850円)とかやくにぎり(150円)が名物の店。店は古くて雑然としており、決して清潔感があるタイプではないが、懐かしい、とろとろ味のいいカレーうどんを出す。麺(平麺)がちょっと弱いけど深夜にはちょうどいい感じ。普通の店だが飲んだあととか妙にクセになる味。かやくにぎり(いわゆるおにぎり)は入口横のガラスケースに入っている。大衆食堂みたいな雰囲気だ。08年4月。
竹庸(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-1-22
うどん。夜しかやっていないので、酔い冷ましに深夜賑わう店。きつねうどんが1500円とかなり高いが、そこは飲んだあとの気の大きさ、全く気にならない。それにダシがうまいので飲んだ後本当にほっこり落ち着くのだ。わりとよく利用する。※閉店した模様。
和佳葉(北新地)
大阪府大阪市北区堂島浜1-4-27堂島中町ビルB1/06-6345-5743/11〜21/土日祝休/800円〜
うどん。標準的な大阪うどん。麺だけ取り上げると冷たいのも含めてもうひとつな感じ。ぬぼ〜とやわらかい。ただしダシがいいので落ち着く味ではある。オリジナルメニューの「和風チャンポン」はなかなかおいしい。夜はうどんすきだが、とっても普通だった。99年12月。再訪数回。
いなにわ堂島店(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-35/06-6341-8404/11.30〜14.30/17.30〜23/日祝休/1000円〜
稲庭うどん。正式には「数寄屋風手綯饂飩いなにわ」という店名。東京の麻布・日比谷にも店があるらしい。でも稲庭うどんの店というのは微妙なところがある。乾麺をもどすだけなので、秋田からその銘柄を取り寄せれば家でもそう変わりなく食べられる。この店は佐藤養介商店の乾麺を使っているようだ。夜はオリジナルな鍋もあるのだが、店員の「おいしいから絶対来てねー」という売り込みが激しかったわりには普通だったのが残念。夜中に稲庭が食べたい時ってあるからそういう用途にはいいかもしれない(23時までしかやってないけど)。98年12月。
華匠(北新地)
大阪府北区曽根崎新地2-4-20/06-6345-6633/
カレーうどん。はなしょうと読む。ランチ時は行列ができている店であるが、いまひとつ魅力がわからない店だった。名物というか売りになっている牛肉入カレーうどんをもらったが、まずカレーは甘めだがずいぶん普通の味。個性的ではあるけどコクがなく、そのわりに重たい。うーん…。麺はどっしりと軽快の間。つまり普通っぽい。カレーうどん好きとしてはもう少しがんばってほしい感じ。10年1月。
銭形(扇町)
大阪府大阪市北区神山町3-10清覚ビル1F/06-6361-5568/600円〜
さぬきうどん。新しく出来た店。ここの「生醤油うどん」はなかなか。なめらかで伸びがあり香りもある。こういう麺なら具は邪魔。ドシャっとかかった花かつおが特に邪魔である。考え直して欲しい。温かいのも食べたが、この麺、汁物だとちょっとやさしくなりすぎて弱くなってしまう。だしはうまいが冷たいものの方がいいかもしれない。ちなみに釜揚げももうひとつ。この店は生醤油うどんのみでいいかも。扇町ミュージアムスクエアのすぐ近く。99年9月。
4回ほど再訪したが、このごろ生醤油が普通っぽくなっている。初めの勢いはどこへやら…。残念。00年2月。
讃(福島)
大阪府大阪市北区大淀南2-1-14/06-6451-0848/11〜24/日休/1000円〜
さぬきうどん。生じょうゆうどんがわりとうまい。麺もかなりいい。でも、すりゴマやかつお節がいっぱいかかっており食感を邪魔する。これはもうひとつ。450円という価格設定は大阪では良心的。インテリアはちょっと凝っていていい。夜は宴会も出来る。讃岐の地鶏なども置いているので使えるかも。朝日放送の南隣。99年10月。
はがくれラグザ大阪店(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-6-16ホテル阪神B1F/06-6345-3923/11〜15/17〜22/1000円〜
さぬきうどん。大阪駅前第3ビルの「はがくれ」の支店ではないようだ。でも同じ名前、同じような品揃え。何か関係があったあと別れたのかもしれない。「生じょうゆうどん」はなめらかさはあるが、歯ごたえや粘りが少ない。それが残念。麺ダブルでも値段が変わらない。99年9月。
麺友(福島)
大阪市福島区福島6-22-16/06-6451-7050/11.30〜/18〜/日休
さぬきうどん。めんとも、と読む。ウェスティン・ホテル近くの小さな店で、立地は決してよくはないが、なかなか立派なさぬきうどんを出す。コシが強いタイプではなく、粘りで食べさせるグミ系快感路線。茹でたてのそれは口の中でぐぃぃんと伸び、口中を刺激する。ボクが食べたときは粘ったあとの切れが悪くて多少モチっぽくて残念だったが、この方向は「固さ=コシ」と思い込んで固い麺を出す店が多いなかでは希少。がんばってほしい。05年11月。
和楽八(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋1-16-17/06-6352-1438/11.30〜15/17〜21.30/土休/800円〜
うどん。有名な「松葉屋」出身の人がやっている店らしく、おじやうどんやきつねうどんが名物。麺は手打ちの細目だが、全体にインパクトはない。サバ節とカツオ節で丁寧に取ったダシはかなりうまいのだが。典型的な大阪うどんで、このうまさはそれなりにわかるが、麺を重視するボクとは相性が悪いかも。00年5月。
美々卯本店(本町)
大阪府大阪市中央区平野町4-6-18/06-6231-5770/11.30〜20.30/日休/6000円
うどん。そば。うどんすきで有名になった。というか、「うどんすき」というのはこの店の商標登録だ。いくつか店があるが、本店はエントランスの雰囲気が良い。だしは薄味。独特の鉄鍋で食べるうどんすきはさっぱり飽きのこない味。昆布がきいたダシがうまい。いっしょに炊く具も素材がよく、上品に炊きあがりうまい。でもまぁ名物というほどうまいかどうかは正直わからない部分がある。関係者からメールをいただいたことがあり「うどんすき鍋は鉄鍋を使っています。アルミ、真鍮などなどいろんな素材の鍋で実験したところ、やはり鉄が一番でした」と書いてあった。また、そばのオススメは「うずらそば」(ざるの熱盛り)らしい。その後食べに行き、確かになかなかうまかった。宴会でも重宝する。95年9月。再訪数回。
松葉家(南船場)
大阪府大阪市中央区南船場3-8-1/06-6251-3339
うどん、明治26年創業の大老舗である。大阪うどんの元祖でもある。きつねうどんとおじやうどんで有名な店でもある。店主は蘊蓄好きでよくTVに出ている。大阪うどんのご意見番としてそういう役割になってしまうのは仕方がないだろう。だしは関西にしては辛め。さすがにだしの味の深さはなかなかのもの。だしで食べさせるうどんだ。麺はもうひとつな印象。全体的にそんなに強い印象を残す店ではないので、どうしてこんなに絶賛され続けるのか少しわかりにくい部分はある。95年8月。
今井(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-7-22/06-6211-0319/11.30〜21.30
うどん。大阪伝統の店。トップクラスの「大阪うどん」が味わえる。ミナミの本店は、その趣き深い外観とエントランスに比べて多少店内が普通っぽいが、味はとても良い。麺のコシはないが、ダシは実によく出来ている。昆布の香りがプンと香り、二日酔いの昼など特効薬になる。これぞ大阪うどん!という感じ。オススメはきざみうどん。穴子うどんやきつねうどんもGOOD!。セットに出来る豆ご飯も「いかにも大阪」な味でよい。東京の人に「大阪のうどんが食べたい」と言われるといつもここを紹介する。キタだとリーガロイヤルホテルでも食べられる。96年2月。再訪多数。
川福(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-14-17/06-6241-9125/11〜27/無休
さぬきうどん。香川は高松に本店がある有名店。メニューが多い。100は越えている。でも味的にはそんなに驚きはない。まぁ高松本店の方もそんなに好きではないからなぁ。細めの麺だが、も少し歯ごたえが欲しい感じ。96年6月。
釜たけうどん(なんば)
大阪府大阪市中央区難波千日前4-20/06-6645-1330/11〜16/月休
さぬきうどん。「大阪讃岐うどん情報」というサイトを2000年からやっている「たけちゃん」(木田武史さん)が好きが高じて開いたさぬきうどん店。サイトを見るといまでも精力的に食べ歩いて勉強されてるようで頭が下がる。この店は開店後一気に有名になり、すでに行列店である。生醤油うどんをいただいた。ぐっと踏み込む歯をしっかり麺が包み込むムニムニうどん。豪快に粘って歯を喜ばせてくれる。うまい。研究熱心だろうから味は刻々と変化するだろう。また来てみたい。06年12月。
千とせ(なんば)
大阪府大阪市中央区難波千日前8-1/06-6633-6861/10〜19/火休
うどん。往年の名喜劇役者である花紀京が二日酔いの時に「肉うどんのうどん抜き」を頼み、それが「肉吸い」として名物になった。初めてならその「肉吸い」と「小玉」をオーダーするのが良い。小玉とは小ご飯の生玉子がけである。吉本興業の聖地であるなんばグランド花月の裏手にあることもあって、芸人さんの常連も多く、よくネタに出てくる。彼らも「肉吸い+小玉」から始めた。なのでまずはそこから。慣れてから肉うどんを頼むと良い。わりと不定休するので注意が必要。96年11月。
ふぅふ〜亭(上本町)
大阪府大阪市天王寺区上本町3-1-2/06-6762-2862/11〜18/600円〜
さぬきうどん。手打ち釜揚うどんを売りにしている。おばちゃんが3人でやっておりしっかり手間暇かけてうどんを打ち茹でしている。誠意と愛情のこもったうどん、って感じ。メニューは釜揚、ぶっかけ、ざるの3つのみ。大中小とあり、中でもかなり多い。麺はコシが強く表面も滑らかでなかなか。大阪で食べられるレベルとしてはかなりのものだ。非常にわかりにくいところにあるが探して行く価値あり。おばちゃんら休む暇なくバタバタしているので、電話はしないように。98年7月。
梅八(西宮)
兵庫県西宮市六湛寺町13-18/0798-34-6654/600円〜
さぬきうどん。西宮県立病院(市役所横)の南裏にある店で、本当になんということのない街場のうどん屋。でもでも。こんな「しょうゆうどん」がこんなところで食べられるとは知らなかった!と地団駄を踏んで悔しがるレベルのさぬきうどんが食べられた。わりと近場(といっても夙川だけど)に住んでいたのにずっと知らなかった。歯ごたえ・粘りともに少しずつ弱いが、その意外性がそれを補って余りある。湯だめうどんなどもあり、いかにも本場っぽいのに、単なるうどん定食屋としか見えないのだもの。00年4月。
すじかま(西宮)
兵庫県西宮市山口町船坂字北山コイツカ2178-23/078-904-2661/11〜21/月休/1000円〜
うどん。西宮といっても山を越えた三田の方。甲山の方から西宮北有料道路を越えて磐瀧トンネルを出て直進すること300メートルくらいのガソリンスタンドの横。香川にて本当のうどんを知ってしまった今、その麺だけを取ったらちょっともうひとつかもしれない。が、関西うどんと割り切って、その雰囲気のよさ、器の良さ、出汁のうまさ、そして不利な立地をものともせずがんばっている志などを考えると応援したくなる店。目の前で手打ちしている麺が思ったより腰がないのが残念。店名の「すじかま」は名物のすじ丼と釜揚げから来る。冷たいごまだれより釜揚げの方がうまかった。すじの煮込みもなかなか。店内広いせいか、休日は家族連れでにぎわう。98年6月。07年8月。
一竹(苦楽園)
兵庫県西宮市樋之池町5-18/0798-72-8006/600円〜
うどん。街場の普通のうどん屋さん。看板に「讃岐手打うどん」と書いてあるので期待いっぱい入ったが、さぬきうどんとしては申し訳ないけどもうひとつ。さぬきうどんを名乗らなければまぁまぁの味。というか、これは大阪うどんだ。コシがなくやわらかいそれは、病気の時なんかには助かるかもしれない。すじを使ったうどんも良い。99年1月。
つるしこ(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町12-18-103/0798-73-9776/11〜14.30/火休/750円〜
うどん。苦楽園口にできた新しいうどん屋さん。手打ちの関西うどんで、ダシはなかなかいいし、麺もがんばっている感じ。冷や麺の七菜ざるうどん(つるしこ)がやっぱりオススメかな。好み的にはもうちょっと太くて力強い麺の方が好きだが、全体的に上品でまぁまぁだと思う。ただ、「つる」に比べて「しこ」がもうひとつ完成されていないかも。固さと粘りのバランスがもう少しな感じ。がんばってほしい。一品物もいろいろある(蛸いなりはなかなかおいしかった)。内装・器はなかなか良いと思う。02年8月。
あんかけや(芦屋)
兵庫県芦屋市春日町3-6/0797-22-9515/11〜16/17〜21.30/火休/1000円〜
うどん。看板に「細打ち 釜揚げ」と書いてある。でも店名通り「あんかけうどん」が売りみたい。とりあえず細打ちの冷たいうどんを頼む。これはうまい。思いがけない歯ごたえと粘りにあって歯がびびる。とてもよい。ゆばあんかけはだしが非常にうまい。釜揚げはまぁふつう。ニューヨークにありそうなうどん屋風インテリアで、お洒落。99年冬に出来たばかりの店。99年11月。
凡蔵(神戸)
兵庫県神戸市須磨区妙法寺上の界1182−1/078-741-9124/11〜14.30/17〜21/月休/1000円〜
さぬきうどん。神戸の奥地(山麓バイパスのひよどり台で降りて長田の方に言った右側)にある、丸亀の「凡蔵」で修行した人がやっている店。99年10月に出来たばかり。生醤油うどんがうまい。かなりのもの。麺は太め。印象としては「小縣家を彦江方向に素朴にした感じ」もしくは「鶴丸を女性的にした感じ」でしょうか(←香川に行った人しかわかりません)。なめらかなのにコシがあって口の中でちゃんと踊る。これで歯から逃げまわるくらいな軽快さがあれば文句はない。うまい! ただ、生醤油は最初から醤油がかかって出てくる。これがちょっと醤油多めなので、最後の方は醤油の味しかしない。これは再考してほしい。できれば客にかけさせてほしいものだ。温かいのは、麺がもうひとつ。まわりの客はほとんどみんな温かいのを食べていて「うまいー」と言っていたが、やはり冷たいのの方がいいと思う。出汁はかつお出汁。可もなく不可もなく。ただしカレーうどんはとってもうまい。牛すじを使ったルーが少なめの出汁に馴染んでちゃんとカレーを主張している。麺との馴染みも良かった。うん。これは掘り出し物。ちなみに大盛りにも出来る。99年現在、京阪神では一番香川の味に近い店かも。99年10月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
