トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【日本各地】〜東北・関東・甲信越エリア
さとなおの行った店リスト 日本各地
〜東北・関東・甲信越エリア(102店)
このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものです。
個人サイトの個人的食べ歩き記録です。ガイドでも評価でもありません。
ですので、読者の読みやすさなどを考えず、ざっと一覧してあります。コメントも短く散漫なものです。ご了承ください。
このページには、東京以外の「東北・関東・甲信越エリア」の店を載せています。まだまとめている最中で、店数は少ないですが、少しずつ充実させます(比較的ボクの行動範囲が西に偏っており、このエリアが少ないのはご承知置き下さい)。東京についてはこちらをご覧ください。
古い訪問年月日のものも多くなっています。地方の店は再訪機会も少なく、その後良くなったか悪くなったかも確かめようがありません。定休日や営業時間などについても変わっている可能性があります(閉店した店もあります)。電話や店のサイトでお確かめください。
この個人的食べ歩き記録を利用して、あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較することができます。そうして趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べ、趣味嗜好が近かった方は「さとなおの好きな店リスト」をご利用ください。店の選択がより便利になっています(「このコーナーの使い方」参照)。
なお、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表しています。ボク個人の「お気に入り度」の目安として参考にしてください(味の評価でも店の優劣でもありません)。
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| 宮城県 |
蓑寿司(仙台)
宮城県仙台市本町2-5-20/022-223-6523/12〜23/10000円
鮨。仙台の有名高級鮨店のひとつ。生け簀方式なので鮨ダネは相当新鮮(生け簀に入れた魚が美味しいかどうかは別にして)。でも仕事は特にしていない握りなので握りとしてのバランスはよくない。鮮度のいいタネを酢飯にのせただけに近い。タネだけが口の中に残ってしまう。ただし、三陸の珍しいタネが鮮度よく酢飯にのっているので、それだけでそこそこ美味しいのは事実。全体にかなり高め。94年11月。
すし蓑(仙台)
宮城県仙台市青葉区国分町2-12-19/022-714-7147
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
阿吽(仙台)
宮城県仙台市青葉区一番町2-3-28 壱弐参横丁/090-6622-8727
うどん。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
一心(仙台)
宮城県仙台市青葉区国分町3-3-1定禅寺ヒルズB1/022-261-9888
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
仙台かき徳(仙台)
宮城県仙台市青葉区一番町4-9-1/022-222-0785/11.30〜14/17〜22(土日祝11.30〜22)/月休/7000円
牡蛎料理。仙台では有名な牡蛎専門店の老舗。宮城県産の地の牡蛎をいろいろな料理法で食べさせてくれる。冬のシーズンに行ったので生牡蛎をはじめとして、牡蛎のたたきや土手鍋など。夏のシーズンオフになると牡蛎フライなどが出るらしい。他に牡蛎のグルメ焼きとか牡蛎味噌グラタンとか牡蛎豆腐とかいろんな創作料理がある。有名店なのでめちゃめちゃ期待していったが、思ったほどではなかったかも。期待しすぎたか。まぁおいしいのだけど。94年11月。
ピッツェリア・デ・ナプレ(仙台)
宮城県仙台市青葉区立町26-19/022-713-2737/11.30〜14/17.30〜21/月休
ピッツァ。全国に聞こえた仙台のナポリ・ピッツァ専門店。小さくてコージーな店内。常に混んでいて行列も出来ているので、開店直後とかを狙った方がいいかもしれない。マルゲリータは生地が香ばしく焼きあがり、モチモチの食感も素晴らしい。薪窯での焼きも上手だが味付けもうまい。トマトの風味がめちゃうまい。全体に塩がきつめに効いているがそれも本場っぽいと言える。何枚でも食べられそうな美味しさ。数人で来て何枚も食べたいな。そのうえ食後のエスプレッソがちゃんとおいしいのもうれしい。
牛飼いからチーズ作りをひとりでやっているチーズ職人のチーズを使用していて、このチーズを使用できるのは全国でも限られた料理人のみと店内の貼り紙に書いてある。東北ではこの店だけの扱いだそうだ。これはたぶん岡山県の吉田牧場のことだろうか。軽やかに伸びるチーズは自慢するだけあって自然な味わい。
ちなみに、店主である香坂富公氏は更なる展開に向けての準備のために神奈川に移住し、いまは弟子が焼いているそうである。ご主人の焼きで食べたかったが、ご主人のもとで何年も修業して忠実に技を引き継いだという弟子の焼きも充分に美味しかった。08年4月。
Hoggy(仙台)
宮城県仙台市青葉区国分町1-3-12/022-264-7716/17〜25/日祝休
洋食。イタリアンベースの「うまいものや」と言った方が近いかも。2008年春にオープンしたばかりのカウンターとテーブル6席に個室のみの小さな店だが、若者の「おいしいものをいろいろ食べたい」という需要にはまったのか、とても繁盛している。自家製パテや生ハムがあるかと思えば、エビコロッケがあったりペペロンチーノがあったり仔羊のグリルがあったりと、どれもこれも魅力的なメニュー。しかも安価。若者にはうれしいだろう。もともと2階にある「アルト(halte)」というバーの姉妹店として同じ店主が開いた店らしい。下でちょっと食べてからバーに来てもらう、みたいなコンセプトだろうか。軽い腹ごしらえにちょうどいい店となっている。08年4月。
かつせい(仙台)
宮城県仙台市青葉区北目町7-25/022-264-3878/11〜14/17〜20/日休
とんかつ。全国的にも評判が高い店だが、実際に訪れてみるとそんな有名店とは思えない小さく素朴な店である。年輩の夫婦がふたりでやっており、満席だとまったく手が回らない感じ。前の客の残骸がテーブル上に残されたままだったりして多少落ち着かない。でもふたりで必死にやっている感は伝わってくるので逆に申し訳なくなる。
味よりも何よりもびっくりするのはその値段。特ロースかつ定食が1050円。特ヒレでも1250円である。この値段を考えると確かにとてもレベルが高いとんかつだ。黄色っぽい衣は(多少はがれがちではあるものの)サクサクで気持ちいい。熱の通しが上手。肉汁が口に溢れる。この価格帯では全国トップクラスだろう。ただ、上品さと荒ぶる強さの間に位置するので、ボク的には少し中途半端感があった。もう少し上品か、もう少し力強いかの方がボクは好き。08年4月。
牛タンの一仙(仙台)
宮城県仙台市青葉区一番町4-3-3/022-265-1935/11〜23.30(ランチ〜15)/無休
牛タン。大衆居酒屋風のカジュアルな店内ながら、仙台トップの牛タンとの評判も高い。他の店をいっぱい知っているわけではないが、たしかにおいしい牛タンだと思う。この店のオススメは真とろたん焼定食(2450円)。分厚いのに柔らかい真とろたんは上質なタンから2,3枚しか取れない稀少部位とか。炭火でじっくり焼き上げてある。食べ応えがあり満足度が高かった。麦とろとシチューがつく。他に牛たん焼ランチ(1350円)など。無休なので日曜を活用したい旅人にもうれしい。08年4月。
牛たん料理 雅(仙台)
宮城県仙台市青葉区一番町2-6-17 内ヶ崎ビルB1F/022-268-0715/11.30〜13.30/17〜22/日休
牛タン。靴を脱いで上がる小さな店。最初は家族でやっていたようだが、ご主人が亡くなり母子のふたりで営業している。息子さんが料理してお母さんが給仕役。牛一頭から二人前しかとれないという刺身用のタンを使った牛タン焼きも美味だが、この店でうまかったのは「たんタタキ」2500円。ネギとたっぷり乗せて食べるのだが、食感がコリコリのモチモチで素晴らしい。これだけ食べにまた期待。牛たん焼き定食(1500円)はそんなに印象に残らなかった。他にたん焼き1100円、たんバーグ1100円など。08年4月。
新料理 都留野(仙台)
宮城県仙台市青葉区一番町4-5-40 おの万ビルB1F/022-221-0806/18〜22
居酒屋。「つるの」と読む。基本的に創作料理の店だが、牛たんで有名になり、客の大半の目当ても牛たんだろう。「牛たん刺身」(2700円)、「牛たんタタキ」(2200円)、「牛たん焼き」(1800円)などがあるが、結局一番おいしかったのは炭火で丁寧に焼き上げる「牛たん焼き」。分厚いたんで食べ応え充分。この分厚さは他の店にない感じ。でもちゃんと柔らかくいい食感。おいしい。「牛たんタタキ」も良い。「牛たん刺身」は解凍がちゃんとしていておいしいが、個人的には量的にこの半分でいい感じ。その他の一品では、「じゃが芋ソーメン」(600円)が印象的。ジャガイモをソーメンのように細く長〜く切ったもの。香りもよく食感もよい創作料理。キウイなども載った「大根サラダ」(600円)もわりと良かったかな。たまたまかもしれないが、お客さんの喫煙率が高かったのが残念。08年11月。
龍亭(仙台)
宮城県仙台市青葉区錦町1-2-11/022-221-6377/11.30〜15/17〜21/無休
北京料理。冷やし中華発祥の店と言われる。店の記録には「昭和12年、全国の業界に先駆けて涼拌麺(りゃんばんめん)を開発した」とここの初代が残しているようだ。ラーメンが10銭の時代に25銭で出したにも関わらず大好評だったとか。これが「元祖冷やし中華」となり日本に広まったとのこと。発明当時の冷やし中華の具はキャベツ、きゅうり、にんじん、チャーシュー、トマトだったらしいが、いまは錦糸卵、ロースハム、くらげ、蒸し鶏、きゅうり、チャーシューが、麺と別の皿に盛られてくる。黄色が鮮やかなもちもちの細麺。海老が二尾乗る。夏だけでなくシーズンを通して味わえる。涼拌麺1200円。08年4月。
餃子八仙(仙台)
宮城県仙台市青葉区一番町2-4-13/022-262-5291/17〜22.30/日祝休
餃子。サンモール一番町の文化横丁にある古い店で、仙台では餃子の名店として有名らしい。店に入るとカウンターが左右に広がり、右奥には座敷もある。テレビがつき、とてもカジュアルな街場の中華である。甘味があっておいしい焼き餃子は560円で8個。 焼き具合もパリパリでなかなか美味しい。妙にうまくクセになる味だ。雰囲気が家族的なのでひとりでも長居できる店。餃子以外のメニューも美味しそうだったので食べたかったが次があるので我慢した。今度食べてみたい。08年4月。
グレンハウス(仙台)
宮城県仙台市青葉区国分町2丁目8-11 パインガーデンビル3F/022-214-3939/19〜25(祝〜23)/日休
バー。オーセンティックなカウンターバー。雑居ビルにあるが中は非常に落ち着いた重厚な雰囲気。クラシックが静かに流れ、整然としたバックバーも美しい。女性ひとりでやられているが、そういう接客はまるでなく、正統派のバーである。モルトやブレンデッドのウィスキーが中心の品揃え。行った夜は多少彼女はお疲れの様子で、少し微妙な空気も漂ったが、基本的にくつろげる優しいバーである。08年4月。
アルト(仙台)
仙台市青葉区国分町1-3-12 2F/022-264-7576/18〜26/日祝休
