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沖縄の行った店リスト(170店)

ここではボクが行った沖縄の店をずらりと表示します(現在170店)。

その中から好きな店をピックアップした「沖縄本島の好きな店リスト」(未完成)、「沖縄の離島の好きな店リスト」というコーナーもあります。それぞれご利用ください。また、沖縄そばについては「すばの細道」を読んでいただいたあとに読むと表記や用語がわかりやすいと思います。
なお、エリア別に表示しています。古い日付の情報については参考程度にしてください。

※エリア別に「沖縄料理全般」「沖縄そば」「沖縄料理以外」という小見出しで分けています※




那覇


公設市場周辺

  • 牧志第一公設市場二階(那覇)
    沖縄県那覇市松尾2-10-1/098-867-6560/8〜21(飲食街11〜19)/第4日休(鮮魚コーナーは第2.4.5日休)/1000円〜
    内地の市場からは想像もつかない食材が堂々と並ぶ沖縄で一番有名なマチグヮー(市場)。この1階の魚屋でグルクンやらミーバイやらイラブチャーやらアバサーやら(どれも極彩色でうまい魚)を選んで2階の食堂に持ち込むと料理をして出してくれる(持ち込み料500円)。内地では食べられない魚の刺身やアバサー(ハリセンボン)汁などを作ってもらって食べるのはなかなか楽しいし、想像した以上においしい(アバサーは唐揚げもお勧め)。初めて極彩色の魚を食べる人はびびると思うが、ぜひトライしてほしい。
    2階には12軒ほど食堂があってどこに入ればいいか迷いまくるが、まぁどこもあまり変わらないようだ。敢えて言うなら「きらく」が人気がある。1階の市場の人たちにこっそり聞いたら、彼らは「ふるさと」という食堂から出前を取っている人が多いようだ。ただしその店、一般客はほとんど来ないし営業時間も短い。
    この公設2階は沖縄料理の基本を知りたいときはとっても重宝する。大衆食堂にある料理はたいていある。ただし味は専門の料理店に行った方がうまいと思う。完全に観光客用。なお2階にあるサーターアンダギー屋「歩」は卵をたっぷり使ったタイプでわりとオススメ。でも売り切れも早い。98年4月。再訪多数。


  • 田舎 公設市場北店(那覇)
    沖縄県那覇市松尾2-9-5 公設市場通り/090-9786-0501/11〜19
    沖縄そば。銀座のとあるバーの沖縄出身のおねえさんが「私、帰省したら必ずこの店に行く」と言っていた店。彼女にとって基本&懐かしい味のようだ。ソーキそば350円。安っ。しかも超ディープ。国際通りから行って公設市場の奥の小さな路地にあって(マエザトミートの次の路地を右)、観光客はびびって入ってこれないであろう店構え。地元の人が昼ご飯に群がるような店(安いしね)。ここは「昔ながらの手作り沖縄そば」系ではなく、言うなれば「昔ながらの生活そば」系。化学調味料もふんだんに入った「昭和の沖縄そば」である。最近では凝った沖縄そば店が増えて、それはそれで喜ばしいことではあるが、なんだかこういう懐かしい味も貴重。たまに欲しくなる味。公設市場周りっていい店なかったんだけど、これからはここにしよう。麺は宮古島の製麺所から取り寄せているそうだ。あっさり味のスープに大きなソーキがよく合う。甘い味のおいなりさんも良い。350円は本当に安い。08年1月。
    他に、公設市場前南店(松尾2-10-20)、農連市場店(樋川2-3-1)、安謝店(安謝186)、泊店(字上之屋394-2)がある。公設市場前南店ではじゅーしーがついて380円だった。これまた安い。


  • 花笠食堂(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-2-48 公設市場横の平和通り路地裏/098-866-6085/11〜20.30/無休/1000円〜
    沖縄家庭料理。沖縄そばやゴーヤーチャンプルー、中味汁、おかず(定食)など、沖縄独特の料理が楽しめる大衆食堂。店は奥に深く、座敷なのに座布団がないのが内地の人間には珍しい。全体に昭和っぽい雰囲気で、以前行ったときは客のお母さんが胸出して赤ちゃんにおっぱいあげていたりして、なんだか懐かしい風景だった。沖縄の家庭の味としてわかりやすい。ただし化学調味料も多め。一品にはすべてご飯とお汁がついてくるから注意(店の人に確認すること)。観光客が少なく地元の人が多い店(90年代は少なくとも)。公設市場の平和通りの路地、国際通りから入って左側にある。98年4月。


  • きよちゃん食堂(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-6/電話なし/11.30〜15/日休
    大衆食堂。ここは超穴場。地元では有名店だが、観光客はまずいない(※それは2001年現在。2003年以降、観光客にも有名になってきた)。というか、看板ものれんも、それどころか入り口らしきものもないし、路地裏だし、バラックみたいな外観だし、誰も店とは気づかないのが現実だ(笑)。それらしき建物を見つけたら勇気を出して近寄り、左奥のガラス戸を開けてみよう。普通の居間に客がいっぱい座っている。いらっしゃいませとも言われない。靴脱いで入って奥の階段の方へ行くと店の人らしき人がいるから「座っていいか」とか聞くと1階か2階かを指さされる。メニューがないのでそこで今日のメニューを聞いて注文し、指さされた階の空いてる席に着く、といった段取りだ。
    昼のみの営業でメニューは3種類ほど。日替わり定食と刺身定食、テビチ定食といった感じ。どれも量が膨大なので覚悟されたし。名物のイカスミ汁定食は金曜日のみ。日替わりは大体ローテーションが決まっていて、月曜から順に、コロッケ、揚げ物、ジューシー、揚げ物、イカスミ汁、らしい。ある意味、沖縄のおふくろの味が残っている名店と呼べるだろう。場所? 場所は説明が難しい。公設市場近く。平和通りからやちむん通りにさしかかるあたりの路地を左に入る(桜坂に向かう道)。その路地をまたすぐ右に入る。そうすると(確か)左手にある。前述の通り、のれんも看板も入り口もないので、じっくり探すこと。01年10月。
    ※残念ながら閉店した模様。


  • JEF(那覇)
    沖縄県壺屋1-1-5/098-867-4941/9〜21/無休/250円〜
    県内に5店舗かまえるハンバーガーチェーン。工夫ある品揃えでA&Wに対抗する。なにより有名なのはゴーヤーバーガー。ゴーヤーを卵でとじてはさむ。えー、と思ったが食べてみたらわりといけた。ちょっと苦みが足りないが、まぁまぁ。それにポークランチョンミートを足したのがヌーヤルバーガー。これはゴーヤバーガーに比べるとかなり脂っこい。というか、ポークの味しかしない。あ、ゴーヤーリングもうまいけどちょっと苦みが弱いのが残念。でもゴーヤー嫌いの人に食べさせる工夫だとしたらどれも良くできている。スパゲッティとかも置いてあって、なんだか面白いチェーン店だ。公設の市場通り近くにあるから散歩に飽きたら試してみよう。99年3月。


  • むつみ橋かどや(那覇)
    沖縄県那覇市牧志1-3-49/098-/11.30〜20/火休/500円〜
    沖縄そば。国際通りから市場に入るところの交差点が「むつみ橋」。そこの交差点の沖映通り沿いにあるそば屋。出てくるのが駅そば並みに早い。ものすごく早い。それが特徴の店。麺は固くボソボソしているのみで、あまり快感はない。ボクはあまり好きではないかも。99年3月。


  • あだん(那覇)
    沖縄県那覇市松尾2-8-28 2F/098-863-3404/10.30〜20
    沖縄そば。牧志公設市場の市場本通りにある「丸市ミート牧志店」の二階にある。公設市場周辺は意外と沖縄そば屋がないので、たまに利用する。二階に上がっていくと意外と広い店内で、アート作品も置いてあり、ちょっと洒落た(?)雰囲気。なぜかいつも空いているので小上がりの座敷で歩き疲れた足を休めるのにちょうどいいだろう。そばはごくごく普通の沖縄そば。ふーちばがたっぷり入ったそばがうまかったかな。そば目当てで行くというよりは足休めに入るという感じ。02年3月。


  • 大東そば花笠店(那覇)
    沖縄県那覇市牧志1-4-59/ 098-867-3889/11〜21/無休/大東そば500円〜
    沖縄そば。南大東島では有名な「大東そば」の那覇支店。南大東島の本店で作った麺を毎日琉球エアーコミューターで空輸している。つなぎに木灰と海水を使った伝統の麺で、太いちぢれも相まってとても食感がいい。コシは強め。ブツッと切れる感じも伝統な感じ。スープにも海水を使っているようであっさり感が心地よい。泡盛やチャンプルーなども置いてあるせいか、夕方以降になると店はほとんど居酒屋状態になる。そのころに出かけてそばを食べると地元民(南大東出身の人たち?)の宴会とそばの両方が味わえて面白い。南大東島本店の大将、伊佐さんの次男がこの店を任せられている。南大東島まで行かずともその味が楽しめることを考えると、とてもお得で楽しい店だ。国際通りの国映館向かいの小道を入ったあたりにある。02年3月。


  • Su Bar(那覇)
    沖縄県那覇市牧志2-1-13/098-867-6788/11〜17/日休/500円〜
    八重山そば専門店。沖縄そばを現地ではすばと呼ぶのでこの店名がついたのだろう。「石垣島の製麺所から毎朝麺を空輸しているのはうちだけでしょう」と言う若い男性がひとりで働く(夜はお姉さんがバーを経営。そばは昼のみ)。空輸したそばは細く、ほとんどラーメン状。ラーメンの方がちょっとツルツル感が強いか。だしは白いとんこつと鶏ガラ。「那覇の人は味濃いのが好きだから試行錯誤した結果こうした」とのこと。鰹にまた戻るかもしれないとか(石垣島では鰹が主だそうだ)。いろいろ苦労しているみたいだが、すっごくうまいかと聞かれたらそうでもない、かな。でも八重山そばの麺を那覇の国際通り近く(三越の裏手)で食べられるのは貴重。99年4月。


  • bar living(那覇)
    沖縄県那覇市牧志2-23-9 5F・6F/098-863-0703
    バー。以前「Slow Jam」にいたジミーさんが店主をしているお洒落なバー。建築事務所を居抜きで使っているとのことでかなり変わった作り。不思議な空間である。エレベーターを降りるとベッドがある階で、そのまま吹き抜けの空間を6階に上がるとバーがある。暗くて怪しげ。ちょっと沖縄っぽくない雰囲気。店長のテンションも高く、初めてだと少しびびるかも。ただしお酒を含め、内容はかなり真っ当。いい店である。カウンターと椅子席がある。入り口がわかりにくいが、とにかくエレベーターで上がってみよう。08年1月。


桜坂(公設市場東側社交街)・十貫瀬周辺

  • 悦ちゃん(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-8-1/098-866-4680/19〜28/日休
    おでん。那覇を代表するディープ店。那覇の古い社交街である桜坂でおばあがひとりでやっているカウンターと小上がりひとつのおでん屋なのだが、入り口に鍵がかかっているのだ(!)。客はトントンと扉をノックする。しばらくするとおばあがのぞき窓からコチラを確認し、やっとドアをギーッと開けてくれる。そういう店なのである。おばあに聞くと「泥酔しているお客さんを断りたいからそうしてるだけですよ。お客さんを選んでいるわけではないです。泥酔してなければ誰でも入っていただけますよ」と丁寧に感じよく答えてくれた。感じ悪い店かと思ったら逆なのだな。ということで今夜もトントン、ギーッが繰り返される。勇気出してトントンしたものにのみギーッとドアが開く。あなたも勇気出そう。この店を手始めに経験すると、桜坂のさまざまなディープ店に行く勇気ができる。そういう意味では桜坂入門店とも呼べるかも。ちなみにボクの桜坂巡回コースは、「悦ちゃん」〜「オレンジ」〜「ジャズ・ヴィレッジ」〜「コスコス」(追記:閉店)〜「奄美」(追記:閉店)〜「コントラバス・ハウゼ」(追記:移転)。
    とはいえ入り口に鍵がかかっていなくても入るのをためらわれるような店ではある。こういう良さがわかる人だけ楽しめるような店。料理はおでん中心。テビチやウィンナーが入った沖縄風おでん。話好きのおばあと話しながら島酒2杯ほど飲み、おでんを3品くらい頼んで、お勘定が1500円しない。圧倒的に安いのも魅力。場所は公設市場の平和通りから桜坂を登り(映画館があるところ)、坂を下りた十字路の角。03年3月。


  • BARエロス(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-8-32/098-869-2160/21頃〜26頃/日祝休
    バー。桜坂の暗い通りの中程にあるディープなバー。そのチープな外観、怪しげなネオンと店名、閉ざされて中が見えない黄色いドアなど、旅行者にはとても敷居が高いが、勇気を振り絞って中にはいると(沖縄の店がどこもそうであるように)とても親密で優しい空間が現れる。カウンターのみ(いや、奥に小部屋があったか)。BGMは懐メロで、大阪の「サウンド・イン・サム」を思い出すような曲揃え。しかも客の顔を見て選曲するので、新客が来るたびに楽しい。
    那覇で二軒三軒と飲み進んだ夜半過ぎ、ここにふらりと立ち寄ると実に楽しい。桜坂の例に漏れずとても安いし何かと親切。店名にびびらず入店してみることをオススメする。と、安心だとわかっていても実に入りにくいけどね。08年1月。


  • さかえ(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-12-20/098-866-6401/16〜22/日休/3000円〜
    山羊専門店。国際通りの東側、桜坂社交街にあって滅茶苦茶ディープな雰囲気。知らなければ絶対入らないような外観だが、中に入ればめちゃくつろげる。優しく元気いっぱいのお姉さんが迎えてくれるから勇気を出して入ろう。店内はごちゃついていて整理もままならぬ感じなのでこういうのが合わない人もいるだろうが、このディープさを楽しめる人には最高の店。いままで何人に紹介し何人がファンになり何人が行きつけになったか。ただし繰り返すけど相当個性的な店なので合わない人もいるだろう。
    山羊の刺身、山羊汁、山羊の玉ちゃん(ふぐり)など、それぞれ初心者でも食べやすい味付けで非常にうまい。下ごしらえをよっぽどよくしているのだろう、いい山羊を使っているのに臭みが軽いのだ。他の店の山羊料理と食べ比べれば一目瞭然なのである。珍味である玉ちゃんはモッツァレラチーズのような食感で意外にうまい。ぜひ勇気を出して食べてみて欲しい。山羊料理店はいろいろあるが、地元の人に聞いても「さかえは食べやすいしうまい」という。経験してみたい人はここがおすすめ。帰りにいろいろお土産をくれることもある。混んでいるので予約必要。個室よりカウンターの方が数倍楽しい店。99年3月。06年3月。※この店は面割れしているので感想にバイアスがかかっているかもしれません。
    最近行った方のメールによると「2006年8月いっぱいで山羊汁は終わりました」と貼り紙が出ているらしい。以前から「山羊汁を作るのは重労働なのでやめたい」と何度か言っては続けていたので今回もまた続けるかもしれないけど…。もしやめたのなら本当に残念。なお、営業は続けているそうです。


  • うらわ(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-11-12/098-862-7234
    おでん。てびちやウィンナーが入った沖縄おでん。超ディープな雰囲気で入るのがためらわれるが、中は至って気楽。カウンターとテーブル席、そして座敷。カラオケもあってどこぞのカラオケスナックみたいな雰囲気も漂うし、客筋もちょっと独特だし、店のおねえさんも独特だ。こういう雰囲気を「ディープで楽しい」と思える人しか入ってはいけない。ちなみにトイレは外にあるのだが、そこまでのアプローチは「日本一怪しい」とボクは思う。日本一怪しいトイレへの道。興味ある方はぜひお確かめください。06年6月。


  • ブラットバー・カラカラ(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-2-30/098-864-2588/18〜24/木休/3000円〜
    バー。桜坂の桜坂劇場の前に出来たバー。沖縄情報雑誌「季刊カラカラ」がやっているバーで、料理なども600円から食べられる。木を効果的に使った店内はまだ新しいが、桜坂の雰囲気を壊さずに上手に溶け込んでいる感じ。雰囲気も良く落ち着ける。古酒もそれなりに揃っているし値段は安いしまぁまぁ良い。コース料理も2000円からある。店名は「ぶらっと来い」というところからかも。06年6月。


  • 奄美(那覇)
    沖縄県那覇市安里1-7-14 2F/098-863-5439
    鶏料理。桜坂にある超ディープな鶏料理店。入り口とか外観とか、とにかくディープすぎて入るのがためらわれるが、おいしい鶏を食べるために勇気を出そう。中はカウンターのみの素朴な作り。おすすめは炭火焼き。鶏ももを焼いて出してくれるだけのシンプルさだが、これがなぜかかなりうまい。パンとスープも一緒に取ればかなりお腹いっぱいになる。おなかがすいてなかったら炭火焼きのみでも十分。できれば焼きたてを食べたいが、一度に数匹焼くというシステム上、焼きたては運がないと食べられないのがまた面白いところ。夜遅くに開店するので(通常は20時頃だが22時頃に開くことも多いらしい)、夕食食べて、どこかで飲んで、寝る前にディープな沖縄を感じつつ軽く鶏料理、というのが正しい使い方かも。02年10月。
    ※桜坂(牧志3-20-29)のディープなロケーションから上記住所に移転した模様。新店舗は未訪だが、ディープな雰囲気はないらしい。ちょっと残念。この店はあの雰囲気あってのもの。


  • 青島食堂(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-9-9/098-868-6090/11.30〜3/水休
    台湾料理。水餃子に魅せられた琉球人の店主が山東省青島出身のおばあに習った味を継承し、この店を開いたという。そういう意味では本場の味ではないが、でも充分ここの水餃子はうまいと感じた。肉汁たっぷり。ニラの変わりにネギを使っているようで後味もすっきりする。他には担子米粉と五目炒飯を食べたが、両方ともなかなかのもの。量も多からず少なからずでひとり食べにもちょうどいい。暑い那覇の夜、ここで汗かきながら青島ビールと台湾料理を食べて桜坂に繰り出す…なんてなかなかいいと思うのだが。03年3月。