吾妻(池田)
大阪府池田市西本町6-17/0727-51-3644/10.30〜18.30/火休
うどん。創業1864年。大阪で一番古いうどん屋といわれている。建て直す前によく行った店。その頃の店構えは重文級であった。ものすごく古くて暗くて、明治初期って感じの店だった。いまでは建て直して(残念!)あの趣はなくなってしまった。客を待たさないように、ということで早くゆがける細麺を考案したという「ささめうどん」が名物。今風の洗練はないが、古くて懐かしい味がする。「吾妻うどん」もよい。夕方には閉まるので注意。94年10月。
おめん(京都)
京都府京都市左京区浄土寺石橋町74番地/075-771-8994/11〜22/木休
うどん。20代の頃とてもよく行った店。旬の野菜を薬味にした独特のつけ麺はクセになる美味でなかなかのもの。山のような盛りつけもちょっと豪華で楽しい。一品物もうまい。升酒もうまい。ちなみにニューヨークに支店あり。NY店も行ったが、うどん自体は京都店のほうが断然うまい(ま、そりゃしょうがないか)。でもニューヨーカーにはとても受けていた。97年8月。再訪数回。
久々の再訪。薬味とつゆのバランスは相変わらず良くとてもうまい。ただ今回、麺に疑問を感じた。さぬきうどんブームで客の麺リテラシーが上がっている中、もう少し努力がいるかもしれない。でも、若い頃の思い出も含めて、相変わらず好きな店である。05年10月。
萬樹(京都)
京都府京都市東山区切り通し末吉町上ル清本町373/075-533-3438/12〜20/月・第3火休/1500円〜
うどん。「まんき」と読む。祇園にある小さな店で、暖簾には「手打ちゆがきたておうどん萬樹」と書いてある。ミニマルで静謐な空間。ご主人の想いが感じられる。だしがいい。上質な昆布と鰹節が絶妙なバランスで並び立っている。上品なのに主張があるだし。麺は、強い麺が好きなボクには物足りないが、全体のバランスで食べさせるうどんのようなので文句はない。特にきざみうどんがいい。一方、かやくごはんは薄味過ぎる気がする。もう少しパンチがほしい。この店は祇園で遊ぶ前にささっと食べるのには最適。口の中にのこらないあっさり味だ。1990年に脱サラでこの店を始めたらしく、まだまだ発展途上っぽいが、すでに完成度はなかなかのもの。麺の主張がもっと強くなると、ボク的にはもっとうれしいのだが。97年11月。※閉店
おかる(京都)
京都府京都市東山区八坂新地富永町132/075-541-1001/11〜15/17〜26.30/無休
うどん。祇園で飲んだあと限定の美味。昼間食べるとなんてことないのだが、夜中に食べると妙にうまい。コシとかと無縁の麺も妙にほっこりする。あんかけうどんやきつねカレーうどんが名物。上品で奥深いだしで葛をといたあんかけに細めの麺。このだしが、酒を飲んだあとなどに非常においしくクセになる。カレーうどんはダシとルーの合わせ方が絶妙で(深夜だと)なかなか。建物は元お茶屋だというが普通っぽい。店の壁には芸妓の団扇が貼られている。99年1月。再訪数回。
| うなぎ |
ひし好(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-28/06-6346-5529/日祝休
うなぎ。焼きは背開きして蒸してから焼く関東風で、たれは甘めの関西風である。関西風地焼きほどではないにしても、関東風にしては皮に歯ごたえが残り、そこがちょっと残念。目の前でさばいて炭火で焼くので時間がかかるが、さすがにそれだけのことはあり鰻自体の味はよい。ただ、関東風にしては全体にふわふわ感が足りない。ご飯との量のバランスはまぁまぁだが、柔らかさのバランスがもうひとつかも。97年7月。
ての字(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-1-5梅田新道ビルB2/06-6345-1556/11〜13/17〜20/土日祝
うなぎ。江戸焼を名乗っていてかなりの歴史を持つチェーンらしい。味的にはボクにはもうひとつ。皮の食感が悪く、ふんわり感に欠けていて、うなぎの快感が少ない。鰻丼は格安でうれしい。新地の御堂筋寄り。97年8月。
竹葉亭(中之島)
大阪府大阪市北区中之島3-5-3/06-6441-1883/11〜20/日祝休
うなぎ。東京銀座の竹葉亭の支店。江戸風に蒸し上げた柔らかいうなぎだ。川沿いの一軒家で、お屋敷を改造して使っている感じ。とにかく風情があり、ゆっくり食事を楽しめる。銀座の本店といい勝負な感じである。鰻丼2000円から。奥の母屋では懐石を出すらしい。94年9月。
菱東(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-7-9/06-6451-5094/11〜14/17〜21/日祝休
うなぎ。東西線・阪神福島駅そばの小じんまりした町屋。蒸して焼く関東風だが、身はプリっとしていて弾力がある。ちょっと不思議だ。素材のせいか? 関東風の柔らかさを期待すると(よい意味で)裏切られる。この弾力は食べる喜びを倍加してくれるが、いかんせんタレがもうひとつ。くやまれる。もう少し辛口にしたほうがあの弾力が生きると思う。97年7月。
遠州(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-12-19/06-6364-6981/11.30〜14/17〜21/日祝休/2500円
うなぎ。関西風の地焼きが楽しめる。腹開きで蒸す工程を経ない。夜はオーダーしてから切り裂き始めるので時間がかかる。地焼なので固めだが歯ごたえがおいしいし、香りも強く立つ。妙な柔らかさもないので、ボクは意外と関東風より好きなのである。たれは甘め。うなぎ以外にフナなどもある。食べたことないけど。96年7月。
川波(西天満)
大阪府大阪市北区西天満4-10-16/06-6364-8247/11.30〜14/17〜20.30/日祝休
うなぎ。備長炭で焼く。柔らかい関東風だがたれは甘めの関西風。印象としてはそれ以上でもそれ以下でもない。蒲焼きは大きさによって「横綱」「大関」「関脇」などに分けられている。味よりもその方が記憶に残った。店の雰囲気はなかなか。97年1月。
志津可(西天満)
大阪府大阪市北区西天満1-13-7/06-6364-9129/10.30〜20/日祝休
うなぎ。裁判所の近く。「三代目江戸流鰻料理」を掲げる明治初年創業の老舗。蒸したものを備長炭で焼き、タレは甘め。全体のバランスに優れ、特にタレがおいしい。こういうタレの場合、山椒は鰻ではなくご飯にかけた方がおいしいかもしれない。97年7月。
亀の池 浪速(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋2-5-10/06-6352-3232/11.30〜14/17〜21/日祝休/1600円〜
うなぎ。1946年創業の老舗。夜はフグ(夏はハモ)の店だが、昼にうなぎを出しているうちにうなぎの方が有名になってしまったという。確かにうなぎはかなりのもの。関東風の背開きだが、焼きは蒸さない関西風の地焼き。で、地焼きなのにプリプリでほろほろの食感。聞けば素焼きした後に熱湯をかけて脂を落とし皮を柔らかくする工夫をしているとか。うーん。そういう意味ではほとんど「オリジナル蒲焼き」と言ってもいいかもしれない。夜のフグもいただいたが、フグの腸にネギを突っ込んだ具材が特徴的。てっさもてっちりも結構。天満宮の北側にある小さくも清潔な店。98年9月。00年4月。再訪数回。この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
2006年12月初めにご主人が亡くなられたそうである。半年ほど休んだ後、店はまた開いたようだが、いまは鰻のみ再開ということである。
だい富(肥後橋)
大阪府大阪市西区江戸堀1-10-34/06-6441-5445/11.30〜14/17〜21/土日祝休/3000円〜
うなぎ。江戸焼きである。標準的な味。風情のある店内とその安心出来る味で、わりと昔からよく昼を食べに来る。その中でも「うなたま丼」がなかなかいい。うなぎを2個の卵でとじたものだが、1個は生のままなため、卵丼にうなぎがまざっている感じになり、口の中がなんとも気持ちがいい。これでもうちょっとうなぎの量が多かったらもっといいバランスになるだろうに、といつも食べながら思う。00年2月。
現長(道修町 )
大阪府大阪市中央区道修町3-3-2/06-6231-0344/11〜14/17〜20/土日祝休
うなぎ。佇まいの良い大阪の老舗。たれは関西風の甘め。焼きは蒸して柔らかく焼き上げる関東風。丁寧な仕事だが焼きこげがつきすぎているものがあり、ご飯とのバランスが悪く感じるときがある。香ばしくていいとも言えるが。店全体に老舗の良さが漂っていて、ボクは嫌いではない。96年1月。
黒門川ひろ(日本橋)
大阪府大阪市中央区日本橋1-22-9/06-643-5278/11.30〜22/日祝休
うなぎ。「まむし」(関西風鰻ご飯)が食べられる店。もちろん関西風の蒸さない地焼の鰻である。白焼きしてタレに馴染ます。「まむし丼」はご飯の間はもちろん、上にも蒲焼きがのっている。お得感があってうれしい限り。江戸風と違って関西の蒲焼きは蒸さないからちょっと皮が硬めに焼きあがる。だからご飯の上のかば焼きは硬めで歯ごたえよく香ばしくなる。一方、ご飯の間で蒸されたかば焼きはいい具合にしっとりしていて、鰻の風味がぷ〜んと立ちあがってくる。それがダブルで味わえて3000円。それだけの価値は十分にある一品。そのうえ、サービスでつくキュウリの漬物がまた素晴らしい。キュウリを丸ごと一本使っていて、その上にキュウリが隠れるくらいかつお節がかけられている(ちょっと化学調味料がきついけど)。99年4月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
穴門亭(甲陽園)
兵庫県西宮市神園町15-22/0798-72-4401/11〜21/無休/2000円〜
うなぎ。夙川から逆瀬川にぬける山道沿い、夙川学園の上の方にある。蒸してから焼く関東スタイル。柔らかい焼きあがりで丁寧な仕事振りがうかがえるが、そんなにびっくりする味ではない。ちょっとタレがきつく、うなぎの風味が味わいにくいのが残念。珍しいうなぎの唐揚げもある。97年10月。
かわまさ(芦屋)
兵庫県芦屋市大原町11-24ラポルテ北館1F/0797-22-4232/12〜14/18〜21/1850円〜
うなぎ。JR芦屋駅前のラポルテ北館にある。典型的な関西風地焼。注文してから裂くのだが、ガスで焼くため思ったより待たない。が、やっぱりガスの匂いが身につく。地焼なので皮がパリパリするのはうれしいが、タレが甘すぎ。うな重1850円〜。98年4月。
| 鳥料理・焼き鳥 |
かこい山(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-1-21 GOTS北新地ビル3号館2F/06-6341-1168/18〜24/日休/5000円
焼き鳥。夙川駅近くにある小さな店。焼き鳥ではあるが、割烹のような一品をいろいろ出してくれる。夜のおまかせがうまい。「肝バター」「もも焼き」「刺し」といろいろ出てきて、どれも非常においしい。ご主人が一人でがんばっているので出てくるのが遅いのが玉に瑕だが、それぞれおいしいから許せる。なんかこのがんばりも味のうちのようなおいしさ。冬の鳥鍋や昼の弁当(予約制)も美味。96年10月。再訪数回。
※99年に大阪北新地に移転した。上記感想は夙川駅近くの「西宮市大井手町5-9」にあったころのもの。いまでは鳥鍋を中心とした人気店になっていると聞く。懐かしいので再訪してみたい。
とみおか(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-35 B1F/06-6346-1003/18〜22/日祝休/6000円
焼き鳥。ビルの地下にある小さい店だが、一品物がとてもおいしい。仕入れがしっかりしてる感じ。ただし肝心の焼き鳥はそんなでもない。焼き鳥もまぁまぁおいしいけど焼き鳥以外のメニューの方がもっとおいしい変な焼鳥屋さんなのだ。魚とかもおいしい。つまり居酒屋的に使うととてもいい店である。会社帰りのサラリーマンが似合う店で、ご主人との会話も楽しい。いつも混んでいるので電話した方がよい。97年8月。再訪数回。
はづき(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-7-5 B1F/06-6314-0595/11.30〜13.30/18〜23/土日祝休/3000円
焼き鳥。小さな店だが、店の前に「日本一の親子丼」と幟を出して気を吐いている。志の高さを評価したいし応援もしたいが、ヨード卵を使っているだけではなかなか日本一にはならないだろう。東京などの名店にはかなわないと正直感じた。店の中に鳥の生っぽい匂いが漂っている時もあって、それも残念。94年3月。
みのる(天満)
大阪府大阪市北区池田町6-11/06-6353-9113/17〜25.45/月休/3000円〜
焼き鳥。純名古屋コーチンを売り物にしていて、生後150日の雌を朝挽きしたものだけを使用する。それを備長炭で焼き上げ、塩は赤穂の自然塩…と素材も調理もとてもいいが、味的に驚きがなかったのが残念。名古屋コーチンの造り盛り合わせや手羽など、もちろんそれなりではあるのだが、それなり以上のものがなかった。焼き加減の問題だろうか。なお、〆には鶏五目ご飯が非常にうまい。これはオススメ。数量限定だから入店したらすぐキープすると良い。00年5月。
ちりとり(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋2-1-19/06-6357-7846/17〜22/日祝休/3000円〜
