「クローズアップ現代」にちらりと出たお話

2010年9月 2日(木) 9:37:40

一昨日の夜のNHK「クローズアップ現代」にボクのインタビュー映像が少し出た。

その夜は深夜まで残業だったので、本放送も、BS2での再放送(同日深夜)も見られなかった。というか、NHKのディレクターからメールで「撮った映像を使うことになるかどうか、放映直前ギリギリまでわからない」と言われていたので(ギリギリまで編集作業をしてるのね)、半分忘れていた。そしたら19時半すぎ(ボクが映った時間)にツイッターで「見ました!」「ひょっとしてアレは…?」とかたくさん流れてきて、電話もいくつかいただき、「あー映ったんだ」と知った次第。

事の発端は、まず「クローズアップ現代」(以下「クロ現」)の大野ディレクターが7月頭に連絡してきて、ツイッターについて取材されたのが始まり(カメラなしの事前取材)。ツイッター特集をする、ということで、募金の話とか鳩山さんの話とかウメケンの話とかとんかつ屋での話とか月が美しい話とか、いろいろ聞かれ、答え、メディア論まで発展していろいろ話した。

この大野ディレクター、とっても聞き上手&クレバーで、久しぶりにいい討論が出来たなぁと満足していたけれど、もしその場でボクに出演依頼されていたとしてもお断りしたと思う。基本的にテレビは出ないし出たくない。テレビ出演のオファーはいままでに何度かあったが、すべてお断りしてきた。なんというか、あちらの意図した編集でこちらの発言が切り刻まれる感じがイヤ。それなら(たとえ字数が超短くても)こちらの意図通り伝えられる文字メディアの方がいい。

って、話がずれたが、その後、違う展開があった。
以前、ソフトバンクの青野さん(YOSAKOIソーランの審査員仲間)とウメケンの3人で食事をしたことがあったが、ウメケンがこの夏休みずっと上京しているので「一度3人でランチをしよう」と約束していたのである。そのランチの場に、「ウメケンを追っている『クロ現』のカメラが入るらしいけど、オッケー?」と青野さんから連絡があったのである。

「ウメケンが主人公の映像の隅にボクが映る程度ならオッケーっす」とお答えし、この日にそのランチが催された。博多の高校生のウメケンが、会社役員とかクリエーティブ・ディレクターとか、普通だったら会わない、年齢も距離も価値観も遠く離れた人たちと普通にランチの約束をして普通に会っている感じは確かにテレビ的にも面白いだろうし、それがウメケン取材に必要な絵であるのならご協力するのはやぶさかではない。どうせ隅っこにチラリと映るだけだろうし。

ということで、当日が来たですね。

場所はソフトバンクの社員食堂。
1フロアすべてを使用した、広大かつバラエティに富んだ、夢のような社員食堂である。あらゆる分野の食事が用意され(なんと「吉野家」まで入っている!)、ボクにとっては「逆上して超多く食べてしまう危険な場所」だ。食事の場所も、普通のテーブルからソファ席まで、環境がとてもいい。前に行った博報堂の社員食堂も良かったなぁ。それに比べてうちの会社は……。と嘆いても仕方ないが、とにかく素晴らしい社員食堂だと思う。

そこで大野ディレクターとも再会。普通にランチをして3人で話しているところにカメラが入った。その後、ウメケンくんについて、ツイッターについて大野さんが質問し、青野さんやボクが答えるという展開もあったが、なにしろ「クロ現」はたった30分の番組だ。インタビューなど使われないだろうし、使ってもほんの数秒だろうと踏んでいた。というか、このランチ自体、編集でカットされる可能性だってある。だから、まぁはっきり言うと、放映数日前に大野ディレクターからメールをいただくまで、そんなことがあったこと自体も忘れていたくらいである。

放映当日は見逃したけど、翌日の朝、朝ご飯でチラリと見た。
ディーゼルの紫のシャツに赤いメガネにスキンヘッド(笑)。ちょっとだけ発言も取り上げられていた。ふーん、この部分を使用するのか。使用する部分でディレクターの番組意図がわかる。なるほど…。まぁツイッターもまだ普及初期なので、そういうことなのだろう。

つか、テロップでもナレーションでもボクの名前は出なかったのに、ツイッターで教えてくれた人とか、よくボクとわかったなぁ。ご連絡やコメントをくださった方々、どうもありがとうございました。普通NHKとかに映ると、もう数十年つきあいが途絶えていた人から「おまえ、もしかしてテレビに出てた?」とか連絡が来るとか聞くけど、ボクの場合「顔変わりが激しい」ので、古い友人とかからの連絡は皆無だった(笑)

というか、自分がテレビの中で動いているのを、茶の間の自分が見ているって、やっぱり不思議だ。
って、陳腐すぎる感想だけど。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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