小林幸子がいっぱい 〜八戸三社大祭

2011年8月 4日(木) 7:49:42

八戸三社大祭を初めて見た(公式サイト)。

去年、文章講座で行ったときにも、今年の1月にトークショーで行ったときにも、「すごいですから絶対見に来てください」「絶対損はさせません」「驚きます」と口々に誘われた。「さんじゃたいさい?」と読むと怒られた。「さんしゃです! さ・ん・しゃ!」 どうやら「じゃ」と濁ってはいけないらしい。

で、「見るなら前夜祭を是非!」と言われた。
毎年8月1日に始まるこのお祭り、前日の夜、つまり7月31日に前夜祭があるのだが、それが「とてもお得な夜」らしいのだ。

八戸三社大祭は豪華絢爛な山車が有名だ。
なんというか、紅白の小林幸子を数倍凄まじくして、それが二十数台の山車として練り歩く感じ。しかもその山車が合体ロボ的で、せり上がったり広がったり蒸気を出したりシャボンを出したり様々に動く。

去年の10月に八戸に行ったときは、昼間に去年の山車を見学させてもらった(写真)。
昼間だからよく観察できた。発泡スチロール製とはいえ、細部の細部まで完璧に作り込んである。正面から側面から背面まで細かい細かい。そして独特の派手さ。いや〜感嘆した。こりゃデコトラ発祥の地もわかるわ。

で、話を戻すと、前夜祭では、二十数台(正確には27台)の山車が、移動せずに大通りに一定間隔で並ぶのだ。展示会方式のお披露目会となる。もちろんライティングされ、太鼓は叩かれ、踊りも踊られる。でも山車が練り歩くことなく並ぶ。だから観光客にとってはとても見やすいのである。

当日、祭りの途中で夕立めいた雨が一瞬降り、雨宿りに「サバの駅」という絶品の鯖づくしが食べられる店に避難して食べているうちに鯖に夢中になって山車を全部回る時間がなくなるという大失態を演じたが(まさに餓鬼。餓えた子どもw)、それでも半分くらいの山車は見られただろうか。

なんというか、、、小林幸子がいっぱいw

人間が「華やか」「めでたい」「豪華」「てんこもり」という言葉から想像つくことを全部やってみました!という感じで、ここまで来ると潔い。山車ごとに「お〜」とか「は〜」とか声が出る。もしくは「うははは」と笑いが出る。おもろいなぁ。というか、すごすぎて5台ほど見たあたりでお腹いっぱいな感じになった。参りました。(写真

しかも、八戸人のユーモア(八戸の人はとにかく明るい)もふんだんに。
山車の後側は少しユーモアある表現をすることが多いらしく、いろいろ笑える仕掛けがあった。左の写真は例の「ぽぽぽぽーん」。これもとてもよく出来ていた。というか、山車絵師、すごいな。みんなこれで喰っているわけではないだろうに、ものすごいクオリティだ。普通「ヘタだなぁ」とか思える絵とかありそうなのに、どれもこれもレベルが高い。※山車絵師の方のブログを見つけた。

仕事が山積だったので8月1日の「お通り」を待たずに前夜祭で帰ってきてしまったが、ここ数年のうちに本番も行きたいと思う。そして青森のねぶた祭りと合わせてハシゴしたいな。しばらくは青森をゆっくり楽しみたい。

ちなみに八戸で真冬に行われる「えんぶり」というお祭りもすごいらしい。
人によっては「えんぶり」の方がすごいと言う。なんだか見てると泣けるお祭りらしい。2月17日〜20日の極寒の八戸。とりあえず手帳に「えんぶり」と書き込んだ。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

アーカイブ

同カテゴリーの他記事