トップ > おいしい店リスト > さとなおの行った店リスト【日本各地】〜近畿・中国・四国エリア
さとなおの行った店リスト 日本各地
〜近畿・中国・四国エリア(156店)
このコーナーは、ボクが実際に行ったレストランを記録したものです。
個人サイトの個人的食べ歩き記録です。ガイドでも評価でもありません。
ですので、読者の読みやすさなどを考えず、ざっと一覧してあります。コメントも短く散漫なものです。ご了承ください。
このページには、関西(大阪・京都・神戸・奈良)以外の「近畿・中国・四国エリア」の店を載せています。関西についてはこちらをご覧ください。
また、四国エリアの「さぬきうどん店」は数が多いので独立させています。さぬきうどんについてはこちらをご覧ください。
古い訪問年月日のものも多くなっています。地方の店は再訪機会も少なく、その後良くなったか悪くなったかも確かめようがありません。定休日や営業時間などについても変わっている可能性があります(閉店した店もあります)。電話や店のサイトでお確かめください。
この個人的食べ歩き記録を利用して、あなたが行った店の感想とボクの感想とを比較することができます。そうして趣味嗜好がボクと合うか合わないかを調べ、趣味嗜好が近かった方は「さとなおの好きな店リスト」をご利用ください。店の選択がより便利になっています(「このコーナーの使い方」参照)。
なお、自分の好き嫌いを相対化するために、店をラブ度で表しています。ボク個人の「お気に入り度」の目安として参考にしてください(味の評価でも店の優劣でもありません)。
↓クリックすると各エリアにショートカットできます↓
近畿地方(※関西 -大阪・神戸・京都・奈良- はこちら)
- 滋賀県:1店
- 和歌山県:1店
- 兵庫県(神戸以西・兵庫北部):2店
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| 滋賀県 |
本家つる喜(大津)
滋賀県大津市坂本4-11-40/0775-78-0002/10〜18/第3金休
そば。比叡山延暦寺のケーブル下、琵琶湖近くにある坂本で300年近く営む老舗蕎麦店。チェーン店の「鶴喜そば」の本家筋にあたるらしい(チェーンとは別経営)。宮内庁御用達。古い趣を残した外観と店内。雰囲気はなかなかいい。蕎麦は国産の蕎麦粉を用い、昔ながらの工程を守っているというが、まぁわりと普通。香りが弱く口当たりのよい上品なタイプ。つゆは甘口である。観光客や地元客で常に混雑しており、休日は行列ができる。付近においしい店が少ないのも原因かも。95年11月。再訪数回。
| 和歌山県 |
長久酒場(白浜)
和歌山県西牟婁郡白浜町3709-6/0739-42-2486/16〜24/無休/3000円〜
居酒屋。白浜にある名店。元々、地酒の「長久」の直営店だったが独立したらしい。地元のオヤジたちが集まる店で、白浜の観光客には合わないかもしれないし、わりと店内も古びた雰囲気なのだが、味は抜群。地の珍しい魚を丁寧に丁寧に調理して出してくれ、時間を忘れるうまさ。名物「ウツボの生干」は名物お母さんが「ほら、これ!」と見せてくれるとあまりに大きくて驚く。意外と歯ごたえがあり香りも高く、ハラミの部分が特にオススメ。珍味「クツえび」も美味。伊勢エビよりうまいかもと思わせる食感。自家製カラスミもいいし、よく名前がわからない貝なども白浜ならでは。他に覚えているだけでセッタエビとかアイとかシリタカとかクエまである。そのうえ山のものも取り揃えてあり、熊の刺身や馬刺し、イノシシ、シカ、カエルなどが普通にメニューに並ぶ。季節のサンマ鮨もおいしい。
L字カウンターでお母さんとオバサンが動き回り、ボクみたいなひとり客への気遣いも上々。インテリアも古くないと出ない味があり、素晴らしい(ボロボロの椅子とかもあるがそれはそれでまた味)。これで年中無休で夜も長くやっている。居酒屋の鏡である。94年11月。
| 兵庫県(神戸以西・兵庫北部) |
※兵庫県の神戸近辺および阪神間はこちら。
谷かつ(姫路)
兵庫県姫路市魚町129 花むらビル4F/0792-83-0906/8000円〜
割烹。大将である谷勝さんがカウンター向こうでひとりで作る割烹。鮨屋のようにタネ箱があり、そこに地の魚が入っていていかにもうまそう。コースをいただいたが創意工夫にあふれたお皿ばかりで、ありがちな「地のものをボーンと豪快に出すだけの地方割烹店」とは一線を画す。よく緩急を考えてあり、それぞれ美味。酒もおまかせにしたのだが、途中でぬる燗が混じるなど、料理に合わせてちゃんと考えてくれた。姫路駅から歩いて10分ほどの繁華街魚町のボートピア向かい。00年4月。
大倉(香住)
兵庫県城崎郡香住町訓谷408/0796-38-0306/12000円〜
民宿。冬、素晴らしい松葉ガニが食べられることで有名な民宿だ。純国産の絶品(国産の松葉ガニは少ない)を腹一杯食べてみたい方には大オススメする。宿泊代と込みで16000円くらいから25000円くらいまで。カニの質や量で値段が変わるようだ。アマエビやハタハタの干物など、カニ以外もとてもおいしい。翌朝にお土産に買って帰るといいと思う。民宿だけど部屋は清潔で和める。トイレもちゃんと清潔(民宿としてこういうのって重要だよね?)。隣室とはふすまで隔てただけだが、それもまた民宿の良さだ。とにかく素晴らしくおいしいカニを安価で!という方はぜひ「大倉」で。96年1月。
| 岡山県 |
爺や(岡山)
岡山県岡山市磨屋町4-17/086-222-7758/17〜23/月休
居酒屋。創作料理系の居酒屋。入り口にテーブル席、奥に長いカウンターがある店で、地元客でいっぱいで活気がある。瀬戸内の刺身や焼き物、干物をはじめ、おいしそうなメニューが並び、人気があるのもよくわかる。創作一品は、海老のポテ玉、すじこんポン酢、揚げ出しなど。〆に焼きおにぎりの汁かけや雑炊もおいしい。ご主人も感じがよい。まぁ地元の一品をカウンターで気楽に食べたい旅行者には程の良いいい店かも。06年2月。
※移転したらしい。岡山市磨屋町10-12 交通オアシスビル1F。電話番号変わらず。昼の営業も始めたようだ。
だて(岡山)
岡山県岡山市表町2-2-60/086-222-6112/11.30〜19/火水休
かつ丼。昭和38年創業の老舗。基本的に中華麺の店であるが、ドミグラスソースをかける岡山名物ドミカツ丼での方が有名かな。志那そばとドミカツ丼の二種類しかメニューにない。志那そばのスープでドミグラスソースをのばすそうで、そりゃなかなかおいしそう。ドミカツ丼は別皿で生卵が来るので、丼の真ん中にそれをそのまま落とし、上手にかき混ぜながら食べる(ただし卵はない方が好きな方もいると思う)。普通のかつ丼は玉子でとじるが、そうすると衣はべちゃべちゃにならざるを得ない。このドミカツ丼は衣のサクサク感を残しながら食べられるので、こっちの方がかつ丼として正解だという主張を岡山県人はする。非常に説得力があり、同意してしまう自分がいる。ちなみに志那そばもとてもうまい。うずらの卵が浮いている独眼竜スープもいい。05年10月。
ラ・プラーニュ(岡山)
岡山県岡山市錦町3-5 第2クロスビル2F/086-225-3183/18〜27/日休
バー。「la Plagne」。歩いていて「感じが良さそうだ」と入った店。なかなかオシャレな店内とハンサムなバーテンダー、きらびやかなバック・バー、と、わりとデート向きの店かも。外から見た感じはオーセンティックなバーの雰囲気を持ちつつも、中は若い人も気楽に楽しめそうなカジュアルさ。まぁまぁ。06年2月。
| 広島県 |
獨楽(広島)
広島県広島市中区薬研堀2-7/082-242-1909/18〜24/日休/公式サイト
割烹。「どくらく」と読む。流川セントラルゲートという飲食系雑居ビルの路地奥にある、隠れ家っぽい雰囲気の店。料理は割烹だが雰囲気はカジュアル。カウンター8席と掘り炬燵式テーブル3つ。モダンだけどモダンすぎない内装で、店名通り、獨りで楽しめる気楽な雰囲気。
ご主人は食材に凝るあまり畑仕事を始め、そちらが忙しくなると店に出てこなくなるという本末転倒的なことをしているみたいだけど、まぁそれもいい食材を客に提供したい想いの現れなのだろう。料理はその想いを反映してとてもおいしい(二番手の料理人もよく育っているようだ)。まず地の魚がとてもいい。厳選して仕入れているのがよくわかる。地物天然鯛をいただいたが、香りが素晴らしく印象的だった。氷の塊の上の載せられて出てくる演出も良い。野菜はご主人の畑の枝豆やポテトサラダもおいしかった。栗せんべいなどの一品もある。
お酒の揃えもなかなか。若い料理人のサービスはちぐはぐな部分もあるが一生懸命さが伝わってくる。予約が取りにくい人気店なのもよくわかる。料理のレベルに比して値段も安いし、若い女性同士とかで気楽にいい料理を楽しみたいときなど重宝する店だと思う。08年9月。
なわない(広島)
広島県広島市中区銀山町12-10/082-248-0588/18〜24/日休/4000円〜
