日本の謙虚さは美点ではあるけれど... (ジャカルタにて)
2014年1月14日(火) 11:12:28
ただ、以前からそうだったと思っているのは日本人の幻想で、戦争の記憶はかなりネガなものとしてこちらの人々(特に年配の方々)に残っていると現地在住の人に聞いた。実際、1974年1月に田中角栄首相がインドネシアを訪問した際は、首都ジャカルタで大きな反日暴動が起きている(マラリ事件)。
その1974年にジャカルタで設立されたのが、国際交流基金が運営している「ジャカルタ日本文化センター」。
全部で40人弱くらいのメンバーで、地道に丁寧にインドネシアと日本を文化で結んでいる。
中国や韓国は、国策として予算をつぎこみ、派手に自国文化をアピールしている。
たとえば韓国のK-POPやドラマ・映画はこちらでは大人気だ。韓国は国の予算を使って韓国文化を盛大に売り込んでいる。
それに比べて日本は国家としては何もやってこなかったに等しい。
国際交流基金をはじめ、いくつかの団体が、細々と小規模かつ属人的にやってきたのが現実だ。
これはインドネシアに限らず、世界各地、アジアでは特に起きている現象。
アニメやマンガやコスプレは広まっているが、それは「コンテンツそのものが持つチカラ」によって広まっているに過ぎない。
つか、日本人の「気質」もあるよね。
「自分のこと」をアピールする厚かましさが足りない。
「自分がやったイイコト」をしつこく伝える押しつけがましさが足りない。
この謙虚さは美点ではあるけど、「アピールしなければ無」な国際社会においては欠点だ。
国際交流基金もご多分に漏れず「謙虚」である。
地道に丁寧に活動しつづけているが、黒子に徹しすぎていて前に出ない。
実際、その活動は世にもっともっと知られるべきものだし、もっとアピールすべきものである。世界に誇るべき「日本文化」をもっといろんなタイプの人に積極的に知らしめるべきだし、日本国内においてももっとその活動が知られて、「日本人の参加者」を大きく増やさないといけない(そうしないと交流が活性化しない)。
予算は(中韓などに比べて)まだまだ桁違いに少ない。
でも、コミュニケーション領域でもっともっとやれることがあるはず。。。
そんなミッションを帯びて8月に非常勤理事を拝命し(任期4年)、今回、インドネシアとベトナムに出張でやってきた。
国際交流基金の海外拠点で日々働く方々のリアルを知り、コミュニケーションのやり方をどう改善していけるのか、一緒に考えていくのが目的である。
なので、昨日は一日中打ち合わせ。
午前中は現地スタッフにヒアリングし、インドネシアのソーシャルメディア事情などのプレゼンも受け(世界屈指レベルで普及している)、ランチはジャカルタのオピニオンリーダーたちに会い、午後はイベントに参加したりなんだり。
そしてもう今日にはハノイに向かう。
せわしいなぁ。時間がないなぁ。
ジャカルタ日本文化センターには実質一日しかいられなかった。
もうちょっと長くいたかったが、これから向かうハノイは実質ほぼ日帰り(一泊一日)。今日の夜遅めに着いて、明日の夜遅く成田に向かって発つ。
とはいえ、短くともとにかく来て、現地で苦労されてる方々に会って話を聞くと、いろいろ事情はわかってくる。日本から遠く眺めていたのとは全然違う現実も見えてくる。
なるほどなるほど。限られた予算の中で効率的にやるとなると方法は限られるのだけど、まだまだ手を付けてない領域が多いのでやり甲斐はありそうだなぁ。。。
てな感じであさっての朝にはもう成田という弾丸出張だけど、自分的にはいまのところかなり納得できるものになっている。帰ったらいろいろ手を付けないと。
いつもだったら朝昼晩、現地ご飯を食べ倒すのだけど、今回は最小限しかできなかった。JKT48も見られなかった(違)。ま、でも、また来ます。
さて、ハノイに向かおう。
