長生きはリスクである

2010年1月26日(火) 7:24:44

ここのところ、会った人となぜか立て続けに「長生きはリスクである」という話になった。
まぁ身近な友人たちがみな40代50代になってきて、「あの人は介護地獄で体を壊し」「あいつは親が癌で転院を繰り返し」「彼女は親が痴呆症で24時間面倒みなくちゃいけなくて」とか、もう身につまされるような身の上話が多くなってきていることが理由であろう。しかも給料は下がり続け、お金のやりくりも大変だ。いろいろみんな大変なのである。

そして、そうやって苦労している方々の多くが辿り着く結論は「長生き=シアワセとは限らない」ということなのである。長生きこそシアワセというのは日本人の中で長く受け継がれてきた命題だ。でも、その、頭にこびりついた昭和時代的な考え方を、どこかで転換しないといけないのかもしれない。

ある人(70代)は「緩やかな自殺」を始めている。
つまり、いままで節制したり健康法を実行してきたりしていたが、「健康に悪いから」という理由で辞めた好物などを(タバコなども含めて)再開し、好き勝手生きだしたのである。長生きすることはリスク。数年もしくは十数年長生きするよりも、好きなことをやってなるべく早く死のうという考え方である。もちろん中途半端に体を壊すと長生きよりもタチが悪くなる場合もあるので一概には言えないし注意が必要であるが、「がんばって長生きする」という自縛から自由になるのはなかなかイイコトではなかろうか。

映画「すべては海になる」

2010年1月25日(月) 7:49:53

subeumi-p.jpgおっと、ずいぶん前に「感想は後日」と書いたままになっていた映画「すべては海になる」の感想を書きそびれているうちに公開日過ぎてしまった。おとといの土曜日が初日であった。

完成試写会に行ったのは11月のこの日
原作・脚本・監督をすべてこなした山田あかねさん(映画初監督)からお知らせをいただき、観てきたのであった。まだお会いしたことはなく、メールで何度かやりとりしただけだが、前に読んだ「まじめなわたしの不まじめな愛情」は面白かったし、「もしも、この世に天使が。《青の章》 」も良かった。この映画の原作「すべては海になる」は映画を観た後すぐ買ったのだが、まだ読めてない。年末は仕事で大嵐だったので。

完成試写会だったので舞台挨拶があった。挨拶したのは主演の佐藤江梨子と柳楽優弥、そして山田あかね監督。
サトエリの抜群のスタイルに見とれ、柳楽くんの天然トークに笑い、山田監督の理知的コメントに頷き、なかなか楽しい舞台挨拶だった。しかし、マジで柳楽優弥ってそういう系なんだなぁ。まだ19歳かぁ。先日結婚したよね。どんどん人生が前倒しになっている人だ(14才でカンヌ国際映画祭最優秀主演男優賞だし)。でも、彼はたぶん50才くらいになった方が味のある俳優になると思う。

苦楽園で法事

2010年1月24日(日) 20:42:03

神戸(というか苦楽園)での法事も無事に済み、東京に帰ってきた。

50才ちかくなってくると法事も見方が変わってくる。「あぁもうすぐあっち(あの世)だなぁ」みたいな実感が出てきて、なんだか妙に身近になってくる。十年くらい前までは「まったく自分に関係ないこと」だったのが、「自分ごと」になってきている感じ。平安時代に生まれた仏教の、そのお坊さんのお経を聞きながら、あーこうやって平安時代からずぅっと死の繰り返しの上に人類が成り立ってきているんだなぁとしみじみ思った。我々の生はたくさんの死の結果だ。そしてボクもしばらくしたらその礎のひとつとなる。

法事のあとは夙川の「いかりスーパー」の前にあるグルメゾン2F「愛蓮」で親戚での会食。グルメゾンとか懐かしすぎるし!
夙川に住んでいた当時、グルメゾンのチーズショップの大得意だった我々。買いまくっていたからね。で、当時の馴染みの店員を見つけて妻の優子が「お久しぶりです!」と挨拶したら見事に忘れられていたらしい(笑)。まぁそんなもんか。十年前だしなぁ。

北新地で深い夜

2010年1月23日(土) 16:50:37

広島での講演を無事に終え、いまは大阪。神戸で亡き義父の法事があるので立ち寄った。

講演は札幌のときよりはまとまった話ができ、反応もよかったと思う。とはいえ、あと5カ所で同じ基調講演をする。先は長い。
まぁでもホッとしながら新幹線に乗り込み、ツイッターで教えてもらった「生もみじまんじゅう」を食べ(うまひ)、大阪に着いてホテルにチェックインした。

で、昔の職場である大阪支社に遊びに行っていろんな部署に顔出しているうちに「じゃ、かる〜く行こか」と酒に誘われ(東京ではもうこういう感じはなくなってしまった)、軽く飲みに行くつもりで3人で出かけたのが午後6時半くらい。まさかホテルに帰り着くのが午前3時すぎになろうとはそのときは想像すらしていない(笑)

昨日から広島

2010年1月22日(金) 10:41:54

昨晩から広島に来ている。
例によってシャオヘイくんとその友人たちが迎え撃ってくれ、まずは「むろか」でご飯。この店、「無櫓火」という店名の渋い居酒屋だったのだけど、改装して名前をひらがなにし、店の雰囲気もずいぶんと明るくなった。相変わらず安価でいい状態の日本酒を飲ませてくれる素晴らしい店。お料理もかなり感じが変わり、おまかせコース3000円は割烹を思わせるような繊細な料理の連続。より創作系に変化した感じだが、驚くべきコストパフォーマンスだったなぁ。東京なら普通に6〜8000円は取る。

二軒目はビアバー「ゴールデンガーデン」へ。各国のビールがたくさん揃い、飲みたいタイプを言うと喜んで紹介してくれる。楽しく飲んでたらあっという間に午前1時すぎ。いいメンツでのいい飲みだった。ありがとうございました。

今日は今から講演。札幌でやったのと同じ基調講演である。基調講演ってカンファレンスの冒頭にやることもあって、会場の空気がまだ固いんだよね。まぁでもお堅く行こうと思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。