  • 黄金(那覇)
    沖縄県那覇市牧志2-19-16/098-861-7550/21〜27/日休/400円〜
    餃子。十貫瀬(じっかんじ)という古い歓楽長屋にある店でおばちゃんがひとり明け方までやっている。手作りの大きめの餃子はとにかくにんにくが多量に入っている。無駄ににんにくが利きすぎている気もするが、大量に泡盛を飲んだあとに流れると実にうまい。そう、ここは三軒目四軒目の〆に流れる深夜の店なのだ。なんというか沖縄の夜と親密になれること請け合い。那覇の酔客と一緒に古いジュークボックスを聴くとカラダが沖縄に馴染んでいく。相当ディープな雰囲気で、観光客はまず来ない地元酔客用の店だが、排他的ではないので飲んだ後餃子が食べたい人はどうぞ。99年3月。


  • オレンジ(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-8-1
    バー。おでんの「悦ちゃん」の二階(だと思う。もしかしたら隣家の二階かも)。ディープで怪しげなバーだが、勇気を出して入れば、親切な若者が暖かく迎えてくれる。カウンターとテーブルいくつかの店で、モニターにはMTV系、ダーツなどもある。ここはボクの巡回コースのひとつでもある。一杯飲んで1000円しない感じ。03年3月。


  • ジャズ・ヴィレッジ(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-8-32/070-5810-7277
    バー。桜坂では珍しい正統派バーで、なかなかいい雰囲気。店主の秋山光さんと言えばここらへんでは有名な存在。昔、「悦ちゃん」の横のキャバレー「キャンディー」の客引きをやっていた人で、桜坂の生き字引とも言われる。若く見えるが実は相当なお歳らしい(そういうこと言うと怒るけど)。ネコが陰の店長で、いい席をいつも陣取っている。ここのカレーはなかなか美味しい。つまみにカレーを食べながら、じっくり飲むのに最適な店。ボクの桜坂巡回コースのひとつ。03年3月。


  • コスコス(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3丁目付近/電話不明
    バー。レゲエバー。入り口がわかりにくく謎めいているのに、中に入ると店内は広く、レゲエががんがんかかり、沖縄の若者たちが大勢飲んでいる。不思議な異世界に迷い込んだ感じでなかなか良い。不思議な髪型のマスターに聞いてみたら、コスコスとはジャマイカの言葉で「殺す」という意味らしい。普通ならオッサンは浮き気味になるタイプの店であるが、そういう店でもなぜか浮かないのが沖縄ならでは。ボクの桜坂巡回コースのひとつに入れている。入り口? おでんの「悦ちゃん」の角横にあるキャバレー「キャンディ」前のガレージのシャッターみたいな部分をよーく探してみよう。シャッターに小さなドアの大きさの切れ目が入っている。そこから入る。普通に歩いていたらそこが店だとはまず気づかない。03年3月。


  • g(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3丁目付近/電話不明
    バー。コスコスの二階。入り口がまるでわかりにくい。二階に上がって行くとカウンターと半個室がいくつかある暗〜いスペースに辿り着く。桜坂で遊んでいる若者の根城みたいなバーのようである。観光客が観光気分で迷い込むと意外と浮いてしまうが、別に拒否はされない。泡盛や洋酒など。とても安い。03年3月。


  • コントラバス・ハウゼ(那覇)
    沖縄県那覇市牧志3-8-11
    バー。「Kontra Bass Hause」。ボクの桜坂巡回コースのひとつ。コントラバス奏者であるマスターがひとりでやっているバー(県立芸大の講師もやっていたそう)。ジャズ系の曲がかかり、興に乗るとマスター自らコントラバスを弾いてくれる。そのコントラバスは裏に穴が開いていたりしてボロボロ。それもまた味。そういえばマスターは詩集も出していて、それを読まされることもある(笑)。泡盛のロックなどを落ち着いて飲むにはとてもよいバーかも。03年3月。
    ※2006年4月に移転。美栄橋駅前の沖映通り沿いのビルの2Fらしい。ずいぶんキレイになったと聞いた。桜坂の巡回コースがまたひとつ消えてしまった…。


国際通り・久茂地周辺

  • あんつく(那覇)
    沖縄県那覇市牧志1-7-1/098-866-4112/18〜23/日祝休/2000円〜
    居酒屋。現地駐在員に教えてもらった琉球料理の穴場。国際通りの真ん中あたりにある海邦銀行の角を曲がって100メートルも行くと安木屋がある。その駐車場の右横。ちょっと離れているのと入りにくい雰囲気とで観光客はほとんど来ない(98年現在)。来る観光客はこのページ見た人だけかも(追記:その後わりと有名になり、今では混んでいる)。
    なんだかひんやり暗く、地元っぽくて安くてうまい。沖縄のおふくろの味だ。だいたい代表的な沖縄料理はすべてある。おばさんがふたりで静かに作ってくれるのだが、すーちかー、ふーちばーのぼろぼろじゅーしー、なーべらんぶしー、など何でもちゃんと旨い。「地元っぽい」という意味で。 ゴーヤの和え物があるのだが、これとミミガーが絶品だった。自家製じーまみ豆腐もいい。豆腐ようもなかなか。豆腐ようは自家製でなく「うりずん」という会社の物らしいが市販されていない。工場製品としてはここで食べたのが一番旨かったかも。お願いすればこの店で分けてくれる。瑞穂の古酒も美味。98年4月。99年4月。再訪数回。
    ※1990年代後半では珍しいタイプとレベルの店だったが、その後こういう店が増え、いまでは他の店でもこういうメニューをふんだんに揃えている。相変わらず地元っぽいうまさがある店だが、相対的に普通っぽい店になった。


  • 風彈(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-29-70/098-867-2220/2000円〜
    沖縄料理。ガイドにはよく出ている店。国際通り沿いにあって、店構えは高級ぽいのだが、中は外観の感じとは違い居酒屋風。カジュアルでいいとも言えるが、外観とのギャップに戸惑う部分もある。味は標準的。普通。まぁ沖縄料理ってそんなに店によって大きな違いが出にくいのだが、でももうちょっと期待したなぁ。99年3月。


  • ゆうなんぎい(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-3-3/098-867-3765/12〜15/17.30〜22.30/日休/2000円〜
    沖縄家庭料理。国際通りに程近いところでやっている店。昼に訪れたが、観光客用の「郷土料理10品セット定食」みたいなもの(2100円)が意外なほどおいしく楽しかった。ちゃんと作った家庭料理という感じで、地元の人もたくさんおかずを食べに来ている。泡盛もたくさん置いているので夜も楽しめるはず。国際通りをちょっと観光してあとは海に泳ぎに行って内地へ帰ってしまうような観光客にとてもいい(わかりやすい)店だと思う。98年4月。


  • なかむら家(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-15-2/098-861-8751/17〜25/日祝休/1500円〜
    居酒屋。国際通りからちょっと入ったところにある老舗居酒屋。地元のオジサンが大挙して押しかけるのでちょっと入りにくいが、入ってしまえば至って気楽な店なので観光客でも大丈夫。メニューは多くどれも安くてうまい。「ミーバイの刺身」「スルル(きみなご)の唐揚げ」「からしな炒め」など、いただいたものはどれもおいしかった。ここは刺身系がちゃんとおいしく、料理ものもなかなか。マース煮(魚の塩煮)みたいなのがしっかりうまい。んでもって非常に安い。ひとり1000円台で意外と飲める。わりと飲んでもひとり3000円行かないと思う。まぁ決してオシャレじゃないし、期待しすぎるとなーんだとなるが、「オヤジ系居酒屋」が好きな方にはオススメ(観光客向きではないかもしれないが地元民が食べているものが食べられる)。異様に混んでいるのが玉に瑕。01年7月。06年6月。


  • 古都里(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-13-10/098-861-8787/17〜24/無休/2000円〜
    居酒屋。ガイドブックには必ずと言っていいほど載っている店だが、普通の居酒屋で、特に郷土料理にこだわっている風でもなくちょっと中途半端な印象をボクは持った。大皿に乗った料理がカウンターに並ぶが、同システムの内地の店と比べてしまうとずいぶんつらい。全体にボクには合わなかった。ただ那覇駐在の内地の人が内地っぽい料理も食べられる日常使いの居酒屋として使うにはいいのかもしれない。99年4月。


  • 山猫屋(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-11-2/098-869-2948/18〜23/2000円〜
    居酒屋。内地の都会にあるようなちょっと小洒落た店(実際に支店が東京とかにある)。料理はそれぞれまぁまぁなので(創作系が特にいい)、オリオンビールの生と沖縄料理を軽くつまみたい若い人なんかにはとってもいいと思う。地元客がいっぱいの居酒屋やディープな飲み屋とかの怖い雰囲気がないから安心だ。99年4月。


  • 月ぬ美しや(那覇)
    沖縄県久茂地3-29-17/098-861-5527/17.30〜/第1.3日休/2000円〜
    居酒屋。「つきぬかいしゃ」と読む。なかなかお洒落なエントランスに惹かれてひとりで入ったが店内も竹とやちむんと鉄を上手にブレンドしたインテリアでなかなか良い。典型的沖縄料理にひと手間かけた創作系料理が並ぶ。味はまぁまぁ。古酒もいろいろ取り揃えている。ちょっと料理のネーミング(一部)が若者に媚びてる感じがするのが残念。インテリアに合わせてもうちょっと大人っぽくしてもいいかも。気楽に飲めるという意味ではお洒落でいいかも。01年5月。


  • うちなー家(那覇)
    沖縄県平良市狩俣786-4/0980-72-5813/10〜19/無休/700円〜
    居酒屋。国際通りをわきに入ったところにある民芸調の広〜い店。沖縄料理を気軽に安く楽しむ、という意味では使える店である。が、料理はわりと普通。料理をちゃんと味わいたい向きよりも、気楽に酒を飲みつつ沖縄料理も少々、という用途に向いているかも。01年7月。


  • GeN(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地2-6-23/098-861-0429/11.30〜14/18〜26/無休/http://www.wagyu-gen.com/
    焼き肉。はじめて行く方は例えば「牛角」をイメージしてもらうと早いかもしれない。ちょうどあんな感じの焼き肉店。安くてうまい。親切で元気。生ビールと焼き肉と全種揃っているという泡盛で気持ちいい夜が送れることだろう。ただ、この店の秘密の売りは「あぐー」なのである。沖縄原産黒豚の「あぐー」をメニューに置いている、那覇でも珍しい店なのだ(03年現在)。だから牛肉もそこそこに是非あぐーの焼き肉に挑戦してみてほしい。ちなみに、2002年現在、純血のあぐーは沖縄県北部農林高校に36頭しか生息していない(ボクがこの目で取材してきたから間違いない)。だからこの店のあぐーは実は純血ではない。白豚と掛け合わせたハーフ、もしくはクォーター。でも、それですら一般店ではまず手に入らないのだから貴重であることに変わりはない。
    あぐーは脂身が多いのだが、意外と脂っこくなく、その旨味は半端でない。イノシシを洗練させたような野性の味。豚肉好きなら避けて通れない店だろう。03年3月。


  • すーる
    沖縄県那覇市久茂地3-25-7/098-861-5155/11.30〜19(土日〜17)/日休
    沖縄そば。店名は正確には「そばとゆしどうふ 琉球茶房 すーる」である。「すーる」は「SUR」と書き、琉球語かと思ったらさにあらず、スペイン語の「南」の意であるとのこと。糸満の名店「淡すい」の麺を取り寄せて使っているらしく「淡水そば」がメインメニュー(大700円、小600円:なぜか淡すいではなく淡水と表記されている)。でもスープは独自のものだとか。ただ、食べた感じ、スープも大変似通っている。「淡すい」より多少濃いので、あの「限りなく淡く雑味がない上品さ」は感じられないが、でも比べなければこれはこれで充分おいしい。化学調味料も感じられず気持ちのいい食後感。麺は細い平麺。完成度の高し。ちなみに「淡水そば」は「小」でもかなりの量。背が高い器なので見た目より入っている。ゆしどうふも食べたが、ダシがきいていて良い。これも量は多め。
    店内は木をふんだんに使用していて落ち着ける。新しく作った古民家といった感じ。奥に小あがりと個室がある。国際通りに近い久茂地川沿い。木造の赤瓦が目印。09年5月。


  • どらえもん(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-2-17/098-862-3525/10〜23.30/無休/500円〜
    宮古そば。宮古そばの特徴は平麺。具が麺の下の方に埋もれているのも特徴のひとつといわれる(宮古島の丸吉食堂にその伝統が残っている)。国際通りをちょっと入ったところにあるこの店も、その形態を残しており、経験したい人にはいいだろう。平麺のさっぱり味で麺は柔らかいがダシがなかなか。店名は子供が好きだったので、ということでした。別にどこでもドアがあるわけではない。99年3月。


  • 古酒屋(那覇)
    沖縄県那覇市牧志1-3-6/098-869-9241/18〜25/日休/3000円〜
    ジャズのかかるバー。泡盛専門店の直営だけあって泡盛の古酒が全県47酒造全部揃っている。そのうえ料理もわかりやすい沖縄料理で、入門者にはとてもいい。ポーク卵など大衆食堂にしかないメニューも置いていたりする。本土から来た人でいきなりディープな店もちょっとという方におすすめ。店は狭いが国際通り沿いなのも便利。99年3月。


  • Q's Bar(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-9-3/098-866-5641/18〜25/日休/2000円〜
    ジャズが流れるバー。Q'sと書いてクースと読むならばもうわかるでしょ? そう、つまりは古酒のバーなのだ。料理もそれなりに置いてあるが、創作系異国系料理も多いから、沖縄料理をあてに古酒を、という向きには他の店のほうがいいかもしれない。常におでんがあるので、ウインナーやてびちなんかが入る沖縄おでんを試したい人には楽しい。わりと夜中に利用することが多い。99年4月。


  • カラカラ(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-15-15やまこ第2ビル1F/098-861-1194/18〜24/日休/2000円〜
    バー。「くーすBAR 伽樂可樂」。沖縄情報雑誌「季刊カラカラ」が直営しているバー。モダンかつ琉球調のとてもくつろげるインテリア。木を上手に使い全体を落ち着いた色調にしている。くーすBARを名乗るだけあって古酒は揃っている。旅行者でもびびらず入れるのが特徴。桜坂の方にももう一店できた。06年6月。


  • 我楽そば(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-15-15/098-861-1194/11.30〜14(売り切れ終了)/月休
    沖縄そば。上記「カラカラ」が営業していない昼間、店を使用して営業している。最近台頭しつつある「ヌーボーすば」的な店の代表格。伝統の沖縄そばの作り方を自分流にアレンジしてそばとしての完成度を上げたもの。オープンしてまだ2年。38歳の比嘉さんが作るこの店のすばは完成度はかなり高い。まず、完全に透明なだし(スープ)。これはもうほとんど水の透明度。なのにしっかりしたコクがある。透明系の沖縄そばだと「淡すい」が好きだが、あそこよりも透明なのにあそこよりも味は濃く、しっかりした旨みがある。そして麺。これがすごい。これはすでに沖縄そばではなく、オリジナルの「我楽そば」。昔ながらの沖縄そばは茹で上げてから油を振って自然冷却するが(で、独特のボソボソ感が出てくる)、ここのは生麺なので特有のコシと粘りがある。で、そのコシが強い。メニューに「アゴたえをお楽しみください」と、歯ごたえにかけた洒落が書いてあるが、確かにアゴを最大限に使わせる強さ。尋常じゃない感じ。思わず香川の「松家(残念ながら閉店)」のさぬきうどん太麺を思い出した。歯にガツンとくる力強さとムニムニの粘りが両立している。いやぁ、沖縄でこの手の麺に出会えるとは…。
    このようにスープと麺に強い個性があるそばなら、素そばの方がおいしいだろうと思った。具の三枚肉もよく煮込んであって味はいいが、この店のスープと合っていない印象。スープを必要以上に脂っぽくしてしまう。ネギの苦味もスープの味を濁らせている。肉なしネギなしにするか、八重山風にスープを濁らせないかまぼこにするかした方がいいかなぁと思った。ここまでちゃんとやるなら違う具を研究して欲しいかも。08年1月。
    ※最近本店が小禄にでき、夜までやっている。本店(那覇市金城5-16-14/098-859-0616/11.30〜19/水休)


  • 仲田幸子芸能館(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地246-24ニュー久茂地ビル地下1F/098-867-8761/21.30〜27/無休/5000円〜
    民謡のステージが毎晩3回ある。クラブ風にスペースがソファで切られた作りでわりと落ち着ける。ひとり客もオッケーだ(ボクはひとりで行った)。ステージは島唄中心で、「沖縄のお笑いの女王」と言われている仲田幸子(芸能生活50周年らしい)も出てくるからそれなりに笑える(巡業中だと出てこないが)。また、孫である仲田正江の唄がとてもいい。あと、てるやつるこの男踊りがまぁ面白い。幕間はカラオケだが、仲田正江の島歌カラオケは抜群である。入れ替えはないが、ひとステージごとにチャージがかかるから注意。そうとも気づかず2ステージ見たボクは10000円近くかかってしまった。沖縄の10000円は大きい(笑) 99年3月。


  • さんごのかけら(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-23-10/098-941-3555/11〜16/17〜23
    中華料理。基本は中華料理店なのだが(シェフの田淵さんは中華料理出身。帝国ホテル中華料理部、台湾飯店料理長を務めた後、青果市場で「食堂たぶち」をやっていて、現在はこの店のオーナー。沖縄料理界では有名な人)、フレンチ、イタリアン、琉球料理も出てくる不思議な店。どんな料理でも器用に作ってしまうシェフが沖縄食材のいろんな可能性を示してくれる。メニューにない料理法もやってくれるので、いろいろ相談して試してみよう。毎週土曜日はオールディーズ生バンドが入るらしい。久茂地公民館前。03年3月。


  • 香港飯店(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-4-10/098-863-2799/3000円〜
    行くところに困って「ちょっと中華でも」と思い入った店。国際通り沿い。店構えは大きいしコックは香港人がやっているらしいが、大味で焦点が絞れておらずなんだか芒洋と遠い目になってしまうような…。少なくとも観光客はわざわざ入る必要はない店かも。地元民の宴席用っぽい。98年4月。


  • 苦瓜亭(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-1-15
    東京出身の苦瓜さん(本当にそういう名前)がやっている焼鳥屋。別にゴーヤ専門店ではない。沖縄料理もあるが、全体に本土風の味付けで、東京から転勤してきたような人に人気がある店。沖縄料理に飽きていたり、沖縄料理嫌いだったりする観光客にいいかもしれない。でもまぁ本土でも食べられる味だから、無理して行くこともないかもしれない。99年3月。※閉店


