ボクの人生に松尾たいこさんの絵がやってきた

2010年12月25日(土) 11:36:19

ツイッターが知り合うはずのない人同士を結びつけることはよくある。

イラストレーターの松尾たいこさんと知り合ったのもツイッター。
絵を見たら「あぁこのタッチ、たしかあのイラストレーターだよなぁ」とか思うし、いろんな本の挿絵で見かけたりする。NHK「トップランナー」で取り上げられたのも知っている(見逃したけど)。でもよくは知らないし知り合うすべもない。彼女はボクにとってそんなイラストレーター(もしくは画家)だったのだけど、いつしかなんとなくツイッターのタイムライン上でお馴染みになっていった。

あちらにとってもボクはそんな感じだったようだ。つまり「知ってるけど知らない」。それがだんだんやりとりするようになっていくのがツイッターの不思議なところ。で、「そのうちご飯でもご一緒に」という話にどちらからともなく自然となった。ボクはこういうことはあまりしないタイプなのだけど、たいこさんもそうだったらしく、実際お会いしたときは「初めて会う方といきなりご飯って初めてです」と緊張されていたw でもって、お互いに「そのうち会うような気がしていた」と告白。こ、これは、、、恋が始まるパターンではないか!w

でもまぁ世の中そううまくはいかない(当たり前)。
たいこさんには日本トップクラスの論客がついている。旦那さんがジャーナリストの佐々木俊尚さんなのだ。最前線で敵に囲まれつつ一歩も引かない一騎当千の勇者である。多少の考えの違いはあるが(これも当たり前)、その戦いぶりは遠くから眺めていても惚れ惚れする。同い年だけどとてもかなわない。そのうえ、たいこさんから話を聞くに、家庭人としても完璧なご様子。ご飯はすべて彼が作るという。その料理の美味しそうなことよ!(たいこさんのブログで垣間見られます

とまぁ戦意喪失どころか、戦意を持つ以前の問題。かなうわけがない(笑)。
ということで、その夜は新しい友人同士という感じで、楽しくふたりでご飯を食べたわけです。お互いに「人見知り」。でも、不思議にすぐ打ち解け、リラックスしていろんなことを話しあった。実物の松尾たいこさんはとてもニュートラルな好奇心の持ち主。話していてとても気持ちが良かったな。

で、この前行ったたいこさんの個展の話になり(この日)、「ボクはフレンチブルがベッドにいる紫っぽい絵が気に入ったなぁ。あの犬の目が印象的で」とお伝えしたら、「あ、それ、私も自信作だったんです。でもなぜか売れ残ったの」と。「え! なんであれが!」と驚いた次の瞬間には握手して商談成立していた(笑)。なんでだろう、これはどう考えても縁だと思い込んだ。とても強く「うちに来るべき絵だ」と感じ、脊髄反射で買っていた。

おりしも「12月は『捨」」という個人的キャンペーンの真っ最中である。
服は半分以下にし、クツも食器もがんがん捨てた。涙を飲んで捨てたものばかりである。物を捨てるモードになっている家族にしてみれば、絵を買うという「物を増やす行為」は裏切りに近い。当然ご機嫌斜め&ちくちく責めてくる。ううむうむうむ。言い返せない…。

でも、それもクリスマス・イブの夜に絵が届くまでのことであった。
荷をほどき絵が現れた瞬間、「いい!」「かわいい!」「ナイス!」と家族から声が上がった。「あぁこれなら我が家にあってもいいわ」と。あー良かった。いとうれし。

ということで、上の写真は昨日から我が家の一員になったたいこさんの絵である。
フレンチブルのこの目がね。いいよね。ベッドの感じもバック・ストーリーを感じさせる。色使いも好き。

いや、そういう絵自体の良さもあるのだけど、それだけではなくて、なんと言えばいいかな、なんかこの絵は「匂う」のだ。なにか別のものが含まれている。「縁」とか「うちに来るべき絵だ」と感じさせたなにか。その直感だけは確固としてある。

ちなみにたいこさんもボクのことを書いてくれている
今年のはじめくらいから予感していてくれたことは知らなかった。まぁそういった予感とか縁とかも含めて、絵に「ボクの人生にようこそいらっしゃいました」と話しかけている今朝である。

しばらくはリビングのボクからよく見えるところに飾っておこう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター
(株)ツナグ代表。(株)4th代表。独立行政法人「国際交流基金」理事。復興庁政策参与。公益社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。東京大学大学院非常勤講師。上智大学非常勤講師。
朝日広告賞審査員。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。
現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。
本名での著書に「明日の広告」「明日のコミュニケーション」(ともにアスキー新書)。「明日のプランニング」(講談社現代新書)
“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(光文社文庫)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。
花火師免許所持。
東京出身。東京在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園夙川芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao[a]satonao.com まで(←スパムメール防止のため、@を[a]にしてあります)。

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