居酒屋。雑居ビルの地下にあり、入り口が壁の穴から入るようになっていてちょっと入るのに勇気がいるが、中に入ると気持ちのいい居酒屋空間が広がっている。瀬戸内の魚が幅広く揃い、スタンダードなものからこの地ならではのものまで幅広く質のいいものが揃えられている。日本酒や焼酎の種類も充実していてしかも安価。これは腰を落ち着けて飲まざるをえない。カウンターに並んだ大皿にオススメが並び、常連のオヤジさんたちが居心地良さそうに座って店主と酒を飲んでいる(店主はカウンターの隅で酒を飲んでいることが多いらしい)。料理も酒も店主のオススメに従っていれば必ず満足行くであろう。瀬戸内の魚を楽しみたいならオススメ。00年4月。※その後有名店となりバル(下記)なども出した。
むろか(広島)
広島県広島市中区三川町6-3/082-545-8822
居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
チャテオあくさん(広島)
広島県広島市中区大手町1-4-26/082-247-0175/17.30〜22(日祝17〜21.30)/月休
燻製料理。芥川さんがやってるから「あくさん」。自分の名前をつけるだけあってこの店の名物は店主本人。とはいえ「こだわり&不機嫌」とかではなく「おだやか&にこやか」なのがいい。料理の蘊蓄をいろいろ語るので好き嫌いが分かれる部分もあるかもだけど、ボクは楽しかった。
この店の白眉は薫製料理である。瀬戸内の魚や広島牛などを自家製でしっかり薫製している。厨房裏の薫製場所を見せてもらったが、はっきり言って目の毒。全部おいしそうである。温薫、冷薫、いろいろ食べたが、ボクが舌を巻いたのは「ベーコンの冷薫」。これは実にすばらしかった。舌の上で再構築して何度でも楽しめる名品。いままで食べたベーコンの中で一番うまいかも。コース料理の中で出てくる薫製盛り合わせもとっても贅沢。いろんな食材の旨みが凝縮していてシアワセな気分に浸れる。瀬戸内でとれる珍しい魚なんかも素材の味を殺さない程度に薫製してあって良かった。
他にもいろいろ工夫した料理あり。もやしのユッケの「モヤッケ」もありそうでない味。あー、あと何食べたっけな…。醍醐を食べたりフォアグラを食べたり。どれもうまかった。それらに比べるとメインの広島牛ステーキは(仕入れはとても良さそうだが)普通っぽいかも。
店内すすけてていい雰囲気。店主のあくさんは、前の店、前の前の店と含めると40年以上広島でやっているそうで、広島ではすごく長い履歴になる(原爆で一度すべて焼けているので、広島には60年以上の老舗はほとんどないらしい)。テーブル席もあるが、カウンターで彼と話しながら食べるのが楽しいだろう。薫製・発酵系が好きな方にはたまらない店。06年2月。
冷めん家(広島)
広島市中区十日市町2-9-22/082-291-0004/11〜14/17〜17/日祝・土夜休/公式サイト
広島つけ麺。広島つけ麺は「新華園」という店が発祥のようで、この店はその系列だが、事情があって完全に別れている模様。広島つけ麺とは(この店では冷麺と呼んでいるが)辛いつゆにもちもちの麺をつけて食べるもので、野菜がどっさりトッピングされてくるのが特徴か。辛みは調節できるようだが、いずれにしてもかなり辛くておいしい。この店の具はキャベツ、キュウリ、ネギ、それにチャーシュー。つゆは唐辛子とラー油の辛みが前面に出ているが奥の方に複雑なコクがあり、酸味と辛みのバランスも絶妙。辛みを足せるようだが、ボクはこのくらいの辛みの方が味が良いと思った。このつゆと一緒に野菜を一杯食べてるとかなりヘルシー感がある。麺にはそれほど魅力を感じなかったが、普通盛りでも十分の量があり満足度は高い。
神経質なくらい清潔な店内は広い厨房を囲むようにカウンター席があるのみ。入店したらまずオーダーをし、待ち合いの長椅子に座り指示を待つ。順番にカウンターの席に招かれる。キッチンには若くて愛想のいい女性店員が大勢。その中にひとりだけ求道的な男性がいるがそれがご主人だ。店内の清潔具合や段取りの徹底など、かなり厳しい教育で運営している感じ。客を緊張させるタイプのご主人だが、店が明るく清潔なのと広いのとであまりプレッシャーはない(笑)味はとてもいいので近くにあったら通うだろうなぁ。いい店だ。08年9月。
陽気 大手町店(広島)
広島県広島市中区大手町3丁目1-6/082-249-0699/11?14/17?20/日・毎月6日休
ラーメン。広島ラーメンの代表格な店の支店。2006年開店。本店は江波にあるが夕方から営業らしく、昼に食べるのならコチラがいいと聞いた。広島ラーメンはいわゆる豚骨しょうゆ味。この店はその典型と聞いて食べに来たのだが、濃厚な甘みがあるんだけどしつこくなく、クセになるタイプの味。おいしい。ラーメンをあまり食べないボクであるが、ここのは好きかも。ただこの甘みが嫌いな人もいるだろう。麺は細めのストレートなのだけど、少し太めの方がこういうスープに合うのではないかと思った。08年9月。
三八(広島)
広島県広島市南区東雲本町1-12-33/082-281-0536/10.30〜19/日休/600円〜
広島風お好み焼き。うまい。小さい店だが活気があり、店の半分を占める鉄板の上で豪快に焼く。隣の客がコテを使わず箸で食べていたら店のおばちゃんに怒られ、そのおばちゃんを店のおじちゃん(たぶん旦那)が「広島の人じゃない人に怒るのは失礼だ」とか言って怒って、なんだか漫才みたいであった。つうか、広島方式で食べないとしかられる、という緊張感も楽しく感じられる雰囲気ではある(それでも少し緊張したが)。蒸した麺を鉄板に大きく広げたままにしてあり、注文によりどんどん焼き足していく。で、キャベツもかなり大量。全体にボリュームはかなりなものである。とじるのにふたごの卵(黄身がふたつある)を使用しているのも独特。印象の強い店であった。わりと郊外にあるが再訪してみたいと思わせる。00年4月。
胡桃屋(広島)
広島県広島市中区八丁堀9-5 山本ビル2F/082-228-5915/11〜14.30/17〜21/日祝休/700円〜
広島風お好み焼き。広島焼きの名店として知られた店らしいが、ボクが訪れたときははっきり言って普通であった。全体に口当たりふんわり系で好ましいし、ちゃんと美味しいのであるが、これが名店の味と言われると「うーん」である。店は狭いが親密で、地元の普通の店っぽくて良い。近くのOLが「いつもの」とか言って入ってくる感じも好ましい。感じはいいんだけどなー。印象が弱いのが残念。00年4月。
八誠(広島)
広島県広島市中区富士見町4-17/082-242-8123/11.30〜14/17.30〜23/日祝の昼・月休
広島風お好み焼き。くわしい人に聞くと「広島の名店『八昌』系で、『八紘』で修業した人がやっている」とのこと。ボクは広島風お好みを比較対照できるほど食べ込んでいないのだが、少ない経験の中ではトップのおいしさ。きゃべつ多めで味はあっさり。なるほどうまい広島風お好み焼きは野菜と生地とそばがこういう食感とバランスになるのかと舌に覚え込ませた。ボクはこのくらいのバランスとあっさり感が好きかも。いずれにしてももう少し経験がないとなんとも言えないが。06年2月。
貴家。(広島)
広島県広島市中区富士見町5-11/082-242-1717/11.30〜15/17〜23.30/火休/公式サイト
広島風お好み焼き。ボクはまだ広島風お好み焼きはそんなに食べ込んではいないが、この店はいまのところ断トツにおいしく感じた。大阪勤務が長かったので大阪のお好み焼きもいろいろ食べているが、それらを含めたお好み焼き界全体でも一番好きかもしれない。
地元の達人シャオヘイくんに聞くと「広島風お好み焼きのバリエを知るなら、八昌(薬研掘)系、みっちゃん総本店系、三八系の三種類は食べていってもらいたい」と言う。この店は「みっちゃん総本店系」にしてその味を超えたとの評判もあるようだ。特筆すべきはキャベツのおいしさ。甘みがあって瑞々しく熱の通りが完璧。そこに生地の適度なもちもち感と、麺の絶妙なパリパリ感が相まって食感が非常に良いのである。ソースも付け方も濃すぎず、味のバランスがよい。上品だけど上品すぎないうまさ。 店主はまだ若いのになかなかの気遣いだし、腕は確か。店は雑然としているが鉄板上はとてもキレイ。とてもいい店である。初めてなら肉・玉のそば入り(700円)がよい。ハーフサイズ(500円)もあって女性にも優しい。一品料理もいろいろある。彼ならステーキなんかも上手に焼くだろう。今度食べてみたい。08年9月。
ゴールデンガーデン(広島)
広島県広島市中区新天地2-12西豊ビル2F/082-248-2657/16〜25(金土〜26)/日祝休
ビア・バー。暗く落ち着いた雰囲気のビア・バーで、基本的にビールしか置いていない。ただしそのビールの種類が尋常ではなく、常時100種類くらいは用意してあるというからすごい。ドイツやベルギーのものはもちろん各国それぞれ揃っており、日本の地ビールもかなり揃っている。うれしいなぁ。カラダをすっきりさせたいときに飲むヒューガルテン・ホワイトをいただいたあと、なにか珍しいのを、とお願いしてお任せした(銘柄は失念)。当たり前だが、店長や店員はとてもビールにくわしいので、今の気分を言ってお任せすれば、状態がよいいいビールに出会えると思う。料理といういかつまみを多少はあるが、どちらかというとビールを舐め舐め楽しむ店だ。食前か食後に立ち飲みするくらいな感じで使うのがいいかと思う。いい店。10年1月。
もRIもRI et Vins(広島)
広島県広島市中区流川町3-14/082-249-2356