焼き鳥。居酒屋ではあるが、名物「手羽からくん」がうまい。名古屋の有名店「世界のやまちゃん」と同じようなコンセプトで、こちらは味噌を使っていない感じ。夏はビールとこれで盛り上がれる。「梅だいこん」「カッパの軟骨」などもうまい。最近人気が出てきて、支店もできた。なんというか、学生時代だったらきっと通っただろうな、という味の店である。94年7月。
萬作(天神橋)
大阪府大阪市北区天神橋5-6-22/06-6353-7678/18.30〜26/火・第3月休/3000円〜
焼き鳥。天五にある有名な店だが、久しぶりに行ったらなんだかもうひとつになっていた。以前は大阪一だと思っていたこともあったのになぁ。こっちの舌が変わってしまったのか、その日たまたまなのか。普段なら、スパイスたっぷりのつくねや心臓がおすすめ。18時半からだが、18時半前に行って並んだ方がいい。99年10月。
一力(今里)
大阪府大阪市生野区中川東1-1-13/06-6758-8255/17〜24/日休/3000円〜
焼き鳥。今里新地からちょっとはずれたところ、近鉄奈良線なら今里駅前の新地本通りを南に行って突き当たって右に行くとある。播州赤鳥を焼く。「背ギモ」を始め、どれもうまい。一品もなかなかで、「地鶏のタタキ」「大根コロッケ」「地鶏ミリン揚げ」などおいしかった。特筆すべきは森伊蔵やら伊佐美やら幻といわれる焼酎をたくさん置いているところ。地酒のラインナップも珍しく、ついつい飲み過ぎてしまう。店主と話が合えば幻中の幻焼酎なども飲ませてくれる。場所柄つぶしが利かないので予約した方がいい。2階に座敷もあるが、蛍光灯ギンギンでちょっと落ち着かない。ボクはそこでいったん待って、カウンターにかえてもらった。やっぱカウンターがいいな。98年11月。
あお山(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町10-41夙川KSビル1F/0798-33-1182/3000円〜
焼き鳥。夙川駅前にあり、評判は高くいつも込んでいるが味的にはわりと普通と感じた。でもここらへんでは安いし標準以上の味だから文句はない。つくね、手羽がうまい。また、野菜はすべてなかなかの出来。コースがお得。95年12月。
楽(苦楽園)
兵庫県西宮市木津山町11-11クォーターバレル2F
焼き鳥。元お洒落なバー(行ったことある)を居抜きで焼鳥屋にしている。だから広いカウンターのみ。雰囲気良し。播州地鶏(比内鶏)をうたっているだけあって、素材はとてもいい。刺身系はおすすめ。串ものもそれぞれうまい。炭火とガスで二度焼きしている。背ギモやソリがあったら是非。いい焼酎が揃っているのも魅力。ちょっとした一品もそれぞれまぁまぁ。また、鍋もいい。ひね鍋と呼ぶ。胸肉のしゃぶしゃぶ。最後は台湾の老麺で締める。苦楽園口から岩園トンネルに向かっていった角のビルの2階。99年9月。
移転したので移転先に行った。かなりカジュアルな感じになっていたが、相変わらずおいしかった。が、2001年11月いっぱいで閉店らしい。残念。01年11月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
あしや豊国(芦屋)
兵庫県芦屋市東山町1-10/0797-22-8835/11〜14/16〜21/水休/3000円
焼き鳥。わりと老舗の芦屋店。まだ出来て間もない。蛍光灯に照らされた店内はマンションのオフィスみたいでおいしそうな雰囲気が残念ながらしない。焼き鳥はコースが12本で1900円だが出てくるものは全体的に普通っぽい。名物の釜飯もわりと普通。この店の良いところは子供連れでも行ける点。家族で格安に楽しむならいいかも。97年2月。
まさや(芦屋)
兵庫県芦屋市松ノ内町1-10 ラリーブ芦屋1F/0797-23-7222/17.30〜/2000円〜
焼き鳥。JR芦屋駅北側を線路沿いに西に200m行くと芦屋西店、東に200m行くと芦屋東店がある。どちらも常にいっぱいだ。安く、そしてまぁまぁの焼き鳥が食べられる。個室もあるので子供連れでも臆することなく楽しめる。混んでいるせいか焼きが甘いのがちょっと混じるのが残念だが、まぁそれが許せる安さではある。学生の店、という感じ。98年10月。
せっちゅう(芦屋)
兵庫県芦屋市東山町6-12 第三吉田ビル2F/0797-35-3048/4000円〜
焼き鳥。摂津本山に本店がある店の芦屋店。わりと期待して行ったが(行った日は)イマイチだった。炭火による焼きはぐすぐすと中途半端だし、素材にも臭みが残っていた。鶏スープは臭くて残してしまった(ボクにしては珍しい)。どの料理にも特に驚きはなく、それにしては安くもなく…。背肝とかゴチャとか凝ったものを用意する前に普通の焼き鳥をもっとしっかり焼けるようになってほしい。化学調味料も使いすぎかも。イカリスーパーの向かいにある三菱銀行の並びのセブンイレブンの2階。00年3月。
味十味(吹田)
大阪府吹田市朝日町5-24/06-6381-6895/16.30〜23/日休/3000円〜
焼き鳥。あじとみ、と読む。生ものがうまい。つまり素材がかなりいいのだ。特にきも刺しは絶品。口の中で鋭角的に存在を主張した後トロリと溶ける。これだけのために行ってもいい。でも残念なことに他の焼き物はそんなに印象的ではなかった。備長炭を使っていて素材もいいのだが…。もちろん普通以上ではあるのだけど、きも刺しがすごいからもっと期待してしまう。店内、雑誌に紹介された記事が所狭しと貼られ、それに対するご主人の能書きもあって、ちょっとうるさく感じる向きもあるかもしれない。地鶏ハムや脳みそなども名物。00年4月。
さんかく(京都)
京都府京都市下京区木屋町四条下ル/075-351-0606/17〜21/木日休/3000円
焼き鳥。「グリルチキンさんかく」が正式店名。小さな三角形の敷地に建つ三角形の店で、尾っぽの付け根の肉「さんかく」を名物にする、まさに三角な店である。ただ名物であったご主人が亡くなってしまい、それから行っていないが、どうなっただろう。「さんかく」の他、グリルという店名通り、少し洋風な鶏料理が多くある。「ささみマスタード」「若鶏ミックス」「チキンコロッケ」「ドライカレー」など、ちょっとジャンクな味で癖になる。安心価格だし、たまにちょっと覗きたい店。カウンター10席のみなのでいつも混んでいる。94年4月。再訪数回。
とり安(京都)
京都府京都市中京区烏丸通押小路上ル秋野々町534/075-241-0456/11.30〜14/17〜20/800円〜
とり料理。1890年創業の鶏肉専門店。カウンターとテーブル2つ(奥にもう5つくらい)の小さな店だが、鶏の質では京都でも有名な店らしい。飼い方まで指定して育てた鶏を使った丼で人気。その丼は親子丼や玉子丼もあるが、やはり名物の「からあげ丼」がオススメ。ふんわり玉子でとじられた中の唐揚げが二度揚げでパリッとしていてよい。上品なようでいて実はジャンクな味つけ。いい意味で下品でとてもよい。昼は行列ができ、バタバタしているが、接客はとても気持ちがよい。07年8月。
鳥岩楼(京都)
京都府京都市上京区五辻通智恵光院西入ル/075-441-4004
とり料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
| 鍋もの(フグ・はも・くじら他) |
栄卯(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-11/06-6341-2233/12〜22.30/15000円〜
ふぐ鍋・はも鍋。「さかう」。突き出し系はそれほどでもないのだが、はも鍋はなかなかに絶品。だし入りの鍋とだしなしでぽん酢で食べる鍋と2種類ある。だし入りの鍋の方が好き。はもの質もボクが食べた中ではトップクラス。京都とかでもっと有名な店もあるがお金的に手が出ないので、手が出る価格帯としてはトップクラスという意味。とはいえそこそこの値段はするので接待用かな。昼はうなぎをやっている。お酒もいいのを取り揃えている。98年6月。再訪数回。
"志可”"(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-17 堂島グランドビルB1F/06-6345-1815/11〜14/17〜22/日祝・4〜9月の土昼休
ちゃんこ鍋。「しが」と読む。この店の昼ちゃんこはいったい何度食べたかわからないくらい。冬はもちろん夏でも汗かきながら食べたくなるクセになる味。ぺらぺらの薄い鉄鍋に、ふたが閉まらないくらいに大量の具。ぐつぐつ煮込んで食べるそれは、なんということもないのだが、妙に美味。スープがとてもよく出来ているのだ。具を食べ終わったらラーメンを入れて食べ、それも食べ終わったらご飯を投入して雑炊に。それがいつものフルコースであった。畳の大広間に低いちゃぶだいを詰め込んでいるので客席間が狭く、座ってると腰が痛いのが難だが、どうしてもたまに食べたくなる味。上記堂島店ほか数店ある。94年12月。再訪多数。
太政(日本橋)
大阪府大阪市中央区日本橋1-21-23/06-641-4129/11〜22/無休/15000円
ふぐ。値段も安めでまぁまぁのふぐが食べられる。というか、値段なり、という感じ。下関から毎朝空輸するというふぐの質はいいと思うが、それ以上でもそれ以下でもない。安心してまぁまぁのふぐが食べたいときに利用する感じ。ミナミにある支店もこじんまりして落ち着ける。程良いふぐ屋さん。95年11月。
小川下(九条)
大阪府大阪市西区九条1-16-13千日通商店街内/06-6582-2750/17〜22/第3月〜木の4連休/3000円〜
ちゃんこ鍋。「こかげ」と読む。ちゃんこ鍋というよりは(お客が付けた通称の)「草鍋」で有名。ニラ、もやし、白菜などの野菜を中心としたちょっと個性的なちゃんこ鍋なのである。豚バラも入っているが、とにかく野菜がどっさりなので野菜を食べたいときに重宝する。芥子醤油につけて食べたり、一品物をお盆から選んだり、といったシステムもユニーク。醤油でシンプルに味付けするだけなのだが、まぁ値段も安いし(鍋は1200円)最後の雑炊もうまいし、そんなに値段以上の期待をしなければ満足できるであろう。00年1月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
田むら(九条)
大阪府大阪市此花区西九条1-22-10/06-6461-3781/10000円〜
ふぐ。ふぐのコースが安心して楽しめる良い店。最上級店のちょっと下あたりに位置するこのような店は、他の店に比べてどこがどううまいということはなく、あーうまいふぐだった、というだけになってしまう。ふぐ鍋の比較は難しい。強いインパクトはないが、素材の鮮度も良く、標準的にうまい店だと思う。行った日にはちょうど九重親方(元千代の富士)も来ていた。JR西九条駅前駐車場前にある。00年4月。
ふぐ徳(此花)
大阪府大阪市此花区春日出中2-8-26
ふぐ・はも。6580円でふぐのフルコースが食べられる良心的な店。しかもフグはとても新鮮だ。焼ふぐが特におすすめ。香りが高くとてもおいしい。全体的にいい店なのだが、ちょっとぽん酢の味が濃すぎるのが難点。繊細な香りが味わえない。
※97年3月いっぱいで閉店。残念。
※「天徳」と名前を変えて移転。天ぷらを中心にふぐやはもも出す店になった模様。「天徳」(中央区東心斎橋2-8-12ゴールドセンタービル1F/06-6211-1717/18.30〜27)
新明石(ミナミ)
大阪府大阪市中央区心斎橋筋2-2-13/06-6211-2523/17〜23/日休/15000円〜
ふぐ。三ツ寺筋沿いにあるふぐの高級店。大阪は安いふぐの店が多いので高級店に入る必要をあまり感じないことも多いが、この店のふぐはさすがに高級なりのことはあり、特にてっさが良い。こういう風に香りが高くうまみも強いてっさは格安店ではなかなかお目にかかれない。ひれ酒やてっちりも高いレベルでまとまっている。高めの宴会や接待、勝負の夜などにいいかもしれない。96年11月。
俵屋(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-17-7/06-6271-5240/18〜/日祝休/12000円
ふぐ鍋・はも鍋・鴨鍋。ミナミの繁華街にある、風情あふれる一軒家の鍋料亭。もう出来て50年ほどになる店らしく、90歳に近い元芸者の女将ともうひとりの女性とふたりでお座敷を仕切ってくれる。シンプルに具を少なくした鴨鍋が名物。水菜と豆腐と鴨で、鴨が意外なほどうまい。頃合いを見計らって女将が三味線もって現れる。電気を消してエッチな都々逸。振り付き。客にも振りをさせたりして和やかな宴席となる。大人の遊びだなぁ。まぁちょっとサービス過剰でしつこい部分もあるのだが、心を開いて楽しんでしまうのがこの店の客の作法だろう。ふぐもおいしい。はももなかなか。雰囲気がすごく良いのでそれに引きずられてしまうが、味もたいしたもんだと思う。ちなみに一見さんお断り。96年8月。再訪数回。
徳や(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前1-7-11/06-6211-4448/16〜22/無休/6000円
くじら。鯨料理では有名な店。大阪ではりはり鍋を食べるとなると、必ず名前が上がってくる店ではある。ここのはりはり鍋はクジラ肉に片栗粉をまぶして湯通ししてあるのが特徴。うまみを逃がさない、と説明されるが、ボクは少し甘めの味になってしまうのが残念。だしも出にくいのでクジラ鍋独特の香りがもうひとつ出ない気がする。鯨はセミ鯨を使用している模様。カジュアルで身近な鯨料理として価値はあるが、もうちょっとがんばってほしい。女将はとっても活動家。捕鯨関係で活躍中。応援したい。 97年10月。
西玉水(ミナミ)
大阪府大阪市中央区島之内2-17-24/06-6211-6847/17〜23/日休/15000円〜
くじら料理。鯨としては大阪一古い店である。ここのコースが素晴らしい。大阪の鯨料理の神髄が味わえる。「徳や」より高級な分だけかなり高いがやっぱりうまい。コースだと順に「突き出し」「ナガスクジラの尾の身の刺身」「ベーコン」「さえずり」「狩場焼き」「野菜」「はりはり鍋」「ごはん」「メロン」「シャーベット」と続いて、2人で35000円(まぁまぁ飲んで)。独特の狩場焼きも素晴らしいが、その後のはりはり鍋はまさに絶品。大豆と煮るさえずり(舌)も超やわらかくてGOOD。すべてナガスクジラを使う唯一の店らしい。東京のお客さんも喜ぶ。全体に活気がない店ではあるが、丁寧で確かな仕事をしていると思う。98年11月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
磯ふく(ミナミ)