バー。「halte」と書く。2005年秋開店。系列店として2008年春に階下にオープンした「Hoggy」の入り口横の外階段を上がっていくといきなり落ち着いたバーがある。入り口入ってすぐカウンター。奥にテーブル席2つ。テーブル席の横には薪ストーブがあり、冬には威力を発揮しそうである。薄暗く、モダンでお洒落な空間。居心地は相当よい。年月が積み重なると余計に良さが出てくるかもしれない。08年4月。
ずんだ茶寮(仙台)
宮城県仙台市青葉区中央1-1-1 仙台駅西口1F/022-726-3061/9〜21/無休
カフェ。宮城(および山形・福島)の郷土菓子である「ずんだ餅」の出来たてを気軽に味わえる。ずんだとは枝豆をすりつぶして作る緑色の餡。それを餅にまぶしたのが「ずんだ餅」。餡も餅も乾くと固くなってしまうため、お土産に持ち帰るよりも出来たてを食べた方がずっとおいしい。この店は仙台駅西口の1階にあり、新幹線を使って帰宅する人にはとっても便利だ。ずんだ餅(お煎茶・塩昆布付)セットで630円。他にずんだシェイクやずんだロール、ずんだあんみつ、ずんだ最中などいろいろある。ただしチェーン店で大丸東京店や横浜ららぽーと店などにも店がある。08年4月。
石井屋(仙台)
宮城県仙台市青葉区上杉1-13-31/022-223-2997/8〜20/日休
ベーカリー。地元で人気のパン屋で、言うなれば「菓子パンの殿堂」のような店。店に足を一歩踏み入れるとその充実さに思わず笑みがこぼれてしまう。昭和の菓子パンが勢揃いだ。まず2種類あるメロンパン。そしてカレーパンにクリームパンにジャムパン。はたまたフランクロールにコッペパンにあんぱん、コロネ、デニッシュ系。それらが次々焼き上がるのだからたまらない。サンドイッチも豊富で思わず知らず取りすぎるはめに。2階に小さなイートインコーナーがあり、有機栽培コーヒーが200円で飲める。窓の目の前が公園なので、買ったパンを2階に持ち込んで緑を見ながら朝食を食べるのがいいかもしれない。 味もとても良く、地元民が次から次へと車で訪れる繁盛ぶり。旅行者の軽い朝ご飯にオススメ。08年4月。
伯養軒の鮭はらこめし弁当(仙台)
駅弁ゆえ駅で売っている(本社:宮城県仙台市青葉区中央1-10-25)/022-215-4280
弁当。はらこめしは宮城県亘理(わたり)郡亘理町荒浜港の秋の郷土料理にして名物である。亘理駅は仙台駅から電車で30分ほど。ここに数軒、はらこめしを食べさせる店があるが、旅行者としてはなかなか秋にピンポイントで訪れるのは難しい。そういう意味で鮭はらこめし弁当は新幹線ホームで買える駅弁なので東京へ帰る前にちょっと味わってみるのに最適である。伯養軒のは1984年に発売されたロングセラーでいくつか食べた中では味のバランスが一番よかった。旅行者にはオススメ。牛タン弁当よりボクは好き。08年4月。
しらはた(塩釜)
宮城県塩竈市海岸通2-10/022-364-2221/11〜15/16.30〜22/火休
鮨。塩釜は一平方キロあたりの鮨屋密度が日本一らしいが、その中でも「すし哲」が断トツの人気店。長い行列にびびった方はすぐ近くのこちらの店の方がいいかもしれない。というか「すし哲」のご主人のお兄さんがココをやっていると聞いた。とてもカジュアルなさりげない大衆店だが、新鮮な三陸前の魚を丁寧に握ってくれ、地方港系鮨店としては水準的な味かと思う。昼に伺ったが13貫で3800円。コースは中トロ、赤身、ヅケのマグロ3貫で始まる。さすがマグロの街だ。地アジ、ヒラメの縁側、ボタン海老、うに、いくら、アワビ、子持ち昆布、地でとれた穴子、シャコ、玉子で13貫。これに仙台イチゴの自家製シャーベットがついて3800円。安いなぁ。メヌキのアラ汁を追加したがこれもまぁまぁ。塩釜港であがった魚を鮮度重視で握るので、特に仕事がされているわけではないが、握りのバランスもそんなに悪くなくそこそこ満足感はある。昼はご主人は立っていないようで若手が握ってくれた。
すし哲(塩釜)
宮城県塩竈市海岸通2-22/022-362-3261/11〜15/16.30〜22/木休
鮨。一平方キロあたりの鮨屋密度が日本一という塩釜で随一の人気店。休日の昼ともなると行列になっているので早い時間か遅い時間にずらして行った方がよい。塩釜の三陸前の魚以外にも、たとえばマグロだと大間やら松前やらからも仕入れているし、それぞれいろんな産地を使い分けているようである。壁には一面にオススメの品書きが貼られており、シズル感はあるが、店全体を妙に安っぽくしているのも事実。特上は3150円。握り11貫とデザートに桃のシャーベット。ここのご主人の弟さんがやっている「しらはた」ではイチゴのシャーベットだった(笑)。両店ともこぶりの握りでタイプは似ている。
この店、ご主人の前に座れるか否かで相当印象が変わると思われる。ボクは若〜いお兄ちゃんの前だったこともあり、単なる鮮度重視握りで終わってしまったが、ご主人前に座れたらまた違っただろう。職人が多い鮨屋はほとんど賭けだ。この店も賭け。08年7月。
美佐古寿司(塩釜)
宮城県塩釜市藤倉二丁目2-12/022-365-5173/11〜21/火休
鮨。塩釜は鮨密集度日本一。とにかく鮨過密地帯なのでいい店はいろいろあるみたいだが(大行列店も多い)、ボクはちょっとはずれにある「美佐古寿司」という店をおすすめしたい。仙石線の東塩釜駅から歩いて5分ほど。本塩釜駅まわりと違って東塩釜は鮨屋が少ない辺りだが、わざわざ行く価値のある佳店である。カウンターと小上がりだけの清潔で静かな店。
特上にぎりで3000円と安いので、まずは特上を頼んで、足りなければ追加をお願いするのがいいと思う。大トロから始まって、白身やボタンエビやアワビ、閖上の赤貝など、塩釜港で上がった三陸前の地の魚を出してくれるのだが、酢飯とのバランスもよくとてもおいしいのである。この地で握って約30年になると語るご主人が、静かににこやかに接客してくれる。横に立つのは息子さんだろうか。サービス担当のおかあさんも含めて家族でやっているようである。10年4月。
千松しま(塩釜)
宮城県塩釜市長沢町15-1/022-362-8771/12〜14/17.30〜22/月休
割烹。「ちまつしま」と読む。本塩釜駅からタクシーでワンメーター。塩竈神社がある丘の頂上付近の住宅街にある一軒家で、知らなければ絶対に行かない立地である。丘の上にあるだけあって塩釜港を遠くに望むいい景色。そういう意味ではランチ利用の方が景色が楽しめていいかもしれない(夜は真っ暗になるので)。夫婦ふたりでやっているせいか昼夜ともに二組限定とのこと。カウンターと個室、テーブル席、座敷など、予約の人数・用途によって使い分ける贅沢さ。コースは電話予約時に予算を言って作ってもらう。4000円から15000円くらいまでの間で指定(自由)。当日は8000円で指定したが、この店のコストパフォーマンスを考えると、逆に5000円くらいの安いコースの方が有り難みと特徴が出るかもしれない。
感じのいい美人女将とのにこやかな会話でコースが始まる。印象に残っているのは、牡蠣の燻製、タコの煮物、三陸の刺身、ほやのアナゴ巻き、豆乳のサフラン風味、梅肉・米麹などの寒天寄せなど。京都で修業したというご主人の料理は繊細で上品でやさしい味付け。塩釜の山の上でこのような繊細さに出会えるとは思わなかった。シビアにいうと工夫は足りているが主張は少ない。都会で食べると少し物足りないかもしれない(穏やかすぎるという意味で)。そんな料理群。ただし上にも書いたがコストパフォーマンスは素晴らしい。季節の野菜や高級魚介類をふんだんに使用して贅沢感はある。都会で食べたら優に倍は取られるだろう。
松島の地で10年ほど営業したあと塩釜に移って同じく10年ほどと聞いた。なかなか馴染めなかったがようやく常連さんがついてくれたとも。いまでは仙台からのお客さんも増えたらしい。長くがんばってほしいいい店である。08年4月。
| 秋田県 |
市場いちばん寿司(秋田)
秋田県秋田市中通4-7-35/018-884-1844/11〜21/無休
鮨。秋田駅近く、秋田市民市場の中にある市場直営回転寿司店。市場直営、というシズル感がすべて。タネはそれなりに新鮮だし(当たり前)、どの握りも回転寿司としてはまぁまぁなのだが、それ以上でもそれ以下でもない。市場に買い物がてら遊びに来て、そのついでに新鮮な回転寿司を楽しむ、という楽しみ方なら何の文句もない。ただ、わざわざ食べに行くこともないという感じ。意外と秋田特有というタネが少ないのも残念なところ。ザッパ汁(あら汁)とかがあったのは良かった。08年10月。
酒盃(秋田)
秋田県秋田市山王1-6-9/018-863-1547
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
お多福(秋田)
秋田県秋田市大町4-2-25/018-862-0802/11.30〜14/17〜22.30(土曜夜のみ)/日休
居酒屋。秋田の郷土料理が食べられる店で、割烹と居酒屋の間くらいな印象。素朴で賑やかで活気がある店内。適度に古びていてとてもいい感じ。美味しそうな雰囲気が漂っている。ご主人が自宅の杉樽で作る自家製がっこが名物のようで、とりあえず「がっこの盛り合わせ(1260円)は必。珍しい「ご飯の漬け物」がおいしい。きりたんぽ鍋(一人前2520円)はきりたんぽが大きく素朴。より原型に近いきりたんぽらしいが、ご飯の味が濃厚にしてとてもおいしい。きりたんぽ自体の味としては、秋田で食べた中でもトップクラスに好き。ハタハタ焼きのブリコつきも美味しかった。もちろん日本酒はよく揃っている。
カウンターに座ったが、厨房内とのやりとりがなかなか面白かった。ご主人なのかわからないが、中央に立っているご老体の佇まいがよい。ただ滑舌が非常に悪いうえに(というか酔っている)、目の前でタバコをふかしたりもする。でもこれもご愛敬と感じられる。旅情あり。08年10月。
遊食 さい賀(秋田)
秋田県秋田市大町4-1-16/018-862-2729/11.30〜14/17〜22/日休
割烹。創業明治20年、秋田では有名な割烹料亭の「かめ清」が全面リニューアルをし、1階をちょっとカジュアルでオシャレな割烹にした(2階は従来の「割烹料亭かめ清」)。それがこの「さい賀」。料亭の味を気軽に楽しめるので旅行者にもうれしい。テーブル席ももちろんあるが、オススメはカウンター席。川反の川沿いで、旭川の流れを眺めながらゆっくり食事ができる。特に旅行者にうれしいのは、きりたんぽ鍋のひとり用(2100円)。これは昼でも単品で頼めるので、秋田に来たらきりたんぽをと思っている向きには最適だ。一品も充実。はたはたやがっこはもちろん、行った夜は炊き込みご飯が「みずの実の炊き込みご飯」でとても印象的な味だった。男鹿半島北浦のお魚料理が中心とのことで刺身などももちろん良い。もちろん地酒も揃っている。多少仲居さん(?)がビジネスライクな部分があるが、和風ダイニングと割り切れば別に気にならない。気軽にカジュアルに楽しみたい旅行者にオススメ。08年10月。
秋田料理 ちゃわん屋(秋田)
秋田県秋田市大町4-2-7/018-864-5202/17〜23/無休
居酒屋。郷土料理。1977年創業の老舗。雰囲気は素朴で、いい意味で田舎っぽい。秋田を旅行しているなぁという旅情に浸れる感じ。なので、旅行者がいかにもな雰囲気でいかにもな料理を楽しみたいのならこの店をオススメする。全体に安いのも魅力。子持ちハタハタ醤油焼き(650円)、じゅんさい(500円)、とんぶり(500円)、きりたんぽ(1400円)、だまっこ鍋(1400円)、ハタハタしょっつる鍋(1400円)、ハタハタ寿司(750円)、ばくらい(650円)、カスベ煮(750円)、いぶりがっこ(650円)、あみこ茸煮(750円)、あんこう肝(850円)などなど、どれもリーズナブル。秋田ふる里セットというのも3400円であり、だまっこ鍋、とんぶり、じゅんさい、ハタハタ焼きなど、ひととおりの秋田名物が食べられる。この店の名物は、きりたんぽの原型と言われる「だまっこ鍋」。エビのすり身を入れて丸めたごはんが独特。でもきりたんぽと基本は変わらないので「しょっつる鍋」を食べるのも手。ハタハタをおいしく食べるにはベストに近い食べ方だと思う。
