もっとちゃんと応援しないと

2009年10月18日(日) 16:36:23

昨晩は落語会に出かけたのだが、出かける直前に加藤和彦の自殺の速報がネットに。
久しぶりにかなり絶句。Mac前で固まった。汗かいた。うーん……。面識はないが、なんだかそういうダークサイドを笑って遠ざけちゃうようなものを彼の音楽から感じていたので「まさか!」という感じ。

そのショックも冷めやらぬまま、落語会へ。
洗足駅前の「カフェシオン」というカフェで「三遊亭落語会」をやるというお知らせを受け、家族で出かけたのである。娘は2回目の生落語。妻は初めての生落語。初めて行く店だが、タイミングよくメールをいただいたのがご縁である。

開演5分前に着いた。会場はお洒落な小さなカフェでジャズがかかっていた。ライブもやるようで、奥にライブスペースがある。そこにテーブルに敷物を敷いた感じで高座ができている。観客は20人ほど。NHK「ちりとてちん」において居酒屋で高座をやっていたが、言うなればあんな感じ。こぢんまりとしていてとても親密な空気感。なんだか「ちりとてちん」のDVDをまた最初から見たくなった。

20世紀最後の日々、中標津にて

2009年10月17日(土) 17:01:28

約10年前。ミレニアムの年(2001年)の1月1日を、ボクは中標津(北海道)のムツゴロウさんの家で迎えた。家族でお邪魔して、20世紀最後の晩を過ごし、24時にはカウントダウンを動物王国の人たちと全員でした。ムツさん手作りの料理といいワインとで大騒ぎをしたっけ。

なんでそんなことを唐突に思い出したかというと、今週ふたつもそのことを思い出させる出来事があったから。

ひとつは広尾の「マノワ」というレストラン。
数日前に例のフリュイ・ド・メールを食べた店なのだが、ここ、中標津の「ヘイゼルグラウス・マナー」と同経営なのである。リンク先を読んでいただければわかるが、「ヘイゼルグラウス・マナー」はイギリスのマナーハウス(荘園主の邸宅)をイメージしたオーベルジュ。建物も料理も凝りに凝り、執事までついてサービスしてくれる。まだ開店まもなくに伺ったので今とはずいぶん違っているかもしれないが、外は美しく雪が降り、隣の部屋では暖炉がパチパチはじける中で、シェフ自らが撃ってきたジビエ料理を食べたのは得難い経験だった。

完成しきったメディア。出来上がりつつあるメディア。

2009年10月16日(金) 7:15:17

パーティ嫌いなボクにしては珍しく、昨晩はパーティのハシゴをした。
ひとつはもうとっくに完成して成熟しきってしまったメディア。もうひとつは今まさにメキメキ成長している伸び盛りのメディア。短時間にハシゴして何だか感慨深かった。

まず18時半ごろに谷崎潤一郎賞・中央公論文芸賞の贈呈式に出かけた(@東京會舘)。
中央公論新社に知り合いがいて「ちょっと文壇系の集まりも経験してみない?」と誘われたのである。

こういう文学賞の授賞式みたいのを見に行くのは初めて。
中央公論文芸賞は村山由佳の「ダブル・ファンタジー」(谷崎潤一郎賞は該当者なし)。ボクが会場に着いたときには彼女の受賞スピーチも終わっており、歓談&立食の時間に突入していた。お、林真理子がいる。あ、渡辺淳一がいる。わ、浅田次郎がいる。と、一応文学好きなボクとしてはミーハー的なワクワクもあった。あとは編集者と思われる方が多数。銀座のクラブのおねえさまたちかなと思われるキレイドコロもわりと見かけた。華やかである。500人以上いたんじゃないかな。広いローズルームが満杯だった。年齢層は高く、48歳のボクで若い方だったと思う。伝統あるトラディショナルな賞と、それを祝うトラディショナルな方々の落ち着いた良さに溢れていた。あ、関係ないけど料理もとても良かった。さすが東京會舘。

フリュイ・ド・メール

2009年10月15日(木) 7:13:17

昨晩、あるビストロで「フリュイ・ド・メール(Fruits de mer)」を食べた。
直訳すれば「海のフルーツ」。まぁ海産物全般を指すのだけど、メニューに載っている場合は「海の幸の盛り合わせ」な場合が多い(氷の山に盛り合わされている場合が多い)。ボクの中でのイメージは、生牡蠣やハマグリやムール貝や大小のエビなんかがレモンなどと共に氷の山に豪華に盛り合わされている感じ。たとえばこんな風

これ、フランスではほぼどのレストランでもメニューに載っている。いや、海外のレストランではかなりの確率でお目にかかることが多い。でも意外と日本でメニューにしている店は少ない。海の幸がこれだけ豊富な国なのに何でかな。生牡蠣なら生牡蠣だけのプレートになってしまう。いいのにな、これ。見た目が豪華なので「わー」とテーブルが盛り上がるし。

大学生時代にバックパッカーとしてヨーロッパ一周貧乏旅行したとき、最終地パリの北駅駅前にあったビストロで「最後だし!」と奮発した「フリュイ・ド・メール」が忘れられない。
他のテーブルでも普通にみんなオーダーしているので特別感はないのだが、学生の身としてはかなり豪華でハレヤカ。生牡蠣なんかが氷にいっぱい刺さった独特の背が高いプレートをギャルソンがニコニコ抱えてきてくれたときの、あのちょっと高揚した気分。翌日には日本に帰るという寂しさと、1ヶ月の貧乏旅のいろんな思い出と、最後まで辿り着いたという達成感とが結実したようなプレートだった。お金がなかったのでメインもデザートも頼まず、「フリュイ・ド・メール」だけを3人前オーダーして、一緒に旅をした親友とふたりで惜しみながら食べたなぁ。

ツイッター・ランチ

2009年10月14日(水) 9:28:23

昨日は昼飯時に上野にいた。
とんかつかなぁ(「蓬莱屋」はこの前久しぶりに行ったから「双葉」かな)、もしくはカレーかなぁ(やっぱり「デリー」だね)、もしくは蕎麦かなぁ(「池之端藪」がいいな)とか楽しく悩んだ末、とんかつに決めた(ええ、とんかつ食べても痩せられるのがBMグラサン・ダイエットです ←しつこい)

で、「双葉」へいそいそと歩いて行った。そしたらなんと臨時休業。マジかよ〜とガックリ気を落としたが、近くに「とん八亭」があったと思い出し、これまたいそいそと。そしたらこっちは定休日。ガーー。まいったー。

落ち込んだときはツイッターにつぶやいて共有すると気が紛れる(笑)
「上野なう。双葉が臨休でとん八は定休。どうすんべ。」と、馴れない「なう」なんか使ったりしてやんわりつぶやいてみたら、「本家ぽん多はどうですか?」とか「黒門小学校前の蘭亭ポン多もオススメです」とか返してくれる人がいる(この辺もツイッターのいいところ)。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。