「変化の時代に必ず現れるタイプの人」のような気がした

2010年3月29日(月) 6:57:26

昨日、ソフトバンク・オープンデイというイベントの後、イベントを仕切った青野史寛さんと、高校一年生のウメケンくんとご飯を食べた。

昨日がソフトバンク・オープンデイだったことを知っている人は主にツイッター使用者なのかな?

1ヶ月半ほど前、ツイッター上で、ある人が孫正義社長に、「孫社長さん!はじめまして。☆提案したい☆ソフトバンク会社見学+おいしい社員食堂DEランチ付ツアー???」というツイートをしたら、孫さんがすかさず「青野君、やろう。月曜迄にコメントおねがいします」と返信したのである(孫さんの「やろう」発言集はここにまとめられている)。

この「青野君」というのが青野史寛さんで、ソフトバンクモバイルの社長室&人事系統括の常務執行役員である。全く偉そうな雰囲気のない方なんだけど、こうして肩書きを書くと偉い方なんだねー。とはいえ、このように社長にツイッター上でオープンに命令されてしまうという大変な仕事をしている人なのである。

実は青野さん(@fmaono)とボクは前からの知り合いで、YOSAKOIソーラン祭りの審査員同士。仕事上の接点はまるでないプライベートな関係だ。一年に一度、札幌で「あー、どうもどうも。東京では会社も隣同士だし、一度飲みましょうね!」と言い合っていた仲。でもお互いに忙しくなかなか会えずにいたのである。

で、前述の「青野君、やろう」が実現したのが昨日のイベントだ。
ちなみにこの言葉はとても有名になり、「青野君」もいまや知る人ぞ知る有名人である(笑)

イベントは、ソフトバンクの社員食堂を開放して2000人を招待するというもの。その後イベント会場でいろんな催しが行われ、それがUstreamで生中継された。
ボクは家でその模様を見ていたのだが、Ustream上での映像は次の時代を感じさせて余りあるものだった。孫社長によるプレゼンテーション(基地局倍増、フェムトセルを無償提供、アンドロイド携帯発表など)も企業ステイトメントとしては秀逸。企業広報ってこれからこっちに行くよなぁ。この辺のことはまた機会があったらそのときに書こうと思う。

で、そのUstライブで、以前博多で出会ったウメケンくん(@umeken)も出演していたんだけど(孫さんが3人目にフォローした人として有名なのである)、前から上述の「青野君」こと青野さんとウメケンくんと「この日の夜に3人で一緒にご飯を食べよう!」ということになっていたのであった。

何でこの3人で会うことになったかというと、ウメケンくんが博多でボクと会ったときのようなすごい行動力で青野さんに数週間前に突撃アポイントを取っており(どんな高校一年生やねん)、そこでボクの話にもなったらしく、だったら一緒にご飯食べよう、と、昨日の夜の会食と相成ったわけ。


ソフトバンク・オープンデイ&Ustでのライブ中継イベントを終えたお疲れの青野さんとウメケンくんとは18時半に赤坂の某店で待ち合わせた。

共通点がほとんどない3人なのだが、集まった瞬間から違和感なく、話はディープに盛り上がった。
というか、大人3人で話しているのとまったく変わらない感じで話が進み、ふとした瞬間に「あ、こいつ高校一年生だったんだ!」と気がつく感じ。本当に違和感ない。かといって変にオヤジめいたり大人ぶったりしているわけではなく、若々しく礼儀正しい普通の高校生なのだが、大人の会話に何の違和感もなく入ってくるのである(ま、ボクも青野さんもネットが長いので年齢差をほとんど意識しない訓練ができているということもある ←ネット上では年齢も肩書きも関係ないから)

それにしてもすごい。広告コミュニケーション系の濃い話をしてもついてくるし(うちの新入社員でもついてこれないような話なのに)、孫さん秘話にも大人みたいな感想漏らすし(もっと子どもっぽい反応が普通なのに)、株価がどうの健保がどうのという話にもついてくるし(ボクでも理解あやしいのに)、一方でいかにも若い高校生っぽい一面も見せるし…。

龍馬が西郷を評して「小さく叩けば小さく響き、大きく叩けば大きく響く」と言ったが、彼からそんな印象を受けた。話題によって大小いろんな音が鳴る。

2人の大人は焼酎。ウメケンくんはジンジャエール。
お代わりするときに「焼酎3つ!」とか言いそうになって、「あ、そうか、高校一年生か!」と気がつく感じ。結局3時間くらい話していたかな。ウメケンくんとは明日も明後日も会うことになった。いろんな人に出会わせてみたくなる人ではある。


こういう高校生がいるからって、時代が変わるとか短絡的には言えないし言わない。必要以上に買いかぶることもしない。
でも、「変化の時代に必ず現れるタイプの人」のような気がしたな。戦国時代や幕末時代に、時代に要請されたように次々現れた活気&覇気ある人々みたいな。 ふと周りを見渡すと、ウメケンくんだけでなく、そんな人たちがやたら増えてきている気がする。

なんというか「あぁ、時代の変化の真っ只中にいるなぁ」と、妙な実感を持った夜だった。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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