お母さん(女将さん)の笑顔のサービスが温かく、彼女と話しながらゆっくり食べるなら早い時間か遅い時間を狙うのがよい。素朴で明るくてホッとする。手書きの品書きがところ狭しと貼ってあるのもお母さんっぽくて微笑ましい。しかし無休でやっててカラダ大丈夫かな。そんな心配を思わずしてしまうような店である。08年11月。
佐藤養助 秋田店(秋田)
秋田県秋田市中通2-6-1/018-834-1720/11〜21/西武休業日休
稲庭うどん。創業万延元年(1860年)の老舗で宮内庁御用達。稲庭うどんの代表的有名店。サイトに「稲庭干饂飩の原形が稲庭に伝わり、当家の宗家である稲庭(佐藤)吉左エ門によってその技術が受け継がれ、研究と改良が重ねられ、製法が確立したのは寛文五年(1665年)と言われています。秋田藩主佐竹侯の御用処となった干饂飩の技法は、吉左エ門家の一子相伝、門外不出。しかし、親から子へ、子から孫へという一子相伝の技が絶える事を心配した吉左エ門によって、特別に二代佐藤養助に伝授され、当家の創業となる」と書かれている。
ボクが行った秋田駅前店(西武地下)以外の直営店は、秋田県内に7店舗(08年現在)、福岡に1店舗。銀座店も6丁目数寄屋橋通り沿いにある(03-6215-6211)。本店は、秋田県湯沢市稲庭町字稲庭20(0183-43-2911)にあり、秋田市街からは遠いので、秋田観光に来た人は秋田駅前店がいいかもしれない。もしくは川反にある「稲庭懐石大町佐藤養助」。
というか、稲庭うどんは基本的に乾麺ゆえ(生麺を出す「寛文五年堂」のような店もあるが)、基本どの店で食べても味はそう変わらない。東京在住なら銀座店でも(麺に関しては)ほぼ同じ味が楽しめるだろう。でもせっかく秋田に来たのならここ「佐藤養助」は一度は訪れたい。初心者は「二味(にみ)せいろ」がいいと思う。しょうゆだれと胡麻味噌だれの二種で味わえる。量は一段でちょうどいい感じ(850円)。つゆの味が濃いがこれは秋田全体に言えること。麺はさすがにおいしく粘る。一品もなかなかよく、はたはたの飯寿司などはかなり良かった。カレーうどん、肉みそうどん、グリーンカレーつけ麺などのオリジナルメニューも豊富。08年10月。
稲庭懐石 大町 佐藤養助(秋田)
秋田県秋田市大町5-2-13 石健ビル2F/018-662-3777/11〜14/17〜25/日祝休
稲庭うどん。秋田で有名な「佐藤養助」の懐石店。有名な繁華街である川反通りにあり、まだ新しい作り。秋田市の「佐藤養助」は秋田駅前西武店が一番便利であるし、基本的に稲庭うどんは乾麺なのでどこで食べてもそうは違わない。この店も味は一緒だが、夜は懐石コースがあるのが特徴である。秋田郷土料理を中心に創作懐石料理や一品が揃う。ただ、昼に行くならば秋田駅前西武店の方がバリエもあるし便利だしオススメ。川反は昼間は人通りもなく寂しいし、料理のバリエもこちらは少ない。08年11月。
味の蔵(秋田)
秋田県秋田市大町5-3-13/018-883-0777/17〜24/無休
焼き鳥。秋田名物の比内地鶏が食べられる店。比内地鶏は、名古屋コーチン、薩摩シャモと並んで日本三大鶏と言われている。よく誤解されるが「比内鶏」と「比内地鶏」は違う。比内鶏は天然記念物なのであまり流通していない(食べられないことはないらしい)。ただ、カラダが小さく食用には向いてないので、アメリカ産ロードアイランドレッドをかけあわせて比内地鶏が作られたらしい。味の特徴としては「歯ごたえがあり、加熱しても固くならない」「加熱してもグルタミン酸の遊離が少なくうま味が長く保持する」「うまみ成分であるイノシン酸がブロイラーの1.6倍」など。150〜180日もの長い期間、クローバーを主体とした放牧地で放し飼いにしている上に、比内地方の黒土が第三期古層腐植土というやつで、これがまた鶏を美味に育てると言われているとか。
この店、とてもカジュアルな焼き鳥店ながら、味は確か。長いカウンターと奥に座敷。丁寧に炭火焼きされた地鶏刺身、皮、ボンチ、ハツ、つくね、ネックなど、どれも美味だった。自ら「究極の親子丼」と名付ける親子丼も、究極かどうかはわからないが、ちゃんとおいしい。ハーフサイズもあるので〆に良い。秋田名物「かやき」も揃っていてなかなかおいしかった。
珍しいのは「比内地鶏の骨酒」。これ、骨酒というよりトサカ酒で、要するに「比内地鶏の頭の部分をちょっと炙って、そこに日本酒の熱燗を注ぎ込み、ラップで蒸したもの」である。片口の器がラップされて出てきて「少し蒸らしといてください」と言われる。ラップが蒸気で曇って最初は何かが浮いていることしかわからない。飲んだら実に香ばしくてうまいのだが、そろそろいいかとラップを外すと、トサカの小さな比内地鶏が中で笑っていた…。そう、要するに比内地鶏の頭が正面からタテに半分に割られてふたつ浮いているのである。頭の中身はとって骨と皮のみになっている。目も取ってあり、まぶたが締まってはいるが、それが妙に笑っているように見える。うー。目がないけど目が合っちゃった気分…。なかなかグロい。でもうまい。クセになる一品だった。オススメ。08年10月。
酒季亭 比内や(秋田)
秋田県秋田市大町4-2-2/018-823-1718/17〜23.30/無休
焼き鳥。比内地鶏を食べさせる有名店。東京の蒲田にも支店があるチェーン店で、秋田で比内地鶏を食べるなら「味の蔵」かココと人に勧められた。きれいな店内はチェーン系居酒屋のようで好き嫌いは分かれるだろう。逆に大人数ならこの店の方が使いやすい。座敷が多くあり、カウンターも広い。料理は秋田郷土料理をはじめ、居酒屋メニューも揃っているが、ここでのオススメは皮串。これは絶品。他の焼き鳥もまぁまぁだが、皮串の印象が強すぎて他が薄れてしまった。あと、秋田の地ビール「あくら」の「川反ビール」も置いていて、これはとても美味しかった。08年11月。
魔法のランプ(秋田)
秋田県秋田市中通七丁目2-1トピコ1F/018-833-0458/10〜22
カレー。秋田駅ビルであるトピコの1階にある。「ホテル仕込みの本格的手作りカレー」というのが売りのようだ。欧風カレー系。ちゃんと作っているという印象だけど、マイルドで辛さが足りないのが難。辛口が欲しいかも。電車の時間待ちでサッと食べた。カレーライス500円。08年11月。
三角そばや伊藤(秋田)
秋田県秋田市中通4-7-35(市民市場内)/018-833-0866/7〜17(日曜は11〜15)/市場休業日休と書いてあるが休業日の日曜でもやっているので電話で確認した方がよい
ラーメン。秋田ご当地ラーメンである十文字ラーメンの老舗「名代三角そばや」の秋田支店。本店は十文字(横手市)にあり、そこで修業した伊藤保男氏が07年2月に独立して開店したらしい。だから店名の最後に「伊藤」がつく。秋田市民市場の一角にあり、朝7時からやっているから朝ご飯などに重宝する。説明には「三角そばは、低温熟成・無カンスイの細打ち手もみ麺です。スープは、厳選された丸大豆原料を搾った醤油と、陸奥湾特産の焼干をベースにした、風味高いストレートスープです。この昔なつかしい、三角の味を心ゆくまでご賞味ください」とある。魚だしが薫り高く、確かになつかしい感じ。麺がいい。手もみの極細ちぢれ麺。すぐちぎれるくらい細いのにしっかりした麺。ただ、食べているうちにどんどん柔らかくなっていくので最後の方はぶにゃぶにゃになってしまう。つなぎがカンスイではないためか。
ラーメンはお麩と叉焼とナルトとメンマとノリと葱が乗る。新メニューらしい「そのまんま冷やし」はダジャレではあるが(笑)なかなかうまい。ひと言で言えば「冷やし中華でトッピングが葱のみ」だが、麺がいいのでおいしい。08年10月。
食処やまだ(秋田)
秋田県秋田市中通4-7-35 秋田市民市場/018-833-6238/7〜
定食。秋田市民市場の中にある食堂。朝早くから魚定食などを提供してくれており、朝ご飯が食べたいときなど便利。500円の朝定食(ごはんと味噌汁、納豆、海苔、玉子焼き)もいいが、普通の定食がコーヒー付で650円。豚ロース肉生姜焼きや鶏肉の唐揚げ、塩サバ焼き、サンマ塩ふり焼き、塩ニシン焼きなどの定食である。ただし、市場の新鮮な食材をバリバリの鮮度で提供する、といった店ではないので注意。近くのサラリーマンや市場の従業員などが普段使いしている普通の店。旅行者は隣の「三角そばや伊藤」に行った方がいいかもしれない。08年11月。
ジャズスポット ロンド(秋田)
秋田県秋田市大町1-2-40/018-862-4454/17〜24/日休
バー。もと酒店の米蔵を改修して使っている趣ある店。秋田では文化人の溜まり場とされている老舗有名ジャズ喫茶・バーであるらしい。店にはいると正面のでかいアルテック(スピーカー)からの大音量ジャズにまず圧倒される。ジャズ喫茶とかが好きだった人にはたまらない音量と静けさ(音楽は大きいがしゃべっている人が少ない感じが静けさを感じさせる)。木造の黒っぽい店内は妙に落ち着ける空間。女性よりも男性の方が落ち着けるかも。音質は、たとえばボーカルだと口が大きくなりすぎるアバウトなもの。聞けばアンプはDENONの安いのだということなので、音だけ聞くと多少難があるが、音量と空間がいいので陶酔できる。〆に一杯飲むのに良いかも。08年10月。
クレアシオン(秋田)
秋田県秋田市仁井田本町5-11-2/018-826-0421/9〜20
ベーカリー。Creation。「たけや製パン」が経営しているベーカリーで「木もれ陽のテラス」というカフェを併設している。総菜店も兼ねている。パンはいろいろあって楽しいが、ボクのお目当ては米粉パン。秋田こまちで作ったパンである。まぁ味は「なるほどこういうものか」という感じであったが、いろんなパンがあって地元の人には楽しい感じ。買ったパンは「木もれ陽のテラス」に持ち込んで食べることも出来る。マルダイおのば店横。08年10月。
ババヘラアイス(秋田)
秋田県各所(秋田駅にも一店出ている)/各種問い合わせは0185-46-2066/公式サイト
アイス。秋田名物だそうで、県民にとっては常識的なものらしいが、県外人はまったく知らないもの。屋台売りがメインで、売り子さんがおばあさん(ババ)。ひとつ頼むと銀色のヘラでアイスをこそげてコーンにバラの花型に乗せてくれた。つまりババ・ヘラ・アイスですね(笑)。バラの花の形が美しい。バナナ味の中心部(黄色)。その周りにイチゴ味の花びら(ピンク)。味は懐かしい粉末ジュース系。塩が少しきついが、まぁこれは味がどうのというよりも縁起物に近い。おババの笑顔がすべて。なんだか買ってうれしくなる一品である。ちなみにバラの花の形に作ることができるおばあさんはひとりしかいないらしく、レアものだそうだ。08年10月。
御献上カスティーラ(秋田)
秋田県秋田市保戸野桜町15-27/018-865-5253/10.30〜20/月休
ケーキ。ミルクチーズケーキが評判のようだったのでわざわざ行ってみた。千秋公園の西側の住宅街に目立たずポツリとあり、旅行者が辿り着くのはなかなか至難な感じ。こんなに目立たない店なのに次々と客が訪れている。濃厚でしっかりしたチーズケーキは適度に酸っぱくておいしい。カフェでも併設されていたら濃い珈琲と合わせるのだけどなぁと、旅行者は残念に思ったのでした。08年10月。
ナガハマコーヒー(秋田)
秋田県秋田市千秋久保田町4-2/018-825-7051/7.30〜21
