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いろり料理 囲炉裏

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高知県高知市追手筋1-3-9 2F

17〜23
日祝休(営業の場合もあるので電話で聞くこと)



 ※閉店!(2010年頭情報)・・・残念っ!


居酒屋。
店名は囲炉裏と書いて「ゆるり」と読ませる。

四万十川を中心に川の物・山の物を食べさせる店。
高知は鰹のたたきを中心に海の幸を食べさせる店が圧倒的に多いが、ここは土佐の山川の幸を豊かに味わえる得難い店である。

店名通り店内に囲炉裏がいくつも切ってあり、客は囲炉裏を前にあぐらで座って素材を焼いてゆっくり食べていくスタイル。となりの囲炉裏とはパーテーションを切ってあったりするので個室感覚もあるし、山奥の民家で少人数でくつろいでいるような雰囲気が味わえる。店内も適度に燻された感じに黒っぽくいい感じ。あなたが旅行者で、四万十川へ行く余裕がない人なら、まさに最適な店だと思う。四万十川の幸を旅情たっぷりいただける。

この店でのオススメはやはり四万十川の幸。
まず珍しいのは「セイラン」(800円)。四万十川上流でしか採れない幻の川海苔だ。
海苔の小さい切れ端みたいな見た目だが、囲炉裏の炭でさっと炙ると鮮烈な煎茶系の香りが立ち上がる。火を上手に通すと香りが増し実にうまい(火を通しすぎるとすぐ焦げるので注意)。そして下流の「青のり」。これは玉露の長いのみたいな見た目だが、炙ると抹茶の香りがプーンと立ちこめる。うまいなぁ。

 ※ちなみに高知では「青海苔」と「あおさ海苔」の両方があってヤヤコシイ。
  青海苔は正式には「スジアオノリ」(筋青海苔)で、緑藻類アオサ科アオノリ属。
  四万十で採れるのはこのスジアオノリで、この店で出てくるのもこれ。
  ただ、スジアオノリでないのも青海苔というし、
  お好み焼きにかける青海苔なんかは混ぜ物も多く、なんだかごちゃごちゃだ。

  あおさ海苔は正式にはアナアオサで、アオサ科アオサ属。
  ただし、アオサ目ヒトエグサ科ヒトエグサ属に属するものもあおさ海苔と呼ぶので
  ごっちゃにされているようだ。
  青海苔とあおさ海苔すら区別せず出している店も多い。


他には四万十川の川エビ、大和手長海老、ゴリなども珍しいしおいしいが、この店に来たらなんといっても天然鮎やアマゴ(アメゴ)を食べたい。
これに限ってはご主人自ら囲炉裏で1時間かけて遠火で焼き上げてくれるので、予約時に「何時に行くからそれまでに焼いておいてください」と頼むのが正解だ(予約時に「食べる場合は先に言ってください」と聞かれる)。頭から尻尾まで骨まで全部食べられるように柔らかく焼いてくれ、これが絶品(一尾1000円〜)。
季節じゃなくても急速冷凍した素材を使うので大丈夫。最近の冷凍技術は進んでいるので旬に遜色なく楽しめると思う。

同じように天然イノシシの鍋なんかも1時間前に言っておくと良い。ジビエの季節はイノシシ以外にも鹿、鴨、雉などの鍋がある。定番の「土佐ジロー鍋」(2人前4000円)もある。どれも2人前からなので、ひとり旅の人はちょっと残念。

ご主人が採ってくるという山菜も充実している。
ボクは12月に行ったのだが、山菜餃子やら山菜チャーハン、山菜豆腐、山菜オムレツなどに並んで、イタドリやらツクシやらゼンマイやら自然薯やらいろいろ並んでいた。
ゴリの卵とじ、鴨の竜田揚げ、鮎入り湯豆腐、田楽、土佐ジローの内臓刺身など、他にもいろんな一品が充実している。

そして日本酒。
土佐の地酒がちゃんと充実していておいしい。これもうれしい。

普通の雑居ビルの2階なのに、なんか山小屋にいるような異空間。
ふと気がついて柱にかかっている古い柱時計を見ると「おい、もう2時間もゆっくりしているよ」とビックリしてしまうような、時間がゆっくりたっぷり流れている店。ちBGMは懐かしい唱歌のインストゥルメンタルで、伸びきったテープで微妙に変わる音程も異空間的。

なんだかいい温泉に入ったあとのような、ほんわかした気分で店を出た。


2008年12月訪問。



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2008年12月28日(日) 18:44:04・リンク用URL

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