  • ジャッキーステーキハウス(那覇)
    沖縄県那覇市辻2-5-5/098-868-2408/11〜25.30/正月・盆休/1200円〜
    ステーキ。老舗の店。「沖縄=安くてでかくてうまいステーキ」の伝統を作った名店。でもその役割は終わったのかもしれない。確かに安いしでかいが、この程度のものなら内地でも食べられるようになってきたからである(注:1980年代頃まで「沖縄=ステーキが内地より安くてうまい」という時代があった)。沖縄に来たらまずはステーキ、というのはもう幻想だ。味はまぁまぁだし雰囲気も独特で悪くないのでこの店のせいではないのだが。99年3月。


  • ステーキハウス88(那覇)
    沖縄県那覇市辻2-8-21/098-862-3553/11〜30/無休/1500円〜
    ステーキ。上記ジャッキーと並ぶ老舗。朝6時までやっているのがすごい。ジャッキーと比べると…、どっちかと言ったらジャッキーの方が好きかもしれない。88の方がより普通っぽい印象。極私的だけど。99年3月。


  • 牛皇(那覇)
    沖縄県那覇市松山1-14-10クィーンズビル1F/098-867-5165/10000円〜
    焼き肉。沖縄在住の焼き肉好きが、沖縄で一番と薦めてくれた焼き肉屋。その人に言わせると「日本一。内地からも有名焼き肉店主が勉強に来る」らしい。特級リブロースは確かに絶品だった。それ以外もとてもおいしいが、日本一かどうかは意見の分かれるところだろう。沖縄価格としてはかなり高めなので財布に余裕のあるときにどうぞ。リブロースは必食。98年4月。


  • バーバリー・コースト(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地3-15-2/098-861-8961
    本格バー。1985年開店の、那覇では老舗のバー。那覇には大人な雰囲気のバーがないなぁと思っていたが、ここは別格。銀座に来たような雰囲気である。重厚なインテリアに物静かなバーテンダーたち。泡盛飲んで騒ぎたい客はここには来ない。ネクタイ族と高級クラブのおねえさんが集まる感じ。まぁ那覇まで来てこんなとこ来なくてもいいか、とも思うのだが、長期に滞在しているとたまにはこういう店もいいものです。つまみやチーズもちゃんとしている。こういうバーを一軒知っておくと便利。03年3月。


  • Slow Jam(那覇)
    沖縄県那覇市久茂地1-6-1 モルトパラダイスイン久茂地B1F/098-869-6694/20〜/日祝休
    バー。国道58号に沿ったビルの裏手に回ると入り口があり、地価に降りていくと沖縄っぽくない空間が広がっている。暗くクラシックな空間。イギリスの古いクラブのような佇まい。カウンターとテーブル席だが、テーブル席も様々なソファで構成されていて雰囲気が良い。オーディオマニア垂涎の知名オーディオのどでかいスピーカーがジャズを大きな音量で鳴らしているが、空間の広さと知名オーディオの空気を響かせる独特の音響のせいでうるさくは感じない。ちょっと入り込みにくいが旅行中の一見客でも暖かく迎えてくれる。いかにも沖縄沖縄した飲み屋に疲れたら是非。06年3月。再訪数回。


安里(国際通り東端)周辺

  • 苫屋(那覇)
    沖縄県那覇市安里1-4-10/098-861-9252/18〜24
    居酒屋。「とまや」と読む。魚がうまいことで知られる店。個性的なご主人がひとりで切り盛りしている。彼の個性が前面に出た店なので好き嫌いは分かれるかもしれないが、好きになったらとても居心地のいい店だろう。常連さんから紹介してもらって出かけたから優しくしてもらったが、初めての客はちょっとびびる部分もあるかもしれない。ご主人がひとりでやっているのでビールとかも自分で冷蔵庫から持ってこないといけないし、その際どうしてもご主人と話をすることになるのだが、そこでわりとびびるだろうなぁ…。機嫌が悪そうに見える時があるし…。で、他のお客さん(常連なのだろう)がおしぼりを出してくれたりして、これもまた恐縮する。
    ここのオススメは刺身。座ってしばらくすると黙って人数分ドンッと出てくる(というか、確かメニューはなかったような…)。地元の珍しい魚から伊勢エビまで豪快に盛られたその刺身を海苔で巻いて手巻き寿司みたいにして食べる(もちろんそのまま食べてもいい)。これがうまい。那覇で刺身目当てで食べるならこの店はトップクラスだろう。また、食べ終わったあらとか殻とかをみそ汁にしてくれるのだが、これがまたうまい。座敷とカウンターがあるがカウンターは物置になっていることも多い。カウンター下に水槽があり、ここに秘密の食材が生息していたりして面白い。ご主人がひとりでやっているので出てくるのとか遅いし催促もしにくいのだが、それもまた味のうち。国際通りを安里で突き当たったら左に曲がってすぐの左側。02年5月。


  • うりずん(那覇)
    沖縄県那覇市安里388-5/098-885-2178/17.30〜20/第2.4日休/2000円〜
    大変有名な居酒屋。文化人・芸能人がいっぱい来る。ボクがひとりでふらっと行ったときは尾崎紀世彦がいたな、どうでもいいけど。復帰直後から開いている老舗で、泡盛はほぼ全醸造所揃えている。また、ここのオリジナルである「どぅる天」(田芋と茎を茹でて炒めた「どぅるわかし」を揚げたもの)はいまや沖縄中に名物メニューとして広まっている(この前、東京の伊勢丹の沖縄物産展でも売っていた)。立地も雰囲気もディープ。ちょっと常連ぽい人が多く一見さんはくつろぎにくいかもしれないが、一度は訪れる価値がある店。料理の味はまぁまぁレベル。接客が多少ぶっきらぼうのことがある。99年4月。


  • 沖縄第一ホテル(那覇)
    沖縄県那覇市安里3-1-23/098-867-3116/8〜10/3000円〜
    ホテル。朝食。那覇で一番古いと言われるホテルの、つとに有名な朝食。ボクは「日本一苦い朝食」と呼んでいる。宿泊しなくてもこれだけを食べることができる(3000円〜)。二交代制。前日までに要予約。
    料理は野草や薬草を使った超健康志向なもので沖縄薬膳料理みたいな趣。内地では食べられないものばかりで珍しく、そして美味しい。30種類くらいの小皿が給されるが説明を聞きつつ食べるとあっと言う間になくなってしまう。ちなみに食べた物を上げると、シークヮーサーのジュース、ゴーヤ・ジュース、豆乳、ユシ豆腐、酢豆腐、オオタニワタリの芽、長命草、島らっきょう、島にんじん、アロエとセロリのあえもの、苦菜、パパイア炒め、紅芋ふかし、甘草、もずく、ヘチマ、ツノマタ、ターム、ウコンパン、紅芋パン、豆腐よう、ゴマジャム…。まだあったかもしれないが忘れた。胃が洗われるようなヘルシー朝食。腹一杯になってもすぐお腹がすく。なお、夕食も離れの「あしゃぎぐわー」で始めたらしい。ちなみにホテルとしては……趣はあるが、都会派にはつらいかも。98年4月。


久米・松山・辻(58号線海側)周辺

  • 琉球料理乃山本彩香(那覇)
    沖縄県那覇市久米1-16-13/098-868-3456
    琉球料理。この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項を参照してください。


  • はてるま(那覇)
    沖縄県那覇市久米2-27-1
    八重山列島の小さな離島、波照間島。そこの料理を食べさせる素朴な店。吉本ナナ子さんがひとりでつくる料理はどれも自然の滋味が溢れ、とてもうまい。特にグルクンの唐揚げは絶品。他に苦菜和え、冬瓜と肉団子のおでん、パパイア・イリチー、ゴーヤ・チャンプルー、タームの大学芋風味、ソーミンなど、なんだかほっとするような料理が続く。で、泡盛はその生産量の少なさから幻と言われている「泡波」。これが常に揃っている店はほとんどないと聞く。入り口がちょっと入りにくい雰囲気だが、入ったら落ち着くから大丈夫。女将の人柄もあってかなんだか暖かい店なのだ。99年4月。
    移転。現在は西表島にて営業中。


  • だるまそば(那覇)
    沖縄県那覇市辻2-28-3/098-868-1812/9〜20.30/日休/450円
    宮古そば。麺が多少細く直線的。具は麺の下に隠れている。とんこつと鰹でとったダシだが鰹がかなり勝っている印象。麺はカンスイで普通だがダシはまぁまぁ。小さな店だがタクシー運転手などでいつも混んでいる。朝からやっているのも貴重。朝飯にもホテルの朝食ではなくて沖縄料理が食べたい人にはとてもいい。98年4月。


  • 琉球麺屋シーサー(那覇)
    沖縄県那覇市辻2-23-10/098-800-7660/11〜17/火休
    沖縄そば。まだオープン3年ほどの新しい店ではあるが、三越裏で沖縄そば店を数店集めてやっている「沖縄そば博物館」にも出店している店。化学調味料を一切使っていないというそのすばはかなりあっさりめ。スープはトンコツとかつおのブレンドで、最初濃く感じるがだんだん優しい味に変化していく。なかなかおいしい。太めの麺は本島中部にある「農水」という会社のものだそうである。三枚肉の「沖縄そば」はシーサーのナルト入り。もずくそば、よもぎそば、タコスば、カレーそばなど、いろいろ研究熱心にやっている。ただ店の中の本棚に自己啓発本が溢れていたり、やたら「がんばり」を強調したりする書き物があったりして、少し引くかな。努力したことを押しつけられてもちょっと困る…。波乃上宮の鳥居向かいにある。08年1月。


  • 若狭パーラー(那覇)
    沖縄県那覇市若狭2-14-16/098-861-8861/7.30〜20/木休/500円〜
    沖縄そば。もともと移動店舗をパーラーと呼んだらしいが、実はほとんどが居座っている式。移動できようもないほどしっかり根を張っている。ここもそう。店は歩道に張り出していてほとんど外のカウンターに座る感じ。豚肉そばとか卵焼そばとかいろんなメニューがあるが、初めてなら「卵焼豚肉そば」(450円)がいいと思う。濃い味。固い麺。柔らかい豚肉。香ばしい卵焼きとフーチバ(よもぎ)。それぞれがいいバランスになっている。朝7時30分からやっているので朝飯に最高。99年3月。06年6月。


  • 亀かめそば(那覇)
    沖縄県那覇市西2-21-16/098-869-5253/10.30〜売り切れ次第終了/日休
    沖縄そば。地元民が集っているカジュアルな雰囲気の店で、観光客用ではないが、地元民に混じって「昔からの生活そば」を食べるのなら最適な店のひとつ。店の入り口や中の感じ(ブロック塀と観葉植物と素っ気ない店内なんか)がどこか東南アジアちっく。奥のドアをあけて店内に入るが、その手前の中庭みたいなところでも食べられる。メニューでは、大きな塊がゴロリと入った「軟骨そば」(500円)が名物。他には「沖縄そば」(400円)、沖縄そばの三枚肉を軟骨にかえた「がんじゅうそば」(400円)、「ふーちばーそば」(400円)など。同行者がふーちばーそばをもらったが、ふーちばー(よもぎ)は盛り放題だった。どれもプラス50円で大盛りにできるがかなり大量なので注意。全体にあっさりめのスープがおいしい。麺は普通。完成度より地元感を重視する食事な感じ。那覇港近く。ロワジールホテル方向。09年8月。


  • 兄弟寿司本店(那覇)
    沖縄県那覇市辻2-3-7/098-868-1135/17〜27/3000円〜
    鮨。シャイだが気持ちのいい大将が次々握ってくれる。近海物も多く、アバサー汁などもある。ここで食べたエーグゥワー(スクガラスの大きくなったもの)のマース煮(塩煮)はうまかった。それとヒメジャコ貝も最高。イカの豆腐よう和えもよかったし、ミーバイの握りもなかなかでした。那覇で鮨屋に行くならまぁまぁのおすすめかも。もちろん仕事をした江戸前とは違うが、60度の「舞富名」でも飲みながら鮨を食べるのもなかなか面白いもの。99年3月。


  • 次郎長寿司(那覇)
    沖縄県那覇市若狭2-3-9/098-868-8684/17〜26/水休/1500円〜
    鮨。沖縄近海のタネが多いと聞いて行ってみたがたまたまなのか行った日はまるでなかった。海が荒れていたわけでもないのだが。ひと通り握ってもらったが特に印象には残っていない。タネはほとんど築地のものを使っているらしい。99年3月。


  • すし銀(那覇)
    沖縄県那覇市久米2-6-7/098-866-5424/17.30〜23/日祝休
    鮨。築地や福岡の市場からネタを空輸して仕入れているうえに、親父さんも東京の寿司屋出身ということで、那覇にありながら東京的な江戸前が楽しめる店となっている。那覇の地元の人にはうれしい鮨屋だけど、東京からの観光客がわざわざ行く理由はあまりないかもしれない。いや、ちゃんと美味しいのだが、同じくらいの値段で普通に東京で食べられる味だ。逆にいうと、那覇で食べるには少し高めな価格設定。久茂地交差点を海側に行き、ほっかほっか亭を左。ホテル・サンワ前。03年3月。


  • 鮨処もとい(那覇)
    沖縄県那覇市西1-5-8西沖商マンション1F/098-866-9234/18〜24/日祝休/8000円〜
    鮨。沖縄でこんなレベルの握りが食べられるとは!と驚いた店。単にタネを酢飯の上に載せただけというような寿司が多い那覇にあって、ここのは実にちゃんとしている。清潔なカウンター。ネタ箱も本格的だし、東京にいるみたいな雰囲気である(実際ご主人は東京で修行したらしい)。握りの前におまかせでいろいろ作ってもらったがどれも美味。握りもシャリとのバランスがよくおいしい。築地から空輸のものと近海物がよく吟味されて揃っている。よく築地で故岡田周三氏に会い可愛がられた、と言っていた。那覇で鮨が食べたいときは(沖縄にしては少々値が張るが)この店かなぁ。01年5月。


その他 那覇周辺

  • 丸安そば(那覇)
    沖縄県那覇市桶川2-3-7/098-834-2785/24時間営業/正月・旧盆休/500円〜
    沖縄そば。タ照喜名製の麺で縮れが強く、ダシに脂も浮いていて、印象はほとんどラーメン。農連市場の横だから労働者系が多いのだろう、とにかく味が濃い。24時間営業だから飲んだ末に訪れるとかなりおいしく感じるかも。舌がひりつくほどの化学調味料もご愛敬だ。伝統的な打ち方からはほど遠いが、ゴマンとある沖縄そば屋のある典型を表す店だろう(ラーメン化しているという意味で)。東京の下北沢に支店(親戚がやっているだけで支店ではないのかも。でも同じ店名)があるらしい。なお、店名は◯の中に安いの文字。99年3月。


  • 市場食堂たぶち(那覇)
    沖縄県浦添市勢理客555-27 沖縄県中央卸売市場内2F
    シェフの田渕光さんは帝国ホテル中華料理部、台湾飯店料理長を務めた後、この青果市場建物内の食堂シェフに落ち着いたという経歴の持ち主。料理は郷土料理系と中華系があるが、どれも美味。特別に作ってもらったアカジンの姿あんかけなんか絶品だった。中華系はさすがにうまし。観光客も入れない場所ではないから行ってみるのもいいかも。01年5月。※閉店。田渕さんは「さんごのかけら」という中華料理店を那覇久茂地に開いた。


  • 豆腐屋食堂(那覇)
    沖縄県那覇市山下町1-24/098-857-3839/11〜23/日休/150円〜
    島豆腐専門店。隣に専用の島豆腐工場を持ち、そこで作った作り立ての島豆腐で豆腐料理を作るから、わりとおいしくいろいろ食べられる。ただ、ゆし豆腐も冷や奴もそれぞれそんなに印象が強い味ではなかった。豆腐料理専門店の豆腐がそれほどでもないのは内地も沖縄も変わらないのかも。豆腐料理のバリエはさすがなので、興味がある方はどうぞ。99年3月。


  • 一鮮満(那覇)
    沖縄県那覇市三原2-2-1/098-832-6777/17〜25/無休/4000円
    居酒屋。「いっせんまん」と読む。釣り船を出してくれる寄宮フィッシングセンターが直営している居酒屋。とにかく新鮮!が売り物。特に沖縄名産「ぐるくん」の鮮度は抜群。ぐるくんの刺身を常備している店は珍しいのだ。「ぐるくんは日持ちしないから毎日用意しておくのは大変さー。しかも安いから儲けにならないし」と嘆きつつきちんとおいしいところを用意してくれている。鮮度のいいぐるくんを食べたいならここしかないかもしれない。他にぐるくんチャーハンやぐるくんのマスタード焼などもうまい。もちろん沖縄産の他の魚もほとんどの種類を鮮度よく食べられる。特に琉球大シジミなんかは珍しいかも。値段も総じてとても安い。あなたが釣り人なら、寄宮フィッシングセンターで釣りをして釣れた魚をここに持ち込める。調理して出してくれ、しかも何匹持ち込んでも2500円というから安い。安里から与儀に向かい、真和志消防署の手前を左に曲がって三原大石通りを数百メートル、左側。「一鮮満おもろまち店」(モノレールおもろまち駅近く)もオープンした。03年3月。


  • うるくそば(那覇)
    沖縄県那覇市鏡原町10-11/098-857-8047/11〜21/無休/500円〜
    沖縄そば。ソーキそばを食べたが、ソーキがでかくて脂がそこから染みだし、スープが汚れて味が変わってしまった。やっぱりソーキそばは沖縄そばをまずくしているとの認識を新たに。って、別にこの店が悪いわけではないか。麺は照喜名っぽい。ラーメン系。強く印象に残るタイプではない。99年3月。


  • 那覇そば(那覇)
    沖縄県那覇市奥武山町26-7/098-857-9504/10〜21.30/無休/500円〜
    沖縄そば。有名店で支店がいろいろある。麺は太めの平麺で、ある意味典型的。沖縄そばってああこういうものか、と経験するにはいいかも。ダシはとんこつだけではなくて鶏も入っているかも。ラーメンっぽい方向性。鰹をもっと利かせた方が好きかもしれない。99年3月。


