12月は「捨」 その2
2010年12月19日(日) 19:08:04
この日に書いたように、12月のテーマは「捨」である。この土日も(原稿書きの合間にではあるが)着々と野望進行中。
まず、クツを捨てた。約3/5になったかな。
残したクツを丁寧に手入れして使えば、当分はこれで大丈夫。今後は1足新しいのを買ったら1足古いのを捨てることが肝心だ。
次に食器やらワイングラスやらお猪口やらの「捨」に取りかかった。
クツの数倍思い出がある物が多い。阪神大震災を一緒にくぐり抜けた戦友もいる。あのときは高い食器ほど割れた。残ったのは安い食器ばかりだが、思い出がたっぷりある。人にいただいた食器も捨てにくい。ううむ…。でも、それを言い出したらひとつも捨てられない。涙を飲んで(飲んで飲んで)、厳選して捨てていった。
というか、気に入ってないのに使っている食器というのが意外とある。普段使い用に妥協して使っている。そんな生活やめようと思う。
そう、気に入ったイイモノしか使わない生活にする。割れたら買い直す。人生とは特別な日のことではなく、毎日の普段の生活こそが人生だ。そこでイイモノを使わずにいったいいつ使う(と、自分に言い聞かせる)。
良かったこととしては、棚の奥から存在を忘れていた箱入りの薩摩切子とか出てきたこと。箱入りのバカラなんかも出てきた。うれしいうれしい。お客様用にしまいこまず、これを晩酌のメインお猪口やメイングラスにしようと思う。割れたらそれまで。箱に入れたまま一生使わずに終わるよりずっと良い。
最後に衣類。目標は1/3である。持っている衣服の量を3分の1にする!
ただ、服には特に思い出が色濃く染みついている。あの人と会ったときに着てたお気に入りの服、あの仕事のときに着てた素敵なスーツ、旅行の地で買った思い出のTシャツ、長年着古した愛用のシャツ…。うーん……捨てられねぇ!
でも、「これ、どうしようかなぁ」と一瞬でも迷った場合、やっぱりそれはゴミなのだ。
昔こんなコラムを書いた。「迷ったら、それはゴミ」。ボクが作ったコピーであるが、いまでも自分の中ではスタンダード格言である。
だって、2年着なかった服は一生着ないもん。
うん、絶対着ない。そして着ないうちに型が古くなる。一周して昔の型がお洒落になることもあるけど、その確率はごくわずか。やっぱ捨てよう。断固として捨てよう。そして生活をシンプルにしよう。
ということで、衣服を約半分以下に減らした。
目標である1/3には届かなかったが、小山のようなゴミの量になった。達成感あり。わりと高級な衣類(スーツとか)は、ツイッターで教えていただいた「日本リ・ファッション ラボ」に送ろうかと思っている。
ところで、先週から読み始めた「シェア」 という本がある。
ソーシャルメディアも含めた、いまのコミュニケーションについて書かれた本ではあるが(なかなかいい本だ)、その中に「脱所有」「脱消費」というコンセプトが出てくる。まさにいまのボクの気分。勉強のために読み始めたのに、あまりに今の気分と同じことが書いてあったので本当に驚いた。
大貫妙子と坂本龍一のライブのときも思ったけど、人生がよってたかってボクに何かを伝えようとしているのを感じるなぁ。素直に心を開いて受け入れようと思う。