カフェ。秋田市を中心にいくつかある秋田のチェーン店。「秋田の朝はナガハマコーヒーから…」 というキャッチフレーズに惹かれて入った。まぁ普通のチェーンなのだが、秋田駅前店はとても便利ではある。サイトによると「ブラジル政府公認コーヒー鑑定士が良質な生豆を厳選して仕入れ」をしているらしい。まぁ普通においしいコーヒーでした。ちなみに駅前店は1階は禁煙席だが、テラス際が喫煙なので、禁煙席にも煙が流れてくる。それは残念。08年11月。
酒屋まるひこ(秋田)
秋田県秋田市大町4-1-2/018-662-4676
酒屋。このサイトではこういう酒販店は紹介しないが、川反通りにある良質店として記録に残しておきたいので載せる。秋田の地酒を数多く揃え、シチュエーションや好みなどをちゃんと聞いてくれた上で適切なオススメをしてくれるご主人夫婦がいる。店の感じもいい。地元でしか手に入らないおいしい日本酒をお土産にしたい人などにはまさに打ってつけの店である。秋田を訪れるなら知っていて損はない。08年11月。
角館そば(秋田・角館)
秋田県仙北市角館町岩瀬町17/0187-53-2054/11〜15/火休
そば。2006年4月開業の新しい店だが、角館ではトップとの評判に訪れた。「翁」の高橋邦弘氏のそばに衝撃を受けて脱サラして弟子入り志願をし、「達磨雪花山房」で2年の修業を経て開店したとのこと。北海道、茨城、長野産の玄そばをその日使う分だけ前日に皮をむき、入り口横の石臼で自家製粉してブレンドし、打っているとのこと。蕎麦の香りを楽しむ段取りとしては(保存状態がわからないが)ほぼ完璧。期待が高まる。
二八のもり、そして土日限定の田舎をいただいた。もりは緑色がかった細いそばで期待通り香りがとても良い。鼻にぶんっと駆け上がるというよりは上品で爽やかな食後感。つゆは強い特徴がないが丁寧でよく出来ている。田舎も細め。この田舎にはもう少しコシと香りが欲しいところ。もりの方がおいしい。
店内はジャズが流れる。全体に広く明るく、民芸店と合体していることもあって多少雰囲気を損ねているが、そばはとてもいいと思った。インパクトが強いわけではないが、安心してしみじみ食べられる感じ。角館の武家屋敷からは遠いが、駅から武家屋敷周辺まで歩くときに寄り道するには便利。08年10月。
料亭 東海林(秋田・角館)
秋田県仙北市角館町岩瀬字花場下8/0187-54-2022/11.30〜14/17.30〜21/不定休
料亭。大正時代創業。門のところにはひらがなで「しょうじ」と表記されているのでそちらが正式店名なのかもしれない。地元で採れた山菜や野菜、魚などを使った素朴な秋田郷土料理で、いかにも「料亭」的ではなく、気軽に利用できる店(予約制だけど)。一軒家の大きな家で、結婚式も出来るような大広間(実際地元の人の結婚式なども執り行われるようである)や小座敷などがある。ボクが通されたのは囲炉裏がある小さな座敷。ゆっくり落ち着けてとても良かった。コースは昼3150円。夜5250円。昼をいただいたが、量はたっぷり。じゅんさいとみずのゼリー、いわな、きりたんぽ、各種きのこ料理など、実に素朴な料理群。洗練というよりは田舎料理的。名物はデザートの「あさづけ」。あきたこまちを甘く煮てりんごをかけ、ハゼの実のジャムを載せたもの。珍味だ。
武家屋敷と駅のちょうど中間くらいにある。武家屋敷周辺に稲庭うどん店などもあり、観光旅行ならそちらで昼ご飯を食べてもいいと思うが、秋田郷土料理をまだ味わっていないのなら、この店もなかなかいいと思う。08年11月。
元祖神谷焼きそば屋(秋田・横手)
秋田県横手市大屋新町中野117-67/0182-33-5575/10〜18/月休
焼きそば。B級グルメとして有名な「横手やきそば」の発祥店と言われる店。昭和30年代に横手の田中町に開店し、この店から「目玉焼きを載せ福神漬けを添える黒い焼きそば」が広まっていったという。ずいぶん流行ったようで、今では駅からタクシーで10分以上(片道1300円くらい)の郊外に大きな一軒家を構えるまでに。タクシー運転手さんが「あそこは旅館みたいに立派になった」と教えてくれた。行ってみたら確かに「焼きそば御殿」みたいな感じ。郊外にいきなり現れる立派な焼きそば屋。うわーっ。よっぽど流行ったんだなぁ。ただ、ご夫婦はとっても素朴で親切でいい感じなので、焼きそば御殿が建ったのも「焼きそばで儲けた」というよりは「焼きそばが想像以上に流行って、大勢の客のために長年必死に作って生きてきたらいつの間にか儲かっていて、もう欲もないので郊外に移ってのんびりやることにした」みたいな流れだろうかとか想像した(根拠なし)。ちなみに帰りのタクシーなど拾えない立地なので、行きに乗ったタクシーに「30分後に」とお迎えをお願いしておく方がよい。
さて、横手やきそば。とても安い。肉の並で400円。肉玉子の並で500円。目玉焼きが載っているのが横手やきそばの特徴だと思っていたが、必ずしも目玉焼きは載せなくてもいいようだ(普通に肉焼きそばとかを頼むと載らない。肉玉を頼むと載る)。ストレートの茹で麺が柔らかくブニャッとしている。ソースが濃くて全体に黒くて塩辛い。乗ってる目玉焼きを潰して挽肉とソースを絡めて食べるとまぁまぁ。んー。とにかくなんだかとっても素朴だ。個人的にはわざわざ出かけてまで食べないかも。まぁ発祥の店を経験するために一度はいいかも。ちなみにそばがなくなったら営業終了するので注意。夕方に行く場合は電話を一本入れておいた方がいいかも。08年11月。
まいど(秋田・横手)
秋田県横手市前郷字上三枚橋23-1/0182-32-2875/11.30?1417?22/月休
焼きそば。B級グルメとして有名な「横手やきそば」には有名店が何店かあるが、そのうちの一店。以前は駅前町1-1にあったが、2008年7月に駅裏に移転した。ホルモン焼きそばが有名。元祖ホルモン焼きそばは600円。横手やきそばの典型とは違い、卵も福神漬けも載らない(特製ホルモン焼きそば650円は卵が載る)。麺は真っ黒。全体に黒っぽいのが横手やきそばの特徴だと思うが、ここのは真っ黒だ。タレがおいしく、ホルモンとよく合っている。ホルモンは香ばしく野性的な香りで焼きそばによく合う。クセになる系の味。ガーリックパウダーをいっぱいかけて食べるとよいと店の人に教わった。なるほど。ちなみに焼き鳥も評判が高いらしいが、これは個人的にはそんなにピンとこなかった。
なお、駅裏にあり、横手駅からのアクセスが少々面倒。駅前(繁華な方)に出たら線路沿いに左の方(大曲方面)に行き、結構歩いたところにある踏切を渡り、また線路沿いに駅方面まで戻り、横手市民市場を目指すこと。帰りも同じ道を辿る。駅の改札から15分は歩くだろう。08年11月。
| 山形県 |
| 福島県 |
| 神奈川県 |
八左エ門(横浜)
神奈川県横浜市神奈川区新子安1-8-3 301/045-433-3154
鮨。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
島寿し(横浜)
神奈川県横浜市金沢区乙舳町11-1/045-781-2337/2500円〜
鮨。江戸前鮨では「野島の穴子」として名前の通っている野島にある地元の鮨屋。八景島シーパラダイスから車で5分くらいか。地元漁港(金沢・柴)から仕入れているだけあって新鮮でおいしいタネがそろっている。タネは巨大で女性なら三口くらいかかる感じ。新鮮な巨大なネタを地元で存分に!というサービス精神の店である。ゆえになんだかいっぱいセットがある。量的満足は確実。江戸前握り的な酢飯とのバランスを求めると失望するだろうが、これはこれで非常に楽しいと思う。近くには「小柴のしゃこ」として名前の通る柴港もある。そちらからも仕入れているようなので、穴子やしゃこは食べてみたいところ。個人的には鰺とほたてがうまかったな。02年5月。
次郎よこはま店(横浜)
神奈川県横浜市中区太田町2-21-2
鮨。銀座「すきやばし次郎」から独立した水谷氏が長く握った鮨屋。04年12月に閉めて銀座に移転する数週間前に伺ったが、大変ご機嫌で良かった。その鮨に関しては「鮨 水谷」の項を参照してください。現在は銀座「青木」出身の職人が握る「はまだ」という店になっている。居抜きで使っている。04年12月。
霧笛楼(横浜)
神奈川県横浜市中区元町2-96/045-681-2926/12〜15/17〜22/無休/8000円〜
フレンチ。「仏蘭西料亭」と漢字で表記するのもうなずける雰囲気のフレンチレストラン。1981年に出来たとは思えぬ歴史を感じる、開港時代を意識したレトロな雰囲気。一階がダイニングルーム(テーブル席とバー)、二階がお座敷、三階が宴会場となっている。オススメは独特の雰囲気がある二階の座敷。畳に座椅子で、しかもお箸で食べるフレンチは開港時代の横濱情緒抜群で、喜ぶ人は多いだろう(特に年齢が高い層)。料理はクラシックなものと創意工夫で攻めたものが両方出てくるといった印象。ホテルのメインダイニングによくある感じの料理である。全体に繊細な味付けでインパクトは少ないがちゃんとおいしい。ディナーのコースは前菜2品+魚料理+肉料理+パン+デザートで 7000円。すべて横浜焼の器を使っているらしい。サービスは上等。ちょっとかしこまりすぎという印象もあるが、そういう店なのだろう。JR石川町駅から元町通りを歩いて10分ほど行くと右手に「Cafe MUTEKIRO」があるが、ちょうどその一本裏手にある。02年12月。
シシリヤ(横浜)
神奈川県横浜市中区相生町1-7/045-671-0465/17.30〜26/日休
ピッツァ。正式店名は「薪窯焼ナポリピッツァの専門店シシリヤ」である。シシリアでもシチリアでもなくシシリヤなので注意。スペルもSisiliyaである(本来はSiciliaもしくはSicily)。ま、そんなことはどうでもよくて、おいしいピッツァを安価に楽しめる良店だ。最近では本場っぽいナポリピッツァを出す店が増えたが、ここは古くから長く安価にそれを出し続けている。
もちもちしたピッツァは生地が非常においしく印象的。コの字型のカウンター内では3人の店員が大車輪で働いていて、その完璧な段取りの様子が見ていて楽しい。彼らが大車輪でやってくれているからこそピッツァが安いのだな。そのうちのひとりの巻き貝のような髪型がなかなか素敵。
マルゲリータ(1000円)をはじめ、安価でいろんな種類のピザが頼める。ピザ以外にもおいしそうなメニューが並ぶ。「さつまいものオーブン焼きバニラアイスのせ」とか「ハスのオーブン焼きピリカラミートソースのせ」とか「農家のレバーペースト」とか「マグロのづけづけサラダ」とか。グラスワインは300円から。昭和っぽい内装と常に満席な客の笑い声がとても落ち着く。深夜2時まで満席が途切れないらしいのもすごい。本来ピッツァはこのくらい気楽に食べるものだよなぁと、なんとなく原点を思い出させてくれるような店。07年5月。
奇珍(横浜)
神奈川県横浜市中区麦田町2-44/045-641-4994
中国料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
保昌(横浜)
神奈川県横浜市中区山下町137中華街/045-681-4437/3000円〜
中国料理。横浜中華街でご飯を食べるとしたら30年前は「海員閣」ばかりだったが、最近は「保昌」本店が多い。小さな店で決してキレイでも親切でもないけど、味はどれをとっても水準的で安心できる。海鮮系、牛バラ系(牛バラご飯、牛バラカレー、牛バラ麺など)、スペアリブなど、ちゃんとおいしい。上海蟹の黒豆ソース炒めやホタテ炒めも良かった。あまり高くなく良心的。96年9月。再訪数回。
大珍楼本店(横浜)
神奈川県横浜市中区山下町202/045-681-3277/11〜21.15/無休
中国料理。広東料理をメインとした香港飲茶・点心、海鮮料理の店。点心は70種類程度、デザートも20種類程度ある。おいしいと評判で中華街では人気の店である。が、ボクが行ったときはわりと普通な感じで、快感は味わえなかった。こここそ本格的!と勧めてくれる人もいるのだが、残念ながらそこまでは感じられなかった。標準的な中華街の店、といった感じ。00年8月。