大阪府大阪市中央区宗右ェ門町3-11/06-6211-0990/18〜30/10000円〜
ふぐ。何店か支店を持つ大きな店だが、レベルの高いふぐをそれなりの値段で食べさせてくれる。通常のてっさ、てっちり、唐揚げなどの他に、珍しいふぐの「腹筋」というのをここで食べた。うまい。朝6時まで営業している。需要があるのだろう(笑)。さすが宗右衛門町である。千日前店、周防町店、札幌店がある。99年10月。
花かご(今里)
大阪府大阪市生野区新今里3-16-4/06-6757-2021/水休/5000円〜
ふぐ・はも。冬はてっちり。夏は「はもしゃぶ」がとっても安価で楽しめる。はもは唐揚げ、はも鍋ともにうまかった。なによりも安いのがいい。食べるだけなら5000円から。飲んでも10000円はいかない。冬のふぐもなかなか。薄作りの他にぶつ切りもある。お好みでどうぞ。ボクは薄作りの方が好きだが、ぶつ切りも贅沢感は味わえるだろう。あとは唐揚げがうまいかな。安価だけに雰囲気とかは居酒屋っぽいけど、逆に気軽にはもやふぐが食べたい時にはうれしい感じ。サービスも丁寧だし、迫力ある女将との会話も楽しい。場所は近鉄今里駅前の道を南に下がり、天理教を過ぎたら右折。左側。98年7月。99年2月。
大市(京都)
京都府京都市上京区下長者町通千本西入ル六番町/075-461-1775
すっぽん鍋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
わらじや(京都)
京都府京都市東山区七条通本町東入西之門町555/075-561-1290/12〜14/16〜19/火休/10000円
うなぎの鍋。「うぞうすい」が名物。というか、それしかメニューがないので、入店してもオーダーの必要がない。座ってもオーダーを聞きに来ない。自動的に出てくるわけ。その「うぞうすい」は玉子とじで、白焼きの鰻と餅や野菜が入っている。ほのかに甘く香り、鰻も脂が取れてあっさり味になり、なかなかおいしい。創業400年以上だそうで、秀吉がここにワラジを脱いだところから店名がついたというからスゴイ。店内も外観も情緒溢れているので、旅行者にもうれしい感じ。「うぞうすい」がコースで6000円。高いけど(店名の由来なども含めて)わりと満足感あり。94年3月。
| おでん |
常夜燈(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-5-30/06-6361-7277/17〜22.30/日休/5000円
おでん。関西煮(だき)の店として有名。基本的におまかせで出てきて、好みによって追加するシステム。なので少しのおでんで軽く一杯、というより、ちゃんとした食事として行く感じ。ダシは相当薄味。薄味すぎるくらいだが、関東煮との違いを強調しているのかもしれない。サエズリ、コロなど関東煮では味わえないタネもある。まぁおいしいのだが、味はわりと普通っぽい。以前はお初天神前にあり、とても情緒があったので良かったのだが、今は雑居ビルの2階にあり、その分、味も含めて普通っぽい感じ。前の雰囲気が懐かしい。94年11月。
ふくのや(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-9エスパス北新地1F /06-6341-2908/15000円〜
おでん。高級系。料亭「かが万」の系列店だからしょうがないけどおでんにしてはとても高いので接待向きかも。自腹はきつい。薄味のおでんはそれぞれ凝っていて美味しい。ワカメなど忘れられない味だった。旬の高いものは何でもおでん種になっていて、財布の心配さえしなければ楽しいだろう。お酒も珍しい良いものをおいている。98年2月。
花くじら(福島)
大阪府大阪市福島区福島6-20-6/06-6453-3758/17〜24/土日祝休/3000円
おでん。屋台風で気軽な雰囲気。店名の「花くじら」とは、クジラの腹の脂肪と皮の部分をスライスして湯引きしたもの。いわゆる「おばけ」ですね。他にもいろいろ珍しいおでんがあって楽しい。ハリハリ巻きや春菊に山芋をかけたものとか、意外とうまい。2Fが変形の座敷になっていて8人くらいだったら宴会ができる。穴場。めちゃ安いし。96年1月。※その後とても人気店になり支店もいくつか出している。再訪数回。
てんまみち阿田(西天満)
大阪府大阪市北区西天満3-1-11/06-6364-5195/17〜23/日祝休/8000円〜
おでん。阿田で「おでん」と読む。超薄味おでんで割烹風に出すタイプとしては走りなのかも。一品一品凝っていて、ユニークな食べさせ方をするが、当たり外れも多く感じるし、凝りすぎな感じもする。全体に高いし。なのに人気があり支店も多い。なんでかな。よくわからない。純米酒はとても揃っているの。95年12月。
たこ梅(道頓堀)
大阪府大阪市中央区道頓堀1-1-8/06-6211-0321/17〜22/日休/8000円〜
おでん。いわゆる関東煮の老舗(創業160年以上)にして有名店である。コの字型のカウンターのみで、いい感じに古びており雰囲気は最高。ただし接客はちょっとタカビー気味なので、好き嫌いが分かれるかもしれない。ボクはどちらかというと嫌いな部類。味は良い。かつおだしがおいしい。さえずりは高いが確かにうまい。ひろうすやたこの甘露煮もおいしい。ちなみに相当お高いので注意は必要。おでんに8000円とか1万円とか払うのはちょっとつらい。まぁ店にちゃんと相手にされるご年配がお金を気にせず軽く一杯という利用法がベストの店なのかもしれない。00年1月。
あしやみち阿田(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町5-12 2F/0798-23-8258/17〜22.30/水休
おでん。「てんまみち阿田」の支店。味はほとんど同じ印象だが、日本酒はこちらの方が揃っているかもしれない。「真精大吟醸」というオリジナルのお酒を置いている。でもこの店も天満店と同じく高い。ふと気がつくと…え、コレしか食べてなくてこの値段?って感じに(ボクが行ったときは4人で…いや、恐ろしくて値段を書けない)。オススメのままにお酒を飲んでしまうと特にやばい。おでん屋さんだと思って油断しない方がいいと思う。94年11月。
そばの実(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町7-26 アルペジオ夙川104号/0798-35-8531/3000円〜
おでん。こじんまりとした感じの良い店。おでんは特にびっくりする味でもないが、安心して食べられる標準的なもの。ちゃんと手をかけて作ってあり気持ちはいい。そばの実の雑炊やクジラなどもおいしい。男がひとりでカウンターに居ても落ち着くし、カップルが普段使いするのにもちょうどいい、そんな感じの店。00年5月。
おでん芦屋楽ぜん(芦屋)
兵庫県芦屋市西山町2-4/0797-38-1171
おでん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
のぢぎく(三宮)
兵庫県神戸市中央区加納町3-14-16/078-221-2696/17〜23/土日祝休/5000円〜
おでん。普通っぽい店であるが、おでんの味はなかなか良い。しょうゆを使わない薄味だが、決して無難な薄味ではなくきっちり味の主張がある。一品物も家庭の味ながらちゃんとツボを押さえていて上手。うまい。女将さんと娘さんたちの接客も気持ちよい。再訪したくなる接客だ。欠点は思ったより高いこと、かな。もうちょっと安ければなぁと思う。00年2月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
| 割烹・小料理・郷土料理・料亭 |
皆美(梅田)
大阪府大阪市北区角田町8-47阪急グランドビル28F/06-6315-7770/11〜21.30/第1.2火休/5000円
割烹。あの松江の老舗旅館「皆美」の支店。松江の旅館には泊まったことがあるが、あの名物の鯛めしが大阪で気軽に食べられるのはうれしい。なんてことない汁かけ御飯なのだがボクは好き。まぁでも本店の雰囲気がない分、ちょっと厳しいかなぁ。鯛めし単品は昼のみ。夜は鯛めし御膳(5000円くらい)とかになる。94年5月。
可久弥(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-3-1大阪駅前第一ビルB2F/06-6341-3325
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一陽(梅田)
大阪府大阪市北区堂山町6-15/06-6315-1714/18〜22/第3土・日祝休/8000円
小料理。というか創作系うまいもの屋と呼んだ方がいいのかもしれない。「おまかせ」を頼むと、とにかく客がストップするまでその日あるうまいものを出し続けてくれる。これがなかなか極楽。ご主人がわりと蘊蓄を垂れるのが多少耳につくが、いい食材を使っている時など説明したくなる気持ちも分かる。慣れてしまえばこれも味のうち。まずは牛刺し馬刺しあたりの生を。焼き物もよい。スナックを居抜きで借りたようなインテリアはイマイチなのだが、奥さんの明るさもあっていい雰囲気になっている。流行しだしてから会員制にしたと聞く。電話で予約した方がいい。94年12月。再訪数回。
入道(梅田)
大阪府大阪市北区堂山町17-14/06-6361-5890/17〜23/日祝休/8000円
割烹。新鮮な魚を中心とした創作料理系。工夫した料理をおいしい酒とともに楽しむ店。割烹というより、ご主人の味を気軽に楽しむうまいもの屋さんという感じ。わりとシンプルな料理の方がアタリの確率は高い気がする。店内ほどよく広く、二階には座敷もある。客が多くなると全体に居酒屋っぽくなり、その賑わいもなかなか楽しい。価格的には、割烹としたら安いが居酒屋的イメージとすれば高めな感じ。96年2月。
貝作(梅田)
大阪府大阪市北区神山町9-13/06-6311-5514/17.30〜23/日祝休
貝料理専門店。貝のコース4000円がおすすめ。とにかく貝ばっかり(野菜は出る)。ただし生は出ず、すべて焼く。それもコンロで客が焼く。貝は高知から毎日空輸されているので鮮度は大丈夫。おいしいし、潮の香りもうれしいし、素朴でいい店である。ただし、やはりちょっと飽きる部分はある(笑)。ストレートすぎる感じ。デートなどには向かないが、オヤジ同士でわいわいビールを飲むならありかもしれない。94年4月。
いく瀬(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-7 パーマリィ・イン堂島6F/06-6345-1900/7000円〜
割烹。北新地のシェラトンの近く。元ホテルだったパーマリィ・インの6Fにある店。お座敷での宴会が主だがテーブル席もある。奥にはスペイン風個室もある。テーブル席に限ると6000円コースのみのようだ。ちんまりしたインパクトの薄い料理が続き、「テーブル割烹+慇懃だがマニュアルチックなサービス」という典型な感じ。良い旅館とかカウンター小料理屋で同じ料理が出たらそれなりに楽しめるかもしれないが。料理はまぁまぁだし高くはないので割烹初心者にいいかもしれない。99年10月。
石狩(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-16新中村ビルB1F/06-6345-1016/11〜14/17〜22.30/日祝休/10000円
北海道料理。昼の石狩弁当がよい。ボクはいつもダブル(1000円)を頼むのだが、腹一杯になる。うまい。で、いいなぁと思い夜に行ってみたらものすごく高い店に変身していてびっくりした。これなら現地に飛んで食べた方がより美味しい思いができる気がする。ご注意を。96年12月。
神田川本店(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-2-25/06-6341-7862/25000円〜
割烹。関西のドンと名高い(?)神田川俊郎氏が切り盛りする「神田川」の総本店。カウンターは23000円のコースのみ(テーブルだと25000円)。高いけど「一度は」と思って出かけたが…、結果は残念に終わった。店は厨房の中も外も雑然としていて荷物などもそこらへんに置いたまま。蛍光灯の照明も安っぽく、高級店とは思えない。数多くいる料理人。カウンターの中でわさわさ動いており落ち着かないこと夥しい。料理も前のを食べ終わらないうちにどんどん出てくる。なぜゆっくり落ち着いて食べさせてくれないのだろう。2万円以上の店とは到底思えない。
料理自体は創意工夫・ケレン味を前面に押し出していて、皿を目の前にして説明を聞くと「おお?」と期待が高まる。だが、それも口に入れるまで。口中では不思議なほど普通の味に変化する。あれ?とはぐらかされた感じだ。化学調味料も堂々と使っている。お酒も金箔入りだったり器もド派手なのを使ったりしているがそれもこうなってくると逆効果。当日は神田川氏本人はいなかったが、いてもそんなに劇的に変化する料理とは思えない。自腹で行ってはいけない店だろう。お酒入れて27000円強。痛い。97年11月。
ほり磯(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-4-6/06-6345-5553/17.30〜26.30/日祝休/12000円
割烹。創作料理系。便利のいい場所で遅くまでやっているしメニューも100種類以上で楽しい。だけど、そこそこの値段するわりには無難な味の料理が続き残念。安定した味とも言えるが。もう少し印象に残るインパクトがあるといい店になるのになぁと思った。惜しい。店内改装してから特に普通っぽくなった印象。ちなみに〆のお茶漬はとてもうまい。これだけ食べに来たら怒られるだろうか。97年1月。
絹生(北新地)
大阪府大阪市北区堂島1-5-1/06-6345-3339/11.30〜13.30/16.30〜21.30/日祝休/7000円〜
割烹。「きぬお」と読む。店内の感じもメニューも料理人の雰囲気もおいしそうなのだが、料理自体はわりと普通っぽい。上品で小技も効いているのだが、もう少し強さが欲しい。そのわりにいい値段してしまう。昼のランチはそれなりにいいが、夜はちょっと割高に感じるかも。98年12月。
さか本(北新地)
大阪府大阪市曽根崎新地1-1-12/06-6348-1588
