若い頃のおバカな自分

2011年2月15日(火) 7:41:16

東京地方、昨日は夜遅めから大雪になった。

娘が塾に行っていたので、夜22時前に途中まで迎えに出た。
久しぶりの雪道である。滑らないようにそろりそろりと歩く。普段意識しない足の裏の滑り感に細心の注意を払う。スッテンと転んで足でもくじいたらイヤだなぁ…。

雪に滑らないように最新の注意を払う、なんていう作業をすることはめったにないから、めったにない記憶がポコンと蘇ったりする。スッテンと転んだ記憶である。

企画発想の順序という「型」

2011年2月14日(月) 12:55:43

一昨日昨日の記事の続き。

広告なんかに特に「型」はないと思うが、ボクは講義などで教えるときにあえて「型」を要求する。
それは「企画発想の順序」である。黒帯になるまではこの順序で考えろ、と「型」にはめる。

1.伝えるべき相手(伝えてもらいたがっている相手)は誰かを知る。
2.その相手が触れているメディアは何かを知る。
3.アイデア・表現を考える。

歴史の縮図を最短で再体験する

2011年2月13日(日) 21:25:16

昨日の話の続き。

「型」っていうのはその分野の歴史の縮図なんだな、と思う。
その分野でひとかどの者になりたいとき、ゼロから始めて試行錯誤して頂上まで辿り着くのは余程の天才でも無理だ。過去の天才的な先人たちがぶつかった袋小路に同じようにぶつかるだろうし、彼らが落ちた穴にも同じように落ちるであろう。

だとすると、まずは先人たちが辿った道を全部再体験するのがいいと思うが、それでは何百年とかかってしまう。

型があるから「型やぶり」がある

2011年2月12日(土) 16:31:44

昨日の記事で「内田樹の最終講義」に少し言及したあと、また3日分の文章を読み返してみた(123

で、ふと思った。
よく「創作料理」とか「アイデア料理」とかを売りにする店があって、ボクはあまりおいしいと思ったことがないのだが、その理由はきっとその料理人が「自分自身の実存をそこにねじこんで」いないからなのではないか、と。

日本料理にもフランス料理にも中国料理にもそれぞれに「型」という「決まりごと」があって、料理の基本は厳密に決められている。この料理の下ごしらえはこうやって、食材はこれとこれで、何分煮て、塩加減はこのくらい、と、(それぞれの師匠によって微妙に違うにしても)きっちり決められている部分が多い。「もっとこうした方がいいんじゃないの?」とか若い頃は生意気を思ったりもするだろうが、それは長年かけて先輩たちが洗練させてきた「型」なのだ。

音楽環境創造とは何ぞやな半日

2011年2月11日(金) 18:27:16

東京藝術大学に「音楽環境創造科」という難しそうな学科がある。
去年一緒に仕事をしてとてもお世話になった方(クライアントではない)の娘さんがそこに通っていて、パンフを作るときに少しだけアドバイスした縁もあって、今日から3日間おこなわれている「卒業制作・論文/修士論文発表会」というのに行ってきた(発表会公式サイト)。

こういう「何をやるのか全く知らない新しい世界」というのがボクは好きである。
そういうのに触れるとボクの中でシナジー効果が発生する気がするし、とにかく新しいことに触れておくことで少なくとも脳は活性化される。音楽環境創造科ってわけわからない。自分的にはそこが魅力。今日は他のお誘いもあったし、大雪だったし、執筆も佳境なのだが、好奇心に押されてちょいと北千住のキャンパスまで出かけてきた。

北千住駅から歩いて5分くらい。小さなキャンパスであるがまだ新しく、聞けば学生は一学年20名くらいしかいない。そう考えるととても広々しているし実にいい環境だ。うらやましいなぁ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。