  • 純喫茶 ギャラリー小禄(那覇)
    沖縄県那覇市鏡原町2-1(モノレール奥武山公園駅前)/098-858-4527/11〜22(16〜18はティータイム)/日休
    喫茶。「おろく」と読む。ここのオススメは黒糖ぜんざい(沖縄でいう「ぜんざい」とは小豆味のかき氷である)。豆をふんだんに使った巨大ぜんざいは黒糖の味もよく馴染み、上品かつ水準的な味。ランチは普通だが、黒糖ぜんざい目当てに行くとよいと思う。店の半分は店名どおりギャラリーになっており、絵画・陶芸などをはじめとして沖縄美術工芸品を展示即売している。木を多く使った落ち着ける純喫茶。モノレール駅から近いので、空港へ行くまでの時間つぶしにも良い。09年5月。


  • レズィール(那覇) lv2.gif
    沖縄県那覇市前島1-13-9ライオンズマンション中之橋1F/098-866-6808/18〜24/月休/2500円〜
    フレンチ。沖縄では貴重な本格的ビストロ。いや、料理も造りもレストランのそれなのだが、値段がビストロなのだ。コースが2500円から。アラカルト500円から。これが本格的でおいしく、値段を考えると信じられない出来。メインで食べた「牛タンの煮込みマンゴーソース」などめちゃうまく、志の高さと情熱を感じた。東京でも充分通用する出来であった。このコストパフォーマンスと、フレンチへの理解がそんなにない土地でのこの努力には頭が下がる。シェフはパリで修業してここに店を構えたらしい。観光客はほとんど来ない穴場だが、沖縄料理やまずいイタリアンなどに飽きたら是非寄ってみて欲しい。ワインを飲んでもふたりで8000円もあればうまくて気軽なフレンチが食べられる。もちろんカジュアルな格好でオッケー(短パンはまずいかもだが)。02年7月。


  • レストラン・ベルビュー(那覇)
    沖縄県那覇市泉崎2-46沖縄ハーバービューホテル10F/098-853-2111/11.30〜21.30/無休/8000円〜
    フレンチ。沖縄オーシャンビューホテルのメインダイニング。このホテルは皇族や国内外のVIP御用達らしい。リゾートホテルがいっぱいある那覇の中では特に由緒正しきホテルのようである。そこのメインダイニングであるだけにさすがに雰囲気やサービスは格調高い。落ち着いた内装と港を見下ろす美しい夜景。そして暖かく丁寧なサービス。それぞれ隙のないものでたいへん安定している。特にサービス。大都会の一流ホテルに決して引けを取らないレベルの気持ちよさを味わえる。よく教育されており大変気持ちはいい。料理も工夫がよくされておりおいしい。特に7000円のコースは沖縄の地元で取れた食材を上手に利用したもので非常に好感が持てる。ただ全体にちょっとインパクトに欠けているのが残念。沖縄で食べていると思えないくらい都会的洗練がなされているのだが、ちょっと力強さに欠けるところがある。暑い土地柄ゆえの「さっぱりさ」かもしれないがちょっと印象の薄いものであった。
    総じて、沖縄では本格的なサービスとおいしいフランス料理は無理かもしれないな、という事前の予想を良い意味でしっかり裏切ってくれたレストランであった。98年4月。


  • 天龍(那覇)
    沖縄県那覇市那覇空港国内線ターミナルビル3F/098-857-6889/8.30〜18.30/無休/500円〜
    沖縄そば。那覇空港にあるだけに待ち時間にちょっと食べられる。スチュワーデスが大量に来る時間があるらしいのだが、まだボクはそれに当たっておらず、なぜか整備のおっちゃんたちばっかりだ。麺はきわめて一般的。ラーメン系。やわらかく、強い印象に残るものではない。99年3月。


  • あじゃず(那覇)
    沖縄県那覇市曙2-9-18/098-868-7488/11〜21/無休/500円〜
    沖縄そば。安謝交差点を西に入った左側。安謝(あじゃ)とジャズをかけてあじゃず。だから店内にはジャズがかかる。八重山そばみたいに細い麺。ダシもあっさりしていて上品でうまい。あっさりと言っても鰹が勝っているわけではなく、とんこつと鰹のバランスがとってもいいのだ。フーチバそばはよもぎがたっぷりのっていて、その苦みが塩分の少ないだしに非常にあっている。塩がきついスープとフーチバがあわないことを実感。ここのはとてもバランスがいい。なかなかおすすめの沖縄そば屋である。手打ちかどうかはわからないが、程が良い。ちなみにお子様そばというメニューがあるがそれにはグリコがつく。娘大喜び。99年4月。


  • やまさき(那覇)
    沖縄県那覇市曙2-13-19/098-868-1670/11.30〜16/日祝休/500円〜
    沖縄そば。おばちゃんがふたりでやっているこじんまりしたいい店。手打ちではなく照喜名製の麺を使っているとか。とんこつとちょっと違う感じのだし(たぶん鶏ガラ?)といい麺といい全体にラーメン系。一般的な味だが、なんだかホッとする。具は三枚肉ではなくチャーシューが乗っている。器がわりとよくて、思わず買ってしまった。58号の安謝橋交差点(那覇市街から北へ5分)を左折。左にすば屋の「あじゃず」が見えたらすぐの信号を左折。突き当たりを右に曲がった三叉路で回りを見渡すとある(だろう)。安謝公園近く。99年4月。


  • てんtoてん(那覇)
    沖縄県那覇市識名4-5-2/098-853-1060/11.30〜16/月休/600円〜
    沖縄そば。ヌーボー沖縄そばと言ってもいいだろう。塩と木灰に水を入れて煮出して一晩おいた上澄みをつなぎに使う。ここらへんは伝統的だが、まず生麺であるところが違う(普通のそばは茹でた後油をまぶして冷風で冷まして置いておくのだが、ここのは茹でる前の状態で保存してある)。そして寝かし方もドゥで一晩、切ってから一晩。打ち粉はタピオカ。また切った後に手でもむからかなり縮れが強い。などなど、とにかく自己流で新しい沖縄そばを作っている。で、出来上がった麺はどうかというと…、これは沖縄うどん、って感じか。とにかく滑らかで粘り腰。縮れが口中に気持ちよく、他の沖縄そばにあるような民族的個性はまるでないがある種行き着いた形かもしれない、と思うほど個性的だ。ダシも徹底的に脂を排除していて素晴らしい。化学調味料を一切使っていないのも沖縄ぽくない。
    ちなみに場所はめちゃくちゃわかりにくい。とにかく観光名所の識名園を目指す。識名園の前の道を西に行くと角にさしみ店がある交差点がある(識名十字路)。そこを左折。三味線店がすぐの右にあるからその前の小道を左折して上っていくと右側に蔦の絡まる打ちっ放しの邸宅がある。そこ。インテリアもオシャレでなんだか広尾か西麻布にでもいるみたいな感じだ。99年3月。


  • 月桃(那覇)
    沖縄県那覇市寄宮3-10-1真和志農協本店ビル1F/098-835-0979/11〜19/日祝休/500円〜
    沖縄そば。名刺に「昔ながらの手打ち木灰すば」とある。この頃はやりの「灰汁つなぎ伝統系新規開店こだわりすば屋」だ。ダシは関西ぽい。麺は平たくてエッジが立っている。これは沖縄では珍しい。ちょっとくすんだ生成り色でぶつっと切れる感じが気持ちいい。ほとんどうどんに近い感じかな。すっごくうまい感じでもないけど、なんだかホッとする美味。まだ新しい店だからこれからか。99年3月。


首里周辺(首里・浦添・宜野湾ほか)


首里

  • 潭亭(首里)
    沖縄県那覇市首里池端町2番地/098-884-6193/11〜18/月休/1000円〜
    八重山料理。八重山諸島の料理を洗練工夫して出している店。琉球王朝料理の菜飯を八重山流にアレンジした彩飯(サイファン)はお茶漬け風丼。また八重山そばは非常にあっさりしている。麺は首里そばをちょっと素朴にした感じ。黄色くて少し柔らかめ。コースにすると豆腐ようや地豆の汁などいろいろ食べられる。強いインパクトはないけど、やさしく気持ちが涼しくなるような洗練がここにはある。場所は首里の龍潭通り、龍潭の池の真ん前。99年3月。※東京は赤坂に「赤坂潭亭」という料亭があるが、そこはこの店に料理を教わり、店名をいただいたらしい。支店ではない。


  • いろは庭(首里)
    沖縄県那覇市首里金城町3-34-5/098-885-3666/8000円〜
    首里城に程近いところにある一軒家沖縄料理屋。雰囲気はいい。料理人がひとりなせいか出てくるのが遅めだが味はいい。ただ、特に変わった料理があるわけではなく、一般的な沖縄料理を割烹風にした感じである。赤丸宗通りの中程を南に下がるヘアピンカーブの途中にある。ここのすぐ近くに「泡盛館」(098-885-5681)という古酒をたくさん置いている泡盛屋さんがある。試飲が充実しているのでぜひ立ち寄ってみてほしい。98年4月。


  • ゆうな(首里)
    沖縄県那覇市首里桃原町2-1-22/098-886-6568/11.30〜売り切れ/17.30〜22/月休/2000円〜
    琉球宮廷料理を気軽な値段で食べたいときにいい店。1800円ほどのコースで満足のいく味が食べられる。くじ餅ではじまってどぅるわかし、自家製のジーマミ豆腐、クーブイリチー、ミヌダル、おから、ラフテー、などなど、この値段でこれだけのものが食べられるのは嬉しい。昼は天然素材にこだわった沖縄そばで営業している。座敷のみで、なんだか人の家に行っているみたいでくつろげる。99年4月。


  • 首里そば(首里)
    沖縄県那覇市首里赤田町1-7/098-884-0556/11.30〜売り切れまで/日休/500円〜
    沖縄そば。首里にあった伝説の名店「さくら屋」直伝の伝統的作り方でそばを作っている手打ちの店。数少ない手打ち店の中でもトップのうまさだとボクは思う(99年現在)。残念ながら「いい灰汁が手に入ったときだけ灰汁を使います」とのことで、普段はカンスイでつないでいるらしいが、カンスイでもこういう沖縄そばが出来るんだなと感動した。そばの命である麺がすごい。少し縮れがあるが、うどんともそばともスパゲッティとも違う食感でゴワゴワしている。敢えて言えば日本蕎麦のボソボソ感を関西うどん系のあっさりダシで食べる感じ。口の中で直線的に動く麺が気持ちよく、何杯でも食べられる。ダシはコンソメっぽい透明感。しょうががとても利いている。具の三枚肉もとてもうまい。沖縄そばの名店かも。首里の竜潭通りのJA前の小道を入って150メートルくらい。「ギャラリーしろま」の看板があるところ。駐車場がとても狭い。行列覚悟でどうぞ。99年3月。再訪数回。


  • 御殿山(首里)
    沖縄県那覇市首里いしみね町1-121-2/098-885-5498/11.30〜16/月休/1000円〜
    「うどぅんやま」と読む。昔ながらの製法で麺を打つ伝統的沖縄そばの店。昔ながらの製法とは、小麦粉に「ガジュマルを一昼夜焼いて取った灰の上澄み汁」を加えこね、寝かした生地を伸ばして切って手揉みをかける。そして沸騰した湯でサッと茹で、油をまぶして風で冷ましたもの。カンスイなどを使わず灰汁使うのが本当の沖縄そばらしいのだ。琉球の民家をそのまま使った店の雰囲気も「昔ながら」でとても面白く観光客には珍しいもの。伝統製法の沖縄そば、そして古い民家…、観光客にはおすすめだ。ただ、ボクにはこの「昔ながら」がそれほどおいしく感じられなかったのが残念。ポクポクして独特ではあるのだが。 そば以外に単品でフーチバジューシーやぜんざいがあるが、これはうまい。首里の城北中学の正門近くにある。98年4月。※国際通りの安里に支店が出来た模様。


  • てぃしらじそば(首里)
    沖縄県那覇市首里汀良町1-1/090-7989-0257/11.30〜15/月休
    沖縄そば。沖縄そばを愛するあまり11年間のサラリーマン生活にピリオドを打って沖縄そば屋を始めた知名定健さんの店。脱サラして店を開くまでの様子はブログにもなっている。
    その沖縄そばもとても丁寧で心温まるもの。最近若手を中心に増えてきた「昔ながらの手作り沖縄そば」系。超薄味のスープで「淡すい」のそれよりもあっさり。でも食べ終わる頃には後ろ髪引かれる味になる。麺は少し茶色っぽく、縮れが強いもの。おいしい。全体にとてもいい沖縄そばだが、敢えて言えば麺にもう少しコシがあった方がいいかな。茹で時間の問題だろうか。でもまた定期的に来てみたい店。あ、ジューシー(炊込みご飯)もとってもうまかった。沖縄そば500円。ジューシー100円。コーヒーはセルフで飲み放題。よくやっていけるなぁ。カフェのような店内はちょっとレトロな雰囲気。どこか温かい手作り感がある居心地よい空間である。店名の「てぃしらじ」とは店がある町の旧地名で「汀志良次」と書くそうだ。ちなみに現在は略されて「汀良(てら)町」。08年1月。


  • しむじょう(首里)
    沖縄県那覇市首里末吉町2-124-1/098-884-1933/11.30〜15/水休
    沖縄そば。築150年の石垣や樹齢100年の木などに囲まれた古民家で営業している店だが、古い店ではなく、営業しはじめたのはここ数年。店名は屋敷の屋号から取ったらしい。なによりもその雰囲気が素晴らしい。よく手入れされた古民家の座敷に座って食べていると時間を忘れる。庭にもテーブルがあり、高台にあるので景色がいい。蚊の季節はちょっと厳しいが冬なんかはこのテーブルが一等席かもしれない。
    三枚肉そば(沖縄そば)が大700円、中620円。ソーキそばが800円。ダシは豚骨ベースにかつお節を加えたもので、かなり濃いめ。最近の「ヌーボーすば」はあっさりめのダシが多いので意外(なぜかここもそういう店だと思い込んでいた)。この濃さは1990年代の沖縄そばっぽい。コーレーグースを入れてちょうどよい感じになったが、ボクには少し濃すぎた感じ。麺は細麺で長いもの。濃いダシには合っている。まだまだ洗練はされていないが、沖縄そばを志してから日も浅いそうなので(紹介に書いてあった)これから進化していくのだろう。ゆし豆腐定食(800円)や、そばとジューシー、ジーマミーなどを合わせたセットメニュー(950円)もある。古民家でくつろぐにはとてもいい店。09年5月。


浦添・宜野湾周辺

  • ひかり食堂(浦添)
    沖縄県浦添市屋富祖549/098-877-3313/11〜21/木休/700円〜
    てびち料理。58号を那覇から北上すると屋富祖交差点の右側に沿ってあるのだが、入るのをためらわれるほどティープな雰囲気。だけど思い切って入って食べた瞬間、そこには天国が待っている。ここの足てびちは絶品だ(ちなみに「てびち」とは「煮込み」のこと。沖縄人でも「てびち=豚足」と思っている人が多いが、豚足は本来は「足てびち」となる。この店は「てびち=豚足」として表記しているようだ)。甘辛く煮付けた「てびち煮付け」も、あっさり汁で煮込んだ「てびち汁」もどちらもめちゃうまい。出来れば複数で行って両方とりたい。他の店に比べて、柔らかすぎず、ゼラチンっぽすぎず、香りも豊かで余韻も深い。てびちの香りが鼻腔を駆け上がってくるのだ。てびち汁にはパクチョイという中国野菜とコンブが入っていて、ダシも実にうまい。てびちの煮付けもゼラチンがとろけてたまらん。他にもいろいろメニューがあるので、他のメニューも食べてみたくなる。99年4月。


  • A&W(浦添)
    沖縄県浦添市牧港4-9-1/098-876-6081/24時間営業/無休/300円〜
    県内に16店舗あるハンバーガーチェーン店。本土復帰前からずっとある。特にここの牧港店は巨大。A&Wの底力を見せつけられる。なんといっても名物はルートビア。ドクターペッパーによく似た独特味の炭酸飲料でもちろんアルコール分は入っていない。おかわり自由だったりする。それとカーリーフライとチーズバーガーででだらだら休む。毛穴が開いていく独特な感じ。99年3月。

  • ゆーじ小(浦添)
    沖縄県浦添市内間5-8-6/098-879-4733/11〜売り切れまで/日月休/500円〜
    沖縄そば。伝統の打ち方にこだわりぬいた店。で、木灰を使った手打ちすば。ダシは鰹ととんこつだが鰹の風味がかなり強い。麺はきしめんクラスの太麺で太さはまちまち。独特のコシで粘ると言うことをしない。ホニっと歯にぶつかってぷつっと切れる。2回行ったが、2回目はかなりやわらかかった。でも伝統の沖縄そばを食べたい人はぜひ。めっちゃわかりにくいところにあるから注意。那覇から58号を北上、安謝川の北沿いを東へ。川沿いのサン食品ビルの真ん前の道を左折すると右側にある。麺がなくなったらクローズするので早めに。99年3月。
    閉店。跡に居抜きで「ぐーし小」という沖縄そば屋ができた。「ゆーじ小」の味を引き継いでいるらしい。未訪。


  • 公園前(浦添)
    沖縄県浦添市内間5-10-6/098-/11〜14/17〜22/日休/500円〜
    沖縄そば。「ゆーじ小」の近くのサン食品の東側公園横。「手打ち」という看板に惹かれて入ったが、ごく一般的な店であった。細目でちぢれがあって黄色い麺。カンスイと卵を使用している感じ。麺の香りはラーメンみたい。ダシはとんこつが強めで濁り系。化学調味料はあまり感じなかった。帰りに聞いたら工場で作っているとか。看板の「手打ちそば」はなんなんだ? まずくはないんだけど。99年4月。


  • てだこ(浦添)
    沖縄県浦添市仲間1518-2/098-875-5952/11〜20/月休/500円〜
    沖縄そば。手打ちの店。カンスイ使用。麺が黒っぽいのはそういう黒い小麦粉なのだそうだ。製粉が荒いものを使用しているのかな。縮れの強い平麺だが、なんだかツルツルしすぎていてまるで沖縄そばのイメージはない。太めのラーメンって感じ。なんだか「ありゃりゃここまできちゃったか沖縄そばよ」って思う感じ。そろそろ沖縄そばをちゃんと定義して守っておかないとめちゃくちゃになるのでは? 味的にはそれなりにおいしいのだが、複雑な思いで食べ終わった。99年3月。


  • てんぷす(浦添)
    沖縄県浦添市前田1531-8/090-7585-7218/11〜20/月休/500円〜
    沖縄そば。スープをとんこつダシとかつおダシで選べるのがユニーク。どっちか迷うが、とんこつはラーメンっぽい。かつおの方があっさりしておいしいと思う。丁寧に丁寧に作られたすばは印象に強く残るタイプではないが、ちゃんとおいしい。量は多めなので「中」で充分か。セットでついてくるじゅーしーがうまい。接客はとても丁寧。06年6月。