割烹。季節の素材にひと手間ふた手間かけて出してくれ、どの料理もハズレなく楽しめる。驚く美味はないが安定してレベル高くおいしい感じ。接待とかに特にいいのではないかな。お造りももちろんいいが、和え物やフライが上品でおいしい。照明が明るすぎるのと、値段に比べて全体にざわざわと落ち着かない店内が惜しい感じ。堂島上通り(新地本通りの一本南)。06年12月。
井出(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-1/06-6344-1078/17〜26/日祝休/15000円〜
小料理。アイデア料理と看板にある。和洋折衷の少し和寄りという感じか。素材は割としっかりしているがそんなに安くはないので当たり前。厨房に立つシェフに創作料理を出してもらうわけだが、美味しそうなメニュー名を口にするわりに値段を言わない。だから最後に勘定書きを見てビックリ!ということになる。しつこく「いくら?」と聞かないこちらも悪いけど、メニューごとに「いくら?」とは聞けないもんなぁ。あー高かった。ボクは「創作料理においしいものなし」と思っているのでもともと相性悪いのだが、値段的にも印象が悪くなってしまった。97年1月。
歌留多(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-3-21日宝スタービル1F/06-6344-1078/17〜26/日祝休/4000円〜
沖縄料理。オリオンビールや泡盛を飲みながら、ゴーヤーチャンプルー、テビチ、中味、ミミガー……などなど、基本的な沖縄料理を清潔な店内で食べられる。沖縄料理ってどこもそんなに変わらないのだが、ここも普通。標準的。あ、いかすみのチャンプルーは良かった。でも油断しているとすぐひとり5000円を越えちゃうから注意。沖縄料理としてはわりと高め。97年1月。
甚五郎(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-4-5/06-6341-2901
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
しまおか(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-5-17 IMサウザントビル201/06-6344-8988/11.30〜14/17.30〜21/日休(祝日は夜のみ)/7000円〜
割烹。カウンター和洋割烹か。フォアグラを使ったり、イタリアン風の味つけをしたり、和風がベースながらもシェフの創意工夫がいろいろなところに活かされていて、夜のコース(5000円、7000円、9000円)はなかなか楽しめる。量も多く、大食の男性でも満足できるだろう。また、日本酒、焼酎に珍しいものを置いており、それだけを目当てに行ってもいい(夜は基本的にコースのみだから軽く一杯という利用は無理)。昼の1300円コースは特筆すべきコストパフォーマンスで大お勧め(混むので要予約)。新地の駅前第一ビルの国道向い。ラーメン屋の2階。98年9月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
石和川(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-6-22新八千代会館2F/06-6345-5588/11.30〜14/17〜23/日祝休/8000円
割烹。「いわがわ」と読む。まだ若いご主人が作る格安めの割烹。「神田川」で修行したあとボストンの日本領事館で2年勤めたというご主人が作る料理はエスニックや洋食の手法を取り入れた創作系。練り物はおいしかったが、その他はそんなに印象に残らなかったのが残念。インパクト狙いはわかるのだが、それがきちんと皿に定着していない印象。若い板前が作る創作系料理が陥りやすい部分でもあるのかもしれない。コースもあるがわりとバランスがもうひとつなので1品を頼んだ方がいい。昼はわりとお得。あと十年くらい経ったら大化けするタイプの店かもしれない。97年2月。再訪数回。
たけのこ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-6 新日本新地ビル東館1F/06-6345-7601/18〜21/日祝休/4000円〜
小料理。「昔なつかしい洋食焼と京のおばんざい」とうたっている。雑誌にも良く取り上げられている店。いい年配のご兄弟が2人で切り盛りするカウンターのみの小さな店内。なかなか感じがいい。ただそのご兄弟がとにかく仕切る仕切る。指図がいろいろ飛んでなんだか寛げないのだ。味はそれなりにおいしい創作料理系。たこ焼きやコロッケや蓮根餃子など、ツボをついたいい味だ。全体に「こだわり」が前面に出すぎているので多少居心地悪い感じではある。そういうのが不得意でない人にはいい店なのかもしれない。席は詰め込みすぎているし「何時何分までに食べてください」と時間を区切られるのもなんだかな。要はボクと相性が悪かったのだろう。98年1月。※最近、すぐ横のビルの1階に移転した。表記は新住所の方。
とわ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-7-21
小料理。お茶漬を看板にするらしいが、お惣菜系の一品ものもどれも安心できる味でうまい。上品な味だ。7席ほどの小さな店に女将がひとり。センスよくまとめられていて寛げる。夜遅めにちょっと一杯でさっと切り上げよう、って時など便利。銘酒「鄙願」が置いてあるのが貴重(当時)。95年12月。再訪数回。……96年12月で急に閉店した模様。身内のご不幸とか。その後、豊中で予約制家庭中国料理の店を開いているそうである。店名は「西本」(06-6336-0534)。
三原(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-8-7梅紫津ビル2F/06-6341-7974/11.30〜13.30/17.30〜23/日祝休/4000円〜
小料理。せいろ蒸し料理。夜はせいろ蒸し会席が3500円と5500円の2コースある。内容を考えるとかなりお得感がある。野菜の蒸したのとかなかなかうまい。昼は鮭・あさり・鶏そぼろの三色せいろがオススメ。狭い店内だが、ご主人と若者が丁寧に仕事をしており気持ちいい。本店はアメリカ領事館の裏の方にあるようだが行ったことはない。99年10月。
サロンいづみ(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-2-33
小料理。いづみさんともう一人(妹さんかな)が着物姿でカウンターの向こうに立つ店。店名がちょっとクラブっぽいが、リーズナブルな小料理屋さんである。料理はそれぞれちゃんと丁寧に作ってありおいしい。カウンターが埋まるとさすがにふたりではパニックになるようで料理が出てくるのが遅くなるのが難だが、店主のお人柄かそれもあまり苦にならない。インテリアはちょっと一銭洋食風(わかるか!)。キッチュな和風で面白い。酒の種類がもう少しあったらもっといい。00年11月。※いまは閉店してしまったようである。
紬(堂島)
大阪府大阪市北区堂島2-3-36/06-6345-4800/11.30〜14/17〜22.30/土昼・日祝休
割烹。昼ご飯にとてもよく利用する店。夜は一度しか行ったことがないが、6000円のコースが大変お得。しっかり手をかけた料理が続き、盛りつけも美しい。ちょっと狭めの店だが、二階は落ち着ける。昼のセットがわりと良い。95年6月。再訪多数。
う越貞(福島)
大阪府大阪市福島区福島5-17-20 日乃出ビル1F/06-6458-1153
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
加津屋(福島)
大阪府大阪市福島区福島8-20-3/06-6451-7739/5000円〜
割烹。福島駅から聖天通商店街を抜け、あみだが池筋を右折、すぐ左折してしばらく行ったところにポツンとある割烹。その賑わい気持ちよく、いかにもうまいものが食べられそうな店である。カウンターと座敷があるが、カウンターで女将さんといろいろ話し合いながらオーダーするのが楽しい。オリジナルメニューもそれぞれハズレなくうまいしなかなか。5月末に食べたタケノコの寿司や行者ニンニク味噌合えなどは今も舌が覚えている。加津屋風蒲焼き(レンコンの蒲焼き)や鯛の白子焼きも印象的。お酒の種類が少ないのがとっても残念。サービスは親密で元気があって軽やかでとても良い。カウンター席とテーブルと座敷。値段もそんなに高くない。00年5月。
割烹かつみ(福島)
大阪府大阪市北区大淀中1-1-90-100 梅田スカイビルタワーイーストB1F/06-6440-5951/11〜14/17〜22.30/無休/6000円〜
割烹。スカイビルの滝見小路にある割烹。特徴的なのは「五島列島から毎日空輸された素材を使った店」ということ。その日の漁次第である魚も変わる。まぁそのくらい鮮度にこだわっているということだ。つまりは刺身がうまい。きびなごや水イカなど五島のうまいものはやっぱりなかなか。ただ「うま〜!」という驚きはどの刺身からも感じられなかった。行った日の漁がもうひとつだったのかなぁ。〆にはぜひ「五島うどん」を。椿油でつなぎ、アゴ(飛び魚)でダシをとったという五島列島名物。冷や麦のように手延べする。冷たいうどんがうまい。とっても。00年3月。
市の(西天満)
大阪府大阪市北区西天満5-16-13/06-6366-5611/11.30〜15/17〜22/日祝・第2.4土休/5000円〜
小料理。「高級博多屋台料理」を標榜する。店内に貼られたメニューを見ると確かに博多の屋台の匂いがプンプン。一夜干しを中心に、くじら・馬刺、鶏鍋など、魅力的なメニューが並ぶ。味はまぁまぁかな。〆の博多ラーメンがうまい。とんこつが生臭くなく煮込まれていて、麺も良い。大阪に蔓延るエセとんこつラーメンの数倍いい。ラーメンはランチでも食べられる。西天満交差点の名古屋銀行裏。00年4月。
EN(京町堀)
大阪府大阪市西区京町堀2-3-4 なにわ筋靭公園/06-6441-2923/5000円〜
小料理。京町堀にあり、交通の便は悪いが、清潔で使い勝手の良さそうな小料理屋。小上がりもあり、落ち着ける。刺身系、焼き系ともにまぁまぁで、〆のさぬきうどん鍋までどれも水準的な味。10名くらいの宴会も可なので、ちょっと穴場っぽい宴会場に使うのにいいかもしれない。94年10月。
作(南船場)
大阪府大阪市中央区南船場4-10-51大阪屋エーコービル/06-6244-0306/5000円〜
小料理。いろいろ工夫して出してくれる創作和食屋。それなりにおいしいが、ご主人がわりと創意や素材の講釈をするので寛ぎにくい。押し頂く、という感じになってしまう。気楽に食べさせて欲しい。いや講釈するのはいいのだ。聞きたいときもある。でもちょっと「うまいやろ!」の押しつけっぽくなってしまうのが難かも。少なくともボクとは相性が悪い感じ。96年2月。
梅市(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋1-6-3ハイツ千年町2F/06-6243-9126
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
桃酔(ミナミ)
大阪府大阪市中央区東心斎橋2-7-18暫ビル/06-6211-1572/8000円
小料理。まだ堀江にあった頃、何度か行った。こぢんまりと落ち着けてとてもおいしくいい店だった。東心斎橋に移転した後も応援したい店なのだけど、移転して店を大きくしてから昔ほどは良くなくなった。そうか、こぢんまりしていたからこそ良さが発揮されたのだなぁと思ってしまう。とてもうまかったのに。残念。95年6月。
大黒(ミナミ)
大阪府大阪市中央区道頓堀2-2-7/06-6211-1101/11.30〜14/17〜20/1500円
小料理。かやく御飯で有名な老舗。油揚げ、こんにゃく、ごぼうなどをあっさり薄味に炊きあげたもので、単品ではちょっと物足りないが、壁に貼り出されているお惣菜の数々と合わせるとがぜん輝き出す。焼魚などとの相性も抜群。小さい店なので早めの時間に行く方がよい。96年5月。
ごんべ(ミナミ)
大阪府大阪市中央区千日前2-3-16/06-632-2394/18〜/5000円〜
割烹。カウンター割烹。吉本興業が近いせいかお笑いタレントがよく来るらしい。安くておいしい割烹。料理は特に凝ったものはないが季節のいいものを仕入れていてどれもちゃんとうまい。日本酒も「十四代」他、良いものをおいている。座敷もある。ご主人もなかなか味があっていい。ミナミのプランタンの角を南に入って二つ目を左。しばらく行くと左手にある。98年10月。
23.1(ミナミ)
大阪府大阪市南区鰻谷中ノ町23-1/06-6253-0791/17〜24/日祝休/6000円〜
小料理。ボクがまだ若くてちゃらついているころにとてもよく行った店。おしゃれな和食BAR、という狙いが見え見えの店だがバランスよく作ってありいい感じ。料理は創作系で当たりはずれはあるが、味はそれなり。若者が気楽に居酒屋使いするにはいいのではないだろうか。ある程度年齢が行くと照れくさくて行けなくなってしまうタイプの店ではあるが。94年8月。
山女庵(西成)
大阪府大阪市西成区岸里1-3-10/06-6657-2292/18〜/8000円〜
鳥獣料理。「やまめあん」と読む。西成区役所のすぐ横にこんな深山のような店があるとは思わなかった。亭主みずから鉄砲を持って打ってくるイノシシや鹿、山鳥を炭火で楽しめる。他にも天然ウナギの鍋やスッポンなどの鍋料理、ヤマメやアユの時期にはそれも楽しめる。10月ならキノコづくしの鍋(マツタケ、ホンシメジなど10〜13種のキノコに地鶏)が、お酒飲み放題で9000円で味わえる。完全予約制だからオヤジさんに電話で相談して料理を選ぼう。打った鳥獣がなければ店が開かないらしいので、前日までに電話して予約した方がいい。00年1月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
播半(西宮)
兵庫県西宮市甲陽園東山町9-39/11〜14.30/16〜22/無休/20000円〜
料亭。甲陽園の一万坪の敷地に数寄屋建築。なだらかな丘陵を利用していて景色も抜群。ロケーションはまさに超一級である。こういう料亭で味が普通というのはよくある話だが、ここは味もかなりよい。値段はそこそこ行ってしまうが、満足はするはずだ。庭に咲き乱れる桜、そして風情ある紅葉の季節が特にお勧め。お昼を5000円で始めたらしいので食後の庭散策のためだけでも訪れる価値あり。夜よりも、まずはその昼弁当からどうぞ。94年11月。※閉店。残念!