山東(横浜)
神奈川県横浜市中区山下町150/045-212-1198/11.30〜26/無休
中国料理。店名通り山東料理の家庭料理を出す。名物の水餃子はニラたっぷりでうまい。10個入って700円ほどだが一個が大きめなので2〜3人でシェアするのがいいと思う。皮が厚くもちもちの食感でハーブがきいている。一品もなかなかおいしく、豆苗の炒め物や車エビの胡椒炒め、黄ニラと豚肉の炒め、スペアリブ黒豆炒めなど。全体に味が濃く喉が渇くがビールには合う。多少化学調味料がきついかな。でもジャンクでカジュアルな店と割り切れば楽しい。大勢で行ってワイワイ食べるのが吉。行列してまで、とは思わないけど(わりと行列の店らしい)。ちなみにデザートはダメ(笑)。08年8月。
青香延(横浜)
神奈川県横浜市中区福富町仲通3-2 井上共同ビル2F/045-253-6180/17〜30/第2.4月休
中国料理。羊肉串専門店。中国の東北延辺料理を出す店。クミンなど18種類のスパイスに漬けた羊肉を独特の串焼台で炭火で焼く羊肉串が名物。銀の串に羊肉が刺さって出てきて自分で焼く。スパイスが香ばしくとてもおいしい。牛肉串や手羽先、野菜串など様々な串がある。一品料理もなかなかよく、水餃子やチヂミ、牛モツ、スペアリブの甘酢あんかけ、チャーハンなど、どれもこれもおいしい。深夜30時(というか朝)までやっているせいか、深夜に食べておいしい料理が多い気がする。韓国料理も充実している。東北部だからどこかに共通点があるのかもしれない。羊肉串コース(3000円)もあり、お得。全体に安いし下世話で気楽だしおいしいし、この辺に来たのならオススメの店だ。08年4月。
BarBarBar(横浜)
神奈川県横浜市中区相生町1-25/045-662-0493/18〜27(日祝17〜24)
ライブハウス。ジャズ・バー。横浜では一番古く一番有名なライブハウスかもしれない。ライブは2階で。演目はジャズである。ボーカル・トリオが多く、どちらかというと40〜60代を相手にしている感じのライブである。ボクが大学のときにはとっくにあったから、この地で30年以上の老舗だろうか。20年以上ぶりに行ったが、古くくすんだ雰囲気はそのままで、とても懐かしかった。ライブは19.30が1回目。その後アーチストにより閉店まで数回行う。テーブルチャージ525円。ミュージックチャージは1575円〜3675円まで。くわしくはサイトにてライブ・スケジュール表を見るべし。07年5月。
JUNTEI(川崎)
神奈川県川崎市川崎区東田町3-19/044-245-1254
韓国料理。潤亭。03年の冬に出来たばかりの店のようで看板には「豚肉とチゲの専門店」とある。韓国料理なのだが、豚の焼き肉とチゲが売りの店なのだ。豚焼きは独特の石板を使って焼く。その石板には溝が掘ってあり、全体に傾けて焼くことで豚から出た油が溝を伝わって流れ出る(もしくは焼き野菜に香りをつける)。油がいい感じに抜けたバラ肉やピートロがなかなかうまいのだ。マッシュルームの焼いたものとか焼き野菜も新鮮で美味しい。また、チゲ(ボクはスンドブを食べた)もなかなか。自家製まっこりも適度に癖があるし、全体にいい店かも。川崎で急に夕食を食べることになりそぞろ歩いて見つけた店だがアタリかもしれない。JR川崎駅を海側(東側)に出て、仲見世通りをずっとまっすぐ行き、国道15号に出るちょっと手前を左に曲がってすぐ。03年12月。
慶州苑(川崎)
神奈川県川崎市幸区下平間48/044-533-7775/月休
焼き肉。「肉は新鮮、芝浦直送」とある。小さい店で座敷に窮屈に座って食べる。店内煙もうもうで脂べたべただが、肉は確かにうまい。どれをとってもきちんと満足できる味であった。とにかく安いし量もまぁまぁ多い。塩ハラミが特によかった。内臓系も満足。西城秀樹が行きつけのようで、店のおばさん明るくそんな自慢をしていた。最寄りは鹿島田駅であるが、新川崎駅からも近い。新川崎駅から徒歩10分。下平間の府中街道分岐点を左に曲がり左の角。電車で行くと思ったよりすぐ着く。02年4月。
かんのん食堂(大船)
神奈川県鎌倉市大船1-9-8/0467-45-1848
食堂。大船駅前にある昔ながらの食堂&居酒屋。もう4,50年やっているというからこの辺では老舗だ。隣にある魚屋さん「魚廣」が経営しているだけあって魚は新鮮。刺身などはちゃんとおいしい。ただし調理したものはいまひとつで、べっちゃりした天麩羅や揚げ物はもう少し。一部で評判のアジフライももうちょっと。でも、この店はそういう風に味をどうのこうの言うのはお門違いっぽい。このちょっとオンボロな雰囲気(失礼!)と無愛想なサービスの中、昼間っから新鮮な魚でお酒を飲む、というような自堕落な楽しみでこの店を使うといきなり極楽に変わるようなところがある。そういう楽しみ方が出来る人にとってはいい店だ。06年5月。
ミカサ(大船)
神奈川県鎌倉市大船2-20-36/0467-46-2737/11.30〜14.30/17〜21.30(土日通し営業)/無休
洋食。店名は正確には「Mi-Casa(ミカサ)」かもしれない。1937年創業。鎌倉市では最初の洋食店だったらしい。清潔でサービスもよく、地方の名店といった趣。この店「松竹前」という交差点横にある。つまり大船に松竹撮影所があったときは映画人でとても賑わっていた店なのだ。小津安二郎、木下恵介、鶴田浩二、淡島千景、岡田茉莉子といった監督やスターたち、そしてスタッフたちが通ったという逸話が残っているとか。そこで生まれたのが名物「カツメシ」。焼き飯の上にキャベツとカツが載り、そのうえに古い楕円型の焼き飯がグリーンピースをトッピングされてまた載る、といったもの。たぶん撮影中に手軽に素早く食べられる料理としてリクエストに応えたのが発祥なのだろう。
でも、この店、実はオムライスがとてもいい。オープンタイプで、チキンライスの上にオムレツが載ったもの。オムレツの半熟具合が実によい。キノコたっぷりのブラウンソースとケチャップの両方が出てくるので、つけ比べながら楽しめる。ちなみに夜は炭焼きステーキがオススメなようだが未食。06年5月。
鎌倉 以ず美(鎌倉)
神奈川県鎌倉市長谷2-17-18/0467-22-3737/18〜22(土日は昼も営業)/水休
鮨。目黒の「いずみ」で修業したご主人が握る。目黒の店は全国各地から精選した珍しい素材に伝統の(時には創作の)仕事を施した鮨を出す店だが、そこの出身をあまり感じさせない握り。生ものは少なく、仕事をした握りが続くあたりに影響があるかな。あと握りの小ささや柔らかさも。
ご主人、顔から手まで真っ黒に日焼けしているのが湘南っぽいが(海のすぐ近くの店だし)、でも鮨職人としては珍しい。黒く灼けた手と白い酢飯。最初は違和感あった。小さい握りはどれもちゃんとおいしいが、残念だったのはタネの温度が冷たい握りがいくつかあったこと。温度のバランスをもっと見て欲しい。あと、ボクが訪問した日は白身の昆布締めが多く、少し単調に感じた。
全体に都心にあるような感じの高級鮨なので、東京からわざわざ食べに行くというより、地元の人が「鎌倉にありながら銀座的な鮨」という感じで利用するのがいいのかもしれない。実際、地の魚を多く使うわけではない。店内はかなりモダンな作り。これも銀座的。ちなみに値段はさすがに銀座より安いけど、ひとり15000〜20000円は覚悟した方がいいかもしれない。08年4月。
たけや支店(鎌倉)
神奈川県鎌倉市雪の下1-5-38/22-1159
蕎麦。雰囲気のいいこぢんまりした店。北海道のそば粉を使った手打ち蕎麦。せいろ、かけ、天ぷら、天せいろの4品のみ。ビールもジュースも置いていないのが好ましい。蕎麦は細い麺で上品な味。一見気難しそうに見える奥さんは、話してみるととても気さくで優しい人。客がきちんとしたマナーで食べるととても喜ぶところから、マナーの悪い観光客にうんざりしている様子が見える。小町通りから横道入ってすぐという立地だけに観光客が多いのだろう。テーブル3席のみ。本店は材木座方面にあったらしいが今はもうないとか。05年5月。
鎌倉珈琲香房(鎌倉)
神奈川県鎌倉市御成町20-8/0467-22-4141/10〜19/第1第3月休
喫茶店。鎌倉駅を裏手(西側)に出て、しばらく歩いたところにある小さな喫茶店。店名ほど古びた店ではなく、内装は新しい。店内の雰囲気も普通っぽいが、ここで出す珈琲はなかなか。ブレンドは7種類ほどあり、それぞれベースの豆を細かく指定してある。飲み口や味も細かく説明してあるのでオーダーしやすい。そして非常に香り高い珈琲が運ばれてくる。なかなかいい店だ(周りの人がとっていたケーキも良さそうだった)。ただ、テーブルが小さく、店も小さく、寛いでゆっくり珈琲を飲むという感じではないのは残念。08年8月。
ビルズ(鎌倉)
神奈川県鎌倉市七里ガ浜1-1-1 2F/0467-33-1778/8〜22(月〜17/金土日祝〜23)/無休
ダイナー。シドニーにある有名店の海外初出店。オーナーのビル・グレンジャーのスクランブルエッグは世界一と言われ、ビルズの朝食も「世界一の朝食」と呼ばれている。看板メニューは「bills classics」とカテゴライズされた3種類の料理。「スイートコーンフリッター」(1400円)と「リコッタパンケーキ」(1400円)と「オーガニックスクランブルエッグ」(1200円)。3つともいただいたが、オススメはやはり「オーガニックスクランブルエッグ」。世界一かどうかは別にしてかなりおいしい。表面はサクッとした食感で中はほんわりしているスクランブルエッグで、確かに他では味わえないもの。「スイートコーンフリッター」はそんなに感心できず、「リコッタパンケーキ」は甘さが控えめであっさりしっとりで良いが、これもそんなに感心できなかった。まぁここに来るなら「オーガニックスクランブルエッグ」をどうぞ。ちなみにこの「bills classics」は別に朝だけでなく終日食べることが出来る。
この店、なによりも景色がいいのがいい。国道134号を挟んで海岸に面しており、海で遊ぶサーファーや江ノ島の絶景が見える。テラス席に座ると時を忘れる。サービスも丁寧だしインテリアもシンプルで気持ちいい(ソファ席などもある)。まぁ「世界一の朝食」と称されるもの、一度は体験してみたらどうだろう。江ノ電「七里ガ浜駅」下車。徒歩2分。09年10月。
くろば亭(三崎)
神奈川県三浦市三崎1-9-11/046-882-5637/11〜15/17〜21(土日祝11〜21)/水休/5000円(昼のランチは1500円程度)
居酒屋。まぐろ・地魚料理。三浦半島突端の三崎では有名な店のようだ。三崎港はまぐろの水揚げでも有名。つまりまぐろが名物なのだ。店外の幌や看板も手書きだが、黒ずんだ店内も手書きメニューや手書きイラストが所狭しと貼ってあり、それが独特の雰囲気になっている。
この店はとにかくメニューが多い。多すぎて決まらない。刺身や焼き・蒸し以外にも店主が考えた創作メニュー(無国籍料理と銘打っている)がとにかく数多く並んでいる。創作メニューが多い店は概して美味しくなかったりするのでちょっと心配したが、この店は基本的なメニューもなかなか美味しい。場所柄やっぱりまぐろが食べたい(三崎港は有名なまぐろ冷凍船の基地である)が、地の魚も数多く取りそろえており、その日のオススメを聞いて刺身や焼き物・蒸し物を頼むと良いだろう。まぐろはあらゆる部位が食べられる。内臓系や「まぐろの刺身」「名物びんとろ丼」「中トロ丼」などうまいが、ご飯を食べるなら、白飯をとって、「まぐろの血合いカルビ焼き」か「大トロのかま焼き」をおかずにして食べるのが一番正解なのではないかと個人的には思う。他に「トロカツ」「まぐろのコロッケ」「照り焼きチャーハン」なども人気とか。
個人的にはちょっとTOO MUCHな感じはあるのだが「三崎で腹一杯まぐろを喰うたった!」という気分には確実になるから、旅行者にはいいかも。店内混んでいることもあって活気があり、それも美味しい要素のひとつ。長いカウンターと座敷にテーブルが4人がけ6つくらい。お台場ビーナスフォートに支店があるとのこと。04年10月。