ワインバー。「モリモリ・エ・ヴァン」。若きオーナーソムリエの森田浩司さんがひとりでがんばる店で、基本的にはカウンターバー。奥にテーブルふたつ。きちんと自分で納得した上でセレクトしたワインをリストに載せており、野心が伺える。そのセレクトも状態もとてもよく、いい夜が過ごせた。チーズの品揃えも良く、東京のフェルミエからも取り寄せているとか。「広島ではこういう風にがんばっているのはこの店だけ」と、広島在住の同行者は言う。先駆者としてこれからもずっとがんばってほしい店だ。店名から伺えるようにオシャレすぎない楽しいワインバーである。00年4月。訪問時には「中区三川町7-19 TEUNビル2F」にあったが上記へ移転。
バルなわない(広島)
広島県広島市中区新天地1-10 スクエアビル2F/082-249-4999
スペイン・バル。すっかり広島の人気店になった「なわない」が経営している店。インテリアは明治時代系和風なのだが、カウンターにハモン・イベリコとかがドンと置いてあったり、メニューがスペイン料理だったり、やっぱりバルなのだな。独特なセンスなのだが、これが妙に居心地よく、楽しく落ち着ける。料理も酒の品揃えもよい。ちょうど「なわない」のご主人が飲みに来ていて、同行者(広島人でその店の常連)を見つけて笑って寄ってきて、いろいろおいしいものを食べさせてくれた。ラッキー。どれもこれもうまかったが「こんなのめったに手に入らない」という質の牡蠣が絶品だった。広島のディープな夜にうってつけの店。06年2月。
ルーエぶらじる(広島)
広島県広島市中区大手町5-6-11/082-244-2327/7〜20(土〜19、日祝〜18/無休
喫茶店。1946年創業。モーニングセットの発祥の店と言われる。先代が1955年ごろに始めたらしく、当時は高級だったパン・コーヒー・卵というセットはこの店の創作ということだ。原爆後の混乱を考えると素晴らしい最先端である。525円のAセットはパンとゆで卵とサラダ。630円のBセットには目玉焼きとジュースが追加される。パン屋を兼ねているせいもあってトーストがとてもおいしい。挨拶やサービス、笑顔などがとてもよく、朝からとても気持ちよい。タカノ橋商店街にあり、店内の雰囲気などは普通っぽいが、とても落ち着けるいい喫茶店だ。ちなみにモーニングは7時から10時半まで。08年9月。
アンデルセン本店(広島)
広島県広島市中区本通7-1/082-247-2403/7.30〜20/不定休/公式サイト
パン屋。全国にファンをたくさん持つベーカリーチェーン「アンデルセン」の本店。1948年に広島で創業したのが始まりである。この本店は被爆建物で貴重なもの。趣ある外観、広い内部、明るいカフェなどを持ち、本店ならではの活気に満ちている。7階建てで、1階がベーカリー、上階はパーティフロアなど。1階のカフェでモーニングを食べたがまぁ普通においしかった。「ジャン=ポール・エヴァン」のチョコレートショップも併設し、そこも人気。パン屋としての展示も楽しく、パン好きなら何時間も飽きないだろう。08年9月。
蔵鮨(尾道)
広島県尾道市久保1-3-31/0848-37-9320/12〜14/17〜24/水休
鮨。蔵を模した建物がモダンな鮨屋。店にはいると長いカウンターの奥に座敷があり、長いカウンターの内側のネタ箱にはキレイに仕事した魚が並べられている。鮮度重視になりがちな港町系の鮨屋とは一線を画す感じ。「地の旬の魚を一貫ずつ握ってください」とお願いして握ってもらったが、柔らかく丁寧に握られ、なかなかおいしかった。細長い形状の握り。ネタの大きさもちょうど良くバランスも考えられている。ただ、残念なのは醤油。煮きりを塗るタイプではなく、たまり醤油に客が自分で漬けないといけないのだが、この柔らかい握り方にそのやり方は合っていない。煮きりを塗って給してほしいと思った。酢飯は普通。でも魚の質に負けてはいない。いただいたのは、マナガツオ、サヨリ、カスゴ、タイラギ、シラサエビ、新イカ、ママカリ、赤ウニキュウリ軍艦と一貫ずつ食べて3000円。「この赤ウニはとても濃厚なのでキュウリで軍艦にしてみました」と、海苔の替わりに薄切りのキュウリを使ったウニ軍艦巻きが印象的。そういう工夫を常に考えているご主人のようである。まだお若いようだし、いい店に成長していくかもしれない。尾道の駅からアーケードをずぅっと行き、その終点からさらに東へ行った辺りにある。水尾井戸のすぐ近く。08年9月。
しみず食堂(尾道)
広島県尾道市東御所町60-8/0848-23-5283/9〜19/水休
食堂。尾道駅からほど近い海岸沿いにある小さな食堂。周りから離れてポツンとあり妙に目立つ建物なのですぐわかる。終戦直後から1998年に道路拡張で取り壊されるまで、ここにバラックのマーケットがあったらしいのだが、取り壊しでほとんどが廃業してしまった中、この食堂だけは存続の道を選び残ったと聞く。建物は普通のプレハブっぽい造りになってしまい、往年の趣はないかもしれないが、地元では大切な店なのだと思う。
店内はとても小さく、全部で7つほど椅子があるが、7人はとても座れないのではないかと思われるほど雑然としているし居心地は決してよくない。でも、ここで朝ビールを飲むオジサンたちに交じって朝ご飯とか食べていると地元感をとっても味わえる。そういう意味でオススメだ。ちなみにテラス席もあり、そこは海を見ながらかなり開放感に浸れるだろう。
叩いた身を煎った自家製エビ粉(いわゆるおぼろ)のエビ粉いなり(120円)が名物。甘いけど妙にうまい。メバルや鯛やイカの煮付け、焼き魚などをケースからとって食べる。味はなかなか良い。魚の質が素晴らしい。煮付けをあらかた食べ終わったら残った骨を「あら汁にしようねー」と調理してくれた。おばさんもおじさんもとても親切。うれしい朝ご飯となった。ちなみに開店直後だと魚のおかずが間に合ってないことも多いようである。08年9月。
桂馬(尾道)
広島県尾道市土堂1-9-3/0848-25-2490/8〜18(日9〜18)/無休/公式サイト
蒲鉾。尾道では有名な蒲鉾店。大正2年創業の老舗である。瀬戸内で獲れたハモ・イカ・グチ・エソなどで造った蒲鉾。柿の形の柿天や梅の形の梅焼などがあり、お土産を買う観光客でいつも賑わっている。商店街にあるこの「桂馬」の前に無料無人のお休み処「駒や」があり、そこに持ち込んで蒲鉾を食べられるのが旅人にはうれしい。いくつかその場で食べたがあっさりした奥の方に豊かな風味が広がっており、なかなか美味。思わずお土産に。08年9月。
バルらぱん(尾道)
広島県尾道市土堂1-7-3/0848-25-3609/12〜14(ランチ木休)/17〜24/水休
イタリアン。いや、イタリアンというより地中海料理に近い創作料理系か。まぁ名前がバルだしタパスもメニューにあったのでスパニッシュとも言えるが、全体の印象はイタリアンであった。尾道の商店街にあり、他の店とまったく違うモダンな外観に少し驚く。こういう店、尾道では珍しいだろう。内部も広くてモダン。小さなカウンター席、丸いカウンター席、そしてテーブル席と、いろんな用途に応えられる雰囲気だ。料理は尾道の新鮮な魚介を使ったもの中心でちゃんとおいしい。エイのフリット、さんまのカルパッチョなどを肴にワインを飲み、二軒目だったのでメインまでは辿り着かなかったが、でもシェフの実力は十分感じられた。良くも悪くも尾道らしくない店なので、若手を中心に使い勝手はよいと思われる。そういう意味で貴重な店。デートにも向くだろう。08年9月。
一口(尾道)
広島県尾道市久保2-20-2/0848-37-9723
串揚げ。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
朱華園(尾道)
広島県尾道市十四日元町4-12/0848-37-2077/11〜20/木・第3水休
ラーメン。昭和22年創業。尾道ラーメンの代表格と言われるが、この店がそう名乗っているわけではなく、メニューも中華そばである。しかもこのラーメンを開発した初代が急死し二代目は急遽店を継ぐことになったらしく、初代の味とはまた違うものらしい。でもなかなかおいしく、ボクは好きだ。
醤油味をベースに豚骨・鶏ガラ・背脂が絡む黒くて濃厚なスープ。背脂の甘みが上手に効いていて香りも複雑。ファースト・アタックはとても強くおいしいが最後は多少飽きてくるかな。でも思わず飲み干したのだからかなり好みの味ではある。麺は平麺系でスープがよく染みるタイプ。食後少し苦みが残るのは化学調味料だと思うが、ボクはラーメンの化調に寛容なのでまぁ良し。ラーメンとはそういう食べ物だ。入り口で食券を買って空いた席に座る段取り。テーブル間は狭く居心地は悪い。週末や祝日は開店(11時)前に並んだ方がいい。昼時は常に50人程度の行列になる。行列が多いと開店前にも店に入れてくれるようだ。尾道に行くなら一度は食べた方がいい名物ラーメン。それだけのことはある。中華そば530円。チャーシュー麺750円。08年9月。
萬来軒(尾道)
広島県尾道市高須町5249/0848-46-1681/11〜20.30(15.30〜17休憩)/月・第三火休/600円〜
