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口蹄疫からたったの2年余り。宮崎牛、日本一おめでとう!

2012年11月 7日(水) 8:08:55

おお、そうだ。数日前のNHKニュースで長めの特集をやっているのを見て「おめでとうを伝えないと!」と思っていたことがあったんだった。

宮崎牛、日本一連覇、おめでとう!

5年に一度行われる和牛のオリンピック「第10回全国和牛能力共進会」で、宮崎牛が9部門中5部門でトップを獲得し、種牛で内閣総理大臣賞をもらったのである。前回2007年の鳥取大会に続き連続の日本一である。

宮崎は知り合いも多く、彼らの喜ぶ顔が目に浮かぶが、それよりもなによりも、客観的に見てすごくないか?

あの「口蹄疫」からまだ2年余りしか経っていないのである。

宮崎牛のエース級種牛がたった5頭しか残らないくらいの被害を受けた2010年の口蹄疫。約30万頭の家畜が殺処分され、畜産再開を断念する農家も多かったと聞く。そのくらいの大打撃。そこからの、ほぼゼロからの出発で、強敵だらけの中、堂々の日本一である。

おめでとうおめでとうおめでとう!

これがどのくらいすごいことか、県知事のブログで7つの視点で取り上げているので引用する。

1 大会初の連覇
2 口蹄疫により多くの牛を失ったという厳しい条件のもとで日本一
3 9部門中5部門で優等首席
4 各部門の総合得点で道府県の順位を決める団体賞で1位
5 種牛と肉牛を総合的に評価する「花の7区」で内閣総理大臣賞
6 口蹄疫の影響を最も強く受けた3区で優等首席・2席を独占
7 枝肉を評価する9区で優等首席、セリで1頭2千万円超


口蹄疫のとき、ボクもいくつか記事を書いた。

本物の水牛もモッツァレラを作っていたカゼイフィーチョの水牛が口蹄疫に感染しちゃった話。この生産者はその後、水牛を諦め、他県でラーメン屋をやっている。

宮崎の種牛の大エースだった「忠富士」が感染したことも書いた。あのときのもらい泣きをよく覚えている。

で、エース級5頭が抗体検査で「陰性だった」と発表され、この5頭が基礎になっていまの宮崎牛がある。その後、口蹄疫の終息宣言が出されたのが、2010年の8月27日。

その後、東日本大震災などが起こり、世間では宮崎の口蹄疫災害はほとんど忘れ去られていた。それが彼らにとってどれだけ悔しく、悲しいことだったか。

ボクも、ずっと応援していたのに、東日本大震災にかかりきりになり、ほとんど過去のことになっていた(すまん!)

そういうことも含めて、本当に、本当に、おめでとうとお伝えしたい。

宮崎牛日本一、おめでとうございます!

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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