箱根暁庵 小田原店(小田原)
神奈川県小田原市城山1-1-1 小田原駅西口構内/0465-21-0855/11〜21.30/無休
そば。小田原駅構内の改札口からほど近いところにあり、新幹線の待ち時間に利用した。本店は豆腐でも有名なので、まずは一品の「暁豆腐」。おいしいけど思ったより普通。なんとなくお腹が空いたのでお酒とともに一品をいろいろいただいたが、全体に印象の薄い普通の料理という印象。蕎麦はそれなりであったが、全体にもう少しレベルアップが必要。相対的に値段も高いし。ただ、店内はキレイで清潔なので、駅構内で静かにさらっと食べたい人にはいいかもしれない。09年10月。
かま家(箱根)
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817/0460-84-5638/9〜20/第3水・木休
釜飯。看板に「かま家の岩風呂と箱根随一の温泉。温泉に入り、ご休憩処。”釜めしは天下一品”」とある。古びた一軒家でお洒落感はまるでないが、得難い家族的な雰囲気がある店。基本的に釜飯を食べさせる店なのだが、ユニークなことに温泉がついているのだ。店に入って釜飯をオーダーし、テーブルに来たらタイマーを40分くらいにセットしてくれるので、その待ち時間の間に奥にある岩風呂を利用させてもらうという段取り。温泉は別料金(750円)だが、にごり湯で硫黄臭が強いいい温泉。高めの湯温もとてもいい。家族風呂みたいな規模だが、ボクが行ったときはそんなにみんな入ってなかったので、混み合うことはないと思う。タオルなども売ってくれるが、持っていく方がいいかな。お風呂専門の店じゃないのでいろいろ不満もあるが、「釜飯のオマケに温泉」と思えばかなり楽しい。
釜飯は、鳥釜飯とかカニ釜飯とかカキ釜飯とかエビ釜飯とかアナゴ釜飯とか貝釜飯とかシャケ親子釜飯とかいろいろあって、たしかすべて1600円程度だったと思う。鳥釜飯、具だくさんでちゃんとおいしかった。味噌汁も滋味溢れる。基本的にご夫婦でやっていて、掃除から料理から給仕までまるで間に合ってない(笑)。でも家族的で楽しいので、そういうのが嫌いじゃなければ気に入ると思う。日本酒は常温の「白鹿」。ご主人が一番好きなお酒だそうで、これを頼むととても喜ぶ。温泉入って満腹になってお酒飲んで座敷にそのまま寝っ転がる(笑)。2000円ちょっとでそんな極楽が体験できる店である。09年10月。
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古守宿一作(小淵沢)
山梨県北巨摩郡小渕沢町松向215-2/0551-36-5858/18000円
宿。こもりやいっさく、と読む。一日一組のみの宿である。1806年建築の家を明治になってからここに移築したらしく、とにかく古くて趣のある民家に貸し切りで泊まれるのが魅力である。昔ながらの家具も揃い、TVは戸棚に隠されており、濡れ縁や庭先も昔の農家そのものであり、トイレはきちんと清潔であり、何も言うことがない。しかも 1泊2食でひとり15000円(3人以上。2人で泊まるなら18000円)と安いのだ。人気になるのもよくわかる。半年前に予約しないととれないのもわかる。
駅までご主人が迎えに来てくれるので、明るいうちに宿に入ってとりあえず庭先のテーブルで乾杯するに限る。南アルプス甲斐駒ヶ岳を望む庭からの景色は絶景で、花もあちこちに咲き乱れ、気持ちいいことこのうえない。民家内は六部屋くらいあるのだが貸し切りゆえ広々使える。薪で焚く離れの檜風呂も気持ちよい(明るいうちだと絶景を見ながら入れる。夕方と朝にぜひ)。骨董好きのご主人は民家の納戸に膨大な数の骨董を集めており、それらを見学しているだけですぐ数時間たってしまう。
料理はすべて宿の人が育てた野菜を使っていて、古伊万里に丁寧に盛りつけられて出てくる。行ったのは5月だったので珍しい山菜も多く堪能。夕食はちょっと少なめだったが、これも季節によって変わるようである。なにせ手作りの野菜ゆえ、収穫高に影響されるようである。貸し切りなのでワイワイ酒飲んで夜遅くまで騒げるのも魅力。で、秀逸なのはここの朝ご飯。烏骨鶏の卵、作りたての青豆豆腐などが夕食を越える魅力。腹一杯になってゆっくり縁側にひっくり返っているとすぐチェックアウトタイム。少ない人数でやっているから仕方がないとはいえ、チェックアウトが10時半なのだけがこの宿の惜しいところである。古いものを守って一から作ってもてなす宿……そんな宿の名前をきちんと体現したいい宿だ。03年5月。
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東間(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町成沢8-123/0267-42-6675/11〜13/13〜15.30/18〜21/無休(予約営業)
そば。とうま。完全予約制でハイシーズンは予約が取りにくい店。純日本風建築で旅館かと思われるような外観は軽井沢では珍しい。庭を通り過ぎて玄関に入るアプローチは素晴らしい。でも中は外観から想像されるほど凝っておらず、普通の家のよう。玄関横の洋室椅子席と奥の座敷のふたつ、16席ほどですべてか。席からは庭が見えホッと出来るが、軽井沢っぽい景色ではなく京都っぽいので不思議な感じにはなる。
料理は蕎麦をメインに据えた懐石料理風コースのみ。昼は3800円、4800円、6800円の3コース。夜の部は6500円、8000円、10000円の3コース。コースはざっと、小皿の籠盛り、そばがき、だし巻き卵、揚げ物、と続いてラストが蕎麦、といった感じ。蕎麦を邪魔しない構成ながら、全体に強く印象に残る料理はなかった。上品な薄味。褒める人が多いだし巻きもまぁ普通か。蕎麦は細打ちで香りはまぁまぁ。つゆは上手。と、全体に思ったより普通っぽいのだが、食後はなかなか清々しく気持ちよかったので、コースとしてはよく出来ていたと思う。少し割高に感じたが季節営業なので仕方なし。軽井沢駅の方からプリンス通りを南下して成沢の交差点を左。小学生以下はお断りなので注意。07年5月。
然(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町発地1398-58/0267-44-6566/11〜16(7〜9月は11〜21)/火休(8月無休)
そば。「東間」の姉妹店。「東間」の味を気軽に味わえるダイニング、というコンセプトのようだ。「東間」は蕎麦懐石だが、こちらは蕎麦単品から楽しめる。そこそこ期待していったが蕎麦の味はもうひとつだった。細打ちのもり。太い田舎。田舎はいまいち香りがなく残念(まぁ行った季節も悪いのだが)。お酒は「寒竹」のみ。もう数種類増えるといいな。酒のつまみ系はそこそこ揃っている。焼き味噌、揚げ里芋の田楽、 鴨焼きなど。「東間」は小学生以下お断りなので、お子様連れの家族ならこちらがいいかも。04年8月。
とりまる(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1178-232/0267-42-0525/11.30〜14.30(土日祝11〜15)/17〜21/水休
焼き鳥。軽井沢駅前の大ショッピングセンター「軽井沢プリンスショッピングプラザ味の街」内にある焼き鳥屋。東京は祐天寺の炭火焼き専門店の支店のようだ。昭和初期を再現したようなレトロ系インテリア。古い映画のポスターとかいっぱい貼ってある。炭火焼きではあるが、焼き鳥は全体にもうひとつの出来だった。せせりポン酢や白肝、唐揚げ、せせりを使った焼き鳥丼がオススメかな。あ、「そばすいとん」は意外な美味。全体に特に強く印象に残ることもないが、水準的な焼き鳥が食べられる店。02年3月。※塩沢通りの方に支店が出来た模様。
わかどり(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町旧道748/0267-42-4520/12〜14/17〜21/火休(8月無休)
焼き鳥。創業昭和35年の老舗。古い店内には「追加注文お断り」っていっぱい書いて貼ってあり少し怖い。飲み物以外は追加注文できないので事前にきっちり考える必要がある。名物である「鶏のむしり」(940円)はももの部分を手羽焼きみたいにしてタレにつけて食べる。大根おろしとニンニクとリンゴ(?)などを混ぜ込んだタレはなかなかうまい。焼き鳥は挟んで両面を焼くタイプ。唐揚げの一品はでかい。やきとり椀はいわゆる焼き鳥丼。ついてくる漬物がおいしかった。煮込みは一人ひと皿しか注文を受け付けない。全体にまぁまぁだが、ちょっと高価だし、みんなが褒めるほどではないと思う。長く別荘族相手に地道にやってきたのだろうけど、観光客に荒らされてちょっとスレてしまった感じ。ちなみにビール730円頼むとお通し380円取られる。夏季は小学生未満入店不可なので注意。03年8月。
むぎとろ(軽井沢)
長野県軽井沢町レイクニュータウン内/6000円〜
串焼き。浅草駒形にある老舗が夏のみ軽井沢で営業する。さびれぎみのレマン湖にあるせいか、旧軽あたりの普通のレストランが満席な頃でも空いていて、そのうえ老舗だから味は安定しているし、わりと穴場かも。店名通り、むぎとろが名物。とろろ料理を少しいただいて、串焼きに移る。地鶏の大きな串や牛タン、ホタテや川魚、地物の野菜など、職人がじっくり焼いた串焼きは素材の味が良く引き出されていてなかなか美味しかった。締めのむぎとろも美味だったし、なんか軽井沢のしょーもない店に行って高い金を払うならココの方がいいかも。店内もいい雰囲気だが、庭に設えた簡易座敷(みたいなもの)も趣あり。01年8月。※閉店
ogosso(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉1999-1/0267-42-6339
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
びすとろパナッシェ(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢808-3/0267-42-5929/11.30〜14.30/17.30〜21/火休(8月無休)
ビストロ。軽井沢は旧軽の穴場レストラン。旧軽より一本駅側の道になるのかな。駅から行くと、旧軽ロータリー手前の交差点を右折して、ぐにゅっと曲がった先の左側。最初はあまり期待せず入ったのだが、料理がとてもしっかりしていてビックリした。こう言ってはシェフに失礼だが、外観とは裏腹の本格派。味も盛りつけもなかなかのもの。リゾート地で、ひらがなが混じった店名で、外観・内装も素朴な感じというと、ちょっと嫌な予感がするものだが、それをいい方向に裏切ってくれる。
入口は薄い引き戸だし、ちょっとシャビー。中は15,6席程度しかなく、天井も低くて手狭な印象。厨房はシェフひとりで切り盛りしていてバタバタしている。でも、なんというか、軽井沢でお洒落な店に入るってどこか疲れるんだけど、ここだと肩の力を抜いて楽しめるし、家庭的ながらちょっと工夫の効いた味が好ましい。まぁ最近は軽井沢の食レベルが上がったので昔ほど貴重ではなくなったかもしれないけど、旧軽付近ではとても好ましい店のひとつ。07年5月。
エルミタージュ・ドゥ・タムラ(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町長倉820-98/0267-44-1611
フレンチ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
ピレネー(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町1181-8/0267-41-3339/16〜22/木休/5000円