ラーメン。尾道ラーメン。有名な「朱華園」が3〜50人並んでいてめげてしまったらこの店に行った方がよいと広島の食の達人シャオヘイくんに教えてもらった店。典型的尾道ラーメンの穴場はココ「萬来軒」だとか。とんこつと鶏ガラに小魚のダシが効いたしょうゆベースの尾道ラーメン。バランスのよいスープは平麺によく合い、久しぶりにスープを全部飲んでしまった(お腹が空いていたこともある)。煮込まない背脂がおいしい。シャオヘイくんはちょっと味が落ちたと言っていたが、でもまぁまぁいいんじゃないだろうか。餃子はもう少しかな。店員がみなマイクを付け注文を取っては店中に響きわたる音で厨房に通すのだが、それがなんか追い立てられているような効果を生み、落ち着けないのが難。00年4月。
洋酒喫茶ロダン(尾道)
広島県尾道市久保2-14-13/0848-37-3895/19〜23.30/日休
バー。地元では「貝の店」で通っているユニークな店。尾道の繁華街である久保二丁目にあり、入り口にSHELLのマーク。店内に入るとご主人が集めた世界中の貝のコレクションにまず圧倒されるだろう。珍しい蓄音機(100台を超えるコレクション!)やJAZZのレコード、スピーカーなども所狭しと並ぶ。異様な雰囲気。でもここまで来ると笑って楽しめるレベル。カウンターに座って注文したらとりあえずぶらぶらと店内の散策へ。もうほとんど博物館なのである。しかもボクが行ったときは22時すぎなのに子供たちがカウンターにたむろしていた。地元の集会所に近い機能も果たしているのかもしれない。まぁオリジナル・アイスクリームの「ハロハロ」という名物があるから、それを食べに子供が来るのかもしれない。接客はご主人と奥さん。旅行者も気楽にくつろげるだろう。08年9月。
からさわ(尾道)
広島県尾道市土堂1-15-19/0848-23-6804/10〜19/火休/130円〜/http://www.ice.jcom.to/
アイスクリーム。昭和14年開業の老舗で、昔ながらの手作りアイスが売り。尾道名物らしく、尾道に来たらここでアイスを食べるのが基本だとか。たまごアイス(つまりはバニラ)が人気で、モナカとコーンがある。両方食べ比べたが、コーンの方がバランスはいいと思った。00年4月。
一丁(福山)
広島県福山市東桜町1-1繊維ビル内/0849-25-5280/11〜22/木休/450円〜
ラーメン。尾道ラーメン。濃い色のスープなのだが塩辛さはない。というより、しょうゆ味を圧倒するような煮干しダシ。背脂はよく煮込まれて柔らかいが、煮込んでない方が個人的には好き。麺は細目。麺自体の快感には欠けるが、全体にバランスのいい真っ当なラーメンという感じがした。00年4月。
すだち(三原)
広島県三原市港町1-6-22/0848-64-3520/17〜22/日祝休
居酒屋。とてもカジュアルな雰囲気の店だが、出てくる料理はどれも美味だし、お酒の品揃えもなかなかのもの。気軽な雰囲気でしっかりした料理を味わうのにとてもいい店である。「本日の一品」と書かれた紙を見れば、仕入れに相当チカラを入れているのがすぐわかる。お酒も入荷状況を書いてあり、いまのいいものが味わえる。
刺身は豪快な盛りつけ。中でも黒鮪の刺身がおいしかった。煮付けもおいしくて、地の魚アコウの煮付けなんかとても良かったな。朝引きの手羽先唐揚げもおいしい。牛頬肉の煮込みやらソーセージやらフライものやらもなかなか。品揃えがただものではない地酒の中では「万事酒盃中」がわりと印象的だった。カウンターとその向側にも窓に面したカウンター、テーブルひとつ、そして小上がりがある。2階には座敷もあるらしい。09年9月。
バー・カールトン(三原)
広島県三原市城町1丁目5-4/0848-63-6755/17〜24/不定休
バー。1957年創業の歴史ある古いバー。いい店だなぁ。とても落ち着く。ウッディで暗くてくすんでいる。調度品も品があり、それぞれに由来がありそうな感じ。佇まいのいいおじいさんとかがカウンターに陣取っているのが絵になる感じの店。長いカウンター席とテーブルひとつ。隠れ家のような場所と雰囲気もグッドだ。なんでもマスターは三代目とか。初代が創業したときは名士がいろいろ協力したと聞いた。店名も獅子文六がつけたとか(演劇人が多く関与したらしい)。長い時間といろんな人の想いの積み重なりを感じつつゆっくり過ごしたい。09年9月。
さつま屋(三原)
広島県三原市糸崎4-10-1/0848-63-6806
食堂。居酒屋。国道2号沿いにあるのに隠れ家的な店。三原に滞在しているときツイッターで「大好きな店。超穴場! 行ってみて! 看板も出てないし店名もわからないけど、住所はだいたいわかる」と神戸の知り合いに教えてもらったのだが、三原在住の人に聞いても誰も知らない。「すだち」のご主人だけがその住所の辺りを思い浮かべて、「もしかしたら国道沿いの黒い換気ダクトがある家がそれかもしれない。素人ならあんなダクトは使わない」と言った。そのくらい穴場。でも国道沿い(笑)
翌日の昼時、三原在住の人も含めて3人で探しに行ったら、それらしい家を発見。確かに看板はない……いや、ある! 生い茂った植木鉢群に隠れているが「さつま屋」という立て看板がある。ここだ! ということで入ってみた。普通の家っぽいのだが、中は街場の古い食堂みたいな趣き。広くて古い厨房とカウンター、テーブルが3つくらい。おじいちゃんとおばあちゃんがふたりでやっており、普通に「いらっしゃい」と声かけてくれた。テーブルクロスやイスのカバーが昭和だし、手作り感満載。でも清潔。うまそげだー。
メニューはカウンター上に貼ってある。うどん、ラーメン、焼きそば、焼きめし、野菜いため、おでん、ぎょーざ、手羽先など。手軽な一品食堂である。一番高いのはちゃんぽんの650円だったかな。そうこうしているうちにお客さん達が来始めた。近くの工場の工員たちが主たる常連さんみたい。ラーメンと焼きめしとぎょーざとビールを頼んだが、どれもこれも懐かしくて丁寧で家庭的。神戸の知り合いが好きなのもよくわかる。こりゃなんとも「好き」かも(おいしいというより好き)。特にほんのり甘い焼きめしが昭和な味でよかった。ちなみに神戸の知り合いは「この店のカレーがまた絶品!」と言うので聞いてみたら、これは裏メニューらしく、月に一回しか作らないとのこと。そりゃ住んでないとありつけないなぁ。ランチだけでなく夜も営業している。09年9月。
| 鳥取県 |
| 島根県 |
皆美館(島根・松江)
島根県松江市末次本町14/0852-21-5131/25000円〜
旅館。建て直してすごくきれいになり、多少バブリーな感じがするほど。古い趣きはあまり感じられないが、創業当時(明治21年)の部屋などもそのまま残っている。当日は、島崎藤村や田山花袋、与謝野夫妻など数多くの文人が泊まった「藤村の間」にラッキーにも泊まれた。一番古い部屋らしいが、新しく手を入れすぎていてその古さは楽しめなかった。窓前に宍道湖が広がりなかなか寛げる。料理は季節の魚をはじめとして、有名な宍道湖七珍の「もろげ海老踊り揚げ」や「家伝 鰻しゃくもどき」「島根牛ミニステーキ」など。いくつか冷めている料理があり残念。夜には名物「鯛めし」は出ないが、朝にそれは食べられる。朝飯の鯛めしは比較的普通。おいしいが、もろもろ贅沢になってしまった現代においては特筆するものでもない。泊まってなくても1階の食事処で「鯛めし」を食べれるので松江に来たら必ずどうぞ。なお、東京・赤坂(03-3584-0373)、大阪・梅田(06-315-7770)の支店でも鯛めしは食べられる。95年9月。
古曽志(島根・松江)
島根県松江市殿町412
そば。「こそし」。東京橋前の山陰合同銀行の横の細道を入るとひっそりある小さな蕎麦屋。故・山口瞳の行きつけの店だと知り行ってみた。小さい店だが清潔で趣がある。古い設えが妙に落ち着く上品な店である。手打ちの出雲そばは香り高くエッジもきいていてなかなかの味。でもこの店は雰囲気と時間を楽しむ店だと思われる。95年9月。
※閉店。残念。あの趣ある佇まいが好きだったのに…。
| 山口県 |
| 香川県 |
※さぬきうどん店(80店)については独立させました。こちら。
やまちゃん(高松)
香川県高松市御坊町4-15/087-822-1195/17〜22.30/日祝休
居酒屋。カジュアルな雰囲気ながら割烹レベルの料理がいただける店。ここの魚、実にうまかった。香川に来るといつもさぬきうどんしか食べないが、実は他にもいい店の噂をいろいろ聞く。でも結局うどんだらけの旅になっちゃうんだよなぁ。付きだしから始まって、大振りに切ってある瀬戸内のお刺身盛り合わせがまずうまい。香川って魚うまいんだよね、当たり前だけど。そして、穴子の一本揚げやめばるの煮付け、魚のすり身を天ぷらにした名物「やま揚げ」、地鶏焼きなど、いろんな料理を楽しませてくれた。地酒も充実していてなかなか。09年10月。
ボア・エ・デュポン(高松)
香川県高松市屋島西町2490/0878-41-8886/8000円〜
フレンチ。ボアというのは木場シェフの「木」の意。デュポンはブリュッセルの交流のあるレストランだそうだ。期待せずに出かけたがレベルは非常に高かった。ベイシックな中にちょっとした工夫が凝らしてあって料理はそれぞれ魅力的。ワインの品揃えとサービスの自然さが高まればかなりいい店になりそうだ。ただ、メインが牛フィレのステーキだったりと、ちょっと個性が足りない。地元客の要望もあるだろうが(地方のフレンチはステーキが望まれる)、せっかくチカラがあるのだから、もう少し個性的な料理をメインに持ってきてくれたらなぁと思う。97年9月。