  • 島唄(宜野湾)
    沖縄県宜野湾市真志喜2-1-1/098-890-0757/20〜24/月休/2000円〜
    ライブハウス。ネーネーズがハウスバンドな店で、21:00、22:10、23:20の3回入れ換えなしでライブがある。簡単な食事と泡盛があるが、なによりのご馳走はネーネーズの島唄。那覇からタクシーで20分ほどかかるが行く価値大あり。週末はネーネーズがいることが多いが週の頭は不確定。電話して確かめてみてください。なお夏は混むので予約必要かも。98年4月。



本島中部(北谷・嘉手納・コザ・恩納・金武ほか)


  • 浜屋そば(北谷)
    沖縄県北谷町宮城2-99/098-936-5929/9〜21.30/正月・盆休/500円〜
    沖縄そば。どんどん開発が進んでいる北谷(ちゃたん)の北の方にあるそば屋。現地駐在の会社員が「いろいろ食べたけどここが一番うまい気がする」と教えてくれた。ダイビングスポットにほど近いので、夏はダイバーが集まるらしい。すごくさっぱりしたそばで、うまい。麺はちぢれが強く細目。ホニッときてプツッと切れる。沖縄そば独特の感触が味わえるだろう。ゆし豆腐そばとかオススメ。那覇から58号を北上すること30分くらいかな。ここはてびちもうまい。99年3月。


  • 海が見えるそば家(嘉手納)
    沖縄県嘉手納町水釜6-25-13/098-956-0940/11〜18/月休/400円〜
    沖縄そば。確かに海が見える。堤防越しではあるのですごくキレイとは言えないが、とりあえず海を見ながらおいしいそばが食べられるので、シチュエーションとしてはとてもいい。スープはあっさり味だがちゃんと深みがあってなかなかうまい。かつおが効いている。コクもありバランスがいい。三枚肉もいい感じで煮込んである。麺は細め。もう少し麺にも力を入れて欲しいかも。生姜を載せて食べるとちょうどよい感じ。店名はトリッキーだがとても基本に忠実な感じでよい。06年6月。


  • 宮古そば愛(コザ)
    沖縄県沖縄市上地301/098-933-9375/11〜29/日休/550円〜
    沖縄そば。宮古そば。かつおダシが濃厚。ちょっと細目のそばは縮れもあってラーメン系。うまい。聞けば手打ちだとか。ちょっと化学調味料が舌に残るのが残念だが、全体にはなかなか。コザの中の町という社交街(沖縄特有の呼び方。いわゆる飲屋街)の中にある。胡屋交差点から330号を南へ行きモスバーガーの次を右。2つ目の角を左。4ブロック目。99年3月。


  • しまぶく(コザ)
    沖縄県沖縄市山里郵便局前/098-932-0445/11〜17/月休/500円〜
    沖縄そば。出来立てのそばからは濃ーい鰹の香り。かなり鰹を使っているようだ。麺は宮古そばに劣らないくらい細いがなかなかコシがあり、口の中で直線に戻ろう戻ろうとする。なかなかうまい。直線的なボソボソ日本蕎麦を食べている感じだ。店内に宮城製麺所という「千客万来」の額がかかっているからたぶんここから仕入れているのだろう。わりとお腹が一杯の時に行ったがつるっと食べられた。昔からの伝統店のひとつで、娘さんが店を継いだらしい。昔の方がおいしかったという記述をよく見るが、でもまぁおいしいと思うな。この辺だったらココに行くと思う。99年3月。


  • だるま(コザ)
    沖縄県沖縄市山里2-13-20/098-932-8840/11〜21/水休/500円〜
    沖縄そば。「しまぶく」の近くの店で大きなだるまの絵の給水塔が目印。わりと普通の麺で味も普通かな。具にフーチバ(よもぎ)が乗っているのが特徴。ただ麺やスープがフーチバに負けてしまって味が消えてしまうのが難。99年3月。


  • アワセそば(コザ)
    沖縄県沖縄市高原660/098-937-8762/10〜20.30/無休/550円〜
    沖縄そば。コザの有名店だけあって広い店内。200人くらい入るのでは? 麺はまるで黄色いきしめん。歯でしごくように噛むとキュルキュルと切れる。独特。卵も入れているのかなぁ…。すぐ近くに製麺所があって自家製麺には違いないのだろうがボクにはそんなに合わなかった。ダシはトンコツのえぐみが少し出ている。あ、自家製漬物はおいしい。99年3月。


  • 麺処幸(コザ)
    沖縄県沖縄市泡瀬1683/098-938-8096/10〜18/日休/600円〜
    沖縄そば。泡瀬漁港の中に臆せずクルマでずぅっと入っていくと一番奥の方にある。ココの麺は「しっきり麺」と言ってナマコを麺に練りこんである独特な物。沖縄そばというよりは地元創作の珍味みたいな感じ。モチモチしている独特の食感。わりと好きだけど、沖縄そばとは言えないのかもしれない。99年3月。


  • 恩納そば(恩納)
    沖縄県恩納村冨着1469-1/098-965-4840/11〜22/500円〜
    沖縄そば。民芸調の店内はちょっと東南アジアっぽくて面白いがそば自体はそんなに印象に残らない味だった。ほとんどラーメン的。濁ったダシはとんこつが強め。麺は細め。このあたりのリゾートホテルに来たのなら寄ってもいい。観光客相手っぽい感じ。99年3月。


  • なかむらそば(恩納)
    沖縄県恩納村瀬良垣1669-1/098-966-8005/10〜15(火〜金)/10〜20(土日祝)/月休/450円〜
    沖縄そば。自家製麺と大きくうたっている店で、万座ビーチの絶景を見ながらまぁまぁの沖縄そばが食べられる。縮れが強い麺&鰹だしがよく利いていてわりと好き。恩納あたりのリゾートに泊まったならここが一番まともそうである。99年3月。


  • パーラー千里(金武)
    沖縄県金武町字金武4-2-55/16〜27/500円〜
    タコライス。タコライスの発祥の店、らしい。「キングタコス」というチェーン店と同じ経営らしいが、発祥の地だけあって雰囲気抜群。え? タコライス? ええと、タコスの具をライスの上にのせたもので、沖縄のオリジナル。これが予想を超えてうまいのだ。ジャンク系が好きな人は必ずはまる。というかものすごく巨大山盛りで登場する。お皿からこぼれ落ちるくらい。その形状だけでもインパクトある。んでもって周囲や店内の雰囲気もインパクトある。基地近く。演歌がかかる店内。赤いビニール椅子。店外には柄の悪そうなアメリカ海兵隊がたむろしていて、なんとも異様な雰囲気。そのうえメニューは$で書いてある。この雰囲気だけでも行く価値はある。おばちゃんたちの働きぶりもなんだかおもしろい。夜しかやっていないが、夜の雰囲気が最高。いや最高というか、とってもディープで危険な香り。かなり街は怖いので注意。金武の海兵隊基地の第一ゲート向かいの路地を入ってすぐの左側。99年4月。


  • カナ(北中城)
    沖縄県北中城村字屋宜原515-5/098-930-3792/11.30〜15/17.30〜22/日祝休/3000円〜
    イラブー料理。琉球料理もそれなりに揃っているがなによりもウミヘビ(イラブー)料理で有名な店。沖縄では高級料理であるイラブー汁は独特のコクがあり滋味あふれる旨さで絶品。これにフーチバジューシーやらジーマミ豆腐やらうからいりちーやらがついたセットが3500円。めちゃうまい。イラブー汁はもちろんだがフーチバジューシーやうからいりちーもとてもいい。
    以前は那覇市久米にあったのだが(普通の家っぽくてこれはこれでいい雰囲気だった)、2001年に北中城へ移転。那覇から車で3〜40分のところに引っ込んでしまった。訪ねていったが絶品さは変わらず。やっぱりうまい。とくにイラブー汁は相変わらず沖縄一だと思う。商売する気ないんだろうなぁと思われるような立地なのだが、不思議と客は入っている。どうも病気がちで弱気になっているみたいで、いつまで営業してくれるか不安になる。330号線を北上。普天間市を越えて高速道路の下を斜めに右折。しばらく行くと右手に床屋があるのでそこを右折。しばらく行くと看板あり。98年4月。99年4月。03年1月。再訪多数。



本島北部(名護・本部・今帰仁ほか)


  • おかめ(名護)
    沖縄県名護市大東1-2-19/0980-52-4920/17.30〜23/日休
    琉球料理。正式店名は「ほろよい酒と家庭料理 おかめ」である。店は古い居酒屋風。店内にはいると木がふんだんに使われている茶色い空間。なんだか懐かしい昭和の居酒屋に来たような感覚。L字のカウンターと奥に半個室。古い店っぽいが清潔で掃除が行き届いている。オヤジが似合う店だし、実際地元のオヤジたちが溜まっているが、観光客でもすぐ馴染める雰囲気がここにはある。カウンター上にはずらりと沖縄家庭料理の大皿が並んでいる。これ、見ているだけで楽しいかも。ちゃんぷるー系からひらやーちー、島豆腐、ちょっとしたお総菜まで。カウンター内には(ボクが行ったときには)可愛く丁寧親切なねぇねぇがふたり。とても感じがいい人たちで食が進んだ。特にひとり旅のときなんかにいいのではないかな。男ひとりでも馴染める店である。名護の「ひんぷんガジュマル」のすぐ近く。川沿い。オクマ店(JALプライベートリゾートオクマ内/0980-41-2222)もある。09年4月。


  • おBAR(名護)
    沖縄県名護市大東2-8-6/0980-52-2688/17〜23/不定休
    琉球料理。店名はもちろん「おばぁ」から来ている。BARではなく居酒屋風(カウンターをBAR風にも使える)。ちょっと沖縄の人っぽくないハキハキした奥さん(店主?=おばぁ?)が元気でよい。料理はいろいろ揃っているが、伝統的なものと創作系と両方ある。島豚の蒸籠蒸しがおいしかった。蒸籠蒸しって肉をおいしく食べるトップクラスの食べ方だ。豚の香り高く、なかなかの美味。そのあと、そのまましゃぶしゃぶに。沖縄の地の野菜をふんだんに使っていてこれまた美味。ナーベラーとゴーヤーはちょっと臭みが強かった。なんでだろう。よく冷えたオリオンの生がおいしいのは工場が至近なことと無関係ではないだろう。うまいうまい。泡盛は伊是名の古酒がよかった。ただ泡盛はもっと種類があってもいい。日本ハムファイターズがキャンプのときによく使う店だと聞いた。他に喜瀬店(名護市喜瀬184-1/0980-54-5773)もある。09年4月。


  • 創食家 縁(名護)
    沖縄県名護市東江5-19-15/0980-54-5655/11.30〜14.30/17〜25/無休
    琉球料理。名護の海沿いにあり、白い漆喰の外観はリゾートっぽく、店内は黒を基調とした落ち着いたイマっぽい雰囲気。オープンエアのテラス席もあり、夕陽の時間なんてかなりキレイなのではないかな。
    居酒屋メニューや洋食メニューもあり、観光客相手のなんでもありの店かとイヤな予感がしたがいい方に裏切られた。どの料理もなかなか美味しくよく出来ている。何よりもボクの大好きな我那覇畜産の「やんばる島豚」をたくさん扱っているのがうれしい。しゃぶしゃぶや生姜焼き、ウインナーなど、どれもこれも島豚の香りが強く実においしい(香り的にはやはりしゃぶしゃぶが一番うまい。是非!)。アカジンミーバイなど、刺身もまぁまぁ良かった。グルクンの唐揚げは身を分けて出されたがそれはちょっと余計っぽいかな。ムーチーグァ(のこぎりたい)のマース煮は実にうまし。料理はこのようにそれぞれちゃんとしたレベル。観光客にも違和感ないだろう(地元っぽくはないが)。古酒は忠孝ほか、品揃えはそれほどでもないが、美味しいところを選んである。名護にある「たけちゃん」という居酒屋の系列店らしい。「縁は」他に十字路店(名護市大中1-4-4/1981-52-4567)もある。09年4月。


  • 朝日レストラン(名護)
    沖縄県名護市字為又1219-215/0980-52-4251/12〜21/木休/1900円〜
    ステーキの沖縄、名護にあり。(←このキャッチがぐるなびとかでも使われていますが、ボクのオリジナルです。念のため) 穴場的ステーキの名店。那覇にいくつかある有名店は、もう内地に比べて「安い、うまい」と言えなくなってきているが(内地が追いついた)、ここの鉄板焼き的ステーキは特徴がはっきりしていてなかなか良い。特徴は「やわらかさ」。とにかく柔らかいのだ。めちゃくちゃ柔らかい。USビーフらしいのだが、どうやら筋を一本一本ピンセットで抜くという作業をやっているらしく、まったく歯に当たってこない。香りも高くてなかなかいい。実はやわらかい肉はそんなに好きではなく、歯応えがあるレッドミートが好みなのだが、ここまで特徴づけられるとこれはこれで印象的。名護で春のキャンプをする日本ハムやらの色紙だらけの店内。でも野球選手にも人気があるのはよくわかる。99年3月。
    ※以前は名護市大東にあった。住宅街の中にあり独特の雰囲気で良かったのだが、現在は上記住所に移転。ちょっとチェーン店風の外観になった。


  • 宮里そば(名護)
    沖縄県名護市宮里1-27-2/0980-54-1444/9〜21/正月・旧盆休/500円〜
    沖縄そば。名護の人気店。アメリカの田舎のドライブイン的店内はあっさりしているが、そば自体もかなりあっさり。平たくてストレートな麺。鰹がきいていてとてもうまい。結んだ昆布が入っていてこれもおいしい。暑い日にこういうあっさり味をハフハフ食べたら気持ちがいいだろうな。名護周辺ではやっぱりこの店を選ぶことが多い。99年3月。


  • 新山食堂(名護)
    沖縄県名護市名護345/0980-53-3354/9〜21/正月休/400円〜
    沖縄そば。名護の有名店。きしめんのように太い麺は名護の製麺所に特注しているらしい。だいたい大人の小指の爪幅くらいある麺は黄色くてムニムニしている。が、味はどうかと聞かれたら、そんなに印象に残っていない。あまり相性よくないかも。名護十字路から来て名護のヒンプンガジュマルを左。2つ目の細道を左にはいると看板が見えてくる。99年3月。


  • 我部祖河食堂(名護)
    沖縄県名護市我部祖河177/0980-52-2888
    沖縄そば。沖縄本島北部の名護市近く、本部半島の国道505号線と58号線を結ぶ抜け道にある。ここは沖縄そばの代名詞となった「ソーキそば」発祥の食堂だ。ソーキとはいわゆるスペアリブ。それを入れたそばをココが初めて作ったらしい(自称)。普通の焼き飯や焼そばもあるが、ここは元祖「ソーキそば」を。ちょっとしつこくて胸焼けするが、こんな田舎から全国に広まった感慨は味わえる。チャンプルーやテビチもうまい。名護店、浦添店、西原店などチェーン展開中らしい。98年4月。


  • やちむん喫茶 シーサー園(本部)
    沖縄県国頭郡本部町伊豆見1439/0980-47-2160/11〜19/月休
    カフェ。沖縄に隠れ家カフェを流行させた元祖な一軒。 やちむんとは「焼き物」のこと。シーサーや食器のやちむんがいっぱい展示してあるから「やちむん喫茶」なのである。一階は、客席もあるギャラリー。でもオススメは二階だ。急な階段を上ると緑が目に飛び込む。座敷席と縁側席があるが、屋根の上のシーサー越しに緑や風を感じられる縁側席が特に落ち着く。客がいないときなど、寝ころんで何時間も粘れる感じ。コーヒー以外にはヒラヤーチーや黒糖ぜんざいなどもある。店内や庭を歩き回って楽しむのもいい。ここより後発でもっと凝ったカフェはいろいろ出来たが、ここの雰囲気は捨てがたい。02年3月。


  • 花人逢(本部)
    沖縄県国頭郡本部町山里1153-2/0980-47-5537/12〜19/火水休/ピザ1000円〜
    カフェ。「かじんほう」と読む。とにかく景色のいい隠れ家カフェとして有名。沖縄古民家をそのままお店にし、和の調度品や古伊万里の器などがそこに気持ちよくなじんでとても雰囲気がいい。庭先のテーブルからの景色は絶景で、本部の海に浮かぶ瀬底島や伊江島がきれいに望める。特に夕陽は特筆もの。沖縄一とも言われているここからの夕陽を見られたら、きっと旅の想い出に色濃く残ることだろう。ただし、カフェ特集や全国放送で取り上げられ、いまでは常にすごい行列。夕陽の時間には1時間待ちも覚悟したい。わかりにくい場所にあるのだが(クルマで行かないと無理)、みんな探してくるようだ。本部半島周辺の隠れ家カフェブームの火付け役でもある。
    ピザ喫茶と名乗っているだけあって、メニューはピザとサラダがメイン。ピザは小と中があるが中は巨大なので小で充分。サラダも巨大なので、ふたりでピザ小とサラダをひとつずつ頼むのでも充分かもしれない。生ビールもちゃんとある。晴れた日に庭で飲むと最高だ。場所は、名護から車で来たとして、本部大橋を渡って突き当たりを左折。すぐに本部リゾートホテルがあるので向かいの坂を上がる。しばらく行くと右手に看板があるのでそこを右折。しばらく行くとまた看板が出ているので、そこを左折。ずんずん行くとクルマがいっぱい止まっているのでわかる。03年2月。


  • 古美庵(本部)
    沖縄県本部町字山里1200-2/0980-47-4097/12〜19/火休/ピザ1000円
    カフェ。「花人逢」が行列で30分以上待ちだったとき、あまりに暑いのでとにかく近くにカフェがないかと探した結果、「花人逢」のさらに奥の路傍に小さな看板を見つけてここに入った。ギャラリーと書いてあるがカフェである。ギャラリーと書いてある訳は店内に入ればわかる。生活骨重品から伊万里・古琉球・絵画などが所狭しと置かれ、独特の雰囲気を醸し出しているのだ。混んでいる「花人逢」から来ると別天地。非常にすいている。畳の小上がりに座ってゆっくりすると時間を忘れる。奥にも離れがある他、庭にもあちこちにテーブルが置いてある。メニューはピザ、フーチバ・ジューシー(よもぎまぜごはん)、ソーミン・チャンプルー(そーめんのチャンプルー)などの食事とジュース類、ぜんざい、かき氷など。あ、ビールももちろんある。帰りにレジ横に置いてある地元野菜を購入したりも出来る。「花人逢」まで行けば看板が出ているのでたどり着けるだろう。眺望はないが、森の中の静かなカフェでゆっくりしたいならおすすめ。03年1月。


