愛した店との別れ

2009年6月20日(土) 19:47:07

昨日のメモにいろいろメッセージありがとうございました。
あの店がなくなる喪失感を共有できること自体がうれしいです。予感はあったとはいえまだ呆然としています。メールを読んで共有して自分を慰めている感じ。さっそく予約された方も数人、本当にありがとう。ボクもなんとか8月までに那覇に行く段取り組まなければ…。

閉店情報が続きますが、香川のさぬきうどん店「宮武」が閉店したそうです。
二週間ほど前からさぬきうどん好きの間で飛び交っていたビッグニュースなんだけど、最近さぬきから遠ざかっているボクが急に騒ぐのもどうかと思い静観してました。

ボクがさぬきうどんに凝ったのは1997年。全国ブームのずっと前。
その驚きをスチャラカ紀行文にしてサイト上に載せたのがこちら「さぬきうどんをCHAIN EATING!」である。これが出版社の目にとまって本「うまひゃひゃさぬきうどん」になり、そこから二足のわらじ生活が始まったわけ。そういう意味で、さぬきうどんはいろんな意味で「人生の恩人」だ。

「琉球料理乃山本彩香」が閉店します

2009年6月19日(金) 8:14:10

ayaka_heiten.jpg沖縄の、いや、日本の宝がひとつ、なくなろうとしている。
那覇の琉球料理店「琉球料理乃山本彩香」が8月いっぱいで閉店する。

昨日の朝、彩香さんからうちに荷物が届き、中にはオバマのTシャツと手紙、そして丁寧に折りたたまれた二枚の新聞紙があった。琉球新報と沖縄タイムスが1枚ずつ。

オバマのTシャツは5月頭に那覇で一緒にお茶したときに山本彩香さんが着ていたのと同じもの。それイイですね、とお褒めした。あぁあれを送ってくださったんだな。でもなんで? 欲しいってねだったっけか。まぁそれはそれとしてこの新聞紙はなんだ? と見てみたら、「ご挨拶」と題して閉店のお知らせ広告が載っていた。

東洋医学の主治医と西洋医学の主治医と

2009年6月18日(木) 6:31:29

先週からずっと頭痛と腰痛が同時に来ていて難儀していた。
そこに「原因不明の足の筋肉の痛み」が重なり、腰が痛いから同じ姿勢から動きたくないのに、足が痛くて姿勢を変えざるを得ず、姿勢を変えるたびに腰に響いてズガンズガン。姿勢を変えると頭もギガンギガン。ついでに咳がゴホンゴホン。それが腰と頭に響いてゴホズガギガン。もう何が何やら。まぁそれだけなら経験上やりすごせるのだが、なんだか頭まで働かなくなってきて、鈍い私もようやく危機感。

あー、それにしても頭が働かないって辛いなぁ。3日前のある会議ではうまく話をまとめられず、一昨日のある会議ではきっぱり決断ができず、自分的にはかなり許せない状態。プチ自己嫌悪。「不調は社会の迷惑」である。これは何とかしなければ!

ということで、重く痛い腰を上げ、昨日ようやくゴッドハンドに行って参りました。
ボクの東洋医学における主治医。神戸にもひとり東洋医学系主治医がいるから、東京の彼と、いつもの西洋医学の主治医、あと歯の主治医を入れて、ボクには主治医が4人いることになる。48年のキャリアで辿り着いた主治医たち。自分的にはなかなか豪華な布陣である。

和田裕美さんに会った

2009年6月17日(水) 8:35:35

ベストセラーを出し続けている営業マンとして名前だけは知っていた和田裕美さん(ブログ)にお会いした。
というか、彼女がやっているラジオにゲスト出演した。KISS-FM(神戸)の「WADA CAFE」という番組。

ご本人からメールで出演依頼をうけ、「ええと、名前だけは知っているけど、どんな人だっけ?」(失礼!)と急いで2冊ご本を読み(「こうして私は世界No.2セールスウーマンになった「人に好かれる話し方」)、うわーすげー人、と、おっかなびっくりお会いしたんだけど、とても人当たりが柔らかくて、「28歳にして世界No.2の営業ウーマン」という経歴から想像される「やり手感」とか「生き馬の目を抜く感」が全くない人だった。

そしてラジオで対談しているうちに「あぁ、この柔らかさが逆にNo.2の秘訣なんだな」と気がついていく。
だって、普段どちらかというと無口で人見知りなボクが、気がつくとバシバシしゃべっている。相手の身になって話を引き出してくれるし、大変な聞き上手だし、なるほどコレか、という感じ。等身大を全く崩さず、丁寧にコミュニケーションを取ってくれるこの感じ。

模倣からの自由

2009年6月16日(火) 8:26:18

昨日寝るときに考えていたこと。

全盲のピアニストって、楽譜が読めないのだから、曲を覚えるときに誰かの演奏をCDで聴いたりして覚えるんだよね? そしてその演奏の「解釈」や「表情」を模倣するところから入る。特に超絶技巧系の曲だと、最初に聴いたCDを正確に再現するところから入るはず。つまり「誰かの解釈」を完全模倣して記憶するのが第一歩になる。

模倣は芸術の母だ。目が見える人でもそれは変わらない。でも、楽譜がなく、「誰かの演奏」が記憶のベースになるとき、その「模倣」からどうやって自由になるのだろう。
例えば生まれてから一度も地下室から出たことがない人がいるとして、「空」という概念をゴッホの絵で覚えたとする。まずは完全模写で「ゴッホの空」を覚える。あぁこれが「空」というものなのかぁと。 その後シスレーやらターナーやらの「空」も見るだろうけど、彼の「空」のベースは「ゴッホの空」。ある強烈な個性と完成度を持った「空」。そこから自由になって「彼自身の空」を描くに至るにはいったいどんな過程を経るのだろう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。