| 徳島県 |
釜抜きうどん平谷店(徳島)
徳島県土成町宮川内/088-695-2262/第2.4火休/800円〜
たらいうどん。徳島自動車道土成インターを降りて国道318号を行くと、10軒ほどのたらいうどん密集地がある。つうか、ここにしかたらいうどん店はないのかも…。で、地元徳島の人に数店のおすすめを受けたうちの一店がここである(他に「土成村」「新見屋」も勧められた)。雑木林を降りていくと食堂がありそこでも食べられるが、そこで注文だけして川沿いに東屋で食べた方が趣深い。川を眺めながらすするうどんは、その趣も手伝って予想以上においしく、満喫した。
たらいうどんというだけあって、たらいに釜揚げうどんが入って出てくるのだが、特徴はたらいと出汁。つけ汁の出汁が川魚的であった(じんぞくというハゼの一種の川魚を伝統的に使うらしいが、このごろでは取れないとの話も聞いた)。麺をさぬきうどんと比べるのも野暮な話ではあるが、思ったよりコシはある。麺に山芋とか混ぜているかも。そのせいもあってか麺が口の中で踊るような軽快感はない。ちょっと重めな感じ。00年7月。
大井食堂(徳島)
徳島県鳴門市撫養町南浜字東浜603/088-686-4079/10〜13.30/不定休
うどん。不思議なうどんである。柔らかいうどんで風邪をひいた時に欲しくなる感じだが、それは第一印象のみで、ぐっと噛み込むと粘りがあり、なんとも気持ちがいいのである。麺だけ取り上げると快感でも味でもさぬきうどんに劣るのだが、大阪あたりの柔らかいだけのうどんと比べると格段にうまい。手打ち特有の雑なつくりではあるが、地元の人で常ににぎわっているわけがよくわかる、クセになり系の味。ボクも近くに住んでいたら通うかも。出汁はちょっと濃すぎるのが難。昼の早い時間に売り切れるらしいので注意。00年7月。
婆沙羅(徳島)
徳島県徳島市鷹匠町1丁目/088-655-5311/15000円〜
割烹。全国的に有名な料亭「青柳」の割烹版というかカジュアル版というかなのだが、カジュアル版なのに徳島を代表する名店となっている。というか、「青柳」は敷居が高くて行けない人(ボク)にとって、ここでも十分に贅沢だ。聞けば、入った素材で一番いいのは徳島「青柳」と東京「青柳」に半々。その次がここ徳島「婆沙羅」、最後が東京「婆沙羅」、らしい。とりあえずは東京の「婆娑羅」よりはいい素材なわけだ。
で、実際に食べてみたら、「カジュアル版でこれなら青柳はいったいどれくらいうまいのか?」と思わず思ってしまったくらいなレベルの日本料理が味わえた。コースでいただいたが、素材の持ち味をそのまま活かしたものと創意工夫を凝らしたものが入り混ざり、目も舌もまったく飽きさせない。「鯛の淡々」が名物らしいが、さすがに鳴門鯛の薄造りには唸った。すずきの油焼きやハモ丼も忘れられない。日本トップクラスの日本料理が食べられるのは間違いない。
店内、カウンターも魅力的だが、個室にテーブル席もあり、黒服のソムリエが要所要所でちゃんと話に来てくれ、飽きさせない。彼のセレクトであるワインもとっても充実。料理に合わせていろいろ持ってきてくれ選ばせてくれる。値段も内容に比して高くない。ちなみにデザートで名物の「昔プリン」が出てきたが、これはコースの流れには合わないかもしれない。人気があるので気を使って載せているのだろうけど。00年7月。
いのたに(徳島)
徳島県徳島市西大工町4-25/088-653-1482/10.30〜17/日休
ラーメン。徳島ラーメンの代表格的老舗で、新横浜ラーメン博物館にも期間限定出店したらしい。見た目に特徴がある。味噌煮込みうどん的なこげ茶色のスープに生卵をのせるのである。で、チャーシューでなく豚バラを使用していて、これが甘辛く(生姜焼きみたいな感じで)なかなかうまい。この甘さの感じがラーメン全体の底流に流れている。味噌色な上に味噌っぽい香りが漂うので一瞬味噌味と思う人もいるかもしれないが、この香りはトンコツや鶏ガラに濃い醤油が混ざったもの。バランス良く味が混ざっていて見た目とまるで違うあっさり味を演出している。麺は細めストレート。わりとスープが染みこんでいる感じのやわらかさでこれはこれでうまいかも。全体にちょっとクセになる感じのジャンク味で、ボクは気に入った。00年7月。
| 愛媛県 |
アサヒ(松山)
愛媛県松山市湊町3-10-11/089-921-6470/10〜18/水休
鍋焼きうどん。松山名物の鍋焼きうどんは有名老舗店がふたつある。「ことり」と「アサヒ」。両方近い。本当は「ことり」を狙っていたのだが、臨時休業だったので「アサヒ」に朝ご飯に行った(10時から)。実にレトロな空間。昭和初期のまんま残っている感じ。入り口の感じなど普通の一軒家である。メニューは鍋焼きうどん(500円)といなりずし(120円)のみ。あと玉子入りとかもあるが、基本は二種類だ。壁の紙に「まだ甘い物が貴重品だった昭和22年に曾祖父の考案でアサヒの鍋焼きは誕生しました。時代は流れても平成の今日まで懐かしの味を皆様に…」とある。確かに甘いダシ。この甘さが貴重だったんだなぁ。そういう背景がある食べ物を今の尺度で語ることはできない。でもしつこくなく、程よい甘さで、朝ご飯とかおやつに食べるにはとってもいいかも。麺はやわらかくダシが染みこんでいい感じ。風邪のときに食べさせてもらったうどんを思い出した。アルミ製の小さな鍋に入ってきて可愛い。満足。09年9月。
福楽(松山)
愛媛県松山市東石井町6-6-40/089-956-1834/11〜20.30/火休
うどん。松山の「伊丹十三記念館」のカフェの店員さんに「松山名物の鍋焼きうどんが食べたいのですが、『ことり』と『アサヒ』以外にどこかおいしい店ありませんか?」と尋ねてみたら、丁寧にいろいろ調べてくれ、記念館近くの「福楽」を教えてもらった。で、ここがなかなかよかったのである。
まずは鍋焼きうどん(930円)。カツオに昆布や煮干しを効かせたダシ。もちろん(他の松山鍋焼きうどんがそうであるように)甘めなのだが、甘すぎず、甘さが逆にコクになっている。いいなぁ。具も多い。甘辛く煮た肉に野菜類が上手に合わさってうまい。麺がとてもいいので鍋焼きうどんの他に「生しょうゆ」(520円)ももらってみたが、香川で言ったら「なかむら」を太くした感じのむにむに粘る麺。これは完全にさぬきうどんだなぁ。さぬきうどん的に完成されている。松山名物の鍋焼きうどんもさぬきうどん的生しょうゆも味わえるいい店だ。店内は街場の普通のうどん屋さん風。教えてもらって良かった。また来たい。09年9月。
踊るうどん永木(松山)
愛媛県松山市須賀町2-1/089-953-5162/10.30〜14.30(土日祝〜15)/不定休
さぬきうどん。1998年ごろ、さぬきうどんに凝ってよく香川ツアーをしていたが、この頃「松山に本物のさぬきうどん店がある!」と評判だった店。あれから10年ちょい。ようやく行けた。行って良かった。だってうまいもん。ここの「しょうゆうどん」(500円)は、かなーりうまひゃひゃ。「肉玉ぶっかけ」(600円)もいい。壁に雑誌の1ページが貼ってあり、そこで嘉門達夫が「うどんと言えば讃岐だが、松山の『踊るうどん永木』が日本一だと断言してしまおう」みたいなことを書いている。日本一かどうかは意見が分かれるところだろうが、かなり上位なことは確かかも。
地元の方からのメールによると2008年に店主が替わった(後継者に譲った)とのことで、一時期ほど味に勢いはないとのことだが、でも(少なくともボクが食べたタイミングでは)十分のクオリティだった。店名通り口の中で踊る(実際は全身を使って湯切りする見た目からとった店名らしいが)。粘りやコシよりもその「口の中で逃げ回る感じ」重視のような印象。後継者はまだ若いようだが、がんばってほしい。09年9月。
わらじや(松山)
愛媛県松山市千舟町2丁目7-37/089-931-5408
割烹。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。
炭心(松山)
愛媛県松山市二番町2-1-6/089-986-6603/18〜23/木休
焼き鳥。すみしん、と読む。カウンターとテーブルふたつほどのこぢんまりした店。愛媛じゃなくて滋賀の地鶏である淡海地鶏を主に使っているので旅人には地元っぽさが足りない店ではあるが、文句なくうまい店。淡海地鶏をわざわざ選んで使っていることからもわかるように、ご主人は素材の仕入れに相当凝っているようだ(手羽先だけは比内地鶏を使っている)。新鮮なもも肉のたたき(950円)。鶏の刺身四種盛り(2300円)。玉子にも凝っていて鶏のうまみと香りが一体となった塩ユッケ(800円)。ふわふわに仕上がったつくね(250円)。香り高い手羽先(350円)。どれもちゃんと印象に残る味。器も凝っている。二軒目でお腹が一杯だったので〆の親子丼や玉子かけご飯に行けなかったのだが、これらもうまいんだろうなぁ。ご夫婦でやられているが、ご主人はかなりの無口である一方、奥さんは一生懸命接客してくれる。素材の説明など丁寧にしてくれ、いい感じ。松山にしては値段は安くないが、質に比して十分リーズナブルな店。地元の人気店なので予約が必要。09年9月。
道後 麦酒館(松山)
愛媛県松山市道後湯之町20-13/089-945-6866/11〜22/無休