  • 夢の舎(本部)
    沖縄県国頭郡本部町古島兼増原817/0980-48-4529/11〜17(売切閉店)/月休(祝日の場合営業)
    沖縄そば。「ゆめのや」と読む。築70年の古民家と緑たっぷりの庭を利用した手作り感溢れる店。緑溢れる庭と昔ながらの古民家。観光客はこれだけで夢見心地になること請け合いだ。
    ガジュマル木灰を100%使用してつないだ手打ち麺は縮れの強い生麺タイプ(茹で上げてそのまま出す。オイルをかけて冷まさない)。そういう意味では昔ながらの沖縄そばではなく、店が名乗っているように「純手打ち沖縄そば」である(昔ながらの沖縄そばは茹で上げた麺にオイルをかけて自然冷却する)。でも、ガジュマルを焼いてアクでつなぐというのは昔ながらのやり方。こういう手がかかる工程から始めている「ヌーボーすば」的な店は最近ぽつぽつと増えてきたが、そのうちの一店。
    ダシはかつお節が強く香るシンプルなもの(野菜が煮込んであるようだ)。あっさりしているが色は濃い目。縮れ麺とよく馴染み美味しい。基本の「三枚肉そば」(700円)もいいし、珍しい「アーサーそば」や「海ぶどうそば」もあるが、三枚肉とソーキが入った「お好みそば」がいいかも。これに「じゅーしー」を100円で付けるとお腹一杯になるだろう。セットにすると手作り島豆腐や豆乳、おからなども付く。じゅーしーを含めてどれもこれもやさしい自然な味。
    全体に味はちょっと濃いめ。もう少しあっさりして方が好みではある。完成度が高いタイプではないが、周りの雰囲気と相まってとっても印象的な店だ。平日は三十食、土日祝は五十食限定であるので、時間は早めに行った方がいいかもしれない。なお、辿り着くのが難しい。本部の町営体育館の斜向かいにグリーンパークホテル入り口があるので、そこを入り、そのままホテルを無視して直進。左側にカーブミラーがあるのでそれを右折。ゴルフ場の間を通ってずっと行くと忽然と現れる。09年4月。


  • 岸本食堂(本部)
    沖縄県本部町渡久地5/0980-47-2887/11〜17.30/水休/500円〜
    沖縄そば。灰汁を使った伝統の手打ちでは有名な店。昔はここか、首里の「さくら屋」、コザの「しまぶく」ぐらいでしか伝統の手打ちは食べられなかったらしい。小さな店で本島北部の本部町にこっそりある。厨房に顔をつっこんでそばを注文した時、灰の香りがプンとした。表に薪が重ねて置いてあるのもはったりではなく、薪を使って高温で茹で、その灰を使ってそばをつなぐ方式なのだ。麺は黄色く、ごわごわしている。意外とやわらかいのは出来立てだからか(出来てから油をまぶす方式だと時間が経てば経つほど堅めになる)。ダシはギトギトでクセになる系。とんこつが強い素朴な味だ。味が落ちたと多くの人が言うが、それもちょっとわかりつつ、でもこの料理法と雰囲気をこのまま守ってもらいたいとも思いつつ…。店内は小さくて趣はある。99年3月。


  • 山原そば(本部)
    沖縄県本部町字伊豆味70-1/0980-47-4552/11〜18/土休/500円〜
    沖縄そば。「やんばる」と読む。ヤンバルクイナのヤンバルですね。ここらへんの地域を指す言葉だ。本島北部の本部半島の山の中にある古い外観の店で、非常にディープな雰囲気は最高。で、出てくるそばもとてもいいのだ。工場製の麺らしいがわりとストレートな麺で、ダシとのバランスがただものではない。沖縄ではあまり見かけないタイプのこってり味で、味が濃いのが好きな人にはたまらないだろう。香り味ともにクセになりそう。まぁラーメン系ではあるのだが、壁に貼ってある一句「うまいそば ついぞ見つけた やんばる路」というのが実感としてわかる店だ。雰囲気と合わせ技で好きになる感じ。水族館とかに来るついでにここまで足を延ばすといいと思う。99年3月。


  • まんてん(今帰仁)
    沖縄県今帰仁村Aコープ横/0980-56-5757/12〜/火休/400円〜
    沖縄そば。まだ新しい手打ちの店だが、とてもいい。おばさん2人でやっていて注文してから時間がかかるのもいい。生麺でやっているのかもしれない。山原系平麺で歯ごたえはないが粘りがある。ねりっとしていてうまい。こういう麺は実は沖縄そばではあまりない。うどん系の粘り腰なのだ。普通のそばもいいが、よもぎを練り混んであるよもぎそばが秀逸。麺はつなぎにくいのか短くぶつぶつ切れるし縮れが強く幅も不揃いなのだが、全体に力がある麺である。だしもさらっとした中にコクがあってちょうどいい。まだどこの本にも雑誌にも載っていない穴場(99年現在)。本部半島の今帰仁(なきじん)村村役場近くのAコープを探してください。99年3月。


  • ファームハウス(今帰仁)
    沖縄県国頭郡今帰仁村字諸志1993/0980-56-2148
    カフェ。以前はペンションをやっていて、野草料理を売りにしていた。伊藝夫妻がふたりで経営している小さなペンションで、近くで取れる地の野菜や薬草、野草を使用した食事はなかなかおいしかった。また、野草を泡盛に漬け込んだハーブ酒も飲める。ある春の夜のメニューは、取り立てトマト、ツワブキのお浸し、紅花の胡麻和え、うっちんご飯、セリの味噌汁、キスのフライ、露地物のビワ。で、シークァーサーの実を漬けた酒やフーチバ酒、イヌビワ酒、タンカンの花の酒、ウッチン酒などをしこたま飲んだ。いいペンションだったなぁ…。
    現在はカフェのみの営業のよう。野草料理やハーブ酒はいただけるようである。99年3月。




本島南部(糸満・与那原・佐敷・知念ほか)


  • 淡すい(糸満)
    沖縄県糸満市武富603-2/098-992-1302/11〜16/水休/450円〜
    沖縄そば。雑味が全くないそば。こんなキレイな味のそばは食べた事がない。後々まで口がスッキリする。「君子の交わり、淡きこと水の如し」の淡水が店名の由来なのだが、この店のスープはまさに「淡い」のである。ここまで淡い味のスープは沖縄では初めて食べた。そしてバランスが絶妙。クセになる味。麺は典型的沖縄そばで食感は抜群。三枚肉も実にあっさりつくってあり、脂っこさが口に残らない。すばのひとつの完成形だろう。糸満市の山の中にポツンとあるプレハブで営業している秘境の店。那覇からレンタカーで20分強。BGMはクラシック。
    ちなみに、テーブルの上に以下のような書き物が置いてある。「1. 陶器:当店オリジナル遠赤外線シリカ波動セラミックを使用。2. 水:全てパイウオター水を使用。3. 調味料:化学調味料を使用せず、天然だしを使用。4. 食肉類:特殊波動塩でアク抜きをします。5. 米:宮崎県、EM自然減農薬栽培、秋田県大潟村限定有機米採用。6. お茶:すぐれた抗酸化とミネラルたっぷりの発酵仕上げ天然野草茶、及び、薬草ブレンド茶湯を使用。7. 食器の洗剤:健康、環境にやさしい天然洗剤を使用」。ちょっと凝りすぎな気もするが、こういうところも従来の沖縄そば店にはなかったこと。沖縄そばの変化を感じる一店。06年3月。


  • 丸三冷し物店(糸満)
    沖縄県糸満市糸満962-29/098-995-0418/11〜20/日休/170円〜
    沖縄ではかき氷やジュースなどの冷たい食べ物を「冷し物」と言う。冷し物一切、なんて看板が出ていたりするとそういうのをいっぱい置いている店、みたいなことだ。ここは糸満ロータリーから糸満市場へ向かう道の左側にあるかき氷屋さん(沖縄ではかき氷のことを「ぜんざい」と呼ぶ。正確に言うと金時豆にかき氷がかかったもののことだけど)で、なんと52種類のかき氷がある。名物は「白熊」330円で、練乳のかき氷の底の方にあづきと白玉。高さは30センチ近くあり巨大なのだ。おもしろい。で、暑い日なんかにはとっても助かる。99年4月。


  • 与那原屋(与那原)
    沖縄県与那原町1040/098-945-8958/11〜22/無休/700円〜
    沖縄そば。こってりとあっさりを選べるシステムが沖縄では珍しい。こってりを頼んでみたが、とんこつ風味が強くまるでとんこつラーメンだった。麺は縮れていて細め。コシもしっかりあるが、それもラーメンのそれだ。メニューも具の違いでやまほどある。そこもラーメンちっく。うーん…。99年3月。


  • 安珍(与那原)
    沖縄県与那原町1761/098-945-1913/11.30〜19/月・第4日休/700円〜
    沖縄そば。とにかく「昔ながらのすばを再現したい」と、手間暇かかる作業を丁寧に丁寧にこなして美味しいすばを提供してくれる店。まずは「がじゅまるの木」を庭で燃して木灰をとり、そこから灰汁を作って小麦粉のつなぎにする、という面倒な作業を現代に再現している。で、本来ならここで茹で上がった麺を自然冷却するという荒技に出るのが伝統の沖縄そばの作り方なのだが、この店では茹で立ての状態で提供してくれる。昔は一食一食こうやって出していた、とのこと。「てんtoてん」でも茹で立てを出してくれるが、その店と双璧な麺。ちぢれ麺がむっちりプリプリで、うまい…。すべて手作り & 化学調味料などの添加物ゼロ。ソーキや三枚肉もとってもヘルシーなあっさり味。スープは滋味あふれ、ダシが舌の細胞に染み渡る。すばらしい。
    店自体も手作り。靴を脱いであがるのだが、まさに自宅。清潔で掃除が行き届き、そこここに店主の奥さんの気遣いが感じられる。庭があってそこにもテーブルがあり、丹精した花々に囲まれて食べられる。そんなことやってるとしばらく帰りたくなくなる。昔からここに住んでいたような錯覚すら起こる。特に秀逸なのは奥さんのホスピタリティ。思わず話し込んでしまった。那覇からレンタカーで20〜30分ほど。与那原の住宅街にポツンとある。マジでわかりにくい場所。敢えて言えば、与那原小学校の真裏あたり。06年3月。


  • がじゅまるのそば(西原)
    沖縄県西原町徳佐田1番地/098-944-2707/11.30〜18/月休/500円〜
    沖縄そば。カレーそばが秀逸。普通カレーそばにするとスープはカレーギトギトになる。ダシで溶いたカレーで埋め尽くされる。この店のはそれがない。なんとスープは透明系。丁寧にダシをとって透明になった沖縄そばのダシに、薄めのカレースープがかかっている趣き。そのかかり具合が絶妙でとてもおいしい。こういうカレーそばは(日本蕎麦も含めて)珍しい。カレーは黄色の懐かしい味(色的には昔のボンカレーをもうちょい黄色くした感じ)。具はナーベラ(へちま)が中心で野菜がいろいろ入っている。で、沖縄そば特有のボソボソした麺とよく合うのである。近くにあったら通うかも。他にほね汁そばも名物。普通の沖縄そばもおいしい。店の前の大きながじゅまるの木が目印。それが店名になった。昔ながらにがじゅまるの木灰でそばをつないでいるというわけではないようだ。ちなみに那覇の名店「琉球料理乃山本彩香」の山本さんの娘さんとお孫さんがやっている店。06年3月。※現在(2010年)はもうカレーそばはやっていない模様。


  • ひらら(豊見城)
    沖縄県豊見城村高安567-1/098-850-4015/10〜18/水休/500円〜
    沖縄そば。宮古そば。この食堂の雰囲気はとってもいい。なんかNYCのハーレム方面にありそうな店作りで、その上とっても真っ当な宮古そばが食べられる。薄い鰹だしで超あっさり。麺は細くラーメンぽいが透明なだしが上品でラーメンみたいな胸焼けがまるでない。とんこつの脂を徹底的に掬うからだろう。ボクはここの宮古そばは好き。あ、それと、具に入っている宮古かまぼこはとってもクセになる味。99年3月。


  • あらぐしくすば(南風原)
    沖縄県島尻郡南風原町字喜屋武193/098-888-5535/11〜17/500円〜
    沖縄そば。手打ちの店。聞けば灰汁ではなくてカンスイでつなぐらしいが、ちょっとくすんだ黒っぽい麺は、滑らかな表面とボソボソな食感を併せ持ってなかなか力がある。縮れはまるでなくストレートな平麺。ちょっとダシとの馴染みが悪いかも。全体に固めでゴシゴシしているが、洗練はされていない。昔っぽい感じなのか…。那覇の南隣、南風原町役場から南に向かうとすぐの右側角にある。首里にあった「語れ小」が移ってきたらしい。99年4月。


  • 玉家(南城)
    沖縄県南城市大里字稲嶺57/098-946-8885/11.30〜16/月休/400円〜
    沖縄そば。人気がありいくつか支店も出来始めているようだ。透明感のあるあっさり味だが、深みもありおいしい。麺は細めだがコシもありなかなか良い。ソーキもいい。全体にインパクトは強くはないが、クセがなく、とても食べやすいすばである。06年6月。


  • 仲地山羊料理店(本島南部)
    沖縄県島尻郡具志頭村仲座132/098-998-2362/12〜22/第2、4月休/2000円
    平和祈念公園から331号線を東にち5分も行くと右側にある山羊料理店。ヤギは沖縄では大御馳走らしいが、なぜか内地では食べないよね。ボクも初体験。山羊の刺身、よもぎがたっぷり入った山羊汁、それに木曜だけのサービス品チーイリチー(内臓の煮込み)。「食べ慣れたらこんな美味しいものはないんだけどね」という店主の言葉に嘘はないと思うが、なにしろ臭い。臭いのは全く大丈夫なボクでさえこれにはまいった。動物園の家畜舎って独特の匂いがあるでしょ? 肉が全くあの香りなのだ。おしっこまで匂う。これはすごいインパクト。さっと湯通ししてある刺身はわりと食べやすい。山羊汁はよもぎで香りを消したつもりかもしれないがよもぎのえぐみが逆に出てしまってつらい。チーイリチーに至っては苦行に近かった。この店の味がどうのというのではなく、山羊自体がまだ慣れない。修行が足りないなぁ。98年4月。
    ※ここでの体験をキッカケに「沖縄やぎ地獄」(さとなお著/角川文庫)という本も書いた(笑)


  • 浜珍丁(佐敷)
    沖縄県島尻郡佐敷町字津波古375-2/098-947-2444/11〜23/日休/4000円
    居酒屋。店の前が港(馬天港)。すぐ近くにせり市場。お隣が佐敷漁協。と、魚を売りにする居酒屋としては抜群のロケーション。実際、魚の鮮度はかなりのもの。そしてそれらをちゃんとした腕で調理してくれる(沖縄の田舎ではこういう店が意外と少ない)。刺身各種(珍味シャコガイの刺身が実にうまかった)から伊勢エビを丸ごと使った雑炊(2500円)まで、普通のメニューでも充分楽しめるが、この店のもうひとつの売りが「イラブー料理」(2500円)。実に手が掛かるイラブー(ウミヘビ)料理をきちんと出す数少ない店のひとつなのである。イラブー料理について言えば北中城の店「カナ」の方が洗練はされているのだが、ここのは地元っぽい素朴な滋味があり、これはこれで捨てがたい。昔の味にはこっちの方が近いのかも。「イラブー汁が生臭い店あるでしょ。あれは材料をケチっているの。おいしい出汁を取るのに一回3000円近く原価がかかるから」と、明るくて親切な女将さん。そんなイラブー汁を一人前2500円で出してくれる(行く前に電話して確かめていくこと)。他に汁物も充実していてどれもうまい。奥さんも明るくて親切で楽しい。いい店なのだ。与那原から佐敷町役場に向かって走り、琉球銀行を越えて二つ目を左。佐敷漁協の横。03年1月。


  • 中本鮮魚店(奥武島)
    沖縄県島尻郡玉城村奥武島/40円〜
    買い食いになるが、ここの天ぷらはうまい。さかな、もずく、やさい、いもなどが一個40円からあって、それぞれ程良く甘くてお菓子みたいなのだ。新鮮な魚の天ぷらといも天が特におすすめ。もずくも珍しい。奥武島に渡ったところの角にある。グラスボートに乗った帰りにでもどうぞ。99年4月。


  • くぅんなとぅ(奥武島)
    沖縄県玉城村字志堅原460-2/098-949-1066/11〜19(12月〜3月)夏は夜の営業も/第2.4水休/500円〜
    沖縄そば。もずくを練りこんだもずくそばが名物。麺はちょっと黒ずんでいてもずくの点々が見える。ほとんどきしめんのような平たさで、食感はやわらかくなめらか。そばを取るとどれにも「もずくジューシー」と「もずくゼリー」「もずく」がつく。もずくジューシー(炊き込みご飯)はそばよりは美味。テラスがあるから良い景色を見ながらビール、という方がいいかも。ひめゆりより東にある奥武島に渡る橋の手前。99年4月。




宮古島


  • おふくろ亭(宮古島)
    沖縄県平良市字西里587-4/09807-2-0744/12〜23/不定休/2000円〜
    居酒屋。店の名刺に「味の個性化をめざす」とある。それがこの店の姿勢を物語っている。つまり、美味しいのだが没個性になりがちな郷土料理に、志高い料理人のひと味を足して給しようというもの。当たり前といえば当たり前だが、宮古島ではわりと貴重かも。ヤシガニ、ガサミなどの珍味はまぁいいとして、例えばアバサー汁。しょうがやシイタケ、苦菜が効いていてとてもうまかった。アーサの天ぷらもうまかったな。内地の、たとえば東京にあるような店の工夫と比べるとシンプルかもしれないが、宮古島では貴重でうれしい店のひとつ。01年5月。