炭火焼きレストラン。2004年4月開業の一軒家レストラン。レストラン「プリマベーラ」の姉妹店である。ウッディな気持ちの良い空間。高い天井、でかい暖炉(火のはぜる音が聞こえる)、夏はとても気持ちいいテラス、と環境は整っている。そのわりにナプキンが紙だったりするのが残念だが、軽井沢に来てちょっと豊かな気分でディナーを楽しむには最適かもしれない。
売りは大きな暖炉でゆっくり炙る肉料理。大人数だとでかい固まりごとガッツリ焼いてくれる。見ていると楽しいし子供は喜ぶし家族連れなどにもとてもいい。素材は地の物中心の野菜と世界の産地から取り寄せた肉、魚。沖縄の豚、ブレスの鶏、オーストラリアの羊など。魚介類も意外と充実している(産地直送)。でもこの店は香ばしい「肉」を楽しむために行った方がいいと思う。一品物では「赤ピーマンのコンフィ」が印象的だった。素材と焼き方がいいのに少しソースを多くかけすぎる傾向があるので注意。サービスは丁寧で親切。ワインは横に一軒家ワインセラーがあり、そこそこ充実している。雲場池通りの六本辻(六本の道が交差している辻)にある。05年8月。
enboca(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町南原3874-5/0267-44-3301
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
無限(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉塩沢746-2/0267-46-0201
イタリアン。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
煙事燻製工房(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町長倉中山628-9/0267-44-6700
イタリアン。ワインバー。銀座にある「煙事(えんじ)」の軽井沢店。工房というだけあって燻製品をいろいろ作っているようだ。レストランは閉鎖的な暗い空間ながらえらく小洒落た雰囲気。お洒落に食べたいときなど最適だろう。料理は、昼は石窯ピザを中心にパスタなど。夜はおまかせコース(9000円〜)である。燻製の盛り合わせなどもあるが、ポーションが小さくあまり満足感は得られない。もっと燻製中心のいろんな料理を食べてみたい。夜はワインバーとしても使えるカウンターがあるが、クルマで来るしか手がない立地なのでどうするのだろう…。国道18号バイパスの「焼肉一龍」の向かい。07年5月。
ラ・ルーチェ(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町中軽井沢24-2/0267-45-2019/11.30〜14/17.30〜20.30/月休
イタリアン。中軽井沢にあるちょっと不思議な雰囲気の店。普通の家の広い座敷をそのままお店にしているような感じで、カジュアルというか家庭的というか普段着過ぎというか(笑)。料理もとっても家庭的なもので、これはこれでホッとして楽しい部分はある。中途半端にお洒落な軽井沢のレストランに行くより、ここでホッとする料理を食べたいという別荘族も多いだろうなと想像される感じ。ただ数日滞在の旅行者にはそんなに合わないかもしれない。中軽井沢の駅から線路に垂直に千ヶ滝に向かい、右側の交番をすぐ右に行った左手。03年12月。
小慧餃子館(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢726 つちやビル2F/10〜20.30/水休(7月8月は無休)
中国料理。小慧と書いて「しゃおふぃ」と読むようだ。ハルピン出身の女性がひとりでやっているハルピン料理の店。日本でも珍しいハルピン料理が軽井沢の旧軽銀座で食べられる。穴場。ここのハルピン風小籠包とスープ炒飯は、お洒落系リゾート食に飽きた頃にちょうどいい感じ。実にあっさりした薄味。味は奥深くなかなかおいしい。量も多く高くないのが旧軽では貴重かも。水餃子や焼餃子もある。焼きより水餃子の方がいいかも。チャーチストリートよりも旧軽銀座をちょっと奥に行った右側の2階。以前は裏手でもう少し大きな店をやっていたのだが、ここに絞ってひとりでやっていると言っていた。07年5月。
※閉店した模様。残念。
一龍(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町長倉字中山628-3/0267-42-8704/11〜21.30/水休(8月無休)
焼肉。「赤坂一龍」の姉妹店。大きな店で、旅行者や別荘族、ゴルフ帰りのオジサンなどで賑わっている。芸能人もよく見かける。味は標準的。安定しておいしい。軽井沢ではわりと無難な選択といった感じでたまに利用する。ワインはリーズナブルな価格帯でそこそこ揃っている。2階に個室あり。軽井沢バイパス沿い。南原入り口近く。04年8月。
南大門(軽井沢)
長野県軽井沢町長倉646-3/0267-48-2311/12〜14/17〜22(5〜10月は12〜22)/木休(7〜9月は無休)/7000円〜
韓国料理。入り口やメニューに「玉村豊男のおすすめメニュー」みたいのが掲示してあるのでわかるように、彼の行きつけとして有名になった店である(彼が軽井沢に住んでいたころのことであり、ちょっと古いが)。彼の本の中にも数回登場していた。まだ彼の本にも載らなかったころだろうか、12年ほど前に一度行った。うまかった。今回再訪。前回は焼肉がうまかった記憶があるのだが、今回はもうひとつ。とにかく漬けダレの味が濃すぎて肉の味がわからないし、そのうえ異様に高い。ここが東京だとしても超高級店レベルの高さ。CPが悪すぎる。ただ、その他の韓国料理はたいへんおいしかった。キムチもテグタン(肉とシイタケのスープ)、そして石焼ビビンパがそれぞれ実にいい。特にビビンパが印象的だった。ただ、韓国料理も高めなので注意。南軽井沢の軽井沢バイパス沿い。01年8月。
万平ホテル・カフェテラス(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢925 軽井沢万平ホテル/0267-42-1234/9.30〜18/無休
カフェ。ジョン・レノンが1977年から3年間訪れた万平ホテル(彼が泊まったのはアルプス館128号室)。そこの、ジョン・レノンが毎朝通ったというカフェテラスだ。彼はロイヤル・ミルクティーを好んでオーダーしたとのことで、それを頼む客が多い。大きな窓と古い昭和の雰囲気とでなかなか気持ちよい空間だが、普通といえば普通。景色も季節によるだろうが、軽井沢としてはイマイチな方。でも当時とほとんど変わらないらしいので、ジョンもこの雰囲気と景色と味を楽しんでいたのだなと思うとちょっと楽しい。ロイヤル・ミルクティーは特筆すべきものではなかった。ハイシーズンには大行列になるので時間を選んで行った方がよい。03年8月。
ダヴィンチ(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町旧軽井沢618/0267-42-0550
喫茶。旧軽の有名な店「フレンチ・ベーカリー」の2階にあり、老夫妻がやっている家庭的な店。ボルシチが名物。昭和の匂いのする古い感じのボルシチだが、なんとも懐かしく温かい。家庭的な味で、旧軽に巣食う様々なチェーン&観光客目当て店とは別物の、ホッとする味である。雰囲気は決してオシャレではないが、旧軽銀座を歩くとき、なぜかこの店でコーヒーかフレンチサンドかボルシチをとってゆっくりしてしまうことが多い。98年8月。
丸山珈琲(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢1154-10/0267-42-7655
喫茶。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
離山房(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉塩沢820-96¥xA0¥xA0/0267-46-0184/9〜21/不定休
カフェ。いまやグルメストリートと化した塩沢通りに昔からある古いカフェ。ジョン・レノン家族が頻繁に通ったカフェとして有名である。ウッディで大人っぽい雰囲気のカフェで大きな窓からの景色も美しい。壁にはレノン家族の写真や手紙が飾ってある。カレーライスは一時期やってなかったようだが、リクエストが多いらしく復活していた。以前は本当に人里離れたところにポツリという感じで、そこが良かったのに、いまでは周りにたくさん店が出来てしまったこともあり、希少性は薄れてしまったのが残念。1985年頃初訪問。再訪数回。07年5月最新訪問。
然林庵(軽井沢)
長野県北佐久郡軽井沢町軽井沢字離山下1323-175/0267-42-1278/10〜18(夏期9〜20)/火休(7/8月無休)/800円〜
カフェ。林の中にあり隠れ家っぽい。かなり大きな建物で、将来的にはオーベルジュにでもするのかな、という雰囲気。林間サイクリングやドライブの合間に寄るには最適だろう。珈琲もケーキもちゃんとしていておいしい。ジュース類も悪くない。食事としてもらったポークシチューも豆の滋味が効いていてうまかった。あと、この店はベーグルがわりといいので、朝ご飯として食べに来るのもオススメ(朝は10時から)。全体に良心的な感じで落ち着けるがイマドキのオシャレな感じではない。離山通りの一本北裏の通り。老舗イタリアン「スコルピオーネ」の裏の方。銀座店(銀座6-7-6銀座細野ビル6F/03-3289-5527)もある。01年8月。07年5月。
アリスの丘ティールーム(軽井沢)
長野県軽井沢町長倉4-170/0267-42-8253/10〜18/無休/1000円〜
カフェ。作家・森村桂が創作したケーキを食べさせてくれる。15年ぶりくらいに再訪。長きにわたりちゃんと続いていることに敬意を表するがケーキの味自体はわりかし普通っぽい。喫茶系ジュース系も普通っぽい。森村桂さんはよく店にいて絵を描いている。絵の傾向は相当ファンシーなのだが、店も(まぁ店名からしても)全体にファンシーなので、そういうのが好きな方向き。以前より店の前の交通量が増えてしまい、趣も少し変わってしまったかも。軽井沢バイパス沿い。01年8月。※森村桂さんは2004年9月に亡くなった。
職人館(佐久)
長野県北佐久郡望月町春日3250-3/0267-52-2010/11.30〜16(16以降は要予約)/水木休/1500円〜
そば。かなりわかりにくいところにポツンとある蕎麦屋だが、味は相当うまい。8月という蕎麦にとっては過酷な時期に行ったのだが、香りは高く、食感、味ともになかなか印象深かった。ただ、蕎麦つゆ、岩魚蕎麦のダシなどは(行った日は)いまひとつだったけど。蕎麦以外では、季節や日によって変わる野菜料理が大変おいしい。行ったときはビーツとトマトをあしらった全体に真っ赤で美しいサラダが出た。意外性もあるし、めちゃうまし。軽井沢から1時間。小諸あたりからだと40分くらい。立科町や浅科村の南にある望月町の151号線の近くにある。看板を見逃さずに探そう。01年8月。
野麦(松本)
長野県松本市中央2-9-11/0263-36-3753/11.30〜売り切れ終い/火休/2000円〜
そば。香り高く喉越しも良い見事な蕎麦が食べられる。大きなざるに細打ちの蕎麦。量もしっかりあってうれしい。家庭料理っぽい小鉢料理がひとつつく。こういう、志が高くありながら肩の力が抜けた感じ(店が客に勝負してこない感じ)の店って意外とないのでうれしい。蕎麦自体も松本にありがちな田舎風ではなく洗練されたもの。つなぎは少なそうだが田舎風にはしていない。酒は「岩波」だけが置いてあった。店の内装も含めて、全体に質実剛健。いい意味で簡素な店である。ちなみに、店に出ている藤岡さん(いまのところ奥さんがそばを打つ)は東京は京橋のフレンチの老舗「ドンペリニヨン」のメートルだった方。もてなしの気持ちよさは「ドンペリニヨン」時代から変わらない。01年1月。
