華氏=ファー氏

2004年8月30日(月) 8:29:39


それにしても、摂氏はCelsius(セルシウス)が考えたからセッ氏でわかるけど、Fahrenheit(ファーレンハイト)がなぜ華氏なのか。調べてみたら、もともと当て字は中国で行われ、ファーレンハイトを「華倫海」と書いたらしいですね。シャンハイを上海と書くから「海=ハイ」。つまり「華=ファー」「倫=レン」「海=ハイ」。だからもともと「華氏=ファー氏」だったわけですな。あの映画は「ファー氏911」と呼ぶのが正しいわけ。なんかOBばっか打ってるヤツみたい。

それにしても華氏は使いにくい。健康な人間の血液を華氏96度とした、ってあたりがまずわけわからん。せめて100度に設定すればいいのに。それに対して、1気圧で氷が固まる温度を摂氏0度、水が沸騰する温度を摂氏100度とした摂氏の方がずっとわかりやすいし理にかなっているよね。

鈴ヶ森中学で花火師

2004年8月29日(日) 8:33:11


昨日は明るいうちは仕事をしこしこやって、暗くなってから花火師に変身。
雨で中止だと思いこんでいたが、霧雨になったので電話してみたら「やんだらやるから一応来て」とのこと。場所は品川区立鈴ヶ森中学校の校庭。着いたらもう鉄管は立ててあったのでナイアガラを吊るのを手伝う。30分前に消防車が来て細か〜〜くチェック。去年も同じ場所でやったが去年に比べて消防チェックは数倍厳しくなっている。
さぁやるか!と気持ちも盛り上がってきた点火10分前にまた雨が降り出し、せっかくセットしたナイアガラを急いではずして濡れるのを避ける。が、開演の7時30分、ピタッとやむ。すばらしい。やんだら観客も集まり出す。小学生や中学生、そしてその父兄。150人くらい。そう、地元の子供会なのだ。ボランティア花火師♪
住宅密集地なので2.5号玉が限界。それでも河原でやるのと違って校舎という比較対象物があるせいか、打ち上げた花火は大きく感じるし、校舎が囲んでいるので音が反響してすごい迫力。火つけるのちょっと怖かったもの。ボクも5発ほど火を入れたが、やっぱり打上花火はスカッとするな。仕事で病んでた気持ちも蘇る。なにより、近くででかい打上花火を見た子供たちの笑顔が気持ちいい。なかなか真下からは見れないもんね。最後、小学校の生徒会長(6年生)にナイアガラを点火させてあげたが、彼なんか「おぉぉぉぉ、オレがつけたんだよアレ、すげーかっちょいい〜、さいこ〜」と感動してた。いいなぁ。よかったなぁ。こういう地元の子供会の花火大会とかを手伝うのってなんだかすごく好き。

「バレエ・カンパニー」と「華氏911」

2004年8月28日(土) 6:50:57


今週は仕事の間隙を縫ってアルトマンの「バレエ・カンパニー」とムーアの「華氏911」を観た。前者はもう少し人間模様が濃く描かれている期待があった分、もうひとつ。映像美もチャン・イーモウ的なものに慣れた目で見ると少し物足りない。ありのままの良さはあるのだが。

後者は客観的ドキュメンタリーというより主観的オピニオンに近い内容だが、やはり名作と呼べるだろう。記録映像の連続なのに2時間近くまったく飽きさせない。深刻にならず糾弾しすぎず、映像的トリック演出を多用して淡々と明るく描いていく手法はさすがなもの。音楽やSEの使い方も巧み。ただ、ムーアの主張をずっと追ってきた身からするとちょっと「生ぬるい感」も残る。もっとやれ!(笑)。また、アメリカ人ではないボクからすると、アメリカ兵の犠牲よりアフガンやイラクの犠牲に目がいってしまう部分もあり、アメリカ兵の犠牲に強く焦点をあてる構成には違和感を感じる。まぁアメリカ人がターゲットなので仕方ないのだけど。

でも、この映画から学ばないといけないことは、その内容よりも、こういう「メディアの使い方」なのだと思う。ドキュメンタリー映画という地味なメディアを派手なオピニオンの場に変え、自分の主張を広め、波風を起こし、結果として数千数万の命が救われる可能性を作った。彼の長年の努力のたまものではあるが、まずはそこが見事。ボクたちもメディアをもっとうまく使えば同じようにいくつかの命が救えるかもしれない。国や時代を変えられるかもしれない。そういう可能性を示唆してくれた。草の根だけで終わってはダメなのだ。

ヤギ料理試作会

2004年8月27日(金) 9:40:42


「沖縄やぎ地獄」なんて本を書いていることもあり、ヤギ料理試作会にゲストで呼ばれた。店の人もヤギを食べたことがなく、まぁセンセイ役というわけ。沖縄でヤギ刺しとかヤギ汁とか地獄のチーイリチーとかは食べたが、西洋風に調理したのを食べるのは初めてかも。
乳飲み子ヤギだったのであの独特の香りも薄く、初心者も充分楽しめる味に仕上がっていた。乳飲みは子牛も子羊も独特にうまいが、ヤギも実にいい感じ。ヤギの唐揚げ、ヤギのマスタードソース、ヤギのロースト、ヤギの赤ワイン煮込み……鶏よりもちもちした不思議な食感で、香草との相性も良く、特にローストは絶品。口の中に草原が広がる。でも赤ワイン煮込みはイマイチ。用意したワインは白も赤もまるで合わない。あの独特の香りがイヤな方に発展してしまう。ハードリカーかマディラが合うようだ。
ヤギばかり食べたせいで、体中ぽっかぽか。いや〜マジで即効性があるなぁヤギは。つか朝まで無駄に勃ったままでした。うははは。ヤギ、恐るべし。

ちなみにボクが書いたヤギの話はこちらに。

ハリポタ原書、ついに完読!

2004年8月26日(木) 12:44:07


ハリーポッター原書、ついに完読!
日本語版発売6日前になんとか読み終わった。ぱちぱちぱち。870ページ……実に長かった。続巻への伏線もあるのだろうけど、あまり効果を発揮してないと思われるエピソードも多く、中盤が冗長だったのも辛かった。ハリーの内面も描き切れておらず、いろんなエピソードの収め方も中途半端。あの人の死もあっけなさすぎるし、終わり方は暗いし、シリーズでは一番つまらなかったかもしれない(いや、単にボクが読み取れてないだけじゃという噂もある)。
きっと周りから「いろんなエピソードをもっともっと散りばめて、ハリーやホグワーツのいろんなことを心ゆくまで読ませて!」みたいな要望も多かったんだろう。それに応えようとしていろんな部分を広げ、収集つかず、それぞれの描写が甘くなった感じ。でもさすがにラストは緊迫で、昨晩はほぼ徹夜して怒濤の120ページ。目が痛い。肩もコリコリ。
途中何度も挫折し、結局半年以上かかってしまったが、なんとか読み終わって良かった良かった。つか、厚すぎ。次はもう少し薄いのをプリーズ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。