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映画「ハーブ&ドロシー」のハーブが亡くなってしまった

2012年7月25日(水) 16:10:03

映画「ハーブ&ドロシー」の主人公、ハーブが亡くなってしまった。

震災前の2010年、このブログでしょっちゅうプッシュしていたので、覚えてくださっている方も多いかもしれない。

プッシュしていたというか、日本公開が不可能(スターも出ていないドキュメンタリー映画で、しかも主人公が老夫婦)と言われたこの映画を、監督(佐々木芽生さん)のプライベート試写会で観て惚れ込んで、仲間達とプロジェクトを組んだのである。

上映館探しからPR、ソーシャルメディアでの拡散までを自主的に手伝わせてもらった。イベントもいくつか主催した。

そのくらい前のめりになるくらいはいい映画なのである(ここで初見の感想を書いた)。

そしてたくさんの方々のご協力をいただき、渋谷イメージフォーラムでの初日2日目の動員記録を塗り替え、ついでに「ぴあ初日満足度ランキング」第1位もいただいたのであった。なんかいい思い出w

ハーブとドロシーに実際にお会いしたことはないが、青学でやったイベントのとき、UstreamでNYから生出演してもらった。そこで画面越しに少し話したので、会ったと言えないわけでもない。そのときのシャイで素っ気ないハーブの様子をいまでも印象的に覚えている。

アート、というか「自分がたまらなく好きなもの」とどう向き合って生きるか。

ハーブとドロシーはそれを教えてくれた。

ハーブは89歳。
好きなことだけして生き抜いた挙げ句の大往生。どちらかというと「おめでたいこと」だとは思う。

でも、一時期、とてもとても身近に感じた人なだけに、ちょっと(いや、かなり)哀しいな。

それを知った夜はたまたま関西にいたので、気が許せる店をひとりハシゴ酒をした。
苦楽園「バーンズ」、北新地「パイルドライバー」、ミナミ「川名」。別にハーブの話はしなかったけど。

ハーブまであと38年。
「好きなもの」にちゃんと向き合って生きないとなぁと思う。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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