| 新潟県 |
港すし(新潟)
新潟県新潟市古町通9番町1454/025-222-3710/11.30〜14/17〜23(日祝〜21)/不定休
鮨。昭和5年に屋台から始めた店だそうで、新潟でも老舗の有名店。近年改装したらしくモダンで高級な作りになっている(見た目高級だが敷居は高くない)。昼におまかせでいただいたが、新鮮な新潟の魚の数々をきちんと酢飯に合わせて握っており(魚が勝ちすぎてないという意味。地方の港町だと魚が勝ちすぎて「これだったら刺身の方がうまい」と思うことがよくある)、バランスよく美味しい握り鮨が食べられた。握りは全体に小振り。酢飯はコシヒカリで、酢を弱めに柔らかくふんわり握ってある。とても都会的でレベル高い握りだと思う。のどぐろや白キス、塩で食べるコチ、赤イカなど、唸る握りも多かった。特にコチはすごかったな。他にはタイ、アジ、水ダコ、メバル、甘エビ、車エビなど食べてひとり7000円くらいか。残念なのは醤油を自分でつけるタイプなこと。ここまでバランスを考えてくれているのなら煮切りを引いてほしい。1階はカウンター席のみでなかなか清潔。2階はお座敷。ランチだと3000円前後の安いコースもあるが、どうせならお好みかおまかせを食べたいところ。店の人はとても親切。ボクの前で握ってくれたのは深沢さんという職人でいろいろ親切だった。09年8月。
蘭(新潟)
新潟県新潟市中央区弁天2-3-35 コートホテル新潟1階/025-244-7471
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
大橋屋(新潟)
新潟県新潟市中央区本町通11番町1841/025-228-2509/11〜21.30/不定休/サイト
料亭。慶応3年(1867年)に鮮魚仲買業で始まり、大正9年(1920年)に料理屋も始めた老舗。現在の建物は昭和10年(1935年)の建築で、国の登録有形文化財に指定されているという。古い新潟島に位置し、もともと古鍛冶町と呼ばれたこのあたりは魚屋や瀬戸物屋が並ぶ活気ある町だったらしい。
そんな歴史ある料亭(本館。新館もある)に部屋は黄金の間、梅竹の間、鶴亀の間と3つあり、その中の黄金の間である晩ご馳走になった。この部屋、パンフレットによると「床柱に桜、百日紅、紫檀、床板下に藁葺屋根で100年以上燻された竹、名建具工による地袋、部屋を囲む廊下の麻の葉模様の障子と平安調の御簾、純金紙による天井の絵などによって高貴な雰囲気の漂う部屋」と書いてある。確かに素晴らしい設え。若女将がくわしく説明してくれる。
料理は当時のお大尽遊びを彷彿とさせる贅沢なもの。新潟料理(「かきあえなます」や「ごま豆腐」や「くじら汁」)中心で、印象に残っているのは「ごま豆腐」と「くじら汁」と「アワビの煮付け」だろうか。いわゆる宴会料理っぽいのが多かったがなかなかおいしかった。ただ、とても洗練されたいい出来の料理と、ちょっとハテナな料理とが並んだのが残念だったかも。地酒も佐渡の真野鶴から始まり、万穂や〆張鶴の純など、おいしいのが揃っている。全体に雰囲気が抜群なので、雰囲気重視の方に向いている(少なくとも本館は)。夜会席は10500円と15750円(新館は6300円から)。昼は8400円から(本館)。09年8月。
畔上(新潟)
新潟県新潟市中央区女池上山3-19-5/025-283-6777/11〜15/火休
蕎麦。あぜがみ。新潟市街からタクシーで15分くらい走った住宅街にぽつりとある穴場蕎麦店。福島は喜多方の山都町で修行したご主人が打つ十割蕎麦(新潟に多い「へぎそば」の店ではない)。蕎麦粉も山都(会津)のものを使い自家製粉し、湧き水を使って打っている。普通の「もり」と「高遠そば」をいただいた。高遠そばとはもともと信州高遠山周辺の食べ方で、大根おろしの辛味と焼き味噌の風味で食べるもの。それが会津で高遠そばと呼ばれるようになったとか。辛み大根を使ったつゆでいただくそれは胃に適度に響き食欲を増進させる。全体につゆは辛め。喉ごしと香りは(夏という蕎麦には厳しい季節だったことを勘案すれば)申し分ない。レベルの高い蕎麦だと思う。開店前にその日の分を打ち上げるそうで、夜は予約のみ営業。09年8月。
みかづき(新潟)
新潟県新潟市中央区万代1-6-1 万代シティ バスセンタービル2F/025-241-5928/10〜20
郷土料理。創業100年というからすごい。「イタリアン」という不思議な食べ物が名物で、新潟人はほぼ全員この食べ物を食べているという。いわば新潟人のソウルフードに近いらしい。焼きそばにミートソースみたいなものをかけて「イタリアン」と呼ぶ(320円)。正確に書くと、中華麺とキャベツ、そして多めのもやしをソースで炒め、トマトソースをかけたもの。そこに白生姜(紅生姜じゃない)が添えられる。なんというか洋風ソースやきそばかな。食感はほとんど焼きうどんのぶにょぶにょさ。それをフォークで食べる。他に「カレーイタリアン」や「ホワイトイタリアン」などがある。名古屋におけるスガキヤに近い感じか。いやヨコイか。話のネタに一度経験しとくのもいいと思う。09年7月。
ラ・カーヴ(新潟)
新潟県新潟市中央区営所通2番町692-27/025-228-5898/
バー。新潟市のひとっこひとり歩いてない住宅街にぽつりと灯がともるバー。こんなところにこんな造りの本格バーが! と驚くような内装。石づくりの重厚なオーセンティックバー。でも客が少なくガランとしている。カウンターでタリスカーのロックをいただきながら、マスターと会話した。「ずいぶん寂しいところにあるバーですね。人も歩いてないし」「そうですねぇ、このちょっと先で横田めぐみさんが拉致されましたからねぇ」「……」 遠い物語が急に身近になる。旅はしてみるもんである。09年7月。
ジャズ・フラッシュ(新潟)
新潟市中央区東堀通5番町440 昭和新道小林ビル1F/025-224-4518/火水休
バー。東京などでは絶滅寸前の古典的なジャズ喫茶。巨大なVITAVOXのスピーカーから流れるジャズが心地よい空間。適度にごちゃついているのも昭和的でよい。ジャケットや生写真なども飾られいい感じ。ライブやジャム・セッションなどのイベントも随時開催している模様。ジャズ好きにはちょっといい店。というか、とにかく懐かしい感じだ。新潟ソープ街の一角にあるので男一人で歩いて行くと誤解されるが、それはまたそれで背徳感(?)があってジャズっぽい(笑)。09年7月。
著莪の里 ゆめや(岩室温泉)
新潟県新潟市岩室温泉905-1/0256-82-5151/サイト
温泉旅館。どこかいい温泉でゆっくり寝たいと思って訪れた。岩室温泉の中でも有名かつ高級っぽい宿で、ちょっと奥まったトコロにある分、静かだし緑もふんだんだし良い感じ。宿も清潔&気持ちいい。中でも一番安い部屋に泊まったのだが、十分気持ちよかった。おかげで温泉入って寝て食べて温泉入って寝て温泉入って寝て温泉入って食べて寝て温泉入ってというローテーションでゆっくり出来た。温泉って「疲れが取れる」のか「疲れが出る」のかよくわからんね。なんか温泉に来る前以上に疲れが表面化した気がする。でもなんだか深いところの疲れがほぐれた気もする。
夕方にはヒグラシ。朝にはウグイス。緑は美しく、山には靄がかかる。久しぶりだな、自然と向き合うの。料理はたいへん力が入ったもので、ちょっと肩が凝ったかな。でもおいしかったしリーズナブル。朝は食堂でいただくのだが、温泉なので当然和食を選んだが、近くのお客さんのを見ていると洋食が意外といい感じだった(サイト参照)。ただ、この食堂がわりとくすんだ感じでもうひとつ。惜しい感じ。接客はかなり上等。全体にいい旅館だと思う。09年7月。
由屋(十日町)
新潟県十日町市土市第4区/025-758-2077/10.30〜19.30/火休
蕎麦。「よしや」と読む。この地方名物の「へぎそば」が食べられる。しかもトップクラスらしい(地元民談)。へぎそばとは「へぎ(片木)」と呼ばれる器に盛りつけた蕎麦のこと。へぎに盛りつければすべて「へぎそば」らしいが、最近ではつなぎに布海苔(ふのり)を使うものを「へぎそば」と呼ぶ場合も多いようだ。へぎに並べられた蕎麦は水紋のように美しいが、とにかく大量なので食べる前から満腹感あるだろう(笑)。大へぎ(一升 5人前くらい)2940円。中へぎ(八合 3人前くらい)2630円、小へぎ(五合 2人前くらい)1580円。大へぎなど見るだけで本当にお腹いっぱいだ。味はしっとりした食感でコシというか粘りがあり独特でおいしい。一度は本場で経験してみたい。この「由屋」は地元の有名店。地元産の玄そばを石臼で挽き、布海苔でつないである。量が多いので少なめくらいがちょうどいい(腹持ちもいい)。他に大ざるそば(840円)、ざるそば(740円)、天ぷら(740円)、野菜天ぷら(640円)など。09年8月。
浦島屋(魚沼)
新潟県魚沼市本町1-30/025-792-0018/17〜
割烹。お米で有名な魚沼市にある上越線小出駅近くにある佳店。新潟が近いのと、小出にもなかなかいい魚市場があるとのことで、魚はとてもいいものが揃っていた。海の物もとても良かったが、なんといっても小出は目の前に魚野川といういかにも美味しそうな川が流れている。ここで捕れた鮎は型も良いし香りも最上級。うまかった。うるかまでいただき大満足。他には「空豆と南蛮海老の天ぷら」が美味。実に洗練された揚げ方。この一品でご主人のチカラがわかる。もっといろいろ食べてみたくなる店。もちろん東京の高い割烹とかと比べちゃうと、少しずつ何かが足りない。東京の南青山の宝飾店でバリバリに働いていたという女将さん(ハキハキした接客)もきっとそのことはわかっている。でも、相対的にではなく、絶対的に「佳店」である。
たとえば「カウンターに座る地元の人たちが退屈しないように」と、カウンターの真ん前に大型液晶テレビがドンッと架けてある。新潟のおいしいお酒と地元の食材に浸りたい旅人にとっては「なんだこのテレビは!」だろう。でも、それでいいと思う。それが「この店の今」であり「この土地の人々とこの店の志向性が交差して出来上がった唯一無二のカタチ」。そこを楽しめるか楽しめないかで店の印象はずいぶん変わってしまう。ちなみに地元の日本酒もズラリと揃っている。どれもこれもうまかったけど、月並みながら、八海山の麓で飲む八海山はうまいなぁ。09年7月。
ちゃんこ谷川(湯沢)
新潟県南魚沼郡湯沢町大字三国164/025-789-2277/11〜14/17.30〜23/木休(12月〜5月初旬無休)
ちゃんこ鍋。クルマで通りかかって「感じがいいなぁ」と飛び込んだが、実は毎年ユーミンが訪れることで苗場周辺ではよく知られている店らしい。店内はユーミンのサインがたくさんあり、BGMもユーミン(笑)。で、食べてみてわかった。ユーミンが常連になっている理由が。うまいしマトモ。新潟の地の魚の刺身がまず良いし、一品ものの「鳥もつニラ炒め」「自家製コロッケ」「田舎煮」「ナス漬け」などもなかなか。すっごく凝った料理ではないけど、家族連れのささやかな夜ご飯にちょうどいいみたいな感じ。具だくさんのちゃんこもなかなかのもの。〆は雑炊がオススメ。
酒は八海山がほとんど揃い、端から飲んでみたくなる。サービスは混んでくるといっぱいいっぱいになるが、とても親密でよい。スキーシーズンだと開店前から外に行列ができるらしい。まぁ刺身はちょっと乱雑だしワサビも練り物だったりするが、苗場近辺では出色の店だろう。ボクは個人的になかなか気に入った。小さいカウンターと座敷(テーブルは12ほど)。ひとり4000円もあれば満足できるだろう。06年8月。
@satonao310