モスクワのモリとのしばしのお別れ

2009年8月19日(水) 9:29:20

岩田守弘くん(モスクワのモリ)が来日すると、それがたまにしかない貴重なものであることもあって、彼と会うことが最優先になる。今月4日に来日してから、彼の予定とボクの予定を最大限合わせてなるべく会ってきた。それも昨晩が最後となった。

ええと今回は6回会えたんだったかな。
「鷹匠壽」で食事(編集者とプロデューサーと)、「茶茶」で食事(ディレクターと大学関係者とマネージの人と)、「アステラス2009」(これは公演)、「モリ×モリ」(これは家で森崎くんと)、「岩田バレエスクール発表会」(これも公演)、「朝日カルチャー講演会」(守山実花さんとの特別講義)。

このメモで少しずつ報告したけど、書いてないのは「岩田バレエスクール発表会」と「朝日カルチャーセンター講演会」か。

レス・ポール、山城新伍、海老沢泰久

2009年8月18日(火) 8:59:05

またしても訃報の嵐だ。
村上春樹は「1Q84」の中で牛河という登場人物に「ある年齢を過ぎると、人生というのはものを失っていく連続的な過程に過ぎなくなってしまいます。」と言わせているが、まぁそういうことなのだろうな。井伏鱒二的に言うと「サヨナラダケガ人生ダ」と言うことか。

レス・ポール。
ボクはニューヨークの「Iridium」で彼のライブを1998年頭に観ている。一緒にNYに行った音楽プロデューサーに「もうすぐ死んじゃうからすぐ行こう!」と誘われて観たのだけど、それから約10年、ぜんぜん死なずに毎週月曜夜にライブをしていた(笑)。でも観ておいてよかった。当時82歳。動きは緩慢だったけど、抜群に格好よかった。ギブソン・レスポールを胸の高い位置に抱えて静かに弾いていた姿が忘れられない。本当にうまいとパフォーマンスなんて必要なくなる。

山城新伍。
「大人にはボクたちの知らない快楽があるらしい」と子供のボクに感じさせた芸能人のひとり。主にバラエティだったが、裏側を感じさせる彼のトークは「早く大人になってみたい」と切望させるに充分だった。いまはそういう大人って少ないな。「大人になってみたい」と子供に切望させることって、ほとんど教育者の役目である。もっとも教育者的なるものから遠い人でもあったが、結果的に(そして潜在的に)かなり教育に貢献した人だと思う。いまだったら明石家さんまや中居くんみたいな人気を誇った人。芸能界と縁を切って早くから老人ホームに入ったのも衝撃的だったけど、最後まで「ボクたちに一歩先を見せてくれた人」なのかもしれない。

フロー型への転換点

2009年8月17日(月) 7:58:46

ツイッターで教えてもらったけど、このサンド・アニメーションはすごい。また泣いてしまった(笑)。同じヒトだとこれも素晴らしい…。

ツイッター、相変わらず浸かってみています(ボクのIDはこちら。フォローをどうぞ)。
やればやるほど、コミュニケーションの、なんか決定的な転換点のような気がしてくる。まだ始めてそんなに経ってないし態度保留状態ではあるけど、なんかちょっと「怯え」に近いものが心の奥にある。価値の転換点に特有な「怯え」。

どう言えばいいかな。小難しく言えば「ストック型からフロー型へ、人の生が変わっていく転換点」な感じかもしれない。

おそらくは 今も宇宙を走りゆく

2009年8月16日(日) 13:29:06

昨日は終戦記念日ということもあって、個人的にはしめやかに過ごした。
45歳を過ぎたころからかなぁ、いろんな人のいろんな想いにいままで以上に敏感になってきて、ふと立ち止まることが増えた。若いときにはわかっていたつもりだったことが、実はたいしてわかっていなかったということにだんだん気づいてくる。そしてちょっと想像しただけで泣いちゃうようになった。台風や地震で被害にあった方々の表情とか見てるだけで泣く(笑)。戦争の話なんて涙なしには読めない。端から見たら単なる暑苦しいオッサンだ。ま、外では不感症のフリしてるから大丈夫だけど。

昨日もそんなオッサン状態。玉音放送を聞いて泣き崩れた人々の悔しさ哀しさ空しさが身に染みる。身近で大切な人が戦死しちゃった悔しさ哀しさ。そうやって死んでいったのに戦争に大敗してしまった空しさ。まぁ勝っても空しいのだけど。とにかく想像力が勝手に暴走してとっても辛い事態に。

戦争といえば、以前ご紹介した「カルビーのポテトチップス原爆忌」という句も衝撃だったが、メールで教えていただいた岩井謙一氏の短歌もすごい。

モリ × モリ

2009年8月15日(土) 20:44:18

昨日、モスクワと札幌から、ふたりの「モリ」が我が家に遊びに来てくれた。
北の国からド暑い東京へようこそ、である。前日にヨーロッパから帰ってきた時差ぼけ家族と共に、いいワインと素朴な料理でお迎えした。最高にシアワセな時間であった。

モスクワのモリとは知り合って10年くらいになるかな。ボリショイ・バレエの第一ソリストである岩田守弘くん

2003年にモスクワの彼の家に遊びに行ってから(くわしくはこの不定期日記)、急に親しくなり、ここ数年は私設マネージャー役を勝手にやってきた(いろんなメディアの人に紹介しまくってきただけだけど)。で、ようやく去年12月9日のNHK「プロフェショナル」で取り上げられて少し有名になってきたが、まだまだ実績と日本での知名度が比例してない人である。数ヶ月前にはメドベージェフ大統領から勲章までもらった人なんだけどな。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。