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
くらくえん(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町2-25/0798-71-5850/18〜23/月休/6000円
小料理。カウンターのみの小さな店だが、突き出しの柚の味噌汁から始まって惣菜、おでん、牛刺し、魚、にゅうめんに至るまで何でも気持ちよくおいしい。なんかホッとする味でしみじみする。女将も手伝いの人もきびきびシャキシャキしていて気持ちがいい。なかなかの連係プレイ。その連係とやりとりを見ているだけでこれまたしみじみする感じ。それでいて決して高くはない。常連さんが多いので面食らうかもしれないが、勇気を出して通うとどんどん真価が高まる、そんなタイプの店である。独身時代どれだけお世話になったことか。97年3月。再訪多数。
香風(苦楽園)
兵庫県西宮市菊谷町12-33/0798-73-4511/11〜15/17〜22/月休/8000円〜
割烹。懐石料理が気軽に食べられるちょっとモダンな店。玄関のアプローチの感じはなかなか良い。決して安くはないが座敷があるので夙川近辺では貴重な店である。昼は弁当が5000円くらいで食べられる。味に驚きはないが安定はしている。おばさまたちに占領されてはいるが…。夜はお酒飲むと15000円くらい行ってしまう。94年8月。
くすはら(苦楽園)
兵庫県西宮市南越木岩町11-13 苦楽園壱番館1F/0798-73-9959/18〜25/水休
割烹。木を多用して本格的な割烹の雰囲気を保ちつつ、若くてカジュアルな空気も醸し出している店。年配から若手まで客層は広く、いい感じに賑わっている。カウンター中心で個室がひとつ。地元の家族連れなども多い。料理は魚中心で真っ当な味。ちょっと怖面のご主人は話してみると柔らかい感じで雰囲気良い。味的にはまだ発展途上的な部分もあるが、これからどんどんおいしくなりそうな予感はする。住宅街で長くやってほしい隠れ家割烹である。06年8月。
子孫(甲陽園)
兵庫県西宮市甲陽園本庄町5-21/0798-71-1116
料亭。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
わらびの里(芦屋)
兵庫県芦屋市打出小槌町30/0797-23-5666/5000円〜
割烹。京料理の老舗。京都山科に本店がある。震災での被害を免れた小座敷で規模を縮小して営業している。前は置いていた仲居も今はいないそうだ。料理は京会席でとても上品。酢の物、焼き物、和え物、雑炊とそれなりの味だが、ちょっと若い人には物足りないだろう。芦屋のお金持ちの熟年以上向き。昼は6品で5000円から。95年2月。
一駛(芦屋)
兵庫県芦屋市大原町8-2 B1F/0797-38-0591/17〜23/木休/12000円
小料理。ひとし、と読む。まだ若いご主人が真摯に料理と向き合っている店で、芦屋には珍しい良い小料理屋である。地酒、魚、文句なし。どれも味に不満を思ったことがない。場所柄かちょっと高めだが、財布に余裕があるときはいいかも(わりと1万円くらいはすぐ行ってしまう)。震災後、ラポルテ北館に移転したらしいが移転後まだ行っていない。うまかったけど、どうなったかなぁ。94年8月。
八巻(六甲)
兵庫県灘区八幡町4-9-27 阪急六甲南口/078-861-0642/17.30〜22/日祝休/5000円
小料理。創作料理系。いろいろ凝って作っている店でどれもそれなりにうまいが、ご主人がいろいろと注意してきて最初から最後までシュンとしながら食べた。例えばビールのグラスに素焼きを使っているのだが「素焼きだから乾杯しないで。価値もわからず乾杯して割る奴がいる」などとまだビールをついでもいないのに怒るように注意をする。行儀良く静かに食べているのにずっとそんな調子なのだ。偉ぶりすぎ。料理もいちいち講釈付き。食べてる時間を長く感じた。94年2月。
阿奈ご家(三宮)
兵庫県神戸市中央区中山手通1-2-9伸光ビル2F/078-393-0898/17〜26/月休/4000円〜
小料理。アナゴが売り。明石産の活けアナゴをいろんな料理法で楽しめる。刺身に湯引き、焼きに蒸し、柳川鍋、そしてアナゴご飯…。こう書くとかなり高そうだが、実はとても安価である。それがうれしい。印象的なのはアナゴの刺身と柳川鍋。どちらもかなりうまかった。焼き鳥などもあるが、やっぱりここはアナゴでしょう。カウンターと小上がりだけの小さな店だがアナゴを知るには最適の一軒。00年5月。
杉本(明石)
兵庫県明石市桜町12-12/078-912-1254/16〜22/木休/10000円
小料理。明石の天然物のみ使用の店。有名なところでは、たこ、穴子、タイあたりであろうか。いわゆる「前もの」で、捕れたてを生け簀に一昼夜はなしてから出すという。熟成とは違うが、こうすると一番うまい、と言っていた。刺身はさすがにうまし。料理自体に凝った物はないが、明石に来た、という気分になるし、旅行者には特に良いかも。94年11月。
雪月花(宝塚)
兵庫県宝塚市伊子志3-16-57シャルマン逆瀬川B-101/0797-73-4458/12〜14/18〜/日祝休/7000円
小料理。以前は甲東園のわかりにくいところにあって何度か利用した。にぎやかな女将が一人でやっている店で、一度行くと常連ぽくなってしまうタイプの接客をする。素材に凝っていて、無農薬野菜はもちろん、調味料なども体にいいものを選んで使っている。味は家庭料理の延長だがそこそこおいしい。純米酒も良いのをおいてあるが、酒が飲めなくても大歓迎だとか。97年2月に宝塚に移転してからはまだ行っていないがそんなに変わらないだろう。中津浜線のデニーズ前のローソンを入る。97年2月。
ぬなわや(三田)
兵庫県三田市加茂1093-4/0795-67-1104/12〜15/18〜21/水休/7000円〜
割烹。「ぬなわ」とは沼の縄、「じゅんさい」の異名だ。そう、ここは日本でも珍しい天然じゅんさいをフルコース(6000円より)で食べさせてくれる店。ビル内とは思えない料亭風の作りで庭に広がる竹を眺めながらゆっくり季節のじゅんさいを味わえる。コースはじゅんさい尽くしというわけではないが、わさびしょうゆでいただく「じゅんさいの刺身」が特に絶品。生のいいものはなかなか食べられないそうだ。食後は和室で世界初のじゅんさいまんじゅうとお抹茶をいただける。まぁ一回でいいかなぁという感じであるが、一度はどうぞ。要予約。すごくわかりにくいところにあるので注意。98年6月。
赤いうちわ(三田)
兵庫県美嚢郡吉川町畑枝120/0794-72-1191/12〜22/10000円〜
焼き物一般。三田牛のステーキや明石の魚、炭焼き一品物などが食べられる。肉も魚もかなり素材のイイモノを用意している。肉質は最高だが、サシが入りまくっている肉なので、サシが不得意なボクとしてはちょっとつらい部分もあった。魚も、マグロ(大きなサク)や鯖、穴子(うまい)など、脂が乗りまくったものが多く、肉も含めて脂系が続くのがつらい人もいるかもしれない。逆にサシ好きにはとてもいいだろう。古い民家風の店内は趣もあってなかなか。基本的におまかせコース(10000円〜)のみ。吉川(よかわ)インターから程近いところにあり、ゴルフ銀座ということもあってゴルフ帰りなどにもいいかもしれない。99年12月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
祇園さヽ木(京都)
京都府京都市東山区八坂通り大和大路東入ル/075-551-5000
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
千ひろ(京都)
京都府京都市東山区祇園町北側279-8/075-561-6790/12〜13/17〜20.30/日休
割烹。大変真面目で端正な料理を出す。真面目さが極まって四角四面な印象があるほどだ。名店「千花」のご子息(ご兄弟の弟の方)だと聞いたが、客への気遣い、料理への真摯な姿勢、清潔で隙のない店内、と、実にいい店に仕上げている。でも繰り返すが真面目すぎる印象。食べていて開放感がなく、少し息が詰まった。逆にもっと歳がいったらこういう料理の方が好きになるかも、とも思いつつ。
小鉢五種、はもの刺身、湯葉スープ、子持ち鮎甘露煮、焼きなすの煮浸し、と、一品一品は完成度の高いもの。最後のフルーツジュースまで楽しんで12600円。静かないい時間であった。主張が穏やかすぎるところはあるが、逆に大人っぽい味でもある。でももう少し隙というか崩した部分が欲しいと個人的には思った。これはご主人の性格にもよるだろうから難しいのだけど。
一力茶屋隣の京都祇園ホテルの四条通り向かいにある趣深い細い路地を入っていった右側。この路地自体が旅行者には感動的だろう。入り口を開けるととてもきりっとして背筋が伸びる空間。割烹初心者は少しびびるかもしれない。カウンターのみ。07年10月。
祇園花霞(京都)
京都府京都市東山区祇園町北側279-13/075-525-2726
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
祇をん ちんねん(京都)
京都府京都市東山区祇園町南側570-123/075-561-5288/17.30〜23/日休
割烹。祇園にあってリーズナブルに食べられる小さな店。町家を改装して使っていて雰囲気は良い。この店の魅力はその立地と味の良さ、雰囲気に比してリーズナブルなこと。ふたりでお酒を飲んで15000円程度、高いものを次々頼んでも30000円程度だろうか。焼き場前で常に熱そうにしているご主人は「修業した店が座って3万〜5万の店だったので、逆にみなさんが楽しめる安い店を目指した」と語ってくれた。名物の祇園なべは6000円から。おまかせコースは10000円から。予算を告げておまかせにするのが結局お得かもしれない。
炭火焼きと鍋が売り物で、特に鍋は、夏秋ははも(はも松も)、冬はふぐ、すっぽん、カニ、鴨、春は竹の子など、充実している。ひとり鍋もあるので一人客でも楽しい。一品もバラエティ豊か。ボクが行ったときは「炊き合わせゆず風味」「子持ち鮎の南蛮」「紫頭巾黒豆」「かもなす焼き」「トマト焼き」「イチゴのソルベ」など、どれもこれもちゃんとおいしかった。その時々でアレンジしてくれ、即興でいろいろ作ってくれたりもする。特製ハンバーグや鮨などもある。
京都にありがちな敷居の高さもなく、旅行者もゆっくりくつろげるいい店。ちょっと行きつけにしたい感じである。07年8月。
祇園 たに本(京都)
京都府京都市東山区祇園町南側570-121/075-551-8011/11.30〜14/17〜22/日休
割烹。祇園の真ん中にある京割烹なのにとてもカジュアルで気楽、ざっくばらんに楽しめる店である。ご主人谷本佳美氏も従業員もみな居酒屋的な雰囲気で接してくれるし、カウンターでは常連客が突っ伏して寝ていたりする(笑)。そのうえリーズナブル。「祇園で飲んで食べて1万円の店をやりたかったんですわ」と語るご主人の言葉通りである。「酒肴の技」などの著書もある谷本氏の料理の完成度はかなり高い。わかりやすい京料理が出てくるので、逆に知っておいて損のない店。綺麗で丁寧な仕事。
オープンしてまだ8年だが、周りにとても馴染んでいてなんだか古くからずっとここにあったような雰囲気だ。店内もなんだか長くやっているような年月が感じられる。それだけ落ち着けるし、くつろげる店である。07年10月。
竹きし(京都)
京都市東山区祇園花見小路末吉町西入ル/075-525-4547/12〜14/17〜22/日休
割烹。祇園の小道にあるさりげない外観の店で、昼の釜飯が名物だしオススメだ。祇園でちょっと軽く昼ご飯を食べたいときなど、非常に重宝する。中途半端な割烹で食べるよりここの釜飯の方がずっとうまいと思う。
行った日は季節の釜飯が数種類メニューに並んでいた。「栗とホタテ」にするか「松茸」にするか迷った末「栗とホタテ」に。程良い仕上がりでしみじみおいしい。味がよく染みこんでいて香りも立ち、実にいい感じの釜飯だった。これはきっと夜もいいだろうなぁ(夜は割烹)。小さな店なのにカウンター内に若手がたくさん働いていたのも期待大。今度来てみよう。残念なのはカウンター上にずらりと並んだ灰皿。灰皿とはゴミ箱だし、目の前に並べられていい気がする人はいない。吸う人にだけ出せば良い(カウンターで吸われるのは堪らないが)。祇園にありながら敷居も高くなく気取らないいい店だが、この辺ちょっと残念な印象。細かいけど。07年10月。
修伯(京都)
京都府京都市東山区下河原通高台寺塔之前上ル金園町392/075-551-2711/月休
割烹。八坂の塔の真ん前にあり、観光の途中に立ち寄るには素晴らしい立地だし、この店自体の雰囲気もなかなかよい。店の前の細道を人力車が走り、体験用の舞妓さんがうろうろ歩いているなど、ちょっと観光地すぎる部分もあるが、わかりやすくて逆に喜ぶ向きもあると思う。