  • おいシーサー(宮古島)
    沖縄県下地町与那覇149/09807-6-2435/完全予約制/1500円〜(宿泊は二食付き5000円)
    宮古料理。自家製の無農薬野菜を中心に宮古の昔からの料理を再現してくれる食堂。完全予約制。宮古特産の海ぶどうやあわびたけ、苦菜をはじめ、スヌイやらミミガーやらアロエやらゴーヤーやら油みそやら、いろんな素材をオリーブオイルで料理してくれる。運が良ければ土のり(雨が降ると古い土の上に綿のように現れる藻)も食べられる。ほのかな香りが珍しい逸品。豆腐(ゆし豆腐も)は海水をニガリとして使用する昔ながらの製法。とにかく宮古の郷土料理はここで食べればだいたいわかる感じなのだが(ヤシガニとかはなかったが)、なにしろ量が多いので注意。雰囲気は民宿なので超素朴。おばあとわいわい笑いながら食べる雰囲気を楽しむ店。
    宿泊もやっている。その場合の名前は「農家民宿津嘉山荘」。農家の暮らしを体験できる民宿。朝はゆし豆腐を一緒に作らせてもらったりも出来る。部屋は民宿にしてはかなり清潔。シティーホテル派にはきついかもだけど、朝のゆし豆腐体験などは是非やってみたいところ。01年5月。


  • 古謝本店(宮古島)
    沖縄県平良市西里165/09807-2-2139/10〜21/不定休/400円〜
    宮古そば。宮古島一番の老舗らしい。全般に宮古そばは魚や豚やなどいろんなダシを取るが、ここは魚ダシが強い感じ。麺は中細で典型的。が、まぁ普通の味かな。独特のそばもあって、ガンズゥ(健康長寿の意)そばは豆腐などが入ったもの。ウヤキ(金持ち)そばはソーキやラフテーが入ったもの。01年5月。


  • ガーデンレストラン シギラ(宮古島)
    沖縄県宮古郡上野村字新里70/09807-6-2147/11〜22/不定休/600円〜
    そば。手打ちそばの店である。とはいえ、イタリアン系のメニューや定食系、自家製デザートもいろいろある。そばはかなりうどんに近い感じであるが洗練されている。ダシはとんこつベースで鶏やかつおを混ぜた感じ。それなりにうまい。もずくを練り込んだもずくそばもあるが、宮古そばの方がうまく感じた。テラスの開放的雰囲気もいいし、宮古島南部を訪ねた際はどうぞ。01年5月。


  • 丸吉食堂(宮古島)
    沖縄県城辺町字砂川71/0263-36-3753/10.30〜18/不定休/350円〜
    宮古そば。ボクは宮古島で食べた中ではここが一番好きだった。具が麺の下に入っているという宮古島固有のスタイル(いまではこのスタイルもめったにない)。細目の麺は沖縄そば独特の食感。とんこつ系のスープ。そこにプーンとにんにくの香りが漂い、それがここのそばを特徴づけている。こういう味なら紅生姜が欲しくなるなぁ。麺とスープと具のバランスがとてもよくめちゃうまい! 化学調味料が少し舌に残るがそれも味のうち。元気で明るいおばあがこれまたとてもいい。県道390号沿い。ドイツ文化村への交差点より東。01年5月。


  • 金吾(宮古島)
    沖縄県平良市西里1876-13/09807-3-0620/10〜22/月休/700円〜
    大衆食堂。昼の定食類豊富。どれも安心できる味でレベルはなかなか。地元客が多く人気のある店だ。イカスミを使った「長寿そば」は肉と野菜がたっぷり入りコクがあってうまい。イカスミの効き方がちょうど良い。化学調味料も少ない感じ。宮古そばもいいが、やっぱり長寿そばがおすすめかも。地元の人はなにやら丼(巨大)を食べてる人が多かったが…。あ、それと、この店にはウォシュレットつきのトイレがある。これは宮古島では貴重かも。県道78号沿い。01年5月。


  • すむばり(宮古島)
    沖縄県平良市狩俣786-4/09807-2-5813/10〜19/無休/700円〜
    大衆食堂。宮古島北部はあまり店がないから、外食するならここで決まりかも。まぁ普通っぽい食堂だが、タコが名物らしく、甘辛くそして柔らかく煮たタコを炒めたタコ炒めを使った料理が多い。すむばりそばはタコ炒めとあさりなどが入った具だくさんな宮古そば。ちょっと長崎チャンポン風な風貌をしている。もずくもついていてなかなかうまいのだが、オススメは実はタコ丼(小そば付き)。親子丼風タコ丼で、タコと野菜を卵でとじている。くせになる味だ。「すむばり」とは昔のこの辺の地名だとか。01年5月。


  • ポートメリアン(宮古島)
    沖縄県平良市字下里1657-128 宮古空港2F/09807-5-4737/500円
    宮古そば。新装した宮古空港2階にいくつかあるレストランの一番奥にある。店内の水槽に熱帯魚が泳いでいて、子供は喜ぶかも。ま、普通の空港レストランなので期待せずに入ってみたら、これが意外とうまかった。典型的な宮古そばで、凝っても手を抜いてもいないが、そこがまたいい。ふつーの宮古そばをさっと食べてみたい向きにはいいかも。02年4月。




石垣島


  • やまもと(石垣島)
    沖縄県石垣市美崎町11-5/0980-83-5641/17〜22.30/水休/4000円〜
    焼き肉。めちゃうまい石垣牛が食べられる焼き肉の名店。特にオススメは上カルビ。柔らかく香りも良く口の中でとろける味。東京や大阪の名店に勝るとも劣らない味。二番目にオススメなのはハラミ。肉の質がもろに出て、めちゃうまいのだ。名物の焼きしゃぶ(ロース)もなかなかいいし、ネギタンやミノもよい。タンを煮込んだニコタンも絶品。生レバーも絶品らしいが、金曜のみらしい。残念。〆はどんぐり粉を使用した冷麺で。コシが強く歯ごたえ十分。石垣牛の卸しの人と話をしたことがあるが、この店の仕入れをとっても褒めていたので肉質が全体にずばぬけているのだろう。01年7月。02年4月。05年10月。再訪多数。
    ※この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項により詳しく書いています。


  • すみろまん(石垣島)
    沖縄県石垣市美崎町12-1/09808-8-6807/2000円
    焼き肉。最近出来たばかりの店で、石垣島にないタイプのお洒落焼き肉店。島民や都会派観光客には喜ばれるかもしれない。すみろまん、というだけあって、炭火使用。ただ、歩いてすぐのところに絶品の焼き肉をだす大御所「やまもと」があるので、味を比べてしまうとちょっとつらいかも。値段的にも味的にもメニュー的にも負けてしまうなぁ。石垣牛の香草焼きはうまかった。02年4月。※閉店


  • ボサノバ(石垣島)
    沖縄県石垣市美崎町8-4/09808-2-3635/11.30〜19/日休/700円〜
    八重山そば。離島桟橋わきの市役所通りの「HOT SPA」の角を入ると大田民芸という店がある。その店内奥にあるユニークな立地の店。白壁に赤いテーブル、小物はアジア風というインテリアもユニークで、落ち着けるというか落ち着けないというか…。ボサノバそばは具沢山でソーキやてびちが入っている。全体にあっさりしている味なのだが、店のインパクトはかなり強い。スパイスが独特だった気がする。なぜボサノバそばというか、は、聞きそびれてしまった。01年7月。


  • まーさん道(石垣島)
    沖縄県石垣市美崎町3番地/09808-3-4050
    八重山そば。非常にあっさり味の八重山そば。もともとこのくらいあっさりしたのが八重山そばの基本なのだろうなと思わせる味。実に典型的な印象で、丁寧にしっかり作ってある。ソーキもうまい。基本的にそば中心で他の料理は少ないが、メニューは少しずつ増えているようだ。「まーさんどー」というのは琉球言葉で「おいしい」という意味らしい。そこに道をかけて「まーさん道」というだけあって、ちょっと求道的な匂いがする店。壁は一面、客の名刺で埋まっている。02年4月。


  • 炭火焼肉 たけさん亭(石垣島)
    沖縄県石垣市浜崎町2-2-4/0980-88-0704/11.30〜14.30/17〜23/無休/4000円〜
    焼き肉。JA公認の石垣牛を出している店。繁華街からは少しはずれたところで営業しているが、噂を呼んですでに人気店となっている。店名の由来はオーナーが「たけさん」と呼ばれているところからついたらしい。石垣島の焼肉店は、自家牧場の牛を出している店とJA公認の牛を出している店に分かれる。前者は肉の管理がその店独自であるので店によっては悪い質でも出してしまう可能性がある。後者は一応JA公認なので肉質は安定していて信頼できる(目安としてだけど)。そういう意味でこの店の肉もクオリティは安心できると言えるだろう。内臓込みで丸々一頭買いしているということなので(普通内臓は別途仕入れになるはずだが、そう強調していた。石垣はシステムが違うのだろうか)、ホルモン系が充実(鮮度は仕入れた日に寄る)。生レバーは特にうまかった。炭火で焼く、特上肉盛り合わせ、上ロース、上ハラミ、上カルビなど絶品。全体に石垣島他店に比べて霜降り度が高い。霜降り好きならオススメ。また石垣牛ハンバーグ(一頭仕入れなので端切れ肉が出る。それを使う)や牛そば(平麺系濃い味)もなかなかのもの。きれいな店内。サービスもよい。ボク個人としては「やまもと」が入れなかったらココかなぁと思っている。05年8月。
    ※この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項にも書いています。


  • 金城(石垣島)
    沖縄県石垣市浜崎町2-3-24/098-083-7000
    焼き肉。石垣では有名な店。わりと期待して行ったが「やまもと」などの旨さに比べるとごくごく普通な印象だった。敢えて言うなら、バラ(カルビ)はとてもうまかったかな。店内がなんかチェーン店みたいな内装で、前に来たことある人に言わせると以前はもっと違う感じだったらしいが、支店が出来るに従って逆にチェーン店のような店内にかえていったらしい。沖縄北谷(098-983-7566)、豊見城のあしびなー(098-891-7290)、大阪の東大阪(06-6781-9300)と北新地(06-6344-4129)に支店があるらしい。02年4月。
    ※2003年4月に負債抱えて一度閉店したらしいが、いまはまた再開している。


  • 辺銀食堂(石垣島)
    沖縄県石垣市大川199-1/09808-8-7030/月火休/http://www5d.biglobe.ne.jp/~A_Pengin/
    ぺんぎんしょくどう、と読む。当て字でペンギンとしたのではなく、ご主人の本名が辺銀(ぺんぎん)らしい。自然食品を使うのをモットーとしているようで基本的にカラダに優しい料理と味。中国西安出身のご主人が作る5色の島餃子を売りにしている。もちもちプリプリでしっかりうまい水餃子である(焼き餃子もある)。じゃぁじゃぁ麺も良い。全体にやさしい味だが焦点はぼけていない。店内の雰囲気もオシャレでいい感じ。ちなみにここで作っている「石垣島ラー油」(700円くらい)が有名。有名デパートなんかでも売っていて、ここでも単品で買える。公設市場の北側のゆいロード沿い。03年1月。
    ※このラー油が「幻のラー油」とまで言われて人気が出すぎ、この食堂は閉店してラー油作りに徹することにしたらしい。いい店だったのに残念。島唐辛子をベースに島の香辛料を混ぜて丸3日かけて作っているとか。実際とってもうまい。我が家の定番でもある。那覇や石垣の土産物屋でも売っている。
    ※2007年また復活、再開店した模様。


  • ゆうくぬみ(石垣島)
    沖縄県石垣市大川10-2/09808-2-4397/11.30〜18/日休/550円〜
    八重山そば。小さな小さな店だが(ゆうくぬみ、とは狭いところという方言)、素朴でおいしい八重山そばが食べられる。カツオとトンコツだしがきいたスープはあっさりしていて、非常に上品。暑いときに特にうれしい味である。麺はわりと普通っぽいが、全体のバランスがすばらしいそばだ。ボクは石垣島の中ではココがわりと気に入って何回か通っている。ぜんざいもおいしい。コーヒーぜんざいもなかなか。公設市場があるモールからほど近い。01年7月。再訪数回。


  • カプリコン(石垣島)
    沖縄県石垣市大川559 ホテル日航八重山13F/09808-3-3311/18〜22/無休/5000円〜
    フレンチ。ホテル日航八重山の最上階にあるメインレストランである。「石垣島でフレンチ〜?」と思う方もいらっしゃろうが、これがなかなか素晴らしいレベルなのだ。本格的フレンチというよりは総合洋食といった感じではあるのだが(だってホテルだもの、仕方ない)、料理はそれぞれ実にしっかりしているのだ。ちゃんとしたソムリエもついているし、メニューも豊富。景色もいい。たまにはちゃんとした食事を楽しみたいなぁと思われる方はぜひココで。ちなみに2001年7月にはあった「石垣牛コース」は秀逸。ボク的に日本一の品質だと密かに思っている石垣牛の本質がここで味わえるであろう。01年7月。


  • ヴィーノ・エ・ヴァン(石垣島)
    沖縄県石垣市大川286 withビル2F/09808-2-1143/18.30〜27/不定休/3000円〜
    ワイン・バーもしくはイタリアン。イタリアワインを中心にちゃんとしたセラーを持つ石垣島随一のワイン・バーなのだが、料理もなかなか。一品物がそれぞれ充実していて、その季節の旬の八重山食材が素材の持ち味十分に香り高く出てくる。イタリアンテイストの前菜やパスタ、メインがそれぞれ続き、店長がそれにしっかりとワインを合わせてくれる。店長の大岩さんはシニアソムリエで、ワインの品揃えも説明も離島にいるのを忘れさせてくれるレベル。ダジャレもすごいけど…。石垣島って奥が深いなぁと思わせる。01年7月。再訪多数。
    ※この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項により詳しく書いています。


  • Mahi Mahi(石垣島)
    沖縄県石垣市大川201-5/0980-83-2331/10.30〜22.30/木休
    カフェ。あやぱにモール(公設があるところ)にあるカフェ。アジアしていて、ちょっと暗めで、なんとなく落ち着ける店。そこそこオシャレ。大人も落ち着ける。カフェなのでマンゴージュースとかシークワーサージュースとかがあったり、スパム(いわゆるポーク)のホットサンドやピザがあったりするが、まぁまぁ美味。オリ生や泡盛も置いている。インターネットにつながったパソコンが一台置いてあって自由に使えるのがいい。05年8月。


  • パポイヤ(石垣島)
    沖縄県石垣市大川258レオビル8F/0980-83-3706/11.30〜14/17〜22/不定休/5000円〜
    洋食。ステーキ。石垣港を望むビルの8階にある老舗の洋食店。というか、店名には「ステーキ&レストラン」と表記されている。石垣島がこんなにブームになる前からずぅっとこの質で営業をつづけていることに敬意を払いたい。売りは石垣牛のステーキである。自家牧場産の非公認石垣牛のステーキ店は他にもあるが、ここはJA公認であり、関係者に聞いても仕入れは抜群だということだ。石垣牛のたたきなどもとてもうまい。ステーキは石垣島とは思えない高価なもの(5200円。特上は9000円)。でもそれだけの仕入れをしているということだと思われる。
    が、このレストランでの大オススメは「石垣牛ハンバーグ」である。前日までに要予約なのだが、予約してでも食べる価値ある逸品。つなぎをまったく使わず、挽肉を固めてハンバーグにしてある。これが香りが高く甘みも強く、なんというか飽きが来ない上品な味。ハンバーグでこれだけ肉の香りがするのかぁと目から鱗がはがれるのは確実だ。一応ソースがかかってくるがソースもかけずに塩で食べたくなる。注文時、ソースは別皿にもらった方がいいかもしれない。3200円する高価なハンバーグだが、石垣牛を極めたいなら是非とも食べておきたい名作である。05年8月。
    ※この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項にも書いています。


  • いしなぎ屋(石垣島)
    沖縄県石垣市大川43/0980-83-9929/11.30〜15.30/17〜22.30/無休/牛丼780円、夜は5000円〜
    焼き肉。島内に「牛種子(うしたね)牧場」という自家牧場を持っている牧場直営店。ただし、牧場から直仕入れはせず、質の証明のためにわざわざJAを通してその肉を仕入れているという。JA公認をとり、個体識別番号もしっかり表示している。石垣牛をよりよいブランドに育てるための努力を惜しんでいない姿勢が素晴らしい。JA公認石垣牛の店は石垣島に数軒しかないが、そのうちの一軒である。この店のもうひとつすごいところは、今帰仁の純血アグー(琉球黒豚)も個体識別番号ありで仕入れているところ。このアグーは実に希少。ボクが2002年に本島を取材したときは純血は36頭しか残っていなかった。そのアグーを食べられるだけでも訪れる価値がある店である。
    店は道筆博氏のプロデュースで焼き肉と牛丼をやっているのだが、JA公認石垣牛の切り落としを使って作る安価な牛丼は、財布が心配で石垣牛を食べられない学生さんなどにもうれしいはず。香り高く脂の甘みがでていてなかなかうまい。夜の焼き肉も肉質は極上。石垣牛の握りなどもうまかった。ただしこの店、アルバイトレベルの人が肉を切って出しているせいもあっていろいろと料理面では不満もある。肉質はいいのになぁ。料理面が改善されたら相当オススメの店になる。ちなみに、店の正面に精肉店も出していて、おみやげとして石垣牛を買って帰れる。質は保証つきなのでおみやげ品としてもオススメ。05年8月。
    ※この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項にも書いています。


  • 肉の八重福(石垣島)
    沖縄県石垣市大川988/0980-83-9239/11〜22/無休/2000円〜
    焼き肉。八重福牧場直営レストラン。牧場のすぐ隣にあり、牧場で放牧されている1500頭もの牛を見ながら食す。それがイヤと言えばイヤだが、楽しいと言えば楽しい。自家牧場から直接店に入れる(JAを通さない)石垣牛なのでコストパフォーマンスはいい。ボリュームたっぷりの特選焼肉セット(2人前)で6800円とお得である。特選肉盛セット(4人前)で11500円。牧場直営のメリットを活かした店なので人気は高い。05年8月。


  • 森の賢者(石垣島)
    沖縄県石垣市新川49-2/09808-3-5609/18〜23/火休/2000円〜
    居酒屋。ジャズが流れるちょっとおしゃれで小さな空間。感じの良い店内と接客で、まったく離島を感じさせない。都会的な店だ。地元の食材を使った創作料理中心だが、日本全国から取り寄せた珍味もあり、すごくがんばっているのが感じられる。オリジナル料理はもうひとつのもあったが、全体にとても良質でおいしかった。日本酒・焼酎の種類がすごく揃っているのも魅力。こういう店は、すべてに「離島にしては」と修飾語がついてしまいがちだが、あらゆる面において「離島を感じさせない」店である。01年7月。


