10年ぶりのうまひゃひゃ旅

2009年10月31日(土) 5:19:15

講演で超久しぶり(約10年ぶり)に香川に来ている。

最近読み始めてくださった読者の方はご存知ないかもしれないが、「さとなお=さぬきうどん」と言われた時期もあったワタクシ(→さぬきうどんスペシャル)。さぬきうどんブーム前の1998年(もう11年も前だ!)に「うまひゃひゃさぬきうどん」という本を出したくらいはさぬきうどんマニアだったのだった(本の元原稿は「さぬきうどんをChain Eating!」。読みやすいので是非)。

その後ちょっと哀しいトラブルがあったりして香川は自分の中では封印し、鮮烈な舌の記憶とのみ一緒に暮らしてきたわけなのだが、そろそろ香川への封印も解きたいなと思っていたら、ちょうどいいタイミングで高松での講演の話が舞い込んだという流れ。いや〜、本当に久しぶりだ。昔一緒にさぬきに通った妻からは「ひとりで行っちゃダメ!」と怒られたが、いや、まぁ仕事なので、スイマセン、と平謝りして出かけてきたのである。

さーて、10年ぶりにどこで食べるかなぁ。
10年前は最高で1日11軒ものさぬきうどんを消化した我が胃袋もいまや衰えた。そんなに無茶なハシゴはできないだろう。しかもあれからほとんど情報を仕入れてないから昔の店しか知らない。店もずいぶん様変わりしたと聞く。名店たちに大駐車場が出来たらしいし(なにせまだ「山越」に数台分の駐車場しかなかったころに通っていた)、フェイバリットだった「松家」が閉店したらしいし、「宮武」も閉店したらしい。うーん、今どこの店が旬なのかがまったくわからん。そうだツイッターに聞いてみよう!

ということで、ツイッターを使ってみんなに聞いてみることにしたら、いろんなコメントやDMが飛び込み(ありがとう!)、だいたいの目安がついてきた。まぁ金曜は大事な講演があるし、その後は主催者との会食もあるので数軒しか行けないが、一泊後の土曜日は半日使えるぞ。よしココとアソコとアソコを回って、とか、ヒコーキの中で胃袋イメトレしながら高松空港に着いたのである。

結局昨日の金曜は午前中に空港に着き、ここ10年で超有名になった「はりや」にまず行って、その後、講演会場にも近かった「手打ち十段 うどんバカ一代」に行ったのだった。
約10年ぶりの本場喰いであった「はりや」は、なんというか期待値が上がりすぎたこともあるのだけど、ちょっと「うーん…」という感じ。でも「うどんバカ一代」はうまかったなぁ! うまひゃひゃだった。そうそう、これでこそさぬきうどん!

ただ、久しぶりだったこともあって分量を間違え、「はりや」では「かしわざる」の大をもらってしまい(かしわも大量!)、「うどんバカ一代」でも二玉もらってしまい、わりと腹一杯に(衰えた〜!)。三軒目を諦めて講演会場に向かい、予習をすることにした。わりとオオゴトな講演なので真面目に予習。しこしこ。

で、無事に講演を終え(ホッとした)、主催者と居酒屋「やまちゃん」という店へ。ここの魚、実にうまかった(やま揚げも)。香川に来るといつもさぬきうどんしか食べないが、実は他にもいい店の噂をいろいろ聞く。でも結局うどんだらけの旅になっちゃうんだよなぁ。
ただ、〆はさぬきうどんにさせてもらった。現地の方に聞いたら10年経った今でも「夜は『鶴丸』か『五右衛門』ですねぇ」ということらしい。へぇ〜、じゃぁ再訪しようかなと思っていたら「こんぴらうどん」という店の細麺がいい、ということも聞き、初めてだったのでそちらへ。名物の細切りざるうどん。個人的には太麺の方が好きかな。でもなかなかだった。

さて、今日はどうすっか。ワクワクして早朝覚醒。
でも土曜はどの店も行列と聞いた。行列がひどいと5軒くらいしか回れないかもしれない(17時ころのヒコーキ)。昔のフェイバリット店の「今」を食べたい気もするが、最近旬の店も食べてみたい。うーむ、どうしよう…。とりあえず早朝から出かけてみよう。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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