ランチに出かけたが、ここのランチコースははっきり言って女性にオススメだ。それはこの立地&雰囲気にプラスして9種のデザートが出るからである。アイスモナカ、カモミールに漬けたフルーツ、アイスティラミス、小豆バナナムース、くるみのミルフィーユなどがずらりと並んだテーブル上(カウンターでももちろん並ぶ)は壮観だし楽しい。女性が驚喜すること必至である。
お料理は、むかごの白和えから始まって、お造りのバリエーションが6皿、エビと角煮入りのひろうす、鯛あら、鱧みょうがなど、器とともに目を楽しませてくれる料理が続くが、その見た目ほどには味の良さを感じなかった。味は比較的はっきりしていて塩がきついタイプ。フレンチのエッセンスも感じる料理。でも、まとまってはいるけど印象には残らない感じ。カウンター10席と奥の方にテーブルひとつ。サービスは親密でいい感じ。07年8月。
梅むら(京都)
京都府京都市中央区木屋町三条上ル/075-231-3383/11.30〜14/17〜22/無休/12000円〜
割烹。伊藤博文が常宿にしていた民宿を改造して京料理の店にしたらしい。長いエントランスが京都風情抜群で東京の人には絶対受ける。店内から鴨川が見えるのもポイント高い。だから観光客や年配のご婦人とかを連れて行くにはとてもいいと思う。でも味はその雰囲気や逸話ほどではない。可もなく不可もなく。観光客ずれしてしまったのか、女将や仲居さんのサービスも(値段の割には)フランク過ぎるかもしれない。ただ、京都のサービス独特の慇懃無礼さに食傷している向きにはいいかも。夏は川床もある。昼の5000円会席がお得。夜は1万円から。雰囲気に比すれば格安め。97年8月。
草喰なかひがし(京都)
京都府左京区浄土寺石橋町32-3/075-752-3500
この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
近又(京都)
京都府京都市中京区御幸町四条上ル/075-221-1039/7.30〜9/12〜13/17.30〜19.30/無休
懐石・旅館。創業1801年の老舗商人宿。もともと「近江屋又八」という屋号だったことから「近又」と屋号を改め、麩屋町通六角下ルから1902年に現在地に移った。建物は有形文化財。その雰囲気の中、懐石が食べられる。座敷が七部屋。昼懐石は8000円から、夜懐石は16000円から、となるが、夜なら宿泊して食事込み40000円からの方がお得かもしれない。紅殻作りの玄関は雰囲気抜群。奥の座敷は庭に面して美しい。有名なのは朝ご飯。だし巻き玉子よし。ベーシックな旅館の朝食。想像以上のものではないが、座敷に座ればめちゃくちゃ雰囲気がいいのでオススメ。京都で雰囲気のいい朝ご飯を食べたかったら「瓢亭」かココかな。7時半〜9時まで。4500円。朝ご飯の座敷なら特に八号という部屋を強力推薦するが予約至難。食事専用のイス席もあるが風情がなくお勧めしない。07年10月。
瓢亭(京都)
京都府京都市左京区南禅寺草川町35/075-771-4116/8〜10(朝粥:7〜8月)/11〜14.30(うづら粥:12〜3月)/11〜19.30(懐石)/第2・4火休
料亭。1837年創業。南禅寺の畔にある有名な料亭である。夜の懐石はもちろんであるが、夏の朝粥、冬のうづら粥でも有名。夜に比べて安価に料亭料理の一端を楽しめるので、旅行者は朝粥・うづら粥から体験するのが良いかもしれない。
朝粥をいただいた(5000円)。朝8時9時10時と三回転するようで少々せわしないが、通される部屋は五つすべて独立した離れの茶室になっており、なにしろ雰囲気がよい。数寄屋造りの草葺き屋根。建物を木々と池が分ける。その間を縫って歩き、茶室に靴を脱いで上がるアプローチだけで外国人だったら舞い上がるだろう。
座敷に胡座をかいてお膳で料理をいただく。和え物や蒸し物が入った瓢箪型の三ツ重ね鉢、瓢亭玉子(一子相伝と言われる名物の半熟卵)、鮎の塩焼き、葛あんで食べる白粥などが順番に出てくる。朝だけに優しい味が続く。インパクトはないが心からホッとする構成。意外と量はたっぷり。リズムよく出てくることもあって約1時間で食べ終わるが、庭を眺めながらゆっくりお茶を飲みたい腹心地ゆえ、せめて1時間半の2回転にならないかなぁ。それだけが不満かも。
ちなみに瓢亭には別館もあり、そちらの広間でも楽しめるが、できれば本館を予約したい。離れの茶室は雰囲気だけで大ご馳走。日本人のセンスの凄みに圧倒される。07年8月。
十一屋(京都)
京都府京都市左京区山端川端町27/12〜21/不定休/8000円〜
なまず料理専門店。料亭。「じゅういちや」。寛永年間創業で380年経つという大老舗。現在の建物は明治初期のもの。趣き深く素晴らしい建物。大きな池を持つ立派な庭を眺めながら座敷で洗練されたなまず料理が食べられる。なまずはそのままだと泥臭いのだが、井戸の水で数晩生かして泥抜きをするという。なまずは共食いするらしく、一匹一匹入れないといけないということで場所も手間も大変らしい。岡山産だというなまずはとても繊細な美味で印象的。他にさまざまな川魚の造りも出る。コースは7000円からで高くない。ボクは1988年のクリスマス・イブをここで過ごした。当時イブに和食料亭を選ぶのはとても進んでいたと思う(笑)。そういう意味で思い出の店。修学院駅近く。88年12月。再訪2回。
※2006年5月に閉店廃業し、あの趣深い建物も庭もつぶし、跡地にマンションが建つようだ。涙。
馳走 高月(京都)
京都府京都市東山区高台寺門前下河原町469/075-531-6178/11.30〜13.30/17〜21.30/月休/15000円〜
料亭。高台寺(八坂神社近く)の門前の一軒家で、お座敷でゆっくり食べられる。雰囲気抜群。これぞ京都。夜のコースを食べたが、量的にはちょっと物足りないものの、それぞれ趣向を凝らしており美味。その上品な薄味はあくまで繊細でなんともおいしい。悪く言えばインパクトがなさすぎるかもしれない(特に若い人には)。
始めに口濯ぎと称して「出汁」がおちょこで出るが、それがこの店の姿勢を物語っているかもしれない。滋味深い出汁。舌の奥で繊細に味わう料理なのだ。一軒家のお座敷ではあるが、子連れなども受け入れてくれるし、若者でも気後れしないで楽しめる店だと思う。ただもう少し仲居さんのサービスが良ければ、と残念だった。店を出た後の見送りなど見事で気持ちよかったのだが…。夏のハモ料理が特に有名。ハモ味噌をお持ち帰りとして買える。98年12月。
※2007年4月に火事で焼失。復活はいつかわからない。
いもぼう平野家本店(京都)
京都府京都市東山区円山公園内知恩院南門前/075-561-1603/10.30〜20.30/無休
料亭。江戸は享保年間に創業された「いもぼう」で有名な大老舗。「いもぼう」は、乾物の棒鱈をもどすときに海老芋(海老のカタチに似た芋)といっしょに炊き上げてみたら独特の味になり、数々の食通に礼讃されたのがもともと。以来名物として300年以上、味を守ってきている店。観光客が回る名所のひとつみたいになっているが、なかなか美味しいので一回は経験してもいいと思う。ご飯や小鉢がついた「いもぼう御膳」が2500円程度。知恩院南門前にあり、雰囲気はなかなか。97年4月。
美山荘(京都)
京都府京都市左京区花背/075-746-0231/無休/25000円〜
料亭旅館。京都の山奥、花背の里にある摘み草料理の小旅館。食事だけでもOKだが是非泊まってその情緒を味わって欲しい。小さく素朴な部屋だが、落ち着けるし、風呂もサービスもとっても気持ちがいい。食事は花背の里でとれた川魚、山菜、京野菜を中心にした摘み草料理。ボクが行ったときは銀杏の味噌焼(絶品)、鯉の刺身(鯉に対する見方が変わった)、イクチダケの煮物、アマゴの甘露煮など、とにかく素朴だが発見のある味ばかりで感心した。付け合わせの大根おろしなんかが絶品だったりするあたりが、美山荘の真骨頂。ちなみに朝御飯も素晴らしい。部屋ではなく母屋に通されての朝ご飯になるが、カラダがきれいになるような料理群。〆の白ご飯まで隙のない構成。日本トップクラスの朝ご飯だと思われる。97年2月。
湯葉に(京都)
京都府京都市南区九条大路新千本下ル/075-691-9370/11.30〜18.30
ゆば(湯葉)専門店。京都の市街を離れ、高速入口方面にずいぶん下がったところにポツンとある店。創業明治38年。京都では若い部類かな。ゆばの小売店の横に普通の家があり、そこで料理を出している。座敷はなんだか普通の家っぽく、畳はすりきれ、照明は蛍光灯ひとつ。雰囲気はよくない。しかもものすごく早いペースで料理が運ばれてきてしまい、落ち着かないこと甚だしい。運んでくれる方に聞けば「女将さんがせっかちなもので」ということだが、これでは料理が次々冷めてしまうなぁ。
隣に工房があって自家製ゆばを作っているだけあって、ゆば尽くしのコース(4200円から)に使われるゆばはやっぱりなかなかうまい。でもゆばはゆば。ずぅっと続くと飽きてしまう。豆乳から始まって、ゆば刺し、ゆばの和え物、ゆばの天ぷら、ゆばの吸い物、ゆばの鮨風、などなど、手をかえ品をかえいろいろ工夫をして出してくれるが、印象にあまり残らないのが残念。それと大食漢には量的に物足りないと思われる。ゆばがお好きな方なら、ここで前菜的に食べ、二軒目に行くのが正解かも。でも前菜的に食べるには高いかな…。05年10月。
山ふく(京都)
京都府京都市東山区祇園花見小路四条下ル/075-551-0876/12〜14/17〜21.30/火休
おばんざい。祇園の一力の角を入ったところにあるおばんざいの店。家族でやっており、以前いた名物お母さん(というか、おばあちゃん)は亡くなってしまった。彼女が階段前にポツンと座っていた頃の佇まいと料理はとても良かった。いまでは娘さん(お嫁さんかな)がしっかり後をついでいる。いかにも京都の家庭料理という感じで、インパクトはないがしみじみ楽しめる感じ。風情たっぷりである。まぜ御飯、なっぱ、おから、肉じゃが、ひじき、鯛の子、土瓶蒸し、柳川、たにし、そして焼き物、煮物…どれもこれも食べたくてつい頼みすぎてしまう。個人的にこういう雰囲気の店、かなり好きかもしれない。こういう店が近くにある人がうらやましい。ただ「おばんざい」というのは普通の家庭料理でもあるから、こういう料理を普通に感じる人も多いかも。以前はそんなに観光客もおらず落ち着いて食べられたが、90年くらいからえらく人気が出て、いまではとても混んでいる。おばんざい6品と季節のご飯や汁物がついた「おきまり」は1800円とお得。99年11月。再訪数回。
百足屋(京都)
京都府京都市中京区新町通り百足屋町381/075-256-9393/11〜15/17〜22/水休/3000円〜
おばんざい。京の町屋を復元した店内で食べられる。その雰囲気が売り。昼はお弁当、夜はおばんざい懐石コースなど。町屋を体験してみたい観光客が楽しむにはいいかもしれない。喜ばれるとは思う。が、料理はごくごく普通のおばんざい。家庭料理の延長なので特に驚きはないが、まぁもともとそういうものだ。町屋の雰囲気を気軽に楽しみたい人向け。98年11月。
豆水楼(京都)
京都府京都市中京区木屋町三条上ル上大阪町517-3/075-251-1600/3000円〜
豆腐料理。鴨川沿いの風情のある町屋で豆腐会席などを食べさせてくれる。一見料亭風だが、味的には居酒屋チック。観光客相手の店なのかもしれない。「おぼろ豆腐」「豆腐の朴葉味噌焼き」「竹寄せ豆腐」など名物があるがどれもそんなに印象に残っていない。会席も量がちんまりしていて楽しくない。ただ、格安に鴨川沿いの町屋を楽しむのなら悪くはないと思う。97年10月。
めなみ(京都)
京都府京都市中京区木屋町三条上ル中島町96/075-231-1095/17〜23/日休
小料理。おばんざい。約10年ぶりに訪ねたが、相変わらずなかなかおいしい。調子に乗っていろいろ取っているとあっという間にひとり1万円を越えてしまうのも変わっていない。おいしいし立地もいいんだけど、やはり少し高いかも。料理は一般的なおばんざい。家庭料理の延長といった感じ。カウンターの大皿がとてもおいしそう。煮たり炊いたりのものが特にうまい。炙り焼きなども良い。地酒とともにゆっくり味わいたいところだが人気店で異様に混んでいるので早々に退散。少し落ち着かないかも。00年3月。
蜂巣(京都)
京都市中京区油小路通御池上ル/075-213-1170/17〜23/水休
おばんざい。紹介がなくても大丈夫な気軽なおばんざいの店。京都っぽい「古い暗さ」がないのが旅行者には物足りないが、一見さんでも気楽に入れてそれほど高くなく食べられる店を一軒京都で持っておくと安心。カウンターでおばんざい数品に日本酒、という感じなら3〜4000円で上げられるかも。おまかせコースでも5000円。安心でしょ。
枝豆山椒、さんま有馬煮、賀茂なす煮、京揚げと小松菜、きんぴら、南蛮漬け、手作りごぼ天、と、魅力的なおばんざいが並ぶ。すべてのおばんざいにひと工夫ある上に、その工夫が創作料理的になっていない。きちんと基本を守った味でおいしい。魚や肉もいろんなメニューがある。冷酒に店名の「蜂巣」を頼んだら竹の器に入ってきて、とても涼しげ(店名の由来は聞きそびれた)。ご主人も奥さんも気さくで気持ちよく、お客さんも肩の力を抜いて楽しんでいる。照明をもうちょっとだけ暗くしたらもっと雰囲気出るのになぁと思ったが、明るいのも逆にこの店のよいところかもしれない。そんな感じの店。京都国際ホテル、もしくは京都全日空ホテルの裏手にぽつりとある。07年8月。