  • 舟蔵の里(石垣島)
    沖縄県石垣市新川2468-1/0980-82-8108/11〜22/無休
    沖縄郷土料理。海沿いの広い敷地(3000坪)と築70年の赤瓦屋根の古民家で雰囲気抜群の店。施設はとても大きいし、大広間や売店まであっていかにも観光客目当てっぽいなぁと、ずっと偏見を持って行かなかったのだが、行ってみたらとても気に入った。料亭棟もカフェ棟も中座敷棟も売店も芝生のステージもテニスコートもそれぞれに設計もセンスもよく、手入れもよくされていて、実に気持ちいい。浜にもすぐ出られるし、緑の芝生も快適。料理につかっている器もセンスがいい。木陰も多いし、ホテル的ではない場所でくつろぎたいときなど特にオススメだ。料理も環境に負けてはいない。オーナーである元村さんがすべて指導しているという沖縄料理は地元のおばあが作る家庭料理系。家庭的ではあるが一工夫きいていてとてもおいしい。イカスミのこーじゅーしーや石垣牛とナーシビーいりちー、ミミガーなど印象的な料理も多い。郷土料理のコースも2300円〜8500円まであって、初めてならそれがお得で楽しいかもしれない。併設の売店(民芸品ギャラリー)もなかなかの品揃えなので、お土産をここで調達するのもいいかもしれない。05年8月。
    ※この店については「さとなおの好きな店リスト」のこの店の項にも書いています。


  • なかよし食堂(石垣島)
    沖縄県石垣市新栄26-21/09808-2-3887/11〜19.30/水休/700円〜
    八重山そば。トンコツがわりと濃く感じられる汁にしょうががよく利いている。あっさり系な八重山そばの中ではわりかしこってりで勝負している感じで、まぁまぁうまい。というか、熱い時は逆にこういう味が欲しくなる感じ。具のかまぼこもうまかった。舌に味が濃く残るうえに、食べ終わってから化学調味料も残ってくるので、それが残念といえば残念。定食系も味が濃いめ。生姜焼き定食を食べたが濃かったぁ。01年7月。再訪数回。


  • 亀龍酒家(石垣島)
    沖縄県石垣市新栄町25-5/09808-2-7881/18〜24/不定休
    居酒屋。きりゅうしゅか。店名に亀の字が入っているのはわけがある。この店、海亀が食べられる数少ない店なのだ。海亀は保護されているのでもちろん食べてはいけないのだが、この店の実家が剥製屋さんらしく、剥製のために実験的に捕る許可を得ている海亀の肉が手に入るようなのだ。「アカウミガメも捕れるけど、アオウミガメの方が臭みが少ない」ということでアオウミガメの胸肉の刺身やレバ刺し、内臓シチュー、などが食べられる。4〜7月が旬らしい。味? 味はまず胸肉の刺身はホタテの柔らかいのの感触に近い。鳥やスッポンよりも魚にずっと近い。甘みがほのかにありとてもうまい。レバ刺しはかすかに海の香りが漂う甘みで絶品だけど青臭い感じが少しあるので苦手な人は苦手かな。内臓シチューは生臭さもなく美味なので、初心者はここから始めるといいかもしれない。海亀の他にも珍味系は充実しており、オオタニワタリやらアダンやらのチャンプルーであるウムザ・チャンプルー、シャコ貝の小さいやつであるギーラドーフの茹でたのなど、次々出てきて飽きない。冬は野性のイノシシも隠しメニューであるという。いろんな意味で沖縄上級者向けな店だと思うが、チャレンジャーな方はぜひトライしてみてください。03年1月。※閉店


  • 丸八そば(石垣島)
    沖縄県石垣市字登野城402-2/09808-2-2337/10〜18/第1.3.5日休/700円〜
    八重山そば。灰汁を使って麺を打つ伝統のそば。1日70〜80食程度しか打たないらしく、売り切れたら閉店らしい。細い麺の典型的八重山そばで、出汁はトンコツとカツオブシ(だと思う)。外観も店内も雰囲気たっぷりで、そば自体も素朴でなんだか楽しくなってくる。石垣島の八重山そばではここが一番という評判をよく聞くが、ボクはそうまでは思わないものの、でもやっぱり好きで石垣に来るたびに一度は来てしまうかも。伝統的で素朴でとってもうれしくなる店。01年7月。再訪多数。


  • キミ食堂(石垣島)
    沖縄県石垣市字登野城319-6/09808-2-7897/10〜20(第1.3水曜10〜18)/第2.4水休/700円〜
    八重山そば。この店の名物はみそそば。トンコツとカツオブシの出汁が一般的な石垣島では超異色。自家製味噌を使ったそれは野菜系の具が味噌味によくあっていておいしい。とはいえ、八重山そばの中では珍しいのだが、普通の味噌ラーメンをよく食べている人なんかに言わせると、普通よりちょっと濃いめの味噌ラーメン程度の印象しか残らないかもしれない…。石垣の住人や長期滞在をしている人にとっては福音のような店かもしれない。なお開店以来30年、同じ価格を維持しているらしい。すごい! 空港そばに二号店もあるらしい。01年7月。


  • 一休(石垣島)
    沖縄県石垣市石垣716-1/09808-2-1803/11〜21/月休/800円〜
    山羊(やぎ)料理。牛料理も山羊と同じく充実しているのだが、とりあえず山羊料理専門店と言ってしまってもいいと思う。まずは山羊そばをお試しあれ。かなり食べやすい山羊そばで、初心者向けとも言える。石垣島なのになぜか宮古味噌(赤味噌)を使った茶色のだし汁がたっぷりの山羊の具によく合っていてうまいのだ。麺は平麺でこれも宮古そばっぽい。宮古島出身の人がやっているのかもしれない。血イリチーも匂いが柔らかく初心者でも大丈夫ではないかと思わせる珍しい血イリチーに仕上がっている。しょうがが利いているのも大きいかも。山羊そば750円。01年7月。


  • 白保食堂(石垣島)
    沖縄県石垣市白保205-6/09808-6-7941/11.30〜19/月休/700円〜
    大衆食堂。白保にある人気食堂。八重山そばはわりとあっさりめでバランスがいいもの。豚と鶏からとったと思われるダシに麺がちょうどいい感じで絡まっている。定食はどれも丁寧に作ってあり、清潔でかなりおいしそうであった。となりのテーブルで食べていた魚フライ定食が特に美味そうだった。次はあれだな。白保食堂、明石食堂、知花食堂、を石垣三名食堂と呼ぶ人がいるらしい。01年7月。


  • マエザト食堂(石垣島)
    沖縄県石垣市白保68/0980-86-8065
    大衆食堂。民宿マエザトの一階が食堂になっている。八重山そばがまぁまぁいい。八重山そばの基本味と言ってもいいような標準的な味。あっさり味で化学調味料もあまり感じずなかなかうまい。何杯でもいけそうないい味に仕上がっている。多少平麺気味の麺。なんだかオープンな雰囲気でくつろげる店だ。01年7月。


  • 明石食堂(石垣島)
    沖縄県石垣市伊原間(いばるま)431/09808-9-2447/11.30〜21/月火休/700円〜
    大衆食堂。大阪で長年修行したご主人が作る料理は、石垣の奥地とは思えないレベルの高さ。八重山そばは素朴だがバランスが取れている。トンコツが利いていてスープがかなりいい(ちょっと化学調味料を感じるが)。ぜひソーキそばも試して欲しい。きっちり仕事されたソーキのうまさに驚くだろう。キッチン内の清潔さがご主人の料理に対する態度を表している。店の前の道をまっすぐ抜けたところにある海は穴場。ウミガメの産卵地でもあるらしい。01年7月。


竹富島


  • 竹乃子(竹富島)
    沖縄県竹富町字竹富101-1/09808-5-2251/10〜24/無休/400円〜
    八重山そば。竹富島の中央あたりにある小さなそば屋であるが、流行っているし、うまい。上品なあっさり味で、麺は平麺。独特の香りがあるいい麺である。八重山そばとしては珍しく鶏がらの出汁を使っていて、全体にバランスがとてもいい。自家製のピィヤーシ(島こしょう)も売っている。なかなかにおすすめ。01年7月。


  • ぐるくん(竹富島)
    沖縄県八重山郡竹富町竹富725/0980-85-2175/9〜17/不定休
    喫茶。竹富島の南の方(仲筋集落)にあり、コンドイビーチやカジヤビーチから一番近い食堂かもしれない。水着に自転車で気楽に訪ねよう。ブーゲンビリアが咲き乱れる庭のテラス(木陰になっている)で生ビール飲んだら時間を忘れる。プハー。うめー。特製カレー(650円)は懐かしい味。ソーミン・チャンプルーは量が多いのでシェアして食べた方がいいかも(いまはメニューにないらしい)。創業17年だそうで、竹富では大老舗だろう。店内にあるオーディオセットも竹富島では珍しい(たしかマッキントッシュのアンプがあった。マランツだったかな)。きっとかなり文化的(?)なご主人なのだ。02年3月。


小浜島


  • 軽食喫茶シーサイド(小浜島)
    沖縄県八重山郡竹富町小浜2565/09808-5-3124/10〜14/17〜21/日休/450円
    大衆食堂。八重山そば。シーサイドという名前であるが海の横ではなく島の中央の集落にある。地元民の生活食堂として機能しているようで、そのさりげなさが魅力。八重山そばとしては平麺タイプな方。白濁したスープは化学調味料がちょっと舌に来るがあっさりしていてうまい。コクもある。要はうまいのだ。三枚肉もいい。軽食喫茶を標榜しているが、喫茶という感じはあまりない。食堂だ。定食とか取るとご多分に漏れず量が多いので注意。02年4月。


  • 食堂 結(小浜島)
    沖縄県八重山郡竹富町小浜2565/09808-5-3312/11.30〜14/400円
    八重山そば。2001年に出来たばかりの店で日よけのついた屋外が食堂なので涼しい風に吹かれながら食べられる。というか暑い日は暑いけどね。舞台があったり異様な人形が置いてあったりとちょっと独特の雰囲気だがそれなりに楽しい感じ。観光客を集めて舞台を見せるのを目的として出来たような造り。八重山そばは「シーサイド」よりは太麺でコクがあり、なかなかおいしい。化学調味料がちょっと舌に残るが見た目も味も典型的八重山そば。シュガーロードを東(はいむるぶし方面)から歩いてきて集落に入ってすぐ。民宿かやま荘の近く。02年4月。
    建て替えた。独特の雰囲気は消え、八重山そば専門店から小浜島きってのメニュー数を誇る大衆食堂に変化した。そのメニューは多岐に渡り、定食類も充実。オリオンの生ビールもあり、なかなか楽しめる。02年10月。


  • うふだき荘(小浜島)
    沖縄県八重山郡竹富町字小浜52/09808-5-3243
    アイスキャンディー。小浜島を代表する民宿。名物親父さんがいる。実は泊まったことはないのだが、ここの手作りアイスキャンディはわりとおいしい。さとうきびと黒糖があり、特にオススメはさっぱりおいしいさとうきびアイスキャンディー。無添加だからか暑すぎるからかすぐ溶けてきてしまうので、さっさと食べよう。うまいぞ。また、パイナップル植え付け体験なども出来、植えたパイナップルは毎年送ってくれたりする。宿の感じは……いい味出してます。02年4月。


  • はいむるぶし(小浜島)
    八重山郡竹富町小浜島東表2930/09808-5-3111/無休
    ホテル。レストラン。沖縄県を代表するリゾートのひとつ。かなり年月が経っているから古びた部分もあるが、非常によく出来ておりメンテも良く快適。敷地内にクジャクが400匹いたり水牛や山羊や馬がいたり池にはアヒルが放し飼いになっていたりなかなか楽しい造り。リゾート遊びの施設も充実しているから飽きないだろう。ビーチもいい。2002年には隣にゴルフ場まで出来た(経営は違う)。レストランは目的に応じていくつかありどれも離島を思わせない質の高さ。もちろん都会のトップレベルとは違うが、小浜島でこれだけちゃんとしたホテルレストラン料理に出会えるとは誰も思わないだろうレベル。離島にいることを忘れてしまうメニュー群だ。敷地内で取れた軍配ひるがおや紅芋、アーサーなどの天麩羅もあり、また琉美豚など地元の食材もよく研究している。一品物がもう少し気軽に食べられるレストランがあれば言うことないのだが…。夜には毎日ライブもある。古酒バーもある。02年4月。


西表島


  • 波止場食堂(西表島)
    沖縄県八重山郡竹富町字上原531/0980-85-6504/11〜14/不定休/450円〜
    八重山そば。メニューはそばと焼そばとご飯のみ。そばを注文すると付け合わせが一品出る。ごくごく普通の食堂だが、この店の良さはその雰囲気。民家の居間でくつろぐ感じ。おじいとおばあが二人でのんびり「てーげー」にやっているので、客もいたって「てーげー」になる。「あー、それ、前のお客さんからもらったの。食べて」とフルーツだされたりして、ゆったり時間がすぎる。そばは典型的八重山そばだが、平均よりあっさりめな味付け。麺も少し平麺系。昼過ぎには売り切れで閉まることが多いので注意。03年1月。


  • サミン(西表島)
    沖縄県八重山郡竹富町字高那243パイヌマヤリゾート内/09808-5-5700
    パイヌマヤリゾートホテル内レストラン。地のものを使った料理群がうれしい。定食には黒紫米がついたりする。ここには珍しい「西表そば」がある。タマゴを多めに使った平麺で、八重山そばと宮古そばの中間な感じ。タマゴが多い分、麺に粘りがある。ダシは透き通っておりトリとカツオと昆布を使っているようだ。「このレストランのオリジナルですか?」と聞いたら「いえ、西表ではこういうそばを食べるんです」と言うので、一応これをボクの中で「西表そば」と認定しよう。でも西表島の上原港の波止場食堂で食べたものは普通の八重山そばだった気がするからこの認定はちょっと危うい(笑)。水着で入れる日本最南端の温泉(露天風呂が実にいい。ボーッと林を眺めながら浸かっていると南国の蝶々がゆっくり横切ったりする。そんな露天温泉、日本全国どこにもない)でゆっくりしたあと、生ビールとともに西表そば、というのが最高かもね。03年1月。


波照間島


  • 海畑(波照間島)
    沖縄県波照間島波照間港船客ターミナル内/09808-5-8325/500円〜
    大衆食堂。海畑と書いて「イーノー」と読む。波照間の港の売店横に開いている店で、外のテーブルに座ってゆっくり味わえる。予約のみだが、ここで「ヤシガニそば」が食べられる。ヤシガニのみそと塩としょうゆだけでとったスープが非常にうまい。具としてドドンとヤシガニも乗り、満足感いっぱいである。民宿は朝晩しかついていないから、昼はここで予約してぜひヤシガニそばを食べてみてはいかが? ちなみに一杯1000円程度だった。なお、ここイーノーと星空荘とパナヌファにしか生ビールサーバーは置いていないらしい(01年7月現在)。港を見ながら、強烈な日差しの中で、生ビールをプハーーーッ。人生の喜び。01年7月。


  • 星空荘(波照間島)
    沖縄県波照間島中央部/09808-5-8310/一泊5000円程度
    民宿。波照間島にいくつかしかない民宿のうちのひとつ。その食堂は宿泊者以外でも食べられる。そういう意味では島では貴重な外食所である。普通の料理ではあるが優しい味。波照間で作っている島豆腐なんかもある。でも、なによりココには、島で3つ(星空荘と海畑とパナヌファ)しかないオリオンの生ビールサーバーが置いてあるのが秀逸(01年7月現在)。生ビールでの夕飯はここに宿泊しないとできない。そういう意味ではオススメ。優しい美人のおねえさんが働く民宿は、素っ気ない作りではあるがちゃんと清潔。シャワーもしっかりしている。が、家に泊めさせる系のではないので(別棟になっている)、いわゆる離島の家に宿泊する系の旅情はない。同じ経営で雑貨店もあるので、いろいろ助かる。01年7月。


与那国島


  • ビアガーデン国境(与那国島)
    沖縄県八重山郡与那国町字与那国22-4/0980-87-3255/11.30〜13.30/18〜23/火休
    居酒屋。国境と書いて「はて」と読む。店名はビアガーデンだが、実際は居酒屋で、寿司やら創作料理やらも食べられる。そのレベルはかなりのもの。与那国という場所柄、カジキマグロの料理が多く実にうまい。特においしいハラグロ(ハラゴ?)という部分を使った刺身や、ふぐの唐揚げにも匹敵するカジキマグロの唐揚げ、そしてカブト焼などマジ最高。でも、この店で是非食べて欲しいのはヤシガニ料理(捕れてない場合があるので要予約)。ヤシガニのフルコースが6000円。島の物価からして高いと思うが、後から考えたら実に安いので是非。カジキマグロの刺身や与那国名物長命草そばなども付いてくるから、このコースだけで与那国の代表的な味は味わえることになる。中でもヤシガニのミソをつけて食べる茹でヤシガニ、カニミソの軍艦巻き、ヤシガニのおじやなど絶品揃い。ヤシガニはもともとザリガニの仲間だが、ココナッツミルク系の濃厚な香りが特徴。敢えて言えば花咲ガニと伊勢エビの中間くらいな味。八重山地方でも稀少な存在になったので、食べられるうちにぜひ食べておいてもらいたい一品だ。他にはアーサ汁がオススメ。ここまで緑鮮やかなアーサ汁はみたことない。これもオススメ。03年4月。


  • ユキさんち(与那国島)
    沖縄県八重山郡与那国町4022/09808-7-2911/11〜20/月休/カレー700円
    店名に「カレーとのみもの」とある。与那国島久部良漁港の前の丘をちょっと登ったところにあり、木が生い茂っていて、なかなかの南国ムードが味わえる。流木をアレンジしたインテリアで中は暗く、テラスは明るく、なんとも居心地のいい雰囲気。ちょっとセンスと文化を感じる造りで都会から来た人にはうれしい店だろう。ちょうど本島流行の隠れ家カフェに近い雰囲気だ。カレーは日替わり。その日手に入った食材を具にして作る気まぐれ風。とはいえ、きちんと本格的でなかなかおいしい。毎日変わるから長期滞在者にはうれしいね。アイスクリームやパンもいい。あ、そうそう、テラス(というか庭)の横にあるトイレは必使用。すげー広くて気持ちがいい。03年4月。


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