ビール。居酒屋。道後温泉の中心、道後温泉本館の目の前にある店で、風呂上がりに地ビールが楽しめる。モダンな居酒屋のような造りの店。一品料理や定食みたいなものも頼める。飲めるのは水口酒造の「漱石ビール」(スタウトタイプだから黒い。ジャパン・ビア・グランプリ2000で金賞)、「マドンナビール」(アルトタイプで茶色。ジャパン・ビア・グランプリ2000で銀賞)、「坊っちゃんビール」(ケルシュタイプで琥珀色。ジャパン・ビア・グランプリ2000で銅賞)のみっつ。グラスで470円、ジョッキで840円である。温泉で火照ったカラダをビールで冷やすのに最適な店。09年9月。
男鮨(宇和島)
愛媛県宇和島市中央町2-3-13/0895-25-6511/17〜26/第2.4.5木休
鮨。暖簾には「江戸風男鮨」とある。つまり江戸前ではなく、江戸 "風" 。江戸前という言葉は定義が複数あるが、ここでは「江戸前的な仕事をする」という意味だろう。〆などはあまりしないようだが、宇和島の海の鮮度抜群の魚をそのまま出すだけではなく、数日寝かしたり、醤油でなく塩で食べさせたり、いろいろ工夫をして食べさせてくれる。
刺身も鮮度重視のものと、たとえば2日寝かせたカンパチとか出してくれる。地のウニは握り。アオリイカは醤油で一貫、塩で一貫の食べ比べ。2日ほど寝かせたシマアジも醤油と塩での食べ比べ。と、なかなか楽しいし、鮮度だけでない魚の旨みが味わえる。そういう意味では地方の港町の鮨店としては珍しい店だ(地方港町は鮮度で攻めてくるのが普通)。握りのタネは大きくて酢飯とのバランスは悪かったのは残念。ちなみに、すり身をいれた玉子がプリンみたいにふわふわで良かった。ご主人は気さく。店はかなりカジュアルな感じ。値段も安い。良心的なお店だと思う。09年9月。
丸水(宇和島)
愛媛県宇和島市本町追手2-3-10/0895-22-3636/11〜14.30/16.30〜20.30/火休
郷土料理。がんすい、と読む。昔この辺の漁師は気が荒く喧嘩が多かったので「この店で『丸』く収めて『水』に流してください」という想いを込めた店名だとか。宇和島の郷土料理を食べさせてくれる手堅い店。立派な料亭風だが、1階はカジュアルな店となっていて、旅人が一通り宇和島料理を味わうにはちょうどいい感じである。
名物はなんといっても「宇和島鯛めし」。宇和海の天然真鯛の刺身を使い、タレと卵を合わせた中に入れて和え、ご飯にかけて食べるもの。鯛と一緒に炊きあげるものとも、胡麻ダレで食べるものとも違う「宇和島風」である。卵を使うのがちょっとビックリ(鯛の横に添えられる海藻も混ぜ込んだ方がおいしい)。この「宇和島鯛めし」は「初代風 漬け込み鯛めし」と「二代目風 活盛鯛めし」があって、初代風はタレに日本酒を多く混ぜ込んだもの。もともと漁師が舟の上で捕れた鯛をご飯と混ぜ込んで食べたのが発祥というこの料理、漁師がそこにお酒も混ぜちゃったというのを再現したのが初代風である。たぶん初めてなら二代目風の方がおすすめである。大きな鯛が"器として"出てきて(それは食べられない。あら煮にも出来ない)見た目が豪華なわりに1790円とお安い感じ(たいして量はないが)。味は濃厚。宇和島料理は全体に甘辛いが、これも甘辛い系。
他に「伊予さつま」(1100円)も名物。これは宮崎の冷や汁が伝わってきたもので、宇和島では鯛のすり身と甘い味噌を和えて麦飯にかけるように変化している。かなり濃厚で塩辛い。あとは「ふくめん」(400円)も食べてみたい。味つけした細切りこんにゃくを鯛そぼろなどでカラフルに彩った郷土料理。小鉢なので量はない。その「ふくめん」を含んで、じゃこ天やふか(サメ)や鯛皮巻などを盛り合わせた「宇和島づくし」(1000円)というのもあるので、これを前菜にとって鯛めしを食べるのが一人ならいいかもしれない。宇和島の地酒も揃っているし、サービスも丁寧だし、宇和島初心者にはいい店だと思う。09年9月。
きなはいや三万石(宇和島)
愛媛県宇和島市吉田町西小路126-2/0895-52-0330/9〜18.30/無休(三が日休)/サイト
じゃこ天。ここは国道56号沿いにある「農産・水産直売所」であるが、金土日のみ「はるちゃん天ぷら」と名付けた「じゃこ天」を売っていてこれが名物。じゃこ天はいろんなところで食べたが、その中でも上位に来る味。なお、5月の1ヶ月間、魚の禁漁期間の為、じゃこ天は売っていないので注意(5/3くらいまでは材料が手に入るので販売している。要予約)。
ちなみに販売所としても秀逸な店で、種類も豊富だし格安だ。というか、吉田町といえば「吉田みかん」として日本中に有名。その吉田みかんが(季節なら)生産者別にずらーっと並んでいて、食べ比べて買うことができる。一口に吉田みかんと言っても生産者や畑によってこれだけ味が違うんだなぁと驚くこと必至。09年9月。
la casa(宇和島)
愛媛県宇和島市中央町2-3-10/20〜27/火休
バー。カウンターと入り口横のテラス的なテーブルがある。イタリア語で「家」の意味をもつ店名通り、くつろげるいい雰囲気のバーである。カウンターが満席だったので外のテラステーブルに座ったが、ちゃんといろいろ気遣いしてくれてゆったりできた。飲んだのは有名な「吉田みかん」を使ったカシスオレンジ。うまかった。全体に若者の店のようだが、地元密着型で気持ちいい。09年9月。
民宿 大岩(佐田岬半島)
愛媛県西宇和郡三崎町正野/0894-56-0070/無休/サイト 食堂。民宿。松山空港から車で2時間半ほど。日本一細長い半島といわれる佐田岬半島をひた走り(絶景)、突端の佐田岬港へ。そこにある「民宿大岩」は四国最西端の民宿であり、泊まらなくても食事ができる。関アジ関サバとほぼ同じ場所でとれるのに無名である「岬(はな)アジ」「岬(はな)サバ」を食べたかったので長躯訪れた(レンタカー屋のお兄さんが「佐田岬半島に行くならココ」と強力に勧めてくれたこともあり)。かなりの人気店のようで、広い座敷がいくつも用意されているのに(連休ということもあったのか)大混雑していた。民宿のロビーで30分ほど待たされてようやく大きな座敷のひとつに通された。
刺身定食が1500円かららしいが、せっかく長躯ここまで来たので、貝焼き(残酷焼き。別名海賊料理)や焼き魚がついた3000円のコースに伊勢エビやアワビを追加した。全部でひとり5000円くらいだったと思う。非常にお得かつ実に贅沢だった。味的に言うと「まぁ港町の新鮮な魚だね」という感じなのだけど、そのシチュエーションや量、値段などを考えるとかなり印象的なランチとなった。ちなみに民宿としてはどうだろう。ビルなのでそこそこキレイだが趣きみたいなものはない普通の民宿である(泊まらなかったから単なる印象だが)。09年9月。
道の駅きらら館(佐田岬半島)
愛媛県西宇和郡伊方町九町越/0894-39-0230/9〜18/無休
じゃこカツ。宇和島は「じゃこ天」がおいしいが、じゃこカツもなかなかうまい。で、結局、じゃこカツは5カ所くらいで食べたけど、この、佐多岬半島の道の駅「きらら館」の外売店のが一番美味しかった(館内の売店ではなく外の売店)。じゃこカツって全国B級グルメのトップクラスかもと思わせるうまさだったなぁ。好き。09年9月。
登泉堂(今治)
愛媛県今治市松本町3-2-28/0898-22-5735/9〜19/日休/サイト
かき氷。和菓子。四代続くという小さくて素朴なお店。夏はかき氷で有名で「今治に行くならぜひ」といろんな人から勧められていた。かき氷はいろんな種類があったが、「いちごミルクかき氷」と「栗金時」をもらった。他にも「宇治ミルク」とか「コーヒー金時」とか「チョコミルク」とか「和三盆糖みぞれ」とか「ほうじ茶金時」とかいろいろ惹かれたのだがキリがない。
「いちごミルクかき氷」は本物のイチゴを擦ってかけてありなかなかおいしい。考えたらかき氷ってシロップのがほとんどだけど、こういう本物のヤツがもっと普及するといいな。意外とこれから流行るかも。「栗金時」も栗がそのまま使ってあるが、これは氷の食感と合わずもうひとつだった。他のにすればよかったかなぁ。なんだか全メニュー制覇したくなる。そういえば近くの子供が「いちごミルクジュース」を飲んでいたが、超濃厚で実にうまそうだった。飲んでみてー! ちなみに朝から営業はしているが、かき氷は12時から18時までなので注意。09年9月。
| 高知県 |
得月楼(高知)
高知県高知市南はりまや町1-17-3/088-882-0101/11〜14/17〜22/不定休
料亭。宮尾登美子の小説「陽暉楼」の舞台になった老舗料亭。陽暉楼は明治三年に創業。連日賑わったという。明治11年、中秋の名月の日に熊本城から凱旋した将軍谷千城の帰国祝いをかねて観月会を開催し、その時、谷干城が「近水楼台先得月、向陽花木易為春」の詩から「陽暉楼」を「得月楼」と改名したという(サイトより)。南海第一楼と讃えられた数奇屋造り。その面影が少し残っているが京都などの数寄屋造りを知っている人の目にはわりと普通に映るかもしれない。
昼の旬のお弁当(2625円)がお得なので初めてならこれがいい。ちゃんと個室があてがわれ、中庭を見ながらゆっくりくつろげる。お弁当はとても丁寧に作ってあるもの。鰹のたたきはもちろん、旬の地のものが揃えられ、なかなかおいしい。まぁ普通っていえば普通だが、この空間を独占しての食事でこの値段なら文句はない。観光客的にも「陽暉楼」での昼食だもの、満足できるだろう。特にこの店オリジナルの酒盗は印象的な味。