| 居酒屋 |
初心(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-9-6
居酒屋。とてもわかりにくい路地を入っていくとある古い昭和の建物の一軒家が「初心」。佇まい実に良し。その雰囲気だけでもご馳走なのだが、料理もちゃんとおいしい。手堅く真面目なお料理群。2階の座敷に上がって窓をあけてボンヤリ飲んでいると時間を忘れる。94年2月。※震災後に閉店した模様。現在は同じ場所で「TODO O MUNDO」という無国籍料理店になっている。2階の座敷はそのままらしい。
呉春(梅田)
大阪府大阪市北区曽根崎2-13-5
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
レストランOKINAWA(梅田)
大阪府大阪市北区梅田1-1-3大阪駅前第3ビルB1F/06-6344-4567/11.30〜14/17.30〜21/3000円
沖縄料理。各種沖縄料理が居酒屋値段で楽しめる。ゴーヤチャンプルーやソーキそば、ソーミンやテビチなどすごくおいしいというわけではないが安価なのが魅力。ウコン茶もおいしいしオリオンビールや泡盛古酒もある。山羊料理がないのが残念だったけど、安く沖縄料理が楽しみたいときはいいかもしれない。昼は沖縄料理のバイキング。98年4月。
ロソリオ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地2-2-5第3シンコービル2F/06-6442-3180/平日・土17〜24/金17〜28/日祝15〜22/第3日・月休/6000円〜
居酒屋。和洋折衷創作系。ワインや焼酎、日本酒の品揃えがよく、それに合わせながら創作系の肴を頼む。創作料理なので当たり外れがあるが、おいしいものはかなりうまい。まぁ何人かで行ってワイン一本頼んで料理を2〜3品、が正解かも。ご主人がわりと講釈好きでいろいろ蘊蓄をたれるのが難。どうして創作系の店って講釈したがるのかな。カウンターのみなのであまり人数は入れない。99年10月。
らでぃっしゅ(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-44藤本ビルB1F/06-6348-0044/6000円
居酒屋。「家庭料理」を名乗る。酒は日本酒、ワインそれぞれいいものを選んでありしかも安め。料理は一工夫したものばかりでどれもなかなかおいしい。まぁ洋風居酒屋として使うには水準的で安心できる。店は小さいせいもあって非常に混んでいる。予約必。新地本通りの御堂筋から数軒めの南側。97年7月。
じろう亭(北新地)
大阪府大阪市北区曽根崎新地1-1-41/06-6343-2660/17.30〜料理がなくなるまで/日祝休/6000円
居酒屋。決して冒険しないし驚きもないが安心して食べられる味。春鹿やら天狗舞やらを飲みつつちょっとつまむっていう感じに使うのがいい。わりと安めだし。面白いところでは「いわしサンドイッチ」がある。これはとてもうまい。サービスはきびきびしていていい。座敷もある。97年2月。
かりゆし(大正)
大阪府大阪市大正区三軒家東1-14-18/06-6554-5576/17〜24/木休/4000円〜
沖縄料理。毎夜島唄ショーがある。15畳くらいの座敷のみ。客はちゃぶ台に沿って交わって座り、ライブが始まると一体化する。ヤマトンチュ(本土の人)にはちょっと溶け込めない雰囲気もあるが、それだけ本場の雰囲気が味わえるということ。料理も本場の沖縄家庭料理。すごくうまい、ということはないが安い。グルクン、パパイアなども取りそろえ、沖縄ファンには堪らない。JR大正駅から西側に大通を30mほど行くと斜め左に入る道があるからそれをずっと行くと左側にある。98年11月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
御酒蔵(九条)
大阪府大阪市大阪市西区境川1-4-38ハイハットアベニュー9F・10F/06-6586-3117/17〜24(9F)17〜27(10F)/月一回休/5000円〜
居酒屋。「さかぐら」と読む。地酒の飲み比べが出来る店。ビルの9階と10階にあり、9階は比較的リーズナブルな地酒、10階はわりと珍しくて高めの地酒を置いている。特に9階は面白い。約300種類の日本酒が冷蔵されているウォークイン・セラーに自ら入って好きな銘柄を選んで一律一杯500円で飲めるのだ。4〜5人で行って異なった地酒を選んで飲み比べたら楽しいぞ。10階は店員が注いでくれる方式だが、なかなか手に入らない銘酒が季節ごとに約100種類用意してある。これまた複数で行って回し飲みして楽しもう。きっとお気に入りの銘柄が見つかるはずだ。JR大正駅からドームを右手に見て歩くとみなと通りに出る。その境川の交差点角のビル。99年10月。再訪数回。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
島田商店(立売堀)
大阪府大阪市西区立売堀3-5-1/06-6531-8119/9〜18.30/日祝第2土休/1000円〜
居酒屋。というか酒屋である。が、酒屋の地下に降りていくとそこは地下室セラー。ここで焼き味噌と梅干しだけを当てにいろんな地酒の飲み比べが出来るのだ。亭主が言うには「お酒の話題以外話さないでください」とのことで、つまりは居酒屋扱いせずに真面目に利き酒しろ、ということ。これをうるさいと思う向きには合わない店だろう。おちょこを選ばせてもらって珍しい銘柄をいろいろ飲む。ここまで徹していると気持ちいい。なお、ちょっと南へ行くと息子さんが「名門居酒屋」という店をやっている。島田商店は18時までなので、飲み足りない向きはこちらへ流れよう。98年10月。
市岡ビール工房 地底旅行(弁天町)
大阪府大阪市港区南市岡3-6-26/06-6581-3898/17〜22/水休/3000円〜
居酒屋。ビアレストラン。もともと鉄工所で、その中にビアレストランを持っているというユニークな店。折からの不況でたち行かなくなり、当たるも八卦で温泉を掘ってみた…ら、出た。しかし近くにある銭湯とのかねあいで浴場にはできない。で、その鉱泉で地ビールを製造することを思いつき、ビアレストランを経営しているというストーリー。ものすごく背の高い屋根の下、鉄パイプやら旋盤やらがライティングに浮かび上がる。ビールはメルツェンがうまい。つまみの味は…工員さんが作っているからねー、曰く言い難い味。99年7月。
この店について朝日新聞に書いた記事はこちら。
やまなか(大国町)
大阪府大阪市浪速区敷津西1-10-19/06-6631-3959/17.30〜22.30/日祝/2000円〜
居酒屋。酒屋である「山中」が店の上に開いた居酒屋で、酒の種類はもちろん抜群。もともと日本酒の品揃えを売りにしていた店のようで、銘酒の揃い方が尋常ではない。雰囲気もいいし飲んべえにはたまらない。また、つまみが意外とよいのもうれしい。ちょっと「日本酒にうるさい系の客」がいっぱいいすぎて蘊蓄などうるさい場合もあるが、日本酒好きには最高の店。2階では試飲が出来る。3階には温度の違う冷蔵庫があり、そこで酒を保存しているようだ。00年1月。
牧水(ミナミ)
大阪府大阪市中央区難波1-6-6/06-6211-3443/16.30〜23/日休/8000円〜
居酒屋。「民芸酒房 牧水」が正式店名。開店1966年。店内の雰囲気は「民芸酒房」を名乗るだけあって、古びた民芸調でなかなかいい。法善寺の近くという立地もあってなんだか雰囲気抜群である。メニューには美味しそうな料理や食材がズラリと並んでいるが、値段が書いておらず、初めて行く人はいろいろ頼む勇気が出ないだろう。味はどれもちゃんとしている。常連さんっぽい人が多いので、そういう人が頼んでいるものを観察して頼むと良いかも。でもわりと高いので注意。使い慣れるまでは安めのをちょっとだけ頼んで様子を見よう。94年10月。再訪数回。
鯛よし 百番(飛田新地)
大阪府大阪市西成区山王3-5-25/06-6632-0050
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ながほり(島之内)
大阪府大阪市中央区島之内2-6-5/06-6212-5856
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
明治屋(あべの)
大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋2-5-4/06-6641-5280
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
とん平(甲子園)
兵庫県西宮市甲子園六番町16-10/0798-49-0879
居酒屋。甲子園球場から甲子園駅を北に越えたところにある。甲子園の阪神私設応援団のメンバーは試合後必ずこの店に来て、奥の座敷で一杯飲むという。そういう意味では「甲子園観戦後に近くで飲みたいとき」に一番ふさわしい店と言ってもいいかもしれない。甲子園一塁側(つまり阪神サイド)の雰囲気そのままの店だ。ただし混む。予約しないと座れないかもしれない。ここの名物は店名にもなっているとん平焼き。豚肉を小麦粉でとじて鉄板で焼いた物。山下久美子さんという一見気むずかしいけど話すと楽しいおばちゃんが不機嫌そうに焼いてくれる(実は機嫌はいい)。あとはどての煮込みもおすすめ。カウンターで横の阪神ファンたちと友達になって和気藹々飲む店。そういう雰囲気が苦手な人はちょっと辛いかも。03年10月(※日本シリーズ:阪神-ダイエー第4戦。延長10回裏、金本のサヨナラHRのあとに寄った)。
河童(夙川)
兵庫県西宮市羽衣町7-26アルペジオ夙川101/0798-32-3327/17〜24/5000円
居酒屋。阪急夙川駅近辺では貴重な居酒屋だ。まだ開店したばかりだが清潔な作りで好感が持てる。料理は創作系。いろいろな工夫が感じられ、なかなか楽しいが、創作系ならではの弱さもある。これからの成長を期待。94年12月。
とよもと(夙川)
兵庫県西宮市西田町25/0798-33-6672/3000円〜
沖縄料理。焼き肉屋半分沖縄料理半分、という感じの店。店の前の立て看板が怪しい。「水虫じゃないおいしい豚足あります」だって。うーん。なんというか、そういうセンスの店ではある。沖縄料理としてはそれぞれもうひとつなレベルなのだけど、こういうディープさが各皿からも立ち上がっていて予想外に楽しめる店だ。泡盛は八重泉。阪急夙川の東側の高架下にある。99年7月。
魚菜屋ごんざ(東灘)
兵庫県神戸市東灘区本山北町3-4-11/078-453-6916/17〜23.30/無休/4000円〜
居酒屋。JR摂津本山駅の北側駅前にある居酒屋で、魚菜屋というだけあって、魚はなかなか。まず最初に桶でその日ある魚を持ってきて見せてくれるプレゼンテーションもとても良い。日本酒も個性的なのを7〜8種取り揃え、メニュー以外にもいろいろありそう。一品物の料理もそれぞれまぁまぁで、大人が安心して利用できる創作料理系中堅居酒屋という趣だ。ジャズが静かに流れる店内の雰囲気も悪くない。00年5月。
柊屋(三宮)
兵庫県神戸市中央区下山手通2-12-12/078-332-1183/17〜23/無休/4000円〜
居酒屋。ひいらぎや。ウッディな温もりの中、カジュアルに楽しめる。料理は創作系なので、ちょっと当たり外れがあるかも。一品の量が少なめで味もそんなにインパクト強いタイプではないので、料理目当てで行くにはつらいだろう。ただ全体のバランス感はよいし、わりと雰囲気もいいので若い人のデートには向く。日本酒はまぁまぁいいのを置いている。00年5月。
| 定食・食堂 |
やっこ(梅田)
大阪府大阪市北区角田町9-26新梅田食道街/06-6312-6703/7.30〜13.30/16〜23/日休/600円
定食。阪急梅田駅横の食道街にある一膳飯屋。実はここを夜に利用したことはない。いつも朝。そう、独身時代の朝御飯でしょっちゅうお世話になった店だ。かやくごはんが名物で、その飾り気のない味はなんともいえない。焼き魚、たらこ、じゃこ、出し巻きなどをおばちゃんたちがわぁわぁいいながら作っている。決してきれいな店ではないがなんだかほっとするのだ。結婚してからもたまにのぞきたくなる。96年2月。再訪多数。
千恵(江戸堀)
江戸堀 土佐堀通りの一本南側の筋。YMCAの向かいくらい/06-6444-4308/1500円〜
定食。この頃では基本的に昼しかやっていないようだ。焼き魚や鉄板焼をおかずにたらこやじゃこおろし、お浸しなどで食べさせる。店に入ったら自分の欲しい物をテーブルにある伝票に書いておじさんに渡す仕組み。古き良き定食屋ここにあり。でもなんだかんだ多く取ってしまうとわりと高くなってしまうから注意。97年11月。
@satonao310