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祇園花霞

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京都府京都市東山区祇園町北側279-13
075-525-2726
11.30〜13.30/17.30〜20.30
不定休


割烹。
「祇園丸山」で修業した、まだ若い料理長 末友久史氏が作る鮮烈な京料理。


  ※2008年1月で末友氏は独立。
   同年2月から「祇園さヽ木」にいた西川正芳氏が料理長を務める。
   まだ西川氏になってから訪問していない。


京料理というとどこか「老成した料理」という印象がある。50代60代が似合う落ち着いた料理群というイメージだ。それは必ずしも間違っていないし、時間が止まったような割烹もまた多い。
でも末友氏が作る、若くてパワフルで華やかな料理もまた京料理の「今」である。これからの京料理を知る意味でも一度は味わっておきたい店である。

とはいえ、別に伝統を無視したモダンさがあるわけではない。奇を衒っているわけでもない。
というか逆。歴史に敬意を払い、伝統をしっかりふまえ、季節を見事に演出し、その上でモダンで先端な京料理を作り上げている。
ある古い割烹では「このごろは学芸会みたいな料理が増えましてな」と苦言を呈していたが、そういう目で見れば彼の料理は学芸会風なのであろうか。でも、これは時代にあった進化であるとボクは思う。

まず華やか。そしてパワフル。かつモダン。
昼の4500円のコースをいただいたが、コースに起承転結がちゃんとあり、しかも華やかで飽きさせない。モダンな盛りつけと工夫のきいた味つけ。五感に訴える演出。若さを武器にしたちょっとした冒険。どこかに遊びがあり、客はくつろいで楽しめる。

キンモクセイのお酒から始まるコースは、カマス鮨、鯛の酒盗、ハモ椀、サワラと鯛のお造り、葛そうめん、しずの焼き物、のどぐろと小芋の煮物、アジとクジラの炊き合わせ(木胡椒がきいている)、ごはん、バニラ、果物、と、隙なく続いて4500円。信じられないクオリティとリーズナブルさであった(夜は8000円から)。

末友氏、最初はその細い目でじぃっと客を観察する感じで、こちらもちょっと落ち着かないほどだったが、カウンターごしに少し話すと合間合間に「キャハハ!」と甲高く笑う。その、雰囲気に合わない「キャハハ!」が逆に空気を和ませ、客との距離を縮める。とてもいい笑顔である。
料理にもサービスにもどこかそういう笑みが隠されている。それがこの店の魅力だろう。

場所は、一力茶屋隣の京都祇園ホテルの四条通り向かいにある趣深い細い路地を入っていった左側。割烹「千ひろ」のはす向かいである。この路地自体が旅行者には感動的だろう。

誰にでも安心して勧められる京割烹である。


2007年10月訪問。

  ※上記のように、末友氏は独立。もうこの店にはいないので注意。
   末友氏は2009年2月11日に新店を出す。
   「祇園 末友」
   京都市東山区大和大路四条下ル4丁目小松町151-73
   075-496-8799/水・木の昼休
   昼5500円、夜20000円〜



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2008年12月30日(火) 18:38:34・リンク用URL

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