NY観劇旅行1日目

2007年5月25日(金) 9:00:00

昼12時成田発のJAL。
エコノミーとはいえ、前に座席がない席(足が伸ばせる席)だったので12時間半の地獄もなんとか耐え忍べた。結局1200ページの「肩をすくめるアトラス」を持っていったのでそればかり読む。1時間ちょいしか寝られず。機内では映画2本、「プレステージ」と「ラブソングができるまで」を観る。腰と首が痛し。

JFKについてタクシーでマンハッタンへ。
今回の宿泊はある友人の紹介でユニオン・スクエア近くのマンションの部屋を借りてもらった。部屋に入ってビックリ。広くて快適。ベランダというか庭のようなテラス付き。高層階にあるので景色もいい。ひとりではもったいないな。

荷物を置いてすぐ地下鉄でソーホーに向かい、いつも行く靴屋へ。310というブランドの靴を集めているのだが(格好いいということと、語呂合わせで310=サトウだから:笑)、それが置いてある店なのだ。今回の310の新作はイマイチ。がっかり。困ったな。いい靴を探すのがいつものNYミッションなのだけど。

ソーホーをぶらぶら散歩。暑い。30度近いかも。連休前の木曜ということもあるのか、人出も異様に多い。
2時間くらい遊んで、部屋に帰り、今回の旅の伴侶である森崎博之夫妻と合流(こんな経緯でご一緒することに)。NYはモリ(森崎氏)が2回目で奥さんが初めて。もう十数回目のボクはどちらかというとご案内役。彼らは2日前に着いていて、すでに「コーラス・ライン」と「オペラ座の怪人」を観ている。ふたりとも劇団四季の「オペラ座」を何回も観ているのだが、本場でのそれはまた違い、涙涙だったようだ。特に今回はミュージカルオタク絶賛のHoward McGillinという人が主役をやっていて、この人がまた素晴らしいらしい。んー、予定的に今回ボクは行けないのだけど、無理してでも行きたくなるほどの勧められっぷり。んー。

17時半から、すぐ近くの「ユニオン・スクエア・カフェ」で3人で早めの夕飯。
この店、10年以上ぶりだが、六本木のミッドタウンに出店したりしている。15年くらい前だとそのお洒落さも味の良さも先端っぽかったのだけど、あらためて食べてみて「他が追いついて、追い抜いてっちゃったなぁ」と実感。まぁ10年以上「他の店の目標」になっていたのが凄いけど、いま現在は普通っぽい。

ここから3人別れて、ボクは「XANADU」を観るために一人でブロードウェイへ。モリたちは別の演目。
「ザナドゥ」はちょうど昨日(5/23)からプレビュー公開されたばかりのミュージカル。オリビア・ニュートン・ジョン主演で映画化されたヤツのブロードウェイ版ね。プレビューとは本公演初演前のテスト公開で、報道とかと一緒に一般人も観られるのだ。でもその分、初演に向けて試行錯誤中ということで、舞台はこなれていない。前情報では「ローラースケーティング・ミュージカル・コメディ」ということだったので懐かしの「スターライト・エクスプレス」みたいなのかと思って行ったら、舞台はとても狭く、ローラースケートも最後の方で盛り上がるだけ。全体にそういうアクティブなものというよりも、どちらかというとお馬鹿主体のコメディでアメリカのソープドラマ的な笑いに満ちている作品。英語がわからないと半分も笑えない。でも「わかんなくてもいいやー」って感じのアメリカ的笑いばかりだった。出演者も超個性派ばかり。六本木の「バナナ・ボート」を思い出させる。オリビア・ニュートン・ジョンのヒット曲も多用して、材料はいいのだけど調理が下手という感じかなー。初演に向けて相当テコ入れしないと厳しいかも。今のままでは高校生の文化祭に毛が生えた印象。

終演後(1時間半という短さ)、モリたちと一緒に「Blue Note」へ。
JAZZに行きたいというモリのリクエストに応えたのだが、この時期どのライブハウスもロクなアーチストが来ていない。まぁビッグバンドなら無難に楽しませてくれるだろう、ということで、ブルーノートの「Dizzy Gillespie All-Star Big Band」を選んだ。ディジー・ガレスピー・トリビュートのバンドみたい。でもこれが当たりで、相当楽しかった。モリたちも楽しんでくれた模様。いつも思うけど、ジャズクラブに来てその暗い空間に実を浸すと「あぁNYに来たなぁ」と実感する。10年ほど前にマンハッタン中のジャズクラブをCMで撮影しまわったことがあったが、いまさらながら、あれって実に幸せな体験だったなぁと思い出す。

ワンセット観て、いま流行りのミート・パッキング・ディストリクト(MPD:ヴィレッジの北側、チェルシーの南)に移り、そのあまりの人出に驚きつつ(24時過ぎなのにアルタ前レベル)、「5 Ninth」の3階で一杯だけ飲んだ。この店、以前来ていたことのある隠れ家なのだが、以前よりももっと普通の店になっていた。というか、MPDの真中にありすぎて、もう隠れ家感はない。この辺、開発されすぎ(笑)

MPDからユニオン・スクエアまで深夜の街を歩き、部屋に帰る。
熱い風呂に浸かって、少し本を読んだあと27時ころ就寝。ヒコーキからこっちずっと読んでいて300ページは進んだのにまだ残り800ページもあるよ! 二段組だからなかなか進まない。

一昨日から72時間中6時間くらいしか寝ていないのに妙に元気。数日後にドドッと疲れが出ないといいな。

佐藤尚之(さとなお)

佐藤尚之

佐藤尚之(さとなお)

コミュニケーション・ディレクター

(株)ツナグ代表。(株)4th代表。
復興庁復興推進参与。一般社団法人「助けあいジャパン」代表理事。
大阪芸術大学客員教授。やってみなはれ佐治敬三賞審査員。
花火師。

1961年東京生まれ。1985年(株)電通入社。コピーライター、CMプランナー、ウェブ・ディレクターを経て、コミュニケーション・デザイナーとしてキャンペーン全体を構築する仕事に従事。2011年に独立し(株)ツナグ設立。

現在は広告コミュニケーションの仕事の他に、「さとなおオープンラボ」や「さとなおリレー塾」「4th(コミュニティ)」などを主宰。講演は年100本ペース。
「スラムダンク一億冊感謝キャンペーン」でのJIAAグランプリなど受賞多数。

本名での著書に「明日の広告」(アスキー新書)、「明日のコミュニケーション」(アスキー新書)、「明日のプランニング」(講談社現代新書)。最新刊は「ファンベース」(ちくま新書)。

“さとなお”の名前で「うまひゃひゃさぬきうどん」(コスモの本、光文社文庫)、「胃袋で感じた沖縄」(コスモの本)、「沖縄やぎ地獄」(角川文庫)、「さとなおの自腹で満足」(コスモの本)、「人生ピロピロ」(角川文庫)、「沖縄上手な旅ごはん」(文藝春秋)、「極楽おいしい二泊三日」(文藝春秋)、「ジバラン」(日経BP社)などの著書がある。

東京出身。東京大森在住。横浜(保土ケ谷)、苦楽園・夙川・芦屋などにも住む。
仕事・講演・執筆などのお問い合わせは、satonao310@gmail.com まで。

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