帰りに屋内を一通り見せていただくようにお願いしたら快くオッケーしてくれた。奥のメインの庭はさすがに美しい。春には盆梅の展示が有名だと言う。樹齢200年以上という盆梅がたくさん揃う。08年12月。
土佐料理 刀舟家(高知)
高知県高知市帯屋町2-1-29/088-825-3117/17.30〜22.30/日休
割烹。「とうしゅうや」と読む。帯屋町公園の北側にある京都っぽい一軒家。古民家を改装したものらしい。以前は別の場所で一日一組だけの懐石料理をやっていたらしいが、跡継ぎが出来たのを機にここに移って一般的な店にしたらしい。1階はカウンター6〜8席のみ。2階は小さいお座敷だ。
郷土料理を中心とした懐石料理を出す。メニューから一品でも頼めるが、おまかせコース(5000円から)がお得だと思う。いただいた中で特に印象的だったのは「地牡蠣酢の物」「小鯛とワカメのにゅうめん」「刺身盛り」「ブリ西京味噌焼き」「百合根と鰻の梅まんじゅう(ウニを乗せて崩して食べる)」。前半に比べて焼き物などの後半の印象が少し弱かったが、どれも洗練されていてとてもおいしい時間だった。ご主人は「高知の魚が日本で一番うまい」と断言していて、その自信と誇りをしっかり料理に反映させてくれる。鰹のたたきも少しでも良くないとメニューに乗せない(ボクが行った日は「他の店ではまだ出すかもしれないけど、戻り鰹も今年はもうダメ」と出してくれなかった)。
店内はジャズがかかり、モダンな雰囲気。馴れぬ高知の街に迷い、電話で店の場所を訊ねたらご主人自ら自転車で迎えに来てくれた。無口だけどとても親切なご主人である。08年12月。
タマテ(高知)
高知県高知市追手筋1-8-17/088-872-1370/16〜22/日休
割烹。古く趣深い看板には「即席割烹タマテ」と書いてある。即席と謙遜しているが、ひとレベル高い調理技術の割烹で、早い時間から営業している他の居酒屋とは一線を画す味(タマテは16時から営業)。店名の由来を聞きそびれたが、苗字かな。日本書紀からかな。
高知の新鮮な旬の海の幸を中心に、いろんな料理がメニューに並ぶ。雰囲気はカジュアルで、入り口の合板っぽいカウンターがまずは気楽。この気楽さが即席割烹を名乗る由縁か。とはいえサービスは良く、割烹着の品のいい女将さんが丁寧な応対をしてくれる。食べた中では、マグロひれ酢、チャンバラ貝、イカの子炊き エガニの唐揚げ、ニシ貝、糠の味噌汁などが美味しかった。どれもこれも手間暇かけてきちんと作った味。全体に濃い甘辛味が多い高知の中では上品な薄味系。それがうれしい。日本酒は土佐鶴のみ。カウンターの割烹にしては居酒屋価格である(東京感覚では)。早い時間からやっているので、夜のヒコーキに乗って帰る人でも利用できるのがよい。08年12月。
本池澤(高知)
高知県高知市本町2-1-19/088-873-3231/11〜15/17〜21.30/無休
郷土料理。すぐ横に同名の鮮魚店があり、そこが運営する料理店。なかなか立派な作りの店で接待などにも使えるだろう。皿鉢料理、鰹のたたき、うつぼ、どろめ、のれそれ、ちゃんばら貝、くじら、鯖、川えび、青のりのてんぷら、土佐巻きなど、土佐の名物が満遍なく揃っており、観光客ならほぼここ一店で用は済んでしまう感じ。
普通だと4〜5人前ある皿鉢料理だが、2〜3人前の「皿鉢三昧」(6900円)を用意してくれていて、家族旅行などにもちょうどいいだろう。内容は鰹たたき・鰹刺身・白身刺身・土佐巻き・ちゃんばら貝・ズワイ蟹爪・酒盗・海老の塩辛・鴨ロース・スズキの南蛮漬け・ヒラメのグリーン巻き・帆立明太子・蟹の信田巻き・いたどり田舎煮・羊羹・オレンジなど。見た目の豪華さほど量はないので大食漢ならひとりでも食べられるが、ひとりで頼むとかなり目立つので注意。味はそれぞれちゃんとしていておいしかった。もう少しアバウトな味を想像していたが、とてもちゃんとしている。一品も「うつぼの唐揚げ」「どろめ」がおいしかった。あと、ここの酒盗は美味。08年12月。
いろり料理 囲炉裏(高知)
高知県高知市追手筋1-3-9
郷土料理。居酒屋。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。※2009年秋に閉店!残念っ!
たたき亭(高知)
高知県高知市はりまや町3-1-12/088-824-0018/17〜23/無休(日休の場合もあり)
郷土料理。居酒屋。観光ガイドにもよく載っている有名店だが、いろんな意味でレベルの高い店。キレイだし美味しいし、郷土料理も一通り食べられる。まず鰹のタタキ(1300円)。無農薬の藁と天然塩で焼いた塩タタキで、焼きたての温かいのをいただく。あっさり濃すぎないタレもよい。珍しいうつぼのタタキ(1300円)もうまい。この店のご主人が最初にうつぼの骨を包丁1本で抜き取る技術を開発したそうである。白身のそれは鳥肉に近い食感。うつぼの刺身(1500円)はてっさに近い感じ(出し方も)。うつぼってうまいなぁ。ちょっとビックリした。他にも地で捕れた魚や貝、モンバ海老、鯨など、メニューは多岐にわたる。土佐ジロー卵キムチ漬けやさば刺身など、美味だった。デザートにシャーベットがサービスされた。
長いカウンターが印象的な店内は奥に広く、座敷席もある。若い店員たちは元気がよく、ホールを仕切るおばさん(女将さん?)もサービス満点(ちょっと売り込みも激しいが)。独特の雰囲気のご主人も存在感ありありで、いろいろ印象深い店である。08年12月。
うつぼ屋(高知)
高知県高知市追手筋1-7-2 小松ビル3F/088-872-7110/11.30〜14.30/17〜23/月休
郷土料理。居酒屋。高知には居酒屋系郷土料理店は多いが、意外と小綺麗でお洒落な店は少ない。この店は料理はちゃんとしている上にそこそこ小綺麗で居心地がいいのが特徴。BGMはジャズだしね。
店名の通り「うつぼ」の料理があり、うつぼのたたきなどなかなかおいしい。うなぎのような弾力があり、ちょっと太刀魚のような香りが後味に漂う感じ。にんにくととても合う。あと「マンボウ」もうまい。マンボウの唐揚げとか初めて食べたが意外な美味。海老に近い食感でプリプリだった。香りはあっさりと上品。うつぼとかマンボウとか珍味ばかりではなく、普通の土佐食材も揃っている。こういう小綺麗な店は料理がイマイチな場合が多いが、ここはなかなか。追手筋沿い、ベストウエスタンホテルの北向い。08年12月。
魚の店つづき(高知)
高知県高知市はりまや町1-4-1 B1F/088-884-2928/17〜23.30/日休
居酒屋。店名通り、基本的に魚料理の店である。地下にあり、こぢんまりと親密。カウンター横の氷上にその日仕入れた魚が並べられ、いろんな料理法で注文できる。ここの名物は鰹のタタキ。いや、高知の店中すべて鰹のタタキが名物ではあるのだが、ここのは「焼き切り」スタイルの塩タタキ。藁で焼いた焼きたてが温かいままに出てくる。まぁ最近このスタイルは流行でどの店でもやるのだが、この店は導入が早かったということだろう。薬味をたっぷり載せていただくそれは香りも高く素晴らしい。他にタコ天やウツボの煮こごりも名物。気楽にいろんな魚を食べたい旅行者には向いている店かもしれない。08年12月。
一本釣り(高知)
高知県高知市帯屋町1-5-5/088-825-3676/17〜23.15/無休
居酒屋。観光ガイドによく書いてある店なので期待して出かけたが、雰囲気も味もサービスもちょっと残念な結果となった。鰹のタタキは(季節はずれではあったものの)かなりベチャベチャだったし、その日のオススメの魚も残念な結果だった。気を取り直して一品で揚げ物や青さの天ぷらなどをいただいたが、それらも普通の味。店も決して清潔ではなく従業員には覇気がない。ボクとは縁がなかったかなぁ。ちょっと残念。帯屋町にあるので便はいい。08年12月。
葉牡丹(高知)
高知県高知市堺町2-21/088-872-1330/11〜23/無休 居酒屋。昼から通しで夜までやっているのが使い勝手がいい店。高知の大衆居酒屋界では有名な老舗のようで、確かにそんな雰囲気たっぷり。なんつうか酔っぱらいの殿堂みたいな店で、昼からベロベロな男たちがたむろしている。開発に逆らって居残ったのだろうか、ふたつのビルに挟まれてポツリと残った風の木造の店で、入り口はそんなに広くないものの、奥が広く、カウンターや半個室的テーブル席、座敷など、いろんな人数に対応できる作りになっている。で、いつ行っても混んでいる。さすが居酒屋天国高知である。この店はカウンターに座るのが一番楽しそうではあるが、地元の常連の、それもかなりの酔っぱらいが居座っているのでわりと勇気がいるかも。
メニューは壁にずら〜と貼ってあり、半端なく多い。まぁ酒飲みのつまみは何でも揃っている。しかも異様に安い。驚くのは串フライ盛り合わせ。野菜串や鳥串、海老串などが5本盛り合わせてあって何と260円である。これに、どろめ(生しらす)370円とちゃんばら貝(630円)、あじ刺身(失念)などを頼んでお酒を飲んでも全部で2000円ちょい。こりゃ昼から酔っぱらいがたむろすのもわかるわ。ちなみに、ずっと営業しているせいなのか、途中で仕入れがあり、食材が追加される。店の人によく聞いて新鮮なものをオーダーしよう。
まぁ店内は決してキレイとは言えないし、酔っぱらいたちの高歌放吟はうるさいし、料理は値段なりではあるのだが、居酒屋天国高知の象徴的店として興味がある方はどうぞ。08年12月。
一軒家(高知)
高知県高知市追手筋1-7-6/088-823-7266/17〜23/日休/サイト
居酒屋。昭和の香りがぷんぷんする古い建物と白い暖簾。看板には「高知名物」と書いてある。ガラスの引き戸をガラガラとあけるといきなり古い木のカウンター。長い年月の間に黒光りした壁に品書きが素っ気なく貼ってある。カウンターに座ると目の前におでんがぐつぐつ。佇まいのいいおばあさんがゆっくり応対してくれる。そんな店である。
まずは名物「鳥足付焼」(500円)を。自家製のタレ焼きである。若鶏と親鶏のがある。おでんはよく味が染みて美味しいが、タネより雰囲気を味わう感じ。メニューは意外と豊富。寄せ鍋やら湯豆腐やら、とりレバーやらとり串やら、マグロ山かけやら山菜スタミナ焼きやら、刺身系やらエビフライやら焼きめしやら。いったい何が高知名物なのか最初はわからないが、飲み進むうちに「この存在全体が高知名物なんだな」と納得していく感じ。高知でひとりの夜をしんみり楽しみたいならこの店にまさるものはないだろう(ただしオヤジ向き)。もちろん数人で来ても楽しいだろうが、ひとりの方が似合うかな。割烹「タマテ」の向かいにあるのでハシゴもいいかも。飲んでいる間は気づかなかったが、奥にテーブル席や2階座敷もあるらしい。08年12月。
明神丸 ひろめ市場店(高知)
高知県高知市帯屋町2-3-1 ひろめ市場内/088-820-5101/11〜20/無休
郷土料理。ひろめ市場の中にあるオープン形式の店。ひろめ市場は中央にテーブルが並べられ、周りに並ぶ店からテイクアウトして食べられる形式になっている。そのうちの一店ということ。この店は鰹の塩たたき丼(600円)で有名。店頭で藁で鰹を焼く派手なパフォーマンスがひと目を惹きつける。塩たたき丼、なかなかの美味。ちょっとゆずが効いていてポンズの役割を果たしている。鰹は六切れ。旅行者の昼食にちょうどいい感じ。ひろめ市場自体はそんなに魅力的な市場ではないが(もっと卸売り市場的なものを期待していたから)、まぁ高知城にも近いし、軽食っぽく食べるのにいいのではないでしょうか。08年12月。
安兵衛(高知)
高知県高知市廿代町廿代橋 江ノ口川沿い屋台/19.30頃〜深夜迄(土〜27.30)/日・不定休
餃子。昭和45年創業の屋台。江の口川沿い、ボウルジャンボの裏に大きく屋台を構える。深夜や週末は大行列の人気店。独特の焼き餃子で、ほとんど揚げ餃子風。薄い皮でパリパリのサクサク。餡は味が濃く、にんにくがよくきいている。こりゃ深夜に食べたらおいしいわ。並ぶ気持ちもわかる。飲み足りないとき、ちょっとだけ食べたりないとき、実に重宝するだろう。周りの人はラーメンも頼んでいたが、ボクは餃子とビールにした。ラーメンは懐かしい系のベーシックなもののようだった(見た目)。08年12月。
リンベル(高知)
高知県高知市永国寺町1-43/088-822-0678/6.30〜18/日祝休
カフェ。高知名物「ぼうしパン(帽子パン)」の発祥の店らしい。ぼうしパンとは帽子のカタチをしているパンで、県外ではほぼお目にかかれない。つばの部分は甘いカステラ生地。さくさくしていてメロンパンに近い味と食感。頭の部分は普通のパンである。 この店はイートインのカフェがあり、ぼうしパン(116円)を買って315円を足してコーヒーやゆで卵とのセットに出来る。ぼうしパンは直径20センチくらいで意外とでかい。まぁ高知に来たなら話のタネに一度はどうぞ。08年12月。
1×1=1のアイスクリン(高知)
高知県高知市南はりまや町2-3-12/088-882-4852/9〜17/水休
アイスクリン。「いちかけるいち」と読む。アイスクリンは高知名物のアイスクリームで、砂糖・たまご・脱脂粉乳・バナナ香料で作る。乳脂肪分が少ないのでトロリというよりはシャーベットに近いサクサク感がある。昔は白のみだったが、いまはいろんな味が出ている。旅行者にお勧めなのはやはり白だ。
サイトによると、アイスクリームを日本で最初に味わったのは、勝海舟や福沢諭吉らで、渡米視察(万延元年:1860年)の際にワシントン政府の迎えを受け、船上にて食べたそうだ。帰朝報告書には「珍しき物有り 氷をいろいろに染め、物の形を作りこれを出す これを(あいすくりん)という」と書かれているらしい。その後明治2年横浜馬車道通りで町田房蔵という人が、あいすくりんとして製造販売したのが、日本で最初のアイスクリームとのこと。高知では大正10年に高知アイスクリーム商工業協同組合を設立し、アイスクリンの名称で行商をしたという。その後自動車の普及で、道路脇にパラソルを開いたアイスクリン屋が急増し、組合も卸売りもはじめ、「1×1=1のアイスクリン」の名で続いてきた、というから、この店が高知名物アイスクリンの本家本元と言ってもおかしくない。
ちなみにボクはとても好きな味。懐かしい甘さ。昔の味だ。思わず県外発送の宅配で家に送ったくらいである。一度はどうぞ。08年12月。
久保田(高知)
高知県高知市帯屋町1-6-1大丸本館地下/10〜19.30/無休
アイスクリン。元祖は「1×1=1のアイスクリン」だと思うが、高知県民にはこちらの方が有名なのかもしれない。ここでは大丸の地下の店の住所を上げたが、いろんなところにある。味は「1×1=1のアイスクリン」よりずいぶん洗練されている系。都会的なジェラートに近いだろうか。逆に言えば普通の味とも言える。08年12月。
日曜市(高知)
4月〜9月までは夏時間で午前5時〜18時まで、10月〜3月までは6時〜17時
高知市で300年の長きに渡り、毎週日曜にやっているマーケットである。朝だけでなく終日やっている。食べ物や農産物だけでなく、衣料品、植木、食器、骨董、金物まで、いろいろ揃っている賑やかな市である。
この市で旅行者が注目すべき食べ物は3つある。「いも天」と「鯛焼き」と「田舎すし」だ。いも天の屋台はちょうど中程の南側。行列になっているのですぐわかる。ホクホクのいも天も美味だし、野菜天もうまい。どちらも110円。鯛焼きはいも天屋台よりは東。ここの名物は「たい好み」(100円)。お好み焼き味の鯛焼きなのだ。お好み焼き味というよりタコ焼き味に近いかな。ジャンクな味でクセになる。なかなかうまい。田舎すし(400〜500円)はいくつかの売店で売っているが、見比べて一番充実しているのを買うといい。魚を握ったものもあるが、ほとんどが野菜を握った素朴なもの。タケノコや茗荷を酢飯で握っているのである。これが意外な美味。朝ご飯に最適だったりするので、日曜に高知にいたらこの3品を是非。08年12月。
炭や一風(四万十市)
高知県四万十市中村大橋通り5-3-1/0880-35-5508/11〜15/17〜22/不定休
四万十料理。割烹。「すみやいっぷう」。周囲から浮き立った感じの新しく立派な作りの店。蔵をイメージして作られておりちょっと高級な雰囲気だが気軽に利用できる。カウンターと掘り炬燵の個室が7つ。個室は炭火を使った炙り焼きが楽しめる。四万十川料理がやはりオススメ。まずは天然うなぎを。背開きして地焼きしたもの。弾力がものすごく、ちょっと青臭くウェットな川の香りがプンプンする。タレがきつくないので香りがよくわかるのが良い。これは大きさにより値段が変わるので店員に値段を聞いてからオーダーしよう。でも都会の常識から考えたらとても安いのでご安心を。
季節には「清水のサバ」があり、それも名物らしい(未食)。また、衣薄く揚げてくれる青さの天ぷら、川海老の唐揚げなども良い。08年12月。
季節料理たにぐち(四万十市)
高知県四万十市中村大橋通4-50/0880-34-3388/11.30〜13/17〜21.30(土曜夜のみ)
居酒屋。小料理。四万十市では料理のおいしさに定評がある店らしい。素朴でカジュアルな店ながら、料理はとてもしっかりしていた。旅行者にわかりやすくオススメなのは「四万十川定食A」(3675円)。川海老、ごり、うなぎ、あおさ天ぷら、鮎、吸い物、ご飯、漬け物と出て3675円は格安である。他に一品で、川海老唐揚げ(735円)、ごり唐揚げ(840円)などがある。この店で食べた中では、あおさの天ぷらが一番印象的だった。ふわふわで香り高く、さすが四万十地元の店という感じだった。2階に座敷あり。08年12月。
四万十屋(四万十市)
高知県四万十市山路2494-1/0880-36-2828/10〜16/無休
郷土料理。四万十川の川沿いにある四万十川で採れた食材を食べさせる店。ドライブインのようになっており、1階は土産物、2階が食堂となっている。四万十沿いなので川が見えるが絶景というわけではない。のどかないい雰囲気だけど。
「四万十川まるごと定食」(天然うなぎ、鮎、ごり、川えびなど:3500円)もいいが、「名物ごり丼」(790円)もなかなか良かった。ごりを卵とじしてあるだけでなんてことないけど、こういう場所でないと食べられない味。他に、四万十で採れた天然うなぎの蒲焼きや丼、青のりうどん、鮎うどん、川えびの唐揚げ、ごりの唐揚げ、青さのりの天ぷら、天然鮎の塩焼きなどがある(鮎は初夏〜9月以外は冷凍物だと思うけど)。味的にすごく印象的ということではないが、ロケーション的にはとても良い。1階の土産物屋もなかなか充実。08年12月。
@satonao310